JP2009232583A - 電動モータ、および電動モータの製造方法 - Google Patents

電動モータ、および電動モータの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】各ターミナルの位置決めを容易に行うことで製造コストの低減化を図ることができると共に、インサート成形時のターミナルの変形を抑制することができる。また、ブラケットに補強部材を容易に組み付けることができ、部品点数の増大を抑えることが可能な電動モータ、および電動モータの製造方法を提供する。
【解決手段】ブラケットに、このブラケットを補強するための補強部材81を設け、センサターミナルユニット56は、レゾルバステータのハーネス接続端子に対応する複数のセンサターミナル54bと、これらセンサターミナル54bを一体化する樹脂モールド部65,110とで構成され、樹脂モールド部65に、補強部材81に対する位置決めを行うための位置決め部72を形成し、補強部材81に、位置決め部71を利用してセンサターミナルユニット56を配置した後、これを樹脂モールドすることによってブラケットを形成する。
【選択図】図4

Description

この発明は、例えば、ブラシレスモータとして用いられる電動モータ、およびこの電動モータの製造方法に関するものである。
一般に、電動モータとして、ステータ巻線が巻装されたステータと、ステータに対して回転自在に設けられ永久磁石を有するロータとを備え、外部電源からステータ巻線に通電することで形成される磁界と永久磁石との間に生じる磁気的な吸引力や反発力によってロータを回転させるブラシレスモータが知られている。ステータ、およびロータは、開口部を有するモータハウジングに内装されている。
モータハウジングの開口部には、これを閉塞するようにブラケットが設けられている。ブラケットの内面側には、ロータの回転角度を検出するための回転角度検出装置として、レゾルバが設けられる場合がある。レゾルバは、ロータの回転軸に固定され永久磁石を有するレゾルバロータと、レゾルバロータの外周を取り囲むように設けられたレゾルバステータとで構成される。レゾルバステータにはレゾルバ巻線が巻装されており、このレゾルバ巻線を外部制御機器に電気的に接続し、レゾルバロータとレゾルバステータとの間のギャップパーミアンスを測定することでロータの回転角度を検出することができるようになっている。
ところで、近年のブラシレスモータのさらなる小型軽量化の要望に伴い、ブラケットを樹脂成形する場合がある。ここで、ステータ巻線と外部電源とを電気的に接続するパワーターミナルや、レゾルバ巻線と外部制御機器とを電気的に接続するためのセンサターミナルをブラケットにインサート成形する場合がある。このようにすることで、ブラケットと各ターミナルをそれぞれ別々に設ける場合と比較して、ブラシレスモータの小型化を図ることができると共に、製造時の組み付け性を向上させることができる(例えば、特許文献1参照)。
国際公開第2005/101616号パンフレット
しかしながら、上述の従来技術にあっては、各ターミナルをインサート成形する際の位置決めに手間がかかり、金型が複雑化するなど製造コストが高くなってしまうという課題がある。
また、インサート成形時の成形圧によってターミナルが変形し、ショートしてしまうおそれがあるという課題がある。
さらに、樹脂製のブラケットを補強するために補強部材を用いることも考えられるが、この補強部材と他の部品との相互位置関係を確保するのに手間がかかるだけでなく、補強部材を固定するために部品点数が増大してしまうという課題がある。
そこで、この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、各ターミナルの位置決めを容易に行うことで製造コストの低減化を図ることができると共に、インサート成形時のターミナルの変形を抑制することができる電動モータ、および電動モータの製造方法を提供するものである。
また、ブラケットに補強部材を容易に組み付けることができ、部品点数の増大を抑えることが可能な電動モータ、および電動モータの製造方法を提供するものである。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載した発明は、開口部を有するモータハウジングと、前記モータハウジング内に収容され巻線が巻装されているステータと、前記モータハウジング内に回転自在に設けられたロータと、前記モータハウジングの開口部に取り付けられる樹脂製のブラケットとを備え、前記ブラケットに、前記ロータの回転角度を検出するための回転角度検出装置を取り付けると共に、この回転角度検出装置と外部制御機器とを電気的に接続するためのセンサターミナルユニットをインサート成形した電動モータであって、前記ブラケットに、このブラケットを補強するための補強部材を設け、前記センサターミナルユニットは、前記回転角度検出装置のセンサ線に対応する複数のセンサターミナルと、これらセンサターミナルを一体化する樹脂モールド部とで構成され、前記樹脂モールド部に、前記補強部材に対する位置決めを行うためのセンサターミナル位置決め部を形成し、前記補強部材に、前記センサターミナル位置決め部を利用して前記センサターミナルユニットを配置した後、これを樹脂モールドすることによって前記ブラケットを形成することを特徴とする。
請求項2に記載した発明は、開口部を有するモータハウジングと、前記モータハウジング内に収容され巻線が巻装されているステータと、前記モータハウジング内に回転自在に設けられたロータと、前記モータハウジングの開口部に取り付けられる樹脂製のブラケットとを備え、前記ブラケットに、前記巻線と外部電源とを電気的に接続するためのパワーターミナルをインサート成形した電動モータであって、前記ブラケットに、このブラケットを補強するための補強部材を設け、前記補強部材に、前記パワーターミナルの位置決めを行うパワーターミナル位置決め部を設け、前記補強部材に、前記パワーターミナル位置決め部を利用して前記パワーターミナルを配置した後、これを樹脂モールドすることによって前記ブラケットを形成することを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、開口部を有するモータハウジングと、前記モータハウジング内に収容され巻線が巻装されているステータと、前記モータハウジング内に回転自在に設けられたロータと、前記モータハウジングの開口部に取り付けられる樹脂製のブラケットと、前記ブラケットに取り付けられ前記ロータの回転角度を検出するための回転角度検出装置とを備え、前記ブラケットに、前記回転角度検出装置と外部制御機器とを電気的に接続するためのセンサターミナルユニットをインサート成形すると共に、前記巻線と外部電源とを電気的に接続するためのパワーターミナルをインサート成形し、前記センサターミナルユニットは、前記回転角度検出装置のセンサ線に対応する複数のセンサターミナルと、これらセンサターミナルを一体化する樹脂モールド部とで構成されている電動モータであって、前記ブラケットに、このブラケットを補強するための補強部材を設け、前記センサターミナルユニットの前記樹脂モールド部に、前記補強部材に対する位置決めを行うためのセンサターミナル位置決め部を形成すると共に、前記補強部材に、前記パワーターミナルの位置決めを行うパワーターミナル位置決め部を設け、前記補強部材に、前記センサターミナル位置決め部を利用して前記センサターミナルユニットを配置すると共に、前記パワーターミナル位置決め部を利用して前記パワーターミナルを配置し、この後、これらセンサターミナルユニット、およびパワーターミナルを樹脂モールドすることによって前記ブラケットを形成することを特徴とする。
請求項4に記載した発明は、前記樹脂モールド部の前記センサターミナル位置決め部に、前記パワーターミナル位置決め部を一体成形したことを特徴とする。
請求項5に記載した発明は、開口部を有するモータハウジングと、前記モータハウジング内に収容され巻線が巻装されているステータと、前記モータハウジング内に回転自在に設けられたロータと、前記モータハウジングの開口部に取り付けられる樹脂製のブラケットと、前記ブラケットを補強するための補強部材と、前記ブラケットに取り付けられ前記ロータの回転角度を検出するための回転角度検出装置とを備え、前記ブラケットに、前記回転角度検出装置と外部制御機器とを電気的に接続するためのセンサターミナルユニット、前記巻線と外部電源とを電気的に接続するためのパワーターミナル、および前記補強部材をインサート成形し、前記センサターミナルユニットは、前記回転角度検出装置のセンサ線に対応する複数のセンサターミナルと、これらセンサターミナルを一体化する樹脂モールド部とで構成され、前記樹脂モールド部に、前記補強部材に対する位置決めを行うためのセンサターミナル位置決め部を形成し、前記樹脂モールド部の前記センサターミナル位置決め部に、前記パワーターミナルの位置決めを行うパワーターミナル位置決め部を一体成形した電動モータの製造方法であって、複数のセンサターミナルを樹脂モールドするセンサターミナルユニット成形工程と、前記補強部材に前記センサターミナルユニットをセットするセンサターミナルユニットセット工程と、前記補強部材に前記パワーターミナル位置決め部を介して前記パワーターミナルをセットするパワーターミナルセット工程と、前記補強部材、前記センサターミナルユニット、および前記パワーターミナルを樹脂モールドして前記ブラケットを成形するブラケット成形工程とを有することを特徴とする電動モータの製造方法とした。
本発明によれば、センサターミナルユニットやパワーターミナルを予め補強部材に位置決めしてセットすることができ、これを樹脂モールドすることによってブラケットにセンサターミナルユニット、パワーターミナル、および補強部材をインサート成形することができる。このため、センサターミナルユニットやパワーターミナルの位置決めを容易に行うことができ、製造コストの低減化を図ることができると共に、ブラケットに補強部材を組み付けるために部品点数が増加してしまうことを抑制できる。
また、センサターミナルユニットを回転角度検出装置のセンサ線に対応する複数のセンサターミナルと、これらセンサターミナルを一体化する樹脂モールド部とで構成することで、ブラケットにセンサターミナルユニットをインサート成形する前に予めセンサターミナルをプリモールドしておくことが可能になる。このため、ブラケットへのインサート成形時の成形圧によるセンサターミナルの変形を防止でき、センサターミナル同士のショートを防止できる。
さらに、センサターミナルユニットの樹脂モールド部に、パワーターミナル位置決め部を一体成形することで、部品点数の増加を抑えることができる。このため、さらに製造コストの低減化を図ることが可能になる。
次に、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1、図2に示すように、ブラシレスモータ1は、例えば、電動パワーステアリング(EPS;Electric Power Steering)に用いられるものであって、有底筒状のモータハウジング2に内嵌固定されたステータ3と、ステータ3に対して回転自在に設けられたロータ4とを備え、モータハウジング2の開口部5に、これを閉塞するブラケット6がボルト26によって締結固定されている。
モータハウジング2の周壁7には、ステータ3が内嵌固定されている。モータハウジング2のエンド部(底部)8には、径方向中央にボス部9が形成され、ここに軸受け10が圧入されている。この軸受け10に、ロータ4の回転軸11の一端が回転自在に支持されている。
ステータ3は、略円筒状のステータコア12を有している。ステータコア12は、プレス加工によって略環状に打ち抜いた金属板(電磁鋼板)13をロータ4の軸方向に複数枚積層したものであって、コイル14を巻装するためのティース部15が放射状に複数形成されている。各ティース部15には、全周に渡って絶縁材であるインシュレータ16がそれぞれ装着され、このインシュレータ16上にコイル14が巻装されている。
ステータ3のエンド部8とは反対側には、バスバー21が複数配設されたバスバーユニット22が設けられている。このバスバーユニット22は、ステータ3のコイル14から引き出されたステータ巻線23と、外部電源(不図示)とを電気的に繋ぐ役割を有するものであって、バスバー21の一端には、ステータ巻線23が接続されている。
ロータ4は、回転軸11のステータ3に対応する部位に外嵌固定されているロータコア90を有している。ロータコア90は、軸方向に積層された略円板状の3つの分割コア91で構成されている。各分割コア91の径方向略中央には、回転軸11を圧入するための圧入孔92がそれぞれ形成されている。各分割コア91の外周面には、瓦状に形成された複数の永久磁石17が周方向に磁極が順番に変わるように配置されている。これら永久磁石17は、各分割コア91の周囲を取り囲むように形成されているマグネットケース93によって周方向の位置決めが行われるようになっている。
マグネットケース93は、分割コア91と同様に軸方向に積層された3つのケース94,95,96で構成されている。これらケース94〜96はそれぞれ有底筒状に形成されており、各エンド部(底部)94a〜96aがそれぞれ分割コア91の上面側、つまり、モータハウジング2のエンド部8側とは反対側を覆うように配置されている。すなわち、3つのケース94〜96のうち、モータハウジング2のエンド部8側から1段目のケース94と2段目のケース95は、隣接する分割コア91,91の間にエンド部94a,95aが介在した状態になっている。
各ケース94〜96の周壁94b〜96bには、それぞれ永久磁石17を受け入れ可能な切り欠き部(不図示)が形成されており、ここに永久磁石17が配置されることで永久磁石の周方向の位置決めが行われる。
モータハウジング2のエンド部8側から3段目のケース96には、エンド部96aの径方向中央に軸方向外方(図2における上側)に向かって突出するボス部100が形成されている。ボス部100の径方向中央には、回転軸11を挿入可能な挿入孔101が形成されている。また、ボス部100の先端には、軸方向に延出し、回転軸11を挿通可能な筒部102が一体成形されている。筒部102の外周面には、回転軸11の回転角度検出用のレゾルバ18を構成するレゾルバロータ19が外嵌固定されている。
1段目のケース94、および2段目のケース95には、エンド部径方向中央に回転軸11を挿通可能な挿通孔99が形成されている。
ここで、1段目のケース94、および2段目のケース95のエンド部94a,95aには、軸方向外方(図2における上側)に向かって突出する位置決め突起98,98が形成されている一方、各分割コア91には、位置決め突起98に対応し、かつ軸方向に貫通する位置決め孔97が形成されている。すなわち、1段目のケース94、および2段目のケース95は、これらに形成されている位置決め突起98と、分割コア91の位置決め孔97とが嵌合することで回転方向の位置決めが行われるようになっている。
各分割コア91に形成されている位置決め孔97は、1段目と、2段目と、3段目とが回転方向に徐々にずれるように形成されている。これによって、各ケース94〜96に形成されている切り欠き部(不図示)も1段目と、2段目と、3段目とで回転方向に徐々にずれることになる。したがって、各段に配設されている永久磁石17は、互いに同じ磁極が軸方向に捩れたスキュー角を有した状態になっている。
図1〜図3に示すように、ブラケット6は、樹脂製で平面視略円板状に形成されたものである。なお、樹脂としては、熱可塑性の結晶性プラスチックであるポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂を用いることが好ましい。しかしながら、これ以外の樹脂であってもよい。ブラケット6のモータハウジング2側には、モータハウジング2の周壁7に嵌合される筒状のハウジングインロー部28が設けられている。一方、ブラケット6のモータハウジング2とは反対側には、減速機等に嵌合される筒状の減速機インロー部29が設けられている。この減速機インロー部29の外周面29aには、Oリング(不図示)を取り付けるためのOリング溝30が形成されている。
ブラケット6の径方向中央には、ロータ4の回転軸11を挿通するための挿通孔31が形成され、ここに、金属製で有底筒状の軸受けハウジング32がインサート成形されている。軸受けハウジング32は、このエンド部32aが減速機インロー部29側に位置するように配置してある。エンド部32aの径方向中央には、ロータ4の回転軸11を挿通するための挿通孔33が形成されている。軸受けハウジング32の周壁32bには、軸受け34が内嵌固定されている。この軸受け34に、ロータ4の回転軸11の他端側が回転自在に支持されている。回転軸11の他端には、減速機等と回転軸11とを連結するためのジョイント89がスプライン嵌合されている。
また、ブラケット6の軸受け34とは反対側には、レゾルバロータ19に対応する位置にレゾルバ18を構成するレゾルバステータ20が配設されている。このレゾルバステータ20は、ブラケット6にボルト88、および取付部材115によって締結固定されたレゾルバホルダ35に内嵌されている。取付部材115には、ボルト88が螺入されるインサートナット86が埋設されている。
レゾルバホルダ35は、金属製で有底筒状に形成されたものである。この周壁35bの開口縁には、ボルト88に対応する位置に取付け座39が設けられている。取付け座39には、ボルト88が挿通可能であって、回転軸11を中心にして円弧状に形成された長孔49が設けられている。すなわち、レゾルバホルダ35は、ブラケット6と取付部材115とに挟持された状態で固定され、ボルト88は、軸受けハウジング32側から取付部材115に向かって螺入される。なお、軸受けハウジング32には、ボルト88に対応する位置に、これを挿通するためのカラー87が設けられている。
レゾルバステータ20は、このレゾルバホルダ35によってロータ4の軸方向、および径方向の移動が規制されるようになっている。レゾルバホルダ35は、ボルト88が長孔49内を移動できる分だけ、ロータ4の回転軸11を中心にして回動自在となっており、レゾルバステータ20の取付け角度を調整できるようになっている。すなわち、長孔49の周方向の長さによって、レゾルバステータ20の調整可能な角度が決定する。また、レゾルバホルダ35のエンド部35aには、ロータ4の回転軸11を挿通するための挿通孔36が形成されている。
ブラケット6の外周面6aには、モータハウジング2を固定するための雌ネジ部を有するインサートナット24が3箇所周方向に等間隔でインサート成形されている。また、ブラケット6の外周面6aに、ブラシレスモータ1を減速機等に固定するためのボルト孔25が3箇所周方向に等間隔で設けられている。ボルト孔25には、金属製のカラー27がインサート成形されている。
さらに、ブラケット6の外周面6aには、外部制御機器(不図示)に接続されレゾルバステータ20からの電気信号を取り出すためのセンサコネクタ37が一体成形されている。センサコネクタ37には、外側端に、外部制御機器に接続されている信号ケーブル(不図示)を嵌着可能な受け入れ口53が形成されている。また、ブラケット6の外周面6aには、外部電源(不図示)に接続されバスバーユニット22に電力を供給するためのパワーコネクタ38が一体成形されている。
ここで、図2〜図5に示すように、ブラケット6には、軸受けハウジング32の周囲を取り囲むように形成された略円環状の補強部材81がインサート成形されている。補強部材81は、樹脂で成形されたブラケット6の強度を向上させるためのものである。軸受けハウジング32と補強部材81との間は、複数の橋状の連結部(本実施形態では3本)82により連結されている。軸受けハウジング32、補強部材81、および連結部82で構成されたプレート部材83は、金属製の板材をプレス打ち抜きすることにより一体成形される。
また、プレート部材83の補強部材81には、外周側にブラケット6のボルト孔25に対応する位置に貫通孔75が形成され、ここにカラー27が圧入固定されている。さらに、補強部材81の外周側には、ブラケット6のインサートナット24に対応する位置に貫通孔76が形成され、ここにインサートナット24が圧入固定されている。これによって、プレート部材83と、カラー27、およびインサートナット24とが電気的に接続されるようになっている。
ここで、補強部材81は、レゾルバステータ20に対応する位置からブラケット6のセンサコネクタ37の受け入れ口53を臨む位置に至るまで延在するように形成されたセンサターミナルユニット56と、パワーコネクタ38を構成する板状の3つのパワーターミナル70とを位置決め可能になっている。すなわち、ブラケット6は、補強部材81を有するプレート部材83に、センサターミナルユニット56とパワーターミナル70とを配置した後、これらを樹脂モールドすることで形成されるようになっている。
各パワーターミナル70は、金属板からプレス加工等によって打ち抜かれたものであって、バスバーユニット22から露出する3つのバスバー21の端末部21a,21b,21c(図1参照)まで延出するように形成されている。そして、ブラケット6の端末部21a,21b,21cに対応する部位には開口部6bが形成されており、この開口部6bを介して各パワーターミナル70とバスバー21とが互いに接続されるようになっている。これよって外部からの電力がパワーコネクタ38、パワーターミナル70、およびバスバーユニット22を介してステータ3のコイル14に供給される。
各パワーターミナル70は、センサターミナルユニット56の後述する樹脂モールド部65によって補強部材81上に位置決めされた状態になっている。
図4に示すように、センサターミナルユニット56は、レゾルバステータ20と外部制御機器とを電気的に接続するためのものであって、2つのプリユニット56a,56bで構成され、これらプリユニット56a,56bが上下方向に重なり合っている。
図3、図4、図6に示すように、2つのプリユニット56a,56bのうち、下段(図4における紙面奥側)のプリユニット56aは、導電性の3本のセンサターミナル54aと、これらセンサターミナル54aを一体化する樹脂モールド部65とで構成されている。
各センサターミナル54aは、それぞれセンサコネクタ37の受け入れ口53からレゾルバステータ20まで延在するターミナル本体55aを有している。これらターミナル本体55aは、センサコネクタ37、およびブラケット6の形状に対応するように曲折した形状になっている。
ターミナル本体55aのセンサコネクタ37側端(図6(a)における下側端)には、ターミナル本体55aよりも段差により幅が小さく設定されている第一プラグ部58が形成されている。さらに、第一プラグ部58の先端側には、これよりも段差により幅が小さく設定されている第二プラグ部59が形成されている。第二プラグ部59の先端には、先細り部60が形成されている。
一方、ターミナル本体55aのレゾルバステータ20側端(図6(a)における上側端)には、ターミナル本体55aよりも段差により幅が小さく設定されている細幅部61が形成されている。さらに、細幅部61の先端には接続部62が形成されている。この接続部62はレゾルバステータ20のハーネス接続端子47(図1、図8参照)に接続される部位であって、細幅部61よりも段差により幅が大きく設定されている太幅部63と、太幅部63の先端に形成されている円板部64とで構成されている。細幅部61は、接続部62をレゾルバステータ20に接続させるべく、下方(図6(b)における下側)に向かって湾曲形成されている。接続部62は、細幅部61の先端から水平方向に沿って延出している。また、接続部62の太幅部63には、幅方向両側に凸部63a,63aが一体成形されている(図10参照)。
各センサターミナル54aを一体化する樹脂モールド部65は、ターミナル本体55aを被覆するように形成されている樹脂モールド本体71と、位置決め部72とが一体成形されたものである。樹脂モールド本体71は断面略矩形に形成されたものであって、上段のプリユニット56bの位置決めを行うための位置決め突起66a,66bが2箇所設けられている。また、樹脂モールド本体71のセンサコネクタ37側には、下方に向かう段差部73が形成されている。2つの位置決め突起66a,66bのうち一方の位置決め突起66aは、樹脂モールド本体71に形成された段差部73に設けられている。
位置決め部72は、樹脂モールド本体71からパワーターミナル70に対応する部位に至るまで延出し、かつ補強部材81の形状に沿って円弧状に形成されている。位置決め部72の補強部材81の合わせ面となる下面には、プリユニット56aの位置決めを行うための位置決め突起103が2箇所設けられている。補強部材81には、位置決め突起103,103に対応する部位に位置決め突起103,103を嵌め込み可能な嵌合孔104,104が形成されている(図5(a)参照)。これによって、プリユニット56aの補強部材81への位置決めが行われるようになっている。
位置決め部72の上面には、パワーターミナル70の形状に対応するように4つの壁部105が設けられている。これら4つの壁部105と位置決め部72の上面によって区画された3つの凹部106は、各パワーターミナル70がセット可能な形状となっている。また、位置決め部72の上面には、3つの凹部106内にそれぞれ位置決め突起107が設けられている。各パワーターミナル70の位置決め突起107に対応する部位には、それぞれ位置決め突起107を嵌め込み可能な嵌合孔108が形成されている。
このような構成のもと、各パワーターミナル70は、嵌合孔108を位置決め突起107に嵌め込むことによって移動が規制されると共に、各凹部106にそれぞれパワーターミナル70をセットすることでパワーターミナル70の配置向きが規制されるようになっている。すなわち、プリユニット56aの位置決め部72は、このプリユニット56aと補強部材81との位置決め行う役割を有していると共に、パワーターミナル70と補強部材81との位置決めを行う役割も兼ねている。
図3、図4、図7に示すように、2つのプリユニット56a,56bのうち、上段(図4における紙面手前側)のプリユニット56bは、導電性の3本のセンサターミナル54bと、これらセンサターミナル54bを一体化する樹脂モールド部65とで構成されている。すなわち、センサターミナルユニット56は、合計6本のセンサターミナルを有していることになる。
各センサターミナル54bは、それぞれセンサコネクタ37の受け入れ口53からレゾルバステータ20まで延在するターミナル本体55bを有している。これらターミナル本体55bは、センサコネクタ37、およびブラケット6の形状に対応するように曲折している。そして、上段のプリユニット56bを下段のプリユニット56aに重ね合わせた際、それぞれターミナル本体55a,54bは、受け入れ口53側では信号ケーブル(不図示)に接続可能な3×2列に、レゾルバステータ20側ではハーネス接続端子47の配列(図8参照)に対応するように6×1列に配列された状態になっている。
プリユニット56bのターミナル本体55bには、センサコネクタ37側端(図7(a)における左側端)にターミナル本体55bよりも段差により幅が小さく設定されている第一プラグ部58が形成されている。さらに、第一プラグ部58の先端側には、これよりも段差により幅が小さく設定されている第二プラグ部59が形成されている。第二プラグ部59の先端には、先細り部60が形成されている。
一方、ターミナル本体55bのレゾルバステータ20側端(図7(a)における右側端)には、プリユニット56aと同様に細幅部61、および接続部62が形成されている。細幅部61は、接続部62をレゾルバステータ20に接続させるべく、下方(図7(b)における下側)に向かって湾曲形成されている。接続部62は、細幅部61の先端から水平方向に沿って延出している。なお、ブラケット6には、レゾルバステータ20のハーネス接続端子47に対応する部位に開口部6cが形成されており、この開口部6cを介してターミナル本体55a,55bの接続部62とハーネス接続端子47とが互いに接続するようになっている。
各センサターミナル54aを一体化する樹脂モールド部110は、ターミナル本体55bを被覆するように形成されている。樹脂モールド部110は断面略矩形に形成されたものであって、下段のプリユニット56aの段差部73に対応する部位に、下方に向かう段差部111が形成されている。この段差部111には、下段のプリユニット56aの位置決め突起66aを嵌合可能な嵌合凹部112が形成されている。
また、プリユニット56bには、下段のプリユニット56aの他方の位置決め突起66bに対応する部位に、座面113が樹脂モールド部110から幅方向に向かって突出形成されている。座面113には、位置決め突起66bに嵌合可能な嵌合孔114が形成されている。
このような構成のもと、上段のプリユニット56bは、この樹脂モールド部110に形成された段差部111、嵌合凹部112、および嵌合孔114によって下段のプリユニット56aに対して位置決めが行われ、水平方向の移動が規制された状態になる。
図2、図8〜図10に示すように、ブラケット6のレゾルバホルダ35に内嵌されているレゾルバステータ20は、磁性材料からなるプレートを積層して構成された略円環状のコア40を有している。このコア40には、径方向内側に向かって突出する複数のティース部41が放射状に等間隔で設けられている。これらティース部41には、絶縁材であるインシュレータ42を装着した上からコイル43が巻装されている。インシュレータ42は、平面視略円環状に形成されたインシュレータ本体44と、このインシュレータ本体44から径方向外側(図8における下側)に向かって延出する平面視略矩形の端子保持部45とが一体成形されたものである。
なお、レゾルバステータ20をブラケット6に固定するレゾルバホルダ35の周壁35bには、インシュレータ42の端子保持部45に対応する部位に切り欠き部68が形成されている(図1参照)。レゾルバステータ20は、レゾルバホルダ35の切り欠き部68に端子保持部45が嵌り込むことによってロータ4回転方向への変位が規制されるようになっている。
コイル43の巻線は、複数のティース部41に3つのコイルが形成されるように巻装されている。各コイル43の巻線の端部は、インシュレータ42の端子保持部45からロータ4の軸方向(図1、図8参照)に沿って突設された導電性の端子46に引き出されている。
この端子46は、コイル43の巻線の端部数に対応して6本設けられており、ここにそれぞれコイル43の巻線の端部が巻装されている。各端子46には、導電性のハーネス接続端子47が一体成形されている。ハーネス接続端子47は、端子保持部45に埋設された状態になっている。そして、端子保持部45におけるセンサターミナル54a,54bの接続部62に対応する部位に、接続部62を受入れ可能に形成された開口部48によって外部に露出した状態になっている。
この開口部48によって、ハーネス接続端子47は、矩形部47aと円形部47bとで構成される。そして、開口部48にセンサターミナル54a,54bの接続部62を嵌め込むことによってレゾルバステータ20のハーネス接続端子47の矩形部47aとセンサターミナル54a,54bの接続部62の太幅部63とが接続されると共に、ハーネス接続端子47の円形部47bと接続部62の円板部64とが接続される。
ここで、接続部62の太幅部63に形成されている凸部63aは、開口部48にセンサターミナル54a,54bの接続部62を嵌め込む際の圧入部として機能しており、これによって接続部62の抜け方向への移動が規制されるようになっている。また、接続部62の円板部64は、開口部48にセンサターミナル54a,54bの接続部62を嵌め込んだ後のスポット溶接部として機能する。
一方、ハーネス接続端子47の円形部47bもセンサターミナル54a,54bの接続部62とのスポット溶接部として機能する。
これによって接続部62とレゾルバステータ20のハーネス接続端子47との接続がより強固なものになる。さらに、接続部62の基端側に形成されている細幅部61は、ターミナル本体55a,55bや太幅部63と比較して剛性が弱いことに加えて湾曲形成されているので、レゾルバステータ20の角度調整を行った際、屈曲変形して容易にハーネス接続端子47の角度変位に追随させることができる(図11参照)。
次に、ブラケット6の製造方法について説明する。
まず、導電性の金属板からプレス加工などによって合計6本のセンサターミナル54a,54bを打ち抜く。そして、3本のセンサターミナル54aを樹脂モールドして各センサターミナル54aを樹脂モールド部65で一体化し、下段のプリユニット56aを成形する。次に、3本のセンサターミナル54bを樹脂モールドして各センサターミナル54bを樹脂モールド部110で一体化し、上段のプリユニット56bを成形する。
そして、下段のプリユニット56aに上段のプリユニット56bを重ね合わせる。このとき、上段のプリユニット56bの形成された段差部111を下段のプリユニット56aの段差部73に向けてセットすると共に、上段のプリユニット56bの嵌合凹部112、および嵌合孔114をそれぞれ対応する下段のプリユニット56aの位置決め突起66a,66bに嵌め込む(図6、図7参照)。これによって、センサターミナルユニット56の成形が完了する(センサターミナルユニット成形工程)。
なお、下段のプリユニット56aと上段のプリユニット56bの成形順序は逆であってもよい。
続いて、プレート部材83を構成する補強部材81に、センサターミナルユニット56をセットする。このとき、補強部材81に形成されている嵌合孔104(図5参照)に下段のプリユニット56aに形成されている位置決め突起103を嵌め込むようにしてセットする。これによって、センサターミナルユニット56の補強部材81に対する位置決めセットが完了する(センサターミナルユニットセット工程)。
次に、センサターミナルユニット56の下段のプリユニット56aに形成されている位置決め部72に3つのパワーターミナル70をそれぞれセットする。このとき、各パワーターミナル70は、位置決め部72に形成されている各凹部106のうち、それぞれ対応する凹部106にセットする。そして、パワーターミナル70に形成されている嵌合孔108に位置決め部72の位置決め突起107を嵌合する。これによってパワーターミナル70の補強部材81(センサターミナルユニット56)に対する位置決めセットが完了する(パワーターミナルセット工程)。
続いて、補強部材81にセンサターミナルユニット56とパワーターミナル70とをセットしたプレート部材83をブラケット6成形用の金型(不図示)内にセットする。そして、金型内に樹脂を流し込むことにより、それぞれセンサターミナルユニット56、パワーターミナル70、軸受けハウジング32、および補強部材81を樹脂モールドしてブラケット6を成形する(ブラケット成形工程)。これによって、ブラケット6の成形が完了する。
したがって、上述の実施形態によれば、パワーターミナル70やセンサターミナルユニット56を予めプレート部材83を構成する補強部材81に位置決めしてセットすることができ、これを樹脂モールドすることによってブラケット6にパワーターミナル70、センサターミナルユニット56、および補強部材81をインサート成形することができる。このため、パワーターミナル70やセンサターミナルユニット56の位置決めを容易に行うことができ、製造コストの低減化を図ることができると共に、ブラケット6に補強部材81を組み付けるために部品点数が増加してしまうことを抑制できる。
また、センサターミナルユニット56をレゾルバ18のハーネス接続端子47に対応する複数のセンサターミナル54a,54bをそれぞれプリユニット56a,56bの樹脂モールド部65,110で予め一体化している。このため、ブラケット6へのインサート成形時の成形圧がセンサターミナル54a,54bに直接かかることを防止でき、これによって、センサターミナル54a,54bの変形を防止できる。よって、センサターミナル54a,54b同士のショートを防止できる。
さらに、センサターミナルユニット56を構成するプリユニット56a,56bのうち、下段のプリユニット56aの樹脂モールド部65に位置決め部72を形成し、ここにパワーターミナル70の位置決め機能を持たせている。このように、パワーターミナル70の位置決め部をプリユニット56aの位置決め部72と一体化することで、部品点数の増加を抑えることができる。このため、さらにブラケット6の製造コストを低減することが可能になる。
なお、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述の実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
また、上述の実施形態では、パワーターミナル70の位置決め部をセンサターミナルユニット56を構成するプリユニット56aの位置決め部72と一体化し、この位置決め部72にパワーターミナル70の位置決め機能を持たせた場合について説明した。しかしながらこれに限られるものではなく、プリユニット56aの樹脂モールド部65において、樹脂モールド本体71と位置決め部72とを分割構成し、位置決め部72をパワーターミナル70の位置決め用としてのみ用いる構成としてもよい。この場合、プリユニット56aの樹脂モールド本体71と、補強部材81の樹脂モールド本体71に、互いの位置決めを行う凸部や凹部を形成するなどして、樹脂モールド本体71に別途センサターミナルユニット56用の位置決め部を設けるようにする。
本発明の実施形態におけるブラシレスモータの構成を示す分解斜視図である。 本発明の実施形態におけるブラシレスモータの構成を示す縦断面図である。 本発明の実施形態におけるブラケットの平面図である。 本発明の実施形態におけるプレート部材にパワーターミナルとセンサターミナルユニットを組み付けた状態を示す平面図である。 本発明の実施形態におけるプレート部材を示し、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A線に沿う断面図である。 本発明の実施形態における下段のプリユニットを示し、(a)は平面図、(b)は側面図である。 本発明の実施形態における上段のプリユニットを示し、(a)は平面図、(b)は側面図である。 本発明の実施形態におけるレゾルバステータの平面図である。 本発明の実施形態におけるレゾルバステータとセンサターミナルとの接続状態を示す平面図である。 図9のB部拡大図である。 本発明の実施形態におけるレゾルバステータとセンサターミナルとの接続状態を示す平面図である。
符号の説明
1 ブラシレスモータ
2 モータハウジング
3 ステータ
4 ロータ
5 開口部
6 ブラケット
14 コイル(巻線)
18 レゾルバ(回転角度検出装置)
19 レゾルバロータ
20 レゾルバステータ
22 バスバーユニット
47 ハーネス接続端子(センサ線)
54a,54b センサターミナル
56 センサターミナルユニット
56a,56b プリユニット
65,110 樹脂モールド部
70 パワーターミナル
71 樹脂モールド本体
72 位置決め部(センサターミナル位置決め部)(パワーターミナル位置決め部)
81 補強部材
83 プレート部材

Claims (5)

  1. 開口部を有するモータハウジングと、
    前記モータハウジング内に収容され巻線が巻装されているステータと、
    前記モータハウジング内に回転自在に設けられたロータと、
    前記モータハウジングの開口部に取り付けられる樹脂製のブラケットとを備え、
    前記ブラケットに、前記ロータの回転角度を検出するための回転角度検出装置を取り付けると共に、この回転角度検出装置と外部制御機器とを電気的に接続するためのセンサターミナルユニットをインサート成形した電動モータであって、
    前記ブラケットに、このブラケットを補強するための補強部材を設け、
    前記センサターミナルユニットは、前記回転角度検出装置のセンサ線に対応する複数のセンサターミナルと、これらセンサターミナルを一体化する樹脂モールド部とで構成され、
    前記樹脂モールド部に、前記補強部材に対する位置決めを行うためのセンサターミナル位置決め部を形成し、
    前記補強部材に前記センサターミナル位置決め部を利用して前記センサターミナルユニットを配置した後、これを樹脂モールドすることによって前記ブラケットを形成することを特徴とする電動モータ。
  2. 開口部を有するモータハウジングと、
    前記モータハウジング内に収容され巻線が巻装されているステータと、
    前記モータハウジング内に回転自在に設けられたロータと、
    前記モータハウジングの開口部に取り付けられる樹脂製のブラケットとを備え、
    前記ブラケットに、前記巻線と外部電源とを電気的に接続するためのパワーターミナルをインサート成形した電動モータであって、
    前記ブラケットに、このブラケットを補強するための補強部材を設け、
    前記補強部材に、前記パワーターミナルの位置決めを行うパワーターミナル位置決め部を設け、
    前記補強部材に前記パワーターミナル位置決め部を利用して前記パワーターミナルを配置した後、これを樹脂モールドすることによって前記ブラケットを形成することを特徴とする電動モータ。
  3. 開口部を有するモータハウジングと、
    前記モータハウジング内に収容され巻線が巻装されているステータと、
    前記モータハウジング内に回転自在に設けられたロータと、
    前記モータハウジングの開口部に取り付けられる樹脂製のブラケットと、
    前記ブラケットに取り付けられ前記ロータの回転角度を検出するための回転角度検出装置とを備え、
    前記ブラケットに、前記回転角度検出装置と外部制御機器とを電気的に接続するためのセンサターミナルユニットをインサート成形すると共に、前記巻線と外部電源とを電気的に接続するためのパワーターミナルをインサート成形し、
    前記センサターミナルユニットは、前記回転角度検出装置のセンサ線に対応する複数のセンサターミナルと、これらセンサターミナルを一体化する樹脂モールド部とで構成されている電動モータであって、
    前記ブラケットに、このブラケットを補強するための補強部材を設け、
    前記センサターミナルユニットの前記樹脂モールド部に、前記補強部材に対する位置決めを行うためのセンサターミナル位置決め部を形成すると共に、
    前記補強部材に、前記パワーターミナルの位置決めを行うパワーターミナル位置決め部を設け、
    前記補強部材に、前記センサターミナル位置決め部を利用して前記センサターミナルユニットを配置すると共に、前記パワーターミナル位置決め部を利用して前記パワーターミナルを配置し、
    この後、これらセンサターミナルユニット、およびパワーターミナルを樹脂モールドすることによって前記ブラケットを形成することを特徴とする電動モータ。
  4. 前記樹脂モールド部の前記センサターミナル位置決め部に、前記パワーターミナル位置決め部を一体成形したことを特徴とする請求項3に記載の電動モータ。
  5. 開口部を有するモータハウジングと、
    前記モータハウジング内に収容され巻線が巻装されているステータと、
    前記モータハウジング内に回転自在に設けられたロータと、
    前記モータハウジングの開口部に取り付けられる樹脂製のブラケットと、
    前記ブラケットを補強するための補強部材と、
    前記ブラケットに取り付けられ前記ロータの回転角度を検出するための回転角度検出装置とを備え、
    前記ブラケットに、前記回転角度検出装置と外部制御機器とを電気的に接続するためのセンサターミナルユニット、前記巻線と外部電源とを電気的に接続するためのパワーターミナル、および前記補強部材をインサート成形し、
    前記センサターミナルユニットは、前記回転角度検出装置のセンサ線に対応する複数のセンサターミナルと、これらセンサターミナルを一体化する樹脂モールド部とで構成され、
    前記樹脂モールド部に、前記補強部材に対する位置決めを行うためのセンサターミナル位置決め部を形成し、
    前記樹脂モールド部の前記センサターミナル位置決め部に、前記パワーターミナルの位置決めを行うパワーターミナル位置決め部を一体成形した電動モータの製造方法であって、
    複数のセンサターミナルを樹脂モールドするセンサターミナルユニット成形工程と、
    前記補強部材に前記センサターミナルユニットをセットするセンサターミナルユニットセット工程と、
    前記補強部材に前記パワーターミナル位置決め部を介して前記パワーターミナルをセットするパワーターミナルセット工程と、
    前記補強部材、前記センサターミナルユニット、および前記パワーターミナルを樹脂モールドして前記ブラケットを成形するブラケット成形工程とを有することを特徴とする電動モータの製造方法。

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