JP5609215B2 - 通信システム、処理要求装置、処理応答装置、通信方法、及びそのプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、所定の通信プロトコルで処理要求とそれに対する応答を行う通信システム等に関し、特に、処理要求に含まれる拡張機能部分に不具合が生じた場合に、その発生と内容を適確に応答することができる通信システム等に関する。
従来、UDP(User Datagram Protocol)を用いて、処理要求装置がマルチキャストまたはブロードキャストで送信した所定の処理要求に対して、処理応答装置が応答する通信技術が知られている。当該プロトコルとしては、例えば、SLP(Service Location Protocol)がある。
このような通信プロトコルでは、ユーザーやベンダーが独自の拡張機能を付加できる規格となっており、通信パケットの拡張領域に当該拡張機能のコードを付加してその機能を実現している。
例えば、下記特許文献1では、拡張機能を用いて、UDPで送信可能なデータ長の上限を超えるデータをやり取りすることができる技術について提案されている。
特開2009−232180号公報
上述した拡張機能を用いた通信をした場合に、通信プロトコルの規格としては正常な通信であるのに、その拡張機能部分、すなわち、拡張機能を示すコード等に誤りがあった場合には、従来は、その通信プロトコルで用意されているエラーコードを用いて、その不都合を知らせる応答を行うと考えられていた。
しかしながら、このようなエラーの報知では、その不都合が通信プロトコルの規格上のものであるのか、拡張機能に関するものであるのかが判別できず、また、拡張機能に関する不都合である場合にはそのエラーの内容も把握することができない。よって、その後の適確な対応をする上で課題があった。
そこで、本発明の目的は、所定の通信プロトコルで処理要求とそれに対する応答を行う通信システムであって、処理要求に含まれる拡張機能部分に不具合が生じた場合に、その発生と内容を適確に応答することができる通信システム、等を提供することである。
上記の目的を達成するために、本発明の一つの側面は、処理要求装置が送信した要求に対して処理応答装置が応答する通信プロトコルにより、処理要求装置と処理応答装置とがネットワークを介して通信する通信システムにおいて、前記処理応答装置は、前記処理要求装置から送信された要求通信の、拡張機能を示す拡張領域にエラーが存在する場合に、当該要求通信に対して、前記通信プロトコルで用意されたエラーコードはエラー無しを意味するコードとし、前記拡張機能に対する応答を行う拡張領域に前記エラーの存在と内容を示すコードを入れた、応答通信を行う、ことである。
更に、上記の発明において、その一つの態様は、前記通信プロトコルはSLPである、ことを特徴とする。
更にまた、上記の発明において、一つの態様は、前記拡張機能は、前記要求に対して前記処理応答装置が応答すべき応答データが、送信可能な所定容量を超える場合には、当該応答データを分割して送信させる機能である、ことを特徴とする。
上記の目的を達成するために、本発明の別の側面は、処理要求装置が送信した要求に対して処理応答装置が応答する通信プロトコルにより、処理応答装置とネットワークを介して通信する処理要求装置が、拡張機能を示す拡張領域にエラーが存在する要求通信を行った場合に、前記処理応答装置から、当該要求通信に対して、前記通信プロトコルで用意されたエラーコードはエラー無しを意味するコードとし、前記拡張機能に対する応答を行う拡張領域に前記エラーの存在と内容を示すコードを入れた応答通信を受信する、ことである。
上記の目的を達成するために、本発明の更に別の側面は、処理要求装置が送信した要求に対して処理応答装置が応答する通信プロトコルにより、処理要求装置とネットワークを介して通信する処理応答装置が、前記処理要求装置から送信された要求通信の、拡張機能を示す拡張領域にエラーが存在する場合に、当該要求通信に対して、前記通信プロトコルで用意されたエラーコードはエラー無しを意味するコードとし、前記拡張機能に対する応答を行う拡張領域に前記エラーの存在と内容を示すコードを入れた、応答通信を行う、ことである。
上記の目的を達成するために、本発明の更に別の側面は、処理要求装置が送信した要求に対して処理応答装置が応答する通信プロトコルにより、処理要求装置と処理応答装置とがネットワークを介して通信する通信方法において、前記処理応答装置が、前記処理要求装置から送信された要求通信の、拡張機能を示す拡張領域にエラーが存在する場合に、当該要求通信に対して、前記通信プロトコルで用意されたエラーコードはエラー無しを意味するコードとし、前記拡張機能に対する応答を行う拡張領域に前記エラーの存在と内容を示すコードを入れた、応答通信を行う、ことである。
上記の目的を達成するために、本発明の更に別の側面は、処理要求装置が送信した要求に対して処理応答装置が応答する通信プロトコルにより、処理要求装置とネットワークを介して通信する処理応答装置に、応答処理を実行させるプログラムが、前記処理要求装置から送信された要求通信の、拡張機能を示す拡張領域にエラーが存在する場合に、当該要求通信に対して、前記通信プロトコルで用意されたエラーコードはエラー無しを意味するコードとし、前記拡張機能に対する応答を行う拡張領域に前記エラーの存在と内容を示すコードを入れた応答通信を、前記処理応答装置に実行させる、ことである。
本発明を適用した通信システムの本実施の形態例に係る構成図である。 ユーザーエージェントUAの概略構成図である。 サービスエージェントSA1の概略構成図である。 要求/応答に係る通信メッセージの概略内容を示した説明図である。 属性要求メッセージの具体例を説明するための図である。 属性応答メッセージの具体例を説明するための図である。 エラー応答の具体例を説明するための図である。
以下、図面にしたがって本発明の実施の形態について説明する。ただし、本発明の技術的範囲はこれらの実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された事項とその均等物まで及ぶものである。
図1は、本発明を適用した通信システムの本実施の形態例に係る構成図である。図1に示す通信システム20が本実施の形態例に係るシステムであり、ユーザーエージェントUAからの処理要求に含まれる拡張機能部分にエラーがあった場合に、サービスエージェントSA1、SA2が、拡張機能部分にエラーの存在とその内容を示すコードを書き込んだ、通信規格上は正常である旨の応答を行い、拡張機能部分のエラー報知を適確に行なおうとするものである。
図1に示すように、本通信システム20は、ユーザーエージェントUAと、サービスエージェントSA1、SA2とがローカルエリアネットワークLANを介して接続されている、構成となっている。そして、ユーザーエージェントUAとサービスエージェントSA1、SA2とは、一例として、SLPで通信を行う。ユーザーエージェントUAは、所定のプログラムがインストールされた汎用のパーソナルコンピューターであり、サービスエージェントSA1は、いわゆる複合機のプリンター、SA2は、いわゆる単独機のプリンターである。なお、通信システム20を構成するユーザーエージェントまたはサービスエージェントの数は、本例に限定されるものではなく、任意の数を設定可能である。
図2は、ユーザーエージェントUAの概略構成図である。ユーザーエージェントUAは、上述の通り、所定のプログラムがインストールされた汎用のパーソナルコンピューターであり、CPU30、ハードディスクドライブ41、ROM42、RAM43、入力機構45、ディスプレイ46、インターフェース49等を備えている。そして、当該ユーザーエージェントUAが通信システム20の処理要求装置である。
CPU30は、ハードディスクドライブ41やROM42に記憶されたプログラムやOSをRAM43に展開して実行することで、ユーザーエージェントUAの制御処理を司る。そして、当該CPU30の処理により、サービスエージェントSA1、SA2への所定の処理要求を行う通信コードが生成され、また、サービスエージェントSA1、SA2からの応答通信が解釈される。
入力機構45は、キーボード及びポインティングデバイス(ここではマウス)等からなる。ディスプレイ46は、液晶式のディスプレイである。インターフェース49は、ユーザーエージェントUAをローカルエリアネットワークLANに接続するためのインターフェースである。
図3は、サービスエージェントSA1の概略構成図である。サービスエージェントSA1は、上述の通り、複合機のプリンターであり、CPU50、EEPROM61、ROM62、RAM63、入力機構65、印刷機構66、スキャナ67、FAX送信機構68、インターフェース69を備えている。なお、サービスエージェントSA2は、スキャナ67、FAX送信機構68を有していない点を除き、サービスエージェントSA1と同様の構成であるため、その説明は省略する。
CPU50は、EEPROM61やROM62に記憶されたプログラムやOSをRAM63に展開して実行することで、サービスエージェントSA1全体の制御を司る。そして、当該CPU50の処理により、ユーザーエージェントUAから送信される処理要求の通信コードが解釈され、その応答の通信コードが生成される。
入力機構65は、キーボードとUIを表示するディスプレイ等からなる。印刷機構66は、本実施例においては、一例として、インクジェット式の印刷機構である。インターフェース69は、サービスエージェントSA1をローカルエリアネットワークLANに接続するためのインターフェースである。
以上のような構成を有する本通信システム20では、上述の通り、SLPでの拡張機能を用いた通信時に、その拡張機能部分に不具合があった場合の処理に特徴を有し、以下、その内容について説明する。
図4は、要求/応答に係る通信メッセージの概略内容を示した説明図である。ユーザーエージェントUAは、サービスエージェントSA1、SA2に対して所定の属性値を応答するように要求をする場合に、SLPに則って属性要求メッセージを生成し、サービスエージェントSA1、SA2に対して、マルチキャスト又はユニキャストで送信する。
図4の(a)は、その属性要求メッセージの概略の内容を示している。当該図中の「属性タグ」の領域には、応答してほしい属性値の項目を示すコード(属性タグ)が入る。また、右端の「拡張機能用タグ」の領域は、ユーザーやベンダーが独自に定義したタグにより拡張機能を実行する拡張領域であり、その拡張機能を示す拡張機能用タグが入る。
サービスエージェントSA1、SA2は、上記属性要求の通信を受信すると、それに応答する属性応答メッセージを生成して、ユーザーエージェントUAにユニキャストで送信する。この場合、受信した属性要求メッセージに不都合がない場合(エラーがない場合)には、要求された属性の値を当該属性応答メッセージで返信する。
図4の(b)は、その正常な属性応答メッセージの概略の内容を示している。当該図中の「エラーコード」の領域は、SLPの規格で用意されたエラーコードが収められる領域であり、この場合には、正常な応答であるので、例えば「0」のコードが入る。また、「属性値」及び「拡張機能用属性値」の領域には、それぞれ、上記属性要求メッセージの「属性タグ」及び「拡張機能用タグ」で問われた各属性値のコードが入る。
また、上記受信した属性要求メッセージに不都合がある場合(エラーがある場合)には、サービスエージェントSA1、SA2は、その旨を知らせる応答メッセージを返信する。図4の(c)は、プロトコル標準の(SLPの規格で用意された)エラーコードを用いた場合のエラー応答メッセージを示している。この場合、上記「エラーコード」の領域には、発生したエラーにより所定のコードが入れられる。
但し、上記不都合が前述した「拡張機能用タグ」の領域で発生した場合には、サービスエージェントSA1、SA2は、このエラー応答を用いずに、図4の(d)に示すようなエラー応答メッセージを生成して返信する。すなわち、SLPの規格上は図4の(b)に示したような正常応答とし、「拡張機能用属性値」の領域(すなわち、拡張領域)にエラーを報知するコードを入れた応答をする。
具体的には、図4の(d)に示すように、SLPの規格上の「エラーコード」には正常応答を示す「0」のコードが入り、「拡張機能用属性値」には、拡張機能に関するエラーの発生とその種別(内容)を表すコード(例えば、「ERROR=X」)が入る応答メッセージを生成して返信する。すなわち、拡張機能に関するエラーの報知は拡張機能用属性値で行われる。
なお、このようなエラーの応答は、属性要求がユニキャストで行われた場合に実行され、属性要求がマルチキャストで行われた場合には実行されない。
このような拡張機能に関するエラーの応答処理に本通信システム20の特徴があり、以下、一例として、拡張機能が分割送受信機能である場合について具体的な内容を説明する。まず、分割送受信機能を用いた送受信処理について説明する。
分割送受信処理とは、ユーザーエージェントUAとサービスエージェントSA1との間で、UDPを用いて、SLPの通信を行う際に、データを分割して送受信することで、UDPにより送信可能な容量を超えるデータのやり取りを可能にする処理である。
ユーザーエージェントUAにおいて、ユーザーが、SLPプログラムを起動させ、ディスプレイ46に示されたUIと入力機構45とを用いて、サービス検索条件を入力し、ユーザーエージェントUAのCPU30が、この検索指示を受け付けることで開始される。
検索指示を受け付けると、CPU30は、SLPの属性要求メッセージRq1を作成し、UDPを用いて送信する。図5は、属性要求メッセージの具体例を説明するための図である。図示する属性要求メッセージRq1は、UDPデータグラムからUDPヘッダを除いたデータ部分であり、SLPヘッダとメッセージ部分からなる。図示するように、属性要求メッセージRq1のタグリストには、ベンダ拡張機能による特殊タグが付加されている(図中の射線で示される拡張領域)。この特殊タグは、CPU30が付加するものであり、属性要求メッセージRq1に対する属性応答メッセージRpがUDPにより送信可能な容量(ここでは1400オクテット)を超える場合には、応答データを分割して送信させる分割指示を伝えるパラメータとしての役割を果たす。
サービスエージェントSA1が、当該属性要求メッセージRq1を受信すると、CPU50は、属性要求メッセージRq1を解釈して、これに対する属性リストAtを作成し、属性リストAtを含む属性応答メッセージRpのSLPヘッダ以下のデータ長が1400オクテットよりも大きいか否かを判断する。
その結果、1400オクテット以下であれば、属性応答メッセージRpは、UDPで一度に送信できるデータサイズ以下であるということであり、CPU50は、作成した属性リストAtを全て含む属性応答メッセージRp1を、UDPを用いて、ユーザーエージェントUAに対してユニキャストで送信する。なお、この際、サービスエージェントSA1は、属性リストAtの全てを送信するため、SLPヘッダのOVERFLOWフラグは「OFF」となっている。
一方、1400オクテットよりも大きければ、属性応答メッセージRpは、UDPで一度に送信できるデータサイズを超えているということであり、CPU50は、受信した属性要求メッセージRq1内に特殊タグが含まれているか否かを判断する。その結果、特殊タグが含まれていなければ、属性リストAtを分割して送信する必要はないということである。そこで、CPU50は、作成した属性リストAtの一部を基に、属性応答メッセージRpのサイズが1400オクテットに収まる範囲で、属性応答メッセージRp1を作成して、UDPを用いて、ユーザーエージェントUAに対してユニキャストで送信する。なお、この際、サービスエージェントSA1は、属性リストAtの一部しか送信できないため、SLPヘッダのOVERFLOWフラグは「ON」となっている。
一方、特殊タグが含まれていれば、属性リストAtを分割して送信する必要があるということであり、CPU50は、属性応答メッセージRpが1400オクテットに収まるように、属性リストAtをn個に分割する。そして、CPU50は、n個に分割した分割属性リストAti(i=1〜n)のうち、属性リストAtの先頭を構成する分割属性リストAt1を基に、属性応答メッセージRp1を作成し、UDPを用いて、ユーザーエージェントUAに対してユニキャストで送信する。なお、この際、サービスエージェントSA1は、分割属性リストAt1の全てを送信するため、SLPヘッダのOVERFLOWフラグは「OFF」となっている。
図6は、属性応答メッセージの具体例を説明するための図である。属性応答メッセージRp1は、UDPデータグラムからUDPヘッダを除いたデータ部分であり、SLPヘッダとメッセージ部分からなる。図示するように、属性応答メッセージRp1の属性リストのうちベンダ拡張領域には、属性要求メッセージRqに含まれていた特殊タグ、サービスエージェントSA1の識別情報、分割属性リストAtiの並び順を示すシーケンスナンバーSNが付加されている。
これらの情報は、CPU50が付加するものである。特殊タグは、分割属性リストAt1に続き受け取るべき分割属性リストが他に存在するか否かを示すフラグビットを有している。ここでは、分割属性リストAt1に続き受け取るべき分割属性リストが他に存在するので、フラグは、そのことを示す「ON」となっている。シーケンスナンバーSNは、順序情報として、分割属性リストAt1に対応する「1」となっている。識別情報は、一例として、サービスエージェントSA1のMACアドレスである。
属性応答メッセージRp1を送信すると、CPU50は、属性要求メッセージRqiの受信を待機する。この属性要求メッセージRqiは、ユーザーエージェントUAが、属性要求メッセージRq1を送信した後に更に送信し、属性リストAtを構成するi番目の分割属性リストAtiの送信を要求するものである。
そして、属性要求メッセージRqiを受信すると、CPU50は、属性要求メッセージRqiに含まれるシーケンスナンバーSN(=i)を参照し、SNが、属性リストAtの分割数であるnに等しいか否かを判断する。その結果、シーケンスナンバーSNがnでなければ、属性要求メッセージRqiは、属性リストAtを構成する最後の分割属性リストAtnを要求するものではないということである。
属性要求メッセージRqiに含まれるシーケンスナンバーSN「i」に対応するi番目の分割属性リストAtiに、識別情報とシーケンスナンバーSN「i」とを付加すると共に、送信する分割属性リストAtiに続きがあることを示すために、特殊タグのフラグを「ON」として、属性応答メッセージRpiを作成し(図6の(b))、UDPを用いて、ユーザーエージェントUAに対してユニキャストで送信する。
その後、受信した属性要求メッセージRqiのシーケンスナンバーSNがnとなるまで同様の応答処理を繰り返す。
そして、シーケンスナンバーSNがnになれば、属性要求メッセージRqiは、属性リストAtを構成する最後の分割属性リストAtnを要求するものであるということであるので、分割属性リストAtnに、識別情報と、シーケンスナンバーSN「n」とを付加すると共に、送信する分割属性リストAtnに続きがないことを示すために、特殊タグのフラグを「OFF」として、属性応答メッセージRpnを作成し(図6の(c))、ユーザーエージェントUAに対してユニキャストで送信する。
一方、ユーザーエージェントUA側では、上記属性要求メッセージRq1を送信した後、サービスエージェントSA1からの属性応答メッセージRpiの受信を待機し、属性応答メッセージRpi(最初はRq1)を受信すると、CPU30は、属性応答メッセージRpiに含まれる特殊タグのフラグが「ON」であるか否かを判断する。その結果、フラグが「OFF」であれば、サービスエージェントSA1が応答すべき属性リストには、続きがないということであり、CPU30は、分割要求処理を終了する。そして、CPU30は、複数の分割属性リストAtiを受信した場合には、これらを合成して属性リストAtを生成する。CPU30は、こうして得られた属性リストAtの内容を、ディスプレイ46に表示させる。
一方、フラグが「ON」であれば、受信した属性応答メッセージRpiに含まれる分割属性リストAtiには続きがあるということであるので、CPU30は、属性応答メッセージRpiに含まれるシーケンスナンバーSNを1インクリメント(SN:i→i+1)して、当該シーケンスナンバーSNを付加したSLPの属性要求メッセージRq(i+1)を作成し(図5の(b)、(c))、UDPを用いて送信する。
こうして、属性要求メッセージRq(i+1)を送信すると、CPU30は、受信した特殊タグのフラグが「OFF」になるまで、すなわち、分割された分割属性リストAtiを全て受け取るまで、同様の要求処理を繰り返す。
以上説明したように、分割送受信処理が拡張機能として行われる場合に、属性要求メッセージのこの拡張機能中にエラーがあった場合には、サービスエージェントSA1、SA2は、図4の(d)に基づいて説明した前述の方法でエラー応答を行う。
図7は、かかるエラー応答の具体例を説明するための図である。例えば、属性要求メッセージの拡張領域に、上記分割送受信処理のセッション中でないのに上記シーケンスナンバーSNが指定されている場合には、図7の(a)に示すような応答メッセージを生成して送信する。具体的には、前述したプロトコル上のエラーコードはエラーがない旨のコードとし、拡張領域に、分割セッション中ではないのにシーケンスナンバーSNが指定されたことを意味するエラーコード(ERROR=1)を入れた応答コードが生成されて送信される。
図7の(b)に示す例は、属性要求メッセージの拡張領域に示されるシーケンスナンバーSNが無効な値である場合である。例えば、属性値が5分割されている場合に(n=5である場合に)、SN=6というコードが指定されたような場合である。かかる場合は、図示されるように、プロトコル上のエラーコードはエラーがない旨のコードとし、拡張領域に、分割のシーケンスナンバーSNが無効であることを意味するエラーコード(ERROR=2)を入れた応答コードが生成されて送信される。
このようなエラー応答メッセージが送信されると、ユーザーエージェントUAは、当該メッセージの拡張領域に含まれる上記エラーコードを解釈して、エラーのない属性要求メッセージを再送するなどの対応を行う。
なお、以上説明した例では拡張機能が分割送受信機能であったが、他の拡張機能であっても、本通信システム20の特徴であるエラー応答の方法を適用できることは言うまでもない。また、上述の例では通信プロトコルがSLPであったが他のプロトコルを用いることもできる。
以上説明したように、本実施の形態例に係る通信システム20では、SLPなどの通信プロトコルにより拡張機能を用いた要求を行った場合に、その拡張機能部分にエラーが存在した場合には、その拡張機能部分の属性値として当該エラーの存在と内容を示すコードが応答されるので、要求側は、従来よりもエラーの内容を適確に把握することができるようになり、エラーに対する適確な対処が可能となる。
なお、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を脱しない範囲において、種々なる態様で実施できることは勿論である。例えば、本発明は、ユーザーエージェントとしてのパーソナルコンピューター、サービスエージェントとしてのプリンターとしての構成を例示したが、ユーザーエージェント及びサービスエージェントは、携帯電話、デジタルカメラ、FAX、ルータなど、種々のネットワーク機器として実現することができる。
UA ユーザーエージェント(処理要求装置)、 SA1、SA2 サービスエージェント(処理応答装置)、 20 通信システム、 30 CPU、 41 HDD、 42 ROM、 43 RAM、 45 入力機構、 46 ディスプレイ、 49 I/F、 50 CPU、 61 EEPROM、 62 ROM、 63 RAM、 65 入力機構、 66 印刷機構、 67 スキャナ、 68 FAX送信機構、 69 I/F

Claims (7)

  1. 処理要求装置が送信した要求に対して処理応答装置が応答する通信プロトコルにより、処理要求装置と処理応答装置とがネットワークを介して通信する通信システムであって、
    前記処理応答装置は、前記処理要求装置から送信された要求通信の、前記通信プロトコルにおける拡張機能を示す拡張領域にエラーが存在する場合に、当該要求通信に対して、前記通信プロトコルで用意されたエラーコードの領域ではエラー無しを意味するコードを入れ、前記拡張機能に対する応答を行う拡張領域に、前記拡張機能で問われた応答値として前記エラーの存在と内容を示すコードを入れた、応答通信を行う
    ことを特徴とする通信システム。
  2. 請求項1において、
    前記通信プロトコルはSLPである
    ことを特徴とする通信システム。
  3. 請求項1あるいは請求項2において、
    前記拡張機能は、前記要求に対して前記処理応答装置が応答すべき応答データが、送信可能な所定容量を超える場合には、当該応答データを分割して送信させる機能である
    ことを特徴とする通信システム。
  4. 処理要求装置が送信した要求に対して処理応答装置が応答する通信プロトコルにより、処理応答装置とネットワークを介して通信する処理要求装置あって、
    前記通信プロトコルにおける拡張機能を示す拡張領域にエラーが存在する要求通信を行った場合に、
    前記処理応答装置から、当該要求通信に対して、前記通信プロトコルで用意されたエラーコードの領域ではエラー無しを意味するコードを入れ、前記拡張機能に対する応答を行う拡張領域に、前記拡張機能で問われた応答値として前記エラーの存在と内容を示すコードを入れた応答通信を受信する
    ことを特徴とする処理要求装置。
  5. 処理要求装置が送信した要求に対して処理応答装置が応答する通信プロトコルにより、処理要求装置とネットワークを介して通信する処理応答装置であって、
    前記処理要求装置から送信された要求通信の、前記通信プロトコルにおける拡張機能を示す拡張領域にエラーが存在する場合に、当該要求通信に対して、前記通信プロトコルで用意されたエラーコードの領域ではエラー無しを意味するコードを入れ、前記拡張機能に対する応答を行う拡張領域に、前記拡張機能で問われた応答値として前記エラーの存在と内容を示すコードを入れた、応答通信を行う
    ことを特徴とする処理応答装置。
  6. 処理要求装置が送信した要求に対して処理応答装置が応答する通信プロトコルにより、処理要求装置と処理応答装置とがネットワークを介して通信する通信方法において、
    前記処理応答装置が、前記処理要求装置から送信された要求通信の、前記通信プロトコルにおける拡張機能を示す拡張領域にエラーが存在する場合に、当該要求通信に対して、前記通信プロトコルで用意されたエラーコードの領域ではエラー無しを意味するコードを入れ、前記拡張機能に対する応答を行う拡張領域に、前記拡張機能で問われた応答値として前記エラーの存在と内容を示すコードを入れた、応答通信を行う
    ことを特徴とする通信方法。
  7. 処理要求装置が送信した要求に対して処理応答装置が応答する通信プロトコルにより、処理要求装置とネットワークを介して通信する処理応答装置に、応答処理を実行させるプログラムであって、
    前記処理要求装置から送信された要求通信の、前記通信プロトコルにおける拡張機能を示す拡張領域にエラーが存在する場合に、当該要求通信に対して、前記通信プロトコルで用意されたエラーコードの領域ではエラー無しを意味するコードを入れ、前記拡張機能に対する応答を行う拡張領域に、前記拡張機能で問われた応答値として前記エラーの存在と内容を示すコードを入れた応答通信を、前記処理応答装置に実行させる
    ことを特徴とするプログラム。
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