JP2009229816A - 画像形成装置 - Google Patents

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佳之 長房
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Abstract

【課題】加熱ヒータの異常動作時に外部に煙が流出することを防止することのできる画像形成装置を提供すること。
【解決手段】トライアック51が常時導通状態になった場合や,CPU8が暴走して制御不能状態になった場合などの異常発生を異常検出回路9で検出し,該異常検出回路9によって異常が検出された場合に,トランジスタ74に通電してソレノイド72を作動させることにより当該画像形成装置の通気口に設けられたシャッタ71を強制的に閉鎖させる。また,このとき同時に前記通気口を介して送風を行う送風ファンを駆動するファンモータ73を停止させることが望ましい。
【選択図】図1

Description

本発明は,複写機やプリンタ装置などの電子写真方式の画像形成装置に関し,特に,定着装置の加熱ヒータを制御するための技術に関するものである。
複写機,プリンタ装置,ファクシミリ装置,これらの機能を有する複合機などの電子写真方式の画像形成装置には,用紙に転写されたトナー像をその用紙に溶融定着させるための定着装置が設けられている。この定着装置は,用紙を圧接しながら回転する定着ローラ及び加圧ローラと,前記定着ローラを加熱する加熱ヒータとを有している。前記加熱ヒータは,例えばハロゲンヒータやIHヒータなどである。
ところで,前記画像形成装置では,前記定着装置の定着ローラが予め設定された定着温度となるように前記加熱ヒータが制御されるが,前記加熱ヒータへの通電の有無を切り換えるトライアックなどの半導体素子の常時導通状態や,その半導体素子に対して通電の有無を指示する制御部(CPU)の暴走などの制御不能状態の発生時には,前記加熱ヒータの加熱制御を正常に行うことができず,該加熱ヒータの加熱状態が長時間継続されるおそれがある。
そのため,従来から,前記定着装置には,加熱ヒータが予め定められた上限温度に達したときに,バイメタル素子の変形によって加熱ヒータへの通電経路を遮断するサーモスタットなどが設けられる(例えば,特許文献1参照)。これにより,前記加熱ヒータが過熱状態に陥った場合に強制的に該加熱ヒータの駆動を停止させることができる。なお,前記上限温度は,明らかに異常であると判断することができるほど高温に設定される。
特開平6−202524号公報
しかしながら,前記サーモスタットなどを用いる構成では,前記半導体素子の導通故障や前記制御部の暴走などの異常が発生しても,その後,前記サーモスタットが作動する上限温度に達するまで前記加熱ヒータの加熱状態が維持される。そのため,前記サーモスタットが作動して前記加熱ヒータの加熱が停止されたときには,既に前記加熱ヒータが高温に達し,該加熱ヒータの周辺の部材が溶けて発煙しているおそれがある。このように発生した煙が前記画像形成装置から外部に漏れると,その後,サーモスタットによって前記加熱ヒータが停止されるとしても,ユーザは,その画像形成装置から漏れた煙を見ることで大きな不安を覚えることになる。
従って,本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり,その目的とするところは,加熱ヒータの異常動作時に外部に煙が流出することを防止することのできる画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は,通電されることにより定着ローラを加熱する加熱ヒータと,前記加熱ヒータへの通電の有無を切り換える通電切換手段と,前記通電切換手段に対して前記加熱ヒータへの通電の有無を指示する加熱制御手段と,前記加熱ヒータ近傍に設けられ,予め定められた上限温度に達した場合に前記加熱ヒータへの通電経路を遮断する通電経路遮断手段とを備えてなる画像形成装置に適用されるものであって,前記通電切換手段及び/又は前記加熱制御手段の異常を検出する異常検出手段と,当該画像形成装置の内外を連通する通気口を開閉する通気口開閉手段と,前記異常検出手段によって異常が検出された場合に,前記通気口開閉手段によって前記通気口を閉じる通気口閉鎖制御手段とを備えてなることを特徴とする画像形成装置として構成される。ここに,前記異常は,前記通電切換手段の常時導通状態や前記加熱制御手段の制御不能状態などを含むものであることが考えられる。なお,前記半導体素子は,例えばトライアック(双方向サイリスタ)やIGBT,FET,トランジスタなどである。
本発明によれば,前記通電切換手段や前記加熱制御手段に異常が発生して前記加熱ヒータが異常動作するおそれがある場合には,前記通気口閉鎖制御手段によって前記通気口が強制的に閉鎖されることになる。そのため,その後,前記加熱ヒータが異常動作して過熱状態に陥り,前記通電経路遮断手段によって前記通電経路が遮断されるまでの間に前記加熱ヒータの周囲の部材から発煙が生じたとしても,その煙が当該画像形成装置から外部に漏れ出すことなく,ユーザに対して大きな不安を与えることがない。
具体的には,前記加熱ヒータへの通電の有無を検出する通電有無検出手段を設けておくことで,前記異常検出手段が,前記加熱制御手段から前記通電切換手段に前記加熱ヒータへの通電が指示されていない場合に,前記通電有無検出手段によって前記加熱ヒータに通電されていることが検出されたことを条件に,前記通電切換手段と判断するように構成することが可能である。この構成によれば,前記通電切換手段が故障して導通した場合に,前記通電経路遮断手段によって前記通電経路が遮断されるよりも前にその異常を検出して前記通気口を閉鎖することができる。
また,前記異常検出手段が,前記加熱制御手段から定期的に出力される定期信号が所定時間以上入力されないことを条件に,前記加熱制御手段の異常と判断するように構成することも考えられる。これにより,その後,前記加熱制御手段の暴走して前記加熱ヒータが過熱状態に陥り,前記画像形成装置内で発煙が生じたとしても,その煙が画像形成装置から外部に流出することを防止することができる。
ところで,前記通気口は,例えば当該画像形成装置内の空気を外部へ排出する送風ファンの送風経路上に配置されたものである。このときには,前記異常検出手段によって異常が検出された場合に,前記通気口を閉じるだけではなく,前記送風ファンを停止させることが望ましい。これにより,前記画像形成装置から外部への煙の流出をより確実に防止することができる。
本発明によれば,本発明によれば,前記通電切換手段や前記加熱制御手段に異常が発生して前記加熱ヒータが異常動作するおそれがある場合には,前記通気口閉鎖制御手段によって前記通気口が強制的に閉鎖されることになる。そのため,その後,前記加熱ヒータが異常動作して過熱状態に陥り,前記通電経路遮断手段によって前記通電経路が遮断されるまでの間に前記加熱ヒータの周囲の部材から発煙が生じたとしても,その煙が当該画像形成装置から外部に漏れ出すことなく,ユーザに対して大きな不安を与えることがない。
以下添付図面を参照しながら,本発明の実施の形態について説明し,本発明の理解に供する。尚,以下の実施の形態は,本発明を具体化した一例であって,本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
ここに,図1は本発明の実施の形態に係る画像形成装置に設けられた制御回路Xの要部構成を示すブロック図,図2は本発明の実施の形態に係る画像形成装置の制御回路Xに設けられた通電有無検出回路6の具体例を説明するための図,図3は本発明の実施の形態に係る画像形成装置に設けられた通気口を開閉するシャッタ71の具体例を説明するための図である。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置は,複写機やプリンタ装置,ファクシミリ装置,これらの機能を有する複合機などの電子写真方式の画像形成装置であって,以下で説明する構成部品の他にも一般的な画像形成装置が有する構成部品を有している。
図1に示すように,前記画像形成装置の制御回路Xには,メインスイッチ1,スイッチング電源2,ヒータランプ3(加熱ヒータの一例),保護回路4,ヒータ駆動回路5,通電有無検出回路6(通電有無検出手段の一例),換気制御回路7,CPU8,異常検出回路9(異常検出手段の一例)などが設けられている。
ここに,前記スイッチング電源2及び前記ヒータランプ3は,前記メインスイッチ1を介して外部の商用交流電源(AC100Vなど)に並列接続されている。以下では,前記商用交流電源,前記メインスイッチ1,前記ヒータランプ3を接続する通電経路をヒータ通電経路30という。
前記CPU8は,不図示のROMに記憶された制御プログラムに従って所定の処理を実行することにより当該画像形成装置を統括的に制御するものである。
例えば,前記CPU8は,図外の温度センサなどによって検出される定着ローラの温度に基づいて,前記ヒータ駆動回路5へのヒータ駆動信号(HEATER_ON)の入力の有無を切り換えることにより,該ヒータ駆動回路5に対して前記ヒータランプ3への通電の有無を指示する。ここに,係る処理を行うときの前記CPU8が加熱制御手段に相当する。
また,前記CPU8は,前記換気制御回路7に対してファン駆動信号(FAN_ON)やソレノイド駆動信号(SOL_ON)を出力することにより,該換気制御回路7に設けられた後述のソレノイド72やファンモータ73を制御する。さらに,前記CPU8は,前記異常検出回路9に設けられた後述のウォッチドッグタイマー95に定期的にリセット信号を送信する。
前記メインスイッチ1は,前記商用交流電源と前記制御回路Xとの接続の有無を切り換えることにより,該商用交流電源から前記制御回路Xへの交流電力の通電の有無を切り換えるものである。
前記スイッチング電源2は,前記メインスイッチ1がONされることにより供給される前記商用交流電源からの交流電力に基づいて,当該画像形成装置内で用いる各種の直流電圧(24Vや3Vなど)を生成して出力する。前記スイッチング電源2から出力された直流電圧(24Vや3Vなど)は,例えば前記ヒータ駆動回路5や前記換気制御回路7,前記CPU8,前記異常検出回路9などで用いられる。
前記ヒータランプ3は,例えばハロゲンランプであって,前記メインスイッチ1がONされ,前記ヒータ通電経路30を通じて前記商用交流電源からの交流電力が通電されることにより発熱し,定着ローラ(不図示)を加熱する。前記定着ローラは,トナー像が転写された用紙に接触して回転することによりその用紙にトナー像を溶融定着させるものであって,該定着ローラ及び前記ヒータランプ3は定着装置(不図示)の筐体内に設けられる。なお,前記ヒータランプ3に換えて電磁誘導加熱式のIHヒータなどを用いてもよい。また,前記ヒータ通電経路30に通電される電圧は交流に限られず直流であってもよい。
前記保護回路4は,前記ヒータ通電経路30上において,前記ヒータランプ3と直列に接続されたヒューズ41及びサーモスタット42(通電経路遮断手段の一例)を備えている。前記ヒューズ41は,前記ヒータ通電経路30上の過電流を検出して該ヒータ通電経路30を遮断するものである。また,前記サーモスタット42は,前記ヒータランプ3近傍に設けられ,予め設定された上限温度に達した場合に前記ヒータ通電経路30を遮断する。
前記ヒータ駆動回路5は,前記ヒータ通電経路30に接続されたトライアック(双方向サイリスタ)51と該トライアック51のゲート端子に接続されたフォトカプラ52とを有してなり,前記ヒータ通電経路30の確立/遮断を切り換えることにより,前記ヒータランプ3への通電の有無を切り換える通電切換手段の一例である。
前記トライアック51は,前記フォトカプラ52からゲート端子への電流入力の有無により前記ヒータ通電経路30の確立/遮断を切り換える。また,前記トライアック51に換えてIGBTやFET,トランジスタなどの他の半導体素子を用いてもよい。但し,前記ヒータ通電経路30には交流電圧が通電されるため,前記トライアック51に換えて他の半導体素子を用いる場合には,その交流電圧を双方向に通電することができるように回路を構成する必要がある。
前記フォトカプラ52は,前記CPU8と前記トライアック51とを絶縁しつつ,前記CPU8から出力されるヒータ駆動信号(HEATER_ON)を前記トライアック51に入力する。
ところで,前記ヒータ駆動回路5に設けられた前記トライアック51のような半導体素子は,サージや突入電流などの過電流によって故障して常時導通状態(異常の一例)になるおそれがある。前記トライアック51が常時導通状態になると,前記ヒータランプ3が常時点灯となるため,該ヒータランプ3が過熱状態に陥る。このとき,前記制御回路Xでは,その後,前記ヒータランプ3が前記上限温度に達すると,前記保護回路4に設けられた前記サーモスタット42の作動によって前記ヒータランプ3への通電が遮断される。
但し,前記サーモスタット42によって前記ヒータランプ3への通電が遮断されたとしても,そのとき既に前記ヒータランプ3が高温に達して周囲の樹脂部材などが溶融して発煙が生じている場合には,その煙が前記画像形成装置に設けられた通気口から外部に流出することになる。
そこで,以下に説明するように,前記制御回路Xでは,前記ヒータランプ3が過熱状態に陥るおそれがある場合には,前記画像形成装置内を封鎖し,該画像形成装置からの煙の流出を防止している。
ここで,図2を用いて,前記通電有無検出回路6(通電有無検出手段の一例)について説明する。ここに,図2(a)は前記通電有無検出回路6の具体例,図2(b)は前記通電有無検出回路6への入力電圧Va,図2(c)は前記通電有無検出回路6からの出力電圧Vbを示している。
前記通電有無検出回路6は,前記ヒータ通電経路30上の通電の有無を検出するものであって,図2(a)に示すように,前記ヒータ通電経路30に一次側コイル61aが接続されたトランス61と,前記トランス61の二次側コイル61bに接続された整流回路62とを有している。前記整流回路62には,前記二次側コイル61bに接続されたダイオードブリッジ回路621,抵抗622,ツェナーダイオード623,平滑コンデンサ624などが設けられている。
前記通電有無検出回路6では,前記ヒータ通電経路30上に交流電圧が通電されると,前記トランス61の一次側コイル61aに入力電圧Va(図2(b)参照)が印加される。これにより,前記トランス61の二次側コイル61bに交流電圧が励起され,その交流電圧が前記整流回路62によって直流電圧に変換されて出力電圧Vbとして出力される。具体的に,前記出力電圧Vbは,前記トランス61の一次側コイル61aに通電がなされていない場合には0Vであるが,通電がなされている場合には予め設定されたロジック電圧Vzとなる。前記ロジック電圧Vzは,前記ツェナーダイオード623によって定められるものであって,前記異常検出回路9に設けられた後述のNOT回路91において“H”と判断される程度の電圧値に設定される。
また,図1に示すように,前記換気制御回路7は,前記画像形成装置の内外を連通する不図示の通気口を開閉するシャッタ71(通気口開閉手段の一例,図3参照)を作動させるソレノイド72と,前記通気口を介して当該画像形成装置内の空気を外部へ排出する送風ファン(不図示)を作動させるファンモータ73と,前記ソレノイド72の駆動(吸引/開放)を制御するトランジスタ74及び75と,前記ファンモータ73の駆動を制御するトランジスタ76及び論理回路77とを備えている。なお,前記通気口(不図示)は,前記画像形成装置において前記送風ファン(不図示)の送風経路上に配置された換気用の開口部である。
ここに,図3は前記シャッタ71の具体例を示すものであって,(a)は斜視図,(b)は側面から見た図を示している。
図3(a),(b)に示すように,前記シャッタ71は,前記画像形成装置に設けられた通気口(不図示)を遮蔽するための複数の遮蔽板711と,前記遮蔽板711各々の一端を連結する連結アーム712と,前記遮蔽板711各々の他端を軸支する回動軸713とを備えている。
このように構成された前記シャッタ71では,図3(b)に示すように,前記連結アーム712が矢印方向に移動されることにより,前記複数の遮蔽板711が前記回動軸713を中心に回動して前記通気口が開閉される。
具体的に,前記シャッタ71の前記連結アーム712は,前記ソレノイド72の可動部に連結されており,該ソレノイド72の駆動に連動して前記シャッタ71を開閉する。なお,前記シャッタ71の構造や該シャッタ71の駆動源は,ここで説明するものに限られず,例えば前記ソレノイド72に換えてステッピングモータやDCモータなどを用いて前記シャッタ71を開閉させる構成であってもよい。
前記ソレノイド72は,前記トランジスタ74の作動による通電に応じて前記連結アーム712を前記シャッタ71が閉じる方向に移動させ,前記トランジスタ75の作動による通電に応じて前記連結アーム712を前記シャッタ71が開く方向に移動させるものである。
また,前記ソレノイド72は,前記トランジスタ74及び前記トランジスタ75のいずれか一方によって通電がなされると,その通電が停止されても,次に他方のトランジスタに通電がなされるまでの間は,前回の動作後の状態を非通電で維持する所謂ラッチング型のソレノイドである。このようなラッチング型のソレノイドを用いれば,常時通電の必要がないため発熱や消費電力の観点から好ましい。もちろん,常時通電型のソレノイドを用いて前記シャッタ71を開閉してもよい。
ここで,図1に示すように,前記トランジスタ74は,前記異常検出回路9から出力される後述の異常信号(ERR)の有無によって作動が制御される。具体的に,前記トランジスタ74は,前記異常検出回路9によって異常が検出され,該異常検出回路9から前記異常信号(ERR)が入力された場合に作動し,前記ソレノイド72によって前記シャッタ71を閉鎖することにより前記通気口を閉じる。ここに,係る制御を行うときの前記トランジスタ74が通気口閉鎖制御手段の一例である。
また,前記トランジスタ75は,前記CPU8から出力されるソレノイド駆動信号(SOL_ON)によって作動が制御され,その作動によって前記ソレノイド72によって前記シャッタ71を開放する。なお,前記ソレノイド駆動信号(SOL_ON)は,少なくとも前記画像形成装置への電源投入時ごとに前記CPU8から前記トランジスタ75に入力される。即ち,前記画像形成装置では正常時,前記シャッタ71は開かれており,前記ファンモータ73が必要に応じて駆動されることによって,前記通気口(不図示)を介して換気が行われる。
一方,前記トランジスタ76の駆動は前記論理回路77によって制御される。前記論理回路77は,前記CPU8から出力されるファン駆動信号(FAN_ON)と,前記異常検出回路9から出力される異常信号(ERR)とに基づいて,前記トランジスタ76の駆動を制御する。
具体的に,前記論理回路77は,前記異常検出回路9から出力される異常信号(ERR)を反転するNOT回路77aと,前記NOT回路77aからの出力信号と前記CPU8からのファン駆動信号(FAN_ON)との論理積を演算するAND回路77bとを有している。
従って,前記NOT回路77aからの出力信号及び前記ファン駆動信号(FAN_ON)が共に“H”である場合(異常信号(ERR)が“L”)にのみ,前記AND回路77bから“H”が出力されて前記トランジスタ76が作動し,前記ファンモータ73によって前記送風ファン(不図示)が駆動される。
換言すれば,前記論理回路77は,前記異常検出回路9から異常信号(ERR)が入力された場合には,前記CPU8から出力される前記ファン駆動信号(FAN_ON)に関係なく,前記トランジスタ76の作動を強制的に停止させて,前記送風ファン(不図示)を停止させる。ここに,係る制御を行うときの前記論理回路77が送風ファン停止制御手段に相当する。
次に,前記異常検出回路9について説明する。
前記異常検出回路9(異常検出手段の一例)は,NOT(否定)回路91,負論理NAND(否定論理積)回路92,フリップフロップ回路93(以下「F/F回路93」という),リセット回路94,ウォッチドッグタイマー95,OR(論理和)回路96などを有しており,以下で説明するように前記トライアック51や前記CPU8の異常を検出するものである。なお,前記負論理NAND回路92は,正論理のNOR回路(否定論理和)と同様の演算を行う。
前記NOT回路91は,前記通電有無検出回路6からの出力信号を反転して前記NAND回路92に出力する。具体的に,前記NOT回路91は,前記通電有無検出回路6において前記ヒータ通電経路30上の通電が検出され,該通電有無検出回路6からロジック電圧Vzが入力されている場合に,“L”を出力し,前記ロジック電圧Vzが入力されていない場合には“H”を出力する。以下,前記NOT回路91から出力される信号を通電検出信号という。
一方,前記負論理NAND回路92は,前記NOT回路91から出力される通電検出信号と,前記CPU8から出力されるヒータ駆動信号(HEATER_ON)との各々を反転した後,それらの論理積を演算するものである。
具体的に,前記負論理NAND回路92は,前記NOT回路91からの通電検出信号及び前記CPU8からのヒータ駆動信号(HEATER_ON)が共に“L”である場合にのみ“H”を出力し,その他の場合には“L”を出力する。即ち,前記負論理NAND回路92は,前記CPU8から前記ヒータ駆動回路5にヒータ駆動信号(HEATER_ON)が出力されていないにもかかわらず,前記通電有無検出回路6によって前記ヒータ通電経路30上の通電が検出されていることを条件に,前記F/F回路93に“H”を出力する。即ち,前記異常検出回路9では,前記トライアック51が常時通電状態であることが,該トライアック51の異常として検出される。
前記F/F回路93は,前記リセット回路94からリセット信号(RSTN)が入力されるまでの間,前記負論理NAND回路92から入力されている信号を,ヒータエラー信号(HEATER_ERR)として前記OR回路96に出力するものである。このように,前記OR回路96に入力される前記ヒータエラー信号(HEATER_ERR)が前記F/F回路93によって保持されるため,該ヒータエラー信号(HEATER_ERR)のチャタリング現象は防止される。なお,前記リセット回路94は,前記画像形成装置の稼働開始時などに前記F/F回路93にリセット信号(RSTN)を出力する。
また,前記ウォッチドッグタイマー95は,前記CPU8から定期的に入力されるリセット信号に応じて0から計時を開始するものであって,該CPU8からリセット信号が予め設定された所定時間以上入力されていないことを条件に,前記CPU8について制御不能の異常が発生していると判断して,ウォッチドッグエラー信号(WDT_ERR)を前記OR回路96に出力する。即ち,前記異常検出回路9では,前記CPU8が制御不能状態であることが,該CPU8の異常として検出される。
そして,前記OR回路96は,前記F/F回路93から出力されるヒータエラー信号(HEATER_ERR)と,前記ウォッチドッグタイマー95から出力されるウォッチドッグエラー信号(WDT_ERR)との論理和を演算する。具体的に,前記OR回路96は,前記ヒータエラー信号(HEATER_ERR)及び前記ウォッチドッグエラー信号(WDT_ERR)の少なくとも一方が“H”である場合に異常信号(ERR)を出力する。前記OR回路96から出力された異常信号(ERR)は,前記換気制御回路7及び前記CPU8に入力される。
なお,前記CPU8が正常に動作している場合には,該CPU8は,前記異常信号(ERR)の受信に応じて画像形成動作の停止や定着動作の停止,エラー表示などの処置を行う。
一方,前記換気制御回路7では,前記異常検出回路9から異常信号(ERR)が入力されると,該異常信号(ERR)は,前記トランジスタ74及び前記論理回路77に入力される。これにより,前記換気制御回路7では,前記トランジスタ74が作動して前記ソレノイド72によって前記シャッタ71が閉じられると共に,前記論理回路77から“L”が出力された前記トランジスタ76の作動が停止され,前記ファンモータ73の駆動が停止される。
このように,前記制御回路Xでは,前記異常検出回路9によって前記トライアック51や前記CPU8の異常が検出され,前記ヒータランプ3が過熱状態に陥るおそれのある場合には,前記シャッタ71が閉じられ,前記ファンモータ73が停止される。なお,前記ファンモータ73の停止によって前記送風ファン(不図示)は停止される。
そのため,その後,前記サーモスタット42が作動して前記ヒータランプ3への通電が停止されるまでの間に,該ヒータランプ3近傍の部材が溶融して発煙が生じたとしても,その煙が前記画像形成装置の前記通気口(不図示)から外部に流出することを防止することができる。なお,本実施の形態では,前記シャッタ71の閉鎖と共に前記ファンモータ73を停止させる場合を例に挙げて説明したが,少なくとも前記シャッタ71を閉鎖させることで当該画像形成装置からの煙の流出を防止することができる。
以下,上述のように構成された前記画像形成装置の制御回路Xにおいて,前記トライアック51や前記CPU8について制御不能の異常が生じた場合の一連の動作について説明する。なお,ここでは,前記メインスイッチ1がON,前記ヒューズ41が切断されていない状態を前提とする。
まず,前記トライアック51が故障して常時導通状態(異常の一例)になった場合について説明する。
この場合,前記制御回路Xでは,前記CPU8から前記ヒータ駆動回路5に入力されるヒータ駆動信号(HEATER_ON)の有無に関係なく,前記商用交流電源から前記ヒータ通電経路30上に交流電力が通電される。即ち,前記CPU8が前記ヒータ駆動回路5に対してヒータ駆動信号(HEATER_ON)を出力していない場合にも,前記ヒータ通電経路30上に常時通電がなされ,前記ヒータランプ3が常時点灯することになる。
このとき,前述したように,前記異常検出回路9では,前記CPU8からの前記ヒータ駆動信号(HEATER_ON)の出力が停止されると,前記負論理NAND回路92からの出力が“H”となり,前記F/F回路93から前記OR回路96にヒータエラー信号(HEATER_ERR)が入力されることになる。
これにより,前記OR回路96から前記異常信号(ERR)が出力され,前記換気制御回路7のトランジスタ74及び論理回路77に入力される。従って,前記ソレノイド72によって前記シャッタ71が閉じられ,前記ファンモータ73の停止によって前記送風ファン(不図示)による送風が停止される。
その後,前記ヒータランプ3が前記サーモスタット42で設定された上限温度に達すると,該サーモスタット42が作動して前記ヒータ通電経路30が遮断され,前記ヒータランプ3への通電が停止される。このとき,前記サーモスタット42が作動するまでの間に前記ヒータランプ3が高温に達し,該ヒータランプ3が収容された定着装置の筐体など,該ヒータランプ3周囲の部材が溶融して発煙が生じていたとしても,前記シャッタ71が閉じられて前記画像形成装置が封鎖されているため,その煙の外部への流出は防止される。
次に,前記CPU8が暴走して制御不能状態(異常の一例)に至った場合について説明する。
この場合,前記CPU8から前記ヒータ駆動信号(HEATER_ON)が出力されるか否かは不明であるが,仮に前記ヒータ駆動信号(HEATER_ON)を出力した状態が維持された場合には,前記ヒータランプ3が常時点灯することになる。
そのため,前記制御回路Xでは,前記CPU8が暴走した場合にも,前記トライアック51が導通した場合と同様に,前記ヒータランプ3の過熱によって発煙が生じる場合に備えて,前記シャッタ71を閉じ,前記ファンモータ73を停止させることで,その煙の外部への流出を防止する。
具体的に,前記CPU8が暴走すると,該CPU8は前記ウォッチドックタイマー95に対して定期的にリセット信号を送信しなくなる。そのため,前記ウォッチドッグタイマー95は,前記リセット信号が所定時間受信されなかった時点で,前記CPU8について制御不能状態の異常が発生したと判断し,前記OR回路96にウォッチドッグエラー信号(WDT_ERR)を出力する。
これにより,前記OR回路96から前記異常信号(ERR)が出力され,前記換気制御回路7のトランジスタ74及び論理回路77に入力される。従って,前記ソレノイド72によって前記シャッタ71が閉じられ,前記ファンモータ73の停止によって前記送風ファン(不図示)による送風が停止される。
ところで,前記実施の形態では,前記トライアック51や前記CPU8についての制御不能の異常によって前記ヒータランプ3への電力供給が継続した場合,該ヒータランプ3への電力供給は前記サーモスタット42の作動によって停止される。このとき,前記サーモスタット42の応答速度が遅い場合には,前記ヒータランプ3への電力供給が長引くことになる。
そこで,本実施例では,図4を用いて,前記異常検出回路9からの異常信号(ERR)の出力に応じて,前記ヒータ通電経路30を遮断して前記ヒータランプ3への電力供給を早期に停止させる保護回路4’を更に備える構成について説明する。
図4に示すように,前記保護回路4’は,前記ヒータ通電経路30を確立/遮断するリレー接点を有するリレー(継電器)43と,前記異常検出回路9からゲート端子への前記異常信号(ERR)の入力の有無に応じて前記リレー43の駆動の有無を切り換えるトランジスタ44とを有している。
このような構成では,前記異常検出回路9から異常信号(ERR)が出力されていない場合には,前記トランジスタ44は,前記リレー43に通電せず,前記ヒータ通電経路30上のリレー接点を閉じることにより該ヒータ通電経路30を確立した状態で維持する。
しかしながら,前記異常検出回路9によって前記トライアック51や前記CPU8の異常が検出され,前記異常検出回路9から異常信号(ERR)が出力された場合には,前記トランジスタ44は,前記リレー43に通電して駆動させることにより,前記ヒータ通電経路30上のリレー接点を開くことにより該ヒータ通電経路30を遮断する。
このように,前記保護回路4’を設けることで,前記ヒータランプ3の過熱が発生するおそれがある場合,できるだけ早期の段階で前記ヒータランプ3への通電を停止させ,該ヒータランプ3の近傍の部材からの発煙を極力防止することができる。なお,仮に多少の発煙が生じたとしても,前記異常検出回路9からの異常信号(ERR)の出力によって前記シャッタ71が閉じられ,前記ファンモータ73が停止されているため,その煙の前記画像形成装置の外部への漏れは防止される。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置に設けられた制御回路の要部構成を示すブロック図。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置の制御回路に設けられた通電有無検出回路の具体例を説明するための図。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置に設けられた通気口を開閉するシャッタの具体例を説明するための図。 本実施例に係る画像形成装置に設けられた制御回路の要部構成を示すブロック図。
符号の説明
X…制御回路
1…メインスイッチ
2…スイッチング電源
3…ヒータランプ(加熱ヒータの一例)
4,4’…保護回路
41…ヒューズ
42…サーモスタット(通電経路遮断手段の一例)
43…リレー
44…トランジスタ
5…ヒータ駆動回路(通電切換手段の一例)
51…トライアック
52…フォトカプラ
6…通電有無検出回路(通電有無検出手段の一例)
61…トランス
62…整流回路
7…換気制御回路
71…シャッタ(通気口開閉手段の一例)
72…ソレノイド
73…ファンモータ
74〜76…トランジスタ
77…論理回路(送風ファン停止制御手段の一例)
8…CPU(加熱制御手段の一例)
9…異常検出回路(異常検出手段の一例)
91…NOT回路
92…負論理NAND回路
93…フリップフロップ回路
94…リセット回路
95…ウォッチドックタイマー
96…OR回路

Claims (6)

  1. 通電されることにより定着ローラを加熱する加熱ヒータと,前記加熱ヒータへの通電の有無を切り換える通電切換手段と,前記通電切換手段に対して前記加熱ヒータへの通電の有無を指示する加熱制御手段と,前記加熱ヒータ近傍に設けられ,予め定められた上限温度に達した場合に前記加熱ヒータへの通電経路を遮断する通電経路遮断手段とを備えてなる画像形成装置であって,
    前記通電切換手段及び/又は前記加熱制御手段の異常を検出する異常検出手段と,当該画像形成装置の内外を連通する通気口を開閉する通気口開閉手段と,前記異常検出手段によって異常が検出された場合に,前記通気口開閉手段によって前記通気口を閉じる通気口閉鎖制御手段とを備えてなることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記異常が,前記通電切換手段の常時導通状態及び/又は前記加熱制御手段の制御不能状態を含んでなる請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記加熱ヒータへの通電の有無を検出する通電有無検出手段を更に備えてなり,
    前記異常検出手段が,前記加熱制御手段から前記通電切換手段に前記加熱ヒータへの通電が指示されていない場合に,前記通電有無検出手段によって前記加熱ヒータに通電されていることが検出されたことを条件に,前記通電切換手段の異常と判断するものである請求項1又は2のいずれかに記載の画像形成装置。
  4. 前記異常検出手段が,前記加熱制御手段から定期的に出力される定期信号が所定時間以上入力されないことを条件に,前記加熱制御手段の異常と判断するものである請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記通気口が,当該画像形成装置内の空気を外部へ排出する送風ファンの送風経路上に配置されたものである請求項1〜4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記異常検出手段によって異常が検出された場合に前記送風ファンを停止させる送風ファン停止制御手段を更に備えてなる請求項5に記載の画像形成装置。
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