JP2009227440A - 原稿搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】原稿搬送路を搬送される原稿が詰まって原稿搬送路内に取り残されたときに、簡易な操作を行うことで、その原稿搬送路内で詰まった原稿を損傷させることなく容易に取り除くことができる原稿搬送装置を提供する。
【解決手段】原稿を収容する収容トレイと、収容トレイから原稿を送り出す送出部と、原稿の読み取りを行う読取部と、読取部を通過した後の原稿を排出する排出部と、送出部から読取部を経由して排出部に至るまでの区間に、原稿を搬送する駆動ロール及びそのロールに加圧下で接触して従動回転する1以上の従動ロールとで構成される複数のロール対を配置して設けられる原稿搬送路とを備え、収容トレイをその一箇所を支点として揺動させ得るように取り付けるとともに、収容トレイを一方向に揺動させる動作により複数のロール対におけるロール間の接触部をその接触圧が低減した状態又は離間した状態に保って開放する接触部開放機構を設けている。
【選択図】図5

Description

この発明は、原稿搬送装置に関するものである。
複写機、スキャナ、ファクシミリ等の原稿(画像)読取部を有する機器においては、読み取り情報が記録された文書等の原稿を所定の収容部に収容したうえで、原稿の読み取り部にむけて1枚ずつ送り出して搬送するとともに、その読み取り後の原稿を所定の排出部にむけて搬送する原稿搬送装置が使用されることがある。
このような原稿搬送装置としては、例えば、給紙トレイ部に載置された原稿を分離して略Uターン形状の原稿搬送路における第一の搬送方向に搬送するための第一回転駆動部材及びそれに当接する第一当接部材からなる分離・搬送手段と、その分離・搬送手段で搬送される原稿を前記原稿搬送路における第二原稿の搬送方向に反転して搬送するための第二回転駆動部材及びそれに当接する第二当接部材からなる反転搬送手段と、原稿搬送路の少なくとも一部を開放可能にするカバー部材とを備え、そのカバー部材を閉じたときには、そのカバー部材に配置された第一及び第二の当接部材が第一及び第二の回転駆動部材に弾力的に押圧され、そのカバー部材を開けたときには、第二の当接部材の少なくとも一部が第二の回転駆動部材から離間するように構成されているものが知られている(特許文献1)。
この他、自動原稿送り機構を備えた画像読取装置であるが、その自動原稿送り機構から排出された原稿を積み上げて保持するスタッカに原稿が蓄積されているときに、原稿トレイを上方向に持ち上げ保持するトレイ自動制御機構を備えたものが知られている(特許文献2)。
特開2005−247575号公報 特開2001−233461号公報
この発明は、原稿搬送路を搬送される原稿が詰まって原稿搬送路内に取り残されたときに、簡易な操作を行うことで、その原稿搬送路内で詰まった原稿を損傷させることなく容易に取り除くことができる原稿搬送装置を提供することを目的とするものである。
この発明(A1)の原稿搬送装置は、
原稿を収容する収容トレイと、収容トレイから原稿を送り出す送出部と、原稿の読み取りを行う読取部と、前記読取部を通過した後の原稿を排出する排出部と、前記送出部から前記読取部を経由して前記排出部に至るまでの区間に、原稿を搬送する駆動ロール及びそのロールに加圧下で接触して従動回転する1以上の従動ロールとで構成される複数のロール対を配置して設けられる原稿搬送路とを備え、
前記収容トレイをその一箇所を支点として揺動させ得るように取り付けるとともに、
前記収容トレイを一方向に揺動させる動作により前記複数のロール対におけるロール間の接触部をその接触圧が低減した状態又は離間した状態に保って開放する接触部開放機構を設けているものである。
この発明(A2)の原稿搬送装置は、上記発明A1の原稿搬送装置において、
前記送出部に、回転するロールと固定された接触部材とが接触して原稿を送り出す送出装置を配置し、かつ、前記接触部開放機構が、前記収容トレイを一方向に揺動させる動作により前記送出装置のロールと接触部材との接触部を併せて開放するものである。
この発明(A3)の原稿搬送装置は、上記発明A1の原稿搬送装置において、
前記複数のロール対が、前記読取部の直前の位置に配置されるロール対と排出ロール対を少なくとも含むものである。
この発明(A4)の原稿搬送装置は、上記発明A1の原稿搬送装置において、
前記送出部、読取部及び原稿搬送路を覆うとともに一箇所を支点として揺動して開閉するカバーを有し、かつ、前記接触部開放機構が、前記カバーを開ける方向に揺動させる動作により前記接触部を開放する機構を有しているものである。
この発明(A5)の原稿搬送装置は、上記発明A4の原稿搬送装置において、
前記接触部開放機構が、前記収容トレイ又はカバーの一方を揺動させたときに、その他方は揺動しない状態に保たれる機構を有しているものである。
この発明(A6)の原稿搬送装置は、上記発明A1又はA4の原稿搬送装置において、
前記接触部開放機構が、前記収容トレイ又はカバーの揺動運動を前記接触部の開放運動に変換して伝達するリンク機構で構成されているものである。
上記発明A1の原稿搬送装置によれば、収容トレイを一方向に揺動させることにより、原稿搬送路に配置されるロール対が開放された状態になり、原稿搬送路内で詰まった原稿を損傷させることなく容易に取り除くことができる。
上記発明A2の原稿搬送装置では、収容トレイを一方向に揺動させることにより、排出部の送出装置におけるロールと接触部材との接触部も開放された状態になり、原稿搬送路内で詰まった原稿をさらに損傷させることなく容易に取り除くことができる。
上記発明A3の原稿搬送装置では、収容トレイを一方向に揺動させることにより、原稿搬送路における読取部直前に配置のロール対と排出ロール対が開放された状態になり、原稿搬送路内で詰まった原稿をさらに破損させることなく容易に取り除くことができる。
上記発明A4の原稿搬送装置では、収容トレイを一方向に揺動させることなくカバーを開ける方向に揺動させることによっても、原稿搬送路に配置されるロール対等の接触部が開放された状態になり、原稿搬送路内で詰まった原稿を破損させることなく容易に取り除くことができる。
上記発明A5の原稿搬送装置では、収容トレイ又はカバーの一方を揺動させた際にその他方は揺動しないため、不要な動作を伴うことがなく、原稿搬送路内で詰まった原稿の取り除き作業を容易に行うことができる。
上記発明A5の原稿搬送装置では、収容トレイ又はカバーを揺動させることにより、原稿搬送路内で詰まった原稿を破損させることなく容易に取り除くことができる状態を簡易に得ることができる。
図1及び図2は、この発明の第1の実施形態に係る原稿搬送装置を示すものである。図1はその装置の基本構成を示し、図2はその装置の接触部開放機構を含めた状態を示している。
この原稿搬送装置1は、図1等に示すように、板状に形成されている支持台10上に、用紙などに読み取り対象の情報が記録されているシート状の原稿9を収容する収容トレイ2と、収容トレイ2から原稿9を送り出す送出部3と、送出部3から送り出された原稿9の情報の読み取りを行う読取部4と、読取部4を通過した後の原稿9を排出する排出部5と、送出部3から読取部4を経由して排出部5に至るまでの区間に原稿9を搬送する原稿搬送路6とが設けられている。図1等において符合17は、排出部5から排出される原稿9を積み重ねる状態で収容する排出収容部である。この排出収容部17は、支持台10の上部の一部を利用して形成した収容面で構成されている。また、図1等において符合100は、原稿搬送装置1と組み合わせて使用される原稿読取装置(の本体)を示す。
収容トレイ2は、1枚又は複数枚の原稿9を載せて保持する保持面21が形成された板状のトレイ本体22で構成されている。
この収容トレイ2は、図1〜図3に示すように、そのトレイ本体22の一端部22aが支持台10のほぼ中央付近に配置される支持フレーム11に支持軸23を介して揺動自在に取り付けられており、そのトレイ本体の他端部22bを矢印A1,A2方向に揺動して移動させることが可能になっている。また、この収容トレイ2は、その一端部22aが排出収容部17から上方に離れた位置に配置され、その他端部22bが排出収容部17の上方に隙間をあけて存在するとともに少し傾斜した状態で保持されている。さらに、この収容トレイ2は、そのトレイ本体の一端部22a側に送出部3に達して接続される状態に固定して設置されるトレイ延長部24を備えている。
送出部3は、収容トレイ2のトレイ本体21の一端部21aと対峙して接続される位置に形成される部分であり、収容トレイ2上の原稿9を1枚ずつ送り出す送出装置31を配置して構成されている。
送出装置31は、繰出しロール32、搬送ロール33及びパッド部材34にて主に構成されている。繰出しロール32は、収容トレイ2上の原稿9の上面に接離可能に接触して矢印で示す方向に回転することで原稿2を収容トレイ2から繰り出すものである。搬送ロール33は、繰出しロール32で繰り出される原稿2を矢印で示す方向に回転して搬送するものである。パッド部材34は、搬送ロール33に所定の圧力下で接触して接触部NP1を形成し、その接触部NP1の手前において繰出しロール32で繰り出される原稿2のうち重なった状態で送られた分(重送された分)の原稿(下方に存在する原稿)を停止させて分離する重送防止用のパッドである。繰出しロール32は、例えば、搬送ロール33の回転軸と同心の軸を支点として点線の矢印で示す方向に揺動する揺動フレーム35の先端部側に取り付けられている。繰出しロール32及び搬送ロール33は、不図示の回転駆動手段からの動力を受けて回転駆動する。
読取部4は、支持台10の排出収容部17とは反対側となる上部の位置に形成される部分である。読取部4は、原稿9の少なくとも片面に記録された読み取り情報(文字、画像など)を読み取る読取手段を実際に配置して構成されるか、又は、この原稿搬送装置2と組み合わせて使用する原稿(画像)読取装置100側に設置されている読取手段による読み取り動作を実行するために原稿を通過させる読取通過手段を配置して構成される。
図1等に示す符合41は、上記読取手段又は読取通過手段である。読取手段としては、例えば、原稿9を照明する照明手段と、原稿9からの反射光を光電変換して読み取るラインCCD(Charge Coupled Device)センサ等の撮像素子とを主に配置したものが適用される。また、読取通過手段としては、例えば、搬送される原稿9を安定して搬送する搬送空間を確保して形成する部材を配置したものが適用される。その部材は、例えば、原稿読取装置の本体上部にあるプラテンガラスの上方位置に配置され、原稿をそのプラテンガラスに対して一定の距離を保って原稿の上面側から押えることで原稿の走行を安定させる部材である。
排出部5は、支持台10の排出収容部17の一端部側と対峙する位置に形成される部分であり、排出口51となる部位付近に排出ロール対52を配置して構成されている。
排出ロール対52は、2つのロール53,54が加圧下で接触して矢印で示す方向に回転する装置である。排出ロール対52は、その一方のロールが不図示の駆動手段からの動力を受けて回転駆動する駆動ロールとして、その他方のロールが不図示の加圧手段で押されて一方のロールに接触して接触部NP2を形成しながら従動回転する従動ロールとして構成される。この実施形態では、ロール53が駆動ロール、ロール54が従動ロールになっている。
原稿搬送路6は、送出部3と読取部4の間を接続する第一搬送路61と、読取部4と排出部5の間を接続する第二搬送路62で主に構成されている。
第一搬送路61は、送出部3と読取部4の間でほぼ湾曲(面)形状の通路として形成されており、その通路の空間を形成する(ほぼ上下)一対の通路形成部材63a,63bと、その通路途上で読取部4から所定の距離だけ手前側となる位置に設置されるレジロール対65とで構成されている。レジロール対65は、2つのロール66,67が加圧下で接触して矢印で示す方向に回転する装置であり、排出ロール対52の場合とほぼ同様に、駆動ロールと従動ロールとで構成されている。この実施形態では、ロール66が駆動ロール、ロール67が従動ロールになっており、従動ロール67が駆動ロール66に所定の圧力で接触して接触部NP3を形成している。レジロール対65は、回転を停止させた状態で送出部3から第一搬送路61を通して搬送される原稿9をその送り先端部を接触部NP3で停止させた後、読取部4における読み取りタイミングに合わせて再回転させることにより原稿9を読取部4に送り出す搬送時期を調整する機能を有している。このレジロール対65に代えて、原稿を搬送する機能のみを有し、上記搬送時期を調整する機能を有していないロール対を配置しても構わない。
第二搬送路62は、読取部4と排出部5の間でほぼ直線(平面)形状の通路として形成されており、その通路の空間を形成する(上下)一対の通路形成部材64a,64bで主に構成されている。図1等において符合69は、搬送される原稿が搬送路(通路形成部材)に触れることにより発生する摩擦力を低減するための搬送補助用のコロを示す。
原稿搬送装置1では、図1等に示すように、送出部3、読取部3、排出部5及び原稿搬送路6が、支持台10に取り付けられる外装カバーで覆われている。送出部3の収容トレイ2との接続部と排出部5の排出口51の部分は、外装カバーが配置されず、開口されている。外装カバーの上面部分のカバー12は、支持台10の排出収容部17のある側とは反対側の端部において支持軸13を支点として矢印B1,B2で示す方向に揺動して開閉されるように取り付けられた開閉カバーになっている。この開閉カバー12は、原稿搬送路6の第一搬送路61を形成する通路形成部材の一部(上方側に配置される部材)が一体に取り付けられたものにもなっている。このため、開閉カバー12を開けた際には、送出部3とともに第一搬送路61が外部に露出して視認できる状態になる(図7参照)。
このように構成される原稿搬送装置1は、以下のように作動して原稿の搬送を行う。なお、原稿搬送装置1が原稿読取装置と組み合わせて使用される構成になっている場合には、原稿搬送装置1はその読取装置の動作と同期して作動することになる。
収容トレイ2に読み取り対象の複数枚の原稿9を積み重ねた状態で載せた後に、動作開始指示(制御信号)を受けると、送出部3の送出装置31によって収容トレイ2上の最上位にある原稿9から1枚ずつ原稿搬送路6の第一搬送路61に送り出される。
この際、送出装置31では、繰出しロール32で収容トレイ2上の原稿9が複数枚重なり合った状態で搬送ロール33とパッド部材34の間の接触部NP1にむけて送られる。続いて、搬送ロール33とパッド部材34の間において、下方に位置する原稿がパッド部材34により接触部NP1の手前で停止させられて最上位の原稿と分離された状態になるので、最上位の原稿のみが搬送ロール33の搬送力を受けて接触部NP1を通過するように送り出される。
原稿搬送路6の第一搬送路61に送り出された原稿9は、レジロール対65で一旦停止させられた後、読取タイミングに合わせて読取部4に送られる。読取部4では、原稿9に記録されている情報の読み取りが行われる。また、原稿9は、読取部4を通過するように搬送される。この読取部4を通過するときの原稿9は、レジロール対65と排出ロール対52の少なくとも一方の接触部NP2,NP3に挟まれて保持された状態となることで搬送力を受けて搬送される。
読み取りが終了した原稿9は、レジロール対65の搬送力を受けて読取部4から原稿搬送路6の第二搬送路62を通して排出部5にむけて搬送される。排出部5に到達した原稿9は、排出ロール対52の搬送力により排出口51から排出され、最後に排出収容部17に収容される。
また、この原稿搬送装置1では、原稿搬送路6を搬送中の原稿9がその搬送路内で詰まって取り残されることがある。この場合、その詰まった原稿9は、取り除く必要があるが、特に原稿搬送路6内に配置されたロール対52、65の接触部NP2,3に挟まれた状態やロール33とパッド部材34の接触部NP1に挟まった状態にあるときは、その各接触部における摩擦抵抗を受けるために引き抜きにくくなり、無理やりに引き抜こうとすると原稿9にしわや筋がついたり、その一部が破れる等の損傷を与えてしまうことがある。
そこで、この原稿搬送装置1においては、その詰まった原稿9の取り除き作業を行うために以下の接触部開放機構7を設けている。
接触部開放機構7は、収容トレイ2を上方に持ち上げる方向(矢印A1の方向)に揺動させる動作を駆動源として、原稿搬送路6に配置されるロール対52,65のロール間の接触部NP1,2及びロール33とパッド34との間の接触部NP1をそれぞれ開放する機構である。ここで、各接触部NPの開放とは、その接触部を構成するロールどうし又はロールとパッド部材どうしを離間させた状態に保持することとする。
この実施形態における接触部開放機構7は、図2に示すように、収容トレイ2の揺動運動を各接触部NP1〜3の開放運動に変換して伝達するリンク機構にて構成されている。その接触部開放機構7を構成するリンク機構は、収容トレイ2に設ける揺動アーム71と、排出ロール対52のロール54、レジロール対65のロール67及びパッド部材34をそれぞれ取り付けて揺動可能に支持する揺動支持材72,73,74と、揺動アーム71と揺動支持材72,73,74とを接続して連結する連結アーム76とを備えている。
揺動アーム71は、収容トレイ2の支持軸23から支持台10と接近する側に直線的に延びる棒状のものであり、その支持軸23を支点としてトレイ本体21と一体に揺動するようになっている。揺動アーム71は、収容トレイ2の一部として一体的に形成したものでも、あるいは、収容トレイ2とは支持軸23に同軸上又は別の支持軸に取り付けられているだけで別体であって単に収容トレイ2と一体に揺動するように形成したものでもよい。3つの揺動支持材72,73,74は、各固定支持軸75a,75b,75cを支点として揺動するように設けられるとともに、その各一端部72a,73a,74aに排出ロール対52のロール54、レジロール対65のロール67及びパッド部材34をそれぞれ取り付けて支持している。
連結アーム76は、揺動アーム71の移動側端部71aと各揺動支持材72,73,74の支持台10に接近する側に延びる他端部72b,73b,74bとにそれぞれ回転自在に取り付けられている(取り付けは、例えば軸とそれを通す軸孔との組み合わせで行われている)。
また、揺動アーム71と連結アーム76は、揺動アーム71の揺動運動を連結アーム76がほぼ水平の方向(矢印C1,C2で示す方向)に往復動する直線運動に変換して伝えるため揺動アーム71に形成した長い長軸孔71cを介して連結アーム76(の軸)と接続されている。揺動支持材72,73,74と連結アーム76の間についても、必要に応じて長軸孔を介して接続すればよい。
揺動支持材72,73,74は、L字形状のものと直線形状のものを使用している。しかし、揺動支持材72,73,74の形状については、連結アーム76の矢印C1で示す方向への移動を受けて各支持軸75a,75b,75cを中心にして回転したときに、排出ロール対52のロール54、レジロール対65のロール67及びパッド部材34を接触相手のロール66、53、33からそれぞれ離間する方向に移動(変位)させる動作を起こすことができるものであればよく、特に制限されるものではない。
また、揺動支持材72,73,74は、平常時(原稿搬送時:非原稿取り除き作業時)は、排出ロール対52のロール54、レジロール対65のロール67及びパッド部材34が接触相手のロール66、53、33にそれぞれ接触する方向に揺動されるよう、不図示の押圧用バネ等の加圧手段により弾性的に押圧され続けた状態に保たれている。この実施形態における上記接触する方向は、各固定支持軸75a,75b,75cを中心としたときの反時計回りの方向となる。また、加圧手段は、各ロール54,66やパッド34に装備されている加圧手段が兼用されるが、揺動支持材72,73,74の一部を直接押す専用の加圧手段を採用してもよい。
接触部開放機構7における揺動アーム71、揺動支持材72,73,74及び連結アーム76は、収容トレイ2の少なくとも一方の側面部22c(図4参照)側に存在するように設置される。また、固定支持軸75a,75b,75cについては、支持台10に固定される支持フレーム11(図3、図4参照)などに設けられる。
この他、収容トレイ2は、図3や図4に示すように、その上方向(矢印A1の方向)に揺動したときに、所定の位置で停止した状態で固定されて保持される保持機構を備えている。この実施形態では、支持台10に固定される支持フレーム11(外装カバーの一部であってよい)の一部(例えば突出部11a)において、原稿の排出収容時におけるトレイ本体22の一部と対向し得る位置に位置固定用の貫通孔15を設け、その一方で、トレイ本体22の支点側端部22aに原稿排出収容時の固定位置を規定する第一突起部24と原稿取り除き時の固定位置を規定する第二突起部25を設けている。
第一突起部24と第二突起部25は、先端が半球形状の突起であり、貫通孔15に嵌め入れられて引っ掛かるようになっている。また、第二突起部25は、トレイ本体22の下面から突出させた形状の突出片部26の所定位置に形成されている。第一突起部24と第二突起部25は、収容トレイ2を揺動させたときに突起部の移動により支持フレーム11の突出部11aが少し弾性変形させられることを利用して貫通孔15から抜け出られるようになっているが、トレイ本体22に出没移動し得る状態に取り付けておいてもよい。収容トレイ2は、平常時には、その第一突起部24が位置固定用の貫通孔15に嵌め入れられて原稿の排出収容時の固定位置に保持され、これにより前述したように全体が少し傾斜した状態に保たれる。
そして、このような接触部開放機構7は、以下のように作動する。
原稿搬送路6内に詰まった原稿9を取り除く作業が到来したときに、原稿搬送装置1の使用者が収容トレイ2を持ち上げた状態にする。つまり、図2に点線で示すように、収容トレイ2が、支持軸23を支点として矢印A1の方向に揺動し、その原稿排出収容時の固定位置から原稿取り除き時の固定位置に移動させられる(図3の上部に示す状態からその下部に示す状態に移る)。
この際、揺動アーム71が、図2に点線で示すように収容トレイ2の矢印A1方向への揺動に伴って、支持軸23を支点として同じ方向(矢印A1の方向:この例では反時計回りの方向)に揺動する。これにより、その揺動アーム71に連結されている連結アーム76が矢印C1で示すほぼ水平の方向に移動し、さらに、その連結アーム76に連結されている3つの揺動支持材72,73,74が各加圧手段の押す力に抗して固定支持軸75a,75b,75cを中心に矢印で示す方向(各ロール52,66やパッド部材34から離間する方向:この例では反時計回りの方向)に揺動する。
この結果、図5に示すように、排出ロール対52のロール54、レジロール対65のロール67及びパッド部材34が、その接触相手のロール66、53、33からそれぞれ離間した状態となり、その各接触部NP(2,3,1)はすべて開放された状態になる。この各接触部NPが開放された状態は、収容トレイ2が前記保持機構により保持されることで保持され続ける。(第二突起部25が貫通孔15に嵌め入れられて引っ掛けられて保持されること。図3の下部参照)
従って、原稿搬送路6に詰まったときの原稿9は、その搬送路6内における排出ロール対52の接触部NP2、レジロール対65の接触部NP3及び送出装置31のロール33とパッド部材34の接触部NP1のいずれか1つ又は複数のものに挟まった状態であったとしても、接触部開放機構7によってその接触部NP1〜3のすべてが開放された状態にされるので、その詰まった原稿9の搬送路外部に露出している一端部を手で引っ張れば、その接触部NPの挟みこみによる摩擦抵抗を受けることなく原稿搬送路6内から容易に引き出される。なお、詰まった原稿9が、送出装置31の繰出しロール32とトレイ延長部24との間に挟まった状態にあったとしても、その繰出しロール32が揺動フレーム35に取り付けられているため上方(図5中の点線の矢印で示す方向)に揺動して変位する取り付け状態になっているので、その部分の挟まり状態は原稿の取り除きの際に大きな摩擦抵抗(支障)になることはない。
このようなことから、その詰まった原稿9は、不要な折れ曲がりや筋がついたり、破れたりする等の損傷を受けることなく容易に取り除かれる。
ちなみに、原稿9が小さいサイズ(例えば、その搬送方向の長さが原稿搬送路6の全長よりも短いもの)のものである場合に、その原稿9が詰まったときに送出部3側と排出部5(排出口51)の双方から突出しておらず搬送路外部に露出した状態になっていないこともある。この場合は、例えば、開閉カバー12を開けることで第一搬送路61を露出開放した状態にすれば(図7参照)、その原稿9の一部が第一搬送路61内に存在して露出していることもあるので、その露出部を手で掴んで引っ張れば容易に第二搬送路62内から引き出される。このときにも、レジロール対65の接触部NP3が開放された状態にあるので、その原稿は損傷することなく容易に取り除かれる。この他、この接触部開放機構7では、詰まった原稿の除去作業時に収容トレイ2を持ち上げた状態にするため、排出部5における排出口51が外部に露出した状態となり、その排出口51から突出している原稿の一端部が確認しやすくなるとともにその一端部を手でつまんで引き出す作業が行いやすくなる。
詰まった原稿9の取り除き作業が終了した後は、収容トレイ2を押し下げて原稿排出収容時の固定位置に戻した状態にする。
このときは、収容トレイ2が支持軸23を支点として矢印A2の方向に揺動することで、揺動アーム71も支持軸23を支点として同じ方向(矢印A2の方向:この例では時計回りの方向)に揺動する。そして、この揺動アーム71の揺動により、連結アーム76が矢印C2で示すほぼ水平の方向に移動し、さらに、3つの揺動支持材72,73,74が各加圧手段の押す力も受けつつ支持軸75a,75b,75cを支点として各ロール52,66やパッド34に接触する方向(この例では時計回りの方向)に揺動する。この結果、図2に示すように、排出ロール対52のロール54、レジロール対65のロール67及びパッド部材34が、その接触相手のロール66、53、33に所定の圧力下でそれぞれ接触し、各接触部NP1〜3を形成した状態に戻される。
[第2の実施形態]
図6は、この発明の第2の実施形態に係る原稿搬送装置を示すものである。
この原稿搬送装置1Bは、第1の実施形態に係る原稿搬送装置1における接触部開放機構7に、開閉カバー12を開ける方向B1に揺動させる動作により接触部NP1〜3を開放する機構8を付加したものである。第1の実施形態における構成部分と共通する部分については、図中に同じ符合を付し、その説明を必要な場合以外は省略する(これ以降の実施形態においても同様とする)。
この開閉カバー12により動作する機構8は、開閉カバー12の開閉動作に連動して固定支持軸82を支点として揺動する異形揺動アーム81を設け、その異形揺動アーム81の移動側端部となる一端部81bを前記接触部開放機構7における連結アーム76の一端部(延長部)に接続したものである。また、この実施形態では、付加機構8の増設に伴い、接触部開放機構7における揺動アーム71を第二揺動アーム85に変更している。
異形揺動アーム81は、開閉カバー12の支持軸13と連結アーム76の延長した端部67bとに接近した位置に配置される固定支持軸82を支点として揺動するものであり、その一端部81aを開閉カバー12の支点側端部と(長軸孔を介して)回転自在に取り付けているとともに、その他端部81bを連結アーム76の延長した一端部76bに回転自在に(長軸孔を介して)取り付けている。
異形揺動アーム81の開閉カバー12との取り付けは、収容トレイ2を上方に持ち上げたときに接触部開放機構7の連結アーム76が矢印C1の方向に移動することによって異形揺動アーム81も矢印D1で示す方向に揺動するので、その揺動する異形揺動アーム81を通して開閉カバー12が開く方向の作用を受けないようにするため長い長軸孔81cを介して開閉カバー12の軸14と接続されている。長軸孔81cは、収容トレイ2の上方への揺動時に移動する連結アーム76によって異形揺動アーム81が揺動させられても開閉カバー12の軸14が軸孔内を移動するだけで開閉カバー12に不要な力が伝わらない長さや形状になるよう形成されている。この実施形態では、長軸孔81cは、固定支持軸82を中心にして異形揺動アーム81が連結アーム76の移動で揺動する方向D1と反対の方向(この例では時計回りの方向)に沿って伸びる孔として形成されている。
第二揺動アーム85は、収容トレイ2の支持軸23よりも移動側端部22b側に少しずれた位置に配置される固定支持軸86を支点として揺動するものであり、その支持台10に接近する側に延びる端部85aを(長軸孔85cを介して)連結アーム76に回転自在に取り付けているとともに、その他端部85bを収容トレイ2の支持軸23とは反対側の位置に設けた軸87に回転自在に取り付けている。
第二揺動アーム85の収容トレイ2との取り付けは、開閉カバー12を開ける方向(矢印B1の方向)に揺動させたときに前記付加機構8が作動して連結アーム76が矢印C1の方向に移動することによって第二揺動アーム85もほぼ矢印A1の方向に揺動するので、その揺動する第二揺動アーム85を通して収容トレイ2が持ち上げられる方向の作用を受けないようにするため長い長軸孔85dを介して収容トレイ2の軸87と接続されている。長軸孔85dは、開閉カバー12の開ける方向への揺動時に移動する連結アーム76によって揺動板85が揺動させられても収容トレイ2の軸87が軸孔内を移動するだけで収容トレイ2に不要な力が伝わらないような長さや形状で形成されている。この実施形態では、長軸孔85dは、固定支持軸86を中心にして第二揺動アーム85が連結アーム76の移動で揺動する矢印A1の方向と反対の方向(この例では矢印A2の方向で、時計回りの方向)に沿って伸びる孔として形成されている。
そして、このような機構8が付加された接触部開放機構7は、以下のように作動する。
はじめに、開閉カバー12を開けたときの動作について説明する。開閉カバー12を開けた状態にすると、図6に点線で示すように、開閉カバー12が支持軸13を指定として矢印B1の方向に揺動し、不図示の位置保持機構により所定の開時の固定位置でそれ以上の揺動が抑止される。
この際、図6に点線で示すように、異形揺動アーム81が、開閉カバー12の矢印B1で示す方向に揺動することに伴って、固定支持軸82を支点としてほぼ同じ方向(矢印D1の方向:この例では反時計回りの方向)に揺動する。これにより、これ以降は、接触部開放機構7の収容トレイ12の揺動時における動作と同様に、その揺動板81に連結されている連結アーム76が矢印C1で示すほぼ水平の方向に移動し、さらに、その連結アーム76に連結されている3つの揺動支持材72,73,74が各加圧手段の押す力に抗して支持軸75a,75b,75cを中心に矢印で示す方向に揺動する。
この結果、図7に示すように、開閉カバー12の矢印B1で示す方向への揺動によっても、排出ロール対52のロール54、レジロール対65のロール67及びパッド部材34が、その接触相手のロール66、53、33からそれぞれ離間した状態となり、その各接触部NP(2,3,1)がすべて開放された状態になる。これにより、原稿搬送路6内で詰まった原稿9は、各接触部NP1〜3のいずれにおいても挟まれていない状態になるので、不要な折れ曲がりや筋がついたり、破れたりする等の損傷を受けることなく容易に取り除かれる。
また、この場合は、開閉カバー12を開けることで、図7に示すように、そのカバーの内面側に一体に取り付けられた第一搬送路61の通路形成部材63aがカバー12と共に持ち上げられるので、その第一搬送路61が外部に露出した状態になる。これにより、例えば、詰まった原稿9の送り方向先端部が第二搬送路62内にあってその後端部が第一搬送路61内に存在しているときには、その原稿の後端部を容易に視認できるとともに、手でつまんで取り除く作業が行いやすくなる。
一方、この機構8が付加された接触部開放機構7においては、収容トレイ2を上方(矢印A1の方向)に揺動させると、第1の実施形態で説明したように接触部開放機構7が作動して排出ロール対52、レジロール対65及び送出装置31の各接触部NP(2,3,1)をすべて開放した状態にすることができる。
このため、原稿搬送装置1Bにおいては、例えば、詰まった原稿9の一端部が送出部3の入口側か又は排出部5の排出口51側から突出している状況の場合には、その原稿の除去作業を行うに際しては収容トレイ2を上方に揺動させるようにする。これにより、特に、排出部5の排出口51を露出させた状態にすることが可能となり、前述したようにその排出口51から突出する原稿の一端部の確認とその除去作業がしやすくなる。
これに対し、例えば、詰まった原稿の一端部が送出部3の入口側及び排出部5の排出口51側の双方から突出していない場合には、その除去作業を行うに際しては、収容トレイ2を上方に揺動させるのでなく開閉カバー12を開ける方向に揺動させることができる。これにより、付加機構8を介して接触部開口機構7を収容トレイ2の揺動で作動させたときと同様に作動させることができ、それに加えて前述したように原稿搬送路の第一搬送路61内に詰まって存在する原稿の確認とその取り除き作業を効率よく行うことができる。
このように原稿搬送装置1Bでは、収容トレイ2の上方向への揺動と開閉カバー12の開ける方向への揺動のどちらでも最終的に接触部開放機構7を作動させることができる。また、収容トレイ2を上方向に揺動させた場合においても、連結アーム76が移動して異形揺動アーム81も矢印D1の方向に揺動するが、前記したよう異形揺動アーム81に長軸孔81cが形成されているので異形揺動アーム81が揺動するだけで開閉カバー12が開く方向B1に同時に揺動されてしまうことがない。反対に、開閉カバー12を開ける方向B1に揺動させた場合でも、連結アーム76が移動して第2揺動アーム85も矢印A1の方向に揺動するが、前記したよう第2揺動アーム85に長軸孔85dが形成されているので第2揺動アーム85が揺動するだけで収容トレイ2が上方向A1に同時に揺動されてしまうことがない。
詰まった原稿9の取り除き作業が終了した後は、開閉カバー12を閉じて原稿搬送路等を隠蔽した状態にする。このときは、開閉カバー12が支持軸13を支点として矢印B2の方向に揺動することで、異形揺動アーム81も固定支持軸82を支点として矢印d2の方向(この例では時計回りの方向)に揺動し、連結アーム76が矢印C2で示すほぼ水平の方向に移動する。これ以後は、原稿の取り除き作業が終了した後に収容トレイ2を元の状態に戻した場合と同様に、各接触部NP1〜3を形成した状態に戻される。
[他の実施形態]
第1及び第2の実施形態に係る原稿搬送装置1,1Bにおいては、接触部開放機構7による接触部NPの開放状態として、接触部NPを構成するロール間又はロールとパッド部材間における接触圧を原稿搬送時よりも低い接触圧の状態に保持することにしてもよい。
この場合は、例えば、接触部開放機構7の作動により揺動する揺動支持材72,73,74の揺動量を最終的に調整することで、その各揺動支持材72,73,74の揺動により変位させるロール54,67とパッド部材43の変位量を小さくして、その接触相手のロール53、67、33と離間することはないが各接触部NPの接触圧が低下する状態に保持するように構成すればよい。
また、第1及び第2の実施形態においては、接触部開放機構7により開放する対象の接触部NPを、ロール対52,65の接触部NP2,3に限定してもかまわない。この場合は、例えばパッド部材34を、接触部開放機構7を構成する揺動支持材74から取り外せばよい。さらに、原稿搬送路6においてロール対52,65以外のロール対がさらに配置される場合には、その追加で配置されるロール対の一方を前記揺動支持材72等のような揺動支持材の一端部に回転自在に取り付けたうえで、その揺動支持材の他端部を連結アーム76に回転自在に接続させればよい。また、ロール対については、駆動ロールに対して1つの従動ロールを組み合わせたもの(所謂2連のロール対)に限らず2以上の従動ロールを組み合わせたロール対(例えば3連のロール対)であってもよい。
さらに、第1及び第2の実施形態においては、接触部開放機構7としてリンク機構で構成した場合について説明したが、これに限定されるものでない。例えば、リンク機構にカム機構や、ラック・ピニオン機構などを組み合わせて構成することができる。また、接触部開放機構7は、有効であれば、収容トレイ2を下方向(矢印A1の方向)に揺動させたとき作動するように構成してもかまわない。
この他にも、第1及び第2の実施形態においては、接触部開放機構7を作動させるために収容トレイ2を開けて所定の位置に保持する構成例について例示したが、接触部開放機構7は収容トレイ2を手で所定の高さまで持ち上げてそのまま手で保った状態にして作動させる(使用する)ようにしても差し支えない。
このような原稿搬送装置1,1Bは、それ自体に読取手段が装備されていない場合には、原稿読取装置と組み合わせて使用される。
第1の実施形態等に係る原稿搬送装置の基本構成を示す概略説明図である。 図1の原稿搬送装置に接触部開放機構が装備されているときの状態を示す概略説明図である。 収容トレイの固定位置を保持する機構とその動作状態を示す概略説明図である。 図3の機構を示す一部断面上面図である。 図2の原稿搬送装置の接触部開放機構が作動したときの状態を示す説明図である。 第2の実施形態等に係る原稿搬送装置の付加機構を含む接触部開放機構が装備されているときの状態を示す概略説明図である。 図6の原稿搬送装置の付加機構及び接触部開放機構が作動したときの状態を示す説明図である。
符号の説明
1,1B…原稿搬送装置、2…収容トレイ、3…送出部、4…読取部、5…排出部、6…原稿搬送路、7…接触部開放機構、8…付加機構、9…原稿、10…筐体(装置本体)、12…開閉カバー、13,23…支持軸(支点)、33…搬送ロール、34…パッド部材(接触部材)、52…排出ロール対(ロール対)、65…レジロール対(ロール対)、71…揺動アーム(リンク機構の一部)、72,73,74…揺動支持材(リンク機構の一部)、81…異形揺動アーム(リンク機構の一部)、85…第二揺動アーム(リンク機構の一部)、A1…上方向(一方向)、B1…開ける方向、NP…接触部。

Claims (6)

  1. 原稿を収容する収容トレイと、収容トレイから原稿を送り出す送出部と、原稿の読み取りを行う読取部と、前記読取部を通過した後の原稿を排出する排出部と、前記送出部から前記読取部を経由して前記排出部に至るまでの区間に、原稿を搬送する駆動ロール及びそのロールに加圧下で接触して従動回転する1以上の従動ロールとで構成される複数のロール対を配置して設けられる原稿搬送路とを備え、
    前記収容トレイをその一箇所を支点として揺動させ得るように取り付けるとともに、
    前記収容トレイを一方向に揺動させる動作により前記複数のロール対におけるロール間の接触部をその接触圧が低減した状態又は離間した状態に保って開放する接触部開放機構を設けていることを特徴とする原稿搬送装置。
  2. 前記送出部に、回転するロールと固定された接触部材とが接触して原稿を送り出す送出装置を配置し、
    かつ、前記接触部開放機構が、前記収容トレイを一方向に揺動させる動作により前記送出装置のロールと接触部材との接触部を併せて開放することを特徴とする請求項1に記載の原稿搬送装置。
  3. 前記複数のロール対が、前記読取部の直前の位置に配置されるロール対と排出ロール対を少なくとも含むことを特徴とする請求項1に記載の原稿搬送装置。
  4. 前記送出部、読取部及び原稿搬送路を覆うとともに一箇所を支点として揺動して開閉するカバーを有し、
    かつ、前記接触部開放機構が、前記カバーを開ける方向に揺動させる動作により前記接触部を開放する機構を有していることを特徴とする請求項1又は2に記載の原稿搬送装置。
  5. 前記接触部開放機構が、前記収容トレイ又はカバーの一方を揺動させたときに、その他方は揺動しない状態に保たれる機構を有していることを特徴とする請求項4に記載の原稿搬送装置。
  6. 前記接触部開放機構が、前記収容トレイ又はカバーの揺動運動を前記接触部の開放運動に変換して伝達するリンク機構で構成されていることを特徴とする請求項1又は4に記載の原稿搬送装置。
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