JP2009231274A5 - - Google Patents

Claims (10)

1. 基板の上に配置されている有機発光素子であって、
   前記基板側から順に、第１電極と、発光層と、第２電極とを有し、前記発光層よりも第１電極側にある第１反射面と、前記発光層よりも第２電極側にある第２反射面との間の光学距離が、前記発光層で発光した光を共振させるように設定されており、
   前記光学距離が相対的に短い第１領域と前記光学距離が相対的に長い第２領域とを有している有機発光素子において、
   前記第１領域における前記光学距離Ｌ_１と前記第２領域における前記光学距離Ｌ_２は、共振波長λ_１とλ_２とλ_３と、前記第１反射面及び前記第２反射面で反射する際の位相シフトの和φｔと、ある視野角αとの間で、式１の関係を満たすことを特徴とする有機発光素子。
   （式１）
   λ_１＝２Ｌ_１／（ｐ−φｔ／２π）
   λ_２＝２Ｌ_２／（ｑ＋１−φｔ／２π）
   λ_３＝２Ｌ_２ｃｏｓα／（ｑ−φｔ／２π）
   （ｐ、ｑは、それぞれ独立な正の整数、α≠０°）
   かつ、λ_１＝λ_２＝λ_３
2. 前記式１において、ｐ＝２、ｑ＝２であることを特徴とする請求項１に記載の有機発光素子。
3. 前記視野角αは、０°＜｜α｜＜６０°であることを特徴とする請求項１または２に記載の有機発光素子。
4. 有機発光素子を備える画素を複数有する表示装置において、前記画素の少なくとも１つを構成する有機発光素子が、請求項１乃至請求項３に記載の有機発光素子であることを特徴とする表示装置。
5. 基板の上に有機発光素子を備える画素を複数有する表示装置であって、
   各有機発光素子は、前記基板側から順に、第１電極と、発光層と、第２電極とを有し、前記発光層よりも第１電極側にある第１反射面と、前記発光層よりも第２電極側にある第２反射面との間の光学距離が、前記発光層で発光した光を共振させるように設定されており、
   前記光学距離が相対的に短い第１画素と、前記光学距離が相対的に長い第２画素とを有している表示装置において、
   前記第１画素における前記光学距離Ｌ_１と前記第２画素における前記光学距離Ｌ_２は、共振波長λ_１とλ_２とλ_３と、前記第１反射面及び前記第２反射面で反射する際の位相シフトの和φｔと、ある視野角αとの間で式２の関係を満たすことを特徴とする表示装置。
   （式２）
   λ_１＝２Ｌ_１／（ｐ−φｔ／２π）
   λ_２＝２Ｌ_２／（ｑ＋１−φｔ／２π）
   λ_３＝２Ｌ_２ｃｏｓα／（ｑ−φｔ／２π）
   （ｐ、ｑは、それぞれ独立な正の整数、α≠０°）
   かつ、λ_１＝λ_２＝λ_３
6. 発光色が互いに異なる複数の画素を含む、第１の画素ユニットと、第２の画素ユニットと、を複数有しており、
   前記第１の画素ユニットと前記第２の画素ユニットに共通して含まれる、ある発光色の画素は、前記第１の画素ユニットにおいて前記第１画素となっており、前記第２の画素ユニットにおいて前記第２画素となっていることを特徴とする請求項５に記載の表示装置。
7. 前記第１の画素ユニットと前記第２の画素ユニットとは、互いに隣り合っており、
   前記ある発光色の前記第１画素と前記第２画素とが互いに隣り合っていることを特徴とする請求項６に記載の表示装置。
8. 前記第２画素に供給される電流値が前記第１画素に供給される電流値よりも大きいことを特徴とする請求項５または請求項６に記載の表示装置。
9. 発光色が互いに異なる複数の画素を含む画素ユニットを複数有しており、
   前記画素ユニットは、前記発光色のうちの少なくともある発光色について、前記第１画素と前記第２画素とを備えることを特徴とする請求項５に記載の表示装置。
10. 前記ある発光色とは、青色であることを特徴とする請求項６または請求項９に記載の表示装置。