JP2009237303A - 自動焦点制御装置および電子カメラ - Google Patents

自動焦点制御装置および電子カメラ Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明は、状態が異なる様々な動体に対して確実に追従合焦を行うことのできる自動焦点制御装置および電子カメラを提供することを目的とする。
【解決手段】 本発明の自動焦点制御装置(3〜5,17,21,22,24,25,27,28,32)は、焦点調節が可能な光学系(3〜5)と、制御手段(21)とを備え、制御手段は、複数のシーン判別情報に基づき、光学系の焦点調節に用いる焦点制御アルゴリズムを複数の中から選択し、被写体の光学像を合焦させ続けるように光学系の焦点調節を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、カメラなどの光学機器に搭載され、動きのある被写体に対し追従合焦を行える自動焦点制御装置、およびそれを備えた電子カメラに関する。
動きのある被写体(動体)に対し、自動的に追従しながら合焦し続ける自動焦点制御装置が従来から知られている。
その一例として、特許文献1には、動体に対する測距結果のデフォーカス量と動体の速度との情報に基づいて動体に追従合焦し続ける自動焦点制御装置が開示されている。
特開平6−102450号公報
しかしながら、従来技術では、デフォーカス量と動体の速度との単純な情報のみに基づいた焦点検出により追従合焦を行っているため、例えば、遠方の高速に移動する動体などに対しては、一旦、追従合焦状態を維持できなくなると、再びその状態に戻すことが困難となっていた。その結果、焦点制御の動作に遅れが生じてしまい、電子カメラなどにおいては、撮影者は、シャッターチャンスを失っていた。
また、従来技術では、移動速度が異なったり、動体までの距離が異なるなど、状態が異なる様々な動体に対して確実に追従合焦を行うことはできなかった。
本発明は、上記従来技術の課題を解決するためのものである。本発明は、状態が異なる様々な動体に対して確実に追従合焦を行うことのできる自動焦点制御装置および電子カメラを提供することを目的とする。
第1の発明の自動焦点制御装置は、焦点調節が可能な光学系と、制御手段とを備え、制御手段は、複数のシーン判別情報に基づき、光学系の焦点調節に用いる焦点制御アルゴリズムを複数の中から選択し、被写体の光学像を合焦させ続けるように光学系の焦点調節を行う。
第2の発明は、第1の発明において、複数のシーン判別情報には、光学系の焦点距離の情報と被写体までの距離の情報とが含まれる。
第3の発明は、第1の発明または第2の発明において、複数のシーン判別情報には、光学系の視野内の情報が含まれる。
第4の発明は、第3の発明において、光学系の視野内の情報は、被写体の色、被写体の輝度、被写体の前記視野内に占める割合、被写体の移動速度および移動方向、及びこれら夫々の時間変化、のうちの少なくとも1つである。
第5の発明の電子カメラは、第1〜第4の発明の何れか一の発明の自動焦点制御装置と、その自動焦点制御装置の光学系を介して結像された動きのある被写体の光学像を撮影して撮影画像を取得する撮影手段とを備える。
本発明では、複数のシーン判別情報に基づき焦点制御アルゴリズムを複数の中から選択し、その焦点制御アルゴリズムに従って、光学系を介して結像された被写体の光学像を合焦させ続けるように光学系の焦点調節を行う。
従って、本発明を利用すれば、状態が異なる様々な動体に対して確実に追従合焦を行うことができる。
以下、本発明の実施形態を説明する。本実施形態は、一眼レフレックス型電子カメラの実施形態である。
図1は、本実施形態の電子カメラの構成図である。電子カメラは、カメラ本体1と、撮影光学系を収容したレンズユニット2とを有している。
カメラ本体1およびレンズユニット2には、雄雌の関係をなす一対のマウント9,10がそれぞれ設けられている。レンズユニット2側のマウント9をバヨネット機構等でカメラ本体1側のマウント10に結合することで、レンズユニット2はカメラ本体1に対して交換可能に装着される。また、上記のマウント9,10にはそれぞれ電気接点11が設けられている。カメラ本体1とレンズユニット2との結合時には、電気接点11間の接触で両者の電気的な接続が確立するようになっている。
先ず、レンズユニット2の構成を説明する。レンズユニット2は、撮影レンズ3と、レンズ駆動部4と、距離検出部5と、絞り制御部6と、絞り7と、レンズ側マイコン8とを有している。なお、レンズ駆動部4、距離検出部5、絞り制御部6は、それぞれレンズ側マイコン8に接続されている。
撮影レンズ3は、フォーカスレンズやズームレンズを含む複数のレンズ群で構成されている。なお、簡単のため、図1では撮影レンズ3を1枚のレンズとして図示している。
レンズ駆動部4は、レンズ側マイコン8の指示に応じてレンズ駆動信号を発生し、撮影レンズ3を光軸方向に移動させてフォーカス調整やズーム調整を行うと共に、移動させた撮影レンズ3の位置の情報をレンズ側マイコン8および距離検出部5に出力する。
距離検出部5は、撮影レンズ3の光軸方向の位置の情報を基に被写体までの距離を検出すると共に、その検出した情報をレンズ側マイコン8に出力する。
絞り7は、カメラ本体1への入射光量を絞り羽根の開閉で調整する。絞り制御部6は、絞り7の開口度をレンズ側マイコン8の指示に応じて制御する。
レンズ側マイコン8は、マウント9の電気接点11を介してカメラ本体1のカメラ側マイコン21との通信を行うと共に、レンズユニット2での各種制御を実行する。また、レンズ側マイコン8は、レンズユニット2のROM(不図示)に記録されたレンズ情報(レンズの焦点距離や明るさ(開放F値)等の情報)などをカメラ本体1に送信する。
次に、カメラ本体1の構成を説明する。カメラ本体1は、クイックリターンミラー12と、ファインダ光学系(13〜15)と、測光用再結像レンズ16と、評価用画像取得部17と、撮像部18と、メカニカルシャッタ19と、サブミラー20と、カメラ回路(21〜31)とを有している。
クイックリターンミラー12、メカニカルシャッタ19および撮像部18は、撮影光学系の光軸に沿って配置される。サブミラー20は、クイックリターンミラー12の後方に配置される。また、ファインダ光学系(13〜15)、測光用再結像レンズ16、評価用画像取得部17は、カメラ本体1の上部に配置されている。
クイックリターンミラー12は、不図示の回動軸によって回動可能に軸支されており、観察状態と退避状態とを切り替え可能となっている。観察状態のクイックリターンミラー12は、メカニカルシャッタ19および撮像部18の前方で傾斜配置される。この観察状態のクイックリターンミラー12は、撮影光学系を通過した光束を上方へ反射してファインダ光学系に導く。また、クイックリターンミラー12の中央部はハーフミラーとなっている。
そして、クイックリターンミラー12を透過した一部の光束は、焦点検出のため、サブミラー20によって下方に屈折されてカメラ本体1の下部に導かれる。
一方、退避状態のクイックリターンミラー12は、サブミラー20と共に上方に跳ね上げられて撮影光路から外れた位置にある。クイックリターンミラー12が退避状態にあるときは、撮影光学系を通過した光束がメカニカルシャッタ19および撮像部18に導かれる。
ファインダ光学系(13〜15)は、拡散スクリーン(焦点板)13と、コンデンサレンズ(不図示)と、ペンタプリズム14と、接眼レンズ15とを有している。このうち、ペンタプリズム14はカメラ本体1上部の突状部位置に収納されている。
拡散スクリーン13は、クイックリターンミラー12の上方に位置し、観察状態のクイックリターンミラー12により反射された光束が一旦結像する。拡散スクリーン13上で結像した光束は、不図示のコンデンサレンズを通過し、ペンタプリズム14の内部で反射されて、ペンタプリズム14の入射面に対して90度の角度を有する射出面に導かれる。そして、ペンタプリズム14の射出面からの光束は、接眼レンズ15を介して撮影者の目に到達するようになっている。
測光用再結像レンズ16および評価用画像取得部17はペンタプリズム14の近傍に配置されている。測光用再結像レンズ16は拡散スクリーン13で結像した光束の一部を再結像し、評価用画像取得部17はその再結像により受光面に形成されたファインダ像を光電変換して評価用画像のアナログ画像信号を生成する。なお、評価用画像取得部17は、CCDエリアセンサやCMOSエリアセンサから成るカラーイメージセンサを有している。
撮像部18は、CCDエリアセンサやCMOSエリアセンサなどの撮像素子であり、記録用の画像である本撮影画像を生成する。この撮像部18は、クイックリターンミラー12が退避状態であるときに撮像面に形成される被写体像を光電変換して本撮影画像のアナログ画像信号を生成する。
メカニカルシャッタ19は、その開閉を制御することにより、撮像部18の露光時間を調整する。
カメラ回路(21〜31)は、カメラ側マイコン21と、焦点検出部22と、シャッタ制御部23と、ROM24と、RAM25と、外部記憶装置26と、A/D変換部27と、撮像素子駆動部28と、画像処理部29と、A/D変換部30と、撮像素子駆動部31とから構成され、また、これらの構成要素は、システムバス32を介して接続されている。また、A/D変換部27および撮像素子駆動部28は評価用画像取得部17と、A/D変換部30および撮像素子駆動部31は撮像部18とそれぞれ接続されている。
焦点検出部22は、カメラ本体1の下部に配置され、サブミラー20によって導かれた光束からセパレータレンズ(不図示)により2つの被写体像を生成し、その像間隔をラインセンサ(不図示)で計測して、ピントのズレ量を各々のAFエリア毎に検出する(いわゆる位相差検出方式)。そして、焦点検出部22は検出したピントのズレ量(デフォーカス量)の情報をカメラ側マイコン21に出力する。
シャッタ制御部23は、カメラ側マイコン21の指示に応じて、撮影時のメカニカルシャッタ19の開閉制御を行う。
撮像素子駆動部28は、カメラ側マイコン21の指示に基づき、評価用画像取得部17を駆動させて評価用画像のアナログ画像信号を生成させる。
A/D変換部27は、カメラ側マイコン21の指示に基づき、評価用画像取得部17が生成した評価用画像のアナログ画像信号に対し、CDS(相関二重サンプリング)、ゲイン調整、A/D変換などのアナログ信号処理を施すと共に、その処理後の評価用画像のデータをRAM25に出力する。
撮像素子駆動部31は、カメラ側マイコン21の指示に基づき、撮像部18を駆動させて本撮影画像のアナログ画像信号を生成させる。
A/D変換部30は、カメラ側マイコン21の指示に基づき、撮像部18が生成した本撮影画像のアナログ画像信号に対し、CDS(相関二重サンプリング)、ゲイン調整、A/D変換などのアナログ信号処理を施すと共に、その処理後の本撮影画像のデータをRAM25に出力する。また、A/D変換部30は、カメラ側マイコン21の指示に基づいてゲイン調整の調整量を設定し、それによってISO感度に相当する撮影感度の調整を行う。
画像処理部29は、カメラ側マイコン21の指示に応じて、RAM25の本撮影画像に対し、ホワイトバランス調整、色分離(補間)、輪郭強調、ガンマ補正などの画像処理を施す。なお、画像処理部29は、ASICなどとして構成される。
RAM25は、A/D変換部27から出力される評価用画像のデータやA/D変換部30から出力される本撮影画像のデータ、また、カメラ側マイコン21が実行する各種の処理によって使用および生成されるデータなどを一時的に記憶する。
外部記憶装置26は、半導体メモリを内蔵したメモリカードや、小型のハードディスクなどであり、カメラ側マイコン21または不図示の圧縮/復号部によって圧縮処理が施された本撮影画像のデータを記憶する。なお、圧縮処理は、JPEG(Joint Photographic Experts Group)形式などによって行われる。
ROM24は、カメラ側マイコン21が実行する各種プログラム及びその実行に必要となる各種データ等を格納する。またROM24は、撮影レンズ3の自動焦点調節(AF)に用いるアルゴリズムを複数種類格納する。なお、このアルゴリズムについては後述する。
カメラ側マイコン21は、撮影者が不図示の操作部材を操作した内容に応じて、電子カメラの各部を統括制御する。例えば、撮影者がレリーズ釦を半押しすると、カメラ側マイコン21は、レンズユニット2のレンズ駆動部4、距離検出部5、絞り制御部6を駆動させるようにレンズ側マイコン8との通信を行うと共に、システムバス32を介して焦点検出部22、撮像素子駆動部28、A/D変換部27を駆動させて焦点検出および測光を開始する。
このとき、レンズユニット2を通過した被写界からの光束は、クイックリターンミラー12で上方に反射し、拡散スクリーン13、ペンタプリズム14、測光用再結像レンズ16を介して評価用画像取得部17に入射して、その受光面に被写体の像であるファインダ像を形成する。また、レンズユニット2を通過した被写界からの光束の一部は、ハーフミラーとなっているクイックリターンミラー12の中央部を透過すると、サブミラー20で下方に屈折されてカメラ本体1下部の焦点検出部22に導かれる。
焦点検出部22は、サブミラーにより導かれた被写界からの光束を基にデフォーカス量を各々のAFエリア毎に検出し、その検出した情報をカメラ側マイコン21にシステムバス32を介して出力する。カメラ側マイコン21は、そのデフォーカス量の情報を基に、AFエリアの合焦が判定されるまでレンズ駆動部4と協働して撮影レンズ3の自動焦点調節(AF)を行う。
また、撮像素子駆動部28を介して駆動された評価用画像取得部17は、その受光面に形成されたファインダ像を光電変換して評価用画像のアナログ画像信号を生成する。そして、A/D変換部27は、その画像信号にアナログ信号処理を施して、その処理後の評価用画像のデータをRAM25に出力する。カメラ側マイコン21は、そのRAM25の評価用画像のデータを基に算出した評価値に基づき撮影条件(ストロボ発光の有無、絞り値、シャッター速度など)を決定する。なお、評価値は、被写体や撮影シーン全体の明るさや撮影シーンの明るさ分布を示す値である。評価値の算出は、多分割測光(マルチパターン測光)、中央部重点測光、スポット測光などの公知の測光方式によって行われる。
撮影者がレリーズ釦を全押しすると、カメラ側マイコン21は、先に決定した撮影条件の下で本撮影を実施する。カメラ側マイコン21は、レンズ側マイコン8を通じて絞り制御部6を駆動させ、また観察状態のクイックリターンミラー12を跳ね上げ、そしてシャッタ制御部23、撮像素子駆動部31および撮像部18、A/D変換部30を駆動させて本撮影画像を撮影する。なお、この撮影した本撮影画像はA/D変換部30によってRAM25に出力される。次に、カメラ側マイコン21は、画像処理部29を駆動させ、RAM25の本撮影画像に対して画像処理を施す。そして、カメラ側マイコン21は、その画像処理後の本撮影画像に圧縮処理を施すと共に、その圧縮した画像を外部記憶装置26へ記録する。
以下、本実施形態の電子カメラの自動焦点調節(オートフォーカス:AF)の動作を、図2の流れ図を参照して説明する。図2のフローは、オートフォーカスの動作モードがコンティニュアスAFに設定されている場合において、撮影者がレリーズ釦を半押しした時に実行される。なお、コンティニュアスAFとは、動きのある被写体(動体)に対し、連続的にピントを合わせ続けるオートフォーカス機能のことである。
ステップ101:撮影者によりレリーズ釦が半押しされると、この操作を検出したカメラ側マイコン21は、レンズユニット2のレンズ側マイコン8と通信を行い、レンズの焦点距離の情報を取得する。
ステップ102:カメラ側マイコン21は、レンズ側マイコン8と通信を行い、レンズユニット2の距離検出部5によって検出された動体(動きのある被写体)までの距離の情報を取得する。
ステップ103:カメラ側マイコン21は、撮像素子駆動部28を介して評価用画像取得部17の連続駆動を開始する。これにより評価用画像のアナログ信号が評価用画像取得部17から出力され始め、そしてA/D変換部27によるアナログ信号処理後の評価用画像のデータがRAM25に順次出力される。
カメラ側マイコン21は、そのRAM25の評価用画像に基づきレンズの視野内(被写界)の情報を取得する。ここで、レンズの視野内の情報は、例えば、(1)動体の色、(2)動体の輝度、(3)動体の前記視野内に占める割合、(4)動体の移動速度および移動方向、(5)これら(1)〜(4)の夫々の時間変化などの情報である。
ステップ104:カメラ側マイコン21は、ステップ101〜103で取得した各種の情報、即ち、複数のシーン判別情報に基づき、自動焦点調節に用いるアルゴリズム(焦点制御アルゴリズム)を複数の中から選択する。
具体的には、カメラ側マイコン21は、以下のような方法により焦点制御アルゴリズムを選択する。
(1)焦点制御アルゴリズムをレンズの焦点距離の情報と動体までの距離の情報とに基づいて選択する方法。
カメラ側マイコン21は、レンズの焦点距離の情報と動体までの距離の情報とに基づき、遠方動体追尾用または近接動体追尾用のいずれかの焦点制御アルゴリズムを選択する。
例えば、レンズの焦点距離の情報が「200mm」を、また動体までの距離の情報が「10m以上」を示している場合には、カメラ側マイコン21は、撮影者が、望遠レンズを使用して、遠くの動体を撮影しようとしているものと判断し(シーンの判別)、当該シーン(距離:遠方)に対応した遠方動体追尾用の焦点制御アルゴリズムを選択する。
また、例えば、レンズの焦点距離の情報が「50mm」を、また動体までの距離の情報が「3m以下」を示している場合には、カメラ側マイコン21は、撮影者が、標準レンズを使用して、近くの動体を撮影しようとしているものと判断し(シーンの判別)、当該シーン(距離:近接)に対応した近接動体追尾用の焦点制御アルゴリズムを選択する。
なお、遠方動体追尾用の焦点制御アルゴリズムは、被写界の輝度が急激に変化する場合など、動体を追尾できない状況が発生した場合には、電子カメラから遠い所、例えば、電子カメラから動体までの距離が10m〜無限遠の範囲の中で動体の追尾を始め直すように自動焦点調節の動作を行う。
一方、近接動体追尾用の焦点制御アルゴリズムは、従来の一般的なコンティニュアスAFの動作と同様に、動体を追尾できない状況が発生した場合には、距離的に電子カメラに近い位置から動体の追尾を始め直すように自動焦点調節の動作を行う。
(2)焦点制御アルゴリズムを、更にレンズの視野内の情報を加味して選択する方法。
カメラ側マイコン21は、レンズの焦点距離の情報と動体までの距離の情報とに加え、更にレンズの視野内の情報のうち少なくとも1つの情報に基づいて焦点制御アルゴリズムを選択する。
例えば、レンズの焦点距離の情報が「200mm:望遠レンズ」を、動体までの距離の情報が「10m以上:遠方」を、更に、レンズの視野内の情報のうち、動体の色および輝度の情報が「人工的で鮮やかな赤色」を、また動体の移動速度の情報が「高速」を示している場合には、カメラ側マイコン21は、動体が「赤色の車」であると推定する。そしてカメラ側マイコン21は、撮影者が、望遠レンズを使用して遠方の高速移動する赤色の車を撮影しようとしているものと判断し(シーンの判別)、当該シーン(距離:遠方,移動速度:高速)に対応した焦点制御アルゴリズムを選択する。
ここで、その選択は、例えば図3に示すような、シーンと焦点制御アルゴリズムとの対応を予め定めたテーブルなどを用いて行うようにするとよい。
このシーン(距離:遠方,移動速度:高速)の場合には、カメラ側マイコン21は、例えば図3のテーブルの焦点制御アルゴリズムF1を選択する。焦点制御アルゴリズムF1は、遠方の高速に移動する動体、例えばレースカーや飛行機などを追尾するシーンに適用される処理である。焦点制御アルゴリズムF1の処理内容は、上述した遠方動体追尾用の焦点制御アルゴリズムと同様である。
また、電子カメラの近くを低速で移動する動体、例えば歩行者などを追尾するシーン(距離:近接,移動速度:低速)の場合には、カメラ側マイコン21は、例えば図3のテーブルの焦点制御アルゴリズムL2を選択する。動体がカメラに近いほど、遠い場合に比べ、焦点検出部22におけるAFエリア合焦のために撮影レンズ3を細やかに進退移動させる必要があるので、焦点制御アルゴリズムL2では、遠方動体追尾用のアルゴリズムよりも追尾感度が高められている。
さらに、移動速度が不規則な動体を追尾するシーンの場合には、その電子カメラとの距離が遠ければ(距離:遠方,移動速度:不規則)、カメラ側マイコン21は、例えば図3のテーブルの焦点制御アルゴリズムR1を選択する。一方、電子カメラとの距離が近ければ(距離:近接,移動速度:不規則)、カメラ側マイコン21は、例えば図3のテーブルの焦点制御アルゴリズムR2を選択する。
カメラ側マイコン21は、上記のような方法により、取得した複数のシーン判別情報に基づきシーンを判別し、そして複数の焦点制御アルゴリズムから各シーンに対応したものを選択する。
ステップ105:カメラ側マイコン21は、選択した焦点制御アルゴリズムに従って、焦点検出部22における動体の光学像を合焦させ続けるように自動焦点調節の動作を行う。
具体的には、カメラ側マイコン21は、焦点検出部22が検出したデフォーカス量の情報を取得し、その取得した情報から撮影者により選択されたAFエリア(選択AFエリア)のデフォーカス量の情報を抽出する。次に、カメラ側マイコン21は、その抽出したデフォーカス量を基に選択AFエリアの合焦を判定する。合焦が判定されない場合、カメラ側マイコン21は、抽出したデフォーカス量の情報をレンズ側マイコン8に送信する。ここで、この情報を受信したレンズ側マイコン8は、そのデフォーカス量に応じて、レンズ駆動部4を駆動させて撮影レンズ3を移動させる。撮影レンズ3が移動すると、カメラ側マイコン21は、再度、焦点検出部22が検出したデフォーカス量の情報を取得する。そして、カメラ側マイコン21は、そのデフォーカス量の情報から選択AFエリアの合焦が判定されるまで、上記の自動焦点調節の動作を繰り返し行う。
ステップ106:また、カメラ側マイコン21は、RAM25の評価用画像のデータを基に撮影条件(ストロボ発光の有無、絞り値、シャッター速度など)を決定する。
ステップ107:カメラ側マイコン21は、撮影者によりレリーズ釦が全押しされたか否かを判定する。全押しされた場合(Yes側)、カメラ側マイコン21は本撮影を行うためにステップ109へ移行する。一方、全押しされていない場合(No側)、カメラ側マイコン21はステップ108へ移行する。
ステップ108:カメラ側マイコン21は、レリーズ釦の半押しが解除されたか否かを判別する。半押しが解除された場合(Yes側)、カメラ側マイコン21は撮像素子駆動部28を介して評価用画像取得部17の動作を停止させてから本フローの処理を終了する。一方、レリーズ釦が半押しのまま(No側)であれば、カメラ側マイコン21はステップ102へ移行して上記の処理を繰り返す。
ステップ109:カメラ側マイコン21は、ステップ106で決定した撮影条件の下で本撮影を実施する。なお、撮影された本撮影画像はRAM25に出力される。
ステップ110:カメラ側マイコン21は、画像処理部29を駆動させ、RAM25の本撮影画像に対してホワイトバランス調整やガンマ補正などの画像処理を施す。
ステップ111:カメラ側マイコン21は、画像処理後のRAM25の本撮影画像に対して圧縮処理を施すと共に、その圧縮した画像を外部記憶装置26へ記録する。
(本実施形態の補足事項)
なお、ステップ104においてカメラ側マイコン21が行うシーンの判別、また動体(動きのある被写体)の推定は、そのシーン判別、また動体推定に使用する特徴量の情報を予め格納したデータベースを用いて行うようにしてもよい。
また、ステップ110での画像処理の後に、画像処理後の本撮影画像を電子カメラ筐体に備えられたLCDモニタ(不図示)等に表示するようにしてもよい。そうすれば、本撮影画像の出来映えを撮影者が確認できるようになる。
また、ステップ111で本撮影画像を外部記憶装置26へ記録する際に、本撮影画像の記録を行うか否かを撮影者に指示させるようにしてもよい。なお、その指示は、撮影者に、LCDモニタ(不図示)等に表示させたGUI画面などを通して行わせるとよい。
また、ステップ111で本撮影画像を外部記憶装置26へ記録した後に、本撮影画像を、無線LANなどの無線通信回線用のインターフェース(不図示)を介して電子カメラ外部の画像サーバーなどに転送するようにしてもよい。また、その際には、本撮影画像の転送を行うか否かを撮影者に指示させるようにしてもよい。なお、その指示は、撮影者に、LCDモニタ(不図示)等に表示させたGUI画面などを通して行わせるとよい。
(本実施形態の作用効果)
以上、本実施形態の電子カメラでは、取得した複数のシーン判別情報に含まれるレンズの焦点距離の情報と動体までの距離の情報とに基づき撮影者が撮影しようとしているシーンが判別され、そのシーンに対応した焦点制御アルゴリズムが複数の中から選択される。
例えば、シーンが、望遠レンズを使用して遠くの動体を撮影しようとしているものと判断された場合には、遠方動体追尾用の焦点制御アルゴリズムが選択される。また、シーンが、標準レンズを使用して近くの動体を撮影しようとしているものと判断された場合には、近接動体追尾用の焦点制御アルゴリズムが選択される。
そして、選択された焦点制御アルゴリズムに従って、焦点検出部22における動体の光学像を合焦させ続けるように撮影レンズ3の自動焦点調節(AF)が行われる。
従来の一般的なコンティニュアスAFにおいては、動体を追尾できない状況が発生した場合には、距離的に電子カメラに近い位置から動体の追尾を始め直すように自動焦点調節の動作が行われる。このため、撮影者が遠くの動体を撮影しようとしているシーンの場合、再び追従合焦の状態に戻るまでに非常に時間がかかり、焦点制御の動作に遅れが生じてしまう。
しかし、本実施形態の電子カメラでは、上記のように、撮影者が撮影しようとしているシーンに対し適切な焦点制御アルゴリズムが選択される。
例えば、撮影者が遠くの動体を撮影しようとしているシーンの場合には、遠方動体追尾用の焦点制御アルゴリズムが選択される。この遠方動体追尾用の焦点制御アルゴリズムでは、既述のとおり、動体を追尾できない状況が発生した場合には、電子カメラから遠い所の一定の距離範囲の中で動体の追尾を始め直すように自動焦点調節の動作が行われる。
従って、動体を追尾できない状況が発生しても、遠方、近接といった動体の状態に拘わらず追尾動作の再開が迅速に行われるので、撮影者は、動体の撮影においてシャッターチャンスを失うことがない。
また、本実施形態の電子カメラでは、取得した複数のシーン判別情報に含まれる、レンズの焦点距離の情報と動体までの距離の情報とに加え、更にレンズの視野内の情報のうち少なくとも1つの情報に基づいて、撮影者が撮影しようとしているシーンが判別される。そして、そのシーンに対応した焦点制御アルゴリズムが複数の中から選択される。
例えば、シーンが、レンズの焦点距離の情報と動体までの距離の情報と、更にレンズの視野内の情報のうち、動体の色の情報、輝度の情報および動体の移動速度の情報などに基づいて判別されるものとする。そして、それらの情報に基づき、シーンが、望遠レンズを使用して遠方の高速移動するレースカーを撮影しようとしているものと判断された場合には、焦点制御アルゴリズムF1が選択される。また、シーンが、標準レンズを使用して近くの低速で移動する歩行者を撮影しようとしているものと判断された場合には、焦点制御アルゴリズムL2が選択される。また、シーンが、標準レンズを使用して近くの不規則に移動するモンシロチョウを撮影しようとしているものと判断された場合には、焦点制御アルゴリズムR2が選択される。
その後、選択された焦点制御アルゴリズムに従って、焦点検出部22における動体の光学像を合焦させ続けるように撮影レンズ3の自動焦点調節が行われる。
このように、本実施形態の電子カメラでは、撮影者が撮影しようとしているシーンに対して適切に選択された焦点制御アルゴリズムによる自動焦点調節の動作によって、動体の追尾が行われる。
従って、本実施形態の電子カメラでは、状態が異なる様々な動体に対して確実に追従合焦を行うことができる。
(その他)
なお、上記のシーン判別においては、距離を遠方と近接の2種類に判別するように説明したが、この2種類に限定されるものではなく、何種類に判別してもよい。また、移動速度についても、高速、低速、不規則の3種類に判別するように説明したが、これに限定されるものではなく、何種類に判別してもよい。
また、本発明は、上述した一眼レフレックス型の電子カメラだけでなく、一眼レフレックス型の銀塩カメラやコンパクト型の電子カメラにも適用することができる。本発明をコンパクト型の電子カメラに適用する場合は、本撮影画像を撮影するための撮像素子(本実施形態の電子カメラの撮像部18に相当)から出力されるスルー画像(間引き読み出し画像)を評価用画像に用いるとよい。
また、本発明は、カメラ以外の光学機器、例えば、双眼鏡などにも適用することができる。
本発明を適用した一眼レフレックス型電子カメラの構成図である。 本発明を適用した電子カメラの自動焦点調節の動作を示す流れ図である。 シーンと焦点制御アルゴリズムとの対応を示すテーブルの図である。
符号の説明
1…カメラ本体,2…レンズユニット,3…撮影レンズ,4…レンズ駆動部,5…距離検出部,6…絞り制御部,7…絞り,8…レンズ側マイコン,9…マウント,10…マウント,11…電気接点,12…クイックリターンミラー,13…拡散スクリーン(焦点板),14…ペンタプリズム,15…接眼レンズ,16…測光用再結像レンズ,17…評価用画像取得部,18…撮像部,19…メカニカルシャッタ,20…サブミラー,21…カメラ側マイコン,22…焦点検出部,23…シャッタ制御部,24…ROM,25…RAM,26…外部記憶装置,27…A/D変換部,28…撮像素子駆動部,29…画像処理部,30…A/D変換部,31…撮像素子駆動部,32…システムバス

Claims (5)

  1. 焦点調節が可能な光学系と、
    複数のシーン判別情報に基づき、前記光学系の焦点調節に用いる焦点制御アルゴリズムを複数の中から選択し、被写体の光学像を合焦させ続けるように前記光学系の焦点調節を行う制御手段と
    を備えることを特徴とする自動焦点制御装置。
  2. 請求項1に記載の自動焦点制御装置において、
    前記複数のシーン判別情報には、前記光学系の焦点距離の情報と前記被写体までの距離の情報とが含まれる
    ことを特徴とする自動焦点制御装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の自動焦点制御装置において、
    前記複数のシーン判別情報には、前記光学系の視野内の情報が含まれる
    ことを特徴とする自動焦点制御装置。
  4. 請求項3に記載の自動焦点制御装置において、
    前記光学系の視野内の情報は、前記被写体の色、前記被写体の輝度、前記被写体の前記視野内に占める割合、前記被写体の移動速度および移動方向、及びこれら夫々の時間変化、のうちの少なくとも1つである
    ことを特徴とする自動焦点制御装置。
  5. 請求項1〜請求項4の何れか一項に記載の自動焦点制御装置と、
    前記自動焦点制御装置の光学系を介して結像された動きのある被写体の光学像を撮影して撮影画像を取得する撮影手段と
    を備えることを特徴とする電子カメラ。
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