JP2009224244A - 放電灯点灯装置、照明装置 - Google Patents

放電灯点灯装置、照明装置 Download PDF

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Abstract

【課題】インバータ回路のスイッチング周波数の上昇を抑制し、かつ周囲温度が低下した場合でも、調光時のちらつき、立ち消え、ジャンプ現象を抑制でき、安定した調光点灯を行うことのできる放電灯点灯装置を提供する。
【解決手段】交流電力を供給するインバータ5と、インバータ5の出力端に接続された共振回路と、インバータ5の動作を制御して放電灯の調光率を調節する制御部11と、を備え、制御部11は、インバータ5の駆動周波数を、共振回路の共振周波数と略一致する第1周波数と、インバータ5が供給する電力を調節するための第2周波数と、で切り替え、調光率を下限値から所定範囲の間の低域で調節する際には、インバータ5の駆動周波数を第1周波数と第2周波数で交互に切り替え、かつ、第2周波数を固定するとともに、インバータ5を第2周波数で駆動する期間を可変することで、調光率を調節する。
【選択図】図2

Description

本発明は、放電灯を点灯させる装置、およびその装置を用いて点灯させる放電灯を備えた照明装置に関するものであり、特に、調光点灯が可能なものに関する。
調光点灯を可能にする放電灯点灯装置の構成は、商用交流電源を高周波電圧に変換するインバータ回路を用いて放電灯を高周波により点灯し、インバータ駆動周波数を調節することによりバラストコイルのインピーダンスを変え、放電灯に投入する電力を調整して調光するものが一般的である。
このような放電灯点灯装置においては、低光束時の調光点灯時は放電灯の点灯状態が不安定となり、ちらつきや立ち消えといった現象が発生することがある。
そこで従来、『低光束調光時のランプ電流の発振を抑えてクレストファクタの低減及びちらつきや立ち消えを防止するとともに安定したフィードバック制御が可能な放電灯点灯装置を提供する。』ことを目的とした技術として、『スイッチング素子Q1,Q2をスイッチング制御することで直流電源Vdcの直流電力を高周波電力に変換して放電灯FLに供給する電力変換部1と、放電灯FLの調光比に応じた基準値を電力変換部1の高周波出力と比較し該高周波出力を基準値に一致させる方向へスイッチング制御の制御量を調整するフィードバック部2とを備え、フィードバック部2は誤差増幅器3を具備している。誤差増幅器3を構成するオペアンプOPの入力抵抗R3に抵抗R1とコンデンサC1の直列回路を並列接続してある。』というものが提案されている(特許文献1)。
一方、周囲温度が低温時、例えば0℃においては、放電灯の特性は、常温時、例えば25℃の時と異なり、調光点灯時の放電灯電圧が非常に高くなる特性がある。
このため、周囲温度が低温時においては、放電灯点灯装置から放電灯を安定点灯させる電圧が供給できず、安定した点灯が困難となり、急激にランプの光束が変化するジャンプ現象と呼ばれる現象が発生する。
この場合、従来のフィードバック制御による放電灯点灯装置では、フィードバック制御回路の応答速度の限界により、ジャンプ現象による急激な光束変化にフィードバック制御が追従できず、正常な点灯が困難になることがあった。
そこで従来、『光出力の連続的可変が容易に行なえる調光用放電ランプ点灯装置を提供する』ことを目的とした技術として、『調光制御部11は高周波電源10及びインピーダンスZ1を制御して放電ランプ3を調光する。ランプ動作ポイント切り換え制御部12は、上記調光信号S1或いはランプ電流検出信号S2を受け、低出力時に安定な動作ポイントでの動作期間と、急激に変化する動作ポイントでの動作期間を交互に繰り返して連続的に光出力制御を行なうような制御信号を調光制御部11に与える。』というものが提案されている(特許文献2)。
特開2005−71874号公報(要約) 特開平6−76979号公報(要約)
上記特許文献2に記載の技術では、放電灯に周期的にパルス電圧を印加することで放電を安定化させ、ジャンプ現象を抑制している。また、パルス電圧を印加しない期間では、インバータ駆動周波数を上昇させて、放電灯の光束を絞る。
上述のようなパルス電圧を印加する方式では、パルス電圧印加時に放電灯への供給エネルギーが増加するため、パルス電圧を印加しない従来例と比較して、調光時はインバータ駆動周波数をより高くする必要がある。
しかしながら、インバータ駆動周波数の上昇により、インバータ回路のスイッチング素子(例えばMOSFET)のスイッチング損失がインバータ駆動周波数に比例して増加して回路効率が低下する。
また、インバータ駆動周波数の上昇に伴って電磁妨害ノイズが増加して、他の機器への誤動作を引き起こす等の可能性がある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、インバータ回路のスイッチング周波数の上昇を抑制し、かつ周囲温度が低下した場合でも、調光時のちらつき、立ち消え、ジャンプ現象を抑制でき、安定した調光点灯を行うことのできる放電灯点灯装置を提供することを目的とする。
本発明に係る放電灯点灯装置は、交流電力を直流に変換する直流電源回路と、前記直流電源回路の出力を交流に変換して交流電力を供給するインバータと、前記インバータの出力端に接続された共振回路と、前記インバータの動作を制御して前記放電灯の調光率を調節する制御部と、を備え、前記制御部は、前記インバータの駆動周波数を、前記共振回路の共振周波数と略一致する第1周波数と、前記インバータが供給する電力を調節するための第2周波数と、で切り替え、前記調光率を下限値から所定範囲の間の低域で調節する際には、前記インバータの駆動周波数を前記第1周波数と前記第2周波数で交互に切り替え、かつ、前記第2周波数を固定するとともに、前記インバータを前記第2周波数で駆動する期間を可変することで、前記調光率を調節するものである。
本発明に係る放電灯点灯装置によれば、調光率を低域で調節する際には、第2周波数を固定してその期間を可変調整することで、放電灯に投入する電力を調整して調光率を調節するので、第2周波数の上昇を抑えることができ、インバータのスイッチング損失に伴う回路効率の低下、電磁妨害ノイズの増加を抑制することができる。
また、周囲温度が低下した場合でも、第1周波数でパルス電圧を印加することにより、調光時のちらつき、立ち消え、ジャンプ現象を抑制でき、安定した調光点灯を行うことができる。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る放電灯点灯装置の構成図である。
図1において、放電灯点灯装置は、商用交流電源1より交流電力の供給を受けて放電灯8を点灯させる装置であり、整流回路2、昇圧チョッパ回路3、平滑コンデンサ4、インバータ回路5、ドライバ6、バラストコイル7、放電灯8(装着時)、共振コンデンサ9、直流カットコンデンサ10、インバータ制御回路11、調光コントローラ12を備えている。
整流回路2は、商用交流電源1から供給される交流電力を全波整流する。
昇圧チョッパ回路3は、整流回路2で全波整流された直流電圧を昇圧する。
平滑コンデンサ4は、昇圧チョッパ回路3が出力する直流電圧を平滑化する。
インバータ回路5は、平滑コンデンサ4に並列接続され直流電圧を高周波に変換するスイッチング素子5a、5bを直列接続して備えたハーフブリッジ形のインバータである。
ドライバ6は、インバータ制御回路11の指示に基づき、スイッチング素子5a、5bを駆動する。
インバータ回路5の出力に接続されたバラストコイル7、放電灯8、および共振コンデンサ9は、負荷回路を形成する。また、バラストコイル7と共振コンデンサ9は、LC直列共振回路を形成する。
直流カットコンデンサ10は、直流電流を通さないようにする役割を果たす。
インバータ制御回路11は、回路デバイス等のハードウェアにより構成され、インバータ回路5の(各スイッチング素子の)駆動周波数を第1周波数と第2周波数で切り替えるよう制御する。
第1周波数は、バラストコイル7と共振コンデンサ9からなる共振回路の共振周波数近傍に設定され、第2周波数は、放電灯8への投入電力を調節するために設定される。これらの詳細は後述する。
調光コントローラ12は、放電灯8の調光率を指示する調光信号を、インバータ制御回路11に出力する。インバータ制御回路11は、この調光信号に基づき、インバータ回路5を駆動制御する。
本実施の形態1における「直流電源回路」は、整流回路2、昇圧チョッパ回路3がこれに相当する。
また、「共振回路」は、バラストコイル7と共振コンデンサ9からなるLC直列共振回路がこれに相当する。
また、「制御部」は、ドライバ6とインバータ制御回路11がこれに相当する。
以上、本実施の形態1に係る放電灯点灯装置の構成について説明した。
次に、本実施の形態1に係る放電灯点灯装置の動作について説明する。まず、動作制御に関する基本的な考え方を示し、その後に具体的な動作手順について説明する。
インバータ制御回路11は、調光コントローラ12から調光信号により指示された調光率が100%付近〜中域程度までの区間では、第2周波数を可変として放電灯8への投入電力を調節して調光を行う。
この区間では、調光率の可変制御のために第2周波数をさほど上昇させなくともよいため、第2周波数を可変させてもその上限値は一定以内に収まり、インバータ回路5のスイッチング損失や電磁妨害ノイズの影響はさほど高くない。
また、インバータ制御回路11は、調光コントローラ12から調光信号により指示された調光率が下限値付近の区間では、第2周波数を固定として、インバータ回路5を第2周波数で駆動する期間(第2周波数の発振期間)を可変調整するのみで、放電灯8への投入電力を調節して調光を行う。
これにより、第2周波数の上昇を抑え、インバータ回路5のスイッチング損失に伴う回路効率の低下、電磁妨害ノイズの増加を抑制することを図る。
また、インバータ制御回路11は、第1周波数で放電灯8へパルス電圧を印加することにより、周囲温度が低下した場合でも、調光時のちらつき、立ち消え、ジャンプ現象を抑制し、安定した調光点灯を達成することを図る。
調光率の中域や低域の閾値は、放電灯8やインバータ回路5の特性等に応じて適宜定めておく。
以上、本実施の形態1に係る放電灯点灯装置の動作制御の基本的な考え方を示した。
次に、本実施の形態1に係る放電灯点灯装置の具体的な動作手順を説明する。
(1)商用交流電源1を投入
放電灯点灯装置に商用交流電源1を投入すると、整流回路2は商用交流電源1から供給される交流電力を整流し、得られた直流電圧は昇圧チョッパ回路3により昇圧され、さらに平滑コンデンサ4によって平滑化される。
平滑コンデンサ4によって平滑化された直流電源は、インバータ回路5のスイッチング素子5a、5bが交互にオン・オフすることによって高周波電圧に変換される。
スイッチング素子5a、5bのオン・オフ制御は、インバータ制御回路11が行う。
(2)フィラメント予熱モード
商用交流電源1の投入後、放電灯8を点灯させる前に、インバータ制御回路11は、放電灯8が備えるフィラメント8a、8bを先行して予熱する予熱モードで動作する状態となる。
ここでいう予熱とは、放電灯8が放電を開始する以前の状態で、フィラメント8a、8bの温度を、放電開始に適した温度まで上昇させておくことをいう。
インバータ制御回路11は、放電灯8への印加電圧が放電開始電圧以下となるように、十分高いインバータ駆動周波数でインバータ回路5を動作させ、バラストコイル7、フィラメント8a、共振コンデンサ9、フィラメント8bの順でフィラメントに電流を流し、フィラメントを予熱する。
(3)始動モード〜点灯モード
予熱モードを開始してから十分な時間が経過する等により、フィラメント8a、8bの予熱が完了すると、インバータ制御回路11は、放電灯8を点灯させるためにインバータ回路5を始動モードで制御する。
始動モードとは、インバータ回路5の駆動周波数を、バラストコイル7と共振コンデンサ9からなるLC共振回路の共振周波数に近づけるモードである。
インバータ回路5の駆動周波数が上述のLC共振回路の共振周波数に近づくと、放電灯8に高電圧が印加されるため、放電灯8は放電を開始して放電灯8が点灯し、点灯モードとなる。
図2は、点灯モードにおける各調光率のランプ電圧波形を示すものである。
図2(a)は、調光率(定格点灯時の照度を100%とした場合の照度比)100%付近のほぼ全光時の電圧波形である。
調光率100%付近では、放電灯8の放電は安定しているため、ジャンプ現象等の心配はあまりなく、したがって第1周波数によるパルス電圧は印加しない。
図2(b)は、調光率が中域付近の電圧波形である。
図2(a)の状態の下で、調光コントローラ12より、放電灯の電力を絞って光束を下げるべき旨の調光信号が出力されると、インバータ制御回路11は、インバータ回路5の駆動周波数を、先に説明した第1周波数と第2周波数で交互に切り替える。
第1周波数により放電灯8へ周期的にパルス状電圧を印加し、もって低温時のジャンプ現象、立ち消えを抑制する。
なお、インバータ制御回路11は、図2(b)の状態の下では、第1周波数とそのパルス電圧印加期間T1を固定とし、第2周波数のみを可変としてランプへの投入電力を調節して調光を行う。
すなわち、第1周波数は共振周波数付近として設定することで放電灯8にパルス電圧を印加し、第2周波数を高くすることによってバラストコイル7のインピーダンスを増加させて放電灯8への投入電力を絞る。
図2(c)は、調光率が下限値付近の電圧波形である。
インバータ制御回路11は、調光率が下限値付近においては、第1周波数とパルス電圧印加期間T1、および第2周波数を固定とし、第2周波数の発振期間T2の可変調整のみでランプ電力を調節して調光を行う。
すなわち、パルス電圧印加時は放電灯8への投入エネルギーが増加するが、放電灯8への投入エネルギーが小さい第2周波数の発振期間T2を長くすることにより、放電灯8への平均投入電力を小さくできる。
これにより、第2周波数を高くすることなく調光が可能となる。
また、インバータ制御回路11は、第1周波数によるパルス電圧印加期間T1を固定とすることにより、確実に放電灯8にパルス電圧を印加できる。
図2(c)の状態の下では、以上のような電圧波形の制御を行うことにより、第2周波数の上昇を抑え、インバータ回路5のスイッチング損失に伴う回路効率の低下、電磁妨害ノイズの増加を抑制することができる。
また、第1周波数による放電灯8へのパルス状電圧印加期間T1は固定とし、第2周波数印加期間T2のみ可変としているため、確実に放電灯8パルス状電圧が印加でき、周囲温度が低下した場合でも、調光時のちらつき、立ち消え、ジャンプ現象を抑制でき、安定した調光点灯を達成することができる。
図3は、調光率、第2周波数、第2周波数の発振期間T2の関係を示すものである。
調光率が下限値付近の低域では、第2周波数f2を固定し、第2周波数の発振期間T2を長くすることで、調光率を下げるような制御がなされていることが分かる。
また、調光率が中域の区間では、第2周波数の発振期間T2を固定し、第2周波数f2を上げることで、光束を絞って調光率を調節していることが分かる。
もちろん、第2周波数と、第2周波数の発振期間T2を同時に可変する期間があってもよいことはいうまでもない。
以上のように、本実施の形態1に係る放電灯点灯装置では、インバータ制御回路11は、調光率が中域程度付近では、第1周波数を固定し第2周波数のみを可変として放電灯8への投入電力を調節して調光を行い、調光率が下限付近においては、第1周波数および第2周波数を固定として、第2周波数の発振期間T2の可変調整みでランプ電力を調節して調光を行うことにより、第2周波数の上昇を抑えることができる。
したがって、本実施の形態1に係る放電灯点灯装置は、簡単な回路構成でインバータ回路5のスイッチング損失に伴う回路効率の低下、電磁妨害ノイズの増加を抑制でき、周囲温度が低下した場合でも、調光時のちらつき、立ち消え、ジャンプ現象を抑制でき、安定した調光点灯を達成するものである。
実施の形態2.
図4は、本発明の実施の形態2に係る放電灯点灯装置の構成図である。
本実施の形態2に係る放電灯点灯装置の構成と、実施の形態1の図1で説明した構成との相違点は、ローサイドのスイッチング素子5bと直列に検出抵抗15が接続される点である。
検出抵抗15は、インバータ回路5の電流を検出し、等価的に放電灯8に投入された電力を検出できる。検出された信号は、フィルタ回路16を介して平滑化され、インバータ制御回路11に入力される。
インバータ制御回路11は、検出された検出信号値に基づき求めた放電灯8への供給電力と、目標ランプ電力値とを比較し、放電灯8への供給電力を目標ランプ電力値に近づけるようにインバータ回路5を制御するフィードバック制御手段(図示せず)を具備している。
なお、ここでいう目標ランプ電力値は、調光率との対応関係により定まる、放電灯8へ供給すべき電力値のことである。
フィードバック制御手段は、インバータ制御回路11の一部として、インバータ制御回路11と同様の回路デバイス等により構成される。
以上、本実施の形態2に係る放電灯点灯装置の構成について説明した。
次に、本実施の形態2に係る放電灯点灯装置の動作制御の基本的な考え方を示す。
本実施の形態2に係る放電灯点灯装置において、インバータ制御回路11は、実施の形態1と同様に、放電灯8にパルス電圧を印加する第1周波数と、放電灯8へ投入する電力を調節するための第2周波数とを交互に切り換える。
さらに、フィードバック制御手段は、検出抵抗15を介して放電灯8への投入電力を検出ないし算出し、調光信号により決定される目標ランプ電力値と、実際に放電灯8へ投入されている電力とを比較演算し、両者が一致するように第2周波数または第2周波数の発振期間T2の少なくとも一方を可変調整する。
これにより、放電灯の特性ばらつき、周囲温度の変動に対応して、略一定の電力を放電灯8に投入することを図る。
以上、本実施の形態2に係る放電灯点灯装置の動作制御の基本的な考え方を示した。
次に、本実施の形態2に係る放電灯点灯装置の具体的な動作手順を説明する。
(1)商用交流電源1を投入〜(3)始動モード〜点灯モード
商用交流電源1を投入してから、放電灯8が点灯を開始する点灯モードに至るまでは、実施の形態1で説明した動作と同様であるため、説明を省略する。
(4)投入電力の制御
放電灯8が点灯すると、検出抵抗15はインバータ回路5に流れる電流を検出し、その検出信号がフィルタ回路16により平滑化されてインバータ制御回路11に入力される。
フィードバック制御手段は、入力された電流検出信号に基づき放電灯8への投入電力を算出し、算出結果と目標ランプ電力値とを比較し、両者が一致するようにインバータ回路5を制御する。
上記ステップ(4)における放電灯8への投入電力の制御について、以下に詳述する。
(4.1)調光率が中域付近の場合
フィードバック制御手段は、調光率が中域程度付近では、第1周波数は固定として第2周波数のみをインバータ制御回路11により制御して、検出抵抗15の検出値に基づき求めた放電灯8への投入電力と、目標ランプ電力値とが一致するように、放電灯8への投入電力を調節して調光を行う。
(4.2)調光率が下限値付近の場合
フィードバック制御手段は、調光率が下限値付近では、第1周波数および第2周波数を固定として、第2周波数の発振期間T2のみをインバータ制御回路11により制御して、検出抵抗15の検出値に基づき求めた放電灯8への投入電力と、目標ランプ電力値とが一致するように、放電灯8への投入電力を調節して調光を行う。
以上のような電圧波形の制御を行うことにより、調光率が下限値付近においては、第2周波数の印加期間T2のみで放電灯8への投入電力を調整するため、第2周波数の上昇を抑えることができる。
もちろん、第2周波数と、第2周波数の発振期間T2を同時に可変する期間があってもよいことはいうまでもない。
本実施の形態2においては、インバータ回路5の電流を検出し、これをもって等価的に放電灯8に投入された電力を検出することとしたが、放電灯8への投入電力を検出する手段はこれに限られるものではなく、放電灯8に流れる電流を直接検出する手段(図示せず)を設け、これを用いて放電灯8への投入電力を得るように構成してもよい。
以上のように、本実施の形態2に係る放電灯点灯装置では、実施の形態1と同様に、インバータ制御回路11は、放電灯8にパルス電圧を印加する第1周波数と、放電灯8に投入する電力を調節する第2周波数とを交互に切り換える。
また、フィードバック制御手段は、検出抵抗15を介して放電灯8への投入電力を検出し、調光信号により決定される目標ランプ電力値と、実際に放電灯8へ投入されている電力とを比較演算し、両者が一致するように第2周波数または第2周波数の印加期間T2を可変として、放電灯8への投入電力を調節する。
これにより、放電灯8の特性ばらつき、周囲温度の変化に対応して、略一定の電力を放電灯8へ投入することができる。
また、フィードバック制御手段は、調光率が下限値付近においては、第1周波数および第2周波数を固定として、第2周波数の発振期間T2のみをインバータ制御回路11で制御して放電灯8への投入電力を調節し調光を行う。
これにより、インバータ回路5の駆動周波数の上昇を抑え、スイッチング損失の増加に伴う回路効率の低下、電磁妨害ノイズの増加を抑制でき、安定した調光点灯を達成するものである。
実施の形態3.
本発明の実施の形態3に係る放電灯点灯装置では、実施の形態2で説明したフィルタ回路16の回路定数を小さくして、部品小型化と、フィードバック制御の応答性を上げることを可能とする制御動作について説明する。
なお、本実施の形態3に係る放電灯点灯装置の構成は、実施の形態2の図4で説明したものと同様であるため、説明を省略する。
図5は、検出抵抗15の検出信号波形と、ランプ電圧波形との関係を示すものである。
放電灯8への投入電力を検出して次の制御にフィードバックする制御手法を、パルス電圧を印加する放電灯点灯装置に用いた場合、放電灯8の電力は、パルス電圧印加周期に同期して脈動する。
そのため、検出抵抗15の検出信号も、同様に脈動するので、フィルタ回路16を用いて検出信号を十分に平滑化して後の演算等に用いるのが通常である。
図5(b)では、フィルタ回路16の回路定数を大きくして十分に平滑化を行った場合の検出信号波形を示した。
図5(c)では、フィルタ回路16の回路定数を小さくして、検出信号がパルス電圧印加周期に同期した脈動を行う場合の検出信号波形を示した。
パルス電圧印加周期は、一般的に放電灯8のちらつきとして感じられない程度の周波数となるような周期で印加するが、それでもインバータ回路5の駆動周波数と比較すると、十分低い周波数であるといえる。
そのため、図5(b)に示したように、検出抵抗15による検出信号の脈動を除去する程度にフィルタ回路16を設計すると、フィルタ回路16の回路定数が大きくなり、部品が大型化する課題がある。
また、フィルタ回路16の回路定数が大きくなるため、フィードバック制御の応答が遅くなり、急峻な負荷変動に追従できない可能性がある。
そこで、本実施の形態3では、フィルタ回路16の回路定数を小さくして図5(c)に示したような検出信号を脈動を許容しつつ、放電灯8への投入電力を正確に検出することのできる手法を説明する。
本実施の形態3において、フィルタ回路16は、図5(c)のようなパルス電圧印加周期に同期した脈動が検出信号に生じる程度の小型の回路定数のものを用いる。
また、フィードバック制御手段は、以下の手順で放電灯8への投入電力を算出する。
(1)フィードバック制御手段は、図5(c)に示すパルス電圧印加に同期して脈動する検出信号の、第1周波数の発振期間T1に対応した期間と、第2周波数の発振期間T2に対応した期間との、それぞれの期間で少なくとも1回以上、検出抵抗15より検出電圧を取得する。
(2)フィードバック制御手段は、各期間の平均検出電圧を求め、パルス電圧を印加する1周期分の放電灯8への投入電力を算出し、フィードバック制御を行う。平均検出電圧は、以下の式で近似することができる。
ave=(T1×V1+T2×V2)/(T1+T2)
ただし、
ave:平均検出電圧
V1:期間T1における検出電圧
V2:期間T2における検出電圧
以上のように、本実施の形態3によれば、第1周波数の発振期間T1と、第2周波数の発振期間T2の、それぞれの期間で少なくとも1回以上、検出抵抗15の検出信号を取得して放電灯8への投入電力を算出し、各期間の平均電力を求め、パルス電圧を印加する1周期分の平均投入電力を算出し、フィードバック制御を行う。
これにより、検出抵抗15の検出信号の脈動を許容することができるので、フィルタ回路16の小型化と、フィードバック制御の応答の高速化が可能となり、急峻な負荷変動への対応を達成する。
実施の形態4.
図6は、本発明の実施の形態4に係る放電灯点灯装置の構成図である。
本実施の形態4に係る放電灯点灯装置の構成と、実施の形態1の図1で説明した構成との相違点は、インバータ回路5の出力端子に、バラストコイル7、放電灯8、共振コンデンサ9からなる負荷回路と並列に、直流カットコンデンサ13、フィラメント予熱トンラス14が接続され、かつ共振コンデンサ9が放電灯8のフィラメント8a、8bを介さずに接続されている点にある。
フィラメント予熱トンラス14を設けることにより、フィラメント予熱を適切に実行でき、放電灯8の短寿命化、早期黒化を抑制することを図る。
一般的に放電灯(主に蛍光灯)は、点灯中においてフィラメント温度が低い場合、フィラメントは飛散領域と呼ばれるエミッタ(電子放射物質)が固まった状態で飛散していく領域に入り、これが早期黒化、短寿命化の原因となる。
そのため、常にフィラメントに予熱電流を流し、フィラメント温度を最適温度(一般的に約1000℃)に保つ必要がある。
また、フィラメント温度が高すぎる場合も、エミッタの消耗、蒸発が早くなり、同様に短寿命化の原因となる。さらには、フィラメント温度が高い場合、フィラメントによる電力損失が大きくなり、効率が低下する。
図7は、フィラメント予熱電流波形と、ランプ電圧波形との関係を示すものである。
図7(a)はランプ電圧波形、図7(b)は共振コンデンサ9によるフィラメント予熱電流波形、図7(c)は本実施の形態3に係る放電灯点灯装置を用いた場合のフィラメント予熱電流波形を示す。
共振コンデンサ9によるフィラメント予熱では、点灯中はバラストコイル7、フィラメント8a、共振コンデンサ9、フィラメント8b、直流カットコンデンサ10、の経路で電流が流れる。
したがって、インバータ駆動周波数が第1周波数の期間においては、バラストコイル7と共振コンデンサ9の共振作用を利用して放電灯8にパルス電圧を印加するため、共振コンデンサ9に過大な電流が流れる。
これにより、共振コンデンサ9と直列に接続されたフィラメント8a、8bにも図7(b)の第1周波数に対応する期間に示すように過大な電流が流れ、放電灯8の早期黒化、短寿命化をもたらす。
また、フィラメントによる電力損失が大きくなり、効率の悪化をもたらす。
そこで、本実施の形態4では、フィラメント予熱トランス14を、バラストコイル7、放電灯8、共振コンデンサ9からなる負荷回路と並列に新たに設ける。
これにより、図7(c)に示すように、バラストコイル7と共振コンデンサ9の共振作用の影響を受けることなくフィラメントに予熱電流を供給することができる。
また、共振コンデンサ9はフィラメントを介さず接続されているため、共振コンデンサ9に過大な電流が流れても放電灯8に悪影響を及ぼすことはない。
なお、本実施の形態4では、実施の形態1の図1で説明した構成に加えてフィラメント予熱トランス14等を新たに構成した例を説明したが、実施の形態2の図4で説明した構成の下で、本実施の形態4と同様の構成を用いてもよい。
以上のように、本実施の形態4によれば、放電灯8のフィラメントを予熱する手段として、フィラメント予熱トランス14を用いることにより、フィラメント予熱を適切に行うことができ、放電灯8の早期黒化、短寿命化を抑制することができる。
また、フィラメントによる電力損失を小さくでき、効率の悪化を抑制できる。
実施の形態5.
本発明の実施の形態5では、調光信号の変化に応じて連続的に調光率を変化して滑らかに光束を変化させる連続調光について説明する。なお、本実施の形態5に係る放電灯点灯装置の構成は、実施の形態1〜4のいずれかで説明したものと同様であるため、説明を省略する。
図8は、連続調光を行う場合における第2周波数の変化を示す図である。
図8(a)に示すように、調光コントローラ12より、光束を低くすべき旨の調光信号が出力された場合、インバータ制御回路11は、第2周波数を高めることによってバラストコイル7のインピーダンスを増加させ、放電灯8への投入電力を絞る。
図8(b)は、第2周波数が高くなっていく様子を示している。
時間経過にともない、インバータ制御回路11は、図8(b)に示すように、インバータ回路5の駆動周波数を第1周波数で動作する期間と第2周波数で動作する期間で交互に繰り返しながら、第2周波数のみ次第に高くするような制御動作を行う。
具体的には、インバータ制御回路11は、第2周波数の印加期間内に周波数を少しずつ増加させることを、第2周波数印加期間に到達する毎に繰り返し、これにより第2周波数のみ上昇させる。
第2周波数印加期間内のどの位相の時点で周波数を増加させるか、即ち図8(b)中の周波数更新ポイントは、各周期毎に一致させておき、パルス状電圧印加周期と同期した、毎回決められた同じ更新ポイントにて周波数の更新を行う。
上述のように更新ポイントを同期させる理由について、以下に説明する。
第2周波数の更新ポイントがパルス状電圧印加周期と同期しない場合、ユーザにとっては、周波数更新時にランプがちらついているように感じられ、調光率を滑らかに連続的に変化させることが困難となる。
これは、パルス電圧を印加する方式では、パルス電圧を印加することにより、常にランプインピーダンスが変動するため、周波数更新ポイントが毎回異なる場合、更新ポイントで電流が変化する割合が一定とならないためである。
本実施の形態5におけるその他の制御動作は、実施の形態1〜4のいずれかで説明したものと同様であるため、説明を省略する。
以上のように、本実施の形態5によれば、第2周波数を変化させる更新ポイントをパルス電圧印加周期と同期させ、毎回同じ更新ポイントにて周波数の更新を行うことにより、略一定の割合でランプ電流を変化させることができ、第2周波数が変化する瞬間にちらつきとして目に感じられにくくなり、滑らかな連続調光が可能となる。
実施の形態6.
実施の形態5では、第2周波数を緩やかに変化させる制御動作について説明した。
本発明の実施の形態6では、第1周波数と第2周波数の切り替えを緩やかに行う制御動作について説明する。なお、本実施の形態6に係る放電灯点灯装置の構成は、実施の形態1〜4のいずれかで説明したものと同様であるため、説明を省略する。
図9は、インバータ制御回路11がインバータ周波数を第1周波数と第2周波数の間で切換える時のランプ電圧波形を示したものである。
インバータ回路5の駆動周波数を、第1周波数から第2周波数へ、または第2周波数から第1周波数へ急峻に切り換えると、瞬時にランプ電圧が変動するため、切換え直後に放電が不安定になる。このためランプのちらつきや、負荷電流の急激な変化に伴うバラストコイル7の鳴きが発生する。
そこで本実施の形態6において、インバータ制御回路11は、インバータ周波数を第1周波数から第2周波数へ切り替える際、周波数をスイープさせ、徐々に切り換える。
これにより、負荷電流の急激な変化を抑え、ランプのちらつき、バラストコイル7の鳴きを抑制できる。第2周波数から第1周波数への切換えの際も、同様に周波数をスイープさせ、徐々にきりかえることにより、同様の効果をもたらす。
本実施の形態6におけるその他の制御動作は、実施の形態1〜5のいずれかで説明したものと同様であるため、説明を省略する。
実施の形態7.
図10は、本発明の実施の形態7に係る放電灯点灯装置の構成図である。
本実施の形態7に係る放電灯点灯装置は、インバータ制御回路11をマイクロコンピュータ17で構成したものである。その他の構成は、実施の形態1〜6いずれかで説明したものと同様であるため、説明を省略する。
なお、図10では、実施の形態2の図4で説明したものを本実施の形態7における構成例として示した。この場合、フィードバック制御手段に相当する機能も、マイクロコンピュータ17に含まれる。
本実施の形態7に係る放電灯点灯装置では、インバータ回路5の動作制御をマイクロコンピュータ17上で実行されるソフトウェアにより行うため、従来のハードウェアによる制御回路と比較して部品点数の削減が可能で、回路構成の簡素化とコストダウンを図ることができる。
図11は、マイクロコンピュータ17内部の制御の流れを示すものである。以下、同図に示す制御の流れについて説明する。
まず外部の調光コントローラ12より入力される調光信号から、放電灯8へ投入する電力を決定する。
次に、検出抵抗15より検出した放電灯への投入電力をA/D変換器を介して取り込み、目標ランプ電力と比較する。
目標ランプ電力と放電灯8への投入電力の比較演算により得られた誤差から、放電灯8への投入電力を調節する第2周波数を決定する。
そして第1周波数と第2周波数が作成されて、マイクロコンピュータ17内部のタイマー/カウンターによりタイミングが計られ、第1周波数と第2周波数が決められたタイミングで交互に切り替わる。
ここで、ハイサイドのスイッチング素子5aとローサイドのスイッチング素子5bが同時にオンすることによる短絡を防止するため、デッドタイムを作成した後、インバータ駆動信号が外部に出力される。
インバータ駆動信号は外部のドライバ6に入力され、スイッチ素子5a、5bを駆動するための最適な信号に変換される。
以上のように、インバータ回路5の制御をマイクロコンピュータ17でソフトウェア制御することにより、従来のハードウェアによる制御回路と比較して部品点数の削減による回路構成の簡素化が可能で、コストダウンを図ることができる。
実施の形態8.
図12は、本発明の実施の形態8に係る照明装置の側断面図である。
照明装置本体18の内部には、実施の形態1〜7のいずれかで説明した放電灯点灯装置20が収納され、放電灯19は照明装置本体18の外部のランプソケット21に装着され、配線22により放電灯点灯装置20に接続され、照明装置を形成する。
本実施の形態8に係る照明装置によれば、インバータ回路5のスイッチング損失に伴う回路効率の低下、電磁妨害ノイズの増加を抑制でき、周囲温度が低下した場合でも、調光時のちらつき、立ち消え、ジャンプ現象を抑制でき、安定した調光点灯を達成する。
実施の形態1に係る放電灯点灯装置の構成図である。 点灯モードにおける各調光率のランプ電圧波形を示すものである。 調光率、第2周波数、第2周波数の発振期間T2の関係を示すものである。 実施の形態2に係る放電灯点灯装置の構成図である。 検出抵抗15の検出信号波形とランプ電圧波形の関係を示すものである。 実施の形態4に係る放電灯点灯装置の構成図である。 フィラメント予熱電流波形と、ランプ電圧波形との関係を示すものである。 連続調光を行う場合における第2周波数の変化を示す図である。 インバータ制御回路11がインバータ周波数を第1周波数と第2周波数の間で切換える時のランプ電圧波形を示したものである。 実施の形態7に係る放電灯点灯装置の構成図である。 マイクロコンピュータ17内部の制御の流れを示すものである。 実施の形態8に係る照明装置の側断面図である。
符号の説明
1 商用交流電源、2 整流回路、3 昇圧チョッパ回路、4 平滑コンデンサ、5 インバータ回路、6 ドライバ、7 バラストコイル、8 放電灯、8a〜8b フィラメント、9 共振コンデンサ、10 直流カットコンデンサ、11 インバータ制御回路、12 調光コントローラ、13 直流カットコンデンサ、14 フィラメント予熱トンラス、15 検出抵抗、16 フィルタ回路、17 マイクロコンピュータ、18 照明装置本体、19 放電灯、20 放電灯点灯装置、21 ランプソケット、22 配線。

Claims (12)

  1. 放電灯を点灯させる装置であって、
    交流電力を直流に変換する直流電源回路と、
    前記直流電源回路の出力を交流に変換して交流電力を供給するインバータと、
    前記インバータの出力端に接続された共振回路と、
    前記インバータの動作を制御して前記放電灯の調光率を調節する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記インバータの駆動周波数を、
    前記共振回路の共振周波数と略一致する第1周波数と、
    前記インバータが供給する電力を調節するための第2周波数と、
    で切り替え、
    前記調光率を下限値から所定範囲の間の低域で調節する際には、
    前記インバータの駆動周波数を前記第1周波数と前記第2周波数で交互に切り替え、
    かつ、
    前記第2周波数を固定するとともに、前記インバータを前記第2周波数で駆動する期間を可変することで、前記調光率を調節する
    ことを特徴とする放電灯点灯装置。
  2. 前記制御部は、
    前記調光率を前記低域以上所定値未満の中域で調節する際には、
    前記インバータの駆動周波数を前記第1周波数と前記第2周波数で交互に切り替え、
    かつ、
    前記第1周波数を固定するとともに、
    前記インバータを前記第1周波数で駆動する期間を固定し、
    前記第2周波数を可変することで、前記調光率を調節する
    ことを特徴とする請求項1に記載の放電灯点灯装置。
  3. 前記制御部は、
    前記調光率を前記低域で調節する際には、
    前記第1周波数を固定するとともに、
    前記インバータを前記第1周波数で駆動する期間を固定する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の放電灯点灯装置。
  4. 前記インバータに流れる電流を検出する電流検出手段と、
    前記インバータが供給する電力を制御するフィードバック制御部と、
    を備え、
    前記フィードバック制御部は、
    前記電流検出手段の検出結果に基づき、
    前記第2周波数または前記インバータを前記第2周波数で駆動する期間の少なくとも一方を可変することにより、
    前記インバータが供給する電力を前記放電灯の目標電力値に近づける
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の放電灯点灯装置。
  5. 前記放電灯に流れる電流を検出する電流検出手段と、
    前記インバータが供給する電力を制御するフィードバック制御部と、
    を備え、
    前記フィードバック制御部は、
    前記電流検出手段の検出結果に基づき、
    前記第2周波数または前記インバータを前記第2周波数で駆動する期間の少なくとも一方を可変することにより、
    前記インバータが供給する電力を前記放電灯の目標電力値に近づける
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の放電灯点灯装置。
  6. 放電灯を点灯させる装置であって、
    交流電力を直流に変換する直流電源回路と、
    前記直流電源回路の出力を交流に変換して交流電力を供給するインバータと、
    前記インバータの出力端に接続された共振回路と、
    前記インバータの動作を制御して前記放電灯の調光率を調節する制御部と、
    前記インバータまたは前記放電灯に流れる電流を検出する電流検出手段と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記インバータの駆動周波数を、
    前記共振回路の共振周波数と略一致する第1周波数と、
    前記インバータが供給する電力を調節するための第2周波数と、
    で切り替え、
    前記インバータを前記第1周波数で駆動している期間と、前記第2周波数で駆動している期間と、のそれぞれで少なくとも1回ずつ、前記電流検出手段の検出結果を取得し、
    その検出結果に基づき各期間における前記放電灯の平均電力値を求め、
    その平均電力値を前記放電灯の目標電力値に近づけるように、前記第2周波数または前記インバータを前記第2周波数で駆動する期間の少なくとも一方を可変する
    ことを特徴とする放電灯点灯装置。
  7. 放電灯を点灯させる装置であって、
    交流電力を直流に変換する直流電源回路と、
    前記直流電源回路の出力を交流に変換して交流電力を供給するインバータと、
    前記インバータの出力端に接続された共振回路と、
    前記インバータの動作を制御して前記放電灯の調光率を調節する制御部と、
    前記共振回路と並列に接続され、前記放電灯のフィラメントを予熱するフィラメント予熱トランスと、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記インバータの駆動周波数を、
    前記共振回路の共振周波数と略一致する第1周波数と、
    前記インバータが供給する電力を調節するための第2周波数と、
    で切り替える
    ことを特徴とする放電灯点灯装置。
  8. 放電灯を点灯させる装置であって、
    交流電力を直流に変換する直流電源回路と、
    前記直流電源回路の出力を交流に変換して交流電力を供給するインバータと、
    前記インバータの出力端に接続された共振回路と、
    前記インバータの動作を制御して前記放電灯の調光率を調節する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記インバータの駆動周波数を、
    前記共振回路の共振周波数と略一致する第1周波数と、
    前記インバータが供給する電力を調節するための第2周波数と、
    で切り替え、
    前記調光率を調節する際には、
    前記インバータを前記第2周波数で駆動している期間において、
    各期間内の同位相の位置で前記第2周波数を変化させることを繰り返すことにより、前記調光率を連続的に変化させる
    ことを特徴とする放電灯点灯装置。
  9. 前記制御部は、
    前記インバータの駆動周波数を、
    前記共振回路の共振周波数と略一致する第1周波数と、
    前記インバータが供給する電力を調節するための第2周波数と、
    で切り替える際に、
    前記インバータの駆動周波数を連続的に変化させる
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の放電灯点灯装置。
  10. 前記制御部をワンチップマイクロコンピュータで構成した
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の放電灯点灯装置。
  11. 前記フィードバック制御部をワンチップマイクロコンピュータで構成した
    ことを特徴とする請求項4または請求項5に記載の放電灯点灯装置。
  12. 請求項1ないし請求項11のいずれかに記載の放電灯点灯装置と、
    前記放電灯点灯装置が点灯させる放電灯と、
    を備えたことを特徴とする照明装置。
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