JP2009225047A - 色処理装置およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】色データをカラー画像出力装置の出力色空間の色データに色変換処理する際の処理時間を短縮する。
【解決手段】第1色空間の変換対象色データを取得し、取得した変換対象色データが所定の色域内部に存在するか外部に存在するかを色域内外判定部40にて判定する。そして、所定の色域内部に存在すると判定された変換対象色データを、第1色変換処理部50にて第1色空間の色と変換先である第2色空間の色との対応関係を規定する色変換特性モデルにより色変換処理する。また、所定の色域外部に存在すると判定された変換対象色データを、第2色変換処理部70にて第1色変換処理部50での色変換特性モデルにより色変換処理して得られた色変換データを用いて色変換処理する。
【選択図】図1

Description

本発明は、色処理装置およびプログラムに関する。
カラープリンタやカラー表示装置等のカラー画像出力装置の各々には、色域(Gamut)と呼ばれる装置固有の色再現範囲が存在する。そのため、一般に、入力された画像データをカラー画像出力装置の色域内の色データに変換する色域圧縮処理(Gamut Mapping Algorithm)が行われる。
例えば特許文献1には、標準化されたICC(International Color Consortium)プロファイルを用いて出力デバイスの色域情報を生成して、入力色信号に関して色域の内外判定を行い、そして、入力色信号が色域外である場合には、入力色信号を出力デバイスの色域境界面を表すポリゴン面上に写像し、写像された点の色座標値とポリゴンの頂点データとを用いた補間演算により出力デバイスの色信号を算出する色変換方法が記載されている。
特開2006−215808号公報
ここで一般に、色域圧縮処理では、入力された色データをカラー画像出力装置における出力色空間の色域境界面を表すポリゴン面上に写像し、写像された点の色座標値に対応する出力色空間の点を算出する処理が必要となる。そのために、入力色空間の全色データをカラー画像出力装置の出力色空間の色データに色変換処理する際には、処理時間が長くなるという問題があった。
本発明は、色データをカラー画像出力装置の出力色空間の色データに色変換処理する際の処理時間を短縮することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、第1色空間の変換対象色データを取得する変換対象色データ取得部と、所定の色域を記憶する色域記憶部と、前記変換対象色データ取得部にて取得した前記変換対象色データが前記色域記憶部に記憶された前記所定の色域内部に存在するか当該所定の色域外部に存在するかを判定する判定部と、前記判定部にて前記所定の色域内部に存在すると判定された前記変換対象色データを、前記第1色空間の色と変換先である第2色空間の色との対応関係を規定する色変換特性モデルにより色変換処理する第1色変換処理部と、前記判定部にて前記所定の色域外部に存在すると判定された前記変換対象色データを、前記第1色変換処理部にて前記変換対象色データを色変換処理して得られた色変換データを用いて色変換処理する第2色変換処理部とを備えたことを特徴とする色処理装置である。
請求項2に記載の発明は、前記第2色変換処理部は、前記第1色変換処理部にて得られた前記色変換データを用いた補間演算により前記所定の色域外部の変換対象色データを色変換処理することを特徴とする請求項1記載の色処理装置である。
請求項3に記載の発明は、前記変換対象色データ取得部は、前記変換対象色データとしてL色空間の当該変換対象色データを取得し、前記第2色変換処理部は、前記所定の色域外部の変換対象色データと同一の明度成分を有する前記所定の色域内部の変換対象色データに関する前記第1色変換処理部にて得られた前記色変換データを用いた補間演算により、当該所定の色域外部の変換対象色データを色変換処理することを特徴とする請求項2記載の色処理装置である。
請求項4に記載の発明は、前記第2色変換処理部は、前記所定の色域外部の変換対象色データの色相角と、当該変換対象色データと同一の明度成分を有する前記色域の境界に隣接する前記所定の色域内部の変換対象色データの色相角とを算出し、当該所定の色域外部の変換対象色データの当該色相角と当該所定の色域内部の変換対象色データの当該色相角とに基づいて前記補間演算を行うことを特徴とする請求項3記載の色処理装置である。
請求項5に記載の発明は、前記色域記憶部は、前記変換対象色データ取得部にて取得された前記変換対象色データが色変換処理された色変換データが使用される装置の色域と、当該色域を包含する1または複数の色域とからなる複数の前記所定の色域を記憶するとともに、前記色域記憶部に記憶された前記複数の所定の色域から一の色域を選択する色域選択部をさらに備え、前記判定部は、前記変換対象色データが前記色域選択部にて選択された前記一の色域の内部に存在するか当該一の色域の外部に存在するかを判定することを特徴とする請求項1記載の色処理装置である。
請求項6に記載の発明は、コンピュータに、第1色空間の変換対象色データを取得する機能と、取得した前記変換対象色データが所定の色域内部に存在するか当該所定の色域外部に存在するかを判定する機能と、前記所定の色域内部に存在すると判定された前記変換対象色データを、前記第1色空間の色と変換先である第2色空間の色との対応関係を規定する色変換特性モデルにより色変換処理する機能と、前記所定の色域外部に存在すると判定された前記変換対象色データを、前記色変換特性モデルにより前記変換対象色データを色変換処理して得られた色変換データを用いて色変換処理する機能とを実現させることを特徴とするプログラムである。
請求項7に記載の発明は、前記所定の色域外部に存在する前記変換対象色データを色変換処理する機能は、前記色変換特性モデルにより色変換処理して得られた前記色変換データを用いた補間演算により当該所定の色域外部の変換対象色データを色変換処理することを特徴とする請求項6記載のプログラムである。
請求項8に記載の発明は、前記変換対象色データを取得する機能は、前記変換対象色データとしてL色空間の当該変換対象色データを取得する機能であり、前記所定の色域外部に存在する前記変換対象色データを色変換処理する機能は、当該所定の色域外部の変換対象色データと同一の明度成分を有する前記所定の色域内部の変換対象色データに関する前記色変換特性モデルにより得られた前記色変換データを用いた補間演算により、当該所定の色域外部の変換対象色データを色変換処理することを特徴とする請求項7記載のプログラムである。
請求項9に記載の発明は、前記所定の色域外部に存在する前記変換対象色データを色変換処理する機能は、当該所定の色域外部の変換対象色データの色相角と、当該変換対象色データと同一の明度成分を有する前記色域の境界に隣接する前記所定の色域内部の変換対象色データの色相角とを算出し、当該所定の色域外部の変換対象色データの当該色相角と当該所定の色域内部の変換対象色データの当該色相角とに基づいて前記補間演算を行うことを特徴とする請求項8記載のプログラムである。
請求項10に記載の発明は、取得された前記変換対象色データが色変換処理された色変換データが使用される装置の色域と、当該色域を包含する1または複数の色域とからなる複数の前記所定の色域から一の色域を選択する機能をさらに備え、前記判定する機能は、前記変換対象色データが選択された前記一の色域の内部に存在するか当該一の色域の外部に存在するかを判定することを特徴とする請求項6記載のプログラムである。
本発明の請求項1によれば、本発明を採用しない場合に比べて、色データをカラー画像出力装置の出力色空間の色データに色変換処理する際の処理時間を短縮することができる。
本発明の請求項2によれば、色域外部の変換対象色データの色変換データにおいて色域外部の変換対象色データに近接した色域内部の変換対象色データの色変換データが反映されるので、本発明を採用しない場合に比べて、色域外部の変換対象色データに関する色再現性の劣化を抑えることができる。
本発明の請求項3によれば、色域外部の変換対象色データと同一の明度面内に存在する色域内部の変換対象色データの色変換データが用いられることから明度に関する色情報が保持され、本発明を採用しない場合に比べて、色域外部の変換対象色データに関しても色再現性の劣化を抑えることができる。
本発明の請求項4によれば、色域外部の変換対象色データとの色差距離が近接した色域内部の変換対象色データの色変換データがより大きく反映されるので、本発明を採用しない場合に比べて、色再現性の劣化をより抑えることができる。
本発明の請求項5によれば、本発明を採用しない場合に比べて、色変換精度の維持が必要となる領域と高速で演算処理して色変換処理する領域とを自由に設定することができる。
本発明の請求項6によれば、本発明を採用しない場合に比べて、色データをカラー画像出力装置の出力色空間の色データに色変換処理する際の処理時間を短縮することができる。
本発明の請求項7によれば、色域外部の変換対象色データの色変換データにおいて色域外部の変換対象色データに近接した色域内部の変換対象色データの色変換データが反映されるので、本発明を採用しない場合に比べて、色域外部の変換対象色データに関する色再現性の劣化を抑えることができる。
本発明の請求項8によれば、色域外部の変換対象色データと同一の明度面内に存在する色域内部の変換対象色データの色変換データが用いられることから明度に関する色情報が保持され、本発明を採用しない場合に比べて、色域外部の変換対象色データに関しても色再現性の劣化を抑えることができる。
本発明の請求項9によれば、色域外部の変換対象色データとの色差距離が近接した色域内部の変換対象色データの色変換データがより大きく反映されるので、本発明を採用しない場合に比べて、色再現性の劣化をより抑えることができる。
本発明の請求項10によれば、本発明を採用しない場合に比べて、色変換精度の維持が必要となる領域と高速で演算処理して色変換処理する領域とを自由に設定することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態が適用される色処理装置1の全体構成を示すブロック図である。図1に示す色処理装置1は、デバイス非依存色空間である例えばL色空間の格子点データを取得する格子点データ取得部10、複数の種類の色域(色再現範囲)を記憶する色域記憶部20、色域記憶部20に記憶された複数の種類の色域の何れか一つを選択する色域選択部30、格子点データ取得部10にて取得された格子点データが色域選択部30にて選択された色域の内部(色域境界を含む)または外部の何れに存在するかを判定する色域内外判定部40を備えている。
また、色処理装置1は、色域内外判定部40にて色域の内部(色域境界を含む)に存在すると判定された格子点データを色変換処理する第1色変換処理部50、第1色変換処理部50にて色変換処理された色域内の変換色データを格子点データ取得部10にて取得した格子点データと対応付けて出力する色域内変換色データ出力部60を備えている。
さらに、色域内外判定部40にて色域の外部に存在すると判定された格子点データを色域内変換色データに基づいて色変換処理する第2色変換処理部70、第2色変換処理部70にて色変換処理された色域外の変換色データを格子点データ取得部10にて取得した格子点データと対応付けて出力する色域外変換色データ出力部80を備えている。
加えて、色域内変換色データ出力部60からの格子点データと対応付けた色域内変換色データと、色域外変換色データ出力部80からの格子点データと対応付けた色域外変換色データとを出力する変換色データ出力部90を備えている。
格子点データ取得部10は、色変換の対象となる変換対象色データを取得する変換対象色データ取得部の一例であって、変換対象色データとしてデバイス非依存色空間である例えばL色空間内にて規則的に配列された色データを取得する。この規則的に配列された色データは一般に「格子点」と呼ばれ、この格子点の色座標を本明細書では「格子点データ」と称することとする。
例えば3次元のL色空間では、一般に、明度Lは0〜100、色度a, bはそれぞれ−128〜127の範囲で座標値が設定される。そこで、各座標軸における座標値をそれぞれ任意のステップ(例えば、16ステップ)で区切り、区切られた座標値のすべての組み合わせを作成して、これをL色空間での格子点データとする。
格子点データ取得部10では、例えばこのようなL色空間内の格子点の色座標が格子点データとして取得される。そして、取得された格子点データは色域内外判定部40に送られる。
色域記憶部20は、色域記憶部の一例であって、複数の種類の色域をL色空間における多面体(色域外郭ポリゴン)として記憶する。ここで図2は、色域記憶部20に記憶される色域外郭ポリゴンの一例を示した図である。色域は3次元であるL色空間内の一部を占める領域であるため、これを多面体で表すことができる。そこで、色域記憶部20では、図2に示したように、複数種類の色域各々をL色空間の一部の空間領域を三角形のような多角形(ポリゴン面)の集合である多面体で形成する。そして、この多面体によってL色空間における色域(色再現範囲)を規定する。なお、図2では、見易くするため、1の色域を表現する色域外郭ポリゴンだけを表している。また、色域外郭ポリゴンの一部の領域だけをポリゴン面の集合で表したが、すべての領域がポリゴン面の集合で形成されている。
本実施の形態の色域記憶部20では、複数種類の色域として例えば次の3つの色域が記憶されている。すなわち、格子点データ取得部10にて取得された格子点データの色変換先である例えばカラープリンタ等の画像出力装置(対象デバイス)の色域(第1の色域)、第1の色域の外側であるが、例えば画像出力装置に接続される表示装置等の入力装置(入力デバイス)からの画像データ(色データ)の色再現に重要な領域となる色域(第2の色域)、例えば一般的な画像出力装置の色再現範囲である色域(第3の色域)を記憶する。
図3は、色域記憶部20に記憶された3つの色域を示した図である。図3では、L色空間を色度b=0とするL面により色域記憶部20に記憶された3つの色域を表している。ここでの色域記憶部20に記憶された3つの色域それぞれは、例えば後段の第1色変換処理部50にて色変換処理する際に使用される色変換特性モデルと同様にして生成されたデバイス毎の色変換特性モデルを用いて、L色空間での色域に予め変換されたものである。
色域選択部30は、色域選択部の一例であって、例えばユーザの操作入力を受け付ける操作入力部(不図示)からの指示信号に従って、色域記憶部20に記憶された複数の種類の色域の何れか一つを選択する。そして、色域記憶部20に対して選択された色域に関する情報(色域情報)を色域内外判定部40に送るように指示する。例えば、ユーザが色変換先の対象デバイスでの色変換処理だけでなく、一般的な画像出力装置も使用する場合には、ユーザの操作入力により第3の色域が選択される。また、入力デバイスからの画像データ(色データ)の色再現に重要となる色域での色変換処理を必要とする場合には、ユーザの操作入力により第2の色域が選択される。一方、ユーザが色変換先の対象デバイスでの色変換処理だけを行う場合には、ユーザの操作入力により第1の色域が選択される。
なお、色域選択部30において、ユーザの操作入力に従って複数の種類の色域の何れか一つを選択する構成の他に、例えば格子点データ取得部10にて取得された格子点データの数やL色空間内での範囲等に応じて、自動的に複数の種類の色域の何れか一つを選択するように構成してもよい。
色域内外判定部40は、判定部の一例であって、格子点データ取得部10から格子点データを取得する。また色域内外判定部40は、色域記憶部20に記憶されている複数の色域の中から、色域選択部30にて選択された色域に関する情報(色域情報)を取得する。そして、L色空間の格子点データと色域情報とを対比して、取得した格子点データが選択された色域の色域外郭ポリゴンの内部(色域外郭ポリゴン表面上を含む)に存在するか、または外部に存在するかを判定する。
そして、色域内外判定部40は、色域外郭ポリゴンの内部に存在すると判定された格子点データを第1色変換処理部50に送る。また、色域外郭ポリゴンの外部に存在すると判定された格子点データを第2色変換処理部70に送る。
第1色変換処理部50は、第1色変換処理部の一例であって、L色空間(第1色空間)の格子点データをCMYK色空間(第2色空間)の色データに変換する際に、L色空間の色データとCMYK色空間の色データとの対応関係を定式化して規定する色変換特性モデルを生成する。そして、生成された色変換特性モデルに基づいて、色域内外判定部40から取得した色域の内部に存在すると判定された格子点データに対する色変換処理を行う。
図4は、第1色変換処理部50の機能構成を示すブロック図である。第1色変換処理部50は、実データ対入力部51、実データ対記憶部52、加重生成部53、色変換特性モデル算出部54、色変換部55を備えている。
実データ対入力部51は、CMYK色空間において種々の色座標値が組み合わされて生成された色標本(カラーパッチ)の色データ(x1i,x2i,x3i,x4i)と、カラーパッチをL色空間において実際に測定(測色)して得られた色データ(y1i,y2i,y3i)との対である実データ対を取得する。
実データ対記憶部52は、実データ対入力部51にて取得された実データ対を記憶する。すなわち、カラーパッチに関するCMYK色空間で表された実データ(x1i,x2i,x3i,x4i)と、それに対応するL色空間の実データ(y1i,y2i,y3i)とが対となったn組の実データ対を記憶する。ここで、n,iは整数であってi=1〜nとする。
加重生成部53は、実データを用いて例えば回帰分析等の統計処理により色変換特性モデルを算出する際に、実データに対して施す加重(重み)を生成する。
色変換特性モデル算出部54は、例えば回帰分析等の統計処理によりL色空間の色データとCMYK色空間(対象デバイスの出力色空間)の色データとの対応関係を定式化して規定する色変換特性モデルを算出する。すなわち、色変換特性モデル算出部54は、色域内外判定部40から色域内部に存在する格子点データと、実データ対記憶部52から実データ対とを取得する。また、加重生成部53から格子点データとの色差距離に応じた加重を取得する。そして色変換特性モデル算出部54は、実データ対記憶部52から取得した実データに対して、加重生成部53にて生成された加重を施し、加重が施された実データを用いて線形回帰分析を行う。それにより、色域内部に存在するL色空間の色(格子点データ)と、L色空間の色に対応するCMYK色空間の色(変換色データ)との対応関係を規定する色変換特性モデルを算出する。そして、算出された色変換特性モデルを色変換部55に送る。
次に、第1色変換処理部50にて行われる色変換特性モデルの生成について説明する。第1色変換処理部50では、3次元であるL色空間での色データ(L,a,b)から4次元であるCMYK色空間での色データ(C,M,Y,K)への色変換特性モデルが生成される。
格子点データ取得部10にて取得される格子点データがL色空間(第1色空間)の3次元データ(y1j,y2j,y3j)であり、色変換部55にて色変換処理されて出力される変換色データがCMYK色空間(第2色空間)の4次元データ(x1j,x2j,x3j,x4j)である場合には、定数項を含む次の(1)式を解くこととなる。ところが、(1)式においては、変換対象色が3次元の格子点データ(y1j,y2j,y3j)であって、変換色が4次元の変換色データ(x1j,x2j,x3j,x4j)であることから、既知数不足となり、(1)式を一意に解くことはできない。そこで、この場合は、格子点データ(y1j,y2j,y3j)を用いてCMYK色空間の“K”(=x4j)を予め算出しておき、算出された(x4j)を変換対象色として設定する。そして、(1)式を演算して、残りの変換色データである例えば(x1j,x2j,x3j)を求める手法を用いる。具体的には、定数項を含む次の(2)式を演算して、変換色データ(x1j,x2j,x3j)を求めることとなる。
Figure 2009225047
図5は、第1色変換処理部50にて色変換特性モデルを生成する際の処理の手順の一例を示したフローチャートである。図5に示したように、第1色変換処理部50における色変換特性モデルの生成処理では、加重生成工程(ステップ101)、行列成分算出工程(ステップ102)、および変換値算出工程(ステップ103)が実行される。
[加重生成工程]
第1色変換処理部50では、まず、加重生成部53にて加重Wijを生成する加重生成工程(ステップ101)が行われる。加重生成部53は、色域内外判定部40から変換対象色である色域の内部に存在する格子点データ(y1j,y2j,y3j)を取得する。また、実データ対記憶部52からL色空間の実データ(y1i,y2i,y3i)を取得する。そして、色域内部の格子点データ(y1j,y2j,y3j)と実データ(y1i,y2i,y3i)との信号成分毎の差分を規格化し、この規格化された差分成分からなる規格化信号に関するユークリッド距離に応じて単調減少する、次の(3)式に示した第1の関数Fijで設定される第1の加重W1ijを生成する。
また、加重生成部53は、色域内部の格子点データ(y1j,y2j,y3j)から(x4j)を算出する。さらに、実データ対記憶部52からL色空間の実データ(y1i,y2i,y3i)と対をなすCMYK色空間の実データ(x1i,x2i,x3i,x4i) を取得する。そして、算出された(x4j)と実データ(x4i)との信号成分毎の差分を規格化し、この規格化された差分成分からなる規格化信号に関するユークリッド距離に応じて単調減少する、次の(4)式に示した第2の関数Gijで設定される第2の加重W2ijを生成する。
そして、加重生成部53は、(5)式に示したように、第1の加重W1ijと第2の加重W2ijとを結合した加重Wijを生成する。
なお、(3)式のy10,y20,y30、および(4)式のx40はそれぞれ規格化定数であって、ユークリッド距離に応じて第1の加重W1ijおよび第2の加重W2ijの幅を規定する。
Figure 2009225047
このように加重生成工程(ステップ101)では、色データ(色座標)間のユークリッド距離に関する2つの単調減少関数である第1の関数Fijおよび第2の関数Gijによって加重Wijを設定する。それによって、色空間での距離の差(色差距離)が大きい実データについては加重Wijを小さくして影響を少なくし、色差が小さい実データについては加重Wijを大きくして重要なデータとして扱う。
[行列成分算出工程]
加重生成工程(ステップ101)に続く行列成分算出工程(ステップ102)では、色変換特性モデル算出部54により、(2)式の行列の各成分m11,m12,m13,m14,…を求める処理を行う。
色変換特性モデル算出部54は、色域内外判定部40から色域内部の格子点データ(y1j,y2j,y3j)を取得する。また、実データ対記憶部52からCMYK色空間の実データ(x1i,x2i,x3i,x4i)およびそれに対応するL色空間の実データ(y1i,y2i,y3i)を取得する。さらに、加重生成部53から生成された加重Wijを取得する。
そして、色変換特性モデル算出部54は、次の(6)式にて算出される出力変換値(x´1i,x´2i,x´3i,x´4i)と、(6)式にて出力変換値(x´1i,x´2i,x´3i,x´4i)を算出する際に用いたL色空間の実データ(y1i,y2i,y3i)と対をなすCMYK色空間の実データ(x1i,x2i,x3i,x4i)との間のユークリッド距離に、加重生成工程(ステップ101)にて生成された加重Wijを乗じた2乗和E(次の(7)式)を最小にするという条件の下で、線形回帰分析の一例である最小2乗法により、(2)式の行列の各成分m11,m12,m13,m14,…を求める。
Figure 2009225047
[変換値算出工程]
行列成分算出工程(ステップ102)に続く変換値算出工程(ステップ103)では、行列成分算出工程(ステップ102)により求められた行列の各成分m11,m12,m13,m14,…を適用した(2)式に基づき、変換対象色である色域内部の格子点データ(y1j,y2j,y3j)と格子点データ(y1j,y2j,y3j)から算出された(x4j)とから、変換色データ(x1j,x2j,x3j)を算出する。
色変換特性モデル算出部54は、さらに、この算出された変換色データ(x1j,x2j,x3j)を加重生成部23に送る。加重生成部23は、色変換特性モデル算出部54にて算出された変換色データ(x1j,x2j,x3j)を参照して規格化定数y10,y20,y30,x40を調整し、再び加重Wijを算出する。そして色変換特性モデル算出部54において、再算出された加重Wijにより、(7)式のEを最小とする行列成分m11,m12,m13,m14,…からなる行列を求める。さらには、この行列成分m11,m12,m13,m14,…を用いて変換色データ(x1j,x2j,x3j)を再度計算する。色変換特性モデル算出部54では、ステップ101の加重生成工程からステップ103の変換値算出工程までの処理を繰り返すことによって変換色データ(x1j,x2j,x3j)を収束させ、精度の高い行列を得る。
そして、色変換特性モデル算出部54は、求めた行列成分m11,m12,m13,m14,…からなる(2)式の行列を色変換特性モデルとして色変換部55に設定する。それにより、色変換部55は、色域内外判定部40から取得した色域内部の格子点データ(y1j,y2j,y3j)から、(2)式に基づき対象デバイスの出力色空間の色データである変換色データ(x1j,x2j,x3j,x4j)を算出する。
色変換部55は、算出した変換色データ(x1j,x2j,x3j,x4j)を色域内部の格子点データ(y1j,y2j,y3j)と対応付けて色域内変換色データ出力部60に送る。そして、色域内変換色データ出力部60から第2色変換処理部70と変換色データ出力部90とに、色域内部の格子点データ(y1j,y2j,y3j)と対応付けられた変換色データ(x1j,x2j,x3j,x4j)が送信される。
なお、本実施の形態の第1色変換処理部50での色変換特性モデルの生成方法としては、統計処理である上記した加重された実データを用いて線形回帰分析を行う方法の他に、統計処理である加重された実データを学習したニューラルネットワーク等を用いてもよい。
次に、第2色変換処理部70について説明する。第2色変換処理部70は、第2色変換処理部の一例であって、色域内部の格子点データ(y1j,y2j,y3j)と第1色変換処理部50にて生成されたその変換色データ(x1j,x2j,x3j,x4j)とに基づいて、色域内外判定部40から取得した色域の外部に存在すると判定された格子点データに対する色変換処理を行う。
図6は、第2色変換処理部70の機能構成を示すブロック図である。第2色変換処理部70は、色域内変換色データ取得部71、色域内変換色データ記憶部72、色相角算出部73、色変換部74を備えている。
色域内変換色データ取得部71は、色域内変換色データ出力部60から、色域内部の格子点データ(y1j,y2j,y3j)に対応付けられた変換色データ(x1j,x2j,x3j,x4j)を取得する。
色域内変換色データ記憶部72は、色域内変換色データ取得部71にて取得された色域内部の格子点データ(y1j,y2j,y3j)と、色域内部の格子点データ(y1j,y2j,y3j)に対応付けられた変換色データ(x1j,x2j,x3j,x4j)とを一対として記憶する。
色相角算出部73は、色域内外判定部40から色域外部に存在すると判定された格子点データ(y1q,y2q,y3q)を取得する。そして、色域外部の格子点データ(y1q,y2q,y3q)の座標点(格子点)Qに関し、L色空間における明度軸(L軸)を中心とした特定の平面(a面)内での色度軸(例えばa軸)とのなす角度(色相角)を算出する。
また、色相角算出部73は、色域内変換色データ記憶部72から色域内部の格子点データ(y1j,y2j,y3j)を取得する。さらに、取得した色域内部の格子点データ(y1j,y2j,y3j)の中から、色域内外判定部40から取得した色域外部の格子点Q(y1q,y2q,y3q)と同一のa平面内に存在する色域内部の格子点データ(y1j,y2j,y3j)を抽出する。すなわち、色域内外判定部40から取得した格子点Q(y1q,y2q,y3q)と同じ明度(L=y1q)を有する色域内部の格子点データ(y1j(=y1q),y2j,y3j)を抽出する。さらには、抽出された同一の明度面の色域内部の格子点データ(y1q,y2j,y3j)の中から、この平面での色域外郭に隣接する格子点データ(y1q,y2j,y3j)を抽出する。
そして、色相角算出部73は、同一a面内の色域外郭に隣接する格子点データ(y1q,y2j,y3j)の座標点(格子点)に関する色相角を算出する。
さらに、色相角算出部73は、色域外部の格子点Q(y1q,y2q,y3q)と同一のa面内の色域外郭に隣接する格子点(y1q,y2j,y3j)の中から、色域外部の格子点Q(y1q,y2q,y3q)の色相角の次に大きな色相角を有する色域内部の格子点と、色域外部の格子点Q(y1q,y2q,y3q)の色相角の次に小さな色相角を有する色域内部の格子点とを選択する。
そして、色相角算出部73は、選択された色域内部の2つの格子点とその色相角に関する情報、および色域外部の格子点Q(y1q,y2q,y3q)とその色相角に関する情報を色変換部74に出力する。
ここで図7は、色相角算出部73から出力される色域内部の2つの格子点とその色相角について説明する図である。図7は、L色空間における色域外部の格子点Q(y1q,y2q,y3q)と同一のL*値を有する平面(a面)を示している。
図7に示したように、まず、色相角算出部73は、色域内外判定部40から取得した色域外部の格子点Q(y1q,y2q,y3q)に関する色相角θを算出する。次に、色域内変換色データ記憶部72から取得した色域内部の格子点データ(y1j,y2j,y3j)の中から色域外部の格子点Q(y1q,y2q,y3q)と等明度平面(L=y1q)内に存在する色域内部の格子点(y1q,y2j,y3j)を抽出する。そして、その中から、この平面(L=y1q)にて色域外郭に隣接する格子点G1,G2,…,G14を抽出する。そして、格子点G1,G2,…,G14に関する色相角θ1, θ2,…,θ14をそれぞれ算出する。
引き続いて、色相角算出部73は、算出された格子点G1,G2,…,G14に関する色相角θ1,θ2,…,θ14の中から、色域外部の格子点Q(y1q,y2q,y3q)の色相角θの次に大きな色相角θ2を有する格子点G2を選択する。さらには、色域外部の格子点Q(y1q,y2q,y3q)の色相角θの次に小さな色相角θ1を有する格子点G1を選択する。そして、選択された色域内部の2つの格子点G1,G2とその色相角θ1,θ2に関する情報、さらには、色域外部の格子点Q(y1q,y2q,y3q)とその色相角θに関する情報を色変換部74に出力する。
色変換部74は、色相角算出部73から選択された色域内部の2つの格子点G1,G2とその色相角θ1,θ2に関する情報、および色域外部の格子点Q(y1q,y2q,y3q)とその色相角θに関する情報を取得する。また、取得した色域内部の2つの格子点G1,G2に対応する第1色変換処理部50にて算出された変換色データ(x1j,x2j,x3j,x4j)を色域内変換色データ記憶部72から取得する。
そして、色変換部74は、2つの格子点G1,G2に関する変換色データ(x1j,x2j,x3j,x4j)に基づいて、色域外部の格子点Q(y1q,y2q,y3q)に関する変換色データ(x1q,x2q,x3q,x4q)を算出する。具体的には、2つの格子点G1,G2に関する変換色データ(x1j,x2j,x3j,x4j)を、例えば、格子点G1,G2の色相角θ1,θ2と格子点Qの色相角θとを用いて内分する補間演算を行い、色域外部の格子点Qに関する対象デバイスの出力色空間の色データである変換色データ(x1q,x2q,x3q,x4q)を算出する。
すなわち、色変換部74は、格子点G2の色相角θ2と格子点Qの色相角θとの差分(θ2−θ)と、格子点Qの色相角θと格子点G1の色相角θ1と差分(θ−θ1)とを算出する。そして、格子点G1,G2に関する変換色データ(x1j,x2j,x3j,x4j)を差分(θ2−θ)および差分(θ−θ1)を用いて内分する。すなわち、格子点G1,G2に関する変換色データをそれぞれX1,X2で表すと、次の(8)式により格子点Qに関する変換色データq(x1q,x2q,x3q,x4q)を算出する。
Figure 2009225047
この(8)式にて算出された変換色データq(x1q,x2q,x3q,x4q)は、格子点G1と格子点G2とを結ぶ線分を(θ2−θ):(θ−θ1)で内分した座標点Hでの変換色データに相当する。それにより、色域外部の格子点Q(y1q,y2q,y3q)に関する変換色データ(x1q,x2q,x3q,x4q)は、色域外に関する色変換データではあるが、色域外部の格子点Qに近接した色域内部の色変換データが反映される。さらに、同一明度面(L=y1q)内に存在する色域内部の色変換データが用いられることから、明度に関する色情報が保持され、色相角は同一となる。それによって、色域外部の格子点Q(y1q,y2q,y3q)に関しても色再現性の劣化が抑えられる。
また、第2色変換処理部70では、第1色変換処理部50にて算出された変換色データ(x1j,x2j,x3j,x4j)を用いた例えば補間演算等の演算処理により色域外部の格子点Q(y1q,y2q,y3q)の変換色データ(x1q,x2q,x3q,x4q)を算出するので、色域外部の格子点Q(y1q,y2q,y3q)の変換色データ(x1q,x2q,x3q,x4q)を算出するに際して第1色変換処理部50と同様に色変換特性モデルを用いる場合や色域圧縮処理(Gamut Mapping Algorithm)を用いる場合等に比べて、変換色データ(x1q,x2q,x3q,x4q)が短時間で算出される。
そして色変換部74は、算出した変換色データ(x1q,x2q,x3q,x4q)を色域外部の格子点データ(y1q,y2q,y3q)と対応付けて色域外変換色データ出力部80に送る。そして、色域外変換色データ出力部80から変換色データ出力部90に、色域外部の格子点データ(y1q,y2q,y3q)と対応付けられた変換色データ(x1q,x2q,x3q,x4q)が送信される。
色変換データ出力部90は、色域内変換色データ出力部60から色域内部の格子点データ(y1j,y2j,y3j)と対応付けられた変換色データ(x1j,x2j,x3j,x4j)を取得する。また、色域外変換色データ出力部80から色域外部の格子点データ(y1q,y2q,y3q)と対応付けられた変換色データ(x1q,x2q,x3q,x4q) を取得する。そして、色変換データ出力部90は、色域内部および色域外部の格子点データと、その色変換処理された変換色データとを一対とするデータ群を出力する。このデータ群は、例えばカラープリンタ等のカラー画像形成装置等にてパーソナルコンピュータ(PC)等の外部機器から入力された画像データを色変換処理する際に用いられるDLUT(Direct Look-Up Table)と呼ばれる色変換テーブルに使用される。
ここで、図8は、色処理装置1にて行われる色変換処理の手順の一例を示したフローチャートである。図8に示したように、色処理装置1では、格子点データ取得部10が格子点データを取得する(ステップ201)。そして、取得した格子点データを色域内外判定部40に送る(ステップ202)。また、色域選択部30は、色域記憶部20に記憶された複数の種類の色域の何れか一つを選択する(ステップ203)。色域内外判定部40は、色域記憶部20に記憶されている複数の色域の中から、色域選択部30にて選択された色域に関する情報(色域情報)を取得する(ステップ204)。
次に、色域内外判定部40は、取得した格子点データと色域情報とを比較して、取得した格子点データが選択された色域の内部(色域外郭ポリゴン表面上を含む)に存在するか、または外部に存在するかを判定する(ステップ205)。色域内外判定部40は、選択された色域の内部(色域表面上を含む)に存在すると判定された格子点データを第1色変換処理部50に送る(ステップ206)。一方、選択された色域の外部に存在すると判定された格子点データを第2色変換処理部70に送る(ステップ207)。
色域内部の格子点データを取得した第1色変換処理部50は、色変換特性モデルにより色域内部の格子点データを色変換処理し、変換色データを算出する(ステップ208)。そして、算出した変換色データを色域内部の格子点データと対応付けて第2色変換処理部70に送る(ステップ209)。
第2色変換処理部70は、第1色変換処理部50にて算出された変換色データと色域内部の格子点データとを取得する(ステップ210)。引き続き、第2色変換処理部70は、第1色変換処理部50にて算出された変換色データと色域内部の格子点データとを用いて、例えば補間演算等の演算処理により色域外部の格子点データの変換色データを算出する(ステップ211)。
そして、色変換データ出力部90は、色域選択部30にて選択された色域内部および色域外部の格子点データと、その色変換処理された変換色データとを一対とするデータ群を出力する(ステップ212)。
このようにして、色処理装置1は、色域選択部30にて選択された色域内部および色域外部の格子点データに関する色変換処理を行う。
次の図9は、本実施の形態の色処理装置1のハードウェア構成を示した図である。図9に示したように、色処理装置1は、色変換処理を実行するに際して、予め定められた処理プログラムに従ってデジタル演算処理を実行する演算手段の一例としてのCPU101、CPU101により実行される処理プログラム等が格納されるRAM102、CPU101により実行される処理プログラム等にて用いられる設定値等のデータが格納されるROM103、書き換え可能で電源供給が途絶えた場合にもデータを保持できるEEPROMやフラッシュメモリ等の不揮発性メモリ104、色処理装置1に接続される各部との信号の入出力を制御するインターフェース部105を備えている。
また、色処理装置1には外部記憶装置100が接続されている。そして、外部記憶装置100には、色処理装置1により実行される処理プログラムが格納されており、色処理装置1がこの処理プログラムを読み込むことによって、本実施の形態の色処理装置1での色変換処理が実行される。
すなわち、上記した格子点データ取得部10、色域選択部30、色域内外判定部40、第1色変換処理部50、色域内変換色データ出力部60、第2色変換処理部70、色域外変換色データ出力部80、変換色データ出力部90の各機能を実現するプログラムを外部記憶装置100から色処理装置1内のRAM102に読み込む。そして、RAM102に読み込まれた処理プログラムに基づいて、CPU101が各種処理を行う。この処理プログラムは、例えば外部記憶装置100としてのハードディスクやDVD−ROM等に格納された処理プログラムが、RAM102にロードされて提供される。また、その他の提供形態として、予めROM103に格納された状態にてROM103からRAM102にロードされる形態がある。さらに、EEPROM等の書き換え可能なROM103を備えている場合には、色処理装置1がアッセンブリされた後に処理プログラムがROM103に提供され、ROM103からRAM102にロードされる形態がある。また、インターネット等のネットワークを介して色処理装置1に処理プログラムが伝送され、色処理装置1のRAM102にインストールされる形態がある。
以上説明したように、本実施の形態の色処理装置1では、色域選択部30にて選択された色域内部の色データ(格子点データ)に関しては、色変換精度の高い色変換データが得られる色変換特性モデルを用いて色変換処理を行う。また、色域選択部30にて選択された色域外部の色データ(格子点データ)に関しては、高速で演算処理が行われる、色域内部での色変換データを用いた例えば補間演算等の演算処理による色変換処理を行う。
それにより、色空間内での色変換処理に関して重要な領域に関しては色変換精度を維持し、比較的重要の低い領域では、色変換処理の高速化を図っている。それにより、色変換処理の全体としての高速化が図られる。また、色変換処理に関して重要な領域を色域選択部30にて選択するので、色変換精度の維持が必要となる領域と高速で演算処理して色変換処理する領域とが自由に設定される。
本実施の形態が適用される色処理装置の全体構成を示すブロック図である。 色域記憶部に記憶される色域外郭ポリゴンの一例を示した図である。 色域記憶部に記憶された3つの色域を示した図である。 第1色変換処理部の機能構成を示すブロック図である。 第1色変換処理部にて色変換特性モデルを生成する際の処理の手順の一例を示したフローチャートである。 第2色変換処理部の機能構成を示すブロック図である。 色相角算出部から出力される色域内部の2つの格子点とその色相角について説明する図である。 色処理装置にて行われる色変換処理の手順の一例を示したフローチャートである。 色処理装置のハードウェア構成を示した図である。
符号の説明
1…色処理装置、10…格子点データ取得部、20…色域記憶部、30…色域選択部、40…色域内外判定部、50…第1色変換処理部、51…実データ対入力部、52…実データ対記憶部、53…加重生成部、54…色変換特性モデル算出部、55…色変換部、60…色域内変換色データ出力部、70…第2色変換処理部、71…色域内変換色データ取得部、72…色域内変換色データ記憶部、73…色相角算出部、74…色変換部、80…色域外変換色データ出力部、90…変換色データ出力部

Claims (10)

  1. 第1色空間の変換対象色データを取得する変換対象色データ取得部と、
    所定の色域を記憶する色域記憶部と、
    前記変換対象色データ取得部にて取得した前記変換対象色データが前記色域記憶部に記憶された前記所定の色域内部に存在するか当該所定の色域外部に存在するかを判定する判定部と、
    前記判定部にて前記所定の色域内部に存在すると判定された前記変換対象色データを、前記第1色空間の色と変換先である第2色空間の色との対応関係を規定する色変換特性モデルにより色変換処理する第1色変換処理部と、
    前記判定部にて前記所定の色域外部に存在すると判定された前記変換対象色データを、前記第1色変換処理部にて前記変換対象色データを色変換処理して得られた色変換データを用いて色変換処理する第2色変換処理部と
    を備えたことを特徴とする色処理装置。
  2. 前記第2色変換処理部は、前記第1色変換処理部にて得られた前記色変換データを用いた補間演算により前記所定の色域外部の変換対象色データを色変換処理することを特徴とする請求項1記載の色処理装置。
  3. 前記変換対象色データ取得部は、前記変換対象色データとしてL色空間の当該変換対象色データを取得し、
    前記第2色変換処理部は、前記所定の色域外部の変換対象色データと同一の明度成分を有する前記所定の色域内部の変換対象色データに関する前記第1色変換処理部にて得られた前記色変換データを用いた補間演算により、当該所定の色域外部の変換対象色データを色変換処理することを特徴とする請求項2記載の色処理装置。
  4. 前記第2色変換処理部は、前記所定の色域外部の変換対象色データの色相角と、当該変換対象色データと同一の明度成分を有する前記色域の境界に隣接する前記所定の色域内部の変換対象色データの色相角とを算出し、当該所定の色域外部の変換対象色データの当該色相角と当該所定の色域内部の変換対象色データの当該色相角とに基づいて前記補間演算を行うことを特徴とする請求項3記載の色処理装置。
  5. 前記色域記憶部は、前記変換対象色データ取得部にて取得された前記変換対象色データが色変換処理された色変換データが使用される装置の色域と、当該色域を包含する1または複数の色域とからなる複数の前記所定の色域を記憶するとともに、
    前記色域記憶部に記憶された前記複数の所定の色域から一の色域を選択する色域選択部をさらに備え、
    前記判定部は、前記変換対象色データが前記色域選択部にて選択された前記一の色域の内部に存在するか当該一の色域の外部に存在するかを判定することを特徴とする請求項1記載の色処理装置。
  6. コンピュータに、
    第1色空間の変換対象色データを取得する機能と、
    取得した前記変換対象色データが所定の色域内部に存在するか当該所定の色域外部に存在するかを判定する機能と、
    前記所定の色域内部に存在すると判定された前記変換対象色データを、前記第1色空間の色と変換先である第2色空間の色との対応関係を規定する色変換特性モデルにより色変換処理する機能と、
    前記所定の色域外部に存在すると判定された前記変換対象色データを、前記色変換特性モデルにより前記変換対象色データを色変換処理して得られた色変換データを用いて色変換処理する機能と
    を実現させることを特徴とするプログラム。
  7. 前記所定の色域外部に存在する前記変換対象色データを色変換処理する機能は、前記色変換特性モデルにより色変換処理して得られた前記色変換データを用いた補間演算により当該所定の色域外部の変換対象色データを色変換処理することを特徴とする請求項6記載のプログラム。
  8. 前記変換対象色データを取得する機能は、前記変換対象色データとしてL色空間の当該変換対象色データを取得する機能であり、
    前記所定の色域外部に存在する前記変換対象色データを色変換処理する機能は、当該所定の色域外部の変換対象色データと同一の明度成分を有する前記所定の色域内部の変換対象色データに関する前記色変換特性モデルにより得られた前記色変換データを用いた補間演算により、当該所定の色域外部の変換対象色データを色変換処理することを特徴とする請求項7記載のプログラム。
  9. 前記所定の色域外部に存在する前記変換対象色データを色変換処理する機能は、当該所定の色域外部の変換対象色データの色相角と、当該変換対象色データと同一の明度成分を有する前記色域の境界に隣接する前記所定の色域内部の変換対象色データの色相角とを算出し、当該所定の色域外部の変換対象色データの当該色相角と当該所定の色域内部の変換対象色データの当該色相角とに基づいて前記補間演算を行うことを特徴とする請求項8記載のプログラム。
  10. 取得された前記変換対象色データが色変換処理された色変換データが使用される装置の色域と、当該色域を包含する1または複数の色域とからなる複数の前記所定の色域から一の色域を選択する機能をさらに備え、
    前記判定する機能は、前記変換対象色データが選択された前記一の色域の内部に存在するか当該一の色域の外部に存在するかを判定することを特徴とする請求項6記載のプログラム。
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