JP2009225342A - 利得可変型低雑音増幅器 - Google Patents

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Abstract

【課題】入力される高周波信号のレベルに応じて利得を3段階に可変でき、特に、中電界の高周波信号の入力状態に対する利得状態において、強電界の入力状態に変化しても良好な線形特性を確保する。
【解決手段】利得可変状態1においては、利得切り替えSW用FET4がON状態とされ、第1及び第2の信号増幅用FET1,2で構成された信号増幅器101の入出力間に、利得切り替えSW回路103が、負帰還回路(並列帰還回路)として接続されるため、信号増幅器101の利得は、利得可変を行わない状態と比較して低下し、主に、利得調整用帰還抵抗器19の抵抗値で定まる利得とされ、しかも、入力される高周波信号のレベル上昇に伴う第1の信号増幅用FET1のソース電位の増加を招くことがない構成であるため、強電界の高周波信号が入力された場合においても良好な線形特性を得ることができるものとなっている。
【選択図】図2

Description

本発明は、移動体通信機器をはじめとした各種の無線通信機器に用いられる利得可変型の増幅器に係り、特に、利得可変における可変量の自由度向上、線形特性の向上等を図ったものに関する。
移動体通信機器等の無線通信に用いられる低雑音増幅器において、通常、入力される高周波信号電力は微弱であるが、ある条件下では強電界の高周波信号が入力される場合がある。このような場合、利得可変機能を有しない低雑音増幅器では、強電界の高周波信号が入力されると、低雑音増幅器の線形動作領域を越えてしまい、高周波入力信号が歪んでしまうという問題を生ずる。そのため、低雑音増幅器に利得可変機能を付加し、高周波入力信号が微弱な場合には、増幅利得を最大にする一方、逆に高周波入力信号が強電界の場合には、増幅利得を最小に設定することで、低雑音増幅器における信号の歪みを低減させる必要があり、そのような増幅器が種々提案されている(例えば、特許文献1等参照)。
このような低雑音増幅器の利得可変は、増幅利得を最小とすることにより、低雑音増幅器の後段へ入力される信号レベルが低くなるため、低雑音増幅器の後段における入力信号の歪みを抑制できるという利点がある。
一方、近年、無線通信機器の高速、かつ、大容量のデータ通信の拡充により、これに対応するべく、利得可変型低雑音増幅器に入力される高周波入力信号レベルが弱電界、或いは、強電界の場合だけではなく、中電界の場合においても、最適な利得が選択できるように、利得可変型低雑音増幅器の利得を3段階に可変する機能を備える必要がある。これにより、利得可変型低雑音増幅器に入力される高周波入力信号のレベルが如何なる場合においても、無線通信機器におけるデータ通信時のスループットなどの受信性能を悪化させることなく利得可変を行うことが可能となる。
このような従来の利得可変型低雑音増幅器の一例としては、本願出願人により特願2007−164084号において提案されたものなどを挙げることができる。
図5には、本願出願人により既に提案されている3段階の利得可変機能を備える利得可変型低雑音増幅器の構成例が示されており、以下、同図を参照しつつ、この低雑音増幅器について説明する。
この利得可変型低雑音増幅器は、高周波増幅を行う第1及び第2の信号増幅用電界効果トランジスタ(以下、「電界効果トランジスタ」を「FET」と称する)1A,2Aを有すると共に、増幅器バイパス用FET3Aを中心に構成されたバイパス回路50と、利得切り替えSW用FET32Aを中心に構成された動作電流調整回路51が設けられたものとなっている。
かかる利得可変型低雑音増幅器において、利得切り替えSW用FET32Aのピンチオフ電圧をVp32、増幅器バイパス用FET3Aのピンチオフ電圧をVp3、バイアス印加端子36A印加される電圧をV36、バイアス印加端子29Aに印加される電圧をV29、バイアス印加端子28Aに印加される電圧をV28と、それぞれ定義する。
かかる前提の下、利得可変を行わない場合(最大利得を得る場合)には、まず、電源電圧印加端子26Aに、第1及び第2の信号増幅用FET1A,2Aが動作するような電源電圧を印加すると共に、バイアス印加端子27Aには、第1及び第2の信号増幅用FET1A,2Aの動作電流が所望の値となるようなバイアス電圧を印加する。
また、バイアス印加端子36Aには、V36>Vp32となるようなバイアス電圧を、バイアス印加端子29Aには、V29<Vp3となるようなバイアス電圧を、さらに、バイアス印加端子28Aには、V28>Vp3となるようなバイアス電圧を、それぞれ印加する。
なお、図5において、符号11A、符号12Aが付された回路は、それぞれゲートバイアス印加用バイアス回路である。
その結果、第1及び第2の信号増幅用FET1A,2Aが動作状態となる一方、増幅器バイパス用FET3AがOFF状態とされ、利得切り替えSW用FET32AがON状態とされる。
かかる状態にあって、第1及び第2の信号増幅用FET1A,2Aの動作電流は、利得切り替えSW用FET32AがON状態のため、利得切り替えSW用FET32Aのドレイン・ソース間を流れることとなる。
利得可変を行わない状態において、高周波信号入力端子24Aから入力インピーダンス整合回路20Aを介して入力された高周波信号は、OFF状態となっている増幅器バイパス用FET3Aにおいて減衰することなくDCカット用キャパシタ5Aを介して第1の信号増幅用FET1Aのゲートに入力される。そして、第2の信号増幅用FET2Aのドレインから出力された高周波信号は、OFF状態となっている増幅器バイパス用FET3Aにおいて減衰することなく、出力インピーダンス整合回路21A及びDCカット用キャパシタ22Aを介して高周波信号出力端子25Aに出力されることとなり、通常の低雑音増幅器と同様の増幅動作により最大利得を得ることができる。
次に、利得可変型低雑音増幅器の利得が中間利得に設定された場合について説明する。ここで、利得可変型低雑音増幅器の利得が中間利得にある状態を、「利得可変状態1」と定義する。
まず、利得可変状態1の場合、バイアス印加端子27Aには、第1及び第2の信号増幅用FET1A,2Aに流れる動作電流が所望の値となるようなバイアス電圧を印加する一方、バイアス印加端子36Aには、V36<Vp32となるようなバイアス電圧を印加する。また、バイアス印加端子29Aには、V29<Vp3となるようなバイアス電圧を、バイアス印加端子28Aには、V28>Vp3となるようなバイアス電圧を、それぞれ印加する。
これにより、第1及び第2の信号増幅用FET1A,2Aが動作状態とされる一方、増幅器バイパス用FET3A及び利得切り替えSW用FET32Aは、共に、OFF状態とされることとなる。
そして、この場合、第1及び第2の信号増幅用FET1A,2Aの動作電流は、利得切り替えSW用FET32AがOFF状態のため、そのドレイン・ソース間を流れることはなく、利得切り替えSW用FET32Aと並列に接続されている利得調整用インダクタンス33A及びバイアス調整用抵抗器34Aの直列回路を流れることになる。
この場合、第1の信号増幅用FET1Aのソースには、利得調整用インダクタンス33A及びバイアス調整用抵抗器34Aが接続されることになるが、これは、換言すれば、第1の信号増幅用FET1Aのソースに、利得調整用インダクタンス33A及びバイアス調整用抵抗器34Aにより構成された負帰還回路(直列帰還回路)が接続されたと言うことができる。
この直列負帰還回路により、第1の信号増幅用FET1Aの利得は、上述した利得可変を行わない状態と比較して低下し、それ故、利得可変状態1を得ることができるものとなっている。
次に、利得可変型低雑音増幅器の利得が最小利得に設定された場合について説明する。ここで、利得可変型低雑音増幅器の利得が最小利得にある状態を、「利得可変状態2」と定義する。
利得可変状態2の場合、バイアス印加端子27Aには、第1及び第2の信号増幅用FET1A,2AがOFF状態となるようなバイアス電圧を印加する一方、バイアス印加端子29Aには、V29>Vp3となるようなバイアス電圧を、また、バイアス印加端子28には、V28<Vp3となるようなバイアス電圧を印加する。
これにより、第1及び第2の信号増幅用FET1A,2Aは、OFF状態とされる一方、増幅器バイパス用FET3AはON状態とされることとなる。
なお、利得可変状態2においては、利得切り替えSW用FET32Aの動作状態は、特定の状態とされる必要はないため、バイアス印加端子36Aに印加されるバイアス電圧は、特定の値に限定される必要はない。
そして、第1及び第2の信号増幅用FET1A,2AはOFF状態であるため、高周波入力信号は、第1及び第2の信号増幅用FET1A,2Aと通過するのではなく、DCカット用キャパシタ7A、増幅器バイパス用FET3A及びDCカットキャパシタ8Aで構成されたバイパス回路50を通過することになる。
特開2004−274108号公報(第5−8頁、図1−図2)
ところで、上述の3段階の利得可変機能を備える利得可変型低雑音増幅器において、利得可変状態1の場合、高周波信号入力端子24Aから入力された高周波信号は、入力インピーダンス整合回路20A及びDCカットキャパシタ5Aを介して第1の信号増幅用FET1Aのゲートに入力されることになるが、高周波信号入力端子24Aから入力される高周波信号のレベルが上昇するに従い第1の信号増幅用FET1Aのゲートに印加される高周波信号のレベルも上昇することになるため、結果的に、第1の信号増幅用FET1Aのゲートに印加される電圧振幅の平均値が上昇することになる。
そして、第1の信号増幅用FET1Aのゲートに印加される電圧振幅の平均値が上昇すると、第1の信号増幅用FET1Aのゲート・ソース間の電位差が大きくなるため、第1の信号増幅用FET1Aの動作電流は増加しようとする。この第1の信号増幅用FET1Aの動作電流の増加が支障なくなされれば、強電界の高周波信号が入力された場合においても、利得可変型低雑音増幅器としての良好な線形特性を得ることができる。
しかしながら、上述した回路構成においては、入力される高周波信号のレベル上昇に伴い、第1の信号増幅用FET1Aのソースに接続されているバイアス調整用抵抗器34Aの両端に発生する電位差が次第に大きくなると共に、第1の信号増幅用FET1Aのソース電位が大きくなり、第1の信号増幅用FET1Aのゲート・ソース間の電位差を小さくしてしまうため、上述したような第1の信号増幅用FET1Aの動作電流の増加が抑制されて、結果的に第1の信号増幅用FET1Aの動作電流の増加が期待できなくなってしまう。
図6には、上述の3段階の利得可変機能を備える利得可変型低雑音増幅器において、利得可変状態1での高周波入力信号レベルの変化に対する利得及び動作電流の変化を示した特性線図が示されており、以下、同図について説明する。
同図において、「利得」の文字が付された特性線は、利得可変状態1における高周波信号入力レベルの変化に対する利得変化を表すもので、この例では、高周波信号入力レベルが大凡−14dBm付近(図6において「m16」と表記された箇所参照)から高周波信号レベルの増大に伴い利得が急激に低下するものとなっており、線形特性が損なわれていることが確認できる。
また、同図において、「動作電流」の文字が付された特性線は、高周波信号入力レベルの変化に対する動作電流の変化を表すものである。この例では、上述のように利得の低下が始まる付近から、動作電流は一時的に徐々に増加し始めるが(図6において「m17」と表記された箇所参照)、高周波信号入力レベルが0dBm近傍から飽和状態となり、その後、徐々に低下し始めており、先に述べたように動作電流の増加が阻害され、そのため、線形特性の劣化の要因となっていることが確認できる。
なお、図6において、「m15」と表記された点は、高周波信号入力レベルが−40dBm、利得が5.266の点であり、また、「m22」と表記された点は、高周波信号入力レベルが−40dBm、動作電流が1.375mAの点である。
このように、利得可変状態1において、強電界の高周波信号が入力された場合には、高周波入力信号レベルの上昇に伴う利得可変型低雑音増幅器の動作電流の増加がバイアス調整用抵抗器34Aによって阻害されてしまうため、利得可変型低雑音増幅器の線形特性が著しく損なわれてしまうという問題がある。
本発明は、上記実状に鑑みてなされたもので、入力される高周波信号のレベルに応じて利得を3段階に可変でき、特に、中電界の高周波信号の入力状態に対する利得状態において、電界が中電界から強電界となって高周波信号の入力レベルが上昇しても良好な線形特性を確保することができる利得可変型低雑音増幅器を提供するものである。
上記本発明の目的を達成するため、本発明に係る利得可変型低雑音増幅器は、
高周波信号の増幅を行う信号増幅器を有すると共に、その入出力間に並列に接続されて、入力信号を出力へバイパスせしめる増幅器バイパス回路が設けられてなる利得可変型低雑音増幅器であって、
当該利得可変型低雑音増幅器を中間利得状態とする利得切り替えSW回路が、前記信号増幅器に対して並列に設けられてなるものである。
かかる構成において、前記信号増幅器は、第1及び第2の信号増幅用電界効果トランジスタを用いてなり、前記増幅器バイパス回路は、増幅器バイパス用電界効果トランジスタを用いてなり、前記利得切り替えSW回路は、利得切り替えSW用電界効果トランジスタを用いてなり、
前記第1の信号増幅用電界効果トランジスタのソースがグランドに接続される一方、ドレインが前記第2の信号増幅用電界効果トランジスタのソースに接続され、前記第1の信号増幅用電界効果トランジスタのゲートに高周波入力信号が印加可能に設けられ、前記第2の信号増幅用電界効果トランジスタのドレイン側に増幅信号が得られるよう設けられ、
前記第1の信号増幅用電界効果トランジスタのゲートは、高周波入力信号が入力インピーダンス整合回路及び第1のDCカット用キャパシタを介して印加可能とされ、前記入力インピーダンス整合回路と第1のDCカット用キャパシタとの接続点は、第3のDCカット用キャパシタを介して前記増幅器バイパス用電界効果トランジスタのソースに接続されると共に、第5のDCカット用キャパシタを介して前記利得切り替えSW用電界効果トランジスタのソースに接続される一方、
前記第2の信号増幅用電界効果トランジスタのドレインは、出力インピーダンス整合回路及び第2のDCカットキャパシタを介して外部へ増幅信号を出力可能とされると共に、第4のDCカット用キャパシタを介して前記増幅器バイパス用電界効果トランジスタのドレインへ、さらに、第6のDCカット用キャパシタ及び利得調整用帰還抵抗器を介して前記利得切り替えSW用電界効果トランジスタのドレインへ、それぞれ接続され、
前記第1の信号増幅用電界効果トランジスタのゲートには、第1のゲートバイアス印加用バイアス回路を介して、また、前記第2の信号増幅用電界効果トランジスタのゲートには、第2のゲートバイアス印加用バイアス回路を介して、共にバイアス印加電圧が印加可能とされると共に、前記第2の信号増幅用電界効果トランジスタのゲートは、第1のバイパスキャパシタを介してグランドに接続されてなるものが好適である。
また、前記増幅器バイパス用電界効果トランジスタ及び利得切り替えSW用電界効果トランジタが、それぞれ複数直列接続されてなるものとしても好適である。
本発明によれば、利得可変型低雑音増幅器を中間利得状態とすることのできる利得切り替えSW回路を設けたので、入力される高周波入力信号のレベルに応じて、利得可変型低雑音増幅器の利得を3段階に可変でき、中間利得状態において、強電界の高周波信号が入力された場合であっても良好な線形特性を得ることができるという効果を奏するものである。そのため、無線通信機器に用いた場合にあっては、その受信性能を悪化させることなく利得可変型低雑音増幅器に入力される高周波入力信号レベルの変化に応じた利得可変が可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図1乃至図4を参照しつつ説明する。
なお、以下に説明する部材、配置等は本発明を限定するものではなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
最初に、本発明の実施の形態における利得可変型低雑音増幅器の基本構成例について、図1を参照しつつ説明する。
本発明の実施の形態における利得可変型低雑音増幅器の基本構成は、信号増幅器101を有すると共に、その入出力間に並列に並列に接続されて、入力信号を出力へバイパスさせるための増幅器バイパス回路102と、利得の切り替えを行うための利得切り替えSW回路103とを具備して構成されたものとなっている。
かかる基本構成において、増幅器バイパス回路102は、バイパス用スイッチ素子104を有してなり、このバイパス用スイッチ素子104が閉成状態とされた場合に、高周波信号入力端子107に入力された高周波信号がバイパス用スイッチ104を介して高周波信号出力端子108へ出力され、信号増幅器101はバイパスされるものとなっている。かかる状態にあって、利得可変型低雑音増幅器として利得は、最小の状態(利得可変状態2)に設定されるものとなっている。
一方、利得切り替えSW回路103は、利得切り替えスイッチ素子105と利得調整用帰還抵抗器106が直列接続されて構成されたものとなっており、高周波信号入力端子107と高周波信号出力端子108の間に並列接続されるものとなっている。
かかる構成において、利得切り替えSW回路103は、信号増幅器101に対していわゆる負帰還回路として作用するものである。すなわち、信号増幅器101が動作状態にあって、利得切り替えスイッチ素子105が閉成状態とされると、高周波信号出力端子108に出力された高周波信号の一部が利得調整用帰還抵抗器106及び利得切り替えスイッチ素子105を介して信号増幅器101の入力側へ負帰還されるようになっている。これにより、信号増幅器101は、負帰還量に応じた利得状態(利得可変状態1)とされ、高周波入力信号レベルが中電界の場合に適切な増幅が可能となっている。
次に、より具体的な回路構成について、図2を参照しつつ説明する。なお、図1に示された構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略し、以下、異なる点を中心に説明する。
最初に、この具体的構成例における信号増幅器101は、第1及び第2の信号増幅器用電界効果トランジスタ(以下、電界効果トランジスタを「FET」と称する)1,2を中心に構成されたものとなっている。
また、増幅器バイパス回路102は、増幅器バイパス用FET3を中心に、さらに、利得切り替えSW回路103は、利得切り替えSW用FET4及び利得調整用帰還抵抗器19を中心、それぞれ構成されたものとなっており、これら増幅器バイパス回路102と利得切り替えSW回路103は、詳細は後述するように、第1の信号増幅器用FET1のゲートと第2の信号増幅器用FET2のドレイン間に並列接続されたものとなっている。
次に、この回路構成例の具体的な回路接続について説明する。
まず、信号増幅器101の第1の信号増幅用FET1は、そのゲートが第1のDCカット用キャパシタ5及び入力インピーダンス整合回路20を介して高周波信号入力端子24に接続されている。そして、第1のDCカット用キャパシタ5と入力インピーダンス整合回路20の接続点には、第3のDCカット用キャパシタ7を介して増幅器バイパス用FET3のソースが接続されると共に、第5のDCカット用キャパシタ9を介して利得切り替えSW用FET4のソースが接続されている。
また、第1の信号増幅用FET1のドレインと第2の信号増幅用FET2のソースは相互に接続されて、第1及び第2の信号増幅用FET1,2は、縦続接続状態に設けられている。
そして、第2の信号増幅用FET2のドレインは、出力インピーダンス整合回路21及び第2のDCカットキャパシタ22を介して高周波信号出力端子25に接続されると共に、第4のDCカット用キャパシタ8を介して増幅器バイパス用FET3のドレインに接続され、さらに、チョークインダクタ23を介して電源電圧印加端子26に接続されている。
一方、第1の信号増幅用FET1のゲートは、第1のゲートバイアス印加用バイアス回路11を介して、また、第2の信号増幅用FET2のゲートは、第2のゲートバイアス印加用バイアス回路12を介して、共に第1のバイアス印加端子27に接続される一方、第2の信号増幅用FET2のゲートは、バイパスキャパシタ6を介してグランドに接続されている。
次に、増幅器バイパス回路102の増幅器バイパス用FET3は、そのソースが、先に述べたように第3のDCカット用キャパシタ7及び第1のDCカット用キャパシタ5を介して第1の信号増幅用FET1のゲートに接続されると共に、第1のバイアス抵抗器13を介して第2のバイアス印加端子28に接続されている。
一方、増幅器バイパス用FET3のドレインは、先に述べたように第4のDCカット用キャパシタ8を介して第2の信号増幅用FET2のドレインに接続されると共に、第3のバイアス抵抗器15を介して第2のバイアス印加端子28に接続されている。
そして、増幅器バイパス用FET3のゲートは、第2のバイアス抵抗器14を介して第3のバイアス印加端子29に接続されている。
次に、利得切り替えSW回路103において、利得切り替えSW用FET4は、ソースが先に述べたように第5のDCカット用キャパシタ9及び第1のDCカット用キャパシタ5を介して第1の信号増幅用FET1のゲートに接続されると共に、第4のバイアス抵抗器16を介して第4のバイアス印加端子30に接続されている。
また、利得切り替えSW用FET4のドレインは、利得調整用帰還抵抗器19の一端が接続され、この利得調整用帰還抵抗器19の他端は、第6のDCカット用キャパシタ10を介して第2の信号増幅用FET2のドレインに接続されると共に、第6のバイアス抵抗器18を介して第4のバイアス印加端子30に接続されている。
そして、利得切り替えSW用FET4のゲートは、第5のバイアス抵抗器17を介して第5のバイアス印加端子31に接続されている。
次に、かかる構成における動作について説明する。
最初に、利得切り替えSW用FET4のピンチオフ電圧をVp4、増幅器バイパス用FET3のピンチオフ電圧をVp3、第2のバイアス印加端子28に印加される電圧をV28、第3のバイアス印加端子29に印加される電圧をV29、第4のバイアス印加端子30に印加される電圧をV30、第5のバイアス印加端子31に印加される電圧をV31と、それぞれ定義することとする。
かかる前提の下、本発明の実施の形態における利得可変型低雑音増幅器においては、入力される高周波入力信号のレベルに応じて、すなわち、高周波入力信号レベルが弱電界の場合、中電界の場合、強電界の場合のそれぞれ応じて、利得を3段階に切り替えて設定できるものとなっている。
以下、高周波入力信号レベルが弱電界の場合、中電界の場合、強電界の場合に分けて、それぞれの利得可変型低雑音増幅器の動作について説明する。
最初に、弱電界の高周波入力信号が入力された場合、利得可変型低雑音増幅器の利得は、最大利得、換言すれば、利得可変が行われない状態に設定される。
具体的には、まず、電源電圧印加端子26に、第1及び第2の信号増幅用FET1,2が動作するような電源電圧を印加すると共に、第1のバイアス印加端子27には、第1及び第2の信号増幅用FET1,2の動作電流が所定値となるようなバイアス電圧を印加する。
また、第2のバイアス印加端子28には、V28>Vp3となるようなバイアス電圧を、第3のバイアス印加端子29には、V29<Vp3となるようなバイアス電圧を、第4のバイアス印加端子30には、V30>Vp4となるようなバイアス電圧を、第5のバイアス印加端子31には、V31<Vp4となるようなバイアス電圧を、それぞれ印加する。
かかる電圧印加によって、第1及び第2の信号増幅用FET1,2は動作状態となる一方、増幅器バイパス用FET3及び利得切り替えSW用FET4は、共にOFF状態となる。
この利得可変を行わない状態においては、増幅器バイパス用FET3のゲート幅と、第3及び第4のDCカット用キャパシタ7,8の各々の容量値、並びに、、利得切り替えSW用FET4のゲート幅と、第5及び第6のDCカット用キャパシタ9,10の各々の容量値は、これらの素子における高周波入力信号及び高周波出力信号の減衰が極力抑えられるよう最適化されているため、高周波信号入力端子24から入力インピーダンス整合回路20を介して入力された高周波信号は、OFF状態となっている増幅器バイパス用FET3及び利得切り替えSW用FET4において減衰することなく第1のDCカット用キャパシタ5を介して第1の信号増幅用FET1のゲートに入力される。
そして、第1の信号増幅用FET1のゲートに入力された高周波信号は、第1及び第2の信号増幅用FET1,2により増幅されて、第2の信号増幅用FET2のドレインから出力され、OFF状態にある増幅器バイパス用FET3及び利得切り替えSW用FET4において減衰することなく、出力インピーダンス整合回路21及び第2のDCカット用キャパシタ22を介して高周波信号出力端子25に出力されることとなり、通常の低雑音増幅器と同様に最大利利得での動作が確保されるものとなっている。
次に、中電界の高周波入力信号が入力された場合について説明すれば、まず、この場合、利得可変型低雑音増幅器の利得は、中間利得に設定される。ここで、中間利得に設定された利得可変状態を「利得可変状態1」と定義する。
利得可変状態1にあっては、まず、第1のバイアス印加端子27に、第1及び第2の信号増幅用FET1,2の動作電流が所定値となるようなバイアス電圧を印加する。
また、第2のバイアス印加端子28には、V28>Vp3となるようなバイアス電圧を、第3のバイアス印加端子29には、V29<Vp3となるようなバイアス電圧を、第4のバイアス印加端子30には、V30<Vp4となるようなバイアス電圧を、第5のバイアス印加端子31には、V31>Vp4となるようなバイアス電圧を、それぞれ印加する。
かかる電圧印加によって、第1及び第2の信号増幅用FET1,2は動作状態となる一方、増幅器バイパス用FET3は、OFF状態となり、利得切り替えSW用FET4は、ON状態となる。
この利得可変状態1において、利得切り替えSW用FET4がON状態となっているため、入力インピーダンス整合回路20及び第1のDCカット用キャパシタ5の接続点と、第2の信号増幅用FET2のドレインとの間、換言すれば、第1及び第2の信号増幅用FET1,2で構成された信号増幅器101の入出力間に、第5のDCカット用キャパシタ9、利得切り替えSW用FET4、利得調整用帰還抵抗器19、及び、第6のDCカット用キャパシタ10により構成された負帰還回路(並列帰還回路)が接続されることとなる。
かかる負帰還回路の接続により、第1及び第2の信号増幅用FET1,2で構成された増幅器の利得は、利得可変を行わない状態と比較して低下するために、利得可変状態1が実現されることとなる。
なお、並列帰還回路としての利得切り替えSW回路103において、利得に対して支配的な素子は、利得調整用帰還抵抗器19であるため、その抵抗値を適宜設定することにより可変利得状態1における利得の大きさを所望の値に設定することが可能である。
次に、強電界の高周波入力信号が入力された場合について説明すれば、まず、、この場合、利得可変型低雑音増幅器の利得は、最小利得状態に設定される。ここで、この最小利得状態を「利得可変状態2」と定義する。
この利得可変状態2にあっては、第1のバイアス印加端子27には、第1及び第2の信号増幅用FET1,2がOFF状態となるようなバイアス電圧を印加する。
また、第2のバイアス印加端子28には、V28<Vp3となるようなバイアス電圧を、第3のバイアス印加端子29には、V29>Vp3となるようなバイアス電圧を、第4のバイアス印加端子30には、V30>Vp4となるようなバイアス電圧を、第5のバイアス印加端子31には、V31<Vp4となるようなバイアス電圧を、それぞれ印加する。
かかるバイアス電圧の印加によって、第1及び第2の信号増幅用FET1,2並びに利得切り替えSW用FET4は、OFF動作状態となる一方、増幅器バイパス用FET3は、ON状態となる。
しかして、高周波入力信号は、OFF状態にある第1及び第2の信号増幅用FET1,2並びに利得切り替えSW用FET4を通過することなく、第3のDCカット用キャパシタ7、増幅器バイパス用FET3及び第4のDCカット用キャパシタ8から構成されたバイパス経路を通過することになる。
かかる利得可変状態2における利得は、第3のDCカット用キャパシタ7、増幅器バイパス用FET3及び第4のDCカット用キャパシタ8で構成されたバイパス経路の通過損失により決定されるため、増幅器バイパス用FET3のゲート幅、並びに、第3及び第4のDCカット用キャパシタ7,8の各々の容量値を最適化することにより、所望の利得に設定することができる。
なお、この利得可変状態2は、従来回路における利得可変時、すなわち、利得最小状態と同等の動作状態である。
例えば、図5に示されたような従来回路において、利得可変状態1の場合、高周波入力信号のレベル上昇に伴い第1の信号増幅用FET1Aの動作電流が増加しようとすると、そのソースに接続されているバイアス調整用抵抗器34Aの両端の電位差が次第に大きくなると共に、第1の信号増幅用FET1Aのソース電位が大きくなり、そのため、ゲート・ソース間の電位差が小さくなるので、結局、第1の信号増幅用FET1Aの動作電流の増加が阻まれてしまう。
結果として、利得可変状態1において、強電界の高周波信号が入力されると、高周波入力信号のレベル上昇に伴う回路の動作電流の増加が、上述のようにバイアス調整用抵抗器34Aによって阻害されてしまうため、線形特性が著しく損なわれてしまい、無線通信機器の受信特性の悪化を招くこととなる。
これに対して、本発明の実施の形態における利得可変型低雑音増幅器においては、従来と異なり、利得可変状態1とするための手段、すなわち、図5に示された従来回路における利得調整用インダクタンス33A及びバイアス調整用抵抗器34Aからなる直列回路を、第1の信号増幅用FET1のソース側に備えておらず、入力される高周波信号のレベル上昇に伴うソース電位の増加を招くことがなく、動作電流の増加が阻害される要因が生じないため、強電界の高周波信号が入力された場合においても良好な線形特性を得ることができるものとなっている。
図4には、本発明の実施の形態における第1の具体回路構成例(図2参照)における利得可変状態1での高周波入力信号レベルの変化に対する利得及び動作電流の変化を示す特性線図が、また、図6には、従来回路についての同様な特性線図が、それぞれ示されており、以下、これらの図を参照しつつ本発明の実施の形態における第1の具体回路構成例と従来回路の特性の相違について説明する。
まず、従来回路において、利得が1dB圧縮された際の高周波信号入力電力レベル(以下、「1dB利得圧縮時入力電力」と称する)が−14.5dBmであるのに対して(図6参照)、本発明の実施の形態における第1の具体回路構成の場合には、1dB利得圧縮時入力電力が−0.7dBmとなり(図4参照)、従来回路に比較して、1dB利得圧縮時入力電力が13.8dB改善されており、本発明による明確な改善があることが確認できるものとなっている。
かかる本発明における上述の1dB利得圧縮時入力電力の改善は、先に述べたように高周波入力信号のレベル上昇に伴う動作電流の増加が阻害されていないことが要因となっている。
なお、図4において、「m15」と表記された箇所は、高周波信号入力レベルが−40dBm、利得が5.043dBの点であり、「m16」と表記された箇所は、高周波信号入力レベルが0dBm、利得が3.656dBの点である。また、「m17」と表記された箇所は、高周波信号入力レベルが0dBm、動作電流が6.076mAの点であり、「m22」と表記された箇所は、高周波信号入力レベルが−40dBm、動作電流が1.398mAの点である。
次に、第2の具体回路構成例について、図3を参照しつつ説明する。
なお、図2に示された回路構成例と同一の構成要素については、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略し、以下、異なる点を中心に説明する。
この第2の具体回路構成例は、直列接続された複数の増幅器バイパス用FETと、同じく直列接続された複数の利得切り替えSW用FETを用いる構成としたものである。
以下、具体的に説明すれば、まず、増幅器バイパス回路102は、直列接続された第1乃至第3の増幅器バイパス用FET3a〜3cを用いた構成となっている。
すなわち、第1の増幅器バイパス用FET3aは、そのソースが、第3のDCカット用キャパシタ7の一端に接続され、そのドレインは第2の増幅器バイパス用FET3bのソースに接続されている。そして、第2の増幅器バイパス用FET3bのドレインは、第3の増幅器バイパス用FET3cのソースに接続され、第3の増幅器バイパス用FET3cのドレインは、第4のDCカット用キャパシタ8の一端に接続されたものとなっている。
また、第1の増幅器バイパス用FET3aのソースは、第1のバイアス抵抗器13を介して、第3の増幅器バイパス用FET3cのドレインは、第3のバイアス抵抗器15を介して、共に第2のバイアス印加端子28に接続されている。
さらに、第1の増幅器バイパス用FET3aのゲートは、第1のバイパス用FETゲート抵抗器14aを介して、第2の増幅器バイパス用FET3bのゲートは、第2のバイパス用FETゲート抵抗器14bを介して、第3の増幅器バイパス用FET3cのゲートは、第3のバイパス用FETゲート抵抗器14cを介して、共に第3のバイアス印加端子29に接続されている。
次に、利得切り替えSW回路103は、直列接続された第1乃至第3の利得切り替えSW用FET4a〜4cを用いた構成となっている。
すなわち、第1の利得切り替えSW用FET4aは、そのソースが第5のDCカット用キャパシタ9の一端に接続され、そのドレインは、第2の利得切り替えSW用FET4bのソースに接続されている。
そして、第2の利得切り替えSW用FET4bのドレインは、第3の利得切り替えSW用FET4cのソースに接続され、この第3の利得切り替えSW用FET4cのドレインは、利得調整用帰還抵抗器19の一端に接続されたものとなっている。
また、第1の利得切り替えSW用FET4aのソースは、第4のバイアス抵抗器16を介して、第3の利得切り替えSW用FET4cのドレインは、第6のバイアス抵抗器18を介して、共に第4のバイアス印加端子30に接続されている。
さらに、第1の利得切り替えSW用FET4aのゲートは、第1のSW用FETゲート抵抗器17aを介して、第2の利得切り替えSW用FET4bのゲートは、第2のSW用FETゲート抵抗器17bを介して、第3の利得切り替えSW用FET4cのゲートは、第3のSW用FETゲート抵抗器17cを介して、共に第5のバイアス印加端子31に接続されている。
かかる構成においては、第1乃至3の増幅器バイパス用FET3a〜3c、並びに、第1乃至第3の利得切り替えSW用FET4a〜4cがそれぞれ直列接続された構成のため、それぞれのOFF状態における容量を低減させることができ、そのため、利得可変を行わない状態(最大利得状態)にあって、これらFETにおける高周波入力信号及び高周波出力信号の減衰をより抑圧できるものとなっている。
なお、上述の回路構成例においては、3つのFETを直列接続する構成としたが、直列接続されるFETの数は、これに限定されるものでは無いことは勿論である。
本発明の実施の形態における利得可変型低雑音増幅器の基本構成例を示す構成図である。 本発明の実施の形態における利得可変型低雑音増幅器の第1の具体回路構成例を示す回路図である。 本発明の実施の形態における利得可変型低雑音増幅器の第2の具体回路構成例を示す回路図である。 図2に示された第1の具体回路構成例において利得可変状態1での高周波入力信号レベルの変化に対する利得及び動作電流の変化を示す特性線図である。 従来回路の一例を示す回路図である。 図5に示された従来回路において利得可変状態1での高周波入力信号レベルの変化に対する利得及び動作電流の変化を示す特性線図である。
符号の説明
1…第1の信号増幅用電界効果トランジスタ
2…第2の信号増幅用電界効果トランジスタ
3…増幅器バイパス用電界効果トランジスタ
4…利得切り替えSW用電界効果トランジスタ
9…利得調整用帰還抵抗器

Claims (3)

  1. 高周波信号の増幅を行う信号増幅器を有すると共に、その入出力間に並列に接続されて、入力信号を出力へバイパスせしめる増幅器バイパス回路が設けられてなる利得可変型低雑音増幅器であって、
    当該利得可変型低雑音増幅器を中間利得状態とする利得切り替えSW回路が、前記信号増幅器に対して並列に設けられてなることを特徴とする利得可変型低雑音増幅器。
  2. 前記信号増幅器は、第1及び第2の信号増幅用電界効果トランジスタを用いてなり、前記増幅器バイパス回路は、増幅器バイパス用電界効果トランジスタを用いてなり、前記利得切り替えSW回路は、利得切り替えSW用電界効果トランジスタを用いてなり、
    前記第1の信号増幅用電界効果トランジスタのソースがグランドに接続される一方、ドレインが前記第2の信号増幅用電界効果トランジスタのソースに接続され、前記第1の信号増幅用電界効果トランジスタのゲートに高周波入力信号が印加可能に設けられ、前記第2の信号増幅用電界効果トランジスタのドレイン側に増幅信号が得られるよう設けられ、
    前記第1の信号増幅用電界効果トランジスタのゲートは、高周波入力信号が入力インピーダンス整合回路及び第1のDCカット用キャパシタを介して印加可能とされ、前記入力インピーダンス整合回路と第1のDCカット用キャパシタとの接続点は、第3のDCカット用キャパシタを介して前記増幅器バイパス用電界効果トランジスタのソースに接続されると共に、第5のDCカット用キャパシタを介して前記利得切り替えSW用電界効果トランジスタのソースに接続される一方、
    前記第2の信号増幅用電界効果トランジスタのドレインは、出力インピーダンス整合回路及び第2のDCカットキャパシタを介して外部へ増幅信号を出力可能とされると共に、第4のDCカット用キャパシタを介して前記増幅器バイパス用電界効果トランジスタのドレインへ、さらに、第6のDCカット用キャパシタ及び利得調整用帰還抵抗器を介して前記利得切り替えSW用電界効果トランジスタのドレインへ、それぞれ接続され、
    前記第1の信号増幅用電界効果トランジスタのゲートには、第1のゲートバイアス印加用バイアス回路を介して、また、前記第2の信号増幅用電界効果トランジスタのゲートには、第2のゲートバイアス印加用バイアス回路を介して、共にバイアス印加電圧が印加可能とされると共に、前記第2の信号増幅用電界効果トランジスタのゲートは、第1のバイパスキャパシタを介してグランドに接続されてなることを特徴とする請求項1記載の利得可変型低雑音増幅器。
  3. 前記増幅器バイパス用電界効果トランジスタ及び利得切り替えSW用電界効果トランジタが、それぞれ複数直列接続されてなることを特徴とする請求項2記載の利得可変型低雑音増幅器。
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