JP2009232180A - 通信システム、処理要求装置、処理応答装置及びそのプログラム - Google Patents

通信システム、処理要求装置、処理応答装置及びそのプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】UDPを用いて、処理要求装置がマルチキャストまたはブロードキャストで送信した所定の処理要求に対して、処理応答装置が応答する通信プロトコルによる通信において、UDPで送信可能なデータ長の上限を超えるデータをやり取りする。
【解決手段】ユーザエージェントは、特殊タグが付加されたSLPの属性要求メッセージRq1をマルチキャストで送信する。サービスエージェントは、応答メッセージ長が1400オクテットよりも大きければ、属性リストAtをn個に分割し、分割属性リストAt1を、シーケンスナンバーSN=1、未送信の分割属性リストAtiの存在を示す特殊タグのフラグ「ON」を付加して応答する。ユーザエージェントは、フラグ「OFF」の応答を受信するまで、SN=iを付した属性要求メッセージRqiを送信し、その応答として、分割属性リストAtiを取得する。
【選択図】図8

Description

本発明は、UDPを用いて、処理要求装置がマルチキャストまたはブロードキャストで送信した所定の処理要求に対して、処理応答装置が応答する通信プロトコルにより通信する通信技術に関する。
従来、UDP(User Datagram Protocol)を用いて、処理要求装置がマルチキャストまたはブロードキャストで送信した処理要求に対して、処理応答装置が応答する通信プロトコルとして、例えば、SLP(Service Location Protocol)が知られている。
SLPは、ネットワーク上のサービスを検索可能なプロトコルであり、処理要求装置(ユーザエージェント)が、ネットワーク上の処理応答装置(サービスエージェント)に属性情報の取得を要求すると、処理応答装置は、自らの属性情報を処理要求装置に応答する。この際、UDPデータグラムからUDPヘッダを除いたメッセージ長の上限は、イーサネット(登録商標)のMTU(Maximum Transmission Unit)から、1400オクテット程度となる。したがって、応答メッセージ長が1400オクテットを超える場合には、処理応答装置は、SLPの規格で定められたOVERFLOWビットをONにして、1400オクテットに収まる一部のメッセージを応答する。OVERFLOWビットがONの応答メッセージを受け取ると、処理要求装置は、再度、UDPに代えてTCP(Transmission Control Protocol)を用いて、属性情報の取得要求を行い、複数回のやり取りを経て、応答メッセージの全体を取得する。
しかしながら、上述の方法は、TCPを用いるために、処理要求装置へのIPアドレスの付与が前提であり、IPアドレスが付与される前の段階では、使用することができなかった。かかる問題は、SLPの通信に限らず、UDPを用いて、処理要求装置がマルチキャストまたはブロードキャストで送信した所定の処理要求に対して、処理応答装置が応答する通信プロトコルを用いた通信に共通する問題であった。
特開2006−202195号公報
上述の問題を踏まえ、本発明が解決しようとする課題は、UDPを用いて、処理要求装置がマルチキャストまたはブロードキャストで送信した所定の処理要求に対して、処理応答装置が応答する通信プロトコルによる通信において、UDPで送信可能なデータ長の上限を超えるデータをやり取りすることである。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]UDPを用いて、処理要求装置がマルチキャストまたはブロードキャストで送信した所定の処理要求に対して、処理応答装置が応答する通信プロトコルにより、前記処理要求装置と前記処理応答装置とがネットワークを介して通信する通信システムであって、
前記処理要求装置は、
前記処理要求に対して応答すべき応答データが、前記UDPにより送信可能な所定容量を超える場合には、該応答データを分割して送信させる分割指示を前記処理要求に含める分割指示手段と、
前記分割指示を含む前記処理要求を送信する処理要求手段と
を備え、
前記処理応答装置は、
前記分割指示を含む処理要求を受信し、前記応答データが前記所定容量を超える場合に、該応答データを前記UDPにより送信可能な容量に分割する分割手段と、
該分割した各々の分割データに、前記応答データにおける該分割データの並び順を示す順序情報を付加する付加手段と、
前記順序情報を付加した前記分割データを、前記応答として、前記処理要求装置に送信する処理応答手段と
を備えた
通信システム。
かかる構成の通信システムにおいて、処理要求装置は、応答データがUDPにより送信可能な所定容量を超える場合には、応答データを分割して送信させる分割指示を含めて、処理要求をマルチキャストまたはブロードキャストで送信する。一方、処理応答装置は、応答データが所定容量を超える場合には、応答データを分割した分割データに、順序情報を付加して応答する。したがって、UDPを用いて、処理要求装置がマルチキャストまたはブロードキャストで送信した所定の処理要求に対して、処理応答装置が応答する通信プロトコルによる通信において、UDPで送信可能なデータ長の上限を超えるデータをやり取りすることができる。また、UDPで送信可能なデータ長の上限を超えるデータであっても、TCPを用いた通信と比べてトラフィック量が小さいUDPを用いて、やり取りを行えるので、ネットワーク負荷を軽減することができる。
[適用例2]通信プロトコルは、SLPである適用例1記載の通信システム。
かかる構成の通信システムにおいて、通信プロトコルをSLPとしても、適用例1の効果を得ることができる。
[適用例3]適用例2記載の通信システムであって、付加手段は、各々の分割データに、更に、分割データが応答データを構成する最後の分割データであるか否かを示すフラグを付加し、処理要求装置は、更に、フラグを参照して、分割データを全て受け取ったことを判断する第1の判断手段を備える通信システム。
かかる構成の通信システムにおいて、処理応答装置は、分割データが応答データを構成する最後の分割データであるか否かを示すフラグを付加して、応答を行う。一方、処理要求装置は、当該フラグを参照して、分割データを全て受け取ったことを判断する。したがって、処理要求装置は、分割データを全て受け取ったことを容易に知ることができ、適切なタイミングで、処理応答装置とのやり取りを終了させることができる。
[適用例4]適用例2または適用例3記載の通信システムであって、付加手段は、各々の分割データに、更に、応答データのサイズを示すサイズ情報を付加し、処理要求装置は、更に、サイズ情報を参照して、分割データを全て受け取ったことを判断する第2の判断手段を備える通信システム。
かかる構成の通信システムにおいて、処理応答装置は、応答データのサイズを示すサイズ情報を付加して、応答を行う。一方、処理要求装置は、当該サイズ情報を参照して、分割データを全て受け取ったことを判断する。したがって、処理要求装置は、分割データを全て受け取ったことを容易に知ることができ、適切なタイミングで、処理応答装置とのやり取りを終了させることができる。
[適用例5]付加手段は、各々の分割データに、更に、処理応答装置の識別情報を付加する適用例2ないし適用例4のいずれか記載の通信システム。
かかる構成の通信システムにおいて、処理応答装置は、応答処理装置の識別情報を付加して、応答を行う。したがって、応答要求装置は、複数の応答処理装置から応答を受信した場合であっても、いずれの応答処理装置からの応答であるかを正確に判定することができる。
[適用例6]適用例1ないし適用例5のいずれか記載の通信システムであって、処理要求装置は、更に、処理要求に、所定のプロトコルの実行コマンドを含めるコマンド付加手段を備え、処理応答装置は、更に、処理要求に実行コマンドが含まれる場合に、実行コマンドを解釈して実行するコマンド実行手段を備え、処理応答装置は、実行コマンドの実行結果を応答データとして扱う通信システム。
かかる構成の通信システムにおいて、処理要求装置は、所定のプロトコルの実行コマンドを含めて、処理要求を送信する。一方、処理応答装置は、処理要求に実行コマンドが含まれる場合に、実行コマンドを解釈して実行し、その実行結果を応答データとして応答する。したがって、応答データ長が長くなることがあるが、そのような場合であっても、適用例1ないし適用例5のいずれかの構成により、応答データをやり取りすることができる。
[適用例7]適用例6記載の通信システムであって、処理応答装置は、実行コマンドの実行結果が所定の条件を満たしている場合に、実行コマンドの実行結果を応答データとして扱う通信システム。
かかる構成の通信システムにおいて、処理応答装置は、実行コマンドの実行結果が所定の条件を満たしている場合に、その結果を応答する。したがって、処理要求装置は、特定の処理応答装置からのみ応答を受け取るので、効率的に処理応答装置の応答を取得することができる。また、ネットワークの負荷を軽減できる。
また、本発明は、通信システムとしての構成のほか、処理応答装置、処理要求装置、コンピュータプログラム、通信方法としても実現することができる。
本発明の実施例について説明する。
A.実施例:
A−1.通信システムの概略構成:
本発明の実施例としての通信システム20の概略構成を図1に示す。通信システム20は、ユーザエージェントUAと、サービスエージェントSA1,SA2とがローカルエリアネットワークLANを介して接続されている。ユーザエージェントUAは、所定のプログラムがインストールされた汎用のパーソナルコンピュータであり、サービスエージェントSA1は、いわゆる複合機のプリンタ、SA2は、いわゆる単独機のプリンタである。なお、通信システム20を構成するユーザエージェントまたはユーザエージェントの数は、本例に限定されるものではなく、任意の数を設定可能である。
A−2.ユーザエージェントの概略構成:
通信システム20を構成するユーザエージェントUAの概略構成を図2に示す。ユーザエージェントUAは、上述の通り、所定のプログラムがインストールされた汎用のパーソナルコンピュータであり、CPU30、ハードディスクドライブ41、ROM42、RAM43、入力機構45、ディスプレイ46、インタフェース49を備えている。
CPU30は、ハードディスクドライブ41やROM42に記憶されたファームウェアやOSをRAM43に展開して実行することで、ユーザエージェントUAの制御を司る。また、CPU30は、ハードディスクドライブ41に記憶されたプログラムを実行することで、分割指示部31、処理要求部32、判断部33、コマンド付加部34として機能する。この機能部の詳細については、後述する。なお、コマンド付加部34は、後述する変形例としての構成である。
入力機構45は、キーボードとポインティングデバイス(ここではマウス)からなる。ディスプレイ46は、液晶式のディスプレイである。インタフェース49は、ユーザエージェントUAをローカルエリアネットワークLANに接続するためのインタフェースである。
A−3.サービスエージェントの概略構成:
通信システム20を構成するサービスエージェントSA1の概略構成を図3に示す。サービスエージェントSA1は、上述の通り、複合機のプリンタであり、CPU50、EEPROM61、ROM62、RAM63、入力機構65、印刷機構66、スキャナ67、FAX送信機構68、インタフェース69を備えている。なお、サービスエージェントSA2は、スキャナ67、FAX送信機構68を有していない点を除き、サービスエージェントSA1と同様の構成であるため、その説明は省略する。
CPU50は、EEPROM61やROM62に記憶されたファームウェアやOSをRAM63に展開して実行することで、サービスエージェントSA1全体の制御を司る。また、CPU50は、EEPROM61に記憶されたプログラムを実行することで、分割部51、付加部52、処理応答部53、コマンド実行部54として機能する。この機能部の詳細については、後述する。なお、コマンド実行部54は、後述する変形例としての構成である。
入力機構65は、キーボードとUIを表示するディスプレイとからなる。印刷機構66は、本実施例においては、インクジェット式の印刷機構である。インタフェース69は、サービスエージェントSA1をローカルエリアネットワークLANに接続するためのインタフェースである。
A−4.UDP分割送受信処理:
通信システム20におけるUDP分割送受信処理について図4及び図5を用いて説明する。本実施例におけるUDP分割送受信処理とは、ユーザエージェントUAとサービスエージェントSA1との間で、UDPを用いて、SLPの通信を行う際に、データを分割して送受信することで、UDPにより送信可能な容量を超えるデータのやり取りを可能にする処理である。UDP分割送受信処理は、図4に示すユーザエージェントUAにおける分割要求処理と、図5に示すサービスエージェントSA1における分割応答処理とにより構成される。
ユーザエージェントUAの分割要求処理は、図4に示すように、ユーザエージェントUAにおいて、ユーザが、SLPプログラムを起動させ、ディスプレイ46に示されたUIと入力機構45とを用いて、サービス検索条件を入力し、ユーザエージェントUAのCPU30が、この検索指示を受け付けることで開始される(ステップS100)。なお、ここでは、ローカルエリアネットワークLAN上の全てのプリンタに対して、属性の応答を求める検索指示とした。
検索指示を受け付けると、CPU30は、処理要求部32の処理として、SLPの属性要求メッセージRq1を作成し、UDPを用いてマルチキャストで送信する(ステップS110)。なお、本実施例では、マルチキャストで送信したが、ブロードキャストで送信してもよい。
この属性要求メッセージRq1の構成を図6(a)に示す。図示する属性要求メッセージRq1は、UDPデータグラムからUDPヘッダを除いたデータ部分であり、SLPヘッダとメッセージ部分からなる。図示するように、属性要求メッセージRq1のタグリストには、ベンダ拡張機能による特殊タグが付加されている。この特殊タグは、CPU30が分割指示部31の処理として付加するものであり、属性要求メッセージRq1に対する属性応答メッセージRpがUDPにより送信可能な容量(ここでは1400オクテット)を超える場合には、応答データを分割して送信させる分割指示を伝えるパラメータとしての役割を果たす。
一方、サービスエージェントSA1は、図5に示すように、分割応答処理として、属性要求メッセージRq1の受信を待機しており(ステップS200)、属性要求メッセージRq1を受信すれば(ステップS200:YES)、CPU50は、属性要求メッセージRq1を解釈して、これに対する属性リストAtを作成し、属性リストAtを含む属性応答メッセージRpのSLPヘッダ以下のデータ長が1400オクテットよりも大きいか否かを判断する(ステップS210)。
その結果、1400オクテット以下であれば(ステップS210:NO)、属性応答メッセージRpは、UDPで一度に送信できるデータサイズ以下であるということであり、CPU50は、処理応答部53の処理として、作成した属性リストAtを全て含む属性応答メッセージRp1を、UDPを用いて、ユーザエージェントUAに対してユニキャストで送信し(ステップS300)、処理を元に戻す。なお、この際、サービスエージェントSA1は、属性リストAtの全てを送信するため、SLPヘッダのOVERFLOWフラグは「OFF」となっている。
一方、1400オクテットよりも大きければ(ステップS210:YES)、属性応答メッセージRpは、UDPで一度に送信できるデータサイズを超えているということであり、CPU50は、続けて、受信した属性要求メッセージRq1内に特殊タグが含まれているか否かを判断する(ステップS220)。
その結果、特殊タグが含まれていなければ(ステップS220:NO)、属性リストAtを分割して送信する必要はないということである。そこで、CPU50は、処理応答部53の処理として、作成した属性リストAtの一部を基に、属性応答メッセージRpのサイズが1400オクテットに収まる範囲で、属性応答メッセージRp1を作成して、UDPを用いて、ユーザエージェントUAに対してユニキャストで送信し(ステップS290)、処理を元に戻す。なお、この際、サービスエージェントSA1は、属性リストAtの一部しか送信できないため、SLPヘッダのOVERFLOWフラグは「ON」となっている。
一方、特殊タグが含まれていれば(ステップS220:YES)、属性リストAtを分割して送信する必要があるということであり、CPU50は、分割部51の処理として、属性応答メッセージRpが1400オクテットに収まるように、属性リストAtをn個に分割する(ステップS230)。そして、CPU50は、n個に分割した分割属性リストAti(i=1〜n)のうち、属性リストAtの先頭を構成する分割属性リストAt1を基に、属性応答メッセージRp1を作成し、処理応答部53の処理として、UDPを用いて、ユーザエージェントUAに対してユニキャストで送信する(ステップS240)。なお、この際、サービスエージェントSA1は、分割属性リストAt1の全てを送信するため、SLPヘッダのOVERFLOWフラグは「OFF」となっている。
この属性応答メッセージRp1の構成を図7(a)に示す。属性応答メッセージRp1は、UDPデータグラムからUDPヘッダを除いたデータ部分であり、SLPヘッダとメッセージ部分からなる。図示するように、属性応答メッセージRp1の属性リストのうちベンダ拡張領域には、属性要求メッセージRqに含まれていた特殊タグ、サービスエージェントSA1の識別情報、分割属性リストAtiの並び順を示すシーケンスナンバーSNが付加されている。これらの情報は、CPU50が、付加部52の処理として付加するものである。特殊タグは、分割属性リストAt1に続き受け取るべき分割属性リストが他に存在するか否かを示すフラグビットを有している。ここでは、分割属性リストAt1に続き受け取るべき分割属性リストが他に存在するので、フラグは、そのことを示す「ON」となっている。シーケンスナンバーSNは、請求項の順序情報に該当し、分割属性リストAt1に対応する「1」となっている。識別情報は、本実施例では、サービスエージェントSA1のMACアドレスとした。
属性応答メッセージRp1を送信すると、CPU50は、属性要求メッセージRqiの受信を待機する(ステップS250)。この属性要求メッセージRqiは、ユーザエージェントUAが、属性要求メッセージRq1を送信した後に更に送信し、属性リストAtを構成するi番目の分割属性リストAtiの送信を要求するものであり、その詳細については、後述する。
そして、属性要求メッセージRqiを受信すると(ステップS250:YES)、CPU50は、属性要求メッセージRqiに含まれるシーケンスナンバーSN(=i)を参照し、SNが、属性リストAtの分割数であるnに等しいか否かを判断する(ステップS260)。その結果、シーケンスナンバーSNがnでなければ(ステップS260:NO)、属性要求メッセージRqiは、属性リストAtを構成する最後の分割属性リストAtnを要求するものではないということである。そこで、CPU30は、付加部52の処理として、図7(b)に示すように、属性要求メッセージRqiに含まれるシーケンスナンバーSN「i」に対応するi番目の分割属性リストAtiに、識別情報とシーケンスナンバーSN「i」とを付加すると共に、送信する分割属性リストAtiに続きがあることを示すために、特殊タグのフラグを「ON」として、属性応答メッセージRpiを作成し、処理応答部53の処理として、UDPを用いて、ユーザエージェントUAに対してユニキャストで送信する(ステップS280)。そして、処理をステップS250に戻し、受信した属性要求メッセージRqiのシーケンスナンバーSNがnとなるまで、ステップS250,S260及びS280の処理を繰り返すのである。
一方、シーケンスナンバーSNがnであれば(ステップS260:YES)、属性要求メッセージRqiは、属性リストAtを構成する最後の分割属性リストAtnを要求するものであるということである。そこで、CPU30は、付加部52の処理として、図7(c)に示すように、分割属性リストAtnに、識別情報と、シーケンスナンバーSN「n」とを付加すると共に、送信する分割属性リストAtnに続きがないことを示すために、特殊タグのフラグを「OFF」として、属性応答メッセージRpnを作成し、処理応答部53の処理として、UDPを用いて、ユーザエージェントUAに対してユニキャストで送信する(ステップS270)。
ここで、説明をユーザエージェントUAに戻す。ユーザエージェントUAでは、図4に示すように、ステップS110で属性要求メッセージRq1を送信した後、サービスエージェントSA1からの属性応答メッセージRpiの受信を待機している(ステップS120)。そして、属性応答メッセージRpi(最初はRq1)を受信すると(ステップS120:YES)、CPU30は、判断部33の処理として、属性応答メッセージRpiに含まれる特殊タグのフラグが「ON」であるか否かを判断する(ステップS130)。
その結果、フラグが「OFF」であれば(ステップS130:NO)、サービスエージェントSA1が応答すべき属性リストには、続きがないということであり、CPU30は、分割要求処理を終了する。そして、CPU30は、複数の分割属性リストAtiを受信した場合には、これらを合成して属性リストAtを生成する。CPU30は、こうして得られた属性リストAtの内容を、ディスプレイ46に表示させるのである。
一方、フラグが「ON」であれば(ステップS130:YES)、受信した属性応答メッセージRpiに含まれる分割属性リストAtiには続きがあるということである。そこで、CPU30は、属性応答メッセージRpiに含まれるシーケンスナンバーSNを1インクリメント(SN:i→i+1)して(ステップS140)、当該シーケンスナンバーSNを付加したSLPの属性要求メッセージRq(i+1)を、処理要求部32の処理として作成し、UDPを用いてマルチキャストで送信する(ステップS150)。
この属性要求メッセージRq(i+1)の構成を図6(b)に示す。属性要求メッセージRq(i+1)は、ステップS110で送信した属性要求メッセージRq1の構成(図6(a)参照)に加えて、ベンダ拡張領域に、シーケンスナンバーSN(i+1)が付加されている。この付加したシーケンスナンバーSNにより、ユーザエージェントUAは、サービスエージェントSA1に、分割属性リストAt(i+1)を要求するのである。
こうして、属性要求メッセージRq(i+1)を送信すると、CPU30は、処理を上記ステップS120に戻し、受信した特殊タグのフラグが「OFF」になるまで、すなわち、分割された分割属性リストAtiを全て受け取るまで、ステップS120〜S150の処理を繰り返すのである。
かかるユーザエージェントUAとサービスエージェントSA1との間の処理の流れの具体例を図8に示す。まず、ユーザエージェントUAは、特殊タグ「x−1248−p−usediv」を含めて属性要求メッセージRq1をサービスエージェントSA1に送信する。これに対して、サービスエージェントSA1は、分割属性リストAt1に、特殊タグのフラグ「x−1248−p−usediv=ON」、サービスエージェントSA1の識別情報「p−1248−ID−000048AAAAAAA」、シーケンスナンバー「p−1248−seq=1」を付加して、属性応答メッセージRp1を応答する。
一方、ユーザエージェントUAは、属性応答メッセージRp1を受信すると、それに含まれる特殊タグのフラグが「ON」であることから、特殊タグ「x−1248−p−usediv」、シーケンスナンバー「p−1248−seq=2」を含めた属性要求メッセージRq2をサービスエージェントSA1に送信する。これに対して、サービスエージェントSA1は、分割属性リストAt2に、特殊タグのフラグ「x−1248−p−usediv=ON」、識別情報「p−1248−ID−000048AAAAAAA」、シーケンスナンバー「p−1248−seq=2」を付加して、属性応答メッセージRp2を応答する。
同様に、ユーザエージェントUAは、属性応答メッセージRp2を受信すると、それに含まれる特殊タグのフラグが「ON」であることから、特殊タグ「x−1248−p−usediv」、シーケンスナンバー「p−1248−seq=3」を含めた属性要求メッセージRq2をサービスエージェントSA1に送信する。これに対して、サービスエージェントSA1は、分割属性リストAt3に、特殊タグのフラグ「x−1248−p−usediv=OFF」、識別情報「p−1248−ID−000048AAAAAAA」、シーケンスナンバー「p−1248−seq=3」を付加して、属性応答メッセージRp3を応答する。
そして、ユーザエージェントUAは、属性応答メッセージRp3を受信すると、それに含まれる特殊タグのフラグが「OFF」であることから、全ての分割属性リストAti(ここでは分割属性リストAt1〜At3)を受け取ったと判断して、分割要求処理を終了するのである。
なお、説明は省略したが、ユーザエージェントUAは、図4のステップ110において、マルチキャストで属性要求メッセージRq1を送信しているので、上述したユーザエージェントUAとサービスエージェントSA1との間での通信の他に、ユーザエージェントUAとサービスエージェントSA2との間でも同様の通信が行われる。この場合、ユーザエージェントUAは、サービスエージェントSA1とサービスエージェントSA2とから、それぞれ属性応答メッセージRpiを受け取ることとなるが、属性応答メッセージRpiには、サービスエージェントSA1,UA2の識別情報が含まれているので、ユーザエージェントUAは、サービスエージェントSA1からの応答と、サービスエージェントSA2からの応答とを正確に判別することができる。
また、本実施例においては、SLPの通信についてのUDP分割送受信処理について示したが、通信プロトコルは、特にSLPに限定するものではなく、UDPを用いて、処理要求装置がマルチキャストまたはブロードキャストで送信した所定の処理要求に対して、処理応答装置が応答する通信プロトコルであればよく、メーカー独自定義のプロトコルなどであってもよい。
かかる構成の通信システム20において、ユーザエージェントUAは、ユーザエージェントUAの属性要求メッセージRqに対する応答がUDPにより送信可能な所定容量を超える場合には、応答内容を分割して送信させる分割指示を示す特殊タグを含めて、属性要求メッセージRq1をマルチキャストまたはブロードキャストで送信する。一方、サービスエージェントSA1は、属性要求メッセージRq1に対する応答である属性リストAtが所定容量を超える場合には、属性リストAtを分割した分割属性リストAtiに、シーケンスナンバーSNを付加して応答する。したがって、UDPを用いたSLPの通信において、UDPで送信可能なデータ長の上限を超えるデータをやり取りすることができる。また、これにより、サービスエージェントにIPアドレスを付与していない環境下においても、SLPの通信を行うことができる。さらに、UDPで送信可能なデータ長の上限を超えるデータであっても、TCPを用いた通信と比べてトラフィック量が小さいUDPを用いて、やり取りを行えるので、ネットワーク負荷を軽減することができる。
また、かかる構成の通信システム20において、サービスエージェントSA1は、サービスエージェントSA1が送信する分割属性リストAtiが属性リストAtを構成する最後の分割属性リストAtnであるか否かを示す特殊タグのフラグを付加して、応答を行う。一方、ユーザエージェントUAは、当該フラグを参照して、フラグが「OFF」の場合に分割属性リストAtiを全て受け取ったことを判断する。したがって、ユーザエージェントUAは、分割属性リストAtiを全て受け取ったことを容易に知り、適切なタイミングで、サービスエージェントSA1とのやり取りを終了させることができる。
なお、SLPの標準規格においては、サービスエージェントは、受信した属性要求メッセージRqに不明なタグが含まれる場合には、当該タグを返信しない。すなわち、ローカルエリアネットワークLAN上に、本発明に対応しない未対応サービスエージェントが混在する環境下において、ユーザエージェントがマルチキャストで送信した、特殊タグを含む属性要求メッセージRqを、当該未対応サービスエージェントが受信しても、支障が生じることがない。したがって、本発明は、既存のサービスエージェントとの互換性もよい。
B.変形例:
上述した実施例の変形例について説明する。
B−1.変形例1:
実施例では、属性リストAtを分割送信する場合において、サービスエージェントSA1は、ユーザエージェントUAがステップS110で送信した属性要求メッセージRq1に対して、分割属性リストAt1を含む属性応答メッセージRp1を応答する構成としたが、このような構成に限られるものではない。例えば、最初の応答には、分割属性リストAt1を含まない構成とし、最初の応答に含まれる特殊タグのフラグによって分割送信が必要であることを認識したユーザエージェントUAから改めて送信される属性要求メッセージRqiに対して、分割属性リストAtiを応答する構成としてもよい。
B−2.変形例2:
実施例においては、ユーザエージェントUAは、サービスエージェントSA1から受信した属性応答メッセージRpiに含まれる特殊タグのフラグに基づいて、メッセージに続きがあるか否かを判断する構成としたが、メッセージの受信完了判断は、このような構成に限られるものではない。例えば、ユーザエージェントUAのCPU30は、受信した分割属性リストAtiの累計サイズと、属性応答メッセージRpiに含まれる属性リストAtの全長サイズ(例えば、図7(a)の「length of 」)とから、メッセージの受信完了判断を行ってもよい。かかる構成によっても、ユーザエージェントUAは、分割属性リストAtiを全て受け取ったことを容易に知ることができ、適切なタイミングで、サービスエージェントSA1とのやり取りを終了させることができる。
また、実施例においては、ユーザエージェントUAは、サービスエージェントSA1から、分割属性リストAtiを全て受け取ったと判断した場合に、図4に示した分割要求処理を終了する構成としたが、分割要求処理の終了タイミングは、これに限るものではない。例えば、処理開始から所定時間経過後に終了する構成としてもよい。あるいは、処理開始から所定時間経過後に、始めからリトライする構成としてもよい。また、図4のステップS150において属性応答メッセージRpiを送信したにも拘わらず、所定時間以内にサービスエージェントSA1からの属性応答メッセージRpiを受信しない(ステップS120:NO)場合には、属性応答メッセージRpiを再送する構成としてもよい。こうすれば、何らかの理由により、UDPデータグラムがローカルエリアネットワークLAN上で喪失された場合であっても、対応することができる。
B−3.変形例3:
サービスエージェントSA1は、図5のステップS230において、属性リストAtの分割に失敗した場合には、特殊タグのフラグを「FAILED」とする構成を追加してもよい。この場合、フラグが「FAILED」である特殊タグを含む属性応答メッセージRp1を受信したユーザエージェントUAは、分割要求処理を終了する構成としてもよい。
また、サービスエージェントSA1は、分割属性リストAtiを作成し、ユーザエージェントUAと分割セッション中である場合に、受信した属性要求メッセージRqiに含まれるシーケンスナンバーSNが無効でものであるときは、属性要求メッセージRqiがマルチキャストであれば応答せず、属性要求メッセージRqiがユニキャストであればエラーを返す構成としてもよい。また、分割セッション中でない場合に、受信した属性要求メッセージRq1にシーケンスナンバーSNが含まれるときは、属性要求メッセージRqiがマルチキャストであれば応答せず、属性要求メッセージRqiがユニキャストであればエラーを返す構成としてもよい。
B−4.変形例4:
実施例においては、サービスエージェントSA1は、ユーザエージェントUAからの分割属性リストAtiに応じて、分割属性リストAtiを、属性リストAtを構成する並び順に送信する構成としたが、送信順序は、特に限定するのではなく、例えば、属性リストAtを構成する並び順の逆から送信してもよいし、ランダムな順番で送信してもよい。ユーザエージェントUAは、1〜nのシーケンスナンバーSNを付した属性要求メッセージRqiを送信し、サービスエージェントSA1は、当該シーケンスナンバーSNに一意に対応する分割属性リストAtiの並び順を示す順序情報を付加して、応答すればよいのである。
また、サービスエージェントSA1が付加する順序情報は、一意の並び順を示す番号に限らず、ユーザエージェントUAが、受信した分割属性リストAtiの並び順を解釈できるものであればよい。例えば、送信対象の分割属性リストAtiの送信の直前に送信した分割属性リストAtiの番号や、直後に送信する分割属性リストAtiの番号を示すものとしてもよい。
B−5.変形例5:
実施例においては、ユーザエージェントUAがマルチキャストで送信する属性要求メッセージRq1に対して、全てのサービスエージェントSA1,SA2が応答する構成としたが、特定のサービスエージェント、例えば、サービスエージェントSA1のみから属性情報を取得する構成としてもよい。このような構成は、例えば、以下のようにして実現することができる。
まず、ユーザエージェントUAのCPU30は、図4のステップS110において、所定のSLP検索条件と、所定のプロトコルの実行コマンドを含めて属性要求メッセージRq1を作成し、UDPを用いてマルチキャストで送信する。この実行コマンドの付加は、コマンド付加部34の処理として行われる。所定のプロトコルとしては、種々のものが利用可能であるが、例えば、SNMP(Simple Network Management Protocol)を利用することができる。
属性要求メッセージRq1の内容の具体例を図9に示す。図9(a)は、SNMPの実行コマンドを含まない場合のサービス検索要求の概念図である。ここでは、具体例として、LANに接続されたEPSONプリンタの製品名を検索する場合について説明する。属性要求メッセージRq1のURLには、検索するサービスの情報として、装置の製造者名を示す「p−dev.1248」(EPSONを表す)や検索するサービス種別を示す「printer」が格納され、タグリストには、ベンダの拡張機能を示す「x−1248−p−dev.」や製品名を示す「pn」などの検索対象の固有の情報と、特殊タグ「x−1248−p−usediv」とが格納されている。
一方、図9(b)は、SNMPの実行コマンドを含む場合のサービス検索要求の概念図である。この場合、属性要求メッセージRq1のタグリストには、ベンダの拡張機能を示す「x−1248」や拡張機能で定義したSNMPを処理するアトリビュートである「p−spt」、内部的にSNMPのGetRequest−PDUを処理することを示す「snmpget」、snmpgetをSNMPv1で行うことを示す「V1」、コミュニティネームである「public」、MIBのオブジェクトIDとしての「1.3.6.1.2.1.1.5.0」(sysNameを表す)、上記コマンドの実行結果が適合したときにこの検索要求の応答を実行するよう定められた処理実行条件としての「result:noError」などの検索対象の情報と、特殊タグ「x−1248−p−usediv」とが格納されている。即ち、このタグリストの内容は、SNMPのコマンドを実行した結果が「noError」であるときに検索要求に対する応答を返すよう定めたものとなっている。
なお、このタグリストには、その先頭に「{」、最後尾に「}」及び内容の区切りに「|」など、SLPのタグリストの記述に規定されている以外の文字を用いることにより、SNMPの実行コマンドが格納されているか否かの判定が容易となっているのである。なお、ここでは、説明の便宜のため、SNMPのコマンド等を「noError」などの文字として説明したが、実際には、タグリストの内容は、「020100」(noErrorを表す16進数)のようにSNMPでの取り決めに従って記述されている。
かかる属性要求メッセージRq1を受信した場合の、サービスエージェントSA1の分割応答処理の流れについて、図5に示した分割応答処理と異なる点を図10に示す。ステップS200において属性要求メッセージRq1を受信すると(ステップS200:YES)、CPU50は、属性要求メッセージRq1にSNMPコマンドが含まれているか否かを判断する(ステップS310)。
その結果、SNMPのコマンドが含まれていれば(ステップS310:YES)、CPU50は、属性要求メッセージRq1に格納されたタグリストからSNMPのコマンドを取得し、コマンド実行部54の処理として、このコマンドを実行する(ステップS320)。そして、CPU50は、コマンドを実行した結果が、タグリストに記述された処理実行条件を満たすか否かを判断する(ステップS330)。本例では、上述の通り、コマンド実行結果が「noError」であるか否かにより処理実行条件を満たすか否かを判定する。
その結果、処理実行条件を満たしていなければ(ステップS330:NO)、CPU50は、属性要求メッセージRq1に対する応答を行わずに、処理を元に戻す。一方、処理実行条件を満たしていれば(ステップS330:YES)、CPU50は、処理をステップS210に進める。その後の処理は、図5で説明した通りである。
また、上記ステップS310において、SNMPコマンドが含まれていなければ(ステップS310:NO)、CPU50は、タグリストに指定された検索条件とEEPROM61などに記憶されたサービスエージェントSA1の情報とが一致するか否か、即ち、検索条件を満たすか否かを判定する(ステップS340)。その結果、検索条件と一致しなければ(ステップS340:NO)、CPU50は、属性要求メッセージRq1に対する応答を行わずに、処理を元に戻す。一方、検索条件と一致すれば(ステップS340:YES)、CPU50は、処理をステップS210に進める。その後の処理は、図5で説明した通りである。
なお、本変形例においては、ユーザエージェントUAは、検索条件と処理実行条件とを含む属性要求メッセージRq1を作成・送信したが、これらの条件のうち、いずれか一方のみを作成・送信する構成としてもよい。また、サービスエージェントSA1は、ステップS330において、処理実行条件を満たすか否かの判断を行い、処理実行条件を満たす場合のみ処理をステップS210に進める構成とした。かかる構成とすることにより、ユーザエージェントUAは、特定のサービスエージェントからのみ、必要な情報を取得することができるので、ユーザエージェントUAの処理が効率的になると共に、ローカルエリアネットワークLANの負荷を低減することができるからである。ただし、このような構成に限る必要はなく、ステップS330を省略して、SNMPコマンドを実行した場合には、必ず、処理をステップS210に進める構成としてもよい。
かかる構成の通信システム20においては、ユーザエージェントUAは、検索条件や、SNMPの実行コマンド、更には、SNMPの実行結果に基づく処理実行条件を含んで、属性要求メッセージRq1を送信する。一方、サービスエージェントSA1,SA2は、検索条件や処理実行条件を満たす場合にのみ、応答を行う。したがって、ユーザエージェントUAは、特定のサービスエージェントの情報のみを効率的に取得することができる。また、これにより、ローカルエリアネットワークLANのトラフィック量を低減することができる。
また、かかる構成の通信システム20においては、ユーザエージェントUAは、SNPMの実行コマンドを含めて属性要求メッセージRq1を送信する。一方、サービスエージェントSA1,SA2は、検索条件や処理実行条件を満たす場合には、SNMPの実行結果を属性応答メッセージとして応答する。したがって、通常のSLP通信と比べて、属性応答メッセージの容量が大きくなりがちであるが、属性応答メッセージの容量がUDPの通信可能容量を超える場合であっても、通信システム20は、実施例に示したように、UDPを用いて属性リストAtを分割送受信することが可能である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を脱しない範囲において、種々なる態様で実施できることは勿論である。例えば、本発明は、ユーザエージェントとしてのパーソナルコンピュータ、サービスエージェントとしてのプリンタとしての構成を例示したが、ユーザエージェント及びサービスエージェントは、携帯電話、デジタルカメラ、FAX、ルータなど、種々のネットワーク機器として実現することができる。また、本発明は、実施例に示した通信システムやユーザエージェントまたはサービスエージェントとしての構成に限らず、プログラム、通信方法等の形態でも実現することができる。
通信システム20の概略構成を示す説明図である。 ユーザエージェントUAの概略構成を示す説明図である。 サービスエージェントSA1の概略構成を示す説明図である。 ユーザエージェントUAにおける分割要求処理の流れを示すフローチャートである。 サービスエージェントSA1における分割応答処理の流れを示すフローチャートである。 属性要求メッセージの具体例を概念的に示す説明図である。 属性応答メッセージの具体例を概念的に示す説明図である。 ユーザエージェントUAとサービスエージェントSA1との間での通信を示す説明図である。 変形例としての属性要求メッセージの具体例を概念的に示す説明図である。 変形例としてのサービスエージェントSA1における分割応答処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
20...通信システム
30...CPU
31...分割指示部
32...処理要求部
33...判断部
34...コマンド付加部
41...ハードディスクドライブ
42...ROM
43...RAM
45...入力機構
46...ディスプレイ
49...インタフェース
50...CPU
51...分割部
52...付加部
53...処理応答部
54...コマンド実行部
61...EEPROM
62...ROM
63...RAM
65...入力機構
66...印刷機構
67...スキャナ
68...FAX送信機構
69...インタフェース
UA...ユーザエージェント
SA1,SA2...サービスエージェント
LAN...ローカルエリアネットワーク

Claims (11)

  1. UDPを用いて、処理要求装置がマルチキャストまたはブロードキャストで送信した所定の処理要求に対して、処理応答装置が応答する通信プロトコルにより、前記処理要求装置と前記処理応答装置とがネットワークを介して通信する通信システムであって、
    前記処理要求装置は、
    前記処理要求に対して応答すべき応答データが、前記UDPにより送信可能な所定容量を超える場合には、該応答データを分割して送信させる分割指示を前記処理要求に含める分割指示手段と、
    前記分割指示を含む前記処理要求を送信する処理要求手段と
    を備え、
    前記処理応答装置は、
    前記分割指示を含む処理要求を受信し、前記応答データが前記所定容量を超える場合に、該応答データを前記UDPにより送信可能な容量に分割する分割手段と、
    該分割した各々の分割データに、前記応答データにおける該分割データの並び順を示す順序情報を付加する付加手段と、
    前記順序情報を付加した前記分割データを、前記応答として、前記処理要求装置に送信する処理応答手段と
    を備えた
    通信システム。
  2. 前記通信プロトコルは、SLPである請求項1記載の通信システム。
  3. 請求項2記載の通信システムであって、
    前記付加手段は、前記各々の分割データに、更に、該分割データが前記応答データを構成する最後の分割データであるか否かを示すフラグを付加し、
    前記処理要求装置は、更に、前記フラグを参照して、前記分割データを全て受け取ったことを判断する第1の判断手段を備える
    通信システム。
  4. 請求項2または請求項3記載の通信システムであって、
    前記付加手段は、前記各々の分割データに、更に、前記応答データのサイズを示すサイズ情報を付加し、
    前記処理要求装置は、更に、前記サイズ情報を参照して、前記分割データを全て受け取ったことを判断する第2の判断手段を備える
    通信システム。
  5. 前記付加手段は、前記各々の分割データに、更に、前記処理応答装置の識別情報を付加する請求項2ないし請求項4のいずれか記載の通信システム。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか記載の通信システムであって、
    前記処理要求装置は、更に、前記処理要求に、所定のプロトコルの実行コマンドを含めるコマンド付加手段を備え、
    前記処理応答装置は、更に、前記処理要求に前記実行コマンドが含まれる場合に、該実行コマンドを解釈して実行するコマンド実行手段を備え、
    前記処理応答装置は、前記実行コマンドの実行結果を前記応答データとして扱う
    通信システム。
  7. 請求項6記載の通信システムであって、
    前記処理応答装置は、前記実行コマンドの実行結果が所定の条件を満たしている場合に、前記実行コマンドの実行結果を前記応答データとして扱う
    通信システム。
  8. ネットワークを介して接続された処理要求装置から、UDPを用いて、マルチキャストまたはブロードキャストで送信された所定の処理要求に対して、応答する処理応答装置であって、
    所定のパラメータを含む前記処理要求を受信した場合であって、前記処理要求に対して応答すべき応答データが、前記UDPにより送信可能な所定容量を超えるときは、該応答データを前記UDPにより送信可能な容量に分割する分割手段と、
    該分割した各々の分割データに、前記応答データにおける該分割データの並び順を示す順序情報を付加する付加手段と、
    前記順序情報を付加した前記分割データを、前記応答として、前記処理要求装置に送信する応答手段と
    を備えた処理応答装置。
  9. ネットワークを介して接続された処理応答装置に、UDPを用いて、マルチキャストまたはブロードキャストで所定の処理要求を送信する処理要求装置であって、
    前記処理要求に対して前記処理応答装置が応答すべき応答データが、前記UDPにより送信可能な所定容量を超える場合には、該応答データを分割して送信させる分割指示を前記処理要求に含める分割指示手段と、
    前記分割指示を含む前記処理要求を送信する要求手段と
    を備えた処理要求装置。
  10. ネットワークを介して接続された処理要求装置から、UDPを用いて、マルチキャストまたはブロードキャストで送信された所定の処理要求に対して、応答するためのコンピュータプログラムであって、
    所定のパラメータを含む前記処理要求を受信した場合であって、前記処理要求に対して応答すべき応答データが、前記UDPにより送信可能な所定容量を超えるときは、該応答データを前記UDPにより送信可能な容量に分割する分割機能と、
    該分割した各々の分割データに、該分割データが前記応答データを構成する何番目のデータであるかを示す順序情報を付加する付加機能と、
    前記順序情報を付加した前記分割データを、前記応答として、前記処理要求装置に送信する応答機能と
    をコンピュータに実現させるプログラム。
  11. ネットワークを介して接続された処理応答装置に、UDPを用いて、マルチキャストまたはブロードキャストで所定の処理要求を送信するためのコンピュータプログラムであって、
    前記処理要求に対して前記処理応答装置が応答すべき応答データが、前記UDPにより送信可能な所定容量を超える場合には、該応答データを分割して送信させる分割指示を前記処理要求に含める分割指示機能と、
    前記分割指示を含む前記処理要求を送信する要求機能と
    をコンピュータに実現させるプログラム。
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