JP6507916B2 - 通信機器 - Google Patents

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Description

本明細書では、外部機器との無線通信を実行するための通信機器を開示する。
特許文献1には、NFC(Near Field Communicationの略)規格のP2P(Peer to Peerの略)モードに従った無線通信を実行するためのNFCインターフェースを備えるMFP(Multi-Function Peripheralの略)が開示されている。MFPは、NFCインターフェースを介して、P2Pモードに関連するSNEP(Simple NDEF(NFC Data Exchange Format) Exchange Protocolの略)に従った2種類の接続を携帯端末と確立する。一方の接続は、MFPがサーバとして動作すると共に携帯端末がクライアントとして動作するための接続である。他方の接続は、MFPがクライアントとして動作すると共に携帯端末がサーバとして動作するための接続である。そして、MFPは、上記の一方の接続を利用して、携帯端末から印刷リクエストデータを受信する場合に、上記の他方の接続を利用して、無線設定を含むレスポンスデータを携帯端末に送信する。
特開2014−32561号公報
上記の技術によると、MFPがレスポンスデータを送信するためには、印刷リクエストデータの受信を待機しなければならない。本明細書では、通信機器が、無線情報の供給を要求するための要求情報の取得を待機することなく、無線情報を外部機器に供給し得る技術を提供する。
本明細書によって開示される通信機器は、第1の無線インターフェースと、第1の無線インターフェースとは異なる第2の無線インターフェースであって、第2の無線インターフェースは、外部機器との第1種の無線接続を確立し、第1種の無線接続は、通信機器が特定のプロトコルに従ったクライアントとして動作すると共に外部機器が特定のプロトコルに従ったサーバとして動作するための接続である、第2の無線インターフェースと、外部機器との第1種の無線接続が確立された後に、無線情報の供給を通信機器に要求するための要求情報を外部機器から取得するのか否かに関わらず、第1種の無線接続を利用して、第2の無線インターフェースを介して、無線情報を外部機器に供給する供給部であって、無線情報は、第1の無線インターフェースを介した特定の無線接続を確立するための情報である、供給部と、無線情報が外部機器に供給された後に、無線情報を利用して、第1の無線インターフェースを介して、外部機器との特定の無線接続を確立する確立部と、を備える。上記の構成によると、通信機器は、要求情報の取得を待機することなく、無線情報を外部機器に供給し得る。
上記の通信機器を実現するための制御方法、コンピュータプログラム、及び、当該コンピュータプログラムを格納するコンピュータ読取可能記録媒体も、新規で有用である。また、上記の通信機器と外部機器とを含む通信システムも、新規で有用である。
通信システムの構成を示す。 比較例X,Yのシーケンス図を示す。 第1実施例のNFC関連処理のフローチャートを示す。 ケースAのシーケンス図を示す。 第2実施例のNFC関連処理のフローチャートを示す。 ケースBのシーケンス図を示す。 第3実施例のNFC関連処理のフローチャートを示す。 ケースCのシーケンス図を示す。 ケースDのシーケンス図を示す。
(第1実施例)
(通信システム2の構成)
図1に示すように、通信システム2は、MFP100と、携帯端末200と、を備える。MFP100と携帯端末200とは、それぞれ、Wi−Fi方式に従った無線通信(以下では「Wi−Fi通信」と呼ぶ)と、NFC規格に従った無線通信(以下では「NFC通信」と呼ぶ)と、を実行可能である。
(MFP100の構成)
MFP100は、操作部112と、表示部114と、印刷実行部116と、スキャン実行部118と、FAX実行部120と、有線インターフェース(以下ではインターフェースのことを「I/F」と記載する)122と、Wi−FiI/F124と、NFCI/F126と、PSTN(Public Switched Telephone Networkの略)I/F128と、制御部130と、を備える。
操作部112は、複数のキーを備える。ユーザは、操作部112を操作することによって、様々な指示をMFP100に入力することができる。表示部114は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。印刷実行部116は、インクジェット方式、レーザ方式等の印刷機構である。スキャン実行部118は、CCD、CIS等のスキャン機構を備える。FAX実行部120は、PSTN(Public Switched Telephone Networkの略)を介してFAX通信を実行するためのハードウェア(例えばモデム)を備える。
有線I/F122は、有線通信を実行するためのI/Fである。有線I/F122に通信ケーブルが接続されると、MFP10は、有線ネットワークに所属することができる。
Wi−FiI/F124は、Wi−Fi方式に従ったWi−Fi通信を実行するためのI/Fである。Wi−Fi方式は、Wi-Fi Allianceによって策定された規格に準拠した無線通信方式であり、例えば、IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.の略)の802.11の規格、及び、それに準ずる規格(例えば、802.11a,11b,11g,11n等)に基づく無線通信方式である。Wi−FiI/F124は、特に、Wi-Fi Allianceによって策定されたWFD(Wi-Fi Direct(登録商標)の略)方式をサポートしている。
NFCI/F126は、NFC規格に従ったNFC通信を実行するための無線I/Fである。NFC規格は、ISO/IEC21481又はISO/IEC18092の国際標準規格である。NFCI/F126は、Wi−FiI/F124とは異なるチップによって構成されている。
なお、NFC通信を実行するためのI/Fの種類として、NFCフォーラムデバイス(NFC Forum Device)と呼ばれるI/Fと、NFCタグ(NFC Tag)と呼ばれるI/Fと、が知られている。本実施例では、NFCI/F126は、NFCフォーラムデバイスである。
NFCフォーラムデバイスは、P2Pモード、R/W(Reader/Writerの略)モード、及び、CE(Card Emulationの略)モードのうちのいずれかのモードで、選択的に動作可能なI/Fである。例えば、第1の機器のNFCI/Fと、第2の機器のNFCI/Fと、の両方がP2Pモードで動作する場合には、第1及び第2の機器は、データの双方向通信を実行することができる。また、例えば、第1の機器のNFCI/FがR/WモードのうちのReaderモードで動作し、かつ、第2の機器のNFCI/FがCEモードで動作する場合には、第1の機器は、第2の機器からのデータの読み出し、即ち、第2の機器からのデータの受信を実行することができる。また、例えば、第1の機器のNFCI/FがR/WモードのうちのWriterモードで動作し、かつ、第2の機器のNFCI/FがCEモードで動作する場合には、第1の機器は、第2の機器へのデータの書き込み、即ち、第2の機器へのデータの送信を実行することができる。なお、以下では、各モードについて「モード」という用語を省略して記載することがある。例えば、P2Pモードについて単に「P2P」と記載することがある。
Wi−Fi通信とNFC通信とは、以下の点で異なる。即ち、Wi−Fi通信の通信速度(例えば最大の通信速度が600Mbps)は、NFC通信の通信速度(例えば最大の通信速度が24Mbps)よりも速い。また、Wi−Fi通信における搬送波の周波数(2.4GHz帯又は5.0GHz帯)は、NFC通信における搬送波の周波数(例えば13.56MHz帯)とは異なる。また、Wi−Fi通信を実行可能な最大の距離(例えば約100m)は、NFC通信を実行可能な最大の距離(例えば約10cm)よりも大きい。
PSTNI/F128は、公衆回線であるPSTN(図示省略)に接続される。具体的に言うと、PSTNI/F128には、PSTNのための通信ケーブルの一端が接続される。当該通信ケーブルの他端は、例えば、家庭内のPSTN用ソケットに接続される。
制御部130は、CPU132とメモリ134とを備える。CPU132は、メモリ134に格納されているプログラム136に従って、様々な処理を実行する。メモリ134は、ROM、RAM、ハードディスク等によって構成される。メモリ134は、WFD記憶領域134aと、AP(Access Pointの略)記憶領域134bと、有線記憶領域134cと、を備える。
WFD記憶領域134aは、MFP100がWFDネットワークの親局(即ち、G/O(Group Ownerの略))として動作する場合に、当該WFDネットワークで利用されるWFD情報140aを記憶するための領域である。WFD情報140aは、SSID(Service Set Identifierの略)、パスワード、及び、BSSID(Basic Service Set Identifierの略;即ちMFP100のMACアドレス)を含む。MFP100は、MFP100の電源がONされている間に、常に、WFDネットワークのG/Oとして動作する。このために、WFD情報140aは、MFP100の電源がONされている間に、常に、WFD記憶領域134aに記憶されている。
AP記憶領域134bは、MFP100がAPによって形成されているAPネットワークに所属している場合に、当該APネットワークで利用されるAP情報140bを記憶するための領域である。AP情報140bは、BSSID(即ち、APのMACアドレス)、MFP100のIPアドレス、MFP100のサブネットマスク、及び、MFP100のMACアドレスを含む。
有線記憶領域134cは、MFP100が有線ネットワークに所属している場合に、当該有線ネットワークで利用される有線情報140cを記憶するための領域である。有線情報140cは、MFP100のIPアドレス、MFP100のサブネットマスク、及び、MFP100のMACアドレスを含む。
プログラム136は、アプリケーションプログラムと、プロトコルスタックと、を含む。アプリケーションプログラム、プロトコルスタックは、それぞれ、OSI参照モデルのアプリケーション層の処理、アプリケーション層よりも下位層の処理を実行するためのプログラムである。プロトコルスタックは、NFC規格のP2Pモードに従った処理とR/Wに従った処理とを実行するためのプログラムを含む。プロトコルスタックは、NFC規格のCEに従った処理を実行するためのプログラムを含んでいてもよいし、含んでいなくてもよい。
以下では、NFC通信を実行可能な機器(即ち、MFP100、携帯端末200等)のことを「NFC機器」と呼ぶ。P2Pは、通常、一対のNFC機器の間で双方向通信を実行するためのモードである。例えば、一対のNFC機器のそれぞれがP2Pに従って動作する状況では、一対のNFC機器の間に、まず、LLCP(Logical Link Control Protocol)接続が確立され、その後、さらに、SNEP接続が確立される。SNEP接続では、一対のNFC機器のうちの一方がサーバとして動作すると共に他方がクライアントとして動作する。
一方のNFC機器の状態が、SNEPのクライアント機能(以下では「P2P(C)」と呼ぶ)が有効化されている状態であり、かつ、他方のNFC機器の状態が、SNEPのサーバ機能(以下では「P2P(S)」と呼ぶ)が有効化されている状態である場合には、一方のNFC機器がクライアントとして動作すると共に他方のNFC機器がサーバとして動作するためのSNEP接続が確立される。特に、一方のNFC機器の状態が、P2P(C)及びP2P(S)の双方が有効化されている状態であり、かつ、他方のNFC機器の状態が、P2P(C)及びP2P(S)の双方が有効化されている状態である場合には、一方のNFC機器がクライアントとして動作すると共に他方のNFC機器がサーバとして動作するためのSNEP接続と、他方のNFC機器がクライアントとして動作すると共に一方のNFC機器がサーバとして動作するためのSNEP接続と、の双方が確立される。
本実施例では、MFP100は、MFP100の電源がONされている間に、P2P(C)が有効化されていると共にP2P(S)が無効化されている状態を維持する。また、携帯端末200は、携帯端末200の電源がONされている間に、P2P(S)が有効化されている状態を維持し、さらに、状況に応じて、P2P(C)が無効化されている状態からP2P(C)が有効化されている状態に変化する。従って、MFP100と携帯端末200との間には、MFP100がクライアントとして動作すると共に携帯端末200がサーバとして動作するためのSNEP接続(以下では「接続50c」と呼ぶ)が確立され得る。ただし、MFP100ではP2P(S)が無効化されているので、携帯端末200がP2P(C)を有効化しているのか否かに関わらず、MFP100がサーバとして動作すると共に携帯端末200がクライアントとして動作するためのSNEP接続(以下では「接続50s」と呼ぶ)は確立されない。なお、「P2P(C)が有効化されている状態」、「P2P(C)が無効化されている状態」は、それぞれ、クライアントとして動作すべきSNEP接続を確立可能な状態、確立不可能な状態と言い換えることができる。同様に、「P2P(S)が有効化されている状態」、「P2P(S)が無効化されている状態」は、それぞれ、サーバとして動作すべきSNEP接続を確立可能な状態、確立不可能な状態と言い換えることができる。
クライアントとして動作するNFC機器(以下では単に「クライアント」と呼ぶ)は、SNEP接続を利用して、サーバとして動作するNFC機器(以下では単に「サーバ」と呼ぶ)にリクエストコマンドを送信することができる。例えば、クライアントは、PUTリクエストと情報とをサーバに送信する。これにより、サーバは、クライアントから当該情報を受信して、当該情報を利用することができる。また、例えば、クライアントは、GETリクエストをサーバに送信することができる。この場合、サーバは、GETリクエストに応じた情報をクライアントに送信する。これにより、クライアントは、サーバから当該情報を受信して、当該情報を利用することができる。なお、サーバは、PUT又はGETリクエストをクライアントに送信することができない。このように、クライアントが情報の通信のハンドリングを実行し、サーバがクライアントからのリクエストに応じた情報の通信を実行する。本実施例では、サーバ及びクライアントは、GETリクエストを利用せずに、PUTリクエストのみを利用する。GETリクエストが利用される場合には、リクエストに応じて目的の情報が返信される必要があるので、PUTリクエストが利用される場合と比べて、通信回数が多くなるからである。
(携帯端末200の構成)
携帯端末200は、例えば、携帯電話(例えばスマートフォン)、PDA、ノートPC、タブレットPC、携帯型音楽再生装置、携帯型動画再生装置等の可搬型の端末である。携帯端末200は、操作部212と、表示部214と、Wi−FiI/F224と、NFCI/F226と、制御部230と、を備える。各部212〜226は、各部112,114,124,126と同様である。
制御部230は、CPU232とメモリ234とを備える。CPU232は、メモリ234に格納されているOS(Operating Systemの略)プログラム236に従って、様々な処理を実行する。メモリ234は、ROM、RAM、ハードディスク等によって構成される。本実施例では、OSプログラム236が第1種のOSプログラム及び第2種のOSプログラムのどちらかであることを想定している。第1種のOSプログラムは、例えば、Android(登録商標)(例えばバージョン4.0)である。第2種のOSプログラムは、例えば、Windows Phone(登録商標)(例えばバージョン8.1)である。また、メモリ234は、MFPアプリ(Applicationの略)238を格納し得る。MFPアプリ238は、MFP100に様々な機能(例えば、印刷機能、スキャン機能、FAX機能等)を実行させるためのアプリケーションであり、MFP100のベンダによって提供されるインターネット上のサーバ(図示省略)から携帯端末200にインストールされる。
第1種及び第2種のOSプログラムのどちらも、携帯端末200を以下のように動作させる。即ち、携帯端末200は、携帯端末200の電源がONされている間に、P2P(S)が有効化されている状態を維持する。携帯端末200は、MFPアプリ238がインストールされていない場合、又は、MFPアプリ238がインストールされていても、MFPアプリ238が起動されていない場合には、P2P(C)を無効化する。携帯端末200は、MFPアプリ238が起動される際に、P2P(C)を有効化する。
(比較例X,Y;図2)
次いで、本実施例のMFP100によって実現される各処理を説明する前に、図2を参照して、比較例X,Yを説明する。比較例X,Yでは、比較例のMFP10がNFC通信によって携帯端末200から要求情報を取得することを特徴とする。なお、以下では、P2P(C)又はP2P(S)が有効化されている状態、無効化されている状態を、それぞれ、「ON」、「OFF」で表現する。
(比較例X)
比較例Xでは、携帯端末200は、第1種のOSプログラム236を備える。携帯端末200のP2P(S)はONされている。T10では、ユーザは、MFP10の電源をONする。これにより、T12では、MFP10は、P2P(C)及びP2P(S)の双方をONする。
T14では、ユーザは、MFPアプリ238を起動させるための起動操作を携帯端末200に実行する。これにより、T16では、携帯端末200は、P2P(C)をONする。T18では、ユーザは、印刷対象の画像が携帯端末200に表示されている状態で、携帯端末200をMFP10に近づける。この結果、T20では、MFP10と携帯端末200との間に、LLCP接続が確立される。現時点では、MFP10及び携帯端末200のそれぞれにおいて、P2P(C)及びP2P(S)の双方がONされている。このために、T22,T24において、MFP10と携帯端末200との間に、接続50c及び接続50sの双方が確立される。
T26では、携帯端末200は、タップ操作(即ち、指を表示部214に短時間触れる操作)の実行をユーザに促すためのタップ画面を表示する。なお、タップ画面は、第1種のOSプログラム236が、LLCP接続の確立を検出することに基づいて、携帯端末200に表示させる画面である。
T28では、ユーザは、タップ操作を携帯端末200に実行する。T30では、携帯端末200は、ユーザのタップ操作に応じて、接続50sを利用して(即ちクライアントとして動作して)、PUTリクエストと要求情報とをMFP10に供給する。要求情報は、ネットワーク情報の供給をMFP10に要求するためのコマンドである。
MFP10は、接続50sを利用して(即ちサーバとして動作して)、携帯端末200からPUTリクエストと要求情報とを取得すると、T32において、接続50cを利用して(即ちクライアントとして動作して)、PUTリクエストとネットワーク情報とを携帯端末200に供給する。ネットワーク情報は、MFP10が所属しているネットワークに関する情報である。なお、ネットワーク情報が携帯端末200に供給される点は、比較例X,Yのみならず、本実施例でも同様であるので、ネットワーク情報については後で詳しく説明する。
図示省略しているが、携帯端末200は、接続50cを利用して(即ちサーバとして動作して)、MFP10からPUTリクエストとネットワーク情報とを取得すると、ネットワーク情報を利用して、WFDネットワーク及びAPネットワークのいずれかを介して、印刷対象の画像を表わす印刷データをMFP10に供給する。この点は、比較例X,Yのみならず、本実施例でも同様であるので、後で詳しく説明する。
(比較例Y)
比較例Yでは、携帯端末200が第2種のOSプログラム236を備える点が比較例Xとは異なる。T110〜T116は、それぞれ、比較例XのT10〜T16と同様である。
T117では、ユーザは、要求情報をMFP10に供給するための要求供給操作を携帯端末200に実行する。即ち、比較例Xでは、携帯端末200をMFP10に近づけた後に、要求情報をMFP10に供給するための操作(T28)が携帯端末200に実行されるが、比較例Yでは、携帯端末200をMFP10に近づける前に、操作(T117)が携帯端末200に実行される。T118〜T132は、それぞれ、T18〜T24,T30,T32と同様である。
各比較例X,Yでは、MFP10は、ネットワーク情報を携帯端末200に供給する前に、要求情報を携帯端末200から取得する必要がある。従って、携帯端末200が要求情報をMFP10に供給するための操作(即ち、比較例XのT28のタップ操作、又は、比較例YのT117の要求供給操作)の実行をユーザに強いることになり、ユーザが煩わしさを感じ得る。本実施例では、ユーザの利便性を向上させるために、以下の各処理が実行される。
(MFP100のNFC関連処理;図3)
次いで、図3を参照して、CPU132がプログラム136に従って実行するNFC関連処理の内容を説明する。CPU132は、MFP100の電源がONされることをトリガとして、図3の処理を実行する。
S10では、CPU132は、設定指示をNFCI/F126に供給して、NFCI/F126の状態を、P2P(C)が有効化されており、かつ、P2P(S)が無効化されており、かつ、R/Wが有効化されている状態(即ち、P2P(C)=ON、P2P(S)=OFF、R/W=ON)に設定する。P2P(S)が無効化されている点が、図2の各比較例X,Yとは異なる。
S12では、CPU132は、MFP100と携帯端末200との間にLLCP接続が確立されることを監視する。具体的には、CPU132は、LLCP接続が確立されたことを示すLLCP通知をNFCI/F126から取得することを監視する。CPU132は、LLCP通知をNFCI/F126から取得する場合(S12でYES)に、S14に進む。この時点では、携帯端末200において、少なくともP2P(S)がONされているので、NFCI/F126は、接続50cを確立する。ただし、MFP100において、P2P(S)が無効化されているので(S10参照)、NFCI/F126は、接続50sを確立しない。
S14では、CPU132は、接続50cを利用して(即ちクライアントとして動作して)、NFCI/F126を介して、PUTリクエストとネットワーク情報とURL(Uniform Resource Locatorの略)情報とを携帯端末200に供給する。具体的には、CPU132は、接続50cが確立された後に、ネットワーク情報とURL情報とをNFCI/F126に供給する。NFCI/F126は、CPU132から各情報を取得する場合に、PUTリクエストと各情報とを携帯端末200に送信する。ネットワーク情報は、MFP100が所属しているネットワークに関する情報であり、WFD情報140aを少なくとも含む。また、ネットワーク情報は、AP情報140bがAP記憶領域134bに格納されている場合にはAP情報140bを含み、有線情報140cが有線記憶領域134cに格納されている場合には有線情報140cを含む。また、URL情報は、MFPアプリ238をインターネット上のサーバからインストールするためのURLを示す情報である。
CPU132は、PUTリクエストと各情報とを携帯端末200に供給した直後に、S16において、LLCP接続を切断するための切断指示をNFCI/F126に供給する。NFCI/F126は、CPU132から切断指示を取得すると、LLCP接続を切断するためのコマンドの通信を携帯端末200と実行して、LLCP接続を切断する。この結果、接続50cも切断される。このように、PUTリクエストと各情報とが携帯端末200に供給された直後に、携帯端末200との接続が切断されるので、携帯端末200から何らかの情報が取得されるのを抑制することができる。この結果、MFP100は、当該情報に応じて処理を実行する必要がなく、他の処理を迅速に実行することができる。例えば、MFP100は、後述するように、携帯端末200から印刷データを取得して印刷処理を適切に実行することができる。S16が終了すると、S12に戻る。
S18では、CPU132は、Reader又はWriterとして動作するためのR/W接続が確立されることを監視する。具体的には、CPU132は、R/W接続が確立されたことを示すR/W通知をNFCI/F126から取得することを監視する。CPU132は、R/W通知をNFCI/F126から取得する場合(S18でYES)に、S20に進む。なお、本実施例では、NFC規格のカードがNFCI/F126に近づけられることによって、R/W接続が確立されることを想定している。
S20では、CPU132は、R/W接続を利用して(具体的にはReaderとして動作して)、NFCI/F126を介して、カードから情報を取得する。当該情報は、例えば、カードの所持者を特定するための認証情報を含む。そして、図示省略しているが、CPU132は、当該認証情報に対応付けられている印刷データがメモリ134内に存在する場合には、当該印刷データに従った印刷処理を実行する。
S22では、CPU132は、R/W接続を切断するための切断指示をNFCI/F126に供給する。NFCI/F126は、CPU132から切断指示を取得すると、R/W接続を切断するためのコマンドの通信をカードと実行して、R/W接続を切断する。S22が終了すると、S12に戻る。
(ケースA;図4)
続いて、CPU132が図3の処理を実行することによって実現されるケースAを説明する。携帯端末200は、第1種及び第2種のOSプログラムのうちのどちらのOSプログラム236を備えていてもよい。図4の初期状態では、携帯端末200のP2P(S)がONされている。T210では、ユーザは、MFP100の電源をONする(図3の処理のトリガ)。T212では、MFP100は、P2P(C)及びR/W(S)をONし、P2P(S)をOFFする(S10)。
T214では、ユーザは、印刷対象の画像が携帯端末200に表示されている状態で、携帯端末200をMFP100に近づける。この結果、T216では、MFP100と携帯端末200との間にLLCP接続が確立される(S12でYES)。MFP100では、P2P(C)がONされており、携帯端末200では、P2P(S)がONされている。このために、T218では、MFP100と携帯端末200との間に接続50cが確立される。なお、MFP100では、P2P(S)がOFFされているので、携帯端末200のP2P(C)がONされているのかOFFされているのかに関わらず、MFP100と携帯端末200との間に接続50sが確立されない。
T220では、MFP100は、接続50cを利用して、PUTリクエストとネットワーク情報とURL情報とを携帯端末200に供給する(S14)。T222では、MFP100は、携帯端末200とのLLCP接続及び接続50cを切断する(S16)。
T224では、携帯端末200は、取得済みのURL情報に基づいて、MFPアプリ238をインストール済みであるのか否かを判断する。携帯端末200は、MFPアプリ238をインストール済みである場合には、T224でYESと判断し、T226に進む。一方、携帯端末200は、MFPアプリ238をインストール済みでない場合には、T224でNOと判断し、T236に進む。
T226では、携帯端末200は、MFPアプリ238を起動中であるのか否かを判断する。携帯端末200は、MFPアプリ238を起動中である場合には、T226でYESと判断する。この場合、携帯端末200は、ネットワーク情報を利用して、以下の処理を実行する。即ち、携帯端末200は、ネットワーク情報がAP情報140bを含む場合、即ち、MFP100が特定のAPネットワークに所属している場合には、AP情報140bを利用して、携帯端末200自身が所属しているAPネットワークを介して、MFP100と通信可能であるのか否かを判断する。具体的には、携帯端末200は、自身が所属しているAPネットワークを介して、AP情報140b内のBSSID、MFP100のIPアドレス、MFP100のサブネットマスク、及び、MFP100のMACアドレスを利用して、MFP100との通信を試行する。具体的には、携帯端末200は、確認信号をMFP100に送信して、確認信号に対する応答信号をMFP100から受信した場合に、MFP100と通信可能であると判断する。この場合、携帯端末200は、AP情報140b内のMFP100のIPアドレス及びサブネットマスクを利用して、APネットワークを介して、印刷対象の画像を表わす印刷データをMFP100に供給する(図示省略)。
また、携帯端末200は、ネットワーク情報が有線情報140cを含む場合、即ち、MFP10が特定の有線ネットワークに所属している場合には、有線情報140cを利用して、携帯端末200自身が所属しているAPネットワークを介して、MFP100と通信可能であるのか否かを判断する。具体的には、携帯端末200は、自身が所属しているAPネットワークと、当該APネットワークに接続されている有線ネットワークと、を介して、有線情報140c内のMFP10のIPアドレス、サブネットマスク、及び、MACアドレスを利用して、MFP100との通信を試行する。具体的には、携帯端末200は、確認信号をMFP100に送信して、確認信号に対する応答信号をMFP100から受信した場合に、MFP100と通信可能であると判断する。この場合、携帯端末200は、有線情報140c内のMFP10のIPアドレス及びサブネットマスクを利用して、APネットワークを介して、印刷データをMFP10に供給する(図示省略)。
また、携帯端末200は、APネットワークを介して印刷データをMFP10に供給することができない場合には、ネットワーク情報内のWFD情報140aを利用して、WFD方式に従ったWFD接続をMFP100と確立する。この様子がT228に表現されている。即ち、換言すると、T228では、MFP100(即ちCPU132)は、WFD情報140aを利用して、Wi−FiI/F124を介して、様々な信号(Probe Request信号、Authentication Request信号、Association Request信号、4-way handshake等)の通信を携帯端末200と実行して、WFD接続を携帯端末200と確立する。これにより、MFP100がG/O機器として動作し、携帯端末200がCL(Clientの略)として動作するWFDネットワークが形成される。
T230では、携帯端末200は、WFDネットワークを利用して、印刷データをMFP100に供給する。
MFP100は、WFDネットワークを利用して、Wi−FiI/F124を介して、印刷データを携帯端末200から取得すると、T232において、印刷データによって表わされる画像の印刷を実行する。T232が終了すると、図4のシーケンスが終了する。
一方、携帯端末200は、MFPアプリ238を起動中でない場合には、T226でNOと判断し、T234において、MFPアプリ238を起動させる。T234が終了すると、T214に戻る。即ち、MFPアプリ238が携帯端末200にインストール済みであるが起動されていない場合(T224でYES、T226でNO)には、携帯端末200をMFP100に近づけるためのT214の動作が再び実行される必要がある。この後の各処理T216〜T232は、上述のとおりである。
また、T236では、携帯端末200は、取得済みのURL情報によって示されるURLにアクセスして、サーバからMFPアプリ238をインストールする。そして、T238では、携帯端末200は、MFPアプリ238を起動させる。T238が終了すると、T214に戻る。即ち、MFPアプリ238が携帯端末200にインストール済みでない場合(T224でNO)には、携帯端末200をMFP100に近づけるためのT214の動作が再び実行される必要がある。この後の各処理T216〜T232は、上述のとおりである。
(本実施例の効果)
図2の比較例X,Yでは、MFP10は、接続50sを利用して、携帯端末200から要求情報を取得することに応じて、接続50cを利用して、ネットワーク情報を携帯端末200に供給する。即ち、MFP10は、要求情報の取得を待機して、ネットワーク情報を携帯端末200に供給する。このように、MFP10が、ネットワーク情報を供給する前に、要求情報の取得を待機するので、携帯端末200において、比較例XのT28のタップ操作又は比較例YのT117の要求供給操作が実行される必要がある。これに対し、図4のケースAに示されるように、本実施例では、MFP100がP2P(S)をOFFしている状態を維持するので、接続50sが確立されない。そして、MFP100は、接続50cを確立した後(T218)に、接続50sを利用して携帯端末200から要求情報を取得することなく、接続50cを利用して、ネットワーク情報を携帯端末200に供給することができる(T220)。換言すると、MFP100は、要求情報を取得するのか否かに関わらず、ネットワーク情報を携帯端末200に供給することができる。即ち、MFP100は、要求情報の取得を待機することなくネットワーク情報を携帯端末200に供給することができる。そして、MFP100が要求情報の取得を待機しないので、ユーザは、タップ操作又は要求供給操作を携帯端末200に実行せずに済む。このために、ユーザの利便性が向上する。
(対応関係)
MFP100、携帯端末200が、それぞれ、「通信機器」、「外部機器」の一例である。Wi−FiI/F124、NFCI/F126が、それぞれ、「第1の無線インターフェース」、「第2の無線インターフェース」の一例である。接続50c、接続50s、WFD接続が、それぞれ、「第1種の無線接続」、「第2種の無線接続」、「特定の無線接続」の一例である。SNEP、ネットワーク情報内のWFD情報140aが、「特定のプロトコル」、「無線情報」の一例である。
(第2実施例;図5)
第1実施例と異なる点を中心に説明する。本実施例では、MFP100がP2P(S)をONし得るので、MFP100と携帯端末200との間に接続50sが確立され得る。CPU132は、図3の処理に代えて、図5の処理を実行する。S110,S112は、それぞれ、図3のS10,S12と同様である。
S114では、CPU132は、表示部114の状態がFAX処理を実行するためのFAX画面を表示している状態(以下では「表示状態」と呼ぶ)であるのか否かを判断する。MFP10が何らかの処理の実行指示を待機している状態では、表示部114には待機画面(換言するとホーム画面)が表示される。待機画面は、FAXを示すFAXボタン、スキャンを示すスキャンボタン等を含む。待機画面においてFAXボタンが選択される場合に、表示部114には待機画面に代えてFAX画面が表示される。CPU132は、表示部114の状態が表示状態である場合には、S114でYESと判断し、S118に進む。一方、CPU132は、表示部114の状態がFAX画面を表示していない状態(以下では「非表示状態」と呼ぶ)である場合には、S114でNOと判断し、S116に進む。S116は、図3のS14と同様である。
S118に進む場合には、MFP100においてP2P(S)が有効化されているので(後述のS140,S142参照)、携帯端末200においてMFPアプリ238が起動されていれば(即ちP2P(C)が有効化されていれば)、NFCI/F126は、接続50sを確立する。そして、S118では、CPU132は、接続50sを利用して、NFCI/F126を介して、PUTリクエストとFAX番号とを携帯端末200から取得する。FAX番号は、MFP100によって生成されるFAXデータの送信先を示す。これにより、図示省略しているが、CPU132は、取得済みのFAX番号を送信先として、FAXデータを送信することができる。S118が終了すると、S120に進む。S120〜S134は、S16〜S22と同様である。
S140では、CPU132は、表示部114の状態が非表示状態から表示状態に移行したのか否かを判断する。CPU132は、待機画面においてFAXボタンがユーザによって選択される場合に、S140でYESと判断し、S142に進む。S142では、CPU132は、設定指示をNFCI/F126に供給して、NFCI/F126の状態を、P2P(S)、P2P(C)、及び、R/Wの全てが有効化されている状態(即ち、P2P(S)=ON、P2P(C)=ON、R/W=ON)に設定する。ここでP2P(S)が有効化されるので、S118において接続50cが確立される。S142が終了すると、S112に戻る。
S150では、CPU132は、表示部114の状態が表示状態から非表示状態に移行したのか否かを判断する。例えば、FAX画面に含まれるキャンセルボタンがユーザによって選択される場合、又は、S118の後にFAXデータの送信が完了する場合には、表示部114ではFAX画面に代えて待機画面が表示される。この場合、CPU132は、S150でYESと判断し、S110を実行する。これにより、P2P(S)が無効化される。
(具体的なケース)
続いて、CPU132が図5の処理を実行することによって実現されるケースを説明する。携帯端末200のユーザは、MFP100に印刷処理を実行させたい場合には、表示部114が待機画面を表示している間(即ちFAX画面の非表示状態)に、携帯端末200をMFP100に近づける。この時点では、MFP100において、P2P(S)がOFFされているので(S110)、MFP100と携帯端末200との間に接続50sが確立されずに接続50cが確立される(S116)。この結果、MFP100は、接続50cを利用して、ネットワーク情報を携帯端末200に供給することができる(S116)。即ち、第1実施例の図4のケースAと同様の各処理が実現される。従って、本実施例でも、第1実施例と同様の効果を奏する。
(ケースB;図6)
一方、携帯端末200のユーザは、MFP100にFAX処理を実行させたい場合には、表示部114がFAX画面を表示している間(即ちFAX画面の表示状態)に、携帯端末200をMFP100に近づける。この場合、図6のケースBが実現される。ケースBでは、携帯端末200は、第1種及び第2種のOSプログラムのうちのいずれのOSプログラム236を備えていてもよい。T310,T312は、それぞれ、図4のT210,T212と同様である。
T314では、ユーザは、待機画面においてFAXボタンを選択する。この場合、MFP100は、T316において、非表示状態から表示状態に移行し(S140でYES)、T318において、P2P(S)をONする(S142)。
T320では、ユーザは、MFPアプリ238を起動するための起動操作を携帯端末200に実行し、さらに、携帯端末200内の電話帳から所望のFAX番号を選択する。MFPアプリ238が起動されるので、T322では、携帯端末200は、P2P(C)をONする。T324〜T328は、図4のT214〜T218と同様である。
MFP100においてP2P(S)がONされており(T318)、かつ、携帯端末200においてP2P(C)がONされている(T322)ので、T330では、MFP100と携帯端末200との間に接続50sが確立される。即ち、MFP100と携帯端末200との間に接続50c及び接続50sの双方が確立される。そして、MFP100が表示状態であるので(S114でYES)、T332では、MFP100は、接続50sを利用して、PUTリクエストとT320で選択されたFAX番号とを携帯端末200から取得する(S118)。次いで、T334では、MFP100は、携帯端末200とのLLCP接続、接続50c、及び、接続50sを切断する(S120)。そして、T336では、MFP100は、取得済みのFAX番号を送信先として、FAXデータを送信する。このように、MFP100は、携帯端末200から取得されるFAX番号を利用して、FAXデータを送信することができる。特に、本実施例では、表示部114の状態に応じて、MFP100においてP2P(S)が有効化又は無効化される(図5のS110,S142)。このために、MFP100は、表示部114の状態に応じて、ネットワーク情報を携帯端末200に供給するのか、FAX番号を携帯端末200から取得するのか、を適切に切り替えることができる。従って、MFP100は、携帯端末200のユーザの意図に応じた処理を適切に実行することができる。本実施例では、表示部114が表示状態であることが、「所定の条件を満たす」の一例である。FAX番号が、「対象情報」の一例である。
(第3実施例;図7)
第1実施例と異なる点を中心に説明する。本実施例では、MFP100は、P2P(S)及びP2P(C)の双方をONしている状態を維持するので、MFP100と携帯端末200との間に接続50c,50sの双方が確立される。
CPU132は、図3の処理に代えて、図7の処理を実行する。S210では、CPU132は、設定指示をNFCI/F126に供給して、NFCI/F126の状態を、P2P(S)、P2P(C)、及び、R/Wの全てが有効化されている状態(即ち、P2P(S)=ON、P2P(C)=ON、R/W=ON)に設定する。MFP100において、P2P(C)及びP2P(S)の双方が有効化されることによって以下の効果が得られる。即ち、携帯端末200に搭載されているOSプログラム236は、接続50c,50sのうちの一方のみが確立されている状態では、SNEP接続を利用したNFC通信を安定的に実行することができない可能性がある。本実施例では、MFP100では、常に、P2P(C)及びP2P(S)の双方が有効化されている。これにより、常に、接続50c,50sの双方が確立されるので、携帯端末200がSNEP接続を利用したNFC通信を安定的に実行することができない事象が発生するのを抑制することができる。
S212は、図3のS12と同様である。S214では、CPU132は、接続50cが確立されることを監視する。具体的には、CPU132は、接続50cが確立されたことを示すクライアント通知をNFCI/F126から取得することを監視する。CPU132は、クライアント通知をNFCI/F126から取得した場合に、S214でYESと判断して、S216に進む。S216,S218は、それぞれ、図3のS14,S16と同様である。S218が終了すると、S212に戻る。
S220では、CPU132は、接続50sが確立されることを監視する。具体的には、CPU132は、CPU132は、接続50sが確立されたことを示すサーバ通知をNFCI/F126から取得することを監視する。CPU132は、サーバ通知をNFCI/F126から取得した場合に、S220でYESと判断して、S222において、接続50sを利用して、NFCI/F126を介して、PUTリクエスト及び要求情報を携帯端末200から取得したのか否かを判断する。携帯端末200は、第2種のOSプログラム236を備えており、かつ、MFP100とのLLCP接続が確立される前に要求供給操作(図2のT117)が実行される場合に、PUTリクエスト及び要求情報をMFP100に供給する。なお、要求情報は、ネットワーク情報の供給をMFP100に要求するためのコマンドである。
NFCI/F126は、接続50sを利用して、PUTリクエスト及び要求情報を携帯端末200から受信する場合に、要求情報をCPU132に供給する。CPU132は、要求情報をNFCI/F126から取得する場合に、S222でYESと判断し、S224に進む。一方、CPU132は、要求情報をNFCI/F126から取得しない場合に、S214に戻る。
S224では、CPU132は、S222で取得された要求情報を破棄する。即ち、CPU132は、S222で要求情報を取得しても、要求情報に応じた処理(即ち、AP情報を利用した判断処理、ネットワーク情報の供給処理等)を実行しない。これにより、CPU132の処理負荷を軽減することができる。S230〜S234は、図3のS18〜S22と同様である。
(ケースC;図8)
続いて、CPU132が図7の処理を実行することによって実現される具体的なケースを説明する。ケースCでは、携帯端末200は、第1種のOSプログラム236を備える。T410は、図4のT210と同様である。
T412では、MFP100は、P2P(C)、P2P(S)、及び、R/W(S)をONする(図7のS210)。T414〜T424は、図6のT320〜T330と同様である。T430〜T438は、図4のT220,T222,T228〜T232と同様である。なお、第1種のOSプログラム236は、MFP100とのLLCP接続が確立されたことに応じて、タップ画面を表示する。そして、携帯端末200は、タップ操作が実行されることに応じて、接続50sを利用して、要求情報をMFP100に供給する(図2の比較例X参照)。ただし、本実施例では、MFP100は、要求情報の取得を待機せずに、接続50cを利用して、ネットワーク情報を携帯端末200に供給することができる(図7のS214でYES、S216)。従って、携帯端末200においてタップ操作が実行されるよりも前に、MFP100は、接続50cを利用して、ネットワーク情報を携帯端末200に供給する。このために、MFP100は、要求情報を携帯端末200から取得しない(即ち、S222が実行されない)。換言すると、MFP100は、要求情報を取得するのか否かに関わらず、ネットワーク情報を携帯端末200に供給することができる。
(ケースD;図9)
ケースDでは、携帯端末200は、第2種のOSプログラム236を備える。T510〜T516は、図8のT410〜T416と同様である。T517では、ユーザは、要求供給操作を携帯端末200に実行する。T518,T520は、図8のT418,T420と同様である。
T522では、接続50sが確立される(S220でYES)。そして、T524では、携帯端末200は、接続50sを利用して、PUTリクエスト及び要求情報をMFP100に供給する。MFP100は、接続50sを利用して、PUTリクエスト及び要求情報を携帯端末200から取得し(S222でYES)、T526において、要求情報を破棄して要求情報に応じた処理を実行しない(S224)。T528〜T538は、図4のT218〜T222,T228〜T232と同様である。
ケースDによると、MFP100は、接続50cが確立される前に、接続50sを確立するので(T522)、接続50sを利用して、携帯端末200から要求情報を取得する(T524)。MFP100は、要求情報に応じた処理を実行せずに、要求情報を破棄する(T526)。これにより、MFP100の処理負荷を軽減することができる。本実施例では、要求情報が、「特定情報」の一例である。なお、接続50c,50sのどちらが先に確立されるのかは予め決められていない。従って、ケースDとは異なり、接続50cが先に確立される場合には、MFP100は、接続50sを利用して携帯端末200から要求情報を取得することなく、接続50cを利用してネットワーク情報を携帯端末200に供給し得る。従って、MFP100は、要求情報を取得するのか否かに関わらず、ネットワーク情報を携帯端末200に供給することができる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。上記の実施例の変形例を以下に列挙する。
(変形例1)上記の各実施例では、CPU132は、接続50cが確立された後に、PUTリクエストと各情報とをNFCI/F126に供給する(図3のS14等)。変形例では、CPU132は、接続50cが確立される前に、当該各情報をNFCI/F126に予め供給してもよい。NFCI/F126のメモリ(図示省略)が当該各情報を記憶し、NFCI/F126のCPU(図示省略)は、接続50cが確立された後に、CPU132からいかなる指示を取得しなくても、当該各情報を携帯端末200に送信してもよい。即ち、NFCI/F126のCPUによって「供給部」が実現されてもよい。
上記の変形例と同様に、Wi−FiI/F124のメモリ(図示省略)がWFD情報140aを予め記憶していてもよい。そして、Wi−FiI/F124のCPU(図示省略)は、接続50cが確立された後に、CPU132からいかなる指示を取得しなくても、WFD情報140aを利用してWFD接続を確立してもよい。即ち、Wi−FiI/F124によって「確立部」が実現されてもよい。
(変形例2)上記の第3実施例では、CPU132は、S224において、S222で取得されたPUTリクエスト及び要求情報を破棄するが、これに代えて、以下の処理を実行してもよい。即ち、CPU132は、S222でPUTリクエスト及び要求情報を取得した場合に、要求情報内のAP情報に応じた処理を実行してもよい。即ち、「通信機器」は、特定情報に応じた処理を実行してもよい。
(変形例3)上記の第3実施例では、NFCI/F126は、接続50sを利用して、PUTリクエスト及び要求情報を受信する場合に、PUTリクエスト及び要求情報をCPU132に供給する(図7のS222参照)。変形例では、NFCI/F126のCPU(図示省略)がPUTリクエスト及び要求情報をCPU132に供給せずに破棄してもよい。即ち、「第2の無線インターフェース」は、特定情報を制御部に供給しなくてもよい。
(変形例4)上記の第2実施例において、FAX画面の表示状態に代えて、スキャン処理を実行するためのスキャン画面の表示状態が採用されてもよい。そして、CPU132は、S118において、FAX番号に代えて、スキャンデータのアップロード先のサーバのURLを携帯端末200から取得してもよい。この場合、CPU132は、スキャン処理をスキャン実行部118に実行させることによってスキャンデータを生成し、取得済みのURLを利用してスキャンデータをサーバにアップロードすることができる。
別の変形例では、FAX画面の表示状態に代えて、何らかの文字列を入力するための入力画面の表示状態が採用されてもよい。CPU132は、S118において、FAX番号に代えて、文字列を携帯端末200から取得してもよい。この場合、CPU132は、文字列を利用した処理を実行することができる。通常、携帯端末200の操作部212は、MFP100の操作部112よりも操作性が高いので、携帯端末200は、MFP100よりも文字列を入力し易い。そのため、ユーザは、携帯端末200に文字列を入力し、MFP100に近づけることによって、MFP100に文字列を容易に入力することができる。即ち、「所定の条件を満たす」は、例えば、スキャン画面の表示状態であること、又は、入力画面の表示状態であることであってもよい。また、「対象情報」は、例えば、スキャンデータのアップロード先のサーバのURL、又は、MFP100に入力されるべき文字列であってもよい。
(変形例5)「通信機器」は、印刷機能及びスキャン機能を実行可能な多機能機(即ちMFP100)に限られず、印刷機能及びスキャン機能のうちの印刷機能のみを実行可能なプリンタであってもよいし、印刷機能及びスキャン機能のうちのスキャン機能のみを実行可能なスキャナであってもよい。また、「通信機器」は、印刷機能及びスキャン機能とは異なる機能(例えば、画像の表示機能、データの演算機能)を実行する装置(例えば、PC、サーバ、携帯端末(携帯電話、スマートフォン、PDA等))であってもよい。即ち、「通信機器」は、第1種の無線接続及び特定の無線接続を確立可能なあらゆるデバイスを含む。同様に、「外部機器」は、第1種の無線接続及び特定の無線接続を確立可能なあらゆるデバイスを含む。
(変形例6)上記の第3実施例では、CPU132は、図7のS222において、要求情報に代えて、AP情報を携帯端末200から取得したのか否かを判断してもよい。当該AP情報は、携帯端末200がAPネットワークに現在所属している場合に、当該APネットワークで利用されている情報(例えばSSID、パスワード等)である。当該AP情報は、MFP100とは異なるMFPによって取得されることを想定して供給される。当該異なるMFPは、携帯端末200からAP情報を取得する場合に、AP情報を利用して、APとの無線接続を確立して、携帯端末200と同じAPネットワークに所属する。この場合、携帯端末200は、当該APネットワークを利用して、印刷データをMFP100に供給する。即ち、「特定情報」は、AP情報であってもよい。
(変形例7)図8のケースCにおいて、T414,T416が実行されずに、T418以降が実行されてもよい。この場合、T432の後に、図4のT224,T226,T234〜T238の処理が実行されてもよい。そして、T234又はT238の後に、T416に戻ってもよい。図9のケースDでも同様に、T514〜T517が実行されずに、T518以降が実行されてもよい。T532の後に、図4のT224,T226,T234〜T238の処理が実行されてもよい。
(変形例8)上記の各実施例では、図3、図5、及び、図7の各処理がソフトウェア(即ちプログラム136)によって実現されるが、図3、図5、及び、図7の各処理のうちの少なくとも1つが論理回路等のハードウェアによって実現されてもよい。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:通信システム、10,100:多機能機(MFP)、50c,50s:接続、112,212:操作部、114,214:表示部、116:印刷実行部、118:スキャン実行部、120:FAX実行部、122:有線インターフェース、124:Wi−Fiインターフェース、126:NFCインターフェース、130,230:制御部、132,232:CPU、134,234:メモリ、134a:WFD記憶領域、134b:AP記憶領域、134c:有線記憶領域、136:プログラム、140a:WFD情報、140b:AP情報、140c:有線情報、200:携帯端末、236:OSプログラム、238:MFPアプリ

Claims (11)

  1. 通信機器であって、
    第1の無線インターフェースと、
    前記第1の無線インターフェースとは異なる第2の無線インターフェースであって、前記第2の無線インターフェースは、外部機器との第1種の無線接続を確立し、前記第1種の無線接続は、前記通信機器が特定のプロトコルに従ったクライアントとして動作すると共に前記外部機器が前記特定のプロトコルに従ったサーバとして動作するための接続である、前記第2の無線インターフェースと、
    前記外部機器との前記第1種の無線接続が確立された後に、無線情報の供給を前記通信機器に要求するための要求情報を前記外部機器から取得するのか否かに関わらず、前記第1種の無線接続を利用して、前記第2の無線インターフェースを介して、前記無線情報を前記外部機器に供給する供給部であって、前記無線情報は、前記第1の無線インターフェースを介した特定の無線接続を確立するための情報である、前記供給部と、
    前記無線情報が前記外部機器に供給された後に、前記無線情報を利用して、前記第1の無線インターフェースを介して、前記外部機器との前記特定の無線接続を確立する確立部と、
    を備える通信機器。
  2. 前記通信機器は、さらに、
    前記第2の無線インターフェースの状態を、前記特定のプロトコルに従ったクライアント機能及びサーバ機能の双方が有効化されている双方状態に設定する設定部を備え、
    前記第2の無線インターフェースは、前記双方状態に設定されている場合に、前記外部機器との前記第1種の無線接続と、前記外部機器との第2種の無線接続と、の双方を確立し、
    前記第2種の無線接続は、前記通信機器が前記特定のプロトコルに従ったサーバとして動作すると共に前記外部機器が前記特定のプロトコルに従ったクライアントとして動作するための接続である、請求項1に記載の通信機器。
  3. 前記通信機器は、前記第2の無線インターフェースが前記第2種の無線接続を利用して前記外部機器から特定情報を受信しても、前記特定情報に応じた処理を実行しない、請求項2に記載の通信機器。
  4. 前記第2の無線インターフェースは、前記第2種の無線接続を利用して前記外部機器から前記特定情報を受信する場合に、前記通信機器の制御部であって、前記第2の無線インターフェースとは別体に構成されている前記制御部に前記特定情報を供給し、
    前記制御部は、前記第2の無線インターフェースから前記特定情報を取得しても、前記特定情報に応じた前記処理を実行せずに、前記特定情報を破棄する、請求項3に記載の通信機器。
  5. 前記特定情報は、前記要求情報を含む、請求項3又は4に記載の通信機器。
  6. 前記設定部は、前記通信機器の電源がONされる際に、前記第2の無線インターフェースの状態を前記双方状態に設定する、請求項2から5のいずれか一項に記載の通信機器。
  7. 前記通信機器は、さらに、
    前記第2の無線インターフェースの状態を、前記特定のプロトコルに従ったクライアント機能が有効化されており、かつ、前記特定のプロトコルに従ったサーバ機能が無効化されている単一状態に設定する第1の設定部を備え、
    前記第2の無線インターフェースは、前記単一状態に設定されている場合に、前記外部機器との前記第1種の無線接続を確立し、前記外部機器との第2種の無線接続を確立せず、
    前記第2種の無線接続は、前記通信機器が前記特定のプロトコルに従ったサーバとして動作すると共に前記外部機器が前記特定のプロトコルに従ったクライアントとして動作するための接続である、請求項1に記載の通信機器。
  8. 前記通信機器は、さらに、
    前記通信機器が所定の条件を満たす場合に、前記第2の無線インターフェースの状態を、前記特定のプロトコルに従った前記クライアント機能及び前記サーバ機能の双方が有効化されている双方状態に設定する第2の設定部を備え、
    前記第2の無線インターフェースは、前記双方状態に設定されている場合に、前記外部機器との前記第1種の無線接続と、前記外部機器との前記第2種の無線接続と、の双方を確立し、
    前記第1の設定部は、前記通信機器が前記所定の条件を満たさない場合に、前記第2の無線インターフェースの状態を前記単一状態に設定し、
    前記通信機器は、さらに、
    前記外部機器との前記第2種の無線接続を利用して、前記第2の無線インターフェースを介して、前記外部機器から対象情報を取得する取得部と、
    前記対象情報に応じた処理を実行する処理実行部と、を備える、請求項7に記載の通信機器。
  9. 前記第1の設定部は、前記通信機器の電源がONされる際に、前記第2の無線インターフェースの状態を前記単一状態に設定する、請求項7又は8に記載の通信機器。
  10. 前記通信機器は、さらに、
    前記無線情報が前記外部機器に供給された直後に、前記第1種の無線接続を切断する切断部を備える、請求項1から9のいずれか一項に記載の通信機器。
  11. 通信機器のためのコンピュータプログラムであって、
    前記通信機器は、
    第1の無線インターフェースと、
    前記第1の無線インターフェースとは異なる第2の無線インターフェースであって、前記第2の無線インターフェースは、外部機器との第1種の無線接続を確立し、前記第1種の無線接続は、前記通信機器が特定のプロトコルに従ったクライアントとして動作すると共に前記外部機器が前記特定のプロトコルに従ったサーバとして動作するための接続である、前記第2の無線インターフェースと、を備え、
    前記コンピュータプログラムは、前記通信機器に搭載されるコンピュータに、以下の各処理、即ち、
    前記外部機器との前記第1種の無線接続が確立された後に、無線情報の供給を前記通信機器に要求するための要求情報を前記外部機器から取得するのか否かに関わらず、前記第1種の無線接続を利用して、前記第2の無線インターフェースを介して、前記無線情報を前記外部機器に供給する供給処理であって、前記無線情報は、前記第1の無線インターフェースを介した特定の無線接続を確立するための情報である、前記供給処理と、
    前記無線情報が前記外部機器に供給された後に、前記無線情報を利用して、前記第1の無線インターフェースを介して、前記外部機器との前記特定の無線接続を確立する確立処理と、
    を実行させる、コンピュータプログラム。
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