JP2009223659A - 視覚情報提示装置 - Google Patents

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Lucian Gheorghe
ルチアン ギョルゲ
Shinichi Nishioka
慎一 西岡
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Abstract

【課題】対象物と視覚情報との関連付けを容易に行えることにより、情報の伝達を有効に行う。
【解決手段】制御ユニット10は、表示エリアDAにおける視覚情報の位置とユーザの視線移動との相関に基づいて、ユーザの視線移動が対象物と結びつく位置に表示位置を設定し、対象物に関する視覚情報を表示する。
【選択図】図2

Description

本発明は、視覚情報を提示する視覚情報提示装置に関する。
従来より、車両前方に存在する対象物の情報を視覚的に提示、すなわち、視覚情報を提示(表示)する視覚情報提示装置が知られている。例えば、特許文献1には、障害物の位置情報を、前方を撮像するカメラ画像上に重ねて表示する表示システムが開示されている。
特開2005−175603号公報
しかしながら、従来のシステムでは、提示される情報をユーザが認識したとしても、この情報に対応する対象物を前方環境において検索することが難しいという問題がある。そのため、ユーザが提示される情報を再度確認する必要があるといったように、情報の伝達がスムーズに行われないという不都合がある。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、対象物と視覚情報との関連付けを容易とすることにより、情報の伝達を有効に行うことである。
かかる課題を解決するために、本発明は、表示エリアにおける視覚情報の位置とユーザの視線移動との相関に基づいて、ユーザの視線移動が対象物と結びつく位置に表示位置を設定し、対象物に関する視覚情報を表示する。
本発明によれば、ユーザの視線移動に対応して視覚情報が表示されるので、表示エリアに表示される視覚情報と、前方環境における対象物との間の関連づけを容易に行うことができる。これにより、ユーザに対する情報の伝達を有効に行うことができる。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の実施形態にかかる視覚情報提示装置が適用された車両の運転席前方を模式的に示す説明図であり、図2は、視覚情報提示装置のシステム構成を示すブロック図である。この視覚情報提示装置は、車両のドライバーに視覚情報を提示(表示)する装置であり、制御ユニット10と、ヘッドアップディスプレイ(以下「HUD」という)20とを主体に構成されている。
制御ユニット10は、システム全体を統合的に制御する機能を担っており、例えば、CPU、ROM、RAM、I/Oインターフェースを主体に構成されたマイクロコンピュータを用いることができる。この制御ユニット10には、各種センサ等からの情報が入力されている。
前方カメラ1は、車両前方の景色を撮像するカメラであり、例えば、車両のルームミラー近傍に取り付けられている。前方カメラ1には、イメージセンサ(例えば、CCDまたはCMOSセンサ等)が内蔵されている。視線カメラ2は、眼部を中心としたドライバーの顔を含む景色を撮像するカメラであり、例えば、インストルメントパネルに取り付けられている。視線カメラ2には、イメージセンサ(例えば、CCDまたはCMOSセンサ等)が内蔵されている。
車速センサ3は、車両の速度を検出するセンサであり、シート位置センサ4は、ドライバーが着座するシートの位置を検出する。シート位置センサ4としては、シート位置を検出するセンサを専用に備える構成であってもよいが、電動シート装置の制御ユニットからの情報を参照してもよい。入力部5は、ユーザによって操作可能な入力インターフェイスである。
本実施形態との関係において、制御ユニット10は、これを機能的に捉えた場合、前方認識部11、視線検出部12および表示制御部13を有している。
前方認識部11は、前方カメラ1から出力される撮像画像に基づいて、前方環境内に存在する対象物を認識する。前方認識部11による認識結果、すなわち、前方の対象物に関する情報(以下「対象物情報」という)は、表示制御部13に対して出力される。視線検出部12は、視線カメラ2から出力される撮像画像に基づいて、ドライバーの視線方向を検出する。視線検出部12による検出結果、すなわち、ドライバーの視線方向に関する情報(以下「視線情報」という)は、表示制御部13に対して出力される。
表示制御部13は、HUD20を制御することにより、ドライバー前方の対象物に関する視覚情報をドライバーに提示(表示)する機能を担っている。表示制御部13には、車速センサ3、シート位置センサ4、入力部5、前方認識部11および視線検出部12からの情報が入力されている。表示制御部13において、車速センサ3から情報は、ユーザ(典型的には、ドライバー)の移動速度を認識するために用いられ、シート位置センサ4からの情報は、車両前後方向におけるドライバーの視点位置(アイポイント)を推定するために用いられる。また、入力部5からの入力情報は、システムが必要な情報の入力をドライバーに促すことにより、ドライバーの年齢を認識するために用いられる。前方認識部11からの対象物情報は、視覚情報を表示する対象物を認識するために用いられる。視線検出部12からの視線情報は、ドライバーの視線方向を認識するために用いられる。
なお、本実施形態では、前方認識部11によって認識された対象物に関する視覚情報を表示するものであるが、これ以外に、ナビゲーション装置などを連携し、地図情報に関する視覚情報を表示することもできる。
HUD20は、表示制御部13によって制御されて、左右両側にそれぞれ位置するフロントピラー7によって支持されるフロントウィンドウFWに視覚情報を表示する。具体的には、HUD20は、インストルメントパネルに設置された表示体と、フロントウィンドウFWの内側に設けたコンバイナとを主体に構成されている。表示制御部13は、表示体を制御して、視覚情報をコンバイナに投影する。これにより、ドライバー前方のフロントウィンドウFWに設定された所定の表示エリアDA内に、視覚情報がドライバー前方の景色と重畳的に表示される。
図3は、本発明の第1の実施形態にかかる視覚情報の提示処理の手順を示すフローチャートである。このフローチャートに示す処理は、所定の周期で呼び出され、制御ユニット10によって実行される。
まず、ステップ1(S1)において、前方認識部11は、前方カメラ1からの撮像画像に基づいて、前方認識を行う。これにより、前方認識部11は、前方環境内に存在する対象物を認識する。
ステップ2(S2)において、表示制御部13は、前方認識部11において認識された対象物を視覚情報の提示対象として、表示エリアDAにおいて視覚情報(以下、対象物に関する視覚情報を「メイン情報」という)を表示する位置(表示位置)を算出する。具体的には、表示制御部13は、対象物を視認するために必要なドライバーの視線方向と、運転中(前方を視認している状態)の視線方向とのなす角度(以下「対象物角」という)に基づいて、表示位置の角度(以下「表示位置角」という)を算出する。ここで、表示位置角は、表示エリアDAに表示されるメイン情報を視認するために必要なドライバーの視線方向と、運転中(前方を視認している状態)の視線方向とのなす角度である。
図4は、対象物角(横軸)と表示位置角(縦軸)との対応関係を示す説明図である。対象物角と表示位置角との対応関係は、表示エリアDAにおけるメイン情報の位置とユーザの視線移動との相関に基づいて、ユーザの視線移動が対象物と結びつく位置に表示位置が規定されるように両者の関係を規定したものであり、実験やシミュレーションを通じて予め設定されている。対象物角と表示位置角とは互いに値「0」で対応している。また、表示位置角は、対象物角が「0」から増加する程、値が増加する傾向を有しており、その増加率は、対象物角が大きい程小さくなっている。表示位置角は、対象物角が「0」から減少する程、値が減少する傾向を有しており、その減少率は、対象物角が小さい程小さくなる傾向となっている。
同図において、「OAmax」は、対象物角の最大値であり、例えば、視線方向が右方向(対向車線側)へ最大となり、「OAmin」は、対象物角の最小値、例えば、視線方向が左方向(路肩側)へ最大となる。また、「DAmax」は、表示位置角の最大値であり、例えば、表示エリアDAにおける表示位置の最も右端の位置を示し、「DAmin」は、表示位置角の最小値であり、例えば、表示エリアDAにおける表示位置が最も左端の位置を示す。これらのパラメータは、以下に示す関係式を満たす。
(数式1)
OAmax−DAmax = MDA
OAmin−DAmin = MDA
ここで、「MDA」は、図5に示すように、2つの対象物を同時に認識することができる最大の視野角である。なお、同図において、角度A1は、右目によって認識可能な範囲であり、角度A2は、左目によって認識可能な範囲である。また、角度Asは、両目で色彩まで認識できる範囲である。
同図に示すように、二つの物体、例えば、車両前方の対象物と、HUD20によって表示される視覚情報とが、この視野角MDA以内にある場合、2つの物体を認識するための視線移動が不要であり、ほぼ同じ方向にあると認識することができる。換言すれば、表示制御部13は、ユーザが観察可能な前方の開き角度(すなわち、OAmaxからOAminまでの範囲)において、視野角MDAを左右の両側から差し引いた中間領域内(すなわち、DAmaxからDAminまでの範囲内)に、メイン情報に対する視野角が入るように、表示位置を設定すれば足りることとなる。
また、上述した対象物角と表示位置角との対応関係(図4)は、ドライバーのアイポイントをベースに修正される。図6は、アイポイントと視野角および修正係数Δαとの説明図である。同図(a)に示すように、ユーザが観察可能な前方の開き角度(すなわち、OAmaxからOAminまでの範囲)は、フロントウィンドウFWから観察可能な視野角に依存する。ある基準点に設定した基準アイポイントEPsよりアイポイントEPが車両後方に位置する場合、視野角は、基準アイポイントEPsにおけるそれよりも狭くなる傾向となる。一方、図示しないものの、基準アイポイントEPsよりアイポイントEPが車両前方に位置する場合、視野角は、基準アイポイントEPsにおけるそれよりも広くなる傾向となる。
このようなアイポイントEPと視野角との関係を考慮して、対象物角と表示位置角との対応関係を調整する修正係数Δαが決定される。具体的には、同図(b)に示すように、修正係数Δαは、実際のアイポイントEPが基準アイポイントEPsと対応する場合に「0」となる。また、修正係数Δαは、実際のアイポイントEPが基準アイポイントEPsよりも後方に移動する程、その値が大きくなり、実際のアイポイントEPが基準アイポイントEPsよりも前方に移動する程、その値が小さくなる傾向となっている。アイポイントEPの検出手法としては、シート位置センサ4によって検出されるシートに位置に基づいて、その位置を間接的に特定することができる。なお、画像認識等により、ドライバーの頭部位置を求め、これから、アイポイントEPを特定することもできる。
図7は、修正係数Δαと、対象物角と表示位置角との対応関係の修正処理の概念を示す説明図である。この修正係数Δαは、図4に示す対応関係を保持したまま、対象物角と表示位置角との個々の値を、相対的に大きくしたり小さくしたり修正する機能を担っている。具体的には、修正係数Δαは、基準アイポイントEPsにおける対象物角と表示位置角との対応関係を基準として、その値Δαが大きくなる程、対象物角と表示位置角との個々の値を、相対的に小さく設定し、その値Δαが小さくなる程、対象物角と表示位置角との個々の値を、相対的に大きく設定する。換言すれば、表示制御部13は、アイポイントに応じて、視覚情報を提示する領域幅を可変に設定することができる。
このように、表示制御部13は、シート位置センサ4の検出結果に基づいて、修正係数Δαを算出し、この修正係数Δαに基づいて、対象物角と表示位置角との対応関係を修正する。そして、表示制御部13は、修正された対象物角と表示位置角との対応関係を参照し、前方認識部11において認識された対象物に対する対象物角に基づいて、メイン情報に関する表示位置角、すなわち、表示位置として決定する。
ステップ3(S3)において、表示制御部13は、ドライバーの有効視野を算出する。図8は、車速と視角との関係を示す説明図である。同図に示すように、視角は、車速が大きくなる程、その値が小さくなる傾向を有している。ここで、L1は動視角であり、L2は静視角であり、L3は注視角である。また、図9は、年齢によって分類された視角と車速との関係を示す説明図である。同図において、(a)は、若いドライバーを対象とするデータであり、有効視野(A1)が広く、また、周辺視野(A2)も広くなっている。また、(b)は、中年ドライバーを対象とするデータであり、有効視野(A1)が広いものの、周辺視野(A2)が狭くなっている。一方、(c)は、高齢ドライバーを対象とするデータであり、有効視野(A1)および周辺視野(A2)が狭くなっている。
表示制御部13は、入力部5を介して、ドライバーの年齢を入力させることにより、ドライバーの年齢を特定する。また、表示制御部13は、車速センサ3からセンサ信号に基づいて、車速を特定する。そして、表示制御部13は、ドライバーの年齢と車速とに基づいて、有効視野を算出する。
ステップ4(S4)において、表示制御部13は、表示制御を行う。図10は、ステップ4における表示制御の手順を示すフローチャートである。まず、ステップ10(S10)において、表示制御部13は、ステップ2において算出されたメイン情報の提示位置、すなわち、表示位置角が、ステップ3において算出された有効視野内であるか否かを判断する。このステップ10において否定判定された場合、すなわち、表示位置角が有効視野内でない場合には、ステップ11(S11)に進む。一方、ステップ10において肯定判定された場合、すなわち、表示視野角が有効視野内である場合には、後述するステップ17(S17)の処理にスキップする。
ステップ11において、表示制御部13は、有効視野内において、メイン情報の表示位置と最も近い位置に、対象物を検索する手掛かりとなる情報(以下「手掛かり情報」という)を表示させる。そして、ステップ12(S12)において、表示制御部13は、視線検出部12において検出される視線方向を読み込む。
ステップ13(S13)において、表示制御部13は、ドライバーが手掛かり情報を注視したか否かを判断する。具体的には、表示制御部13は、検出された視線方向と、手掛かり情報の表示位置とが対応するか否かを判断する。このステップ13において否定判定された場合、すなわち、ドライバーが手掛かり情報を注視していない場合には、ステップ14(S14)に進む。一方、ステップ13において肯定判定された場合、すなわち、ドライバーが手掛かり情報を注視した場合には、ステップ16(S16)に進む。
ステップ14において、表示制御部13は、認識された物体(対象物)がドライバーの視野内にあるか否かを判断する。車両が対象物を通り過ぎている場合には、対象物がドライバーの視野から外れる。対象物がドライバーの視野内に存在する場合には、ステップ14において肯定判定され、ステップ12の処理に戻る。一方、対象物がドライバーの視野内に存在しない場合には、ステップ14において否定判定され、ステップ15(S15)に進む。
ステップ15またはステップ16において、表示制御部13は、手掛かり情報の表示を終了させる。
ステップ17(S17)において、表示制御部13は、対象物に関する視覚情報、すなわち、メイン情報の表示を開始する。具体的には、表示制御部13は、ステップ2において算出されたメイン情報の表示位置に基づいて、メイン情報を提示させる。ステップ18(S18)において、表示制御部13は、視線検出部12において検出される視線の方向を読み込む。
ステップ19(S19)において、表示制御部13は、ドライバーがメイン情報を注視したか否かを判断する。具体的には、表示制御部13は、検出された視線の方向と、メイン情報の表示位置とが対応するか否かを判断する。このステップ19において否定判定された場合、すなわち、ドライバーがメイン情報を注視していない場合には、ステップ22(S22)に進む。一方、ステップ19において肯定判定された場合、すなわち、ドライバーがメイン情報を注視した場合には、ステップ20(S20)に進む。
ステップ20(S20)において、表示制御部13は、認識された物体(対象物)をドライバーが注視したか否かを判断する。このステップ20において否定判定された場合、すなわち、ドライバーが対象物を注視していない場合には、ステップ21(S21)に進み、視線検出部12において検出される視線方向が読み込まれる。一方、ステップ20において肯定判定された場合、すなわち、ドライバーが対象物を注視した場合には、ステップ23(S23)に進む。
ステップ22において、表示制御部13は、認識された物体(対象物)がドライバーの視野内にあるか否かを判断する。車両が対象物を通り過ぎている場合には、対象物がドライバーの視野から外れる。対象物がドライバーの視野内に存在する場合には、ステップ22において肯定判定され、ステップ18の処理に戻る。一方、対象物がドライバーの視野内に存在しない場合には、ステップ22において否定判定され、ステップ23に進む。
ステップ23(S23)において、表示制御部13は、メイン情報の表示を終了する。
このように本実施形態によれば、HUD20は、ドライバー前方に設定された表示エリアDA内において、前方の景色と重畳的に視覚情報を表示する。また、制御ユニット10(特に、表示制御部13)は、HUD20を制御することにより、ユーザ前方の環境内に存在する対象物に関する視覚情報を表示させる。この場合、制御ユニット10は、表示エリアDAにおける視覚情報の位置とユーザの視線移動との相関に基づいて、ユーザの視線移動が対象物と結びつく位置に表示位置を設定し、対象物に関する視覚情報を表示する。
図11は、視線移動Lsを示す説明図である。同図に示すように、ドライバーの視線移動Lsのライン上にメイン情報が表示されると、ドライバーは、これに対応する対象物をスムーズに検索することができる。本実施形態によれば、このような表示エリアDAにおける視覚情報の位置とユーザの視線移動との相関に基づいて、ユーザの視線移動が対象物と結びつく位置にメイン情報の表示位置が設定される。そのため、ドライバーの視線移動に対応するので、図12(a),(c)に示すように、表示エリアDAに表示されるメイン情報Iiと、前方環境における対象物Obとの間の関連づけを容易に行うことができる。これにより、ドライバーに対する情報の伝達を有効に行うことができる。なお、図12(a),(c)において、Vaは、ドライバーの有効視野を示す。
また、本実施形態によれば、提示位置は、メイン情報に対する視野角が対象物に対する視野角よりも小さくなるように設定されている。そのため、ドライバーの自然の視線移動によってメイン情報から対象物へと移行できるので、両者の関連付けを容易に行うことができる。
また、本実施形態によれば、表示制御部13は、ユーザが観察可能な前方の開き角度(OAmaxからOAminまでの範囲)において、最大の視野角MDAを左右の両側から差し引いた中間領域内(DAmaxからDAminまでの範囲内)に、メイン情報に対する視野角が入るように、表示位置を設定する。かかる構成によれば、HUD20による表示エリアDAを小さくすることができるので、装置の小型化を実現することができる。
また、本実施形態によれば、表示制御部13は、表示位置に提示されるメイン情報が、ドライバーの有効視野外である場合には、対象物を検索する手掛かり情報を有効視野内に表示する。かかる構成によれば、図12(b)に示すように、ドライバーの有効視野Va内に手掛かり情報Ibを表示することにより、対象物を検索する手掛かりを与えることができる。
また、本実施形態によれば、表示制御部13は、手掛かり情報Ibを有効視野Va内に優先的に表示し、手掛かり情報Ibをドライバーが注視したことを条件に手掛かり情報Ibの表示を終了し、その後に、メイン情報Iiを表示位置に表示する。かかる構成によれば、情報提示に対する視線移動が加速するため、より早いタイミングで対象物の認識が可能になる。
また、本実施形態によれば、表示制御部13は、ユーザの年齢に応じて、または、移動速度に応じて、ドライバーの有効視野を算出する。これにより、有効視野を適切に設定することができるので、情報の伝達を有効に行うことができる。
さらに、本実施形態によれば、表示制御部13は、前後方向におけるドライバーの視点位置に応じて、視覚情報を提示する領域幅を可変に設定する。かかる構成によれば、適切な位置に視覚情報を表示することができるので、情報の伝達を有効に行うことができる。
(第2の実施形態)
図3は、第2の実施形態にかかる視覚情報の提示処理を示すフローチャートである。第2の実施形態にかかる視覚情報提示装置が、第1の実施形態のそれと相違する点は、視覚情報の提示処理における表示制御(ステップ4)の手順である。なお、システム構成は、第1の実施形態と同様であり、重複する説明は省略し、以下相違点を中心に説明を行う。
まず、ステップ30(S30)において、表示制御部13は、ステップ2において算出されたメイン情報の提示位置、すなわち、表示位置角が、ステップ3において算出された有効視野内であるか否かを判断する。このステップ30において否定判定された場合、すなわち、表示位置角が有効視野内でない場合には、ステップ31(S31)に進む。一方、ステップ30において肯定判定された場合、すなわち、表示視野角が有効視野内である場合には、後述するステップ34(S34)の処理にスキップする。
ステップ31において、表示制御部13は、有効視野内において、メイン情報の表示位置と最も近い位置に、対象物を検索する手掛かりとなる情報(以下「手掛かり情報」という)を表示させる。
ステップ32(S32)において、表示制御部13は、手掛かり情報を表示してから、所定の表示時間が経過したか否かを判断する。このステップ32において否定判定された場合、すなわち、表示時間を経過していない場合には、再度ステップ32の処理を繰り返す。一方、ステップ32において肯定判定された場合、すなわち、表示時間を経過した場合には、ステップ33(S33)に進む。
ステップ33において、表示制御部13は、手掛かり情報の表示を終了させる。
ステップ34(S34)において、表示制御部13は、対象物に関する視覚情報、すなわち、メイン情報の表示を開始する。具体的には、表示制御部13は、ステップ2において算出されたメイン情報の表示位置に基づいて、メイン情報を提示させる。
ステップ35(S35)において、表示制御部13は、認識された物体(対象物)がドライバーの視野内にあるか否かを判断する。車両が対象物を通り過ぎている場合には、対象物がドライバーの視野から外れる。対象物がドライバーの視野内に存在する場合には、ステップ35において肯定判定され、ステップ36(S36)の処理に戻る。一方、対象物がドライバーの視野内に存在しない場合には、ステップ35において否定判定され、ステップ37(S37)に進む。
ステップ36(S36)において、表示制御部13は、メイン情報を表示してから、所定の表示時間が経過したか否かを判断する。このステップ36において否定判定された場合、すなわち、表示時間を経過していない場合には、再度ステップ35の処理を繰り返す。一方、ステップ36において肯定判定された場合、すなわち、表示時間を経過した場合には、ステップ37に進む。
ステップ37(S37)において、表示制御部13は、メイン情報の表示を終了する。
このように本実施形態によれば、表示制御部13は、手掛かり情報を有効視野内に一定時間表示し、この手掛かり情報の表示を終了した後に、メイン情報を表示位置に表示する。
かかる構成によれば、手掛り情報の表示の停止とタイミング的に対応させて、メイン情報を表示されるので、視線の移動効果が上がる。そのため、情報を認識する時間が減少し、反応時間が早くなる効果がある。
なお、上述した各実施形態によれば、手掛かり情報とメイン情報とをタイミング的にオフセットさせて表示を行っているが、手掛かり情報を有効視野内に表示するとともに、メイン情報を表示位置に表示してもよい。
かかる構成によれば、有効視野内に手掛り情報を提示することで、運転者がメイン情報に気付やすくなり、かつ、メイン情報を認識した後、前方風景との関連性を保つことができる。
視覚情報提示装置が適用された車両の運転席前方を模式的に示す説明図 視覚情報提示装置のシステム構成を示すブロック図 第1の実施形態にかかる視覚情報の提示処理の手順を示すフローチャート 対象物角(横軸)と表示位置角(縦軸)との対応関係を示す説明図 物体を認識可能な視野角の説明図 アイポイントと視野角および修正係数Δαとの説明図 修正係数Δαと対象物角と表示位置角との対応関係の修正処理の概念を示す説明図 車速と視角との関係を示す説明図 年齢によって分類された視角と車速との関係を示す説明図 ステップ4における表示制御の手順を示すフローチャート 視線移動Lsを示す説明図 視覚情報の提示例を示す説明図 第2の実施形態にかかる視覚情報の提示処理を示すフローチャート
符号の説明
1 前方カメラ
2 視線カメラ
3 車速センサ
4 シート位置センサ
5 入力部
7 フロントピラー
10 制御ユニット
11 前方認識部
12 視線検出部
13 表示制御部
20 HUD

Claims (9)

  1. 視覚情報提示装置において、
    ユーザ前方に設定された表示エリア内において、前方の景色と重畳的に視覚情報を表示する表示手段と、
    前記表示手段を制御することにより、ユーザ前方の環境内に存在する対象物に関する視覚情報を前記表示エリアに表示させる制御手段とを有し、
    前記制御手段は、前記表示エリアにおける視覚情報の位置とユーザの視線移動との相関に基づいて、ユーザの視線移動が前記対象物と結びつく位置に表示位置を設定し、前記対象物に関する視覚情報を表示することを特徴とする視覚情報提示装置。
  2. 前記提示位置は、前記視覚情報に対する視野角が前記対象物に対する視野角よりも小さくなるように設定されることを特徴とする請求項1に記載された視覚情報提示装置。
  3. 前記制御手段は、ユーザが観察可能な前方の開き角度において、2つの対象物を同時に認識することができる最大の視野角を左右の両側から差し引いた中間領域内に、前記視覚情報に対する視野角が入るように前記表示位置を設定することを特徴とする請求項1または2に記載された視覚情報提示装置。
  4. 前記制御手段は、前記表示位置に表示される視覚情報であるメイン情報が、ユーザの有効視野外である場合には、前記対象物を検索する手掛かりとなる視覚情報を手掛かり情報として前記有効視野内に表示することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載された視覚情報提示装置。
  5. 前記制御手段は、前記手掛かり情報を前記有効視野内に表示するとともに、前記メイン情報を前記表示位置に表示することを特徴とする請求項4に記載された視覚情報提示装置。
  6. 前記制御手段は、前記手掛かり情報を前記有効視野内に一定時間表示し、当該手掛かり情報の表示を終了した後に、前記メイン情報を前記表示位置に表示することを特徴とする請求項4に記載された視覚情報提示装置。
  7. 前記制御手段は、前記手掛かり情報を前記有効視野内に優先的に表示し、前記手掛かり情報をドライバーが注視したことを条件に当該手掛かり情報の表示を終了し、その後に、前記メイン情報を前記表示位置に表示することを特徴とする請求項4に記載された視覚情報提示装置。
  8. 前記制御手段は、ユーザの年齢に応じて、または、移動速度に応じて、ドライバーの有効視野を算出することを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載された視覚情報提示装置。
  9. 前記制御手段は、前後方向におけるドライバーの視点位置に応じて、視覚情報を提示する領域幅を可変に設定することを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載された視覚情報提示装置。
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