JPWO2015052894A1 - 搬送波周波数偏差推定装置および搬送波周波数偏差推定方法 - Google Patents

搬送波周波数偏差推定装置および搬送波周波数偏差推定方法 Download PDF

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Abstract

関連する搬送波周波数偏差推定装置においては、消費電力の増大を招くことなく、広範囲にわたって精度よく周波数偏差を推定することが困難であるため、本発明の搬送波周波数偏差推定装置は、入力信号を、入力信号のシンボルレートの複数倍でオーバーサンプリングしたオーバーサンプリング信号に変換するリサンプリング手段と、オーバーサンプリング信号に含まれる時間的に連続する2個のサンプル信号間の時間変動ベクトルを算出する時間変動ベクトル算出手段と、時間変動ベクトルの平均値を算出するフィルタ手段と、平均値に基づいて搬送波周波数偏差推定値を算出する周波数偏差推定手段、とを有する。

Description

本発明は、搬送波周波数偏差推定装置および搬送波周波数偏差推定方法に関し、特に、光通信システムに用いられる搬送波周波数偏差推定装置および搬送波周波数偏差推定方法に関する。
インターネットの普及により、基幹系通信システムのトラフィック量が急激に増大していることから、100Gbpsを越える超高速の光通信システムの実用化が期待されている。このような超高速の光通信システムを実現する技術として、光位相変調方式と偏波多重分離技術を組み合わせたディジタルコヒーレント方式が注目されている(例えば、特許文献1参照)。
従来から用いられている光強度変調方式は送信レーザ光の光強度に対してデータ変調を行うのに対して、光位相変調方式は送信レーザ光の位相に対してデータ変調を行う。光位相変調方式としては、QPSK(4位相偏移変調:Quadruple Phase Shift Keying)方式や16QAM(直交振幅変調:Quadrature Amplitude Modulation)方式などが知られている。
また、偏波多重分離技術では、光送信器において、搬送波が同一の周波数帯に配備され、かつ偏光状態が互いに直交する2個の独立した単一偏光の光信号を偏光多重する。そして、光受信器において、受信光信号から前述の2個の独立した単一偏光の光信号を分離する。このような構成とすることにより偏波多重分離技術によれば、2倍の伝送速度を実現することができる。
図5は、上述した関連するディジタルコヒーレント方式を用いた光受信器500の構成を示すブロック図である。局所発振光生成部501は受信光信号と同一周波数帯の局所発振光を送出する。受信光信号と局所発振光が90度ハイブリッド510に入力される。90度ハイブリッド510から出力される8個の光信号は、光電変換部521〜524によって電気信号に変換され、さらにADコンバータ(Analog−to−Digital Converter:ADC)531〜534によりアナログ信号からディジタル信号に変換される。このようにして生成された4個のディジタル信号は、受信光信号のうち次の信号成分に相当する。すなわち、90度ハイブリッド510の偏光軸に平行な信号成分(X偏波信号)の実数部と虚数部、および90度ハイブリッド510の偏光軸に直交する信号成分(Y偏波信号)の実数部と虚数部に相当する信号である。ADコンバータ531〜534によって生成されたディジタル信号は、ディジタル信号処理部540により復調処理が施された後、シンボル識別部551、552によりビット列に復号される。
次に、関連するディジタルコヒーレント方式を用いた光受信器500におけるディジタル信号処理の動作について詳細に説明する。
図6は、ディジタル信号処理部540の構成を示すブロック図である。ADコンバータ531、532からX偏波信号生成部611に入力されたディジタル信号からX偏波信号が複素数として生成される。同様に、ADコンバータ533、534からY偏波信号生成部612に入力されたディジタル信号からY偏波信号が複素数として生成される。
周波数偏差粗補償部621、622は、受信光信号の中心周波数と局所発振光の発信周波数の偏差(光搬送波周波数偏差)を粗い精度で補償する。これは受信光信号の位相変調方式の種類や光SN(signal−to−noise)比に起因して光搬送波周波数偏差が大きくなる場合には、後段に配置される偏波分離部640が正常に動作しない可能性があるからである。また別の理由として、後段に配置される波形歪み補償部631、632においてマッチドフィルタを用いる場合、受信光信号とマッチドフィルタの中心周波数に偏差が存在すると信号品質が劣化する可能性があるからである。なお、上述した問題が発生しない場合には、周波数偏差粗補償部621、622を省略することができる。
図7は、周波数偏差粗補償部620(621、622)の構成例を示すブロック図である。2分岐された入力信号の一方を用いて周波数偏差粗推定部623が周波数偏差を推定し、位相補償量算出部624が位相補償量を算出する。他方の信号は位相補償量が算出されるまで遅延器625において待機される。位相補償量は周波数偏差推定値と単位サンプル時間(ADコンバータ531〜534におけるサンプリングレートの逆数)の積の総和として算出される。遅延器625において待機していた入力信号は、算出された位相補償量の分だけ時計方向に位相回転されることにより周波数偏差が補償される。
周波数偏差粗補償部620の構成は図7に示したものに限らず、図8に示すように、周波数領域において光スペクトルを周波数方向にシフトすることにより周波数偏差を補償する構成を用いることもできる。図8に示した構成では、入力信号はFFT部626において周波数領域の信号に高速フーリエ変換(Fast Fourier Transform:FFT)される。その後、データシフト部627において、周波数偏差推定値と逆の周波数方向に周波数シフトされた後、IFFT部628における逆高速フーリエ変換(Inverse Fast Fourier Transform:IFFT)処理により時間領域の信号に変換される。なお、FFTおよびIFFTにおける処理単位の両端において、FFTおよびIFFTが繰り返し信号を仮定することによる演算歪みが生じる可能性があるが、その場合にはオーバーラップ等の処理を別途行うこととすればよい。
また、特許文献2に記載されているように、発振周波数を制御することが可能な局所発振光生成部501を用いる場合には、局所発振光の発振周波数を周波数偏差推定値と逆方向に制御することによって周波数偏差を補償することも可能である。
周波数偏差を粗く推定する周波数偏差粗推定部623の構成の一例が特許文献2に記載されている。図9は、特許文献2に記載されている関連する周波数偏差粗推定部623の構成を示すブロック図である。図9に示した関連する周波数偏差粗推定部623においては、入力信号の実数部および虚数部のそれぞれに対して時間的に連続した2サンプルの積を求め、それらの差分を算出したうえで移動平均等の処理を行う低域通過フィルタを透過させる。所定の周波数偏差の範囲内であれば、低域通過フィルタの出力値と周波数偏差が比例関係になることがシミュレーションによって明らかになっているので、低域通過フィルタの出力値から周波数偏差を推定することが可能である。
図6に示した波形歪み補償部631、632は、周波数偏差粗補償部621、622から入力された信号に対して、波長分散補償、マッチドフィルタを用いた波形整形、非線形波形歪み補償等の伝送品質を向上させるための各種の補償処理を行う。
偏波分離部640は、光送信器において偏波多重された2個の独立した光信号に対応する2個のディジタル信号に受信光信号を分離する。偏波分離処理のアルゴリズムとしては、CMA(Continuous Modulus Algorithm)またはDD−LMS(Decision Decided Least Mean Square)等を用いることができる。
偏波分離部640から出力される信号はそれぞれリサンプリング部651、652によってサンプルタイミングを最適化した状態において1倍でオーバーサンプリングした信号に変換される。なおリサンプリング部651、652は偏波分離部640の直前など、他の位置に配置することも可能であるが、周波数偏差補償部661、662に入力される信号のオーバーサンプリングは1倍である必要がある。
周波数偏差補償部661、662は、周波数偏差粗補償部621、622が補償しきれなかった光搬送波周波数偏差を完全に補償する。また、位相偏差補償部671、672は光位相偏差を補償する。
図10に、周波数偏差補償部660(661、662)の構成を示す。周波数偏差補償部660の構成は、図7に示した周波数偏差粗補償部620が備える周波数偏差粗推定部623を周波数偏差推定部663に置き換えたものであり、他の構成は同じである。すなわち、周波数偏差補償部660は遅延器625、周波数偏差推定部663、および位相補償量算出部624を備える。
図11に周波数偏差推定部663の一例を示す。図11に示した周波数偏差推定部663の構成は、M乗法アルゴリズム(M−th Power Algorithm)またはビタビアルゴリズムと呼ばれるアルゴリズムを採用した構成である。このアルゴリズムを用いるためには、サンプルタイミングが最適化された状態において1倍でオーバーサンプリングした信号を入力する必要がある。なお、1倍でオーバーサンプリングした信号を用いるため、補償可能な周波数偏差の範囲に制限がある。
上記説明した光位相変調方式と偏光多重分離技術を組み合わせたディジタルコヒーレント方式を用いることにより、100Gbpsといった超高速の光通信システムを実現することが可能となる。
特開2012−248944号公報(段落「0022」〜「0052」) 特開2009−038801号公報(段落「0002」〜「0015」、図1)
しかしながら、上述した関連する周波数偏差推定部においては、推定可能な周波数偏差の範囲が制限されるため、広範囲にわたって精度よく周波数偏差を推定することが困難であるという問題があった。さらに、多数の演算器を使用する必要があるため、集積回路に実装したときに回路規模が増大し、消費電力が増大するという問題があった。
このように、関連する搬送波周波数偏差推定装置においては、消費電力の増大を招くことなく、広範囲にわたって精度よく周波数偏差を推定することが困難であるという問題があった。
本発明の目的は、上述した課題である、消費電力の増大を招くことなく、広範囲にわたって精度よく周波数偏差を推定することが困難である、という課題を解決する搬送波周波数偏差推定装置および搬送波周波数偏差推定方法を提供することにある。
本発明の搬送波周波数偏差推定装置は、入力信号を、入力信号のシンボルレートの複数倍でオーバーサンプリングしたオーバーサンプリング信号に変換するリサンプリング手段と、オーバーサンプリング信号に含まれる時間的に連続する2個のサンプル信号間の時間変動ベクトルを算出する時間変動ベクトル算出手段と、時間変動ベクトルの平均値を算出するフィルタ手段と、平均値に基づいて搬送波周波数偏差推定値を算出する周波数偏差推定手段、とを有する。
本発明の搬送波周波数偏差補償装置は、搬送波周波数偏差推定値を算出する搬送波周波数偏差推定装置と、搬送波周波数偏差推定値に基づいて入力信号の搬送波周波数偏差を補償する周波数偏差補償手段を有し、搬送波周波数偏差推定装置は、入力信号を、入力信号のシンボルレートの複数倍でオーバーサンプリングしたオーバーサンプリング信号に変換するリサンプリング手段と、オーバーサンプリング信号に含まれる時間的に連続する2個のサンプル信号間の時間変動ベクトルを算出する時間変動ベクトル算出手段と、時間変動ベクトルの平均値を算出するフィルタ手段と、平均値に基づいて搬送波周波数偏差推定値を算出する周波数偏差推定手段、とを備える。
本発明の搬送波周波数偏差推定方法は、入力信号を、入力信号のシンボルレートの複数倍でオーバーサンプリングしたオーバーサンプリング信号に変換し、オーバーサンプリング信号に含まれる時間的に連続する2個のサンプル信号間の時間変動ベクトルを算出し、フィルタ処理により時間変動ベクトルの平均値を算出し、平均値に基づいて搬送波周波数偏差推定値を算出する。
本発明の搬送波周波数偏差推定装置および搬送波周波数偏差推定方法によれば、消費電力の増大を招くことなく、広範囲にわたって精度よく周波数偏差を推定することができる。
本発明の第1の実施形態に係る搬送波周波数偏差推定装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る搬送波周波数偏差推定装置を用いて、周波数偏差と偏角との関係を数値シミュレーションにより算出した結果を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る搬送波周波数偏差推定装置を用いて、周波数偏差と偏角との関係を数値シミュレーションにより算出した別の結果を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る搬送波周波数偏差推定装置およびそれを用いた搬送波周波数偏差補償装置の構成を示すブロック図である。 関連するディジタルコヒーレント方式を用いた光受信器の構成を示すブロック図である。 関連するディジタルコヒーレント方式を用いた光受信器が備えるディジタル信号処理部の構成を示すブロック図である。 関連するディジタル信号処理部が備える周波数偏差粗補償部の構成を示すブロック図である。 関連するディジタル信号処理部が備える周波数偏差粗補償部の別の構成を示すブロック図である。 関連する周波数偏差粗推定部の構成を示すブロック図である。 関連するディジタル信号処理部が備える周波数偏差補償部の構成を示すブロック図である。 関連するディジタル信号処理部が備える周波数偏差推定部の構成を示すブロック図である。
以下に、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
〔第1の実施形態〕
図1は、本発明の第1の実施形態に係る搬送波周波数偏差推定装置100の構成を示すブロック図である。搬送波周波数偏差推定装置100は、リサンプリング手段110、時間変動ベクトル算出手段120、フィルタ手段130、および周波数偏差推定手段140を有する。
リサンプリング手段110は、入力信号を、入力信号のシンボルレートの複数倍でオーバーサンプリングしたオーバーサンプリング信号に変換する。時間変動ベクトル算出手段120は、オーバーサンプリング信号に含まれる時間的に連続する2個のサンプル信号間の時間変動ベクトルを算出する。フィルタ手段130は、時間変動ベクトルの平均値を算出する。そして、周波数偏差推定手段140は、この平均値に基づいて搬送波周波数偏差推定値を算出する。
時間変動ベクトル算出手段120は図1に示すように、遅延器、複素共役器、および積算器を備えた構成とすることができる。ここで遅延器は、リサンプリング手段110が出力する2個のサンプル信号のうち時間的に先行するサンプル信号を1サンプル時間だけ遅延させる。複素共役器は、遅延器が出力するサンプル信号の複素共役を算出し複素共役サンプル信号を出力する。そして積算器は、2個のサンプル信号のうち後続のサンプル信号と、複素共役サンプル信号との積を算出する。
また、周波数偏差推定手段140は図1に示すように、偏角算出部141と周波数偏差算出部142を備えた構成とすることができる。ここで偏角算出部141は、フィルタ手段130が算出した時間変動ベクトルの平均値から偏角を算出する。そして周波数偏差算出部142は、この偏角と搬送波周波数偏差との関係に基づいて搬送波周波数偏差推定値を算出する。
次に、本実施形態による搬送波周波数偏差推定装置100の動作について説明する。
搬送波周波数偏差推定装置100は上述したように、リサンプリング手段110において入力信号を所定のサンプリングレートの信号に変換する。その後に、時間変動ベクトル算出手段120において、ある時刻のサンプルとその直前のサンプルの複素共役の積を算出する。この積の値は1サンプル時間(サンプリングレートの逆数)当たりの光信号の時間変動を表すベクトル、すなわち時間変動ベクトルを意味する。
フィルタ手段130には、移動平均処理等を行う低域通過フィルタを用いることができる。そして、上述した時間変動ベクトルがこのフィルタ手段130を透過した後に、偏角算出部141において偏角を算出する。この偏角は後述するように周波数偏差と一対一に対応するので、周波数偏差を推定することが可能である。
上述した偏角と周波数偏差との関係について、図2を用いて説明する。
図2は、本実施形態による搬送波周波数偏差推定装置100を用いて、光信号の周波数偏差と偏角との関係を数値シミュレーションにより算出した結果を示す図である。光信号として、128Gbpsの偏波多重QPSK光信号を用いた。図2には、リサンプリング後のオーバーサンプリングを1倍、2倍、4倍にそれぞれ設定した場合の結果を示す。図2より、2倍および4倍でオーバーサンプリングした場合には周波数偏差と偏角が広い周波数範囲で比例関係にあることがわかる。それに対して、1倍でオーバーサンプリングした場合には比例関係には無いことがわかる。
図3に、256Gbpsの偏波多重16QAM光信号に対して、本実施形態による搬送波周波数偏差推定装置100を用いて、光信号の周波数偏差と偏角との関係を数値シミュレーションにより算出した結果を示す。図2に示した結果と同様に、2倍および4倍でオーバーサンプリングした場合には、周波数偏差と偏角が広い周波数範囲で比例関係にあることがわかる。それに対して、1倍でオーバーサンプリングした場合には比例関係には無いことがわかる。
図2および図3に示したシミュレーション結果に基づいて、本実施形態による搬送波周波数偏差推定装置100の動作について説明する。
上述したように、本実施形態による搬送波周波数偏差推定装置100においては、時間変動ベクトルに僅かに存在する周波数偏差により生じる位相回転量を、フィルタ手段130としての低域通過フィルタにより抽出している。ここで、サンプリングレートが低い場合、言い換えれば、オーバーサンプリングが1倍のように小さい場合には、時間変動ベクトルに含まれる位相回転量の情報がきわめて少ない。そのため、周波数偏差と偏角の関係が一対一対応とはならず、その結果、周波数偏差を正常に推定することが困難である。それに対して本実施形態による搬送波周波数偏差推定装置100は、リサンプリング手段110において複数倍でオーバーサンプリングする構成としているので、周波数偏差と偏角は比例関係となる。そのため、広範囲にわたって周波数偏差を推定することが可能である。しかも、実装する際に必要となる演算器の個数が増加することはないので、回路規模および消費電力の増大を招くことはない。
次に、本実施形態による搬送波周波数偏差推定方法について説明する。本実施形態の搬送波周波数偏差推定方法においては、まず、入力信号を、入力信号のシンボルレートの複数倍でオーバーサンプリングしたオーバーサンプリング信号に変換する。続いて、このオーバーサンプリング信号に含まれる時間的に連続する2個のサンプル信号間の時間変動ベクトルを算出する。そして、フィルタ処理により時間変動ベクトルの平均値を算出し、この平均値に基づいて搬送波周波数偏差推定値を算出する。
本実施形態による搬送波周波数偏差推定方法によっても、周波数偏差と偏角は比例関係となるため、広範囲にわたって周波数偏差を補償することが可能である。
以上説明したように、本実施形態の搬送波周波数偏差推定装置および搬送波周波数偏差推定方法によれば、消費電力の増大を招くことなく、広範囲にわたって精度よく周波数偏差を推定することができる。
次に、本実施形態による搬送波周波数偏差推定装置100を用いた搬送波周波数偏差補償装置について説明する。本実施形態の搬送波周波数偏差補償装置は、搬送波周波数偏差推定値を算出する搬送波周波数偏差推定装置100と、この搬送波周波数偏差推定値に基づいて入力信号の搬送波周波数偏差を補償する周波数偏差補償手段を有する。搬送波周波数偏差推定装置100の構成は、図1を用いて上述した通りである。
ここで、本実施形態の搬送波周波数偏差補償装置の構成は、図7に示した周波数偏差粗補償部620において、周波数偏差粗推定部623を搬送波周波数偏差推定装置100に置き換えた構成とすることができる。すなわち、本実施形態の搬送波周波数偏差補償装置が備える周波数偏差補償手段は、位相補償量算出部と位相補償部を有する構成とすることができる。
位相補償量算出部は、搬送波周波数偏差推定装置100が算出する搬送波周波数偏差推定値と単位サンプリング時間に基づいて入力信号に対する位相補償量を算出する。そして、位相補償部は入力信号の位相を位相補償量だけ回転させることにより搬送波周波数偏差を補償する。
具体的には図7を用いて説明したように、本実施形態の搬送波周波数偏差補償装置に入力された入力信号のうち、2分岐された入力信号の一方を用いて搬送波周波数偏差推定装置100が周波数偏差を推定し、位相補償量算出部(624)が位相補償量を算出する。他方の信号は位相補償量が算出されるまで位相補償部に含まれる遅延器(625)において待機される。位相補償量は周波数偏差推定値と単位サンプル時間の積の総和として算出される。遅延器(625)において待機していた入力信号は、算出された位相補償量の分だけ時計方向に位相回転されることにより周波数偏差が補償される。
また、本実施形態の搬送波周波数偏差補償装置の構成は、図8に示した周波数偏差粗補償部620において、周波数偏差粗推定部623を搬送波周波数偏差推定装置100に置き換えた構成とすることができる。すなわち、周波数領域において光スペクトルを周波数方向にシフトすることにより周波数偏差を補償する構成を用いることもできる。
具体的には、本実施形態の搬送波周波数偏差補償装置が備える周波数偏差補償手段は、FFT部(626)、データシフト部(627)、およびIFFT部(628)を備えた構成とすることができる。ここでFFT部(626)は、搬送波周波数偏差補償装置の入力信号に高速フーリエ変換処理を施す。データシフト部(627)は、FFT部(626)が出力する高速フーリエ変換処理された入力信号を、搬送波周波数偏差推定装置100が算出する搬送波周波数偏差推定値だけ周波数シフトさせる。IFFT部(628)はデータシフト部(627)の出力信号に逆フーリエ変換処理を施す。
上述した本実施形態の搬送波周波数偏差補償装置によれば、搬送波周波数偏差推定装置100によって広範囲な搬送波周波数偏差推定値が得られるので、広範囲にわたって周波数偏差を補償することができる。
〔第2の実施形態〕
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態では、偏波多重分離技術を用いた場合について説明する。図4は、本発明の第2の実施形態に係る搬送波周波数偏差推定装置200およびそれを用いた搬送波周波数偏差補償装置300の構成を示すブロック図である。
本実施形態による搬送波周波数偏差推定装置200は、第1の搬送波周波数偏差推定装置211、第2の搬送波周波数偏差推定装置212、および周波数偏差平均手段220を有する。ここで第1の搬送波周波数偏差推定装置211および第2の搬送波周波数偏差推定装置212の構成はそれぞれ、第1の実施形態に係る搬送波周波数偏差推定装置100の構成と同様である。
第1の搬送波周波数偏差推定装置211と第2の搬送波周波数偏差推定装置212はそれぞれ、第1の偏波入力信号(X偏波入力信号)と第2の偏波入力信号(Y偏波入力信号)を入力信号としている。ここで第1の偏波入力信号と第2の偏波入力信号は、中心周波数が同一周波数帯に配置され互いに直交する2個の単一偏波光信号を偏光多重した偏光多重光信号を検波することによって得られる。
第1の搬送波周波数偏差推定装置211と第2の搬送波周波数偏差推定装置212は、搬送波周波数偏差推定値である第1の搬送波周波数偏差推定値と第2の搬送波周波数偏差推定値をそれぞれ算出し、周波数偏差平均手段220に出力する。そして、周波数偏差平均手段220は第1の搬送波周波数偏差推定値と第2の搬送波周波数偏差推定値の平均である周波数偏差平均値を算出する。
次に、本実施形態による搬送波周波数偏差推定方法について説明する。本実施形態の搬送波周波数偏差推定方法においては、第1の偏波入力信号と第2の偏波入力信号を入力信号とする。ここで、第1の偏波入力信号と第2の偏波入力信号は、中心周波数が同一周波数帯に配置され互いに直交する2個の単一偏波光信号を偏光多重した偏光多重光信号を検波することによって得られる。
そして、第1の偏波入力信号に対して搬送波周波数偏差推定値である第1の搬送波周波数偏差推定値を算出し、第2の偏波入力信号に対して搬送波周波数偏差推定値である第2の搬送波周波数偏差推定値を算出する。その後に、第1の搬送波周波数偏差推定値と第2の搬送波周波数偏差推定値の平均である周波数偏差平均値を算出する。
上述したように、本実施形態の搬送波周波数偏差推定装置200および搬送波周波数偏差推定方法においては、第1の偏波入力信号と第2の偏波入力信号のそれぞれを用いて搬送波周波数偏差推定値を平均化した周波数偏差平均値を算出する構成としている。それにより、雑音による影響を削減することができるので、搬送波周波数偏差を推定する精度を向上させることができる。
次に、本実施形態による搬送波周波数偏差補償装置300について図4を用いて説明する。
搬送波周波数偏差補償装置300は、上述した搬送波周波数偏差推定装置200と周波数偏差補償手段を有する。周波数偏差補償手段は、搬送波周波数偏差推定装置200が算出した周波数偏差平均値に基づいて第1の偏波入力信号(X偏波入力信号)および第2の偏波入力信号(Y偏波入力信号)の搬送波周波数偏差を補償する。
搬送波周波数偏差補償装置300について、さらに詳細に説明する。周波数偏差補償手段は、周波数偏差平均値と単位サンプリング時間に基づいて入力信号に対する位相補償量を算出する位相補償量算出部と、入力信号の位相を位相補償量だけ回転させることにより搬送波周波数偏差を補償する位相補償部とを備える。なお、周波数偏差補償手段のX偏波入力信号およびY偏波入力信号に対する構成は同一である。
具体的には、X偏波入力信号およびY偏波入力信号のうち、2分岐されたX偏波入力信号およびY偏波入力信号の一方をそれぞれ用いて、搬送波周波数偏差推定装置200が周波数偏差平均値を算出する。位相補償量算出部311(312)は周波数偏差平均値に基づいて位相補償量をそれぞれ算出する。X偏波入力信号およびY偏波入力信号の他方の信号は、位相補償量が算出されるまで位相補償部に含まれる遅延器321(322)においてそれぞれ待機される。位相補償量は周波数偏差平均値と単位サンプル時間の積の総和として算出される。遅延器321(322)において待機していたX偏波入力信号(Y偏波入力信号)は、算出された位相補償量の分だけ時計方向に位相回転されることにより搬送波周波数偏差がそれぞれ補償される。
上述した本実施形態の搬送波周波数偏差補償装置300によれば、搬送波周波数偏差推定装置200によって搬送波周波数偏差を推定する精度を向上させることができるので、周波数偏差を高精度で補償することが可能になる。これにより、光通信システムの伝送特性を改善することができる。
以上、上述した実施形態を模範的な例として本発明を説明した。しかしながら、本発明は、上述した実施形態には限定されない。即ち、本発明は、本発明のスコープ内において、当業者が理解し得る様々な態様を適用することができる。
この出願は、2013年10月7日に出願された日本出願特願2013−210085を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
100、200 搬送波周波数偏差推定装置
110 リサンプリング手段
120 時間変動ベクトル算出手段
130 フィルタ手段
140 周波数偏差推定手段
141 偏角算出部
142 周波数偏差算出部
211 第1の搬送波周波数偏差推定装置
212 第2の搬送波周波数偏差推定装置
220 周波数偏差平均手段
300 搬送波周波数偏差補償装置
311、312 位相補償量算出部
321、322 遅延器
500 関連するディジタルコヒーレント方式を用いた光受信器
501 局所発振光生成部
510 90度ハイブリッド
521〜524 光電変換部
531〜534 ADコンバータ(ADC)
540 ディジタル信号処理部
551、552 シンボル識別部
611 X偏波信号生成部
612 Y偏波信号生成部
620、621、622 周波数偏差粗補償部
623 周波数偏差粗推定部
624 位相補償量算出部
625 遅延器
626 FFT部
627 データシフト部
628 IFFT部
631、632 波形歪み補償部
640 偏波分離部
651、652 リサンプリング部
660、661、662 周波数偏差補償部
663 周波数偏差推定部
671、672 位相偏差補償部

Claims (10)

  1. 入力信号を、前記入力信号のシンボルレートの複数倍でオーバーサンプリングしたオーバーサンプリング信号に変換するリサンプリング手段と、
    前記オーバーサンプリング信号に含まれる時間的に連続する2個のサンプル信号間の時間変動ベクトルを算出する時間変動ベクトル算出手段と、
    前記時間変動ベクトルの平均値を算出するフィルタ手段と、
    前記平均値に基づいて搬送波周波数偏差推定値を算出する周波数偏差推定手段、とを有する搬送波周波数偏差推定装置。
  2. 請求項1に記載した搬送波周波数偏差推定装置において、
    前記時間変動ベクトル算出手段は、
    前記2個のサンプル信号のうち時間的に先行するサンプル信号を1サンプル時間だけ遅延させる遅延器と、
    前記遅延器が出力するサンプル信号の複素共役を算出し複素共役サンプル信号を出力する複素共役器と、
    前記2個のサンプル信号のうち後続のサンプル信号と、前記複素共役サンプル信号との積を算出する積算器、とを備える
    搬送波周波数偏差推定装置。
  3. 請求項1または2に記載した搬送波周波数偏差推定装置において、
    前記周波数偏差推定手段は、
    前記平均値から偏角を算出する偏角算出部と、
    前記偏角と搬送波周波数偏差との関係に基づいて前記搬送波周波数偏差推定値を算出する周波数偏差算出部、とを備える
    搬送波周波数偏差推定装置。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載した搬送波周波数偏差推定装置である第1の搬送波周波数偏差推定装置と第2の搬送波周波数偏差推定装置と、周波数偏差平均手段、とを有し、
    前記第1の搬送波周波数偏差推定装置と前記第2の搬送波周波数偏差推定装置はそれぞれ、中心周波数が同一周波数帯に配置され互いに直交する2個の単一偏波光信号を偏光多重した偏光多重光信号を検波することによって得られる第1の偏波入力信号と第2の偏波入力信号を前記入力信号とし、前記搬送波周波数偏差推定値である第1の搬送波周波数偏差推定値と第2の搬送波周波数偏差推定値をそれぞれ出力し、
    前記周波数偏差平均手段は、前記第1の搬送波周波数偏差推定値と前記第2の搬送波周波数偏差推定値の平均である周波数偏差平均値を算出する
    搬送波周波数偏差推定装置。
  5. 搬送波周波数偏差推定値を算出する搬送波周波数偏差推定装置と、前記搬送波周波数偏差推定値に基づいて入力信号の搬送波周波数偏差を補償する周波数偏差補償手段を有し、
    前記搬送波周波数偏差推定装置は、
    前記入力信号を、前記入力信号のシンボルレートの複数倍でオーバーサンプリングしたオーバーサンプリング信号に変換するリサンプリング手段と、
    前記オーバーサンプリング信号に含まれる時間的に連続する2個のサンプル信号間の時間変動ベクトルを算出する時間変動ベクトル算出手段と、
    前記時間変動ベクトルの平均値を算出するフィルタ手段と、
    前記平均値に基づいて前記搬送波周波数偏差推定値を算出する周波数偏差推定手段、とを備える
    搬送波周波数偏差補償装置。
  6. 請求項5に記載した搬送波周波数偏差補償装置において、
    前記周波数偏差補償手段は、
    前記搬送波周波数偏差推定値と単位サンプリング時間に基づいて前記入力信号に対する位相補償量を算出する位相補償量算出部と、
    前記入力信号の位相を前記位相補償量だけ回転させることにより、前記搬送波周波数偏差を補償する位相補償部、とを備える
    搬送波周波数偏差補償装置。
  7. 請求項5に記載した搬送波周波数偏差補償装置において、
    前記周波数偏差補償手段は、
    前記入力信号に高速フーリエ変換処理を施すFFT部と、
    前記FFT部が出力する高速フーリエ変換処理された入力信号を前記搬送波周波数偏差推定値だけ周波数シフトさせるデータシフト部と、
    前記データシフト部の出力信号に逆フーリエ変換処理を施すIFFT部、とを備える
    搬送波周波数偏差補償装置。
  8. 請求項5または6に記載した搬送波周波数偏差補償装置において、
    前記搬送波周波数偏差推定装置である第1の搬送波周波数偏差推定装置と第2の搬送波周波数偏差推定装置と、周波数偏差平均手段、とを有し、
    前記第1の搬送波周波数偏差推定装置と前記第2の搬送波周波数偏差推定装置はそれぞれ、中心周波数が同一周波数帯に配置され互いに直交する2個の単一偏波光信号を偏光多重した偏光多重光信号を検波することによって得られる第1の偏波入力信号と第2の偏波入力信号を前記入力信号とし、前記搬送波周波数偏差推定値である第1の搬送波周波数偏差推定値と第2の搬送波周波数偏差推定値をそれぞれ出力し、
    前記周波数偏差平均手段は、前記第1の搬送波周波数偏差推定値と前記第2の搬送波周波数偏差推定値の平均である周波数偏差平均値を算出し、
    前記周波数偏差補償手段は、前記周波数偏差平均値に基づいて前記第1の偏波入力信号および前記第2の偏波入力信号の搬送波周波数偏差を補償する
    搬送波周波数偏差補償装置。
  9. 入力信号を、前記入力信号のシンボルレートの複数倍でオーバーサンプリングしたオーバーサンプリング信号に変換し、
    前記オーバーサンプリング信号に含まれる時間的に連続する2個のサンプル信号間の時間変動ベクトルを算出し、
    フィルタ処理により前記時間変動ベクトルの平均値を算出し、
    前記平均値に基づいて搬送波周波数偏差推定値を算出する
    搬送波周波数偏差推定方法。
  10. 請求項9に記載した搬送波周波数偏差推定方法において、
    中心周波数が同一周波数帯に配置され互いに直交する2個の単一偏波光信号を偏光多重した偏光多重光信号を検波することによって得られる第1の偏波入力信号と第2の偏波入力信号を前記入力信号とし、
    前記搬送波周波数偏差推定値である第1の搬送波周波数偏差推定値を前記第1の偏波入力信号に対して算出し、
    前記搬送波周波数偏差推定値である第2の搬送波周波数偏差推定値を前記第2の偏波入力信号に対して算出し、
    前記第1の搬送波周波数偏差推定値と前記第2の搬送波周波数偏差推定値の平均である周波数偏差平均値を算出する
    搬送波周波数偏差推定方法。
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