JP2009225619A - クローポール型モータ及びポンプ - Google Patents
クローポール型モータ及びポンプ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009225619A JP2009225619A JP2008069692A JP2008069692A JP2009225619A JP 2009225619 A JP2009225619 A JP 2009225619A JP 2008069692 A JP2008069692 A JP 2008069692A JP 2008069692 A JP2008069692 A JP 2008069692A JP 2009225619 A JP2009225619 A JP 2009225619A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- type motor
- pole type
- claw pole
- coil bobbin
- winding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Motor Or Generator Frames (AREA)
- Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
Abstract
【課題】磁気特性を低下させることなく小型化する。
【解決手段】巻線27の端部は、切欠部24から露出するコイルボビン21の外壁面から軸方向に引き出され、巻線27への通電を制御する制御基板11に接続されている。これにより、巻線27はモータの軸方向に引き出されるので、モータ及びポンプの径方向の大きさを小さくできる。また磁気抵抗が増加することによってステータの磁気特性が低下することを防止し、高性能なモータを得ることができる。
【選択図】図2
【解決手段】巻線27の端部は、切欠部24から露出するコイルボビン21の外壁面から軸方向に引き出され、巻線27への通電を制御する制御基板11に接続されている。これにより、巻線27はモータの軸方向に引き出されるので、モータ及びポンプの径方向の大きさを小さくできる。また磁気抵抗が増加することによってステータの磁気特性が低下することを防止し、高性能なモータを得ることができる。
【選択図】図2
Description
本発明は、液体を吸排するポンプを構成する羽根車の回転駆動源として利用して好適な、クローポール型モータに関する。
従来より、コイルボビンの外周部にコイルボビンに巻回された巻線と接続する端子部を設け、この端子部を介して巻線に通電することにより、ロータの回転駆動力としての吸引反発力を生成するクローポール型モータが知られている(特許文献1,2参照)。
特許第3157431号公報
特許第3825024号公報
従来のクローポール型モータによれば、コイルボビンの外周部に端子部が設けられているために以下に示すような問題が生じる。すなわち第1に、モータの径方向の大きさを小さくすることが困難になる。第2に、端子部の位置に合わせてコイルボビンを収容するステータの外壁面に切り欠き構造を形成しなければならないために、磁気抵抗が増加することによってステータの磁気特性が低下する。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、磁気特性を低下させることなく小型化することが可能なクローポール型モータ及びポンプを提供することにある。
本発明に係るクローポール型モータ及びポンプでは、ステータは、巻線が巻回された環状のコイルボビンと、軸方向に延出する爪磁極が周方向に複数形成された環状の第1部材と、軸方向に延出する爪磁極が周方向に複数形成された環状の第2部材とを備え、第1部材と第2部材によりコイルボビンを挟持する構成を有し、第1部材は、非磁路領域の部材を切り欠いて形成した切欠部を有し、巻線の端部が切欠部により露出したコイルボビンの側面部から引き出されている。
本発明に係るクローポール型モータ及びポンプによれば、磁気特性を低下させることなく小型化することができる。
以下、図面を参照して、本発明に係るクローポール型モータを適用した本発明の実施形態となるポンプの構成について説明する。
〔ポンプの全体構成〕
本発明の実施形態となるポンプは、図1に示すように、液体を吸排する羽根車1と、液体を吸排させる吸入口2及び吐出口3を有するポンプケース4と、羽根車1を回転自在に収容するポンプ室5をポンプケース4と対をなして形成する分離板6と、羽根車1を回転駆動させるマグネット7を有したロータ8と、ロータ8に回転駆動力を伝達する爪磁極を有するステータ10と、ステータ10に発生させる磁界を制御する制御基板11とを備えるクローポール型モータを駆動源としている。すなわち本発明の実施形態となるポンプは、分離板6を挟んで内側及び外側にそれぞれロータ8及びステータ10を配置した、いわゆるインナー型ロータ構造のクローポール型モータを駆動源としたポンプ構造となっている。ポンプ室5は、天面中央に開口された吸入口2と側壁に設けられた吐出口3とを有したポンプケース4に、ロータ8とステータ10を水密状態に分離(ポンプ部とモータ部を分離)する分離板6が結合されることにより形成されている。ポンプケース4と分離板6の結合部分には、ポンプ部とモータ部を水密状態に仕切るためにシール部材9を介在させている。
本発明の実施形態となるポンプは、図1に示すように、液体を吸排する羽根車1と、液体を吸排させる吸入口2及び吐出口3を有するポンプケース4と、羽根車1を回転自在に収容するポンプ室5をポンプケース4と対をなして形成する分離板6と、羽根車1を回転駆動させるマグネット7を有したロータ8と、ロータ8に回転駆動力を伝達する爪磁極を有するステータ10と、ステータ10に発生させる磁界を制御する制御基板11とを備えるクローポール型モータを駆動源としている。すなわち本発明の実施形態となるポンプは、分離板6を挟んで内側及び外側にそれぞれロータ8及びステータ10を配置した、いわゆるインナー型ロータ構造のクローポール型モータを駆動源としたポンプ構造となっている。ポンプ室5は、天面中央に開口された吸入口2と側壁に設けられた吐出口3とを有したポンプケース4に、ロータ8とステータ10を水密状態に分離(ポンプ部とモータ部を分離)する分離板6が結合されることにより形成されている。ポンプケース4と分離板6の結合部分には、ポンプ部とモータ部を水密状態に仕切るためにシール部材9を介在させている。
ロータ8は、羽根車1に一体的に設けられた円筒体として形成され、その円筒部の外壁に磁気回路(磁束)を構成するマグネット7を設けている。ロータ8は、ポンプケース4に設けられた軸支え部12と分離板6に設けられた軸支え部13に各端部を挿入嵌合させた固定軸14に対して、軸受け部15を介して回転自在に支承されている。固定軸14は、その両端側に取り付けられた回り止め板16,17により回転不可能とされている。マグネット7と分離板6との間にはロータ8の回転時に接触しない程度の隙間(クリアランス)が確保されている。羽根車1は、ロータ8と一体化されていることから固定軸14を中心に回転し、吸入口2からポンプ室5内へと吸い込んだ液体に遠心力を与えて吐出口3からポンプ外へと排出する。
ステータ10は、ロータ8の外側に分離板6を挟んで対向配置されている。ステータ10は分離板6に対して面接触させている。ロータ8と分離板6との間にはクリアランスを設けたが、ステータ10と分離板6との間にはクリアランスを設けることなく面接触状態で接触させている。これにより巻線27に通電することで発生した磁界を爪磁極からロータ8へと効率良く伝達することができる。ステータ10は、図2(a),(b)に示すように、環状のコイルボビン21を内部に収容し、鉄心部材23a側の爪磁極22と鉄心部材23b側の爪磁極22が周方向に交互に並ぶように鉄心部材23aと鉄心部材23bを重ね合わせることにより、鉄心部材23a,23bによりコイルボビン21を挟持した構成になっている。
コイルボビン21の外周部には巻線27が巻回されている。鉄心部材23aの外壁面の磁気特性に影響を与えない領域、換言すれば、磁束がほとんど流れない領域、すなわち磁路が形成される領域を除いた非磁路領域には部材を切り欠いて形成した切欠部24が形成されている。巻線27の端部は、切欠部24から露出するコイルボビン21の外壁面から軸方向に引き出され、巻線27への通電を制御する制御基板11に接続されている。このような構成によれば、巻線27はモータの軸方向に引き出されるので、モータ及びポンプの径方向の大きさを小さくできる。また切欠部24は非磁路領域に形成されているので、ステータ10の磁気特性が低下することを防止し、高性能なモータを得ることができる。なお巻線27の端部はコイルボビン21の外壁面から径方向に引き出されても良い。このような構成によれば、モータ及びポンプの軸方向の大きさを小さくすることができる。
切欠部24から露出するコイルボビン21の外壁面には軸方向に延出するリブ部材25が形成され、リブ部材25によってコイルボビン21に対する鉄心部材23a,23bや制御基板11の位置決めが行われる。このような構成によれば、部品点数を増加させることなく部品間の位置合わせを行うことができるので、低コストで組立性を向上させることができる。なおこのリブ部材25を図3(a),(b)に示すような管状部材26に置き換え、コイルボビン21の外壁面から軸方向に引き出された巻線を管状部材26に挿通してもよい。このような構成によれば、鉄心部材23aと鉄心部材23b間の絶縁性が確保され、安全性が向上する。
制御基板11は、分離板6の背面に設けられ、図示を省略する位置検出センサからの信号を受けて巻線27で発生した磁界を制御する。またこのポンプでは、ポンプケース4を除いた部位全体がモールド樹脂40で覆われている。つまり、分離板6とステータ10と制御基板11とがモールド樹脂40で被覆され、耐水性の向上を図ると共に強度を確保している。このように構成されたポンプにおいては、巻線27への通電により発生する磁界が爪磁極22からマグネット7へと伝達されることによりマグネット7が吸引反発することで、ロータ8と一体的に設けられた羽根車1が固定軸14を中心として回転する。この羽根車1の回転に伴いポンプ作用が発生し、液体が吸入口2よりポンプ室5内へと吸込まれ、ポンプ室5内で加圧され周囲方向へ圧送された液体は吐出口3からポンプ外へと吐出される。
以上、本発明者らによってなされた発明を適用した実施の形態について説明したが、この実施の形態による本発明の開示の一部をなす論述及び図面により本発明は限定されることはない。例えば、本実施形態は本発明に係るクローポール型モータをインナー型ロータ構造のクローポール型モータを駆動源としたポンプに適用したものであるが、本発明はこの実施形態に限られることはなく、図5に示すような、分離板6を挟んで外側にロータ8を配置し且つ内側にステータ10を配置したアウター型ロータ構造のクローポール型モータを駆動源としたポンプにも適用することができる。このように、上記実施の形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施の形態、実施例及び運用技術等は全て本発明の範疇に含まれることは勿論であることを付け加えておく。
1:羽根車
2:吸入口
3:吐出口
4:ポンプケース
5:ポンプ室
6:分離板
7:マグネット
8:ロータ
9:爪磁極
10:ステータ
11:制御基板
21:コイルボビン
22:爪磁極
23a,23b:鉄心部材
24:切欠部
25:リブ部材
26:管状部材
27:巻線
2:吸入口
3:吐出口
4:ポンプケース
5:ポンプ室
6:分離板
7:マグネット
8:ロータ
9:爪磁極
10:ステータ
11:制御基板
21:コイルボビン
22:爪磁極
23a,23b:鉄心部材
24:切欠部
25:リブ部材
26:管状部材
27:巻線
Claims (8)
- 周方向に沿ってマグネットを有した回転可能なロータと、前記ロータのマグネットと対向する側に、周方向に沿って等間隔で且つその磁極が交互となるように配置された爪磁極を有するステータとを備えたクローポール型モータであって、
前記ステータは、巻線が巻回された環状のコイルボビンと、軸方向に延出する爪磁極が周方向に複数形成された環状の第1部材と、軸方向に延出する爪磁極が周方向に複数形成された環状の第2部材とを備え、前記第1部材と前記第2部材により前記コイルボビンを挟持する構成を有し、前記第1部材は、非磁路領域の部材を切り欠いて形成した切欠部を有し、前記巻線の端部が前記切欠部により露出した前記コイルボビンの外壁面から引き出されていることを特徴とするクローポール型モータ。 - 請求項1に記載のクローポール型モータにおいて、前記コイルボビンの外壁面から軸方向に延出し、引き出した巻線が挿通される管状の巻線保持部材を備えることを特徴とするクローポール型モータ。
- 請求項2に記載のクローポール型モータにおいて、前記巻線保持部材が前記コイルボビンに対する前記第1及び第2部材との位置決め部材として用いられることを特徴とするクローポール型モータ。
- 請求項2又は請求項3に記載のクローポール型モータにおいて、前記巻線保持部材が前記コイルボビンに対する前記巻線への通電を制御する制御基板の位置決め部材として用いられることを特徴とするクローポール型モータ。
- 請求項1乃至請求項4のうち、いずれか1項に記載のクローポール型モータにおいて、前記ロータ及び前記ステータがそれぞれ分離板を挟んで内側及び外側に配置されているインナーロータ構造であることを特徴とするクローポール型モータ。
- 請求項1乃至請求項4のうち、いずれか1項に記載のクローポール型モータにおいて、前記ロータ及び前記ステータがそれぞれ分離板を挟んで外側及び内側に配置されているアウターロータ構造であることを特徴とするクローポール型モータ。
- 請求項1乃至請求項6のうち、いずれか1項に記載のクローポール型モータにおいて、前記ステータ及び前記巻線への通電を制御する制御基板がモールド樹脂により被覆されていることを特徴とするクローポール型モータ。
- 請求項1乃至請求項7のうち、いずれか1項に記載のクローポール型モータを液体を吸排する羽根車の回転駆動源として利用することを特徴とするポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008069692A JP2009225619A (ja) | 2008-03-18 | 2008-03-18 | クローポール型モータ及びポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008069692A JP2009225619A (ja) | 2008-03-18 | 2008-03-18 | クローポール型モータ及びポンプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009225619A true JP2009225619A (ja) | 2009-10-01 |
Family
ID=41241801
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008069692A Pending JP2009225619A (ja) | 2008-03-18 | 2008-03-18 | クローポール型モータ及びポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009225619A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014131485A (ja) * | 2011-10-26 | 2014-07-10 | Assoma Inc | 永久磁石モータポンプ |
-
2008
- 2008-03-18 JP JP2008069692A patent/JP2009225619A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014131485A (ja) * | 2011-10-26 | 2014-07-10 | Assoma Inc | 永久磁石モータポンプ |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2009074433A (ja) | ポンプ | |
JP2007032370A (ja) | 電動ポンプ | |
JP2008008222A (ja) | ポンプ装置 | |
JP2006320190A (ja) | ファン,モーター,およびその固定子構造 | |
JP4305951B2 (ja) | 燃料ポンプ | |
JP4904251B2 (ja) | ポンプ用dcモータ | |
US11204038B2 (en) | Vacuum pump, and magnetic bearing device and annular electromagnet used in vacuum pump | |
JP2009225618A (ja) | クローポール型モータ及びポンプ | |
JP2009225619A (ja) | クローポール型モータ及びポンプ | |
JP2009225620A (ja) | クローポール型モータ及びポンプ | |
JP2009074434A (ja) | ポンプ | |
JP2007016780A (ja) | 極異方性の磁気リングを有するポンプ | |
JP2009225621A (ja) | クローポール型モータ及びポンプ | |
JP2009077529A (ja) | クローポール型モータ及びポンプ | |
JP5171307B2 (ja) | クローポール型モータ及び該モータを備えたポンプ | |
JPH09317683A (ja) | 流体ポンプ | |
JP2009077527A (ja) | クローポール型モータ及びポンプ | |
JP2010011581A (ja) | クローポール型モータ及びこれを用いたポンプ | |
JP2010115019A (ja) | ポンプ用モータ | |
JP2007032405A (ja) | 電動ウォータポンプ | |
JP2009201286A (ja) | クローポール型モータ及び該モータを備えたポンプ | |
JPH1113682A (ja) | Dcキャンドモータポンプ | |
JP2009077531A (ja) | クローポール型モータ及びポンプ | |
JP2010011583A (ja) | モータ及びこれを用いたポンプ | |
JP2009077532A (ja) | クローポール型モータ及びポンプ |