JP6217029B2 - 無線通信システム、及び、無線基地局 - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信システム、及び、無線基地局に関する。
無線ネットワークを構成するノードに中継機能を持たせ、メッシュネットワーク又はツリーネットワークを構成する技術が知られている。上記メッシュネットワーク等は、その用途に応じて、常時維持するもの、又は、必要なときだけ構築されるもの等がある。
近年、無線端末(携帯電話端末、スマートフォン、タブレット等)が普及しており、これら無線端末をメッシュネットワークのノードの一つに接続させ、メッシュネットワークの他のノードと無線端末と間でデータを送受信するという通信形態がある。
特許文献1は、無線ゲートウェイをルートとして構築されるツリー状ネットワークを開示する。
特開2009−302694号公報
特許文献1に開示されるツリー状ネットワークでは、ルートが無線ゲーウェイに固定されている。しかし、無線端末はどのノードにも接続することができるとすると、ルート以外のノードに無線端末が接続した場合、ルートを介してでないと通信できないノードが存在してしまい、効率的なネットワークが構築できない問題点がある。また、ネットワークを通信経路が構築されているときには経路維持のための通信を行う必要があり、電力消費が増大するという問題がある。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、無線端末が基地局と効率的な通信ができるネットワークを構築する無線通信システムなどを提供する。また、通信経路の維持に必要な消費電力を低減できる無線通信システムなどを提供する。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る無線基地局は、複数の無線基地局とツリー状のネットワークを構成する無線基地局であって、無線端末との通信を行う端末通信部と、他の無線基地局のうち局間通信の接続を待ち受けている無線基地局を発見した場合に、発見した他の無線基地局である前ホップ基地局を通信相手として局間通信の接続を行う接続部と、前記端末通信部が前記無線端末と通信リンクを確立した場合、及び、前記接続部が前記前ホップ基地局を発見した場合に、局間通信の接続の待ち受けの稼動を開始する待受部と、他の無線基地局である次ホップ基地局が前記接続部との間で局間通信を開始した場合に、前記無線端末又は前記前ホップ基地局と、前記次ホップ基地局との間の通信を中継する中継部とを備え、待機時には、前記端末通信部は稼働し、前記接続部及び前記待受け部は稼働を停止しており、前記待受部が稼働を停止している状態で、前記端末通信部が第1の無線端末と第1の通信リンクを確立した場合には、前記待受部の稼働を開始してツリー状のネットワークのルートとして動作し、前記中継部は前記第1の無線端末と他の無線基地局の通信を中継し、他の無線基地局がルートとして動作しており、ルートとなる当該他の無線基地局と接続し、前記待受部が稼働している状態で、前記端末通信部が第2の無線端末と第2の通信リンクを確立した場合には、ツリー状のネットワークのノードとして動作し、前記中継部は前記第2の無線端末と他の無線基地局の通信を中継する。
また、前記接続部は、複数の前ホップ基地局を発見した場合には、発見した前記複数の前ホップ基地局のうち所定の基準により定められる一つの前ホップ基地局を選択し、選択した前記一つの前ホップ基地局と局間通信の接続を行ってもよい。
また、前記接続部は、局間通信の接続をした状態において、前記複数の無線基地局のうち局間通信の接続を待ち受けている無線基地局の探索を行うことにより他の無線基地局を発見した場合には、(i)接続している局間通信の接続を切断し、(ii)発見した前記他の無線基地局を前記前ホップ基地局として新たに局間通信の接続を行ってもよい。
また、前記複数の無線基地局のそれぞれは、前記第1の無線端末と前記端末通信部との間の前記第1の通信リンクが切断された場合、又は、前記前ホップ基地局との局間通信が切断された場合に、前記待受部の稼動を停止し、前記次ホップ基地局との局間通信を切断してもよい。
また、前記複数の無線基地局のそれぞれは、前記第1の無線端末と前記端末通信部との間の前記第1の通信リンクが切断された場合に、他の無線基地局の端末通信部と前記第2の無線端末との間に前記第2の通信リンクが確立しているときには、前記待受部の動作を停止しないようにしてもよい。
また、本発明の一態様に係る無線通信システムは、上記の複数の無線基地局と、複数の無線端末とを備え、前記複数の無線基地局によりツリー状のネットワークを構成し、前記各無線端末は、前記ツリー状のネットワークのルート又はノードを構成する一つの無線基地局と通信リンクを確立する。
また、上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る無線通信システムは、複数の無線基地局を備える無線通信システムであって、前記複数の無線基地局のそれぞれは、前記複数の無線基地局のうちの他の無線基地局との通信である局間通信が可能であり、前記複数の無線基地局は、第一基地局、第二基地局、及び、第三基地局を含み、前記第一基地局は、無線端末との通信を行う端末通信部と、前記端末通信部が前記無線端末と通信リンクを確立した場合に、局間通信の接続の待ち受けを開始する第一待受部とを備え、前記第二基地局は、前記複数の無線基地局のうち局間通信の接続を待ち受けている前記第一基地局を発見した場合に、前記第一基地局を通信相手として局間通信の接続を行う第一接続部と、前記第一接続部が前記第一基地局を発見した場合に、局間通信の接続の待ち受けを開始する第二待受部とを備え、前記第三基地局は、前記複数の無線基地局のうち局間通信の接続を待ち受けている前記第二基地局を発見した場合に、前記第二基地局を通信相手として局間通信の接続を行う第二接続部を備え、前記第二基地局は、さらに、前記第一基地局と前記第三基地局との間の通信を中継する第一中継部を備える。
これによれば、無線通信システムは、無線端末との通信リンクを確立したことを契機にして、第一基地局、第二基地局及び第三基地局に順次に経路情報を設定することで、通信経路を構築する。つまり、無線通信システムは、無線端末が接続した無線基地局がルートとなる通信経路を動的に構築する。これにより、無線端末は、第一基地局及び第二基地局による中継を介して第三基地局と通信することができる。ここで、通信リンクの確立を契機とし、かつ、通信リンクを確立した無線端末とその通信相手である第三基地局との最短経路を通信経路として構築するので、無線端末と、ツリーネットワーク内の基地局とが効率よく通信できる。また、ネットワークの接続を維持するために、経路探索を行う必要がないので、各基地局の消費電力を低減できる利点も有する。
また、前記複数の無線基地局は、さらに、第四基地局を含み、前記第四基地局は、前記複数の無線基地局のうち局間通信の接続を待ち受けている無線基地局を発見した場合に、発見した前記無線基地局である前ホップ基地局を通信相手として局間通信の接続を行う第三接続部と、前記第三接続部が前記前ホップ基地局を発見した場合に、局間通信の接続の待ち受けを開始する第四待受部と、前記複数の無線基地局のうちの無線基地局である次ホップ基地局が前記第三接続部との間で局間通信を開始した場合に、前記無線端末と前記次ホップ基地局との間の通信を中継する第二中継部とを備えるとしてもよい。
これによれば、無線通信システムは、局間通信の待ち受けをしている無線基地局に対して別の無線基地局が局間通信の接続を行うことで、順次、局間通信が可能な無線基地局を増やすことができる。局間通信を行う無線基地局は、別の無線基地局による通信の中継を利用して無線端末との通信を行うことができる。別の無線基地局による通信の中継を複数段階に利用することも可能である。このように、直接に無線端末と通信できない無線基地局は、必要に応じて多段に通信の中継を利用して無線端末と通信を行うことができる。
また、前記第一待受部は、前記端末通信部が前記無線端末との通信リンクを切断した場合に、局間通信の接続の待ち受けを停止し、前記第一接続部は、前記第一待受部が局間通信の接続の待ち受けを停止した場合に、前記第一基地局との局間通信の接続を切断し、前記第二待受部は、前記第一待受部が局間通信の接続の待ち受けを停止した場合に、局間通信の接続の待ち受けを停止し、前記第二接続部は、前記第二待受部が局間通信の接続の待ち受けを停止した場合に、前記第二基地局との局間通信の接続を切断するとしてもよい。
これによれば、無線通信システムは、無線端末との通信リンクが切断されたことを契機として、設定した第一基地局、第二基地局及び第三基地局における経路情報を消滅させることで、通信経路を消滅させる。通信リンクの消滅は、通信相手が存在しなくなったことを意味している。通信リンクの消滅を契機として通信経路を消滅させることにより、適切なタイミングで、不要となった通信経路を消滅させる。これにより、後に通信経路の構築が必要となる際に、無線端末が接続した基地局をルートとする適切な通信経路を新たに構築することができる。
また、前記第三接続部は、前記前ホップ基地局が局間通信の接続の待ち受けを停止した場合に、前記前ホップ基地局との局間通信の接続を切断し、前記第四待受部は、前記前ホップ基地局が局間通信の接続の待ち受けを停止した場合に、局間通信の接続の待ち受けを停止するとしてもよい。
これによれば、無線通信システムは、無線端末との通信リンクが切断されたことを契機として、順次、無線基地局による局間通信を停止することで、無線基地局における経路情報を消滅させることで通信経路を消滅させる。これにより、後に通信経路の構築が必要となる際に、無線端末が接続した基地局をルートとする適切な通信経路を新たに構築することができる。
また、前記端末通信部は、複数の前記無線端末との通信が可能であり、前記第一待受部は、前記端末通信部が複数の前記無線端末との通信リンクを確立した場合には、複数の前記無線端末のうち一の無線端末との通信リンクを切断したときには、局間通信の接続の待ち受けを停止することを禁止するとしてもよい。
これによれば、無線通信システムは、複数の無線端末が無線基地局に通信リンクを確立している場合には、1の無線端末の通信リンクが切断されたとしても、上記のように通信経路を消滅させない。これにより、通信リンクを維持している無線端末と無線基地局との通信が維持される。
また、本発明の一態様に係る無線通信システムは、第一無線通信システム及び第二無線通信システムを有し、前記無線通信システムは、前記第一及び前記第二無線通信システムを、前記第一及び前記第二無線通信システムのうち所定の基準により選択される一方に併合することにより生成される。
これによれば、複数の無線通信システムが存在し、かつ、それらが互いに接続可能である場合に、それらが一の無線通信システムに併合される。これにより、無線端末は、より多くの無線基地局と通信を行うことができる。
また、本発明の一態様に係る無線通信システムは、複数の無線基地局を備える無線通信システムであって、前記複数の無線基地局のそれぞれは、前記複数の無線基地局のうちの他の無線基地局との通信である局間通信が可能であり、前記複数の無線基地局のそれぞれは、無線端末との通信を行う端末通信部と、前記複数の無線基地局のうち局間通信の接続を待ち受けている無線基地局を発見した場合に、発見した前記無線基地局である前ホップ基地局を通信相手として局間通信の接続を行う接続部と、前記端末通信部が前記無線端末と通信リンクを確立した場合、及び、前記接続部が前記前ホップ基地局を発見した場合に、局間通信の接続の待ち受けを開始する待受部と、前記複数の無線基地局のうちの無線基地局である次ホップ基地局が前記接続部との間で局間通信を開始した場合に、前記無線端末又は前記前ホップ基地局と、前記次ホップ基地局との間の通信を中継する中継部とを備える。
これにより、上記の無線通信システムと同様の効果を奏する。
また、前記複数の無線基地局のそれぞれは、前記無線端末と前記端末通信部との間の前記通信リンクが切断した場合、又は、前記前ホップ基地局との局間通信が切断した場合に、前記待受部の動作を停止し、前記次ホップ基地局との局間通信を切断するとしてもよい。
これにより、通信リンクの消滅を契機として通信経路を消滅させることにより、適切なタイミングで、不要となった通信経路を消滅させる。
また、前記複数の無線基地局のそれぞれは、前記無線端末と前記端末通信部との間の前記通信リンクが切断された場合に、他の無線基地局の端末通信部と他の無線端末との間に他の通信リンクが確立しているときには、前記待受部の動作を停止しないとしてもよい。
これにより、無線端末と無線基地局との通信リンクが切断しても、他の無線端末と他の無線基地局との間に他の通信リンクが確立されているときには、通信経路が維持される。
また、本発明の一態様に係る無線基地局は、無線端末との通信を行う端末通信部と、前記端末通信部が無線端末と通信リンクを確立した場合に、局間通信の接続の待ち受けを開始する第一待受部とを備える。
これによれば、無線基地局は、上記の無線通信システムと同様の効果を奏する。
また、本発明の一態様に係る無線基地局は、複数の無線基地局を備える無線通信システムのうちの無線基地局であって、前記複数の無線基地局のうち局間通信の接続を待ち受けている一の無線基地局である前ホップ基地局を発見した場合に、前記前ホップ基地局を通信相手として局間通信の接続を行う接続部と、前記接続部が前記前ホップ基地局を発見した場合に、局間通信の接続の待ち受けを開始する待受部とを備える。
これによれば、無線基地局は、上記の無線通信システムと同様の効果を奏する。
また、前記接続部は、前記複数の無線基地局のうち局間通信の接続を待ち受けている複数の無線基地局を発見した場合には、発見した前記複数の無線基地局のうち所定の基準により定められる一の無線基地局を選択し、選択した前記一の無線基地局を前記前ホップ基地局として局間通信の接続を行うとしてもよい。
これによれば、無線基地局は、局間通信の接続先の候補が複数ある場合に、複数の候補のうち適切な一の無線基地局との間で局間通信の接続を行う。これにより、無線基地局に、より適切な通信経路が設定され、無駄な通信の発生が抑制されることで消費電力が削減される。
また、前記接続部は、局間通信の接続した状態において、前記複数の無線基地局のうち局間通信の接続を待ち受けている無線基地局の探索を行うことにより無線基地局を発見した場合には、(i)接続している局間通信の接続を切断し、(ii)発見した前記無線基地局を前記前ホップ基地局として新たに局間通信の接続を行うとしてもよい。
これによれば、無線基地局が局間通信の接続を切り替えることにより、当該無線基地局が属する無線通信システムと、他の無線通信システムとを併合することができる。
なお、本発明は、装置として実現できるだけでなく、その装置を構成する処理手段をステップとする方法として実現したり、それらステップをコンピュータに実行させるプログラムとして実現したり、そのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能なCD−ROMなどの記録媒体として実現したり、そのプログラムを示す情報、データ又は信号として実現したりすることもできる。そして、それらプログラム、情報、データ及び信号は、インターネット等の通信ネットワークを介して配信してもよい。
本発明により、無線通信端末は、ツリーネットワーク内の各基地局と効率よく通信を行うことができる。
図1Aは、実施の形態1に係る無線通信システムの第一例を示すシステム構成図である。 図1Bは、実施の形態1に係る無線通信システムの第一例における通信経路の一例を示すシステム構成図である。 図1Cは、実施の形態1に係る無線通信システムの第一例における通信経路の別の一例を示すシステム構成図である。 図2は、実施の形態1に係る無線基地局のハードウェア構成を示すブロック図である。 図3は、実施の形態1に係る無線基地局の機能構成を示すブロック図である。 図4は、実施の形態1に係る無線基地局による経路構築処理を示すフローチャートである。 図5は、実施の形態1に係る無線基地局が送信する信号の説明図である。 図6は、WDSの通信の説明図である。 図7は、WDSの通信に用いられるフレームフォーマットの説明図である。 図8は、実施の形態1に係る無線通信システムの第二例を示すシステム構成図である。 図9は、実施の形態1に係る無線基地局による経路構築処理を示すシーケンス図である。 図10は、実施の形態2に係る無線基地局による経路解消処理を示すフロー図である。 図11は、実施の形態2に係る無線基地局による経路解消処理を示すシーケンス図である。 図12は、実施の形態3に係る無線通信システムの第三例を示すシステム構成図である。 図13は、実施の形態3に係る無線基地局による経路併合処理を示す説明図である。
なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、より好ましい形態を構成する任意の構成要素として説明される。
なお、同一の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略する場合がある。
(実施の形態1)
本実施の形態において、効率的な通信経路の構築及び維持に必要な消費電力を低減させる無線通信システム等について説明する。
図1Aは、本実施の形態に係る無線通信システム1の第一例を示すシステム構成図である。また、図1B及び図1Cは、それぞれ、実施の形態1に係る無線通信システムの第一例における通信経路の例を示すシステム構成図である。
図1Aに示されるように、無線通信システム1は、複数の無線基地局10A、10B、10C、10D、10E、10F及び10Gを備える。上記複数の無線基地局のそれぞれを無線基地局10と表記することもある。
無線基地局10は、STA(Station)(無線端末、端末ともいう)と通信するAP(Access Point)(アクセスポイント、基地局、親局ともいう)の機能を有する。無線基地局10は、複数の無線基地局10のうち自局を除く無線基地局10との間で通信する機能を有する。ここで、自局を除く無線基地局10との通信のことを局間通信ともいう。無線基地局10は、移動するものであってもよいし、固定的に設置されるものであってもよい。
図1Aにおいて、各無線基地局10A〜10Gが待機している状態を示している。各無線局は所定時間間隔でビーコン信号を送信するだけで、基地局間の通信は行っていない。いずれかの基地局に無線端末が接続すると、無線端末が接続した基地局をルートとするツリーネットワークが構築される。例えば、図1Bは、無線基地局10Aに無線端末20が接続し、無線基地局10Aをルートとするツリーネットワークが構築された状態を示している。また、図1Cは、無線基地局10Fに無線端末20が接続し、無線基地局10Fをルートとしたツリーネットワークが接続された状態を示している。
無線通信システム1に含まれる無線基地局10A〜10Gのうちのいずれかに無線端末20が接続すると、上記のようなツリーネットワークが構築され、無線端末20は無線基地局10A〜10Gのそれぞれと通信することができるようになる。例えば、この通信を用いて、無線基地局10A〜10Gが保持しているデータ等を無線端末20が取得することができる。
なお、無線通信は、電波などを用いて行われ、所定の強度を超える電波強度で電波が到達する装置間で可能である。電波は、一般に遮蔽物のない空間を伝搬するときには所定の割合で減衰し、遮蔽物があればさらに大きく減衰する。
図2は、本実施の形態に係る無線基地局のハードウェア構成を示すブロック図である。
図2に示されるように、無線基地局10は、CPU101(Central Processing Unit)と、ROM102(Read Only Memory)と、RAM103(Random Access Memory)と、記憶装置104と、WNIC105(Wireless Network Interface Card)とを備える。
CPU101は、ROM102に格納された制御プログラムを実行するプロセッサである。
ROM102は、制御プログラム等を保持する読み出し専用記憶領域である。
RAM103は、CPU101が制御プログラムを実行するときに使用するワークエリアとして用いられる揮発性の記憶領域である。
記憶装置104は、制御プログラム、又は、データなどを保持する不揮発性の記憶領域である。
WNIC105は、無線端末、又は、自局を除く無線基地局10と無線通信を行う無線通信インタフェースである。無線通信インタフェースの種別は限定されない。つまり、WNIC105は、IEEE802.11a、b、g、n規格等に適合する無線LANインタフェースであってもよいし、他の無線通信インタフェースであってもよい。
なお、WNIC105は、複数あってもよい。WNIC105は、後述する端末通信部112及び局間通信部114のそれぞれにより利用される。無線基地局10が複数のWNIC105を備える場合、端末通信部112が第一のWNIC105を利用し、局間通信部114が第二のWNIC105を利用するようにしてもよい。このようにすれば、性質が異なる通信を別々のWNICを用いて行うことができ、通信効率、及び、通信に関する処理の効率の向上につながる。
図3は、本実施の形態に係る無線基地局の機能構成を示すブロック図である。
図3に示されるように、無線基地局10は、端末通信部112と、局間通信部114とを備える。
端末通信部112は、無線端末との通信を行う。具体的には、端末通信部112は、アクセスポイント(以下、「AP」ともいう)として、ステーション(以下、「STA」ともいう)である無線端末との通信を行う。上記通信は、IEEE802.11a、b、g、n規格等におけるインフラストラクチャモードでの通信に相当する。端末通信部112は、自局が提供する無線通信の識別子を含む信号を定期的に周囲に送信する。この信号のことをビーコン信号、又は、単にビーコンという。上記無線通信の識別子は、例えば、SSID(Service Set Identifier)に相当する。また、ビーコン信号は、例えば、IEEE802.11a等におけるビーコンフレームに相当する。
局間通信部114は、複数の無線基地局10のうち自局を除く無線基地局10との間で局間通信を行う。局間通信は、局間通信の接続を待ち受ける待受機能を稼働している無線基地局10と、待受機能を稼働している無線基地局を通信相手として局間通信の接続を行う接続機能を稼働している無線基地局10との間で行われる。つまり、待受状態を稼働している無線基地局10に対して、接続機能を稼働している無線基地局10が接続することにより、局間接続が確立される。局間通信部114は、待受機能と、接続機能とを、適切なときに開始又は停止する。また、局間通信部114は、2つの無線基地局のそれぞれと局間接続を有する場合に、その一方の無線基地局と他方の無線基地局との通信を中継する。
なお、局間通信は、例えば、WDS(Wireless Distribution System)機能によるAP間の通信を用いることができる。また、上記の局間通信の待受機能を稼働している無線基地局のことをWDS−APと、上記の局間通信の接続機能を稼働している無線基地局のことをWDS−STと、それぞれよぶこともある。
なお、待受機能、及び、接続機能は、それぞれ、ソフトウェアプロセスとして実現されてもよい。その場合、機能の開始又は停止は、当該ソフトウェアプロセスの開始又は停止により実現される。
以降で、局間通信部114について詳細に説明する。
局間通信部114は、接続部116と、待受部118と、中継部120とを有する。
待受部118は、局間通信の待受機能を提供するものであり、局間通信の接続を待ち受ける。待受部118は、自局が提供する局間通信の識別子を含む信号を定期的に周囲に送信する。この信号のことを、端末通信部112が送信するビーコン信号又はビーコンと区別して、局間ビーコン信号、又は、局間ビーコンという。上記局間通信の識別子は、例えば、局間通信用のSSIDに相当する。また、局間ビーコン信号は、例えば、IEEE802.11a等におけるビーコンフレームを用いることができる。局間ビーコン信号については、後で詳しく説明する。
接続部116は、局間通信の接続機能を提供するものであり、局間通信の接続を待ち受けている無線基地局を通信相手として局間通信の接続を行う。具体的には、接続部116は、自局の周囲にWDS−APが存在するか否かを判定する。自局の周囲にWDS−APが存在するか否かを判定するには、例えば、一定時間(例えば1秒間)局間ビーコン信号の受信待ちを行い、この受信待ちの時間内にWDS−APからの局間ビーコン信号を受信したか否かを判定することにより行われる。なお、何らかのビーコン信号を受信した場合に、受信したビーコン信号がWDS−APからの局間ビーコン信号であるか否かを判定する方法は、どのようなものであってもよい。例えば、ビーコン信号内に含められる情報を記述する形式を予め既定しておき、受信したビーコン信号内の情報が既定に従った形式で記述されていた場合に、WDS−APからの局間ビーコン信号であると判定してもよい。
中継部120は、接続部116が、2つの無線基地局のそれぞれと局間接続を有する場合に、その一方の無線基地局と他方の無線基地局との通信を中継する。
局間通信部114は、接続部116と待受部118とのそれぞれを、適切なときに開始又は停止させる。
例えば、局間通信部114は、端末通信部112が無線端末20と通信リンクを確立した場合に、待受部118の動作を開始する。
また、例えば、局間通信部114は、複数の無線基地局10のうち待受機能を稼働している一の無線基地局を発見した場合に、(i)接続部116の動作を開始し、接続部116により上記一の無線基地局との局間通信を開始し、かつ、(ii)待受部118を開始する。
端末通信部112と、局間通信部114とのそれぞれは、CPU101、ROM102、RAM103、記憶装置104、及び、WNIC105等により実現される。
図4は、本実施の形態に係る無線基地局による経路構築処理を示すフローチャートである。
ステップS101において、接続部116は、自局の周囲にWDS−APが存在するか否かを判定する。
ステップS101で周囲にWDS−APが存在すると判定された場合(ステップS101でYes)にステップS102を行う。一方、ステップS101で周囲にWDS−APが存在しないと判定された場合(ステップS101でNo)にステップS104を行う。
ステップS102において、局間通信部114は、WDS−ST(接続部116)の稼働を開始する。稼働を開始した接続部116は、ステップS101で検出したWDS−APを通信相手として局間通信の接続を行う。
ステップS103において、局間通信部114は、WDS−AP(待受部118)の稼働を開始する。WDS−APは、局間ビーコン信号を定期的に送信することを開始する。これで一連の処理を終了する。
ステップS104において、端末通信部112は、自局に無線端末20が接続したか否かを判定する。ステップS104で自局に無線端末20が接続したと判定された場合(ステップS104でYes)、ステップS103を実行する。一方、ステップS104で自局に無線端末20が接続していないと判定された場合(ステップS104でNo)、一連の処理を終了する。
なお、上記の一連の処理は、所定のタイミングに実行されるものであり、所定の時間間隔を隔てて繰り返し実行されてもよい。
図5は、本実施の形態に係る無線基地局10が送信する局間ビーコン信号の説明図である。
図5の(a)は、無線基地局10が送信する局間ビーコン信号501に含まれる情報を示す説明図である。図5の(a)に示されるように、局間ビーコン信号501は、ルートアドレス、送信者アドレス、及び、ホップ数の各情報を含む。
ルートアドレスは、複数の無線基地局10により構築されるツリー状の通信経路のルート(頂点、根)に相当する無線基地局の識別子を示す。なお、上記頂点に相当する無線基地局のことをルート基地局、又は、単に「ルート」ともいう。ルート基地局は後述する図8において、無線端末20と直接接続している無線基地局10Aである。
送信者アドレスは、当該局間ビーコン信号を送信した無線基地局10の識別子を示す。
ホップ数は、当該局間ビーコン信号を送信した無線基地局10の、通信経路上でのルート基地局からの通信リンクの数を示す。
図5の(b)及び(c)は、上記各情報に入れる具体的な値を示している。これらについては、後ほど詳しく説明する。
なお、局間ビーコン信号501は、図5の(a)に示される情報以外の情報を含んでもよい。例えば、局間ビーコン信号501は、さらに、所定の文字列などで構成される識別子を含んでもよい。このような識別子は、例えば、同一メーカの無線基地局で通信経路を構築したい場合などに用いることができる。
図6は、WDSの通信のネットワーク構成図である。
図6は、WDSの通信では、無線基地局AP1にインフラストラクチャモードで接続する無線端末STA1と、無線基地局AP2にインフラストラクチャモードで接続する無線端末STA2とが、AP1及びAP2による中継を介して通信する。
図7は、WDSの通信に用いられるフレームフォーマットの説明図である。
このフレームフォーマットは、図6におけるAP1とAP2との間で用いられるフレームのフレームフォーマットである。インフラストラクチャモードでは、3個のアドレスフィールドを有するフレームが用いられるが、WDSでは図7に示されるように4個のアドレスフィールド(Add1〜4)を有するフレームが用いられる。また、「To DS」フィールドは、無線基地局へ送信すべきフレームであるか否かを示すフィールドであり、「From DS」フィールドは、無線基地局が送信したフレームであるか否かを示すフィールドであるが、これらはともに1(肯定)と設定されている。
以降、複数の無線基地局10を有する無線通信システムにおける、無線基地局10の動作について説明する。
図8は、本実施の形態に係る無線通信システムの第二例を示すシステム構成図である。
図8の(a)に示される無線通信システム2は、1つの無線端末20と、3つの無線基地局10A、10B及び10Cとを有する。無線基地局10A、10B及び10Cのそれぞれは、無線基地局10に相当する。
以降、無線端末20が無線基地局10Aに接続することで、無線通信システム2上に図8の(b)に示されるような通信経路が構築される際の処理の流れを説明する。なお、図8の(b)において、無線通信リンクを確立した装置(APとSTA)間が矢印で結ばれている。矢印の始点が無線通信リンクのSTA側を示し、矢印の終点が無線通信リンクのAP側を示す。
なお、無線通信システムにおいて、ルート基地局に近づく方向に隣接する無線基地局のことを「前ホップ基地局」ともいう。また、無線通信システムにおいて、ルート基地局から遠ざかる方向に隣接する無線基地局のことを「次ホップ基地局」ともいう。具体的には、例えば、図8の(b)において無線基地局10Bの前ホップ基地局は無線基地局10Aであり、無線基地局10Bの次ホップ基地局は無線基地局10Cである。
なお、図8において、直接に無線通信が可能である無線基地局10同士が破線で結ばれている。ここで、「直接に無線通信が可能」とは、無線通信の電波が到達可能であり、無線通信リンクを確立することができる、という意味である。直接に無線通信が可能である装置同士を破線で結んで示すことは、他の図面でも同様である。
図9は、本実施の形態に係る無線基地局による経路構築処理を示すシーケンス図である。
無線端末20は、無線基地局10Aが送信するビーコン信号901を受信する。ビーコン信号901は、無線端末20が存在するか否かに関わらず無線基地局10Aが定期的に送信するものである。ビーコン信号901には、無線基地局10Aが提供する無線通信の識別子が含まれている。
無線端末20は、無線基地局10Aにインフラストラクチャモードでの接続要求902を行う。接続の際には、先に受信したビーコン信号901に含まれている識別子が用いられる。すなわち、無線端末20は、ビーコン信号901に含まれる識別子により示される無線基地局である無線基地局10Aに対して接続要求を行う。
無線端末20と無線基地局10Aとは、互いとの無線通信の接続の認証(Authentication)、及び、確立(Association)等の処理を行うことで、接続確立903を行う。これにより、無線端末20は、無線基地局10Aと無線通信を行うことができる状況となる(図4のステップS104(Yes)に相当)。
無線端末20との無線通信を確立した無線基地局10Aは、待受部118の稼働を開始する(図4のステップS103に相当)。無線基地局10Aの待受部118は、局間ビーコン信号911を周囲に送信する。局間ビーコン信号911に含まれる各情報は、例えば、図5の(b)に示される局間ビーコン信号502のとおりである。つまり、ルートアドレス及び送信者アドレスのそれぞれを無線基地局10AのMAC(Media Access Control)アドレスとし、ホップ数を1とする。局間ビーコン信号911は、ルートを無線基地局10Aとした通信経路を構築するための局間ビーコン信号であり、また、無線基地局10Aが送信したものであるからである。
無線基地局10Bは、無線基地局10Aから局間ビーコン信号911を受信する(図4のステップS101(Yes)に相当)。無線基地局10Bは、局間ビーコン信号911を受信したら、接続部116の稼働を開始する。接続部116は、局間ビーコン信号911に含まれている識別子に基づいて無線基地局10Aに局間通信の接続要求912を送信する(図4のステップS102に相当)。
無線基地局10Aの待受部118と無線基地局10Bの接続部116とは、互いとの局間通信の接続の認証(Authentication)、及び、確立(Association)等の処理を行うことで、接続確立913を行う。これにより、無線基地局10Bは、無線基地局10Aと局間通信を行うことができる状況となる。無線基地局10Aは、無線通信システム1内の複数の無線基地局10のうち、局間通信の接続を待ち受けている無線基地局であり、また、無線基地局10Bの前ホップ基地局である。よって、無線基地局10Bは、複数の無線基地局10のうち局間通信の接続を待ち受けている無線基地局を発見し、発見した無線基地局である前ホップ基地局を通信相手として局間通信の接続確立を行うとも言える。また、無線基地局10Aが適切に通信を中継することにより、無線端末20、並びに、無線基地局10A及び10Bは互いに通信可能である。
無線基地局10Bは、無線基地局10Aと局間通信の接続確立を行うとともに、待受部118の稼働を開始する(図4のステップS103に相当)。無線基地局10Bの待受部118は、局間ビーコン信号921を周囲に送信する。局間ビーコン信号921に含まれる各情報は、例えば、図5の(c)に示される局間ビーコン信号503のとおりである。つまり、ルートアドレスを無線基地局10AのMACアドレスとし、送信者アドレスを無線基地局10BのMACアドレスとし、ホップ数を2とする。局間ビーコン信号921は、ルートを無線基地局10Aとした通信経路を構築するための局間ビーコン信号であり、また、無線基地局10Bが送信した局間ビーコン信号であるからである。
ここで、無線基地局10Bが送信する局間ビーコン信号内のホップ数は、無線基地局10Aが送信する局間ビーコン信号内のホップ数である1に、無線基地局10Aから10Bまでのホップ数である1を加算して得られる2とした。なお、ホップ数に、無線基地局10Aと10Bとの間の通信品質を反映させ、通信品質が低いほどホップ数をより多く加算するようにしてもよい。つまり、無線基地局10Aと10Bとの間の通信品質が比較的低い場合には、無線基地局10Aが送信する局間ビーコン信号内のホップ数である1に16を加算して、17としてもよい。このようにすれば、通信可能な他の無線基地局が存在する場合に、通信品質が低い無線通信リンクを経由する通信経路が選ばれにくくなり、通信の安定性が向上する。通信品質は、例えば、受信電波強度が高いほど良い、として決定することができる。
無線基地局10Cは、無線基地局10Bから局間ビーコン信号921を受信したら、接続要求922等を経て、無線基地局10Bとの局間通信の接続確立923を行う。この処理は、無線基地局10Bが行った処理を同様であるので詳細な説明を省略する。これにより、無線基地局10Cは、無線基地局10Bと局間通信を行うことができる状況となっている。また、無線基地局10Bが適切に通信を中継することにより、無線端末20、並びに、無線基地局10A、10B及び10Cは互いに通信可能である。
無線基地局10Bは、インフラストラクチャモードで自局に接続する無線端末を示す端末情報914を、前ホップ基地局である無線基地局10Aに送信する。
同様に、無線基地局10Cは、インフラストラクチャモードで自局に接続する無線端末を示す端末情報924を、次ホップ基地局である無線基地局10Bに送信する。端末情報924を受信した無線基地局10Bは、それをさらに上流の無線基地局10Aに、端末情報915として送信する。なお、端末情報は、最新の無線端末の接続を示す情報を含んでいればよく、また、自局に接続する無線端末の増減があった場合に送信されればよい。さらに、端末情報は、自局に接続する無線端末の増減がない場合であっても、定期的に、又は、所定のタイミングで送信されてもよい。
無線端末20は、無線基地局10Cが保有しているデータを取得する要求であるデータ要求904を、無線基地局10C宛に送信する。データ要求904は、局間通信により無線基地局10A及び10Bの中継部により中継され、無線基地局10Cに受信される。このように、無線基地局10A及び10Bの中継部は、前ホップ基地局と次ホップ基地局との間の通信を中継する。
無線基地局10Cは、受信した要求に応じて、要求されたデータをデータ905として無線端末20に送信する。このようにして、無線端末20は、無線基地局10Cが保有しているデータを、無線基地局10A及び10Bを経由して取得することができる。
なお、無線端末20は、無線基地局10A又は10Bと通信することももちろん可能である。なお、無線基地局10B又は10Cに無線端末が接続されていれば、無線端末20は、無線基地局10B又は10Cに接続されている無線端末と通信することももちろん可能である。
このようにすることで、無線端末20が無線基地局10Aに接続したことを契機として、無線基地局10A、10B及び10Cに通信経路が動的に構築されるので、通信経路の構築及び維持に必要な消費電力を低減することができる。従来、無線端末20が接続するか否か、又は、通信を行うか否かに関わらず無線基地局間に通信経路を構築する技術があるが、その技術においては、無線基地局が無線端末20の動作とは無関係に常に無線基地局間の通信経路を維持するための通信が必要であり、その通信のための電力を消費する。本実施の形態における無線基地局によれば、無線端末20による通信が発生する可能性が高くなったことを契機として通信経路を構築するので、通信経路を維持するための通信に要する電力を削減する効果を奏する。
なお、局間通信を接続しようとする無線基地局が、複数の無線基地局からの局間ビーコン信号を受信した場合には、より小さいホップ数を含むビーコン信号を送信した無線基地局との局間通信を接続するようにすればよい。より小さいホップ数を含むビーコン信号を送信した無線基地局のほうが、無線端末との通信を中継する無線基地局数が少ないので消費電力が少ないからである。
以上のように、本実施の形態に係る無線通信システムは、無線端末との通信リンクを確立したことを契機にして、第一基地局をルートとして、第二基地局及び第三基地局に順次に経路情報を設定することで、通信経路を構築する。これにより、無線端末は、第一基地局及び第二基地局による中継を介して第三基地局と通信することができる。また、適切な通信経路が維持されていれば、通信経路の探索のための無駄な通信の発生が抑制されることによる消費電力削減効果も奏する。以上より、無線通信システムは、効率的な通信経路の構築ができると共に、構築した通信経路の維持に必要な消費電力を低減させることができる。
(実施の形態2)
本実施の形態において、通信経路の構築及び維持に必要な消費電力を低減させる無線通信システム等において、通信経路を解消するときの処理について説明する。
図10は、本実施の形態に係る無線基地局による経路解消処理を示すフロー図である。
ステップS201において、局間通信部114は、WDS−ST(接続部116)を稼働しているか否かを判定する。ステップS201で局間通信部114がWDS−STを稼働していると判定された場合(ステップS201でYes)にステップS204を行う。一方、ステップS201で局間通信部114がWDS−STを稼働していないと判定された場合(ステップS201でNo)にステップS202を行う。
ステップS202において、局間通信部114は、通信経路上の無線基地局に接続している無線端末があるか否かを判定する。通信経路上の無線基地局に接続している無線端末があるか否かは、通信経路上の無線基地局から受信する接続情報に含まれる無線端末に関する情報に基づいて判定される。
ステップS202で無線端末があると判定された場合(ステップS202でYes)、一連の処理を終了する。言い換えれば、この場合、局間通信部114は、WDS−AP(待受部118)の稼働を停止することを禁止し、一連の処理を終了する。
一方、ステップS202で無線端末がないと判定された場合(ステップS202でNo)にステップS203を行う。
ステップS203において、局間通信部114は、WDS−AP(待受部118)の稼働を停止する。これにより、無線基地局10は、局間ビーコン信号を定期的に送信することを停止する。
ステップS204において、局間通信部114は、確立したWDS−APとの局間接続が現在も維持されているか否かを判定する。具体的には、局間通信部114は、確立したWDS−APからの局間ビーコン信号を定期的に受信している場合に、上記WDS−APとの局間接続が維持されていないと判定する。このほかにも、局間通信部114が所定の通信パケットを上記WDS−APに送信し、送信した通信パケットに応じて上記WDS−APが送信する応答パケットを局間通信部114が受信することで、局間接続が維持されていると判定することもできる。ステップS204において、上記WDS−APとの局間接続が維持されていると判定された場合には、一連の処理を終了する。一方、上記WDS−APとの局間接続が維持されていないと判定された場合には、ステップS205を行う。
ステップS205において、局間通信部114は、WDS−ST(接続部116)の稼働を停止する。
なお、上記の一連の処理は、所定のタイミングに実行されるものであり、所定の時間間隔を隔てて繰り返し実行されてもよい。
図11は、本実施の形態に係る無線基地局による経路解消処理を示すシーケンス図である。図11は、図9に示されるシーケンス図に続いて行われる処理であって、無線端末20が無線基地局10Aとの接続を切断することにより、無線基地局10A、B及びC上に構築された通信経路が解消される処理を示している。
図9に関する説明のとおり、無線基地局10B及びCのそれぞれは、自局に接続する無線端末に関する接続情報914等を無線基地局10Aに送信する。これにより、通信経路のルートである無線基地局10Aが、通信経路上の無線基地局に接続している無線端末の有無についての情報を有している。
無線基地局10Aに接続している無線端末20が、無線基地局10Aとの接続を切断するための切断要求1101を無線基地局10Aに送信する。
無線端末20と無線基地局10Aとは、互いとの無線通信の認証解除(DeAuthentication)、及び、接続解除(Deassociation)を行うことで、接続切断1102を行う。
無線基地局10Aの局間通信部114は、配信経路上の無線基地局に無線端末が接続されているか否かを判定する(図10のステップS202に相当)。ここで、配信経路上の無線基地局には無線端末が接続されていないと判定されるので、無線基地局10Aは、無線基地局10Bとの局間接続の切断を行う(図10のステップS203に相当)。具体的には、無線基地局10Aは、無線基地局10Bに対して切断要求1111を送信する。
無線基地局10Aと無線基地局10Bとは、互いとの局間通信の認証解除(DeAuthentication)、及び、接続解除(Deassociation)を行うことで、接続切断1112を行う。その後、無線基地局10Aは、待受部118の稼働を停止する。
無線基地局10Bは、無線基地局10Aとの局間通信の接続を解除したら、接続先のWDS−APとの接続が失われる(図10のステップS204(No)に相当)。その後、無線基地局10Bは、WDS−ST(接続部116)の稼働を停止する。さらに、無線基地局10Bは、WDS−AP(待受部118)の稼働を停止する(図10のステップS203に相当)。
同様に、無線基地局10Cは、無線基地局10Bとの局間通信の接続を解除したら、WDS−ST(接続部116)、及び、WDS−AP(待受部118)の稼働を停止する。
このようにして、無線端末20と無線基地局10Aとの切断を契機として無線基地局上に構築された通信経路が消滅する。
なお、上記図11の場合には、無線端末20が積極的に切断要求を送信することで、無線基地局10Aとの接続が解除されている。この他にも、無線端末20が無線基地局10Aの通信範囲外に移動すること等によっても、無線端末20と無線基地局10Aとの接続が切断される。
以上のように、本実施の形態に係る無線通信システムは、無線端末との通信リンクが切断されたことを契機として、設定した第一基地局、第二基地局及び第三基地局における経路情報を消滅させることで、通信経路を消滅させる。通信リンクの消滅は、通信相手が存在しなくなったことを意味している。通信リンクの消滅を契機として通信経路を消滅させることにより、適切なタイミングで、不要となった通信経路を消滅させる。これにより、各基地局は待機状態、すなわち所定時間間隔でビーコン信号を送信するだけの状態に戻る。後に通信経路の構築が必要となる際に、無線端末が接続した一つの基地局をルートとする適切な通信経路を新たに構築することができる。
(実施の形態3)
本実施の形態において、通信経路の構築及び維持に必要な消費電力を低減させる無線通信システム等において、独立して存在する複数の無線通信システムを一の無線通信システムに併合するときの処理について説明する。
図12は、本実施の形態に係る無線通信システムの第三例を示すシステム構成図である。
図12は、独立して存在する複数の無線通信システム3及び4を示している。無線通信システム3及び4のそれぞれは、実施の形態1における無線通信システム1と同等であり、3つの無線基地局10A、10B及び10C(10P、10Q及び10R)と、1つの無線端末21(22)とを備える。
このような状況は、以下のような場合に生じ得る。
例えば、無線端末21が無線基地局10Aに接続するのとほぼ同時に、無線端末22が無線基地局10Rに接続した場合である。この場合、実施の形態1に示した経路構築処理により、無線基地局10Aと10Bとが局間接続された後、無線基地局10Bと10Cとが局間接続され、無線通信システム3が構築される。また、これと同時に、無線基地局10Rと10Qとが局間接続された後、無線基地局10Qと10Pとが局間接続され、無線通信システム4が構築される。このようにして、図12に示される状況が生ずる。
また、例えば、無線端末21並びに無線基地局10A、10B及び10Cで構成される一群と、無線端末22並びに無線基地局10P、10Q及び10Rで構成される一群とが離れた状態で無線通信システムが構築され、それらが互いに近づくように移動した場合である。この場合、上記一群のそれぞれの内部において、実施の形態1に示した経路構築処理が行われることで、無線通信システム3及び4が構築される。
図12において、無線基地局10Cと10Pとが直接に通信可能な距離にあるにもかかわらず、局間通信の接続がなされていない。このとき、無線端末21と無線基地局10P、10Q及び10Rとは通信することはできない。また、無線端末22と無線基地局10A、10B及び10Cとは通信することはできない。さらに、無線端末21と22とは、無線基地局10A、10B、10C、10P、10Q及び10Rを介して通信することができない。
以降、適切に無線通信システムを構築することで、無線端末21と22との通信を可能とする方法について説明する。具体的には、複数の無線通信システムを一の無線通信システムに併合する併合方法について説明する。
図13は、本実施の形態に係る無線基地局による経路併合処理を示す説明図である。
図13の(a)、(b)、(c)及び(d)は、この順に、複数の無線通信システムが一の無線通信システムに併合される処理を順に示す。なお、図13の(a)、(b)及び(c)において、無線端末21及び22の記載を省略している。
まず、図13の(a)を参照しながら、無線基地局10Pが局間通信を切り替える処理について説明する。
実施の形態1において説明したように、無線通信システムにおける無線基地局10Cは、待受部118を稼働しており、局間ビーコン信号を送信する。無線基地局10Pは、無線基地局10Cと直接に通信可能な位置に位置しているので、無線基地局10Cが送信する局間ビーコン信号を受信する。無線基地局10Pは、局間ビーコン信号を受信したら、局間ビーコン信号に含まれるルートアドレスと、現在接続している通信経路のルートアドレスとのどちらが優先的であるかを判定する。そして、局間ビーコン信号に含まれるルートアドレスの方が優先的である場合に、局間通信の通信相手を切り替える。
ここで、無線基地局10Rのアドレスより、無線基地局10Aのアドレスの方が優先的である場合、無線基地局10Pは、無線基地局10Qとの局間通信を切断し、無線基地局10Cとの局間通信を確立する。
なお、アドレスが優先的であるか否かを判定するには、例えば、アドレスを数値と見立てて大小判定を行うことで行われる。その際、大きい方を優先的としてもよいし、小さい方を優先的としてもよい。
無線基地局10Pが局間通信の接続相手を無線基地局10Qから10Cに切り替えた後、図13の(b)に示す状況となる。
図13の(b)において無線基地局10Qは、上記における無線基地局10Pと同様の処理を行い、局間通信の接続相手を無線基地局10Rから10Pへ切り替え、図13の(c)に示す状況となる。
図13の(c)において無線基地局10Rは、無線基地局10Qと局間通信の接続を行うことで、図13の(d)に示す状況となる。
このようにして、無線基地局10A、10B、10C、10P、10Q及び10Rが一の無線通信システム5を構成することになり、無線端末21と22とが上記無線基地局を介して通信可能となる。
以上のように本実施の形態に係る無線通信システムでは、複数の無線通信システムが存在し、かつ、それらが互いに接続可能である場合に、それらが一の無線通信システムに併合される。これにより、無線端末は、より多くの無線基地局と通信を行うことができる。
以上、本発明の無線通信システム等について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本発明の範囲内に含まれる。
本発明は、無線端末との効率的な通信経路の構築ができると共に、構築した通信経路の維持に必要な消費電力を低減させる無線通信システムに利用可能である。より具体的には、無線通信基地局、携帯電話端末、その他の無線通信装置に利用可能である。
1、2、3、4、5 無線通信システム
10、10A、10B、10C、10D、10E、10F、10G、10P、10Q、10R 無線基地局
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 記憶装置
105 WNIC
112 端末通信部
114 局間通信部
116 接続部
118 待受部
120 中継部

Claims (6)

  1. 複数の無線基地局とツリー状のネットワークを構成する無線基地局であって、
    線端末との通信を行う端末通信部と、
    の無線基地局のうち局間通信の接続を待ち受けている無線基地局を発見した場合に、発見した他の無線基地局である前ホップ基地局を通信相手として局間通信の接続を行う接続部と、
    前記端末通信部が前記無線端末と通信リンクを確立した場合、及び、記接続部が前記前ホップ基地局を発見した場合に、局間通信の接続の待ち受けの稼動を開始する待受部と、
    他の無線基地局である次ホップ基地局が前記接続部との間で局間通信を開始した場合に、前記無線端末又は前記前ホップ基地局と、前記次ホップ基地局との間の通信を中継する中継部とを備え、
    待機時には、前記端末通信部は稼働し、前記接続部及び前記待受け部は稼働を停止しており、
    前記待受部が稼働を停止している状態で、前記端末通信部が第1の無線端末と第1の通信リンクを確立した場合には、前記待受部の稼働を開始してツリー状のネットワークのルートとして動作し、前記中継部は前記第1の無線端末と他の無線基地局の通信を中継し、
    他の無線基地局がルートとして動作しており、ルートとなる当該他の無線基地局と接続し、前記待受部が稼働している状態で、前記端末通信部が第2の無線端末と第2の通信リンクを確立した場合には、ツリー状のネットワークのノードとして動作し、前記中継部は前記第2の無線端末と他の無線基地局の通信を中継する、
    無線基地局
  2. 前記接続部は、複数の前ホップ基地局を発見した場合に、発見した前記複数の前ホップ基地局のうち所定の基準により定められる一つの前ホップ基地局を選択し、選択した前記一つの前ホップ基地局と局間通信の接続を行う
    請求項1に記載の無線基地局
  3. 前記接続部は、局間通信の接続をした状態において、前記複数の無線基地局のうち局間通信の接続を待ち受けている無線基地局の探索を行うことにより他の無線基地局を発見した場合には、(i)接続している局間通信の接続を切断し、(ii)発見した前記他の無線基地局を前記前ホップ基地局として新たに局間通信の接続を行う、
    請求項1又は2に記載の無線基地局
  4. 前記複数の無線基地局のそれぞれは、
    前記第1の無線端末と前記端末通信部との間の前記第1の通信リンクが切断された場合、又は、前記前ホップ基地局との局間通信が切断された場合に、前記待受部の稼動を停止し、前記次ホップ基地局との局間通信を切断する
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の無線基地局。
  5. 前記複数の無線基地局のそれぞれは、
    前記第1の無線端末と前記端末通信部との間の前記第1の通信リンクが切断された場合に、他の無線基地局の端末通信部と前記第2の無線端末との間に前記第2の通信リンクが確立しているときには、前記待受部の動作を停止しない、
    請求項4に記載の無線基地局。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の複数の無線基地局と、
    複数の無線端末とを備え、
    前記複数の無線基地局によりツリー状のネットワークを構成し、前記各無線端末は、前記ツリー状のネットワークのルート又はノードを構成する一つの無線基地局と通信リンクを確立する、
    無線通信システム。
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