JPH1113682A - Ｄｃキャンドモータポンプ - Google Patents
ＤｃキャンドモータポンプInfo
- Publication number
- JPH1113682A JPH1113682A JP9177786A JP17778697A JPH1113682A JP H1113682 A JPH1113682 A JP H1113682A JP 9177786 A JP9177786 A JP 9177786A JP 17778697 A JP17778697 A JP 17778697A JP H1113682 A JPH1113682 A JP H1113682A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- permanent magnet
- peripheral surface
- rotor
- ring
- outer peripheral
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims abstract description 25
- 229910000859 α-Fe Inorganic materials 0.000 claims description 6
- 239000006185 dispersion Substances 0.000 abstract 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 2
- 241001272720 Medialuna californiensis Species 0.000 description 1
- 230000000295 complement effect Effects 0.000 description 1
- 230000003467 diminishing effect Effects 0.000 description 1
- 238000004904 shortening Methods 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
- Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、回転子の主体を成す半月状の永久
磁石の耐遠心性を確保するための特別な策を排しコスト
の低減を図ると共に、空隙の縮小による性能向上の実現
を目的とする。 【解決手段】 本発明に成るＤＣキャンドモータポンプ
は、その回転子のインペラと一体を成す円筒部に、回転
子本体を構成するリング状永久磁石が、極異方性フェラ
イト磁石または内周面に磁性体ヨークを併設した異方性
フェライト磁石もしくは等方性フェライト磁石で、該リ
ング状永久磁石の両端でその外周面に連通するほぼ同じ
外周面を形成するように固着保持され、該回転子の外周
面が直接小空隙を介してキャン円筒部の内周面とその裏
面の固定子内周面に対向して転回動作するように構成さ
れている。
磁石の耐遠心性を確保するための特別な策を排しコスト
の低減を図ると共に、空隙の縮小による性能向上の実現
を目的とする。 【解決手段】 本発明に成るＤＣキャンドモータポンプ
は、その回転子のインペラと一体を成す円筒部に、回転
子本体を構成するリング状永久磁石が、極異方性フェラ
イト磁石または内周面に磁性体ヨークを併設した異方性
フェライト磁石もしくは等方性フェライト磁石で、該リ
ング状永久磁石の両端でその外周面に連通するほぼ同じ
外周面を形成するように固着保持され、該回転子の外周
面が直接小空隙を介してキャン円筒部の内周面とその裏
面の固定子内周面に対向して転回動作するように構成さ
れている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ＤＣキャンドモー
タポンプの改良に関するものである。
タポンプの改良に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図５は従来より実施されているＤＣキャ
ンドモータポンプの構造例を示す縦断面図である。図５
に示すＤＣキャンドモータポンプは、モータケーシング
１の内周面と有底カップ状を成すキャン２の円筒部とで
囲まれた固定子室３に巻線を巻装した固定子４が配置さ
れ、前記固定子室３とキャン２で同心状に隔離された回
転子室５には回転自在に軸支され永久磁石を主体とする
回転子６が設けられている。そして前記回転子室５から
軸方向に連通・伸張し前記キャン２とポンプケーシング
７とで囲まれたポンプ室８が形成され、該ポンプ室内８
に収容されるようにして前記回転子６に一体保持される
インペラ９が配置されている。
ンドモータポンプの構造例を示す縦断面図である。図５
に示すＤＣキャンドモータポンプは、モータケーシング
１の内周面と有底カップ状を成すキャン２の円筒部とで
囲まれた固定子室３に巻線を巻装した固定子４が配置さ
れ、前記固定子室３とキャン２で同心状に隔離された回
転子室５には回転自在に軸支され永久磁石を主体とする
回転子６が設けられている。そして前記回転子室５から
軸方向に連通・伸張し前記キャン２とポンプケーシング
７とで囲まれたポンプ室８が形成され、該ポンプ室内８
に収容されるようにして前記回転子６に一体保持される
インペラ９が配置されている。
【０００３】そして、図６が図５の例の回転子の部分の
横断面、図７が図６における永久磁石の部分の断面図
で、前記回転子６の主体を成す永久磁石１０は該例では
４個の半月形永久磁石が採用されている。該半月形永久
磁石の採用は、当該キャンドモータポンプが、従来のリ
ング状の等方性もしくは異方性永久磁石では所望の性能
が得られないためで、該分割された半月状永久磁石を採
用することで、性能向上の利点と共に回転子の転回動作
での遠心力による離脱が問題となって、その対策として
種々の工作が実施されてきている。そして該例では、分
割された半月状永久磁石の回転遠心力による離脱を防ぐ
手段として、ステンレス材で形成されるパイプ１１で外
周面を覆っている。
横断面、図７が図６における永久磁石の部分の断面図
で、前記回転子６の主体を成す永久磁石１０は該例では
４個の半月形永久磁石が採用されている。該半月形永久
磁石の採用は、当該キャンドモータポンプが、従来のリ
ング状の等方性もしくは異方性永久磁石では所望の性能
が得られないためで、該分割された半月状永久磁石を採
用することで、性能向上の利点と共に回転子の転回動作
での遠心力による離脱が問題となって、その対策として
種々の工作が実施されてきている。そして該例では、分
割された半月状永久磁石の回転遠心力による離脱を防ぐ
手段として、ステンレス材で形成されるパイプ１１で外
周面を覆っている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上述の如き従来の構成
は、回転子の主体を成す半月状の永久磁石の耐遠心性を
確保するために、永久磁石を特殊形状としたり外周面を
非磁性体の薄いリング部材で覆う構成とする等コスト面
での課題と共に、後者の薄いリング部材併用の構成では
駆動用電動機の固定子と回転子との間の空隙の増加に直
結して、折角の高性能永久磁石の採用の利点を減殺して
しまう等の問題を抱えていた。
は、回転子の主体を成す半月状の永久磁石の耐遠心性を
確保するために、永久磁石を特殊形状としたり外周面を
非磁性体の薄いリング部材で覆う構成とする等コスト面
での課題と共に、後者の薄いリング部材併用の構成では
駆動用電動機の固定子と回転子との間の空隙の増加に直
結して、折角の高性能永久磁石の採用の利点を減殺して
しまう等の問題を抱えていた。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明に成るＤＣキャン
ドモータポンプは、その回転子のインペラと一体を成す
円筒部に、回転子本体を構成するリング状永久磁石が、
極異方性フェライト磁石または内周面に磁性体ヨークを
併設した異方性フェライト磁石もしくは等方性フェライ
ト磁石で、該リング状永久磁石の両端でその外周面に連
通するほぼ同じ外周面を形成するように固着保持され、
該回転子の永久磁石の外周面が直接小空隙を介してキャ
ンの円筒部の内周面と対向しその裏面の固定子内周面に
近接して転回動作するように構成する。
ドモータポンプは、その回転子のインペラと一体を成す
円筒部に、回転子本体を構成するリング状永久磁石が、
極異方性フェライト磁石または内周面に磁性体ヨークを
併設した異方性フェライト磁石もしくは等方性フェライ
ト磁石で、該リング状永久磁石の両端でその外周面に連
通するほぼ同じ外周面を形成するように固着保持され、
該回転子の永久磁石の外周面が直接小空隙を介してキャ
ンの円筒部の内周面と対向しその裏面の固定子内周面に
近接して転回動作するように構成する。
【０００６】上述の如き構成においては、回転子の主体
を成す永久磁石がリング状を成すので耐遠心性を確保す
るための特別な策を要せずコスト面で有利となると共
に、駆動用電動機の固定子と回転子との間の空隙の縮小
を可能とし高性能永久磁石の採用の利点をそのままに活
用できる効果がある。
を成す永久磁石がリング状を成すので耐遠心性を確保す
るための特別な策を要せずコスト面で有利となると共
に、駆動用電動機の固定子と回転子との間の空隙の縮小
を可能とし高性能永久磁石の採用の利点をそのままに活
用できる効果がある。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下図面によって本発明の実施例
を説明する。図１は本発明に成る第１の実施例を示す要
部断面図、図２は図１の例の永久磁石１０の断面図であ
る。
を説明する。図１は本発明に成る第１の実施例を示す要
部断面図、図２は図１の例の永久磁石１０の断面図であ
る。
【０００８】該例はインペラ９と一体の円筒部６ー１に
装着されるリング状永久磁石１０としてその性能が高い
極異方性永久磁石を採用したもので、非磁性部材で形成
される円筒部６ー１に直接保持されており前記円筒部６
ー１とリング状永久磁石１０の外径は同じとなるように
形成されている。
装着されるリング状永久磁石１０としてその性能が高い
極異方性永久磁石を採用したもので、非磁性部材で形成
される円筒部６ー１に直接保持されており前記円筒部６
ー１とリング状永久磁石１０の外径は同じとなるように
形成されている。
【０００９】当該永久磁石１０がリング状であることか
ら、遠心力での飛散離脱の懸念が無いので耐遠心性の策
は必要なく、従って上述従来技術での図７のような外周
面を覆うリング部材１１等が不要となる。
ら、遠心力での飛散離脱の懸念が無いので耐遠心性の策
は必要なく、従って上述従来技術での図７のような外周
面を覆うリング部材１１等が不要となる。
【００１０】図３及び図４は第２の実施例で、回転子６
を構成する永久磁石１０にリング状の等方性もしくは異
方性永久磁石を使用し該永久磁石１０の内周面に磁性体
のリング状バックヨーク１２を設けて当該永久磁石の性
能を補完するように構成すると、永久磁石１０の外周面
と固定子の内周面との空隙を短縮できる効果と併せて中
位所望の性能を確保し、実用に供する事が出来る。
を構成する永久磁石１０にリング状の等方性もしくは異
方性永久磁石を使用し該永久磁石１０の内周面に磁性体
のリング状バックヨーク１２を設けて当該永久磁石の性
能を補完するように構成すると、永久磁石１０の外周面
と固定子の内周面との空隙を短縮できる効果と併せて中
位所望の性能を確保し、実用に供する事が出来る。
【００１１】
【発明の効果】本発明に成るＤＣキャンドモータポンプ
は、回転子の主体を成す永久磁石がリング状を成すので
耐遠心性を確保するための特別な策を要せずコスト面で
有利となると共に、駆動用電動機の固定子の内周面と回
転子の外周面との間の空隙の縮小を可能とし高性能永久
磁石の採用の利点をそのままに活用もしくは当該永久磁
石の備える性能を十二分に活用することで高性能のキャ
ンドモータポンプとし得る効果がある。
は、回転子の主体を成す永久磁石がリング状を成すので
耐遠心性を確保するための特別な策を要せずコスト面で
有利となると共に、駆動用電動機の固定子の内周面と回
転子の外周面との間の空隙の縮小を可能とし高性能永久
磁石の採用の利点をそのままに活用もしくは当該永久磁
石の備える性能を十二分に活用することで高性能のキャ
ンドモータポンプとし得る効果がある。
【図１】本発明に成るＤＣキャンドモータポンプの例の
要部断面図である。
要部断面図である。
【図２】図１の例の永久磁石部分の断面図である。
【図３】本発明に成るＤＣキャンドモータポンプの第２
の例の要部断面図である。
の例の要部断面図である。
【図４】図３の例の永久磁石部分の断面図である。
【図５】本発明に係るＤＣキャンドモータポンプの従来
技術の例の断面図である。
技術の例の断面図である。
【図６】図５の例の要部拡大断面図である。
【図７】図６の例の永久磁石部部分の断面図である。
１ モ−タケ−シング ２ キャン ３ 固定子室 ４ 固定子 ５ 回転子室 ６ 回転子 ６ー１ 回転子の円筒部 ７ ポンプケ−シング ８ ポンプ室 ９ インペラ １０ 永久磁石 １１ パイプ １２ バックヨ−ク
Claims (5)
- 【請求項１】 モータケーシングとカップ状キャンとポ
ンプケーシングとを有し、前記モータケーシングと前記
キャンの円筒部とで囲まれた固定子室に配置された固定
子と、該固定子内周面に小空隙を介して対向し回転自在
に配置された永久磁石を主体とする回転子とより成る駆
動用電動機と、前記回転子に一体保持されポンプケーシ
ング内に配置されるインペラとを備えるＤＣキャンドモ
ータポンプにおいて、インペラと一体を成す回転子の円
筒部に、回転子本体を構成するリング状永久磁石が固着
保持され、該回転子の外周面が直接小空隙を介して前記
キャンの円筒部の内周面に対向して転回動作すること、
を特徴とするＤＣキャンドモータポンプ。 - 【請求項２】 前記リング状永久磁石はその両端で該永
久磁石の外周面とほぼ同じ外周面を形成するようにして
円筒部に固着保持されていること、を特徴とする請求項
１に記載のＤＣキャンドモータポンプ。 - 【請求項３】 前記回転子本体を構成するリング状永久
磁石が、極異方性フェライト磁石であること、を特徴と
する請求項１，２に記載のＤＣキャンドモータポンプ。 - 【請求項４】 前記回転子本体を構成するリング状永久
磁石が、その内周面に磁性体ヨークを併設した異方性フ
ェライト磁石であること、を特徴とする請求項１，２に
記載のＤＣキャンドモータポンプ。 - 【請求項５】 前記回転子本体を構成するリング状永久
磁石が、その内周面に磁性体ヨークを併設した等方性フ
ェライト磁石であること、を特徴とする請求項１，２に
記載のＤＣキャンドモータポンプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9177786A JPH1113682A (ja) | 1997-06-19 | 1997-06-19 | Ｄｃキャンドモータポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9177786A JPH1113682A (ja) | 1997-06-19 | 1997-06-19 | Ｄｃキャンドモータポンプ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1113682A true JPH1113682A (ja) | 1999-01-19 |
Family
ID=16037088
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9177786A Pending JPH1113682A (ja) | 1997-06-19 | 1997-06-19 | Ｄｃキャンドモータポンプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1113682A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7074019B2 (en) * | 2001-10-24 | 2006-07-11 | Pierburg Gmbh | Rotor protector for wet-type rotor pump |
| US7502648B2 (en) | 2003-04-30 | 2009-03-10 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Artificial cardiac pump |
| KR100944543B1 (ko) | 2008-07-31 | 2010-03-03 | 주식회사 중원 에스엠이티 | 마그네트 펌프용 커플러 |
| CN105604957A (zh) * | 2016-02-17 | 2016-05-25 | 广州奥姆特机电设备制造有限公司 | 一种自动自吸增压泵 |
| JP2016116267A (ja) * | 2014-12-11 | 2016-06-23 | 株式会社マキタ | 電動工具 |
| DE102017223256A1 (de) * | 2017-12-19 | 2019-06-19 | BSH Hausgeräte GmbH | Elektrischer Antriebsmotor, Nassläufer-Pumpe und Haushaltsgerät |
-
1997
- 1997-06-19 JP JP9177786A patent/JPH1113682A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7074019B2 (en) * | 2001-10-24 | 2006-07-11 | Pierburg Gmbh | Rotor protector for wet-type rotor pump |
| US7502648B2 (en) | 2003-04-30 | 2009-03-10 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Artificial cardiac pump |
| KR100944543B1 (ko) | 2008-07-31 | 2010-03-03 | 주식회사 중원 에스엠이티 | 마그네트 펌프용 커플러 |
| JP2016116267A (ja) * | 2014-12-11 | 2016-06-23 | 株式会社マキタ | 電動工具 |
| CN105604957A (zh) * | 2016-02-17 | 2016-05-25 | 广州奥姆特机电设备制造有限公司 | 一种自动自吸增压泵 |
| DE102017223256A1 (de) * | 2017-12-19 | 2019-06-19 | BSH Hausgeräte GmbH | Elektrischer Antriebsmotor, Nassläufer-Pumpe und Haushaltsgerät |
| CN111480282A (zh) * | 2017-12-19 | 2020-07-31 | Bsh家用电器有限公司 | 电驱动马达、湿式转子泵和家用器具 |
| CN111480282B (zh) * | 2017-12-19 | 2022-07-08 | Bsh家用电器有限公司 | 电驱动马达、湿式转子泵和家用器具 |
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