JP2009226513A - 電動工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 照明の点灯、消灯の制御における利便性に優れ、省エネルギ性も備えた電動工具を提供する。
【解決手段】 本体部110および把持部120が略T字状に形成されたインパクトドライバ1において、手動・自動切替スイッチ7によりLED2を制御するモードを選択する。自動モードにおいては、照度センサ5によって検出される周囲の明るさを所定値以下と判別し、かつ接触センサ6によりユーザがインパクトドライバ100を把持していると判別された場合にLED2が点灯する。周囲の明るさが所定値以上と判別された場合、または接触センサ6が接触を検知しない場合には、LED2は消灯状態となる。このとき、ユーザは指などで照度センサ5を遮蔽して照度センサ5への光の入射を遮断し、随時LED2を点灯させることができる。カウンタ回路40は点灯時間を計測し、所定時間経過後にはLED2を消灯する。
【選択図】図1

Description

本発明は電動工具に関し、特に照明を備えた電動工具に関する。
従来、屋根裏や床下などの暗所において電動工具を用いて作業を行う際には、作業箇所を明るく照射する照明を備えた電動工具が用いられている。このような工具には、手動で操作するスイッチを設け、必要な場合にはスイッチを操作することによって照明を照射するように構成されているものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−211374号公報(第2−5頁、第1図)
しかし、上記のように手動で照明をオンオフする従来の電動工具では、作業中に作業箇所の周辺が徐々に暗くなる状況や、局所的に暗い作業箇所など視認性の悪い状況において、必要に応じてその都度手動で照明をオンオフするのはユーザの利便性の面からは不十分である。しかし逆に、照明が必要になる場合に備えて常に点灯させておくのはエネルギの無駄となる。
そこで、本発明は、電動工具周囲の明るさに応じて自動的に照明を点灯または消灯させることができるとともに、特に臨時に必要な場合には簡単な操作で照明を点灯させることができ、利便性および省エネルギ性に優れた電動工具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、ユーザが作業時に把持する把持部と、電動工具周囲の明るさを感知する照度センサと、照度センサが感知する明るさが所定値以下か否かを判定する照度判定手段と、ユーザが把持部を把持したか否かを検知する把持センサと、作業箇所を照射する照射手段と、照射手段の点灯または消灯を切り替える自動照射切替手段と、を有し、照射切替手段は、照度判定手段が電動工具周囲の明るさを所定値以下であると判定し、かつ、把持センサが、ユーザにより把持部が把持されたことを検知した場合に照射手段を点灯させることを特徴とする電動工具である。
このような構成によれば、照射切替手段は、周囲の明るさが所定値以下であってユーザが電動工具を把持している場合に自動的に照射手段を点灯させる。周囲の明るさが所定値を超えているか、電動工具が把持されていないかのいずれかの場合には、照射手段は消灯状態となる。
請求項2に記載の電動工具は、駆動源であるモータと、モータを収容し、一端部に作業用工具を取り付け可能な先端工具保持部を備えて構成された本体部と、モータの駆動をオンまたはオフする駆動スイッチと、をさらに備え、照度センサは、先端工具保持部よりも把持部側であって、駆動スイッチよりも先端工具保持部側の領域に設けられることを特徴としている。
このような構成によれば、ユーザが電動工具を使用するために、先端工具保持部を作業箇所側に向けて把持した状態では、照度センサは遮蔽されることなく周囲の明るさを検出できる状態である。しかし、照度センサは駆動スイッチと先端工具保持部との間に設けられているので、作業に支障の無い範囲で把持している手の位置をずらす、指を伸ばすなどの動作を行えば、意図的に照度センサを遮蔽することによって入射する光を遮断することになる。このとき照度判定手段は、電動工具の周囲の明るさが所定値以下と判定するため、把持センサが電動工具が把持されていると判定したときには照射手段が点灯する。
請求項3に記載の電動工具は、把持部は本体部の長手方向と略直交する方向に延設されており、本体部と把持部が略T字形状をなすことを特徴としている。
このような構成により、把持部を把持し、本体部の長手方向の一端を作業箇所に対向させるようにして使用することになる。
請求項4に記載の電動工具は、照度センサは、ユーザが把持部を把持した状態で照度センサへの光の入射を遮断できる位置に配置されていることを特徴としている。
このような構成によれば、作業中にも随時照度センサへの光の入射を随時遮断することができると共に、光の入射を妨げない状態に戻すことも容易にできる。
請求項5に記載の電動工具は、把持センサは接触センサから構成されていることを特徴としている。
このような構成によれば、ユーザが電動工具を把持する圧力に係らず、把持センサに接触していれば把持されていることが検知される。
請求項6に記載の電動工具は、照射手段の点灯および消灯を手動で切り替える手動照射切替手段と、自動照射切替手段または手動照射切替手段のいずれか一方の作用を有効にする手動・自動切替手段と、をさらに有することを特徴としている。
このような構成によれば、手動・自動切替手段の操作によって、照度センサが検出する明るさおよび把持センサの検出結果に応じて自動的に点灯または消灯させるか、手動照射切替手段を操作して点灯または消灯させるかを選択することになる。
請求項7に記載の電動工具は、照射手段が点灯されてから所定時間以上経過したか否かを検出する点灯時間検出手段と、点灯時間検出手段が所定時間以上の経過を検出すると照射手段を消灯する消灯手段と、をさらに有することを特徴としている。
このような構成によれば、照射手段は点灯されてから所定時間以上経過した場合には、照度センサが検出する明るさ、把持センサの検出結果、または手動による消灯のための動作の有無に係らず消灯される。
本発明の請求項1に記載の電動工具によれば、周囲の明るさが所定値以下であって、電動工具が把持されている場合には、手動による操作を必要とせずに自動的に照射手段を点灯させることができる。
請求項2に記載の電動工具によれば、照度センサが駆動スイッチと先端工具保持部との間に設けられているので、工具を持ち変えることなく照度センサへの光を遮断することが可能になり、照射手段の点灯および消灯を容易に切り替えることができる。
請求項3に記載の電動工具によれば、把持部を把持し、本体の長手方向の一端を作業箇所に対向させた状態で作業を行うことが可能になる。
請求項4に記載の電動工具によれば、作業を行うために電動工具を把持した状態で、指を伸ばすなどの動作により容易に照度センサへの光を遮断することが可能になり、作業中に随時照射手段を容易に点灯できる。また、照度センサに入射する光を遮断している指などを元の位置に戻して再び光が入射するようにすることによって、容易に消灯することができる。
請求項5に記載の電動工具によれば、把持する位置、握力等がユーザにより多少異なっていても、把持センサに接触することで把持されていると検出されるので、把持されているか否かを確実に検出することが可能になる。
請求項6に記載の電動工具によれば、照度センサの検出結果に応じた自動制御と、手動による制御とを切り替えることが可能であり、作業時にも自動点灯が可能であるという利便性と、不要な場合には手動で消灯させるというエネルギ効率性とをもちあわせている。
請求項7に記載の電動工具によれば、照射手段は点灯されてから所定時間後に消灯されるため、所定値以下の明るさの場所での収納状態において、把持センサに何かの物体が接触して電動工具が把持されていると誤検出された場合や、手動での消灯をし忘れた場合にも電力の無駄を最小限に抑制できる。
以上本発明によれば、照明手段の点灯および消灯を容易に制御できるという利便性に優れ、消し忘れによるエネルギの無駄も防止可能な電動工具を提供できる。
本発明の一実施の形態による電動工具について図1、図2を参照しながら説明する。本実施の形態においては、本発明による電動工具の一例として充電式電池駆動の電動インパクトドライバを例にして説明する。
図1に示すように、本実施の形態によるインパクトドライバ100は、連続して形成された本体部110、把持部120、および把持部120端部に接続された電池パック8とから主に構成されている。本体部110および把持部120は、ハウジング1によって外形を形成されている。
本体部110内部には、図示しないが駆動源となるモータ、減速機構を構成するギヤ部などが収容されている。先端工具保持部103は、本体部110の長手方向一端に備えられ、モータの動力をねじなどの締め付け部材に伝達するための先端工具(図示せず)が着脱可能に取り付けられるように構成されている。また、作業箇所を照射する照射手段となるLED2、インパクトドライバ100周囲の明るさを検知する照度センサ5が備えられている。
LED2は、先端工具保持部103よりも把持部120に近い側に配置されており、作業箇所を照射可能なように図1の右方向を照射するように構成されている。照度センサ5は、図1において、先端工具保持部103と後述する駆動スイッチたるトリガスイッチ9との間の領域に配置されており、インパクトドライバ100周囲の明るさを検知する。照度センサ5の配置についての詳細は後述する。
把持部120は、図1において本体部110の下方に、長手方向と略直交する方向に延設して形成されており、本体部110と把持部120とは略T字形状をなしている。把持部120には、トリガスイッチ9、把持センサたる接触センサ6、手動切替スイッチ4、手動・自動切替スイッチ7などが配置され、内部にはLED制御回路3や関連する配線等が収容されている。
トリガスイッチ9は、本体部110と把持部120との境界部付近に配置されており、把持部内部側に押圧することにより駆動源となるモータの駆動をオンまたはオフする駆動スイッチである。接触センサ6は、インパクトドライバ100が把持されているか否かを検出するセンサであり、図1において、把持部120のトリガスイッチ9と対向する側の下方に配置されている。すなわち、本体部110を鉛直方向上側にした状態で、右手でトリガスイッチ9に人差し指がかかる位置で把持部120を把持した際、右手の一部が接触センサ6に接触することを意図した配置となっている。
手動切替スイッチ4は、把持部120の図1における下方に配置されており、手動で操作することによってLED2を点灯または消灯させる手動照射切替手段である。手動切替スイッチ4は、例えばプッシュスイッチを用いることができる。
手動・自動切替スイッチ7は、図1の手動切替スイッチ4のさらに下方に配置されており、LED2を手動切替スイッチ4の操作によって手動でオンオフするか、照度センサ5が検出したインパクトドライバ100周囲の明るさに応じて自動でオンオフするかを切り換える手動・自動切替手段である。手動・自動切替スイッチ7としては、例えば2接点式のトグルスイッチを用いることができる。LED制御回路3は、LED2のオンオフを制御する回路であり、詳細は後述する。
電池パック8は、把持部120の図1における下方に着脱可能に接続されており、予め充電を行うことによってインパクトドライバ100に電力を供給する電源である。
ここで、上述の照度センサ5の配置について説明する。照度センサ5は、本体部110を鉛直方向上側にした状態で、右手でトリガスイッチ9に人差し指がかかる位置で把持部120を把持した際、右手の例えば人差し指を先端工具保持部103の方向に向かって伸ばすと容易に届く位置に配置されている。このような配置は、例えば作業中一時的に作業箇所を照射する必要が生じた場合、インパクトドライバ100を把持した状態で、持ち替えたり逆の手で操作したりといった手順をせずに照度センサ5へ入射する光を遮断することにより、周囲の明るさに関係なくLED2を点灯させることを意図している。また消灯させたいときには照度センサ5を覆っている指などを元の位置に戻すことで容易に行える。
次に図1および図2を参照しながら、本実施の形態によるインパクトドライバ100のLED2の動作制御について説明する。図2に示すように、LED制御回路3は、電池パック8によって電力を供給されることにより、LED2の点灯および消灯を制御する回路である。LED制御回路3は、プラス端子302およびマイナス端子303が電池パック8のプラス端子83およびマイナス端子85にそれぞれ接続されることによって電力を供給されている。なおここでは、マイナス端子303の電位をグランドレベルとしている。
電池パック8は、充電可能な電池であり、複数個の電池81が直列に接続されており、プラス端子83、マイナス端子85間に所定の電圧を出力する電源である。
LED制御回路3は、手動切替スイッチ4を手動で操作することによってLED2をオンオフする手動モードと、照度センサ5が検出する明るさに応じて自動的にLED2をオンオフする自動モードとの2つの状態で動作する。
まず、LED制御回路3の手動モードについて説明する。LED制御回路3は、平滑回路60、スイッチ補助回路20、ラッチ回路30、カウンタ回路40、LED駆動回路10および手動切替スイッチ4を備えている。
平滑回路60は、ダイオード61およびコンデンサ62とで構成されている。ダイオード61およびコンデンサ62は互いに直列に接続され、プラス端子302とマイナス端子303との間に接続されている。平滑回路60は、電池パック8から供給される直流電圧を平滑し、コンデンサ62の両端に出力する。
スイッチ補助回路20は、抵抗21、22、24、26、コンデンサ23、NPNトランジスタ25、ダイオード27を備えている。抵抗21、抵抗22およびコンデンサ23は互いに直列に接続され、平滑回路60のコンデンサ62と並列に接続されている。ダイオード27および抵抗28は互いに直列に接続され、抵抗22と並列に接続されている。また、NPNトランジスタ26のコレクタは抵抗21の出力側に接続され、エミッタはマイナス端子302に接続され、ベースは抵抗24に接続されている。また、抵抗22の出力側には、手動切替スイッチ4が接続されている。スイッチ補助回路20は、LED2のオンおよびオフそれぞれの切替を補助する動作を行う。
ラッチ回路30は、PNPトランジスタ31、抵抗31、32、33、34を備えている。PNPトランジスタ31のエミッタは、平滑回路60のコンデンサ62の入力側端子と接続され、コレクタは抵抗34と接続されると共に、抵抗24を介してNPNトランジスタ26のベースに接続されている。また、PNPトランジスタ31のエミッタ−ベース間には抵抗32が接続されている。抵抗32の出力側は抵抗33に接続されている。ラッチ回路30は、LED2のオンまたはオフの状態を維持するように動作する。
LED駆動回路10は、FET11、PNPトランジスタ12、抵抗13、14、16、17、ツェナーダイオード15、18を備えている。PNPトランジスタ12のエミッタは、平滑回路60のコンデンサ62の入力側端子と接続され、ベースは、抵抗13を介してFET11のドレインと接続され、コレクタは、抵抗14を介してLED2およびツェナーダイオード15と接続されている。PNPトランジスタ12のエミッタは、互いに直列に接続された抵抗32および抵抗33を介してFET11のドレインに接続されている。FET11のゲートは、抵抗16を介して手動切替スイッチ4と接続されているとともに、互いに並列に接続された抵抗17およびツェナーダイオード18を介してマイナス端子303に接続されている。また、LED2と並列にツェナーダイオード15が接続されている。LED駆動回路10は、FET11およびPNPトランジスタ12のオンオフによってLED2のオンオフを制御している。
カウンタ回路40は、NPNトランジスタ421、抵抗422および抵抗423より構成される消灯手段となる消灯回路42と、カウンタIC41とを備えた点灯時間検出手段である。NPNトランジスタ421のコレクタは、FET11のベースに接続されており、ベースは抵抗422を介してカウンタIC41の出力端子と接続されており、エミッタはマイナス端子302に接続されている。カウンタ回路40は、LED2が点灯されてからの時間をカウントし、所定時間が経過するとFET11にオフ信号を出力することによってLED2をオフさせるように動作する。
以上のように構成されたLED制御回路3における手動モードの動作を説明する。電池パック8がLED制御回路3に接続されると、スイッチ補助回路20においてコンデンサ23がダイオード61、抵抗21および抵抗22を介して充電される。このとき例えばプッシュスイッチで構成される手動切替スイッチ4が押されると、FET11のゲートにコンデンサ23および抵抗16に応じた電圧が印加され、FET11はオンする。これにより、LED駆動回路10のPNPトランジスタ12のベース−エミッタ間に電圧が発生し、PNPトランジスタ12もオンする。PNPトランジスタ12がオンすることにより、電池パック8からLED2へダイオード61および抵抗14を介して電力が供給され、LED2は点灯する。
このとき、ラッチ回路30において、FET11がオンしたことによりPNPトランジスタ31のベース−エミッタ間に電圧が生じ、PNPトランジスタ31はオンする。これにより、FET11のゲートには抵抗17および抵抗34の分圧比に応じた一定電圧が印加されることになり、オン状態が保持される。なおツェナーダイオード18は、PNPトランジスタ12オン時の立ち上がり電圧発生によるFET11の破壊を防止するために設けられている。
一方、ラッチ回路30においてPNPトランジスタ31がオンすることにより、スイッチ補助回路20において、NPNトランジスタ25のベース−エミッタ間に電圧が発生し、NPNトランジスタ25もオンする。このとき、コンデンサ23に充電された電荷は、抵抗22、抵抗26、ダイオード27、およびNPNトランジスタ25の経路を介して放電される。この結果、コンデンサ23の正極側電圧は、ほぼマイナス端子302と同電位、すなわちほぼグランドレベルとなる。よってこのときスイッチ補助回路20からの手動切替スイッチ4への出力はほぼグランドレベルとなり、FET11をオフさせるための待機状態となる。
このとき、手動切替スイッチ4が再び押されると、FET11のゲートはほぼグランドレベルの電位となり、FET11はオフする。FET11がオフすると、PNPトランジスタ12、PNPトランジスタ31およびNPNトランジスタ25がオフする。すなわちラッチ回路30によるラッチが解除され、LED駆動回路10がオフするため、LED2には電力が供給されなくなり、消灯する。
同時に、カウンタ回路40はLED2が点灯してからの時間を計測しており、予め定められた所定時間が経過すると、カウンタIC41はNPNトランジスタ421のベースに所定電圧を出力することによってNPNトランジスタ421をオフし、FET11をオフさせる。このとき、PNPトランジスタ12もオフするため、LED2には電力が供給されなくなり、消灯する。
さらに、電池パック8によってコンデンサ23に再び電荷が蓄積され、スイッチ補助回路20は、FET11をオンさせるための待機状態に戻る。
以上のように、手動モードにおいては手動切替スイッチ4が押されるたびにLED2は点灯および消灯を切り替えるように動作する。
次に、LED制御回路3における自動モードについて説明する。LED制御回路3は、自動照射切替手段となるLED自動切替回路50および手動・自動切替スイッチ7を備えている。
LED自動切替回路50は、接触センサ6、レギュレータ51、照度センサ5、照度判定手段たる照度比較回路52、自動点灯制限回路55を有している。接触センサ6は、互いに接続された接触センサ電極54および接触センサ判別回路53を備えている。照度センサ5は、例えばフォトトランジスタにより構成される。照度比較回路52は、比較器525、および抵抗521、522、523、524を備えている。自動点灯制限回路55は、NPNトランジスタ526、および抵抗527、528を有している。
接触センサ電極54は、接触センサ判別回路53のSENS(検出)端子に接続されている。レギュレータ51は、IN(入力)端子が平滑回路60のダイオード61の出力側に接続され、GND(グランド)端子がマイナス端子303に接続されているとともに、OUT(出力)端子が接触センサ判別回路53のIN(入力)端子と接続されている。また、レギュレータ51の出力端子は抵抗521および抵抗522に接続されている。
照度センサ5のコレクタは、比較器525の非反転入力端子および抵抗521の出力側と接続されていると共に、抵抗522を介してグランドに接続されており、エミッタはグランドに接続されている。
自動点灯制限回路55において、NPNトランジスタ526のコレクタは可変抵抗524の出力側に接続され、ベースは抵抗527を介して接触センサ判別回路53の出力端子に接続されている。また、NPNトランジスタ526のベース−エミッタ間には、抵抗528が接続されている。
照度比較回路52において、比較器525の非反転端子は、抵抗521を介してレギュレータ51の出力端子に接続され、抵抗522を介してグランドに接続されていると共に、照度センサ5のコレクタと接続されている。比較器525の反転端子は、抵抗523を介してレギュレータ51の出力端子に接続されているとともに、可変抵抗524を介してNPNトランジスタ526のコレクタに接続されている。また、比較器525は、レギュレータ51の出力端子から所定電圧を印加され、グランド端子からグランド電圧を印加されている。比較器525の出力側は、手動・自動切替スイッチ7に接続されている。
以上のような構成のLED自動切替回路50による自動モードにおける動作について説明する。照度比較回路52において、比較器525の非反転入力端子には照度センサ5のコレクタが接続されているが、インパクトドライバ1周囲の明るさに基づき照度センサ5のコレクタ電流は変化する。このコレクタ電流の変化に基づき、非反転入力端子の電圧は変化する。すなわち、インパクトドライバ1周辺が暗くなるほど照度センサ5のコレクタ電流は減り、非反転入力端子の電圧は上昇する。一方、インパクトドライバ1周囲が明るくなるほど照度センサ5のコレクタ電流が増し、非反転入力端子の電圧は降下する。
一方、比較器525の反転入力端子の電圧を基準電圧とするため、レギュレータ51の出力電圧を抵抗523および可変抵抗524によって分圧し、反転入力端子の電圧を所定の値に固定する必要がある。可変抵抗524は、比較器525の基準電圧を調整するために用いられる。ここで、可変抵抗524の出力側に接続された自動点灯制限回路55が機能する。
自動点灯制限回路55のNPNトランジスタ526は、接触センサ6からの出力に応じてオンオフするように構成されている。すなわち、接触センサ6において、接触センサ電極54にユーザが触れているとき、接触センサ電極54から接触センサ判別回路53の検出端子に接触していることを表す所定信号が出力され、接触センサ判別回路53は、その所定信号が入力されると出力端子から抵抗527を介してNPNトランジスタ526のベースに所定電圧を出力する。これによって、自動点灯制限回路55がオンし、比較器525の反転入力端子の電圧は、抵抗523と可変抵抗524との分圧比に基づく値となる。
ところで比較器525において、非反転入力端子の電圧が反転入力端子の電圧より高くなると、出力端子から所定電圧の出力が手動・自動切替スイッチ7に出力される。すなわち、照度センサ5が予め定められた比較対象の照度よりも低い照度しか検出していない場合に、非反転入力端子の電圧が反転入力端子の電圧を上回り、出力端子から所定電圧が出力される。手動・自動切替スイッチ7がオンされている場合には、比較器525の出力はLED駆動回路10のFET11のゲートに出力されることになり、FET11をオンさせる。これにより、手動モードのときと同様、PNPトランジスタ12がオンし、LED2を点灯させる。
一方、比較器525の非反転入力端子の電圧が反転入力端子の電圧より低いとき、比較器525の出力端子からグランドレベルに近い信号が出力される。よって、手動・自動切替スイッチ7がオンされている場合には、FET11はオフされるので、LED2は消灯状態となる。
接触センサ6が接触を検知していない場合には、NPNトランジスタ526はオフとなり、比較器525の反転入力端子の電圧はレギュレータ51の出力電圧に近い値となる。よって、工具周囲の明るさが変化しても比較器525の非反転入力端子の電圧は反転入力端子の電圧を超えなくなり、LED2を点灯させる信号は出力されず、消灯状態となる。
以上のように、手動・自動切替スイッチ7がオンされている場合には、LED制御回路3は自動モードで動作する。すなわち、照度センサ5が検出するインパクトドライバ100周囲の明るさが所定値以下で、かつ接触センサ6が接触を検出している場合にLED2は点灯する。また、照度センサ5がインパクトドライバ100周囲の明るさが所定値以上であると検知している場合、または接触センサ6が接触を検出していない場合には、LED2は消灯状態となる。
なお、図1に示すように照度センサ5は、先端工具保持部103の下部であってトリガスイッチ9の上部側に配置されている。このような配置にすることによって、トリガスイッチ9に指をかけて把持部120を握り、先端工具保持部103を作業箇所に対向させるようにした際、指を図1の斜め上方向に伸ばすことによって照度センサ5の表面を覆い、入射する光を容易に遮断することができる。このとき、照度センサ5への光の入射が遮断されることによって照度センサ5のコレクタ電流は減少し、比較器525において非反転入力端子への入力が反転入力端子の基準電圧を上回り、LED2を点灯させる。また同様に、指を元に戻して照度センサ5に周囲の光が入射するようにすることも容易である。このとき、照度センサ5は周囲の明るさに応じたコレクタ電流を発生するので、LED2は周囲の明るさに応じて点灯または消灯することになる。
以上詳細に説明したように、本発明の一実施の形態によるインパクトドライバ100によれば、作業箇所を照らすLED2の点灯および消灯を手動・自動切替スイッチ7によって選択することで手動モードまたは自動モードのいずれかで制御することができる。
手動モードを選択した場合には、手動切替スイッチ4を押すごとにLED2の点灯、消灯を切り替えることができる。自動モードを選択した場合には、照度センサ5によって検出されるインパクトドライバ100周囲の明るさを所定値以下と判別し、かつ接触センサ6が接触を検知することによってユーザがインパクトドライバ100を把持していると判別された場合にLED2が点灯する。インパクトドライバ100周囲の明るさが所定値以上と判別された場合、または接触センサ6が接触を検知しない場合には、LED2は消灯状態となる。このとき、ユーザは意図的に照度センサ5への光の入射を遮断し、随時LED2を点灯させることができる。
また、LED2が点灯するとカウンタ回路40が時間を計測し、所定時間経過後には自動的にLED2は消灯される。
以上のように、本発明によれば、自動的にまたは意図的に容易に随時照明を点灯または消灯することができるという利便性に優れ、電動工具が把持されていない場合や、一定時間以上点灯されている場合に自動的に照明を消灯するという省エネルギ性の点でも優れた電動工具が提供される。
本発明による電動工具は、上述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載した範囲で種々の変形や改良が可能である。例えば、上記実施の形態においては電動工具としてインパクトドライバを例にして説明したがこれに限定されず、例えば釘打機、ドリル、グラインダなど他の工具にも適用が可能である。また、各切替スイッチの構成、LED制御回路の構成、電動工具の概観などは上記に限定されず、同様の作用、効果を有するものであれば本発明の範囲である。特に照度センサの位置は、作業時に容易に光を遮断できる箇所に設けられればよい。また、電池パックを有さず、商用電源に接続して使用するタイプの電動工具でもよい。
本発明の一実施の形態によるインパクトドライバの概略断面図である。 本発明の一実施の形態によるLED制御回路の回路図である。
符号の説明
1:ハウジング 2:LED 3:LED制御回路 4:手動切替スイッチ 5:照度センサ 6:接触センサ 7:手動・自動切替スイッチ 8:電池パック 9:トリガスイッチ 100:インパクトドライバ

Claims (7)

  1. ユーザが作業時に把持する把持部と、
    電動工具周囲の明るさを感知する照度センサと、
    前記照度センサが感知する明るさが所定値以下か否かを判定する照度判定手段と、
    ユーザが前記把持部を把持したか否かを検知する把持センサと、
    作業箇所を照射する照射手段と、
    前記照射手段の点灯または消灯を切り替える自動照射切替手段と、
    を有し、
    前記自動照射切替手段は、前記照度判定手段が前記電動工具周囲の明るさを所定値以下であると判定し、かつ、前記把持センサが、ユーザにより前記把持部が把持されたことを検知した場合に前記照射手段を点灯させることを特徴とする電動工具。
  2. 駆動源であるモータと、
    前記モータを収容し、一端部に作業用工具を取り付け可能な先端工具保持部を備えて構成された本体部と、
    前記モータの駆動をオンまたはオフする駆動スイッチと、
    をさらに備え、
    前記照度センサは、前記先端工具保持部よりも前記把持部側であって、前記駆動スイッチよりも前記先端工具保持部側の領域に設けられることを特徴とする請求項1に記載の電動工具。
  3. 前記把持部は前記本体部の長手方向と略直交する方向に延設されており、前記本体部と前記把持部とが略T字形状をなすことを特徴とする請求項2に記載の電動工具。
  4. 前記照度センサは、ユーザが把持部を把持した状態で前記照度センサへの光の入射を遮断できる位置に配置されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の電動工具。
  5. 前記把持センサは接触センサから構成されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の電動工具。
  6. 前記照射手段の点灯および消灯を手動で切り替える手動照射切替手段と、
    前記自動照射切替手段または前記手動照射切替手段のいずれか一方の作用を有効にする手動・自動切替手段と、
    をさらに有することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の電動工具。
  7. 前記照射手段が点灯されてから所定時間以上経過したか否かを検出する点灯時間検出手段と、
    前記点灯時間検出手段が所定時間以上の経過を検出すると前記照射手段を消灯する消灯手段と、
    をさらに有することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の電動工具。
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