JP4307355B2 - 受信方法および装置 - Google Patents

受信方法および装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4307355B2
JP4307355B2 JP2004281037A JP2004281037A JP4307355B2 JP 4307355 B2 JP4307355 B2 JP 4307355B2 JP 2004281037 A JP2004281037 A JP 2004281037A JP 2004281037 A JP2004281037 A JP 2004281037A JP 4307355 B2 JP4307355 B2 JP 4307355B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
phase
unit
received
partial
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004281037A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006100888A (ja
Inventor
克昭 ▲浜▼本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2004281037A priority Critical patent/JP4307355B2/ja
Priority to US11/235,241 priority patent/US7457384B2/en
Publication of JP2006100888A publication Critical patent/JP2006100888A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4307355B2 publication Critical patent/JP4307355B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)

Description

本発明は、受信技術に関し、特に時間的に変動する無線伝送路を介した信号を受信する受信方法および装置に関する。
高速なデータ伝送を可能にしつつ、マルチパス環境下に強い通信方式として、マルチキャリア方式のひとつであるOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)変調方式がある。このOFDM変調方式は、無線LANの標準化規格であるIEEE802.11a,gやHIPERLAN/2に適用されている。このような無線LANにおいて受信する信号は、一般的に時間と共に変動する伝送路環境を介しており、かつ周波数選択性フェージングの影響を受けている。そのため、受信装置は伝送路推定を動的に実行すべきである。受信装置が伝送路推定を実行するために、2種類の既知信号が設けられている。ひとつは、バースト信号の先頭部分において、すべてのキャリアに対して設けられた既知信号であり、いわゆるプリアンブルやトレーニング信号といわれるものである。もうひとつは、バースト信号のデータ区間中に一部のキャリアに対して設けられた既知信号であり、いわゆるパイロット信号と言われるものである(例えば、非特許文献1参照。)。
Sinem Coleri,Mustafa Ergen,Anuj Puri, and Ahmad Bahai,"Channel Estimation Techniques Based on Pilot Arrangement in OFDM Systems",IEEE Transactions on broadcasting,vol.48,No.3,pp.223−229,Sept.2002.
無線通信の分野において、従来からスペクトラム拡散通信方式(SS)の検討がなされている。スペクトラム拡散通信方式は、直接拡散方式(DS)と周波数ホッピング方式(FH)を含む。FH方式は、搬送波の周波数を符号系列にもとづいて次々とホッピングさせてスペクトル拡散通信を行う。そのため、FH方式でのスペクトル分布は、長時間観測すると広帯域を占有しているが、ひとつのビットあるいはシンボル単位で観測すると特定の周波数帯域のみを占有した信号であって、DS方式よりも狭帯域な信号である。そのため、干渉回避型のSSであるといえるので、複数のユーザが同一のタイミングに同一周波数で通信する確率が小さくなるという利点を有する。
このようなFH方式と前述のOFDM変調方式とを組み合わせたMB−OFDM方式が提案され、これは、WPAN(Wireless Personal Area Network)に適用されている。WPANとは、無線LANよりも狭い範囲の無線ネットワークであり、PDAや周辺機器間の近距離無線ネットワークである。また、このようなMB−OFDM方式を使用したUWB(Ultra Wideband)において、3.1GHzから10.6GHzの帯域の使用が予定されている。WPANに適用されるMB−OFDM方式は、複数種類のデータ伝送速度をサポートしている。すなわち、少なくとも誤り訂正方式における複数種類の符号化率とが定義されている。
UWBにおいてデータが伝送される無線伝送路は、時間とともに変動する。さらに、UWBにおいては、FH方式が使用されているので、シンボル単位での信号強度や信号対雑音比が異なる。信号強度や信号対雑音比が異なったシンボルに対して、同一の基準に基づいた受信処理を実行する場合、信号強度や信号対雑音比が低いシンボルでは誤りが生じやすくなる。さらに、誤り訂正方式を使用しても誤りを訂正できにくくなり、データの伝送品質が低下してしまう場合もある。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、受信した信号のシンボル単位で雑音の影響が異なる場合に、誤りの発生を抑制する受信方法および装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の受信装置は、所定の符号化が施された信号であって、かつ位相変調された信号を受信する受信部と、受信部が受信した信号に対応する信号強度を導出する導出部と、受信した信号に対応した位相変調の多値数に応じて、位相平面の位相を分割した複数の部分領域であって、かつ位相変調された信号の基準となる信号点が各部分領域の中央の位相にそれぞれ配置された複数の部分領域に対して、導出部において導出した信号強度に応じて、それぞれの部分領域の広さを調節する調節部と、受信した信号が複数の部分領域のいずれかに属すれば、受信した信号の位相を維持するように、受信した信号の値を変換し、受信した信号が複数の部分領域のいずれかに属さなければ、位相変調された信号の基準となる信号点間の中央の位相に近づくように、受信した信号の値を変換する変換部と、変換部において変換された信号を復号する復号部とを備える。
「前記受信した信号の位相を維持するように、前記受信した信号の位相を変換し」とは、受信した信号の位相が大きく変わらないように、受信した信号の位相を変換することに相当する。例えば、受信した信号が同相成分と直交成分を有し、それらが数ビットによって量子化されている場合、位相の値が近くであれば、同相成分と直交成分にそれぞれ対応したビットの値を別の値に変換してもよい。
この態様によると、受信した信号の信号強度によって部分領域の広さを調節し、さらに受信した信号の信号点が部分領域に属さなければ、複数の信号点と判定できるような値に変換するので、受信した信号の信号強度が小さくなっても、部分領域の広さを狭くして、複数の信号点と判定できるような値を出力することによって、誤りの発生を抑制できる。
導出部は、ひとつの信号を単位にして信号強度を導出し、調節部は、ひとつの信号を単位にして、部分領域の広さを調節してもよい。この場合、無線伝送路の変動に追従するように、部分領域の広さを調節できる。
受信部に受信される信号は、周波数ホッピングされており、導出部は、周波数ホッピングにおいて規定された複数のホッピング周波数のそれぞれに対応する信号強度を導出し、調節部は、ひとつのホッピング周波数を単位にして、部分領域の広さを調節してもよい。この場合、周波数ホッピングに対応するように、部分領域の広さを調節できる。
受信部に受信される信号は、複数の信号を含んだバースト信号であり、導出部は、バースト信号の一部の期間において、ホッピング周波数単位の信号強度をそれぞれ導出してもよい。この場合、バースト信号の一部の期間において信号強度を導出すればよいので、処理の期間を短くできる。
受信部に受信される信号では、同一内容の信号が所定回数だけ繰り返されており、導出部は、同一内容の信号が繰り返された所定回数を考慮して、信号強度を導出し、変換部は、合成された同一内容の信号を受信した信号として、変換を施す。この場合、同一内容の信号が所定回数だけ繰り返されている場合に、これらの信号を合成することによるダイバーシチの効果を得つつ、部分領域の広さを調節できる。
本発明の別の態様もまた、受信装置である。この装置は、所定の符号化が施された信号であって、かつ位相変調された信号を受信する受信部と、受信部が受信した信号に対応する信号対雑音比を導出する導出部と、受信した信号に対応した位相変調の多値数に応じて、位相平面の位相を分割した複数の部分領域であって、かつ位相変調された信号の基準となる信号点が各部分領域の中央の位相にそれぞれ配置された複数の部分領域に対して、導出部において導出した信号対雑音比に応じて、それぞれの部分領域の広さを調節する調節部と、受信した信号が複数の部分領域のいずれかに属すれば、受信した信号の位相を維持するように、受信した信号の値を変換し、受信した信号が複数の部分領域のいずれかに属さなければ、位相変調された信号の基準となる信号点間の中央の位相に近づくように、受信した信号の値を変換する変換部と、変換部において変換された信号を復号する復号部とを備える。受信部に受信されるひとつの信号は、有送信区間と無送信区間によって形成されており、導出部は、ひとつの信号における有送信区間と無送信区間での信号強度から、信号対雑音比を導出してもよい。
「有送信区間」とは、送信装置が何らかの信号を送信している区間を示す、「無送信区間」とは、送信装置が信号を送信していない区間を示す。これらの区間の特定は、送信装置においてなされればよいので、受信装置が「有送信区間」に信号を受信していなくてもよく、あるいは「無送信区間」に信号を受信していてもよい。
この態様によると、受信した信号の信号対雑音比によって部分領域の広さを調節し、さらに受信した信号の信号点が部分領域に属さなければ、複数の信号点と判定できるような値に変換するので、受信した信号の信号対雑音比が小さくなっても、部分領域の広さを狭くして、複数の信号点と判定できるような値を出力することによって、誤りの発生を抑制できる。
受信部に受信されるひとつの信号は、複数のキャリアを使用しており、変換部は、複数のキャリアのそれぞれに対して、変換を施す。この場合、マルチキャリア信号にも対応できる。
本発明のさらに別の態様は、受信方法である。この方法は、所定の符号化が施された信号であって、かつ位相変調された信号を受信するステップと、受信した信号に対応する信号強度を導出するステップと、受信した信号に対応した位相変調の多値数に応じて、位相平面の位相を分割した複数の部分領域であって、かつ位相変調された信号の基準となる信号点が各部分領域の中央の位相にそれぞれ配置された複数の部分領域に対して、導出した信号強度に応じて、それぞれの部分領域の広さを調節するステップと、受信した信号が複数の部分領域のいずれかに属すれば、受信した信号の位相を維持するように、受信した信号の値を変換し、受信した信号が複数の部分領域のいずれかに属さなければ、位相変調された信号の基準となる信号点間の中央の位相に近づくように、受信した信号の値を変換するステップと、変換するステップにおいて変換された信号を復号するステップと、を備える。
導出するステップは、ひとつの信号を単位にして信号強度を導出し、調節するステップは、ひとつの信号を単位にして、部分領域の広さを調節してもよい。受信するステップに受信される信号は、周波数ホッピングされており、導出するステップは、周波数ホッピングにおいて規定された複数のホッピング周波数のそれぞれに対応する信号強度を導出し、調節するステップは、ひとつのホッピング周波数を単位にして、部分領域の広さを調節してもよい。受信するステップに受信される信号は、複数の信号を含んだバースト信号であり、導出するステップは、バースト信号の一部の期間において、ホッピング周波数単位の信号強度をそれぞれ導出してもよい。受信するステップに受信される信号では、同一内容の信号が所定回数だけ繰り返されており、導出するステップは、同一内容の信号が繰り返された所定回数を考慮して、信号強度を導出し、変換するステップは、合成された同一内容の信号を受信した信号として、変換を施してもよい。
本発明のさらに別の態様もまた、受信方法である。この方法は、所定の符号化が施された信号であって、かつ位相変調された信号を受信するステップと、受信した信号に対応する信号対雑音比を導出するステップと、受信した信号に対応した位相変調の多値数に応じて、位相平面の位相を分割した複数の部分領域であって、かつ位相変調された信号の基準となる信号点が各部分領域の中央の位相にそれぞれ配置された複数の部分領域に対して、導出した信号対雑音比に応じて、それぞれの部分領域の広さを調節するステップと、受信した信号が複数の部分領域のいずれかに属すれば、受信した信号の位相を維持するように、受信した信号の値を変換し、受信した信号が複数の部分領域のいずれかに属さなければ、位相変調された信号の基準となる信号点間の中央の位相に近づくように、受信した信号の値を変換するステップと、変換するステップにおいて変換された信号を復号するステップとを備える。受信するステップに受信されるひとつの信号は、有送信区間と無送信区間によって形成されており、導出するステップは、ひとつの信号における有送信区間と無送信区間での信号強度から、信号対雑音比を導出する。
導出するステップは、ひとつの信号を単位にして、信号対雑音比を導出し、調節するステップは、ひとつの信号を単位にして、部分領域の広さを調節してもよい。受信するステップに受信される信号は、周波数ホッピングされており、導出するステップは、周波数ホッピングにおいて規定された複数のホッピング周波数のそれぞれに対応する信号対雑音比を導出し、調節するステップは、ひとつのホッピング周波数を単位にして、部分領域の広さを調節してもよい。受信するステップに受信される信号は、複数の信号を含んだバースト信号であり、導出するステップは、バースト信号の一部の期間において、ホッピング周波数単位の信号対雑音比をそれぞれ導出してもよい。受信するステップに受信される信号では、同一内容の信号が所定回数だけ繰り返されており、導出するステップは、同一内容の信号が繰り返された所定回数を考慮して、信号対雑音比を導出し、変換するステップは、合成された同一内容の信号を受信した信号として、変換を施してもよい。受信するステップに受信されるひとつの信号は、複数のキャリアを使用しており、変換するステップは、複数のキャリアのそれぞれに対して、変換を施してもよい。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、受信した信号のシンボル単位で雑音の影響が異なる場合に、誤りの発生を抑制できる。
本発明を具体的に説明する前に、概要を述べる。本発明の実施例は、シンボル単位で周波数ホッピングがなされる通信システムでの受信装置に関する。周波数ホッピングされるシンボルには、OFDM変調方式が適用されており、実施例に係る通信システムは、MB−OFDM変調方式を適用したUWBを対象とする。また、信号には、符号化と位相変調が施されている。本実施例に係る通信システムにおける無線伝送路の特性は、時間とともに変動する。さらに、周波数ホッピングがされているので、連続したシンボルであっても、その品質は異なっている。すなわち、シンボル単位に、雑音の影響が大きくなっている状態と、雑音の影響が小さくなっている状態が変わる場合もある。
受信装置は、復調処理において、デマッピングする際に、位相変調のいずれの信号点にも対応させない領域を予め設ける。この領域に受信した信号の信号点が属すれば、複数の信号点の中間点に相当する値にデマッピングする。そのため、後段の復号処理において、そのようなデマッピングを行った信号の誤りの訂正が容易になる。本実施例に係る受信装置では、シンボルに対応した信号対雑音比(以下、「SNR(Signal to Noise Ratio)」という)を導出し、さらにSNRの大きさに応じて、位相変調のいずれの信号点にも対応させない領域の大きさを調節する。すなわち、SNRが小さければ、雑音の影響が大きいので、位相変調のいずれの信号点にも対応させない領域の大きさを大きくする。
図1は、本発明の実施例に係る受信装置100の構成を示す。受信装置100は、アンテナ10、無線部12、ベースバンド処理部14、制御部16を含む。
アンテナ10は、無線区間を介して、図示しない送信装置から信号を受信する。受信する信号には、OFDM変調方式とFH方式が適用されている。それぞれのサブキャリアは、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)によって位相変調されている。さらに、OFDM変調方式におけるひとつの単位であるOFDMシンボルは、所定のホッピングパターンによって周波数ホッピングされている。ここで、OFDMシンボルについては、後述する。なお、受信する信号は、所定の無線周波数を有している。
無線部12は、アンテナ10において受信した無線周波数の信号をベースバンド信号に周波数変換する。無線部12には、所定のホッピングパターンによって周波数ホッピングを実行するために符号発生器が備えられており、符号発生器から発生される擬似ランダム符号信号が、受信した無線周波数の信号でのホッピングパターンに同期している。なお、符号発生器は、所定の方法によって、受信した無線周波数の信号でのホッピングパターンとの同期を実行する。なお、ベースバンド信号は、同相成分と直交成分を含んでいるので、一般的にふたつの信号線によって示されるべきであるが、ここでは、説明の明瞭化のためにひとつの信号線によって示すものとする。以下も同様である。
ベースバンド処理部14は、無線部12から入力したベースバンド信号を復調する。ベースバンド信号には、OFDM変調方式が適用されているので、ベースバンド処理部14は、ベースバンド信号をFFT(Fast Fourier Transform)する。さらに、ベースバンド処理部14は、QPSKに対応したデマッピング処理を施した後、デインターリーブ処理を施して、復号する。これに対応して、図示しない送信装置において、インターリーブと符号化がなされている。
制御部16は、受信装置100が所定の処理を実行できるように、受信装置100全体を制御する。特に、制御部16は、受信装置100におけるタイミングを制御する。
図2は、受信装置100において受信される信号のホッピング周波数を示す。ここでは、説明の簡略化のために、図示のごとく、「バンド1」と「バンド2」のふたつの周波数を使用する。「バンド1」における信号が、さらにOFDM変調されている。本実施例における通信システムは、周波数ホッピングを使用しているので、所定のタイミングで「バンド1」と「バンド2」を切り替えて使用する。ここでは、説明の簡略化のために、「バンド1」と「バンド2」を交互に切り替えて使用する。すなわち、「バンド1」、「バンド2」、「バンド1」、「バンド2」というようなホッピングパターンが使用される。
図3(a)−(c)は、受信装置100において受信される信号のシンボルの構成を示す。図3(a)は、送信装置において、IFFTがなされた信号(以下、「IFFT信号」という)を示す。送信装置において、周波数領域の信号は、IFFTされて時間領域の信号に変換される。ここで、送信装置のIFFTおよび受信装置のFFTは、ともに128のデータをひとつの単位にして、すなわちFFTウインドウとして実行される(以下、128のデータのうちのひとつに対応したタイミングを「FFTポイント」という)。図3(a)は、128FFTポイントのデータを前から順に「D1」、「D2」、「D3」、「D4」として示す。
図3(b)は、図3(a)に示したIFFT信号にガードインターバル(GI)をそれぞれ付加した信号を示す。図示のごとく、128FFTポイントのデータである「D1」、「D2」、「D3」、「D4」のそれぞれの後方に、「GI」が付加されている。ここで、「GI」は、何も信号を送信しない部分、すなわち無送信区間に対応するものとする。さらに、128FFTポイントのデータと「GI」の組み合わせを前述の「OFDMシンボル」という。例えば、「D1」と「GI」がひとつのOFDMシンボルに相当する。「D2」、「D3」、「D4」についても同様である。
なお、前述のごとく、ひとつのOFDMシンボル単位にホッピング周波数が交互に切り替えられながら、周波数ホッピングが実行されているので、図示のごとく、最初の「D1」と「GI」が「バンド1」によって送信され、次の「D2」と「GI」が「バンド2」によって送信される。さらに、次の「D3」と「GI」が「バンド1」によって送信され、さらに「D4」と「GI」が「バンド2」によって送信される。以下、「OFDMシンボル」は、図示のような時間領域の信号だけでなく、周波数領域の信号に対しても使用する。周波数領域の信号に対して「OFDMシンボル」を使用する場合、「GI」を除外してもよい。
図3(c)は、図3(b)と同様にIFFT信号にGIをそれぞれ付加した信号を示す。しかしながら、図3(c)は、UWBにおいて規定される複数のデータ伝送速度のうち、図3(b)のデータ伝送速度よりも低いデータ伝送速度の場合に対応する。図中の「D1」と「D1’」が同一内容であり、「D2」と「D2’」が同一内容であるので、同一内容のOFDMシンボルが、連続したふたつのOFDMシンボルにおいて送信されている。このように、同一内容のOFDMシンボルをふたつ続けて送信するので、データ伝送速度は1/2になるが、時間ダイバーシチの効果が得られる。さらに、ふたつ続けて送信されるOFDMシンボルのホッピング周波数は異なっているので、周波数ダイバーシチの効果も得られる。例えば、「D1」と「GI」が「バンド1」によって送信され、「D1’」と「GI」が「バンド2」によって送信される。なお、図1の受信装置100は、図3(b)の形式を有した信号を処理の対象にする。
図4(a)−(b)は、受信装置100において受信される信号の波形を示す。図4(a)は、図3(b)あるいは図3(c)に対応した信号の波形を示す。図示のごとく、OFDMシンボルは、IFFT信号に対応した有送信の区間と、GIに対応した無送信の区間の繰り返しによって形成される。図4(b)は、無線伝送路を介して、図4(a)の信号をアンテナ10によって受信する際の信号の波形を示す。無線伝送路において遅延波が生じるので、アンテナ10は、GIの区間においても所定の信号を受信する。しかしながら、GIの区間の信号強度は、IFFT信号の区間よりも小さい。
図5は、受信装置100において受信される信号のバーストフォーマットを示す。バースト信号には、先頭から「プリアンブル」、「ヘッダ」、「データ」が配置されている。「プリアンブル」、「ヘッダ」、「データ」は、それぞれ所定数のOFDMシンボルあるいはIFFT信号によって形成されている。なお、これらにおいて、OFDMシンボルあるいはIFFT信号に対して、所定の変形が加えられてもよい。「プリアンブル」は、受信装置100がタイミング同期や伝送路推定を実行する際に、受信装置100によって使用される既知信号である。「ヘッダ」は、制御信号であり、「データ」は、図示しない送信装置から伝送すべき情報である。
図6は、ベースバンド処理部14の構成を示す。ベースバンド処理部14は、遅延シンボル合成部20、シンボルタイミング同期部22、導出部24、FFT26、等化部28、デマッピング部32、デインタリーブ部34、復号部36を含む。また信号として、受信信号200、導出値信号210、等化データ212、デマップデータ214を含む。
ベースバンド処理部14には、所定の符号化が施された信号であって、位相変調された信号が入力される。ここで、所定の符号化は、畳み込み符号化であり、位相変調は、QPSKである。図3(b)あるいは図4(b)のごとく、入力される信号のうち、ひとつのOFDMシンボルは、有送信区間と無送信区間によって形成されている。有送信区間はIFFT信号に相当し、無送信区間はGIに相当する。入力される信号は、OFDMシンボルを単位にして周波数ホッピングされており、入力される信号のうち、ひとつのOFDMシンボルは、複数のキャリアを使用している。なお、ベースバンド処理部14に入力される信号を受信信号200とする。
シンボルタイミング同期部22は、入力した受信信号200でのプリアンブルの期間において、受信信号200に含まれたOFDMシンボルのタイミングを検出する。OFDMシンボルのタイミングの検出は、例えば相関処理によってなされる。すなわち、シンボルタイミング同期部22は、内部にマッチトフィルタを備えており、マッチトフィルタのタップ係数にプリアンブルに対応した既知信号の系列が記憶されている。
このような構成において、マッチトフィルタに入力された受信信号200のプリアンブルの値が、タップ係数にそれぞれ近くなったタイミングにおいて、マッチトフィルタから出力される相関値が大きくなる。シンボルタイミング同期部22は、相関値のピークを検出することによって、OFDMシンボルのタイミングを検出する。さらに、シンボルタイミング同期部22は、ひとつのOFDMシンボルの中において、IFFT信号の区間とGIの区間、すなわち有送信区間と無送信区間を分離する。これは、ピーク位置からのシンボル数を数えることによって実行される。例えば、ピーク位置からIFFT信号の区間に相当する信号は、IFFT信号とされる。
導出部24は、受信信号200を入力し、シンボルタイミング同期部22からOFDMシンボルのタイミングと、IFFT信号の区間とGIの区間との境界に関する情報を入力する。導出部24は、OFDMシンボルのタイミングと、IFFT信号の区間とGIの区間との境界に関する情報にもとづいて、OFDMシンボルに対応するSNRを導出する。SNRの導出方法は後述する。また、導出部24は、OFDMシンボル単位にSNRを導出するので、これは、周波数ホッピングにおいて規定された複数のホッピング周波数のそれぞれに対応するSNRを導出することに相当する。さらに、導出部24は、導出したSNRを導出値信号210として出力する。
遅延シンボル合成部20は、受信信号200を入力し、シンボルタイミング同期部22からOFDMシンボルのタイミングと、IFFT信号の区間とGIの区間との境界に関する情報を入力する。遅延シンボル合成部20は、IFFT信号の区間とGIの区間との境界に関する情報にもとづいて、受信信号200のうちのOFDMシンボルをIFFT信号の区間とGIの区間とに分離する。さらに、遅延シンボル合成部20は、GI区間に受信された遅延波成分と、IFFT信号とを合成する。
FFT26は、遅延シンボル合成部20において合成した信号に対して、FFTを実行する。その結果、時間領域の信号は周波数領域の信号に変換され、周波数領域の信号のそれぞれは、サブキャリアの信号に相当する。以下、OFDMシンボルは、周波数領域での信号に対応する。ここで、FFTのポイント数は、IFFTと同様に「128」とする。
等化部28は、FFT26から入力するサブキャリアの信号に対して、等化処理を実行する。すなわち、サブキャリアの信号は、無線伝送路におけるマルチパス遅延により、振幅ひずみと位相ひずみを含んでいるので、これを補正する。等化処理の実行には、一般的に無線伝送路の推定が必要とされるが、等化部28は、ブリアンブルの区間において、例えばLMS(Least Mean Square)アルゴリズムなどを使用して、無線伝送路を推定する。なお、無線伝送路の推定は、サブキャリア単位に実行するものとする。ここで、等化部28は、等化処理を実行したサブキャリアの信号を等化データ212として出力する。
デマッピング部32は、等化データ212をQPSKの信号点にデマッピングする。デマッピング部32は、QPSKの4つの信号点のうち、最も近接した信号点に合成データ206の信号点を対応させる。また、デマッピング部32は、導出値信号210を入力する。
ここで、デマッピング部32は、等化データ212に対応した位相変調の多値数に応じて、位相平面の位相を分割した複数の部分領域であって、位相変調された信号の基準となる信号点が各部分領域の中央の位相に配置された複数の部分領域を予め規定する。すなわち、等化データ212に対応した位相変調の多値数は「4」であり、位相変調された信号の基準となる信号点は、「π/4」、「3π/4」、「5π/4」、「7π/4」であるので、「0からπ/2」、「π/2から3π/2」、「3π/2から5π/2」の4つの部分領域が規定される。デマッピング部32は、導出部24において導出したSNRに応じて、それぞれの部分領域の広さを調節する。例えば、「0からπ/2」の部分領域を「π/8から3π/8」に狭くする。デマッピング部32は、ひとつの信号を単位にして、部分領域の広さを調節し、これは、ひとつのホッピング周波数を単位にして、部分領域の広さを調節することに相当する。
デマッピング部32は、等化データ212の振幅に対して、位相変調された信号の基準となる信号点間を結ぶ直線に近づくような変換を施す。すなわち、同相成分と直交成分をそれぞれ直交軸のx軸とy軸に対応させれば、位相変調された信号の基準となる信号点が「+1,+1」、「−1,+1」、「−1,−1」、「+1,−1」に配置されているので、この4点を結んだ正方形の4辺に近づくような変換がなされる。一方、デマッピング部32は、等化データ212の位相に対して、入力した信号と複数の部分領域との関係に応じて定められた変換を施す。すなわち、デマッピング部32は、等化データ212が複数の部分領域のいずれかに属すれば、等化データ212の位相を維持するように、等化データ212の値を変換し、等化データ212が複数の部分領域のいずれかに属さなければ、位相変調された信号の基準となる信号点間の中央の位相に近づくように、等化データ212の値を変換する。詳細は後述する。なお、デマッピング部32における以上の変換は、サブキャリア信号のそれぞれに対してなされる。最終的に、デマッピング部32は、変換した結果をデマップデータ214として出力する。
デインタリーブ部34は、図示しない送信装置においてなされたインタリーブの規則に対応した規則によって、デマッピング部32からのデマップデータ214をデインターリーブする。復号部36は、デインタリーブ部34からの信号を復号する。図示しない送信装置においてなされている符号化が畳み込み符号化であれば、復号部36は、ビタビ復号を実行する。
この構成は、ハードウエア的には、任意のコンピュータのCPU、メモリ、その他のLSIで実現でき、ソフトウエア的にはメモリのロードされた予約管理機能のあるプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、ソフトウエアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
図7は、導出部24の構成を示す。導出部24は、電力積算部40、平均化部42、SNR演算部44を含む。
電力積算部40は、ひとつのOFDMシンボルにおけるIFFT信号の区間の電力を積算する。ここでは、ベースバンド処理部14が動作するサンプリング間隔によって入力されるIFFT信号の区間の電力を積算する。また、電力積算部40は、ひとつのOFDMシンボルにおけるGIの区間の電力を積算する。ここでは、ベースバンド処理部14が動作するサンプリング間隔によって入力されるGIの区間の電力を積算する。なお、OFDMシンボルにおけるIFFT信号の区間とGIの区間の分離は、シンボルタイミング同期部22から入力されるIFFT信号の区間とGIの区間との境界に関する情報にもとづいてなされる。
平均化部42は、IFFT信号の区間でのサンプル数に応じて、電力積算部40において積算したIFFT信号の区間の電力を平均する。また、平均化部42は、GIの区間でも同様の処理を実行する。すなわち、IFFT信号の区間とGIの区間は長さが異なるので、積算したIFFT信号の区間の電力と、積算したGIの区間の電力とを直接処理の対象とすることは困難である。そのため、平均化部42は、これらの間で処理を実行できるように、平均処理を実行する。
SNR演算部44は、平均化部42から平均したIFFT信号の区間の電力と、平均したGIの区間の電力を入力する。SNR演算部44は、平均したGIの区間の電力によって、平均したIFFT信号の区間の電力を除算して、SNRを導出する。ここで、GIの区間では、遅延波も受信されるので、平均したGIの区間の電力は、完全な雑音レベルとは異なるが、平均したIFFT信号の区間の電力よりも一般的に低いので、雑音レベルとみなす。なお、平均したGIの区間の電力として、GIの区間の中でも、後方の部分における電力のみを平均してもよい。これによって、遅延波の影響を小さくできる。SNR演算部44は、導出したSNRを導出値信号210として出力する。
図8は、デマッピング部32の構成を示す。デマッピング部32は、しきい値テーブル80、位相比較部82、デマップ処理部84を含む。
しきい値テーブル80は、QPSKの基準となる信号点に関する情報および、複数の部分領域に関する情報を記憶する。また、しきい値テーブル80は、導出値信号210にもとづいて、部分領域の大きさを調節する。図9は、しきい値テーブル80におけるコンスタレーションを示す。図中の「I」と「Q」は、同相成分と直交成分をそれぞれ示す。また、信号点「Q1」、「Q2」、「Q3」、「Q4」は、QPSKの基準となる信号点を示し、「+1,+1」、「−1,+1」、「−1,−1」、「+1,−1」にそれぞれ配置される。これらを位相によって示すと、「π/4」、「3π/4」、「5π/4」、「7π/4」になる。
信号点「Q1」、「Q2」、「Q3」、「Q4」のそれぞれを位相の中心にして、かつ信号点「Q1」、「Q2」、「Q3」、「Q4」にそれぞれ対応するように、4つの部分領域が設けられており、これらを「領域1」、「領域2」、「領域3」、「領域4」として示す。ここで、領域1は第1象限に配置され、領域2は第2象限に配置され、領域3は第3象限に配置され、領域4は第4象限に配置される。また、「領域1」から「領域4」に含まれない部分として、「領域5」から「領域8」が設けられている。例えば、領域5は、領域4と領域1の間に設けられる。図中の点線は、QPSKの基準となる信号点である「Q1」、「Q2」、「Q3」、「Q4」の間を結ぶ直線を示す。例えば、「Q1」と「Q2」とを結ぶ直線は、「+1,+1」から「0,+1」を経由して、「−1,+1」に至る。
また、しきい値テーブル80は、導出値信号210に含まれたSNRにもとづいて、「領域1」から「領域4」の広さを変更する。ここでは、SNRの大きさが大きくなれば、「領域1」から「領域4」を広くし、SNRが小さくなれば、「領域1」から「領域4」を狭くする。なお、「領域1」から「領域4」を広くする場合、それぞれの領域が、第1象限から第4象限になるように制限を設ける。すなわち、「領域1」から「領域4」が互いに重ならないようにする。なお、「領域1」から「領域4」を部分領域と総称する。
なお、「領域5」から「領域8」は、「領域1」から「領域4」に挟まれるように配置されるので、「領域1」から「領域4」の広さが変われば、それに併せて、「領域5」から「領域8」の広さも変わる。すなわち、「領域1」から「領域4」が広くなると、「領域5」から「領域8」が狭くなる。図10は、しきい値テーブル80に記憶されたデータの構造を示す。図示のごとく、SNRの値と領域の位相の広さとが、それぞれ対応するように規定される。
図8に戻る。位相比較部82は、等化データ212の信号点と、図9に示した信号点を比較する。すなわち、等化データ212が「領域1」から「領域8」のいずれに含まれるかを判定する。
デマップ処理部84は、位相比較部82における判定の結果にもとづいて、信号点の配置を決定する。ここでは、等化データ212が「領域1」から「領域4」に属する場合と、「領域5」から「領域8」に属する場合とによって、デマップ処理部84の処理が異なる。以上の処理を図11を使用しながら説明する。図11は、デマップ処理部84における動作の概要を示す。ここでは、図9のうち、第1象限のみを示した。その結果、図示のごとく、「領域1」、「領域5」、「領域6」が示される。
等化データ212が「領域1」に属する場合を説明する。等化データ212は点「A」に相当する。ここで、デマップ処理部84は、等化データ212の位相を維持しながら、等化データ212の振幅に対して、QPSKの基準となる信号点間を結ぶ直線に近づくような変換を施す。ここで、図9と同様に、QPSKの基準となる信号点間を結ぶ直線は点線によって示されているので、デマップ処理部84は、点「A」を点「A’」に変換する。最終的に、デマップ処理部84は、点「A’」に対応したビット値を出力する。なお、以上のようなデマッピング処理を「第1処理」とよぶ。
次に、等化データ212が「領域1」に属さない場合、すなわち「領域6」に属する場合を説明する。等化データ212は、点「B」に相当する。ここで、デマップ処理部84は、QPSKの基準となる信号点間の中央の位相に近づくように、等化データ212の位相を変換し、等化データ212の振幅に対して、QPSKの基準となる信号点間を結ぶ直線に近づくような変換を施す。「QPSKの基準となる信号点間の中央の位相」とは、「領域6」の場合、「領域6」を挟む「領域1」と「領域2」に配置される信号点「Q1」と「Q2」との中間の位相に相当する。すなわち、「π/2」に相当する。
そのため、デマップ処理部84は、点「B」を点「B’」に変換する。なお、「領域1」における変換規則に基づけば、点「B」は点「B’’」に変換される。ここで、点「B」は、Q軸に近いため、第1象限でなく、第2象限に属する可能性もある。復号処理する際に、他の信号点との関係から、第2象限と判定しやすくするように、デマップ処理部84は、第1象限と第2象限の中間の位相に信号点を変換する。最終的に、デマップ処理部84は、点「B’」に対応したビット値を出力する。なお、以上のようなデマッピング処理を「第2処理」とよぶ。
以上の構成による受信装置100の動作を説明する。図12は、受信装置100における受信処理の手順を示すフローチャートである。無線部12は、OFDMシンボル単位で周波数ホッピングされた信号に対して、その周波数を無線周波数からベースバンド周波数に変換し(S10)、受信信号200として出力する。シンボルタイミング同期部22は、シンボルタイミング同期部22からOFDMシンボルのタイミングを抽出する。導出部24は、シンボルタイミング同期部22からOFDMシンボルのタイミングを入力し、受信信号200におけるOFDMシンボルあたりのSNRを導出し(S12)、その結果を導出値信号210として出力する。遅延シンボル合成部20は、受信信号200のOFDMシンボルのうち、IFFT信号の区間の信号とGIの区間の信号とを合成する。
FFT26は、遅延シンボル合成部20において合成した信号をFFTする(S14)。等化部28は、プリアンブルから無線伝送路の特性を推定し、推定した無線伝送路の特性にもとづいて、FFT26においてFFTした信号を等化し(S16)、等化データ212として出力する。デマッピング部32は、導出値信号210に含まれたSNRにもとづいて、部分領域の広さを調節する(S18)。等化データ212の信号点が部分領域に含まれていれば(S20のY)、デマッピング部32は、第1処理を実行し(S22)、その結果をデマップデータ214として出力する。等化データ212の信号点が部分領域に含まれていなければ(S20のN)、デマッピング部32は、第2処理を実行し(S24)、その結果をデマップデータ214として出力する。デインタリーブ部34は、デマップデータ214をデインターリーブする。復号部36は、デインタリーブ部34においてデインターリーブされた信号を復号する。
ここで、本実施例の別の態様を説明する。ここまで、導出部24は、部分領域の広さを決定するために、受信信号200からSNRを計算していた。本実施例の別の態様において、導出部24は、受信信号200から信号強度を導出する。そのため、本実施例の別の態様では、GIの区間において信号が送信されている場合であっても、重み係数を導出できる。
図13は、導出部24の別の構成を示す。導出部24は、電力積算部40、平均化部42を含む。
電力積算部40は、ひとつのOFDMシンボルにおける電力を積算する。ここでは、ベースバンド処理部14が動作するサンプリング間隔によって、OFDMシンボルの区間の電力を積算する。平均化部42は、OFDMシンボルの区間でのサンプル数に応じて、電力積算部40において積算したOFDMシンボルの区間の電力を平均する。平均化部42は、平均した電力を導出値信号210として出力する。
このような本実施例の別の態様において、ベースバンド処理部14には、所定の符号化が施された信号であって、位相変調された信号である受信信号200が入力される。ここで、OFDMシンボル信号は、IFFT信号とGIによって形成されているが、GIは、無送信区間であってもよく、IFFT信号の一部の区間が送信されていてもよい。後者の場合には、GIがIFFT信号の前段に配置されていてもよい。
本発明の実施例によれば、入力した信号の信号点が部分領域に属さなければ、複数の信号点の中間の位相に変換するので、このような値に対して、誤り訂正による訂正が容易になり、誤り訂正能力の低下を抑制できる。また、入力した信号の信号点が部分領域に属していれば、信号の位相を維持するように信号の値を変換するので、誤り訂正において信号の確からしさの程度を反映させられる。また、SNRに応じて部分領域の広さを調節するので、入力した信号のSNRが小さくなった場合に、複数の信号点の中間の位相に変換する領域を広くできる。
また、入力した信号のSNRによって部分領域の広さを調節し、さらに入力した信号の信号点が部分領域に属さなければ、複数の信号点と判定できるような値に変換するので、入力した信号のSNRが小さくなっても、部分領域の広さを狭くして、複数の信号点と判定できるような値を出力することによって、誤り発生を抑制できる。また、OFDMシンボルの中の有送信区間と無送信区間のそれぞれに対する電力からSNRを導出するので、無線伝送路の特性に応じたSNRを測定できる。また、SNRを簡易に測定できる。また、SNRに応じて部分領域の広さを調節するので、無線伝送路の特性に応じた判定基準の調節ができる。また、通信品質を向上できる。また、OFDMシンボル単位にSNRを導出するので、無線伝送路の変動に追従するように部分領域の広さを調節できる。また、無線伝送路が変動している場合であっても、誤り訂正能力の低下を抑制できる。
また、SNRをホッピング周波数単位に導出するので、周波数ホッピングに対応するように部分領域の広さを調節できる。また、マルチキャリア信号にも対応できる。また、入力した信号の信号強度によって部分領域の広さを調節し、さらに入力した信号の信号点が部分領域に属さなければ、複数の信号点と判定できるような値に変換するので、入力した信号の信号強度が小さくなっても、部分領域の広さを狭くして、複数の信号点と判定できるような値を出力することによって、誤りの発生を抑制できる。また、信号強度にもとづいて部分領域の広さを調節するので、OFDMシンボルの中に無送信区間が存在しない場合であっても、適用できる。また、SNRを計算しないので、処理を簡易にできる。また、様々な通信システムに適用できる。
以上、本発明を実施例をもとに説明した。この実施例は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
本発明の実施例において、受信装置100は、マルチキャリア信号を受信している。しかしながらこれに限らず例えば、マルチキャリア信号でなくてもよい。その場合、実施例における「OFDMシンボル」が、単に「シンボル」となる。また、サブキャリアを単位にした処理が、ひとつのキャリアに対する処理になる。本変形例によれば、シングルキャリアに対応した通信システムにも本発明を適用できる。つまり、所定の単位に、同一のシンボルが繰り返されるように信号が形成されていればよい。
本発明の実施例において、受信装置100は、周波数ホッピングされた信号を受信している。しかしながらこれに限らず例えば、受信装置100は、周波数ホッピングされていない信号を受信していなくてもよい。本変形例によれば、さまざまな通信システムに本発明を適用できる。また、時間ダイバーシチの効果も得られる。つまり、位相変調された信号であって、符号化が施された信号が受信されればよい。
本発明の実施例において、導出部24は、シンボル単位に信号強度やSNRを導出している。しかしながらこれに限らず例えば、受信装置100に入力される信号は、複数のシンボルを含んだバースト信号であって、導出部24は、バースト信号の一部の期間において、ホッピング周波数単位の信号強度やSNRをそれぞれ導出してもよい。ここで、「一部の期間」とは、例えば、プリアンブルに設定される。本変形例によれば、バースト信号の一部の期間において信号強度やSNRを導出すればよいので、処理の期間を短くできる。また、消費電力の増加も抑制できる。つまり、無線伝送路の特性に応じた信号強度やSNRが導出されればよい。
本発明の実施例において、ベースバンド処理部14に入力される信号は、図3(b)のように、ふたつの同一内容のシンボルが繰り返されない信号に相当する。しかしながら、これに限らず例えば、ベースバンド処理部14に入力される信号が、図3(c)のように、ふたつの同一内容のシンボルが繰り返される信号に相当してもよい。この場合、導出部24は、同一内容のシンボルが繰り返された回数を考慮して、信号強度やSNRを導出する。例えば、ふたつのシンボルに対して導出された信号強度やSNRのそれぞれを平均したり、どちらか一方を選択する。さらに、デマッピング部32の前段には、ふたつの同一内容のシンボルを合成する合成部が設けられている。デマッピング部32は、合成部において合成されたシンボルを対象にして、デマッピング処理を施す。本変形例によれば、同一内容のシンボルが所定回数だけ繰り返されている場合に、これらのシンボルを合成することによるダイバーシチの効果を得つつ、部分領域の広さを調節できる。また、時間ダイバーシチの効果と周波数ダイバーシチの効果が得られる。つまり、無線伝送路の特性に応じた信号強度やSNRが導出されればよい。
この場合、受信装置100は、同一内容のシンボルを連続して受信している。しかしながらこれに限らず例えば、同一内容のシンボルが連続していなくてもよい。その場合、受信装置100は、同一内容のシンボルが受信されるタイミングにおいて、処理を実行する。本変形例によれば、同一内容のシンボルが送信されるが、それらは連続していないような信号フォーマットにも本発明を適用できる。つまり、受信装置100が、同一内容のシンボルが繰り返される規則性を把握していればよい。
(項目1)
実施例に記載された発明の特徴は、次の項目によって規定されてもよい。
所定の符号化が施された信号であって、かつ位相変調された信号を受信する受信部と、
受信部が受信した信号に対応する信号強度を導出する導出部と、
受信した信号に対応した位相変調の多値数に応じて、位相平面の位相を分割した複数の部分領域であって、かつ位相変調された信号の基準となる信号点が各部分領域の中央の位相にそれぞれ配置された複数の部分領域に対して、導出部において導出した信号強度に応じて、それぞれの部分領域の広さを調節する調節部と、
受信した信号の振幅に対して、位相変調された信号の基準となる信号点間を結ぶ直線に近づくような変換を施し、受信した信号の位相に対して、受信した信号と複数の部分領域との関係に応じて定められた変換を施す変換部と、
変換部において変換された信号を復号する復号部とを備え、
変換部は、受信した信号が複数の部分領域のいずれかに属すれば、受信した信号の位相を維持するように、受信した信号の値を変換し、受信した信号が複数の部分領域のいずれかに属さなければ、位相変調された信号の基準となる信号点間の中央の位相に近づくように、受信した信号の値を変換することを特徴とする受信装置。
(項目2)
所定の符号化が施された信号であって、かつ位相変調された信号を受信する受信部と、
受信部が受信した信号に対応する信号対雑音比を導出する導出部と、
受信した信号に対応した位相変調の多値数に応じて、位相平面の位相を分割した複数の部分領域であって、かつ位相変調された信号の基準となる信号点が各部分領域の中央の位相にそれぞれ配置された複数の部分領域に対して、導出部において導出した信号対雑音比に応じて、それぞれの部分領域の広さを調節する調節部と、
受信した信号の振幅に対して、位相変調された信号の基準となる信号点間を結ぶ直線に近づくような変換を施し、受信した信号の位相に対して、受信した信号と複数の部分領域との関係に応じて定められた変換を施す変換部と、
変換部において変換された信号を復号する復号部とを備え、
受信部に受信されるひとつの信号は、有送信区間と無送信区間によって形成されており、
導出部は、ひとつの信号における有送信区間と無送信区間での信号強度から、信号対雑音比を導出し、
変換部は、受信した信号が複数の部分領域のいずれかに属すれば、受信した信号の位相を維持するように、受信した信号の値を変換し、受信した信号が複数の部分領域のいずれかに属さなければ、位相変調された信号の基準となる信号点間の中央の位相に近づくように、受信した信号の値を変換することを特徴とする受信装置。
本発明の実施例に係る受信装置の構成を示す図である。 図1の受信装置において受信される信号のホッピング周波数を示す図である。 図3(a)−(c)は、図1の受信装置において受信される信号のシンボルの構成を示す図である。 図4(a)−(b)は、図1の受信装置において受信される信号の波形を示す図である。 図1の受信装置において受信される信号のバーストフォーマットを示す図である。 図1のベースバンド処理部の構成を示す図である。 図6の導出部の構成を示す図である。 図6のデマッピング部の構成を示す図である。 図8のしきい値テーブルにおけるコンスタレーションを示す図である。 図8のしきい値テーブルに記憶されたデータの構造を示す図である。 図8のデマップ処理部における動作の概要を示す図である。 図1の受信装置における受信処理の手順を示すフローチャートである。 図6の導出部の別の構成を示す図である。
符号の説明
20 遅延シンボル合成部、 22 シンボルタイミング同期部、 24 導出部、 26 FFT、 28 等化部、 32 デマッピング部、 34 デインタリーブ部、 36 復号部、 40 電力積算部、 42 平均化部、 44 SNR演算部、 80 しきい値テーブル、 82 位相比較部、 84 デマップ処理部、 100 受信装置。

Claims (13)

  1. 所定の符号化が施された信号であって、かつ位相変調された信号を受信する受信部と、
    前記受信部が受信した信号に対応する信号強度を導出する導出部と、
    前記受信した信号に対応した位相変調の多値数に応じて、位相平面の位相を分割した複数の部分領域であって、かつ位相変調された信号の基準となる信号点が各部分領域の中央の位相にそれぞれ配置された複数の部分領域に対して、前記導出部において導出した信号強度に応じて、それぞれの部分領域の広さを調節する調節部と、
    前記受信した信号が複数の部分領域のいずれかに属すれば、前記受信した信号の位相を維持するように、前記受信した信号の値を変換し、前記受信した信号が複数の部分領域のいずれかに属さなければ、位相変調された信号の基準となる信号点間の中央の位相に近づくように、前記受信した信号の値を変換する変換部と、
    前記変換部において変換された信号を復号する復号部と、
    を備えることを特徴とする受信装置。
  2. 前記導出部は、ひとつの信号を単位にして信号強度を導出し、
    前記調節部は、ひとつの信号を単位にして、部分領域の広さを調節することを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
  3. 前記受信部に受信される信号は、周波数ホッピングされており、
    前記導出部は、周波数ホッピングにおいて規定された複数のホッピング周波数のそれぞれに対応する信号強度を導出し、
    前記調節部は、ひとつのホッピング周波数を単位にして、部分領域の広さを調節することを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
  4. 前記受信部に受信される信号は、複数の信号を含んだバースト信号であり、
    前記導出部は、バースト信号の一部の期間において、ホッピング周波数単位の信号強度をそれぞれ導出することを特徴とする請求項3に記載の受信装置。
  5. 前記受信部に受信される信号では、同一内容の信号が所定回数だけ繰り返されており、
    前記導出部は、同一内容の信号が繰り返された所定回数を考慮して、信号強度を導出し、
    前記変換部は、合成された同一内容の信号を前記受信した信号として、変換を施すことを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
  6. 所定の符号化が施された信号であって、かつ位相変調された信号を受信する受信部と、
    前記受信部が受信した信号に対応する信号対雑音比を導出する導出部と、
    前記受信した信号に対応した位相変調の多値数に応じて、位相平面の位相を分割した複数の部分領域であって、かつ位相変調された信号の基準となる信号点が各部分領域の中央の位相にそれぞれ配置された複数の部分領域に対して、前記導出部において導出した信号対雑音比に応じて、それぞれの部分領域の広さを調節する調節部と、
    前記受信した信号が複数の部分領域のいずれかに属すれば、前記受信した信号の位相を維持するように、前記受信した信号の値を変換し、前記受信した信号が複数の部分領域のいずれかに属さなければ、位相変調された信号の基準となる信号点間の中央の位相に近づくように、前記受信した信号の値を変換する変換部と、
    前記変換部において変換された信号を復号する復号部とを備え、
    前記受信部に受信されるひとつの信号は、有送信区間と無送信区間によって形成されており、
    前記導出部は、ひとつの信号における有送信区間と無送信区間での信号強度から、信号対雑音比を導出することを特徴とする受信装置。
  7. 前記導出部は、ひとつの信号を単位にして、信号対雑音比を導出し、
    前記調節部は、ひとつの信号を単位にして、部分領域の広さを調節することを特徴とする請求項6に記載の受信装置。
  8. 前記受信部に受信される信号は、周波数ホッピングされており、
    前記導出部は、周波数ホッピングにおいて規定された複数のホッピング周波数のそれぞれに対応する信号対雑音比を導出し、
    前記調節部は、ひとつのホッピング周波数を単位にして、部分領域の広さを調節することを特徴とする請求項6に記載の受信装置。
  9. 前記受信部に受信される信号は、複数の信号を含んだバースト信号であり、
    前記導出部は、バースト信号の一部の期間において、ホッピング周波数単位の信号対雑音比をそれぞれ導出することを特徴とする請求項8に記載の受信装置。
  10. 前記受信部に受信される信号では、同一内容の信号が所定回数だけ繰り返されており、
    前記導出部は、同一内容の信号が繰り返された所定回数を考慮して、信号対雑音比を導出し、
    前記変換部は、合成された同一内容の信号を前記受信した信号として、変換を施すことを特徴とする請求項6に記載の受信装置。
  11. 前記受信部に受信されるひとつの信号は、複数のキャリアを使用しており、
    前記変換部は、複数のキャリアのそれぞれに対して、変換を施すことを特徴とする請求項1から10のそれぞれに記載の受信装置。
  12. 所定の符号化が施された信号であって、かつ位相変調された信号を受信するステップと、
    受信した信号に対応する信号強度を導出するステップと、
    前記受信した信号に対応した位相変調の多値数に応じて、位相平面の位相を分割した複数の部分領域であって、かつ位相変調された信号の基準となる信号点が各部分領域の中央の位相にそれぞれ配置された複数の部分領域に対して、導出した信号強度に応じて、それぞれの部分領域の広さを調節するステップと、
    前記受信した信号が複数の部分領域のいずれかに属すれば、前記受信した信号の位相を維持するように、前記受信した信号の値を変換し、前記受信した信号が複数の部分領域のいずれかに属さなければ、位相変調された信号の基準となる信号点間の中央の位相に近づくように、前記受信した信号の値を変換するステップと、
    前記変換するステップにおいて変換された信号を復号するステップと、
    を備えることを特徴とする受信方法。
  13. 所定の符号化が施された信号であって、かつ位相変調された信号を受信するステップと、
    受信した信号に対応する信号対雑音比を導出するステップと、
    前記受信した信号に対応した位相変調の多値数に応じて、位相平面の位相を分割した複数の部分領域であって、かつ位相変調された信号の基準となる信号点が各部分領域の中央の位相にそれぞれ配置された複数の部分領域に対して、導出した信号対雑音比に応じて、それぞれの部分領域の広さを調節するステップと、
    前記受信した信号が複数の部分領域のいずれかに属すれば、前記受信した信号の位相を維持するように、前記受信した信号の値を変換し、前記受信した信号が複数の部分領域のいずれかに属さなければ、位相変調された信号の基準となる信号点間の中央の位相に近づくように、前記受信した信号の値を変換するステップと、
    前記変換するステップにおいて変換された信号を復号するステップとを備え、
    前記受信するステップに受信されるひとつの信号は、有送信区間と無送信区間によって形成されており、
    前記導出するステップは、ひとつの信号における有送信区間と無送信区間での信号強度から、信号対雑音比を導出することを特徴とする受信方法。
JP2004281037A 2004-09-28 2004-09-28 受信方法および装置 Expired - Fee Related JP4307355B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004281037A JP4307355B2 (ja) 2004-09-28 2004-09-28 受信方法および装置
US11/235,241 US7457384B2 (en) 2004-09-28 2005-09-27 Diversity method and apparatus, and receiving method and apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004281037A JP4307355B2 (ja) 2004-09-28 2004-09-28 受信方法および装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006100888A JP2006100888A (ja) 2006-04-13
JP4307355B2 true JP4307355B2 (ja) 2009-08-05

Family

ID=36240331

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004281037A Expired - Fee Related JP4307355B2 (ja) 2004-09-28 2004-09-28 受信方法および装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4307355B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20090168845A1 (en) * 2007-12-31 2009-07-02 Intel Corporation Hopped ultrawideband wireless
JP2010220105A (ja) 2009-03-18 2010-09-30 Toshiba Corp 無線受信装置および無線受信方法
JP5362407B2 (ja) * 2009-03-27 2013-12-11 日本無線株式会社 衛星信号受信装置
US8385387B2 (en) * 2010-05-20 2013-02-26 Harris Corporation Time dependent equalization of frequency domain spread orthogonal frequency division multiplexing using decision feedback equalization

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006100888A (ja) 2006-04-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7457384B2 (en) Diversity method and apparatus, and receiving method and apparatus
US7961799B2 (en) Joint estimation apparatus of channel and frequency offset based on multiband-orthogonal frequency division multiplexing and thereof
JP4746809B2 (ja) Ofdmにおける2つの伝搬チャネルの推定
US7173990B2 (en) Joint equalization, soft-demapping and phase error correction in wireless system with receive diversity
JP4762708B2 (ja) シンボルタイミング推定方法、シンボルタイミング推定装置及びプログラム
KR100973585B1 (ko) Mimo 이동 통신 시스템에서 타이밍 에러와 주파수오프셋을 추정하는 방법 및 그 장치
US20090232194A1 (en) Adaptive radio/modulation apparatus, receiver apparatus, wireless communication system, and wireless communication method
US20060045214A1 (en) Receiving method and apparatus for variable rate
CA2583111A1 (en) Multiple antenna processing on transmit for wireless local area networks
US8848777B2 (en) Receiving apparatus and method for receiving signals in a wireless communication system with improved equalization performance
JP4295012B2 (ja) 半導体集積回路及び復調装置
TWI224903B (en) A method and system of biasing a timing phase estimate of data segments of a received signal
US20130148765A1 (en) Coarse timing acquisition
JP4152370B2 (ja) ダイバーシチ方法および装置
JP4307355B2 (ja) 受信方法および装置
EP2997687B1 (en) Improvements to adaptive modulation
JP2001345780A (ja) 最大比合成ダイバーシティを用いたofdm受信装置
JP2007243235A (ja) 無線通信装置及び無線通信方法、並びにコンピュータ・プログラム
Lien et al. Design of a MIMO OFDM baseband transceiver for cognitive radio system
Chen et al. Application research of technology combining amc and OFDM in hf communication systems
JP2006345428A (ja) デジタル通信・放送に関する受信装置、受信方法、受信回路、およびプログラム
US20230396476A1 (en) Radio transmission device and radio reception device
EP1958409A1 (en) Apparatus for estimating time and frequency offset using antenna diversity in ofdm communication system and method thereof
JP2007208319A (ja) 復調方法およびそれを用いた復調装置
JP2003110520A (ja) 受信装置及び受信方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061120

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090113

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090331

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090428

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120515

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130515

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130515

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140515

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees