JP2009225449A - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】下地のカブリが発生している画像を組み込んで文書を生成して印刷する際、その画像の下地のカブリをユーザの意図するレベルに簡便に処理することのできる画像処理装置及び画像処理方法を提供する。
【解決手段】印刷データを生成するプリンタドライバに対して、画像データの所定濃度よりも低い部分についてその濃度をより低い値に再調整するために用いる下地調整データを設定し、プリンタドライバから画像データと前記下地調整データを受け取り、前記下地調整データに基づいて、前記画像データの所定の部分について下地調整を実行し、前記下地調整データは、下地調整を施す所定の部分のデータ属性を指定する情報と、前記下地調整のレベルを指定する情報とを含む画像処理方法である。
【選択図】図5

Description

本発明は、画像の下地を調整する画像処理技術に関する。
コンピュータなどの処理装置では、デジタルカメラで撮影した画像、あるいはスキャナで読み込んだ画像を取り入れて文書を生成することができ、その生成した文書を印刷することができる。
一般に、スキャナにより原稿を読取って得られた画像を出力するデジタル複写機などの画像形成装置では、原稿に下地があったり、文字が薄かったりした場合に自動的に原稿に適合した画像濃度に自動調整する機能が搭載されている。更に、下地のカブリについても、無条件で除去するのではなく、原稿の状態に応じて処理する技術が開示されている(特許文献1参照)。
ところで、ユーザは画像を取り入れて作成した文書を全体として観察して望ましい状態で印刷されているかどうかを判断する。従って、下地のカブリに関してもユーザが個々の状況に応じて簡便に処理できることが求められる。即ち、スキャナ、デジタルカメラなどから入力した下地のカブリが発生している画像を組み込んで文書を生成して印刷する際、その画像の下地のカブリをユーザの意図するレベルに簡便に処理できることが求められる。
本願発明は係る事情に鑑みてなされたものであって、下地のカブリが発生している画像を組み込んで文書を生成して印刷する際、その画像の下地のカブリをユーザの意図するレベルに簡便に処理することのできる画像処理装置及び画像処理方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明は、印刷データを生成するプリンタドライバに対して、画像データの所定濃度よりも低い部分についてその濃度をより低い値に再調整するために用いる下地調整データを設定する調整データ設定部と、プリンタドライバから画像データと前記下地調整データを受け取るデータ入力部と、前記下地調整データに基づいて、前記画像データの所定の部分について下地調整を実行する下地調整部とを備え、前記下地調整データは、下地調整を施す所定の部分のデータ属性を指定する情報と、前記下地調整のレベルを指定する情報とを含む画像処理装置である。
また本発明は、印刷データを生成するプリンタドライバに対して、画像データの所定濃度よりも低い部分についてその濃度をより低い値に再調整するために用いる下地調整データを設定し、プリンタドライバから画像データと前記下地調整データを受け取り、前記下地調整データに基づいて、前記画像データの所定の部分について下地調整を実行し、前記下地調整データは、下地調整を施す所定の部分のデータ属性を指定する情報と、前記下地調整のレベルを指定する情報とを含む画像処理方法である。
この発明によれば、下地のカブリが発生している画像を組み込んで文書を生成して印刷する際、その画像の下地のカブリをユーザの意図するレベルに簡便に処理することのできる画像処理装置及び画像処理方法を提供することができる。
図1は、画像処理装置を搭載したタンデム型のMFPの構成例を示す図。 図2は、MFPの内部構成を示すブロック図。 図3は、MFPに設けられた操作パネルの外観図。 図4は、MFPを用いた画像処理システムの構成を示す図。 図5は、MFP内のプリンタコントローラの一構成例を示すブロック図。 図6は、下地調整を行おうとする文書を示す図。 図7は、画質詳細設定画面を示す図。 図8は、下地調整のための変換特性を示す図。 図9は、下地調整後の文書を示す図。 図10は、変換方法の他の実施例を説明するための図。 図11は、ページ単位で下地調整値を指定する方法を説明する図。 図12は、属性単位で下地調整値を指定する方法を説明する図。 図13は、領域を特定して下地調整値を指定する方法を説明する図。 図14は、変換特性曲線をユーザが直接変更する方法を説明する図。
図1は、画像処理装置を搭載したタンデム型のMulti Function Peripheral(MFP)1の構成例を示す図である。図1に示したように、MFP1は、スキャナ2、画像形成部3、および給紙部4により構成されている。
スキャナ2は、原稿台にセットした原稿に光を照射し、原稿からの反射光を複数の光学部材を介して受光素子へ導き、光電変換して画像信号を画像形成部3に供給する。
画像形成部3には、4つのプロセスカートリッジ11a、11b、11c、および11dが設けられている。プロセスカートリッジ11a、11b、11c、および11dは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、およびブラック(K)に対応しており、それぞれ、感光体ドラム12a、12b、12c、および12dを有する。画像形成部3は、これらの感光体ドラム12a、12b、12c、および12dにトナー像を形成する。
感光体ドラム12aは図示矢印方向へ回転する円筒である。帯電チャージャ13aが感光体ドラム12aの表面に対向する。帯電チャージャ13aは、感光体ドラム12aを一様に負帯電させる。露光装置14aは、静電潜像を形成するために帯電チャージャ13aが帯電させた感光体ドラム12aを露光する。露光装置14aは、スキャナ2から供給される画像信号に対応して光変調されたレーザービームを用いて感光体ドラム12aを露光する。露光装置14aは、レーザービームの代わりにLED(Light Emitting Diode)を用いてもよい。
露光装置14aのさらに下流側で、現像器15aが、露光装置14aにより形成された静電潜像を反転現像する。現像器15aには、イエロー(Y)の現像剤が収容されている。
現像器15aの下流側で、中間転写ベルト17が感光体ドラム12aに対して当接する。
中間転写ベルト17は搬送方向と直交する方向(図面奥行き方向)において、感光体ドラム12aの軸方向の長さと等しい長さ(幅)を有する。中間転写ベルト17は、ベルトを回動させる駆動ローラ18と従動ローラである2次転写対向ローラ19上に掛渡される。駆動ローラ18の下流側にあるテンションローラ27は、中間転写ベルト17を一定のテンションに保持する。
感光体ドラム12aと中間転写ベルト17との当接位置よりもさらに下流側にトナークリーナ16aがある。トナークリーナ16aはトナーを中間転写ベルト17へ転写した後の感光体ドラム12a上の残留トナーをクリーニングブレードで除去する。
駆動ローラ18と2次転写対向ローラ19との間に、中間転写ベルト17の搬送方向に沿ってプロセスカートリッジ11a、11b、11c、および11dが順次配置されている。各プロセスカートリッジ11b、11c、および11dは、いずれもプロセスカートリッジ11aと同じ構成を有する。
すなわち、感光体ドラム12b、12c、および12dが各々のプロセスカートリッジの中心にある。帯電チャージャ13b、13c、および13dがそれぞれ感光体ドラム12b、12c、および12dの表面に対向する。帯電チャージャ13b、13c、および13dの下流で露光装置14b、14c、および14dが、帯電した感光体ドラム12b、12c、および12dを露光して静電潜像を形成する。露光装置14b、14c、および14dのさらに下流側で現像器15b、15c、および15dが、露光装置14b、14c、および14dにより形成された静電潜像を反転現像する。感光体ドラム12b、12c、および12dと中間転写ベルト17との当接位置よりも下流側には、トナークリーナ16b、16c、および16dが設けられる。現像器15b、15c、および15dが、それぞれ、マゼンタ(M)の現像剤、シアン(C)の現像剤、およびブラック(K)の現像剤が収容する。
中間転写ベルト17は感光体ドラム12a乃至12dそれぞれと順次当接する。1次転写ローラ20a、20b、20c、および20dが感光体ドラム12a乃至12dそれぞれに対応して設けられる。1次転写ローラ20a乃至20dは、対応する感光体ドラムの上方で中間転写ベルト17の背面に接触する。1次転写ローラ20a、20b、20c、および20dは中間転写ベルト17を介してプロセスカートリッジ11a乃至11dと対向する。1次転写ローラ20a乃至20dは正(+)に帯電される。帯電された1次転写ローラ20a乃至20dは、感光体ドラム12a〜12dそれぞれの表面のトナー像を中間転写ベルト17に転写する。
中間転写ベルトクリーナ21は、中間転写ベルト17上の残留トナーを除去する。
画像形成部3の下部で、給紙部4の給紙カセット23が用紙を収容する。ピックアップローラ24が給紙カセット23から用紙を1枚ずつピックアップする。2次転写ローラ22と2次転写対向ローラ19は、中間転写ベルト17を挟んで対峙する。レジストローラ対25は、2次転写ローラ22と中間転写ベルト17との間へ用紙を所定のタイミングで供給する。中間転写ベルト17の上部で、定着器26がトナー像を用紙に定着する。
図2は、MFP1の内部構成を示すブロック図である。
MFP1は、操作パネル112、ファックス制御部113、プリンタ114、内部記憶装置116、外部インターフェース117、システムバス118及び制御部120を備えている。
操作パネル112は、ユーザが入力する各種機能の設定及び実行の指示を取り込み、また必要な情報をユーザに表示・通知する。ファックス制御部113は、公衆電話回線網PSTNを介して外部装置(不図示)との間でのファクシミリ通信を行うためのインターフェースである。
プリンタ114は、プリンタコントローラ121とプリンタエンジン122とを備えている。プリンタコントローラ121は、スキャナ2で取り込んだ画像データに対して画像処理を施す。プリンタエンジン122は、画像形成部3を制御して画像を用紙に出力する。内部記憶装置116は、MFP1の内部に設置されているHDD等の記憶媒体である。この内部記憶装置116には、画像ファイル、各種設定情報、部門管理情報などが保存される。外部インターフェース117は、外部コントローラ(不図示)との間で各種設定情報や制御情報及び画像データの授受を行うためのインターフェースである。制御部120は、システムバス118を介して接続される上述のハードウェア各部を制御する。
図3は、MFP1に設けられた操作パネル112の外観図である。
MFP1の設定及び確認は、ユーザがこの操作パネル112を介して行う。
操作パネル112には、タッチパネル12aと操作入力部12bとが設けられている。
タッチパネル12aには、MFP1の状態、操作手順、ユーザに対する各種指示などが表示される。
操作入力部12bには、MFP1を操作するための各種の操作ボタンが設けられている。
機能を選択し設定する画面を呼び出すキーとして、機能拡張(エクステンション)ボタン112c,ファイリングボックスボタン112d,スキャンボタン112e,コピーボタン112f,ファックスボタン112g等が配置されている。その他設定値入力及び情報確認用の数字キー112h等も配置される。
これら操作ボタンの内主なボタンの機能について説明する。
エクステンションボタン112cは、拡張機能を使用するときに操作する。ファイリングボックスボタン112dは、保存した画像データを取り出すときに使用する。スキャンボタン112eは、スキャン機能を用いるときに使用する。コピーボタン112fは、コピー機能を用いるときに使用する。ファクスボタン112gは、ファクス機能を用いるときに使用する。テンキー112hは、数字を入力するときに使用する。
図4は、MFP1を用いた画像処理システムの構成を示す図である。
図4に示すシステムでは、ネットワーク100に接続したコンピュータ端末(PC)211はMFP1内部の一部機能であるプリンタ114に対して、画像データの構造を示すPDL(Page Description Language)データあるいはラスタのデータを転送する。すなわち、PC211はプリンタ114とのインターフェース特性に合わせて、プリンタドライバ221からプリンタコントローラ121にPDLデータあるいはラスタのデータを転送する。また、PC211は、上述のPDLデータとともにプリンタ114に対して、下地処理のための下地調整データ(詳細後述)を送信する。
プリンタ114では、プリンタコントローラ121が、プリンタエンジン122を駆動制御する。プリンタコントローラ121は、PC211から送られたPDLデータをビットマップに展開して各画像処理を実行する。プリンタエンジン122は、プリンタコントローラ121からのビットマップの画像データを駆動信号に変換し、用紙の搬送やレーザの駆動制御等を行って印字動作を行う。
プリンタコントローラ121は、各オブジェクトの属性を解析してそれぞれに最適な画像処理を施し、合成して出力することができる。
PC211とプリンタ114は必ずしもネットワークを介して接続する必要はなく、Universal Serial Bus (USB)を使用して接続しても良く、1対1の関係で接続しても良い。プリンタコントローラ121とプリンタエンジン122とのインターフェースは、プリンタのアーキテクチャに依存する。
図5は、MFP1内のプリンタコントローラ121の一構成例を示すブロック図である。プリンタコントローラ121は、イメージ属性分析部32、ラスタ演算部33、色変換部34、CD/TF部35、下地処理部36、スクリーン処理部37を備える。
PC211のアプリケーションプログラム220での印刷命令によってプリンタドライバ221から転送されたPDLデータは、ネットワークを介してプリンタコントローラ121に転送される。プリンタコントローラ121では、イメージ属性分析部32が、受け取ったPDLデータから画像の属性を分析し、種類を分類する。基本的に画像データは大きく分けて、テキスト、グラフィック、イメージビットマップのいずれかの属性となる。分類されたデータの属性はタグとしてそれぞれのタイプの属性を割り当てられ後段の処理に渡される。例えば上記3種類の属性を持つ場合には2bitのタグデータが必要となる。
ラスタ演算部33はPDLデータをビットマップデータに変換する。例えば、モノクロプリントの場合は、PDLデータは、単色8bitのビットマップデータに変換される。カラープリントの場合は、PDLデータは、各色8bitのビットマップデータに変換される。各ビットマップデータには位置に対応するタグデータも割り当てられている。
色変換部34は、変換された各色8bitのモニタなどで標準的なRGB色信号を、プリンタでの色再現色のCMY色、あるいはCMYK色に変換する。R,G,Bはレッド、グリーン、ブルーの各色を示し、C,M,Y,Kはシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各色を示している。図5の実施例では、色変換部34は、タグデータを基に、それぞれの画像の属性に応じて色変換の処理を切り替える。出力装置がモノクロプリンタであれば、色変換部34は不要である。
CD/TF部35は、ビットマップ変換された画像に対し、プリンタエンジン122の特性に合わせた画像濃度のキャリブレーションや好みの階調特性を得るためのγ変換を行う。CD/TF部35は、各オブジェクトごとの画像の特性とタグデータとに応じてγ変換処理を行う。
下地処理部36は、下地調整データに基づいて指定された画像データに対して下地カブリを調整する。スクリーン処理部37は、例えば閾値マトリクスを用いたハーフトーン化処理により、1画素のデータを画像形成部3の印字能力に合わせたbit数の階調数の画像データに変換する。
プリンタエンジン122は、画像データを、レーザを駆動するためのPWM(Pulse Width Modulation)信号に変換し、画像を形成する。
続いて、本実施の形態の画像処理装置を用いた下地処理方法について説明する。
図6は、下地調整を行おうとする文書50を示す図である。この文書50には、お年玉つき年賀はがきの当選番号を表示している旨のテキストデータ51と共に、当選番号を撮影した写真データ52、及び図形データ53が含まれている。
図6に示す文書50は、下地処理を行わずに印刷して得られたものである。この文書50では、写真データ52が下地カブリのため当選番号が不明瞭となっている。そこで、ユーザは写真データ52のみについて下地カブリ処理を、PC211を用いてプリンタドライバ221に対して指示する。
まずユーザは、アプリケーションプログラム220から文書50を印刷しようとする指示をプリンタドライバ221に対して出力する。そうすると、プリンタドライバ221は、図7に示す画質詳細設定画面55をディスプレイ(不図示)に表示する。ユーザは不図示のプルダウンメニューから、テキスト、写真、図形のうち下地調整の対象となる属性を指定する。そして、画質詳細設定画面55の下地調整スライドバー55aを左右に移動して下地調整値を設定する。なお、下地調整値は、−4〜+4までの値を設定することができる。
ここで設定した、下地調整の対象となるデータの属性と下地調整値とが、下地調整データとしてプリンタコントローラ121に出力され、この下地調整データを用いて下地処理部36が下地調整処理を実行する。
図8は、下地調整のための変換特性を示す図である。横軸は入力階調値を表し、縦軸は変換後の出力階調値を表している。ここで、階調値が低いときは低濃度であることを表している。また、階調変換のための特性曲線は、図8に示すように出力階調値が負の領域においても仮想的に定義されている。しかし、出力階調値<0の場合は、出力階調値=0と変換される。なお、本実施例では、下地を除去する処理であるため、下地調整値は、−4〜0の範囲に設定されている。
下地調整値が0のとき、入力階調値は出力階調値にリニアに変換される。図8において、原点を通る直線が下地調整値=0のときの変換特性を表している。一方、下地調整値が0よりも小さい値に設定されたときは、入力階調値と出力階調値との変換特性は非線形である。
図8に示す特性では、下地調整値=−1の場合は、入力階調値は次のようにして出力階調値に変換される。入力階調値が0からβ1までは、出力階調値は0である。また入力階調値がα以上では、入力階調値は出力階調値にリニアに変換される。入力階調値がβ1からαまでの変換特性は、出力階調値が連続するような曲線(直線を含む)で定義される特性となっている。
下地調整値=−2の場合は、入力階調値が0からβ2までは、出力階調値は0である。下地調整値=−3の場合は、入力階調値が0からβ3までは、出力階調値は0である。下地調整値=−4の場合は、入力階調値が0からβ4までは、出力階調値は0である。下地調整値=0の場合は、β0=0となり、上述のように入力階調値は出力階調値にリニアに変換される。
このように、ユーザが設定する下地調整値に対応して、βの値を変化させることで、下地カブリを除去する範囲を調整することができる。即ち、下地処理部36は、下地調整の対象となる写真属性のデータに対して、下地調整値で規定される特性に従って階調変換を実行する。図9は、下地調整後の文書50を示す図である。下地調整データに従って、写真データ52のみについて下地処理が行われている。
なお、この下地調整のための変換は、不図示のLUT(Look Up Table)を用いて実現することもでき、また各定数α、β1、β2、β3、β4を用いた演算によって実現することもできる。
図10は、変換方法の他の実施例を説明するための図である。この例では、下地調整値=0と下地調整値=−4の変換特性(曲線X,Y)が定義されている。そして、下地調整値=4のときの変換特性である曲線Yでは、出力階調値が負の領域においても定義されている。下地調整値=−γが設定されたときは、定義された2つの曲線X、Yから出力階調値y0、y4を求める。そして、求められた出力階調値y0、y4をγと4との比で補間した値y’を算出する。そして、y’>0のときは、出力階調値=y’とし、y’≦0のときは、出力階調値=0とする。
この変換方法によれば、下地調整値は整数値に限られない。ユーザは、連続的に変化させた値を指定することができるためキメの細かい下地調整を行うことができる。
ここで、ユーザは文書50毎に適切な下地調整値を判断して設定する。そして、ユーザは出力された文書50を参照して、更に下地調整が必要と判断してときは、下地調整値を更新して再度文書50を出力することで、所望の文書50を得ることができる。また予め、文書50に使用する写真データについて下地調整の必要があることが分っている場合は、ユーザは文書50を出力することなく下地調整の設定を行うことができる。
なお、下地調整値をプリンタドライバ221のユーザインターフェース(UI)を介して指定する方法としては、種々の形態をとることができる。
図11は、ページ単位で下地調整値を指定する方法を説明する図である。
ユーザが画質詳細設定画面55に設けられた詳細設定ボタン55bを押下すると、ページ指定画面56が表示される。ユーザが指定ページ入力欄56aに、ページ番号あるいはページ範囲を入力してOKボタンを操作すると、文書50の入力したページに対して設定した下地調整値が適用される。このとき下地調整データとして、下地調整の対象となるデータ属性、下地調整値、対象ページがプリンタコントローラ121に出力され、下地処理部36は、下地調整データに基づいて下地カブリを調整する。
図12は、属性単位で下地調整値を指定する方法を説明する図である。
画質詳細設定画面55に設けられた詳細設定ボタン55bを押下すると、属性指定画面57が表示される。文字、図形、写真の各属性毎に設けられた、入力欄57aに、下地処理の有無を入力してOKボタンを操作すると、文書50の入力した属性のデータに対して下地調整値が適用される。このとき下地調整データとして、下地調整の対象となる少なくとも一つのデータ属性、下地調整値がプリンタコントローラ121に出力され、下地処理部36は、下地調整データに基づいて下地カブリを調整する。
図13は、領域を特定して下地調整値を指定する方法を説明する図である。
画質詳細設定画面55に設けられた詳細設定ボタン55bを押下すると、プレビュー画面58が表示される。このプレビュー画面58には、文書50のプレビューが表示されている。ユーザがマウスを使用して領域を指定してOKボタンを操作すると、特定した領域にあるデータに対して下地調整値が適用される。このとき下地調整データとして、下地調整の対象となるデータ属性、下地調整値、領域を指定するデータがプリンタコントローラ121に出力され、下地処理部36は、下地調整データに基づいて下地カブリを調整する。
また下地調整に使用する変換特性曲線をユーザが直接変更することもできる。
図14は、変換特性曲線をユーザが直接変更する方法を説明する図である。
画質詳細設定画面55に設けられた詳細設定ボタン55bを押下すると、特性変更画面59が表示される。この特性変更画面59には、画質詳細設定画面55で設定された下地調整値に対応した変換特性曲線が描かれている。ユーザはマウスを使用してこの特性曲線を直接変更することができる。ユーザがOKボタンを操作すると、変更した特性に従った下地調整が行われる。このとき下地調整データとして、下地調整の対象となるデータ属性、下地調整値、変換された特性曲線がプリンタコントローラ121に出力され、下地処理部36は、下地調整データに基づいて下地カブリを調整する。
なお、上述の処理は、PC211を介さずにMFP1単独で実施することができる。例えば、スキャナ2で読み込んだ文書をMFP1の内部記憶装置116に格納し、操作パネル112からの操作入力に従って上述の各下地調整処理を実行する。MFP1には、スキャナ2で読み込んだ文書をMFP1の内部記憶装置116に格納し、操作によってそのデータを打ち出す”Scan To Box”と呼ばれる機能が装備されている。従って、上述のPC211を介した下地調整機能が設けられている場合は、容易にMFP1単独で下地調整処理を実施することができる。
本実施の形態によれば、専用の画像処理ソフトを用いることなく文書中の一部についての下地処理を安価に実施することができる。
なお、上述の図11から図14に示す処理は、適宜組合わせて使用することができる。
尚、本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。
また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
本発明は、下地のカブリが発生している画像を組み込んで文書を生成して印刷する際、その画像の下地のカブリをユーザの意図するレベルに簡便に処理することのできる画像処理装置を製造する産業で利用することができる。
1…MFP、36…下地処理部、50…文書、51…テキストデータ、52…写真データ、53…図形データ、55…画質詳細設定画面、55a…下地調整スライドバー、55b…詳細設定ボタン、56…ページ指定画面、57…属性指定画面、59…特性変更画面、121…プリンタコントローラ、122…プリンタエンジン、211…コンピュータ端末、220…アプリケーションプログラム、221…プリンタドライバ。
特開2001−103310号公報

Claims (5)

  1. 印刷データを生成するプリンタドライバに対して、画像データの所定濃度よりも低い部分についてその濃度をより低い値に再調整するために用いる下地調整データを設定する調整データ設定部と、
    プリンタドライバから画像データと前記下地調整データを受け取るデータ入力部と、
    前記下地調整データに基づいて、前記画像データの所定の部分について下地調整を実行する下地調整部とを備え、
    前記下地調整データは、下地調整を施す所定の部分のデータ属性を指定する情報と、前記下地調整のレベルを指定する情報とを含むことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記調整データ設定部は、前記下地調整データを適用する前記画像データの領域を設定し、
    前記下地調整データは、更に、設定された前記画像データの領域情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記調整データ設定部は、データ属性毎に下地調整の対象とするかどうかを指定し、
    前記下地調整データは、更に、データ属性毎に指定された下地調整の対象とするかどうかの情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記下地調整部は、入力画像データと下地調整された出力画像データとの対応関係を示す階調特性調整データを用いて前記画像データを変換して下地調整を実行することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 印刷データを生成するプリンタドライバに対して、画像データの所定濃度よりも低い部分についてその濃度をより低い値に再調整するために用いる下地調整データを設定し、
    プリンタドライバから画像データと前記下地調整データを受け取り、
    前記下地調整データに基づいて、前記画像データの所定の部分について下地調整を実行し、
    前記下地調整データは、下地調整を施す所定の部分のデータ属性を指定する情報と、前記下地調整のレベルを指定する情報とを含むことを特徴とする画像処理方法。
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