JP2009223721A - 駐車場管理方法及び駐車場管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 車止め装置を用いて、予約された駐車スペースに予約車両以外の車両が入庫するのを防止するとともに、駐車スペースを効率的に活用することができる駐車場管理方法及び駐車場管理システムを提供する。
【解決手段】
駐車場管理システム1は、駐車スペース毎に設けられた車止め装置の動作を制御する車止め制御手段と、駐車スペースに対する予約を受け付ける予約受付手段と、予約に係る車両が駐車場を利用する予定時刻を推定する利用予定時刻推定手段と、予約に係る駐車スペースを確保する駐車スペース確保手段とを備えている。そして、この車止め装置制御手段は、前記利用予定時刻推定手段によって推定された予定時刻に到達した場合に、前記駐車スペース確保手段によって確保された駐車スペースに設けられている車止め装置を作動させることにより、当該駐車スペースに対する車両の入庫を防止するように構成されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、自動車等の駐車場の管理を行う駐車場管理方法、及びその方法を実施するための駐車場管理システムに関する。
従来、駐車場の利用者は、実際に駐車場に到着するまで当該駐車場に空きがあるかどうかを把握することが困難であった。しかし、近年では、インターネット等の通信ネットワークを利用することにより、利用者は、駐車場の混雑状況を事前に知ることができるようになってきている。その上、駐車場を管理するコンピュータシステムが利用者から予約を受け付けることによって、利用者は駐車場に到着する前に駐車スペースを確保することも可能になりつつある。
上記のようなコンピュータシステムによって予約を行った利用者は、予約済みの駐車場に到着すると、空いている駐車スペースを探して、当該駐車スペースに駐車することになる。しかしながら、利用者の予約が完了してから、当該利用者が駐車場に到着して駐車するまでの間に、空き駐車スペースがなくなり満車状態になることが考えられる。その結果、予約をした利用者が駐車場を利用できないという事態が生じ得る。
このような不都合を解消することができる技術として、各駐車スペースが予約されているか否かを視覚的に確認することができる駐車場予約システムが種々提案されている(特許文献1乃至3を参照。)。特許文献1における駐車場予約システムは駐車スペースに入庫した車をロックするためのロック板を用いて、特許文献2における駐車場予約システムは各駐車スペースに設けられたポールを用いて、特許文献3における駐車場予約システムは同じく設けられた予約プレートを用いて、各駐車スペースが予約されているか否かを表示することにより、予約状況を視覚的に確認することができる。これらの駐車場予約システムによれば、各駐車スペースの予約の有無を容易に確認することができるため、予約していない者が予約済みの駐車スペースに誤って駐車することを防止することができる。また、特許文献1のようにロック板を用いる場合であれば、予約していない者が故意に予約済みの駐車スペースに駐車するのを物理的に阻止することができる。
特開2002−216184号公報 特開2003−303296号公報 特開2005−266958号公報
上述した従来の駐車場予約システムの場合、予約済みの駐車スペースに予約していない者が駐車することを防止することができるものの、予約をした利用者が駐車場に到着するまで、当該駐車スペースは利用されないままの状態となるため、限られた駐車スペースを効率的に利用することができないという問題がある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、上記課題を解決することができる駐車場管理方法、及びその方法を実施するための駐車場管理システムを提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明の一の態様の駐車場管理方法は、駐車場における複数の駐車スペース毎に、車両の入出庫を防止する車止め装置が設けられており、通信ネットワークを介して、前記駐車スペースに対する予約を受け付けるステップと、当該受け付けた予約に係る車両側から出力される信号に基づいて、当該車両が駐車場を利用する予定時刻を推定するステップと、推定された予定時刻に到達した場合に、前記受け付けた予約に係る駐車スペースに設けられている車止め装置を作動させることにより、当該駐車スペースに対する車両の入庫を防止するステップとを有している。
この態様において、前記予定時刻を推定するステップが、前記受け付けた予約に係る車両が駐車場周辺に到着した場合に当該車両側から出力される信号に基づいて、前記予定時刻を推定してもよい。
本発明の一の態様の駐車場管理システムは、駐車場における複数の駐車スペース毎に設けられた車両の入出庫を防止する車止め装置の動作を制御する車止め装置制御手段と、通信ネットワークを介して、前記駐車スペースに対する予約を受け付ける予約受付手段と、当該予約受付手段によって受け付けられた予約に係る車両が駐車場を利用する予定時刻を推定する利用予定時刻推定手段と、当該利用予定時刻推定手段によって予約に係る車両が駐車場を利用する予定時刻が推定された場合、当該予約に係る駐車スペースを確保する駐車スペース確保手段とを備え、前記車止め装置制御手段は、前記利用予定時刻推定手段によって推定された予定時刻に到達した場合に、前記駐車スペース確保手段によって確保された駐車スペースに設けられている車止め装置を作動させることにより、当該駐車スペースに対する車両の入庫を防止するように構成されている。
この態様において、前記利用予定時刻推定手段が、前記受け付けられた予約に係る車両の位置に関する位置情報に基づいて、前記予定時刻を推定するように構成されていてもよい。
また、この態様において、前記駐車スペース確保手段が、既に駐車スペースを利用している車両が、前記利用予定時刻推定手段によって推定された予定時刻より前に当該駐車スペースを出庫するか否かを判定し、その結果出庫すると判定した場合に、当該駐車スペースを前記予約に係る駐車スペースとして確保するように構成されていてもよい。
また、この態様において、前記車止め装置制御手段が、前記利用予定時刻推定手段によって推定された予定時刻と現在時刻とを比較し、その結果これらの予定時刻と現在時刻との差が所定の範囲を超えた場合、予約に係る駐車スペースに設けられている車止め装置を作動させることにより、当該駐車スペースに対する車両の入庫の防止を解除するように構成されていてもよい。
また、この態様において、前記車止め装置は、駐車面から突出した突出状態と非突出状態との間で移行可能な車止め部と、当該車止め部を駆動する駆動手段とを有しており、前記車止め装置制御手段は、前記特定した駐車スペースに設けられている車止め装置の駆動手段を作動させて車止め部を突出状態とすることにより、当該駐車スペースに対する車両の入庫を防止するように構成されていてもよい。
また、この態様において、前記車止め装置制御手段が、前記受け付けられた予約に係る車両が当該予約に係る駐車スペースに入庫する前に、当該駐車スペースに設けられている車止め装置を作動させて車止め部を非突出状態とするように構成されていてもよい。
また、この態様において、車両を識別する車両識別子と当該車両に係る駐車スペースの予約を識別する予約識別子とが対応づけられた予約情報を記憶する予約情報記憶部と、駐車場を通行する車両の車両識別子を取得する車両識別子取得手段とをさらに備え、前記車止め装置制御手段が、前記車両識別子取得手段によって取得された車両識別子と前記予約情報記憶部に記憶された予約情報とに基づいて、前記通行する車両が前記受け付けられた予約に係る車両であるか否かを判定し、前記受け付けられた予約に係る車両であると判定した場合に、前記予約情報に示される予約識別子で識別される予約に係る駐車スペースに設けられている車止め装置を作動させて車止め部を非突出状態とするように構成されていてもよい。
また、この態様において、駐車場を利用する車両には、当該車両を識別する車両識別子を記憶し、当該車両識別子を含む無線信号を外部へ送信するICタグが備えられており、 前記車両識別子取得手段が、前記ICタグから送信される無線信号を用いて、車両識別子を取得するように構成されていてもよい。
さらに、この態様において、前記車止め装置制御手段が、前記利用予定時刻推定手段によって推定された予定時刻と現在時刻との差に応じて、前記車止め装置の状態を変化させるように構成されていてもよい。
本発明に係る駐車場管理方法及び駐車場管理システムによれば、予約された駐車スペースに予約車両以外の車両が入庫するのを防止することができるとともに、駐車スペースを効率良く利用することができる。
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
実施の形態1は、ユーザから受け付けた駐車スペースの予約に応じて車止め装置を作動させる駐車場管理システムである。
[駐車場管理システムの構成]
図1は、本発明の実施の形態1に係る駐車場管理システムと外部装置との接続構成を示すブロック図である。図1に示すように、駐車場管理システム1は、駐車場Pに設けられている複数の車止め装置2,2,…と通信可能に接続されている。この車止め装置2の詳細な構成については後述する。
また、駐車場管理システム1は、インターネット等の通信ネットワークNWを介して、ユーザが使用する複数の端末装置3,3,…と通信可能に接続されている。端末装置3としては、例えばパーソナルコンピュータ、携帯型電話機、PDA(Personal Digital Assistant)、及びカーナビゲーションシステム等のように、通信ネットワークNWに接続可能な機能を有する情報機器が挙げられる。これらの端末装置3は、駐車場管理システム1を利用する利用者側で操作されるものである。
なお、駐車場管理システム1と車止め装置2,2,…及び端末装置3,3,…との間の通信は、有線で行われてもよく、無線で行われてもよい。また、通信に必要な機器が別途介在していてもよい。
次に、駐車場管理システム1の詳細な構成について説明する。図2は、本発明の実施の形態1に係る駐車場管理システムの構成を示すブロック図である。図2に示すように、駐車場管理システム1は、CPU11、ROM12、RAM13、入力部14、出力部15、ハードディスク16及び車止め制御部18を備えており、これらのCPU11、ROM12、RAM13、入力部14、出力部15、ハードディスク16及び車止め制御部18は、バス17によって接続されている。
CPU11は、ROM12及びハードディスク16に記憶されているコンピュータプログラムを実行する。これにより、駐車場管理システム1は、後述するような動作を実行することが可能になる。
ROM12は、マスクROM、PROM、EPROM、又はEEPROM等によって構成されており、CPU11によって実行されるコンピュータプログラム及びこれに用いられるデータ等を記憶している。
RAM13は、SRAMまたはDRAM等によって構成されており、ハードディスク16に記憶されているプログラムの読み出しに用いられる。また、RAM13は、CPU11がコンピュータプログラムを実行するときに、CPU11の作業領域としても利用される。
入力部14は、キーボード及びマウス等から構成されている。この入力部14は、USB,IEEE1394,又はRS-232C等のシリアルインタフェース、SCSI,IDE,又はIEEE1284等のパラレルインタフェース、及びD/A変換器、A/D変換器等からなるアナログインタフェース等から構成される入出力インタフェースを介して、バス17に接続されている。ユーザは、入力部14を使用することにより、駐車場管理システム1にデータ等を入力することができる。
出力部15は、LCDまたはCRT等で構成されている。この出力部15は、画像出力インタフェースを介してバス17に接続されており、CPU11から与えられる画像データに応じた映像信号にしたがって、画像を表示する。
ハードディスク16には、オペレーティングシステム及びアプリケーションプログラム等、並びにCPU11に実行させるための種々のコンピュータプログラム及び当該コンピュータプログラムの実行に用いられるデータがインストールされている。このコンピュータプログラムには、後述する駐車スペースの予約を受け付けるための予約受付処理等を実行するためのコンピュータプログラムである駐車場予約プログラム16Aが含まれる。
ハードディスク16にインストールされる駐車場予約プログラム16Aは、フレキシブルディスクドライブ、CD−ROMドライブ、またはDVD−ROMドライブ等を介して、可搬型記録媒体から読み出される。
なお、このように可搬型記録媒体によって提供されるのみならず、電気通信回線(有線、無線を問わない)によって駐車場管理システム1と通信可能に接続された外部の機器から前記電気通信回線を通じて駐車場予約プログラム16Aを提供することも可能である。例えば、駐車場予約プログラム16Aがインターネット上のサーバコンピュータのハードディスク内に格納されており、このサーバコンピュータに駐車場管理システム1がアクセスして、当該コンピュータプログラムをダウンロードし、これをハードディスク16にインストールすることも可能である。
ハードディスク16には、例えば米マイクロソフト社が製造販売するWindows(登録商標)等のマルチタスクオペレーティングシステムがインストールされている。以下の説明において、本実施の形態に係る駐車場予約プログラム16Aは当該オペレーティングシステム上で動作するものとする。
また、ハードディスク16には、会員情報データベースDB1、利用状況情報データベースDB2、予約情報データベースDB3、及び駐車スペース確保要情報データベースDB4が設けられている。これらのデータベースの詳細については、図3乃至図6を参照しながら後述する。
車止め制御部18は、通信インタフェース(I/F)19と接続されており、当該通信I/F19を介して、駐車場の各駐車スペースに設けられている車止め装置2と通信を行う。この車止め制御部18は、CPU11等と協同して、車止め装置2の動作を制御する。
[各データベースの詳細]
上述したとおり、ハードディスク16には、会員情報データベースDB1、利用状況情報データベースDB2、予約情報データベースDB3、及び駐車スペース確保要情報データベースDB4が設けられている。以下、これらのデータベースの詳細について説明する。
図3は、会員情報データベースDB1に記憶される会員情報の構成を示す図である。図3に示すとおり、会員情報41は、「会員番号」、「氏名」、「車両ID」、「車両タイプ」及び「ナンバー」の各情報から構成される。ここで、「会員番号」には、駐車場を利用するための会員として予め登録されている利用者を識別するための識別子である会員番号が格納され、「氏名」には、その会員である利用者の氏名が格納される。また、「車両ID」には、当該会員が利用する車両を識別するための識別子である車両IDが、「車両タイプ」には、その車両のタイプ(普通乗用車、大型車、または軽乗用車等)が、「ナンバー」には、その車両の車両ナンバーがそれぞれ格納される。
この会員情報41のうち「氏名」、「車両タイプ」及び「ナンバー」の各情報については、会員登録する際に各利用者から受け付けられる。また、「会員番号」及び「車両ID」については、駐車場管理システム1が、利用者から「氏名」、「車両タイプ」及び「ナンバー」の各情報を受け付けたときに、一定のルールにしたがって自動的に採番する。
図4は、利用状況情報データベースDB2に記憶される利用状況情報の構成を示す図である。図4に示すとおり、利用状況情報45は、「駐車スペースID」、「車両タイプ」、「利用状況」、「予約ID」及び「車止め」の各情報から構成される。ここで、「駐車スペースID」には、駐車場における各駐車スペースを識別するための識別子である駐車スペースIDが、「車両タイプ」には、その駐車スペースに駐車可能な車両タイプが、「利用状況」には、その駐車スペースの利用状況(利用されているときは「満」、利用されていないときは「空」)がそれぞれ格納される。また、「予約ID」には、当該駐車スペースが予約された場合のその予約を識別するための識別子である予約IDが、「車止め」には、当該駐車スペースに設けられている車止め装置が有している後述する車止め板の状態(平坦状態または起立状態)がそれぞれ格納される。なお、「予約ID」において、格納される情報がない場合(当該駐車スペースが予約されていない場合)には「Null」が格納される。
利用状況情報を構成する各レコードは、駐車スペースID毎に作成される。したがって、利用状況情報におけるすべてのレコードを参照することにより、すべての駐車スペースの利用状況を確認することができる。
後述するように、この利用状況情報45は、ユーザから予約を受け付けたとき、駐車スペースの利用状況が変わったとき、車止め板の状態が変わったとき等に、駐車場管理システム1によって適宜更新される。
図5は、予約情報データベースDB3に記憶される予約情報の構成を示す図である。図5に示すとおり、予約情報51は、「車両ID」、「予約受付時刻」、及び「予約ID」の各情報から構成される。ここで、「予約受付時刻」には、利用者が端末装置3を用いて駐車場利用の予約を行った場合に、その予約を駐車場管理システム1が受け付けた時刻を示す予約受付時刻が格納される。
なお、「車両ID」及び「予約ID」には、上述した利用状況情報の「車両ID」及び「予約ID」と同様の情報がそれぞれ格納される。
図6は、駐車スペース確保要情報データベースDB4に記憶される駐車スペース確保要情報の構成を示す図である。図6に示すとおり、駐車スペース確保要情報55は、「予約ID」、「位置情報受信時刻」、「駐車予定時刻」、及び「駐車スペースID」の各情報から構成される。ここで、「位置情報受信時刻」には、後述するようにして車両の位置を示す位置情報が端末装置3から送信された場合に、その位置情報を駐車場管理システム1が受信した時刻を示す位置情報受信時刻が、「駐車予定時刻」には、予約した車両が駐車場の利用を開始する予定時刻の推定が後述するようにしてなされた場合に、その推定された予定時刻を示す駐車予定時刻がそれぞれ格納される。
なお、「予約ID」及び「駐車スペースID」には、上述した利用状況情報の「予約ID」及び「駐車スペースID」と同様の情報がそれぞれ格納される。
この駐車スペース確保要情報を構成する駐車スペース確保要情報レコードは、後述するように予約を受け付けた後に利用を開始する予定時刻が推定されたときに生成され、予約された駐車スペースに予約車両が入庫したときに削除される。
[車止め装置の構成]
次に、車止め装置2の構成について説明する。図7は、車止め装置2の配置を示す概念図である。図7に示すとおり、駐車場Pには複数の駐車スペースSが設けられている。そして、それらの駐車スペースS毎に、車止め装置2が配設されている。
なお、本実施の形態では、このように駐車場P内のすべての駐車スペースS毎に車止め装置2が設けられているが、本発明はこのような態様に限定されるわけではなく、例えば駐車場P内の特定の駐車スペースSのみに車止め装置2が設けられていてもよい。
図8は、車止め装置2の構成を示すブロック図である。図8に示すとおり、車止め装置2は、制御部21、通信I/F22及び駆動部23を備えており、これらの制御部21、通信I/F22及び駆動部23は、バス24によって接続されている。
制御部21は、通信I/F22及び駆動部23の動作を制御する。これより、車止め装置2は後述するような動作を実行することができる。
通信I/F22は、駐車場管理システム1と通信するためのインタフェースである。車止め装置2は、この通信I/F22により、所定の通信プロトコルを使用して、駐車場管理システム1との間で通信を行う。
駆動部23は、後述するように車止め板25と接続されており、制御部21からの命令にしたがって当該車止め板25を駆動する。
次に、この車止め装置2のより詳細な構成について、図9並びに図10A及び図10Bを参照しながら説明する。図9は、車止め装置2の構成を示す平面図である。また、図10Aは、車止め板が平坦状態にある場合の車止め装置2の構成を示す側面図であり、図10Bは、車止め板が起立状態にある場合の車止め装置2の構成を示す側面図である。
図9並びに図10A及び図10Bに示すように、車止め装置2は、上述した制御部21、通信I/F22、駆動部23及び車止め板25の他に、車両が駐車スペースに進入するときに車止め装置2を乗り越えやすくするために適度な傾斜角を有している傾斜板26を備えている。
駆動部23は、駐車スペースSの側縁部分に設けられており、車両の入出車方向(図9における矢印方向)に対して直角方向に延びるように取り付けられた回転軸27を具備している。車止め板25は、この回転軸27に固定されており、当該回転軸27の回転によって起立/倒伏動作を行う。ここで、起立動作とは、車止め板25が平坦状態(図10Aに示す状態)から起立状態(図10Bに示す状態)へ移る動作を意味し、倒伏動作とは、車止め板25が起立状態(図10Bに示す状態)から平坦状態(図10Aに示す状態)へ移る動作を意味している。
上述したように、駐車場管理システム1の車止め制御部18は、各駐車スペースSに設けられている車止め装置2と有線または無線で通信することができるように構成されている。そして、車止め板25を平坦状態または起立状態にするための命令がCPU11から車止め制御部18に対して出力された場合に、車止め制御部18は、車止め装置2に対して車止め板25の起立または倒伏を命令する。当該車止め装置2は、車止め制御部18から命令を受信した場合、その命令にしたがって駆動部23により回転軸27を回転させる。その結果、車止め板25の起立/倒伏動作が行われることになる。
[駐車場管理システムの動作]
次に、本実施の形態に係る駐車場管理システム1の動作について、フローチャートを参照しながら説明する。以下では、(1)予約を受け付ける予約受付処理、(2)予約済みの車両(以下、「予約車両」という)が駐車場の利用を開始する予定時刻(以下、「駐車予定時刻」という)を推定する駐車予定時刻推定処理、(3)予約に係る駐車スペースを特定する駐車スペース特定処理、(4)車止め装置の制御を行う車止め装置制御処理、(5)予約が取り消された場合の予約取消処理、(6)予約が解除される場合の予約解除処理、及び(7)駐車スペースから車両が出庫した場合の出庫処理の各処理に分けて、駐車場管理システム1の動作を説明する。
(1)予約受付処理
図11は、本発明の実施の形態1に係る駐車場管理システム1が実行する予約受付処理の流れを示すフローチャートである。なお、この予約受付処理を開始する前に、駐車場管理システム1によってユーザの認証処理がなされる。この認証処理は、例えばユーザが端末装置3を介して会員番号等の情報を送信し、これを受信した駐車場管理システム1が、会員情報データベースDB1に記憶されている会員情報の内容と端末装置3から受信した情報とを照らし合わせることにより行われる。その照合の結果、駐車場管理システム1が、当該ユーザは会員であると判定した場合、以下の予約受付処理が実行されることになる。
まず、ユーザは、端末装置3を用いて、駐車スペースの予約の申込みに関する予約申込情報を駐車場管理システム1宛に送信する。
駐車場管理システム1は、上記の予約申込情報を端末装置3から受信し(S101)、当該予約情報に係る駐車スペースの予約が可能であるか否かを判定する(S102)。この判定は、例えば次のようにして行われる。すなわち、駐車場管理システム1はまず、上記の認証処理の際に用いた会員情報における「車両タイプ」を参照し、当該予約に係る車両が何れのタイプであるのかを確認する。そして、駐車場管理システム1は、利用状況情報データベースDB2に記憶されている利用状況情報を参照し、その車両のタイプが駐車可能な駐車スペースが存在するか否かを判定する。ここで、そのような駐車スペースが存在すると判定されれば、駐車場管理システム1はステップS102にて予約が可能であると判定し、他方そのような駐車スペースが存在しないと判定されれば、ステップS102にて予約は不可であると判定することになる。
ステップS102にて、予約は不可であると判定した場合(S102にてNO)、駐車場管理システム1は、予約申込情報に係る予約を受け付けることができないことを示す予約不可情報を、当該予約申込情報を送信した端末装置3に対して送信する(S103)。この予約不可情報を受信した端末装置3は、当該予約不可情報を表示ディスプレイ等に表示する。これにより、ユーザは、予約が受け付けられなかったことを確認することができる。
他方、予約は可能であると判定した場合(S102にてYES)、駐車場管理システム1は、所定の採番ルールにしたがって予約IDを生成する(S104)。そして、駐車場管理システム1は、その生成した予約IDと、予約に係る車両の車両IDと、予約受付時刻(ステップS101に予約申込情報を受信した時刻)とを含む予約情報レコードを生成し(S105)、その生成した予約情報レコードを予約情報データベースDB3に登録する(S106)。これにより、図5に示されるような予約情報が生成されることになる。
次に、駐車場管理システム1は、予約申込情報に係る予約が受け付けられたことを示す予約完了情報を、当該予約情報を送信した端末装置3に対して送信する(S107)。これにより、予約受付処理が完了することになる。
予約完了情報を受信した端末装置3は、当該予約完了情報を表示ディスプレイ等に表示する。これにより、ユーザは、予約の受付が完了したことを確認することができる。
(2)駐車予定時刻推定処理
図12は、本発明の実施の形態1に係る駐車場管理システム1が実行する駐車予定時刻推定処理の流れを示すフローチャートである。
上述したようにして予約が受け付けられた場合、利用者は、予約車両を運転して駐車場に向かうことになる。このようにして駐車場に向かう途中、利用者が携帯しているGPS機能付きの携帯型電話機または予約車両に備えられているカーナビゲーションシステム等の自位置を特定することができる端末装置3から、予約車両の現在位置を示す位置情報が駐車場管理システム1宛に送信される。なお、この位置情報には、車両IDが含まれるものとする。
このような位置情報の送信処理は、端末装置3に予めインストールされている位置情報送信用プログラムを当該端末装置3が実行することにより実現される。端末装置3は、適宜のタイミングで位置情報の送信を行えばよく、1回のみ送信しても、複数回送信してもよい。
なお、このように位置情報送信用プログラムを用いるのではなく、他の手段により位置情報の送信が行われるような態様であってもよい。そのような態様としては、例えば、端末装置3にインストールされている既存のプログラム(電子メールの送受信を行うためのプログラム・ウェブサイトへのアクセスを行うためのプログラム等)を用いて、利用者がマニュアルで位置情報を送信するようにしてもよい。また、例えば、端末装置3である携帯型電話機から出力される電波を基地局が受信し、基地局に設けられたコンピュータが当該電波に基づいて予約車両の位置及び車両IDを特定し、それら特定した位置及び車両IDを含む位置情報を当該コンピュータが駐車場管理システム1宛に送信するような態様であってもよい。
図12に示すとおり、駐車場管理システム1は、上述したようにして送信された位置情報を受信し(S111)、受信した位置情報に基づいて、予約車両が駐車場の利用を開始すると予想される時刻を示す駐車予定時刻を算出する(S112)。この駐車予定時刻の算出は、例えば次のようにして実行される。
まず、駐車場管理システム1は、受信した位置情報に示される予約車両の現在位置と、予め駐車場管理システム1が記憶している駐車場の位置との間の距離を求める。そして、駐車場管理システム1は、当該距離を走行するために要する予想走行時間を標準の走行速度に基づいて求め、その予想走行時間を位置情報受信時刻(ステップS111にて端末装置3から位置情報を受信した時刻)に足すことにより、駐車予定時刻を算出する。この場合、例えば位置情報受信時刻が12時00分であって、予約車両の現在位置と駐車場の位置とが10km離れており、標準の走行速度が40km/時であるとすると、予想走行時間は15分となるため、駐車予定時刻は12時15分となる。
上記の他にも、次のようにして駐車予定時刻を算出することができる。
端末装置3にインストールされている位置情報送信用プログラムが、目的地(駐車場)から所定の距離だけ離れた位置に予約車両が到達した場合(または目的地を含む所定の領域内に予約車両が進入した場合)に、端末装置3に位置情報を送信させる機能を有しているものとする。そして、当該所定の距離だけ離れた位置から駐車場までの予想走行時間(または上記所定の領域内への進入位置から駐車場までの予想走行時間)が、駐車場管理システム1に予め記憶されているものとする。この場合、駐車場管理システム1は、位置情報受信時刻に予め記憶している予想走行時間を足すことにより、駐車予定時刻を算出することができる。例えば、予想走行時間として20分が記憶されている場合であって、位置情報を12時00分に受信したとき、駐車場管理システム1は、駐車予定時刻として12時20分を導き出すことになる。
次に、駐車場管理システム1は、位置情報受信時刻と、ステップS112にて算出された駐車予定時刻とを用いて、駐車スペース確保要情報レコードを生成する(S113)。なお、当該レコードの「予約ID」には、ステップS111にて受信した位置情報に含まれている車両IDを含む予約情報レコード中の予約IDが格納される。また、当該駐車スペース確保要情報レコードの「駐車スペースID」には、何も格納されない。当該「駐車スペースID」に格納される駐車スペースIDは、次の駐車スペース特定処理によって決定される。
最後に、駐車場管理システム1は、ステップS113にて生成した駐車スペース確保要情報レコードを駐車スペース確保要情報データベースDB4に登録する(S114)。これにより、図6に示されるような駐車スペース確保要情報が生成されることになる。
上述したように、本実施の形態の駐車場管理システム1は、予約車両が駐車場の周辺に到着したときに、その到着した時間に基づいて、駐車予定時刻を推定している。しかし、例えば利用者が自己申告した時刻を駐車予定時刻とする等の他の方法により駐車予定時刻の推定を行ってもよい。
(3)駐車スペース特定処理
受け付けられた予約に対しては、次の駐車スペース特定処理によって特定された駐車スペースが予約駐車スペースとして割り当てられる。
図13Aは、本発明の実施の形態1に係る駐車場管理システム1が実行する第1の駐車スペース特定処理の流れを示すフローチャートである。
図13Aに示すとおり、駐車場管理システム1はまず、駐車スペース確保要情報データベースDB4に記憶されている駐車スペース確保要情報を参照し(S121)、駐車スペースがまだ確保されていない予約を特定する。そして、駐車場管理システム1は、利用状況情報データベースDB1に記憶されている利用状況情報を参照し(S122)、上記特定された予約に係る車両が駐車できる駐車スペースに空きがあるか否かを判定する(S123)。ここで空いている駐車スペースがあると判定された場合(S123でYES)、駐車場管理システム1は、当該空いている駐車スペースの駐車スペースIDを、上記特定された予約に係る駐車スペース確保要情報レコードの「駐車スペースID」に格納する(S124)。
これにより、予約駐車スペースの割り当てが行われたことになる。
他方、ステップS123において、空いている駐車スペースがないと判定された場合(S123でNO)、駐車場管理システム1は、予約駐車スペースの割り当てを行わずに、処理を終了する。
上記のようにして駐車スペースが割り当てられなかった予約に対しては、以下の第2の駐車スペース特定処理によって特定される駐車スペースが割り当てられることになる。
図13Bは、本発明の実施の形態1に係る駐車場管理システム1が実行する第2の駐車スペース特定処理の流れを示すフローチャートである。
駐車場管理システム1に対しては、既に駐車スペースを利用している駐車車両が出庫する予定であることを示す出庫予定情報が外部の装置から送信される。この出庫予定情報には、出庫が予定される駐車スペースの駐車スペースID及び出庫予定時刻が含まれる。出庫予定時刻は、現在時刻に所定の時間を足すこと等により算出される。
出庫予定情報は、例えば利用者がアミューズメントパークの出口ゲートを出て駐車場に移動する場合に、その出口ゲートに設けられた通信装置によって送信されたり、利用者がショッピングセンターで買い物を済ませた場合に、会計に用いられたレジ装置によって送信されたりする。
その他にも、利用者が出庫する前に携帯型電話機等を用いて駐車場管理システム1に出庫予定情報を送信したり、アミューズメントパークまたはショッピングセンター等の適宜の位置に設けられているセンサが利用者の存在を検知した場合に、当該センサを備える通信装置が出庫予定情報を送信したりしてもよい。
図13Bに示すとおり、駐車場管理システム1は、上述したようにして送信された出庫予定情報を受信する(S131)。そして、駐車場管理システム1は、駐車スペース確保要情報データベースDB4に記憶されている駐車スペース確保要情報を参照し(S132)、まだ駐車スペースが確保されていない予約があるか否かを判定する(S133)。
ステップS133にて駐車スペースが確保できていない予約はないと判定された場合(S133でNO)、駐車場管理システム1は処理を終了する。これに対し、駐車スペースが確保できていない予約があると判定された場合(S133でYES)、駐車場管理システム1は、出庫予定情報に示されている出庫予定時刻と、駐車スペースが確保できていない予約に係る駐車スペース確保要情報レコードの「駐車予定時刻」に格納されている駐車予定時刻とを比較し、当該出庫予定時刻が当該駐車予定時刻よりも早いか否かを判定する(S134)。
ステップS134にて出庫予定時刻が駐車予定時刻よりも早くないと判定された場合(S134でNO)、駐車場管理システム1は処理を終了する。これに対し、出庫予定時刻が駐車予定時刻よりも早いと判定された場合(S134でYES)、駐車場管理システム1は、出庫予定情報に示されている駐車スペースIDを、駐車スペースが確保できていない予約に係る駐車スペース確保要情報レコードの「駐車スペースID」に格納する(S135)。
このステップS135の結果、利用中の駐車スペースが予約駐車スペースとして割り当てられることになる。これにより、限られた駐車スペースを効率良く利用することが可能になる。
(4)車止め装置制御処理
上記の駐車スペース特定処理を実行した駐車場管理システム1は、以下の車止め装置制御処理を実行する。なお、この車止め装置制御処理は、駐車スペース特定処理を実行する都度行うようにしてもよく、予め設定された時刻になったときに行うようにしてもよい。
図14は、本発明の実施の形態1に係る駐車場管理システム1が実行する車止め装置制御処理の流れを示すフローチャートである。
図14に示すとおり、駐車場管理システム1はまず、駐車スペース確保要情報データベースDB4に記憶されている駐車スペース確保要情報を参照し(S141)、現在時刻と駐車予定時刻とを比較することによって、駐車予定時刻に到達した予約があるか否かを判定する(S142)。
ステップS142にて駐車予定時刻に到達した予約はないと判定された場合(S142でNO)、駐車場管理システム1は、処理を終了する。これに対し、駐車予定時刻に到達した予約があると判定された場合(S142でYES)、駐車場管理システム1は、当該予約に係る駐車スペースを、起立状態になる必要がある車止め板25を有する車止め装置2が設けられている駐車スペース(以下、「起立対象駐車スペース」という)と特定する(S143)。
次に、駐車場管理システム1は、車止め制御部18を用いて、車止め板25を起立状態にするための命令を、ステップS143で特定された起立対象駐車スペースに設けられている車止め装置2に対して送信することにより、起立対象駐車スペースの車止め板25を起立させる(S144)。この場合、当該命令を受信した車止め装置2において、駆動部23が回転軸27を回転させることにより、車止め板25が起立動作を行って起立状態となる。
そして、駐車場管理システム1は、車止め板25が起立状態であることを示す情報を、当該駐車スペースの利用状況情報レコードにおける「車止め」に格納することにより、利用状況情報を更新する(S145)。これにより、車止め装置制御処理が完了する。
その後、駐車場管理システム1は、各駐車スペースにおける車止め板25の状態を示す画像を出力部15に表示する。具体的には、例えば図5に示すような駐車場のレイアウトを示す画像であって、起立状態にある車止め板25を特定の色で表し、平坦状態にある車止め板25を異なる色で表したようなものを、出力部15に表示する。これにより、駐車場管理システム1の管理者は、各駐車スペースにおける車止め板25が平坦状態及び起立状態の何れにあるのかを容易に確認することができる。
上記の車止め装置制御処理の結果、予約されている駐車スペースにおける車止め板25は起立状態となっている。これにより、空いている駐車スペースのうちのどの駐車スペースが予約されているのかを容易に確認することができる。また、車止め板25が起立状態となっている間は、その車止め板25に係る駐車スペースには車両が入庫することはできない。そのため、予約をしている者の指示のみによって車止め板25を平坦状態にするようにすれば、予約をしていない者が予約済みの駐車スペースに駐車するような事態を回避することができる。
なお、このように車止め板25が起立状態になっていることを利用して予約状況を表すようにした場合、利用も予約もされていないにもかかわらず車止め板25が起立状態になっている駐車スペースが存在していると不都合が生じ得る。そのため、駐車場管理システム1は、利用状況情報に基づいて、そのような駐車スペースが存在していると判定した場合は、適宜のタイミングで、当該駐車スペースに設けられている車止め装置2に対して車止め板25を平坦状態にするための命令を送信する。その結果、当該命令を受信した車止め装置2において、駆動部23が回転軸27を回転させることにより、車止め板25が倒伏動作を行って平坦状態となる。その結果、車止め板25の状態に基づいて、予約状況を完全に把握することができるようになる。
(5)予約取消処理
上述したようにして車止め装置制御処理が実行された後に、利用者または駐車場管理システム1の管理者によって予約の取消がなされる場合があり得る。以下、その場合に実行される予約取消処理について説明する。
図15は、本発明の実施の形態1に係る駐車場管理システム1が実行する予約取消処理の流れを示すフローチャートである。
図15に示すとおり、駐車場管理システム1はまず、予約を取り消すことを示す予約取消情報の入力を受け付ける(S151)。この処理の態様としては、ユーザによって端末装置3から送信された予約取消情報を駐車場管理システム1が受信する場合と、駐車場管理システム1の管理者が入力部14を用いて入力した予約取消情報を駐車場管理システム1が受け付ける場合とが挙げられる。なお、この予約取消情報には、予約IDが含まれている。
次に、駐車場管理システム1は、利用状況情報データベースDB2に記憶されている利用状況情報を参照する(S152)。ここで、予約取消情報に含まれている予約IDを用いることにより、利用状況情報の中から、取消対象となっている予約に係る利用状況情報レコードを特定することができる。
駐車場管理システム1は、上述したようにして特定したレコードに係る駐車スペースを、平坦状態になる必要がある車止め板25を有する車止め装置2が設けられている駐車スペース(以下、「倒伏対象駐車スペース」という)として特定する(S153)。
次に、駐車場管理システム1は、車止め制御部18を用いて、車止め板25を平坦状態にするための命令を、ステップS153で特定された倒伏対象駐車スペースに設けられている車止め装置2に対して送信することにより、倒伏対象駐車スペースの車止め板25を倒伏させる(S154)。この場合、当該命令を受信した車止め装置2において、駆動部23が回転軸27を回転させることにより、車止め板25が倒伏動作を行って平坦状態となる。
そして、駐車場管理システム1は、車止め板25が平坦状態であることを示す情報を、当該駐車スペースの利用状況情報レコードにおける「車止め」に格納するとともに、当該レコードにおける「予約ID」にNullを格納することにより、利用状況情報を更新する(S155)。これにより、予約取消処理が完了する。
その後、駐車場管理システム1は、車止め装置制御処理の場合と同様に、各駐車スペースにおける車止め板の状態を示す画像を出力部15に表示する。これにより、駐車場管理システム1の管理者は、予約が取り消された駐車スペースにおける車止め板25が平坦状態になったことを確認することができる。
以上のように、予約が取り消された場合に、その予約に係る駐車スペースにおける車止め板25を起立状態から平坦状態へ移行させることにより、駐車場の利用者が当該駐車スペースを自由に利用することが可能になる。
(6)予約解除処理
上述したようにして車止め装置制御処理が実行された後に、予約取消を行うことなく利用者が駐車場を利用しなかった場合、当該予約に係る駐車スペースにおいては車止め板が起立状態のままであるため、他の車両が駐車することができない。また、予約した利用者が駐車場を利用する場合であっても、駐車予定時刻から相当時間経過した後に利用するのであれば、その間駐車スペースが有効に利用されないという問題が生じ得る。
そこで、本実施の形態の駐車場管理システム1は、以下の予約解除処理を実行することにより、そのような不都合を解消する。
図16は、本発明の実施の形態1に係る駐車場管理システム1が実行する予約解除処理の流れを示すフローチャートである。なお、本実施の形態においては、駐車予定時刻からどの程度の時間が経過するまで予約駐車スペースの利用を許可するかを示す誤差許容範囲が予め定められているものとする。誤差許容範囲が広すぎると、利用不可能な駐車スペースが多くなるおそれがある一方で、これが狭すぎると、駐車場に到達するまでの間に交通渋滞等があった場合等のように、利用者側に原因がなく遅れた場合にも駐車スペースが利用できないことが予想される。そのため、予想される駐車場周辺での交通状況及び駐車場内の混雑状況等を考慮した上で、適切な値が設定されることが好ましい。
図16に示すとおり、駐車場管理システム1はまず、利用状況情報データベースDB2に記憶されている利用状況情報を参照し(S161)、利用がなされておらず、且つ車止め板25が起立状態となっている利用状況情報レコードを特定する。次に、駐車場管理システム1は、駐車スペース確保要情報データベースDB4に記憶されている駐車スペース確保要情報を参照する(S161)。
そして、駐車場管理システム1は、上記特定された利用状況情報レコード中の「予約ID」と一致する予約IDを有する駐車スペース確保要情報レコードを特定し、その特定した駐車スペース確保要情報レコードにおける駐車予定時刻と現在時刻とを比較して、誤差許容範囲を超えたか否かを判定する(S163)。ここで、超えていないと判定された場合(S163)、駐車場管理システム1は処理を終了する。
他方、ステップS163にて誤差許容範囲を超えたと判定された場合(S163でYES)、駐車場管理システム1は、車止め制御部18を用いて、車止め板25を平坦状態にするための命令を、予約駐車スペースに設けられている車止め装置2に対して送信することにより、車止め板25を倒伏させる(S164)。この場合、当該命令を受信した車止め装置2において、駆動部23が回転軸27を回転させることにより、車止め板25が倒伏動作を行って平坦状態となる。
そして、駐車場管理システム1は、当該駐車スペース確保要情報レコードを削除する(S165)。これにより、予約解除処理が完了する。
なお、この予約解除処理においても、上記の予約取消処理におけるステップS155と同様の処理を行うことにより、利用状況情報の更新がなされる。
このような予約解除処理を行うことによって、駐車予定時刻から相当時間経過しても利用されない予約駐車スペースを、他の利用者が利用することができるようになる。
なお、上記の誤差許容範囲には、すべての利用者に対して共通の値が設定されていてもよく、利用者によって異なる値が設定されていてもよい。例えば、優良顧客である利用者のみに対して大きな値が設定されるようなことが考えられる。これにより、例えば、優良顧客の場合は駐車予定時刻から1時間遅れても予約駐車スペースの利用が可能であるものの、その他の顧客の場合は30分遅れてしまうと利用できなくなる等のようなことが実現できるため、優良顧客の拡大に寄与することができる。
なお、本実施の形態では、誤差許容範囲を、駐車予定時刻以降の時間範囲としているが、これを駐車場予定時刻以前の時間範囲まで広げることも可能である。その場合には、例えば次のような態様が考えられる。
駐車予定時刻よりも前の時間においては予約駐車スペースにおける車止め板が平坦状態となっている場合において、駐車予定時刻よりも早く且つ誤差許容範囲の範囲内の時刻に予約車両が予約駐車スペースに到着したとき、駐車場管理システム1は、当該予約駐車スペースにおける車止め板を平坦状態のままとする。これにより、予約車両は予約駐車スペースを利用することができる。これに対し、駐車予定時刻よりも早く且つ誤差許容範囲を超えた時刻に予約車両が予約駐車スペースに到着したときは、当該予約駐車スペースにおける車止め板を起立状態とする。その結果、予約車両は予約駐車スペースを利用することができなくなる。
(7)出庫処理
車両が駐車スペースに駐車している間、すなわち駐車スペースが利用されている間は、駐車料金を支払わずに車両が出庫してしまうことを防止するために、当該駐車スペースに設けられている車止め板25が起立状態となっている。ここで、駐車料金が支払われた場合、車両が出庫できるように、駐車場管理システム1は車止め装置2に命令して当該車止め板25を平坦状態にさせる。そのため、車両が出庫した後の駐車スペースにおける車止め板25は、平坦状態のままであることが通常である。
しかしながら、本実施の形態の場合、予約時点において利用中である駐車スペースであっても、予約車両が当該駐車スペースを利用するときには空くことが予想される場合は、予約を受け付けることが可能である。このような場合には予約していない者の車両が入庫するのを防止するために車止め板25を起立状態にする必要がある。以下に説明する出庫処理は、そのような対応をするための処理である。
図17は、本発明の実施の形態1に係る駐車場管理システム1が実行する出庫処理の流れを示すフローチャートである。
図17に示すとおり、駐車場管理システム1はまず、車両が車両スペースから出庫したことを示す出庫情報を受信する(S171)。この出庫情報には、出庫された駐車スペースの駐車スペースIDが含まれている。なお、出庫情報は、ユーザによって駐車料金が支払われた場合に、その支払いを受け付ける料金装置から駐車場管理システム1に対して送信される。
出庫情報を受信した駐車場管理システム1は、その出庫情報に含まれている駐車スペースIDによって識別される駐車スペースに設けられている車止め装置2に対して、車止め板25を平坦状態にするための命令を送信することにより、当該駐車スペースの車止め板25を倒伏させる(S172)。この場合、当該命令を受信した車止め装置2において、駆動部23が回転軸27を回転させることにより、車止め板25が倒伏動作を行って平坦状態となる。これにより、駐車していた車両は、当該駐車スペースから出庫することが可能になる。
次に、駐車場管理システム1は、駐車スペース確保要情報データベースDB4に記憶されている駐車スペース確保要情報を参照する(S173)。そして、駐車場管理システム1は、出庫された駐車スペースが格納されている駐車スペース確保要情報レコードが存在するか否かを判定することにより、当該駐車スペースが予約されているか否かを判定する(S174)。
ステップS174において予約されていると判定された場合(S174でYES)、駐車場管理システム1は、当該予約に係る駐車予定時刻と現在時刻とを比較することによって、当該予約が、駐車予定時刻に到達した予約であるか否かを判定する(S175)。
ステップS175にて駐車予定時刻に到達した予約であると判定された場合(S175でYES)、駐車場管理システム1は、当該駐車スペースに設けられている車止め装置2に対して、車止め板25を起立状態にするための命令を送信することにより、当該駐車スペースの車止め板25を起立させる(S176)。この場合、当該命令を受信した車止め装置2において、駆動部23が回転軸27を回転させることにより、車止め板25が起立動作を行って起立状態となる。これにより、当該駐車スペースに対する車両の入庫を防止することができるため、予約をしていない者が当該駐車スペースを利用する事態を回避することできるようになる。
次に、駐車場管理システム1は、車止め板25が起立状態であることを示す情報を、当該駐車スペースの利用状況情報レコードにおける「車止め」に格納することにより、利用状況情報を更新する(S177)。
他方、ステップS174にて予約されていないと判定された場合(S174でNO)、またはステップS175にて駐車予定時刻に到達していないと判定された場合(S175でNO)、駐車場管理システム1は、車止め板25が平坦状態であることを示す情報を、当該駐車スペースの利用状況情報レコードにおける「車止め」に格納することにより利用状況情報を更新し(S178)、処理を終了する。
その後、駐車場管理システム1は、車止め装置制御処理の場合と同様に、各駐車スペースにおける車止め板25の状態を示す画像を出力部15に表示する。これにより、駐車場管理システム1の管理者は、車両が出庫した後の駐車スペースにおける車止め板25の状態を確認することができる。
上述したように、本実施の形態の駐車場管理システム1によれば、駐車スペースにおける車止め板25の状態によって利用状況及び予約状況を把握することが可能になる。また、予約された駐車スペースに予約されていない者が駐車することを防止することができる。その上、予約時点で利用されている駐車スペースを予約駐車スペースに割り当てることができたり、予約車両が予約駐車スペースを一定時間利用しない場合に当該予約駐車スペースを解放することができたり等、駐車スペースを有効利用することが可能になる。
(実施の形態2)
実施の形態2は、駐車スペースの予約をした車両が駐車場に到着したときに、そのことを自動的に検知することができる駐車場管理システムである。
[ICタグ]
実施の形態2においては、実施の形態1の場合と異なり、各駐車スペースに設けられている車止め装置2が、ICタグに記憶されている情報を読み出すICタグリーダの機能を備えている。そして、駐車場を利用する各車両には、ICタグが設けられている。
図18は、本発明の実施の形態2に係る駐車場管理システム10に用いられる車止め装置及びICタグの構成を示すブロック図である。図18に示すように、車止め装置2は、通信I/F22に接続されたアンテナ28を備えている。このアンテナ28は、ICタグ7と非接触で通信するためのものである。実施の形態1の場合と異なり、本実施の形態における車止め装置2が有する通信I/F22は、車止め装置2が、駐車場管理システム1及びICタグ7の両者と通信するためのインタフェースとなる。なお、車止め装置2のその他の構成については、実施の形態1の場合と同様であるので、同一符号を付して説明を省略する。
他方、ICタグ7は、制御回路71、メモリ回路72、無線回路73、アンテナ74及び電源部75を備えている。ここで、制御回路71は、メモリ回路72及び無線回路73と接続されている。また、無線回路73は、制御回路71の他、アンテナ74及び電源部75と接続されている。
制御回路71は、メモリ回路72及び無線回路73の動作を制御するための回路である。また、メモリ回路72は、制御回路71が処理する各種のデータ及び当該ICタグ7を設けている車両の車両IDを記憶するための回路である。
無線回路73は、車止め装置2と非接触で通信するための通信インタフェースであり、アンテナ74で受信した無線信号を復調してデジタル信号を生成し、そのデジタル信号を制御回路71に対して出力する。また、制御回路71の命令にしたがって、送信すべきデジタル信号を変調して無線信号を生成し、アンテナ74を介してその無線信号を外部へ送信する。なお、この送信される無線信号には、メモリ回路72に記憶されている車両IDが含まれる。
電源部75は、無線回路73から無線信号を取得し、その無線信号を電源電圧に変換する。これにより、電源部75は、ICタグ7の内部を動作させるために必要な電力を得ることができる。
このICタグ7は、上述したように、駐車場を利用する各車両に設けられている。その態様としては、種々のものが挙げられる。例えば、車両の適宜の箇所にICタグ7が取り付けられていてもよく、車両を運転するユーザがICタグ7を携帯していてもよい。
なお、本実施の形態に係る駐車場管理システムのその他の構成については、実施の形態1の場合と同様であるので、以下では図2を参照しながらその動作について説明する。
[駐車場管理システムの動作]
本実施の形態の駐車場管理システムは、実施の形態1の場合と同様に、(1)予約受付処理、(2)駐車予定時刻推定処理、(3)駐車スペース特定処理、(4)車止め装置制御処理、(5)予約取消処理、(6)予約解除処理、及び(7)出庫処理を実行する。また、これらの処理に加えて、本実施の形態の駐車場管理システムは、以下に示す(8)入庫処理を実行する。なお、この入庫処理に先立って、車止め装置2は次の処理を実行する。すなわち、車止め装置2は、アンテナ28及び通信I/F22を用いて、当該車止め装置2の付近を通行する車両(以下、「通行車両」という)に設けられているICタグ7から送信されてくる無線信号を受信する。そして、車止め装置2は、この通行車両が予約された車両であるか否かを確認するための車両確認情報を、駐車場管理システムに対して送信する。この車両確認情報には、ICタグ7から受信した無線信号に含まれている車両IDと、当該車止め装置2を設けている駐車スペースの駐車スペースIDとが含まれている。
(8)入庫処理
図19は、本発明の実施の形態2に係る駐車場管理システムが実行する入庫処理の流れを示すフローチャートである。図19に示すとおり、駐車場管理システムはまず、車止め装置2から送信される車両確認情報を受信し(S201)、その後、予約情報データベースDB3に記憶されている予約情報を参照する(S202)。
次に、駐車場管理システム10は、通行車両が予約された車両であるか否かの確認を実行する(S203)。この確認は、次のようにして行われる。すなわち、駐車場管理システムは、ステップS201にて受信した車両確認情報に含まれる駐車スペースIDに係るレコードを、ステップS202にて参照した予約情報から抽出し、その抽出したレコードにおける「車両ID」が、ステップS201にて受信した車両確認情報に含まれる車両IDと一致するか否かを判定する。その結果、一致する場合は通行車両が予約された車両であると判定し、一致しない場合は通行車両が予約された車両ではないと判定することになる。
ステップS203において、通行車両が予約された車両ではないと判定された場合(S203でNO)、駐車場管理システムは処理を終了する。
他方、ステップS203において、通行車両が予約された車両であると判定された場合(S203でYES)、駐車場管理システムは、車両確認情報を送信してきた車止め装置2に対して、車止め板25を平坦状態にするための命令を送信することにより、当該車止め装置2を設けている駐車スペースの車止め板25を倒伏させる(S204)。この場合、当該命令を受信した車止め装置2において、駆動部23が回転軸27を回転させることにより、車止め板25が倒伏動作を行って平坦状態となる。これにより、予約車両である通行車両は、当該駐車スペースに入庫することができるようになる。
次に、駐車場管理システムは、車止め板25が平坦状態であることを示す情報を、当該駐車スペースの利用状況情報レコードにおける「車止め」に格納することにより、利用状況情報を更新する(S205)。これにより、入庫処理が完了する。
なお、このように入庫処理が完了した場合に、駐車場管理システムは、入庫した車両の予約がなされ後に上記の駐車予定時刻推定処理によって生成された駐車スペース確保要情報レコードを削除する。
このように、本実施の形態の駐車場管理システムは、通行車両が予約された車両であるか否かを判定し、予約された車両であると判定した場合は通行車両が入庫できるように車止め板25を平坦状態にする。これにより、予約された車両が予約された駐車スペースに容易に入庫できるようになる。また、通行車両が予約された車両でない場合は、車止め板25が起立状態のままであるため、そのような車両が予約された駐車スペースに入庫するのを防止することができる。
なお、本実施の形態では、各駐車スペースに設けられている車止め装置2がICタグ7と通信可能なICタグリーダの機能を有しているが、本発明はこのような態様に限定されるわけではない。例えば、駐車場の出入口付近にICタグリーダの機能を有する通信装置を設けておいて、その通信装置が駐車場に入場する車両に設けられているICタグ7から無線信号を受信したときに、駐車場管理システムに上記の車両確認情報を送信するようにしてもよい。
また、このようにICタグを利用せずに、駐車場管理システムが車両確認情報を受信することも可能である。そのような態様としては、例えば駐車場の出入口付近に入力装置を設けておいて、その入力装置が駐車場に入場する車両を運転するユーザから車両IDの入力を受け付けるような構成が挙げられる。この場合、当該入力装置が受け付けた車両IDを駐車場管理システム10に対して送信し、これを受信した駐車場管理システム10が、予約情報を参照して当該車両IDと対応づけられている駐車スペースIDを特定し、その特定した駐車スペースIDによって識別される駐車スペースに設けられている車止め板25を倒伏させるようにすればよい。
(その他の実施の形態)
上記の各実施の形態においては、各駐車スペースに設けられている車止め装置は車止め板を有しているが、本発明はこれに限定されるわけではなく、車両の入出庫を防止することができる車止め部を有していれば他の構成であってもよい。特に、予約状況を視覚的に確認することができるという観点からは、駐車スペースの駐車面から突出した突出状態と非突出状態との間で移行可能な車止め部を有していることが好ましい。上記の各実施の形態における車止め板の場合、起立状態が突出状態に相当し、平坦状態が非突出状態に相当する。
上記の各実施の形態における車止め板以外の車止め部としては、例えば棒状のステンレス等で構成されるポールタイプの車止め部及び一般にアーチ型等と称されるコの字型・逆U字型の車止め部等が挙げられる。これらの車止め部が地中に埋没されている状態が非突出状態に相当し、地中から引き上げられた状態が突出状態に相当する。
また、ロボットゲート・チェーンゲート等と称されるバーまたはチェーン等を自動で上げ下げする自動ゲートを車止め装置として用いることも可能である。このような自動ゲートの場合、バーまたはチェーン等が下がっている状態が非突出状態に相当し、上がっている状態が突出状態に相当する。
このように突出状態と非突出状態との間で移行可能な車止め部が両状態間を移行する途中の状態を利用することにより、利用者に対して種々の情報を提供することができる。例えば、駐車予定時刻推定処理において推定された駐車予定時刻と現在時刻との差に応じて、車止め部の状態を変化させることにより、当該車止め部が設けられている予約駐車スペースの駐車予定時刻を利用者に対して知らせることが可能になる。具体的には、車止め部として車止め板が用いられ、駐車予定時刻に達した場合に当該車止め板の起立角度が90度になる態様において、駐車予定時刻と現在時刻との差が10分のときには車止め板の起立角度が90度に近い角度になり、1時間のときには当該起立角度が15度程度になるように車止め装置の動作を制御すること等が考えられる。この場合、利用者は、車止め板の起立角度を観察することにより、予約駐車スペースの利用開始が10分後または1時間後であることを知ることができる。
なお、これ以外にも、車止め部の状態を用いた情報提供は可能である。例えば、車止め部が伸縮自在に構成されているような場合であれば、その車止め部の伸縮状態を用いることにより、予約駐車スペースの駐車予定時刻を利用者に知らせることができる(利用開始時刻が10分後のときには車止め部の伸縮部分の長さを30cmとし、1時間のときには当該長さを5cmにする等)。
また、車止め部が複数色に発光するライト部を備えているような場合であれば、そのライト部の色を用いることにより、予約駐車スペースの駐車予定時刻を利用者に知らせることができる(利用開始時刻が10分後のときにはライト部を赤色に発光させ、1時間のときには青色に発光させる等)。
上述のように車止め部の状態を用いる以外にも、例えば音声によって予約駐車スペースの駐車予定時刻を利用者に知らせるようにしてもよい。具体的には、駐車予定時刻に達していないために車止め部が非突出状態にある予約駐車スペースに予約車両以外の車両が駐車した場合に、「この場所は、今から30分後に他のお客様に利用される予定となっています。それまでに買い物が終わる場合のみご利用下さい。」等のようなアナウンスが、駐車スペース付近または車両内に設けられた出力装置から出力されるようにすること等が考えられる。
また、上記の実施の形態1において、駐車予定時刻の推定は駐車場管理システム1にて行われているが、これを端末装置3が実行するようにしてもよい。この場合、例えば、GPS機能付きの携帯型電話機またはカーナビゲーションシステム等の自位置を特定することができる端末装置3が、上述したステップS112における駐車予定時刻の算出を行うことにより、駐車予定時刻を推定し、その推定した駐車予定時刻を含むデータを駐車場管理システム1宛に送信する。これにより、駐車場管理システム1は、自らが駐車予定時刻の推定を行わなくても、端末装置3から受信したデータを用いることにより、駐車スペース確保要レコードを生成することができる。このような態様の場合、駐車場管理システム1と端末装置3とによって本発明の駐車場管理システムが構成されることになる。
なお、上記の各実施の形態は、適宜組み合わせることが可能である。
本発明の駐車場管理方法及び駐車場管理システムはそれぞれ、ショッピングモールまたはアミューズメントパーク等の施設に設けられた駐車場を管理する方法及びシステム等として有用である。
本発明の実施の形態1に係る駐車場管理システムと外部装置との接続構成を示すブロック図。 本発明の実施の形態1に係る駐車場管理システムの構成を示すブロック図。 会員情報データベースに記憶される会員情報の構成を示す図。 利用状況情報データベースに記憶される利用状況情報の構成を示す図。 予約情報データベースに記憶される予約情報の構成を示す図。 駐車スペース確保要情報データベースに記憶される駐車スペース確保要情報の構成を示す図。 車止め装置の配置を示す概念図。 車止め装置の構成を示すブロック図。 車止め装置の構成を示す平面図。 車止め板が平坦状態にある場合の車止め装置の構成を示す側面図。 車止め板が起立状態にある場合の車止め装置の構成を示す側面図。 本発明の実施の形態1に係る駐車場管理システムが実行する予約受付処理の流れを示すフローチャート。 本発明の実施の形態1に係る駐車場管理システムが実行する駐車予定時刻推定処理の流れを示すフローチャート。 本発明の実施の形態1に係る駐車場管理システムが実行する第1の駐車スペース特定処理の流れを示すフローチャート。 本発明の実施の形態1に係る駐車場管理システムが実行する第2の駐車スペース特定処理の流れの他の例を示すフローチャート。 本発明の実施の形態1に係る駐車場管理システムが実行する車止め装置制御処理の流れを示すフローチャート。 本発明の実施の形態1に係る駐車場管理システムが実行する予約取消処理の流れを示すフローチャート。 本発明の実施の形態1に係る駐車場管理システムが実行する予約解除処理の流れを示すフローチャート。 本発明の実施の形態1に係る駐車場管理システムが実行する出庫処理の流れを示すフローチャート。 本発明の実施の形態2に係る駐車場管理システムに用いられる車止め装置及びICタグの構成を示すブロック図。 本発明の実施の形態2に係る駐車場管理システムが実行する入庫処理の流れを示すフローチャート。
符号の説明
1,10 駐車場管理システム
2 車止め装置
3 端末装置
7 ICタグ
11 CPU
12 ROM
13 RAM
14 入力部
15 出力部
16 ハードディスク
16A 駐車場予約プログラム
17 バス
18 車止め制御部
19 通信インタフェース
21 制御部
22 通信インタフェース
23 駆動部
24 バス
25 車止め板
26 傾斜板
27 回転軸
28 アンテナ
41 会員情報
51 利用状況情報
61 予約情報
71 制御回路
72 メモリ回路
73 無線回路
74 アンテナ
75 電源部
DB1 会員情報データベース
DB2 利用状況情報データベース
DB3 予約情報データベース
DB4 駐車スペース確保要情報データベース

Claims (11)

  1. 駐車場における複数の駐車スペース毎に、車両の入出庫を防止する車止め装置が設けられており、
    通信ネットワークを介して、前記駐車スペースに対する予約を受け付けるステップと、
    当該受け付けた予約に係る車両側から出力される信号に基づいて、当該車両が駐車場を利用する予定時刻を推定するステップと、
    推定された予定時刻に到達した場合に、前記受け付けた予約に係る駐車スペースに設けられている車止め装置を作動させることにより、当該駐車スペースに対する車両の入庫を防止するステップと
    を有する、駐車場管理方法。
  2. 前記予定時刻を推定するステップは、前記受け付けた予約に係る車両が駐車場周辺に到着した場合に当該車両側から出力される信号に基づいて、前記予定時刻を推定する、請求項1に記載の駐車場管理方法。
  3. 駐車場における複数の駐車スペース毎に設けられた車両の入出庫を防止する車止め装置の動作を制御する車止め装置制御手段と、
    通信ネットワークを介して、前記駐車スペースに対する予約を受け付ける予約受付手段と、
    当該予約受付手段によって受け付けられた予約に係る車両が駐車場を利用する予定時刻を推定する利用予定時刻推定手段と、
    当該利用予定時刻推定手段によって予約に係る車両が駐車場を利用する予定時刻が推定された場合、当該予約に係る駐車スペースを確保する駐車スペース確保手段とを備え、
    前記車止め装置制御手段は、前記利用予定時刻推定手段によって推定された予定時刻に到達した場合に、前記駐車スペース確保手段によって確保された駐車スペースに設けられている車止め装置を作動させることにより、当該駐車スペースに対する車両の入庫を防止するように構成されている、駐車場管理システム。
  4. 前記利用予定時刻推定手段は、前記受け付けられた予約に係る車両の位置に関する位置情報に基づいて、前記予定時刻を推定するように構成されている、請求項3に記載の駐車場管理システム。
  5. 前記駐車スペース確保手段は、既に駐車スペースを利用している車両が、前記利用予定時刻推定手段によって推定された予定時刻より前に当該駐車スペースを出庫するか否かを判定し、その結果出庫すると判定した場合に、当該駐車スペースを前記予約に係る駐車スペースとして確保するように構成されている、請求項3または請求項4に記載の駐車場管理システム。
  6. 前記車止め装置制御手段は、前記利用予定時刻推定手段によって推定された予定時刻と現在時刻とを比較し、その結果これらの予定時刻と現在時刻との差が所定の範囲を超えた場合、予約に係る駐車スペースに設けられている車止め装置を作動させることにより、当該駐車スペースに対する車両の入庫の防止を解除するように構成されている、請求項3乃至請求項5の何れかに記載の駐車場管理システム。
  7. 前記車止め装置は、駐車面から突出した突出状態と非突出状態との間で移行可能な車止め部と、当該車止め部を駆動する駆動手段とを有しており、
    前記車止め装置制御手段は、前記特定した駐車スペースに設けられている車止め装置の駆動手段を作動させて車止め部を突出状態とすることにより、当該駐車スペースに対する車両の入庫を防止するように構成されている、請求項3乃至請求項6の何れかに記載の駐車場管理システム。
  8. 前記車止め装置制御手段は、前記受け付けられた予約に係る車両が当該予約に係る駐車スペースに入庫する前に、当該駐車スペースに設けられている車止め装置を作動させて車止め部を非突出状態とするように構成されている、請求項7に記載の駐車場管理システム。
  9. 車両を識別する車両識別子と当該車両に係る駐車スペースの予約を識別する予約識別子とが対応づけられた予約情報を記憶する予約情報記憶部と、
    駐車場を通行する車両の車両識別子を取得する車両識別子取得手段とをさらに備え、
    前記車止め装置制御手段は、前記車両識別子取得手段によって取得された車両識別子と前記予約情報記憶部に記憶された予約情報とに基づいて、前記通行する車両が前記受け付けられた予約に係る車両であるか否かを判定し、前記受け付けられた予約に係る車両であると判定した場合に、前記予約情報に示される予約識別子で識別される予約に係る駐車スペースに設けられている車止め装置を作動させて車止め部を非突出状態とするように構成されている、請求項8に記載の駐車場管理システム。
  10. 駐車場を利用する車両には、当該車両を識別する車両識別子を記憶し、当該車両識別子を含む無線信号を外部へ送信するICタグが備えられており、
    前記車両識別子取得手段は、前記ICタグから送信される無線信号を用いて、車両識別子を取得するように構成されている、請求項9に記載の駐車場管理システム。
  11. 前記車止め装置制御手段は、前記利用予定時刻推定手段によって推定された予定時刻と現在時刻との差に応じて、前記車止め装置の状態を変化させるように構成されている、請求項3乃至請求項10の何れかに記載の駐車場管理システム。
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