JP2009239542A - 周波数分割多重型無線ネットワークシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】輻輳に善処することで高速ホッピングを可能とした無線ネットワークシステムを新たに構築する。
【解決手段】コーディネータC及びこのコーディネータCに管理される複数の固定ノードたるアクセスポイントAPによって無線ネットワークを構成し、一のアクセスポイントAPからの送信に対する受信可能範囲に2以上のアクセスポイントAPが存在し得るネットワーク構成において、受信可能範囲の重なり得る前記2以上のアクセスポイントAPを、アドレスやID等のノード識別の相違とともに受信周波数チャネルも異なる値に固定した。
【選択図】図1

Description

本発明は、パーソナルエリアネットワーク等の無線ネットワークにおけるホッピング等の高速化を図った周波数分割多重型無線ネットワークシステムに関するものである。
近時において、パーソナルエリアネットワーク(以下、「PAN」と略称する)のうち近距離ワイヤレス通信を可能にするものの一つとして、特許文献1に紹介されているような、IEEE802.15.4に準拠したZigbeeと称するもの等が知られている。
このネットワークシステムは、通常、ネットワーク全体を管理するコーディネータの下に、多数のノードがワイヤレスで接続される。そして、かかるZigbeeのプロトコルでは、例えばノード間の通信において相手方のアドレスを指定して交信を行うため、同じ受信周波数の通信でも自分宛であるか自分宛でないかを区別することができる。そのため、ひとつの周波数チャネルに複数のネットワークが存在可能であり、同じネットワークの中に複数のノードが存在しても目的の相手と通信することが可能となっている。
特開2005−136984号公報
ところで、少なくとも一部の構成として、ノードをツリートポロジを構成するように配置して固定ノードとし、固定ノード間をホッピングしてコーディネータまでデータを届けるように構成する場合、ツリーに沿って隣り合う固定ノード同士は、確実に通信できる距離に配置される必要がある。
この場合の通信距離は、気温や湿度などの環境や障害物等の影響で変化するため、隣接固定ノードとは確実に通信できる一方でその他の固定ノード(例えば、ひとつ飛ばした固定ノードや分岐直後の固定ノード同士)には絶対に通信が届かないように配置することは不可能である。したがって、例えば図12(a)に示すように固定ノードN1から固定ノードN2に通信を行う際に、自分宛でない固定ノードN3が通信を受信することがあり、この場合に固定ノードN3において輻輳が生じて、高速でデータ転送をする上での障害となる。
また、例えば固定ノードに対して移動ノードをアドホックさせるように構成する場合、隣り合う固定ノードはお互いに通信可能であるため、例えば図12(b)に示すように移動ノードN11が複数の固定ノードN12,N13と同時に通信可能となる地点は確実に存在する。そして、例えば移動ノードN11から固定ノードN12に通信を行う場合に、固定ノードN13が自分宛でない通信を受信しても輻輳が生じ、この場合にも高速でデータ転送をすることが困難となる。
本発明は、このような課題に着目してなされたものであって、輻輳に善処することで高速ホッピングや高速アドホックを可能とした無線ネットワークシステムを新たに提供するとともに、かかるシステムを利用して通信の信頼性を有効に向上させることを併せて目的としている。
本発明は、かかる目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。
すなわち、本発明の周波数分割多重型無線ネットワークシステムは、コーディネータ及びこのコーディネータに管理される複数の固定ノードによって無線ネットワークを構成し、一の固定ノードからの送信に対する受信可能範囲に前記一の固定ノード以外に2以上の固定ノードが存在し得るものにおいて、受信可能範囲の重なり得る関係にある固定ノード同士を、アドレスやID等のノード識別の相違とともに受信周波数チャネルも異なる値に固定したことを特徴とする。ここに言う固定とは、少なくともシステムの稼動中に変動させないことを意味する。以下同様である。
このように構成すると、一の固定ノードから受信可能範囲にある2以上の固定ノードのうちの一つを宛先としてノード識別及び受信周波数チャネルを特定した送信が行われた場合に、自分宛でない固定ノードは周波数チャネルも異なるため受信自体がされないことになる。このため、自分宛でない固定ノードにおいて輻輳が生じることを有効に回避することができる。
上記の構成は、輻輳回避が得られる範囲で固定ノードのトポロジを限定するものではないが、そのうちの一つのトポロジとして、コーディネータ及びこのコーディネータに管理される複数の固定ノードによってツリートポロジ型の無線ネットワークを構成し、一の固定ノードからの送信に対する受信可能範囲に隣接固定ノードとともに更にその隣接固定ノードに隣接する2つ先の固定ノードが含まれ得る場合には、少なくともツリーに沿って上流と下流の関係で隣接する固定ノード間を、アドレスやID等のノード識別の相違とともに受信周波数チャネルも異なる値に固定しておくことが簡易かつ明確となる。
このように構成すると、ノード間でマルチホップを行うために一の固定ノードから隣接固定ノードを相手先としてノード識別及び受信周波数チャネルを特定した送信を行う場合に、たとえ一の固定ノードから2つ先の固定ノードが受信可能範囲にあったとしても、その送信は自分宛でなく周波数チャネルも異なるため当該固定ノードにおいて受信自体がされないことになる。このため、マルチホップする場合に自分宛でない固定ノードにおいて輻輳が生じることを有効に回避することができる。
固定ノードが集中する箇所や固定ノード間の距離が短い箇所において特に輻輳が生じ易いことに鑑みれば、ツリーが分岐している箇所において、分岐点並びにその上流及び下流に固定ノードを配置し、それらの固定ノード間でノード識別の相違とともに受信周波数チャネルも異なる値に固定していることが望ましい。分岐点は逆の見方をすれば合流点でもあるため、本明細書に言う分岐点には合流点も含まれる。
固定ノードが応答しない場合にもツリーに沿ったマルチホップ機能の信頼性を有効に高めるためには、少なくとも一部の固定ノードの受信可能範囲を、ツリーに沿って2つ先の固定ノードにまで定常的に及ぶように設定し、隣接固定ノードとの間で予め設定した交信不可と判断すべき条件が満たされた場合に、ノード識別及び受信周波数チャネルを、その隣接固定ノードに更に隣接する前記2つ先の固定ノードのものに切り替えるように設定していることが望ましい。
輻輳を回避できる範囲を無理なく拡張するためには、ツリーに沿って少なくとも3つの連続する固定ノードが、異なる受信周波数チャネルに設定されていることが好ましい。
固定ノードに対してアドホック可能な移動ノードを更に具備し、一の移動ノードからの送信に対する受信可能範囲に2以上の固定ノードが存在し得る場合には、移動ノードは固定ノードから隣接固定ノードへアドホック先を変更しようとする度にノード識別とともに交信周波数チャネルを切り替えるように構成されていることが望ましい。
このように構成すると、一の移動ノードから受信可能範囲にある2以上の固定ノードのうちの一つを宛先としてノード識別及び受信周波数チャネルを特定した送信が行われた場合に、自分宛でない固定ノードは周波数チャネルも異なるため受信自体がされないことになる。このため、アドホック先を切り替える場合等にアドホック元の固定ノードが再度これを受信して輻輳が生じたり、2つ先のアクセスポイントAPがこれを受信して輻輳が生じることなどを有効に回避することができる。
この場合、アドホック先の切替を迅速に行わせるためには、固定ノードに隣接固定ノードとの交信に必要なノード識別、受信周波数チャネル等の交信情報を予め記憶させておき、移動ノードは、一の固定ノードにアドホックした際にその固定ノードから隣接固定ノードに関する交信情報を受け取り、その交信情報に基づき移動先で当該隣接固定ノードへのアドホックを実現するように構成されていることが好ましい。
固定ノードが応答しない場合にもアドホック機能の信頼性を有効に高めるためには、移動ノードが、一の固定ノードにアドホックした際にその固定ノードから隣接固定ノードとともに更にその隣接固定ノードに隣接する2つ先の固定ノードに関する交信情報を受け取り、隣接固定ノードとの間で予め設定した交信不可と判断すべき条件が満たされた場合に、ノード識別及び受信周波数チャネルを、その隣接固定ノードに更に隣接する前記2つ先の固定ノードのものに切り替えるように設定しておくことが望ましい。
このようなリレーによって次なる固定ノードの交信情報を与えていく場合、最初に固定ノードにアドホックする場合の情報を持ち得ない。そこで、固定ノードの一部は、移動ノードが最初にアドホックする際の受付用固定ノードとして機能すべく、当該受付用固定ノードにノード識別、周波数チャネル等の固有の交信条件を予め設定するとともに、移動ノードに、当該受付用固定ノードと交信するための固有の交信情報を予め記憶させておき、移動ノードの初期アドホック時に当該移動ノードは前記固有の交信情報を取り出し、これに基づき受付用固定ノードに対して交信要求をなすように構成していることが好適となる。
この場合、適宜の場所から初期アドホックを実現可能とするためには、ツリーに沿って受付用固定ノードが複数点在し、それらの固定ノードに共通の交信条件を設定していることが望ましい。
固定ノードがネットワークから外れていわゆる迷子の状態になった場合等にも、通信を有効に回復できるようにするためには、移動ノードは、受け取った交信情報に基づく交信について予め設定した交信不能と判断すべき条件が満たされた場合に、アドホック先を受付用固定ノードに切り替えるように構成されていることが好ましい。
本発明の好適な適用例としては、固定ノードを学校の通学路に沿って配置し、移動ノードを児童に携帯又は付帯させて、移動ノードが固定ノードにアドホックする度に移動ノード及び固定ノードのノード識別を含むデータがコーディネータに送信されるように構成しているものが挙げられる。
これによれば、登下校時の所在に関するデータを固定ノード間のマルチホップを通じてコーディネータに有効に収集することができ、そのマルチホップも輻輳を回避しつつ高速で行えるため、登下校時に学童が密集していても、通信を確保して児童監視機能等を有効に高めることが可能となる。
以上のネットワークを簡易に実現するためには、固定ノードとして、受信周波数チャネルが4種類以上のなかから予め定めた受信周波数チャネルに設定されたデバイスを構成し、あるいは移動ノードとして、固定ノードとの交信のための周波数チャネルとして少なくとも4種類以上を有し、その周波数チャネルを切り替えながら固定ノードとの交信を行い得るようにデバイスを構成することが望ましい。
本発明は、以上説明した構成であるから、固定ノード間のマルチホップ時に生じる輻輳や、移動ノードから固定ノードへのアドホック時に生じる輻輳の問題を好適に解消若しくは低減し、これによりホッピング時やアドホック時の渋滞の低減されたネットワークの樹立を可能にするとともに、かかるシステム構成の下に、通信状態の確保を通じて通信の信頼性を有効に向上させた、新規有用な周波数分割多重型無線ネットワークシステムを提供することができる。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
この実施形態は、小学校の通学路に適用して、児童の安全を確認するために、児童の動きをノード及びコーディネータを通じて学校の管理サーバで管理することを目的とする。
そのために、本実施形態の周波数分割多重型無線ネットワークシステムは、I
E E E 80 2 .1 5 .4 標準仕様に準拠して、図1に示すように、ネットワークNW全体を管理する1台のコーディネータCの下に、多数のノードをワイヤレスで接続して、Peer to PeerのWPAN(ワイヤレスパーソナルエリアネットワーク)を構築する。ノードは、コーディネータCまでマルチホップするために必要な中継機能を備えた多数の固定ノードたるアクセスポイントAP(AP100、AP101、AP102,AP103…)と、これらのアクセスポイントAPにアドホック可能な多数の移動ノードたるエンドデバイスEDとに役割分担させてある。以下、単にノードと言うときはアクセスポイントAPとエンドデバイスEDの双方を示すものとする。
コーディネータCやノードAP、EDは、起動シーケンス(起動関数)実行後、通信管理を行う際に交信のために必要なアドレスやID等のノード識別、受信周波数チャネル等を含む交信情報を交信相手との間で保有し合っていることが必要となる。
そこで、本実施形態は、アドレスやID等のノード識別と受信周波数チャネルとを少なくとも含む交信条件や交信情報をコーディネータCを始めとして予め各ノードAP,EDに与え、これにより起動後直ちにノードAP、EDがネットワークNWに参加できる体勢を確立するとともに、その交信条件や交信情報の与え方に工夫を凝らすことで、輻輳を回避しつつ高速でマルチホップ、アドホックを行うことを可能にしている。
以下、図に即して具体的に説明する。
図2〜図4はコーディネータC、アクセスポイントAP及びエンドデバイスEDのリソースを機能的に示したものである。
図1及び図2に示すコーディネータCとなるデバイス1は、学校内に配置される。このネットワークでコーディネータCは1台だけであり、I
E E E 80 2 .1 5 .4 標準仕様に準じたPANコーディネータとしてネットワーク管理の役割を担うべく、それに必要な各種プログラムやデータ、PAN ID等が記憶された各種RAMやROM等からなる記憶部11と、この記憶部11からモジュール(プログラムの一部又はプログラム)やデータを呼び出して所定のシーケンス処理等を実行するマイクロプロセッサを主体とした制御部12と、外部との送受信のインターフェースとなる送受信部13とを具備する。起動時には、制御部12が記憶部11に記憶させてある起動モジュール(起動関数)1aを呼び出す。そして、起動後にノードAP、EDとの通信を管理するための交信管理モジュール1bを立ち上げる。この実施形態のコーディネータC、アクセスポイントAP及びエンドデバイスEDには予め固定のノード識別及び受信周波数チャネルが設定されており、各ノードAP,EDごとのノード識別及び受信周波数チャネルを含む必要な交信情報が前記コーディネータCを構成するデバイス1の記憶部11に予め記憶させてある。そして、交信管理モジュール1bに基づき制御部12が交信動作を行う際に、対応するデバイスのノード識別、受信周波数チャネル等の交信情報が取り出されるようにしている。このため、制御部12は、交信管理モジュール1bを実行するだけで、直ちに目的とするノードAP,EDとの交信可能状態を樹立することができる。
このような交信管理モジュール1bは、通常、OSI参照モデルの比較的下位層に位置するデータリンク層やネットワーク層、トランスポート層あたりのプロトコルスタック部分に組み込まれている。ここでは、交信管理モジュール1bは、一般にアプリケーションプログラミングインターフェース等と称されるものに記述されている。後述するアクセスポイントAPやエンドデバイスEDにおける交信モジュール2b、3bについても同様である。
コーディネータCには、図1に示すようにイーサネット(登録商標)E等の電気通信網を介して管理サーバSVが接続され、コーディネータCやノードAP,EDに対する各種設定や運用、管理をこのサーバSVにおいて行い得るようにしている。サーバSVはそのための一般的なハードウェア資源を備えている。
一方、図1及び図3に示すアクセスポイントAPは、コーディネータCに対してクラスタ・ツリー・トポロジを構成するように、かつ電界強度を踏まえて少なくとも隣接アクセスポイントAP、AP同士が常時ホップ可能すなわち受信可能な距離で配置される。そのツリーは、児童の通学路に沿って学校から概略放射状に延びるように設定される。図ではコーディネータCから1本のツリーが延びているが、ツリーの数は限定されるものではなく、また図示のように途中に分岐する箇所も当然に存在し得る。特に近時では、防犯の観点から通学路が限定されてパターン化されている場合が多く、通学路に沿ったツリーのルートは比較的制定し易いものである。
アクセスポイントAPとなるデバイス2は、I
E E E 80 2 .1 5 .4 標準仕様に準じたリレー機能を担うべく、それに必要な各種プログラムやデータが記憶された各種RAMやROM等からなる記憶部21と、この記憶部21からプログラムやデータを呼び出して所定のシーケンス処理等を実行するマイクロプロセッサを主体とした制御部22と、外部との送受信のインターフェースとなる送受信部23とを具備する。起動時には、制御部22が記憶部21に記憶させてある起動モジュール2a(起動関数)を呼び出す。そして、起動後にコーディネータCとの通信を開始するための交信モジュール2bを立ち上げる。この実施形態のアクセスポイントAPを構成するデバイス2は、予め設定された自身のデバイスのノード識別、受信周波数チャネル等の交信条件のほかに、コーディネータCのアドレスやデバイスID等の識別、PAN IDなどのネットワーク識別等の交信情報が記憶部21に記憶させてある。そして、交信モジュール2bに基づき制御部22が交信動作を行う際に、その交信情報が取り出されるようにしている。これにより制御部22は、この交信モジュール2bを実行するだけで、直ちにコーディネータCとの交信可能状態を樹立することができる。
また、このアクセスポイントAPは、自身のメッセージを送受信するだけでなく、他のノードAP,EDからのメッセージをリレー転送するための中継モジュール2cを記憶部21に備えている。この実施形態の中継モジュール2cは、他のノードAP,EDを発信元とするデータは上流すなわちコーディネータCへ向かう方向へ、コーディネータCを発信元とするデータは常に下流すなわちコーディネータCから遠ざかる方向へ、それぞれリレーするシーケンスを備える。そのために、少なくとも各アクセスポイントAPには、予め上流側及び下流側に位置する隣接アクセスポイントAPに関するノード識別、受信周波数チャネル等の交信情報が記憶させてある。
この中継モジュール2cは、エンドデバイスEDがアドホックする際の交信に関するシーケンスを含んでおり、その際にこの実施形態ではエンドデバイスEDに対して上述した隣接アクセスポイントAPに関する交信情報を引き渡す動作を行う。これについては以下にエンドデバイスEDの構成を述べた上で説明する。I
E E E 80 2 .1 5 .4 標準仕様では周波数チャネルに16チャネルが用意されており、各アクセスポイントAPごとに受信周波数チャネルが設定されているが、これについても後述する。
また、この実施形態では、図1に示す多数のアクセスポイントAPのうち、二重線で囲った部分のアクセスポイントAP(AP100、AP104、AP118、AP128)を、エンドデバイスEDを最初にアドホックさせるための受付用アクセスポイントAPxとして設定している。以下、単にアクセスポイントAPと言うときには受付用アクセスポイントAPxも含まれる。この受付用アクセスポイントAPxは、多数のアクセスポイントAPからなるツリーの中に間欠的に点在するように設置し、ツリーの最上流のアクセスポイントAPx(AP100)は校門に配置される。すなわち、この受付用アクセスポイントAPxには、上述した中継機能のうち、エンドデバイスEDをアドホックさせる際のノード識別や受信周波数チャネル等の交信条件が、他の一般アクセスポイントAPのそれとは異なる固有値として設定してある。この交信条件は、本実施形態においては、全ての受付用アクセスポイントAPxについて共通である。これについても以下にエンドデバイスの構成を述べた上で説明する。
図1及び図4に示すエンドデバイスEDは、児童に携帯させ、またはカバン等に付帯させて使用される。
エンドデバイスEDとなるデバイス3は、I
E E E 80 2 .1 5 .4 標準仕様に準じたエンドデバイスとしての役割を担うべく、それに必要な各種プログラムやデータが記憶された各種RAMやROM等からなる記憶部31と、この記憶部31からプログラムやデータを呼び出して所定のシーケンス処理等を実行するマイクロプロセッサを主体とした制御部32と、外部との送受信のインターフェースとなる送受信部33とを具備する。起動時には、制御部32が記憶部31に記憶させてある起動モジュール(起動関数)3aを呼び出す。そして、起動後にコーディネータCとの通信を開始するための交信モジュール3bを立ち上げる。この実施形態のエンドデバイスEDを構成するデバイス3は、予め設定された自身のノード識別や受信周波数チャネルのほかに、コーディネータCのIDやPAN IDなどのネットワーク識別など、コーディネータCと通信するために必要な交信情報が記憶部31に記憶させてある。そして、交信モジュール3bが交信動作を行う際に、周波数チャネルやノード識別が取り出されるようにしている。
また、この交信モジュール3bには、アクセスポイントAPにアドホックする上で必要なシーケンスを実行するモジュール部分が含まれている。アドホックの手順は、最初に図1の受付用アクセスポイントAP100等にアドホックするシーケンスと、アクセスポイントAPからアクセスポイントAP(例えばAP100→AP101→AP102)という具合にアドホック先を切り替えるためのシーケンスとを含んでいる。前者の場合に備えて、エンドデバイスEDには、当該受付用アクセスポイントAPxと交信するための固有の交信情報として、前述した固有のノード識別や受信周波数チャネル等の交信条件に対応する交信情報が予め記憶部31に記憶させてある。そして、交信モジュール3bに基づき制御部32が交信動作を行う際に、ノード識別や受信周波数チャネル等に関する固有の交信情報が取り出されるようにしている。このため、制御部32は、交信モジュール3bを呼び出すだけで、直ちに受付用アクセスポイントAPxにアドホックしてコーディネータCとの交信可能状態を樹立することができる。このエンドデバイスEDはアクセスポイントAP又はコーディネータCとのみ交信可能であって、エンドデバイスED同士の交信機能は備えない。
図5は、エンドデバイスEDの起動手順を概略的に示したものである。スタートすると、制御部32は起動モジュール3aを呼び出し(ステップS01)、次に交信モジュール3bを呼び出す(ステップS02)。この時点で、WPANに参加した状態となり、交信可能状態すなわち起動エンドとなる。上記アクセスポイントAPの起動動作等も基本的に同様である。
この実施形態のエンドデバイスEDには、図4に示すごとく振動によって起動すべく振動検知部34が備わっており、制御部32はこの振動検知部34から検知信号を受けることによって起動シーケンスに入る。また、振動検知部34からの検知信号が一定時間以上途絶えるとスリープ状態に入る設定がなされている。
図6は、以上の構成に基づき、エンドデバイスEDが起動後にアクセスポイントAPにアドホックし、次々にアドホック先を切り替えるシーケンスを示している。
先ず、エンドデバイスEDの制御部32は振動を検知して起動シーケンスを実行する(ステップS1)。これには起動モジュール3aの呼び出しと交信モジュール3bの立ち上げが含まれる。次に、記憶部31から受付用アクセスポイントAPxの固有の交信情報である周波数チャネルとノード識別を取り出し、これに基づきデータ要求をなしてAckの返りを待つ(ステップS2)。要求するデータは、次の隣接アクセスポイントAPの受信周波数チャネルとノード識別である。Ack待ちタイムアウトとなるときは再びデータ要求をなす。
Ackが返るとアドホック状態になり(ステップS3)、それに付随して次に通信する隣接アクセスポイントAPの受信周波数チャネルとノード識別が送信される(ステップS4)。その際、2つ先のアクセスポイントAPの受信周波数チャネルとノード識別も送信されるが、これについては後述する。また、次なる隣接アクセスポイントAPに関する交信情報の付与は、登校時は上流側のものについてされ、下校時には下流側のものについてされるが、この機能についても後述する。エンドデバイスEDがこれにAckを返すと(ステップS5)、次に今度は新しい周波数チャネルとノード識別に基づき、次なるデータ要求をなす(ステップS6)。Ack待ちがタイムアウトとなるときは再びデータ要求をなす点は前記と同様である。次なるアクセスポイントからAckが返るとアドホック状態になり(S7)、それに付随して更に隣接アクセスポイントAPの周波数チャネルとIDが取得されれば(S8)、これにAckを返して(S9)、それに基づき更に次なる隣接アクセスポイントAPとの接続を試みる。
このように、エンドデバイスEDは受付用アクセスポイントAPxへの初期アドホックに端を発して、次なる隣接アクセスポイントAPへとアドホック先を次々の切り替えながら、ツリーに沿って移動する。
この間、エンドデバイスEDのアドホック先のアクセスポイントAPから、アドホックの度にコーディネータCに向けて、エンドデバイスED及びアクセスポイントAPのノード識別を含む位置データが少なくとも送信されるように構成してある。
図7は、アクセスポイントAPから隣接アクセスポイントAPへのホッピングによってデータを転送するシーケンスを示したものである。一のアクセスポイントAPから上流側の隣接アクセスポイントAPにデータを送信し(ステップS21)、隣接アクセスポイントAPがこれを受信してAckを返すと(ステップS22)、今度は当該隣接アクセスポイントAPが自身を基準にした上流側の隣接アクセスポイントAPのノード識別、受信周波数チャネル等の交信情報を取り出してその交信条件で次の隣接アクセスポイントに位置データを送信し(ステップS23)、Ackの返りを待つ。隣接アクセスポイントが位置データを受信し、Ackを返すと(ステップS24)、更に今度はこのアクセスポイントAPが隣接アクセスポイントAPにデータを伝送する。このようにして、位置データはマルチホップでリレーされながらコーディネータまで届けられる。
コーディネータCに接続された図1の管理サーバSVには、各アクセスポイントのノード識別と地理上の絶対位置の関係に関するデータ等が予め記憶させてあり、管理サーバSVは多数のエンドデバイスEDのノード識別をアドホック先のアクセスポイントAPのノード識別とともに位置データとして受信して、その位置データと当該アクセスポイントAPの存する地理上の絶対位置のデータとを関連付けて記憶あるいは表示し、エンドデバイスEDを携帯した学童の現在位置や移動履歴に資するデータを提供する。
以上において、本実施形態でも、図12(a)に示したと同様、一のアクセスポイントAPからの送信に対する受信可能範囲に2以上のアクセスポイントAPが存在し得るし、或いは図12(b)に示したと同様、一のエンドデバイスEDからの送信に対する受信可能範囲に2以上のアクセスポイントAPが存在し得る。
そこで本実施形態は、基本的構成として、図1に示すように、少なくとも隣接するアクセスポイントAP,AP間で受信周波数チャネルが異なる値をとるように設定している。より具体的には、ツリーに沿って連続する4つのアクセスポイントAP、AP…がどの場所においても異なる受信周波数チャネルとなるように、図示例では、チャネルCh26→チャネルCh15→チャネルCh25→チャネルCh16の繰り返しで上流から下流に向けて4つの周波数チャネルを割り当てている。勿論、Zigbeeの受信周波数チャネルは16チャネルあり、適宜のチャネルを選択することが可能である。チャネル選択にあたっては、このIEEE802.15.4に規定されるチャネルが電子レンジ、パーソナルコンピュータの無線LAN等と競合する点を考慮する必要がある。特に受付用アクセスポイントAPxのチャネルは、確実にエンドデバイスEDを初期アドホックさせる機能を担保する必要があるため、最も競合の少ないチャネルを選択する。ここでは一般に競合が最も少ないとされるCh26が割り当てられている。勿論、設置場所によっては最も競合が少ないチャネルが異なる場合があるため、個別具体的にチャネル設定することが望まれる。
また、分岐点(例えばAP104)には受付用アクセスポイントAPxが位置するように配置を調整する。そして、上述した4つの受信周波数チャネルを繰り返し割り当てる。これにより、自ずと分岐点(例えばAP104)の前後には異なるチャネルのアクセスポイント(AP103,AP115、AP125)が配置されることとなる。これに関しては、3つの受信周波数チャネルを繰り返し割り当てても事情は同様となるが、分岐は二股とは限らないし、4チャネルにした方がチャネル数をいたずらに増やさない範囲でアクセスポイントAPの配置の自由度を高められる点で有用である。
これにより、一のアクセスポイントAPからの送信に対する受信可能範囲にツリーに沿った2〜3のアクセスポイントが存在しても、例えばアクセスポイントAP104からアクセスポイントAP103を特定した交信を行う際、受信周波数チャネルの同期したアクセスポイントAP103のみがこれを受信し、受信周波数チャネルの異なるアクセスポイントAP115、AP125には受信されない構成が可能となる。
特に本実施形態では、一のアクセスポイントAPからの発信による受信可能範囲に、ツリーに沿って隣接アクセスポイントに更に隣接する2つ先のアクセスポイントが、設定可能な範囲において定常的に含まれるように、すなわち、アクセスポイントAP102を基準にすればアクセスポイントAP100、AP104が受信可能範囲に入るように、電界強度等を設定している。そして、図3に示す各アクセスポイントAPを構成するデバイス2の記憶部21に、隣接アクセスポイントAPのノード識別、受信周波数チャネル等の交信情報とともに、更にその隣接アクセスポイントAPに隣接する2つ先のアクセスポイントAPのノード識別、受信周波数チャネル等の交信情報をも記憶させている。例えば、図1に示すアクセスポイントAP102には上下に隣接するアクセスポイントAP101、103の交信情報と、2つ先のアクセスポイントAP100、AP104の交信情報とが記憶される。
そして、図4に示すエンドデバイスの交信モジュール3bのうち、アドホックに関するシーケンスの一部に、一のアクセスポイントAPにアドホックした際にそのアクセスポイントAPから隣接アクセスポイントとともに2つ先のアクセスポイントAPに関する交信情報を同時に受け取って記憶部31に記憶する手順を組み込んでいる。図6におけるステップS4,S8では隣接アクセスポイントとともに2つ先のアクセスポイントに関する交信情報が取得されている。そして、図6の交信の一部において隣接アクセスポイントAPとの間で予め設定した交信不可と判断すべき条件が満たされた場合に、ノード識別及び受信周波数チャネルを2つ先のアクセスポイントAPのものに切り替えるシーケンスを実行するようにしている。
図8は隣接アクセスポイントAPへのデータ要求に対してAck待ちが2回にわたってタイムアウトしたときに交信不可と判断する場合を例示している。すなわち、1回目のデータ要求に対するAck待ちがタイムアウトし(S101)、2回目のデータ要求に対するAck待ちがタイムアウトした(S102)ことをエンドデバイスEDの制御部32が判断すると、記憶部31から2つ先のアクセスポイントAPの交信情報であるノード識別と周波数受信チャネルを取り出し、宛先を当該2つ先のアクセスポイントAPに切り替えて次なるデータ要求をなす(S103)。そして、Ackが返ることで(S104)、当該2つ先のアクセスポイントAPにアドホックするようにしている。図4の記憶部31に記憶される隣接アクセスポイントAPの交信情報及び2つ先のアクセスポイントAPの交信情報は、アドホックの度に書き換えられる。
このような宛先の切替機能は、アクセスポイントAP,AP間のホッピングにおいても同様に行われる。すなわち、図3に示すアクセスポイントAPの中継モジュール2cのうち、リレーに関するシーケンスの一部に、図7の交信の一部において隣接アクセスポイントAPとの間で予め設定した交信不可と判断すべき条件が満たされた場合に、ノード識別及び受信周波数チャネルを、その隣接アクセスポイントAPに更に隣接する前記2つ先のアクセスポイントのものに切り替えるシーケンスを実行するようにしている。
図9はAck待ちが2回にわたってタイムアウトしたときに交信不可と判断する場合を例示している。すなわち、1回目のデータ送信に対するAck待ちがタイムアウトし(S111)、2回目のデータ送信に対するAck待ちがタイムアウトした(S112)ことをアクセスポイントAPの制御部22が判断すると、記憶部21から2つ先のアクセスポイントAPの交信情報であるノード識別と周波数受信チャネルを取り出して、宛先を当該2つ先のアクセスポイントに切り替えて次なるデータ送信をなし(S113)、Ackが返ることで(S114)、当該2つ先のアクセスポイントAPから再び上流に向けてデータ送信を開始するようにしている。
さらにまた、エンドデバイスEDが図8のシーケンスで、受け取った交信情報に基づく交信について予め設定した交信不能と判断すべき条件が満たされた場合には、アドホック先を受付用アクセスポイントAPに切り替えるように構成されている。図10は、エンドデバイスEDがアドホック先を2つ先のアクセスポイントに切り替えて交信したにも拘わらず2回のAck待ちがタイムアウトしたときに交信不能と判断する場合を例示している。すなわち、1回目のデータ要求に対するAck待ちがタイムアウトし(S121)、2回目のデータ要求に対するAck待ちがタイムアウトした(S122)ことをエンドデバイスEDの制御部32が判断すると、記憶部31から受付用アクセスポイントAPxのノード識別、周波数受信チャネル等の固有の交信情報を取り出し、宛先を当該受付用アクセスポイントAPxとして次なるデータ要求をなす(S123)。これはAckが返るまで繰り返し、Ackが変えることで(S124)、当該受付用アクセスポイントAPxに再度アドホックするようにしている。これにより、エンドデバイスEDが一旦迷子の状態になっても、どこかの受付用アクセスポイントAPxで通信を回復することができる。
なお、アドホック先のアクセスポイントAPからエンドデバイスEDに付与すべき次なる隣接アクセスポイントAPの交信情報が、上流側のものか下流側のものかが判別できない場合に備えて、この実施形態では、アクセスポイントAPがエンドデバイスEDに対して、上流側の隣接アクセスポイントAPに関する交信情報を付与する第1のモード、または、下流側の隣接アクセスポイントAPに関する交信情報を付与する第2のモードの何れかでアクセスポイントAPが動作するように、図3に示すデバイス2の交信モジュール2bにシーケンスを組み込んでいる。そして、図2のコーディネータCのデバイス1には、各アクセスポイントAPに対して、時刻に応じてモードを切り替えるための切替指令Sを発信するモード切替手段(モジュール)14が組み込んである。例えば、正午と午前0時を基準にして、午前0時から正午までは第1のモード、正午から午前0時までは第2のモードといった切替指令Sが発信される。
このため、アクセスポイントAPは、所定時刻になるとコーディネータCから送信される切替指令Sに応じて記憶部21にモード情報を記憶し、図11に示すようにエンドデバイスEDからデータ要求があると(ステップS201)、記憶部21からモード情報を取り出して第1のモードか第2のモードかを判断し(ステップS202)、第1のモードであれば上流側のアクセスポイントAPの交信情報をエンドデバイスEDに送信し(ステップS203)、第2のモードであれば下流側のアクセスポイントAPの交信情報をエンドデバイスEDに送信する(ステップS204)という処理を行うことになる。そして、何れの場合にも、アドホック先のアクセスポイントAPからは、常にコーディネータCに向けてエンドデバイスED及びアクセスポイントAPのノード識別を含む位置データがマルチホップにより伝送されるようにしている。
以上のように、本実施形態の周波数分割多重型無線ネットワークシステムは、コーディネータC及びこのコーディネータCに管理される複数の固定ノードたるアクセスポイントAPによって無線ネットワークを構成し、一のアクセスポイントAPからの送信に対する受信可能範囲に、前記一のアクセスポイントAP以外に2以上のアクセスポイントAPが存在し得るものである。そして、受信可能範囲の重なり得る前記2以上のアクセスポイントAPを、アドレスやID等のノード識別の相違とともに受信周波数チャネルも異なる値に固定したことを特徴とする。
このように構成すると、一のアクセスポイントAPから受信可能範囲にある2以上のアクセスポイントAPのうちの一つを宛先としてノード識別及び受信周波数チャネルを特定した送信が行われた場合に、自分宛でないアクセスポイントAPは受信周波数チャネルも異なるため受信自体がされないことになる。このため、自分宛でない送信をアクセスポイントAPが受信して輻輳が生じることを有効に回避することができ、ホッピングの高速化に有効に資することができる。
具体的にこのネットワークシステムは、コーディネータC及びこのコーディネータCに管理される複数のアクセスポイントAPによってツリートポロジ型の無線ネットワークを構成し、一のアクセスポイントAPからの送信に対する受信可能範囲に隣接アクセスポイントAPとともに更にその隣接アクセスポイントAPに隣接する2つ先のアクセスポイントAPが含まれ得るものである。そして、少なくともツリーに沿って上流と下流の関係で隣接するアクセスポイントAP間を、アドレスやID等のノード識別の相違とともに受信周波数チャネルも異なる値に固定している。
このように構成すると、ノード間でマルチホップを行うために一のアクセスポイントAPから隣接アクセスポイントAPを相手先としてノード識別及び受信周波数チャネルを特定した送信を行う場合に、たとえ一のアクセスポイントAPから2つ先のアクセスポイントAPが受信可能範囲にあったとしても、その送信は自分宛でなく受信周波数チャネルも異なるため当該アクセスポイントAPにおいて受信自体がされないことになる。このため、マルチホップする場合に自分宛でない送信をアクセスポイントAPが受信して輻輳が生じることを有効に回避することができ、ホッピングの高速化に有効に資することができる。
特に、分岐点の近くには当該分岐点に配置されるアクセスポイントAPを含めてアクセスポイントAPが集中し距離も近いため、輻輳が生じ易い状況にあるが、この実施形態では、ツリーが分岐している箇所において当該分岐点並びにその上流及び下流にアクセスポイントAPを配置し、それらのアクセスポイントAP間でノード識別の相違とともに受信周波数チャネルも予め異なる値に固定しているので、このようなアクセスポイントAPの集中する箇所においてもホッピング速度の低下につながる輻輳の発生をより効果的に防止することができる。
また、この実施形態では、アクセスポイントAPの受信可能範囲がツリーに沿って2つ先のアクセスポイントAPにまで定常的に及ぶように設定してあり、隣接アクセスポイントAPとの間で予め設定した交信不可と判断すべき条件が満たされた場合に、ノード識別及び受信周波数チャネルを、その隣接アクセスポイントAPに更に隣接する前記2つ先のアクセスポイントAPのものに切り替えるように設定している。
このため、輻輳を回避しつつ、故障その他の理由で隣接アクセスポイントAPからの応答がない場合にもツリーに沿った通信路を確保することができ、隣接する2つのアクセスポイントAPが同時に沈黙しない限り通信の二重化に準じた機能により中継機能等を担保して、ホッピング速度とともに通信の信頼性を有効に向上させることができる。
或いは、ツリーに沿って少なくとも3つの連続するアクセスポイント、例えばAP100,AP101,AP102(或いは、AP101,AP102,AP103など)が異なる受信周波数チャネルとなるように設定しているので、上記のように分岐点において輻輳の回避に有効となるほか、本実施形態のように隣接するアクセスポイントAPが沈黙する場合に備えて2つ先のアクセスポイント、例えばアクセスポイントAP103であれば1つ飛ばしたアクセスポイントAP101にホップする通信能力を与えた場合にもより広い範囲での輻輳の発生を有効に回避することができる。
一方、本実施形態の周波数分割多重型無線ネットワークシステムは、アクセスポイントAPに対してアドホック可能な移動ノードたるエンドデバイスEDを更に具備しており、構成上、一のエンドデバイスEDからの送信に対する受信可能範囲に2以上のアクセスポイントAPが自ずと入ってくるものであるが、エンドデバイスEDを、アクセスポイントAPから隣接アクセスポイントAPへアドホック先を変更しようとする度にノード識別とともに交信周波数チャネルを切り替えるように構成している。
マルチホップネットワークは通常、全てのノードAP,EDが固定であるか可動であるか、何れかによって構成されるが、本実施形態はノードAP,EDを、固定ノードであるアクセスポイントAPと移動ノードであるエンドデバイスEDより構成しており、エンドデバイスEDは最寄のアクセスポイントAPに随時アドホックできるので、エンドデバイスEDが移動することを前提とし且つマルチホップ機能を使用しながら、コーディネータCがエンドデバイスEDを見失う危険性を有効に低減することができる。
そして、この実施形態のエンドデバイスEDは移動経路がある程度特定できるので、それに沿ってアクセスポイントAPをツリートポロジを形成するように配置することで、エンドデバイスEDがツリーに沿って各アクセスポイントAPを経由することが期待できるものである。そして、エンドデバイスEDに次のアクセスポイントAPの交信情報を予め取得させるので、速やかにアドホック先を切り替える動作を行わせることが可能となる。
さらに、一のエンドデバイスEDから受信可能範囲にある2以上のアクセスポイントAP、例えばアクセスポイントAP126,AP127のうち127を宛先としてノード識別及び受信周波数チャネルCh16を特定した送信が行われた場合に、自分宛でないアクセスポイントAP127は受信周波数チャネルがCh15であって送信チャネルと異なるため受信自体がされないことになる。このため、アドホック先を切り替える場合等にアドホック元のアクセスポイントAPが再度これを受信して輻輳が生じたり、2つ先のアクセスポイントAPがこれを受信して輻輳が生じることを有効に回避することができる。
そして、アクセスポイントAPには隣接アクセスポイントAPとの交信に必要なノード識別、受信周波数チャネル等の交信情報が予め記憶させてあり、エンドデバイスEDは、一のアクセスポイントAPにアドホックした際にそのアクセスポイントAPから隣接アクセスポイントAPに関する交信情報を受け取り、その交信情報に基づき移動先で当該隣接アクセスポイントAPへのアドホックを実現するように構成している。
このため、エンドデバイスEDの通信を速やかに隣接アクセスポイントAPに同期させてアドホック先を切り替え、高速アドホックを実現することが可能となる。
また、エンドデバイスEDは、一のアクセスポイントAPにアドホックした際にそのアクセスポイントAPから隣接アクセスポイントAPとともに更にその隣接アクセスポイントAPに隣接する2つ先のアクセスポイントAPに関する交信情報を受け取り、隣接アクセスポイントAPとの間で予め設定した交信不可と判断すべき条件が満たされた場合に、ノード識別及び受信周波数チャネルを、その隣接アクセスポイントAPに更に隣接する前記2つ先のアクセスポイントAPのものに切り替えるように設定している。
このように構成すれば、輻輳を回避しつつ、故障その他の理由で隣接アクセスポイントAPからの応答がなくアドホックできない場合には、2つ先のアクセスポイントAPにアドホック先を切り替えることができるので、通信の二重化に準ずる機能によりエンドデバイスEDがロストする事態を有効に回避することができる。
さらに、単にリレーによって一のアクセスポイントAPから次なるアクセスポイントAPの交信情報を与えていく場合、最初にアクセスポイントAPにアドホックする場合の情報を持ち得ない。そこで、本実施形態におけるアクセスポイントAPの一部は、エンドデバイスEDが最初にアドホックする際の受付用アクセスポイントAPxとして機能すべく、当該受付用アクセスポイントAPxにノード識別、周波数チャネル等の固有の交信条件が予め設定されているとともに、エンドデバイスEDに、当該受付用アクセスポイントAPxと交信するための固有の交信情報が予め記憶させてあり、エンドデバイスEDの初期アドホック時に当該エンドデバイスEDは前記固有の交信情報を取り出し、これに基づき受付用アクセスポイントAPxに対して交信要求をなすように構成している。
このため、エンドデバイスEDはその受付用アクセスポイントAPxを捜しながら移動することができ、ネットワークNWに対する初期アドホックを有効に実現することができる。
その受付用アクセスポイントAPxも、ツリーに沿って複数個所に点在させ、それらのアクセスポイントAPxに共通の交信条件を設定しているので、エンドデバイスEDを適所において最寄のアクセスポイントAPに有効にアドホックさせることができる。
そして、全ての受付用アクセスポイントAPに共通の交信条件を設定しているので、エンドデバイスEDが同じ固有の交信情報を用いて最寄の受付用アクセスポイントAPにアドホックすることができ、初期アドホックのための構成や手順を簡素化することができる。
さらにまた、エンドデバイスEDは、受け取った交信情報に基づく交信について予め設定した交信不能と判断すべき条件が満たされた場合に、アドホック先を受付用アクセスポイントAPに切り替えるように構成されている。
このため、エンドデバイスEDがツリーから外れるなどしてアクセスポイントAPから隣接アクセスポイントAP等の交信情報を得られない状態になった場合でも、最終的に何処かの受付用アクセスポイントAPxで通信を回復することができる。勿論、エンドデバイスEDの行き先が決まっている場合には、終点に受付用アクセスポイントAPxを1つ配置するだけでも、最悪到着確認の機能のみは果たせるようになる。
そして、アクセスポイントAPを学校の通学路に沿って配置し、エンドデバイスEDを児童に携帯又は付帯させて、エンドデバイスEDがアクセスポイントAPにアドホックする度にエンドデバイスED及びアクセスポイントAPのノード識別を含むデータがコーディネータCに送信されるように構成しているので、登下校時の所在に関するデータをアクセスポイントAP間のマルチホップを通じてコーディネータCに有効に収集することができ、アクセスポイントAP,AP間のマルチホップやエンドデバイスEDからアクセスポイントAPへのアドホックも輻輳を回避しつつ高速で行うことができ、エンドデバイスEDがロストした場合の通信の回復機能も有効に発揮し得るため、登下校時に学童が密集していても、通信状態を極力維持して児童監視機能等を有効に発揮する優れた周波数分割多重型無線ネットワークシステムとしての利用が可能となる。
また、以上の周波数分割多重型無線ネットワークシステムを構成するにあたり、アクセスポイントAPとして使用されるデバイスの受信周波数チャネルを4種類以上のなかから予め定めた受信周波数チャネルに設定し、或いはエンドデバイスEDとして使用されるデバイスにアクセスポイントAPとの交信のための周波数チャネルを4種類以上保有させ、その周波数チャネルを切り替えながらアクセスポイントAPとの交信を行い得るように構成しているので、本発明の周波数分割多重型無線ネットワークシステムを簡易に構成することが可能となる。
以上に加えて、この実施形態は、アクセスポイントAPがエンドデバイスEDに対して、上流側の隣接アクセスポイントAPに関する交信情報を付与する第1のモードと、下流側の隣接アクセスポイントAPに関する交信情報を付与する第2のモードとをとり得るように構成し、エンドデバイスEDの動特性に応じて第1、第2のモードを切り替えるように構成しているので、本実施形態のようにエンドデバイスEDの移動に一定のパターンが期待できる場合に、このような切替機能を通じて系を何れかのモードに設定することで、アドホック先の切替をよりシンプルに行わせることができる。
また、コーディネータCが各アクセスポイントAPに対し、時刻に応じてモードを切り替えるための切替指令を発信するように構成しているので、時刻によってエンドデバイスの移動パターンが変化する目的、用途に有効に適合させることができる。
なお、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。例えば、上記実施形態ではIEEE802.15.4に準拠してネットワークを構築したが、同様の構成を実現でき同等の作用効果が得られる範囲で、このような仕様に限定されるものではない。
また、上記実施形態において、下流に向かってルートが分岐している箇所(例えばアクセスポイントAP104→アクセスポイントAP115,AP125)では、アドホックしたエンドデバイスEDが受け取る隣接アクセスポイントAPの情報が不明となる。そこで、エンドデバイスEDのアドレスやデバイスID等のノード識別により通学路が識別されるようにしておくことが有効である。そして、分岐地点のアクセスポイントAPは、エンドデバイスEDからの情報により、次のアクセスポイントAPがどちらであるかをそのノード識別により判断して、相応の周波数チャネルやノード識別等の交信情報を付与するようにしておけばよい。
さらに、アドホック先から次なる隣接アクセスポイントAPに関する交信情報を付与する態様に関しては、エンドデバイスEDから最初に交信要求を受け付ける受付用アクセスポイントAPxのうち、ツリーの下流側に属する受付用アクセスポイントAPx(例えば学区の端に配置されたアクセスポイント)は第1のモードを表わすフラグを生成し、ツリーの上流側に属する受付用アクセスポイントAPx(例えば学校の校門に配置されたアクセスポイントAPx)は第2のモードを表わすフラグを生成するように構成して、このフラグがエンドデバイスEDを介して隣接アクセスポイントAPに連鎖的に与えられるように構成してもよい。このようにすれば、各隣接アクセスポイントAPはそのフラグに応じて上流側のアクセスポイントAPに関する交信情報又は下流側のアクセスポイントAPに関する交信情報の何れをエンドデバイスEDに付与すればよいかが明確となるので、登下校時刻が不規則な場合であっても有効に対応することができる。
その他、ホップ先やアドホック先を切り替えるために予め設定される交信不可、交信不能と判断すべき条件は、上記に限定されるものではないし、輻輳を生じないための本発明の基本的な構成の適用対象も、クラスタツリートポロジに限定されるものではない。
本発明の一実施形態に係る無線ネットワークシステムのネットワークトポロジを示す図。 同システムを構成するコーディネータのデバイス構成図。 同システムを構成するアクセスポイントのデバイス構成図。 同システムを構成するエンドデバイスのデバイス構成図。 同エンドデバイスの起動手順を示すフローチャート。 同エンドデバイスがアクセスポイントにアドホックする際の手順を示すシーケンス図。 アクセスポイントからアクセスポイントへホッピングする際の手順を示すシーケンス図。 図6に対応して通信不可となった場合の手順を示すシーケンス図。 図7に対応して通信不可となった場合の手順を示すシーケンス図。 図8に対応して通信不能となった場合の手順を示すシーケンス図。 同アクセスポイントが隣接アクセスポイントの交信情報をエンドデバイスに引き渡す手順を示すフローチャート。 従来の無線ネットワークシステムの不具合を説明するための図。
符号の説明
AP…固定ノード(アクセスポイント)
APx…固定ノード(受付用アクセスポイント)
C…コーディネータ
ED…移動ノード(エンドデバイス)
NW…ネットワーク

Claims (14)

  1. コーディネータ及びこのコーディネータに管理される複数の固定ノードによって無線ネットワークを構成し、一の固定ノードからの送信に対する受信可能範囲に前記一の固定ノード以外に2以上の固定ノードが存在し得るものにおいて、
    受信可能範囲の重なり得る関係にある固定ノード同士を、アドレスやID等のノード識別の相違とともに受信周波数チャネルも異なる値に固定したことを特徴とする周波数分割多重型無線ネットワークシステム。
  2. コーディネータ及びこのコーディネータに管理される複数の固定ノードによってツリートポロジ型の無線ネットワークを構成し、一の固定ノードからの送信に対する受信可能範囲に隣接固定ノードとともに更にその隣接固定ノードに隣接する2つ先の固定ノードが含まれ得るものにおいて、
    少なくともツリーに沿って上流と下流の関係で隣接する固定ノード間を、アドレスやID等のノード識別の相違とともに受信周波数チャネルも異なる値に固定したことを特徴とする周波数分割多重型無線ネットワークシステム。
  3. ツリーが分岐している箇所において、分岐点並びにその上流及び下流に固定ノードを配置し、それらの固定ノード間でノード識別の相違とともに受信周波数チャネルも異なる値に固定している請求項2記載の周波数分割多重型無線ネットワークシステム。
  4. 少なくとも一部の固定ノードの受信可能範囲が、ツリーに沿って2つ先の固定ノードにまで定常的に及ぶように設定してあり、隣接固定ノードとの間で予め設定した交信不可と判断すべき条件が満たされた場合に、ノード識別及び受信周波数チャネルを、その隣接固定ノードに更に隣接する前記2つ先の固定ノードのものに切り替えるように設定している請求項2又は3何れかに記載の周波数分割多重型無線ネットワークシステム。
  5. ツリーに沿って少なくとも3つの連続する固定ノードが、異なる受信周波数チャネルに設定されている請求項3又は4何れかに記載の周波数分割多重型無線ネットワークシステム。
  6. 固定ノードに対してアドホック可能な移動ノードを更に具備し、一の移動ノードからの送信に対する受信可能範囲に2以上の固定ノードが存在し得るものにおいて、移動ノードは固定ノードから隣接固定ノードへアドホック先を変更しようとする度にノード識別とともに交信周波数チャネルを切り替えるように構成されている請求項2〜5何れかに記載の周波数分割多重型無線ネットワークシステム。
  7. 固定ノードには隣接固定ノードとの交信に必要なノード識別、受信周波数チャネル等の交信情報が予め記憶させてあり、移動ノードは、一の固定ノードにアドホックした際にその固定ノードから隣接固定ノードに関する交信情報を受け取り、その交信情報に基づき移動先で当該隣接固定ノードへのアドホックを実現するように構成されている請求項6記載の無線ネットワークシステム。
  8. 移動ノードは、一の固定ノードにアドホックした際にその固定ノードから隣接固定ノードとともに更にその隣接固定ノードに隣接する2つ先の固定ノードに関する交信情報を受け取り、隣接固定ノードとの間で予め設定した交信不可と判断すべき条件が満たされた場合に、ノード識別及び受信周波数チャネルを、その隣接固定ノードに更に隣接する前記2つ先の固定ノードのものに切り替えるように設定している請求項7記載の周波数分割多重型無線ネットワークシステム。
  9. 固定ノードの一部は、移動ノードが最初にアドホックする際の受付用固定ノードとして機能すべく、当該受付用固定ノードにノード識別、周波数チャネル等の固有の交信条件が予め設定されているとともに、移動ノードに、当該受付用固定ノードと交信するための固有の交信情報が予め記憶させてあり、移動ノードの初期アドホック時に当該移動ノードは前記固有の交信情報を取り出し、これに基づき受付用固定ノードに対して交信要求をなすように構成している請求項7又は8何れかに記載の周波数分割多重型無線ネットワークシステム。
  10. ツリーに沿って受付用固定ノードが複数点在し、それらの固定ノードに共通の交信条件を設定している請求項9記載の無線ネットワークシステム。
  11. 移動ノードは、受け取った交信情報に基づく交信について予め設定した交信不能と判断すべき条件が満たされた場合に、アドホック先を受付用固定ノードに切り替えるように構成されている請求項9又は10何れかに記載の周波数分割多重型無線ネットワークシステム。
  12. 固定ノードを学校の通学路に沿って配置し、移動ノードを児童に携帯又は付帯させて、移動ノードが固定ノードにアドホックする度に移動ノード及び固定ノードのノード識別を含むデータがコーディネータに送信されるように構成している請求項6〜11何れかに記載の周波数分割多重型無線ネットワークシステム。
  13. 請求項1〜12何れかに記載の周波数分割多重型無線ネットワークシステムを構成する固定ノードとして使用されるものであって、受信周波数チャネルが、4種類以上のなかから予め定めた受信周波数チャネルに設定されていることを特徴とするデバイス。
  14. 請求項6〜12何れかに記載の周波数分割多重型無線ネットワークシステムを構成する移動ノードとして使用されるものであって、固定ノードとの交信のための周波数チャネルとして少なくとも4種類以上を有し、その周波数チャネルを切り替えながら固定ノードとの交信を行い得るように構成されていることを特徴とするデバイス。
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