JP2009227433A - クリーニング装置およびそのクリーニング装置を備えた画像記録装置 - Google Patents

クリーニング装置およびそのクリーニング装置を備えた画像記録装置 Download PDF

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真種 棚橋
Takashi Ohama
貴志 大濱
Wataru Sugiyama
亘 杉山
Noriyuki Kawamata
範幸 川俣
Yuta Uchino
雄太 内野
Takeshi Ito
毅 伊藤
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Abstract

【課題】給紙ローラの損傷を防止すると共に、給紙ローラの汚れを効率的に除去することができるクリーニング装置およびそのクリーニング装置を備えた画像記録装置を提供すること。
【解決手段】クリーニング装置50によれば、給紙ローラ25がクリーニング面55を押圧することでフラップ部材52がフレーム部材51に対して揺動し、クリーニング面55と給紙アーム26とのなす角度θが減少するので、クリーニング面55に対する給紙ローラ25の押圧荷重が低減し、給紙ローラ25に加わる負荷を軽減することができる。その結果、給紙ローラ25の損傷を防止することができる。更に、給紙ローラ25に付着した汚れ(インクや紙粉など)をクリーニング面55によって拭き取ることで給紙ローラ25のクリーニングを行うので、給紙ローラ25の汚れを効率的に除去することができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、クリーニング装置およびそのクリーニング装置を備えた画像記録装置に関するものである。
従来より、記録媒体に画像を記録する画像記録装置に関し、給紙ローラを給紙アームによって振り子状に回動可能に支持してトレイ側へ付勢すると共に、その付勢した給紙ローラをトレイに収容された記録媒体に接触させて回転させることで記録媒体の給紙を行う画像記録装置が知られている。そして、この画像記録装置の給紙ローラをクリーニングするために、クリーニングシートが用いられてきた。
クリーニングシートとは、そのクリーニング面に給紙ローラを接触させて回転させることで給紙ローラに付着した汚れ(インクや紙粉など)を拭き取るものであり、このクリーニングシートによってクリーニングされた給紙ローラは、付着した汚れの影響で初めクリーニング面に対してスリップするものの、クリーニングを続けることで徐々に付着した汚れが除去されて、クリーニング面に対してスリップし難くなる。
また、特許文献1には、かかるクリーニングシートに代えて、粘着ローラ及び柔軟性クリーニングローラを給紙ローラに接触させて給紙ローラの回転に従動させることで給紙ローラのクリーニングを行うクリーニング装置が記載されている。
特開2000−335763号公報
しかしながら、上述したクリーニングシートでは、給紙ローラがクリーニング面に対してスリップし難くなった後も引き続きクリーニングを行うと、給紙ローラに大きな負荷が加わり、給紙ローラを損傷させてしまうという問題点があった。
また、特許文献1に記載されたクリーニング装置では、粘着ローラ及び柔軟性クリーニングローラを給紙ローラの回転に従動させるので、給紙ローラの汚れを効率的に除去することができないという問題点があった。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、給紙ローラの損傷を防止すると共に、給紙ローラの汚れを効率的に除去することができるクリーニング装置およびそのクリーニング装置を備えた画像記録装置を提供することを目的としている。
この目的を達成するために請求項1記載のクリーニング装置は、記録媒体に画像を記録する記録部と、前記記録媒体を収容するトレイと、そのトレイに収容された記録媒体に接触して回転することで前記記録媒体を前記記録部に給紙する給紙ローラと、その給紙ローラを振り子状に回動可能に支持して前記トレイ側へ付勢する給紙アームとを備えた画像記録装置の前記給紙ローラをクリーニングするものであって、前記トレイに着脱可能に取り付けられるフレーム部材と、前記給紙アームによって前記トレイ側へ付勢された給紙ローラが接触して回転することで前記給紙ローラをクリーニングするクリーニング面を有し、前記フレーム部材に揺動可能に支持されるフラップ部材と、そのフラップ部材に圧接荷重を与えて前記クリーニング面を前記給紙ローラに圧接する弾性体から構成される圧接部材とを備え、その圧接部材が前記フラップ部材に与える圧接荷重は、前記給紙アームによって前記トレイ側へ付勢された給紙ローラが前記クリーニング面を押圧する押圧荷重よりも小さく設定され、前記給紙ローラが前記クリーニング面を押圧することで前記フラップ部材が前記フレーム部材に対して揺動し、前記クリーニング面と前記給紙アームとのなす角度が減少するように構成されている。
請求項2記載のクリーニング装置は、請求項1記載のクリーニング装置において、前記フレーム部材に形成されると共に前記フレーム部材を前記トレイに対して位置決めする位置決め部を備えている。
請求項3記載のクリーニング装置は、請求項1又は2に記載のクリーニング装置において、前記圧接部材は、前記給紙ローラが前記クリーニング面に接触する位置よりも前記フラップ部材が前記フレーム部材に対して揺動する揺動中心側において前記フラップ部材に前記圧接荷重を与えるように構成されている。
請求項4記載のクリーニング装置は、請求項1から3のいずれかに記載のクリーニング装置において、前記クリーニング面は、前記フラップ部材に着脱可能に構成されている。
請求項5記載の画像記録装置は、請求項1から4のいずれかに記載のクリーニング装置を備えている。
請求項1記載のクリーニング装置によれば、アームによってトレイ側へ付勢された給紙ローラがフラップ部材のクリーニング面に接触して回転することで、給紙ローラに付着した汚れ(インクや紙粉など)をクリーニング面によって拭き取ることができる。
また、フラップ部材は、フレーム部材に揺動可能に支持され、圧接部材によって圧接荷重が与えられると共に、圧接部材がフラップ部材に与える圧接荷重は、給紙アームによってトレイ側へ付勢された給紙ローラがクリーニング面を押圧する押圧荷重よりも小さく設定され、給紙ローラがクリーニング面を押圧することでフラップ部材がフレーム部材に対して揺動し、クリーニング面と給紙アームとのなす角度が減少するように構成されているので、クリーニング面に対する給紙ローラの押圧荷重が低減し、給紙ローラに加わる負荷を軽減することができる。その結果、給紙ローラの損傷を防止することができるという効果がある。
更に、給紙ローラに付着した汚れ(インクや紙粉など)をクリーニング面によって拭き取ることで給紙ローラのクリーニングを行うので、給紙ローラの汚れを効率的に除去することができるという効果がある。
請求項2記載のクリーニング装置によれば、請求項1記載のクリーニング装置の奏する効果に加え、フレーム部材に形成されると共にフレーム部材をトレイに対して位置決めする位置決め部を備えているので、フラップ部材のクリーニング面を給紙ローラに確実に接触させることができる。これにより、フラップ部材をフレーム部材に対して正常に揺動させて、給紙ローラの損傷を確実に防止することができるという効果がある。
請求項3記載のクリーニング装置によれば、請求項1又は2に記載のクリーニング装置の奏する効果に加え、圧接部材は、給紙ローラがクリーニング面に接触する位置よりもフラップ部材がフレーム部材に対して揺動する揺動中心側においてフラップ部材に圧接荷重を与えるように構成されているので、給紙ローラがクリーニング面に接触する位置およびフラップ部材がフレーム部材に対して揺動する揺動中心をそれぞれ力点および支点とし、てこの原理を利用して、フラップ部材をフレーム部材に対して揺動させることができる。これにより、フラップ部材がフレーム部材に対して揺動し易くなり、給紙ローラの損傷を確実に防止することができるという効果がある。
請求項4記載のクリーニング装置によれば、請求項1から3のいずれかに記載のクリーニング装置の奏する効果に加え、クリーニング面は、フラップ部材に着脱可能に構成されているので、クリーニング面の交換やメンテナンスを可能として、給紙ローラをクリーニングする機能を維持することができるという効果がある。
請求項5記載の画像記録装置によれば、請求項1から4のいずれかに記載のクリーニング装置と同様の効果を奏することができる。
以下、本発明の好ましい実施形態について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明における画像記録装置の一実施形態である複合機10の外観斜視図である。この複合機10は、下部にプリンタ部11を、上部にスキャナ部12を一体的に備えた多機能装置(MFD:Multi Function Device)であり、プリンタ機能、スキャナ機能、コピー機能、ファクシミリ機能を有する。この複合機10のうちプリンタ部11が本発明における画像記録装置に相当する。この複合機10において、プリンタ機能以外の機能は、任意のものであって省略されていてもよい。すなわち、本発明は、スキャナ部12がなく、スキャナ機能やコピー機能を有しない単機能のプリンタとして実施されてもよい。
複合機10は、主に図示されていないパーソナルコンピュータと接続され、このパーソナルコンピュータから送信される画像データや文書データを含む印刷データに基づいて、記録媒体の一例である記録用紙に画像や文書を記録する。ただし、複合機10の使用態様はかかる態様に限定されるものではなく、複合機10がデジタルカメラ等の外部機器と接続され、デジタルカメラから出力される画像データを記録用紙に記録したり、メモリカード等の各種記憶媒体が複合機10に装填され、この記憶媒体に記憶された画像データ等を記録用紙に記録することも可能である。なお、本明細書において開示される複合機10の構成は、本発明における画像記録装置の一例であり、本発明の要旨を変更しない範囲で構成が適宜変更され得るものであることは当然である。
プリンタ部11は、正面に開口13が形成されており、この開口13から一部が露呈するようにして給紙トレイ20及び排紙トレイ21が上下2段に設けられている。給紙トレイ20は、記録用紙を収容するためのものである。この給紙トレイ20に収容された記録用紙は、プリンタ部11の内部へ給紙され、所望の画像が記録された後に排紙トレイ21へ排出されるようになっている。
複合機10の正面上部には操作パネル40が設けられている。この操作パネル40は、プリンタ部11やスキャナ部12を操作するための各種操作ボタン(例えば、クリーニングボタン40a)や液晶表示部を備えている。複合機10は、この操作パネル40からの操作指示に基づいて動作する。また、複合機10がパーソナルコンピュータに接続されている場合には、当該複合機10は、パーソナルコンピュータからプリンタドライバ又はスキャナドライバを介して送信される指示に基づいても動作する。
更に、複合機10の正面にはスロット部43が設けられている。記憶媒体である各種小型メモリカードは、このスロット部43に装填されるようになっている。操作パネル40からの入力に基づいて、スロット部43に装填された小型メモリカードに記録された画像データが読み出され、この画像データに関する情報が液晶表示部に表示され、或いは、任意の画像がプリンタ部11により記録用紙に記録される。
次に、図2を参照して、プリンタ部11の構成について説明する。図2は、プリンタ部11の構造を示す断面図である。プリンタ部11には、主に、記録用紙をプリンタ部11の内部へ給紙する給送部15と、給送部15から給紙される記録用紙を搬送する搬送路23と、搬送路23を介して搬送される記録用紙にインク滴を吐出することで画像を記録する記録部24と、記録部24において画像が記録された記録用紙が排紙される排紙トレイ21(図1参照)とが設けられている。
給送部15には、記録用紙を積載状態で収容する給紙トレイ20が設けられている。給紙トレイ20は、プリンタ部11の底側に配置され、上面が開放された箱状に構成されている。給紙トレイ20に収容された記録用紙は、給紙トレイ20の上方に配置された給紙ローラ25によって一枚ずつ搬送路23に送り出される。
そして、給紙ローラ25によって送り出された記録用紙は、搬送路23に沿って下方から上方へUターンするように案内されて記録部24に至り、記録部24において画像が記録された後、排紙トレイ21に排出される。
給紙ローラ25は、給紙トレイ20に収容された記録用紙に接触して回転することで記録用紙を記録部24に給紙するものであり、給紙アーム26の先端に回転可能に軸支されている。給紙ローラ25は、LFモータ71(図3参照)を駆動源として給紙アーム26内に搭載されている動力伝達機構を介して回転駆動される。この駆動伝達機構は、給紙アーム26内に直線状に並ぶ複数のギヤで構成されており、これらが噛合されることにより構成されている。
給紙アーム26は、その基端部が基軸28に支持されており、基軸28を中心として給紙ローラ25を振り子状に回動可能に支持している。また、給紙アーム26は、自重またはバネ等により給紙ローラ25を給紙トレイ20側へ付勢している。なお、給紙アーム26は、給紙トレイ20が挿抜される際に上側へ退避するように構成されている。
給紙トレイ20から記録用紙を給紙する場合には、給紙ローラ25が給紙トレイ20に収容された記録用紙に接触して回転することで、給紙ローラ25と記録用紙との間に発生する摩擦力により、積層状態で収容された最上層の記録用紙が搬送路23へ送り出される。
搬送路23は、複合機10の背面側(図2左側)から正面側(図2右側)へU字状に湾曲して形成されており、記録部24を経て排紙トレイ21へと通じている。
記録部24は、搬送路23の途中に配置されており、キャリッジ38及び記録ヘッド39を備えている。記録ヘッド39は、キャリッジ38に搭載され、主走査方向(図2紙面垂直方向)に往復動するように構成されている。
具体的には、キャリッジ38は、CRモータ95(図3参照)を駆動源とし、例えばベルト駆動機構を介してスライドされる。なお、複合機10の内部には、記録ヘッド39とは独立してインクカートリッジ(図示せず)が配置されている。このインクカートリッジからインクチューブを通じてインクが記録ヘッド39に供給される。そして、キャリッジ38が往復動される間に、記録ヘッド39からインクが微小なインク滴として吐出され、これにより、搬送路23を搬送される記録用紙に画像が記録される。
次に、図3を参照して、複合機10の電気的構成について説明する。図3は、複合機10の制御部84の構成を示すブロック図である。制御部84は、プリンタ部11のみでなくスキャナ部12を含む複合機10の全体動作を制御するものであるが、スキャナ部12は本発明の主要な構成ではないので詳細な説明は省略する。
制御部84は、図3に示すように、CPU(Central Processing Unit)88、ROM(Read Only Memory)89、RAM(Random Access Memory)90、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)91を主とするマイクロコンピュータとして構成されており、バス92を介してASIC(Application Specific Integrated Circuit)93に接続されている。
ROM89には、複合機10の各種動作を制御するためのプログラム等が格納されている。例えば、給紙ローラ25のクリーニングを行うためのクリーニング処理を実行させるクリーニング処理プログラム89aが格納されている。RAM90は、CPU88が上記プログラムを実行する際に用いる各種データを一時的に記憶する記憶領域又は作業領域として使用される。また、EEPROM91には、電源オフ後も保持すべき設定やフラグ等が格納される。
ASIC93は、CPU88からの指令に従い、LFモータ71に通電する相励磁信号等を生成して、該信号をLFモータ71の駆動回路94に付与し、該駆動回路94を介して駆動信号をLFモータ71に通電することにより、LFモータ71の回転制御を行っている。
駆動回路94は、給紙ローラ25に接続されたLFモータ71を駆動させるものであり、ASIC93からの出力信号を受けて、LFモータ71を回転するための電気信号を生成する。該電気信号を受けてLFモータ71が回転し、該LFモータ71の回転力がギヤや駆動軸等からなる周知の駆動機構を介して、給紙ローラ25へ伝達される。
また、ASIC93は、CPU88からの指令に従い、CR(キャリッジ)モータ95に通電する相励磁信号等を生成して、該信号をCRモータ95の駆動回路96に付与し、該駆動回路96を介して駆動信号をCRモータ95に通電することにより、CRモータ95の回転制御を行っている。
駆動回路96は、上記キャリッジ38に接続されたCRモータ95を駆動させるものであり、ASIC93からの出力信号を受けて、CRモータ95を回転するための電気信号を生成する。該電気信号を受けてCRモータ95が回転し、該CRモータ95の回転力がキャリッジ38へ伝達されことによりキャリッジ38が往復動される。
駆動回路97は、記録ヘッド39から所定のタイミングでインクを記録用紙に対して選択的に吐出させるものであり、CPU88から出力される駆動制御手順に基づいてASIC93において生成された出力信号を受け、記録ヘッド39を駆動制御する。
その他、ASIC93には、スキャナ部12や、複合機10の操作指示を行うための操作パネル40、各種小型メモリカードが挿入されるスロット部43、パソコン等の外部機器とパラレルケーブルやUSBケーブルを介してデータの送受信を行うためのパラレルインタフェース(I/F)98及びUSBインタフェース(I/F)99、ファクシミリ機能を実現するためのNCU(Network Control Unit)100やモデム(MODEM)101が接続されている。
ここで、複合機10の制御部84で実行されるクリーニング処理について説明する。クリーニング処理では、まず、操作パネル40に設けられたクリーニングボタン40aが押下されたかを判断し、押下されていないと判断される場合には、処理を終了する。一方、クリーニングボタン40aが押下されたと判断される場合には、LFモータ71を所定時間だけ駆動して、処理を終了する。
次に、図4及び図5を参照して、本発明におけるクリーニング装置50について説明する。図4は、給紙トレイ20を上面側から見た斜視図であり、クリーニング装置50が取り付けられた状態を示している。また、図5(a)は、クリーニング装置50を上面側から見た斜視図であり、図5(b)は、クリーニング装置50を下面側から見た斜視図である。
クリーニング装置50は、上述したように構成されるプリンタ部11の給紙ローラ25をクリーニングするためのものであり、ユーザによって給紙ローラ25のクリーニングが必要であると判断された場合、例えば、給紙に支障をきたした場合に、図4に示すように、記録用紙が収容されていない状態の給紙トレイ20の底面に取り付けられて使用される。即ち、クリーニング装置50は、給紙トレイ20に着脱可能に取り付けることができるように構成されている。なお、図4に示すように、給紙トレイ20の底面には、後述する位置決め部51bを係止する溝部20aが凹設されている。
図5に示すように、クリーニング装置50は、フレーム部材51と、そのフレーム部材51に支持されるフラップ部材52と、そのフラップ部材52に取着される2つの圧接部材53とを主に備えて構成されている。
フレーム部材51は、クリーニング装置50の骨格をなす部材であり、下面および一側面が開放された箱状に構成されている。このフレーム部材51の上面には、矩形状の開口部51aが開口形成されると共に、その開口部51aの一辺から開口部51aに突出した状態で係止板54が配設されている。
また、フレーム部材51の各側面には、下方へ向けて突出する位置決め部51bがそれぞれ形成されている。この位置決め部51bは、給紙トレイ20の溝部20aに係合可能な形状に形成されると共に、クリーニング装置50(フレーム部材51)を給紙トレイ20に取り付けた場合に、溝部20aに係合可能な位置にそれぞれ配設されている。
フラップ部材52は、給紙ローラ25をクリーニングするための部材であり、略平板状に構成されると共に、その一端側には、軸状の軸部52aが形成されている。このフラップ部材52は、フレーム部材51の開口部51aに配設されると共に、軸部52aを介してフレーム部材51に揺動可能に支持されている。なお、フラップ部材52は、係止板54によって係止されることでフレーム部材51上方への揺動が規制される。
また、フラップ部材52の上面には、粘着シートが貼り付けられ、その粘着シートによって給紙ローラ25をクリーニングするクリーニング面55が形成されている。これにより、給紙ローラ25をクリーニング面55に接触させて回転させることで、給紙ローラ25に付着した汚れ(インクや紙粉など)をクリーニング面55によって拭き取ることができる。
また、フラップ部材52に粘着シートを貼り付けることでクリーニング面55が形成されている、即ち、クリーニング面55がフラップ部材52に着脱可能に構成されているので、クリーニング面55の交換やメンテナンスを可能として、給紙ローラ25をクリーニングする機能を維持することができる。
圧接部材53は、フラップ部材52に圧接荷重を与えてクリーニング面55を給紙ローラ25に圧接するための部材であり、弾性体(本実施の形態では圧縮コイルばね)から構成されている。この圧接部材53は、一端側がフラップ部材52の下面に固定される一方、他端側は自由端とされ、クリーニング装置50が給紙トレイ20に取り付けられた場合に給紙トレイ20の底面に当接するように構成されている(図6参照)。これにより、圧接部材53が給紙トレイ20の底面から受ける反力によってフラップ部材52に圧接荷重が与えられる。
また、圧接部材53がフラップ部材52に与える圧接荷重は、給紙アーム26によって給紙トレイ20側へ付勢された給紙ローラ25がクリーニング面55を押圧する押圧荷重よりも小さく設定されている。
更に、圧接部材53は、その中心(コイル径方向の中心O)がフラップ部材52の軸部52a側に偏った位置に配設され、給紙ローラ25がクリーニング面55に接触する位置よりもフラップ部材52がフレーム部材51に対して揺動する揺動中心側においてフラップ部材52に圧接荷重を与えるように構成されている(図6参照)。
次に、図6を参照して、クリーニング装置50を使用して給紙ローラ25をクリーニングする手順およびクリーニング装置50の作用について説明する。図6は、給紙トレイ20にクリーニング装置50を取り付けた状態のプリンタ部11の断面図であり、特に、(a)は給紙ローラ25がクリーニング装置50のクリーニング面55に接触した状態を、(b)は給紙ローラ25がクリーニング装置50のクリーニング面55を押圧した状態を、それぞれ示している。なお、図6では、主要な構成のみに符号を付している。
クリーニング装置50を使用して給紙ローラ25をクリーニングする場合には、まず、クリーニング装置50を給紙トレイ20に取り付けると共に、給紙トレイ20をプリンタ部11の開口13(図1参照)にセットする。なお、クリーニング装置50を給紙トレイ20に取り付ける際には、クリーニング装置50の位置決め部51bを給紙トレイ20の溝部20aに合わせて取り付ける。これにより、クリーニング装置50(フレーム部材51)を給紙トレイ20に対して位置決めすることができるので、クリーニング面55を給紙ローラ25に確実に接触させることができる。
給紙トレイ20をプリンタ部11の開口13にセットすると、図6(a)に示すように、給紙アーム26によって給紙トレイ20側へ付勢された給紙ローラ25がクリーニング装置50のクリーニング面55に接触する。そして、図6(b)に示すように、給紙ローラ25がクリーニング装置50のクリーニング面55を押圧する。
この場合、クリーニング装置50では、圧接部材53によってフラップ部材52に圧接荷重が与えられ、クリーニング面55が給紙ローラ25に圧接されるが、上述したように、圧接部材53がフラップ部材52に与える圧接荷重は、給紙アーム26によって給紙トレイ20側へ付勢された給紙ローラ25がクリーニング面55を押圧する押圧荷重よりも小さく設定されているので、圧接部材53の圧接荷重が給紙ローラ25の押圧荷重に負けて、フラップ部材52がフレーム部材51に対して揺動する。
その結果、クリーニング面55が傾斜し、図6に示すように、単に給紙ローラ25がクリーニング面55に接触した状態(図6(a)に示す状態)よりも、クリーニング面55と給紙アーム26とのなす角度θ(給紙アーム26のクリーニング面55に対する接触角度)が減少する。
給紙トレイ20をプリンタ部11の開口13にセットした後は、操作パネル40に設けられたクリーニングボタン40aを押下する。これにより、上述したクリーニング処理が実行されて、給紙ローラ25のクリーニングが行われる。
以上説明したように、クリーニング装置50によれば、給紙ローラ25がクリーニング面55を押圧することでフラップ部材52がフレーム部材51に対して揺動し、クリーニング面55と給紙アーム26とのなす角度θが減少するので、クリーニング面55に対する給紙ローラ25の押圧荷重が低減し、給紙ローラ25に加わる負荷を軽減することができる。その結果、給紙ローラ25の損傷を防止することができる。
更に、給紙ローラ25に付着した汚れ(インクや紙粉など)をクリーニング面55によって拭き取ることで給紙ローラ25のクリーニングを行うので、給紙ローラ25の汚れを効率的に除去することができる。
また、上述したように、圧接部材53は、給紙ローラ25がクリーニング面55に接触する位置よりもフラップ部材52がフレーム部材51に対して揺動する揺動中心側においてフラップ部材52に圧接荷重を与えるように構成されているので、給紙ローラ25がクリーニング面55に接触する位置およびフラップ部材52がフレーム部材51に対して揺動する揺動中心をそれぞれ力点および支点とし、てこの原理を利用して、フラップ部材52をフレーム部材51に対して揺動させることができる。これにより、フラップ部材52がフレーム部材51に対して揺動し易くなり、給紙ローラ25の損傷を確実に防止することができる。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能であることは容易に推察できるものである。
上記実施形態では、圧接部材53が圧縮コイルばねで構成される場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、例えば、皿ばねや板ばね、或いは、ゴムや 等の弾性体で構成しても良い。
上記実施形態では、フラップ部材52の上面に粘着シートを貼り付けることでクリーニング面55を構成する場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、例えば、フラップ部材52の上面に粘着剤を塗布する、或いは、フラップ部材52の上面に摩擦力の高い材料を貼り付けることでクリーニング面55を構成しても良い。
本発明における画像記録装置の一実施形態である複合機の外観斜視図である。 プリンタ部の構造を示す断面図である。 複合機の制御部の構成を示すブロック図である。 給紙トレイを上面側から見た斜視図である。 (a)は、クリーニング装置を上面側から見た斜視図であり、(b)は、クリーニング装置を下面側から見た斜視図である。 給紙トレイにクリーニング装置を取り付けた状態のプリンタ部の断面図であり、特に、(a)は給紙ローラがクリーニング装置のクリーニング面に接触した状態を、(b)は給紙ローラがクリーニング装置のクリーニング面を押圧した状態を、それぞれ示している。
符号の説明
10 複合機(画像記録装置)
20 給紙トレイ(トレイ)
24 記録部
25 給紙ローラ
26 給紙アーム
50 クリーニング装置
51 フレーム部材
51b 位置決め部
52 フラップ部材
53 圧接部材
55 クリーニング面

Claims (5)

  1. 記録媒体に画像を記録する記録部と、前記記録媒体を収容するトレイと、そのトレイに収容された記録媒体に接触して回転することで前記記録媒体を前記記録部に給紙する給紙ローラと、その給紙ローラを振り子状に回動可能に支持して前記トレイ側へ付勢する給紙アームとを備えた画像記録装置の前記給紙ローラをクリーニングするクリーニング装置において、
    前記トレイに着脱可能に取り付けられるフレーム部材と、
    前記給紙アームによって前記トレイ側へ付勢された給紙ローラが接触して回転することで前記給紙ローラをクリーニングするクリーニング面を有し、前記フレーム部材に揺動可能に支持されるフラップ部材と、
    そのフラップ部材に圧接荷重を与えて前記クリーニング面を前記給紙ローラに圧接する弾性体から構成される圧接部材とを備え、
    その圧接部材が前記フラップ部材に与える圧接荷重は、前記給紙アームによって前記トレイ側へ付勢された給紙ローラが前記クリーニング面を押圧する押圧荷重よりも小さく設定され、前記給紙ローラが前記クリーニング面を押圧することで前記フラップ部材が前記フレーム部材に対して揺動し、前記クリーニング面と前記給紙アームとのなす角度が減少するように構成されていることを特徴とするクリーニング装置。
  2. 前記フレーム部材に形成されると共に前記フレーム部材を前記トレイに対して位置決めする位置決め部を備えていることを特徴とする請求項1記載のクリーニング装置。
  3. 前記圧接部材は、前記給紙ローラが前記クリーニング面に接触する位置よりも前記フラップ部材が前記フレーム部材に対して揺動する揺動中心側において前記フラップ部材に前記圧接荷重を与えるように構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のクリーニング装置。
  4. 前記クリーニング面は、前記フラップ部材に着脱可能に構成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のクリーニング装置。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載のクリーニング装置を備えていることを特徴とする画像記録装置。
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