JP2009237821A - 位置制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】一つの負荷機械を複数の電動機で駆動する場合、簡単な調整で制御系の安定性を損なうことなく複数の電動機と各々に対応した負荷機械の位置のずれを抑制する。
【解決手段】第1から第nの駆動制御回路103、203は、それぞれ位置指令信号と位置信号とに基づいて第1のトルク指令信号を演算する第1の位置制御回路104、204と、第1から第nの位置検出器102、202の出力する位置信号に基づいて第2のトルク指令信号を演算する第2の位置制御回路105、205と、第1のトルク指令信号と第2のトルク指令信号とを加算した統合トルク指令信号に一致するよう電動機のトルクを制御するトルク制御回路106、206と、第1の位置制御回路と第2の位置制御回路の制御係数を演算し、変更するゲイン演算回路107、207とを備えている。
【選択図】 図1

Description

この発明は、工作機械、射出成形機及びプレス機など負荷機械に対して、例えば送り軸を駆動制御する位置制御装置に関するものであり、特に複数の電動機で一つの可動部を駆動する位置制御装置に関するものである。
複数の電動機で一つの負荷機械(可動部)を駆動する場合、各々の電動機に作用する負荷機械の慣性負荷のアンバランスや各々の電動機あるいはそれぞれの電動機に対応した負荷機械に加わる外乱のアンバランスなどの影響により、複数の電動機あるいは各々の電動機に対応した負荷機械の位置にずれが生じる問題がある。この位置ずれが発生すると、負荷機械にひずみが生じ、負荷機械に無理な力が作用するため、負荷機械の寿命、特に摺動部の寿命に悪影響を及ぼす。また、このひずみにより電動機および負荷機械が振動するため、高精度な駆動制御が困難となる問題がある。
このような問題に対して、従来、各々の電動機あるいは各々の電動機に対応した負荷機械の位置ずれや振動による悪影響を除去し、高精度な駆動制御を実現する技術が提案されている。例えば、特許文献1では、一つの負荷機械を複数の電動機で駆動し、各々の電動機に対する制御補償器が一つの位置指令と各々の電動機の位置検出信号とに基づいて制御信号を生成し、同期補償器において複数の電動機の位置の平均を示す基準値と各々の電動機との偏差信号に基づいて演算される同期補償信号を制御補償器が出力する制御信号に加算し、各々の電動機が負荷機械を駆動する駆動信号を生成することで、複数の電動機の各々の同期を確保、すなわち位置ずれの抑制を行っている。
特開平7−200062号公報(第7頁、第1図)
一般的に、電動機あるいは電動機が駆動する負荷機械の位置信号からトルク指令信号までの帰還ループのループゲインを大きくするほど高い制御性能を実現することが可能となるが、帰還ループのループゲインを大きくしすぎると制御系の安定性が低下し、制御系が振動的な応答を示すようになる。さらに帰還ループのループゲインを大きくすると発散してしまうことがある。そのため、帰還ループのループゲインは制御系が安定となる範囲で可能限り高い制御性能が得られるような適切な値に調整する必要がある。
特許文献1に開示された技術は、複数の電動機の各々の位置信号を位置指令信号に一致させるよう制御する制御補償器に対し、新たに同期補償器を追加することで、各々の電動機位置ずれを抑制している。しかし、電動機の位置からトルク指令信号までの帰還ループのループゲインは、位置制御部と同期補償器の帰還ループの合成となり、帰還ループの同期補償器を追加しない場合と比較して、追加した同期補償器の分だけ帰還ループのゲインが大きくなるため制御系の安定性が低下することになる。これを回避するためには、同期補償器のゲイン変更に応じて制御補償器のゲインを変更し、逆に制御補償器のゲイン変更に応じて同期補償器のゲインを変更する必要があり、制御系が安定な範囲で高い制御性能を実現する適切なゲインとなるよう調整するまでの作業が煩雑となり、長い調整時間要する問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、外部から入力されるパラメータ信号に基づいて、制御系の安定性を低下させることなく、主位置制御回路と副位置制御回路のゲインを演算し、変更することを可能として、制御系の調整を容易なものとするとともに調整時間の短縮を可能とする位置制御装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の位置制御装置は、一つの位置指令信号により一つの負荷機械を駆動する第1から第nの電動機と、該第1から第nの電動機の各々に設けられ前記負荷機械の位置を検出して位置信号として出力する第1から第nの位置検出器と、前記第1から第nの電動機の各々に設けられ当該電動機を駆動制御する第1から第nの駆動制御回路とを備え、前記第1から第nの駆動制御回路は、それぞれ前記位置指令信号と前記位置信号とに基づいて主トルク指令信号を演算する主位置制御回路と、前記第1から第nの位置検出器の出力する位置信号に基づいて副トルク指令信号を演算する副位置制御回路と、前記主トルク指令信号と前記副トルク指令信号とを加算した統合トルク指令信号に一致するよう前記電動機のトルクを制御するトルク制御回路と、外部から入力されるパラメータ信号に基づいて前記主位置制御回路と前記副位置制御回路の制御係数を演算し、変更する制御係数演算回路とを備えたことを特徴とする。
本発明の位置制御装置によれば、外部から入力されるパラメータ信号に基づいて主位置制御回路と副位置制御回路の制御係数を演算し、変更する制御係数演算回路とを備えているので、制御系の安定性を低下させることなく、主位置制御回路と副位置制御回路の制御係数を演算し変更することを可能として、制御系の調整を容易なものとするとともに調整時間の短縮を可能とする。
以下に、本発明にかかる位置制御装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。実施の形態においては、主位置制御回路を第1の位置制御回路、副位置制御回路を第2の位置制御回路として説明する。また、これに伴い主トルク指令信号を第1のトルク指令信号、副トルク指令信号を第2のトルク指令信号として説明する。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態による位置制御装置を示すブロック図である。図1において、本実施の形態では、説明を容易にするため一つの負荷機械10の同一の可動部を二つの電動機101、201で駆動する構成としているが、一つの可動部を三つ以上の電動機で駆動する場合でも同様に適用することができる。本実施の形態は、同一の可動部として、摺動テーブルをスライドさせる二つのボールスクリュウ10a、10bを、二つの電動機101、201で駆動する場合の例である。位置検出器102、202は、電動機101、201あるいは電動機101、201の各々に対応した負荷機械の10の位置の現在値を検出するものであり、本実施の形態は、電動機101、201の位置を検出する場合の例である。
最初に、図1で表される実施の形態の全体動作について説明する。第1の駆動制御回路103及び第2の駆動制御回路203は、一つの負荷機械10を駆動する二つの電動機101、201の各々を駆動制御するものである。第1の駆動制御回路103の内部にある第1の位置制御回路(主位置制御回路)104は、負荷機械10の目標位置を指示する位置指令信号Rと位置検出器102で検出される電動機101の現在位置を表す位置信号Pとに基づいて第1のトルク指令信号(主トルク指令信号)TR11を演算する。第2の位置制御回路(副位置制御回路)105は、位置検出回路102、202で検出される電動機101、201の位置信号P、Pに基づいて第2のトルク指令信号(副トルク指令信号)TR12を演算する。トルク制御回路106は、第1のトルク指令信号TR11に第2のトルク指令信号TR12を加算したトルク指令信号(統合トルク指令信号)TR1に一致するよう電動機101のトルクを制御する。ゲイン演算回路(制御係数演算回路)107は、外部から入力されるパラメータ信号αに基づいて、第1の位置制御回路104と第2の位置制御回路105に制御係数と演算し、各々の制御係数を第1の位置制御回路104と第2の位置制御回路105に設定する。第2の駆動制御回路203の動作に関しては、第1の駆動制御103と同様の動作であるので説明を省略する。外部から入力されるパラメータ信号αは負荷機械10を駆動するすべての駆動制御回路(駆動制御回路103および203)に共通したパラメータであり、駆動制御回路105においては位置信号Pから主トルク指令信号TR11までの帰還ループのループゲインを電動機101に作用する等価負荷慣性Jで割った主正規化帰還ループと、位置信号Pから副トルク指令信号TR12までの帰還ループゲインを等価慣性負荷Jで除算した副正規化帰還ループゲインを調整するパラメータである。また、駆動制御回路205においては位置信号Pから主トルク指令信号TR21までの帰還ループのループゲインを電動機201に作用する等価負荷慣性Jで割った主正規化帰還ループと、位置信号Pから副トルク指令信号TR22までの帰還ループゲインを等価慣性負荷Jで除算した副正規化帰還ループゲインを調整するパラメータである。
次に、実施の形態により得られる効果の原理について説明する。第1の位置制御回路104は、位置指令信号Rと位置検出器103で検出される位置信号Pを入力とし、位置微分ゲインK、位置比例ゲインK、位置積分ゲインKを用いて次式で表されるPID(比例・積分・微分)演算によって、位置指令信号Rと位置信号Pとの偏差が減少するよう第1のトルク指令信号TR11を演算する。
Figure 2009237821
一つの負荷機械を複数の電動機で駆動する場合において、複数の電動機あるいは負荷機械に大きさ異なる外乱トルクが加わる場合、例えば、電動機101あるいは電動機101に対応した負荷機械のみに外乱トルクTd1が加わる場合を考える。この場合、電動機101の位置信号Pは、外乱トルクの影響により、位置指令信号Rに対する遅れが大きくな、追従誤差が大きくなる。一方、外乱トルクが加わらない電動機102の位置信号Pは、負荷機械10が持つ物理的干渉によりTd1の影響を受けるが、ここではこの物理的干渉を無視すると、位置信号Pは位置指令信号Rに対して遅れることなく追従する。そのため電動機101、102の位置信号P、Pに位置ずれが生じることになる。
第2の位置制御回路105は、上記のような位置ずれを抑制するためのものであり、電動機101、電動機201の位置信号PおよびPを入力とし、位置信号PとPの平均位置Pと電動機101の位置信号Pとの差(P−P)に基づいて、位置ずれ微分ゲインC、位置ずれ比例ゲインC、位置ずれ積分ゲインCを用いて次式で表されるPID演算によって、電動機101の位置信号Pが平均位置Pに近づくよう第2のトルク指令信号TR12を演算する。
Figure 2009237821
(2)式で演算される第2のトルク指令信号TR12を、第1のトルク指令信号TR11に加算することで、外乱トルクなどにより生じた、一つの負荷機械10を駆動する二つの電動機101、201の位置ずれを抑制することが可能となる。外乱トルクTd1が加わった場合を例にすると、外乱トルクTd1により電動機101の位置信号Pは平均位置Pに対して遅れるため、第2の位置制御回路105は位置信号Pを進ませるように第2のトルク指令信号TR12を演算し、電動機201の位置信号Pは平均位置Pに対して進むため、第2の位置制御回路205は位置信号Pを遅らせるように第2のトルク指令信号TR22を演算する。これにより、外乱トルクTd1により位置信号P、Pに位置ずれが生じても、第2の位置制御回路105、205により位置信号P、Pはそれぞれ平均位置Pに近づくよう制御されるため位置ずれが抑制される。
次に、図2を用いて、帰還ループの伝達特性について述べる。図2は、一つの負荷機械10を駆動する二つの電動機のうち、一つの電動機101、および電動機101を駆動制御する駆動回路103について抜き出したものであり、11は図1における負荷機械10の負荷慣性のうち電動機101に作用する負荷慣性であり、電動機101が等価的に駆動する等価負荷慣性を意味する。
図2において、電動機101の位置信号Pからトルク指令信号TR1までの帰還ループの伝達特性を、電動機101に作用する等価負荷慣性Jで割った正規化帰還ループ伝達特性G(s)は、位置信号Pから第1のトルク指令信号TR11までの第1の帰還ループの伝達特性をJで割った第1の正規化帰還ループ伝達特性G11(s)と、位置信号Pから第2のトルク指令信号TR12までの第2の帰還ループの伝達特性をJで割った第2の正規化帰還ループ伝達特性G12(s)との和で表される(G(s)=G11(s)+G12(s))。
Figure 2009237821
第2の位置制御回路を追加すると位置信号P、Pの位置ずれを抑制することが可能となるが、(5)式が示すように、電動機101の位置信号Pからトルク指令信号TR1までの正規化帰還ループゲインはW+Wとなり、第2の位置制御回路を追加した分だけ増加することになるため、制御系の安定性が低下する。そのため、駆動制御回路103に第2の位置制御回路を追加すると、位置指令Rに対する位置信号Pの追従特性と、位置信号PとPの位置ずれ抑制効果を考慮して、さらに制御系が安定となるよう第1の位置制御回路と第2の制御回路のゲインを再度設定し直す必要がある。
そこで本実施の形態においては、外部から入力される一つのパラメータ信号αに基づいて、電動機101の位置信号Pからトルク指令信号TR1までの正規化帰還ループゲインが一定値となるよう第1の正規化帰還ループゲインWと、第2の正規化帰還ループゲインWの配分を変更し、各々の正規化帰還ループゲインに基づいて、位置制御回路104と第2の位置制御回路10のPIDゲインを演算、変更するようにしている。
次に、ゲイン演算回路107の動作について説明する。ゲイン演算回路107は、(7)式、(8)式に示すように、第1の正規化ゲインWを一定の値Wと外部から入力されるパラメータ信号αとの積で表し、第2の正規化ゲインWを一定の値Wとパラメータ信号αの1に対する補数との積で表し、外部から入力されるパラメータ信号αを変更することで、第1の正規化帰還ループゲインWと第2の正規化帰還ループゲインWとの和が一定の値WとなるようWとWを演算する。
Figure 2009237821
ここで、一定の値Wは、第2の位置制御回路がない、すなわち外部から入力されるパラメータ信号αが0であるとき、制御系が安定な範囲で高性能を実現するために適切に設定された正規化帰還ループゲインとすれば、パラメータ信号αをどのような値に調整しても制御系の正規化帰還ループゲインはWで一定となるため、制御系の安定性は維持される。正規化帰還ループゲインは正である必要があるので、パラメータ信号αの調整範囲は0以上1未満の範囲となる。また、パラメータ信号αを大きくするほど、電動機101、201の位置信号P、Pはそれらの平均値Pに近づき、位置ずれを抑制する効果が強くなるが、その一方で、外乱トルクが加わった場合の位置指令信号Rに対する電動機101、201の位置信号P、Pの平均値Pの指令追従性は低下することになる。よって、パラメータ信号αは、0から0.5程度の範囲で調整すればよい。
上記の結果、ゲイン演算回路(制御係数演算回路)107、108の効果により、外部から入力されるパラメータ信号αを0としてときの正規化帰還ループのループゲインを基準として、パラメータ信号αを0から大きくするだけの簡単な調整で、制御系の安定性を損なうことなく、電動機101、201の位置信号のずれを抑制することが可能となる。
なお、本実施の形態では、位置検出回路102、202は電動機101、201の位置を検出しているが、位置検出回路は電動機101、201が駆動する負荷機械10の位置を検出するものであってもよい。
また、第1の位置制御回路に入力される位置信号が電動機の位置であり、第2の位置制御回路に入力される位置信号が電動機101、201が駆動する負荷機械10の位置であるといったように、第1の位置制御回路と第2の位置制御回路に入力される位置信号が異なったものであってもよい。
以上のように、本実施の形態の位置制御装置によれば、外部から入力されるパラメータ信号に基づいて第1の位置制御回路と第2の位置制御回路のゲイン(制御係数)を演算するとともに演算結果に変更するゲイン演算回路とを備えているので、第1の位置制御回路と第2の位置制御回路のゲインを演算し変更することを可能として、制御系の調整を容易なものとするとともに調整時間の短縮を可能とする。
また、本実施の形態の位置制御装置によれば、ゲイン演算回路は、外部から入力されるパラメータ信号に基づいて、位置信号から第1の主トルク指令信号までの帰還ループのループゲインを駆動制御回路が駆動する電動機に作用する負荷機械の慣性負荷で除算した第1の正規化帰還ループゲインと、位置信号から第2のトルク指令信号までの帰還ループゲインを慣性負荷で除算した第2の正規化帰還ループゲインとの和が所定の一定値となるように第1の主位置制御回路と第2の副位置制御回路の制御係数を演算し、変更するので、制御系の安定性を低下させることなく、第1の位置制御回路と第2の位置制御回路のゲインを演算し変更することを可能とる。
さらにまた、本実施の形態の位置制御装置によれば、ゲイン演算回路は、外部から入力されるパラメータ信号に基づいて、位置信号から第1のトルク指令信号までの帰還ループの第1の帰還ループ伝達特性と、位置信号から第2の副トルク指令信号までの帰還ループの第2の帰還ループ伝達特性との和が所定の一定値となるように第1の位置制御回路と第2の副位置制御回路の制御係数を演算し、変更するので、制御系をさらに安定性に保ちながら、第1の位置制御回路と第2の位置制御回路のゲインを演算し変更することを可能とする。
以上のように、本発明にかかる位置制御装置は、負荷機械である、工作機械、射出成形機及びプレス機などの、例えば送り軸などの可動部を複数の電動機で駆動する位置制御装置に最適なものである。
本発明の実施の形態による位置制御装置を示すブロック図である。 図1の第1の駆動制御回路に関する部分を抜き出して示すブロック図である。
符号の説明
10 負荷機械
11 第1の電動機に作用する等価負荷慣性
101 第1の電動機
102 第1の位置検出回路
103 第1の駆動制御回路
104、204 第1の位置制御回路(主位置制御回路)
105、205 第2の位置制御回路(副位置制御回路)
106、206 トルク制御回路
107、207 ゲイン演算回路(制御係数演算回路)
201 第2の電動機
202 第2の位置検出回路
203 第2の駆動制御回路

Claims (5)

  1. 一つの位置指令信号により一つの負荷機械を駆動する第1から第nの電動機と、該第1から第nの電動機の各々に設けられ前記負荷機械の位置を検出し位置信号として出力する第1から第nの位置検出器と、前記第1から第nの電動機の各々に設けられ当該電動機を駆動制御する第1から第nの駆動制御回路とを備え、
    前記第1から第nの駆動制御回路は、それぞれ
    前記位置指令信号と前記位置信号とに基づいて主トルク指令信号を演算する主位置制御回路と、
    前記第1から第nの位置検出器の出力する位置信号に基づいて副トルク指令信号を演算する副位置制御回路と、
    前記主トルク指令信号と前記副トルク指令信号とを加算した統合トルク指令信号に一致するよう前記電動機のトルクを制御するトルク制御回路と、
    外部から入力されるパラメータ信号に基づいて前記主位置制御回路と前記副位置制御回路の制御係数を演算し、変更する制御係数演算回路と、
    を備えたことを特徴とする位置制御装置。
  2. 前記制御係数演算回路は、外部から入力されるパラメータ信号に基づいて、前記位置信号から前記主トルク指令信号までの帰還ループのループゲインを前記駆動制御回路が駆動する前記電動機に作用する前記負荷機械の慣性負荷で除算した主正規化帰還ループゲインと、前記位置信号から前記副トルク指令信号までの帰還ループゲインを前記慣性負荷で除算した副正規化帰還ループゲインとの和が所定の一定値となるよう前記主位置制御回路と前記副位置制御回路の制御係数を演算し、変更する
    ことを特徴とする請求項1に記載の位置制御装置。
  3. 前記制御係数演算回路は、前記所定の一定値を前記主位置制御回路のみで適切に調整したときの前記主正規化帰還ループゲインとし、外部から入力されるパラメータ信号に基づいて前記主位置制御回路と前記副位置制御回路の制御係数を演算し、変更する
    ことを特徴とする請求項2に記載の位置制御装置。
  4. 前記制御係数演算回路は、外部から入力されるパラメータ信号に基づいて、前記位置信号から前記主トルク指令信号までの帰還ループの主帰還ループ伝達特性と、前記位置信号から前記副トルク指令信号までの帰還ループの副帰還ループ伝達特性との和が所定の一定値となるように前記主位置制御回路と前記副位置制御回路の制御係数を演算し、変更する
    ことを特徴とする請求項1に記載の位置制御装置。
  5. 前記制御係数演算回路は、前記所定の一定値を前記主位置制御回路のみで適切に調整したときの前記主正規化帰還ループ伝達特性とし、外部から入力されるパラメータ信号に基づいて前記主位置制御回路と前記副位置制御回路の制御係数を演算し、変更する
    ことを特徴とする請求項4に記載の位置制御装置。
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