JP2009232583A - 電動モータ、および電動モータの製造方法 - Google Patents
電動モータ、および電動モータの製造方法 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】ブラケットに、このブラケットを補強するための補強部材81を設け、センサターミナルユニット56は、レゾルバステータのハーネス接続端子に対応する複数のセンサターミナル54bと、これらセンサターミナル54bを一体化する樹脂モールド部65,110とで構成され、樹脂モールド部65に、補強部材81に対する位置決めを行うための位置決め部72を形成し、補強部材81に、位置決め部71を利用してセンサターミナルユニット56を配置した後、これを樹脂モールドすることによってブラケットを形成する。
【選択図】図4
Description
また、インサート成形時の成形圧によってターミナルが変形し、ショートしてしまうおそれがあるという課題がある。
さらに、樹脂製のブラケットを補強するために補強部材を用いることも考えられるが、この補強部材と他の部品との相互位置関係を確保するのに手間がかかるだけでなく、補強部材を固定するために部品点数が増大してしまうという課題がある。
また、ブラケットに補強部材を容易に組み付けることができ、部品点数の増大を抑えることが可能な電動モータ、および電動モータの製造方法を提供するものである。
さらに、センサターミナルユニットの樹脂モールド部に、パワーターミナル位置決め部を一体成形することで、部品点数の増加を抑えることができる。このため、さらに製造コストの低減化を図ることが可能になる。
図1、図2に示すように、ブラシレスモータ1は、例えば、電動パワーステアリング(EPS;Electric Power Steering)に用いられるものであって、有底筒状のモータハウジング2に内嵌固定されたステータ3と、ステータ3に対して回転自在に設けられたロータ4とを備え、モータハウジング2の開口部5に、これを閉塞するブラケット6がボルト26によって締結固定されている。
モータハウジング2のエンド部8側から3段目のケース96には、エンド部96aの径方向中央に軸方向外方(図2における上側)に向かって突出するボス部100が形成されている。ボス部100の径方向中央には、回転軸11を挿入可能な挿入孔101が形成されている。また、ボス部100の先端には、軸方向に延出し、回転軸11を挿通可能な筒部102が一体成形されている。筒部102の外周面には、回転軸11の回転角度検出用のレゾルバ18を構成するレゾルバロータ19が外嵌固定されている。
ここで、1段目のケース94、および2段目のケース95のエンド部94a,95aには、軸方向外方(図2における上側)に向かって突出する位置決め突起98,98が形成されている一方、各分割コア91には、位置決め突起98に対応し、かつ軸方向に貫通する位置決め孔97が形成されている。すなわち、1段目のケース94、および2段目のケース95は、これらに形成されている位置決め突起98と、分割コア91の位置決め孔97とが嵌合することで回転方向の位置決めが行われるようになっている。
各パワーターミナル70は、センサターミナルユニット56の後述する樹脂モールド部65によって補強部材81上に位置決めされた状態になっている。
図3、図4、図6に示すように、2つのプリユニット56a,56bのうち、下段(図4における紙面奥側)のプリユニット56aは、導電性の3本のセンサターミナル54aと、これらセンサターミナル54aを一体化する樹脂モールド部65とで構成されている。
ターミナル本体55aのセンサコネクタ37側端(図6(a)における下側端)には、ターミナル本体55aよりも段差により幅が小さく設定されている第一プラグ部58が形成されている。さらに、第一プラグ部58の先端側には、これよりも段差により幅が小さく設定されている第二プラグ部59が形成されている。第二プラグ部59の先端には、先細り部60が形成されている。
このような構成のもと、上段のプリユニット56bは、この樹脂モールド部110に形成された段差部111、嵌合凹部112、および嵌合孔114によって下段のプリユニット56aに対して位置決めが行われ、水平方向の移動が規制された状態になる。
一方、ハーネス接続端子47の円形部47bもセンサターミナル54a,54bの接続部62とのスポット溶接部として機能する。
まず、導電性の金属板からプレス加工などによって合計6本のセンサターミナル54a,54bを打ち抜く。そして、3本のセンサターミナル54aを樹脂モールドして各センサターミナル54aを樹脂モールド部65で一体化し、下段のプリユニット56aを成形する。次に、3本のセンサターミナル54bを樹脂モールドして各センサターミナル54bを樹脂モールド部110で一体化し、上段のプリユニット56bを成形する。
なお、下段のプリユニット56aと上段のプリユニット56bの成形順序は逆であってもよい。
また、上述の実施形態では、パワーターミナル70の位置決め部をセンサターミナルユニット56を構成するプリユニット56aの位置決め部72と一体化し、この位置決め部72にパワーターミナル70の位置決め機能を持たせた場合について説明した。しかしながらこれに限られるものではなく、プリユニット56aの樹脂モールド部65において、樹脂モールド本体71と位置決め部72とを分割構成し、位置決め部72をパワーターミナル70の位置決め用としてのみ用いる構成としてもよい。この場合、プリユニット56aの樹脂モールド本体71と、補強部材81の樹脂モールド本体71に、互いの位置決めを行う凸部や凹部を形成するなどして、樹脂モールド本体71に別途センサターミナルユニット56用の位置決め部を設けるようにする。
2 モータハウジング
3 ステータ
4 ロータ
5 開口部
6 ブラケット
14 コイル(巻線)
18 レゾルバ(回転角度検出装置)
19 レゾルバロータ
20 レゾルバステータ
22 バスバーユニット
47 ハーネス接続端子(センサ線)
54a,54b センサターミナル
56 センサターミナルユニット
56a,56b プリユニット
65,110 樹脂モールド部
70 パワーターミナル
71 樹脂モールド本体
72 位置決め部(センサターミナル位置決め部)(パワーターミナル位置決め部)
81 補強部材
83 プレート部材
Claims (5)
- 開口部を有するモータハウジングと、
前記モータハウジング内に収容され巻線が巻装されているステータと、
前記モータハウジング内に回転自在に設けられたロータと、
前記モータハウジングの開口部に取り付けられる樹脂製のブラケットとを備え、
前記ブラケットに、前記ロータの回転角度を検出するための回転角度検出装置を取り付けると共に、この回転角度検出装置と外部制御機器とを電気的に接続するためのセンサターミナルユニットをインサート成形した電動モータであって、
前記ブラケットに、このブラケットを補強するための補強部材を設け、
前記センサターミナルユニットは、前記回転角度検出装置のセンサ線に対応する複数のセンサターミナルと、これらセンサターミナルを一体化する樹脂モールド部とで構成され、
前記樹脂モールド部に、前記補強部材に対する位置決めを行うためのセンサターミナル位置決め部を形成し、
前記補強部材に前記センサターミナル位置決め部を利用して前記センサターミナルユニットを配置した後、これを樹脂モールドすることによって前記ブラケットを形成することを特徴とする電動モータ。 - 開口部を有するモータハウジングと、
前記モータハウジング内に収容され巻線が巻装されているステータと、
前記モータハウジング内に回転自在に設けられたロータと、
前記モータハウジングの開口部に取り付けられる樹脂製のブラケットとを備え、
前記ブラケットに、前記巻線と外部電源とを電気的に接続するためのパワーターミナルをインサート成形した電動モータであって、
前記ブラケットに、このブラケットを補強するための補強部材を設け、
前記補強部材に、前記パワーターミナルの位置決めを行うパワーターミナル位置決め部を設け、
前記補強部材に前記パワーターミナル位置決め部を利用して前記パワーターミナルを配置した後、これを樹脂モールドすることによって前記ブラケットを形成することを特徴とする電動モータ。 - 開口部を有するモータハウジングと、
前記モータハウジング内に収容され巻線が巻装されているステータと、
前記モータハウジング内に回転自在に設けられたロータと、
前記モータハウジングの開口部に取り付けられる樹脂製のブラケットと、
前記ブラケットに取り付けられ前記ロータの回転角度を検出するための回転角度検出装置とを備え、
前記ブラケットに、前記回転角度検出装置と外部制御機器とを電気的に接続するためのセンサターミナルユニットをインサート成形すると共に、前記巻線と外部電源とを電気的に接続するためのパワーターミナルをインサート成形し、
前記センサターミナルユニットは、前記回転角度検出装置のセンサ線に対応する複数のセンサターミナルと、これらセンサターミナルを一体化する樹脂モールド部とで構成されている電動モータであって、
前記ブラケットに、このブラケットを補強するための補強部材を設け、
前記センサターミナルユニットの前記樹脂モールド部に、前記補強部材に対する位置決めを行うためのセンサターミナル位置決め部を形成すると共に、
前記補強部材に、前記パワーターミナルの位置決めを行うパワーターミナル位置決め部を設け、
前記補強部材に、前記センサターミナル位置決め部を利用して前記センサターミナルユニットを配置すると共に、前記パワーターミナル位置決め部を利用して前記パワーターミナルを配置し、
この後、これらセンサターミナルユニット、およびパワーターミナルを樹脂モールドすることによって前記ブラケットを形成することを特徴とする電動モータ。 - 前記樹脂モールド部の前記センサターミナル位置決め部に、前記パワーターミナル位置決め部を一体成形したことを特徴とする請求項3に記載の電動モータ。
- 開口部を有するモータハウジングと、
前記モータハウジング内に収容され巻線が巻装されているステータと、
前記モータハウジング内に回転自在に設けられたロータと、
前記モータハウジングの開口部に取り付けられる樹脂製のブラケットと、
前記ブラケットを補強するための補強部材と、
前記ブラケットに取り付けられ前記ロータの回転角度を検出するための回転角度検出装置とを備え、
前記ブラケットに、前記回転角度検出装置と外部制御機器とを電気的に接続するためのセンサターミナルユニット、前記巻線と外部電源とを電気的に接続するためのパワーターミナル、および前記補強部材をインサート成形し、
前記センサターミナルユニットは、前記回転角度検出装置のセンサ線に対応する複数のセンサターミナルと、これらセンサターミナルを一体化する樹脂モールド部とで構成され、
前記樹脂モールド部に、前記補強部材に対する位置決めを行うためのセンサターミナル位置決め部を形成し、
前記樹脂モールド部の前記センサターミナル位置決め部に、前記パワーターミナルの位置決めを行うパワーターミナル位置決め部を一体成形した電動モータの製造方法であって、
複数のセンサターミナルを樹脂モールドするセンサターミナルユニット成形工程と、
前記補強部材に前記センサターミナルユニットをセットするセンサターミナルユニットセット工程と、
前記補強部材に前記パワーターミナル位置決め部を介して前記パワーターミナルをセットするパワーターミナルセット工程と、
前記補強部材、前記センサターミナルユニット、および前記パワーターミナルを樹脂モールドして前記ブラケットを成形するブラケット成形工程とを有することを特徴とする電動モータの製造方法。
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