JP2009223234A - レンズユニットおよびカメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】 光学系を保護しつつ偏向光学素子を可動とすることなく、非撮影時における厚さ寸法を小さくする。
【解決手段】 撮影時は、リードスクリュー16の回転によりナット部材18を移動させて、レンズ保持枠11を主軸12の上端に配置させる。レンズ保持枠11は、圧縮トーションスプリング15により、副ガイドピンを副軸に当接させ、プリズムの物体側の光軸上の所定位置に位置している。保護カバー22は圧縮スプリング25により物体側に突出して保護ガラス21により入射光路を覆っている。収納時は、リードスクリュー16によりナット部材18を介してレンズ保持枠11を主軸12の下方に移動させる。レンズ保持枠11は、固定枠の退避カム部によって圧縮トーションスプリング15に抗して回転され、レンズ保持枠11が固定枠に形成された退避空間に退避する。
【選択図】 図15

Description

本発明は、例えばミラーまたはプリズム等のような偏向光学素子を用いて光路を折り曲げて屈曲鏡胴を構成するレンズユニットに係り、特に、複数のレンズとレンズの光路を折り曲げる固定された偏向光学素子とを有し、撮影時に前記偏向光学素子よりも物体側に少なくとも1つ以上のレンズが配置されるレンズ鏡胴を含むレンズユニットおよびそのようなレンズユニットを用いたカメラに関するものである。
近年、コンパクトカメラ等においては、撮影レンズとしてズームレンズを用いることが一般化しつつある。このようなズームレンズはレンズ鏡胴が大型化しがちであるが、カメラとしては、携帯性を向上させるために、レンズ鏡胴を含めたカメラの小型化、特に薄型化が要求されている。このため、カメラの薄型化の技術が多数提案されている。例えば、カメラの薄型化の手段として、回転筒と回転筒に設けられたカム溝を用いて複数のレンズ群を所要の位置に移動させ、各群の間隔を変化させることによってズーミングを行い、非撮影時には、各群の間隔をできるかぎり小さくするようにするために、レンズを保持する径の異なる筒を重ね合わせるように収納して、レンズ鏡胴の長さを短縮する沈胴タイプのレンズ鏡胴が用いられている。さらにレンズ鏡胴における光軸の途中に光路を反射偏向するミラーまたはプリズム等のような偏向光学素子を介挿して、光軸を折り曲げることにより、カメラボディの長辺や短辺の長さを利用して光路長を確保し、カメラ全体の厚さを薄くする屈曲鏡胴が、多数提案されている。特に、このような屈曲鏡胴は、鏡胴の厚さを偏向光学素子とその前側に配置されるレンズの厚さのみでほぼ構成することが可能であり、薄型化には効果的である。
一般に屈曲鏡胴は、光路を屈曲させる偏向光学素子と、前記偏向光学素子を保持している固定筒と、前記偏向光学素子よりも物体側の第1のレンズ群と、前記偏向光学素子よりも像面側に配置され光軸上に移動可能として保持された1つ以上の移動レンズ群と、シャッタと、絞りとを有して構成されている。前記第1のレンズ群は、固定レンズ群であるので、前記固定筒に固定的に保持されており、前記移動レンズ群は、前記固定筒に可動的に保持されており、前記シャッタおよび絞りは、前記固定筒に固定的にまたは可動的に保持されている。前記移動レンズ群が移動することによって、ズーミングおよびフォーカシングを行うようにしている。なお、像面側にも固定レンズを設けている場合もある。これら第1のレンズ群および移動レンズ群等の撮像レンズにより集光した被写体像がCCD等の撮像素子上に結像され、撮影される。
このような屈曲鏡胴を用いてカメラを構成する場合には、第1のレンズ群の最も物体側の第1レンズのレンズ面の前方を遮蔽するバリア部材や、カメラボディの背面側に液晶モニタ等の表示装置を配置するため、カメラの厚さは、主としてバリア、レンズ群、偏向光学素子、固定筒および液晶モニタによって決定される。これらは、カメラの厚さを決める最小構成であるが、昨今においては、更なる薄型化を達成すべく、様々な構成が提案されている。
例えば、特許文献1(特開2007−86141号)には、偏向光学素子に相当する反射部材としてプリズムが用いられており、このプリズムを含むレンズ群が回転軸を中心に回転して、カメラからの突出部をカメラ内に収納する構成が開示されている。すなわち、この構成では、撮影時には、プリズムの物体側のレンズがカメラから突出するが、非撮影時には、プリズムと物体側のレンズを一体的に回転軸によって回転させて、物体側のレンズ部分をカメラ内に収納し、非撮影時におけるカメラの厚みを薄くするようにしている。しかしながら、この構成は、プリズムが可動であるため、プリズムの繰り返し位置精度を充分に高くすることが要求される。なぜならば、プリズムの傾き角の変動は、反射偏向される光軸に2倍の角度変動を生じさせてしまうからである。
カメラの厚みを薄くするための他の構成として、例えば特許文献2(特開2006−259685号)には、偏向光学素子に相当する反射光学素子としてのプリズムを、非撮影時に撮像素子側に退避させ、その空いた空間にプリズムよりも前方の物体側のレンズ群が沈胴し収納されることにより、非撮影時におけるカメラの厚みを薄くする構成が開示されている。また、特許文献3(特開2006−106071号)には、反射ミラーを回転軸を中心として回転させて畳み込むことによって空いた空間に、物体側のレンズ群を収納する構成が開示されている。これら特許文献2および特許文献3の構成においても、上述した特許文献1の場合と同様に、プリズムやミラー等の偏向光学素子を可動としているため、偏向光学素子を著しく高い位置精度で移動させることが要求されることになる。
上述した特許文献1〜特許文献3の構成における問題点を解決するものとして、偏向光学素子としてのプリズムを固定し、プリズムよりも物体側のレンズを移動させて非撮影時に退避させる構成が考えられる。このような構成とすれば、非撮影時の厚さがプリズムに起因する厚さで規定され、カメラとして薄く且つ位置精度が高いレンズ鏡胴を達成することができる。
特開2007−86141号公報 特開2006−259685号公報 特開2006−106071号公報
上述したように、偏向光学素子としてのプリズムを固定し、プリズムよりも物体側のレンズを移動させて非撮影時に退避させる構成とすれば、非撮影時の厚さがプリズムに起因する厚さで規定され、特許文献1〜特許文献3の構成における問題点を解決して、しかもカメラとして薄く且つ位置精度が高いレンズ鏡胴とすることができる。ところが、この場合、レンズが退避した後にプリズムが外部に晒された状態となると、プリズムに汚れやごみが付着し易くなり、好ましくない。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、レンズや偏向光学素子等の光学系に対する汚れやゴミの付着を保護防止して、しかも非撮影時における薄さを確保することを可能とするレンズユニットおよびそのようなレンズユニットを備えたカメラを提供することを目的としている。
本発明の請求項1の目的は、特に、非撮影時における薄さを効果的に確保して、しかも光学系の汚れやゴミの付着を防止することを可能とするレンズユニットを提供することにある。
本発明の請求項2の目的は、特に、光学系に対する汚れやゴミの付着を保護防止する保護部材を、簡単な構成を用いて、偏向光学素子によって折り曲げられた光軸のうちの物体側の光軸方向について前後に安定に移動させることを可能とするレンズユニットを提供することにある。
本発明の請求項3の目的は、特に、独立した駆動源を設けることなく、光学系への汚れやゴミの付着を保護防止する保護部材を、退避レンズの移動と連動して移動させ、制御が簡潔でしかも干渉等の作動不良を発生させることのないレンズユニットを提供することにある。
本発明の請求項4の目的は、特に、光学系への汚れやゴミの付着を保護防止する保護部材の形状を単純化し、非撮影時における厚さを効果的に薄くして、性能を劣化させることなく、光学系を保護することを可能とするレンズユニットを提供することにある。
本発明の請求項5の目的は、特に、薄さを確保しつつ、光学系を効果的に保護することを可能とするカメラを提供することにある。
本発明の請求項6の目的は、特に、非撮影時に外形からレンズユニットが突出することがなく、高い携帯性を実現し得るカメラを提供することにある。
請求項1に記載した本発明に係るレンズユニットは、上述した目的を達成するために、
複数のレンズおよび光学素子を含む光学系と、前記光学系を保護するための保護部材とを備え、
前記光学系は、物体側から、順次、
少なくとも1枚以上のレンズで構成される第1レンズ群と、
前記光学系の光軸を折り曲げる偏向光学素子と、
少なくとも1枚以上のレンズで構成される第2レンズ群と
が配置されてなり、
前記偏向光学素子は、撮影時および非撮影時に共に同じ位置に固定配置され、
前記第1のレンズ群は、撮影時には、前記第1のレンズ群の光軸が、前記光学系の光軸と一致するように配置され、非撮影時には、前記第1のレンズ群の少なくとも1枚のレンズを退避レンズとして、前記退避レンズを前記光学系の光軸から外れるように移動退避させ、
前記保護部材は、前記第1のレンズ群のさらに物体側に配置され、且つ非撮影時において、前記退避レンズが前記光学系の光軸から移動することにより生じる空間に移動することを特徴としている。
請求項2に記載した本発明に係るレンズユニットは、
前記保護部材が、前記保護部材を保持するための保持部材に固定され、且つ前記保持部材は前記偏向光学素子によって折り曲げられた光軸のうちの物体側の光軸と平行に配置したガイド部材に嵌合する嵌合部を備えてなり、前記保護部材を前記物体側の光軸と平行に移動可能としたことを特徴としている。
請求項3に記載した本発明に係るレンズユニットは、
前記保持部材が、弾性部材により光軸の物体側方向に付勢されているとともに、前記退避レンズに設けられた係合部に、前記退避レンズの退避移動中に係合する係合受け部を有してなり、
前記退避レンズの退避移動時に、前記退避レンズの係合部が前記保持部材の係合受け部に係合することによって、前記保持部材を前記物体側の光軸に沿って物体側とは反対方向へ移動させることを特徴としている。
請求項4に記載した本発明に係るレンズユニットは、
前記保護部材が、光を透過する平行平板を用いて形成されたことを特徴としている。
請求項5に記載した本発明に係るカメラは、
請求項1〜請求項4のいずれか1項のレンズユニットを用いて撮像光学系を構成したことを特徴としている。
請求項6に記載した本発明に係るカメラは、
非撮影時には、前記保護部材が、カメラ本体の物体側の面と同一面またはそれよりも後方に位置し、且つ撮影時には、前記保護部材が、前記非撮影時よりも物体側に位置することを特徴としている。
本発明によれば、レンズや偏向光学素子等の光学系に対する汚れやゴミの付着を保護防止して、しかも非撮影時における薄さを確保することを可能とするレンズユニットおよびそのようなレンズユニットを備えたカメラを提供することができる。
すなわち、本発明の請求項1のレンズユニットによれば、
複数のレンズおよび光学素子を含む光学系と、前記光学系を保護するための保護部材とを備え、前記光学系は、物体側から、順次、少なくとも1枚以上のレンズで構成される第1レンズ群と、前記光学系の光軸を折り曲げる偏向光学素子と、少なくとも1枚以上のレンズで構成される第2レンズ群とが配置されてなり、
前記偏向光学素子は、撮影時および非撮影時に共に同じ位置に固定配置され、前記第1のレンズ群は、撮影時には、前記第1のレンズ群の光軸が、前記光学系の光軸と一致するように配置され、非撮影時には、前記第1のレンズ群の少なくとも1枚のレンズを退避レンズとして、前記退避レンズを前記光学系の光軸から外れるように移動退避させ、前記保護部材は、前記第1のレンズ群のさらに物体側に配置され、且つ非撮影時において、前記退避レンズが前記光学系の光軸から移動することにより生じる空間に移動することにより、
非撮影時における薄さを効果的に確保して、しかも光学系の汚れやゴミの付着を防止することが可能となる。
また、本発明の請求項2のレンズユニットによれば、
前記保護部材が、前記保護部材を保持するための保持部材に固定され、且つ前記保持部材は前記偏向光学素子によって折り曲げられた光軸のうちの物体側の光軸と平行に配置したガイド部材に嵌合する嵌合部を備えてなり、前記保護部材を前記物体側の光軸と平行に移動可能としたことにより、
特に、光学系に対する汚れやゴミの付着を保護防止する保護部材を、簡単な構成を用いて、偏向光学素子によって折り曲げられた光軸のうちの物体側の光軸方向について前後に安定に移動させることが可能となる。
本発明の請求項3のレンズユニットによれば、
前記保持部材が、弾性部材により光軸の物体側方向に付勢されているとともに、前記退避レンズに設けられた係合部に、前記退避レンズの退避移動中に係合する係合受け部を有してなり、前記退避レンズの退避移動時に、前記退避レンズの係合部が前記保持部材の係合受け部に係合することによって、前記保持部材を前記物体側の光軸に沿って物体側とは反対方向へ移動させることにより、
特に、独立した駆動源を設けることなく、光学系への汚れやゴミの付着を保護防止する保護部材を、退避レンズの移動と連動して移動させ、制御が簡潔でしかも干渉等の作動不良を発生させることがなくなる。
本発明の請求項4のレンズユニットによれば、
前記保護部材が、光を透過する平行平板を用いて形成されたことにより、
特に、光学系への汚れやゴミの付着を保護防止する保護部材の形状を単純化し、非撮影時における厚さを効果的に薄くして、性能を劣化させることなく、光学系を保護することが可能となる。
さらに、本発明の請求項5のカメラによれば、
請求項1〜請求項4のいずれか1項のレンズユニットを用いて撮像光学系を構成することにより、
特に、薄さを確保しつつ、光学系を効果的に保護することが可能となる。
本発明の請求項6のカメラによれば、
非撮影時には、前記保護部材が、カメラ本体の物体側の面と同一面またはそれよりも後方に位置し、且つ撮影時には、前記保護部材が、前記非撮影時よりも物体側に位置することにより、
特に、非撮影時に外形からレンズユニットが突出することがなく、高い携帯性を実現することが可能となる。
以下、本発明に係る実施の形態に基づき、図面を参照して本発明のレンズユニットおよびカメラを詳細に説明する。
図1〜図3は、本発明の一つの実施の形態に係るレンズユニットのレンズ鏡胴部分の要部の構成を示しており、それぞれ図1は、レンズ鏡胴の要部の斜視図、図2はレンズ鏡胴の要部の正面図、そして図3は、レンズ鏡胴の要部の分解斜視図である。図4は、図1〜図3のレンズ鏡胴に用いられる光学系の構成を示す、模式的な部分断面側面図である。また、図5〜図7は、図1〜図3のレンズ鏡胴における退避レンズ群の動作を示しており、それぞれ、図5は、撮影時、図6は、収納途中、そして図7は、収納時の状態を示す斜視図である。図8および図9は、退避レンズ群と偏向光学素子としてのプリズムの動作位置関係を詳細に示しており、それぞれ、図8は、撮影時、そして図9は、非撮影収納時の状態を示す要部断面図である。
図10および図11は、保護カバーを含むレンズユニットの要部の構成を示しており、図10は、撮影状態の斜視図、図11は、収納状態の斜視図である。図12は、図10に示した保護カバーを含むレンズユニットの要部の撮影状態における構成をさらに詳細に示しており、(a)は、正面(物体側)から見た正面図、(b)は、そのA−A線に沿う矢視断面図である。
図13は、図11に示した保護カバーを含むレンズユニットの要部の収納状態における構成をさらに詳細に示しており、(a)は、正面から見た正面図、(b)は、そのB−B線に沿う矢視断面図である。図14は、保護カバーを含むレンズユニットの要部の構成を背面(撮影者側)から見た撮影状態における斜視図である。図15は、収納途中状態における保護カバーを含むレンズユニットの要部の構成を示しており、(a)は、背面から見た斜視図であり、(b)は、(a)におけるC部を拡大して示す詳細図である。図16は、保護カバーを含むレンズユニットの要部の構成を背面から見た収納状態における斜視図である。
図17は、図1〜図16に示したレンズ鏡胴を含むレンズユニットが組み込まれた、例えばディジタルカメラとしてのカメラの分解斜視図である。図18および図19は、上述したレンズユニットが組み込まれたカメラの外観構成を示しており、それぞれ撮影状態における斜視図および収納状態における斜視図である。図20および図21は、上述したレンズユニットが組み込まれたカメラの内部構成を示しており、それぞれ撮影状態における断面図および収納状態における断面図である。
まず、図1〜図3に示す本発明の一つの実施の形態に係るレンズユニットにおけるレンズ鏡胴の要部および図4に示す光学系について説明する。
図1〜図3に示すレンズ鏡胴における光学系は、図4に詳細に示すように、物体側(図示上方)から、第1レンズ群G1、プリズムPR、第2レンズ群G2、第3レンズ群G3、絞り/シャッタユニットAS、第4レンズ群G4、第5レンズ群G5、第6レンズ群G6、第7レンズ群G7、光学フィルタOFおよび撮像素子ISが、光軸に沿って順次配置されて構成されている。
図4において、第1レンズ群G1は、最も物体側に配置される退避レンズ群として1枚以上のレンズにより構成され、物体側からの光が入射される。この第1レンズ群G1は、撮影状態では固定的に配置され、非撮影時の収納状態では光路外に退避する。プリズムPRは、入射光を反射偏向する偏向光学素子として用いられ、この場合、入射光を90度偏向して光軸を折り曲げて屈曲光路を形成する。第2レンズ群G2は、1枚以上のレンズにより構成され、プリズムPRの像面側に固定的に配置される。第3レンズ群G3は、1枚以上、例えば3枚、のレンズで構成され、光軸に沿って移動可能な可動レンズ群である。
絞り/シャッタユニットASは、光路上において光束を絞り込む絞り機能と光路を開閉するシャッタ機能とを有している。第4レンズ群G4は、1枚以上、例えば1枚、のレンズで構成され、光軸に沿って移動可能な可動レンズ群である。第5レンズ群G5は、1枚以上、例えば3枚、のレンズで構成され、光軸に沿って移動可能な可動レンズ群である。
第6レンズ群G6は、1枚以上、例えば2枚、のレンズで構成され、光軸に沿って移動可能な可動レンズ群である。第7レンズ群G7は、1枚以上、例えば1枚、のレンズで構成されて、固定的に配置される。光学フィルタOFは、赤外線をカットするフィルタであり、ローパスフィルタの機能をも有していても良い。撮像素子ISは、CMOS(相補型金属酸化物半導体)またはCCD(電荷結合素子)等のイメージセンサにより構成され、受光面に結像される光学像を電子的な画像データに変換する。
なお、偏向光学素子は、入射光を反射偏向または屈折偏向して、光軸を折り曲げ屈曲光路を形成するものであり、この偏向光学素子としては、プリズムPRに代えて、ミラー等を用いても良い。
第3レンズ群G3、第4レンズ群G4および第5レンズ群G5は、変倍用のレンズ群であり、図示されていない駆動機構により光軸上で所要の位置に移動させることができ、これら第3レンズ群G3〜第5レンズ群G5の移動により、焦点距離を変化させることができる。
なお、絞り/シャッタユニットASは、例えば第4レンズ群G4と一体的に移動しても良いが、単独で移動しても、あるいはこれら第3レンズ群G3〜第5レンズ群G5の動作を阻害しなければ固定しておいても良い。第6レンズ群G6は、フォーカス用のレンズ群であり、図示されていない駆動装置により光軸上を移動して、撮像素子ISの受光面に被写体光学像を結像させるべく、合焦動作を行う。これらのレンズ群の動作により、撮影時に、変倍動作および合焦動作を行うことができる。
図1〜図3に示すレンズ鏡胴は、レンズ保持枠11、主軸12、固定枠13、副軸14、圧縮トーションスプリング15、リードスクリュー16、パルスモータ17およびナット部材18を備えている。
退避レンズ群である第1レンズ群G1は、レンズ保持枠11によって保持されている。レンズ保持枠11は、ガイド軸である主軸12が嵌挿される円筒状のスリーブ部11aを有しており、主軸12のまわりでの回転移動および主軸12に沿うスライド移動を可能としている。すなわち、主軸12は、両端において固定枠13に固定され、これにより第1レンズ群G1は、主軸12に沿う方向に移動可能である。レンズ保持枠11には、第1レンズ群G1を挟んでスリーブ部11aの反対側に副ガイドピン11bが設けられている。固定枠13には、第1レンズ群G1を挟んで主軸12とは反対側に副軸14が固定されている。副ガイドピン11bは、撮影時に副軸14と固定枠13に挟み込まれるように配置されている。
主軸12の図示下端側には、固定枠13とレンズ保持枠11のスリーブ部11aとの間に、圧縮トーションスプリング15を配置している。圧縮トーションスプリング15は、レンズ保持枠11を主軸方向に沿って図示上方に押圧する圧縮スプリングの機能と、レンズ保持枠11を主軸12を中心として副ガイドピン11bを副軸14へ向けて押しつける方向に回転させる回転力を発生させるトーションスプリングの機能とを併せ持っている。圧縮トーションスプリング15は、主軸12方向について、レンズ保持枠11側とは反対側において固定枠13に固定され、レンズ保持枠11側は、レンズ保持枠11に設けられたスプリング係合部11d(図8および図9参照)に係合している。
圧縮トーションスプリング15の圧縮反発力によって、レンズ保持枠11は、主軸12の方向に沿って固定枠13のプリズムPR側へ付勢され、トーション力によってレンズ保持枠11は、副ガイドピン11bを副軸14を押しつける側に付勢される。固定枠13には、撮影状態においてレンズ保持枠11が係止される受け面13a(図3参照)を形成してあり、これによって第1レンズ群G1は光軸が垂直に交わる面で安定した位置を確保することができる。副ガイドピン11bがトーション力により副軸14に係合することによって、第1レンズ群G1の光軸の倒れを安定させることができる。
また、副ガイドピン11bを挟んで副軸14に対峙する固定枠13の受け面13dが副ガイドピン11bと極小の隙間を存して設けられることにより、使用者が不用意に第1レンズ群G1に接触したとしても、移動する量は少なく、接触から解放されれば元の位置に戻るようにすることができる。
固定枠13には、リードスクリュー16が直結されたパルスモータ17が固定されており、リードスクリュー16は主軸12と平行に配置されている。すなわち、主軸12、副軸14およびリードスクリュー16は、プリズムPRによって屈曲された光軸を含む平面に対して垂直に、互いに平行として配設されている。リードスクリュー16にはナット部材18が螺合しており、ナット部材18の回り止め突起18aは、固定枠13にリードスクリュー16および主軸12に平行に形成されている直進ガイド溝13bに嵌合している。これによりナット部材18を、リードスクリュー16の回転によって、リードスクリュー16に沿って直進移動させることが可能となる。
レンズ保持枠11は、ナット部材18の係合突起18bが係合するナット係合部11c(図2参照)を有し、これらは圧縮トーションスプリング15の圧縮反発力により係合している。なお、レンズ保持枠11のナット係合部11cは、主軸12の方向に適宜間隔を存して平行に対峙する2枚のほぼ扇形の板状の突出部で形成され、これら2枚の板状の突出部の間に、主軸12に沿う方向に若干の遊びを有してナット部材18の係合突起18bが係合している(図2参照)。これによって、レンズ保持枠11を、主軸12上でパルスモータ17の回転に従って移動させることができる。
そして、固定枠13のプリズムPRから遠い側、つまり図示下方、に、レンズ保持枠11が移動してきたときに係合して、背面方向に案内する退避カム部13cを設けており、レンズ保持枠11が移動してくると、この退避カム部13cにレンズ保持枠11が係合して、レンズ保持枠11が、圧縮トーションスプリング15のトーション力に反して回転し、副ガイドピン11bが副軸14から離間する。ナット部材18が所定の位置まで移動すると、レンズ保持枠11は固定枠13に形成した退避空間に退避される(図7および図9参照)。
なお、この実施の形態では、駆動源であるパルスモータ17に対してリードスクリュー16を直結するものとしているが、パルスモータ17とリードスクリュー16の間にギヤ等を介在させるようにしても良いし、駆動源をパルスモータ17でなくDC(直流)モータとしたり、またはパルスモータ17とリードスクリュー16ではなくリニアモータを用いる構成としても良い。
図5、図6および図7は、それぞれ、撮影状態から退避状態へレンズ保持枠11が移動する様子を示しており、図5は撮影状態(撮影時)、図6は退避収納の途中、そして図7は退避収納状態(収納時)を示している。
また、図8および図9は、それぞれ、撮影時および非撮影時の退避収納状態を側方から見た一部を断面にて示す模式図である。主軸12、リードスクリュー16、パルスモータ17および副軸14がプリズムPRの側方に配置されていることで、収納時にレンズ鏡胴の構成要素に、プリズムPRの物体側の面よりも物体側に位置するものが存在せず、また、退避時にプリズムPRより背後方向(図示下方)にレンズ保持枠11が突出しないため、収納時のレンズ鏡胴の厚さはプリズムPRの厚さ寸法で決定され、最小の寸法となる。
図10に示す斜視図は、上述したレンズ鏡胴にさらに保護カバーを含めたレンズユニットの要部の撮影状態における構成を示しており、図11に示す斜視図は、図10と同様のレンズユニットの要部の収納状態における構成を示している。図12は、図10に示した保護カバーを含むレンズユニットの要部の撮影状態における構成を、(a)正面(物体側)から見た正面図および(b)そのA−A線に沿う矢視断面図によって、さらに詳細に示している。図13は、図11に示した保護カバーを含むレンズユニットの要部の収納状態における構成を、(a)正面から見た正面図、および(b)そのB−B線に沿う矢視断面図によって、さらに詳細に示している。図14は、保護カバーを含むレンズユニットの要部の構成を背面(撮影者側)から見た撮影状態における斜視図を示している。図15は、収納途中状態における保護カバーを含むレンズユニットの要部の構成を、(a)背面から見た斜視図、および(b)そのC部を拡大して示す詳細図によって示している。図16は、保護カバーを含むレンズユニットの要部の構成を背面から見た収納状態における斜視図を示している。
図10〜図16には、上述した図1〜図9の構成の一部に加えて、保護ガラス21、保護カバー22、第1の保護カバーガイド軸23、第2の保護カバーガイド軸24および圧縮スプリング25が示されている。
図10および図11に示すように、撮影時には、例えば透明な平行平板ガラスからなる保護ガラス21が、退避レンズである第1レンズ群G1の物体側に、配置される。保護ガラス21は、第1レンズ群G1が退避する軌跡で干渉しないように箱形の形状をした保護カバー22に保持されている。保護ガラス21は、撮影時の撮像光路の位置に対応して保護カバー22に形成された窓部に配設されており、この保護ガラス21を撮影時の撮像光束が透過するようになっている。これら保護ガラス21および保護カバー22によって、光学系を保護する保護部材を構成している。保護カバー22は、プリズムPRによって折り曲げられる光軸の折曲面よりも物体側の光軸に平行に配設されて、固定枠13に固定されるガイド部材としての第1および第2の保護カバーガイド軸23および24がそれぞれ摺動可能に嵌挿される第1および第2の嵌合部22aおよび22bを備えている。この場合、第1の嵌合部22aは、第1の保護カバーガイド軸23が挿通されるスリーブ状に形成され、第2の嵌合部22bは、第2の保護カバーガイド軸24を把持する形状をなしている。
このような構成によって、保護カバー22は、折曲面よりも物体側の光軸に平行に移動することを可能としている。また、プリズムPRおよび第1レンズ群G1等の光学系は、保護ガラス21および保護カバー22に覆われて保護され、外部と接触することがない。このように構成されているために、プリズムPRおよび第1レンズ群G1等の光学系には、ゴミおよび汚れ等が付着しにくい。なお、この構成において、第1および第2の保護カバーガイド軸23および24と第1および第2の嵌合部22aおよび22bによる構成に代えて、突出したキーとそれに嵌合するキー溝等により平行移動を規制する構成を用いてもよい。
次に、撮影状態から収納状態までの第1レンズ群G1と保護ガラス21および保護カバー22からなる保護部材との動作を、図12〜図16を参照してさらに詳細に説明する。図10に示した保護カバーを含むレンズユニットの要部の撮影状態における構成をさらに詳細に説明するための図12において、(a)は、物体側から見た正面図を示し、(b)はそのA−A線に沿う矢視断面図を示している。
また、図11に示した保護カバーを含むレンズユニットの要部の収納状態における構成をさらに詳細に説明するための図13において、(a)は、物体側から見た正面図を示し、(b)はそのB−B線に沿う矢視断面図を示している。図14には、保護カバー22を含むレンズユニットの要部の構成を背面(撮影者側)から見た撮影状態における斜視図を示している。図15には、収納途中状態における保護カバーを含むレンズユニットの要部の構成を示しており、(a)は、背面から見た斜視図であり、(b)は、(a)におけるC部を拡大して示す詳細図である。図16には、保護カバーを含むレンズユニットの要部の構成を背面から見た収納状態における斜視図を示している。
図12〜図16において、保護カバー22は、圧縮スプリング25によって物体側に向けて付勢されている。
第1レンズ群G1のレンズ保持枠11には、退避時に保護カバー22に係合する係合突起11eが設けられており、保護カバー22には、係合突起11eに係合する係合受け部22cが設けられている。第1レンズ群G1のレンズ保持枠11が退避移動して、固定枠13の退避カム部13cに係合して主軸12を中心として回転し始めると、レンズ保持枠11の係合突起11eが固定枠22の係合受け部22cに係合する。
第1レンズ群G1のレンズ保持枠11の回転に伴って、保護カバー22は、保護カバーガイド軸23および24にしたがってプリズムPR側に移動させられる。この動作によって、保護カバー22は退避レンズ群である第1レンズ群G1のレンズ保持枠11を駆動源として、収納位置に収納される。逆に、第1レンズ群G1のレンズ保持枠11が撮影状態に移動する場合には、第1レンズ群G1のレンズ保持枠11の回転に伴い、圧縮スプリング25の反発力によって保護カバー22が物体側に移動し、ガイド軸23および24の端部の固定枠13部分に保護カバー22の嵌合部22aおよび22bが係合することによって保護カバー22の位置が固定される。第1レンズ群G1のレンズ保持枠11が、さらに移動して、プリズムPRの前方に位置すれば、撮影可能状態となる。
すなわち、撮影時においては、パルスモータ17によりリードスクリュー16を介して駆動されるナット部材18によってレンズ保持枠11が主軸12の図1等における図示上端に位置させられている。このとき、レンズ保持枠11は、圧縮トーションスプリング15によって、副ガイドピン11bを副軸14に当接押圧して、プリズムPRの物体側の光軸上の所定位置に配置されている。また、収納時においては、パルスモータ17によりリードスクリュー16を介して駆動されるナット部材18によってレンズ保持枠11が主軸12の図示下方に位置させられている。
このとき、レンズ保持枠11は、固定枠13の退避カム部13cによって圧縮トーションスプリング15に抗して回転され、副ガイドピン11bが副軸14から離れて、レンズ保持枠11が固定枠13に形成された退避空間に退避する。なお、レンズ保持枠11のナット係合部11c(図2参照)がほぼ扇形をなしているのは、レンズ保持枠11の回転範囲において、ナット部材18の係合突起18bとの係合が外れないようにするためである。
上述した本発明に係るレンズユニットは、カメラ等の撮像装置に組み込んで使用される。図17の分解斜視図は、上述したレンズユニットを組み込んだカメラとしてのディジタルカメラの構成を概略的に示している。図18の斜視図は、図17のディジタルカメラの撮影状態における外観構成を示しており、図19の斜視図は、図17のディジタルカメラの収納状態における外観構成を示している。図20の断面図は、図17のディジタルカメラの撮影状態における内部構成を示しており、図21の断面図は、図17のディジタルカメラの収納状態における内部構成を示している。
図17〜図21に示すディジタルカメラは、レンズユニット31、回路基板32、コンデンサ33、電池34、表示装置35、メモリカード36、ストロボ37、前カバー38、後カバー39を備えている。この場合、レンズユニット31には、上述したような、保護ガラス21、保護カバー22およびレンズ鏡胴を含んでいる。
レンズユニット31は、上述したような構成のレンズ鏡胴、並びに保護ガラス21および保護カバー22を含んでおり、図1〜図16における各部と同様の部分は同一の符号を付して示し、その詳細な説明を省略する。回路基板32は、プリント配線基板であり、画像処理やカメラ制御等を行うための電装部品を配置実装している。コンデンサ33は、電源である電池34の電荷を蓄積して、ストロボ37を発光させるための電源として用いられる。電池34は、このカメラの電源であり、カメラの各部、例えばレンズユニット31、回路基板32、コンデンサ33、表示装置35、メモリカード36、ストロボ37等にこれらを駆動するための電力を供給する。表示装置35は、LCD(液晶ディスプレイ)等を用いて構成され、カメラを動作させるための操作に係る情報、撮影され/格納された画像などを操作または状態に応じて表示する。
メモリカード36は、撮影された画像その他の情報を含む記録データを格納するフラッシュメモリを搭載した汎用タイプまたは専用タイプの記録媒体である。ストロボ37は、発光が要求されまたは指示されると、コンデンサ33の充電電荷を放電するなどして発光して、被写体を照光する。前カバー38および後カバー39は、カメラの外装カバー、いわゆるカメラボディ、を構成し、上述したレンズユニット31、回路基板32、コンデンサ33、電池34、表示装置35、メモリカード36およびストロボ37等を保持/格納している。この場合、レンズユニット31の保護ガラス21および保護カバー22は、上述したように、第1レンズ群G1およびプリズムPR等の光学系を覆って保護し且つカメラボディの厚み方向に沿って進退移動可能に設けられ、撮影時には、物体側に突出して撮影可能とし、収納時には、保護カバー22の前面を、撮影者側に後退させてカメラボディの前カバー38の前面またはそれよりも後方に位置させて、突出部をなくし、薄型を維持する。
この実施の形態に係るレンズユニット31が搭載されたディジタルカメラは、電源が入っていない非撮影状態、すなわち収納状態では、図21の断面図等からわかるように、保護ガラス21および保護カバー22の物体側の面、つまり前面、が、カメラボディを形成する前カバー38の前面と同一面を形成するかまたは前カバー38の前面よりも内方に入り込んでいる。
そして、電源を入れると、図20の断面図等からわかるように、第1レンズ群G1のレンズ保持枠11が移動するにつれて保護カバー22が物体側に突出し、第1レンズ群G1のレンズ保持枠11がプリズムPRの前方に位置して撮影準備完了となる。このとき、保護カバー22は、使用者が不用意に押圧しても第1レンズ群G1のレンズ保持枠11の一部に当接し、第1レンズ群G1等とは干渉しないようにするのが好ましい。この実施の形態では、レンズ保持枠11の副ガイドピン11bに当接するようになっており、もしも保護カバー22が押圧された場合には、保護カバー22は、第1レンズ群G1のレンズ保持枠11の副ガイドピン11bの根元に当接し、副ガイドピン11bが固定枠13に係合するため、保護カバー22がそれ以上移動することはない。このとき、保護ガラス21が第1レンズ群G1に接触することがないようにすることが望ましい。
このようなカメラとすれば、撮影状態には、第1レンズ群G1が適正な撮影状態となってしかも保護ガラス21で保護され、非撮影状態には、カメラボディを形成する前カバー38の前面より突出することがなく、したがって、カメラの厚さも保護ガラス21と、プリズムPRと、固定枠13と、表示装置35とでほぼ決定され、充分に薄くすることができ、携帯性を増すことができる。このように、非撮影時における薄さを確保しつつ、光学素子の汚れやゴミの付着を効果的に防止することが可能となる。
本発明の一つの実施の形態に係るレンズユニットを構成するレンズ鏡胴の要部の構成を模式的に示す斜視図である。 図1のレンズ鏡胴の要部の構成を示す正面図である。 図1のレンズ鏡胴の要部の構成を示す分解斜視図である 図1のレンズ鏡胴に用いられる光学系の構成を示す模式的な部分断面側面図である。 図1のレンズ鏡胴における退避レンズ群の動作を説明するための撮影時の状態を示す斜視図である。 図1のレンズ鏡胴における退避レンズ群の動作を説明するための収納途中の状態を示す斜視図である。 図1のレンズ鏡胴における退避レンズ群の動作を説明するための収納時の状態を示す斜視図である。 図1のレンズ鏡胴における退避レンズ群と偏向光学素子としてのプリズムとの動作位置関係を説明するための撮影時の状態を示す要部断面図である。 図1のレンズ鏡胴における退避レンズ群と偏向光学素子としてのプリズムとの動作位置関係を説明するための非撮影収納時の状態を示す要部断面図である。 保護カバーを含むレンズユニットの要部の構成を示す撮影状態の斜視図である。 図10のレンズユニットの要部の構成を示す収納状態の斜視図である。 図10のレンズユニットの要部の撮影状態における構成をさらに詳細に示しており、(a)は、正面(物体側)から見た正面図、(b)はそのA−A線に沿う矢視断面図である。 図11の保護カバーを含むレンズユニットの要部の収納状態における構成をさらに詳細に示しており、(a)は、正面から見た正面図、(b)はそのB−B線に沿う矢視断面図である。 図10の保護カバーを含むレンズユニットの要部の構成を背面(撮影者側)から見た撮影状態における斜視図である。 収納途中状態における保護カバーを含むレンズユニットの要部の構成を示しており、(a)は、背面から見た斜視図であり、(b)は、(a)におけるC部を拡大して示す詳細図である。 図11の保護カバーを含むレンズユニットの要部の構成を背面から見た収納状態における斜視図である。 図1〜図16のレンズ鏡胴を含むレンズユニットが組み込まれたカメラとしてのディジタルカメラの要部の構成を示す分解斜視図である。 図17のカメラの撮影状態における要部の構成を模式的に示す斜視図である。 図17のカメラの収納状態における要部の構成を模式的に示す斜視図である。 図17のカメラの動作状態を説明するための撮影状態における断面図である。 図17のカメラの動作状態を説明するための収納状態における断面図である。
符号の説明
11 レンズ保持枠
11a スリーブ部
11b 副ガイドピン
11c ナット係合部
11d スプリング係合部
11e 係合突起
12 主軸(ガイド軸)
13 固定枠(固定部材)
13a 受け面
13b 直進ガイド溝
13c 退避カム部
14 副軸
15 圧縮トーションスプリング
16 リードスクリュー
17 パルスモータ
18 ナット部材
18a 回り止め突起
18b 係合突起
21 保護ガラス
22 保護カバー
22a 第1の嵌合部
22b 第2の嵌合部
22c 係合受け部
23 第1の保護カバーガイド軸
24 第2の保護カバーガイド軸
25 圧縮スプリング
31 レンズユニット
32 回路基板
33 コンデンサ
34 電池
35 表示装置
36 メモリカード
37 ストロボ
38 前カバー
39 後カバー
G1 第1レンズ群(退避レンズ群)
PR プリズム(偏向光学素子)
G2 第2レンズ群
G3 第3レンズ群
AS 絞り/シャッタユニット
G4 第4レンズ群
G5 第5レンズ群
G6 第6レンズ群
G7 第7レンズ群
OF 光学フィルタ
IS 撮像素子

Claims (6)

  1. 複数のレンズおよび光学素子を含む光学系と、前記光学系を保護するための保護部材とを備え、
    前記光学系は、物体側から、順次、
    少なくとも1枚以上のレンズで構成される第1レンズ群と、
    前記光学系の光軸を折り曲げる偏向光学素子と、
    少なくとも1枚以上のレンズで構成される第2レンズ群と
    が配置されてなり、
    前記偏向光学素子は、撮影時および非撮影時に共に同じ位置に固定配置され、
    前記第1のレンズ群は、撮影時には、前記第1のレンズ群の光軸が、前記光学系の光軸と一致するように配置され、非撮影時には、前記第1のレンズ群の少なくとも1枚のレンズを退避レンズとして、前記退避レンズを前記光学系の光軸から外れるように移動退避させ、
    前記保護部材は、前記第1のレンズ群のさらに物体側に配置され、且つ非撮影時において、前記退避レンズが前記光学系の光軸から移動することにより生じる空間に移動することを特徴とするレンズユニット。
  2. 前記保護部材は、前記保護部材を保持するための保持部材に固定され、且つ前記保持部材は前記偏向光学素子によって折り曲げられた光軸のうちの物体側の光軸と平行に配置したガイド部材に嵌合する嵌合部を備えてなり、前記保護部材を前記物体側の光軸と平行に移動可能としたことを特徴とする請求項1に記載のレンズユニット。
  3. 前記保持部材は、弾性部材により光軸の物体側方向に付勢されているとともに、前記退避レンズに設けられた係合部に、前記退避レンズの退避移動中に係合する係合受け部を有してなり、
    前記退避レンズの退避移動時に、前記退避レンズの係合部が前記保持部材の係合受け部に係合することによって、前記保持部材を前記物体側の光軸に沿って物体側とは反対方向へ移動させることを特徴とする請求項2に記載のレンズユニット。
  4. 前記保護部材が、光を透過する平行平板を用いて形成されたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のレンズユニット。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1項のレンズユニットを用いて撮像光学系を構成したことを特徴とするカメラ。
  6. 非撮影時には、前記保護部材が、カメラ本体の物体側の面と同一面またはそれよりも後方に位置し、且つ撮影時には、前記保護部材が、前記非撮影時よりも物体側に位置することを特徴とする請求項5に記載のカメラ。
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