JPH10210093A - 信号オフセット除去方法 - Google Patents

信号オフセット除去方法

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JPH10210093A
JPH10210093A JP9355040A JP35504097A JPH10210093A JP H10210093 A JPH10210093 A JP H10210093A JP 9355040 A JP9355040 A JP 9355040A JP 35504097 A JP35504097 A JP 35504097A JP H10210093 A JPH10210093 A JP H10210093A
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JP
Japan
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received signal
offset
point
transmission system
data sample
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JP9355040A
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Natividade Albert Lobo
アルバート ロボ ナティビデッド
Terence Wan Hung Yim
ワン ヒュン イム テレンス
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Nokia Oyj
Original Assignee
Nokia Mobile Phones Ltd
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/18Phase-modulated carrier systems, i.e. using phase-shift keying
    • H04L27/22Demodulator circuits; Receiver circuits
    • H04L27/233Demodulator circuits; Receiver circuits using non-coherent demodulation
    • H04L27/2332Demodulator circuits; Receiver circuits using non-coherent demodulation using a non-coherent carrier
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L25/00Baseband systems
    • H04L25/02Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
    • H04L25/06Dc level restoring means; Bias distortion correction ; Decision circuits providing symbol by symbol detection
    • H04L25/061Dc level restoring means; Bias distortion correction ; Decision circuits providing symbol by symbol detection providing hard decisions only; arrangements for tracking or suppressing unwanted low frequency components, e.g. removal of dc offset
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/0014Carrier regulation
    • H04L2027/0024Carrier regulation at the receiver end
    • H04L2027/0026Correction of carrier offset
    • H04L2027/003Correction of carrier offset at baseband only

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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディジタルパスバンド伝送システムで動作可
能な無線受信機のDCオフセットおよび/または位相オ
フセットの推定法を提供する。 【解決手段】 この推定方法は、受信無線信号を伝送シ
ステムのシンボルレートでサンプリングし一セットのデ
ータサンプルを生成するステップと、信号空間でデータ
サンプル毎の受信信号点を決定するために該データサン
プルセット中に含まれる各データサンプルを処理するス
テップと、信号空間で受信信号点毎の関連群点を決定す
るステップと、該データサンプルセットについて各受信
信号点とその関連群点との間の誤差の二乗の合計を最小
限度にするDCオフセットおよび位相オフセットを算出
するステップとからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタルパスバ
ンド伝送システムで動作可能な無線受信機のDCオフセ
ットおよび位相オフセットを推定する方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図1は公知のディジタルパスバンド伝送
システムの全体構成を示す図である。
【0003】同図において、データ源10はT秒周期毎
にデータシンボルmn を送出する。シンボルが生成さ
れ、システムに送受信されるレートは一定で、1/Tの
シンボルレートとなる。符号器11はデータ源10の出
力(m0 ,m1 ,m2 ,...)に作用し、各データシ
ンボルmn を群点sn へ符号化する。この群点は信号空
間で幾何学的に表わされる。それぞれ別個に存在し得る
群点の総数は有限であり、存在し得る一セットのデータ
シンボルに相当する一セットの群点は信号群として知ら
れている。生成された各群点sn に対し、変調器12が
データシンボルmnの表現として継続時間T秒の個別変
調信号sn (t)をつくる。そして、送信機のアンテナ
13が伝送システムの通信チャネルに各変調信号s
n (t)を送信する。ディジタルパスバンド伝送システ
ムで動作する受信機は、アンテナ14経由で各送信信号
n (t)を継続時間T秒の受信信号rn (t)として
受信する。
【0004】すなわち、受信機は受信無線信号を該伝送
システムのシンボルレートでサンプリングし、一続きの
データサンプルあるいは受信信号rn (t)を生成す
る。受信機の仕事は、該一続きの受信信号rn (t)を
処理して一続きの送出データシンボルmn を再生するこ
とにある。この仕事は二つのステージで実行される。ま
ず第一のステージは検出器15であり、継続時間T秒の
受信信号rn (t)に作用して観測点あるいは受信信号
点rn を生成する。群点のように、この受信信号点も信
号空間で幾何学的に表わされる。検出器16は受信機の
第二ステージを構成し、受信信号点rn についての意志
決定プロセスを実行して元のメッセージ信号mn の推定
値m’n を生成する。そして、図1の送信機で発生する
符号化および変調プロセスは、通常、例えば着信データ
サンプルmn に則した方法で搬送波17の位相を切り換
えるプロセス(キーイングプロセス)を含む。
【0005】ディジタルバスバンド伝送システムについ
ては、Simon Haykin著の『通信システ
ム』、Wiley刊、3版の3章でさらに論じられてい
る。セルラー電話システムに用いられる普及型のディジ
タルパスバンドデータ伝送はM−ary位相シフトキー
イング(MPSK)であり、より具体的には直角位相シ
フトキーイング(QPSK)である。公知のQPSK送
信機を図2に示す。
【0006】ここで、データ源10から送出される各メ
ッセージmn は、二つの直角位相信号sn [I]および
n [Q]によってQPSKシステムで定義された群点
n に変換される。該二つの直角位相信号は、同一周波
数ωc を持つが位相が90°異なる二つの正規直交搬送
波を変調する。そして、これら二つの変調信号s
n (t)[I]およびsn (t)[Q]が合算されて伝
送信号sn (t)を生じる。図3は公知のQPSK受信
機を示す。該受信機は各送信信号sn (t)を受信信号
n (t)として受信する。そして、この受信信号rn
(t)がI相関器31およびQ相関器32に送られ、受
信信号のI成分rn [I]およびQ成分rn [Q]がそ
れぞれ回復される。信号rn [I]およびrn [Q]は
受信信号点rn を特徴づけるものである。QPSKシス
テムの群点sn および受信信号点rn は、x軸が同相I
成分を表わしy軸がπ/2逆直角位相Q成分を表わす信
号空間図にプロットされる。図4は信号空間図の一例で
あり、4つの受信信号点r1 ,r2 ,r3 ,r4 からな
る受信信号点セットおよびそれぞれの関連群点s1 ,s
2 ,s3 ,s4 を示している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】MPSKおよびQPS
K変調方式を用いたディジタルパスバンド伝送システム
では、関連群点sn から逸脱する受信信号点rn が存在
することがわかっている。これは、ノイズ成分が通信チ
ャネルの伝送信号sn (t)に加えられることにより通
常発生する確率誤差の結果として起こる。また、この受
信信号の逸脱は、受信信号点rn に存在する系統誤差の
結果としても起こる。これら系統誤差は伝送システムに
おける位相オフセットの結果発生する。位相オフセット
は信号空間で各受信信号点を回転させるものである。ま
た、該系統誤差は伝送システムにおけるDCオフセット
の結果としても起こる。DCオフセットは信号空間で各
受信信号点を移動させるものである。
【0008】受信信号点rn に存在する全てのDCオフ
セットは以下に示すDCオフセット源の組み合わせの結
果として起こる。 a)DCオフセットを生成する送信機のベースバンド
(データ源および符号器) b)送信機における中間周波数または残留搬送波 c)受信機における中間周波数または残留搬送波 d)DCオフセットを生成する受信機のベースバンド e)特定チャネルに重ねられDCオフセットとして現出
するシステムクロックからの干渉。 関連群点sn からの受信信号点rn の偏差は受信機の性
能に損害を与える原因ともなる。それゆえ、受信機を最
適化しその偏差を減らすことにより、復号器16の意志
決定プロセスをより正確に実行することができる。最適
化には、信号対雑音比を改善することによりノイズに由
来する偏差の確率誤差成分を削減するステップが含まれ
る。また、システムの系統誤差を推定し受信信号からそ
の推定誤差を削除する偏差の系統誤差削減も含まれる。
【0009】受信機のDCオフセットを推定する公知の
方法には、受信機のベースバンドの受信信号点rn を平
均化して複合DCオフセットの値を得るものがある。そ
のような方法では、例えば、受信信号点のI成分r
n [I]が加算されその加算値がDCオフセットのI成
分の推定をもたらすサンプル数で割られると共に、受信
信号点のQ成分rn [Q]が加算されその加算値がDC
オフセットのQ成分の推定をもたらすサンプル数で割ら
れる。該方法でDCオフセットの正確な推定をもたらす
には、受信信号点の数Nの値が、受信信号点における推
定誤差を著しく削減するほど大きくなければならない。
また、バイアス誤差を回避するためには、一セットの受
信信号点に付随する一セットの初期群点がほぼゼロの平
均に達するかどうかにかかっている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の第一の様態によ
れば、ディジタルパスバンド伝送システムで動作可能な
無線受信機のDCオフセットおよび位相オフセットを推
定する方法において、受信無線信号を伝送システムのシ
ンボルレートでサンプリングし一セットのデータサンプ
ルを生成するステップと、信号空間でデータサンプル毎
の受信信号点を決定するために該データサンプルセット
中に含まれる各データサンプルを処理するステップと、
信号空間で受信信号点毎の関連群点を決定するステップ
と、該データサンプルセットについて各受信信号点とそ
の関連群点との間の誤差の二乗の合計を最小限度にする
DCオフセットおよび位相オフセットを算出するステッ
プとを設けることを特徴とする。
【0011】本発明の第二の様態によれば、ディジタル
パスバンド伝送システムで動作可能な無線受信機のDC
オフセットを推定する方法において、受信無線信号を伝
送システムのシンボルレートでサンプリングし一セット
のデータサンプルを生成するステップと、信号空間でデ
ータサンプル毎の受信信号点を決定するために該データ
サンプルセット中に含まれる各データサンプルを処理す
るステップと、信号空間で受信信号点毎の関連群点を決
定するステップと、該データサンプルセットについて各
受信信号点とその関連群点との間の誤差の二乗の合計を
最小限度にするDCオフセットを算出するステップとを
設けることを特徴とする。
【0012】本発明の第三の様態によれば、ディジタル
パスバンド伝送システムで動作可能な無線受信機の位相
オフセットを推定する方法において、受信無線信号を伝
送システムのシンボルレートでサンプリングし一セット
のデータサンプルを生成するステップと、信号空間でデ
ータサンプル毎の受信信号点を決定するために該データ
サンプルセット中に含まれる各データサンプルを処理す
るステップと、信号空間で受信信号点毎の関連群点を決
定するステップと、該データサンプルセットについて各
受信信号点とその関連群点との間の誤差の二乗の合計を
最小限度にする位相オフセットを算出するステップとを
設けることを特徴とする。
【0013】一実施形態においては、無線受信機が位相
シフトキーイング無線受信機である。処理ステップは相
関器のバンクを用いて各データサンプルを処理ステップ
からなるのが好ましい。相関器のバンクは共通入力を有
し、相関器の演算出力が信号空間で受信信号点を定義す
る。相関器のバンクは同相I相関器および直角位相Q相
関器とからなる。その代わりとして、該相関器のバンク
が整合フィルタのバンクであってもよい。
【0014】一実施形態においては、無線受信機が直角
位相シフトキーイング(QPSK)無線受信機である。
一実施形態では、受信無線信号に含まれる情報の先行認
識に基づいて受信信号点毎の関連群点を決定する。これ
は、送信機の送信する一連のメッセージシンボルを公知
のものであると受信機が予期し、予め受信信号点毎の関
連群点がわかっている場合に実行される。
【0015】他の実施形態では、復号器16によって実
行される意志決定支援プロセスを用いて受信信号点毎の
関連群点を決定する。本実施形態では、信号対雑音比が
高く意志決定支援プロセスが正確に動作するということ
が保証されている場合に本方法が実行される。
【0016】本発明の第四の様態によれば、ディジタル
パスバンド伝送システムで動作可能な無線受信機のDC
オフセットを推定する方法において、uがDCオフセッ
トを、rn がシンボルレートでサンプリングされた受信
信号に相当する一セットの受信信号点を、sn が該受信
信号点セットに付随する群点セットを、Nが受信信号に
ついてのサンプル数を表わす下記式
【0017】
【数3】
【0018】を実行するアルゴリズムを用いることを特
徴とする。
【0019】本発明の第五の様態によれば、ディジタル
パスバンド伝送システムで動作可能な無線受信機の位相
オフセットを推定する方法において、ψが位相オフセッ
トを表す角度を、rn がシンボルレートでサンプリング
された受信信号に相当する一セットの受信信号点を、s
n が該受信信号セットに付随する群点セットを、Nが受
信信号についてサンプル数を表わす下記式
【0020】
【数4】
【0021】を実行するアルゴリズムを用いることを特
徴とする。
【0022】本発明によれば、比較的少ない数の受信信
号点を用い、受信機の位相オフセットおよび/またはD
Cオフセットから正確な推定値が作られるという効果が
ある。そのため、簡単な処理で短時間に正確に該推定値
を作ることができる。本発明の方法は、関連群点がゼロ
に平均化されないような一セットの受信信号点について
実行されてもよい。これは従来方法に対して顕著な効果
をもたらす。
【0023】また、本発明の方法は、伝送システムに既
に存在し公知である短いデータパターンを有益に用いる
こともできる。これは、ハウスキーピング目的で短い公
知パターンを周期的に送信するほとんどの伝送システム
に適用される。この場合、本発明の方法を用いて無駄に
なる余剰帯域幅は存在しない。必要な処理を軽減するた
め、特に受信機で一回以上実行される場合、本発明の第
四および第五の形態による方法で効果的な下記項
【0024】
【数5】
【0025】が予め計算され受信機の索引テーブルに格
納されていてもよい。理想的には、受信信号点rn セッ
トはタイミング誤差が補正された周波数およびシンボル
を持つ。
【0026】本発明に係わる一実施形態では、受信機が
(IおよびQパス双方で)ベースバンドの受信信号のD
Cオフセットを推定する。そして、受信信号点上のオフ
セットの座標逆変換を実行することにより、DCオフセ
ットの受信機性能に対する好ましくない影響が除去され
る。
【0027】伝送システムに存在する系統誤差は刻々と
変化する。それゆえ、本発明の方法を用いてDCオフセ
ットおよび位相オフセットを推定し、受信信号のオフセ
ットを除去して周期的に受信機のキャリブレーションま
たは最適化を行うのが好ましい。系統誤差に対する変化
は温度の急変や受信機の構成要素の経年変化等によって
引き起こされる。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施形態をQP
SK変調方式を組み込んだディジタルパスバンド伝送シ
ステムに関して説明する。ここで、受信機はセルラーテ
レフォンネットワークで動作するモービルセルラーテレ
フォンの受信機であるのが好ましい。
【0029】図2および3に関して、QPSKディジタ
ルパスバンド伝送システムで動作するよう設計された送
信機および受信機が示されている。送信機は群点Sn
特徴づける信号Sn [I]およびSn [Q]を含む。受
信機は受信信号点rn を特徴づける信号rn [I]およ
びrn [Q]を含む。信号Sn およびrn のIおよびQ
成分は直交軸上にあるので、Sn およびrn を複素数で
表わすのに都合がよく、I成分は複素数の実数部に相当
し、Q成分信号は複素数の虚数部に相当する。
【0030】図5は複素平面にプロットされた単一の受
信信号点rn およびその関連群点sn を示すものであ
る。本発明によれば、群点および受信信号点間の関係が
以下に示すようにモデル化される。
【0031】
【数6】
【0032】ここでGはシステムの利得であり、φは位
相オフセットに由来する系統誤差であり、uは複素DC
オフセットに由来する系統誤差であり、εn はシステム
のノイズに由来する複素確率誤差である。式1)を並べ
かえると、複素確率誤差は下記式によって表わされる。
【0033】
【数7】
【0034】QPSK変調方式において、信号群は複素
平面で原点を中心とする単位半径の円上に群点を有す
る。それゆえ、各群点は下記式におけるようにその位相
角度θn によって定義される。
【0035】
【数8】
【0036】以下に示すように、利得および位相オフセ
ットが単一の複素変数Aに一体化されてもよい。
【0037】
【数9】
【0038】すると、複素確率誤差は以下のように定ま
る。
【0039】
【数10】
【0040】この確率誤差の大きさの二乗は下記式によ
って与えられる。
【0041】
【数11】
【0042】受信信号点の数に対して確率誤差の大きさ
の二乗を合算すると、以下の式が得られる。
【0043】
【数12】
【0044】L(A,u,A/バー,u/バー)はシス
テムのコスト関数であり、本発明に従ってDCオフセッ
トおよび位相オフセットの最適推定値を得るためには、
このコスト関数が最小限度に抑えられなければならな
い。該コスト関数を最小限度に抑えることにより確率誤
差が最小となり、ノイズも最小限度にとどめられる。以
下のようにして、u/バーおよびA/バーに対してコス
ト関数Lを最小限度にとどめる。
【0045】
【数13】
【0046】4)から:
【0047】
【数14】
【0048】3)にAを代入すると:
【0049】
【数15】
【0050】式2)を用いて:
【0051】
【数16】
【0052】Aの解を求めると:
【0053】
【数17】
【0054】uの代わりに用いると:
【0055】
【数18】
【0056】式5)および6)は複合DCオフセットu
および複素変数Aに複素推定値を付与する。
【0057】受信信号点のI成分rn [I]に対するD
CオフセットはRe(u)によって求められる。また、
受信信号点のQ成分rn [Q]に対するDCオフセット
はIm(u)によって求められる。さらに、位相オフセ
ットはArg(A)によって求められ、システムの利得
は|A|によって求められる。移動セルラー電話におい
て、DCオフセットおよび/または位相オフセットおよ
び/または利得の算出は、ベースバンドにおいて、セル
ラー電話のディジタル信号プロセッサで動作するアルゴ
リズムを用いることにより成し遂げられる。受信信号点
のIおよびQ成分rn [I]およびrn [Q]の値はセ
ルラー電話の集積回路でバッファリングが行われ、アル
ゴリズムが要求する時にディジタル信号プロセッサに送
られる。
【0058】式1)で定義された伝送システムのモデル
によれば、位相オフセットは推定(合算)時の間中一定
である。それゆえ、良好な実施形態において、一定であ
ると仮定された位相オフセットにとって十分短い推定時
間となるよう、DCオフセットの推定処理は4つの受信
信号点に対して実行される。そして、DCオフセット推
定処理が各々4つの受信信号点からなる連続セットに対
して繰り返されて一セットのDCオフセット推定値を生
じる。そして、一セットのこれらDC推定値が平均化さ
れて最終的なDCオフセット推定値がもたらされる。4
つの受信信号点からなる受信信号点セット毎に位相オフ
セットを算出することにより、システムの周波数オフセ
ットと等価である位相オフセットの時間的変化を判断す
ることができる。
【0059】特定のNを前提とすると、送信群点sn
セットとして考えられる数列は有限数となる。すると、
uおよびAに対する式に見いだされる下記項
【0060】
【数19】
【0061】に対して考えられる値は予め算出可能であ
り、ディジタル信号プロセッサの索引テーブルに乗数的
因子として格納することができる。uおよびAの計算に
おいては、コンピュータによる計算処理過程をさほど必
要としないので、ディジタル信号プロセッサにて該索引
テーブルを用いることでより高速な実行が可能となる。
【0062】DCオフセットおよび位相オフセットの除
去に関しては、受信信号点を式1)に従って調節してD
Cオフセットおよび位相オフセットを除去することがで
きる。
【0063】以上、前述の説明は本発明の一例を示すも
のであり、当業者にとっては本発明を逸脱することなく
各種代案や変更を創案することができるものである。従
って本発明は、特許請求の範囲内のそれら代案や変更、
および変形例を内包するものである。
【0064】本発明は、請求項に記載された発明に関係
するかどうか、あるいは対象となる問題を軽減している
かどうかに係わらず、ここで明示した新規特徴または新
規特徴を組み合わせたもの、またはその普遍的原理のい
ずれかを含むものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディジタル伝送システムの図である。
【図2】従来のQPSK送信機の図である。
【図3】従来のQPSK受信機の図である。
【図4】QPSKシステム用の信号空間図である。
【図5】QPSK変調方式を組み込んだディジタルパス
バンド伝送システム用の信号空間図であり、受信信号点
およびその関連群点を示している。
【符号の説明】
n :メッセージ信号 sn :送信群点 sn (t):伝送信号 rn (t):受信信号 rn :受信信号点 m’n :推定値
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 テレンス ワン ヒュン イム イギリス サーリイ ジーユー2 5ジェ イジェイ グイルドフォード リンウッド ホロークローズ 1

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタルパスバンド伝送システムで動
    作可能な無線受信機のDCオフセットおよび位相オフセ
    ットを推定する方法において、 受信無線信号を伝送システムのシンボルレートでサンプ
    リングし一セットのデータサンプルを生成するステップ
    と、 信号空間でデータサンプル毎の受信信号点を決定するた
    めに該データサンプルセット中に含まれる各データサン
    プルを処理するステップと、 信号空間で受信信号点毎の関連群点を決定するステップ
    と、 該データサンプルセットについて各受信信号点とその関
    連群点との間の誤差の二乗の合計を最小限度にするDC
    オフセットおよび位相オフセットを算出するステップと
    からなることを特徴とする推定方法。
  2. 【請求項2】 ディジタルパスバンド伝送システムで動
    作可能な無線受信機のDCオフセットを推定する方法に
    おいて、 受信無線信号を伝送システムのシンボルレートでサンプ
    リングし一セットのデータサンプルを生成するステップ
    と、 信号空間でデータサンプル毎の受信信号点を決定するた
    めに該データサンプルセット中に含まれる各データサン
    プルを処理するステップと、 信号空間で受信信号点毎の関連群点を決定するステップ
    と、 該データサンプルセットについて各受信信号点とその関
    連群点との間の誤差の二乗の合計を最小限度にするDC
    オフセットを算出するステップとからなることを特徴と
    する推定方法。
  3. 【請求項3】 ディジタルパスバンド伝送システムで動
    作可能な無線受信機の位相オフセットを推定する方法に
    おいて、 受信無線信号を伝送システムのシンボルレートでサンプ
    リングし一セットのデータサンプルを生成するステップ
    と、 信号空間でデータサンプル毎の受信信号点を決定するた
    めに該データサンプルセット中に含まれる各データサン
    プルを処理するステップと、 信号空間で受信信号点毎の関連群点を決定するステップ
    と、 該データサンプルセットについて各受信信号点とその関
    連群点との間の誤差の二乗の合計を最小限度にする位相
    オフセットを算出するステップとからなることを特徴と
    する推定方法。
  4. 【請求項4】 無線受信機が位相シフトキーイング無線
    受信機であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれ
    かに記載の推定方法。
  5. 【請求項5】 前記処理ステップが相関器のバンクを用
    いて各データサンプルを処理するステップからなること
    を特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の推定方
    法。
  6. 【請求項6】 相関器の前記バンクが共通入力を有し、
    相関器の演算出力が前記受信信号点を定義することを特
    徴とする請求項5記載の推定方法。
  7. 【請求項7】 相関器の前記バンクは同相I相関器と直
    角位相Q相関器とからなることを特徴とする請求項5ま
    たは6記載の推定方法。
  8. 【請求項8】 前記無線受信機が直角位相シフトキーイ
    ング無線受信機であることを特徴とする請求項1乃至7
    のいずれかに記載の推定方法。
  9. 【請求項9】 前記受信無線信号に含まれる情報の先行
    認識に基づいて前記受信信号点毎の関連群点を決定する
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の推
    定方法。
  10. 【請求項10】 意志決定支援プロセスを用いて前記受
    信信号点毎の関連群点を決定することを特徴とする請求
    項1乃至8のいずれかに記載の推定方法。
  11. 【請求項11】 ディジタルパスバンド伝送システムで
    動作可能な無線受信機のDCオフセットを推定する方法
    において、 uがDCオフセットを、rn がシンボルレートでサンプ
    リングされた受信信号に相当する一セットの受信信号点
    を、sn が該受信信号点セットに付随する群点セット
    を、Nが前記受信信号についてのサンプル数を表わす下
    記式 【数1】 を実行するアルゴリズムを用いることを特徴とする推定
    方法。
  12. 【請求項12】 ディジタルパスバンド伝送システムで
    動作可能な無線受信機の位相オフセットを推定する方法
    において、 ψが位相オフセットを表わす角度を、rn がシンボルレ
    ートでサンプリングされた受信信号に相当する一セット
    の受信信号点を、sn が該受信信号セットに付随する群
    点セットを、Nが前記受信信号についてのサンプル数を
    表わす下記式 【数2】 を実行するアルゴリズムを用いることを特徴とする推定
    方法。
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