JP2003110520A - 受信装置及び受信方法 - Google Patents

受信装置及び受信方法

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JP2003110520A
JP2003110520A JP2001301877A JP2001301877A JP2003110520A JP 2003110520 A JP2003110520 A JP 2003110520A JP 2001301877 A JP2001301877 A JP 2001301877A JP 2001301877 A JP2001301877 A JP 2001301877A JP 2003110520 A JP2003110520 A JP 2003110520A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チャンネル分割を行った際にも相関値の精度
が劣化することのない相関値出力が得られ、かつパケッ
ト伝送時に複数のOFDMシンボルを用いた平均化処理
を必要としない受信装置及び受信方法を提供する。 【解決手段】 受信装置は、複数の搬送波を復調するた
めの高速演算が可能な高速フーリエ変換により受信され
た変調信号を復調するFFT演算器24と、FFT演算
器24における有効データシンボル挿入領域の有効デー
タシンボルに対する高速フーリエ変換による復調演算の
タイミング信号を生成するOFDMシンボルタイミング
検出器/搬送波誤差検出器27と、FFT演算器24に
供給される受信された変調信号に対するサンプリング周
波数fs1と、相関値演算器26およびOFDMシンボ
ルタイミング検出器/搬送波誤差検出器27に供給され
る受信された変調信号に対するサンプリング周波数fs
2とを異ならせるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、OFDM(Ort
hogonal Frequency Divisio
n Multiplex:直交周波数分割多重)変調方
式により伝送された情報を受信して復調する受信装置及
び受信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】無線通信により、高速な画像伝送を実現
するための変調方式として、OFDM(Orthogo
nal Frequency Division Mu
ltiplex:直交周波数分割多重)変調方式が知ら
れている。OFDM変調方式は、マルチキャリア変調方
式で、数十から数百、または、システムによっては、数
千の直交した搬送波周波数を持つデジタル変調波を多重
した信号を送信する方式である。
【0003】この変調方式は周波数選択性フェージング
に強く、マルチキャリアを作成するためにDFT(Di
screte Fourier Transform:
離散フーリエ変換)または、その高速演算が可能なFF
T(Fast Fourier Transform:
高速フーリエ変換)が使用されるという特徴を持つ。
【0004】このOFDM変調方式を用いた通信では、
送信信号にガードインターバルといわれる繰り返しパタ
ーンを挿入し、これにより、マルチパスフェージングの
影響を低減する手法が一般的であった。
【0005】一方、このガードインターバルを同期検出
用に用いて、搬送波誤差検出や、OFDMシンボルタイ
ミング検出を行う手法が各種提案されている。図9は、
従来のOFDM受信装置の構成を示すブロック図であ
る。
【0006】図9において、端子2aに供給されるOF
DM信号はA/D変換器21によりサンプリング周波数
fs1でアナログ信号からディジタル信号に変換され
る。A/D変換器21によりサンプリング周波数fs1
で変換されたディジタル信号は、FFT演算器24によ
るFFT演算経路と、相関演算器26による相関演算経
路とに2つに分けてそれぞれ供給される。
【0007】まず、FFT演算器24によるFFT演算
経路において、A/D変換器21によりサンプリング周
波数fs1で変換されたディジタル信号は、直列並列変
換器23に供給される。このディジタル信号は、直列並
列変換器23により直列並列変換される。直列並列変換
器23により直列並列変換されたディジタル信号は、F
FT演算器24に供給される。
【0008】直列並列変換されたディジタル信号は、F
FT演算器24によりフーリエ演算を施される。フーリ
エ演算が施されたディジタル信号は並列直列変換器25
に供給される。フーリエ演算が施されたディジタル信号
は並列直列変換器25により並列直列変換される。並列
直列変換器25により並列直列変換されたディジタル信
号はベースバンド信号として端子2bに出力される。
【0009】次に、これと同時に、相関演算器26によ
る相関演算経路において、A/D変換器21によりサン
プリング周波数fs1で変換されたディジタル信号は、
相関演算器26に供給される。このディジタル信号は、
相関演算器26により相関演算が施され相関信号として
出力される。この相関信号はOFDMシンボルタイミン
グ検出器/搬送波誤差検出器27に供給される。
【0010】この相関信号からOFDMシンボルタイミ
ング検出器/搬送波誤差検出器27はOFDMシンボル
をFFT演算部24によりFFT演算するタイミングを
検出してこのタイミング信号をFFT演算器24に供給
すると共に、搬送波の周波数誤差量を検出して搬送波の
周波数誤差量を後段の図示しない等化器により修正する
ための搬送波誤差修正信号を端子2cに出力する。
【0011】相関演算器26では、FFT演算器24に
おけるフーリエ演算に用いるサンプリング周波数fs1
でサンプリングされたデータ群から順次個々の相関値を
算出し、次いでガードインターバル区間に相当する算出
値の移動平均をとり、その精度を確保している。
【0012】例えば、OFDM有効シンボルのポイント
数が64ポイントで、ガードインターバルがシンボル長
の1/4の場合の16ポイントとすると、移動平均をと
るポイント数は16ポイントとなる。これより求まる値
を相関値として後段のOFDMシンボルタイミング検出
器/搬送波誤差検出器27で利用する。
【0013】16ポイントから得られる相関値ではOF
DMシンボルタイミング検出器/搬送波誤差検出器27
で性能が確保できない場合には、相関演算器26では、
OFDMシンボル周期で繰り返し得られる相関値の平均
をとり、これを新たに相関値としてOFDMシンボルタ
イミング検出器/搬送波誤差検出器27で利用する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のOF
DM受信装置においては、受信されたOFDM変調信号
を相関演算器においてチャンネル分割して利用する場
合、OFDM有効シンボルのポイント数自体少なくな
り、同時にガードインターバルのポイント数も減少する
ことから移動平均をとるポイント数も少なくなり、得ら
れる相関値の精度が劣化するという不都合があった。
【0015】例えば、基本のOFDM有効シンボルのポ
イント数が64で、ガードインターバルがシンボル長の
1/4の場合、チャンネル分割で4チャンネル設けたと
すると、OFDM有効シンボルのポイント数は16ポイ
ントとなり、ガードインターバルのポイント数は4ポイ
ントとなる。これより、移動平均をとるポイント数は4
ポイントとなり、上述した平均化処理による効果を得る
ことができず、相関値の精度が劣化するという不都合が
あった。
【0016】図10は、従来の移動平均演算器の構成を
示すブロック図である。図10は、4ポイントで移動平
均をとる移動平均演算器264を示す。図10におい
て、端子264aに入力された演算信号はフリップフロ
ップなどで構成されるクロック遅延器2641a、26
41b、2641cおよび2641dによりクロック単
位の遅延処理が施され、クロック遅延器2641a、2
641b、2641cおよび2641dの出力は加算器
2642で加算されて演算信号として端子264bに出
力される。
【0017】また、パケット伝送にOFDM変調方式を
採用している場合、1パケット単位の同期確保を行う際
に、複数のOFDMシンボルの相関値を平均していたの
では同期に時間がかかるためスループットが低下すると
いう不都合があった。
【0018】図11は、従来の同期用OFDM信号フォ
ーマットを示す図である。図11において、同期信号1
11、112、113、114は110で示すように同
じ信号を繰り返し、その後に、ガードインターバル11
5、ユニークワードおよびヘッダー116、ガードイン
ターバル117、データ118が設けられる。
【0019】このように、従来の受信装置ではサンプル
レートが低い分、同じプリアンブルのシンボルを繰り返
すことにより、長いプリアンブルが必要となり、このた
め、通信レートが低下するという不都合があった。
【0020】本発明は、このような実情を鑑みてなされ
たものであり、チャンネル分割を行った際にも相関値の
精度が劣化することのない相関値出力が得られ、かつパ
ケット伝送時に複数のOFDMシンボルを用いた平均化
処理を必要としない受信装置及び受信方法を提供するこ
とを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明の受信装置は、有
効データシンボル挿入領域と繰り返しデータシンボル挿
入領域とを有する信号を複数の搬送波を使用して直交周
波数分割多重無線通信方式により変調して無線伝送され
た変調信号を受信して復調する受信装置において、複数
の搬送波を復調するための高速演算が可能な高速フーリ
エ変換により受信された変調信号を復調する復調手段
と、復調手段における有効データシンボル挿入領域の有
効データシンボルに対する高速フーリエ変換による復調
演算のタイミング信号を生成するタイミング信号生成手
段と、復調手段に供給される受信された変調信号に対す
る所定時間当たりのサンプル数と、タイミング信号生成
手段に供給される受信された変調信号に対する所定時間
当たりのサンプル数とを異なるようにするサンプリング
手段とを備えたものである。
【0022】また、本発明の受信方法は、有効データシ
ンボル挿入領域と繰り返しデータシンボル挿入領域とを
有する信号を複数の搬送波を使用して直交周波数分割多
重無線通信方式により変調して無線伝送された変調信号
を受信して復調する受信方法において、受信された変調
信号に対する所定時間当たりのサンプル数を異なるよう
にするサンプリングステップと、サンプリングステップ
によりサンプリングされた第1のサンプル数の有効デー
タシンボル挿入領域の有効データシンボルに対する高速
フーリエ変換による復調演算のタイミング信号を生成す
るタイミング信号生成ステップと、タイミング信号生成
ステップで生成されたタイミング信号により、複数の搬
送波を復調するための高速演算が可能な高速フーリエ変
換によりサンプリングステップでサンプリングされた第
2のサンプル数の有効データシンボル挿入領域の有効デ
ータシンボルを復調する復調ステップとを備えたもので
ある。
【0023】本発明の受信装置は、以下の作用をする。
復調手段は、複数の搬送波を復調するための高速演算が
可能な高速フーリエ変換により受信された変調信号を復
調する。タイミング信号生成手段は、復調手段における
有効データシンボル挿入領域の有効データシンボルに対
する高速フーリエ変換による復調演算のタイミング信号
を生成する。サンプリング手段は、復調手段に供給され
る受信された変調信号に対する所定時間当たりのサンプ
ル数と、タイミング信号生成手段に供給される受信され
た変調信号に対する所定時間当たりのサンプル数とを異
なるようにする。
【0024】本発明の受信方法は、以下の作用をする。
サンプリングステップは、受信された変調信号に対する
所定時間当たりのサンプル数を異なるようにする。タイ
ミング信号生成ステップは、サンプリングステップによ
りサンプリングされた第1のサンプル数の有効データシ
ンボル挿入領域の有効データシンボルに対する高速フー
リエ変換による復調演算のタイミング信号を生成する。
復調ステップは、タイミング信号生成ステップで生成さ
れたタイミング信号により、複数の搬送波を復調するた
めの高速演算が可能な高速フーリエ変換によりサンプリ
ングステップでサンプリングされた第2のサンプル数の
有効データシンボル挿入領域の有効データシンボルを復
調する。
【0025】このように有効データシンボル挿入領域の
有効データシンボルに対する高速フーリエ変換による復
調演算用の所定時間当たりのサンプル数と、高速フーリ
エ変換による復調演算のタイミング信号生成用の所定時
間当たりのサンプル数とを異ならせるようにすることに
より、タイミング信号生成のための相関値精度が劣化す
ること無く相関値演算を行うことができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下に、発明の実施の形態を説明
する。本実施の形態による受信装置は、OFDM変調方
式のガードインターバルを用いた相関値算出において、
FFT演算用とは別のサンプリングレートでサンプリン
グしたタイミング信号をそのFFT演算の演算タイミン
グに用いることにより、チャンネル分割して利用するO
FDM変調方式においても相関値演算性能を劣化しない
ようにするものである。
【0027】以下に、本実施の形態を説明する。図1は
本実施の形態に適用される受信装置が用いられる通信シ
ステムを示す図である。図1において、基地局5は送信
装置3および受信装置2を有していて、移動局6は送信
装置1および受信装置4を有している。基地局5の送信
装置3から移動局6の受信装置4へダウンリンク8が張
られていて、移動局6の送信装置1から基地局5の受信
装置2へアップリンク7が張られている。
【0028】ここで、本実施の形態に適用される受信装
置は、移動局6の送信装置1からアップリンク7を用い
て通信が行われる基地局5の受信装置2である。
【0029】図2は、OFDM信号を出力するOFDM
送信装置の構成を示すブロック図である。図2に示すO
FDM送信装置は、図1に示した移動局6の送信装置1
に対応する。図2において、端子1aに供給されるベー
スバンド信号は直並列変換器11に供給されて、直並列
変換器11により直列並列変換される。直列並列変換器
11により直列並列変換されたディジタル信号は、IF
FT(Inverse FFT)演算器12に供給され
る。
【0030】直列並列変換されたディジタル信号は、I
FFT演算器12により逆フーリエ演算を施される。逆
フーリエ演算が施されたディジタル信号は並列直列変換
器13に供給される。逆フーリエ演算が施されたディジ
タル信号は並列直列変換器13により並列直列変換され
る。並列直列変換器13により並列直列変換されたディ
ジタル信号はガードインターバル(Guard Int
erval)付加器14に供給される。並列直列変換さ
れたディジタル信号はガードインターバル(Guard
Interval)付加器14によりガードインター
バルの挿入が行われる。ガードインターバルの挿入が行
われたディジタル信号はD/A(Digital/An
alog)変換器15に供給される。ガードインターバ
ルの挿入が行われたディジタル信号はD/A変換器15
によりアナログ信号に変換されて、OFDM信号として
端子1bに出力される。
【0031】OFDM変調方式に、16QAM(Qua
drature Amplitude Modulat
ion(Amplitude and Phase S
hift Keying))等の多値変調を組み合わせ
る場合には同期検波で実現する必要がある。
【0032】図2において、OFDM送信装置は、例え
ば図示しないFECCode(Forward Err
or Correction)部などで畳み込み符号化
等の符号化を行った後に、図示しないMAP部で16Q
AM等のマッピングを行ったデータに対して、IFFT
(Inverse FFT)演算器12で逆FFT演算
を行う。逆FFT演算の後にガードインターバル(Gu
ard Interval)付加器14でガードインタ
ーバルの挿入を行ってOFDMデータを発生する。
【0033】D/A変換器15でアナログ信号に変換し
た後に、図示しないRF部で高周波処理のアナログ回路
部を通り、アンテナで伝送路である空間に電波として送
り出される。
【0034】図3は、本実施の形態が適用されるOFD
M受信装置の構成を示すブロック図である。図9に対応
する部分には同一の符号を付してその説明を省略する。
図3において、端子2aに供給されるOFDM信号はA
/D変換器21aによりサンプリング周波数fs1でア
ナログ信号からディジタル信号に変換され、A/D変換
器21bによりサンプリング周波数fs2でアナログ信
号からディジタル信号に変換される。A/D変換器21
aによりサンプリング周波数fs1で変換されたディジ
タル信号は、FFT演算器24によるFFT演算経路に
供給される。A/D変換器21bによりサンプリング周
波数fs2で変換されたディジタル信号は、相関演算器
26による相関演算経路に供給される。
【0035】まず、FFT演算器24によるFFT演算
経路において、A/D変換器21aによりサンプリング
周波数fs1で変換されたディジタル信号は、直列並列
変換器23に供給される。このディジタル信号は、直列
並列変換器23により直列並列変換される。直列並列変
換器23により直列並列変換されたディジタル信号は、
FFT演算器24に供給される。
【0036】直列並列変換されたディジタル信号は、F
FT演算器24によりフーリエ演算を施される。フーリ
エ演算が施されたディジタル信号は並列直列変換器25
に供給される。フーリエ演算が施されたディジタル信号
は並列直列変換器25により並列直列変換される。並列
直列変換器25により並列直列変換されたディジタル信
号はベースバンド信号として端子2bに出力される。
【0037】次に、これと同時に、相関演算器26によ
る相関演算経路において、A/D変換器21bによりサ
ンプリング周波数fs2で変換されたディジタル信号
は、相関演算器26に供給される。このディジタル信号
は、相関演算器26により相関演算が施され相関信号と
して出力される。この相関信号はOFDMシンボルタイ
ミング検出器/搬送波誤差検出器27に供給される。
【0038】この相関信号からOFDMシンボルタイミ
ング検出器/搬送波誤差検出器27はOFDMシンボル
をFFT演算部24によりFFT演算するタイミングを
検出してこのタイミング信号をFFT演算器24に供給
すると共に、搬送波の周波数誤差量を検出して搬送波の
周波数誤差量を後段の図示しない等化器により修正する
ための搬送波誤差修正信号を端子2cに出力する。
【0039】上述したように、異なる2つのサンプリン
グ周波数fs1,fs2(ただし、fs2>fs1)に
より受信された変調信号に対するサンプリングを行う2
つのA/D変換器21a,21bを設けることにより、
有効データシンボル挿入領域の有効データシンボルに対
するFFT演算器24による高速フーリエ変換演算用の
所定時間当たりのサンプル数fs1と、FFT演算器2
4による高速フーリエ変換演算のタイミング信号生成用
の所定時間当たりのサンプル数fs2とを異ならせるよ
うにすることにより、タイミング信号生成のための相関
値精度が劣化すること無く相関演算器26において相関
値演算を行うことができる。
【0040】図4は、他のOFDM受信装置の構成を示
すブロック図である。図9に対応する部分には同一の符
号を付してその説明を省略する。図4において、端子
2’aに供給されるOFDM信号はA/D変換器21に
よりサンプリング周波数fs2でアナログ信号からディ
ジタル信号に変換される。A/D変換器21によりサン
プリング周波数fs2で変換されたディジタル信号は、
ダウンサンプリング器22によりサンプリング周波数f
s1のデータに変換された後に、FFT演算器24によ
るFFT演算経路に供給される。A/D変換器21によ
りサンプリング周波数fs2で変換されたディジタル信
号は、相関演算器26による相関演算経路に供給され
る。
【0041】まず、FFT演算器24によるFFT演算
経路において、A/D変換器21によりサンプリング周
波数fs2で変換された後にダウンサンプリング器22
によりサンプリング周波数fs1で変換されたディジタ
ル信号は、直列並列変換器23に供給される。このディ
ジタル信号は、直列並列変換器23により直列並列変換
される。直列並列変換器23により直列並列変換された
ディジタル信号は、FFT演算器24に供給される。
【0042】直列並列変換されたディジタル信号は、F
FT演算器24によりフーリエ演算を施される。フーリ
エ演算が施されたディジタル信号は並列直列変換器25
に供給される。フーリエ演算が施されたディジタル信号
は並列直列変換器25により並列直列変換される。並列
直列変換器25により並列直列変換されたディジタル信
号はベースバンド信号として端子2’bに出力される。
【0043】次に、これと同時に、相関演算器26によ
る相関演算経路において、A/D変換器21によりサン
プリング周波数fs2で変換されたディジタル信号は、
相関演算器26に供給される。このディジタル信号は、
相関演算器26により相関演算が施され相関信号として
出力される。この相関信号はOFDMシンボルタイミン
グ検出器/搬送波誤差検出器27に供給される。
【0044】この相関信号からOFDMシンボルタイミ
ング検出器/搬送波誤差検出器27はOFDMシンボル
をFFT演算部24によりFFT演算するタイミングを
検出してこのタイミング信号をFFT演算器24に供給
すると共に、搬送波の周波数誤差量を検出して搬送波の
周波数誤差量を後段の図示しない等化器により修正する
ための搬送波誤差修正信号を端子2’cに出力する。
【0045】上述したように、サンプリング周波数fs
2により受信された変調信号に対するサンプリングを行
うA/D変換器21と、サンプリング周波数fs2より
低いサンプリング周波数fs1(ただし、fs2>fs
1)にダウンサンプリングを行うダウンサンプリング器
22とを設けることにより、有効データシンボル挿入領
域の有効データシンボルに対するFFT演算器24によ
る高速フーリエ変換演算用の所定時間当たりのサンプル
数fs1と、FFT演算器24による高速フーリエ変換
演算のタイミング信号生成用の所定時間当たりのサンプ
ル数fs2とを異ならせるようにすることにより、タイ
ミング信号生成のための相関値精度が劣化すること無く
相関演算器26において相関値演算を行うことができ
る。
【0046】ここで利用されるA/D変換器21a用の
サンプリングレートfs1は、図3に示したA/D変換
器21aではFFT演算器24で用いるサンプリングレ
ートfs1と等しいものである。なお、ここでは図示し
ないがA/D変換器21aにより、ディジタル信号上で
の帯域制限フィルタ用に2倍程度のオーバーサンプリン
グを行うようにしてもよい。
【0047】これに対して、図3に示したA/D変換器
21bではFFT演算器24で用いる比較的低いサンプ
リングレートfs1とは別に、相関演算器26での演算
精度を確保するために必要となる比較的高いサンプリン
グレートfs2となっている。これは必ずしもFFT演
算器24用のサンプリングレートfs1の逓倍であると
は限らないものである。しかし、OFDMシンボルタイ
ミング等の調整を考慮すると逓倍にすることにより容易
に構成が可能となる。
【0048】また、図4に示したA/D変換器21で
は、図3に示したA/D変換器21bと同等のサンプリ
ングレートfs2を用いるが、ダウンサンプリング器2
2でFFT演算器24で用いるサンプリングレートfs
1に変換する必要があることから、このサンプリングレ
ートfs2もそのサンプリングレートfs1に対して逓
倍であることが望ましい。
【0049】FFT演算器24でFFT演算を行った周
波数軸上に戻されたデータは、図示しない伝送路推定手
段で伝送路推定が行われる。伝送路推定されたデータは
後段の図示しない等化器で信号の振幅や位相を補正され
る。従って、等化器は受信装置のFFT変換処理の後に
配置される。等化器は、送信装置側から予め既知である
信号、リファレンスシンボルおよびパイロットキャリア
を使用して伝送路の状態を推定する。
【0050】ここで、シンボルとは、FFT変換処理に
おいて64ポイントのデータの切り出しを行う場合に、
その64ポイントのうちの52ポイントのデータをシン
ボルという。リファレンスシンボルは、既知のパターン
のOFDM信号である。ユーザデータのデータシンボル
は、データキャリアとパイロットキャリアとで構成され
る。
【0051】FFT変換処理の出力は、52キャリア分
の52個のデータである。このデータは、等化器によ
り、マルチパス等の伝送路の影響による振幅と位相の歪
みを除去することができる。
【0052】なお、振幅に情報を載せる16QAM等の
多値変調方式では、受信装置では位相と振幅の補正を各
キャリア毎に行う必要があり、このための等化器が必要
となる。等化器は、送信した信号がフェージング等の伝
送路の影響により振幅の変化や位相の回転等の歪みを受
けた場合に、それを元の状態に戻す処理を施すための装
置である。
【0053】等化器の原理としては、伝送路の伝達関数
を推定し、その逆フィルターを受信信号にかけることに
より伝送路の歪みをキャンセルすることにより実現す
る。OFDM変調方式による無線通信システムにおいて
は、FFT変換処理後において周波数軸上としてのデー
タを持つことができるため、OFDM変調方式のための
等化器は、FFT変換処理後に配置される場合が多い。
【0054】図5は、相関演算器の構成を示すブロック
図である。図5は、図3および図4に示した相関演算器
26に対応する。図5において、端子26aに供給され
るサンプリング信号sig1は、シンボル遅延器261
に供給される。シンボル遅延器261に供給されたサン
プリング信号は、OFDM有効シンボル分の遅延量を付
与されて遅延サンプリング信号sig2となる。この遅
延サンプリング信号sig2は、共役変換器262に供
給される。共役変換器262に供給された遅延サンプリ
ング信号sig2は、複素共役の値へ変換される。この
複素共役信号は、複素乗算器263に供給される。
【0055】また、サンプリング信号sig1は、複素
乗算器263に供給される。複素乗算器263に供給さ
れた複素共役信号は、サンプリング信号sig1と複素
乗算演算が行われる。複素乗算演算信号は、移動平均演
算器264に供給される。移動平均演算器264に供給
された複素乗算演算信号は、移動平均値の演算が施され
る。この移動平均値演算信号は、自乗演算器265に供
給される。自乗演算器265に供給された移動平均値演
算信号は、自乗演算が施されて、相関信号sig3とし
て端子26bに出力される。また、移動平均値演算信号
は、位相検出用信号として端子26cに出力される。
【0056】また、サンプリング信号sig1は、自乗
演算器266に供給される。自乗演算器266に供給さ
れたサンプリング信号sig1は、自乗演算が施され
る。自乗演算信号は、移動平均演算器267に供給され
る。移動平均演算器267に供給された自乗演算信号
は、移動平均値の演算が施される。この移動平均値演算
信号は、自乗演算器268に供給される。自乗演算器2
68に供給された移動平均値演算信号は、自乗演算が施
されて、正規化用信号として端子26dに出力される。
この正規化用信号は、後段のOFDMシンボルタイミン
グ検出器/搬送波誤差検出器27で相関信号と共に用い
られる。
【0057】この相関演算器26において、移動平均演
算器264、移動平均演算器267で移動平均演算を行
う時間幅はガードインターバルと同じ幅である。実質的
には、サンプリングレートとガードインターバルの関係
から1回に平均化されるサンプル数が確定する。
【0058】図6は、OFDM信号出力を示す図であ
る。図6は、図2に示したOFDM送信装置1からの出
力を示すものである。図6において、OFDM信号の1
OFDMシンボルは、OFDM有効シンボルとそのシン
ボル後方部分を手前にコピーしたガードインターバルG
とからなるものである。
【0059】図7は、相関信号出力を示す図である。図
7Aはサンプリング信号sig1、図7Bは遅延信号s
ig2、図7Cは一致判定、図7Dは相関信号sig3
である。図7は、図3、図4および図5に示した相関演
算器26の動作を示すものである。図7Aに示すサンプ
リング信号sig1を、OFDM有効シンボル分遅延さ
せたものが図7Bに示す遅延信号sig2である。図7
Bに示す遅延信号sig2のガードインターバル区間G
1、G2、G3は図7Aに示すサンプリング信号sig
1の信号S1、S2、S3と図7Cに示す一致判定のよ
うに、条件付きで一致している。条件とは、雑音の影響
を無視し、搬送波同期等が完全に取れている場合であ
る。なお、同期が不完全な場合には、後段のOFDMシ
ンボルタイミング検出器/搬送波誤差検出器27で誤差
検出することができる。
【0060】また、図7Bに示す遅延信号sig2のデ
ータシンボル区間S0、S1、S2は図7Aに示すサン
プリング信号sig1の信号G1およびS1、G2およ
びS2、G3およびS3と図7Cに示す一致判定のよう
に、特別な条件が無い限り不一致となる。
【0061】これより、図7Bに示す遅延信号sig2
が図5に示した時間遅れがない共役変換器262を通過
した後、図7Aに示すサンプリング信号sig1と図5
に示した複素演算器263で複素演算されると、一致区
間では実数方向のベクトルを算出し(完全同期している
場合)、不一致区間では無相関のベクトルが算出され
る。搬送波同期でない場合には、一致区間では同等量の
位相回転を持つベクトルが算出されたりするが、それら
は同一方向に向いている。これらのベクトルを図5に示
した移動平均演算器264にて平均処理をすると、不一
致区間ではベクトル「0」平均の値を出力し、一致区間
を跨ぐ平均を行っていくにつれて同一方向のベクトル値
を出力していく。
【0062】一致区間と移動平均区間が一致した場合に
ベクトル値が最大となる。この出力されるベクトルの位
相関係から搬送波誤差を検出することが可能である。ま
たベクトルを自乗演算することにより、距離が求めら
れ、図7Dに示す相関信号sig3として表される。図
7Dに示す相関信号sig3が最大となる地点を求める
ことにより、OFDMシンボルタイミングを検出するこ
とが可能である。これらのベクトルを精度良く算出する
ためには、図5に示した移動平均演算器264にて平均
処理するサンプル数が多ければ多いほど、その精度は上
がる。そのために本実施の形態では、サンプリングレー
トfs2を上げ、移動平均幅内のサンプル数を増やして
いる。
【0063】図8は、移動平均演算器の構成を示すブロ
ック図である。図8は、8ポイントで移動平均をとる移
動平均演算器264を示す。図8において、図10と対
応するものには同一の符号を付している。図8におい
て、端子264aに入力された演算信号はフリップフロ
ップなどで構成されるクロック遅延器2641a、26
41b、2641c、2641d、2641e、264
1f、2641g、2641hによりクロック単位の遅
延処理が施され、クロック遅延器2641a、2641
b、2641c、2641d、2641e、2641
f、2641g、2641hの出力は加算器2642で
加算されて演算信号として端子264bに出力される。
【0064】図8は、図10と対比して構成したもの
で、サンプリングレートfs2を図3および図4に示し
たFFT演算器24で用いるサンプリングレートfs1
の2倍を用いた例である。図10の4ポイントで移動平
均をとるものに対して、図8では8ポイントで移動平均
を取ることにより、その演算信号の出力値の精度を向上
させることができる。
【0065】この際に、移動平均演算器264で用いる
ポイント数を増やすために、図3および図4に示したF
FT演算器24で用いるサンプリングレートfs1とは
別のサンプリングレートfs2でサンプルされたデータ
を図3および図4に示した相関演算器26に供給し、相
関演算器26自体の性能を劣化させずに機能させること
ができる。
【0066】また、チャンネル分割を行わない従来の通
信においても、本実施の形態を適用することにより、相
関演算器26の性能の向上を図ることができる。
【0067】上述した本実施の形態において、ガードイ
ンターバルを用いて相関信号を生成する例を示したが、
これに限らず、プリアンブルを用いて相関信号を生成す
るようにしてもよい。
【0068】上述した本実施の形態において、ワイヤレ
スネットワークを規定するワイヤレス(Wireles
s)1394における例を示したが、これに限らず、他
のIEEE802.11a、HIPERLAN/2に適
用しても良い。
【0069】
【発明の効果】この発明の受信装置は、有効データシン
ボル挿入領域と繰り返しデータシンボル挿入領域とを有
する信号を複数の搬送波を使用して直交周波数分割多重
無線通信方式により変調して無線伝送された変調信号を
受信して復調する受信装置において、複数の搬送波を復
調するための高速演算が可能な高速フーリエ変換により
受信された変調信号を復調する復調手段と、復調手段に
おける有効データシンボル挿入領域の有効データシンボ
ルに対する高速フーリエ変換による復調演算のタイミン
グ信号を生成するタイミング信号生成手段と、復調手段
に供給される受信された変調信号に対する所定時間当た
りのサンプル数と、タイミング信号生成手段に供給され
る受信された変調信号に対する所定時間当たりのサンプ
ル数とを異なるようにするサンプリング手段とを備えた
ので、直交周波数分割多重無線通信方式による復調時の
復調手段における有効データシンボル挿入領域の有効デ
ータシンボルに対する高速フーリエ変換による復調演算
のタイミング信号を生成する際に、タイミング信号生成
のための相関値精度が劣化すること無く相関値演算を行
うことにより、高精度で高速にタイミング信号の生成を
行うことができるという効果を奏する。
【0070】また、この発明の受信装置は、上述におい
て、サンプリング手段は、異なる2つのサンプリング周
波数により受信された変調信号に対するサンプリングを
行う2つのアナログ/ディジタル変換器を有するので、
有効データシンボル挿入領域の有効データシンボルに対
する高速フーリエ変換による復調演算用の所定時間当た
りのサンプル数と、高速フーリエ変換による復調演算の
タイミング信号生成用の所定時間当たりのサンプル数と
を異ならせるようにすることにより、タイミング信号生
成のための相関値精度が劣化すること無く相関値演算を
行うことができるという効果を奏する。
【0071】また、この発明の受信装置は、上述におい
て、サンプリング手段は、サンプリング周波数により受
信された変調信号に対するサンプリングを行うアナログ
/ディジタル変換器と、サンプリング周波数より低いサ
ンプリング周波数にダウンサンプリングを行うダウンサ
ンプリング器とを有するので、有効データシンボル挿入
領域の有効データシンボルに対する高速フーリエ変換に
よる復調演算用の所定時間当たりのサンプル数と、高速
フーリエ変換による復調演算のタイミング信号生成用の
所定時間当たりのサンプル数とを異ならせるようにする
ことにより、タイミング信号生成のための相関値精度が
劣化すること無く相関値演算を行うことができるという
効果を奏する。
【0072】また、この発明の受信方法は、有効データ
シンボル挿入領域と繰り返しデータシンボル挿入領域と
を有する信号を複数の搬送波を使用して直交周波数分割
多重無線通信方式により変調して無線伝送された変調信
号を受信して復調する受信方法において、受信された変
調信号に対する所定時間当たりのサンプル数を異なるよ
うにするサンプリングステップと、サンプリングステッ
プによりサンプリングされた第1のサンプル数の有効デ
ータシンボル挿入領域の有効データシンボルに対する高
速フーリエ変換による復調演算のタイミング信号を生成
するタイミング信号生成ステップと、タイミング信号生
成ステップで生成されたタイミング信号により、複数の
搬送波を復調するための高速演算が可能な高速フーリエ
変換によりサンプリングステップでサンプリングされた
第2のサンプル数の有効データシンボル挿入領域の有効
データシンボルを復調する復調ステップとを備えたの
で、直交周波数分割多重無線通信方式による復調時の復
調ステップにおける有効データシンボル挿入領域の有効
データシンボルに対する高速フーリエ変換による復調演
算のタイミング信号を生成する際に、タイミング信号生
成のための相関値精度が劣化すること無く相関値演算を
行うことにより、高精度で高速にタイミング信号の生成
を行うことができるという効果を奏する。
【0073】また、この発明の受信方法は、上述におい
て、サンプリングステップは、異なる2つのサンプリン
グ周波数により受信された変調信号に対するサンプリン
グを行う2つのアナログ/ディジタル変換器を有するの
で、有効データシンボル挿入領域の有効データシンボル
に対する高速フーリエ変換による復調演算用の所定時間
当たりのサンプル数と、高速フーリエ変換による復調演
算のタイミング信号生成用の所定時間当たりのサンプル
数とを異ならせるようにすることにより、タイミング信
号生成のための相関値精度が劣化すること無く相関値演
算を行うことができるという効果を奏する。
【0074】また、この発明の受信方法は、上述におい
て、サンプリングステップは、サンプリング周波数によ
り受信された変調信号に対するサンプリングを行うアナ
ログ/ディジタル変換器と、サンプリング周波数より低
いサンプリング周波数にダウンサンプリングを行うダウ
ンサンプリング器とを有するので、有効データシンボル
挿入領域の有効データシンボルに対する高速フーリエ変
換による復調演算用の所定時間当たりのサンプル数と、
高速フーリエ変換による復調演算のタイミング信号生成
用の所定時間当たりのサンプル数とを異ならせるように
することにより、タイミング信号生成のための相関値精
度が劣化すること無く相関値演算を行うことができると
いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に適用される受信装置が用いられ
る通信システムを示す図である。
【図2】OFDM送信装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】本実施の形態が適用されるOFDM受信装置の
構成を示すブロック図である。
【図4】他のOFDM受信装置の構成を示すブロック図
である。
【図5】相関演算器の構成を示すブロック図である。
【図6】OFDM信号出力を示す図である。
【図7】相関信号出力を示す図である。図7Aはサンプ
リング信号sig1、図7Bは遅延信号sig2、図7
Cは一致判定、図7Dは相関信号sig3である。
【図8】移動平均演算器の構成を示すブロック図であ
る。
【図9】従来のOFDM受信装置の構成を示すブロック
図である。
【図10】従来の移動平均演算器の構成を示すブロック
図である。
【図11】従来の同期用OFDM信号フォーマットを示
す図である。
【符号の説明】
1……送信装置、2……受信装置、3……送信装置、4
……受信装置、5……基地局、6……移動局、7……ア
ップリンク、8……ダウンリンク、11……直列並列変
換器、12……IFFT演算器、13……並列直列変換
器、14……GI付加器、15……D/A変換器、21
a……A/D変換器、21b……A/D変換器、23…
…直列並列変換器、24……FFT演算器、25……並
列直列変換器、26……相関演算器、27……OFDM
シンボルタイミング検出器/搬送波誤差検出器、21…
…A/D変換器、22……ダウンサンプリング器、26
1……シンボル遅延器、262……共役変換器、263
……複素乗算器、264……移動平均演算器、265…
…自乗演算器、266……自乗演算器、267……移動
平均演算器、268……自乗演算器、2641*……ク
ロック遅延器、2642……加算器

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有効データシンボル挿入領域と繰り返し
    データシンボル挿入領域とを有する信号を複数の搬送波
    を使用して直交周波数分割多重無線通信方式により変調
    して無線伝送された変調信号を受信して復調する受信装
    置において、 上記複数の搬送波を復調するための高速演算が可能な高
    速フーリエ変換により受信された変調信号を復調する復
    調手段と、 上記復調手段における上記有効データシンボル挿入領域
    の有効データシンボルに対する上記高速フーリエ変換に
    よる復調演算のタイミング信号を生成するタイミング信
    号生成手段と、 上記復調手段に供給される上記受信された変調信号に対
    する所定時間当たりのサンプル数と、上記タイミング信
    号生成手段に供給される上記受信された変調信号に対す
    る所定時間当たりのサンプル数とを異なるようにするサ
    ンプリング手段とを備えたことを特徴とする受信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の受信装置において、 上記サンプリング手段は、異なる2つのサンプリング周
    波数により上記受信された変調信号に対するサンプリン
    グを行う2つのアナログ/ディジタル変換器を有するこ
    とを特徴とする受信装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の受信装置において、 上記サンプリング手段は、サンプリング周波数により上
    記受信された変調信号に対するサンプリングを行うアナ
    ログ/ディジタル変換器と、上記サンプリング周波数よ
    り低いサンプリング周波数にダウンサンプリングを行う
    ダウンサンプリング器とを有することを特徴とする受信
    装置。
  4. 【請求項4】 有効データシンボル挿入領域と繰り返し
    データシンボル挿入領域とを有する信号を複数の搬送波
    を使用して直交周波数分割多重無線通信方式により変調
    して無線伝送された変調信号を受信して復調する受信方
    法において、 上記受信された変調信号に対する所定時間当たりのサン
    プル数を異なるようにするサンプリングステップと、 上記サンプリングステップによりサンプリングされた第
    1のサンプル数の上記有効データシンボル挿入領域の有
    効データシンボルに対する高速フーリエ変換による復調
    演算のタイミング信号を生成するタイミング信号生成ス
    テップと、 上記タイミング信号生成ステップで生成されたタイミン
    グ信号により、上記複数の搬送波を復調するための高速
    演算が可能な高速フーリエ変換により上記サンプリング
    ステップでサンプリングされた第2のサンプル数の上記
    有効データシンボル挿入領域の有効データシンボルを復
    調する復調ステップとを備えたことを特徴とする受信方
    法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の受信方法において、 上記サンプリングステップは、異なる2つのサンプリン
    グ周波数により上記受信された変調信号に対するサンプ
    リングを行う2つのアナログ/ディジタル変換器を有す
    ることを特徴とする受信方法。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の受信方法において、 上記サンプリングステップは、サンプリング周波数によ
    り上記受信された変調信号に対するサンプリングを行う
    アナログ/ディジタル変換器と、上記サンプリング周波
    数より低いサンプリング周波数にダウンサンプリングを
    行うダウンサンプリング器とを有することを特徴とする
    受信方法。
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