JP2006301248A - カラー画像形成装置 - Google Patents

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丈信 木村
Yotaro Sato
洋太郎 佐藤
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Abstract

【課題】 二次転写前の中間転写体上のトナー像の電位を補正し、良好な二次転写画像を得るための除電手段において、中間転写体ベルトの線速が大きくなっても十分な除電効果が得られる除電手段を提供する。
【解決手段】 中間転写体に沿った一次転写手段と二次転写手段との間で、中間転写体が平面状に支持される位置にスコロトロン除電器を配設し、除電器のグリッドに対向する中間転写体の裏側に、導電性ブラシで構成される対向電極を配設し、導電性ブラシは中間転写体に接し、かつ接地されていて、中間転写体を支持するローラのうち少なくとも1つのローラは太鼓状ローラとする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、及びこれらの機能を併せ持つ電子写真方式を用いたカラー画像形成装置に関わり、特に中間転写体を有していて、該中間転写体上にカラートナー像を重ね合わすようにしたカラー画像形成装置に関する。
中間転写体を用いた電子写真方式のカラー画像形成装置では、感光体である像担持体上に形成したトナー像を中間転写体上に転写し、その中間転写体上のトナー像を転写材(記録紙又は用紙ともいう)上に転写するものが知られている。かかるカラー画像形成装置では、像担持体上に順次形成された所定極性に帯電しているトナー像を静電気力を利用して中間転写体に一次転写手段によって重ね合わせて転写した後、その中間転写体上のトナー像を静電気力を利用して転写材上に二次転写手段によって一括して転写している。
トナー1粒子当たりの帯電量はほぼ均一であることから、中間転写体上の電位は所定面積内でのトナー付着量によって決まり、カラー画像形成装置では中間転写体上のトナー像のうち複数色のトナーが重ね合わされた部分の帯電電位は、1色のトナーのみが付着している部分の帯電電位よりも大きくなる。
一次転写後の中間転写体上の電位のバラツキが大きいと、二次転写時に様々な画像不良が生じ易い、特許文献1,2では、二次転写前に中間転写体上のトナー像をAC,DCなどのコロナ放電によって帯電することにより、中間転写体上のトナーの帯電量を均一化して、均一な二次転写を行うことが提案されている。
かかる提案では、中間転写体上のトナーの帯電量が大きい値に均一化されている。しかし、トナー層電位が高い場合には転写電荷不足による濃度むらが生じ易く、転写電荷を大きくしたときは放電による画像の乱れ等が生じやすい。そこで、本発明者らは、二次転写前に中間転写体上のトナー像を除電して帯電量を均一化することを行っている。
中間転写体上のトナー層は1層から多層までさまざまな場合があり、あらゆる場合に対して、トナーを除電しすぎず適正な電荷にするのに本発明者らはスコロトロン放電によって均一な除電を行っている。
スコロトロン放電は、中間転写体(ベルト)に対して1mm程度の間隔をもって電圧が印加されたグリッドが配設され、その背後からワイヤ等を用いた放電電極による放電が行われる。また、グリッドが配設された中間転写ベルトの背面には対向電極が配設されている。
対向電極てしては、中間転写ベルトを巻回する接地したローラ等が、中間転写ベルトの負荷を小さくする点で優れているが、高速機で中間転写ベルトの線速が大となるときは、放電効果を得るため中間転写ベルトに対向するグリッド幅を大きくとる必要がある。しかし、ローラのような曲率をもった箇所を対向電極とした場合には、中間転写ベルトとグリッドとの間隔をある範囲に保ちながら電極の幅を大きくするには限界があり、トナー電荷を制御しきれないという問題がある。
従って、回動する中間転写ベルトの平面部分に対向して接地した対向電極を設置することがなされる。
前記の特許文献1,2には、帯電量を均一化する技術は開示されているが、対向電極に関する記載はない。
特開平10−274892号公報 特開平11−143255号公報
回動する中間転写ベルトの平面の部分に対向して対向電極を設置するときは、対向電極は固定となって、対向電極は中間転写ベルトの背面からベルト面を摺擦することとなる。対向電極には、導電性ブラシや導電性スポンジが用いられるが、対向電極を通じて導通をとるためには接触状態を良好とするために、ある程度の荷重をかけてベルト背面を押圧することが必要である。中間転写ベルトはテンションをかけた状態で回動しているが、ベルト幅が300mm以上あるため、中央部と端部とでは移動方向に対しての応力の差が生じ、その結果対向電極によって押圧された場合にベルト中央部が押されてグリッド側に盛り上がってしまうという現象が生じる。ベルトの幅方向の位置が変化すると、中間転写ベルト表面とグリッドとの間の間隔が変化し、ベルトの中央部と端部とで除電効率が変化してしまい、除電制御が不可能となる。
本発明は、中間転写ベルト上のトナーの除電を行うために、二次転写前除電にスコロトロン電極を用い、高速機においては除電幅を広くとるために、対向電極を中間転写ベルトの平面部で均一な状態で接触し、高い除電効果が得られる画像形成装置を提供することを目的とする。
前記の課題を解決し、目的を達成するために、本発明は以下のように構成されている。
(請求項1)
像担持体と、
該像担持体上にトナー像を形成する画像形成部と、
複数のローラによって張架された中間転写ベルトと、
前記像担持体上に形成されたトナー像を前記中間転写ベルト上に転写する一次転写手段と、
前記中間転写ベルト上のトナー像を転写材に転写する二次転写手段と、
二次転写部の上流側において前記中間転写ベルト上のトナーの除電を行う放電電極とグリッドとより成るスコロトロン除電極と、
該スコロトロン除電極に対向して前記中間転写ベルトの平面状に支持されたベルトの背面に接する弾性体電極と、を有していて、
前記複数のローラのうち、少なくとも1つのローラは太鼓状ローラであることを特徴とするカラー画像形成装置。
(請求項2)
前記太鼓状ローラは前記中間転写ベルトのベルト両端近傍に対して、中央近傍において張力の付加がなされるよう作用する形状であることを特徴とする請求項1に記載のカラー画像形成装置。
(請求項3)
前記太鼓状ローラの設置位置は、最下流側の一次転写手段と前記弾性体電極との間にあることを特徴とする請求項1又は2に記載のカラー画像形成装置。
(請求項4)
前記太鼓状ローラの設置位置は、前記弾性体電極と前記二次転写手段との間にあることを特徴とする請求項1又は2に記載のカラー画像形成装置。
(請求項5)
前記弾性体電極は、接地された導電性のブラシ材であることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項記載のカラー画像形成装置。
(請求項6)
前記弾性体電極は、接地された導電性のスポンジ材であることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項記載のカラー画像形成装置。
請求項1,2記載の発明によるときは、中間転写ベルトを張架する複数のローラのうち、少なくとも1つのローラを太鼓状ローラとすることによって、中間転写ベルトの幅方向における各部の張力が適切に調整されて、ベルトの背面から押圧する弾性体の対向電極によっても、ベルトの平面性は維持されて、ベルト表面とグリッドとの間隔も所定の間隔が維持されて、良好な除電効果が得られて、良好な転写画像が得られることとなる。
請求項3,4記載の発明によるときは、太鼓状ローラを最下流側の一次転写手段と弾性体電極との間、もしくは弾性体電極と二次転写手段との間に設けることによって、中間転写ベルトのベルト内の張力関係が微細に調整されて、除電範囲の平面性は極めて良好に維持されて、請求項1,2の効果を更に高めることとなる。
請求項5,6記載の発明によるときは、弾性体電極に導電性ブラシ材又はスポンジ材を用いることによって、弱い押圧力をもってしても、中間転写ベルトに対して良好な導通状態が維持されて請求項1,2の効果を更に高めることとなる。
以下に本発明を、実施の形態を用いて説明するが、本発明は以下に説明する実施の形態に限られるものではない。
図1は、本発明の実施の形態に係るカラー画像形成装置の概略構成を示す断面図である。
このカラー画像形成装置は、タンデム型カラー画像形成装置と称せられるもので、複数組の画像形成部20Y、20M、20C、20Kと、中間転写ユニットと、給紙搬送装置及び定着装置8を有する。
イエロー色の画像を形成する画像形成部20Yは、像担持体としての感光体1Yの周囲に配置された帯電装置2Y、露光装置3Y、現像装置4Y、一次転写手段5Y及びクリーニング手段6Yを有する。マゼンタ色の画像を形成する画像形成部20Mは、像担持体としての感光体1Mの周囲に配置された帯電装置2M、露光装置3M、現像装置4M、一次転写手段5M及びクリーニング手段6Mを有する。シアン色の画像を形成する画像形成部20Cは、像担持体としての感光体1Cの周囲に配置された帯電装置2C、露光装置3C、現像装置4C、一次転写手段5C及びクリーニング手段6Cを有する。黒色画像を形成する画像形成部20Kは、像担持体としての感光体1Kの周囲に配置された帯電装置2K、露光装置3K、現像装置4K、一次転写手段5K及びクリーニング手段6Kを有する。
半導電性であり、ベルト状の中間転写体7は、複数のローラー701a、701b、701c、701d、71等により巻回され、循環移動可能に支持される。本実施の形態では、中間転写体7は、一次転写手段5Kとローラー71との間が平面状に支持されている。
帯電装置2Y、露光装置3Y及び現像装置4Yからなる像形成手段により、帯電、露光及び現像が感光体1Yに対して行われ、感光体上にイエロートナー像が形成される。同様に、帯電装置2M、露光装置3M及び現像装置4Mからなる像形成手段により、マゼンタトナー像が感光体1M上に形成され、帯電装置2C、露光装置3C及び現像装置4Cからなる像形成手段により、シアントナー像が感光体1C上に形成され、帯電装置2K、露光装置3K及び現像装置4Kからなる像形成手段により、黒トナー像が感光体1K上に形成される。これらの単色トナー像は転写ローラー5YR、5MR、5CR、5KRにより中間転写体7に転写され、重ね合わされて多色トナー像が形成される。
感光体1としては、OPC感光体やaSi感光体等の周知のものが用いられるが、OPC感光体が好ましく、特に、負帯電性のOPC感光体が好ましく本実施の形態では、負帯電性のOPCが用いられる。
帯電装置2としては、スコロトロン、コロトロン等のコロナ放電装置が用いられるが、スコロトロン放電装置が好ましく用いられる。
露光装置としては、レーザ、LEDアレイ等、画像データに従って発光する発光素子が用いられる。
現像装置4としては、キャリアとトナーとを主成分とする二成分現像剤を用いる現像装置またはキャリアを含まず、トナーを主成分とする一成分現像剤を用いる現像装置が用いられるが、前記二成分現像装置が好ましい。また、正規現像で現像を行うものまたは反転現像を行うものを現像装置に用いることができるが、現像スリーブ4aに感光体1の帯電と同極性の現像バイアスを印加し、感光体の帯電と同極性に帯電されたトナーで現像を行う反転現像が好ましく、本実施の形態では、負帯電トナーを用いた反転現像により現像が行われる。
高画質を維持し、かぶりの発生防止の観点からトナーとしては、体積平均粒径が3〜6μmのものが好ましい。
体積平均粒径は、体積基準の平均粒径であって、湿式分散機を備えた「コールターカウンターTA−II」又は「コールターマルチサイザー」(いずれもコールター社製)により測定した値である。
このようなトナーにより高解像力を有する高画質の画像を形成することができる。
また、本発明においては、球形トナーが望ましく、球形化度は現像装置内で強いストレスを受けず、かぶりやトナー飛散が発生しにくく、またクリーニング性能を高く維持できる0.94以上0.98以下が好ましい。
球形化度は、下記式によって求められる。
球形化度=(粒子投影像と同一面積の円の周囲長)/(粒子投影像の周囲長)
前記球形化度は、500個の樹脂粒子について、走査型電子顕微鏡又はレーザ顕微鏡により500倍に拡大した樹脂粒子の写真を撮影し、画像解析装置「SCANNING IMAGE ANALYSER」(日本電子社製)を使用して写真画像の解析を行って円形度を測定し、その算術平均値を求めることにより算出することができる。また簡便な測定方法としては、「FPIA−1000」(東亜医用電子株式会社製)により測定することができる。
前記のような小粒径、且つ、球形化度の高いトナーには重合トナーを用いることが望ましい。
重合トナーは、トナー用バインダー樹脂の生成とトナー形状がバインダー樹脂の原料モノマー又はプレポリマーの重合及びその後の化学的処理により形成されて得られるトナーを意味する。より具体的には、懸濁重合又は乳化重合等の重合反応と必要によりその後に行われる粒子同士の融着工程を経て得られるトナーを意味する。重合トナーでは、原料モノマー又はプレポリマーを水系で均一に分散した後に重合させトナーを製造することから、トナーの粒度分布及び形状の均一なトナーが得られる。
具体的には懸濁重合法により作製されるものや、乳化液を加えた水系媒体の液中にて単量体を乳化重合して微粒の重合粒子を製造し、その後に、有機溶媒、凝集剤等を添加して会合する方法で製造することができる。会合の際にトナーの構成に必要な離型剤や着色剤などの分散液と混合して会合させ調製する方法や、単量体中に離型剤や着色剤などのトナー構成成分を分散した上で乳化重合する方法などがあげられる。ここで会合とは樹脂粒子および着色剤粒子が複数個融着することをいう。
5Aは二次転写手段であり、導電性のゴムローラーからなる転写ローラー5AR及び電源5AEからなる。
6Aは中間転写体7をクリーニングする中間転写体クリーニング手段、8は転写材Pにトナー像を定着する定着装置である。
中間転写体7は、ポリアミドあるいはポリイミド等を材料とするベルト幅320mmの単層又は多層ベルトで、体積抵抗率107〜1012Ωcm、本実施例では109Ωcm、表面抵抗が1011Ωのものが用いられている。
一方、転写ローラー5Aにより転写材Pに二次転写後、中間転写体7は、中間転写体クリーニング手段6Aを通過し、クリーニングされる。
本実施の形態においては、中間転写体7に沿った一次転写手段5Kと二次転写手段5Aとの間で、中間転写体が平面状に支持される位置に二次転写前除電手段であるスコロトロン除電器9が配設されている。スコロトロン除電器9の詳細について、図2を用いて説明する。
図2は、図1のスコロトロン除電器9の概略構成を示した断面図である。スコロトロン除電器9は放電電極91,グリッド92,サイドプレート93よりなり、グリッド92は中間転写体7のベルト面と本実施例では1mmの間隔をもって対向配置されていて、サイドプレート93は図示しない回路によりグリッド92と同電位に接続されている。
グリッド92は、ワイヤグリッドや、板金にエッチング等によってパターン形成された板状グリッドなどを用いることができるが、本実施の形態では金メッキが施された板状グリッドを採用している。またグリッド92は、中間転写体7の移動方向(矢示X方向)に本実施例では30mmの幅を有する。
放電電極91は、直径が20〜150μmのタングステン、ステンレス、金などの線材を用いることができるが、特に表面が金で形成されていることが好ましい。線材そのものを金で作製するか、あるいは、ステンレス鋼やタングステン等の基材の表面を金で被覆しても良い。金被膜の厚さは、オゾン等の放電生成物の除去効率や製造コスト、放電効率の観点から、平均膜厚で1μm〜5μmが好ましい。
また、放電電極91としては、線材を用いた電極以外に、針状電極であってもよい。
スコロトロン除電器9に対向する中間転写体の裏側に、導電性ブラシ12a及び導電性ブラシ12aを支持する支持部材12bで構成される対向電極12が配設され、導電性ブラシ12aは、中間転写体裏側に当接し、また対向電極12は抵抗12cを介して接地されている。
導電性ブラシ12aは、素材はアクリル、ナイロン、ポリエステル等の導電性樹脂素材で構成され、線径はISOにより提唱された番手法による計量単位で0.111テックス乃至0.778テックス(本実施例では、0.33テックス)、ブラシ密度は12000本/cm2乃至77000本/cm2(本実施例では31000本/cm2)、原糸抵抗値は100乃至105Ωcm(本実施例では102Ωcm)で構成されることが好ましい。
なお、対向電極12としては、導電性ブラシに代えて導電性スポンジを用いることによっても同様の効果を得ることができる。導電性スポンジには、カーボンブラックを混入したエーテル系ポリウレタンなどのウレタンゴム、エチレン・プロピレンゴム、ヒドリンゴム、シリコンゴム等を使用することができ、体積抵抗率は103〜109Ω・cmで、厚さ例えば5mmのものが用いられる。
本実施の形態においては、放電電極91にはトナーと逆極性の放電がなされる直流のバイアス電圧0〜+5kVの直流電圧が、グリッド92には0〜−300Vの電圧が印加できる構成となっている。
本実施例では、スコロトロン除電器9の放電電極91に+4kVの電圧を、グリッド92に−50Vの電圧を印加している。
スコロトロン除電器9の作用について、図2を用いて説明する。
図2は、電圧が印可されたスコロトロン除電器9を通過前後での中間転写体7上のトナー層電位の変化を示す模式図である。なお、図1に示したものと同一の構成には、同じ符号を付して説明を省略する。
トナー付着量電位の高いフルカラー部分F1の電位V1は除電器9を通過することでV3に低下するが、トナー付着量電位の低いハーフトーン部分H1の電位V2はそのまま維持される。
本発明は、中間転写体7を張架する複数のローラのうち、少なくとも1つのローラを太鼓状ローラとしていて、特に好ましい太鼓状ローラの配置位置として、最下流側の一次転写手段5Kとスコロトロン除電器9との間、またはスコロトロン除電器9と二次転写手段5Aとの間に接地されていることがあげられる。
図1に示したのは第1の実施例であって、スコロトロン除電器9の対向電極12と二次転写手段5Aとの間にあって、中間転写体7を張架するローラ71を太鼓状ローラとしている。太鼓状ローラは、アルミ材料を用いたローラで中央部においてφ26mm、両端部においてφ24mmの太鼓形状をしている。そして、対向電極12の導電性ブラシ12aは食い込み量1mmで、中間転写材7の背面からベルトに押圧し摺擦している。
図3に示したのは第2の実施例であって、最下流側の一次転写手段5Kとスコロトロン除電器9の対向電極12との間に新たに太鼓状ローラ72を設け、太鼓状ローラ72は回動する中間転写体7の背面に押圧しながら従動回転する構成としている。太鼓状ローラ72はアルミ材料を用いたローラで、中央部においてφ26mmm、両端部においてφ24mmの太鼓形状をしている。そして対向電極12の導電性ブラシ12aは食い込み量1mmで、中間転写体7の背面から押圧し摺擦している。
実施例1,2の効果を比較するために、次の比較例1,2の条件設定を行っている。
比較例1では、図1を用いて説明した実施例1のローラ71を平行ローラとしたもので、その他については実施例1と同じに設定している。即ち、対向電極12の導電性ブラシ12aの食い込み量は1mmとし、中間転写体7の背面から押圧し摺擦する構成としている。
比較例2では、図1を用いて説明した実施例1のローラ71を平行ローラとし、対向電極12の導電性ブラシ12の食い込み量は0.5mmとし、比較例1より弱い押圧力をもって中間転写体7の背面から押圧し摺擦する構成としている。
実施例1,2及び比較例1,2について、本発明の効果を確認する方法として次の2つの測定を行っている。
第1の測定は、レーザー変位計を用い、グリッド92と中間転写体7のベルト背面との間隔をベルトの幅方向について手前側、中央部及び奥側の3個所について測定した。測定結果と評価を示した物が表1である。
Figure 2006301248
上記の評価に先立って、グリッド92と中間転写体7のベルト背面との間隔と画像との対応について別途確認を行ったところ、間隔を1mmに設定したのに対し、間隔が0.7mm以下になると単色ハーフトーン画像の個所についてトナー散りによる画像不良が発生することが認められている。
第2の測定は、導電性ブラシ12aを用いての除電効果が得られているか否かを認定するため、マゼンタとシアンの重ね合わせたベタ両面画像について、スコロトロン除電器9による除電後の電位をベルト幅方向について手前側、中央部及び奥側の3個所について電位計11によって測定した。測定結果と評価を示したのが表2である。
Figure 2006301248
上記の評価に先立って、除電後の電位と画像との対応を確認したところ、除電後電位が−140V以下(絶対値)の時には良好な画像が得られることが認められている。上記のテストで除電性能不足の場合には、低温低湿環境下で裏面画像の出力時に転写むらが発生する。
上記のテスト結果から、本発明によるときは対向電極12の押圧による中間転写体7の位置変動が防止され、有効な除電が行われて、ハーフトーン画像のトナー散り及び2色ベタ重ね合わせ画像での裏面転写時のむら画像が生じることのない良好な画像が得られることとなる。
本発明(実施例1)の画像形成装置の概略構成を示す断面図である。 本発明に係るスコロトロン除電器及び導電性ブラシの概略構成を示す断面図と、スコロトロン除電器通過前後のトナー層電位の変化を示す模式図である。 本発明(実施例2)の画像形成装置の概略構成を示す断面図である。
符号の説明
1Y、1M、1C、1K 感光体
5A 二次転写手段
7 中間転写体
9 スコロトロン除電器
11 表面電位計
91 放電電極
92 グリッド
12 対向電極
12a 導電性ブラシ
12b 支持部材
12c 抵抗素子
72 太鼓状ローラ

Claims (6)

  1. 像担持体と、
    該像担持体上にトナー像を形成する画像形成部と、
    複数のローラによって張架された中間転写ベルトと、
    前記像担持体上に形成されたトナー像を前記中間転写ベルト上に転写する一次転写手段と、
    前記中間転写ベルト上のトナー像を転写材に転写する二次転写手段と、
    二次転写部の上流側において前記中間転写ベルト上のトナーの除電を行う放電電極とグリッドとより成るスコロトロン除電極と、
    該スコロトロン除電極に対向して前記中間転写ベルトの平面状に支持されたベルトの背面に接する弾性体電極と、を有していて、
    前記複数のローラのうち、少なくとも1つのローラは太鼓状ローラであることを特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 前記太鼓状ローラは前記中間転写ベルトのベルト両端近傍に対して、中央近傍において張力の付加がなされるよう作用する形状であることを特徴とする請求項1に記載のカラー画像形成装置。
  3. 前記太鼓状ローラの設置位置は、最下流側の一次転写手段と前記弾性体電極との間にあることを特徴とする請求項1又は2に記載のカラー画像形成装置。
  4. 前記太鼓状ローラの設置位置は、前記弾性体電極と前記二次転写手段との間にあることを特徴とする請求項1又は2に記載のカラー画像形成装置。
  5. 前記弾性体電極は、接地された導電性のブラシ材であることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項記載のカラー画像形成装置。
  6. 前記弾性体電極は、接地された導電性のスポンジ材であることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項記載のカラー画像形成装置。
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