JPH08128445A - スラスト磁気軸受及び遠心圧縮機 - Google Patents
スラスト磁気軸受及び遠心圧縮機Info
- Publication number
- JPH08128445A JPH08128445A JP26990994A JP26990994A JPH08128445A JP H08128445 A JPH08128445 A JP H08128445A JP 26990994 A JP26990994 A JP 26990994A JP 26990994 A JP26990994 A JP 26990994A JP H08128445 A JPH08128445 A JP H08128445A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic path
- path portion
- magnetic
- thrust
- coil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C32/00—Bearings not otherwise provided for
- F16C32/04—Bearings not otherwise provided for using magnetic or electric supporting means
- F16C32/0406—Magnetic bearings
- F16C32/044—Active magnetic bearings
- F16C32/0474—Active magnetic bearings for rotary movement
- F16C32/0476—Active magnetic bearings for rotary movement with active support of one degree of freedom, e.g. axial magnetic bearings
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C2360/00—Engines or pumps
- F16C2360/44—Centrifugal pumps
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Magnetic Bearings And Hydrostatic Bearings (AREA)
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 遠心圧縮機等の軸方向推力の大きい回転体固
定のスラストカラーの小径軽量化に対応可能なスラスト
磁気軸受及び遠心圧縮機を提供する。 【構成】 電磁コイル2を取り囲むように外周側磁路部
1aの磁極側5を内周側磁路部1cの磁極側6に屈曲さ
せたステータ磁路部1を、外周側磁路部および内周側磁
路部の少なくとも2つ以上の部材に分割し、コイル組み
込み後に接合可能にしてスラスト磁気軸受を構成する。 【効果】 対向するスラストカラー外径を小さくしてロ
ータ設計を容易にし、ステータ磁路部の部材接合部での
損失を低減でき、内周側磁路部の構成部材に組立前にコ
イルを直接巻線することも可能にする。
定のスラストカラーの小径軽量化に対応可能なスラスト
磁気軸受及び遠心圧縮機を提供する。 【構成】 電磁コイル2を取り囲むように外周側磁路部
1aの磁極側5を内周側磁路部1cの磁極側6に屈曲さ
せたステータ磁路部1を、外周側磁路部および内周側磁
路部の少なくとも2つ以上の部材に分割し、コイル組み
込み後に接合可能にしてスラスト磁気軸受を構成する。 【効果】 対向するスラストカラー外径を小さくしてロ
ータ設計を容易にし、ステータ磁路部の部材接合部での
損失を低減でき、内周側磁路部の構成部材に組立前にコ
イルを直接巻線することも可能にする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遠心圧縮機やターボエ
キスパンダや真空ポンプ等の高速回転体の軸方向推力を
磁気的に支持するスラスト磁気軸受及び遠心圧縮機に関
する。
キスパンダや真空ポンプ等の高速回転体の軸方向推力を
磁気的に支持するスラスト磁気軸受及び遠心圧縮機に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来一般に使用されているスラスト磁気
軸受は例えば特開平3−78596号公報に記載されて
いる。図10はこの従来のスラスト磁気軸受の第1の例
を示す縦断面図である。図10において、この冷凍機用
圧縮機のスラスト磁気軸受は、C型断面のステータ磁路
部を形成するリング状ハウジング1のコイルスロット2
a内にリング状電磁コイル2が組み込まれており、この
リング状ハウジング1のスラストカラー3と間隙をもっ
て対向する側に外周側磁極5と内周側磁極6間のコイル
スロットと同一幅の広い開口部があって、これよりコイ
ル2の組み込みが容易に可能な構造となっている。こう
して冷凍機用圧縮機のシャフト4に固定のスラストカラ
ー3の両側に微妙な間隙を軸受面をなす磁極5、6との
間に設けて一対のスラスト磁気軸受が配置され、それぞ
れが図示しないケーシングに取り付けられている。そし
てシャフト4のスラスト方向の位置を検出するセンサの
信号に基づき、このスラスト磁気軸受のコイル2への電
流を調整して、スラストカラー3とスラスト磁気軸受の
間の間隙が常に一定に保たれるように制御する。
軸受は例えば特開平3−78596号公報に記載されて
いる。図10はこの従来のスラスト磁気軸受の第1の例
を示す縦断面図である。図10において、この冷凍機用
圧縮機のスラスト磁気軸受は、C型断面のステータ磁路
部を形成するリング状ハウジング1のコイルスロット2
a内にリング状電磁コイル2が組み込まれており、この
リング状ハウジング1のスラストカラー3と間隙をもっ
て対向する側に外周側磁極5と内周側磁極6間のコイル
スロットと同一幅の広い開口部があって、これよりコイ
ル2の組み込みが容易に可能な構造となっている。こう
して冷凍機用圧縮機のシャフト4に固定のスラストカラ
ー3の両側に微妙な間隙を軸受面をなす磁極5、6との
間に設けて一対のスラスト磁気軸受が配置され、それぞ
れが図示しないケーシングに取り付けられている。そし
てシャフト4のスラスト方向の位置を検出するセンサの
信号に基づき、このスラスト磁気軸受のコイル2への電
流を調整して、スラストカラー3とスラスト磁気軸受の
間の間隙が常に一定に保たれるように制御する。
【0003】また従来の改良されたスラスト磁気軸受は
例えば特開平6−159364号公報に記載されてい
る。図11はこの従来のスラスト磁気軸受の第2の例を
示す縦断面図である。図11において、このスラスト磁
気軸受は、軸線方向電磁気軸受構造体として、ステータ
磁路部を形成するリング状ハウジング1の外周側磁路部
1aを2つの外周側磁路部材1a1、1a2に接合面7で
分割したうえ、スラストカラー3に近い側の外周側磁路
部材1a1を内周側に屈曲させてコイルスロット内のコ
イル2を包み込むようにして外周側磁極5の位置を内周
側磁極6の近くに配置し、その2つの外周側磁路部材1
a1、1a2間のに接合面7を分離した状態で、コイルス
ロット内へのコイル2の組み込み後にその接合部の接合
を行うように構成し、これによりこのスラスト磁気軸受
と対向してロータのシャフト4に固定されるスラストカ
ラー3の外径を小さくしてロータの設計を容易にしてい
る。
例えば特開平6−159364号公報に記載されてい
る。図11はこの従来のスラスト磁気軸受の第2の例を
示す縦断面図である。図11において、このスラスト磁
気軸受は、軸線方向電磁気軸受構造体として、ステータ
磁路部を形成するリング状ハウジング1の外周側磁路部
1aを2つの外周側磁路部材1a1、1a2に接合面7で
分割したうえ、スラストカラー3に近い側の外周側磁路
部材1a1を内周側に屈曲させてコイルスロット内のコ
イル2を包み込むようにして外周側磁極5の位置を内周
側磁極6の近くに配置し、その2つの外周側磁路部材1
a1、1a2間のに接合面7を分離した状態で、コイルス
ロット内へのコイル2の組み込み後にその接合部の接合
を行うように構成し、これによりこのスラスト磁気軸受
と対向してロータのシャフト4に固定されるスラストカ
ラー3の外径を小さくしてロータの設計を容易にしてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来一般に使用さ
れている図10のスラスト磁気軸受は、一般に遠心圧縮
機やターボエキスパンダ等では大きな軸方向推力が発生
するため負荷容量の大きなスラスト磁気軸受が必要にな
るが、しかしこの磁気軸受では油軸受に比較して軸受部
の単位面積当たりの支持力が小さいために軸受部の面積
を増加させる必要があって軸受外径が大きくなるうえ、
また図10に示すように電磁石を構成するステータ磁路
部をなすハウジング1がスラストカラー3との対向面側
から電磁コイル2をコイルスロット2a内に組み込むた
めの空間を確保する必要があることから、さらにスラス
ト磁気軸受の外径が増加していてる。するとスラスト磁
気軸受の外径はロータのシャフト4に固定された対向す
るスラストカラー3の外径と同等である必要から、この
スラスト磁気軸受の外径の増加に伴いスラストカラー3
の外径も増加し、従ってシャフト4に固定のスラストカ
ラー3の重量が増加してロータの固有振動数が低下する
ので、シャフト4に固定された他の部品の重量や配置に
よってはロータの設計が困難になる場合も生じたり、ま
たロータの制御も難しくなるという課題があった。
れている図10のスラスト磁気軸受は、一般に遠心圧縮
機やターボエキスパンダ等では大きな軸方向推力が発生
するため負荷容量の大きなスラスト磁気軸受が必要にな
るが、しかしこの磁気軸受では油軸受に比較して軸受部
の単位面積当たりの支持力が小さいために軸受部の面積
を増加させる必要があって軸受外径が大きくなるうえ、
また図10に示すように電磁石を構成するステータ磁路
部をなすハウジング1がスラストカラー3との対向面側
から電磁コイル2をコイルスロット2a内に組み込むた
めの空間を確保する必要があることから、さらにスラス
ト磁気軸受の外径が増加していてる。するとスラスト磁
気軸受の外径はロータのシャフト4に固定された対向す
るスラストカラー3の外径と同等である必要から、この
スラスト磁気軸受の外径の増加に伴いスラストカラー3
の外径も増加し、従ってシャフト4に固定のスラストカ
ラー3の重量が増加してロータの固有振動数が低下する
ので、シャフト4に固定された他の部品の重量や配置に
よってはロータの設計が困難になる場合も生じたり、ま
たロータの制御も難しくなるという課題があった。
【0005】また上記従来の改良された図11のスラス
ト磁気軸受は、ロータに固定の対向するスラストカラー
3の外径をより小さくするため、ステータ磁路部をなす
ハウジング1がコイルスロット2a内の電磁コイル2を
包むように、その外周側磁路部1aを屈曲させて外周側
磁極5の位置を内周側磁極6の近い位置に配置する構造
体としている。しかしながら、この軸線方向磁気軸受構
造体は、ステータ磁路部の外周側磁路部1aを外周側磁
極5の近くに寄った位置で2つの外周側磁路部部材1a
1、1a2に分割して接合した構造をしているため、その
外周側磁路部部材1a1、1a2の接合部における磁束漏
れによる磁気的損失が大きく、この接合面7が磁気回路
の要部をなす軸受面の磁極5、6に近い位置にあるため
の軸受面での吸引力を弱めるという不具合があった。
ト磁気軸受は、ロータに固定の対向するスラストカラー
3の外径をより小さくするため、ステータ磁路部をなす
ハウジング1がコイルスロット2a内の電磁コイル2を
包むように、その外周側磁路部1aを屈曲させて外周側
磁極5の位置を内周側磁極6の近い位置に配置する構造
体としている。しかしながら、この軸線方向磁気軸受構
造体は、ステータ磁路部の外周側磁路部1aを外周側磁
極5の近くに寄った位置で2つの外周側磁路部部材1a
1、1a2に分割して接合した構造をしているため、その
外周側磁路部部材1a1、1a2の接合部における磁束漏
れによる磁気的損失が大きく、この接合面7が磁気回路
の要部をなす軸受面の磁極5、6に近い位置にあるため
の軸受面での吸引力を弱めるという不具合があった。
【0006】本発明の目的は、上記従来技術の問題点を
解決し、遠心圧縮機やターボエキスパンダ等のように軸
方向推力の大きな回転体の推力を電磁石の力の利用によ
り支持するスラスト磁気軸受のステータ磁路部の外周側
磁極を内周側磁極に磁束漏れが問題にならない距離まで
近づけて、且つステータ磁路部の分割した接合部での磁
束漏れによる磁気的損失を小さくして、回転体に固定の
対向するスラストカラーの外径を小さくし軽量化を達成
できるスラスト磁気軸受及び遠心圧縮機を提供すること
にある。
解決し、遠心圧縮機やターボエキスパンダ等のように軸
方向推力の大きな回転体の推力を電磁石の力の利用によ
り支持するスラスト磁気軸受のステータ磁路部の外周側
磁極を内周側磁極に磁束漏れが問題にならない距離まで
近づけて、且つステータ磁路部の分割した接合部での磁
束漏れによる磁気的損失を小さくして、回転体に固定の
対向するスラストカラーの外径を小さくし軽量化を達成
できるスラスト磁気軸受及び遠心圧縮機を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1のスラスト磁気軸受は、ロータのシャ
フトに固定のスラストカラーに対向してリング状の電磁
コイルをコイルスロット内に取り囲む形状のステータ磁
路部を、スラストカラー側を内周側に屈曲させた外周側
磁路部とコイルスロットの背面側磁路部と内周側磁路部
から形成し、スラストカラーと間隙をもって対向する外
周側磁極と内周側磁極が空隙を設けて相隣接するように
配置されるスラスト磁気軸受において、ステータ磁路部
を少なくとも背面側磁路部と外周側磁路部との接続部の
近傍位置、または背面側磁路部と内周側磁路部との接続
部の近傍位置のいずれかで2つの磁路部材に分割し、コ
イルをコイルスロット内に組み込み後に部材間の接合面
を接合して成る。
に、本発明の第1のスラスト磁気軸受は、ロータのシャ
フトに固定のスラストカラーに対向してリング状の電磁
コイルをコイルスロット内に取り囲む形状のステータ磁
路部を、スラストカラー側を内周側に屈曲させた外周側
磁路部とコイルスロットの背面側磁路部と内周側磁路部
から形成し、スラストカラーと間隙をもって対向する外
周側磁極と内周側磁極が空隙を設けて相隣接するように
配置されるスラスト磁気軸受において、ステータ磁路部
を少なくとも背面側磁路部と外周側磁路部との接続部の
近傍位置、または背面側磁路部と内周側磁路部との接続
部の近傍位置のいずれかで2つの磁路部材に分割し、コ
イルをコイルスロット内に組み込み後に部材間の接合面
を接合して成る。
【0008】また第2のスラスト磁気軸受は、第1のス
ラスト磁気軸受において、ステータ磁路部を外周側磁路
部の部材と、同心円板状の背面側磁路部及び円筒状の内
周側磁路部の一体部材とに分割し、コイルをコイルスロ
ット内に組み込み後に部材間の接合面を接合して成る。
ラスト磁気軸受において、ステータ磁路部を外周側磁路
部の部材と、同心円板状の背面側磁路部及び円筒状の内
周側磁路部の一体部材とに分割し、コイルをコイルスロ
ット内に組み込み後に部材間の接合面を接合して成る。
【0009】また第3のスラスト磁気軸受は、第1のス
ラスト磁気軸受において、ステータ磁路部を外周側磁路
部及び同心円板状の背面側磁路部が一体でスラスト軸方
向に半割構造にした両部材と、内周側磁路部の部材との
3つの部材に分割し、コイルをコイルスロット内に組み
込み後に部材間の接合面を接合して成る。
ラスト磁気軸受において、ステータ磁路部を外周側磁路
部及び同心円板状の背面側磁路部が一体でスラスト軸方
向に半割構造にした両部材と、内周側磁路部の部材との
3つの部材に分割し、コイルをコイルスロット内に組み
込み後に部材間の接合面を接合して成る。
【0010】また第4のスラスト磁気軸受は、第1のス
ラスト磁気軸受において、ステータ磁路部を外周側磁路
部の部材と、同心円板状の背面側磁路部の部材と、円筒
状の内周側磁路部の部材との3つの部材に分割し、コイ
ルをコイルスロット内に組み込み後に部材間の2つの接
合面を接合して成る。
ラスト磁気軸受において、ステータ磁路部を外周側磁路
部の部材と、同心円板状の背面側磁路部の部材と、円筒
状の内周側磁路部の部材との3つの部材に分割し、コイ
ルをコイルスロット内に組み込み後に部材間の2つの接
合面を接合して成る。
【0011】また第5のスラスト磁気軸受は、第1から
第4のいずれかのスラスト磁気軸受において、ステータ
磁路部を少なくとも背面側磁路部と外周側磁路部との接
続部の近傍位置、または背面側磁路部と内周側磁路部と
の接続部の近傍位置のいずれかで2つの磁路部材に分割
し、コイルスロット内に組み込み後に部材間の接合部を
接合するその接合面の接合面積をステータ磁路部の平均
的な横断面積より大きく形成して成る。
第4のいずれかのスラスト磁気軸受において、ステータ
磁路部を少なくとも背面側磁路部と外周側磁路部との接
続部の近傍位置、または背面側磁路部と内周側磁路部と
の接続部の近傍位置のいずれかで2つの磁路部材に分割
し、コイルスロット内に組み込み後に部材間の接合部を
接合するその接合面の接合面積をステータ磁路部の平均
的な横断面積より大きく形成して成る。
【0012】また第6のスラスト磁気軸受は、第1から
第5のいずれかのスラスト磁気軸受において、ステータ
磁路部を少なくとも背面側磁路部と外周側磁路部との接
続部の近傍位置、または背面側磁路部と内周側磁路部と
の接続部の近傍位置のいずれかで2つの磁路部材に分割
し、コイルをコイルスロット内に組み込み後に部材間の
接合面を接合するその接合面を、主な接合面とに形成
し、その締結面をボルト締め等により締結して成る。
第5のいずれかのスラスト磁気軸受において、ステータ
磁路部を少なくとも背面側磁路部と外周側磁路部との接
続部の近傍位置、または背面側磁路部と内周側磁路部と
の接続部の近傍位置のいずれかで2つの磁路部材に分割
し、コイルをコイルスロット内に組み込み後に部材間の
接合面を接合するその接合面を、主な接合面とに形成
し、その締結面をボルト締め等により締結して成る。
【0013】また本発明の遠心圧縮機は、ガス吸込口及
びガス吐出口を有するケーシング内に、羽根車を有する
ロータのシャフトが両端部のラジアル磁気軸受によって
空中に支持されると共に、ロータのシャフトの一端部が
第1から第6のいずれかのスラスト磁気軸受によって軸
方向推力を支持されて成る。
びガス吐出口を有するケーシング内に、羽根車を有する
ロータのシャフトが両端部のラジアル磁気軸受によって
空中に支持されると共に、ロータのシャフトの一端部が
第1から第6のいずれかのスラスト磁気軸受によって軸
方向推力を支持されて成る。
【0014】
【作用】上記第1のスラスト磁気軸受は、ステータ磁路
部をなすハウジングを外周側磁路部または内周側磁路部
とその他の磁路部との少なくとも2つ以上の部材に分割
し、コイルをコイルスロット内に組み込み後に部材間の
接合面を接合しているので、コイルをハウジングのスラ
ストカラーとの対向面側から組込むような広い空間の必
要性がなく、外周側磁極を磁束がスラストカラーを通ら
ない磁束漏れが問題にならない位置までと共に、ステー
タ磁路部を磁気回路の要部をなす軸受面から離れた位置
で分割接合することにより、磁気特性を低下させずに軸
受面外径を小さくでき、従って対向するロータのシャフ
トに固定のスラストカラーの外径も小さくできて重量も
低減できるから、このスラストカラーの重量低減により
ロータの固有振動を高くすることができてロータの設計
が容易になる。
部をなすハウジングを外周側磁路部または内周側磁路部
とその他の磁路部との少なくとも2つ以上の部材に分割
し、コイルをコイルスロット内に組み込み後に部材間の
接合面を接合しているので、コイルをハウジングのスラ
ストカラーとの対向面側から組込むような広い空間の必
要性がなく、外周側磁極を磁束がスラストカラーを通ら
ない磁束漏れが問題にならない位置までと共に、ステー
タ磁路部を磁気回路の要部をなす軸受面から離れた位置
で分割接合することにより、磁気特性を低下させずに軸
受面外径を小さくでき、従って対向するロータのシャフ
トに固定のスラストカラーの外径も小さくできて重量も
低減できるから、このスラストカラーの重量低減により
ロータの固有振動を高くすることができてロータの設計
が容易になる。
【0015】また第2のスラスト磁気軸受は、ステータ
磁路部をなすハウジングを外周側磁路部とのその他の磁
路部との2つの部材に分割する簡単な分割構造を採って
おり、外周側磁路部を同心円板状のコイルスロット背面
磁路部と接合することにより、スラストカラーと対向す
る磁気回路の要部をなす軸受面の外周側および内周側磁
極と離れた位置で2つの部材を接合可能なため、磁気損
失が小さくできるうえ接合作業が容易なほか、接合前の
円筒形の内周側磁路部でのコイルの直接巻付作業も可能
となる。
磁路部をなすハウジングを外周側磁路部とのその他の磁
路部との2つの部材に分割する簡単な分割構造を採って
おり、外周側磁路部を同心円板状のコイルスロット背面
磁路部と接合することにより、スラストカラーと対向す
る磁気回路の要部をなす軸受面の外周側および内周側磁
極と離れた位置で2つの部材を接合可能なため、磁気損
失が小さくできるうえ接合作業が容易なほか、接合前の
円筒形の内周側磁路部でのコイルの直接巻付作業も可能
となる。
【0016】また第3のスラスト磁気軸受は、ステータ
磁路部をなすハウジングを3つの部材に分割している
が、外周側および背面側磁路部の一体部材の半割構造で
は接合する半割面が磁束の流れ方向と平行しているので
接合面での磁気損失が実質上なく、また背面側磁路部と
円筒状の内周側磁路部との接合面が磁気回路の要部の軸
受面から離れた位置にあるので磁気損失が小さい。
磁路部をなすハウジングを3つの部材に分割している
が、外周側および背面側磁路部の一体部材の半割構造で
は接合する半割面が磁束の流れ方向と平行しているので
接合面での磁気損失が実質上なく、また背面側磁路部と
円筒状の内周側磁路部との接合面が磁気回路の要部の軸
受面から離れた位置にあるので磁気損失が小さい。
【0017】また第4のスラスト磁気軸受は、ステータ
磁路部をなすハウジングを外周側磁路部と背面側磁路部
と内周側磁路部の3つの部材に分割しているが、その2
つの接合面が磁気回路の要部から離れているため接合容
易であって磁気損失も小さくなる。
磁路部をなすハウジングを外周側磁路部と背面側磁路部
と内周側磁路部の3つの部材に分割しているが、その2
つの接合面が磁気回路の要部から離れているため接合容
易であって磁気損失も小さくなる。
【0018】また第5のスラスト磁気軸受は、第1から
第4のいずれかのスラスト磁気軸受において、ステータ
磁路部をなすハウジングの少なくとも2つ以上の部材に
分割した分割面つまりコイル組込後の接合面の面積がス
テータ磁路部をなすハウジングの平均的な横断面積より
大きくなるような形状にしているので、その接合面付近
における磁束密度がハウジングの平均磁束密度より小さ
くなるから接合面での磁束の乱れや漏れあるいは磁気抵
抗による磁気損失が更に小さくなる。
第4のいずれかのスラスト磁気軸受において、ステータ
磁路部をなすハウジングの少なくとも2つ以上の部材に
分割した分割面つまりコイル組込後の接合面の面積がス
テータ磁路部をなすハウジングの平均的な横断面積より
大きくなるような形状にしているので、その接合面付近
における磁束密度がハウジングの平均磁束密度より小さ
くなるから接合面での磁束の乱れや漏れあるいは磁気抵
抗による磁気損失が更に小さくなる。
【0019】また第6のスラスト磁気軸受は、第1から
第5のいずれかのスラスト磁気軸受において、ステータ
磁路部をなすハウジングを少なくとも2つ以上の部材に
分割し、コイルの組み込み後に部材間を接合する接合面
が主な接合面とボルト締め等による締結面とから形成さ
れるので、その接合面との締結面が例えば直交するよう
に形成することにより、その組立時の位置決めが容易に
なるほか磁気損失の軽減も考えられる。
第5のいずれかのスラスト磁気軸受において、ステータ
磁路部をなすハウジングを少なくとも2つ以上の部材に
分割し、コイルの組み込み後に部材間を接合する接合面
が主な接合面とボルト締め等による締結面とから形成さ
れるので、その接合面との締結面が例えば直交するよう
に形成することにより、その組立時の位置決めが容易に
なるほか磁気損失の軽減も考えられる。
【0020】また遠心圧縮機は、そのスラスト磁気軸受
に第1から第6のスラスト磁気軸受のいずれかを備えて
いるので、ロータのシャフトに固定のスラストカラーの
外径を小さくしてあるから、ロータの重量を低減して固
有振動数を高めることによりロータの設計を容易にす
る。
に第1から第6のスラスト磁気軸受のいずれかを備えて
いるので、ロータのシャフトに固定のスラストカラーの
外径を小さくしてあるから、ロータの重量を低減して固
有振動数を高めることによりロータの設計を容易にす
る。
【0021】
【実施例】以下に本発明の実施例を図1から図7により
説明する。図1は本発明のスラスト磁気軸受の第1の実
施例を示す縦断面図である。図1において、このスラス
ト磁気軸受は、そのコイルスロット内のリング状電磁コ
イル2を取り囲むような形状にステータ磁路部をなすハ
ウジング1を形成し、そのロータのシャフト4に固定さ
れるスラストカラー3の面と対向する一対の磁極5、6
が一定の間隔を設けて相隣接するように配置し、その外
周側磁路部1aを屈曲させて外周側磁極5の位置を両極
間で磁束がスラストカラー3を通らずに両極間を直接通
る両極間での磁束漏れが問題にならない位置まで内週側
磁極6に近づけることにより、スラスト磁気軸受の外周
磁極および対向するスラストカラー3の外径を小さくし
ている。
説明する。図1は本発明のスラスト磁気軸受の第1の実
施例を示す縦断面図である。図1において、このスラス
ト磁気軸受は、そのコイルスロット内のリング状電磁コ
イル2を取り囲むような形状にステータ磁路部をなすハ
ウジング1を形成し、そのロータのシャフト4に固定さ
れるスラストカラー3の面と対向する一対の磁極5、6
が一定の間隔を設けて相隣接するように配置し、その外
周側磁路部1aを屈曲させて外周側磁極5の位置を両極
間で磁束がスラストカラー3を通らずに両極間を直接通
る両極間での磁束漏れが問題にならない位置まで内週側
磁極6に近づけることにより、スラスト磁気軸受の外周
磁極および対向するスラストカラー3の外径を小さくし
ている。
【0022】しかし、外周側磁極5を内周側磁極6に近
づけることによって両磁極5、6間の間隔が狭くなるた
め、コイル2を両磁極間の空間からステータ磁路部をな
すハウジング1のコイルスロット内に組込むことができ
ないので、ハウジング1を複数個に分割する必要があ
る。そこで図1の第1の実施例では、ステータ磁路部を
なすハウジング1は2個の部材に分割されていて、その
外周側磁路部1aをなす部材と、コイルスロット背面磁
路部1bおよび内周側磁路部1cが一体の部材とから構
成され、そのコイル2の組み込み後の外周側磁路部1a
と背面側磁路部1bとの接合部をなす接合面7を外周側
磁路部1aの外周面からボルト締め等により接合して取
り付ける。この構成により、ステータ磁路部であるハウ
ジング1の外周側磁極5および内周側磁極6と対向する
スラストカラー3とのなす磁気回路の要部から離れた位
置の接合部で締結されているため、その接合部での磁束
の乱れや漏れあるいは磁気抵抗が磁気回路の要部の磁束
密度や磁束の流れを乱さずに磁気損失を最小限にでき
る。
づけることによって両磁極5、6間の間隔が狭くなるた
め、コイル2を両磁極間の空間からステータ磁路部をな
すハウジング1のコイルスロット内に組込むことができ
ないので、ハウジング1を複数個に分割する必要があ
る。そこで図1の第1の実施例では、ステータ磁路部を
なすハウジング1は2個の部材に分割されていて、その
外周側磁路部1aをなす部材と、コイルスロット背面磁
路部1bおよび内周側磁路部1cが一体の部材とから構
成され、そのコイル2の組み込み後の外周側磁路部1a
と背面側磁路部1bとの接合部をなす接合面7を外周側
磁路部1aの外周面からボルト締め等により接合して取
り付ける。この構成により、ステータ磁路部であるハウ
ジング1の外周側磁極5および内周側磁極6と対向する
スラストカラー3とのなす磁気回路の要部から離れた位
置の接合部で締結されているため、その接合部での磁束
の乱れや漏れあるいは磁気抵抗が磁気回路の要部の磁束
密度や磁束の流れを乱さずに磁気損失を最小限にでき
る。
【0023】図2は本発明のスラスト磁気軸受の第2の
実施例を示す縦断面図である。図3は図2のハウジング
の外観斜視図である。図2および図3において、このス
ラスト磁気軸受は、図1と同様の形状および配置である
が、そのステータ磁路部をなすハウジング1は3個の部
材に分割されていて、その外周側磁路部1aおよび背面
側磁路部1bが一体であって、かつそのままではコイル
2を組込むことができないで図3に示すようにこれを軸
方向の左右方向また上下方向等の面での半割構造とし、
その外周側磁路部1aおよび背面磁路部1bの部材と、
その外周側磁路部1a′および背面側磁路部1b′の部
材と、それと円筒状の内周側磁路部1cの部材とから構
成され、そしてコイル2の組み込み後の背面磁路部1
b、1b′と内周側磁路部1cの接合面7bの接合およ
び半割接合面7cの接合は同様にボルト締め等により締
結する。
実施例を示す縦断面図である。図3は図2のハウジング
の外観斜視図である。図2および図3において、このス
ラスト磁気軸受は、図1と同様の形状および配置である
が、そのステータ磁路部をなすハウジング1は3個の部
材に分割されていて、その外周側磁路部1aおよび背面
側磁路部1bが一体であって、かつそのままではコイル
2を組込むことができないで図3に示すようにこれを軸
方向の左右方向また上下方向等の面での半割構造とし、
その外周側磁路部1aおよび背面磁路部1bの部材と、
その外周側磁路部1a′および背面側磁路部1b′の部
材と、それと円筒状の内周側磁路部1cの部材とから構
成され、そしてコイル2の組み込み後の背面磁路部1
b、1b′と内周側磁路部1cの接合面7bの接合およ
び半割接合面7cの接合は同様にボルト締め等により締
結する。
【0024】この構成によにり、その外周側磁路部1a
および背面磁路部1bの部材の軸方向半割構造は、その
接合面の両側を通るステータ磁路部をなすハウジング1
の磁束が本質的には接合面と平行であって接合面を横切
る磁束がないため、そのような半割構造にすることによ
る磁気損失はほとんど発生しない。また背面磁路部1
b、1b′と内周側磁路部1cの接合部は、ステータ磁
路部であるハウジング1の外周側磁極5および内周側磁
極6と対向するスラストカラー3とのなす磁気回路要部
から離れているため、その接合部での磁気損失を最小限
にできる。
および背面磁路部1bの部材の軸方向半割構造は、その
接合面の両側を通るステータ磁路部をなすハウジング1
の磁束が本質的には接合面と平行であって接合面を横切
る磁束がないため、そのような半割構造にすることによ
る磁気損失はほとんど発生しない。また背面磁路部1
b、1b′と内周側磁路部1cの接合部は、ステータ磁
路部であるハウジング1の外周側磁極5および内周側磁
極6と対向するスラストカラー3とのなす磁気回路要部
から離れているため、その接合部での磁気損失を最小限
にできる。
【0025】図4は本発明のスラスト磁気軸受の第3の
実施例を示す縦断面図である。図4において、このスラ
スト磁気軸受は、図1および図2と同様の形状および配
置であり、図2と同様にステータ磁路部をなすハウジン
グ1は3個の部材に分割されているが、しかし外周側磁
路部1aの部材と同心円板状の背面側磁路部1bの部材
と円筒状の内周側磁路部1cの部材とから構成され、そ
して2つの接合面7a、7bの接合のうち少なくとも外
周側磁路部1cの接合面7aだけはコイル2の組み込み
後に締結する。この構成により各部品の形状と製造は簡
易化され、また図2および図3のような半割構造にする
必要もなく、その2つの接合面7a、7bもステータ磁
路部をなすハウジング1の両磁極5、6と対向するスラ
ストカラー3とのなす磁気回路の要部から離れているた
め、それらの接合部での磁気損失を最小限にできる。
実施例を示す縦断面図である。図4において、このスラ
スト磁気軸受は、図1および図2と同様の形状および配
置であり、図2と同様にステータ磁路部をなすハウジン
グ1は3個の部材に分割されているが、しかし外周側磁
路部1aの部材と同心円板状の背面側磁路部1bの部材
と円筒状の内周側磁路部1cの部材とから構成され、そ
して2つの接合面7a、7bの接合のうち少なくとも外
周側磁路部1cの接合面7aだけはコイル2の組み込み
後に締結する。この構成により各部品の形状と製造は簡
易化され、また図2および図3のような半割構造にする
必要もなく、その2つの接合面7a、7bもステータ磁
路部をなすハウジング1の両磁極5、6と対向するスラ
ストカラー3とのなす磁気回路の要部から離れているた
め、それらの接合部での磁気損失を最小限にできる。
【0026】図5は本発明のスラスト磁気軸受の第4の
実施例を示す縦断面図である。図5において、このスラ
スト磁気軸受は、図1のステータ磁路部をなすハウジン
グ1の外周側磁路部1aと背面側磁路部1bとの接合部
を主要な接合面7aとそのボルト締め等の締結面7a′
に区分した変形例の構成である。この構成により、図1
の実施例と比較して接合面7aでの磁気損失が接合面積
の縮小等から若干増加することも考えられるが、しかし
締結面7a′も磁束が流れうるしボルト締め等の締結に
よる組立時の位置決め等が容易になる。
実施例を示す縦断面図である。図5において、このスラ
スト磁気軸受は、図1のステータ磁路部をなすハウジン
グ1の外周側磁路部1aと背面側磁路部1bとの接合部
を主要な接合面7aとそのボルト締め等の締結面7a′
に区分した変形例の構成である。この構成により、図1
の実施例と比較して接合面7aでの磁気損失が接合面積
の縮小等から若干増加することも考えられるが、しかし
締結面7a′も磁束が流れうるしボルト締め等の締結に
よる組立時の位置決め等が容易になる。
【0027】図6は本発明のスラスト磁気軸受の第5の
実施例を示す縦断面図である。図6において、このスラ
スト磁気軸受は、図2および図3のステータ磁路部をな
すハウジング1の背面側磁路部1bと内週側磁路部1c
との接合部を主要な接合面7bとそのボルト締め等の締
結面7b′に区分した変形例の構成であって、外周側磁
路部1aおよび背面側磁路部1bの部材が同じく半割構
造となる。この構成により図2および図3の実施例と比
較して接合面7bでの磁気損失が若干増加することも考
えられるが、しかし締結面7b′も磁束が流れうるしボ
ルト締め等により組立時の位置決め等がやはり容易にな
る。なお外周側磁路部1の軸方向の半割構造の接合面も
肉厚方向の主な接合面と径方向の締結面に区分した構成
にすれば外周側からのボルト締め等の締結が容易であ
り、組立時の位置決め及び締結作業が容易となるうえ、
外周側磁路部1の剛性も増大して具合いがよい。
実施例を示す縦断面図である。図6において、このスラ
スト磁気軸受は、図2および図3のステータ磁路部をな
すハウジング1の背面側磁路部1bと内週側磁路部1c
との接合部を主要な接合面7bとそのボルト締め等の締
結面7b′に区分した変形例の構成であって、外周側磁
路部1aおよび背面側磁路部1bの部材が同じく半割構
造となる。この構成により図2および図3の実施例と比
較して接合面7bでの磁気損失が若干増加することも考
えられるが、しかし締結面7b′も磁束が流れうるしボ
ルト締め等により組立時の位置決め等がやはり容易にな
る。なお外周側磁路部1の軸方向の半割構造の接合面も
肉厚方向の主な接合面と径方向の締結面に区分した構成
にすれば外周側からのボルト締め等の締結が容易であ
り、組立時の位置決め及び締結作業が容易となるうえ、
外周側磁路部1の剛性も増大して具合いがよい。
【0028】図7は本発明のスラスト磁気軸受の第6の
実施例を示す縦断面図である。図7において、このスラ
スト磁気軸受は、図4のステータ磁路部をなすハウジン
グ1の外周側磁路部1aと背面側磁路部1bとの接合部
を主要な接合面7aとその締結面7a′に区分し、また
背面側磁路部1bと内周側磁路部1cとの接合部を主要
な接合面7bとその締結面7b′に区分した変形例の構
成である。この構成により、図4の実施例と比較して接
合面7a、7b′での磁気損失が若干増加することも考
えられるが、しかし締結面7a′、7b′も磁束が流れ
うるしボルト締め等による組立時の位置決め等がやはり
容易になる。
実施例を示す縦断面図である。図7において、このスラ
スト磁気軸受は、図4のステータ磁路部をなすハウジン
グ1の外周側磁路部1aと背面側磁路部1bとの接合部
を主要な接合面7aとその締結面7a′に区分し、また
背面側磁路部1bと内周側磁路部1cとの接合部を主要
な接合面7bとその締結面7b′に区分した変形例の構
成である。この構成により、図4の実施例と比較して接
合面7a、7b′での磁気損失が若干増加することも考
えられるが、しかし締結面7a′、7b′も磁束が流れ
うるしボルト締め等による組立時の位置決め等がやはり
容易になる。
【0029】図8は本発明のスラスト磁気軸受の第7の
実施例を示す縦断面図である。図8において、このスラ
スト磁気軸受は、図1の実施例等と同様にステータ磁路
部をなすハウジング1が2個の部材に分割される変形例
であるが、その外周側磁路部1aが外周側磁極5の側の
大半を含む外周側磁極部材1a1とコイルスロット背面
側寄り磁路部材1a2とに分割されていて、その外周側
磁極部材1a1と、その背面側寄り磁路部材1a2および
背面側磁路部1bおよび内周側磁路部1cが一体の部材
とから構成され、そのコイル2の組み込み後の外周側磁
極部材1a1と背面側寄り磁路部材1a2の接合部をなす
接合面7a1をボルト締め等により接合して取り付け
る。この構成により、ステータ磁路部であるハウジング
1の外周側磁極5および内周側磁極6と対向するスラス
トカラー3とのなす磁気回路の要部から離れた位置の接
合面7a1で接合されているため、その接合部で磁束の
乱れや漏れあるいは磁気抵抗が磁気回路の要部の磁束密
度や磁束の流れを乱さずに磁気損失を最小限にできる。
実施例を示す縦断面図である。図8において、このスラ
スト磁気軸受は、図1の実施例等と同様にステータ磁路
部をなすハウジング1が2個の部材に分割される変形例
であるが、その外周側磁路部1aが外周側磁極5の側の
大半を含む外周側磁極部材1a1とコイルスロット背面
側寄り磁路部材1a2とに分割されていて、その外周側
磁極部材1a1と、その背面側寄り磁路部材1a2および
背面側磁路部1bおよび内周側磁路部1cが一体の部材
とから構成され、そのコイル2の組み込み後の外周側磁
極部材1a1と背面側寄り磁路部材1a2の接合部をなす
接合面7a1をボルト締め等により接合して取り付け
る。この構成により、ステータ磁路部であるハウジング
1の外周側磁極5および内周側磁極6と対向するスラス
トカラー3とのなす磁気回路の要部から離れた位置の接
合面7a1で接合されているため、その接合部で磁束の
乱れや漏れあるいは磁気抵抗が磁気回路の要部の磁束密
度や磁束の流れを乱さずに磁気損失を最小限にできる。
【0030】図9(a)、(b)は図11の従来のスラ
スト磁気軸受の第2の例と図1の本発明のスラスト磁気
軸受の第1の実施例とを比較して示す磁気回路の磁束の
流れ図である。図9(a)、(b)において、スラスト
磁気軸受のステータ磁路部をなすハウジング1を複数こ
こでは2つの部材に分割した接合面7、7aでは磁束の
乱れや漏れあるいは磁気抵抗の増加による磁気損失が増
加するので、その磁気損失を最小限にするには図示のよ
うに磁束密度Bの低い所即ち磁路断面積つまり磁路幅の
広い部分に接合面7、7aを設けるほうが好ましい。ま
たこの磁気回路のステータ磁路部をなすハウジング1に
磁路断面積の変化があると磁束の流れを乱して磁気損失
を発生する要因となるが、特にハウジング1の軸受面の
一部をなす外周側磁路部5に近い位置でその屈曲形状か
ら磁路断面積の変化があると、その屈曲部分の磁束が乱
れて軸受面をなす外周磁極5まで磁束の乱れが残り、軸
受け面の吸引力が低下する。
スト磁気軸受の第2の例と図1の本発明のスラスト磁気
軸受の第1の実施例とを比較して示す磁気回路の磁束の
流れ図である。図9(a)、(b)において、スラスト
磁気軸受のステータ磁路部をなすハウジング1を複数こ
こでは2つの部材に分割した接合面7、7aでは磁束の
乱れや漏れあるいは磁気抵抗の増加による磁気損失が増
加するので、その磁気損失を最小限にするには図示のよ
うに磁束密度Bの低い所即ち磁路断面積つまり磁路幅の
広い部分に接合面7、7aを設けるほうが好ましい。ま
たこの磁気回路のステータ磁路部をなすハウジング1に
磁路断面積の変化があると磁束の流れを乱して磁気損失
を発生する要因となるが、特にハウジング1の軸受面の
一部をなす外周側磁路部5に近い位置でその屈曲形状か
ら磁路断面積の変化があると、その屈曲部分の磁束が乱
れて軸受面をなす外周磁極5まで磁束の乱れが残り、軸
受け面の吸引力が低下する。
【0031】従って、図9(a)において、図11の従
来の改良形のスラスト磁気軸受のように軸受面の外周磁
極5に近い側の位置に外周側磁路部1aの部材1a1、
1a2の接合面7を設ける場合には、その接合面での磁
束の乱れや漏れあるいは磁気抵抗による磁気損失が磁気
回路の要部をなす軸受面の外周側磁極5および内周側磁
極6における磁束への影響をより与えるから、外周側磁
路部1aの部材1a1、1a2の接合面7の両側の径方向
磁路幅を広くして断面積を大きくすることにより接合面
7の付近での磁束密度を小さくして磁気損失を減らす方
式が考えられるが、そうすると磁路断面積を変化させる
外周側磁路部1aの部材1a1の部分が軸受面に近いた
め磁気漏れ等により軸受面でのスラストカラー3への吸
引力の低下を招く不具合が考えられる。
来の改良形のスラスト磁気軸受のように軸受面の外周磁
極5に近い側の位置に外周側磁路部1aの部材1a1、
1a2の接合面7を設ける場合には、その接合面での磁
束の乱れや漏れあるいは磁気抵抗による磁気損失が磁気
回路の要部をなす軸受面の外周側磁極5および内周側磁
極6における磁束への影響をより与えるから、外周側磁
路部1aの部材1a1、1a2の接合面7の両側の径方向
磁路幅を広くして断面積を大きくすることにより接合面
7の付近での磁束密度を小さくして磁気損失を減らす方
式が考えられるが、そうすると磁路断面積を変化させる
外周側磁路部1aの部材1a1の部分が軸受面に近いた
め磁気漏れ等により軸受面でのスラストカラー3への吸
引力の低下を招く不具合が考えられる。
【0032】これに対して図9(b)において、図1の
本発明の第1の実施例のスラスト磁気軸受のように軸受
面の外周側磁極5から離れた距離の軸受背面部の位置に
外周側磁路部1aとコイルスロット背面側磁路部1bの
接合面7aを設ける場合には、その接合面7aの軸受背
面側への軸方向磁路幅を広くして接合面積を大きくする
ことにより接合面7aの付近での磁束密度を小さくして
磁気損失を減らす方式にしても、その接合面7aが軸受
面から離れているだけでなく外周側磁路部1aの径方向
磁路幅つまり磁路外径を増加させる必要がないから、軸
受面でのスラストカラー3への吸引力に影響を与えて吸
引力の低下を招くようなことがない。
本発明の第1の実施例のスラスト磁気軸受のように軸受
面の外周側磁極5から離れた距離の軸受背面部の位置に
外周側磁路部1aとコイルスロット背面側磁路部1bの
接合面7aを設ける場合には、その接合面7aの軸受背
面側への軸方向磁路幅を広くして接合面積を大きくする
ことにより接合面7aの付近での磁束密度を小さくして
磁気損失を減らす方式にしても、その接合面7aが軸受
面から離れているだけでなく外周側磁路部1aの径方向
磁路幅つまり磁路外径を増加させる必要がないから、軸
受面でのスラストカラー3への吸引力に影響を与えて吸
引力の低下を招くようなことがない。
【0033】なお上記実施例はスラストカラーの両側に
スラスト磁気軸受を配置しているが、ロータのシャフト
が、一方向の推力のみを発生する場合には、スラストカ
ラーの片側のみにスラスト磁気軸受を配置する場合があ
る。
スラスト磁気軸受を配置しているが、ロータのシャフト
が、一方向の推力のみを発生する場合には、スラストカ
ラーの片側のみにスラスト磁気軸受を配置する場合があ
る。
【0034】図12は本発明のスラスト磁気軸受を備え
た遠心圧縮機の一実施例を示す縦断面図である。図12
において、この遠心圧縮機はロータのシャフト4の軸方
向位置制御のために、シャフト4にスラストカラー3が
取り付けられていて、このスラストカラー3の軸方向両
面にそれぞれ対向して、本発明による図1から図8のい
ずれかのスラスト磁気軸受のステータ磁路部をなすハウ
ジング1が配置され、このハウジング1内の電磁コイル
2の励磁電流による軸受面での磁気吸引力によってシャ
フト4の軸方向位置が制御される。なおシャフト4の両
端部にはそれぞれラジアル軸受11a、11bが配置さ
れていて、これにより羽根車10をシャフト4に取り付
けたロータを空中に支持しており、そのロータはガス吸
込口13及び羽根車10の回転による圧縮ガスの吐出口
14を有するケーシング12及びダイヤフラム15内に
収容されている。またスラストカラー3の軸方向位置を
検出する軸方向位置センサ16が設けられている。
た遠心圧縮機の一実施例を示す縦断面図である。図12
において、この遠心圧縮機はロータのシャフト4の軸方
向位置制御のために、シャフト4にスラストカラー3が
取り付けられていて、このスラストカラー3の軸方向両
面にそれぞれ対向して、本発明による図1から図8のい
ずれかのスラスト磁気軸受のステータ磁路部をなすハウ
ジング1が配置され、このハウジング1内の電磁コイル
2の励磁電流による軸受面での磁気吸引力によってシャ
フト4の軸方向位置が制御される。なおシャフト4の両
端部にはそれぞれラジアル軸受11a、11bが配置さ
れていて、これにより羽根車10をシャフト4に取り付
けたロータを空中に支持しており、そのロータはガス吸
込口13及び羽根車10の回転による圧縮ガスの吐出口
14を有するケーシング12及びダイヤフラム15内に
収容されている。またスラストカラー3の軸方向位置を
検出する軸方向位置センサ16が設けられている。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、スラスト磁気軸受の吸
引力を低下させずに軸受面外径および軸受外径ならびに
スラストカラーの外径を小さくできるので、スラストカ
ラーの重量を減少できることからロータの固有振動数を
増加してロータの設計が容易となる効果がある。
引力を低下させずに軸受面外径および軸受外径ならびに
スラストカラーの外径を小さくできるので、スラストカ
ラーの重量を減少できることからロータの固有振動数を
増加してロータの設計が容易となる効果がある。
【0036】またステータ磁路部をなすハウジングの軸
受面から離れた適切な位置での分割接合により、接合部
での磁気損失を最小限におさえるうえ、コイルをハウジ
ング内に容易に組込むことが可能となる効果がある。ま
たステータ磁路部をなすハウジングの分割接合部の断面
積つまり磁路面積を大きくして、接合部での磁気損失を
更に低減させる効果がある。またステータ磁路部をなす
ハウジングの分割接合部を接合部およびボルト締め等に
よる締結部に区分して設けることにより、組立時の位置
決めも容易にできるなどの効果がある。
受面から離れた適切な位置での分割接合により、接合部
での磁気損失を最小限におさえるうえ、コイルをハウジ
ング内に容易に組込むことが可能となる効果がある。ま
たステータ磁路部をなすハウジングの分割接合部の断面
積つまり磁路面積を大きくして、接合部での磁気損失を
更に低減させる効果がある。またステータ磁路部をなす
ハウジングの分割接合部を接合部およびボルト締め等に
よる締結部に区分して設けることにより、組立時の位置
決めも容易にできるなどの効果がある。
【図1】本発明のスラスト磁気軸受の第1の実施例を示
す縦断面図である。
す縦断面図である。
【図2】本発明のスラスト磁気軸受の第2の実施例を示
す縦断面図である。
す縦断面図である。
【図3】図2のハウジングの外観斜視図である。
【図4】本発明のスラスト磁気軸受の第3の実施例を示
す縦断面図である。
す縦断面図である。
【図5】本発明のスラスト磁気軸受の第4の実施例を示
す縦断面図である。
す縦断面図である。
【図6】本発明のスラスト磁気軸受の第5の実施例を示
す縦断面図である。
す縦断面図である。
【図7】本発明のスラスト磁気軸受の第6の実施例を示
す縦断面図である。
す縦断面図である。
【図8】本発明のスラスト磁気軸受の第7の実施例を示
す縦断面図である。
す縦断面図である。
【図9】(a)、(b)は図11に示した従来のスラス
ト磁気軸受の例と図1の本発明のスラスト磁気軸受の第
1の実施例を比較して示す磁束の流れ図である。
ト磁気軸受の例と図1の本発明のスラスト磁気軸受の第
1の実施例を比較して示す磁束の流れ図である。
【図10】従来のスラスト磁気軸受の第1の例を示す縦
断面図である。
断面図である。
【図11】従来のスラスト磁気軸受の第2の例を示す縦
断面図である。
断面図である。
【図12】本発明の遠心圧縮機の一実施例を示す縦断面
図である。
図である。
1 ハウジングステータ磁路部 1a 外周側磁路部 1b 背面側磁路部 1c 内周側磁路部 2 電磁コイル 3 スラストカラー 4 ロータシャフト 5 外周側磁極 6 内周側磁極 7a、7b、7c 接合面 7a′、7b′、7c′ 締結面 10 羽根車 11 ラジアル磁気軸受 12 ケーシング 16 軸位置センサ
Claims (7)
- 【請求項1】 ロータのシャフトに固定のスラストカラ
ーに対向してリング状の電磁コイルをコイルスロット内
に取り囲む形状のステータ磁路部を、スラストカラー側
を内周側に屈曲させた外周側磁路部とコイルスロットの
背面側磁路部と内周側磁路部から形成し、スラストカラ
ーと間隙をもって対向する外周側磁極と内周側磁極が空
隙を設けて相隣接するように配置されるスラスト磁気軸
受において、ステータ磁路部を少なくとも背面側磁路部
と外周側磁路部との接続部の近傍位置、または背面側磁
路部と内周側磁路部との接続部の近傍位置のいずれかで
2つの磁路部材に分割し、コイルをコイルスロット内に
組み込み後に部材間の接合面を接合して成るスラスト磁
気軸受。 - 【請求項2】 ステータ磁路部を外周側磁路部の部材
と、同心円板状の背面側磁路部及び円筒状の内周側磁路
部の一体部材とに分割し、コイルをコイルスロット内に
組み込み後に部材間の接合面を接合して成る請求項1記
載のスラスト磁気軸受。 - 【請求項3】 ステータ磁路部を外周側磁路部及び同心
円板状の背面側磁路部が一体でスラスト軸方向に半割構
造にした両部材と、内周側磁路部の部材との3つの部材
に分割し、コイルをコイルスロット内に組み込み後に部
材間の接合面を接合して成る請求項1記載のスラスト磁
気軸受。 - 【請求項4】 ステータ磁路部を外周側磁路部の部材
と、同心円板状の背面側磁路部の部材と、円筒状の内周
側磁路部の部材との3つの部材に分割し、コイルをコイ
ルスロット内に組み込み後に部材間の2つの接合面を接
合して成る請求項1記載のスラスト磁気軸受。 - 【請求項5】 ステータ磁路部を少なくとも背面側磁路
部と外周側磁路部との接続部の近傍位置、または背面側
磁路部と内周側磁路部との接続部の近傍位置のいずれか
で2つの磁路部材に分割し、コイルスロット内に組み込
み後に部材間の接合部を接合するその接合面の接合面積
をステータ磁路部の平均的な横断面積より大きく形成し
て成る請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のス
ラスト磁気軸受。 - 【請求項6】 ステータ磁路部を少なくとも背面側磁路
部と外周側磁路部との接続部の近傍位置、または背面側
磁路部と内周側磁路部との接続部の近傍位置のいずれか
で2つの磁路部材に分割し、コイルをコイルスロット内
に組み込み後に部材間の接合面を接合するその接合面
を、主な接合面と締結面とに形成し、その締結面をボル
ト締め等により締結して成る請求項1から請求項5のい
ずれか1項に記載のスラスト磁気軸受。 - 【請求項7】 ガス吸込口及びガス吐出口を有するケー
シング内に、羽根車車を有するロータのシャフトが両端
部のラジアル磁気軸受によって中空に支持されると共
に、ロータのシャフトが一端部に設けられた請求項1か
ら請求項6のいずれか1項に記載のスラスト磁気軸受に
よって軸方向推力を支持されて成る遠心圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26990994A JPH08128445A (ja) | 1994-11-02 | 1994-11-02 | スラスト磁気軸受及び遠心圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26990994A JPH08128445A (ja) | 1994-11-02 | 1994-11-02 | スラスト磁気軸受及び遠心圧縮機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08128445A true JPH08128445A (ja) | 1996-05-21 |
Family
ID=17478916
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26990994A Pending JPH08128445A (ja) | 1994-11-02 | 1994-11-02 | スラスト磁気軸受及び遠心圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08128445A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7219564B1 (en) * | 1999-08-12 | 2007-05-22 | Abas, Incorporated | Magnetised transducer element for torque or force sensor |
JP2014051995A (ja) * | 2012-09-05 | 2014-03-20 | Meidensha Corp | 3軸能動制御型磁気軸受 |
CN103758865A (zh) * | 2014-01-09 | 2014-04-30 | 西安交通大学 | 永磁偏置单侧轴向磁悬浮轴承 |
CN110985543A (zh) * | 2019-12-09 | 2020-04-10 | 珠海格力电器股份有限公司 | 磁悬浮轴承控制方法及装置、磁悬浮轴承、压缩机 |
CN111102292A (zh) * | 2020-01-14 | 2020-05-05 | 珠海格力电器股份有限公司 | 磁悬浮轴承组件、外转子电机组件以及电机 |
CN111936754A (zh) * | 2018-03-28 | 2020-11-13 | 大金工业株式会社 | 推力磁轴承及包括该推力磁轴承的涡轮压缩机 |
CN113328559A (zh) * | 2021-07-15 | 2021-08-31 | 苏州苏磁智能科技有限公司 | 高有效磁力面积的磁悬浮电机、磁悬浮压缩机、透平电机 |
CN114922906A (zh) * | 2022-06-08 | 2022-08-19 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种拼接式定子结构及轴向磁悬浮轴承 |
-
1994
- 1994-11-02 JP JP26990994A patent/JPH08128445A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7219564B1 (en) * | 1999-08-12 | 2007-05-22 | Abas, Incorporated | Magnetised transducer element for torque or force sensor |
JP2014051995A (ja) * | 2012-09-05 | 2014-03-20 | Meidensha Corp | 3軸能動制御型磁気軸受 |
CN103758865A (zh) * | 2014-01-09 | 2014-04-30 | 西安交通大学 | 永磁偏置单侧轴向磁悬浮轴承 |
CN111936754A (zh) * | 2018-03-28 | 2020-11-13 | 大金工业株式会社 | 推力磁轴承及包括该推力磁轴承的涡轮压缩机 |
CN111936754B (zh) * | 2018-03-28 | 2022-06-03 | 大金工业株式会社 | 推力磁轴承及包括该推力磁轴承的涡轮压缩机 |
CN110985543A (zh) * | 2019-12-09 | 2020-04-10 | 珠海格力电器股份有限公司 | 磁悬浮轴承控制方法及装置、磁悬浮轴承、压缩机 |
CN111102292A (zh) * | 2020-01-14 | 2020-05-05 | 珠海格力电器股份有限公司 | 磁悬浮轴承组件、外转子电机组件以及电机 |
CN113328559A (zh) * | 2021-07-15 | 2021-08-31 | 苏州苏磁智能科技有限公司 | 高有效磁力面积的磁悬浮电机、磁悬浮压缩机、透平电机 |
CN114922906A (zh) * | 2022-06-08 | 2022-08-19 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种拼接式定子结构及轴向磁悬浮轴承 |
CN114922906B (zh) * | 2022-06-08 | 2023-09-15 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种拼接式定子结构及轴向磁悬浮轴承 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5712882B2 (ja) | 電動圧縮機用の電動モータ | |
US20140010669A1 (en) | Electric motor assisted turbocharger | |
JP2003532838A (ja) | 減衰部を有するマグネットベアリング | |
WO2005034312B1 (en) | Rotary pump with electromagnetic lcr bearing | |
JP2002354767A (ja) | 磁気浮上電動機 | |
JPH0396696A (ja) | 真空ポンプ | |
JP2003102145A (ja) | 磁気浮上モータ、及び磁気軸受装置 | |
KR20210134899A (ko) | 자기 베어링, 이를 구비하는 구동 장치 및 펌프 | |
JPH08128445A (ja) | スラスト磁気軸受及び遠心圧縮機 | |
JP3850195B2 (ja) | 磁気浮上モータ | |
US11313376B2 (en) | Thrust magnetic bearing and turbo compressor equipped with same | |
JP2005160264A (ja) | ブロワ用モータ | |
JP2003199288A (ja) | 磁気浮上モータ、及び磁気軸受装置 | |
JPH09133133A (ja) | スラスト磁気軸受装置 | |
US11204038B2 (en) | Vacuum pump, and magnetic bearing device and annular electromagnet used in vacuum pump | |
CN115380167B (zh) | 离心式压缩机 | |
JP2000156946A (ja) | 永久磁石界磁形回転子 | |
CN113424398A (zh) | 电动机 | |
CN111102292A (zh) | 磁悬浮轴承组件、外转子电机组件以及电机 | |
JP2860398B2 (ja) | アキシャル磁気浮上回転モータ及びこれを用いた回転機器 | |
JPH03107615A (ja) | 磁気軸受装置 | |
CN211737763U (zh) | 磁悬浮轴承组件、外转子电机组件以及电机 | |
JPH1137155A (ja) | 磁気軸受およびその制御系 | |
JPH1113682A (ja) | Dcキャンドモータポンプ | |
JPS6399742A (ja) | 磁気軸受一体型モ−タ |