JP2009234154A - 熱変色性筆記具及び熱変色性筆記具用レフィル - Google Patents

熱変色性筆記具及び熱変色性筆記具用レフィル Download PDF

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Abstract

【課題】熱変色性インキの光劣化を回避でき、且つ、長期の保管で水性の熱変色性インキの水分が筆記体及び軸筒を透過することを抑止できる熱変色性筆記具を提供する。
【解決手段】内部に水性の熱変色性インキ75が収容され且つ前端に熱変色性インキ75が吐出可能なペン先71を備えたレフィル7を軸筒2内に交換可能に収容する。軸筒2の前端よりペン先71を突出させる。軸筒2が、ペン先71が突出される前端孔34を備えた前軸3と、該前軸3と着脱自在に螺着される後軸4とからなる。少なくとも後軸4が遮光性且つガス非透過性の材料からなる。軸筒2のペン先71側に着脱自在のキャップ5を設ける。キャップ5が遮光性且つガス非透過性の材料からなる。キャップ5を前軸3に装着した際、ペン先71が密封されるとともにレフィル7が外部より視認不能に隠蔽される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、熱変色性筆記具及び熱変色性筆記具用レフィルに関する。
従来、熱変色性筆記具において、例えば、特許文献1、特許文献2には、内部に水性の熱変色性インキを充填したボールペンレフィルを、軸胴に収容した構成、及び、熱変色性インキによる筆跡を摩擦しその際に生じる摩擦熱で該筆跡を熱変色可能な摩擦体を、軸胴の後端やキャップの頂部に設ける構成が開示されている。
特開2006−123324号公報 特開2007−223302号公報
従来の熱変色性筆記具は、インキ残量を確認できるように、レフィル及び軸筒を透明性材料により形成した場合、太陽光等の光に晒されると、熱変色性インキが光劣化し、熱変色性インキの筆跡の濃度が低下するおそれがある。
また、従来の熱変色性筆記具において、水性の熱変色性インキは水性媒体中に熱変色性顔料(熱変色性マイクロカプセル顔料)が分散されてなり、レフィルのインキ収容部及び軸筒が、ポリプロピレンやポリカーボネイト等の一般的な合成樹脂からなる場合、高温環境下での長期の保管で、インキ中の水分が気化し、それがレフィルの側壁及び軸筒の側壁を透過しやすい。その結果、熱変色性インキの粘度が増加し、ペン先からのインキ流出性が低下したり、筆記不能となったりするおそれがある。
また、従来の熱変色性筆記具は、摩擦体を使用して熱変色性インキ75の筆跡を摩擦する際、筆記時の力に比べ比較的大きな力を被筆記面に対して加える必要があり、比較的大面積の筆跡を熱変色させる際には、手に疲労感を感じさせるおそれがある。
本発明は、前記従来の問題点を解決するものであって、熱変色性インキの光劣化を回避でき、且つ、長期の保管で水性の熱変色性インキの水分が筆記体及び軸筒を透過することを抑止でき、しかも、比較的大面積の筆跡を熱変色させる際の手に与える疲労感を軽減できる熱変色性筆記具を提供しようとするものである。尚、本発明で「前」とはペン先側を指し、「後」とはその反対側を指す。また、本発明において、「キャップの頂部」とは、キャップの閉塞端側(即ちキャップ開口端の反対側)を指す。
[1]本願の第1の発明は、内部に水性の熱変色性インキ75が収容され且つ前端に前記熱変色性インキ75が吐出可能なペン先71を備えたレフィル7を軸筒2内に交換可能に収容し、軸筒2の前端よりペン先71を突出させてなる熱変色性筆記具であって、前記軸筒2が遮光性且つガス非透過性の材料からなることを要件とする。
前記第1の発明の熱変色性筆記具1は、軸筒2が遮光性且つガス非透過性の材料からなることにより、太陽光等の光に晒されても、熱変色性インキ75が光劣化することを回避でき、しかも、高温環境下での長期の保管で熱変色性インキ75の水分が軸筒2を透過することを抑止でき、熱変色性インキ75の筆跡の濃度低下を防止できる。
尚、本発明で、軸筒2が遮光性且つガス非透過性の材料からなるとは、例えば、軸筒2の基材が遮光性且つガス非透過性の材料からなる構成、または、軸筒2の基材が透光性またはガス透過性の材料からなる場合に前記軸筒2の基材の外面または内面に、遮光性且つガス非透過性の材料からなる層を形成する構成等が挙げられる。前記遮光性且つガス非透過性の材料は、例えば、ステンレス鋼、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、銅合金、亜鉛、亜鉛合金、チタン、チタン合金、錫、鈴合金、ニッケル、ニッケル合金、鉄、鉄合金等の金属材料が挙げられる。前記透光性の材料は、例えば、合成樹脂、ガラス等が挙げられる。前記ガス透過性の材料は、例えば、合成樹脂、セラミック、木材、紙、皮革等が挙げられる。
[2]本願の第2の発明は、前記第1の発明において、軸筒2が、ペン先71が突出される前端孔34を備えた前軸3と、該前軸3と着脱自在に螺着される後軸4とからなり、少なくとも前記後軸4が遮光性且つガス非透過性の材料からなり、軸筒2のペン先71側に着脱自在のキャップ5を設け、前記キャップ5が遮光性且つガス非透過性の材料からなり、前記キャップ5を前軸3に装着した際、ペン先71が密封されるとともにレフィル7が外部より視認不能に隠蔽されることを要件とする。
前記第2の発明の熱変色性筆記具1は、非使用時(保管時)、キャップ5を前軸3外面に装着することによって、ペン先71が密封されるとともにレフィル7が外部より視認不能に隠蔽され、それによって、熱変色性インキ75の光劣化を防止できるとともに、高温環境下での長期の保管で熱変色性インキ75の水分が軸筒2及びキャップ5を透過することを十分に防止できる。尚、第2の発明において、前軸3を、遮光性且つガス非透過性の材料から構成する必要はなく、前軸3がキャップ5によって完全に隠蔽可能であるなら、例えば、前軸3を、透光性且つガス透過性を有するポリプロピレン等の合成樹脂により構成してもよい。
尚、本発明で、キャップ5が遮光性且つガス非透過性の材料からなるとは、例えば、キャップ52の基材が遮光性且つガス非透過性の材料からなる構成、または、キャップ5の基材が透光性またはガス透過性の材料からなる場合に前記キャップ5の基材の外面または内面に、遮光性且つガス非透過性の材料からなる層を形成する構成等が挙げられる。前記遮光性且つガス非透過性の材料は、例えば、ステンレス鋼、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、銅合金、亜鉛、亜鉛合金、チタン、チタン合金、錫、鈴合金、ニッケル、ニッケル合金、鉄、鉄合金等の金属材料が挙げられる。前記透光性の材料は、例えば、合成樹脂、ガラス等が挙げられる。前記ガス透過性の材料は、例えば、合成樹脂、セラミック、木材、紙、皮革等が挙げられる。
[3]本願の第3の発明は、前記第2の発明において、熱変色性インキ75の筆跡を摩擦しその際に生じる摩擦熱で前記熱変色性インキ75の筆跡が熱変色可能な摩擦体6を、前記後軸4の後端部に設けたことを要件とする。
前記第3の発明の熱変色性筆記具1は、後軸4の後端に摩擦体6を設けたことにより、キャップ5をペン先71側に装着した状態及びキャップ5を軸筒2から取り外した状態で、摩擦体6を使用して熱変色性インキ75の筆跡を摩擦することができる。しかも、前記第3の発明の熱変色性筆記具1は、透光性且つガス透過性を有する材料に比べ、筆記具全体の高重量を得ることができ、それにより、摩擦体6を使用して熱変色性インキ75の筆跡を摩擦する際、筆跡に加える力を軽減でき、手に与える疲労感を緩和できる。
[4]本願の第4の発明は、前記第2の発明において、熱変色性インキ75の筆跡を摩擦しその際に生じる摩擦熱で前記熱変色性インキ75の筆跡が熱変色可能な摩擦体6を、前記キャップ5の頂部に設けたことを要件とする。
前記第4の発明の熱変色性筆記具1は、キャップ5の頂部に摩擦体6を設けたことにより、キャップ5をペン先71側に装着した状態及びキャップ5を軸筒2の後端部に装着した状態で、摩擦体6を使用して熱変色性インキ75の筆跡を摩擦することができる。しかも、前記第4の発明の熱変色性筆記具1は、透光性且つガス透過性を有する材料に比べ、筆記具全体の高重量を得ることができ、それにより、摩擦体6を使用して熱変色性インキ75の筆跡を摩擦する際、筆跡に加える力を軽減でき、手に与える疲労感を緩和できる。
[5]本願の第5の発明は、前記第3または第4の発明において、筆記具全体の重量を、12グラム〜40グラムの範囲に設定したことを要件とする。
前記第5の発明の熱変色性筆記具1は、筆記具全体の重量が、12グラム〜40グラムの範囲にあることにより、熱変色性インキ75の筆跡を摩擦する際の筆跡に加える力を軽減でき、手に与える疲労感を緩和できるとともに、筆記時の熱変色性筆記具の動きを阻害するおそれがない。尚、筆記具全体の重量とは、キャップ5を軸筒2に装着した状態の全重量(即ち、キャップ5、軸筒2、摩擦体6及びレフィル7の総重量)をいう。
[6]本願の第6の発明は、内部に水性の熱変色性インキ75が収容され且つ前端に前記熱変色性インキ75が吐出可能なペン先71を備えたレフィル7を軸筒2内に交換可能に収容し、軸筒2の前端よりペン先71を突出させてなる熱変色性筆記具であって、前記レフィル7のインキ収容部が遮光性且つガス非透過性の材料からなることを要件とする。
前記第6の発明の熱変色性筆記具1は、レフィル7のインキ収容部が遮光性且つガス非透過性の材料からなることにより、太陽光等の光に晒されても、熱変色性インキ75が光劣化することを回避でき、しかも、高温環境下での長期の保管で熱変色性インキ75の水分がレフィル7のインキ収容部を透過することを抑止でき、熱変色性インキ75の筆跡の濃度低下を防止できる。
尚、本発明で、レフィル7のインキ収容部が遮光性且つガス非透過性の材料からなるとは、例えば、レフィル7のインキ収容部の基材が遮光性且つガス非透過性の材料からなる構成、または、レフィル7のインキ収容部の基材が透光性またはガス透過性の材料からなる場合に前記インキ収容部の基材の外面または内面に、遮光性且つガス非透過性の材料からなる層を形成する構成等が挙げられる。前記遮光性且つガス非透過性の材料は、例えば、ステンレス鋼、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、銅合金、亜鉛、亜鉛合金、チタン、チタン合金、錫、鈴合金、ニッケル、ニッケル合金、鉄、鉄合金等の金属材料が挙げられる。前記透光性の材料は、例えば、合成樹脂、ガラス等が挙げられる。前記ガス透過性の材料は、例えば、合成樹脂、セラミック、木材、紙、皮革等が挙げられる。
[7]本願の第7の発明は、内部に水性の熱変色性インキ75が収容され且つ前端に前記熱変色性インキ75が吐出可能なペン先71を備え、熱変色性筆記具の軸筒2内に交換可能に収容される熱変色性筆記具用レフィルであって、前記レフィル7のインキ収容部が遮光性且つガス非透過性の材料からなることを要件とする。
前記第7の発明の熱変色性筆記用レフィル7は、インキ収容部が遮光性且つガス非透過性の材料からなることにより、軸筒2内に収容された状態において、太陽光等の光に晒されても、熱変色性インキ75が光劣化することを回避でき、しかも、高温環境下での長期の保管で熱変色性インキ75の水分がレフィル7のインキ収容部を透過することを抑止でき、熱変色性インキ75の筆跡の濃度低下を防止できる。
尚、本発明で、レフィル7のインキ収容部が遮光性且つガス非透過性の材料からなるとは、例えば、レフィル7のインキ収容部の基材が遮光性且つガス非透過性の材料からなる構成、または、レフィル7のインキ収容部の基材が透光性またはガス透過性の材料からなる場合に前記インキ収容部の基材の外面または内面に、遮光性且つガス非透過性の材料からなる層を形成する構成等が挙げられる。前記遮光性且つガス非透過性の材料は、例えば、ステンレス鋼、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、銅合金、亜鉛、亜鉛合金、チタン、チタン合金、錫、鈴合金、ニッケル、ニッケル合金、鉄、鉄合金等の金属材料が挙げられる。前記透光性の材料は、例えば、合成樹脂、ガラス等が挙げられる。前記ガス透過性の材料は、例えば、合成樹脂、セラミック、木材、紙、皮革等が挙げられる。
・熱変色性インキ
尚、本発明において、前記熱変色性インキ75は、可逆熱変色性インキが好ましい。前記可逆熱変色性インキは、発色状態から加熱により消色する加熱消色型、発色状態または消色状態を互変的に特定温度域で記憶保持する色彩記憶保持型、または、消色状態から加熱により発色し、発色状態からの冷却により消色状態に復する加熱発色型等、種々のタイプを単独または併用して構成することができる。
また、前記可逆熱変色性インキに含有される色材は、従来より公知の(イ)電子供与性呈色性有機化合物、(ロ)電子受容性化合物、及び(ハ)前記両者の呈色反応の生起温度を決める反応媒体、の必須三成分を少なくとも含む可逆熱変色性組成物をマイクロカプセル中に内包させた可逆熱変色性マイクロカプセル顔料が好適に用いられる。
本発明では、図13に示すように、温度変化による着色濃度の変化をプロットした曲線の形状が、温度を変色温度域より低温側から上昇させていく場合と逆に変色温度域より高温側から下降させていく場合とで異なる経路を辿って変色し、完全発色温度(t)以下の低温域での発色状態、または完全消色温度(t)以上の高温域での消色状態が、特定温度域〔t〜tの間の温度域(実質的二相保持温度域)〕で記憶保持できる色彩記憶保持型熱変色性インキが適用されることが好ましい。図13において、ΔHは、ヒステリシスの程度を示す温度幅(即ちヒステリシス幅)を示す。ΔHの値が小さいと、変色前後の両状態のうち一方の状態しか存在しえない。ΔHの値が大きいと、変色前後の各状態の保持が容易となる。
本発明では、前記熱変色性インキの摩擦部の摩擦熱による変色温度は、25℃〜95℃(好ましくは36℃〜95℃)に設定される。即ち、本発明では、前記高温側変色点〔完全消色温度(t)〕を、25℃〜95℃(好ましくは、36℃〜90℃)の範囲に設定し、前記低温側変色点〔完全発色温度(t)〕を、−30℃〜+20℃(好ましくは、−30℃〜+10℃)の範囲に設定することが有効である。それにより、常態(日常の生活温度域)で呈する色彩の保持を有効に機能させることができるとともに、可逆熱変色性インキによる筆跡を摩擦体による摩擦熱で容易に変色することができる。
前記可逆熱変色性マイクロカプセル顔料は、粒子径の平均値が0.5〜5.0μm、好ましくは1〜4μmの範囲にあることが好ましい。平均粒子径が5.0μmを越える系では、ボールペンチップや多孔質ペン体の毛細間隙からの流出性が低下し、平均粒子径が0.5μm未満の系では高濃度の発色性を示し難くなる。
前記可逆熱変色性マイクロカプセル顔料は、水性媒体中に分散され、インキ組成物全量に対し、2〜50重量%(好ましくは3〜40重量%、更に好ましくは、4〜30重量%)配合することができる。2重量%未満では発色濃度が不十分であり、50重量%を越えるとインキ流出性が低下し、筆記性が阻害される。
・摩擦体
前記摩擦体6を構成する弾性材料は、弾性を有する合成樹脂(ゴム、エラストマー)が挙げられ、例えば、シリコーン樹脂、SBS樹脂(スチレン−ブタジエン−スチレン共重合体)、SEBS樹脂(スチレン−エチレン−ブタジエン−スチレン共重合体)、フッ素系樹脂、クロロプレン樹脂、ニトリル樹脂、ポリエステル系樹脂、オレフィン系樹脂、エチレンプロピレンジエンゴム(EPDM)等が挙げられる。
本発明は,太陽光等の光に晒されても、熱変色性インキが光劣化することを回避でき、しかも、高温環境下での長期の保管で熱変色性インキの水分が軸筒を透過することを抑止でき、熱変色性インキの筆跡の濃度低下を防止できる。
<第1の実施の形態>
本発明の熱変色性筆記具の第1の実施の形態を図1乃至図4に示す。
本実施の形態の熱変色性筆記具1は、前軸3及び後軸4とからなる軸筒2と、前記軸筒2内に交換可能に収容され、内部に熱変色性インキ75が収容されたレフィル7と、前記軸筒2のペン先71側に着脱自在に装着されるキャップ5と、前記軸筒2の後端部に設けられる摩擦体6とからなる。
・軸筒
軸筒2は、前軸3と後軸4とが螺合により着脱自在に構成される。前記前軸3は、基材が金属からなる先口31と、該先口31の後端に固着される基材が金属または合成樹脂からなる筒状の前軸本体32と、該前軸本体32の後端に固着される基材が金属からなる筒状の接続筒33とからなる。前記先口31の前端には、前端孔34が設けられ、該前端孔34より外部にペン先71が突出される。前記前軸3の後端の接続筒33の外面には、雄ネジが形成される。
前記後軸4は、基材が金属からなる後軸4本体41と、該後軸本体41の後端に取り付けられる金属製または合成樹脂製の筒状の支持筒42とからなる。前記後軸4の前端開口部内面には、雌ネジが形成される。前記雌ネジは、前記前軸3の後端に固着された接続筒33の外面の雄ネジと着脱自在に螺合される。
・摩擦体
前記後軸4の後端に固着された支持筒42の後端に、弾性材料よりなる摩擦体6が固着される。具体的には、支持筒42の後端開口部に、弾性材料よりなる摩擦体6が嵌入により固着される。前記摩擦体6により、熱変色性インキ75による筆跡を摩擦し、その際に生じる摩擦熱で該筆跡が熱変色可能である。尚、前記摩擦体6及び支持筒42を後軸4(軸筒2)に対して着脱自在に設けてもよい。
・キャップ
キャップ5は、基材が金属からなるキャップ本体51と、該キャップ本体51内に収容される合成樹脂製の内キャップ52と、該内キャップ52内に収容される弾性材料よりなるペン先シール部材53と、内キャップ52の頂部とキャップ本体51の頂部と連結する、基材が金属からなる頭冠54と、キャップ本体51の外面に設けられる、基材が金属からなるクリップ55とからなる。
前記内キャップ52の内面が、前軸3の外面及び後軸4の外面に嵌合可能である。前記ペン先シール部材53は、キャップ5を軸筒2のペン先71側に装着した際、ペン先71前端と密接し、該ペン先71を密封する。前記頭冠54は、キャップ本体51の頂部に固着される。
・レフィル
前記レフィル7は、ペン先71と、該ペン先71の後端部を保持する合成樹脂製のホルダー72と、該ホルダー72が前端部に固着される合成樹脂製のインキ収容管73と、該インキ収容管73の後端部に固着される合成樹脂製の尾栓74とからなる。
前記ペン先71は、前端にボールを回転可能に抱持した、基材が金属からなるチップ本体(ボールペンチップ)よりなる。前記ペン先71、ホルダー72、及びインキ収容管73の内部(即ちインキ収容部)には、水性ゲルからなる熱変色性インキ75と、該熱変色性インキ75の後端に配置され、熱変色性インキ75の消費により前進する高粘度流体からなる追従体76とが充填される。
前記尾栓74には通気孔74aが貫設される。さらに、前記尾栓74の後端部には、径方向に弾性変形可能な複数の弾性脚片74bが形成される。前記弾性脚片74bの相互間には、前記通気孔74aと連通する切り欠き状の通気溝が形成される。前記弾性脚片74bが、後軸4の後端の支持筒42(即ち支持筒42の前端)に圧接される。
前記チップ本体内にスプリングが収容される。前記スプリングにより、ボールが前方に押圧され、ボールが内向きの前端縁部に密接される。
・作用
本実施の形態の熱変色性筆記具1は、少なくともキャップ5をペン先71側に装着した状態において、ペン先71がペン先シール部材53により密封されるとともに、基材が金属からなるキャップ本体51、基材が金属からなる接続筒33、及び基材が金属からなる後軸本体41により、軸筒2の内部に収容されたレフィル7が外部より完全に視認不能に隠蔽される。それにより、本実施の形態の熱変色性筆記具1は、非使用時(保管時)、キャップ5を前軸3に装着することによって、熱変色性インキ75の光劣化を防止できるとともに、高温環境下での長期の保管で熱変色性インキ75の水分が軸筒2及びキャップ5を透過することを十分に防止できる。
本実施の形態の熱変色性筆記具1は、後軸4の後端に摩擦体6を設けたことにより、キャップ5をペン先71側に装着した状態及びキャップ5を軸筒2から取り外した状態で、摩擦体6を使用して熱変色性インキ75の筆跡を摩擦することができる。また、本実施の形態の熱変色性筆記具1は、軸筒2(少なくとも後軸本体41)及びキャップ5(少なくともキャップ本体51)が金属材料からなるため、透光性且つガス透過性を有する材料に比べ、筆記具全体の高重量を得ることができ、それにより、摩擦体6を使用して熱変色性インキ75の筆跡を摩擦する際、筆跡に加える力を軽減でき、手に与える疲労感を緩和できる。
本実施の形態の熱変色性筆記具1の全重量は、12グラム〜40グラムの範囲に設定される。それにより、熱変色性インキ75の筆跡を摩擦する際の筆跡に加える力を軽減でき、手に与える疲労感を緩和できるとともに、筆記時の熱変色性筆記具1の動きを阻害するおそれがない。
<第2の実施の形態>
本発明の熱変色性筆記具1の第2の実施の形態を図5乃至図8に示す。
本実施の形態の熱変色性筆記具1は、前軸3及び後軸4とからなる軸筒2と、前記軸筒2内に交換可能に収容され、内部に熱変色性インキ75が収容されたレフィル7と、前記軸筒2のペン先71側に着脱自在に装着されるキャップ5と、前記キャップ5の頂部に設けられる摩擦体6とからなる。
・軸筒
軸筒2は、前軸3と後軸4とが螺合により着脱自在に構成される。前記前軸3は、基材が金属からなる先口31と、該先口31の後端に固着される金属製または合成樹脂の筒状の前軸本体32と、該前軸本体32の後端に固着される基材が金属からなる筒状の接続筒33からなる。前記先口31の前端には、前端孔34が設けられ、該前端孔34より外部にペン先71が突出される。前記前軸3の後端の接続筒33の外面には、雄ネジが形成される。
前記後軸4は、基材が金属からなる後軸本体41と、該後軸本体41の後端に取り付けられる金属製または合成樹脂製の筒状の支持筒42とからなる。前記後軸4の前端開口部内面には、雌ネジが形成される。前記雌ネジは、前記前軸3の後端に固着された接続筒33の外面の雄ネジと着脱自在に螺合される。
・キャップ
キャップ5は、基材が金属からなるキャップ本体51と、前記キャップ本体51内に一端が収容され且つ他端がキャップ本体51頂部より外部に突出する合成樹脂製の内キャップ52と、前記内キャップ52内に収容される弾性材料よりなるペン先シール部材53と、前記キャップ本体51の外面に設けられる、基材が金属からなるクリップ55とからなる。
・摩擦体
前記内キャップ52の頂部には、弾性材料よりなる摩擦体6が固着される。具体的には、前記内キャップ52の頂部の開口部に、弾性材料よりなる摩擦体6が嵌入により固着される。前記摩擦体6により、熱変色性インキ75による筆跡を摩擦し、その際に生じる摩擦熱で該筆跡が熱変色可能である。
前記内キャップ52の内面が、前軸3の外面及び後軸4の外面に嵌合可能である。前記ペン先シール部材53は、キャップ5を軸筒2のペン先71側に装着した際、ペン先71前端と密接し、該ペン先71を密封する。前記頭冠54は、キャップ本体51の頂部に固着される。
・レフィル
前記レフィル7は、ペン先71と、該ペン先71の後端部を保持する合成樹脂製のホルダー72と、該ホルダー72が前端部に固着される合成樹脂製のインキ収容管73と、該インキ収容管73の後端部に固着される合成樹脂製の尾栓74とからなる。
前記ペン先71は、前端にボールを回転可能に抱持した基材が金属からなるチップ本体(ボールペンチップ)よりなる。前記ペン先71、ホルダー72、及びインキ収容管73の内部(即ちインキ収容部)には、水性ゲルからなる熱変色性インキ75と、該熱変色性インキ75の後端に配置され、熱変色性インキ75の消費により前進する高粘度流体からなる追従体76とが充填される。
前記尾栓74には通気孔74aが貫設される。さらに、前記尾栓74の後端部には、径方向に弾性変形可能な複数の弾性脚片74bが形成される。前記弾性脚片74bの相互間には、前記通気孔74aと連通する切り欠き状の通気溝が形成される。前記弾性脚片74bが、後軸4の後端の支持筒42(即ち支持筒42の前端)に圧接される。
前記ペン先71内部には、チップ本体内にスプリングが収容される。前記スプリングにより、ボールが前方に押圧され、ボールが内向きの前端縁部に密接される。
・作用
本実施の形態の熱変色性筆記具1は、少なくともキャップ5をペン先71側に装着した状態において、ペン先71がペン先シール部材53により密封されるとともに、基材が金属からなるキャップ本体51、基材が金属からなる接続筒33、及び基材が金属からなる後軸本体41により、軸筒2の内部に収容されたレフィル7が外部より完全に視認不能に隠蔽される。それにより、本実施の形態の熱変色性筆記具1は、非使用時(保管時)、キャップ5を前軸3に装着することによって、熱変色性インキ75の光劣化を防止できるとともに、高温環境下での長期の保管で熱変色性インキ75の水分が軸筒2及びキャップ5を透過することを十分に防止できる。
本実施の形態の熱変色性筆記具1は、キャップ5の頂部に摩擦体6を設けたことにより、キャップ5をペン先71側に装着した状態及びキャップ5を軸筒2の後端部に装着した状態で、摩擦体6を使用して熱変色性インキ75の筆跡を摩擦することができる。また、本実施の形態の熱変色性筆記具1は、軸筒2(少なくとも後軸本体41)及びキャップ5(少なくともキャップ本体51)が金属材料からなるため、透光性且つガス透過性を有する材料に比べ、筆記具全体の高重量を得ることができ、それにより、摩擦体6を使用して熱変色性インキ75の筆跡を摩擦する際、筆跡に加える力を軽減でき、手に与える疲労感を緩和できる。
本実施の形態の熱変色性筆記具1の全重量は、12グラム〜40グラムの範囲に設定される。それにより、熱変色性インキ75の筆跡を摩擦する際の筆跡に加える力を軽減でき、手に与える疲労感を緩和できるとともに、筆記時の熱変色性筆記具1の動きを阻害するおそれがない。
<第3の実施の形態>
本発明の熱変色性筆記具1の第3の実施の形態(本発明の熱変色性筆記具用レフィル7の実施の形態)を図9乃至図12に示す。
本実施の形態の熱変色性筆記具1は、前軸3及び後軸4とからなる軸筒2と、前記軸筒2内に交換可能に収容され、内部に熱変色性インキ75が収容されたレフィル7と、前記軸筒2のペン先71側に着脱自在に装着されるキャップ5と、前記軸筒2の後端部に設けられる摩擦体6とからなる。
・軸筒
軸筒2は、前軸3と後軸4とが螺合により着脱自在に構成される。前記前軸3は、基材が金属からなる先口31と、該先口31の後端に固着される基材が金属または合成樹脂からなる筒状の前軸本体32と、該前軸本体32の後端に固着される基材が金属からなる筒状の接続筒33からなる。前記先口31の前端には、前端孔34が設けられ、該前端孔34より外部にペン先71が突出される。前記前軸3の後端の接続筒33の外面には、雄ネジが形成される。
前記後軸4は、基材が金属からなる後軸本体41と、該後軸本体41の後端に取り付けられる金属製または合成樹脂製の筒状の支持筒42とからなる。前記後軸4の前端開口部内面には、雌ネジが形成される。前記雌ネジは、前記前軸3の後端に固着された接続筒33の外面の雄ネジと着脱自在に螺合される。
・摩擦体
前記後軸4の後端に固着された支持筒42の後端に、弾性材料よりなる摩擦体6が固着される。具体的には、支持筒42の後端開口部に、弾性材料よりなる摩擦体6が嵌入により固着される。前記摩擦体6により、熱変色性インキ75による筆跡を摩擦し、その際に生じる摩擦熱で該筆跡が熱変色可能である。尚、前記摩擦体6及び支持筒42を後軸4(軸筒2)に対して着脱自在に設けてもよい。
・キャップ
キャップ5は、基材が金属からなるキャップ本体51と、該キャップ本体51内に収容される合成樹脂製の内キャップ52と、該内キャップ52内に収容される弾性材料よりなるペン先シール部材53と、内キャップ52の頂部とキャップ本体51の頂部と連結する基材が金属からなる頭冠54と、キャップ本体51の外面に設けられる、基材が金属からなるクリップ55とからなる。
前記内キャップ52の内面が、前軸3の外面及び後軸4の外面に嵌合可能である。前記ペン先シール部材53は、キャップ5を軸筒2のペン先71側に装着した際、ペン先71前端と密接し、該ペン先71を密封する。前記頭冠54は、キャップ本体51の頂部に固着される。
・レフィル
本実施の形態の熱変色性筆記具用レフィル7は、ペン先71と、該ペン先71の後端部を保持する合成樹脂製のホルダー72と、該ホルダー72が前端部に固着される基材が金属からなるインキ収容管73と、該インキ収容管73の後端部に固着される合成樹脂製の尾栓74とからなる。
前記ペン先71は、前端にボールを回転可能に抱持した基材が金属からなるチップ本体(ボールペンチップ)よりなる。前記ペン先71、ホルダー72、及びインキ収容管73の内部には、水性ゲルからなる熱変色性インキ75と、該熱変色性インキ75の後端に配置され、熱変色性インキ75の消費により前進する高粘度流体からなる追従体76とが充填される。
前記尾栓74には通気孔74aが貫設される。さらに、前記尾栓74の後端部には、径方向に弾性変形可能な複数の弾性脚片74bが形成される。前記弾性脚片74bの相互間には、前記通気孔74aと連通する切り欠き状の通気溝が形成される。前記弾性脚片74bが、後軸4の後端の支持筒42(支持筒42の前端)に圧接される。
前記チップ本体内にスプリングが収容される。前記スプリングにより、ボールが前方に押圧され、ボールが内向きの前端縁部に密接される。
・作用
本実施の形態の熱変色性筆記具1は、少なくともキャップ5をペン先71側に装着した状態において、ペン先71がペン先シール部材53により密封されるとともに、基材が金属からなるキャップ本体51、基材が金属からなる接続筒33、及び基材が金属からなる後軸本体41により、軸筒2の内部に収容されたレフィル7が外部より完全に視認不能に隠蔽される。さらに、本実施の形態の熱変色性筆記具1は、レフィル7のインキ収容部(即ち少なくともインキ収容管73)を金属により形成した。それにより、本実施の形態の熱変色性筆記具1は、非使用時(保管時)、キャップ5を前軸3に装着することによって、熱変色性インキ75の光劣化を防止できるとともに、高温環境下での長期の保管で熱変色性インキ75の水分が、インキ収容部、軸筒2及びキャップ5を透過することを十分に防止できる。
本実施の形態の熱変色性筆記具1は、後軸4の後端に摩擦体6を設けたことにより、キャップ5をペン先71側に装着した状態及びキャップ5を軸筒2から取り外した状態で、摩擦体6を使用して熱変色性インキ75の筆跡を摩擦することができる。また、本実施の形態の熱変色性筆記具1は、軸筒2(少なくとも後軸本体41)、キャップ5(少なくともキャップ本体51)、レフィル7のインキ収容部(少なくともインキ収容管73)が金属材料からなるため、透光性且つガス透過性を有する材料に比べ、筆記具全体の高重量を得ることができ、それにより、摩擦体6を使用して熱変色性インキ75の筆跡を摩擦する際、筆跡に加える力を軽減でき、手に与える疲労感を緩和できる。
本実施の形態の熱変色性筆記具1の全重量は、12グラム〜40グラムの範囲に設定される。それにより、熱変色性インキ75の筆跡を摩擦する際の筆跡に加える力を軽減でき、手に与える疲労感を緩和できるとともに、筆記時の熱変色性筆記具1の動きを阻害するおそれがない。
本実施の形態の熱変色性筆記具用レフィル7は、レフィル7のインキ収容部(少なくともインキ収容管73)が金属材料からなることにより、軸筒2内に収容された状態において、太陽光等の光に晒されても、熱変色性インキ75が光劣化することを回避でき、しかも、高温環境下での長期の保管で熱変色性インキ75の水分がレフィル7のインキ収容部を透過することを抑止でき、熱変色性インキ75の筆跡の濃度低下を防止できる。
本発明の第1の実施の形態におけるキャップをペン先側に装着した状態を示す縦断面図である。 図1のキャップを取り外した状態の軸筒を示す縦断面図である。 図1のキャップを示す縦断面図である。 図1のレフィルを示す縦断面図である。 本発明の第2の実施の形態におけるキャップをペン先側に装着した状態を示す縦断面図である。 図5のキャップを取り外した状態の軸筒を示す縦断面図である。 図5のキャップを示す縦断面図である。 図5のレフィルを示す縦断面図である。 本発明の第3の実施の形態におけるキャップをペン先側に装着した状態を示す縦断面図である。 図9のキャップを取り外した状態の軸筒を示す縦断面図である。 図9のキャップを示す縦断面図である。 図9のレフィルを示す縦断面図である。 熱変色性インキの変色挙動を示す説明図である。
符号の説明
1 熱変色性筆記具
2 軸筒
3 前軸
31 先口
32 前軸本体
33 接続筒
34 前端孔
4 後軸
41 後軸本体
42 支持筒
5 キャップ
51 キャップ本体
52 内キャップ
53 ペン先シール部材
54 頭冠
55 クリップ
6 摩擦体
7 レフィル
71 ペン先
72 ホルダー
73 インキ収容管
74 尾栓
74a 通気孔
74b 弾性脚片
75 熱変色性インキ
76 追従体

Claims (7)

  1. 内部に水性の熱変色性インキが収容され且つ前端に前記熱変色性インキが吐出可能なペン先を備えたレフィルを軸筒内に交換可能に収容し、軸筒の前端よりペン先を突出させてなる熱変色性筆記具であって、前記軸筒が遮光性且つガス非透過性の材料からなることを特徴とする熱変色性筆記具。
  2. 軸筒が、ペン先が突出される前端孔を備えた前軸と、該前軸と着脱自在に螺着される後軸とからなり、少なくとも前記後軸が遮光性且つガス非透過性の材料からなり、軸筒のペン先側に着脱自在のキャップを設け、前記キャップが遮光性且つガス非透過性の材料からなり、前記キャップを前軸に装着した際、ペン先が密封されるとともにレフィルが外部より視認不能に隠蔽される請求項1記載の熱変色性筆記具。
  3. 熱変色性インキの筆跡を摩擦しその際に生じる摩擦熱で前記熱変色性インキの筆跡が熱変色可能な摩擦体を、前記後軸の後端部に設けた請求項2に記載の熱変色性筆記具。
  4. 熱変色性インキの筆跡を摩擦しその際に生じる摩擦熱で前記熱変色性インキの筆跡が熱変色可能な摩擦体を、前記キャップの頂部に設けた請求項2に記載の熱変色性筆記具。
  5. 筆記具全体の重量を、12グラム〜40グラムの範囲に設定した請求項3または4記載の熱変色性筆記具。
  6. 内部に水性の熱変色性インキが収容され且つ前端に前記熱変色性インキが吐出可能なペン先を備えたレフィルを軸筒内に交換可能に収容し、軸筒の前端よりペン先を突出させてなる熱変色性筆記具であって、前記レフィルのインキ収容部が遮光性且つガス非透過性の材料からなることを特徴とする熱変色性筆記具。
  7. 内部に水性の熱変色性インキが収容され且つ前端に前記熱変色性インキが吐出可能なペン先を備え、熱変色性筆記具の軸筒内に交換可能に収容される熱変色性筆記具用レフィルであって、前記レフィルのインキ収容部が遮光性且つガス非透過性の材料からなることを特徴とする熱変色性筆記具用レフィル。
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