JP2009232898A - 電気掃除機 - Google Patents

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Yasushi Takai
保志 高井
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Abstract

【課題】簡易な構成で、かつ電気掃除機の運転開始当初から運転停止させたあと十分な期間に亘って、触媒の活性を維持して掃除機本体内の臭気を消臭可能な電気掃除機を提案する。
【解決手段】電動送風機9の排気口27には、熱によって活性化される触媒作用を利用した化学反応により悪臭を除去する第2の消臭部としての消臭部材28を付着または含浸させたフィルタ29が設けられる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、蓄積された塵埃の臭気を熱によって活性化される触媒作用を利用した化学反応により除去する電気掃除機に関する。
特許文献1に記載の電気掃除機では、電気掃除機本体に収容された電動送風機の排気の一部を塵埃集塵部よりも上流に戻し、かつ熱によって活性化される触媒を塵埃とともに塵埃集塵部に投入することによって、排気臭気を少なくする。
特開2006−255060号公報
しかしながら、従来の電気掃除機では、触媒が投入される塵埃集塵部よりも上流に電動送風機の排気風を戻す流路を有する必要があり、掃除機本体の構造が複雑になる。
また、電動送風機が停止して塵埃集塵部に排気風が供給されなくなると、電気掃除機内に残留する空気は十分に消臭されなくなる。そうすると、電気掃除機の次回運転の開始時に、触媒が十分に加熱されるまでの間は電気掃除機の排気臭気が強くなる。
本発明は、簡易な構成で、かつ電気掃除機の運転開始当初から運転停止させたあと十分な期間に亘って、触媒の活性を維持して掃除機本体内の臭気を消臭可能な電気掃除機を提案する。
前記の課題を解決するため本発明では、塵埃が蓄積される集塵部を介して空気を吸い込む電動送風機と、前記電動送風機を収容する電動送風機室に設けられた蓄熱部と、前記蓄熱部に着設された消臭部とを備え、前記消臭部は、熱によって活性化される触媒作用を利用した化学反応により悪臭を除去することを特徴とする。
本発明によれば、簡易な構成で、かつ電気掃除機の運転開始当初から運転停止させたあと十分な期間に亘って、触媒の活性を維持して掃除機本体内の臭気を消臭可能な電気掃除機を提案できる。
以下、本発明に係る電気掃除機の実施の形態について、図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
本発明に係る電気掃除機の第1実施形態について図1から図2を参照して説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る電気掃除機の外観を示した図である。
図1に示すように、本実施形態に係る電気掃除機1は、掃除機本体2と、掃除機本体2に設けられた接続口2aに一端が着脱自在に接続された集塵ホース3と、集塵ホース3の他端に一端が設けられた手元操作管4と、手元操作管4の他端に一端が着脱自在に接続された延長管5と、延長管5の他端に着脱自在に接続された吸込口体6とを備える。
手元操作管4には操作部4aが設けられる。操作部4aは電気掃除機1の運転を停止させる切スイッチ4bや電気掃除機1の運転を開始させる起動スイッチ4cなどを有する。
吸込口体6の下面には、被清掃面に対向させた吸込開口(図示省略)が形成される。この吸込開口は、吸込口体6内部に形成された吸込室(図示省略)に連通される。この吸込開口は延長管5と手元操作管4と集塵ホース3とを介して接続口2aから掃除機本体2内へ連通される。
掃除機本体2は、接続口2aに連通され、電気掃除機1に吸い込まれた含塵空気から塵埃を分離して集塵する着脱可能な塵埃分離集塵ユニット8と、塵埃分離集塵ユニット8を介して吸込口体6に負圧を作用させる電動送風機9と、塵埃分離集塵ユニット8を覆う蓋板10とを備える。
塵埃分離集塵ユニット8は、掃除機本体2の前部に形成された収納室11内に収容される。蓋板10は、掃除機本体2の上部に開閉可能に連結される。収納室11に塵埃分離集塵ユニット8が収容されて蓋板10が閉じられると、塵埃分離集塵ユニット8は蓋板10と収納室11の底板との間に挟まれて固定される。
塵埃分離集塵ユニット8に蓄積された塵埃を廃棄するときは、掃除機本体2の蓋板10を開成させて掃除機本体2から塵埃分離集塵ユニット8を取り出す。
図2は、本発明の第1実施形態に係る電気掃除機の掃除機本体の部分的な断面図である。
図2に示すように、掃除機本体2の内部は、連通孔15を有する隔壁16によって、塵埃分離集塵ユニット8が収容された収納室11と、電動送風機9が収容された電動送風機室17とに区画される。
隔壁16の連通孔15には電動送風機9の吸気口19が連通される。連通孔15を介して電動送風機9の作動による負圧が塵埃分離集塵ユニット8に作用する。
塵埃分離集塵ユニット8は、掃除機本体2の接続口2aから吸い込まれた含塵空気を塵埃と空気とに分離する分離部20を備える。含塵空気から分離された塵埃は塵埃分離集塵ユニット8に設けられた集塵部21に蓄積される。集塵部21には、熱によって活性化される触媒作用を利用した化学反応により悪臭を除去する第1の消臭部22と、第1の消臭部22に着設された熱源である発熱部23と、第1の消臭部22および発熱部23に着設された第1の蓄熱部としての蓄熱部材24とが設けられる。発熱部23はヒータ、ランプ、化学反応を利用した発熱体などの熱源が用いられる。蓄熱部材24は金属製のヒートシンクである。集塵部21は分離部20を経て電動送風機9に連通される。
電動送風機9は、金属製の電動送風機ケース26に覆われる。電動送風機ケース26には排気口27が形成される。電動送風機9の吸気口19に吸い込まれた空気は、電動送風機9の遠心ファン部(図示省略)を駆動させるモータ部(図示省略)によって加熱されて排気口27から排気される。
電動送風機9の排気口27には、熱によって活性化される触媒作用を利用した化学反応により悪臭を除去する第2の消臭部としての消臭部材28を付着または含浸させたフィルタ29が設けられる。フィルタ29は排気口27を覆うとともに、その周縁部の電動送風機ケース26に当接される。
第1の消臭部22および消臭部材28にはマンガン、銅、コバルト、チタン、金および白金のいずれかの金属、もしくは金属酸化物を含む触媒が用いられる。
電動送風機室17には、電動送風機9を覆う略円筒状の保持体31が設けられる。保持体31には吐出口32が形成される。吐出口32によって電動送風機9の排気口27から保持体31の内部に排気された空気は、保持体31の外部である電動送風機室17に吐出される。
電動送風機室17が区画形成された掃除機本体2のケース部33には、本体排気口34が形成される。本体排気口34によって電動送風機室17に吐出された電動送風機9の排気は掃除機本体2の外部へ排気される。すなわち、電動送風機9の排気は、その排気口27から本体排気口34を介して掃除機本体2の外部へ排気される。
掃除機本体2は電源コード(図示省略)および電動送風機9などに電気的に接続された略矩形平板状の回路基板36を備える。回路基板36には、マイクロコンピュータなどの電気掃除機1の制御部(図示省略)が実装される。回路基板36には、制御部の動作によって発生する熱を放出させる金属製のヒートシンクである放熱板37が設けられる。放熱板37は電動送風機室17に延設され、特にケース部33に形成された本体排気口34の近傍に亘って延設される。
次に、本実施形態に係る電気掃除機1の掃除動作を説明する。
先ず、電気掃除機1の使用者は、掃除機本体2の接続口2aに集塵ホース3を接続し、手元操作管4を介して集塵ホース3に延長管5を連通し、延長管5に吸込口体6を接続する。
次に、掃除機本体2から電源コード(図示省略)を引き出して商用電源を供給するコンセント(図示省略)に接続する。
次に、電気掃除機1の使用者は、手元操作管4を把持して操作部4aの起動スイッチ4cを操作する。そうすると、電気掃除機1は運転を開始する。
電気掃除機1を運転すると、電動送風機9の作動によって掃除機本体2内には負圧が作用する。この負圧は接続口2aから集塵ホース3と手元操作管4と延長管5とを介して吸込口体6に作用する。そうすると電気掃除機1は吸込口体6の吸込開口から空気とともに床などの被掃除面に溜まった塵埃を吸い込んで被掃除面を掃除する。
吸込口体6に吸い込まれた含塵空気は、接続口2aから掃除機本体2内に吸い込まれ、塵埃分離集塵ユニット8に案内される。塵埃分離集塵ユニット8に案内された含塵空気は、分離部20によって空気と塵埃とに分離される。含塵空気から分離された空気は電動送風機9に吸い込まれる。他方、含塵空気から分離された塵埃は塵埃分離集塵ユニット8の集塵部21に蓄積される。
このとき、集塵部21に設けられた発熱部23は、電源コードから供給される電力に基づき加熱される。この熱は発熱部23に着設された第1の消臭部22の触媒を活性化させる。そうすると、集塵部21に蓄積された塵埃から生じる臭気は、第1の消臭部22の触媒作用によって酸化分解される。また、発熱部23が発生させる熱の一部は蓄熱部材24に蓄えられる。
集塵部21で十分に分解されずに残った臭気は、含塵空気から分離された空気とともに電動送風機9に吸い込まれ、電動送風機9のモータ部によって加熱されて、電動送風機9の排気口27から排気される。
このとき、電動送風機9の排気口27を覆うフィルタ29は、電動送風機9の排気によって加熱される。そうすると、フィルタ29に付着または含浸された消臭部材28の触媒が活性化される。したがって、電動送風機9の排気から生じる臭気は、消臭部材28の触媒作用によって酸化分解される。また、電動送風機9のモータ部が発生させる熱の一部は電動送風機ケース26に蓄えられる。
したがって、掃除機本体2の本体排気口34からは十分に臭気が低減された空気が排気される。
次に、被掃除面の掃除が終了すると、電気掃除機1の使用者は操作部4aの切スイッチ4bを操作する。そうすると、電気掃除機1は運転を停止する。
電気掃除機1を停止すると、電動送風機9も停止して掃除機本体2内には負圧が作用しなくなる。このとき、集塵部21に蓄積された塵埃は、継続して臭気を生じる。
集塵部21に設けられた発熱部23は、電力が供給されなくなるので発熱しない。他方、蓄熱部材24に蓄えられた熱によって第1の消臭部22の触媒の活性が維持される。そうすると、集塵部21に蓄積された塵埃から生じる臭気は、電気掃除機1の停止後であっても第1の消臭部22の触媒作用によって酸化分解される。
また、電動送風機9の排気口27を覆うフィルタ29は、金属製のモータ部および金属製の電動送風機ケース26に蓄えられた熱によって加熱される。すなわち、金属製のモータ部および金属製の電動送風機ケース26はフィルタ29に付着または含浸された消臭部材28の第2の蓄熱部として作用する。そうすると、フィルタ29に付着または含浸された消臭部材28の触媒が活性化される。したがって、電動送風機9が収容された電動送風機室17内に残った臭気は、消臭部材28の触媒作用によって酸化分解される。なお、フィルタ29および電動送風機ケース26の少なくともいずれかに当接するように蓄熱部材を設けてもよい。
したがって、電気掃除機1の停止後であっても、集塵部21に設けられた第1の消臭部22の周囲に存する第1の蓄熱部および電動送風機室17に設けられた消臭部材28の周囲に存する第2の蓄熱部によって触媒の活性が維持され、掃除機本体2の内部の臭気が十分に低減される。掃除機本体2の内部に残留する臭気を低減することができるので、電気掃除機1を次回運転させた際に、運転の開始時から排気の臭気を低減させることができる。
本実施形態に係る電気掃除機1によれば、簡易な構成で、かつ電気掃除機1の運転開始当初から運転停止させたあと十分な期間に亘って、触媒の活性を維持して掃除機本体2の内部の臭気を消臭できる。
[第2の実施形態]
本発明に係る電気掃除機の第2実施形態について図3を参照して説明する。
なお、本実施形態において第1実施形態と同じ構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図3は、本発明の第2実施形態に係る電気掃除機の掃除機本体の部分的な断面図である。
図3に示すように、電気掃除機1Aの掃除機本体2の内部は、連通孔15を有する隔壁16によって、塵埃分離集塵ユニット8が収容された収納室11と、電動送風機9が収容された電動送風機室17とに区画される。
電動送風機室17には、電動送風機9を覆う略円筒状の保持体31が設けられる。保持体31には吐出口32が形成される。吐出口32には、熱によって活性化される触媒作用を利用した化学反応により悪臭を除去する第2の消臭部としての消臭部材39を付着または含浸させたフィルタ40が設けられる。フィルタ40は吐出口32を覆うとともに、その周縁部に設けられた第2の蓄熱部としての蓄熱部材41に当接される。
消臭部材39にはマンガン、銅、コバルト、チタン、金および白金のいずれかの金属、もしくは金属酸化物を含む触媒が用いられる。
次に、本実施形態に係る電気掃除機1Aの掃除動作を説明する。
使用者が電気掃除機1Aの運転を開始すると、集塵部21に設けられた発熱部23は、電源コードから供給される電力に基づき加熱される。この熱は発熱部23に着設された第1の消臭部22の触媒を活性化させる。そうすると、集塵部21に蓄積された塵埃から生じる臭気は、第1の消臭部22の触媒作用によって酸化分解される。また、発熱部23が発生させる熱の一部は蓄熱部材24に蓄えられる。
集塵部21で十分に分解されずに残った臭気は、含塵空気から分離された空気とともに電動送風機9に吸い込まれ、電動送風機9のモータ部によって加熱されて、電動送風機9の排気口27から排気される。
このとき、保持体31の吐出口32を覆うフィルタ40は、電動送風機9の排気によって加熱される。そうすると、フィルタ40に付着または含浸された消臭部材39の触媒が活性化される。したがって、電動送風機9の排気から生じる臭気は、消臭部材39の触媒作用によって酸化分解される。また、電動送風機9の排気の熱の一部は蓄熱部材41に蓄えられる。
したがって、掃除機本体2の本体排気口34からは十分に臭気が低減された空気が排気される。
次に、使用者が電気掃除機1Aの運転を停止すると、電動送風機9も停止して掃除機本体2内には負圧が作用しなくなる。このとき、集塵部21に蓄積された塵埃は、継続して臭気を生じる。
集塵部21に設けられた発熱部23は、電力が供給されなくなるので発熱しない。他方、蓄熱部材24に蓄えられた熱によって第1の消臭部22の触媒の活性が維持される。そうすると、集塵部21に蓄積された塵埃から生じる臭気は、電気掃除機1Aの停止後であっても第1の消臭部22の触媒作用によって酸化分解される。
また、保持体31の吐出口32を覆うフィルタ40は、蓄熱部材41に蓄えられた熱によって加熱される。そうすると、フィルタ40に付着または含浸された消臭部材39の触媒が活性化される。したがって、電動送風機9が収容された電動送風機室17内に残った臭気は、消臭部材39の触媒作用によって酸化分解される。
したがって、電気掃除機1Aの停止後であっても、集塵部21に設けられた第1の消臭部22の周囲に存する第1の蓄熱部および電動送風機室17に設けられた消臭部材39の周囲に存する第2の蓄熱部によって触媒の活性が維持され、掃除機本体2の内部の臭気が十分に低減される。掃除機本体2の内部に残留する臭気を低減することができるので、電気掃除機1Aを次回運転させた際に、運転の開始時から排気の臭気を低減させることができる。
本実施形態に係る電気掃除機1Aによれば、簡易な構成で、かつ電気掃除機1Aの運転開始当初から運転停止させたあと十分な期間に亘って、触媒の活性を維持して掃除機本体2の内部の臭気を消臭できる。
[第3の実施形態]
本発明に係る電気掃除機の第3実施形態について図4を参照して説明する。
なお、本実施形態において第1実施形態と同じ構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図4は、本発明の第3実施形態に係る電気掃除機の掃除機本体の部分的な断面図である。
図4に示すように、電気掃除機1Bの掃除機本体2の内部は、連通孔15を有する隔壁16によって、塵埃分離集塵ユニット8が収容された収納室11と、電動送風機9が収容された電動送風機室17とに区画される。
掃除機本体2は電源コード(図示省略)および電動送風機9などに電気的に接続された略矩形平板状の回路基板36を備える。回路基板36には、制御部の動作によって発生する熱を放出させる金属製のヒートシンクである放熱板37が設けられる。放熱板37は電動送風機室17に延設され、特にケース部33に形成された本体排気口34の近傍に亘って延設される。本体排気口34の近傍に位置して、電気掃除機1Bを運転させると電動送風機9の排気風に曝される放熱板37の一部には、熱によって活性化される触媒作用を利用した化学反応により悪臭を除去する第2の消臭部としての消臭部材43を付着または含浸させたフィルタ44が設けられる。すなわち、放熱板37は消臭部材43のフィルタ44に第2の蓄熱部として当接される。
消臭部材43にはマンガン、銅、コバルト、チタン、金および白金のいずれかの金属、もしくは金属酸化物を含む触媒が用いられる。
次に、本実施形態に係る電気掃除機1Bの掃除動作を説明する。
使用者が電気掃除機1Bの運転を開始すると、集塵部21に設けられた発熱部23は、電源コードから供給される電力に基づき加熱される。この熱は発熱部23に着設された第1の消臭部22の触媒を活性化させる。そうすると、集塵部21に蓄積された塵埃から生じる臭気は、第1の消臭部22の触媒作用によって酸化分解される。また、発熱部23が発生させる熱の一部は蓄熱部材24に蓄えられる。
集塵部21で十分に分解されずに残った臭気は、含塵空気から分離された空気とともに電動送風機9に吸い込まれ、電動送風機9のモータ部によって加熱されて、電動送風機9の排気口27から排気される。
このとき、放熱板37に設けられたフィルタ44は、電動送風機9の排気によって加熱される。そうすると、フィルタ44に付着または含浸された消臭部材43の触媒が活性化される。したがって、電動送風機9の排気から生じる臭気は、消臭部材43の触媒作用によって酸化分解される。また、回路基板36に実装された制御部の動作によって発生する熱の一部は放熱板37に蓄えられる。
したがって、掃除機本体2の本体排気口34からは十分に臭気が低減された空気が排気される。
次に、使用者が電気掃除機1Bの運転を停止すると、電動送風機9も停止して掃除機本体2内には負圧が作用しなくなる。このとき、集塵部21に蓄積された塵埃は、継続して臭気を生じる。
集塵部21に設けられた発熱部23は、電力が供給されなくなるので発熱しない。他方、蓄熱部材24に蓄えられた熱によって第1の消臭部22の触媒の活性が維持される。そうすると、集塵部21に蓄積された塵埃から生じる臭気は、電気掃除機1Bの停止後であっても第1の消臭部22の触媒作用によって酸化分解される。
また、放熱板37に設けられたフィルタ44は、放熱板37に蓄えられた熱によって加熱される。そうすると、フィルタ44に付着または含浸された消臭部材43の触媒が活性化される。したがって、電動送風機9が収容された電動送風機室17内に残った臭気は、消臭部材43の触媒作用によって酸化分解される。なお、フィルタ44および放熱板37の少なくともいずれかに当接するように蓄熱部材を設けてもよい。
したがって、電気掃除機1Bの停止後であっても、集塵部21に設けられた第1の消臭部22の周囲に存する第1の蓄熱部および電動送風機室17に設けられた消臭部材43の周囲に存する第2の蓄熱部によって触媒の活性が維持され、掃除機本体2の内部の臭気が十分に低減される。掃除機本体2の内部に残留する臭気を低減することができるので、電気掃除機1Bを次回運転させた際に、運転の開始時から排気の臭気を低減させることができる。
本実施形態に係る電気掃除機1Bによれば、簡易な構成で、かつ電気掃除機1Bの運転開始当初から運転停止させたあと十分な期間に亘って、触媒の活性を維持して掃除機本体2の内部の臭気を消臭できる。
なお、本発明に係る電気掃除機は、キャニスタ型の電気掃除機1、1A、1Bに限らず、アプライト型、スティック型、あるいはハンディ型などの電気掃除機であってもよい。
本発明の第1実施形態に係る電気掃除機の外観を示した図。 本発明の第1実施形態に係る電気掃除機の掃除機本体の部分的な断面図。 本発明の第2実施形態に係る電気掃除機の掃除機本体の部分的な断面図。 本発明の第3実施形態に係る電気掃除機の掃除機本体の部分的な断面図。
符号の説明
1 電気掃除機
2 掃除機本体
2a 接続口
3 集塵ホース
4 手元操作管
4a 操作部
4b 切スイッチ
4c 起動スイッチ
5 延長管
6 吸込口体
8 塵埃分離集塵ユニット
9 電動送風機
10 蓋板
11 収納室
15 連通孔
16 隔壁
17 電動送風機室
19 吸気口
20 分離部
21 集塵部
22 第1の消臭部
23 発熱部
24 蓄熱部材
26 電動送風機ケース
27 排気口
28 消臭部材
29 フィルタ
31 保持体
32 吐出口
33 ケース部
34 本体排気口
36 回路基板
37 放熱板
39 消臭部材
40 フィルタ
41 蓄熱部材
43 消臭部材
44 フィルタ

Claims (5)

  1. 塵埃が蓄積される集塵部を介して空気を吸い込む電動送風機と、
    前記電動送風機を収容する電動送風機室に設けられた蓄熱部と、
    前記蓄熱部に着設された消臭部とを備え、
    前記消臭部は、熱によって活性化される触媒作用を利用した化学反応により悪臭を除去することを特徴とする電気掃除機。
  2. 前記蓄熱部は、前記電動送風機のケースであり、
    前記消臭部は、前記電動送風機のケースに形成された排気口に設けられたフィルタであることを特徴とする請求項1に記載の電気掃除機。
  3. 前記蓄熱部は、前記電動送風機を覆う保持体に形成された吐出口の周縁に設けられ、
    前記消臭部は、前記吐出口に設けられたフィルタであることを特徴とする請求項1に記載の電気掃除機。
  4. 前記蓄熱部は、前記電気掃除機の制御部に設けられた放熱板であり、
    前記消臭部は、前記放熱板に設けられたフィルタであることを特徴とする請求項1に記載の電気掃除機。
  5. 前記集塵部に設けられた発熱部と、
    前記集塵部に設けられ、かつ前記発熱部に着設された蓄熱部と、
    前記集塵部内に設けられた前記発熱部および前記蓄熱部に着設された消臭部とを備えたことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の電気掃除機。
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