JP2009224235A - 巻取装置、巻回素子及び巻回素子の製造方法 - Google Patents

巻取装置、巻回素子及び巻回素子の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】巻芯コアの素材に自由度をもたせることができ、機構の複雑化、コストの増大を招くことなく、巻回精度の向上を図ることのできる巻取装置及び巻回素子の製造方法を提供する。
【解決手段】巻芯コア2の表面の少なくとも一部に対し、ポリプロピレン製の接着テープ51が貼付けられる。そして、熱溶着手段43により、接着テープ51に対しポリプロピレン製のセパレータ3,4が2枚重ねられた状態で、同時に熱溶着される。固着後、セパレータ3,4を切断し、電極箔等の巻取りを行う。セパレータ3,4を2枚同時に固着することができることから、端縁部分をずらして固着する必要がなく、また、間接的に固着されることから巻芯コア2の素材は何ら限定されない。
【選択図】 図5

Description

本発明は、例えば二次電池等に内蔵される巻回素子を得るための巻取装置、及び、巻回素子及びその製造方法に関する。
例えば、リチウムイオン電池等の二次電池として用いられる電池素子は、プラス電極箔及びマイナス電極箔と、2枚のセパレータとからなる帯状体が巻回されることで構成されている。
従来、帯状体を巻取るための巻取装置として、回転可能な巻芯(回転軸)に対して前記電極箔やセパレータを巻取り、巻取後において巻回された帯状体(巻回体)を前記回転軸から取り外す方法が知られている。ところが、巻回体の巻き圧力によって、回転軸から巻回体を取り外すことが比較的困難となってしまったり、また、取り外しに際して、セパレータや電極箔の破損等を招いてしまったりするおそれがある。さらに、巻き圧力によって巻回体の中心部分に位置する電極箔やセパレータの端部に位置ずれが生じてしまうおそれがある。このような位置ずれが生じてしまうと、電極箔間の距離が開きすぎてしまい、結果として、巻回体の中心部分が電池としての機能を十分に発揮できなくなってしまうおそれがある。
そこで、このような不具合を解消すべく、回転軸に筒状の巻芯コアを装着し、当該巻芯コアに対して帯状体を巻取り、帯状体の巻取後においては、巻芯コアごと巻回素子を取り外す、つまり、巻芯コアと帯状体とからなる巻回素子を電池素子として用いる技術が提案されている(例えば、特許文献1等参照)。
ところで、上記のような技術においては、先ずは巻芯コアの表面にセパレータを固着し、その上で、セパレータ及び電極箔を巻き取る必要がある。巻芯コアの表面にセパレータを固着する手法としては、第1に、接着テープを用いてセパレータの端縁部分を固着する方法が考えられる(例えば、特許文献2等参照)。第2に、前記接着テープの代わりに、両面接着テープを予め巻芯コアに貼り付け、そして、剥離紙を剥がしたのち、セパレータの端縁部分を両面接着テープに貼り付けるという方法も考えられる。
さらに、第3の方法として、樹脂材料からなるセパレータの端縁部分を、樹脂材料からなる巻芯コアに熱溶着する方法も考えられる(例えば、特許文献3等参照)。
特開平10−144339号公報 特開平8−288287号公報 特開2001−185220号公報
しかしながら、実際には、2枚のセパレータを巻芯コアに固着する必要があるのだが、上記第1の方法、つまり接着テープを用いてセパレータの端縁部分を固着する方法では、2枚のセパレータの端縁を揃えた状態で一遍に固着させることができない。内層側のセパレータがうまく接着されないためである。そのため、第1の方法を採用するにあたり、2枚のセパレータをより確実に固着させるためには、各セパレータの端縁位置を互いにずらした状態で固着させる必要がある。従って、この場合には、2枚のセパレータの端縁を毎回正確にずらした状態で貼り付けたり、長さ調節を行う等複雑な機構が必要となる。また、この場合には、正確な位置合わせに支障を来したりするおそれがあるばかりか、セパレータの蛇行を招いてしまうことも懸念されるため、かかる懸念を払拭するためのより一層複雑な機構が必要となってしまう。
また、第2の方法、つまり、両面接着テープを予め巻芯コアに貼り付け、そこにセパレータの端縁部分を貼り付ける場合においても、上記同様、各セパレータの端縁位置を互いにずらした状態で固着させる必要がある。しかも、第2の方法では、両面接着テープを用いる必要性があることから、コストの増大を招き、また剥離紙を除去する機構も別途必要となる。
一方、第3の方法、つまり、樹脂材料からなるセパレータの端縁部分を、樹脂材料からなる巻芯コアに熱溶着する方法においては、2枚のセパレータの端縁を揃えて固着することはできなくはない。例えば、上記特許文献3に記載された技術では、セパレータの端縁を揃えて互いに熱溶着しておき、当該熱溶着部分を巻芯コアに熱溶着する旨が記載されている。ところが、第3の方法では、巻芯コアとして使用できる素材が、熱溶着し得る樹脂素材に限定されてしまうという欠点がある。すなわち、第3の方法では、巻芯コアとして、アルミニウム等の金属素材などを用いたりすることができない。さらに、特許文献3に記載された技術では、セパレータの端縁を揃えて熱溶着する作業と、当該熱溶着部分を巻芯コアに熱溶着する作業とが必要になり、かかる意味で機構の複雑化を招いてしまう。
本発明は上記事情を鑑みてなされたものであり、その目的は、巻芯コアの素材に自由度をもたせることができ、機構の複雑化、コストの増大を招くことなく、巻回精度の向上を図ることのできる巻取装置、巻回素子及びその製造方法を提供することにある。
以下、上記目的を解決するのに適した各手段につき、項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果を付記する。
手段1.筒状をなす巻芯コアをその軸線を中心に回転可能とする回転手段と、
前記巻芯コアに対し、2枚の帯状の熱可塑性樹脂製のセパレータを固着させるセパレータ固着手段と、
プラス電極箔及びマイナス電極箔をそれぞれ前記巻芯コアの方に向けて供給する電極箔供給手段とを備え、
前記巻芯コアに対し、前記2枚のセパレータを固着させた状態とした上で、前記回転手段の作動に基づき前記巻芯コアを回転させつつ、前記プラス電極箔及びマイナス電極箔を、それぞれ前記各セパレータを介して互いに絶縁状態で巻き取るよう構成してなる巻取装置であって、
前記セパレータ固着手段は、
前記巻芯コアの表面の少なくとも一部に対し、熱可塑性樹脂製の被覆層を設ける被覆層付与手段と、
前記被覆層に対し前記セパレータを2枚重ねた状態で、同時に熱溶着する熱溶着手段と
を具備することを特徴とする巻取装置。
上記手段1によれば、セパレータ固着手段により、巻芯コアに対し、2枚の帯状のセパレータが固着される。その上で、回転手段の作動に基づき巻芯コアが回転されつつ、電極箔供給手段によりプラス電極箔及びマイナス電極箔が巻芯コアの方に向けて供給され、それぞれ各セパレータを介して互いに絶縁状態で巻き取られる。そして、最終的には、巻芯コアごと取り外されることで、巻回素子が得られる。
さて、手段1では、被覆層付与手段により、巻芯コアの表面の少なくとも一部に対し、熱可塑性樹脂製の被覆層が設けられる。そして、セパレータ固着手段の熱溶着手段により、前記被覆層に対しセパレータが2枚重ねられた状態で、同時に熱溶着される。従って、セパレータを2枚同時に固着することができることから、従来の第1、第2の方法のようにセパレータの端縁部分をずらして固着する必要がなく、機構の煩雑化を抑制できる。また、両面接着テープを用いなくてもよいことから、コストの増大を抑制することができる。さらに、従来の第3の方法のように直接巻芯コアにセパレータを熱溶着する必要がなく、被覆層を介して熱溶着すればよいため、巻芯コアの素材は何ら限定されない。そのため、例えばアルミニウム等の金属素材等をも用いることができ、巻芯コアの素材に自由度をもたせることができる。
尚、被覆層としては、例えば軟化若しくは溶融した、或いは所定の溶媒にて溶解された熱可塑性樹脂材料を巻芯コアの表面に付着、固化させること設けられた樹脂コーティング層であってもよいし、次述する手段2のように接着テープを用いることとしてもよい。
手段2.筒状をなす巻芯コアをその軸線を中心に回転可能とする回転手段と、
前記巻芯コアに対し、2枚の帯状の熱可塑性樹脂製のセパレータを固着させるセパレータ固着手段と、
プラス電極箔及びマイナス電極箔をそれぞれ前記巻芯コアの方に向けて供給する電極箔供給手段とを備え、
前記巻芯コアに対し、前記2枚のセパレータを固着させた状態とした上で、前記回転手段の作動に基づき前記巻芯コアを回転させつつ、前記プラス電極箔及びマイナス電極箔を、それぞれ前記各セパレータを介して互いに絶縁状態で巻き取るよう構成してなる巻取装置であって、
前記セパレータ固着手段は、
前記巻芯コアの表面の少なくとも一部に対し、熱可塑性樹脂製の接着テープを貼付ける接着テープ貼付手段と、
前記接着テープに対し前記セパレータを2枚重ねた状態で、同時に熱溶着する熱溶着手段と
を具備することを特徴とする巻取装置。
手段2によれば、基本的には手段1と同様の作用効果が奏される。特に、手段2では、 接着テープ貼付手段によって、巻芯コアの表面の少なくとも一部に対し、熱可塑性樹脂製の接着テープが貼付けられ、その接着テープに対し前記セパレータが2枚重ねられた状態で、同時に熱溶着される。このように、既存の接着テープを用いることで巻芯コアに貼り付ける(被覆層を設ける)ことができ、その際において接着テープ貼付手段というさほど複雑でない機構を配備すればよいことから、設備面での簡素化を図ることができる。
手段3.前記接着テープ貼付手段は、前記巻芯コアの表面に対し、丁度1周分の長さの接着テープを貼付可能であることを特徴とする手段2に記載の巻取装置。
手段3のように、巻芯コアの表面に対し、丁度1周分の長さの接着テープを貼付することで、周方向に接着テープの有無による段差が形成されない。そして、このように段差を懸念することなく巻取りを行えばよいことから、使用するセパレータを最小限に抑えることができる。結果として、コストの増大抑制、巻回素子のコンパクト化を図ることができる。
手段4.前記接着テープ貼付手段は、少なくとも前記巻芯コアの長手方向両端部分に接着テープを貼付可能であることを特徴とする手段2又は3に記載の巻取装置。
手段4のように、接着テープは、少なくとも巻芯コアの長手方向両端部分に貼付けられることとするのが望ましい。これにより、セパレータの安定した固着が図られる。また、長手方向両端部分に部分的に貼付ける構成とした場合には、巻芯コアの表面全域に貼付ける場合と比較して、接着テープの使用量を抑制することができ、コストの増大抑制を図ることができる。
手段5.前記回転手段は、前記巻芯コアに形成された挿通孔に差込可能であり、かつ、回転可能に支持された回転軸を備えており、
当該回転軸は、前記セパレータ及び前記両電極箔を巻回する巻取ポジションと、前記巻芯コアを着脱する着脱ポジションとに対応して複数設けられているとともに、両ポジション間を移動可能に構成されており、
前記セパレータ固着手段は、前記巻取ポジションに対応して設けられているとともに、前記セパレータを切断可能な切断手段を備え、
前記熱溶着手段は、前記着脱ポジションから延びる2枚のセパレータを、所定の張力を付与した状態で熱溶着可能であり、
前記切断手段は、当該熱溶着後、前記セパレータを2枚一度に切断することを特徴とする手段1乃至4のいずれかに記載の巻取装置。
手段5によれば、巻取ポジションに位置する回転軸においては、セパレータ及び両電極箔が巻回される。一方、着脱ポジションに位置する回転軸においては、巻芯コアが着脱される。すなわち、巻回が完了した巻回素子が取り外され、新たに巻芯コアが装着される。各回転軸は、両ポジション間を移動し得る。さらに、セパレータ固着手段は、巻取ポジションに対応して設けられている。そして、その熱溶着手段では、前記着脱ポジション(の巻回素子)から延びる2枚のセパレータが、所定の張力が付与された状態で熱溶着される。さらに、当該熱溶着後、切断手段により、セパレータが2枚一度に切断される。
このように、手段5では、着脱ポジションに移動した前回の巻回素子から延びる2枚のセパレータが未だ切断されることなく繋がったままの状態で、巻回ポジションに位置する巻芯コアに対し、被覆層或いは接着テープを介して熱溶着され、その後、セパレータが2枚一度に切断される。そのため、逐一セパレータの先端縁同士を位置合わせすることなく先端が揃った状態で巻芯コアに固着されることとなる。そのため、構成面での飛躍的な簡素化を図ることができる。また、所定の張力が付与された状態で熱溶着されるため、セパレータの蛇行等を懸念する必要もなくなる。
手段6.巻芯コアに対し、プラス電極箔及びマイナス電極箔を、帯状をなす熱可塑性樹脂製の2枚のセパレータを介して互いに絶縁状態で巻回した巻回素子であって、
前記巻芯コアの表面の少なくとも一部には、熱可塑性樹脂よりなる被覆層が設けられ、
前記被覆層に対し、前記セパレータが2枚重ねられた状態で熱溶着されていることを特徴とする巻回素子。
手段6によれば、基本的には、手段1と同様、セパレータを2枚同時に固着することができることから、従来の第1、第2の方法のようにセパレータの端縁部分をずらして固着する必要がなく、機構の煩雑化を抑制できる。また、両面接着テープを用いなくてもよいことから、コストの増大を抑制することができる。さらに、従来の第3の方法のように直接巻芯コアにセパレータを熱溶着する必要がなく、被覆層を介して熱溶着すればよいため、巻芯コアの素材は何ら限定されない。そのため、例えばアルミニウム等の金属素材等をも用いることができ、巻芯コアの素材に自由度をもたせることができる。
手段7.巻芯コアに対し、プラス電極箔及びマイナス電極箔を、帯状をなす熱可塑性樹脂製の2枚のセパレータを介して互いに絶縁状態で巻回した巻回素子であって、
前記巻芯コアの表面の少なくとも一部には、熱可塑性樹脂製の接着テープが張付けられており、
前記接着テープに対し、前記セパレータが2枚重ねられた状態で熱溶着されていることを特徴とする巻回素子。
手段7によれば、手段2と同様の作用効果が奏される。すなわち、既存の接着テープを用いることで、設備面での簡素化、コストの増大抑制を図ることができる。
手段8.前記巻芯コアは、熱可塑性樹脂以外の素材よりなることを特徴とする手段6又は7に記載の巻回素子。
手段8のように、巻芯コアが、熱可塑性樹脂以外の素材、例えば、アルミニウム等の金属素材、熱硬化製樹脂等の熱溶着不能な他の樹脂素材等であっても、確実にセパレータを巻芯コアに固着することができ、上述した作用効果をより確実に奏せしめることができる。
手段9.最内周側における2枚のセパレータの先端縁同士が揃っていることを特徴とする手段6乃至8のいずれかに記載の巻回素子。
上述した手段6、7等の構成を採用することで、最内周側における2枚のセパレータの先端縁同士を揃えることが容易に実現することができる。そして、このように先端縁同士を揃っていることで、セパレータの長さ調節が困難となってしまうことが起こりにくい。
手段10.前記接着テープの溶融温度が前記セパレータの溶融温度とほぼ等しいことを特徴とする手段6乃至9のいずれかに記載の巻回素子。
手段10によれば、一方が溶融しないことによる不完全な溶着を防止でき、セパレータのより確実な固着を図ることができる。例えば、セパレータがPPで構成されている場合には、接着テープとしてもPP製テープを用いるのが望ましい。
手段11.回転可能に設置された巻芯コアに対し、プラス電極箔及びマイナス電極箔を、帯状をなす熱可塑性樹脂製の2枚のセパレータを介して互いに絶縁状態で巻回することにより、前記巻芯コア、前記両電極箔及び前記セパレータからなる巻回素子を製造するための巻回素子の製造方法であって、
前記巻芯コアの表面の少なくとも一部に対し、熱可塑性樹脂製の被覆層を設ける被覆層付与工程と、
前記被覆層に対し前記セパレータを2枚重ねた状態で、同時に熱溶着する熱溶着工程とを具備し、
前記セパレータが前記熱溶着で前記巻芯コアに固定された後に、前記プラス電極箔及びマイナス電極箔の巻回を開始することを特徴とする巻回素子の製造方法。
手段11によれば、被覆層付与工程において、巻芯コアの表面の少なくとも一部に対し、熱可塑性樹脂製の被覆層が設けられる。また、熱溶着工程では、被覆層に対しセパレータが2枚重ねられた状態で、同時に熱溶着される。そして、セパレータが前記熱溶着で巻芯コアに固定された後に、プラス電極箔及びマイナス電極箔の巻回が開始される。従って、基本的には手段1と同様の作用効果が奏される。
手段12.前記被覆層として、その溶融温度が前記セパレータの溶融温度とほぼ等しいものを用いることを特徴とする手段11に記載の巻回素子の製造方法。
手段12のように、被覆層としては、その溶融温度がセパレータの溶融温度とほぼ等しいものを用いるのが望ましい。このようにすることで、一方が溶融しないことによる不完全な溶着を防止でき、セパレータのより確実な固着を図ることができる。例えば、セパレータがポリプロピレン(PP)で構成されている場合には、被覆層としてもPPを用いるのが望ましい。但し、必ずしも両者が同一素材でなければならないという訳ではない。
手段13.回転可能に設置された巻芯コアに対し、プラス電極箔及びマイナス電極箔を、帯状をなす熱可塑性樹脂製の2枚のセパレータを介して互いに絶縁状態で巻回することにより、前記巻芯コア、前記両電極箔及び前記セパレータからなる巻回素子を製造するための巻回素子の製造方法であって、
前記巻芯コアの表面の少なくとも一部に対し、熱可塑性樹脂製の接着テープを貼付ける接着テープ貼付工程と、
前記接着テープに対し前記セパレータを2枚重ねた状態で、同時に熱溶着する熱溶着工程とを具備し、
前記セパレータが前記熱溶着で前記巻芯コアに固定された後に、前記プラス電極箔及びマイナス電極箔の巻回を開始することを特徴とする巻回素子の製造方法。
手段13によれば、基本的には手段2と同様の作用効果が奏される。
手段14.前記接着テープとして、その溶融温度が前記セパレータの溶融温度とほぼ等しいものを用いることを特徴とする手段13に記載の巻回素子の製造方法。
手段14のように、接着テープとしては、その溶融温度がセパレータの溶融温度とほぼ等しいものを用いるのが望ましい。このようにすることで、一方が溶融しないことによる不完全な溶着を防止でき、セパレータのより確実な固着を図ることができる。セパレータがPPで構成されている場合には、接着テープとしてもPP製テープを用いるのが望ましい。尚、上記各手段においていえることであるが、接着テープ(被覆層)及びセパレータを構成する素材としては、相互に相溶性のある素材であることが望ましい。例えば、セパレータとしてポリオレフィン系の樹脂素材が採用されている場合には、接着テープ(被覆層)としてもポリオレフィン系を用いるのが望ましい。
手段15.前記熱溶着工程に際しては、前回巻き取られた巻回素子から延びる2枚のセパレータを、所定の張力を付与した状態で熱溶着し、その後前記セパレータを2枚一度に切断することを特徴とする手段11乃至14のいずれかに記載の巻回素子の製造方法。
手段15によれば、基本的には、上記手段5と同様の作用効果が奏される。
以下に、一実施形態について図面を参照しつつ説明する。
まず、本実施形態の巻取装置によって得られる巻回素子としてのリチウムイオン電池素子の構成について説明する。図1に示すように、リチウムイオン電池素子(以下、「電池素子」と称す)1は、筒状の巻芯コア2に対して、2枚のセパレータ3,4とプラス電極箔5とマイナス電極箔6とによって構成される帯状体7が巻回されることで構成されている。尚、図1においては、説明の便宜上、セパレータ3,4、プラス電極箔5、及び、マイナス電極箔6の相互の間隔をあけて示している箇所がある。
本実施形態において、巻芯コア2は、十分な剛性を有する材料(例えば、アルミニウム等)により形成されている。また、当該巻芯コア2は、断面非円形状(本実施形態では、断面正方形状)の挿通孔8を有している。(図3等参照)。
セパレータ3,4は、巻芯コア2の長手方向に沿った長さと同一の幅を有するものであり、異なる電極箔5,6同士が互いに接触して短絡を起こしてしまうのを防止すべく絶縁体、特に本実施形態では熱可塑性樹脂素材たるポリプロピレン(PP)により構成されている。
プラス電極箔5及びマイナス電極箔6もまた、セパレータ3,4と同様、巻芯コア2の長手方向に沿った長さとほぼ同一の幅を有するものである。さらに、プラス電極箔5及びマイナス電極箔6の表裏両面には図示しない活物質が塗布されており、当該活物質を介して、プラス電極箔5及びマイナス電極箔6間におけるイオン交換ができるようになっている。より詳しくは、充電時には、プラス電極箔5側からマイナス電極箔6側へイオンが移動し、反対に、放電時には、マイナス電極箔6側からプラス電極箔5側へとイオンが移動する。また、プラス電極箔5の幅方向一端縁からは図示しない複数の正極リードが延出するとともに、マイナス電極箔6の幅方向他端縁からは図示しない複数の負極リードが延出している。
リチウムイオン電池を得るに際しては、前記電池素子1が金属製で筒状をなす電池容器(図示せず)内に配設されるとともに、前記正極リード及び負極リードがそれぞれまとめられる。そして、まとめられた正極リードを正極端子部品(図示せず)に接続するとともに、同じくまとめられた負極リードを負極端子部品(図示せず)に接続し、両端子部品を前記電気容器の両端開口に設けることで、リチウムイオン電池を得ることができる。
次に、前記電池素子1を製造するための巻取装置11について説明する。図2に示すように、巻取装置11は、回転可能に設けられたターレット12を備えている。該ターレット12は、2枚の円盤状のテーブル14,15が相対向するようにして構成されており、両テーブル14,15間に跨って、回転手段20が、テーブル14,15の中心を対称中心として2つ設けられている。尚、両テーブル14,15(ターレット12)は時計回りに回転可能に構成されているとともに、両テーブル14,15が同期回転するように設定されている。これにより、各回転手段20が着脱ポジションP1及び巻取ポジションP2間を移動することができるようになっている。尚、両テーブル14,15は、180°ずつ反転可能となっていてもよい。
図3にしたがって回転手段20の一例について説明すると、回転手段20は、軸線C方向に延び、軸線C方向一端側のテーブル14から他端側のテーブル15に向けて突出する回転軸としての巻芯21と、前記軸線C方向に延び、軸線C方向他端側のテーブル15から一端側のテーブル14に向けて突出する巻芯受け31とから構成されている。
前記巻芯21は、全体として棒状をなしており、軸線C方向他端側に延びる基部22と、当該基部22から軸線C方向他端側に延びる装着部23と、前記基部22及び装着部23間に形成されたテーパ段差部24とから構成されている。また、基部22、装着部23、及び、テーパ段差部24の中心軸はそれぞれ前記軸線Cと一致している。
前記基部22は、円柱状をなし、図示しない駆動手段によって、前記テーブル14に対し軸線C方向に沿って相対移動可能(出没可能)に構成されている。これにより、前記巻芯受け31に対して巻芯21が接離可能となっている。加えて、基部22は、図示しない回転駆動手段(例えば、モータ)によって、軸線Cを回転軸としてテーブル14に対して相対回転可能となっており、ひいては巻芯21全体が軸線Cを回転軸として相対回転可能となっている。すなわち、回転駆動手段は帯状体7を巻取る際の巻取動力として機能する。
前記装着部23は、電池素子1の製造時において、前記巻芯コア2がその外周部分に装着されるものである。当該装着部23は、棒状をなすとともに、前記巻芯コア2の挿通孔8の断面形状に対応すべく断面非円形状(本実施形態では、断面正方形状)に形成されている。さらに、装着部23は、前記基部22よりも細化されており、また、装着部23の先端側面部には、軸線C方向へと延びる一対の先割れ部25が形成されている。加えて、当該先割れ部25の内周部分には、後述する受けピン33を嵌合可能な図示しない嵌合凹部が形成されている。
一方、前記巻芯受け31は、円柱状をなす支持部32と、当該支持部32に一体形成され、軸線C方向一端側に向けて突出する受けピン33と、当該受けピン33の外周側に設けられ、先端筒状の受け部34とを備えている。尚、支持部32、受けピン33、及び、受け部34のそれぞれの中心軸は、前記軸線Cと一致している。
前記支持部32は、前記テーブル15に対して軸線Cを回転軸として相対回転(本実施形態では、自由回転)可能、かつ、軸線C方向に相対移動不能に支持されている。
前記受けピン33は、円柱状をなすとともに、その外周面の大部分が軸線Cと略平行となるように構成されている。当該受けピン33は、前記受け部34の内側に配設されており、また、その外径は、前記嵌合凹部の内径と同径或いは若干大径となるように構成されている。尚、受けピン33は、前記嵌合凹部への嵌合をより容易なものとすべく、その先端部分が先細り形状となっている。
前記受け部34は、前記巻芯コア2の外径と略等しい外径を有しており、その先端面が前記巻芯コア2の一端面と当接可能な被当接面35となっている。また、受け部34と受けピン33との間の環状空間は、装着部23の先端部を収容可能な収容凹部36となっており、前記受けピン33が、前記嵌合凹部に嵌合された際には、装着部23の先端部が前記収容凹部36に収容されるようになっている。
上記のように構成されている回転手段20にあっては、後記する着脱装置13によって、装着部23に巻芯コア2が取付けられる。そして、基部22を軸線C方向に沿って他端側(テーブル15側)へと相対移動させることで、受けピン33が前記嵌合凹部に嵌合されるとともに、受け部34の収容凹部36に対して装着部23の先端部が挿入される。このとき、装着部23の先端部が受けピン33によって外周側へ広げられることとなり、ひいては巻芯コア2の他端部が前記装着部23によって内周側から保持されることとなる。併せて、巻芯コア2の一端部が、前記テーパ段差部24に当接・保持されることとなる。さらに、巻芯コア2の他端の当接面が、受け部34の被当接面35に当接する。このようにして巻芯コア2が、回転手段20に装着される。
説明を図2の巻取装置11に戻す。前記2つの回転手段20が、前記ターレット12の回動により、着脱ポジションP1(図の右側位置)と、巻取ポジションP2(図の左側位置)との間を移動可能である点については上述したが、本実施形態では、着脱ポジションP1に対応して、後述する巻芯コア2の取付及び電池素子1の取外を行うための着脱装置13が設けられている。
また、巻取ポジションP2は、前記巻芯コア2に対し帯状体7を巻回するポジションであって、当該巻取ポジションP2に対応して、帯状体7を供給するための帯状体供給機構が設けられている。尚、図2では、説明の便宜上、帯状体供給機構のうちプラス電極箔供給手段16及びマイナス電極箔供給手段17が図示されている。
さらに、本実施形態では、前記巻取ポジションP2に対応して、セパレータ固着手段41が設けられている。セパレータ固着手段41は、接着テープ貼付手段42と、熱溶着手段43と、前記セパレータ3,4を切断可能な切断手段44とを備えている。接着テープ貼付手段42は、前記セパレータ3,4と同一素材(本実施形態ではPP)よりなる接着テープ51を巻芯コア2の表面に対し貼付けるべく、テープ供給手段と、貼付用のローラと、テープをカットするテープカッタとを備えている(いずれも図示せず)。本実施形態では、前記接着テープ貼付手段42により、巻芯コア2の長手方向両端縁に、丁度1周分の長さの接着テープ51を貼付可能に構成されている(図6(a)における散点模様参照)。
また、熱溶着手段43は、ヒータブロック43a(図4参照)を具備している。そして、前記着脱ポジションP1に位置する前回巻回された電池素子1から延びる2枚のセパレータ3,4に所定の張力を付与した状態で、ヒータブロック43aは当該セパレータ3,4を巻芯コア2に押し付け可能に構成されている。さらに、切断手段44は、前記熱溶着後、前記セパレータ3,4を2枚一度に切断することができるように構成されている。
次に、上述した巻取装置11を用いて、電池素子1を製造するための方法について説明する。
まず、ターレット12を時計回りに半回転させることで、一方の回転手段20を着脱ポジションP1へと移動させる。このとき、他方の回転手段20は巻取ポジションP2に位置することとなる。例えば、図4に示す例では、それまで巻取ポジションP2に位置しており帯状体7の巻回がほぼ完了した回転手段20が、着脱ポジションP1へと移動させられる。一方、それまで着脱ポジションP1に位置しており新たな巻芯コア2の装着された回転手段20が巻取ポジションP2へと移動させられる。
かかる巻取ポジションP2に位置する回転手段20においては、巻芯コア2が装着されているのであるが、当初、当該巻芯コア2には何も巻き付けられていない。この状態において、先ず接着テープ貼付手段42により、図5(a),(b)に示すように、PP製の接着テープ51が巻芯コア2の表面に対し貼付けられる。上記のとおり、本実施形態では巻芯コア2の長手方向両端縁に、丁度1周分の長さの接着テープ51が貼付される。
次に、熱溶着手段43が作動させられる。このとき、現時点で着脱ポジションP1に位置する前回巻回された電池素子1から延びる2枚のセパレータ3,4には所定の張力が付与させられており、この状態で、図5(c)に示すように、ヒータブロック43aが移動させられることでセパレータ3,4が巻芯コア2に対し押し付けられる。このとき、巻芯コア2の表面には接着テープ51が貼付けられており、接着テープ51、セパレータ3,4は相互に同一素材により構成されていることから、相互に溶け合い、同時に熱溶着が施されることとなる。この例においては、接着テープ51と下層のセパレータ3とが溶着するとともに、上層のセパレータ4と下層のセパレータ4とが溶着する。これにより、2枚のセパレータ3,4が巻芯コア2に対し同時に固着されることとなる。
その後、図5(d)に示すように、切断手段(カッタ)44が作動させられることで、セパレータ3,4が2枚一度に切断されることとなる。尚、当該切断に際しては、同図に示すように、回転手段20(巻芯21)が所定角度回動させられる。これにより、セパレータ3,4が鋭角状に屈曲することとなり、当該鋭角状の部分を切断することで丁度熱溶着部分が先端に位置するような切断が実現できる。つまり、セパレータ3,4の先端がきれいに揃った状態で、セパレータ3,4を巻芯コア2に固着させることができる。
それ以降巻取ポジションP2においては、回転手段20(巻芯21)の回転が行われる。そして、所定タイミングが到来したならば、プラス電極箔供給手段16及びマイナス電極箔供給手段17が作動させられ、各電極箔5,6が巻芯コア2の方に向けて供給される。これにより、プラス電極箔5及びマイナス電極箔6が、それぞれ各セパレータ3,4を介して互いに絶縁状態で巻き取られることとなる。帯状体7の巻回がほぼ完了したならば、ターレット12を時計回りに半回転させることで、先ほどの回転手段20が着脱ポジションP1へと移動させられる。そして、前述した切断手段44により切断された残りのセパレータ3,4が完全に巻き取られ、テープ止めが施されることで巻取が完了する。その後、巻芯21を巻芯受け31から離間する方向へと相対移動させ、前記受けピン33を嵌合凹部から抜き外すことで、装着部23による巻芯コア2の保持力が解除されることとなる。その上で、帯状体7の巻回された巻芯コア2を、巻芯コア2ごと装着部23から取り外すことで電池素子1が得られる。
尚、上記例においては、既に着脱ポジションP1に前回巻回された電池素子1が存在する場合において、そこから延びる2枚のセパレータ3,4に所定の張力を付与させた状態で、熱溶着が施される場合について具体的な説明を行うこととした。これに対し、着脱ポジションP1に前回巻回された電池素子1が存在しない場合においても、図示しないセパレータ供給手段により供給されたセパレータ3,4に所定の張力を付与し、熱溶着及び余剰セパレータ3,4の切断を行うことで、上記と同様の固着を実現することができる。
以上詳述したように、本実施形態によれば、巻芯コア2の表面の少なくとも一部に対し、PP製の接着テープ51が貼付けられる。そして、熱溶着手段43により、接着テープ51に対しセパレータ3,4が2枚重ねられた状態で、同時に熱溶着される。従って、セパレータ3,4を2枚同時に固着することができることから、従来技術のようにセパレータの端縁部分をずらして固着する必要がなく、機構の煩雑化を抑制できる。また、両面接着テープを用いなくてもよいことから、コストの増大を抑制することができる。
さらに、本実施形態では、接着テープ51を介してセパレータ3,4を固着することとしているので、直接巻芯コアにセパレータを熱溶着する必要がない。そのため、巻芯コア2の素材は何ら限定されることなく、例えば本実施形態のようなアルミニウム等の金属素材等をも用いることができる。かかる意味で、巻芯コア2の素材に自由度をもたせることができる。
また、本実施形態では、巻芯コア2の表面に対し、丁度1周分の長さの接着テープ51を貼付けることとしているため、周方向に接着テープ51の有無による段差が形成されない。そして、このように段差を懸念することなく帯状体7の巻取りを行えばよいことから、使用するセパレータ3,4等の量を最小限に抑えることができる。結果として、コストの増大抑制、電池素子1のコンパクト化を図ることができる。
さらに、本実施形態では、巻芯コア2の長手方向両端部分に接着テープ51を貼付けることとしているため、セパレータ3,4の安定した固着が図られる一方で、巻芯コア2の表面全域に貼付ける場合と比較して、接着テープ51の使用量を抑制することができ、さらなるコストの増大抑制を図ることができる。
併せて、本実施形態では着脱ポジションP1に位置する前回巻回された電池素子1から延びる2枚のセパレータ3,4に所定の張力を付与した状態で、ヒータブロック43aを移動させてセパレータ3,4を熱溶着することとし、さらに、当該熱溶着後、切断手段44により、セパレータ3,4を2枚一度に切断することとした。そのため、逐一セパレータ3,4の先端縁同士を位置合わせすることなく、つまり、さほどの困難を伴うことなく先端が揃った状態でセパレータ3,4を巻芯コア2に固着することができる。そのため、構成面での飛躍的な簡素化を図ることができる。また、所定の張力が付与された状態で熱溶着されるため、セパレータ3,4の蛇行等を懸念する必要もなくなる。
加えて、接着テープ51として、その溶融温度がセパレータ3,4の溶融温度と等しいものを用いているので、一方が溶融しないことによる不完全な溶着を防止でき、セパレータ3,4のより確実な固着を図ることができる。特に、本実施形態では、両者ともに同一素材により構成されているので、相互に相溶性があり、より強固な固着を実現できる。
尚、上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。勿論、以下において例示しない他の応用例、変更例も当然可能である。
(a)上記実施形態では、巻芯コア2の長手方向両端部分に接着テープ51を貼付ける構成を採用しているが、必ずしもこのような構成に限定されるものではない。例えば、図6(b)に示すように、巻芯コア2の長手方向全域に接着テープ51を貼付けることとしてもよい。また、図6(c)に示すように、巻芯コア2の長手方向中央部分にも接着テープ51を貼付けることとしてもよい。
(b)上記実施形態では、巻芯コア2の表面に対し、丁度1周分の長さの接着テープ51を貼付けることとしているが、1周分以上の接着テープ51を貼付けることとしてもよいし、図6(d)に示すように、全周に至らない範囲で部分的に接着テープ51を貼付けることとしてもよい。
(c)上記実施形態では、巻芯コア2の素材としてアルミニウムを例示したが、他の素材、例えばPP等の樹脂素材により構成してもよい。
(d)上記実施形態では、巻芯コア2の挿通孔8が断面正方形状とされるとともに、装着部23が断面正方形状とされることによって、巻芯21(装着部23)に対する巻芯コア2の相対回転が規制されているが、巻芯コア2の挿通孔8及び装着部23の断面形状については、断面正方形状に限定されるものではなく、例えば、断面六角形状等の多角形状や断面小判状等としてもよい。
(e)上記実施形態における回転手段20はあくまでも一例であって、他の構成を採用してもよいことは言うまでもない。例えば、上記例では受けピン33は支持部32と一体化して形成されているが、受けピン33を支持部32とは別体で設け、受けピン33を支持部32に対して軸線C方向に沿って移動(出没)可能に構成することとしてもよい。
(f)上記実施形態では、セパレータ3,4の素材及び接着テープ51の素材としてともにPPを例示したが、他の熱可塑性樹脂素材であってもよい。例えば、ポリエチレンに代表される他のポリオレフィン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂、ポリアミド樹脂等であってもよい。また、必ずしも両者が同一素材でなくてもよい。
(g)上記実施形態では、巻芯コア2の長手方向長さとセパレータ3,4及び両電極箔5,6の幅(帯状体7の幅)とが同一の長さとされている。これに対して、巻芯コア2の長手方向長さよりも幅の広い帯状体7を巻芯コア2に巻回することとしてもよい。
(h)上記実施形態では、巻取装置11によって、リチウムイオン電池の電池素子1が製造されているが、巻取装置11によって製造される巻回素子はこれに限定されるものではなく、例えば、電解コンデンサの巻回素子等を製造することとしてもよい。
(i)上記実施形態では、接着テープ51を被覆層の1態様として説明しているが、例えば軟化若しくは溶融した、或いは所定の溶媒にて溶解された熱可塑性樹脂材料を巻芯コアの表面に付着、固化させること設けられた樹脂コーティング層を被覆層として具体化してもよい。
一実施形態における電池素子の構成を示すための断面模式図である。 巻取装置を示す正面模式図である。 回転手段等を示す斜視図である。 ターレットを半回転させた状態における巻取装置を示す正面模式図である。 (a)〜(d)はセパレータの固着過程を示す断面模式図である。 (a)は本実施形態における巻芯コア及び接着テープを示す斜視図であり、(b)〜(d)は別の実施形態における巻芯コア及び接着テープを示す斜視図である。
符号の説明
1…巻回素子としての電池素子、2…巻芯コア、3,4…セパレータ、5…プラス電極箔、6…マイナス電極箔、7…帯状体、11…巻取装置、16…プラス電極泊供給手段、17…マイナス電極箔供給手段、20…回転手段、21…巻芯、41…セパレータ固着手段、42…接着テープ貼付手段、43…熱溶着手段、44…切断手段、51…接着テープ、P1…着脱ポジション、P2…巻取ポジション。

Claims (15)

  1. 筒状をなす巻芯コアをその軸線を中心に回転可能とする回転手段と、
    前記巻芯コアに対し、2枚の帯状の熱可塑性樹脂製のセパレータを固着させるセパレータ固着手段と、
    プラス電極箔及びマイナス電極箔をそれぞれ前記巻芯コアの方に向けて供給する電極箔供給手段とを備え、
    前記巻芯コアに対し、前記2枚のセパレータを固着させた状態とした上で、前記回転手段の作動に基づき前記巻芯コアを回転させつつ、前記プラス電極箔及びマイナス電極箔を、それぞれ前記各セパレータを介して互いに絶縁状態で巻き取るよう構成してなる巻取装置であって、
    前記セパレータ固着手段は、
    前記巻芯コアの表面の少なくとも一部に対し、熱可塑性樹脂製の被覆層を設ける被覆層付与手段と、
    前記被覆層に対し前記セパレータを2枚重ねた状態で、同時に熱溶着する熱溶着手段と
    を具備することを特徴とする巻取装置。
  2. 筒状をなす巻芯コアをその軸線を中心に回転可能とする回転手段と、
    前記巻芯コアに対し、2枚の帯状の熱可塑性樹脂製のセパレータを固着させるセパレータ固着手段と、
    プラス電極箔及びマイナス電極箔をそれぞれ前記巻芯コアの方に向けて供給する電極箔供給手段とを備え、
    前記巻芯コアに対し、前記2枚のセパレータを固着させた状態とした上で、前記回転手段の作動に基づき前記巻芯コアを回転させつつ、前記プラス電極箔及びマイナス電極箔を、それぞれ前記各セパレータを介して互いに絶縁状態で巻き取るよう構成してなる巻取装置であって、
    前記セパレータ固着手段は、
    前記巻芯コアの表面の少なくとも一部に対し、熱可塑性樹脂製の接着テープを貼付ける接着テープ貼付手段と、
    前記接着テープに対し前記セパレータを2枚重ねた状態で、同時に熱溶着する熱溶着手段と
    を具備することを特徴とする巻取装置。
  3. 前記接着テープ貼付手段は、前記巻芯コアの表面に対し、丁度1周分の長さの接着テープを貼付可能であることを特徴とする請求項2に記載の巻取装置。
  4. 前記接着テープ貼付手段は、少なくとも前記巻芯コアの長手方向両端部分に接着テープを貼付可能であることを特徴とする請求項2又は3に記載の巻取装置。
  5. 前記回転手段は、前記巻芯コアに形成された挿通孔に差込可能であり、かつ、回転可能に支持された回転軸を備えており、
    当該回転軸は、前記セパレータ及び前記両電極箔を巻回する巻取ポジションと、前記巻芯コアを着脱する着脱ポジションとに対応して複数設けられているとともに、両ポジション間を移動可能に構成されており、
    前記セパレータ固着手段は、前記巻取ポジションに対応して設けられているとともに、前記セパレータを切断可能な切断手段を備え、
    前記熱溶着手段は、前記着脱ポジションから延びる2枚のセパレータを、所定の張力を付与した状態で熱溶着可能であり、
    前記切断手段は、当該熱溶着後、前記セパレータを2枚一度に切断することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の巻取装置。
  6. 巻芯コアに対し、プラス電極箔及びマイナス電極箔を、帯状をなす熱可塑性樹脂製の2枚のセパレータを介して互いに絶縁状態で巻回した巻回素子であって、
    前記巻芯コアの表面の少なくとも一部には、熱可塑性樹脂よりなる被覆層が設けられ、
    前記被覆層に対し、前記セパレータが2枚重ねられた状態で熱溶着されていることを特徴とする巻回素子。
  7. 巻芯コアに対し、プラス電極箔及びマイナス電極箔を、帯状をなす熱可塑性樹脂製の2枚のセパレータを介して互いに絶縁状態で巻回した巻回素子であって、
    前記巻芯コアの表面の少なくとも一部には、熱可塑性樹脂製の接着テープが張付けられており、
    前記接着テープに対し、前記セパレータが2枚重ねられた状態で熱溶着されていることを特徴とする巻回素子。
  8. 前記巻芯コアは、熱可塑性樹脂以外の素材よりなることを特徴とする請求項6又は7に記載の巻回素子。
  9. 最内周側における2枚のセパレータの先端縁同士が揃っていることを特徴とする請求項6乃至8のいずれかに記載の巻回素子。
  10. 前記接着テープの溶融温度が前記セパレータの溶融温度とほぼ等しいことを特徴とする請求項6乃至9のいずれかに記載の巻回素子。
  11. 回転可能に設置された巻芯コアに対し、プラス電極箔及びマイナス電極箔を、帯状をなす熱可塑性樹脂製の2枚のセパレータを介して互いに絶縁状態で巻回することにより、前記巻芯コア、前記両電極箔及び前記セパレータからなる巻回素子を製造するための巻回素子の製造方法であって、
    前記巻芯コアの表面の少なくとも一部に対し、熱可塑性樹脂製の被覆層を設ける被覆層付与工程と、
    前記被覆層に対し前記セパレータを2枚重ねた状態で、同時に熱溶着する熱溶着工程とを具備し、
    前記セパレータが前記熱溶着で前記巻芯コアに固定された後に、前記プラス電極箔及びマイナス電極箔の巻回を開始することを特徴とする巻回素子の製造方法。
  12. 前記被覆層として、その溶融温度が前記セパレータの溶融温度とほぼ等しいものを用いることを特徴とする請求項11に記載の巻回素子の製造方法。
  13. 回転可能に設置された巻芯コアに対し、プラス電極箔及びマイナス電極箔を、帯状をなす熱可塑性樹脂製の2枚のセパレータを介して互いに絶縁状態で巻回することにより、前記巻芯コア、前記両電極箔及び前記セパレータからなる巻回素子を製造するための巻回素子の製造方法であって、
    前記巻芯コアの表面の少なくとも一部に対し、熱可塑性樹脂製の接着テープを貼付ける接着テープ貼付工程と、
    前記接着テープに対し前記セパレータを2枚重ねた状態で、同時に熱溶着する熱溶着工程とを具備し、
    前記セパレータが前記熱溶着で前記巻芯コアに固定された後に、前記プラス電極箔及びマイナス電極箔の巻回を開始することを特徴とする巻回素子の製造方法。
  14. 前記接着テープとして、その溶融温度が前記セパレータの溶融温度とほぼ等しいものを用いることを特徴とする請求項13に記載の巻回素子の製造方法。
  15. 前記熱溶着工程に際しては、前回巻き取られた巻回素子から延びる2枚のセパレータを、所定の張力を付与した状態で熱溶着し、その後前記セパレータを2枚一度に切断することを特徴とする請求項11乃至14のいずれかに記載の巻回素子の製造方法。
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