JP2011109591A - ネットワーク機器、並びに、その制御方法及び制御プログラム - Google Patents

ネットワーク機器、並びに、その制御方法及び制御プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2011109591A
JP2011109591A JP2009265152A JP2009265152A JP2011109591A JP 2011109591 A JP2011109591 A JP 2011109591A JP 2009265152 A JP2009265152 A JP 2009265152A JP 2009265152 A JP2009265152 A JP 2009265152A JP 2011109591 A JP2011109591 A JP 2011109591A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
response
communication protocol
network
communication
counterpart device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009265152A
Other languages
English (en)
Inventor
孝 ▲浜▼▲崎▼
Takashi Hamazaki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2009265152A priority Critical patent/JP2011109591A/ja
Publication of JP2011109591A publication Critical patent/JP2011109591A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Small-Scale Networks (AREA)

Abstract

【課題】より適切な通信プロトコルで相手機器とネットワーク通信することを課題とする。
【解決手段】相手機器100の探索要求を第一通信プロトコルで送信した後、第一通信プロトコルによる相手機器100からの応答を待たずに相手機器100の探索要求を第二通信プロトコルで送信して第一通信プロトコルによる応答A1と第二通信プロトコルによる応答A2を受信し、相手機器100の探索要求を第二通信プロトコルで送信した後、第二通信プロトコルによる相手機器100からの応答を待たずに相手機器100の探索要求を第一通信プロトコルで送信して第二通信プロトコルによる応答A3と第一通信プロトコルによる応答A4を受信し、同じ前記相手機器101から受信される応答A1,A2の順番及び応答A3,A4の順番に基づいて、当該受信対象の相手機器101との通信に用いる通信プロトコルを選択し、選択された通信プロトコルで相手機器101と通信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ネットワークを介して相手機器と通信するネットワーク機器、並びに、その制御方法及び制御プログラムに関する。
双方向に通信可能なネットワークに接続されたネットワーク機器は、所定の通信プロトコルに従って相手機器とネットワーク通信する。この通信プロトコルとしてIPv4(Internet protocol version 4)が用いられているが、アドレスを32ビット長から128ビット長に拡張したIPv6(Internet protocol version 6)も用いられるようになってきている。
特許文献1には、P2P(ピアツーピア)アプリケーションにおけるIPv4実行端末とIPv6実行端末との間のスムーズな通信を可能とする技術が記載されている。
また、特許文献2には、プロトコル変換装置が存在しないIPv4、IPv6が混在するネットワーク環境においても、IPv4、IPv6デュアルスタックデバイスを1台のデバイスとして判定する情報処理装置が記載されている。この情報処理装置は、まず、IPv4デバイスをネットワーク上から探索し、IPv4デバイスからSNMP(simple network management protocol)レスポンスデータを受信して情報取得時間を測定する。次に、IPv6デバイスをネットワーク上から探索し、IPv6デバイスからSNMPレスポンスデータを受信して情報取得時間を測定する。そして、デュアルスタックデバイスについてIPv4による情報取得時間とIPv6による情報取得時間とを比較し、より短時間のプロトコルに対応したIPアドレスを設定する。
特開2004−363745号公報 特開2008−102872号公報
しかし、上記情報処理装置は、相手機器の探索においてIPv4デバイスの探索要求とIPv6デバイスの探索要求とを異なる時期に送信しているので、情報取得時間を比較する際の信頼性が低減することになる。
以上を鑑み、本発明は、より適切な通信プロトコルで相手機器とネットワーク通信することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明は、双方向に通信可能なネットワークに接続されたネットワーク機器であって、
前記ネットワークに接続された相手機器を探索する要求を第一通信プロトコルで前記ネットワークへ送信した後、該第一通信プロトコルによる前記相手機器からの応答を待たずに前記相手機器を探索する要求を第二通信プロトコルで前記ネットワークへ送信する第一探索要求手段と、
該第一探索要求手段の要求に対する前記第一通信プロトコルによる前記相手機器からの第一の応答、及び、前記第二通信プロトコルによる前記相手機器からの第二の応答を前記ネットワークから受信する第一応答受信手段と、
前記相手機器を探索する要求を前記第二通信プロトコルで前記ネットワークへ送信した後、該第二通信プロトコルによる前記相手機器からの応答を待たずに前記相手機器を探索する要求を前記第一通信プロトコルで前記ネットワークへ送信する第二探索要求手段と、
該第二探索要求手段の要求に対する前記第二通信プロトコルによる前記相手機器からの第三の応答、及び、前記第一通信プロトコルによる前記相手機器からの第四の応答を前記ネットワークから受信する第二応答受信手段と、
同じ前記相手機器から受信される前記第一の応答及び前記第二の応答の順番、並びに、前記第三の応答及び前記第四の応答の順番に基づいて、当該受信対象の相手機器との通信に前記第一通信プロトコルを用いるか前記第二通信プロトコルを用いるかを選択する使用プロトコル選択手段と、
選択された通信プロトコルで前記相手機器と通信する通信実行手段とを備えることを特徴とする。
すなわち、受信対象の相手機器との通信に第一通信プロトコルを用いるか第二通信プロトコルを用いるかは、同じ相手機器から受信される第一通信プロトコルによる第一の応答及び第二通信プロトコルによる第二の応答の順番、並びに、第二通信プロトコルによる第三の応答及び第一通信プロトコルによる第四の応答の順番に基づいて選択される。探索要求を第一通信プロトコル、第二通信プロトコルの順とした場合の応答順と、探索要求を逆順とした場合の応答順と、が通信プロトコル選択の判断基準とされているので、より適切な通信プロトコルで相手機器とネットワーク通信することができる。
前記使用プロトコル選択手段は、前記同じ相手機器から前記第一応答受信手段で先に前記第一の応答が受信され、かつ、前記第二応答受信手段で先に前記第四の応答が受信されたときに当該受信対象の相手機器との通信に前記第一通信プロトコルを用いることをデフォルトの選択とし、前記同じ相手機器から前記第一応答受信手段で先に前記第二の応答が受信され、かつ、前記第二応答受信手段で先に前記第三の応答が受信されたときに当該受信対象の相手機器との通信に前記第二通信プロトコルを用いることをデフォルトの選択としてもよい。応答の早い方の通信プロトコルが選択されるので、さらに適切な通信プロトコルで相手機器とネットワーク通信することができる。
前記第一通信プロトコルが前記相手機器との間にあるルーターにおいて少なくとも所定データサイズ以上でデータが分割されて通信される通信プロトコルとされる場合、前記使用プロトコル選択手段は、前記第一通信プロトコルで前記相手機器との通信のデータサイズが前記所定データサイズ以上となる場合、当該相手機器との通信に前記第二通信プロトコルを用いることを選択してもよい。第一通信プロトコルがルーターにおいて少なくとも所定データサイズ以上でデータが分割されて通信される場合に第一通信プロトコルで所定データサイズ以上となると第二通信プロトコルが選択されるので、さらに適切な通信プロトコルで相手機器とネットワーク通信することができる。
前記第二通信プロトコルが所定の下限データサイズ以上でデータが送信される通信プロトコルとされ、前記第一通信プロトコルが前記相手機器との間にあるルーターにおいて設定されたデータサイズでデータが分割されて通信される通信プロトコルとされる場合、前記使用プロトコル選択手段は、前記第一通信プロトコルで前記相手機器との通信のデータサイズが前記下限データサイズ以上となる場合、当該相手機器との通信に前記第二通信プロトコルを用いることを選択してもよい。第二通信プロトコルが所定の下限データサイズ以上でデータが送信され、第一通信プロトコルがルーターにおいて設定されたデータサイズでデータが分割されて通信される場合に第一通信プロトコルで下限データサイズ以上となると第二通信プロトコルが選択されるので、さらに適切な通信プロトコルで相手機器とネットワーク通信することができる。
前記第一通信プロトコルがルーターにおいて上述したデータサイズでデータが分割されて通信される通信プロトコルとされる場合、前記使用プロトコル選択手段は、前記同じ相手機器から前記第一応答受信手段で先に前記第一の応答が受信され、かつ、前記第二応答受信手段で先に前記第三の応答が受信されたときに当該受信対象の相手機器との通信に前記第一通信プロトコルを用いることをデフォルトの選択としてもよい。探索要求順に応答があった場合に第一通信プロトコルを用いることがデフォルトの選択とされ、ルーターにおいて通信データが分割される第一通信プロトコルで所定データサイズ以上となると第二通信プロトコルが選択されるので、さらに適切な通信プロトコルで相手機器とネットワーク通信することができる。
また、前記第一通信プロトコルが上述したデータサイズでデータが分割されて通信される通信プロトコルとされる場合、前記使用プロトコル選択手段は、前記同じ相手機器から前記第一応答受信手段で先に前記第二の応答が受信され、かつ、前記第二応答受信手段で先に前記第四の応答が受信されたときに当該受信対象の相手機器との通信に前記第一通信プロトコルを用いることをデフォルトの選択としてもよい。探索要求順とは逆の順番に応答があった通信の不安定な場合に第一通信プロトコルを用いることがデフォルトの選択とされ、ルーターにおいて通信データの分割される第一通信プロトコルで所定データサイズ以上となると第二通信プロトコルが選択されるので、さらに適切な通信プロトコルで相手機器とネットワーク通信することができる。
前記第一通信プロトコルがIPv4とされ、前記第二通信プロトコルがIPv6とされてもよい。むろん、前記第一通信プロトコルがIPv6とされ、前記第二通信プロトコルがIPv4とされてもよい。また、第一通信プロトコルと第二通信プロトコルとの組み合わせは、IPv6と将来出される通信プロトコル(例えばIPv10の可能性)、IPv4と将来出される通信プロトコル、等でもよい。
上述した発明は、上記ネットワーク機器と相手機器とを備えるネットワークシステム、第一探索要求工程と第一応答受信工程と第二探索要求工程と第二応答受信工程と使用プロトコル選択工程と通信実行工程とを備える制御方法、第一探索要求機能と第一応答受信機能と第二探索要求機能と第二応答受信機能と使用プロトコル選択機能と通信実行機能とを備える制御プログラム、該プログラムを記録したコンピューター読み取り可能な媒体、等に適用可能である。
本発明の第一の実施形態に係るネットワーク機器1の構成の概略を模式的に例示するブロック図である。 ネットワーク機器1を備えるネットワークシステムS1の構成の概略を模式的に例示するブロック図である。 (a)はIPv4に従った通信データDC1の構造を模式的に例示する図、(b)はIPv6に従った通信データDC2の構造を模式的に例示する図である。 (a)はデータサイズが比較的小さい場合にIPv4に従った通信を模式的に例示する図、(b)はデータサイズが比較的大きい場合にIPv4に従った通信を模式的に例示する図である。 (a)はデータサイズが比較的小さい場合にIPv6に従った通信を模式的に例示する図、(b)はデータサイズが比較的大きい場合にIPv6に従った通信を模式的に例示する図である。 ネットワーク機器1が行うデフォルト使用プロトコル選択処理を例示するフローチャートである。 ネットワーク機器1が行うプロトコル選択通信処理を例示するフローチャートである。 2回の探索でいずれもIPv4の応答A1,A4が先にあったことを例示する図である。 2回の探索でいずれもIPv6の応答A2,A3が先にあったことを例示する図である。 2回の探索でいずれも探索要求順に応答があったことを例示する図である。 2回の探索でいずれも探索要求順とは逆の順番に応答があったことを例示する図である。 変形例に係るプロトコル選択通信処理を示すフローチャートである。
(1)ネットワーク機器の構成:
図1に示すネットワークシステムS1のように、本発明の一実施形態に係るネットワーク機器1は、双方向に通信可能なネットワークN1に接続され、手段U1〜U6により通信プロトコルを選択して相手機器100と通信する。図2に示すように、本実施形態のネットワーク機器1は、スキャナーとされている。むろん、ネットワーク機器1は、パーソナルコンピューター(PC)、プリンター、ファクシミリ、スキャナーとプリンターとファクシミリとの複合機、デジタルカメラ、等でもよい。
また、相手機器100は、ネットワーク機器1を接続したネットワークN1に接続された機器であればよく、パーソナルコンピューター(PC)、プリンター、ファクシミリ、スキャナーとプリンターとファクシミリとの複合機、デジタルカメラ、等でもよい。
図1に示す第一探索要求手段U1は、相手機器100を探索する要求R1を第一通信プロトコル(例えばIPv4)でネットワークN1へ送信した後、該第一通信プロトコルによる相手機器100からの応答A1を待たずに相手機器100を探索する要求R2を第二通信プロトコル(例えばIPv6)でネットワークN1へ送信する。すなわち、探索要求R1,R2は、ごく僅かに時間差が生じるものの、ほぼ同時に出される。以下、分かり易く説明するため、第一通信プロトコルがIPv4、第二通信プロトコルがIPv6であるものとする。
第一応答受信手段U2は、第一探索要求手段U1の要求R1,R2に対するIPv4による相手機器100からの第一の応答A1、及び、IPv6による相手機器100からの第二の応答A2をネットワークN1から受信する。応答A1,A2の受信順は、ネットワークN1の状態により変わるため、応答A1が先となる場合もあれば、応答A2が先となる場合もある。
第二探索要求手段U3は、第一探索要求手段U1とは逆に、相手機器100を探索する要求R3をIPv6でネットワークN1へ送信した後、該IPv6による相手機器100からの応答A3を待たずに相手機器100を探索する要求A4をIPv4でネットワークN1へ送信する。すなわち、探索要求R3,R4は、ごく僅かに時間差が生じるものの、ほぼ同時に出される。
第二応答受信手段U4は、第二探索要求手段U3の要求R3,R4に対するIPv6による相手機器100からの第三の応答A3、及び、IPv4による相手機器100からの第四の応答A4をネットワークN1から受信する。ここでも、応答A3,A4の受信順は、ネットワークN1の状態により変わる。
使用プロトコル選択手段U5は、同じ相手機器100から受信される第一の応答A1及び第二の応答A2の順番、並びに、第三の応答A3及び第四の応答A4の順番に基づいて、当該受信対象の相手機器100との通信にIPv4を用いるかIPv6を用いるかを選択する。
通信実行手段U6は、選択された通信プロトコルで相手機器100と通信する。
すなわち、探索要求をIPv4、IPv6の順とした場合の応答順と、探索要求を逆順とした場合の応答順と、が通信プロトコル選択の判断基準とされているので、より適切な通信プロトコルで相手機器100とネットワーク通信することができる。
図2に例示するネットワークシステムS1は、LAN(Local Area Network)毎にルーター80が設けられ、これらのルーター80が互いに接続されて構成されている。各LANは、有線LANでも無線LANでもよい。本ネットワークシステムS1は、社内等に構築するのに好適であり、ルーター80同士をWAN(Wide Area Network)で接続すれば支社間等にわたって構築することができる。
ルーター80は、異なるネットワークを相互接続する機器であり、最適な経路を決定してデータを転送する。ルーター80は、ローカルルーターのみならず、リモートルーター等でもよい。
本実施形態のルーター80は、IPv4とIPv6の両方で通信データを転送可能とされている。ルーター80は、IPv4でデータの送信要求があるとIPv4用のデータ転送処理を行い、IPv6でデータの送信要求があるとIPv6用のデータ転送処理を行う。これらのデータ転送処理は並列して行われるため、各通信プロトコルによる要求R1,R2に対して応答A1,A2の転送順が逆になることがあり、各通信プロトコルによる要求R3,R4に対して応答A3,A4の転送順が逆になることがある。特に、ネットワークが広くなると、通信プロトコルの違いによるデータ経路の違いによりIPv4の通信時間の方が短くなったりIPv6の通信時間の方が短くなったりする。むろん、要求R1〜R4を受信して応答A1〜A4を出す相手機器も、各応答処理をマルチタスクにより並列して行っているため、応答A1,A2の順番や応答A3,A4の順番が逆になることがある。
各LAN71,72,73では、例えばハブ(集線装置)70にルーター80と複数の機器が接続される。LAN71のハブ70には、複数のPC100と、プリンター180とが接続されている。LAN72のハブ70には、複数のPC100が接続されている。LAN73のハブ70には、複数のPC100と、ネットワーク機器1であるスキャナーとが接続されている。むろん、各LANの機器の構成は様々考えられ、ハブ70に無線LAN装置が用いられてもよいし、ネットワークシステムS1に接続されるLANの数も限定されない。
図2に例示するスキャナー1は、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、画像読取部14、入力装置15、出力装置16、データ入出力装置17、通信インターフェイス(I/F)18、等が互いに接続されて情報を入出力可能とされている。CPU11は、ROM12に書き込まれたプログラムに従ってネットワーク機器全体の動作を制御する。当該プログラムは、上述した手段U1〜U6等に対応した機能をネットワーク機器1に実現させる。画像読取部14は、原稿台に載置された原稿等を読み取って対応する画像を形成する。入力装置15は、ボタンといった操作入力装置等で構成される。出力装置16は、液晶パネルといった画像出力装置等で構成される。データ入出力装置17は、コンピューター読み取り可能な記録媒体が着脱可能に接続されたときに該記録媒体に対してデータを入出力する。通信I/F18は、ハブ70(LAN73)に接続され、ネットワークN1に接続された相手機器に対して情報を入出力する。
本スキャナー1は、IPv4とIPv6の両方でネットワーク通信可能なIPv4/IPv6デュアルスタック対応機器とされている。
相手機器100となりうるPCは、図2に示すPC101のように、CPU111、半導体メモリー112,113、記憶装置114、入力装置115、出力装置116、データ入出力装置117、通信I/F118、等が互いに接続されて情報を入出力可能とされている。記憶装置114は、オペレーティングシステム(OS)、スキャナードライバー、等を記憶している。入力装置115は、キーボードやポインティングデバイスといった操作入力装置等で構成される。出力装置116は、ディスプレイ等の画像出力装置や音声出力装置等で構成される。データ入出力装置117は、コンピューター読み取り可能な記録媒体が着脱可能に接続されたときに該記録媒体に対してデータを入出力する。通信I/F118は、ネットワーク機器の通信I/F18に接続され、ネットワーク機器1に対して情報を入出力する。
PC101は、ネットワークN1からIPv4の機器探索要求R1,R4を受信すると、自らの識別情報及び32ビットのアドレスを含むIPv4の応答A1,A4をネットワークN1へ送信する。自らの識別情報には、機器の供給メーカー名や品番を含む機器の製品名称が含まれる。また、PC101は、ネットワークN1からIPv6の機器探索要求R2,R3を受信すると、自らの128ビットのアドレスを含むIPv6の応答A2,A3をネットワークN1へ送信する。IPv6の応答A2,A3に含まれる自らの識別情報は、IPv4の応答A1,A4に含まれる自らの識別情報と同一である。従って、自らの識別情報を用いることにより、ネットワーク機器1は、IPv4の応答A1,A4を送信した相手機器とIPv6の応答A2,A3を送信した相手機器とが同一であることを認識することができる。むろん、IPv6の128ビットのアドレスにIPv4の32ビットのアドレスが含まれていれば、IPv4の32ビットのアドレスを用いてIPv4とIPv6とで同一の相手機器を認識することができる。
本発明が実施される前提として、ネットワークシステムS1に接続される機器の中にIPv4/IPv6デュアルスタック対応機器が含まれているものとする。説明の都合上、上記PC101がIPv4/IPv6デュアルスタック対応機器であるものとする。
ネットワーク機器1と相手機器100とは、所定の通信プロトコルに従ってネットワーク通信する。この通信プロトコルとして、図3(a)に例示するデータ形式のIPv4と、図3(b)に例示するデータ形式のIPv6とが用いられる。
図3(a)に例示するように、IPv4に従った通信データDC1は、MTU(maximum transmission unit)の範囲内のデータサイズとされる。このMTUとして、ルーター80には、256〜1500バイトが設定される。MTUの設定は、PC100から変更可能である。例えば、PC100は、256〜1500バイトの範囲内からルーター80のMTUを設定するための設定値の操作入力を受け付け、ネットワークN1を介して当該受け付けた設定値をルーター80へ送信すればよい。ルーター80は、ネットワークN1を介してPC100から設定値を受信すると、RAM13に設けたMTU格納領域に設定値を格納すればよい。
IPv4に従った通信データDC1のヘッダーには、バージョン「4」、識別子(Identification)、継続フラグ、断片位置(Fragment Offset)、32ビットの送信元アドレス、32ビットの宛先アドレス、等が格納される。識別子は、送信元で格納される一意な値であり、断片化したパケットを復元するために用いられる。継続フラグは、次のパケットにデータが継続しているか否かを表す。断片位置は、断片化されたパケットの位置を表す情報であり、断片化したパケットを復元するために用いられる。
一方、図3(b)に示すように、IPv6に従った通信データDC2は、下限データサイズ1280バイト以上のデータサイズとされる。この通信データDC2のヘッダーには、バージョン「6」、128ビットの送信元アドレス、128ビットの宛先アドレス、等が格納される。
ビット数の少ないIPv4アドレスが枯渇してきていることから、通信プロトコルとしてIPv6が用いられるようになってきている。また、IPv6は、IPv4よりも通信速度を速くするための技術でもある。しかし、ネットワークに接続される機器は、全てがIPv6に対応している訳ではない。そのため、IPv6を優先して使用すると却って通信の処理速度が遅くなる事態が発生する。
また、IPv4とIPv6の両方で通信可能な機器であっても、ネットワークの状態によってIPv6を用いた方が短時間で通信することができたりIPv4を用いた方が短時間で通信することができたりする。
さらに、以下に述べる仕様の違いから、通信データのデータサイズによって通信をより短時間とする通信プロトコルが変わることがある。
図4(a)に例示するように、IPv4に従った通信データDC1が相手機器100との間にあるルーター80において設定されたデータサイズMTU以下の場合、通信データDC1はルーター80で分割されずに転送される。
一方、図4(b)に例示するように、IPv4に従った通信データDC1がデータサイズMTUよりも大きい場合、通信データDC1はルーター80でデータサイズMTU以下の分割データDC1aに分割されて転送される。
すなわち、IPv4は、相手機器100との間にあるルーター80において設定されたデータサイズMTUでデータが分割されて通信される通信プロトコルとされている。
図5(a)に例示するように、IPv6に従った通信データDC2が所定の下限データサイズSmin=1280バイト未満の場合、通信データDC2はルーター80で下限データサイズSmin=1280バイトとされて転送される。
一方、図5(b)に例示するように、IPv6に従った通信データDC2が下限データサイズSmin=1280バイト以上の場合、通信データDC2はそのまま転送される。
すなわち、IPv6は、所定の下限データサイズSmin以上でデータが送信される通信プロトコルとされている。
以上のことから、通信データのデータサイズが比較的小さければ、IPv4を用いた方が短時間で通信することができると考えられる。一方、通信データのデータサイズが比較的大きければ、IPv6を用いた方が短時間で通信することができると考えられる。
(2)ネットワーク機器の動作、作用及び効果:
図6は、ネットワーク機器1が行うデフォルト使用プロトコル選択処理をフローチャートにより示している。本処理は、IPv4/IPv6デュアルスタック対応機器とされた相手機器100に対して使用する通信プロトコルをデフォルト設定するものである。ここで、フローチャート中には、各手段U1〜U5がどの処理を行うのかを符号により示している。本デフォルト使用プロトコル選択処理は、ネットワーク機器1が電源を投入される等してネットワークN1に接続されたときに開始される。
処理を開始すると、ネットワーク機器1は、ネットワークN1に接続された相手機器100を探索する要求R1をIPv4でネットワークN1へ送信する(ステップS102。以下、「ステップ」の記載を省略)。S102の後、IPv4による相手機器100からの応答A1を待たずに相手機器100を探索する要求R2をIPv6でネットワークN1へ送信する(S104)。S106では、IPv4の探索要求R1に対するIPv4による相手機器100からの第一の応答A1、及び、IPv6の探索要求R2に対するIPv6による相手機器100からの第二の応答A2をネットワークN1から受信する。
なお、IPv4/IPv6デュアルスタック対応機器でない相手機器からは、対応している通信プロトコルのみによる応答を受信することとなる。下記S112も、同様である。この場合、応答を受信した通信プロトコルを先に受信した通信プロトコルとして処理を進めることができる。
S108では、相手機器100を探索する要求R3をIPv6でネットワークN1へ送信する。S108の後、IPv6による相手機器100からの応答A3を待たずに相手機器100を探索する要求R4をIPv4でネットワークN1へ送信する(S110)。S112では、IPv6の探索要求R3に対するIPv6による相手機器100からの第三の応答A3、及び、IPv4の探索要求R4に対するIPv4による相手機器100からの第四の応答A4をネットワークN1から受信する。
S114では、同じ相手機器(PC101とする)から第一応答受信手段U2で先にIPv6の応答A2が受信され、かつ、第二応答受信手段U4で先にIPv6の応答A3が受信されたか否かを判断する。例えば、応答A1〜A4に同じ相手機器の識別情報が含まれていれば、当該応答A1〜A4を送信した相手機器が同一であると判断することができる。そこで、S114では、これらの応答の中で応答A1よりも応答A2が先に受信され、かつ、応答A4よりも応答A3が先に受信されたか否かを判断すればよい。条件成立時、ネットワーク機器1は、通信プロトコルのデフォルト設定をIPv6とし(S116)、デフォルト使用プロトコル選択処理を終了する。S116の処理は、例えば、RAM13に設けられた通信プロトコルデフォルト設定領域にIPv6を表す情報を格納する処理とすることができる。
すなわち、条件成立時、ネットワーク機器1は、当該受信対象の相手機器であるPC101との通信にIPv6を用いることを選択することになる。応答の早い方のIPv6が選択されるので、ネットワーク機器1は適切な通信プロトコルで相手機器100とネットワーク通信することができる。
一方、S114で条件不成立となった場合、ネットワーク機器1は、通信プロトコルのデフォルト設定をIPv4とし(S118)、デフォルト使用プロトコル選択処理を終了する。S118の処理は、例えば、上記通信プロトコルデフォルト設定領域にIPv4を表す情報を格納する処理とすることができる。
ここで、PC101から第一応答受信手段U2で先にIPv4の応答A1が受信され、かつ、第二応答受信手段U4で先に先にIPv4の応答A4が受信された場合、S114で条件不成立となる。この場合、ネットワーク機器1は、当該受信対象の相手機器であるPC101との通信にIPv4を用いることを選択することになる。応答の早い方のIPv4が選択されるので、ネットワーク機器1は適切な通信プロトコルで相手機器100とネットワーク通信することができる。
また、PC101から第一応答受信手段U2で先にIPv4の応答A1が受信され、かつ、第二応答受信手段U4で先にIPv6の応答A3が受信された場合、S114で条件不成立となる。この場合、ネットワーク機器1は、当該受信対象の相手機器であるPC101との通信にIPv4を用いることをデフォルトの選択とする。後述する図7のプロトコル選択通信処理においてデフォルトのIPv4で少なくとも所定データサイズSpr(下限データサイズSmin)以上となると通信データの分割されないIPv6が選択されるので、ネットワーク機器1は適切な通信プロトコルで相手機器100とネットワーク通信することができる。
さらに、PC101から第一応答受信手段U2で先にIPv6の応答A2が受信され、かつ、第二応答受信手段U4で先にIPv4の応答A4が受信された場合、S114で条件不成立となる。この場合、ネットワーク機器1は、当該受信対象の相手機器であるPC101との通信にIPv4を用いることをデフォルトの選択とする。探索要求順とは逆の順番に応答があった通信の不安定な場合に技術の蓄積が比較的大きいIPv4を用いることがデフォルトの選択とされ、後述する図7のプロトコル選択通信処理においてデフォルトのIPv4で少なくとも所定データサイズSpr(下限データサイズSmin)以上となると通信データの分割されないIPv6が選択されるので、ネットワーク機器1は適切な通信プロトコルで相手機器100とネットワーク通信することができる。
以上説明したようにして通信プロトコルをデフォルト設定すると、ネットワーク機器1は、原則としてデフォルト設定の通信プロトコルで相手機器100とネットワーク通信する。本実施形態では、さらに適切な通信プロトコルで相手機器100とネットワーク通信するため、IPv4がデフォルト設定されてもデータサイズに応じてIPv4をそのまま用いるかIPv6に切り替えるかする。
図7は、ネットワーク機器1が行うプロトコル選択通信処理をフローチャートにより示している。本処理は、デフォルト設定の通信プロトコルを考慮したうえで通信プロトコルを最終的に選択して相手機器100とネットワーク通信するものである。ここで、フローチャート中には、各手段U5,U6がどの処理を行うのかを符号により示している。本プロトコル選択通信処理は、相手機器100に対してデータの送受信を行うときに開始される。
処理を開始すると、ネットワーク機器1は、デフォルト設定の通信プロトコルがIPv4であるのかIPv6であるのかを判断する(S202)。デフォルト設定がIPv6であれば、S106,S112の受信対象の相手機器(PC101)との通信にIPv6が選択されたことになる。むろん、この選択は、PC101から受信される応答A1,A2の順番及び応答A3,A4の順番に基づいている。ネットワーク機器1は、選択されたIPv6でPC101とネットワーク通信し(S204)、プロトコル選択通信処理を終了する。IPv6のネットワーク通信には、ネットワーク機器1がPC101へデータをIPv6で送信することと、ネットワーク機器1がPC101からデータをIPv6で受信することとの両方が含まれる。
一方、デフォルト設定がIPv4であれば、ネットワーク機器1は、IPv4でPC101との通信のデータサイズが1280バイト(IPv6の下限データサイズSminであり、所定データサイズSpr)以上となるか否かを判断する(S206)。ここで、MTU<Sminであれば、IPv4が相手機器との間にあるルーターにおいて少なくとも所定データサイズSpr以上でデータが分割されて通信される通信プロトコルとなる。
通信データサイズが1280バイト未満であれば、S106,S112の受信対象の相手機器(PC101)との通信にIPv4が選択されたことになる。むろん、この選択は、PC101から受信される応答A1,A2の順番及び応答A3,A4の順番に基づいている。ネットワーク機器1は、デフォルト設定通り、IPv4でPC101とネットワーク通信し(S208)、プロトコル選択通信処理を終了する。IPv4のネットワーク通信には、ネットワーク機器1がPC101へデータをIPv4で送信することと、ネットワーク機器1がPC101からデータをIPv4で受信することとの両方が含まれる。
S206で1280バイト以上であると判断されると、PC101との通信にIPv6を用いることが選択されたことになる。この場合、ネットワーク機器1は、IPv6でPC101とネットワーク通信し(S204)、プロトコル選択通信処理を終了する。ルーター80において設定されたデータサイズMTUでデータが分割されて通信されるIPv4がデフォルトの選択とされた場合にIPv4でIPv6の下限データサイズSmin(所定データサイズSpr)以上となると通信データの分割されないIPv6が選択されるので、さらに適切な通信プロトコルで相手機器100とネットワーク通信することができる。
以下、図8〜11を参照して、通信に用いる通信プロトコルをデフォルト設定する具体例を説明する。
図8は、2回の探索でいずれもIPv4の応答A1,A4が先にあったことを例示している。ここで、1回目の探索は、IPv4で探索要求R1をネットワークN1へ送信し(工程1)、IPv6で探索要求R2をネットワークN1へ送信し(工程2)、IPv4による応答A1を受信し(工程3)、IPv6による応答A2を受信する(工程4)ことを意味する。2回目の探索は、IPv6で探索要求R3をネットワークN1へ送信し(工程5)、IPv4で探索要求R4をネットワークN1へ送信し(工程6)、IPv4による応答A4を受信し(工程7)、IPv6による応答A3を受信する(工程8)ことを意味する。
この場合、応答の早い方のIPv4がデフォルトの選択とされるので、適切な通信プロトコルで相手機器とネットワーク通信することができる。
図9は、2回の探索でいずれもIPv6の応答A2,A3が先にあったことを例示している。この場合、応答の早い方のIPv6がデフォルトの選択とされるので、適切な通信プロトコルで相手機器とネットワーク通信することができる。
図10は、2回の探索でいずれも探索要求順に応答があったことを例示している。この場合、ルーター80において少なくともIPv6の下限データサイズSmin(所定データサイズSpr)で通信データの分割されるIPv4がデフォルトの選択とされる。そのうえで、IPv4で下限データサイズSmin以上となるとIPv6が選択されるので、より短い時間で相手機器とネットワーク通信することができる。
図11は、2回の探索でいずれも探索要求順とは逆の順番に応答があったことを例示している。探索要求順とは逆の順番に応答があった通信の不安定な場合にIPv4を用いることがデフォルトの選択とされる。そのうえで、IPv4で下限データサイズSmin以上となるとIPv6が選択されるので、より短い時間で相手機器とネットワーク通信することができる。
以上説明したように、機器探索時期がIPv4とIPv6とでほぼ同時期であるため、時間経過による応答時間のぶれが少なくなり、IPv4とIPv6とで応答時間を比較する際の信頼性を向上させることができる。また、探索要求をIPv4(第一通信プロトコル)、IPv6(第二通信プロトコル)の順とした場合の応答順と、探索要求を逆順とした場合の応答順と、が通信プロトコル選択の判断基準とされている。従って、本ネットワーク機器1は、より適切な通信プロトコルで相手機器とネットワーク通信することができる。
さらに、通信データサイズに応じて通信時間を短くさせる通信プロトコルが選択されるので、この点でも適切な通信プロトコルで相手機器とネットワーク通信することができる。
(3)変形例:
上述した処理の各ステップの順番は、適宜、変更可能である。例えば、S102〜S106の処理の前に、S108〜S112の処理を行ってもよい。
図7のS206で示した判断基準となるデータサイズは、IPv6の下限データサイズSmin未満等、下限データサイズSminとは異なるサイズとされてもよい。MTU<Sminであれば、IPv4が相手機器との間にあるルーターにおいて少なくとも下限データサイズSmin以上でデータが分割されて通信される通信プロトコルとなる。所定データサイズSprは、IPv4で通信データDC1が分割される下限データサイズ、例えば、相手機器100との間にあるルーター80において設定されたデータサイズMTU+1とされてもよい。すると、IPv4で通信データDC1が分割されるデータサイズとなる場合に相手機器との通信にIPv6が用いられるので、より短い時間で相手機器とネットワーク通信することができる。
図12に示すプロトコル選択通信処理のように、図6のデフォルト仕様プロトコル選択処理でデフォルト設定された通信プロトコルで相手機器とネットワーク通信してもよい。この場合も、探索要求を第一通信プロトコル、第二通信プロトコルの順とした場合の応答順と、探索要求を逆順とした場合の応答順と、が通信プロトコル選択の判断基準とされているので、より適切な通信プロトコルで相手機器100とネットワーク通信することができる。
なお、従属請求項に係る構成要件を有しておらず独立請求項に係る構成要件のみからなる装置、システム、方法及びプログラムでも、上述した基本的な作用、効果が得られる。
以上説明したように、本発明によると、種々の態様により、より適切な通信プロトコルで相手機器100とネットワーク通信することが可能なネットワーク機器、ネットワークシステム、ネットワーク機器の制御方法、ネットワークシステムの制御方法、ネットワーク機器の制御プログラム、ネットワークシステムの制御プログラム、及び、これらのプログラムを記録したコンピューター読み取り可能な記録媒体を提供することができる。
また、本発明は、上述した実施形態や変形例に限られず、上述した実施形態及び変形例の中で開示した各構成を相互に置換したり組み合わせを変更したりした構成、公知技術並びに上述した実施形態及び変形例の中で開示した各構成を相互に置換したり組み合わせを変更したりした構成、等も含まれる。
1…ネットワーク機器、18…通信インターフェイス、80…ルーター、100,101…相手機器、118…通信インターフェイス、A1…第一の応答、A2…第二の応答、A3…第三の応答、A4…第四の応答、DC1…IPv4に従った通信データ、DC1a…分割データ、DC2…IPv6に従った通信データ、N1…ネットワーク、R1〜R4…探索要求、S1…ネットワークシステム、U1…第一探索要求手段、U2…第一応答受信手段、U3…第二探索要求手段、U4…第二応答受信手段、U5…使用プロトコル選択手段、U6…通信実行手段。

Claims (8)

  1. 双方向に通信可能なネットワークに接続されたネットワーク機器であって、
    前記ネットワークに接続された相手機器を探索する要求を第一通信プロトコルで前記ネットワークへ送信した後、該第一通信プロトコルによる前記相手機器からの応答を待たずに前記相手機器を探索する要求を第二通信プロトコルで前記ネットワークへ送信する第一探索要求手段と、
    該第一探索要求手段の要求に対する前記第一通信プロトコルによる前記相手機器からの第一の応答、及び、前記第二通信プロトコルによる前記相手機器からの第二の応答を前記ネットワークから受信する第一応答受信手段と、
    前記相手機器を探索する要求を前記第二通信プロトコルで前記ネットワークへ送信した後、該第二通信プロトコルによる前記相手機器からの応答を待たずに前記相手機器を探索する要求を前記第一通信プロトコルで前記ネットワークへ送信する第二探索要求手段と、
    該第二探索要求手段の要求に対する前記第二通信プロトコルによる前記相手機器からの第三の応答、及び、前記第一通信プロトコルによる前記相手機器からの第四の応答を前記ネットワークから受信する第二応答受信手段と、
    同じ前記相手機器から受信される前記第一の応答及び前記第二の応答の順番、並びに、前記第三の応答及び前記第四の応答の順番に基づいて、当該受信対象の相手機器との通信に前記第一通信プロトコルを用いるか前記第二通信プロトコルを用いるかを選択する使用プロトコル選択手段と、
    選択された通信プロトコルで前記相手機器と通信する通信実行手段とを備えることを特徴とするネットワーク機器。
  2. 前記使用プロトコル選択手段は、前記同じ相手機器から前記第一応答受信手段で先に前記第一の応答が受信され、かつ、前記第二応答受信手段で先に前記第四の応答が受信されたときに当該受信対象の相手機器との通信に前記第一通信プロトコルを用いることをデフォルトの選択とし、前記同じ相手機器から前記第一応答受信手段で先に前記第二の応答が受信され、かつ、前記第二応答受信手段で先に前記第三の応答が受信されたときに当該受信対象の相手機器との通信に前記第二通信プロトコルを用いることをデフォルトの選択とすることを特徴とする請求項1に記載のネットワーク機器。
  3. 前記第一通信プロトコルは、前記相手機器との間にあるルーターにおいて少なくとも所定データサイズ以上でデータが分割されて通信される通信プロトコルとされ、
    前記使用プロトコル選択手段は、前記第一通信プロトコルで前記相手機器との通信のデータサイズが前記所定データサイズ以上となる場合、当該相手機器との通信に前記第二通信プロトコルを用いることを選択することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のネットワーク機器。
  4. 前記第二通信プロトコルは、所定の下限データサイズ以上でデータが送信される通信プロトコルとされ、
    前記第一通信プロトコルは、前記相手機器との間にあるルーターにおいて設定されたデータサイズでデータが分割されて通信される通信プロトコルとされ、
    前記使用プロトコル選択手段は、前記第一通信プロトコルで前記相手機器との通信のデータサイズが前記下限データサイズ以上となる場合、当該相手機器との通信に前記第二通信プロトコルを用いることを選択することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のネットワーク機器。
  5. 前記使用プロトコル選択手段は、前記同じ相手機器から前記第一応答受信手段で先に前記第一の応答が受信され、かつ、前記第二応答受信手段で先に前記第三の応答が受信されたときに当該受信対象の相手機器との通信に前記第一通信プロトコルを用いることをデフォルトの選択とすることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のネットワーク機器。
  6. 前記使用プロトコル選択手段は、前記同じ相手機器から前記第一応答受信手段で先に前記第二の応答が受信され、かつ、前記第二応答受信手段で先に前記第四の応答が受信されたときに当該受信対象の相手機器との通信に前記第一通信プロトコルを用いることをデフォルトの選択とすることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のネットワーク機器。
  7. 双方向に通信可能なネットワークに接続されたネットワーク機器の制御方法であって、
    前記ネットワークに接続された相手機器を探索する要求を第一通信プロトコルで前記ネットワークへ送信した後、該第一通信プロトコルによる前記相手機器からの応答を待たずに前記相手機器を探索する要求を第二通信プロトコルで前記ネットワークへ送信する第一探索要求工程と、
    該第一探索要求工程の要求に対する前記第一通信プロトコルによる前記相手機器からの第一の応答、及び、前記第二通信プロトコルによる前記相手機器からの第二の応答を前記ネットワークから受信する第一応答受信工程と、
    前記相手機器を探索する要求を前記第二通信プロトコルで前記ネットワークへ送信した後、該第二通信プロトコルによる前記相手機器からの応答を待たずに前記相手機器を探索する要求を前記第一通信プロトコルで前記ネットワークへ送信する第二探索要求工程と、
    該第二探索要求工程の要求に対する前記第二通信プロトコルによる前記相手機器からの第三の応答、及び、前記第一通信プロトコルによる前記相手機器からの第四の応答を前記ネットワークから受信する第二応答受信工程と、
    同じ前記相手機器から受信される前記第一の応答及び前記第二の応答の順番、並びに、前記第三の応答及び前記第四の応答の順番に基づいて、当該受信対象の相手機器との通信に前記第一通信プロトコルを用いるか前記第二通信プロトコルを用いるかを選択する使用プロトコル選択工程と、
    選択された通信プロトコルで前記相手機器と通信する通信実行工程とを備えることを特徴とするネットワーク機器の制御方法。
  8. 双方向に通信可能なネットワークに接続されたネットワーク機器の制御プログラムであって、
    前記ネットワークに接続された相手機器を探索する要求を第一通信プロトコルで前記ネットワークへ送信した後、該第一通信プロトコルによる前記相手機器からの応答を待たずに前記相手機器を探索する要求を第二通信プロトコルで前記ネットワークへ送信する第一探索要求機能と、
    該第一探索要求機能の要求に対する前記第一通信プロトコルによる前記相手機器からの第一の応答、及び、前記第二通信プロトコルによる前記相手機器からの第二の応答を前記ネットワークから受信する第一応答受信機能と、
    前記相手機器を探索する要求を前記第二通信プロトコルで前記ネットワークへ送信した後、該第二通信プロトコルによる前記相手機器からの応答を待たずに前記相手機器を探索する要求を前記第一通信プロトコルで前記ネットワークへ送信する第二探索要求機能と、
    該第二探索要求機能の要求に対する前記第二通信プロトコルによる前記相手機器からの第三の応答、及び、前記第一通信プロトコルによる前記相手機器からの第四の応答を前記ネットワークから受信する第二応答受信機能と、
    同じ前記相手機器から受信される前記第一の応答及び前記第二の応答の順番、並びに、前記第三の応答及び前記第四の応答の順番に基づいて、当該受信対象の相手機器との通信に前記第一通信プロトコルを用いるか前記第二通信プロトコルを用いるかを選択する使用プロトコル選択機能と、
    選択された通信プロトコルで前記相手機器と通信する通信実行機能とをコンピューターに実現させることを特徴とするネットワーク機器の制御プログラム。
JP2009265152A 2009-11-20 2009-11-20 ネットワーク機器、並びに、その制御方法及び制御プログラム Pending JP2011109591A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009265152A JP2011109591A (ja) 2009-11-20 2009-11-20 ネットワーク機器、並びに、その制御方法及び制御プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009265152A JP2011109591A (ja) 2009-11-20 2009-11-20 ネットワーク機器、並びに、その制御方法及び制御プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011109591A true JP2011109591A (ja) 2011-06-02

Family

ID=44232560

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009265152A Pending JP2011109591A (ja) 2009-11-20 2009-11-20 ネットワーク機器、並びに、その制御方法及び制御プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011109591A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013051566A (ja) * 2011-08-31 2013-03-14 Brother Ind Ltd ノード装置、情報通信方法及びプログラム
JP2013066091A (ja) * 2011-09-20 2013-04-11 Pfu Ltd ノード検出装置、ノード検出方法、及びプログラム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013051566A (ja) * 2011-08-31 2013-03-14 Brother Ind Ltd ノード装置、情報通信方法及びプログラム
US8799508B2 (en) 2011-08-31 2014-08-05 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Node device, information communication method and computer readable recording medium
JP2013066091A (ja) * 2011-09-20 2013-04-11 Pfu Ltd ノード検出装置、ノード検出方法、及びプログラム
US9055138B2 (en) 2011-09-20 2015-06-09 Pfu Limited Information processing device, information processing method, and computer readable medium

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4546040B2 (ja) ネットワークサービスシステムおよびサービス代行処理方法およびコンピュータが読取り可能なプログラムを格納した記憶媒体およびプログラム
JP4533247B2 (ja) サービス提供システム、サービス提供方法及びサービス提供装置
EP1783954B1 (en) System and method for discovering network resources
KR100652964B1 (ko) 듀얼스택 네트워크 기기 및 그 브로드캐스트 방법
US7720097B2 (en) Communication apparatus, communication method, communication program and recording medium
JP2006343852A (ja) 情報処理サーバ、遠隔操作システムおよび遠隔操作方法
JP6118122B2 (ja) 通信装置及びその制御方法、プログラム
JP5820106B2 (ja) 通信装置、および、その制御方法
JP2011239026A (ja) 通信装置
EP2127246B1 (en) Automatic protocol switching
US8120806B2 (en) Communication port, and method for providing a communication port
JP5034828B2 (ja) 通信システム、中継装置およびプログラム
JP2019033370A (ja) 通信制御システム、画像処理ユニット、ルーター、通信中継装置及びプログラム
JP2009021921A (ja) IPv4/IPv6デュアルスタック対応端末のための情報提示システム
JP2011109591A (ja) ネットワーク機器、並びに、その制御方法及び制御プログラム
US9639138B2 (en) Electronic device that ensures reduced unnecessary recovery
JP5272367B2 (ja) 無線lanアクセスポイントおよびプログラム
JP6271840B2 (ja) 通信装置、通信装置の制御方法、プログラム
JP2019057906A (ja) 情報処理装置及び情報処理プログラム
JP2007201740A (ja) ネットワーク機器
JP2006197051A (ja) ネットワーク通信制御装置およびネットワーク通信制御方法
JP2010273227A (ja) ネットワーク通信装置
JP2006039940A (ja) 情報処理装置及び方法およびプログラム
JP2013110689A (ja) ネットワークシステム、中継装置、通信方法、中継方法及び中継プログラム
JP2006139492A (ja) プロファイル情報取得システム、プロファイル情報取得機器、プロファイル情報送信機器、プロファイル情報取得方法、及びプログラム