JP2009229955A - プロジェクタ - Google Patents
プロジェクタ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009229955A JP2009229955A JP2008077119A JP2008077119A JP2009229955A JP 2009229955 A JP2009229955 A JP 2009229955A JP 2008077119 A JP2008077119 A JP 2008077119A JP 2008077119 A JP2008077119 A JP 2008077119A JP 2009229955 A JP2009229955 A JP 2009229955A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat
- air
- liquid
- projector
- light modulation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Projection Apparatus (AREA)
- Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
Abstract
【課題】光学素子を効果的に冷却できるプロジェクタを提供する。
【解決手段】プロジェクタは、吸気口を有する外装筐体と、吸気口を介して導入した空気を外装筐体内部に配設される光学素子451に送風する冷却ファン64を含んで構成される空冷装置6とを備える。空冷装置6は、吸気口を介して導入された空気を光学素子451の配設位置に導く吸気ダクト61および送風ダクト65と、一部が吸気ダクト61外部に面し、吸気ダクト61内部の空気の熱を受熱して吸気ダクト61外部に放熱する空気放熱部材62とを備える。
【選択図】図8
【解決手段】プロジェクタは、吸気口を有する外装筐体と、吸気口を介して導入した空気を外装筐体内部に配設される光学素子451に送風する冷却ファン64を含んで構成される空冷装置6とを備える。空冷装置6は、吸気口を介して導入された空気を光学素子451の配設位置に導く吸気ダクト61および送風ダクト65と、一部が吸気ダクト61外部に面し、吸気ダクト61内部の空気の熱を受熱して吸気ダクト61外部に放熱する空気放熱部材62とを備える。
【選択図】図8
Description
本発明は、プロジェクタに関する。
従来、光源装置と、光源装置から射出された光束を画像情報に応じて変調して画像光を形成する光変調装置と、画像光を拡大投射する投射光学装置とを備えたプロジェクタが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のプロジェクタでは、光変調装置等の光学素子を冷却する冷却装置として以下の構造が採用されている。
すなわち、冷却装置は、外装筐体に形成された吸気口を介して外装筐体内部に空気を吸入して吐出するシロッコファンと、シロッコファンから吐出された空気を光学素子の配設位置に導くダクトとを備える。そして、冷却装置は、光学素子に空気を送風することで光学素子を冷却する。
特許文献1に記載のプロジェクタでは、光変調装置等の光学素子を冷却する冷却装置として以下の構造が採用されている。
すなわち、冷却装置は、外装筐体に形成された吸気口を介して外装筐体内部に空気を吸入して吐出するシロッコファンと、シロッコファンから吐出された空気を光学素子の配設位置に導くダクトとを備える。そして、冷却装置は、光学素子に空気を送風することで光学素子を冷却する。
しかしながら、特許文献1に記載のプロジェクタでは、外装筐体外部の空気をそのまま光学素子に送風する構成であるため、環境温度の空気が光学素子に送風されることとなり、光学素子を効果的に冷却することが難しい。
本発明の目的は、光学素子を効果的に冷却できるプロジェクタを提供することにある。
本発明のプロジェクタは、吸気口を有する外装筐体と、前記吸気口を介して導入した空気を前記外装筐体内部に配設される光学素子に送風する冷却ファンを含んで構成される空冷装置とを備えたプロジェクタであって、前記空冷装置は、前記吸気口を介して導入された空気を前記光学素子の配設位置に導くダクト部材と、一部が前記ダクト部材外部に面し、前記ダクト部材内部の空気の熱を受熱して前記ダクト部材外部に放熱する空気放熱部材とを備えることを特徴とする。
本発明では、プロジェクタは、一部がダクト部材外部に面し、ダクト部材内部の空気の熱を受熱してダクト部材外部に放熱するヒートシンク等の空気放熱部材を備えるので、ダクト部材を介して光学素子に送風される空気の熱を空気放熱部材によりダクト部材外部に放熱し、光学素子に送風される空気の温度を低減させることができる。このため、従来の構成と比較して、より温度の低い空気を光学素子に送風することができ、光学素子を効果的に冷却できる。したがって、光学素子の熱劣化を回避し、プロジェクタの長寿命化が図れる。
本発明のプロジェクタでは、第1吸熱面および第1放熱面を有し、前記第1放熱面が前記ダクト部材外部に面し、前記第1吸熱面が前記空気放熱部材の放熱側に熱伝達可能に接続する第1熱電変換素子を備えることが好ましい。
本発明では、プロジェクタは、第1放熱面がダクト部材外部に面し第1吸熱面が空気放熱部材の放熱側に熱伝達可能に接続するペルチェ素子等の第1熱電変換素子を備えるので、ダクト部材を介して光学素子に送風される空気の熱を第1吸熱面から空気放熱部材を介して効果的に吸熱し、ダクト部材外部に放熱できる。このため、光学素子に送風される空気の温度をさらに低減させ、光学素子をより効果的に冷却できる。
本発明では、プロジェクタは、第1放熱面がダクト部材外部に面し第1吸熱面が空気放熱部材の放熱側に熱伝達可能に接続するペルチェ素子等の第1熱電変換素子を備えるので、ダクト部材を介して光学素子に送風される空気の熱を第1吸熱面から空気放熱部材を介して効果的に吸熱し、ダクト部材外部に放熱できる。このため、光学素子に送風される空気の温度をさらに低減させ、光学素子をより効果的に冷却できる。
本発明のプロジェクタでは、内部に毛細管構造を有する管状に形成されるとともに管内部には冷媒が収容され前記冷媒が管内部を還流することにより熱移動が行われるヒートパイプと、第2吸熱面および第2放熱面を有する第2熱電変換素子とを備え、前記ヒートパイプは、前記光学素子に熱伝達可能に接続するとともに、前記光学素子との接続部位から離間した部位が前記第2吸熱面に熱伝達可能に接続することが好ましい。
本発明では、プロジェクタは、ペルチェ素子等の第2熱電変換素子と、所定の部位(例えば、一端側の部位(蒸発部))が光学素子に熱伝達可能に接続するとともに、蒸発部から離間した部位(例えば、他端側の部位(凝縮部))が第2熱電変換素子の第2吸熱面に熱伝達可能に接続するヒートパイプとを備える。このことにより、光学素子に生じた熱を、ヒートパイプの蒸発部から凝縮部に移動させ、さらに、第2熱電変換素子の第2吸熱面から吸熱させることができる。特に、第2熱電変換素子の第2吸熱面から凝縮部の熱が吸熱されるため、凝縮部の温度を低減して、蒸発部および凝縮部間の温度差を大きく設定でき、ヒートパイプ内部における熱の移動量を増加させることができる。
したがって、空冷装置を用いた冷却構造に加えて、ヒートパイプおよび第2熱電変換素子を用いることで、光学素子をより一層効果的に冷却できる。
したがって、空冷装置を用いた冷却構造に加えて、ヒートパイプおよび第2熱電変換素子を用いることで、光学素子をより一層効果的に冷却できる。
本発明のプロジェクタでは、入射光束を画像情報に応じて変調する複数の光変調装置と、前記複数の光変調装置にそれぞれ対向する複数の光束入射側端面を有し、前記複数の光変調装置を介した光束を合成して射出する色合成光学装置と、前記光変調装置および前記光束入射側端面の間に介装され、前記光変調装置を支持し、前記光変調装置を前記光束入射側端面に取り付ける複数の支持部材とを備え、前記光学素子は、前記複数の光変調装置のうち少なくともいずれかの光変調装置で構成され、前記光学素子および前記支持部材の各側端部を跨るように取り付けられる熱伝導性シートを備え、前記ヒートパイプは、前記熱伝導性シートにおける前記支持部材に取り付けられる部位に熱伝達可能に接続することが好ましい。
本発明では、プロジェクタは、複数の光変調装置のうち少なくともいずれかの光変調装置および支持部材の各側端部を跨るように取り付けられる熱伝導性シートを備える。そして、ヒートパイプは、熱伝導性シートにおける支持部材に取り付けられる部位に熱伝達可能に接続する。すなわち、ヒートパイプは、光変調装置に直接、接続することなく、熱伝導性シートを介して光変調装置に熱伝達可能に接続する。このことにより、ヒートパイプを取り付ける際に光変調装置に力が加わることがなく、さらには、ヒートパイプを取り付けた後でのヒートパイプの熱応力が光変調装置に加わることがなく、各光変調装置の相互位置のずれを防止でき、画素ずれを回避できる。このため、プロジェクタは、鮮明な投影画像を表示させることができる。
本発明のプロジェクタでは、第1吸熱面および第1放熱面を有し、前記第1放熱面が前記ダクト部材外部に面し、前記第1吸熱面が前記空気放熱部材の放熱側に熱伝達可能に接続する第1熱電変換素子と、環状の流路に沿って冷却液体を循環させる液冷装置とを備え、前記液冷装置は、内部に冷却液体を流通可能に構成され、前記第1放熱面および前記第2放熱面に熱伝達可能にそれぞれ接続する第1受熱部材および第2受熱部材と、冷却液体を吸入および圧送する液体圧送部と、冷却液体の熱を放熱する液体放熱部と、前記各受熱部材、前記液体圧送部、および前記液体放熱部を接続し、前記環状の流路を形成する複数の液体循環部材とを備えることが好ましい。
本発明では、プロジェクタは、液冷装置を備えるので、第1熱電変換素子における第1放熱面の熱を第1受熱部材にて受熱して内部の冷却液体に伝達させ、第2熱電変換素子における第2放熱面の熱を第2受熱部材にて受熱して内部の冷却液体に伝達させることができる。また、冷却液体が環状の流路に沿って循環し液体放熱部を流通する際に、冷却液体から熱を放熱させることができる。このため、各熱電変換素子における各放熱面から効果的に熱を放熱させることができ、各熱電変換素子の消費電力に対する冷却対象(空気放熱部材、ヒートパイプの凝縮部)から吸熱する吸熱量の比率(吸熱比率)を向上させることができる。したがって、第1熱電変換素子により空気放熱部材を介してダクト部材内部の空気の温度をより一層低減させることができるとともに、第2熱電変換素子によりヒートパイプを介して光学素子の温度をより一層低減させることができ、光学素子をより一層効果的に冷却できる。
本発明のプロジェクタでは、前記第1受熱部材または前記第2受熱部材は、前記液体圧送部で構成されていることが好ましい。
本発明では、第1受熱部材または第2受熱部材が液体圧送部で構成され、液体圧送部が第1熱電変換素子または第2熱電変換素子における放熱面に熱伝達可能に接続する。液体圧送部内部では冷却液体が撹拌され冷却液体の温度が均一化されるため、温度が均一化された冷却液体により第1熱電変換素子または第2熱電変換素子における放熱面から液体圧送部を介して均一に熱を受熱することができる。
本発明では、第1受熱部材または第2受熱部材が液体圧送部で構成され、液体圧送部が第1熱電変換素子または第2熱電変換素子における放熱面に熱伝達可能に接続する。液体圧送部内部では冷却液体が撹拌され冷却液体の温度が均一化されるため、温度が均一化された冷却液体により第1熱電変換素子または第2熱電変換素子における放熱面から液体圧送部を介して均一に熱を受熱することができる。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
〔プロジェクタの概略構成〕
図1は、第1実施形態におけるプロジェクタ1の内部構造を示す斜視図である。具体的に、図1は、プロジェクタ1を前面上方側から見た斜視図である。
なお、以下で記載する「上」、「下」、「左」、「右」は、図1における図面視において、上下左右に相当するものである。また、以下で記載する「前面」、「背面」も、図1における図面視において、前面および背面に相当するものである。
プロジェクタ1は、光源から射出された光束を画像情報に応じて変調して画像光を形成し、形成した画像光をスクリーン(図示略)上に拡大投射するものである。このプロジェクタ1は、図1に示すように、外装を構成する外装筐体2と、外装筐体2内部に配設される装置本体3とを備える。
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
〔プロジェクタの概略構成〕
図1は、第1実施形態におけるプロジェクタ1の内部構造を示す斜視図である。具体的に、図1は、プロジェクタ1を前面上方側から見た斜視図である。
なお、以下で記載する「上」、「下」、「左」、「右」は、図1における図面視において、上下左右に相当するものである。また、以下で記載する「前面」、「背面」も、図1における図面視において、前面および背面に相当するものである。
プロジェクタ1は、光源から射出された光束を画像情報に応じて変調して画像光を形成し、形成した画像光をスクリーン(図示略)上に拡大投射するものである。このプロジェクタ1は、図1に示すように、外装を構成する外装筐体2と、外装筐体2内部に配設される装置本体3とを備える。
外装筐体2は、図1に示すように、天面部(図1では図示を省略)、底面部21、前面部22、背面部23、左側面部24、および右側面部25を有し、直方体形状を有する。
この外装筐体2において、右側面部25の前面側には、平面視矩形状の吸気口251が形成されている。また、吸気口251の背面側には、平面視矩形状の排気口252が形成されている。
この外装筐体2において、右側面部25の前面側には、平面視矩形状の吸気口251が形成されている。また、吸気口251の背面側には、平面視矩形状の排気口252が形成されている。
図2および図3は、装置本体3を示す図である。具体的に、図2は、装置本体3を前面上方側から見た斜視図である。図3は、装置本体3を前面下方側から見た斜視図である。
装置本体3は、図2または図3に示すように、光学ユニット4と、熱輸送装置5(図2)と、空冷装置6と、液冷装置7とを備える。
なお、具体的な図示は省略したが、外装筐体2内において、各部材4〜7以外の空間には、プロジェクタ1の各構成部材に電力を供給する電源ユニット、プロジェクタ1の各構成部材の動作を制御する制御装置等が配置されるものとする。
装置本体3は、図2または図3に示すように、光学ユニット4と、熱輸送装置5(図2)と、空冷装置6と、液冷装置7とを備える。
なお、具体的な図示は省略したが、外装筐体2内において、各部材4〜7以外の空間には、プロジェクタ1の各構成部材に電力を供給する電源ユニット、プロジェクタ1の各構成部材の動作を制御する制御装置等が配置されるものとする。
〔光学ユニットの構成〕
図4は、光学ユニット4の光学系を模式的に示す平面図である。
光学ユニット4は、前記制御装置による制御の下、画像情報に応じて画像光を形成するものであり、外装筐体2の背面に沿って左側から右側に延出し、延出方向先端部分が前面側に屈曲して延出する平面視略L字形状を有している。
この光学ユニット4は、図4に示すように、光源ランプ411およびリフレクタ412を有する光源装置41と、レンズアレイ421,422、反射ミラー423、偏光変換素子424、および重畳レンズ425を有する照明光学装置42と、ダイクロイックミラー431,432、および反射ミラー433を有する色分離光学装置43と、入射側レンズ441、リレーレンズ443、および反射ミラー442,444を有するリレー光学装置44と、液晶パネル4511を有する光変調装置(光学素子)としての3つの光変調装置451(赤色光側の光変調装置を451R、緑色光側の光変調装置を451G、青色光側の光変調装置を451Bとする)、3つの入射側偏光板452、3つの射出側偏光板453、および色合成光学装置としてのクロスダイクロイックプリズム454を有する光学装置45と、光学部品用筐体46と、投射光学装置としての投射レンズ47とを備える。
図4は、光学ユニット4の光学系を模式的に示す平面図である。
光学ユニット4は、前記制御装置による制御の下、画像情報に応じて画像光を形成するものであり、外装筐体2の背面に沿って左側から右側に延出し、延出方向先端部分が前面側に屈曲して延出する平面視略L字形状を有している。
この光学ユニット4は、図4に示すように、光源ランプ411およびリフレクタ412を有する光源装置41と、レンズアレイ421,422、反射ミラー423、偏光変換素子424、および重畳レンズ425を有する照明光学装置42と、ダイクロイックミラー431,432、および反射ミラー433を有する色分離光学装置43と、入射側レンズ441、リレーレンズ443、および反射ミラー442,444を有するリレー光学装置44と、液晶パネル4511を有する光変調装置(光学素子)としての3つの光変調装置451(赤色光側の光変調装置を451R、緑色光側の光変調装置を451G、青色光側の光変調装置を451Bとする)、3つの入射側偏光板452、3つの射出側偏光板453、および色合成光学装置としてのクロスダイクロイックプリズム454を有する光学装置45と、光学部品用筐体46と、投射光学装置としての投射レンズ47とを備える。
そして、光学ユニット4では、上述した構成により、光源装置41から射出され照明光学装置42を介した光束は、色分離光学装置43にてR,G,Bの3つの色光に分離される。また、分離された各色光は、各液晶パネル4511にて画像情報に応じてそれぞれ変調され、色光毎の画像光が形成される。色光毎の画像光は、クロスダイクロイックプリズム454にて合成され、投射レンズ47にてスクリーン(図示略)に拡大投射される。
なお、上述した各光学部品41〜44,47については、種々の一般的なプロジェクタの光学系として利用されているため、具体的な説明を省略する。
以下では、3つの光変調装置、3つの射出側偏光板453、およびクロスダイクロイックプリズム454が一体化された光学装置本体45A、および光学部品用筐体46の構成を説明する。
なお、上述した各光学部品41〜44,47については、種々の一般的なプロジェクタの光学系として利用されているため、具体的な説明を省略する。
以下では、3つの光変調装置、3つの射出側偏光板453、およびクロスダイクロイックプリズム454が一体化された光学装置本体45A、および光学部品用筐体46の構成を説明する。
〔光学装置本体の構成〕
図5は、光学装置本体45Aの構成を示す分解斜視図である。
なお、図5では、光学装置本体45Aにおいて、G色光側のみを分解しているが、R,B色光側もG色光側と同様の構造を有しているものである。
光学装置本体45Aは、図5に示すように、各光変調装置451、各射出側偏光板453、およびクロスダイクロイックプリズム454の他、3つの支持部材455(R色光側の支持部材を455R、G色光側の支持部材を455G、B色光側の支持部材を455Bとする)と、支持構造体456とを備え、これら各部材451,453〜456が一体化されたものである。
ここで、射出側偏光板453は、図5に示すように、透光性基板453A上に偏光膜453Bが貼付された構成を有し、偏光膜453Bが光束入射側に向いた状態でクロスダイクロイックプリズム454の光束入射側端面454Aに接着剤等により固定される。
図5は、光学装置本体45Aの構成を示す分解斜視図である。
なお、図5では、光学装置本体45Aにおいて、G色光側のみを分解しているが、R,B色光側もG色光側と同様の構造を有しているものである。
光学装置本体45Aは、図5に示すように、各光変調装置451、各射出側偏光板453、およびクロスダイクロイックプリズム454の他、3つの支持部材455(R色光側の支持部材を455R、G色光側の支持部材を455G、B色光側の支持部材を455Bとする)と、支持構造体456とを備え、これら各部材451,453〜456が一体化されたものである。
ここで、射出側偏光板453は、図5に示すように、透光性基板453A上に偏光膜453Bが貼付された構成を有し、偏光膜453Bが光束入射側に向いた状態でクロスダイクロイックプリズム454の光束入射側端面454Aに接着剤等により固定される。
また、光変調装置451は、図5に示すように、液晶パネル4511を収納保持するパネル保持枠4512を備える。
パネル保持枠4512は、平面視矩形形状を有し、略中央部分に液晶パネル4511の画像形成領域に応じた開口部4512Aを有している。
また、パネル保持枠4512において、光束射出側には、具体的な図示は省略したが、開口部4512Aの周縁部分に、液晶パネル4511における外形形状(段付状)に対応し液晶パネル4511を収納保持する凹部が形成され、該凹部にて液晶パネル4511と熱伝達可能に接続する。
さらに、パネル保持枠4512において、四隅角部分には、光変調装置451を支持部材455に固定するための固定用孔4512Bがそれぞれ形成されている。
パネル保持枠4512は、平面視矩形形状を有し、略中央部分に液晶パネル4511の画像形成領域に応じた開口部4512Aを有している。
また、パネル保持枠4512において、光束射出側には、具体的な図示は省略したが、開口部4512Aの周縁部分に、液晶パネル4511における外形形状(段付状)に対応し液晶パネル4511を収納保持する凹部が形成され、該凹部にて液晶パネル4511と熱伝達可能に接続する。
さらに、パネル保持枠4512において、四隅角部分には、光変調装置451を支持部材455に固定するための固定用孔4512Bがそれぞれ形成されている。
支持部材455は、光変調装置451およびクロスダイクロイックプリズム454の間に配設され、光変調装置451を支持し、クロスダイクロイックプリズム454の光束入射側端面454Aに対して固定する部材である。この支持部材455は、図5に示すように、第1支持部4551と、第2支持部4552とを備える。
第1支持部4551は、略中央部分に矩形状の開口部4553Aを有する平面視略矩形状の板状部4553と、板状部4553の左右両端縁から光束入射側に向けて突出する突出部4554とで構成される。
そして、第1支持部4551は、クロスダイクロイックプリズム454の光束入射側端面454Aに固定された射出側偏光板453に対して、偏光膜453Bが開口部4553Aに挿通した状態で板状部4553が透光性基板453Aに接着剤等により固定される。
第1支持部4551は、略中央部分に矩形状の開口部4553Aを有する平面視略矩形状の板状部4553と、板状部4553の左右両端縁から光束入射側に向けて突出する突出部4554とで構成される。
そして、第1支持部4551は、クロスダイクロイックプリズム454の光束入射側端面454Aに固定された射出側偏光板453に対して、偏光膜453Bが開口部4553Aに挿通した状態で板状部4553が透光性基板453Aに接着剤等により固定される。
第2支持部4552は、下方側端縁から上方側に向けて切り欠かれたU字形状の切り欠き4555Aを有する平面視略矩形状の板状部4555と、板状部4555の左右両端縁から光束射出側に向けて突出する突出部4556とで構成される。
そして、第2支持部4552は、第1支持部4551における各突出部4554の内面に対して各突出部4556の外面が当接した状態で、接着剤等により固定される。
また、板状部4555において、四隅角部分には、光変調装置451を固定するための固定用孔4555Bがそれぞれ形成されている。そして、各固定用孔4512B,4555Bを介して、第2支持部4552およびパネル保持枠4512をねじ457にて接続することで、光変調装置451が支持部材455に固定される。
そして、第2支持部4552は、第1支持部4551における各突出部4554の内面に対して各突出部4556の外面が当接した状態で、接着剤等により固定される。
また、板状部4555において、四隅角部分には、光変調装置451を固定するための固定用孔4555Bがそれぞれ形成されている。そして、各固定用孔4512B,4555Bを介して、第2支持部4552およびパネル保持枠4512をねじ457にて接続することで、光変調装置451が支持部材455に固定される。
支持構造体456は、図5に示すように、略直方体形状を有し、上面の所定位置にクロスダイクロイックプリズム454を載置し、光学装置本体45A全体を支持する部材である。
この支持構造体456には、四隅角部分から外側に向けて延出し、光学部品用筐体46に接続する腕部4561が形成されている。そして、腕部4561を光学部品用筐体46に接続することで、光学装置本体45A全体が光学部品用筐体46に固定される。
この支持構造体456には、四隅角部分から外側に向けて延出し、光学部品用筐体46に接続する腕部4561が形成されている。そして、腕部4561を光学部品用筐体46に接続することで、光学装置本体45A全体が光学部品用筐体46に固定される。
〔光学部品用筐体の構成〕
光学部品用筐体46は、図2または図3に示すように、平面視略L字形状を有し、内部に所定の照明光軸A(図4)が設定され、上述した各光学部品41〜45を照明光軸Aに対する所定位置に配置する。この光学部品用筐体46は、部品収納部材461と、蓋状部材462とを備える。
部品収納部材461は、光源装置収納部4611と、部品収納部本体4612とで構成される。
光源装置収納部4611は、光学部品用筐体46のL字形状一端側に位置し、左側に開口部を有する容器状に形成されている。そして、光源装置収納部4611には、開口部を介して、光源装置41が収納される。
光学部品用筐体46は、図2または図3に示すように、平面視略L字形状を有し、内部に所定の照明光軸A(図4)が設定され、上述した各光学部品41〜45を照明光軸Aに対する所定位置に配置する。この光学部品用筐体46は、部品収納部材461と、蓋状部材462とを備える。
部品収納部材461は、光源装置収納部4611と、部品収納部本体4612とで構成される。
光源装置収納部4611は、光学部品用筐体46のL字形状一端側に位置し、左側に開口部を有する容器状に形成されている。そして、光源装置収納部4611には、開口部を介して、光源装置41が収納される。
部品収納部本体4612は、上方側に開口部(図示略)を有する容器状に形成されている。そして、部品収納部本体4612には、開口部を介して、光源装置収納部4611と接続する一端側から順に、各光学部品42〜44が収納され、前記一端側と反対側の他端側に光学装置45が収納される。また、部品収納部本体4612には、光学装置45に対向する側面に投射レンズ47が取り付けられる。
この部品収納部本体4612において、下方側端面には、各光変調装置451R,451G,451Bの配置位置に対応した位置にそれぞれ開口部4612R,4612G,4612B(図3)が形成されている。
この部品収納部本体4612において、下方側端面には、各光変調装置451R,451G,451Bの配置位置に対応した位置にそれぞれ開口部4612R,4612G,4612B(図3)が形成されている。
蓋状部材462は、部品収納部本体4612の上方側の開口部を閉塞する部材であり、部品収納部本体4612の平面形状と略同一の平面形状を有する。
この蓋状部材462には、光学装置45の配置位置に対応して、光学装置45を平面的に囲うU字状の切り欠き4621(図2)が形成されている。
この蓋状部材462には、光学装置45の配置位置に対応して、光学装置45を平面的に囲うU字状の切り欠き4621(図2)が形成されている。
〔熱輸送装置の構成〕
図6および図7は、熱輸送装置5の構成を示す図である。具体的に、図6は、光学装置本体45Aに熱輸送装置5が一体化された状態を背面下方側から見た斜視図である。図7は、図6の状態を背面上方側から見た分解斜視図である。
熱輸送装置5は、G色光側の光変調装置451Gに熱伝達可能に接続し、光変調装置451Gの熱を液冷装置7に伝達する。この熱輸送装置5は、図6または図7に示すように、2つの熱伝導性シート51と、2つのヒートパイプ52と、受熱ブロック53と、断熱部材54と、第2熱電変換素子としての第2ペルチェ素子55とを備える。
図6および図7は、熱輸送装置5の構成を示す図である。具体的に、図6は、光学装置本体45Aに熱輸送装置5が一体化された状態を背面下方側から見た斜視図である。図7は、図6の状態を背面上方側から見た分解斜視図である。
熱輸送装置5は、G色光側の光変調装置451Gに熱伝達可能に接続し、光変調装置451Gの熱を液冷装置7に伝達する。この熱輸送装置5は、図6または図7に示すように、2つの熱伝導性シート51と、2つのヒートパイプ52と、受熱ブロック53と、断熱部材54と、第2熱電変換素子としての第2ペルチェ素子55とを備える。
2つの熱伝導性シート51は、熱伝導性材料で形成され、折り曲げ可能なシート状部材であり、例えば、グラファイトシートで構成されている。これら熱伝導性シート51は、図6または図7に示すように、光変調装置451Gを構成するパネル保持枠4512の左右両側端部と、支持部材455Gを構成する第1支持部4551の左右両側端部とに跨るように取り付けられている。そして、光変調装置451G(液晶パネル4511)にて生じた熱を第1支持部4551側に伝達する。
受熱ブロック53は、アルミニウム等の熱伝導性材料から構成され、直方体形状を有するブロック状に形成されている。そして、受熱ブロック53は、図6または図7に示すように、クロスダイクロイックプリズム454の上方側端面に固定された台座4541に載置固定されている。
2つのヒートパイプ52は、同一の機能を有するものであり、内部に毛細管構造(ウィック)を有する断面視円形状の管状に形成されるとともに、管内部には冷媒が収容され、冷媒が管内部を還流することにより、該ヒートパイプ52内での熱移動が行われる。
ここで、具体的な図示は省略したが、ヒートパイプ52の毛細管構造は、パウダー状の焼結型ウィックで構成されている。また、冷媒としては、水を採用している。なお、前記毛細管構造としては、焼結型ウィックに限らず、その他のウィック、例えば、複数の細い銅線等で構成された極細線型ウィック、網目状の金属メッシュ型ウィック、あるいは、管内部に複数の溝を形成したグルーブ型のウィックで構成しても構わない。また、冷媒としては、水に限らず、その他の冷媒、例えば、アルコール等を採用しても構わない。
ここで、具体的な図示は省略したが、ヒートパイプ52の毛細管構造は、パウダー状の焼結型ウィックで構成されている。また、冷媒としては、水を採用している。なお、前記毛細管構造としては、焼結型ウィックに限らず、その他のウィック、例えば、複数の細い銅線等で構成された極細線型ウィック、網目状の金属メッシュ型ウィック、あるいは、管内部に複数の溝を形成したグルーブ型のウィックで構成しても構わない。また、冷媒としては、水に限らず、その他の冷媒、例えば、アルコール等を採用しても構わない。
これらヒートパイプ52は、プレス加工が施されることで、図6または図7に示すように、一端側の部位(蒸発部)521が上方側に向けて延出するとともに、他端側の部位(凝縮部)522(図6)が前面側に向けて延出するL字形状を有するように屈曲形成されている。そして、各ヒートパイプ52は、蒸発部521の外面が熱伝導性シート51における第1支持部4551の左右両側端部に取り付けられた部位に熱伝達可能に接続し、凝縮部522が受熱ブロック53の下方側端面に熱伝達可能に接続する。すなわち、各ヒートパイプ52は、熱伝導性シート51を介して光変調装置451Gに熱伝達可能に接続する。
断熱部材54は、図6または図7に示すように、第2ペルチェ素子55を嵌合可能とする矩形状の開口部541(図7)を有する矩形枠状の板体で構成され、受熱ブロック53の上方側端面に固定される。
この断熱部材54は、熱伝導性の低い(例えば、0.9W/(m・K)以下)材料で構成されている。
この断熱部材54は、熱伝導性の低い(例えば、0.9W/(m・K)以下)材料で構成されている。
第2ペルチェ素子55は、具体的な図示は省略したが、p型半導体とn型半導体とを金属片で接合して構成した接合対を複数有しており、これら複数の接合対は電気的に直接に接続されている。
このような構成を有する第2ペルチェ素子55において、電力が供給されると、図7に示すように、第2ペルチェ素子55の一方の端面(下方側の端面)が熱を吸収する第2吸熱面551となり、他方の端面(上方側の端面)が熱を放熱する第2放熱面552となる。
そして、第2ペルチェ素子55は、断熱部材54の開口部541に嵌合され、第2吸熱面551が受熱ブロック53の上方側端面に熱伝達可能に接続する。
このような構成を有する第2ペルチェ素子55において、電力が供給されると、図7に示すように、第2ペルチェ素子55の一方の端面(下方側の端面)が熱を吸収する第2吸熱面551となり、他方の端面(上方側の端面)が熱を放熱する第2放熱面552となる。
そして、第2ペルチェ素子55は、断熱部材54の開口部541に嵌合され、第2吸熱面551が受熱ブロック53の上方側端面に熱伝達可能に接続する。
以上説明した熱輸送装置5により、光変調装置451G(液晶パネル4511)に生じた熱は、以下に示すように移動する。
光変調装置451Gに生じた熱は、液晶パネル4511〜パネル保持枠4512〜熱伝導性シート51〜各ヒートパイプ52の蒸発部521の熱伝達経路を辿る。
ここで、蒸発部521の内部では、伝達された熱により冷媒が熱せられて蒸発して気化し、このとき潜熱(気化熱)として熱が取り込まれる。
そして、気化した冷媒は、蒸気流となって、蒸発部521から離間した低温側である凝縮部522に移動する。そして、凝縮部522に移動した冷媒は、冷やされて液化し、熱を放出する(凝縮潜熱による熱放出)。
そして、凝縮部522の熱は、受熱ブロック53を介して、第2ペルチェ素子55の第2吸熱面551から吸熱される。
凝縮部522にて液化した冷媒は、毛細管構造(ウィック)を通って再度、蒸発部521に戻る。
光変調装置451Gに生じた熱は、液晶パネル4511〜パネル保持枠4512〜熱伝導性シート51〜各ヒートパイプ52の蒸発部521の熱伝達経路を辿る。
ここで、蒸発部521の内部では、伝達された熱により冷媒が熱せられて蒸発して気化し、このとき潜熱(気化熱)として熱が取り込まれる。
そして、気化した冷媒は、蒸気流となって、蒸発部521から離間した低温側である凝縮部522に移動する。そして、凝縮部522に移動した冷媒は、冷やされて液化し、熱を放出する(凝縮潜熱による熱放出)。
そして、凝縮部522の熱は、受熱ブロック53を介して、第2ペルチェ素子55の第2吸熱面551から吸熱される。
凝縮部522にて液化した冷媒は、毛細管構造(ウィック)を通って再度、蒸発部521に戻る。
〔空冷装置の構成〕
図8ないし図10は、空冷装置6の構成を説明するための図である。具体的に、図8および図9は、図2および図3の状態から、光学ユニット4における光学装置本体45Aを除く他の部材を省略した図である。図10は、図8および図9に示す状態を前面左上方側から見た図である。
なお、図8ないし図10では、説明の便宜上、吸気ダクト61内部を示すために、筒状部材611(図2、図3)を1点鎖線で示し、筒状部材611内部の整流板6112を実線で示している。
空冷装置6は、光学装置45や液冷装置7を構成する後述するラジエータ74に空気を送風し、光学装置45やラジエータ74を強制空冷する。この空冷装置6は、図6ないし図8に示すように、吸気ダクト61と、2つの空気放熱部材62と、第1熱電変換素子としての4つの第1ペルチェ素子63(図11参照)と、冷却ファンとしての一対のシロッコファン64と、送風ダクト65と、軸流ファン66とを備える。
なお、吸気ダクト61および送風ダクト65が本発明に係るダクト部材に相当する。
図8ないし図10は、空冷装置6の構成を説明するための図である。具体的に、図8および図9は、図2および図3の状態から、光学ユニット4における光学装置本体45Aを除く他の部材を省略した図である。図10は、図8および図9に示す状態を前面左上方側から見た図である。
なお、図8ないし図10では、説明の便宜上、吸気ダクト61内部を示すために、筒状部材611(図2、図3)を1点鎖線で示し、筒状部材611内部の整流板6112を実線で示している。
空冷装置6は、光学装置45や液冷装置7を構成する後述するラジエータ74に空気を送風し、光学装置45やラジエータ74を強制空冷する。この空冷装置6は、図6ないし図8に示すように、吸気ダクト61と、2つの空気放熱部材62と、第1熱電変換素子としての4つの第1ペルチェ素子63(図11参照)と、冷却ファンとしての一対のシロッコファン64と、送風ダクト65と、軸流ファン66とを備える。
なお、吸気ダクト61および送風ダクト65が本発明に係るダクト部材に相当する。
吸気ダクト61は、図8ないし図10に示すように、筒状部材611と、閉塞部材612とを備える。
筒状部材611は、左右方向に延出する四角筒形状を有し、右側の開口部6111が吸気口251に接続する(図1)。
この筒状部材611において、その内部における左右方向略中央部分には、吸気口251の開口面に平行し、筒状部材611の上方側の内側面を除く他の内側面に接続する矩形状の整流板6112が設けられている。
また、筒状部材611の下方側端面には、具体的な図示は省略したが、整流板6112に対して左側に位置し、前面側および背面側にそれぞれ、内部の空気を外部に流出させる一対の開口部が形成されている。
筒状部材611は、左右方向に延出する四角筒形状を有し、右側の開口部6111が吸気口251に接続する(図1)。
この筒状部材611において、その内部における左右方向略中央部分には、吸気口251の開口面に平行し、筒状部材611の上方側の内側面を除く他の内側面に接続する矩形状の整流板6112が設けられている。
また、筒状部材611の下方側端面には、具体的な図示は省略したが、整流板6112に対して左側に位置し、前面側および背面側にそれぞれ、内部の空気を外部に流出させる一対の開口部が形成されている。
閉塞部材612は、筒状部材611における左側の開口部6113に接続して開口部6113を閉塞する。この閉塞部材612は、第1板体6121と、第2板体6122(図10)とを備える。
第1板体6121は、開口部6113と略同一の形状を有し、開口部6113に接続して開口部6113を閉塞する。
この第1板体6121において、前面側および背面側には、表裏を貫通し、2つの第1ペルチェ素子63を嵌合可能とする矩形状の開口部6121A,6121B(図11参照)がそれぞれ形成されている。
第1板体6121は、開口部6113と略同一の形状を有し、開口部6113に接続して開口部6113を閉塞する。
この第1板体6121において、前面側および背面側には、表裏を貫通し、2つの第1ペルチェ素子63を嵌合可能とする矩形状の開口部6121A,6121B(図11参照)がそれぞれ形成されている。
第2板体6122は、第1板体6121と略同一の形状を有し、第1板体6121の外面(左側の端面)に固定される。
この第2板体6122には、具体的な図示は省略したが、第1板体6121の各開口部6121A,6121Bに対応する位置に、各開口部6121A,6121Bよりも小さい矩形形状を有し、液冷装置7を構成する後述する各受熱ジャケット72,73の受熱部721,731を嵌合可能とする開口部がそれぞれ形成されている。
以上説明した各板体6121,6122は、熱伝導率が低い(例えば、0.9W/(m・K)以下)材料で構成されている。
この第2板体6122には、具体的な図示は省略したが、第1板体6121の各開口部6121A,6121Bに対応する位置に、各開口部6121A,6121Bよりも小さい矩形形状を有し、液冷装置7を構成する後述する各受熱ジャケット72,73の受熱部721,731を嵌合可能とする開口部がそれぞれ形成されている。
以上説明した各板体6121,6122は、熱伝導率が低い(例えば、0.9W/(m・K)以下)材料で構成されている。
そして、吸気ダクト61は、吸気口251を介して外装筐体2外部から内部に導入された空気を、開口部6111を介して内部に導入し、整流板6112にて上方側に整流した後、閉塞部材612に沿って上方側から下方側に向けて流通させ、筒状部材611における下方側端面に形成された一対の開口部を介して下方側に流出させる。
図11は、閉塞部材612、空気放熱部材62、および第1ペルチェ素子63の配置位置を示す分解斜視図である。
4つの第1ペルチェ素子63は、第2ペルチェ素子55と同様の構成を有し、図11に示すように、第1吸熱面631(右側の端面)が吸気ダクト61内部に向き、第1放熱面632(左側の端面)が吸気ダクト61外部に向くように第1板体6121の各開口部6121A,6121Bに嵌合される。
4つの第1ペルチェ素子63は、第2ペルチェ素子55と同様の構成を有し、図11に示すように、第1吸熱面631(右側の端面)が吸気ダクト61内部に向き、第1放熱面632(左側の端面)が吸気ダクト61外部に向くように第1板体6121の各開口部6121A,6121Bに嵌合される。
2つの空気放熱部材62は、図11に示すように、同様の構成を有し、矩形状の板体621と、板体621における右側の端面から突出し上下方向に延出する複数のフィン部材622とを有する、いわゆるヒートシンクで構成されている。これら空気放熱部材62は、第1板体6121の内面(右側の端面)において、各板体621の略中央部分が各開口部6121A,6121Bおよび第2板体6122に形成された各開口部を介して吸気ダクト61外部に面するように各開口部6121A,6121B周縁部分にそれぞれ固定される。この状態では、各空気放熱部材62は、各開口部6121A,6121Bに嵌合された各第1ペルチェ素子63の第1吸熱面631に各板体621が熱伝達可能に接続する。
そして、吸気ダクト61内部において閉塞部材612に沿って上方側から下方側に向けて流通する空気は、各フィン部材622間を流通する際に、熱が奪われる。各フィン部材622の熱は、各板体621を介して、各第1ペルチェ素子63の第1吸熱面631から吸熱される。そして、各第1ペルチェ素子63の第1吸熱面631から吸熱された熱は、第1放熱面632から吸気ダクト61外部に放熱される。
一対のシロッコファン64は、各吐出口641(図9)が左側に向き、各吸入口642(図8、図10)が上方側に向いた状態で筒状部材611の下方側端面に取り付けられる。この状態では、一対のシロッコファン64は、各吸入口642が筒状部材611における下方側端面に形成された一対の開口部にそれぞれ接続する。そして、一対のシロッコファン64は、外装筐体2外部の空気を吸気口251および吸気ダクト61を介して吸入し、各吐出口641から左側に吐出する。
送風ダクト65は、光学装置本体45Aの配設位置の下方側から各吐出口641に向けて2つに分岐して延出し、各先端部分が各吐出口641に接続する。
また、送風ダクト65の上方側端面には、光学部品用筐体46の3つの開口部4612R,4612G,4612Bに対応して、上方側に向けて突出し、内部の空気を流出させる3つの流出部651が形成されている。
そして、送風ダクト65は、一対のシロッコファン64から吐出された空気を、各流出部651を介して下方側から上方側に向けて流出する。送風ダクト65を介した空気は、光学部品用筐体46の3つの開口部4612R,4612G,4612Bを介して光学部品用筐体46内部に導入され、光学装置45における各色光側の部材451〜453間を下方から上方に向けて流通し、各部材451〜453を冷却する。各部材451〜453を冷却した後の空気は、蓋状部材462の切り欠き4621を介して光学部品用筐体46外部に排出される。
また、送風ダクト65の上方側端面には、光学部品用筐体46の3つの開口部4612R,4612G,4612Bに対応して、上方側に向けて突出し、内部の空気を流出させる3つの流出部651が形成されている。
そして、送風ダクト65は、一対のシロッコファン64から吐出された空気を、各流出部651を介して下方側から上方側に向けて流出する。送風ダクト65を介した空気は、光学部品用筐体46の3つの開口部4612R,4612G,4612Bを介して光学部品用筐体46内部に導入され、光学装置45における各色光側の部材451〜453間を下方から上方に向けて流通し、各部材451〜453を冷却する。各部材451〜453を冷却した後の空気は、蓋状部材462の切り欠き4621を介して光学部品用筐体46外部に排出される。
軸流ファン66は、ラジエータ74を挟んで、排気口252に対向配置され、吸入した空気をラジエータ74に向けて吐出し、ラジエータ74を冷却する。そして、ラジエータ74を介した空気は、排気口252から外装筐体2外部に排出される。
〔液冷装置の構成〕
図12および図13は、液冷装置7の構成を説明するための図である。具体的に、図12は、液冷装置7を前面右上方側から見た斜視図である。図13は、液冷装置7を背面左下方側から見た斜視図である。
液冷装置7は、環状の流路に沿って水やエチレングリコール等の冷却液体を循環させ、該冷却液体により各ペルチェ素子55,63の第2放熱面552,632を冷却する。この液冷装置7は、図12または図13に示すように、液体圧送部71と、2つの第1受熱部材としての受熱ジャケット72,73と、液体放熱部としてのラジエータ74と、液体蓄積部75と、複数の液体循環部材76とを備える。
図12および図13は、液冷装置7の構成を説明するための図である。具体的に、図12は、液冷装置7を前面右上方側から見た斜視図である。図13は、液冷装置7を背面左下方側から見た斜視図である。
液冷装置7は、環状の流路に沿って水やエチレングリコール等の冷却液体を循環させ、該冷却液体により各ペルチェ素子55,63の第2放熱面552,632を冷却する。この液冷装置7は、図12または図13に示すように、液体圧送部71と、2つの第1受熱部材としての受熱ジャケット72,73と、液体放熱部としてのラジエータ74と、液体蓄積部75と、複数の液体循環部材76とを備える。
複数の液体循環部材76は、内部に冷却液体を流通可能とする管状部材で構成され、各部材71〜75を接続し、環状の流路を形成する。
なお、液体循環部材76による各部材71〜75の接続構造については、後述する。
なお、液体循環部材76による各部材71〜75の接続構造については、後述する。
液体圧送部71は、冷却液体を吸入および圧送するポンプであり、環状の流路に沿って冷却液体を循環させる。
この液体圧送部71は、例えば、アルミニウム等の熱伝導性材料から構成された中空部材内に羽根車が配置された構成を有し、前記羽根車が回転することで、冷却液体を吸入および圧送する。
そして、液体圧送部71は、図6、図7、図12または図13に示すように、断熱部材54の上方側端面(開口部541の周縁部分)に固定される。この状態では、液体圧送部71は、第2ペルチェ素子55の第2放熱面552に熱伝達可能に接続する。
すなわち、液体圧送部71は、本発明に係る第2受熱部材に相当する。
この液体圧送部71は、例えば、アルミニウム等の熱伝導性材料から構成された中空部材内に羽根車が配置された構成を有し、前記羽根車が回転することで、冷却液体を吸入および圧送する。
そして、液体圧送部71は、図6、図7、図12または図13に示すように、断熱部材54の上方側端面(開口部541の周縁部分)に固定される。この状態では、液体圧送部71は、第2ペルチェ素子55の第2放熱面552に熱伝達可能に接続する。
すなわち、液体圧送部71は、本発明に係る第2受熱部材に相当する。
各受熱ジャケット72,73は、略直方体状の中空部材で構成され、内部を流通する冷却液体に外部から受熱した熱を伝達する。
各受熱ジャケット72,73の内部には、具体的な図示は省略したが、冷却液体が流通する数10μm〜数100μm程度の流路径を有する複数の微細流路が形成されている。すなわち、各受熱ジャケット72,73は、いわゆる、マイクロチャンネル等の熱交換器で構成されている。
これら各受熱ジャケット72,73において、外面には、内部の冷却液体と熱伝達可能に接続し、外部から受熱した熱を内部の冷却液体に伝達させる受熱部721,731(図12)が形成されている。
そして、各受熱ジャケット72,73は、各受熱部721,731が第2板体6122に形成された各開口部にそれぞれ嵌合された状態で、前記各開口部周縁部分に固定される。この状態では、各受熱部721,731が各第1ペルチェ素子63の第1放熱面632に熱伝達可能に接続する。
各受熱ジャケット72,73の内部には、具体的な図示は省略したが、冷却液体が流通する数10μm〜数100μm程度の流路径を有する複数の微細流路が形成されている。すなわち、各受熱ジャケット72,73は、いわゆる、マイクロチャンネル等の熱交換器で構成されている。
これら各受熱ジャケット72,73において、外面には、内部の冷却液体と熱伝達可能に接続し、外部から受熱した熱を内部の冷却液体に伝達させる受熱部721,731(図12)が形成されている。
そして、各受熱ジャケット72,73は、各受熱部721,731が第2板体6122に形成された各開口部にそれぞれ嵌合された状態で、前記各開口部周縁部分に固定される。この状態では、各受熱部721,731が各第1ペルチェ素子63の第1放熱面632に熱伝達可能に接続する。
ラジエータ74は、外装筐体2内部において排気口252に対向するように配設され、環状の流路に沿って循環する冷却液体の熱を放熱する。このラジエータ74は、図12または図13に示すように、管状部材741と、複数のフィン部材742とを備える。
管状部材741は、アルミニウム等の熱伝導性材料から構成され、上方側から下方側に向けて、または、下方側から上方側に向けて複数回、屈曲され、蛇行するように形成されている。
管状部材741は、アルミニウム等の熱伝導性材料から構成され、上方側から下方側に向けて、または、下方側から上方側に向けて複数回、屈曲され、蛇行するように形成されている。
複数のフィン部材742は、アルミニウム等の熱伝導性材料からなる板体で構成され、上下方向に所定の間隔を空けて並列配置されている。そして、各フィン部材742は、管状部材741が貫通され、管状部材741と熱伝達可能に接続する。
すなわち、管状部材741内部を冷却液体が流通する際に、冷却液体の熱が複数のフィン部材742に伝達される。また、軸流ファン66から吐出された空気が各フィン部材742間を流通し、各フィン部材742が冷却される。
すなわち、管状部材741内部を冷却液体が流通する際に、冷却液体の熱が複数のフィン部材742に伝達される。また、軸流ファン66から吐出された空気が各フィン部材742間を流通し、各フィン部材742が冷却される。
液体蓄積部75は、冷却液体を蓄積し、環状の流路に沿って循環する冷却液体の液量を確保する部材である。
この液体蓄積部75は、略円柱形状を有し、2つの容器状部材から構成され、2つの容器状部材の開口部分を互いに接続することで内部に冷却液体を一時的に蓄積する。
この液体蓄積部75は、略円柱形状を有し、2つの容器状部材から構成され、2つの容器状部材の開口部分を互いに接続することで内部に冷却液体を一時的に蓄積する。
〔液体循環部材による接続構造〕
図14は、液体循環部材76による接続構造を模式的に示した図である。
次に、液体循環部材76による各部材71〜75の接続構造について説明する。
液体循環部材76は、図12ないし図14に示すように、第1〜第5液体循環部材76A〜76Eの5本で構成されている。
具体的に、第1液体循環部材76Aは、流入側および流出側が液体圧送部71および受熱ジャケット72にそれぞれ接続される。
第2液体循環部材76Bは、流入側および流出側が受熱ジャケット72,73にそれぞれ接続される。
第3液体循環部材76Cは、流入側および流出側が受熱ジャケット73およびラジエータ74における管状部材741の一方の端部にそれぞれ接続される。
第4液体循環部材76Dは、流入側および流出側がラジエータ74における管状部材741の他方の端部および液体蓄積部75にそれぞれ接続される。
第5液体循環部材76Eは、流入側および流出側が液体蓄積部75および液体圧送部71にそれぞれ接続される。
図14は、液体循環部材76による接続構造を模式的に示した図である。
次に、液体循環部材76による各部材71〜75の接続構造について説明する。
液体循環部材76は、図12ないし図14に示すように、第1〜第5液体循環部材76A〜76Eの5本で構成されている。
具体的に、第1液体循環部材76Aは、流入側および流出側が液体圧送部71および受熱ジャケット72にそれぞれ接続される。
第2液体循環部材76Bは、流入側および流出側が受熱ジャケット72,73にそれぞれ接続される。
第3液体循環部材76Cは、流入側および流出側が受熱ジャケット73およびラジエータ74における管状部材741の一方の端部にそれぞれ接続される。
第4液体循環部材76Dは、流入側および流出側がラジエータ74における管状部材741の他方の端部および液体蓄積部75にそれぞれ接続される。
第5液体循環部材76Eは、流入側および流出側が液体蓄積部75および液体圧送部71にそれぞれ接続される。
以上のような液体循環部材76による接続構造により、液体圧送部71〜受熱ジャケット72〜受熱ジャケット73〜ラジエータ74〜液体蓄積部75を辿り、再度、液体圧送部71に戻る環状の流路Cが形成される。
すなわち、本実施形態では、環状の流路Cにおいて、各第1ペルチェ素子63から熱を受熱する各受熱ジャケット72,73、および第2ペルチェ素子55から熱を受熱する液体圧送部71が直列に接続される。
そして、各第1ペルチェ素子63にて各空気放熱部材62を介して吸気ダクト61内部の空気から吸熱された熱は、各第1ペルチェ素子63の第1放熱面632から各受熱ジャケット72,73に伝達され、さらに、各受熱ジャケット72,73内部の冷却液体に伝達される。
また、第2ペルチェ素子55にて熱伝導性シート51、各ヒートパイプ52、および受熱ブロック53を介して光変調装置451Gから吸熱された熱は、第2ペルチェ素子55の第2放熱面552から液体圧送部71に伝達され、さらに、液体圧送部71内部の冷却液体に伝達される。
冷却液体に伝達された熱は、冷却液体が環状の流路Cに沿って循環しラジエータ74における管状部材741を流通する際、各フィン部材742に伝達される。各フィン部材742に伝達された熱は、軸流ファン66から吐出され各フィン部材742間を流通する空気により放熱される。
すなわち、本実施形態では、環状の流路Cにおいて、各第1ペルチェ素子63から熱を受熱する各受熱ジャケット72,73、および第2ペルチェ素子55から熱を受熱する液体圧送部71が直列に接続される。
そして、各第1ペルチェ素子63にて各空気放熱部材62を介して吸気ダクト61内部の空気から吸熱された熱は、各第1ペルチェ素子63の第1放熱面632から各受熱ジャケット72,73に伝達され、さらに、各受熱ジャケット72,73内部の冷却液体に伝達される。
また、第2ペルチェ素子55にて熱伝導性シート51、各ヒートパイプ52、および受熱ブロック53を介して光変調装置451Gから吸熱された熱は、第2ペルチェ素子55の第2放熱面552から液体圧送部71に伝達され、さらに、液体圧送部71内部の冷却液体に伝達される。
冷却液体に伝達された熱は、冷却液体が環状の流路Cに沿って循環しラジエータ74における管状部材741を流通する際、各フィン部材742に伝達される。各フィン部材742に伝達された熱は、軸流ファン66から吐出され各フィン部材742間を流通する空気により放熱される。
上述した第1実施形態においては、以下の効果がある。
本実施形態では、プロジェクタ1を構成する空冷装置6は、板体621が吸気ダクト61の各開口部6121A,6121Bを介して吸気ダクト61外部に面するように配設され、複数のフィン部材622にて吸気ダクト61内部の空気の熱を受熱して板体621を介して吸気ダクト61外部に放熱する空気放熱部材62を備える。このことにより、吸気ダクト61を介して光変調装置451に送風される空気の熱を空気放熱部材62により吸気ダクト61外部に放熱し、光変調装置451に送風される空気の温度を低減させることができる。このため、従来の構成と比較して、より温度の低い空気を光変調装置451に送風することができ、光変調装置451を効果的に冷却できる。したがって、光変調装置451(液晶パネル4511)の熱劣化を回避し、プロジェクタ1の長寿命化が図れる。
本実施形態では、プロジェクタ1を構成する空冷装置6は、板体621が吸気ダクト61の各開口部6121A,6121Bを介して吸気ダクト61外部に面するように配設され、複数のフィン部材622にて吸気ダクト61内部の空気の熱を受熱して板体621を介して吸気ダクト61外部に放熱する空気放熱部材62を備える。このことにより、吸気ダクト61を介して光変調装置451に送風される空気の熱を空気放熱部材62により吸気ダクト61外部に放熱し、光変調装置451に送風される空気の温度を低減させることができる。このため、従来の構成と比較して、より温度の低い空気を光変調装置451に送風することができ、光変調装置451を効果的に冷却できる。したがって、光変調装置451(液晶パネル4511)の熱劣化を回避し、プロジェクタ1の長寿命化が図れる。
また、空冷装置6は、第1放熱面632が吸気ダクト61の各開口部6121A,6121Bを介して吸気ダクト61外部に面し第1吸熱面631が空気放熱部材62の板体621に熱伝達可能に接続する第1ペルチェ素子63を備える。このことにより、吸気ダクト61を介して光変調装置451に送風される空気の熱を第1吸熱面631から空気放熱部材62を介して効果的に吸熱し、吸気ダクト61外部に放熱できる。このため、光変調装置451に送風される空気の温度をさらに低減させ、光変調装置451をより効果的に冷却できる。
さらに、プロジェクタ1は、第2ペルチェ素子55と、蒸発部521が光変調装置451Gに熱伝達可能に接続するとともに、凝縮部522が第2ペルチェ素子55の第2吸熱面551に熱伝達可能に接続するヒートパイプ52とを有する熱輸送装置5を備える。このことにより、光変調装置451に生じた熱を、ヒートパイプ52の蒸発部521から凝縮部522に移動させ、さらに、第2ペルチェ素子55の第2吸熱面551から吸熱させることができる。特に、第2ペルチェ素子55の第2吸熱面551から凝縮部522の熱が吸熱されるため、凝縮部522の温度を低減して、蒸発部521および凝縮部522間の温度差を大きく設定でき、ヒートパイプ52内部における熱の移動量を増加させることができる。
したがって、空冷装置6を用いた冷却構造に加えて、熱輸送装置5を用いることで、光変調装置451Gをより一層効果的に冷却できる。
したがって、空冷装置6を用いた冷却構造に加えて、熱輸送装置5を用いることで、光変調装置451Gをより一層効果的に冷却できる。
また、熱輸送装置5は、光変調装置451G(パネル保持枠4512)および支持部材455Gの各側端部を跨るように取り付けられる熱伝導性シート51を備える。そして、ヒートパイプ52は、熱伝導性シート51における支持部材455Gに取り付けられる部位に熱伝達可能に接続する。すなわち、ヒートパイプ52は、光変調装置451Gに直接、接続することなく、熱伝導性シート51を介して光変調装置451Gに熱伝達可能に接続する。このことにより、ヒートパイプ52を取り付ける際に光変調装置451Gに力が加わることがなく、さらには、ヒートパイプ52を取り付けた後でのヒートパイプ52の熱応力が光変調装置451Gに加わることがなく、各光変調装置451の相互位置のずれを防止でき、画素ずれを回避できる。このため、プロジェクタ1は、鮮明な投影画像を表示させることができる。
さらに、プロジェクタ1は、液冷装置7を備えるので、第1ペルチェ素子63における第1放熱面632の熱を各受熱ジャケット72,73にて受熱して内部の冷却液体に伝達させ、第2ペルチェ素子55における第2放熱面552の熱を液体圧送部71にて受熱して内部の冷却液体に伝達させることができる。また、冷却液体が環状の流路Cに沿って循環しラジエータ74を流通する際に、冷却液体から熱を放熱させることができる。このため、各ペルチェ素子55,63における各放熱面552,632から効果的に熱を放熱させることができ、各ペルチェ素子55,63の消費電力に対する冷却対象(空気放熱部材62、ヒートパイプ52の凝縮部522)から吸熱する吸熱量の比率(吸熱比率)を向上させることができる。したがって、第1ペルチェ素子63により空気放熱部材62を介して吸気ダクト61内部の空気の温度をより一層低減させることができるとともに、第2ペルチェ素子55によりヒートパイプ52を介して光変調装置451Gの温度をより一層低減させることができ、光変調装置451Gをより一層効果的に冷却できる。
また、液体圧送部71が第2ペルチェ素子55における第2放熱面552に熱伝達可能に接続する。液体圧送部71内部では冷却液体が撹拌され冷却液体の温度が均一化されるため、温度が均一化された冷却液体により第2ペルチェ素子55における第2放熱面552から液体圧送部71を介して均一に熱を受熱することができる。
さらに、液冷装置7では、液体循環部材76により各部材71〜75が直列に接続されているため、ポンプ性能の高い液体圧送部71を採用しなくても、環状の流路Cに沿って循環する冷却液体の流速を十分に確保でき、液体圧送部71の選択の自由度を向上できる。
さらに、液冷装置7では、液体循環部材76により各部材71〜75が直列に接続されているため、ポンプ性能の高い液体圧送部71を採用しなくても、環状の流路Cに沿って循環する冷却液体の流速を十分に確保でき、液体圧送部71の選択の自由度を向上できる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態を図面に基づいて説明する。
以下の説明では、前記第1実施形態と同様の構造および同一部材には同一符号を付して、その詳細な説明は省略または簡略化する。
図15は、第2実施形態における液体循環部材76による接続構造を模式的に示した図である。
本実施形態では、図15に示すように、前記第1実施形態に対して、液体圧送部71の配設位置に第2受熱部材としての第2受熱ジャケット77を配設し、液体圧送部71を他の位置に配設した点、および液体循環部材76による各部材71〜75,77の接続構造が異なるのみである。その他の構成は、前記第1実施形態と同様である。
次に、本発明の第2実施形態を図面に基づいて説明する。
以下の説明では、前記第1実施形態と同様の構造および同一部材には同一符号を付して、その詳細な説明は省略または簡略化する。
図15は、第2実施形態における液体循環部材76による接続構造を模式的に示した図である。
本実施形態では、図15に示すように、前記第1実施形態に対して、液体圧送部71の配設位置に第2受熱部材としての第2受熱ジャケット77を配設し、液体圧送部71を他の位置に配設した点、および液体循環部材76による各部材71〜75,77の接続構造が異なるのみである。その他の構成は、前記第1実施形態と同様である。
第2受熱ジャケット77は、受熱ジャケット72,73(以下、説明の便宜上、第1受熱ジャケット72,73と記載)と同様の構成を有し、前記第1実施形態で説明した液体圧送部71と同様に、断熱部材54の上方側端面に固定され、第2ペルチェ素子55の第2放熱面552に熱伝達可能に接続する。
そして、本実施形態では、液体循環部材76(76A〜76E)は、以下に示すように、各部材71〜75,77を接続する。
そして、本実施形態では、液体循環部材76(76A〜76E)は、以下に示すように、各部材71〜75,77を接続する。
第1液体循環部材76Aは、流出側が2つに分岐され、一方の流出側が第2受熱ジャケット77に接続され、他方の流出側が第1受熱ジャケット72に接続される。また、第1液体循環部材76Aは、流入側が液体圧送部71に接続される。
第2液体循環部材76Bは、流入側および流出側が第1受熱ジャケット72,73にそれぞれ接続される。
第3液体循環部材76Cは、流入側が2つに分岐され、一方の流入側が第2受熱ジャケット77に接続され、他方の流入側が第1受熱ジャケット73に接続される。また、第3液体循環部材76Cは、流出側がラジエータ74における管状部材741の一方の端部に接続される。
第4液体循環部材76Dは、流入側および流出側がラジエータ74における管状部材741の他方の端部および液体蓄積部75にそれぞれ接続される。
第5液体循環部材76Eは、流入側および流出側が液体蓄積部75および液体圧送部71にそれぞれ接続される。
第2液体循環部材76Bは、流入側および流出側が第1受熱ジャケット72,73にそれぞれ接続される。
第3液体循環部材76Cは、流入側が2つに分岐され、一方の流入側が第2受熱ジャケット77に接続され、他方の流入側が第1受熱ジャケット73に接続される。また、第3液体循環部材76Cは、流出側がラジエータ74における管状部材741の一方の端部に接続される。
第4液体循環部材76Dは、流入側および流出側がラジエータ74における管状部材741の他方の端部および液体蓄積部75にそれぞれ接続される。
第5液体循環部材76Eは、流入側および流出側が液体蓄積部75および液体圧送部71にそれぞれ接続される。
以上のような液体循環部材76による接続構造により、液体圧送部71〜各受熱ジャケット72,73,77〜ラジエータ74〜液体蓄積部75に辿り、再度、液体圧送部71に戻る環状の流路Cが形成される。
すなわち、本実施形態では、環状の流路Cにおいて、各第1ペルチェ素子63から熱を受熱する各第1受熱ジャケット72,73が直列に接続されるとともに、各第1受熱ジャケット72,73と第2ペルチェ素子55から熱を受熱する第2受熱ジャケット77とが並列に接続される。
すなわち、本実施形態では、環状の流路Cにおいて、各第1ペルチェ素子63から熱を受熱する各第1受熱ジャケット72,73が直列に接続されるとともに、各第1受熱ジャケット72,73と第2ペルチェ素子55から熱を受熱する第2受熱ジャケット77とが並列に接続される。
上述した第2実施形態においては、前記第1実施形態と同様の効果の他、以下の効果がある。
本実施形態では、液冷装置7は、環状の流路Cにおいて、液体循環部材76により各第1受熱ジャケット72,73と第2受熱ジャケット77とが並列に接続されているため、同一の温度の冷却液体を各第1受熱ジャケット72,73と第2受熱ジャケット77とに流通させることができ、各ペルチェ素子55,63における各第2放熱面552,632から効率的に熱を放熱させることができる。
本実施形態では、液冷装置7は、環状の流路Cにおいて、液体循環部材76により各第1受熱ジャケット72,73と第2受熱ジャケット77とが並列に接続されているため、同一の温度の冷却液体を各第1受熱ジャケット72,73と第2受熱ジャケット77とに流通させることができ、各ペルチェ素子55,63における各第2放熱面552,632から効率的に熱を放熱させることができる。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
前記各実施形態では、吸気ダクト61内部の空気の冷却構造として、空気放熱部材62の他、第1ペルチェ素子63を採用していたが、これに限らず、第1ペルチェ素子63の代わりに、以下の構成を採用しても構わない。
例えば、吸気ダクト61外部に空気放熱部材62と同様のヒートシンクを配設し、前記ヒートシンクを空気放熱部材62の板体621に熱伝達可能に接続する。そして、前記ヒートシンクを冷却ファンにて冷却する。
前記各実施形態では、吸気ダクト61内部の空気の冷却構造として、空気放熱部材62の他、第1ペルチェ素子63を採用していたが、これに限らず、第1ペルチェ素子63の代わりに、以下の構成を採用しても構わない。
例えば、吸気ダクト61外部に空気放熱部材62と同様のヒートシンクを配設し、前記ヒートシンクを空気放熱部材62の板体621に熱伝達可能に接続する。そして、前記ヒートシンクを冷却ファンにて冷却する。
前記各実施形態では、ヒートパイプ52は、2つ設けられていたが、その数は特に限定されず、1つのみでもよく、あるいは、3つ以上設けても構わない。なお、ヒートパイプ52を3つ以上設けた場合には、光変調装置451Gのみならず、他の光変調装置451R,451Bにも熱伝達可能に接続し各光変調装置451R,451Bを冷却する構成としても構わない。
前記各実施形態では、液冷装置7が1つのみ設けられていたが、例えば、第1ペルチェ素子63と、第2ペルチェ素子55とに応じて、液冷装置をそれぞれ設けた構成としても構わない。
前記第1実施形態では、第2ペルチェ素子55の第2放熱面552に液体圧送部71が熱伝達可能に接続した構成としていたが、これに限らず、第1ペルチェ素子63の第1放熱面632に液体圧送部71を熱伝達可能に接続した構成としても構わない。
前記第1実施形態では、第2ペルチェ素子55の第2放熱面552に液体圧送部71が熱伝達可能に接続した構成としていたが、これに限らず、第1ペルチェ素子63の第1放熱面632に液体圧送部71を熱伝達可能に接続した構成としても構わない。
前記各実施形態では、第1ペルチェ素子63は、4つ設けられていたが、その数は特に限定されず、例えば1つでも構わない。空気放熱部材62も同様である。
前記各実施形態において、冷却対象である光学素子として、光変調装置451を採用していたが、これに限らず、光源装置41、偏光変換素子424、入射側偏光板452、射出側偏光板453等の他の光学素子を冷却対象としても構わない。
前記各実施形態において、冷却対象である光学素子として、光変調装置451を採用していたが、これに限らず、光源装置41、偏光変換素子424、入射側偏光板452、射出側偏光板453等の他の光学素子を冷却対象としても構わない。
前記各実施形態において、空冷装置6の構成は、前記各実施形態で説明した構成に限らない。
例えば、前記各実施形態では、冷却ファンとして、一対のシロッコファン64を採用していたが、軸流ファンを採用しても構わない。
また、例えば、冷却ファンの配設位置を、吸気ダクト61の流路前段側に配設しても構わない。
さらに、例えば、空気放熱部材62や第1ペルチェ素子63等を吸気ダクト61ではなく、送風ダクト65に設けても構わない。
例えば、前記各実施形態では、冷却ファンとして、一対のシロッコファン64を採用していたが、軸流ファンを採用しても構わない。
また、例えば、冷却ファンの配設位置を、吸気ダクト61の流路前段側に配設しても構わない。
さらに、例えば、空気放熱部材62や第1ペルチェ素子63等を吸気ダクト61ではなく、送風ダクト65に設けても構わない。
前記各実施形態において、光源装置41は、前記各実施形態で説明した構成に限らず、レーザダイオード、LED(Light Emitting Diode)、有機EL(Electro Luminescence)素子、シリコン発光素子等の各種固体発光素子で構成しても構わない。
前記各実施形態では、プロジェクタ1は、液晶パネル4511を3つ備える三板式のプロジェクタで構成していたが、これに限らず、液晶パネルを1つ備える単板式のプロジェクタで構成しても構わない。また、液晶パネルを2つ備えるプロジェクタや、液晶パネルを4つ以上備えるプロジェクタとして構成しても構わない。
前記各実施形態では、光入射面と光射出面とが異なる透過型の液晶パネルを用いていたが、光入射面と光射出面とが同一となる反射型の液晶パネルを用いても構わない。
前記各実施形態では、光変調装置として液晶パネルを用いていたが、マイクロミラーを用いたデバイス等、液晶以外の光変調装置を用いても構わない。
前記各実施形態では、スクリーンを観察する方向から投射を行うフロントタイプのプロジェクタの例のみを挙げたが、本発明は、スクリーンを観察する方向とは反対側から投射を行うリアタイプのプロジェクタにも適用可能である。
前記各実施形態では、プロジェクタ1は、液晶パネル4511を3つ備える三板式のプロジェクタで構成していたが、これに限らず、液晶パネルを1つ備える単板式のプロジェクタで構成しても構わない。また、液晶パネルを2つ備えるプロジェクタや、液晶パネルを4つ以上備えるプロジェクタとして構成しても構わない。
前記各実施形態では、光入射面と光射出面とが異なる透過型の液晶パネルを用いていたが、光入射面と光射出面とが同一となる反射型の液晶パネルを用いても構わない。
前記各実施形態では、光変調装置として液晶パネルを用いていたが、マイクロミラーを用いたデバイス等、液晶以外の光変調装置を用いても構わない。
前記各実施形態では、スクリーンを観察する方向から投射を行うフロントタイプのプロジェクタの例のみを挙げたが、本発明は、スクリーンを観察する方向とは反対側から投射を行うリアタイプのプロジェクタにも適用可能である。
本発明は、光学素子を効果的に冷却できるため、プレゼンテーションやホームシアタに用いられるプロジェクタに利用できる。
1・・・プロジェクタ、2・・・外装筐体、6・・・空冷装置、7・・・液冷装置、51・・・熱伝導性シート、52・・・ヒートパイプ、61・・・吸気ダクト(ダクト部材)、62・・・空気放熱部材、63・・・第1ペルチェ素子(第1熱電変換素子)、64・・・シロッコファン(冷却ファン)、65・・・送風ダクト(ダクト部材)、71・・・液体圧送部(第2受熱部材)、72,73・・・受熱ジャケット(第1受熱部材)、74・・・ラジエータ(液体放熱部)、76・・・液体循環部材、77・・・第2受熱ジャケット(第2受熱部材)、451G・・・光変調装置(光学素子)、454・・・クロスダイクロイックプリズム(色合成光学装置)、455・・・支持部材、551・・・第2吸熱面、552・・・第2放熱面、621・・・板体、622・・・フィン部材、631・・・第1吸熱面、632・・・第1放熱面、C・・・流路。
Claims (6)
- 吸気口を有する外装筐体と、前記吸気口を介して導入した空気を前記外装筐体内部に配設される光学素子に送風する冷却ファンを含んで構成される空冷装置とを備えたプロジェクタであって、
前記空冷装置は、
前記吸気口を介して導入された空気を前記光学素子の配設位置に導くダクト部材と、
一部が前記ダクト部材外部に面し、前記ダクト部材内部の空気の熱を受熱して前記ダクト部材外部に放熱する空気放熱部材とを備える
ことを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項1に記載のプロジェクタにおいて、
第1吸熱面および第1放熱面を有し、前記第1放熱面が前記ダクト部材外部に面し、前記第1吸熱面が前記空気放熱部材の放熱側に熱伝達可能に接続する第1熱電変換素子を備える
ことを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項1または請求項2のいずれかに記載のプロジェクタにおいて、
内部に毛細管構造を有する管状に形成されるとともに管内部には冷媒が収容され前記冷媒が管内部を還流することにより熱移動が行われるヒートパイプと、
第2吸熱面および第2放熱面を有する第2熱電変換素子とを備え、
前記ヒートパイプは、前記光学素子に熱伝達可能に接続するとともに、前記光学素子との接続部位から離間した部位が前記第2吸熱面に熱伝達可能に接続する
ことを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項3に記載のプロジェクタにおいて、
入射光束を画像情報に応じて変調する複数の光変調装置と、
前記複数の光変調装置にそれぞれ対向する複数の光束入射側端面を有し、前記複数の光変調装置を介した光束を合成して射出する色合成光学装置と、
前記光変調装置および前記光束入射側端面の間に介装され、前記光変調装置を支持し、前記光変調装置を前記光束入射側端面に取り付ける複数の支持部材とを備え、
前記光学素子は、前記複数の光変調装置のうち少なくともいずれかの光変調装置で構成され、
前記光学素子および前記支持部材の各側端部を跨るように取り付けられる熱伝導性シートを備え、
前記ヒートパイプは、前記熱伝導性シートにおける前記支持部材に取り付けられる部位に熱伝達可能に接続する
ことを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項3または請求項4に記載のプロジェクタにおいて、
第1吸熱面および第1放熱面を有し、前記第1放熱面が前記ダクト部材外部に面し、前記第1吸熱面が前記空気放熱部材の放熱側に熱伝達可能に接続する第1熱電変換素子と、
環状の流路に沿って冷却液体を循環させる液冷装置とを備え、
前記液冷装置は、
内部に冷却液体を流通可能に構成され、前記第1放熱面および前記第2放熱面に熱伝達可能にそれぞれ接続する第1受熱部材および第2受熱部材と、
冷却液体を吸入および圧送する液体圧送部と、
冷却液体の熱を放熱する液体放熱部と、
前記各受熱部材、前記液体圧送部、および前記液体放熱部を接続し、前記環状の流路を形成する複数の液体循環部材とを備える
ことを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項5に記載のプロジェクタにおいて、
前記第1受熱部材または前記第2受熱部材は、前記液体圧送部で構成されている
ことを特徴とするプロジェクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008077119A JP2009229955A (ja) | 2008-03-25 | 2008-03-25 | プロジェクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008077119A JP2009229955A (ja) | 2008-03-25 | 2008-03-25 | プロジェクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009229955A true JP2009229955A (ja) | 2009-10-08 |
Family
ID=41245399
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008077119A Pending JP2009229955A (ja) | 2008-03-25 | 2008-03-25 | プロジェクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009229955A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9667925B2 (en) | 2013-12-04 | 2017-05-30 | Seiko Epson Corporation | Projector |
CN111694204A (zh) * | 2019-03-14 | 2020-09-22 | 精工爱普生株式会社 | 冷却装置以及投影仪 |
-
2008
- 2008-03-25 JP JP2008077119A patent/JP2009229955A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9667925B2 (en) | 2013-12-04 | 2017-05-30 | Seiko Epson Corporation | Projector |
CN111694204A (zh) * | 2019-03-14 | 2020-09-22 | 精工爱普生株式会社 | 冷却装置以及投影仪 |
CN111694204B (zh) * | 2019-03-14 | 2023-06-06 | 精工爱普生株式会社 | 冷却装置以及投影仪 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4561917B2 (ja) | プロジェクタ | |
JP4265632B2 (ja) | プロジェクタ | |
JP4172503B2 (ja) | 冷却装置、およびプロジェクタ | |
JP4175392B2 (ja) | プロジェクタ | |
JP5804112B2 (ja) | プロジェクタ | |
JP6343917B2 (ja) | プロジェクター | |
JP2011165760A (ja) | レーザ光源装置及びプロジェクタ装置 | |
US20090141249A1 (en) | Projector | |
US20090059580A1 (en) | LED device radiator of LED projection system | |
US10852628B2 (en) | Projector | |
US11190740B2 (en) | Projection display apparatus | |
JP2003057754A (ja) | 冷却装置およびこれを備えたプロジェクタ | |
JP2008122472A (ja) | プロジェクタ | |
JP2009229955A (ja) | プロジェクタ | |
JP2009251370A (ja) | プロジェクタ | |
JP2015135360A (ja) | プロジェクター | |
US20230291875A1 (en) | Display device | |
JP7334765B2 (ja) | 透過型液晶パネル | |
JP2008089724A (ja) | プロジェクタ | |
CN115877638A (zh) | 投影仪 | |
JP2023032636A (ja) | プロジェクターおよび画像形成ユニット | |
JP2024023093A (ja) | 光透過型光学素子モジュール及び電子機器 | |
JP2023032632A (ja) | プロジェクター | |
JP2005156770A (ja) | プロジェクタ装置 |