JP2009234124A - 輪転印刷機および輪転印刷機の駆動制御方法 - Google Patents

輪転印刷機および輪転印刷機の駆動制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】単一の駆動制御装置において、複数の基本信号を生成することにより、簡易な構成で、複数種の異なる印刷物を作成することが可能な輪転印刷機を提供する。
【解決手段】複数の印刷ユニットU1〜U4と、複数の折ユニットF1,F2を有する折機Fと、複数の印刷ユニットおよび折機の各駆動モータ20,40,45の駆動をそれぞれ制御可能な複数のモータドライバ25,43,47と、複数のモータドライバに接続された主幹盤50と、を備えた輪転印刷機10において、主幹盤は、基本信号を印刷物毎に応じて複数生成して出力可能なCPU55と、各基本信号をモータドライバ毎に格納可能な複数の基本信号格納部を備えた通信部Pと、を有し、CPUは、印刷物毎に生成した各基本信号を、各印刷物と各モータドライバとをそれぞれ対応させた対応情報に基づいて、モータドライバ毎に対応する各基本信号格納部へ、それぞれ出力する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、搬送されるウェブに印刷を行うと共に、印刷後のウェブから、複数種の異なる印刷物を同時に作成可能な輪転印刷機および輪転印刷機の駆動制御方法に関するものである。
従来、このような輪転印刷機として、複数の印刷部と、複数の裁断折畳機構を有する折畳部と、印刷部の駆動手段と裁断折畳機構の駆動手段とを適宜組み合わせ、各組み合わせ毎に駆動制御可能な駆動制御手段と、を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。このため、この輪転印刷機では、2種以上の印刷物を並行して各別に作成可能となっている。
特開2001−191480号公報
ところで、2種以上の印刷物を並行して各別に作成する場合、各組み合わせ毎に印刷部の駆動手段および裁断折畳機構の駆動手段を制御するべく、各組み合わせ毎(印刷物毎)の駆動制御信号(基本信号)をそれぞれ生成する必要がある。つまり、駆動制御手段は、複数の駆動制御信号を生成する構成とする必要がある。このとき、一般的に、1の駆動制御信号を生成する場合は、1の主幹盤(駆動制御装置)を用いるため、複数の駆動制御信号を生成する場合は、複数の主幹盤を用いなければならない。すなわち、駆動制御手段は、複数の主幹盤を有する構成とする必要がある。
しかしながら、上記の構成によれば、複数の駆動制御信号を生成するために、複数の主幹盤を用意しなければならず、また、複数の主幹盤から出力された駆動制御信号を切り替えるための信号切替器を設けなければならないため、装置コストが増大してしまう虞がある。
そこで、本発明は、単一の駆動制御装置において、複数の基本信号を生成することにより、簡易な構成で、複数種の異なる印刷物を作成することが可能な輪転印刷機および輪転印刷機の駆動制御方法を提供することを課題とする。
本発明の輪転印刷機は、それぞれ独立したモータにより駆動する複数の印刷ユニットと、それぞれ独立したモータにより駆動する複数の折ユニットを有する折機と、複数の印刷ユニットおよび折機の各モータの駆動をそれぞれ制御可能な複数のモータ制御部と、複数のモータ制御部に接続された駆動制御装置と、を備え、駆動制御装置により各モータ制御部を介して各モータを駆動制御することにより、各印刷ユニットにより搬送されるウェブに印刷を行うと共に、印刷後のウェブから、折機により複数種の異なる印刷物を同時に作成可能な輪転印刷機において、駆動制御装置は、印刷物毎に使用される各モータを同期制御するための基本信号を、印刷物毎に複数生成して出力可能な基本信号生成部と、生成された各基本信号をモータ制御部毎に格納可能な複数の基本信号格納部を備えると共に、格納された各基本信号を複数のモータ制御部のそれぞれに送信可能な通信部と、を有し、基本信号生成部は、印刷物毎に生成した各基本信号を、各印刷物と各モータ制御部とをそれぞれ対応させた対応情報に基づいて、モータ制御部毎に対応する各基本信号格納部へ、それぞれ出力することを特徴とする。
この場合、通信部は、複数のモータ制御部との間で同期通信を行っていることが、好ましい。
これらの場合、駆動制御装置は、生成された複数の基本信号を、それぞれパルス信号に変換して出力する複数のパルス信号変換部と、出力された複数のパルス信号が入力されると共に、入力された複数のパルス信号のそれぞれを複数のパルス信号に分配し、分配した複数のパルス信号を選択的に切り替えて複数のモータ制御部へ送信可能な信号分配切替部と、対応情報に基づいて、信号分配切替部の切替を制御可能な切替制御部とをさらに有していることが、好ましい。
また、これらの場合、信号分配切替部は、入力されたパルス信号を光パルス信号に変換して出力することが、好ましい。
また、これらの場合、それぞれ独立したモータにより駆動する複数のインフィード装置をさらに備え、複数のモータ制御部は、複数のインフィード装置の各モータの駆動をそれぞれ制御可能となっていることが、好ましい。
また、これらの場合、それぞれ独立したモータにより駆動する複数のウェブパスローラを有するウェブパス装置をさらに備え、複数のモータ制御部は、複数のウェブパスローラの各モータの駆動をそれぞれ制御可能となっていることが、好ましい。
本発明の輪転印刷機の駆動制御方法は、それぞれ独立したモータにより駆動する複数の印刷ユニットと、それぞれ独立したモータにより駆動する複数の折ユニットを有する折機と、複数の印刷ユニットおよび折機の各モータの駆動をそれぞれ制御可能な複数のモータ制御部と、複数のモータ制御部に接続された駆動制御装置と、を備え、駆動制御装置により各モータ制御部を介して各モータを駆動制御することにより、各印刷ユニットにより搬送されるウェブに印刷を行うと共に、印刷後のウェブから、折機により複数種の異なる印刷物を同時に作成可能な輪転印刷機の駆動制御方法において、駆動制御装置は、印刷物毎に使用される各モータを同期制御するための基本信号を、印刷物毎に複数生成して出力可能な基本信号生成部と、生成された各基本信号をモータ制御部毎に格納可能な複数の基本信号格納部を備えると共に、格納された各基本信号を複数のモータ制御部のそれぞれに送信可能な通信部と、を有しており、印刷物毎に基本信号を複数生成する基本信号生成工程と、生成された各基本信号を、各印刷物と各モータ制御部とをそれぞれ対応させた対応情報に基づいて、モータ制御部毎に対応する各基本信号格納部へ、それぞれ出力する基本信号出力工程と、を備えたことを特徴とする。
請求項1の輪転印刷機および請求項7の輪転印刷機の駆動制御方法によれば、基本信号生成部により基本信号を印刷物毎に複数生成することができると共に、生成した複数の基本信号を、対応情報に基づいて、各モータ制御部に対応する各基本信号格納部へ出力することができる。このため、各モータ制御部には、各印刷物に対応する各基本信号を送信することができるため、印刷物毎に使用される各モータを同期させて駆動制御することができる。これにより、複数の基本信号の生成を、単体の駆動制御装置で行うことができるため、余分な構成を追加することなく、装置構成を簡易にすることができ、装置コストの増大を抑制することができる。
請求項2の輪転印刷機によれば、通信部と各モータ制御部との間を同期通信とすることができるため、各モータの駆動を同期させることができる。これにより、ウェブに対し、適切に印刷を行うことができるように輪転印刷機を駆動させることができる。
請求項3の輪転印刷機によれば、各パルス信号変換部により基本信号をパルス信号に変換すると共に、変換したパルス信号を信号分配切替部により分配して切り替えることで、各印刷物に対応する各パルス信号を、各モータ制御部に選択的に送信することができる。これにより、パルス信号であったとしても、各モータ制御部に、各印刷物に対応する各パルス信号を信号分配切替部を介して送信することができるため、印刷物毎に使用される各モータを同期させて駆動制御することができる。
請求項4の輪転印刷機によれば、パルス信号を光パルス信号に変換して各モータ制御部へ出力することができる。
請求項5の輪転印刷機によれば、基本信号生成部により基本信号を印刷物毎に複数生成し、生成した複数の基本信号を、対応情報に基づいて、各モータ制御部に対応する各基本信号格納部へ出力することができる。このため、単体の駆動制御装置により複数のインフィード装置を印刷物毎に駆動させることができるため、余分な構成を追加することなく、装置構成を簡易にすることができ、装置コストの増大を抑制することができる。
請求項6の輪転印刷機によれば、基本信号生成部により基本信号を印刷物毎に複数生成し、生成した複数の基本信号を、対応情報に基づいて、各モータ制御部に対応する各基本信号格納部へ出力することができる。このため、単体の駆動制御装置により複数のウェブパスローラを印刷物毎に駆動させることができるため、余分な構成を追加することなく、装置構成を簡易にすることができ、装置コストの増大を抑制することができる。
以下、添付した図面を参照して、本発明にかかる輪転印刷機およびその駆動制御方法について説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
ここで、図1は、実施例1に係る新聞用オフセット輪転印刷機を表す概略図であり、図2は、新聞用オフセット輪転印刷機の制御系に関する概略図である。また、図3は、主幹盤に設けられた通信部の構成に関する説明図である。
実施例1において、図1に示すように、輪転印刷機として適用された新聞用オフセット輪転印刷機10は、複数(実施例1では、例えば4台)の給紙ユニットR1〜R4を有する給紙装置Rと、複数(実施例1では、例えば4台)の印刷ユニットU1〜U4を有する印刷装置Uと、ウェブパス装置Dと、複数(実施例1では、例えば2個)の折ユニットF1,F2を有する折機Fとから構成されている。
上述した各給紙ユニットR1〜R4には、それぞれウェブWがロール状に巻かれた3つの巻取紙Rを保持する保持アーム15が設けられ、この保持アーム15を回動させることで、巻取紙Rを給紙位置に臨ませることができる。また、この各給紙ユニットR1〜R4には、図示しない紙継装置が設けられており、給紙位置で繰り出されている巻取紙Rが残り少なくなると、この紙継装置により給紙位置にある巻取紙Rに対して、待機位置にある巻取紙Rを紙継することができる。
各印刷ユニットU1〜U4において、印刷ユニットU1,U4は、両面4色印刷を行う多色刷印刷ユニットであり、印刷ユニットU2,U3は、両面2色印刷を行う2色刷印刷ユニットとなっている。そして、複数の印刷ユニットU1〜U4には、各種のインキロールを駆動する複数の駆動モータ20がそれぞれ設けられ、複数の駆動モータ20に対応して設けられた複数のモータドライバ25(モータ制御部)により駆動制御可能となっている。
また、各給紙ユニットR1〜R4と各印刷ユニットU1〜U4との間には、複数のインフィード装置I1〜I4が設けられており、複数のインフィード装置I1〜I4には、インフィードローラ36を駆動する複数の駆動モータ30がそれぞれ設けられ、複数の駆動モータ30に対応して設けられた複数のモータドライバ35により駆動制御可能となっている。従って、各印刷ユニットU1〜U4および各インフィード装置I1〜I4は、それぞれ独立して駆動することが可能となっており、各給紙ユニットR1〜R4から各インフィード装置I1〜I4を介して各印刷ユニットU1〜U4にウェブWが供給されると、各印刷ユニットU1〜U4では、各ウェブWに対して所定の印刷を行うことができる。
さらに、各印刷ユニットU1〜U4のそれぞれの出口側には、テンションローラ27が設けられており、各テンションローラ27は、各駆動モータ28により駆動する。そして、複数のテンションローラ27は、複数の駆動モータ28に対応して設けられた複数のモータドライバ29により駆動制御可能となっている。
なお、本実施例では、各印刷ユニットU1〜U4を、多色刷印刷ユニットU1,U4と2色刷印刷ユニットU2,U3により構成したが、この構成に限定されるものではない。例えば、両面単色印刷を行う両面単色刷ユニット、一面4色または2色印刷を行う多色刷印刷ユニットなど印刷物に応じて適宜各種ユニットを組み合わせて使用すればよい。
図示は省略するが、ウェブパス装置Dは、ウェブWを搬送方向(縦方向)下流側の折機Fへ向けて送る複数のウェブパスローラ37と、ウェブWの搬送方向に沿ってその幅方向(横方向)の中央部で裁断する複数のカッタと、裁断したウェブWの搬送経路を設定する多数のターンバーと、を備えている。そして、ウェブパス装置Dには、複数のウェブパスローラ37を駆動する複数の駆動モータ38がそれぞれ設けられ、複数の駆動モータ38に対応して設けられた複数のモータドライバ39により駆動制御可能となっている。従って、各印刷ユニットU1〜U4で印刷が施された各ウェブWは、ウェブパス装置Dにて、カッタにより縦裁断されると共に、ターンバーにより搬送経路が変更され、所定の順番に重ね合わせられる。
折機Fは、2個の折ユニットF1,F2を有している。そして、この各折ユニットF1,F2は、各種搬送ローラを駆動する複数の駆動モータ40が設けられ、複数のモータドライバ43により駆動制御可能となっている。また、各折ユニットF1,F2は、各種の胴を駆動する複数の駆動モータ45が設けられ、複数のモータドライバ47により駆動制御可能となっている。従って、各折ユニットF1,F2は独立して駆動することが可能となっており、ウェブパス装置Dから複数のウェブWが重ねられて導入されると、各折ユニットF1,F2にて、ウェブWを縦折りし、所定の長さで横裁断し、横折りして所望の折帳(新聞:印刷物)を形成することができ、この折帳を排紙することができる。なお、2個の折ユニットF1,F2のうち、一方が操作側の折ユニットF1となっており、他方が駆動側の折ユニットF2となっている。
ここで、輪転印刷機10による一連の印刷動作について説明する。なお、この輪転印刷機10では、各印刷ユニットU1〜U4、各インフィード装置I1〜I4および各折ユニットF1,F2は独立して駆動することが可能となっているため、1種類の印刷物を作成することはもちろん、2種類の異なる印刷物を同時に作成することが可能となっている。つまり、2種類の印刷物のうち、一方の印刷物は、複数の印刷ユニットU1〜U4の中の一部の印刷ユニットを用いて印刷が行われた後、一方の折ユニットF1から排紙され、他方の印刷物は、残りの印刷ユニットを用いて印刷が行われた後、他方の折ユニットF2から排紙される。以下、2種類の異なる印刷物を同時に作成する場合について説明する。
先ず、各給紙ユニットR1〜R4から各印刷ユニットU1〜U4に各ウェブWが供給されると、各印刷ユニットU1〜U4では、各ウェブWに対して4色刷や2色刷が両面に行われる。次に、各印刷ユニットU1〜U4で印刷が施された複数のウェブWは、ウェブパス装置Dにおいて、カッタにより縦裁断されると共に、走行ルートが変更され、この後、作成される2種類の印刷物に応じて、操作側の折ユニットF1に導入されるウェブ群と、駆動側の折ユニットF2に導入されるウェブ群とに分けられ、それぞれ所定の順番に重ね合わせられる。そして、ウェブパス装置Dにより重ね合わされた2つのウェブ群が、折機Fに導入されると、各折ユニットF1,F2のそれぞれにおいて、重ね合わされた各ウェブ群は、縦折りされた後、所定の長さで横裁断され、横折りされて所望の折帳が作成され、この後、この折帳は排紙される。これにより、2種類の異なる印刷物を同時に作成することができる。なお、本実施例では、2個の折ユニットF1,F2から成る折機Fを用いているため、同時に作成可能な印刷物は2種類となるが、折ユニットを2つ以上設けることにより、同時に作成可能な印刷物を2種以上とすることができる。
ところで、図2に示すように、輪転印刷機10では、上述したように、印刷ユニットU1〜U4にて、各駆動モータ20がモータドライバ25により駆動制御可能であり、インフィード装置I1〜I4にて、各駆動モータ30がモータドライバ35により駆動制御可能であり、複数のテンションローラ27にて、各駆動モータ28がモータドライバ29により駆動制御可能である。また、ウェブパス装置Dにて、各駆動モータ38がモータドライバ39により駆動制御可能であり、折機Fの折ユニットF1,F2にて、各駆動モータ40がモータドライバ43により駆動制御可能であると共に、各駆動モータ45がモータドライバ47により駆動制御可能となっている。
そして、輪転印刷機10は、各モータドライバ25,29,35,39,43,47に接続された主幹盤50(駆動制御装置)と、主幹盤50に接続された輪転機コントローラ51とを備えており、主幹盤50は、各モータドライバ25,29,35,39,43,47へ基本信号を出力することで各駆動モータ20,28,30,38,40,45の駆動を制御することが可能となっている。ここで、基本信号とは、印刷物毎に使用される各駆動モータ20,28,30,38,40,45を同期駆動させるための駆動制御信号である。
ここで、上記の新聞用オフセット輪転印刷機10において、2種類の印刷物を同時に作成する場合、複数の印刷ユニットU1〜U4の中から、その一方の印刷物(以下、「刷物1」と言う)を作成するための印刷ユニットU1〜U4や折ユニットF1,F2を選択し、その他方の印刷物(以下、「刷物2」と言う)を作成するための印刷ユニットU1〜U4や折ユニットF1,F2等を選択する必要がある。この場合、オペレータは、輪転機コントローラ51を操作することにより、各印刷物の作成に使用される印刷ユニットU1〜U4、インフィード装置I1〜I4、ウェブパスローラ37や折ユニットF1,F2等を選択して設定することが可能となっている。つまり、輪転機コントローラ51は、印刷物毎に使用される印刷ユニットU1〜U4、インフィード装置I1〜I4、ウェブパスローラ37や折ユニットF1,F2等を、印刷物毎にそれぞれ組み合わせて設定するために用いられる。そして、輪転機コントローラ51を操作して、印刷物毎の各組み合わせを設定することにより、印刷物毎に駆動させる各駆動モータ20,28,30,38,40,45の組み合わせを設定し、各印刷物と各駆動モータ20,28,30,38,40,45とを対応させた連結情報(対応情報)を主幹盤50へ向けて送信する。また、輪転機コントローラ51は、輪転印刷機の起動、加速、減速、停止等の運転を指令するための指令信号を主幹盤50へ向けて送信することが可能となっている。
次に、図2および図3を参照して、主幹盤50について説明する。主幹盤50は、上述した基本信号を印刷物毎に複数生成すると共に生成した基本信号を出力可能なCPU55(基本信号生成部)と、CPU55から出力された基本信号を格納すると共に格納した基本信号を各モータドライバ25,29,35,39,43,47へ向けて送信可能な通信部Pとを備えている。また、主幹盤50には、輪転機コントローラ51から送信された連結情報や指令信号等の各種情報・信号を受信する受信部56が設けられている。
CPU55は、受信部56に受信された輪転機コントローラ51からの各種情報・信号に基づいて、印刷物毎の基本信号を生成する。すなわち、輪転機コントローラ51において、「刷物1」および「刷物2」を同時に作成すると設定された場合、CPU55は、「刷物1」に関する基本信号を生成すると共に、「刷物2」に関する基本信号を生成する。一方、「刷物1」または「刷物2」のいずれか一方を作成すると設定された場合、CPU55は、「刷物1」または「刷物2」のいずれか一方に関する基本信号を生成する。
通信部Pは、複数の通信ユニットP1〜P5(実施例1では、例えば5台)から構成されており、5台の通信ユニットP1〜P5のそれぞれは、複数のモータドライバ25,29,35,39,43,47を5つにグルーピングした、5つのモータドライバ群にそれぞれ接続されている。具体的に、5つのモータドライバ群のうち、1のモータドライバ群は折機に設けられた複数のモータドライバ43,47で構成され、他の1つのモータドライバ群は印刷ユニットU4に設けられた複数のモータドライバ25、インフィード装置I4に設けられたモータドライバ35、印刷ユニットU4の搬送方向下流側に設けられたテンションローラ27およびウェブパスローラ27のモータドライバ29,39で構成されている。同様に、他の3つのモータドライバ群は、印刷ユニットU1,U2,U3に設けられた複数のモータドライバ25、インフィード装置I1,I2,I3に設けられたモータドライバ35、印刷ユニットU1,U2,U3の搬送方向下流側に設けられたテンションローラ27およびウェブパスローラ37のモータドライバ29,39で構成されている。
そして、各通信ユニットP1〜P5は、モータドライバ群における各モータドライバ25,29,35,39,43,47に直列に接続されている。また、通信部Pは、複数のモータドライバ25,29,35,39,43,47との間で同期通信を行っている。
ここで、図3を参照して、各通信ユニットP1〜P5について説明する。なお、以下の説明では、通信ユニットP1を例にして説明するが、通信ユニットP2〜P5も同様となっている。通信ユニットP1は、その内部にCPU55から出力された基本信号を格納する複数の基本信号格納部58を備えており、複数の基本信号格納部58は、接続されたモータドライバ43,47の数と同数以上となるように構成されている。すなわち、通信ユニットP1に接続されたモータドライバ43,47は4つであるため、基本信号格納部58は少なくとも4つあればよい。複数の基本信号格納部58は、接続された複数のモータドライバ43,47と対応しており、各基本信号格納部58に格納された基本信号は、対応する各モータドライバ43,47へ向けて送信される。
このとき、CPU55は、生成した複数の基本信号を、受信部56に受信した連結情報に基づいて、各モータドライバ43,47に対応する各基本信号格納部58へ出力している。具体的に、CPU55で生成された「刷物1」に関する基本信号および「刷物2」に関する基本信号のそれぞれは、各基本信号格納部58へ出力されるが、このとき、各基本信号格納部58とCPU55との間には、プログラムにより構成された仮想的な(ソフト上の)複数の信号切替部60,61が設けられている。つまり、各基本信号格納部58には、2つの信号切替部60,61が接続されており、一方の信号切替部60(以下、刷物1側信号切替部60という)は、「刷物1」に関する基本信号の入力の切替(入力可/入力不可)を行うと共に、他方の信号切替部61(以下、刷物2側信号切替部61という)は、「刷物2」に関する基本信号の入力の切替(入力可/入力不可)を行う。そして、CPU55は、各信号切替部60,61による信号の切替を、連結情報に基づいて行っている。つまり、連結情報において、各駆動モータ20,28,30,38,40,45と「刷物1」とを対応させている場合、CPU55は、各駆動モータ20,28,30,38,40,45を駆動制御する各モータドライバ25,29,35,39,43,47に対応する各基本信号格納部58に、「刷物1」に関する基本信号が格納されるように、刷物1側信号切替部60を入力可とし、刷物2側信号切替部61を入力不可とする。これにより、CPU55から出力された「刷物1」および「刷物2」の2つの基本信号のうち、入力可となる信号切替部60,61を通過した基本信号が、基本信号格納部58に格納される。
ここで、輪転機コントローラ51から送信された連結情報や指令信号等の各種情報・信号に基づいて、各駆動モータ20,28,30,38,40,45の駆動を同期して制御する一連の流れについて説明する。オペレータが輪転機コントローラ51を操作して、印刷ユニットU1〜U4、インフィード装置I1〜I4、テンションローラ27、ウェブパスローラ37や折ユニットF1,F2等を、印刷物毎にそれぞれ組み合わせて設定すると、輪転機コントローラ51は、主幹盤50の受信部56へ向けて連結情報や指令信号等の各種情報・信号を送信する。すると、主幹盤50のCPU55は、受信部56に受信された各種情報・信号に基づいて、印刷物毎の基本信号を複数生成する(基本信号生成工程)と共に、連結情報に基づいて、刷物1側信号切替部60および刷物2側信号切替部61を入力可と入力不可との間で適宜切り替える。この後、CPU55は生成した複数の基本信号を各基本信号格納部58へ向けて出力し、入力可となる信号切替部60,61を通過した基本信号が、基本信号格納部58に格納される(基本信号出力工程)。このようにして、複数の通信ユニットP1〜P5の各基本信号格納部58には基本信号がそれぞれ格納されると共に、通信部Pは複数のモータドライバ25,29,35,39,43,47との間で同期通信を行いながら、格納された基本信号を各モータドライバ25,29,35,39,43,47へ送信することにより、複数の駆動モータ20,28,30,38,40,45を印刷物毎に駆動制御することが可能となる。
以上の構成によれば、CPU55により複数の基本信号を生成し、生成した複数の基本信号を通信部Pの基本信号格納部58内へ選択的に格納することができるため、主幹盤50を複数設ける必要がなく、装置コストを抑制することができる。なお、実施例1では、複数のモータドライバ群を上記のように構成したが、これに限らず、任意の複数のモータドライバ25,29,35,39,43,47によりモータドライバ群を構成してもよい。これによれば、通信部Pと複数のモータドライバ25,29,35,39,43,47とを接続する配線設計の自由度を高めることができる。
次に、図4および図5を参照して、実施例2に係る新聞用オフセット輪転印刷機80について説明する。なお、重複した記載を避けるべく、異なる部分についてのみ説明する。図4は、実施例2に係る新聞用オフセット輪転印刷機の制御系を表す概略図であり、図5は、主幹盤に設けられた信号分配切替器の構成に関する説明図である。実施例2の新聞用オフセット輪転印刷機80の通信部Pには、CPU55により生成した基本信号をパルス信号に変換して出力する複数のパルス信号変換部82,83(実施例2では、例えば2台)が設けられている。このパルス信号変換部82,83は、生成される基本信号の生成数と同数設けられており、主幹盤50には、複数のパルス信号変換部82,83に接続された複数の信号分配切替器85,86(実施例2では、例えば2台)が設けられている。
具体的に、2台のパルス信号変換部82,83は、その一方が、CPU55により生成された「刷物1」に関する基本信号をパルス信号に変換する刷物1側パルス信号変換部82となっており、その他方が、CPU55により生成された「刷物2」に関する基本信号をパルス信号に変換する刷物2側パルス信号変換部83となっている。従って、CPU55により「刷物1」および「刷物2」に関する基本信号が生成されると、CPU55は各基本信号を各パルス信号変換部82,83に出力する。そして、各パルス信号変換部82,83に入力された各基本信号はパルス信号に変換され、「刷物1」および「刷物2」に関するパルス信号は、各信号分配切替器85,86へ向けてそれぞれ出力される。このとき、各パルス信号変換部82,83により変換したパルス信号は、各印刷ユニットU1〜U4に設けられたモータドライバ25と、折機の各折ユニットに設けられたモータドライバ47とに出力される。なお、他のモータドライバ29,35,39,43には、実施例1と同様に、生成した基本信号を複数の通信ユニットP6〜P8(実施例2では、例えば3台)経由で、任意にグルーピングされたモータドライバ群へ出力する。
2台の信号分配切替器85,86のそれぞれには、「刷物1」および「刷物2」に関するパルス信号が入力され、各信号分配切替器85,86は、入力された複数のパルス信号のそれぞれを複数のパルス信号に分配し、分配した複数のパルス信号を選択的に切り替えて複数のモータドライバ25へ送信することが可能な構成となっている。また、各信号分配切替器85,86は、入力されたパルス信号を光パルス信号に変換して出力することが可能となっている。具体的に、2台の信号分配切替器85,86は、その一方が、入力したパルス信号を光信号へ変換して折機Fへ送信する折機側信号分配切替器85であり、その他方が、入力したパルス信号を光パルス信号へ変換して各印刷ユニットU1〜U4へ送信する印刷側信号分配切替器86である。
折機側信号分配切替器85は、その出力系が2系統となっており、一方の出力系は、一方の折ユニットF1に設けられたモータドライバ47へ光パルス信号を出力すると共に、他方の出力系は、他方の折ユニットF2に設けられたモータドライバ47へ光パルス信号を出力する。また、折機側信号分配切替器85には、入力された「刷物1」および「刷物2」に関する2つのパルス信号のうち、いずれか一方のパルス信号を選択的に切替可能な複数の切替回路90(実施例2では、例えば2つ)が設けられている。すなわち、2つのパルス信号が折機側信号分配切替器85に入力されると、入力された2つのパルス信号のそれぞれは、各切替回路90に向かうようにそれぞれ2つに分岐され、これにより、各切替回路90には、「刷物1」および「刷物2」に関する2つのパルス信号がそれぞれ入力される。このとき、CPU55は、受信部56に受信された連結情報に基づいて、切替回路90の切替制御を行う切替制御部として機能しており、CPU55により各切替回路90を適宜切り替えることにより、各出力系から出力される光パルス信号を、選択して出力することが可能となる。
印刷側信号分配切替器86も、折機側信号分配切替器85とほぼ同様に構成されており、その出力系を4系統としている。4つの出力系のそれぞれは、4つ印刷ユニットU1〜U4に設けられた各モータドライバ25へ光パルス信号を出力している。また、印刷側信号分配切替器86には、複数の切替回路90(実施例2では、例えば4つ)が設けられている。すなわち、2つのパルス信号が印刷側信号分配切替器86に入力されると、入力された2つのパルス信号のそれぞれは、各切替回路90に向かうようにそれぞれ4つに分岐され、これにより、各切替回路90には、「刷物1」および「刷物2」に関する2つのパルス信号がそれぞれ入力される。そして、CPU55により各切替回路90を適宜切り替えることにより、各出力系から出力される光パルス信号を、選択して出力することが可能となる。
また、主幹盤50の印刷側信号分配切替器86と4つの印刷ユニットU1〜U4との間には、4つの光分配器91がそれぞれ介設されており、各光分配器91は、主幹盤50の印刷側信号分配切替器86から出力された光パルス信号を、各印刷ユニットU1〜U4の複数のモータドライバ25へ向けてそれぞれ出力するように、複数の光パルス信号に分配している。これにより、例えば、光分配器91に入力された「刷物1」に関する光パルス信号は、複数の「刷物1」に関する光パルス信号に分配されて、複数のモータドライバ25へ送信されるため、複数のモータドライバ25には、複数の「刷物1」に関する光パルス信号が入力されることとなる。
ここで、輪転機コントローラ51から送信された連結情報や指令信号等の各種情報・信号に基づいて、各駆動モータ20,28,30,38,40,45の駆動を同期して制御する一連の流れについて説明する。オペレータが輪転機コントローラ51を操作して、印刷ユニットU1〜U4、インフィード装置I1〜I4、テンションローラ27、ウェブパスローラ37や折ユニットF1,F2等を、印刷物毎にそれぞれ組み合わせて設定すると、輪転機コントローラ51は、主幹盤50の受信部56へ向けて連結情報や指令信号等の各種情報・信号を送信する。すると、主幹盤50のCPU55は、受信部56に受信された各種情報・信号に基づいて、印刷物毎の基本信号を複数生成し、生成した基本信号を複数の通信ユニットP6〜P8および複数のパルス信号変換部82,83へ出力する。この後、複数のパルス信号変換部82,83は、印刷物毎の基本信号をパルス信号へ変換し、変換後の印刷物毎のパルス信号のそれぞれは、各信号分配切替器85,86へ出力される。このとき、CPU55は、各通信ユニットP6〜P8において、連結情報に基づいて、各信号切替部60,61の切替制御を行うと共に、各信号分配切替器85,86において、連結情報に基づいて、切替回路90の切替制御を行う。これにより、CPU55は、生成した複数の基本信号を各基本信号格納部58へそれぞれ格納し、通信部Pは、格納された基本信号をモータドライバ29,35,39,43へ送信することにより、複数の駆動モータ28,30,38,40を印刷物毎に駆動制御する。一方で、複数の信号分配切替器85,86に入力されたパルス信号は、複数の光分配器91を経由して、モータドライバ25,47へ送信されることにより、複数の駆動モータ20,45を印刷物毎に駆動制御する。
以上の構成によれば、各パルス信号変換部82,83により基本信号をパルス信号に変換すると共に、変換したパルス信号を各信号分配切替器85,86により分配して切り替えることで、各印刷物に対応する各光パルス信号を、各モータドライバ25,47に選択的に出力することができる。これにより、パルス信号であったとしても、各モータドライバ25,47に、各印刷物に対応する各パルス信号を各信号分配切替器85,86を介して送信することができるため、印刷物毎に使用される各駆動モータ20,45を同期させて駆動制御することができる。
次に、図6を参照して、実施例3に係る新聞用オフセット輪転印刷機100について説明する。なお、重複した記載を避けるべく、異なる部分についてのみ説明する。図6は、実施例3に係る新聞用オフセット輪転印刷機の制御系に関する概略図である。実施例1の新聞用オフセット輪転印刷機10は、1台の主幹盤50を用いて、CPU55により生成した複数の基本信号を、各通信ユニットP1〜P5の各基本信号格納部58へ選択的に格納して複数のモータドライバ25,29,35,39,43,47に送信していたが、実施例3の新聞用オフセット輪転印刷機100は、2台の主幹盤50a,50bを用いて、2つのCPU55によりそれぞれ生成した2つの基本信号を、複数の信号切替器105を介して選択的に複数のモータドライバ25,29,35,39,43,47へ送信している。
具体的に、2台の主幹盤50a,50bのそれぞれは、1の基本信号を生成すると共に生成した基本信号を出力可能なCPU55と、CPU55から出力された基本信号を格納すると共に格納した基本信号を各モータドライバ25,29,35,39,43,47へ向けて送信可能な通信部Pとを備えている。そして、一方の主幹盤50aの通信部Pには、複数の通信ユニットP1〜P6(実施例3では、例えば6台)が設けられており、他方の主幹盤50bの通信部Pには、実施例1と同様に、複数の通信ユニットP1〜P5(実施例3では、例えば5台)が設けられている。そして、各通信ユニットP1〜P6,P1〜P5は、複数のモータドライバ25,29,35,39,43,47を任意の6つにグルーピングした、6つのモータドライバ群にそれぞれ接続されている。
また、一方の主幹盤50aには、他方の主幹盤50bが接続されており、他方の主幹盤50bにおいて生成された基本信号が一方の主幹盤50aに入力されている。このとき、一方の主幹盤50aには、一方の主幹盤50aの通信部Pから出力された基本信号と、他方の主幹盤50bの通信部Pから出力された基本信号と、を切り替える信号切替器105が複数(実施例3では、例えば5台)配設されている。つまり、この各信号切替器105には、「刷物1」および「刷物2」に関する2つの基本信号が入力されると共に、いずれか一方の基本信号が出力されるように構成されている。そして、一方の主幹盤50aのCPU55は、各信号切替器105による信号の切替を、各主幹盤50a,50bに入力された連結情報に基づいて行っている。これにより、2台の主幹盤50a,50bのそれぞれのCPU55から出力された「刷物1」および「刷物2」の2つの基本信号は、それぞれの通信部Pを介して、各信号切替器105に入力され、各信号切替器105を通過した基本信号が、各モータドライバ25,29,35,39,43,47へ送信される。
ここで、輪転機コントローラ51から送信された連結情報や指令信号等の各種情報・信号に基づいて、各駆動モータ20,28,30,38,40,45の駆動を同期して制御する一連の流れについて説明する。オペレータが輪転機コントローラ51を操作して、印刷ユニットU1〜U4、インフィード装置I1〜I4、テンションローラ27、ウェブパスローラ37や折ユニットF1,F2等を、印刷物毎にそれぞれ組み合わせて設定すると、輪転機コントローラ51は、一方の主幹盤50aの受信部56へ向けて、「刷物1」に関する連結情報や指令信号等の各種情報・信号を送信すると共に、他方の主幹盤50bの受信部56へ向けて、「刷物2」に関する連結情報や指令信号等の各種情報・信号を送信する。すると、各主幹盤50a,50bのCPU55は、受信部56に受信された各種情報・信号に基づいて、印刷物毎の基本信号を生成すると共に、一方の主幹盤50aのCPU55は、各主幹盤50a,50bに入力された連結情報に基づいて、各信号切替器105の切替制御を行う。この後、各CPU55は生成した基本信号を各通信ユニットP1〜P5へ向けて出力し、各信号切替器105を介して、各モータドライバ25,29,35,39,43,47へ出力する。このように、通信部Pは、各信号切替器105を介して複数のモータドライバ25,29,35,39,43,47との間で同期通信を行いながら、出力された基本信号を各モータドライバ25,29,35,39,43,47へ送信することにより、複数の駆動モータ20,28,30,38,40,45を印刷物毎に駆動制御することが可能となる。
以上の構成によれば、2台の主幹盤50a,50bを用いて複数の基本信号を生成し、生成した複数の基本信号を各信号切替器105を介して、選択的に各モータドライバ25,29,35,39,43,47へ送信することができる。
以上のように、本発明にかかる輪転印刷機および輪転印刷機の駆動制御方法は、異なる複数種の印刷物を同時に作成する場合に適している。
実施例1に係る新聞用オフセット輪転印刷機を表す概略図である。 実施例1に係る新聞用オフセット輪転印刷機の制御系に関する概略図である。 主幹盤に設けられた通信部の構成に関する説明図である。 実施例2に係る新聞用オフセット輪転印刷機の制御系を表す概略図である。 主幹盤に設けられた信号分配切替器の構成に関する説明図である。 実施例3に係る新聞用オフセット輪転印刷機の制御系に関する概略図である。
符号の説明
10 輪転印刷機(実施例1)
20 駆動モータ(印刷ユニット)
25 モータドライバ(印刷ユニット
27 テンションローラ
28 駆動モータ(テンションローラ)
29 モータドライバ(テンションローラ)
30 駆動モータ(インフィード装置)
35 モータドライバ(インフィード装置)
36 インフィードローラ
37 ウェブパスローラ
38 駆動モータ(ウェブパス装置)
39 モータドライバ(ウェブパス装置)
40 駆動モータ(折ユニット)
43 モータドライバ(折ユニット)
45 駆動モータ(折ユニット)
47 モータドライバ(折ユニット)
50 主幹盤(実施例1)
50a,50b 主幹盤(実施例3)
51 輪転機コントローラ
55 CPU
56 受信部
58 基本信号格納部
60 刷物1側信号切替部
61 刷物2側信号切替部
80 輪転印刷機(実施例2)
82 刷物1側パルス信号変換部
83 刷物2側パルス信号変換部
85 折機側信号分配切替器
86 印刷側信号分配切替器
90 切替回路
91 光分配器
100 輪転印刷機(実施例3)
105 信号切替器
U 印刷装置
U1〜U4 印刷ユニット
F 折機
F1,F2 折ユニット
D ウェブパス装置
I1〜I4 インフィード装置
P 通信部
P1〜P5 通信ユニット(実施例1)
P6〜P8 通信ユニット(実施例2)

Claims (7)

  1. それぞれ独立したモータにより駆動する複数の印刷ユニットと、それぞれ独立したモータにより駆動する複数の折ユニットを有する折機と、前記複数の印刷ユニットおよび前記折機の各モータの駆動をそれぞれ制御可能な複数のモータ制御部と、前記複数のモータ制御部に接続された駆動制御装置と、を備え、前記駆動制御装置により前記各モータ制御部を介して前記各モータを駆動制御することにより、前記各印刷ユニットにより搬送されるウェブに印刷を行うと共に、印刷後の前記ウェブから、前記折機により複数種の異なる印刷物を同時に作成可能な輪転印刷機において、
    前記駆動制御装置は、
    前記印刷物毎に使用される各モータを同期制御するための基本信号を、前記印刷物毎に複数生成して出力可能な基本信号生成部と、
    生成された前記各基本信号を前記モータ制御部毎に格納可能な複数の基本信号格納部を備えると共に、格納された前記各基本信号を前記複数のモータ制御部のそれぞれに送信可能な通信部と、を有し、
    前記基本信号生成部は、前記印刷物毎に生成した前記各基本信号を、前記各印刷物と前記各モータ制御部とをそれぞれ対応させた対応情報に基づいて、前記モータ制御部毎に対応する前記各基本信号格納部へ、それぞれ出力することを特徴とする輪転印刷機。
  2. 前記通信部は、前記複数のモータ制御部との間で同期通信を行っていることを特徴とする請求項2に記載の輪転印刷機。
  3. 前記駆動制御装置は、
    生成された前記複数の基本信号を、それぞれパルス信号に変換して出力する複数のパルス信号変換部と、
    出力された前記複数のパルス信号が入力されると共に、入力された前記複数のパルス信号のそれぞれを複数のパルス信号に分配し、分配した複数のパルス信号を選択的に切り替えて前記複数のモータ制御部へ送信可能な信号分配切替部と、
    前記対応情報に基づいて、前記信号分配切替部の切替を制御可能な切替制御部とをさらに有していることを特徴とする請求項1または2に記載の輪転印刷機。
  4. 前記信号分配切替部は、入力されたパルス信号を光パルス信号に変換して出力することを特徴とする請求項3に記載の輪転印刷機。
  5. それぞれ独立したモータにより駆動する複数のインフィード装置をさらに備え、前記複数のモータ制御部は、前記複数のインフィード装置の各モータの駆動をそれぞれ制御可能となっていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の輪転印刷機。
  6. それぞれ独立したモータにより駆動する複数のウェブパスローラを有するウェブパス装置をさらに備え、前記複数のモータ制御部は、前記複数のウェブパスローラの各モータの駆動をそれぞれ制御可能となっていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の輪転印刷機。
  7. それぞれ独立したモータにより駆動する複数の印刷ユニットと、それぞれ独立したモータにより駆動する複数の折ユニットを有する折機と、前記複数の印刷ユニットおよび前記折機の各モータの駆動をそれぞれ制御可能な複数のモータ制御部と、前記複数のモータ制御部に接続された駆動制御装置と、を備え、前記駆動制御装置により前記各モータ制御部を介して前記各モータを駆動制御することにより、前記各印刷ユニットにより搬送されるウェブに印刷を行うと共に、印刷後の前記ウェブから、前記折機により複数種の異なる印刷物を同時に作成可能な輪転印刷機の駆動制御方法において、
    前記駆動制御装置は、
    前記印刷物毎に使用される各モータを同期制御するための基本信号を、前記印刷物毎に複数生成して出力可能な基本信号生成部と、
    生成された前記各基本信号を前記モータ制御部毎に格納可能な複数の基本信号格納部を備えると共に、格納された前記各基本信号を前記複数のモータ制御部のそれぞれに送信可能な通信部と、を有しており、
    前記印刷物毎に前記基本信号を複数生成する基本信号生成工程と、
    生成された前記各基本信号を、前記各印刷物と前記各モータ制御部とをそれぞれ対応させた対応情報に基づいて、前記モータ制御部毎に対応する前記各基本信号格納部へ、それぞれ出力する基本信号出力工程と、を備えたことを特徴とする輪転印刷機の駆動制御方法。
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