JP2009236559A - ナビゲーション装置。 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 このカーナビゲーション装置では、案内経路と、指定時間が設定されると、案内経路に沿って指定時間毎に移動したときの通過点の位置が特定される。そして、指定時間に対応した検索半径内の立寄場所が検索され、その検索された立寄場所が、経路案内用に表示している地図上に表示可能な位置に来ると、検索された立寄場所であることを示すアイコンが表示される。そのため、経路案内用の地図に目を配っているだけで、一定時間移動したこと及びそのときに立ち寄ることができる立寄場所を認識することができる。
【選択図】図9
Description
このナビゲーション装置の機能の一つとして、タッチパネル上に表示された施設アイコンを選択すると、その施設への立ち寄り要求を受け付け、その施設を案内経路の経由地として設定することができるものがある(特許文献1)。
その結果、ナビゲーション装置による経路案内を受けながら一定時間移動する毎に休息を取ろうとしても、移動に一定時間を要したか否かを把握できないので、一定時間毎に休息を取れないことが多かった。
そのため、本発明により経路案内を受けている者は、経路案内用の地図が表示されている場所の1箇所にだけ目を配っていれば、強調表示の有無により、経路案内を受けながら一定時間移動したことを容易に把握することができる。
尚、立寄場所のジャンルとしては、例えば、コンビニエンスストアや、スーパーマーケット、大型量販店、パチンコ店、サービスエリア、パーキングエリアなど、どのような種類のものでもよい。他には、広い駐車場がある店舗、トイレがある場所といったようなものでもよい。
次に、各通過点の周囲に位置する立寄場所を特定する方法としては、どのような方法でもよいが、例えば、請求項2に記載したナビゲーション装置のように、各通過点から予め定められたサーチ距離内に位置する立寄場所を特定してもよい。
次に、通過点特定手段が前述した通過点を特定する方法としては、例えば、請求項5に記載したように、案内経路を移動する速度として予想される予想移動速度を記憶する移動速度記憶手段をナビゲーション装置に備え、この移動速度記憶手段に記憶された予想移動速度で案内経路に沿って移動した場合に、指定時間毎に通過する通過点を特定することが好ましい。ここでいうところの予想移動速度とは、例えば、案内経路として設定される経路の制限速度などである。
一方、この予想移動速度は、ユーザーによって異なることも考えられる。
尚、ユーザー毎に異なる予想移動速度を記憶しておき、ユーザーが識別されたら、その識別されたユーザーの予想移動速度に基づいて通過点を設定できるようにしてもよい。
そこで、請求項7に記載したナビゲーション装置のように、速度検出手段には、経路の種類毎に移動速度を検出させ、移動速度算出手段には、経路の種類毎に予想移動速度を算出するようにしてもよい。そして、移動速度記憶手段には、移動速度算出手段で算出された予想移動速度を経路の種類毎に記憶させ、通過点特定手段では、案内経路を構成する経路の種類に対応した予想移動速度で案内経路に沿って移動した場合に、指定時間毎に通過する通過点を特定するようにすることが好ましい。
次に、ユーザーの好みによって、立寄場所を強調表示しなくてもよい場合がある。
このようにすれば、通過点選択操作受付手段で選択された通過点のみ立寄場所を指定できるので、ユーザーの好みによって、立寄場所を強調表示したり、しなかったりという設定を行うことができる。
このような場合、請求項13に記載したように、通過点表示手段では、案内経路を象った線図と、この線図上の通過点に相当する部分に、通過点を示すアイコンとを表示することによって、通過点を選択可能に一覧表示するようにしてもよい。
このようにすると、案内経路を象った線図の上に通過点を示すアイコンが表示されるので、各アイコンが示す通過点がどの当たりかをイメージしつつ通過点を選択することが可能となる。
以下、本発明が適用された第1実施形態について図面を用いて説明する。
ここで、図1は、本実施形態のカーナビゲーション装置のブロック図である。
1.全体構成
カーナビゲーション装置1は、図1に示すように、位置検出器11、ハードディスク12(以下「HDD12」と呼ぶ)、操作スイッチ群13、メモリ接続装置14、表示装置15、送受信機16、音声コントローラ17、音声認識装置19、リモコンセンサ21、及び、これら各装置11〜21が接続された制御装置10を備えている。
制御装置10は、CPU、ROM、RAM101等を備えるコンピュータ装置であり、各装置11〜21と通信して、後述するメイン処理の他、例えば、音量調整処理等様々な処理を実行する。
尚、音声認識装置19は、音声コントローラ17にも接続されており、本実施形態では、マイク20を用いて音声を入力すると、音声認識装置19での照合結果を、音声コントローラ17及びスピーカー18を通じてトークバックするよう構成されている。
2.HDD12に記憶されている各種情報について
次に、HDD12に記憶されている各種情報について説明する。
HDD12には、図2に示すように、地図情報120、制限速度情報121、ジャンル情報122、時間半径情報123等の各種情報が予め記憶されている。
具体的には、制限速度40kmの制限速度情報に対応して、a地点からb地点までの区間の国道Aの位置情報、c地点からd地点までの区間の県道Bの位置情報、また、制限速度80kmの制限速度情報に対応して、e地点からf地点までの区間の高速道路Cの位置情報、g地点からh地点までの区間の高速道路Dの位置情報などというように関連付けられて記憶されている。
具体的には、立寄場所のジャンルとして、コンビニエンスストアや、高速道路等のパーキングエリア、パチンコ店、道の駅、大型商業施設などが、本実施形態では設定されており、立寄場所の位置情報としては、全国にある各コンビニエンスストア店や、高速道路の各パーキングエリア、各パチンコ店の一群の位置情報が、各ジャンルに対応して記憶されている。
3.メイン処理
次に、制御装置10で実行されるメイン処理について説明する。
メイン処理は、操作スイッチ群13を操作し、案内経路の設定を指示する操作を行うと開始される
このメイン処理が開始されると、表示装置15には、目的地の入力を促す画像(図示なし)が表示される(S10)。
次に、指定時間及び検索半径に関する情報がRAM101に記憶されると、図5に示すアイコン表示地点算出処理(S40)が実行される。
S42〜S46の処理では、S19で選択された指定時間ごとに、現在位置から案内経路に沿って、この案内経路を構成する経路の制限速度で移動したときに通過する通過点を特定する処理が実行される。
一方、S43の判定で、目的地を通り過ぎると判定された場合は(S43:NO)、アイコン表示地点算出処理(S40)を終了して、メイン処理のS21の処理を実行する。
続いて、全ての通過点について、S25の選択操作が行われたかが判定され(S27)、全ての通過点について行われたら(S27:YES)、S28の処理が実行され、行われていなかったら(S27:NO)、再びS21の処理が実行される。
ジャンル選択画像35は、「コンビニエンスストア」「パチンコ店」「サービスエリア・パーキングエリア」「スーパーマーケット」の4つの項目がある一覧表である。
4.経路案内処理
次に、経路案内処理(S50)について説明する。
そして、現在位置情報が入力された場合は(S52:YES)、その入力された現在位置情報と、HDD12に記憶された地図情報と、RAM101に記憶された案内経路情報と、表示装置が固有の情報として有している地図を表示可能な範囲に関する範囲情報とに基づいて、新たに入力された現在位置情報が示す現在位置に対応した地図上に現在位置と案内経路とが示された案内画像を、現在表示されている案内画像に更新する処理が実行される(S53)。
次に、S52で入力された現在位置情報と、RAM101に記憶された案内経路情報とから、目的置に近づいたか否かが判定され(S54)、近づいたと判定されたら(S54:YES)、経路案内処理(S50)を終了する。
そして、このS56が終了すると、再びS52の処理が実行される。
5.実施形態に係るカーナビゲーション装置1の特徴
本実施形態のカーナビゲーション装置1によれば、経路案内を受けながら予め定められた時間移動すると、経路案内用の地図上に立寄場所がアイコンを表示することによって強調表示されるので(図9参照)、経路案内用の地図に目を配っているだけで、経路案内を受けつつ予め定められた時間移動したことを知ることができる。
6.実施形態と発明特定事項との対応関係
本実施形態のS40の処理は、本発明の通過点特定手段に相当する。
本実施形態のS56の処理は、本発明の強調表示手段に相当する。
本実施形態において、制限速度を記憶するHDD13は、本発明の移動速度記憶手段に相当する。
本実施形態のS21の処理と操作スイッチ群13は、本発明の通過点表示手段に相当する。
本実施形態のS19の処理及び操作スイッチ群13は、本発明の指定時間選択操作受付手段に相当する。
[第2実施形態]
次に、本発明が適用された第2実施形態について図面を用いて説明する。
尚、以下の説明では、第1実施形態と同じ構成については、同じ符号を付すとともに、説明を省略し、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
1.全体構成
本実施形態のカーナビゲーション装置1は、図10に示すように、第1実施形態の構成に加え、車速検出器23を備えている。
2.速度情報収集処理
次に、本実施形態のカーナビゲーション装置1の制御装置10が実行する速度情報収集処理について説明する。
この速度情報収集処理は、カーナビゲーション装置1が動作している間実行され、まず、車速検出器23から速度情報が入力されたか否かが判定される(S70)。
この判定(S75)は、S71と同様、位置検出器11から入力される現在位置情報と、HDD12に記憶された制限速度情報とから、車両が走行しているときに車両が位置している経路がいずれの制限速度の区間の経路かを判定することによって行われる。
3.予想移動速度算定処理
ここで、図12は、予想移動速度算定処理のフローチャートである。
そして、本実施形態では、第1実施形態と異なり、アイコン表示算出処理(S40)のS44〜S45で実行される通過点を特定する処理において、制限速度に代えて、各制限速度に対応する各予想移動速度を用いて、通過点の位置を特定する処理が実施される。
3.実施形態に係るカーナビゲーション装置1の特徴
この実施形態では、カーナビゲーション装置1を用いるユーザーごとに異なる移動速度に応じた最適な通過点を設定できるので、ユーザーの個性に合わせて、経路案内中に立寄場所のアイコンが現れる場所を調整することができる。
4.第2実施形態と発明特定事項との対応関係
本実施形態の車速検出器23は、本発明の速度検出手段に相当する。
(その他の実施形態)
上述した実施形態では、予め定められた検索半径r内の立寄場所を検索していたが、この半径rの大きさを操作スイッチ群13を操作することにより、自由に大きさを変えることができるように構成してもよい。
Claims (13)
- 目的地に誘導するための案内経路を地図上に表示することによって経路案内を行うナビゲーション装置において、
前記案内経路に沿って移動した場合に、予め指定された指定時間毎に通過することが予想される通過点を特定する通過点特定手段と、
予め指定されたジャンルの立寄場所のうち、前記各通過点の周囲に位置する前記立寄場所を特定する立寄場所特定手段と、
前記経路案内用に表示される前記地図中に、前記立寄場所特定手段で特定された前記立寄場所が含まれる場合、前記立寄場所を前記地図上で強調表示する強調表示手段と
を備えることを特徴とするナビゲーション装置。 - 請求項1に記載されたナビゲーション装置において、
前記立寄場所特定手段は、
予め指定されたジャンルの立寄場所のうち、前記各通過点から予め定められたサーチ距離内に位置する前記立寄場所を特定することを特徴とするナビゲーション装置。 - 請求項2に記載されたナビゲーション装置において、
前記立寄場所特定手段は、
予め指定されたジャンルの立寄場所のうち、前記各通過点から、前記指定時間に対応して予め定められた前記サーチ距離内に位置する前記立寄場所を特定することを特徴とするナビゲーション装置。 - 請求項1〜3のいずれかに記載されたナビゲーション装置において、
前記指定時間の入力を受け付ける指定時間入力手段を備え、
前記通過点特定手段は、
前記案内経路に沿って移動した場合に、前記指定時間入力手段で入力されることによって予め指定された前記指定時間毎に通過することが予想される通過点を特定することを特徴とするナビゲーション装置。 - 請求項1〜4のいずれかに記載されたナビゲーション装置において、
前記案内経路を移動する速度として予想される予想移動速度を記憶する移動速度記憶手段を備え、
前記通過点特定手段は、
前記移動速度記憶手段に記憶された前記予想移動速度で前記案内経路に沿って移動した場合に、前記指定時間毎に通過する通過点を特定することを特徴とするナビゲーション装置。 - 請求項5に記載されたナビゲーション装置において、
当該ナビゲーション装置を備える移動体が移動する移動速度を検出する速度検出手段と、
前記通過点特定手段で前記通過点を特定する前までに検出した前記移動速度から前記予想移動速度を算出する移動速度算出手段と、
を備え、
前記移動速度記憶手段は、
前記移動速度算出手段で算出された前記予想移動速度を記憶することを特徴とするナビゲーション装置。 - 請求項6に記載されたナビゲーション装置において、
前記速度検出手段は、
経路の種類毎に、前記移動速度を検出し、
前記移動速度算出手段は、
経路の種類毎に、前記予想移動速度を算出し、
前記移動速度記憶手段は、
前記移動速度算出手段で算出された前記予想移動速度を前記経路の種類毎に記憶し、
前記通過点特定手段は、
前記案内経路を構成する前記経路の種類に対応した前記予想移動速度で前記案内経路に沿って移動した場合に、前記指定時間毎に通過する通過点を特定することを特徴とするナビゲーション装置。 - 請求項5に記載されたナビゲーション装置において、
前記移動速度記憶手段は、
前記予想移動速度を前記経路の種類毎に記憶し、
前記通過点特定手段は、
前記案内経路を構成する前記経路の種類に対応した前記予想移動速度で前記案内経路に沿って移動した場合に、前記指定時間毎に通過する通過点を特定することを特徴とするナビゲーション装置。 - 請求項8に記載のナビゲーション装置において、
前記予想移動速度は、前記経路の制限速度であることを特徴とするナビゲーション装置。 - 請求項1〜9のいずれかに記載のナビゲーション装置において、
前記強調表示手段は、
前記強調表示として、前記地図上で前記立寄場所が表示される位置にアイコンを表示することを特徴とするナビゲーション装置。 - 請求項1〜10のいずれかに記載されたナビゲーション装置において、
前記ジャンルを指定する操作を受け付けるジャンル指定手段を備え、
前記立寄場所特定手段は、
前記ジャンル指定手段で指定された前記ジャンルの前記立寄場所うち、前記各通過点の周囲に位置する前記立寄場所を特定することを特徴とするナビゲーション装置。 - 請求項1〜11のいずれかに記載のナビゲーション装置において、
前記通過点特定手段で特定された前記通過点を選択可能に一覧表示する通過点表示手段と、
前記通過点表示手段で表示された通過点を選択する操作を受け付ける通過点選択操作受付手段と、
を備え、
前記立寄場所特定手段は、
予め指定された前記ジャンルのうち、前記操作受付手段で選択する操作が受け付けられた前記各通過点の周囲に位置する前記立寄場所を特定することを特長とするナビゲーション装置。 - 請求項12記載のナビゲーション装置において、
前記通過点表示手段は、
前記案内経路を象った線図と、この線図上の前記通過点に相当する部分に、前記通過点を示すアイコンとを表示することによって、前記通過点を選択可能に一覧表示し、
前記操作受付手段は、
前記通過点表示手段で表示された通過点を選択する操作として、前記通過点に対応するアイコンを選択する操作を受け付けることを特徴とするナビゲーション装置。
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