JP2009237597A - 画像形成装置 - Google Patents

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丈信 木村
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Abstract

【課題】二次転写前の中間転写体上のトナー像の電位を補正し、良好な二次転写画像を得るための除電手段において、中間転写体ベルトの線速が大きくなっても十分な除電効果が得られる除電手段を提供する。
【解決手段】中間転写体に沿った一次転写手段と二次転写手段との間で、中間転写体が平面状に支持される位置にスコロトロン除電器を配設し、除電器のグリッドに対向する中間転写体の裏側に、導電性ブラシで構成される対向電極を配設し、導電性ブラシは中間転写体に接し、かつ接地されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置に関する。特に中間転写体を有していて、該中間転写体上にトナー像を転写する画像形成装置に関する。
中間転写体を用いた画像形成装置としては、像担持体上に形成したトナー像を中間転写体に転写し、該中間転写体上のトナー像を転写材に転写するものが知られている。この画像形成装置では、像担持体上に形成された所定極性に帯電しているトナー像を、静電気力を利用して中間転写体に転写した後、該中間転写体上のトナー像を、静電気力を利用して転写材上に転写する。
特に、上記中間転写体を用いた画像形成装置は、像担持体上に形成したトナー像を中間転写体上に重ね合わせることができるので、カラー画像を転写材上に形成するカラー画像形成装置に広く応用されている。このカラー画像形成装置では、像担持体に形成した各色のトナー像を中間転写体に重ね合わせて転写した後、この重ね合わせトナー像を静電気力を利用して転写材に一括転写される。
トナー1粒子当たりの帯電量はほぼ均一であることから、中間転写体上のトナー層電位は所定面積内でのトナー付着量によって決まり、カラー画像形成装置では中間転写体上のトナー像のうち複数色のトナーが重ね合わされた部分の帯電電位は、1色のトナーのみが付着している部分の帯電電位よりも大きくなる。また例えば、上記中間転写体上のトナー像がベタ部及びハーフトーン部を有する場合、ベタ部の帯電電位はハーフトーン部よりも大きくなる。
また、像担持体から中間転写体へトナー像を転写する一次転写部を通過した後のトナー像内での帯電電位のばらつきは、環境によっても発生する場合がある。
このように中間転写体上のトナー像の電位のばらつきが大きいと、転写特性が互いに異なる部分が同一トナー像内に存在することになる。この転写特性の異なるすべての部分を同じ転写条件下で転写材に転写しようとすると、中間転写体から転写材への二次転写時に様々な画像不良が発生しやすい。
近年、複写機、プリンタ、ファクシミリ、これらの機能を合わせ持つ複合機等においてカラー化が進み、また重合トナー、小粒径トナーの採用により、転写プロセスにおいても高画質化への要求が大きくなってきている。また、前記画像形成装置の高速化も進んでいる。これらのことに対し、良好な画像を得るためには、一次転写の回数や環境などによって変化する中間転写体上のトナー電位を略均一になるように補正し、二次転写性能を向上させる必要がある。
上記課題を解決するために、中間転写体上に一次転写され転写材に転写する前のトナー像を帯電する転写前帯電手段を設け、該帯電手段は帯電器と該帯電器の電極に対向する中間転写体裏側に導電性ローラー部材を配設し対向電極とした構成が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この方法により、中間転写体上に一次転写されたトナー像に対してAC、DC等のコロナ放電による帯電が行われ、帯電量が略均一化される。
また、転写前帯電手段による帯電位置を通過する中間転写体の表面移動速度に応じて、転写前帯電手段による帯電条件を制御する制御手段を設けることが提案されている。(例えば、特許文献2参照)
特開平10−274892号公報 特開平11−143255号公報
特許文献1及び2に記載の方法では、中間転写体上のトナーの帯電量が大きい値に均一化されているので、低湿環境や、両面コピーモードでの2面目での転写時で、用紙の抵抗が高い場合には、用紙の電位上昇による放電での画像不良が生じ易く、かかる画像不良を防ぐために転写電圧を低く抑えると、トナー層総電荷の大きい部分は転写電界不足となり、濃度ムラが発生してしまう。
また、前記帯電手段の、帯電器に対向する中間転写体裏側に導電性ローラー部材を配設し対向電極とした構成では、画像形成装置が高速化し中間転写体の線速が大きくなると十分な帯電効果を得るのが難しくなる。また、中間転写体の線速に応じて、帯電条件を制御する等構成が複雑になる。
本発明は、中間転写体上のトナー層総電荷の大きい箇所に対してはトナー像電位を抑えるようにし、ハーフトーン部などの低トナー付着量部にはトナー像電位がそのまま保持されて、二次転写が良好に行われ、画像荒れやトナー飛散が生じない、良好な二次転写画像が得られる除電器を設けた画像形成装置において、画像形成の高速化が図られて中間転写体の線速が大きくなっても、簡単な構成で十分な除電を可能とし、二次転写性能を向上し良質な画像を得ることを可能とする画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的は、下記の構成により達成される。
1.
画像形成部により形成されたトナー像を担持する像担持体と、無限ベルト状に構成され、支持部材によりその一部が平面状に支持された中間転写体と、前記像担持体に形成されたトナー像を前記中間転写体上に転写する一次転写手段と、前記中間転写体上のトナー像を転写材に転写する二次転写手段と、二次転写手段の前記中間転写体が移動する上流側において中間転写体上のトナー像を除電するための放電電極とグリッドを有するスコロトロン除電器とを有する画像形成装置において、
前記スコロトロン除電器は、前記中間転写体が平面状に支持される位置に配設され、
同じ長さを有する毛を支持部材に所定の密度で植毛して導電性ブラシを構成し、
前記導電性ブラシを前記中間転写体と平行に保持し、
前記導電性ブラシに植毛した毛の先端で形成される平面を、前記スコロトロン除電器に対向する前記中間転写体の裏面に当接することを特徴とする画像形成装置。
2.
前記導電性ブラシが、接地されていることを特徴とする前記1項に記載の画像形成装置。
3.
前記導電性ブラシが、抵抗素子を介して接地されていることを特徴とする前記1項に記載の画像形成装置。
請求項1に記載の発明によれば、以下のような作用が得られる。
中間転写体が平面状に支持される部分にスコロトロン除電器を配設することで、中間転写体とスコロトロン除電器を構成するグリッドとの距離をある範囲に保ちながらスコロトロン除電器の有効幅を大きくすることができ、トナー電荷の適切な制御が可能となる。
更に、対向電極として導電性ブラシを中間転写体裏側に当接するように配設することにより中間転写体に負荷を与えることなく、十分なトナー像除電効果を得ることができる。
請求項2に記載の発明によれば、スコロトロン除電器の対向電極構成を簡易化し、除電装置系の変動要因を減少させるとともにメンテナンス性向上を図ることができる。
請求項3に記載の発明によれば、スコロトロン除電器の対向電極の電位を調整可能とし、導電性ブラシの個体差、導電性ブラシと中間転写体との接触圧及び接触抵抗等対向電極と中間転写体の変動要因を吸収し、除電の安定性向上を図ることができる。
本発明に係る画像形成装置の概略構成を示す断面図である。 本発明に係るスコロトロン除電器及び導電性ブラシの概略構成を示す断面図と、スコロトロン除電器通過前後のトナー層電位の変化を示す模式図である。 比較例1及び2に係る画像形成装置の概略構成を示す断面図である。
以下に本発明を、実施の形態を用いて説明するが、本発明は以下に説明する実施の形態に限られるものではない。
図1は、本発明の実施の形態に係るカラー画像形成装置の概略構成を示す断面図である。
このカラー画像形成装置は、タンデム型カラー画像形成装置と称せられるもので、複数組の画像形成部20Y、20M、20C、20Kと、中間転写ユニットと、給紙搬送装置及び定着装置8を有する。
イエロー色の画像を形成する画像形成部20Yは、像担持体としての感光体1Yの周囲に配置された帯電装置2Y、露光装置3Y、現像装置4Y、一次転写手段5Y及びクリーニング手段6Yを有する。マゼンタ色の画像を形成する画像形成部20Mは、像担持体としての感光体1Mの周囲に配置された帯電装置2M、露光装置3M、現像装置4M、一次転写手段5M及びクリーニング手段6Mを有する。シアン色の画像を形成する画像形成部20Cは、像担持体としての感光体1Cの周囲に配置された帯電装置2C、露光装置3C、現像装置4C、一次転写手段5C及びクリーニング手段6Cを有する。黒色画像を形成する画像形成部20Kは、像担持体としての感光体1Kの周囲に配置された帯電装置2K、露光装置3K、現像装置4K、一次転写手段5K及びクリーニング手段6Kを有する。
半導電性であり、ベルト状の中間転写体7は、複数のローラー701a、701b、701c、701d、71等により巻回され、循環移動可能に支持される。本実施の形態では、中間転写体7は、ローラー701dとローラー71との間が平面状に支持されている。すなわち、ローラー701dとローラー71とが支持部材として機能するものである。
帯電装置2Y、露光装置3Y及び現像装置4Yからなる像形成手段により、帯電、露光及び現像が感光体1Yに対して行われ、感光体上にイエロートナー像が形成される。同様に、帯電装置2M、露光装置3M及び現像装置4Mからなる像形成手段により、マゼンタトナー像が感光体1M上に形成され、帯電装置2C、露光装置3C及び現像装置4Cからなる像形成手段により、シアントナー像が感光体1C上に形成され、帯電装置2K、露光装置3K及び現像装置4Kからなる像形成手段により、黒トナー像が感光体1K上に形成される。これらの単色トナー像は転写ローラー5Y、5M、5C、5Kにより中間転写体7に転写され、重ね合わされて多色トナー像が形成される。
感光体1としては、OPC感光体やaSi感光体等の周知のものが用いられるが、OPC感光体が好ましく、特に、負帯電性のOPC感光体が好ましく本実施の形態では、負帯電性のOPCが用いられる。
帯電装置2としては、スコロトロン、コロトロン等のコロナ放電装置が用いられるが、スコロトロン放電装置が好ましく用いられる。
露光装置としては、レーザ、LEDアレイ等、画像データに従って発光する発光素子が用いられる。
現像装置4としては、キャリアとトナーとを主成分とする二成分現像剤を用いる現像装置またはキャリアを含まず、トナーを主成分とする一成分現像剤を用いる現像装置が用いられるが、前記二成分現像装置が好ましい。また、正規現像で現像を行うものまたは反転現像を行うものを現像装置に用いることができるが、現像スリーブ4aに感光体1の帯電と同極性の現像バイアスを印加し、感光体の帯電と同極性に帯電されたトナーで現像を行う反転現像が好ましく、本実施の形態では、負帯電トナーを用いた反転現像により現像が行われる。
高画質を維持し、かぶりの発生防止の観点からトナーとしては、体積平均粒径が3〜6μmのものが好ましい。
体積平均粒径は、体積基準の平均粒径であって、湿式分散機を備えた「コールターカウンターTA−II」又は「コールターマルチサイザー」(いずれもコールター社製)により測定した値である。
このようなトナーにより高解像力を有する高画質の画像を形成することができる。
また、本発明においては、球形トナーが望ましく、球形化度は現像装置内で強いストレスを受けず、かぶりやトナー飛散が発生しにくく、またクリーニング性能を高く維持できる0.94以上0.98以下が好ましい。
球形化度は、下記式によって求められる。
球形化度=(粒子投影像と同一面積の円の周囲長)/(粒子投影像の周囲長)
前記球形化度は、500個の樹脂粒子について、走査型電子顕微鏡又はレーザ顕微鏡により500倍に拡大した樹脂粒子の写真を撮影し、画像解析装置「SCANNING IMAGE ANALYSER」(日本電子社製)を使用して写真画像の解析を行って円形度を測定し、その算術平均値を求めることにより算出することができる。また簡便な測定方法としては、「FPIA−1000」(東亜医用電子株式会社製)により測定することができる。
前記のような小粒径、且つ、球形化度の高いトナーには重合トナーを用いることが望ましい。
重合トナーは、トナー用バインダー樹脂の生成とトナー形状がバインダー樹脂の原料モノマー又はプレポリマーの重合及びその後の化学的処理により形成されて得られるトナーを意味する。より具体的には、懸濁重合又は乳化重合等の重合反応と必要によりその後に行われる粒子同士の融着工程を経て得られるトナーを意味する。重合トナーでは、原料モノマー又はプレポリマーを水系で均一に分散した後に重合させトナーを製造することから、トナーの粒度分布及び形状の均一なトナーが得られる。
具体的には懸濁重合法により作製されるものや、乳化液を加えた水系媒体の液中にて単量体を乳化重合して微粒の重合粒子を製造し、その後に、有機溶媒、凝集剤等を添加して会合する方法で製造することができる。会合の際にトナーの構成に必要な離型剤や着色剤などの分散液と混合して会合させ調製する方法や、単量体中に離型剤や着色剤などのトナー構成成分を分散した上で乳化重合する方法などがあげられる。ここで会合とは樹脂粒子および着色剤粒子が複数個融着することをいう。
5Aは二次転写手段であり、導電性のゴムローラーからなる転写ローラー5AR及び電源5AEからなる。
6Aは中間転写体7をクリーニングする中間転写体クリーニング手段、8は転写材Pにトナー像を定着する定着装置である。
中間転写体7は、ポリアミドあるいはポリイミド等を材料とする単層又は多層ベルトで、体積抵抗率10〜1012Ωcm、本実施例では10Ωcmのものが用いられている。
一方、転写ローラー5Aにより転写材Pに二次転写後、中間転写体7は、中間転写体クリーニング手段6Aを通過し、クリーニングされる。
本実施の形態においては、中間転写体7に沿った一次転写手段5Kと二次転写手段5Aとの間で、中間転写体が平面状に支持される位置に二次転写前除電手段であるスコロトロン除電器9が配設されている。スコロトロン除電器9の詳細について、図2を用いて説明する。
図2は、図1のスコロトロン除電器9の概略構成を示した断面図である。スコロトロン除電器9は放電電極91、グリッド92、サイドプレート93よりなり、グリッド92は中間転写体7のベルト面とL3の間隔をもって対向配置されていて、サイドプレート93は図示しない回路によりグリッド92と同電位に接続されている。
グリッド92は、ワイヤグリッドや、板金にエッチング等によってパターン形成された板状グリッドなどを用いることができるが、本実施の形態では金メッキが施された板状グリッドを採用している。またグリッド92は、中間転写体7の移動方向(矢示X方向)にL2の幅を有する。
放電電極91は、直径が20〜150μmのタングステン、ステンレス、金などの線材を用いることができるが、特に表面が金で形成されていることが好ましい。線材そのものを金で作製するか、あるいは、ステンレス鋼やタングステン等の基材の表面を金で被覆しても良い。金被膜の厚さは、オゾン等の放電生成物の除去効率や製造コスト、放電効率の観点から、平均膜厚で1μm〜5μmが好ましい。
スコロトロン除電器9に対向する中間転写体の裏側に、導電性ブラシ12a及び導電性ブラシ12aを支持する支持部材12bで構成される対向電極12が配設され、導電性ブラシ12aは、中間転写体裏側に当接し、また対向電極12は抵抗12cを介して接地されている。
導電性ブラシ12aは、素材はアクリル、ナイロン、ポリエステル等の導電性樹脂素材で構成され、線径はISOにより提唱された番手法による計量単位で0.111テックス乃至0.778テックス、ブラシ密度は12000本/cm乃至77000本/cm、原糸抵抗値は10乃至10Ωcmで構成されることが好ましい。また導電性ブラシ12aは、中間転写体7の移動方向(矢示X方向)にL1の幅を有する。
本実施の形態においては、放電電極91にはトナーと逆極性の放電がなされる直流のバイアス電圧0〜+5kVの直流電圧が、グリッド92には0〜ー300Vの電圧が印加できる構成となっている。
本実施例では、スコロトロン除電器9の放電電極91に+4kVの電圧を、グリッド92にー50Vの電圧を印加し、グリッドの長さL2を40mm、スコロトロン除電器9と中間転写体7表面との距離L3を1mm、導電性ブラシの長さL1を45mmとしている。
スコロトロン除電器9の作用について、図2を用いて説明する。
図2は、電圧が印可されたスコロトロン除電器9を通過前後での中間転写体7上のトナー層電位の変化を示す模式図である。なお、図1に示したものと同一の構成には、同じ符号を付して説明を省略する。
トナー付着量電位の高いフルカラー部分F1の電位V1は除電器9を通過することでV3に低下するが、トナー付着量電位の低いハーフトーン部分H1の電位V2はそのまま維持される。
以下、実施例をあげて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
<実施例1>
本実施例では、図1及び図2に示したスコロトロン除電器9及び対向電極12を配設した画像形成装置で画像を形成した。
図1に示した画像形成装置の主な構成は以下の通りである。
中間転写体7:ポリイミドベルト(体積抵抗率10Ωcm)、線速は220mm/秒。
スコロトロン除電器9:グリッド92の長さL2は40mm、中間転写体7のベルト面との間隔L1は1mm、放電電極91に+4kVの直流電圧印加、グリッド92にー50Vの直流電圧印加。
対向電極12:東レ製導電性アクリル素材(原糸抵抗値は10Ωcm、線径は0.33テックス、毛長は3mm)を31000本/cmの密度で植毛した長さL1が45mmの導電性ブラシ12a、1MΩの抵抗素子12cを介して接地。
トナー:体積平均粒径4.5μm、球形化度0.96の重合トナー。
帯電装置2Y、2M、2C、2K:帯電電圧V0は−700V(可変:左記は標準値)。
露光装置3Y、3M、3C、3K:半導体レーザ(波長780nm)、露光時の像形成体表面電位Viは−50V。
現像装置4Y、4M、4C、4K:現像スリーブ4aの電位Vdcは−500V(可変:左記は標準値)、現像バイアス電圧交流成分Vacは1kVp−pの矩形波(周波数5kHz)。
<実施例2>
実施例1において、対向電極12の導電性ブラシ12aの長さL1を60mmに変更した以外は全て同じ条件で画像を形成した。
<実施例3>
実施例1において、対向電極12の導電性ブラシ12aの長さL1を30mmに変更した以外は全て同じ条件で画像を形成した。
<比較例1>
実施例1で使用した図1の画像形成装置に代えて、図3に示した画像形成装置で画像を形成した。
図3に示した画像形成装置は、図1の画像形成装置の対向電極12が導電性ブラシ12aで構成されているのに代えて、対向電極を中間転写体ベルトを懸架するローラー71と兼用するものである。その構成にするため、図1に示した画像形成装置対して導電性ブラシ12aで構成される対向電極12を削除し、対向電極となるローラー71の位置にスコロトロン除電器9を移動し、それに伴い表面電位計11を図3に示す位置に移動した。また、グリッドの長さは40mmで、ローラー71の径はφ30であり、ローラー71は接地されている。
前記変更以外の構成は、実施例1で示した図1の画像形成装置と共通である。
<比較例2>
比較例1において、グリッドの長さを20mmに変更した以外は全て同じ条件で画像を形成した。
<比較例3>
実施例1で示した図1の画像形成装置において、放電電極91及びグリッド92に電圧を印可しない、すなわち除電機能無しの状態で画像を形成した。
<評価方法及び評価基準>
低温低湿環境下(10℃,20%(ReH))においてマゼンタとシアンの重ね合わせベタ両面画像を出力し、裏面の転写ムラを目視で評価し、下記のようにランク判定した。得られた結果を表1に示す。
(判定レベル)
○:転写ムラは発生していない、またはほとんど認識できない状態。
△:転写ムラは多少発生しているが、実用上問題ない状態。
×:転写ムラが、明らかに認識でき実用上問題となる状態。
Figure 2009237597
表1の結果のように、実施例1及び実施例2においては、二次転写前除電手段を中間転写体ベルトが平面に支持される部位に配設し、対向電極として導電性ブラシを用い、導電性ブラシを中間転写体に当接させ、かつ導電性ブラシ12aの長さL1をL1>L2+2×L3の条件を満たすことによって、中間転写体ベルトの線速が大きい場合にもトナー除電効果が確保され、良好な画像を得ることができた。
実施例3においては、導電性ブラシ12aの長さL1はL1>L2+2×L3の条件を満たさず除電極幅より短いこととなり、転写ムラは多少発生しているが、実用上問題ない除電効果を得ることができた。
比較例1及び2においては、対向電極がローラー71であり曲率を持つため、グリッド92と中間転写体7のベルト面の間隔をある範囲に保つことができず十分な除電効果を得ることができず、得られた画像は、実用上も問題となる転写ムラが発生した。
1Y、1M、1C、1K 感光体
5A 二次転写手段
7 中間転写体
9 スコロトロン除電器
11 表面電位計
91 放電電極
92 グリッド
12 対向電極
12a 導電性ブラシ
12b 支持部材
12c 抵抗素子

Claims (3)

  1. 画像形成部により形成されたトナー像を担持する像担持体と、無限ベルト状に構成され、支持部材によりその一部が平面状に支持された中間転写体と、前記像担持体に形成されたトナー像を前記中間転写体上に転写する一次転写手段と、前記中間転写体上のトナー像を転写材に転写する二次転写手段と、二次転写手段の前記中間転写体が移動する上流側において中間転写体上のトナー像を除電するための放電電極とグリッドを有するスコロトロン除電器とを有する画像形成装置において、
    前記スコロトロン除電器は、前記中間転写体が平面状に支持される位置に配設され、
    同じ長さを有する毛を支持部材に所定の密度で植毛して導電性ブラシを構成し、
    前記導電性ブラシを前記中間転写体と平行に保持し、
    前記導電性ブラシに植毛した毛の先端で形成される平面を、前記スコロトロン除電器に対向する前記中間転写体の裏面に当接することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記導電性ブラシが、接地されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記導電性ブラシが、抵抗素子を介して接地されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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