JP2009224833A - 入力バッファ回路及びこれを用いた入力装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高速低消費電力で閾値制御が可能な入力バッファ回路及び入力装置を提供する。
【解決手段】入力バッファ回路30は、バイアス電圧生成回路100で生成されたバイアス電圧PLV及びこれよりもレベルの高いバイアス電圧NLVにより動作する回路である。この回路30は、バイアス電圧PLVよりも低い第1の電圧が入力されると、オン状態になってその第1の電圧をノードN32から出力するNMOS32と、バイアス電圧NLVよりも高い第2の電圧が入力されると、オン状態になってその第2の電圧をノードN33へ出力するPMOS33と、ノードN32から出力される第1の電圧をラッチして第1の論理の電圧をノードN34へ出力するラッチ回路34と、ノードN33から出力される第2の電圧をラッチして第2の論理の電圧をノードN34へ出力するラッチ回路35とを有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体集積回路、半導体記憶装置等に設けられる高速低消費電力で閾値制御が可能な入力バッファ回路及びこれを用いた入力装置に関するものである。
従来、半導体集積回路等に設けられる入力バッファ回路としては、例えば、次のような文献等に記載されるものがあった。
特開平6−61834号公報 特開2003−168965号公報
特許文献1には、低消費電力化が可能な入力バッファ回路の技術が開示されている。又、特許文献2には、温度、製造プロセス変動に起因する閾値変動に対応可能な入力バッファ回路の技術が開示されている。
入力バッファ回路には、例えば、相補型MOSトランジスタ(以下「CMOS」という。)インバータ型の回路とコンパレータ(電圧比較器)型の回路との2種類がある。この構成例を図3(a)、(b)及び図4(a)、(b)に示す。
図3(a)、(b)は、特許文献1、2等に記載された従来のCMOSインバータ型入力バッファ回路を示す概略の構成図であり、同図(a)はその回路図、及び、同図(b)はトランジスタの閾値電圧値によって入力電圧による出力遷移閾値が変動する様子を示す模式図である。
図3(a)に示すCMOSインバータ型入力バッファ回路10は、入力電圧Vinを入力する入力端子11を有し、この入力端子11に、2段のCMOSインバータ12,13が縦続接続され、この終段のCMOSインバータ13の出力側に、出力電圧Voutを出力する出力端子14が接続されている。
初段のインバータ12は、閾値電圧Vtpを有するPチャネルMOS型電界効果トランジスタ(以下、電界効果トランジスタを「FET」といい、PチャネルMOS型FETを「PMOS」という。)12Pと、閾値電圧Vtnを有するNチャネルMOS型FET(以下「NMOS」という。)12Nとを有し、これらのPMOS12Pのソース電極(以下単に「ソース」という。)及びドレイン電極(以下単に「ドレイン」という。)とNMOS12Nのドレイン及びソースとが、電源電圧VCCを供給するVCC電源と接地電圧VSSを供給するVSS電源との間に、直列に接続されている。PMOS12P及びNMOS12Nのゲート電極(以下単に「ゲート」という。)は、入力端子11に接続され、そのPMOS12P及びNMOS12Nのドレインが、終段のインバータ13の入力側に接続されている。終段のインバータ13は、初段のインバータ12と同様の回路で構成され、この終段のインバータ13の出力側が出力端子14に接続されている。
図3(a)のCMOS型入力バッファ回路10の動作は、次のようになる。
入力端子11に入力される入力電圧Vinが、NMOS12Nの閾値電圧Vtn以上の高い電圧(論理“H”)のときには、初段のインバータ12中のPMOS12Pがオフ状態、NMOS12Nがオン状態になり、PMOS12P及びNMOS12Nのドレインが論理“L”になる。この“L”は、終段のインバータ13で反転されて“H”となり、この“H”の出力電圧Voutが出力端子14から出力される。又、入力電圧Vinが、PMOS12Pの閾値電圧Vt以下の低い電圧(論理“L”)のときには、初段のインバータ12中のPMOS12Pがオン状態、NMOS12Nがオフ状態になり、PMOS12P及びNMOS12Nのドレインが“H”になる。この“H”は、終段のインバータ13で反転されて“L”となり、この“L”の出力電圧Voutが出力端子14から出力される。
図4(a)、(b)は、従来のコンパレータ型入力バッファ回路を示す概略の構成図であり、同図(a)はその回路図、及び、同図(b)は入出力電圧波形図である。
図4(a)に示すコンパレータ型入力バッファ回路20は、入力電圧Vinを入力する入力端子21を有し、この入力端子21にコンパレータ22が接続されている。コンパレータ22は、入力電圧Vinによりゲート制御される入力用のNMOS22aと、基準電圧Vrによりゲート制御される入力用のPMOS22bと、負荷用のPMOS22c,22dと、バイアス電圧Vbによりゲート制御される電流源用のNMOS22eとにより構成されている。PMOS22c及びNMOS22aのドレインには、2段のCMOSインバータ23,24が縦続接続され、更に、その終段のCMOSインバータ24の出力側に、出力電圧Voutを出力する出力端子25が接続されている。
図4(a)のコンパレータ型入力バッファ回路20の動作は、次のようになる。
入力電圧Vinと基準電圧Vrの高低のレベルがコンパレータ22で比較され、この比較結果に応じて“H”又は“L”の電圧が生成され、この電圧が初段のインバータ23で反転され、更に終段のインバータ24で反転されて、出力電圧Voutが出力端子25から出力される。例えば、図4(b)に示すように、入力電圧Vin>基準電圧Vrのときは出力電圧Vout=“L”、入力電圧Vin<基準電圧Vrのときは出力電圧Vout=“H”となり、入力電圧Vinが基準電圧Vrより高いか低いかで出力電圧Voutの論理状態が変化する。
しかしながら、従来のCMOSインバータ型入力バッファ回路10及びコンパレータ型入力バッファ回路20では、次の(1)、(2)のような課題があった。
(1) 図3(a)のCMOSインバータ型入力バッファ回路10
CMOSインバータ型入力バッファ回路10では、各インバータ12,13を構成するPMOS12PとNMOS12Nとが相補的に交互にオン/オフ動作し、VCC電源とVSS電源との間に貫通電流が流れないので、消費電力を抑え高速動作が可能である。又、“H”と“L”の中間の不安定なレベルの入力電圧Vinが入力された場合には、VCC電源とVSS電源との間に貫通電流が流れて消費電力が増大する虞があるが、この場合には、例えば、特許文献1に開示されているように、その不安定な入力電圧Vinを検出して出力電圧Voutのレベルを保持する回路を付加することにより、貫通電流による消費電力の増大を防止することが可能である。
しかし、この種の入力バッファ回路10では、図3(b)に示すように、PMOS12Pの閾値電圧VtpとNMOS12Nの閾値電圧Vtnの変動により、入力電圧Vinによる出力遷移閾値電圧Vth10が変動する。つまり、閾値電圧Vtp,Vtnの設定ができず、温度、製造プロセル変動に依って閾値電圧Vth10が変動する弊害がある。
この弊害を防止するために、特許文献2の技術を利用することが考えられる。特許文献2の技術では、製造プロセス変動が大きくなった時にも、それに伴い“H”及び“L”を決める閾値電圧の変動が大きくならないようにするために、入力バッファ回路において、前段の第1のインバータ及び第2のインバータをそれぞれ閾値電圧の異なる回路とし、その第1及び第2のインバータの出力電圧をそれぞれ後段の直列接続したPMOSとNMOSのゲートへ接続し、その後段の閾値電圧が前段の第1及び第2のインバータの異なる閾値電圧の間になるように設定している。
ところが、この特許文献2の入力バッファ回路を利用し、半導体集積回路、半導体記憶装置等において多数(例えば、数十〜数百)の入力バッファ回路を設ける場合、各入力バッファ回路内の閾値電圧の設定が難しくなって製造プロセスが複雑化するという問題が生じる。
(2) 図4(a)のコンパレータ型入力バッファ回路20
コンパレータ型入力バッファ回路20では、図4(b)示すように、入力電圧Vinが基準電圧Vrよりも高いか低いかで出力電圧Voutの論理状態が変化するので、閾値電圧の設定が容易である。しかし、高速動作をさせるためには、常にコンパレータ22を高速動作状態にしておく必要があるので、バイアス電圧Vbを高くしてコンパレータ22の動作電流を増加させねばならず、消費電力が増加する弊害がある。
本発明は、このような従来技術の弊害を改善した高速低消費電力で閾値制御が可能な入力バッファ回路及びこれを用いた入力装置を提供するものである。
本発明の入力バッファ回路は、第1及び第2のスイッチ手段と、第1及び第2のラッチ手段と、バッファ素子とを有している。
前記第1のスイッチ手段は、入力端子と第1のノードとの間に接続され、第1のバイアス電圧及びこれよりも高い第2のバイアス電圧のうちの前記第1のバイアス電圧よりも低い第1の電圧が前記入力端子に入力されると、オン状態になって前記第1の電圧を前記第1のノードから出力するものである。前記第2のスイッチ手段は、前記入力端子と第2のノードとの間に接続され、前記第2のバイアス電圧よりも高い第2の電圧が前記入力端子に入力されると、オン状態になって前記第2の電圧を前記第2のノードへ出力するものである。
前記第1のラッチ手段は、前記第1のノードと第3のノードとの間に接続され、前記第1のノードから出力される前記第1の電圧をラッチして相補的な第1の論理及び第2の論理のうちの前記第1の論理の電圧を前記第3のノードへ出力するものである。前記第2のラッチ手段は、前記第2のノードと前記第3のノードとの間に接続され、前記第2のノードから出力される前記第2の電圧をラッチして前記第2の論理の電圧を前記第3のノードへ出力するものである。更に、前記バッファ素子は、前記第3のノードと出力端子との間に接続され、前記第3のノードから出力される前記第1又は第2の論理の電圧を駆動して前記出力端子から出力する素子である。
本発明の入力装置は、前記入力バッファ回路と、前記入力バッファ回路に供給する前記第1及び第2のバイアス電圧を生成するバイアス電圧生成回路とを備えた入力装置であって、前記バイアス電圧生成回路が次のように構成されている。
即ち、前記バイアス電圧生成回路は、電源電圧を分圧して閾値設定用の第1の分圧電圧及び前記第1の分圧電圧よりも高い第2の分圧電圧を生成する分圧回路と、第1導電型のFETにおける第1の閾値電圧に対するオーバドライブ電圧を生成し、前記第1の閾値電圧と前記オーバドライブ電圧とを加算してこの加算値を前記第1の分圧電圧に加算して前記第1のバイアス電圧を生成する第1の回路と、第2導電型のFETにおける第2の閾値電圧に対する前記オーバドライブ電圧を生成し、前記第2の閾値電圧と前記オーバドライブ電圧とを加算してこの加算値を前記第2の分圧電圧から減算して前記第2のバイアス電圧を生成する第2の回路とを有している。
本発明の他の入力装置は、前記入力バッファ回路と、前記入力バッファ回路に供給する前記第1及び第2のバイアス電圧を生成するバイアス電圧生成回路とを備えた入力装置であって、前記バイアス電圧生成回路が次のように構成されている。
即ち、前記バイアス電圧生成回路は、電源電圧を分圧して閾値設定用の第1の分圧電圧及び前記第1の分圧電圧よりも高い第2の分圧電圧を生成する分圧回路と、前記第1及び第2の分圧電圧を入力してそのまま出力する第1の電圧フォロア回路と、第1導電型のFETにおける第1の閾値電圧に対するオーバドライブ電圧を生成し、前記第1の閾値電圧と前記オーバドライブ電圧とを加算してこの加算値を、前記第1の電圧フォロア回路から出力された前記第1の分圧電圧に加算して、前記第1のバイアス電圧を生成する第1の回路と、第2導電型のFETにおける第2の閾値電圧に対する前記オーバドライブ電圧を生成し、前記第2の閾値電圧と前記オーバドライブ電圧とを加算してこの加算値を、前記第1の電圧フォロア回路から出力された前記第2の分圧電圧から減算して、前記第2のバイアス電圧を生成する第2の回路と、前記第1及び第2のバイアス電圧を入力してそのまま出力する第2の電圧フォロア回路とを有している。
本発明によれば、次の(A)〜(C)のような効果がある。
(A) 入力バッファ回路の閾値電圧は、分圧回路により設定できて閾値制御が可能であり、入力端子に入力される第1又は第2の電圧による第3のノードの論理遷移は、第1及び第2のバイアス電圧で制御されるため、その閾値電圧が温度、製造プロセス変動の影響を受け難い。
(B) 第1及び第2のスイッチ手段のオン/オフの切り替えにより、入力端子に入力される第1又は第2の電圧を取り込んでこの入力電圧の論理状態を第1又は第2のラッチ手段によりラッチしているので、消費電流を抑えて高速動作が可能である。しかも、第3のノードの論理状態が確定すると、電源間の貫通電流が流れなくなるので、待機時の消費電力を抑制することができる。
(C) 1つのバイアス電圧生成回路により多数の入力バッファ回路へ第1及び第2のバイアス電圧を供給する構成の場合には、入力バッファ回路1個当たりのバイアス電圧生成回路の消費電力は非常に少ない。従って、従来の回路に比べて、消費電力を低減できる。
本発明を実施するための最良の形態は、以下の好ましい実施例の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、明らかになるであろう。但し、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の範囲を限定するものではない。
(実施例1の構成)
図1(a)、(b)は、本発明の実施例1を示す入力装置の構成図であり、同図(a)は入力バッファ回路の回路図、及び、同図(b)はバイアス電圧生成回路の回路図である。
本実施例1の入力装置は、図1(a)の入力バッファ回路30と、図1(b)のバイアス電圧生成回路100とを備えている。
入力バッファ回路30は、バイアス電圧生成回路100で生成された第1のバイアス電圧PLV及びこれよりもレベルの高い第2のバイアス電圧NLVにより動作する回路である。第1のバイアス電圧PLVは、例えば、VCC×0.15+(Vtn+Δov)であり、第2のバイアス電圧NLVは、例えば、VCC×0.85−(Vtp+Δov)である。ここで、VCCは第1の電源電圧、VtnはNMOSの閾値電圧、VtpはPMOSの閾値電圧である。Δovは、例えば、PMOS及びNMOSが10μAのドレイン・ソース電流Idsを流すオーバドライブ電圧である。
この入力バッファ回路30は、入力電圧Vinを入力する入力端子31を有し、この入力端子31と第1のノードN32との間には、第1のスイッチング手段(例えば、第1のトランジスタである第1のNMOS)32のドレイン及びソースが接続され、更に、その入力端子31と第2のノードN33との間にも、第2のスイッチング手段(例えば、第2のトランジスタである第2のPMOS)のソース及びドレインが接続されている。
NMOS32は、このゲートに第1のバイアス電圧PLVが印加され、入力端子31から入力される入力電圧Vinがそのバイアス電圧PLVよりも低い第1の電圧Vin1のときには、オン状態になって第1の電圧Vin1を第1のノードN32から出力し、入力電圧Vinがそのバイアス電圧PLV以上の高い電圧のときにはオフ状態になって第1の電圧Vin1の出力を停止するトランジスタである。第1の電圧Vin1は、例えば、PLV−(Vtn+Δov)である。
PMOS33は、このゲートに第2のバイアス電圧NLVが印加され、入力端子31から入力される入力電圧Vinがそのバイアス電圧NLVよりも高い第2の電圧Vin2のときには、オン状態になって第2の電圧Vin2を第2のノードN33から出力し、入力電圧Vinがそのバイアス電圧NLV以下の低い電圧のときにはオフ状態になって第2の電圧Vin2の出力を停止するトランジスタである。第2の電圧Vin2は、例えば、NLV+(Vtp+Δov)である。
第1のノードN32と第3のノードN34との間には、第1のラッチ手段(例えば、第1のラッチ回路)34が接続される共に、第2のノードN33とその第3のノードN34との間にも、第2のラッチ手段(例えば、第2のラッチ回路)35が接続されている。
第1のラッチ回路34は、第1のノードN32から出力される第1の電圧Vin1をラッチして相補的な第1の論理(例えば、“H”)及び第2の論理(例えば、“L”)のうちの“H”の電圧を第3のノードN34へ出力する回路であり、第1のノードN32と第3のノードN34との間にたすき掛け接続された2つのトランジスタ(例えば、第3のFETであるPMOS34a及び第4のFETであるPMOS34b)により構成されている。ここで、PMOS34aのドレインは、第1のノードN32及びPMOS34bのゲートに接続され、PMOS34aのゲートが、第3のノードN34及びPMOS34bのドレインに接続されている。PMOS34aのソースは、負荷用のPMOS36のドレイン及びソースを介して、第1の電源電圧(例えば、1.8V、2.5V等の電源電圧)VCCを供給するための第1の電源(例えば、VCC電源)に接続されている。PMOS36は、チャネル長Lが太く(即ち、オン抵抗値が大きく)、このゲートに印加される第2の電源電圧(例えば、接地電圧)VSSにより、常時オン状態になっている。PMOS34bのソースは、VCC電源に接続されている。
第2のラッチ回路35は、第2のノードN33から出力される第2の電圧Vin2をラッチして第2の論理(例えば、“L”)の電圧を第3のノードN34へ出力する回路であり、第2のノードN33と第3のノードN34との間にたすき掛け接続された2つのトランジスタ(例えば、第5のFETであるNMOS35a及び第6のFETであるNMOS35b)により構成されている。ここで、NMOS35aのドレインは、第2のノードN33及びNMOS35bのゲートに接続され、NMOS35aのゲートが、第3のノードN34及びNMOS35bのドレインに接続されている。NMOS35aのソースは、負荷用のNMOS37のドレイン及びソースを介して、接地電圧VSSを供給するための第2の電源(例えば、VSS電源)に接続されている。NMOS37は、チャネル長Lが太く(即ち、オン抵抗値が大きく)、このゲートに印加される電源電圧VCCにより、常時オン状態になっている。NMOS35bのソースは、VSS電源に接続されている。
第3のノードN34には、バッファ素子38を介して、出力端子39が接続されている。バッファ素子38は、第3のノードN34から出力される“H”又は“L”の電圧を駆動して出力電圧Voutを出力端子39から出力するものであり、例えば、縦続接続された2段のCMOSインバータ38a,38bにより構成されている。
図1(b)のバイアス電圧生成回路100は、分圧回路110を有している。分圧回路110は、電源電圧VCCを分圧して入力バッファ回路30の閾値電圧Vthを設定するための第1の分圧電圧V1及びこれよりも高い第2の分圧電圧V2を生成する回路であり、例えば、VCC電源とVSS電源との間に直列に接続された分圧抵抗111,112,113により構成されている。例えば、分圧抵抗111は150KΩ、分圧抵抗112は700KΩ、分圧抵抗113は150KΩである。分圧抵抗112及び113間のノードN112から、第1の分圧電圧V1(=VCC×0.85)が出力され、分圧抵抗111及び112間のノードN111から、第2の分圧電圧V2(=VCC×0.15)が出力される。このノードN111及びN112に、第1の電圧フォロア(以下「ボルテージフォロア」という。)回路120が接続されている。
第1のボルテージフォロア回路120は、インピーダンス変換を行って負荷の変動等を抑制するために、分圧回路110からの第1及び第2の分圧電圧V1,V2を入力してそのまま出力する回路であり、第1及び第2のボルテージフォロア121,122を有している。
第1のボルテージフォロア121は、演算増幅器(以下「オペアンプ」という。)121a、NMOS121b、及び抵抗121cにより構成されている。オペアンプ121aの+側入力端子は、ノードN112に接続され、このオペアンプ121aの−側入力端子が、NMOS121bのドレイン・ゲートを介してオペアンプ121aの出力端子に接続されている。NMOS121bは、オペアンプ121aの出力電圧によりゲート制御されるトランジスタであり、このNMOS121bのドレインが抵抗121cを介してVCC電源に接続され、NMOS121bのソースがVSS電源に接続されている。NMOS121bのドレイン及び抵抗121c間のノードN121cから、第1の分圧電圧V1が出力される。
第2のボルテージフォロア122は、第1のボルテージフォロア121とほぼ同様に、オペアンプ122a、PMOS122b、及び抵抗122cにより構成されている。オペアンプ122aの+側入力端子は、ノードN111に接続され、このオペアンプ122aの−側入力端子が、PMOS122bのドレイン・ゲートを介してオペアンプ122aの出力端子に接続されている。PMOS122bは、オペアンプ122aの出力電圧によりゲート制御されるトランジスタであり、このPMOS122bのドレインが抵抗122cを介してVSS電源に接続され、PMOS122bのソースがVDD電源に接続されている。PMOS122bのドレイン及び抵抗122c間のノードN122cから、第2の分圧電圧V2が出力される。ノードN121c,N122cには、オーバドライブ電圧生成・加減算回路130が接続されている。
オーバドライブ電圧生成・加減算回路130は、第1のバイアス電圧PLVを生成する第1の回路と、第2のバイアス電圧NLVを生成する第2の回路とにより構成されている。第1の回路は、NMOSにおける第1の閾値電圧Vtnに対するオーバドライブ電圧Δovを生成し、その第1の閾値電圧Vtnとオーバドライブ電圧Δovとを加算してこの加算値を、第1のボルテージフォロア回路120から出力された第1の分圧電圧V1に加算して、第1のバイアス電圧PLVを生成する回路である。第2の回路は、PMOSにおける第2の閾値電圧Vtpに対するオーバドライブ電圧Δovを生成し、その第2の閾値電圧Vtpとオーバドライブ電圧Δovとを加算してこの加算値を、第1のボルテージフォロア回路120から出力された第2の分圧電圧V2から減算して、第2のバイアス電圧NLVを生成する回路である。
第1の回路は、基準電圧Vr(例えば、1V)から一定のソース・ドレイン電流Ids(例えば、10μAの電流i)を生成する定電流生成回路と、ドレイン側のノードN133から第1のバイアス電圧PLVに相当する電圧V3を出力する第7のFETであるNMOS133とにより構成されている。定電流生成回路は、基準電圧Vrを入力してそのまま出力するインピーダンス変換用のボルテージフォロアを構成するオペアンプ131a及び抵抗131bと、PMOS132a,132b,132c及びNMOS132d,132eからなるカレントミラー回路132とにより構成されている。
オペアンプ131aは、この+側入力端子に基準電圧Vrが印加され、−側入力端子が、PMOS132aのドレイン・ゲートを介して、このオペアンプ131aの出力端子に接続されている。オペアンプ131aの−側入力端子とPMOS132aのドレインとの接続点は、抵抗131b(例えば、100KΩ)を介してVSS電源に接続され、そのPMOS132aのソースがVCC電源に接続されている。PMOS132aは、オペアンプ131aの出力電圧(=基準電圧Vr)によりゲート制御されるトランジスタであり、このソース・ドレイン及び抵抗131bに、一定の電流i(例えば、1V/100KΩ=10μA)が流れる。
カレントミラー回路132において、PMOS132aのゲートに、PMOS132b,132cのゲートが接続されている。PMOS132bは、このソースがVCC電源に接続され、ドレインがNMOS133のドレイン及びゲート側のノードN133に接続されている。PMOS132cは、このソースがVCC電源に接続され、ドレインがNMOS132dのドレイン及びゲートに接続されている。NMOS132dのソースはVSS電源に接続され、このNMOS132dのドレイン及びゲートに、NMOS132eのゲートが接続されている。NMOS132eは、このドレインがノードN134に接続され、ソースがVSS電源に接続されている。各PMOS132b,132c,132eのソース及びドレイン間には、それぞれ電流iが流れる。
NMOS133は、このドレイン及びゲートがノードN133に接続され、ソースがノードN121cに接続されている。NMOS133のドレイン及びソースには電流iが流れ、このソースに第1の分圧電圧V1が印加されるので、このNMOS133のソース・ゲート間電圧Vsdが(Vtn+Δov)となり、ドレイン・ゲート側のノードN133から電圧V3が出力される。電圧V3は、例えば、VCC×0.15+(Vtn+Δov)であり、第1のバイアス電圧PLVとほぼ等しい。
第2の回路は、前記のオペアンプ131a、抵抗131b及びカレントミラー回路132からなる定電流生成回路と、ドレイン側ノードN134から第2のバイアス電圧NLVに相当する電圧V4を出力する第8のFETであるPMOS134とにより構成されている。PMOS134は、このソースがノードN122cに接続され、ドレイン及びゲートがノードN134に接続されている。PMOS134のソースには電圧V2が印加され、ソース・ドレイン間に電流iが流れるので、このソース・ゲート間電圧Vsgが(Vtp+Δov)となり、ドレイン及びゲート側のノードN134から電圧V4が出力される。電圧V4は、VCC×0.85−(Vtp+Δov)であり、第2のバイアス電圧NLVとほぼ等しい。ノードN133及びN134には、第2のボルテージフォロア回路140が接続されている。
第2のボルテージフォロア回路140は、インピーダンス変換を行って負荷の変動等を抑制するために、ノードN133,134からの電圧V3,V4を入力してそのまま第1、第2のバイアス電圧PLV,NLVとして出力する回路であり、第1及び第2のボルテージフォロア141,142を有している。
第1のボルテージフォロア141は、オペアンプ141a、PMOS141b、及び抵抗141cにより構成されている。オペアンプ141aの+側入力端子は、ノードN133に接続され、このオペアンプ141aの−側入力端子が、PMOS141bのドレイン・ゲートを介してオペアンプ141aの出力端子に接続されている。PMOS141bは、オペアンプ141aの出力電圧によりゲート制御されるトランジスタであり、このPMOS141bのソースがVCC電源に接続され、PMOS141bのドレインが抵抗141cを介してVSS電源に接続されている。PMOS141bのドレイン及び抵抗141c間のノードN141cから、第1のバイアス電圧PLVが出力される。
第2のボルテージフォロア142は、第1のボルテージフォロア141と同様に、オペアンプ142a、PMOS142b、及び抵抗142cにより構成されている。オペアンプ142aの+側入力端子は、ノードN134に接続され、このオペアンプ142aの−側入力端子が、PMOS142bのドレイン・ゲートを介してオペアンプ142aの出力端子に接続されている。PMOS142bは、オペアンプ142aの出力電圧によりゲート制御されるトランジスタであり、このPMOS142bのソースがVDD電源に接続され、PMOS142bのドレインが抵抗142cを介してVSS電源に接続されている。PMOS142bのドレイン及び抵抗142c間のノードN142cから、第2のバイアス電圧NLVが出力される。
(実施例1の動作)
図2は、図1の入力電圧Vinの範囲を示す図である。
入力バッファ回路30及びバイアス電圧生成回路100に電源電圧VCC及び接地電圧VSSが印加されると、バイアス電圧生成回路100において、分圧回路110によって第1の分圧電圧V1(=VCC×0.15)及び第2の分圧電圧V2(=VCC×0.85)が生成され、これが第1のボルテージフォロア回路120を介してノードN121c,N122cからそれぞれ出力される。ノードN121c,N122cから出力された第1及び第2の分圧電圧V1,V2のうち、第1の分圧電圧V1はNMOS133のソースに印加され、第2の分圧電圧V2はPMOS134のソースに印加される。
オーバドライブ電圧生成・加減算回路130において、基準電圧Vr(=1V)が印加されると、この基準電圧Vrに相当する電圧が、オペアンプ131aの−側入力端子及び抵抗131b(100KΩ)の接続点に出力される。これにより、PMOS132a及び抵抗131bに一定電流i(=1V/100KΩ=10μA)が流れ、この電流iと同一電流が各PMOS132b,132c,132eのソース・ドレイン間にも流れる。
すると、NMOS133にソース・ゲート間電圧Vsg(=Vtn+Δov)が発生し、このNMOS133のドレイン及びゲート側のノードN133から電圧V3(=VCC×0.15+(Vtn+Δov))が出力される。更に、PMOS134にソース・ゲート間電圧Vsg(=Vtp+Δov)が発生し、このPMOS134のドレイン及びゲート側のノードN134から電圧V4(=VCC×0.85−(Vtp+Δov))が出力される。ノードN133から出力された電圧V3は、そのままボルテージフォロア141を介して、第1のバイアス電圧PLV(=VCC×0.15+(Vtn+Δov))としてノードN141cから出力され、入力バッファ回路30中のPMOS32へ供給される。更に、ノードN134から出力された電圧V4は、そのままボルテージフォロア142を介して、第2のバイアス電圧NLV(=VCC×0.85−(Vtp+Δov))としてノードN142cから出力され、入力バッファ回路30中のNMOS33へ供給される。
図2に示すように、入力バッファ回路30の入力端子31に印加される入力電圧Vinが、第2のバイアス電圧NLV以上の第2の電圧Vin2(=NLV+(Vtp+Δov)のときには、PMOS33がオン状態になり、NMOS35bのゲートに第2の電圧Vin2が伝わリ、NMOS35bがオン状態になってノードN34が“L”’に遷移する。ノードN34が“L”になると、PMOS34aがオン状態になり、PMOS34bをオフ状態にする。
又、入力電圧Vinが第1のバイアス電圧PLV以下の第1の電圧Vin1(=PLV−(Vtn+Δov))のときには、NMOS32がオン状態になり、PMOS34bに第1の電圧Vin1が伝わり、PMOS34bがオン状態になってノードN34が“H”に遷移する。ノードN34が“H”になると、NMOS35aがオン状態になり、NMOS35bをオフ状態にする。
ノードN34の論理“L”又は“H”の電圧は、インバータ38aにより反転され、更にインバータ38bにより反転され、この出力電圧Voutが出力端子39から出力される。
なお、入力電圧Vinが第1の電圧Vin1〜第2の電圧Vin2の範囲内のときには、NMOS32及びPMOS33が共にオフ状態になり、第1及び第2のラッチ回路34,35により、ノードN34の論理が前の状態に維持される。
(実施例1の効果)
本実施例1によれば、次の(a)〜(c)のような効果がある。
(a) 入力バッファ回路30の閾値電圧Vthは、分圧抵抗111〜113により設定できて閾値制御が可能であり、入力電圧VinによるノードN34の論理遷移は、第1、第2のバイアス電圧PLV,NLVで制御されるため、閾値電圧Vthが温度、製造プロセス変動の影響を受け難い。
(b) NMOS32及びPMOS33のオン/オフの切り替えにより、入力電圧Vinを取り込んでこの入力電圧Vinの論理状態をラッチ回路34,35によりラッチしているので、消費電流を抑えて高速動作が可能である。しかも、ノードN34の論理状態が確定すると、VCC電源からVSS電源間の貫通電流が流れなくなるので、待機時の消費電力を抑制することができる。
(c) 動作時にバイアス電圧生成回路100において電力が消費されるが、半導体集積回路、半導体記憶装置等にバイアス電圧生成回路100及び入力バッファ回路30を搭載する場合、通常は、1つのバイアス電圧生成回路100により多数(例えば、数十〜数百)の入力バッファ回路30へバイアス電圧PLV,NLVを供給するので、入力バッファ回路1個当たりのバイアス電圧生成回路100の消費電力は非常に少ない。従って、従来の回路に比べて、消費電力を減少できる。
(変形例)
本発明は、上記実施例に限定されず、種々の利用形態や変形が可能である。この利用形態や変形例としては、例えば、次の(i)、(ii)のようなものがある。
(i) 図1(a)の入力バッファ回路30において、NMOS32,33を他のトランジスタを用いたスイッチ手段で構成したり、ラッチ回路34,35を他のトランジスタを用いたラッチ手段で構成したり、あるいは、バッファ素子38を1段又は3段以上のインバータやバッファ等により構成してもよい。
(ii) 図1(b)のバイアス電圧生成回路100において、ボルテージフォロア回路120,140を省略して回路構成を簡素化したり、分圧回路110やオーバドライブ電圧生成・加減算回路130を他のトランジスタ等の素子を用いて構成したり、あるいは、他の回路構成等に変更してもよい。
本発明の実施例1を示す入力装置の構成図である。 図1の入力電圧Vinの範囲を示す図である。 従来のCMOSインバータ型入力バッファ回路を示す概略の構成図である。 従来のコンパレータ型入力バッファ回路を示す概略の構成図である。
符号の説明
30 入力バッファ回路
32,133 NMOS
33,134 PMOS
34,35 ラッチ回路
38 バッファ素子
100 バイアス電圧生成回路
110 分圧回路
120,140 ボルテージフォロア回路
130 オーバドライブ電圧生成・加減算回路
132 カレントミラー回路

Claims (10)

  1. 入力端子と第1のノードとの間に接続され、第1のバイアス電圧及びこれよりも高い第2のバイアス電圧のうちの前記第1のバイアス電圧よりも低い第1の電圧が前記入力端子に入力されると、オン状態になって前記第1の電圧を前記第1のノードから出力する第1のスイッチ手段と、
    前記入力端子と第2のノードとの間に接続され、前記第2のバイアス電圧よりも高い第2の電圧が前記入力端子に入力されると、オン状態になって前記第2の電圧を前記第2のノードへ出力する第2のスイッチ手段と、
    前記第1のノードと第3のノードとの間に接続され、前記第1のノードから出力される前記第1の電圧をラッチして相補的な第1の論理及び第2の論理のうちの前記第1の論理の電圧を前記第3のノードへ出力する第1のラッチ手段と、
    前記第2のノードと前記第3のノードとの間に接続され、前記第2のノードから出力される前記第2の電圧をラッチして前記第2の論理の電圧を前記第3のノードへ出力する第2のラッチ手段と、
    前記第3のノードと出力端子との間に接続され、前記第3のノードから出力される前記第1又は第2の論理の電圧を駆動して前記出力端子から出力するバッファ素子と、
    を有することを特徴とする入力バッファ回路。
  2. 前記第1のスイッチ手段は、
    前記第1のバイアス電圧よりも低い前記第1の電圧が前記入力端子に入力されると、オン状態になって前記第1の電圧を前記第1のノードから出力し、前記第1の電圧が前記第1のバイアス電圧以上の電圧のときにはオフ状態になって前記第1の電圧の出力を停止する第1のトランジスタにより構成され、
    前記第2のスイッチ手段は、
    前記第2のバイアス電圧よりも高い前記第2の電圧が前記入力端子に入力されると、オン状態になって前記第2の電圧を前記第2のノードへ出力し、前記第2の電圧が前記第2のバイアス電圧以下の電圧のときにはオフ状態になって前記第2の電圧の出力を停止する第2のトランジスタにより構成されていることを特徴とする請求項1記載の入力バッファ回路。
  3. 前記第1のトランジスタは、
    前記入力端子及び前記第1のノードにそれぞれ接続されたドレイン電極及びソース電極と、前記第1のバイアス電圧が印加されるゲート電極と、を有する第1導電型の第1の電界効果トランジスタにより構成され、
    前記第2のトランジスタは、
    前記入力端子及び前記第2のノードにそれぞれ接続されたソース電極及びドレイン電極と、前記第2のバイアス電圧が印加されるゲート電極と、を有する第2導電型の第2の電界効果トランジスタにより構成されていることを特徴とする請求項2記載の入力バッファ回路。
  4. 前記第1のラッチ手段は、
    前記第1のノードと前記第3のノードとの間にたすき掛け接続された2つのトランジスタからなる第1のラッチ回路により構成され、
    前記第2のラッチ手段は、
    前記第2のノードと前記第3のノードとの間にたすき掛け接続された2つのトランジスタからなる第2のラッチ回路により構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の入力バッファ回路。
  5. 前記第1のラッチ回路は、
    第1の電源側及び前記第1のノードにそれぞれ接続されたソース電極及びドレイン電極と、前記第3のノードに接続されたゲート電極とを有する第2導電型の第3の電界効果トランジスタと、
    前記第1の電源及び前記第3のノードにそれぞれ接続されたソース電極及びドレイン電極と、前記第1のノードに接続されたゲート電極とを有する第2導電型の第4の電界効果トランジスタと、により構成され、
    前記第2のラッチ回路は、
    前記第2のノード及び第2の電源側にそれぞれ接続されたドレイン電極及びソース電極と、前記第3のノードに接続されたゲート電極とを有する第1導電型の第5の電界効果トランジスタと、
    前記第3のノード及び前記第2の電源にそれぞれ接続されたドレイン電極及びソース電極と、前記第2のノードに接続されたゲート電極とを有する第1導電型の第6の電界効果トランジスタと、により構成されていることを特徴とする請求項4記載の入力バッファ回路。
  6. 前記バッファ素子は、
    1段又は複数段のインバータ又はバッファにより構成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の入力バッファ回路。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の入力バッファ回路と、
    前記入力バッファ回路に供給する前記第1及び第2のバイアス電圧を生成するバイアス電圧生成回路とを備えた入力装置であって、
    前記バイアス電圧生成回路は、
    電源電圧を分圧して閾値設定用の第1の分圧電圧及び前記第1の分圧電圧よりも高い第2の分圧電圧を生成する分圧回路と、
    第1導電型の電界効果トランジスタにおける第1の閾値電圧に対するオーバドライブ電圧を生成し、前記第1の閾値電圧と前記オーバドライブ電圧とを加算してこの加算値を前記第1の分圧電圧に加算して前記第1のバイアス電圧を生成する第1の回路と、
    第2導電型の電界効果トランジスタにおける第2の閾値電圧に対する前記オーバドライブ電圧を生成し、前記第2の閾値電圧と前記オーバドライブ電圧とを加算してこの加算値を前記第2の分圧電圧から減算して前記第2のバイアス電圧を生成する第2の回路と、
    を有することを特徴とする入力装置。
  8. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の入力バッファ回路と、
    前記入力バッファ回路に供給する前記第1及び第2のバイアス電圧を生成するバイアス電圧生成回路とを備えた入力装置であって、
    前記バイアス電圧生成回路は、
    電源電圧を分圧して閾値設定用の第1の分圧電圧及び前記第1の分圧電圧よりも高い第2の分圧電圧を生成する分圧回路と、
    前記第1及び第2の分圧電圧を入力してそのまま出力する第1の電圧フォロア回路と、
    第1導電型の電界効果トランジスタにおける第1の閾値電圧に対するオーバドライブ電圧を生成し、前記第1の閾値電圧と前記オーバドライブ電圧とを加算してこの加算値を、前記第1の電圧フォロア回路から出力された前記第1の分圧電圧に加算して、前記第1のバイアス電圧を生成する第1の回路と、
    第2導電型の電界効果トランジスタにおける第2の閾値電圧に対する前記オーバドライブ電圧を生成し、前記第2の閾値電圧と前記オーバドライブ電圧とを加算してこの加算値を、前記第1の電圧フォロア回路から出力された前記第2の分圧電圧から減算して、前記第2のバイアス電圧を生成する第2の回路と、
    前記第1及び第2のバイアス電圧を入力してそのまま出力する第2の電圧フォロア回路と、
    を有することを特徴とする入力装置。
  9. 前記第1の回路は、
    基準電圧から一定のソース・ドレイン電流を生成する定電流生成回路と、
    前記ソース・ドレイン電流が供給されるドレイン電極及びゲート電極と、前記第1の分圧電圧が印加されるソース電極とを有し、前記ドレイン電極から前記第1のバイアス電圧を出力する前記第1導電型の第7の電界効果トランジスタと、により構成され、
    前記第2の回路は、
    前記定電流生成回路と、
    前記ソース・ドレイン電流Idsが供給されるドレイン電極及びゲート電極と、前記第2の分圧電圧が印加されるソース電極とを有し、前記ドレイン電極から前記第2のバイアス電圧を出力する前記第2導電型の第8の電界効果トランジスタと、により構成されていることを特徴とする請求項7又は8記載の入力装置。
  10. 前記第1及び第2のバイアス電圧と、前記第1及び第2の電圧とは、下記の式で表される電圧値であることを特徴とする請求項7〜9のいずれか1項に記載の入力装置。
    第1のバイアス電圧(PLV)=VCC×0.15+(Vtn+Δov)
    第2のバイアス電圧(NLV)=VCC×0.85−(Vtp+Δov)
    第1の電圧=PLV−(Vtn+Δov)
    第2の電圧=NLV+(Vtp+Δov)
    但し、VCC;電源電圧
    VCC×0.15;第1の分圧電圧
    VCC×0.85;第2の分圧電圧
    Vtn;第1導電型の電界効果トランジスタにおける第1の閾値電圧
    Vtp;第2導電型の電界効果トランジスタにおける第2の閾値電圧
    Δov;第1及び第2の閾値電圧Vtn,Vtpオーバドライブ電圧
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