JP2009227723A - 定着ロール用シリコーンゴム発泡体、その製造方法及び定着ロール - Google Patents
定着ロール用シリコーンゴム発泡体、その製造方法及び定着ロール Download PDFInfo
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Abstract
【効果】シリコーンゴム発泡体を環境や安全性を損なうことなく製造することができると共に、十分に硬化し、良好に発泡した熱伝導性の小さい定着ロール用シリコーンゴム発泡体を得ることができる。
【選択図】なし
Description
[1] (a)アルケニル基含有オルガノポリシロキサン、
(b)1分子中に珪素原子に結合した水素原子を2個以上有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン、
(c)白金系触媒、及び
(d)無機充填剤
を含むシリコーンゴム組成物に超臨界流体を混合し、超臨界流体の気化による発泡作用により、シリコーンゴム組成物を発泡させて硬化させることにより得られることを特徴とする定着ロール用シリコーンゴム発泡体。
[2] (a)アルケニル基含有オルガノポリシロキサン、
(b)1分子中に珪素原子に結合した水素原子を2個以上有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン、
(c)白金系触媒、及び
(d)無機充填剤
を含むシリコーンゴム組成物に超臨界流体を混合し、超臨界流体の気化による発泡作用により、シリコーンゴム組成物を発泡させて硬化させることを特徴とする定着ロール用シリコーンゴム発泡体の製造方法。
[3] 芯金基材上に[1]記載のシリコーンゴム発泡体が被覆形成され、該シリコーンゴム発泡体上に、更にフッ素高分子からなる表面層が積層されてなることを特徴とする定着ロール。
R1 aSiO(4-a)/2 (1)
(式中、R1は置換又は非置換の好ましくは炭素原子数1〜10の、珪素原子に結合した1価炭化水素基を表し、aは1.9〜2.4、好ましくは1.95〜2.05の範囲の正数である。)
で表され、常温(25℃)で100〜1,000,000mPa・s、好ましくは500〜100,000mPa・sの粘度を有するものである。
R2 bHcSiO(4-b-c)/2 (2)
(式中、R2は脂肪族不飽和結合を含む基を除く、非置換又は置換の好ましくは炭素数1〜10の、珪素原子に結合した1価炭化水素基である。bは0.7〜2.1、cは0.001〜1.0で、かつb+cが0.8〜3.0を満足する正数であり、bは1.0〜2.0、cは0.01〜1.0で、かつb+cが1.5〜2.5を満足する正数であることが好ましい。)
両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖された25℃の粘度が30Pa・s(平均重合度 約750)であるジメチルポリシロキサン90質量部、比表面積が300m2/gであるヒュームドシリカ(日本アエロジル(株)製、アエロジル300)40質量部、ヘキサメチルジシラザン8質量部、水2質量部を室温(25℃)で30分混合後、150℃に昇温し、3時間撹拌を続けて冷却し、シリコーンゴムベースを得た。
調製したA液とB液の2液タイプのシリコーンゴム組成物を射出成形機の材料供給ポンプにセットし、A液とB液の材料を等量供給し、超臨界流体供給装置から材料供給ラインへ、超臨界流体として40℃に加温した二酸化炭素を圧力8MPaで圧入した。超臨界状態の二酸化炭素はA液とB液の材料合計量100質量部に対し、30質量部を供給した。
超臨界状態の二酸化炭素の供給量をA液とB液の材料合計量100質量部に対し、40質量部とした以外は、実施例1と同様にしてシリコーンゴム発泡体を得、密度と熱伝導性を計測した。その結果を表1にまとめた。
超臨界流体供給装置から超臨界流体として温度23℃の窒素を圧力5MPaで圧入し、超臨界状態の窒素の供給量をA液とB液の材料合計量100質量部に対し30質量部供給した以外は、実施例1と同様にしてシリコーンゴム発泡体を得、密度と熱伝導性を計測した。その結果を表1にまとめた。
超臨界状態の窒素の供給量をA液とB液の材料合計量100質量部に対し、40質量部とした以外は、実施例3と同様にしてシリコーンゴム発泡体を得、密度と熱伝導性を計測した。その結果を表1にまとめた。
超臨界流体を供給せず、A液とB液の材料のみ用いた以外は、実施例1と同様にしてシリコーンゴムを得、密度と熱伝導性を計測した。その結果を表1にまとめた。
熱伝導率:熱伝導計により測定した。
調製したA液とB液の2液タイプのシリコーンゴム組成物を射出成形機の材料供給ポンプにセットし、A液とB液の材料を等量供給し、超臨界流体供給装置から材料供給ラインへ、超臨界流体として40℃に加温した二酸化炭素を圧力8MPaで圧入した。超臨界状態の二酸化炭素はA液とB液の材料合計量100質量部に対し、40質量部を供給した。
超臨界流体を供給せず、A液とB液の材料のみ用いた以外は、実施例5と同様にして芯金基材上にシリコーンゴム、PFA樹脂からなる表面層が積層された外径22mm、長さ250mmの定着ロールを得た。
Claims (3)
- (a)アルケニル基含有オルガノポリシロキサン、
(b)1分子中に珪素原子に結合した水素原子を2個以上有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン、
(c)白金系触媒、及び
(d)無機充填剤
を含むシリコーンゴム組成物に超臨界流体を混合し、超臨界流体の気化による発泡作用により、シリコーンゴム組成物を発泡させて硬化させることにより得られることを特徴とする定着ロール用シリコーンゴム発泡体。 - (a)アルケニル基含有オルガノポリシロキサン、
(b)1分子中に珪素原子に結合した水素原子を2個以上有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン、
(c)白金系触媒、及び
(d)無機充填剤
を含むシリコーンゴム組成物に超臨界流体を混合し、超臨界流体の気化による発泡作用により、シリコーンゴム組成物を発泡させて硬化させることを特徴とする定着ロール用シリコーンゴム発泡体の製造方法。 - 芯金基材上に請求項1記載のシリコーンゴム発泡体が被覆形成され、該シリコーンゴム発泡体上に、更にフッ素高分子からなる表面層が積層されてなることを特徴とする定着ロール。
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JP2008071667A JP2009227723A (ja) | 2008-03-19 | 2008-03-19 | 定着ロール用シリコーンゴム発泡体、その製造方法及び定着ロール |
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2008
- 2008-03-19 JP JP2008071667A patent/JP2009227723A/ja active Pending
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