JP2009222161A - 動力伝達装置の潤滑構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】走行条件に関らず動力伝達要素に適量の潤滑油を供給することができる動力伝達装置の潤滑構造を提供すること。
【解決手段】ピニオンギヤ軸受33と、ピニオンギヤ軸受33を収納するケース22と、ピニオンギヤ軸受33の上方に位置するようにケース22の上部に設けられ、オイルを一時的に貯留するキャッチタンク79と、キャッチタンク79から自然流下するオイルをピニオンギヤ軸受33に供給する潤滑油供給路とを備えた動力伝達装置の潤滑構造において、潤滑油供給路が、キャッチタンク79に貯留されたオイルをケース22の下部に向けて自然流下させる傾斜流路82と、傾斜流路82の途中部分に形成され、傾斜流路82を流下するオイルの流線方向と交差する方向に開口する油孔83を有し、油孔83を通じて導入されたオイルをピニオンギヤ軸受33に導く油路85、34aとを有するよう構成した。
【選択図】図5

Description

本発明は、動力伝達装置の潤滑構造に関し、特に貯留部に貯留した潤滑油を自然流下させて動力伝達要素に供給するのに好適な動力伝達装置の潤滑構造に関する。
従来、この種の動力伝達装置の潤滑構造として、自動車等の変速機構を構成する動力伝達要素としての遊星歯車装置を潤滑するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この動力伝達装置の潤滑構造は、遊星歯車装置の上方に位置するようにケーシングに設けられ、潤滑油を一時的に貯留する貯留部としてのキャッチタンクと、キャッチタンクから遊星歯車装置に至る潤滑油供給路とから構成されている。
キャッチタンクは、ディファレンシャル装置のファイナルギヤに掻き上げられた潤滑油を捕捉することにより、潤滑油を貯留するようになっており、キャッチタンクに補足された潤滑油は、潤滑油供給路を流下して遊星歯車装置の構成部材に供給され、遊星歯車装置の焼き付きの防止および耐久性を維持するようになっている。
具体的には、図7に示すように、従来の動力伝達装置の潤滑構造においては、ケーシング91内が隔壁92によって仕切られており、隔壁92のキャッチタンク93の側壁を構成する部分には連通孔94が形成され、隔壁92の遊星歯車装置95のキャリア近傍には開口部としての油孔96が形成され、隔壁92の連通孔94と油孔96とをつなぐ部分に流路97が形成されている。また、油孔96は流路97を流下する潤滑油の流線方向に形成されており、壁面を流下する潤滑油が流れ込み易くなっている。そして、キャッチタンク93に貯留された潤滑油は、連通孔94を通じて流出し、矢印F7で示すように隔壁92の壁面に形成された流路97を伝って流下し、油孔96を通じて遊星歯車装置95に供給されるようになっている。
特開2005−273670号公報
しかしながら、このような従来の動力伝達装置の潤滑構造にあっては、油孔96が潤滑油の流線方向に形成され、キャッチタンク93から流下した潤滑油の大部分が油孔96を通じて遊星歯車装置95に供給されるため、キャッチタンク93に補足される油量の多い常用域、すなわち、エンジンの低・中回転数領域においては遊星歯車装置95に供給される油量が多くなり、遊星歯車装置95が潤滑油の抵抗の影響を受けて攪拌損失が増加し、燃費が悪化するという問題があった。
この場合、油孔96の径を小さくすることにより、遊星歯車装置95に供給される油量を抑えることも考えられるが、低温時には潤滑油が高粘度となって潤滑油が油孔96内に流れ込みにくくなり、遊星歯車装置95に焼き付きの防止および耐久性を維持するのに必要な油量を供給することができないという問題があった。
本発明は、上述のような従来の問題を解決するためになされたもので、走行条件に関らず動力伝達要素に適量の潤滑油を供給することができる動力伝達装置の潤滑構造を提供することを目的とする。
本発明に係る動力伝達装置の潤滑構造は、上記目的を達成するため、(1)駆動源に連結される動力伝達要素と、前記動力伝達要素を収納するケーシングと、前記動力伝達要素の上方に位置するように前記ケーシングの上部に設けられ、潤滑油を一時的に貯留する貯留部と、前記貯留部から自然流下する潤滑油を前記動力伝達要素に供給する潤滑油供給路とを備えた動力伝達装置の潤滑構造において、前記潤滑油供給路が、前記貯留部に貯留された前記潤滑油を前記ケーシングの下部に向けて自然流下させる傾斜部と、前記傾斜部の途中部分に形成され、前記傾斜部を流下する前記潤滑油の流線方向と交差する方向に開口する開口部を有し、前記開口部を通じて導入された潤滑油を前記動力伝達要素に導く油路とを有するものから構成されている。
この構成により、傾斜部の途中部分に、傾斜部を流下する潤滑油の流線方向と交差する方向に開口部が開口されているため、傾斜部を流下する潤滑油が開口部により分岐されて一部の潤滑油のみが開口部を通じて動力伝達要素に供給される。このため、常用域においても動力伝達要素に必要以上に潤滑油が供給されることがなく、動力伝達要素が潤滑油の抵抗の影響を受けて攪拌損失が増加するのを防止し、燃費が悪化するのを防止することができる。
よって、開口部の径を小さくすることなく、動力伝達要素に必要以上の潤滑油が供給されるのを防止するとともに、潤滑油が高粘度となる低温時においても動力伝達要素の焼き付きの防止および耐久性を維持するのに必要な油量の潤滑油を供給することができる。
したがって、走行条件に関らず動力伝達要素に適量の潤滑油を供給することができる。
上記(1)に記載の動力伝達装置の潤滑構造において、(2)前記開口部が、前記傾斜部を流下する前記潤滑油の流線方向と略直交する方向に開口しており、前記油路は、少なくとも前記開口部に連通する部分が前記開口部と同方向に延在するものから構成されている。
この構成により、油路の開口部および少なくとも開口部に連通する部分が、傾斜部を流下する潤滑油の流線方向に略直交する方向に形成されているため、常用域においては動力伝達要素に必要以上に潤滑油が供給されるのを防止し、潤滑油が高粘度となる低温時においては傾斜部を流下する潤滑油の流速が低下し、開口部に流れ込んで動力伝達要素に供給される潤滑油の油量を増加させることができる。
また、上記(1)または(2)に記載の動力伝達装置の潤滑構造において、(3)前記動力伝達要素が、遊星歯車装置であるものから構成されている。
この構成により、回転数の多い遊星歯車装置に、焼き付きの防止および耐久性を維持するのに必要な油量を供給することができる。
本発明によれば、走行条件に関らず動力伝達要素に適量の潤滑油を供給することができる動力伝達装置の潤滑構造を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1から図6は、本発明に係る動力伝達装置の潤滑構造の実施の形態を示す図であり、4輪駆動のフロンドドライブ用の動力伝達装置に適用した例を示している。なお、本発明は、動力伝達装置を構成する動力伝達要素として歯車、タイミングベルトおよびタイミングチェーンにも適用可能であるが、ここでは説明の便宜上、遊星歯車装置のピニオンギヤシャフトを支持するピニオンギヤ軸受に潤滑油としてのオイルを供給する場合について説明する。
図1は、本発明の実施の形態における動力伝達装置の断面図である。図2は、図1の動力伝達装置の断面図の部分拡大図である。
まず、構成について説明する。
図1に示すように、動力伝達装置1は、ケーシングとしてのトランスミッションケース2を有しており、トランスミッションケース2内には、変速機構を構成する複合遊星歯車装置3と、フロントドライブシャフト44、45への差動出力が可能なディファレンシャル装置4と、蓄電された電力により車両を駆動させる駆動用モータ5と、図示しないエンジンからの動力により発電可能なモータジェネレータ6と、動力伝達装置1の各部にオイルを供給するオイルポンプ7とが収納されている。
複合遊星歯車装置3は、駆動用モータ5から出力された動力を伝達する第1の遊星歯車装置11と、エンジンから出力された動力を伝達する第2の遊星歯車装置12とを含んで構成されており、駆動用モータ5およびエンジンから出力された動力をディファレンシャル装置4に選択的に伝達できるようになっている。
トランスミッションケース2は、エンジン側に締結支持されるハウジング21と、ハウジング21のエンジン側とは反対側の開口端に固定されたケース22とを有している。
また、ケース22のハウジング21側とは反対側の開口端には、ケースカバー23が装着されており、ケースカバー23のケース22側の反対側には、オイルポンプカバー24が装着されている。
また、ハウジング21には、ハウジングカバー25が装着されており、ハウジング21内をモータジェネレータ6の収納部分とエンジンからの駆動力伝達機構であるダンパー要素14の収納部分とに画成している。
そして、これらハウジング21、ケース22、ケースカバー23、ハウジングカバー25によってトランスミッションケース2が構成されるとともに、複合遊星歯車装置3、ディファレンシャル装置4、駆動用モータ5およびモータジェネレータ6を収納する各収納部分が形成される。
ケース22には、複合遊星歯車装置3の外周を囲うように有底の環状仕切部22aが形成されており、環状仕切部22aには複合遊星歯車装置3の一端部を回転自在に支持するベアリング27が装着されている。
ハウジング21には、環状仕切部22aに当接して環状仕切部22aとともに複合遊星歯車装置3の収納部分を形成する環状肉厚部21aが形成されており、環状肉厚部21aには、複合遊星歯車装置3の他端部を回転自在に支持するベアリング28が装着されている。
モータジェネレータ6および第2の遊星歯車装置12の回転中心部分には、モータジェネレータ6および第2の遊星歯車装置12を貫通するように延在するインプットシャフト15が配設されており、駆動用モータ5および第1の遊星歯車装置11の回転中心部分には、駆動用モータ5および第1の遊星歯車装置11を貫通するように延在するオイルポンプ駆動軸16が配設されている。
インプットシャフト15は、一端部がクランクシャフト17に回転方向一体に係合されるとともに、他端部が第2の遊星歯車装置12に接続されており、エンジンからの動力を複合遊星歯車装置3に伝達するようになっている。
オイルポンプ駆動軸16は、一端部がインプットシャフト15に回転方向一体に係合されるとともに、他端部がオイルポンプ7に接続されており、インプットシャフト15からの動力をオイルポンプ7に伝達するようになっている。
また、オイルポンプ駆動軸16およびインプットシャフト15内には、複数の油路が形成されており、この油路を通じてオイルポンプ7により汲み上げられたオイルが動力伝達装置1の各部に送り出されるようになっている。
また、トランスミッションケース2内には、複合遊星歯車装置3から出力された動力をディファレンシャル装置4に伝達するカウンタドリブンギヤ41およびファイナルドライブギヤ42が設けられている。
カウンタドリブンギヤ41は、後述する複合遊星歯車装置3のカウンタドライブギヤ13に噛合しており、このカウンタドリブンギヤ41はファイナルドライブギヤ42が一体に形成されたカウンタシャフト43にスプライン結合している。
ディファレンシャル装置4は、中空のデフケース51を備えており、デフケース51は、ベアリング58、59を介してケース22およびハウジング21に回転自在に支持されている。
デフケース51の外周部には、ファイナルドライブギヤ42と歯合するファイナルギヤ52が締結されており、複合遊星歯車装置3から出力された動力がファイナルギヤ52を介してデフケース51に伝達されるようになっている。
また、デフケース51の内部には、ピニオンギヤシャフト53が回転自在に支持されており、ピニオンギヤシャフト53には、一対のディファレンシャルピニオンギヤ54、55が固定されている。
各ディファレンシャルピニオンギヤ54、55には、2体のサイドギヤ56、57がそれぞれ歯合しており、各サイドギヤ56、57にはフロントドライブシャフト44、45がそれぞれ接続され、各フロントドライブシャフト44、45には、図示しない前輪がそれぞれ固定されている。なお、このような複数のギヤ54、55、56、57による減速やディファレンシャル装置4の機能等は公知であり、ここでは詳述しない。
図2に示すように、複合遊星歯車装置3は、駆動用モータ5の出力減速用の第1の遊星歯車装置11と、エンジン側からの動力をモータジェネレータ6とカウンタドライブギヤ13とに分配する動力分配機能を有する第2の遊星歯車装置12とによって構成されており、それら第1の遊星歯車装置11および第2の遊星歯車装置12は外周側のリングギヤR1とリングギヤR2とを回転軸方向に連ねたカウンタドライブギヤ13により接続されている。
具体的には、第1の遊星歯車装置11は、サンギヤS1と、サンギヤS1を取り囲む内歯のリングギヤR1と、サンギヤS1の回りに周方向等間隔に設けられてサンギヤS1およびリングギヤR1に噛合する複数のピニオンギヤP1と、複数のピニオンギヤP1を自転可能に支持するとともにケース22に固定されたキャリアCr1とを有している。
キャリアCr1は、複数のピニオンギヤP1の両端側に位置する一対の環状プレート部31a、31bと、複数のピニオンギヤP1の間に周方向等間隔に配置され、一対の環状プレート部31a、31bを連結する複数の支柱部32とから構成されている。
ピニオンギヤP1は、一対の環状プレート部31a、31bに両端を支持されたピニオンギヤシャフト34に動力伝達要素としてのピニオンギヤ軸受33を介して回転自在に保持されている。
また、ピニオンギヤシャフト34内には、回転軸方向に延在するピニオンギヤシャフト内油路34aと、ピニオンギヤシャフト内油路34aとピニオンギヤシャフト34の外周面の外側とを連通する分岐路とが形成されており、ピニオンギヤシャフト内油路34aおよび分岐路を通じてオイルがピニオンギヤ軸受33に供給されるようになっている。
第2の遊星歯車装置12は、サンギヤS2と、サンギヤS2を取り囲む内歯のリングギヤR2と、サンギヤS2の回りに周方向等間隔に設けられてサンギヤS2およびリングギヤR2に噛合する複数のピニオンギヤP2と、複数のピニオンギヤP2を自転可能に支持するとともにインプットシャフト15に連結されたキャリアCr2とを有している。
キャリアCr2は、複数のピニオンギヤP2の両端側に位置する一対の環状プレート部35a、35bと、複数のピニオンギヤP2の間に周方向等間隔に配置され、一対の環状プレート部35a、35bを連結する複数の支柱部36とから構成されている。
ピニオンギヤP2は、一対の環状プレート部35a、35bに両端を支持されたピニオンギヤシャフト39に動力伝達要素としてのピニオンギヤ軸受38を介して回転自在に保持されている。
ピニオンギヤシャフト39内には、回転軸方向に延在するピニオンギヤシャフト内油路39aと、ピニオンギヤシャフト内油路39aとピニオンギヤシャフト39の外周面の外側とを連通する分岐路とが形成され、ピニオンギヤシャフト内油路39aおよび分岐路を通じてオイルがピニオンギヤ軸受38に供給されるようになっている。
図1に戻り、駆動用モータ5は、永久磁石61が装着されたロータ62と、三相コイル63が巻回されたステータ64とを有しており、永久磁石同期電動機として構成されている。
ロータ62は、回転軸方向に貫通孔が形成されており、この貫通孔にオイルポンプ駆動軸16を挿通させた状態で、ベアリング66、67を介してケース22およびケースカバー23に回転自在に支持されている。また、ロータ62は、そのエンジン側の端部が第1の遊星歯車装置11のサンギヤS1にスプライン結合しており、サンギヤS1と一体に回転するようになっている。
モータジェネレータ6は、永久磁石71が装着されたロータ72と、三相コイル73が巻回されたステータ74とを有しており、駆動用モータ5と同様に永久磁石同期発電電動機として構成されている。
ロータ72は、回転軸方向に貫通孔が形成されており、この貫通孔にインプットシャフト15を挿通させた状態で、ベアリング76、77を介してハウジング21およびハウジングカバー25に回転自在に支持されている。また、ロータ72は、そのエンジン側の端部が第2の遊星歯車装置12のサンギヤS2にスプライン結合しており、サンギヤS2と一体に回転するようになっている。
駆動用モータ5およびモータジェネレータ6のロータ62、72は、それぞれステータ64、74の内周との間にわずかな空隙を挟んで配置されており、ロータ62、72の回転により磁界を発生するようになっている。
また、駆動用モータ5およびモータジェネレータ6のステータ64、74は、それぞれ詳細は図示しないが、例えば磁性体を積層した環状のヨーク65、75が巻線用溝を隔てる複数のステータティースを有し、このヨーク65、75の巻線用溝に三相コイル63、73が巻回されている。
オイルポンプ7は、オイルポンプ駆動軸16に装着されたドライブロータ47と、図示しないドリブンロータとから構成されており、ケースカバー23に回転自在に支持されている。
また、オイルポンプカバー24にはリリーフ弁48が収納されており、オイルの油圧制御が行われている。
そして、オイルポンプ7により汲み上げられたオイルは、リリーフ弁48により所定の設定圧までに制限されながら、オイルポンプ駆動軸16内およびインプットシャフト15内に形成された複数の油路を通じて動力伝達装置1を構成する各部に供給されるようになっている。
複合遊星歯車装置3の収納部分の上方には、ケース22およびハウジング21により貯留部としてのキャッチタンク79が形成されており、駆動用モータ5の収容部分とキャッチタンク79とを仕切る仕切部22bには、キャッチタンク79の流出口となる連通孔81が形成されている。
ところで、ケース22のディファレンシャル装置4の収納部には、オイルポンプ7からディファレンシャル装置4に供給されたオイルが溜まり、ファイナルギヤ52の下部が浸漬されるようになっている。
ディファレンシャル装置4の収納部に溜まったオイルは、車両の走行に伴ってファイナルギヤ52が回転されることにより、ファイナルギヤ52に掻き上げられて収納部内で飛散されるようになっている。
掻き上げられたオイルは、カウンタドライブギヤ13、カウンタドリブンギヤ41およびファイナルドライブギヤ42やそれらの軸受部が潤滑されるとともに、一部のオイルがキャッチタンク79に捕捉され、一時的に貯留されるようになっている。
そして、キャッチタンク79に貯留されたオイルは、連通孔81から流出し、後述する傾斜部としての傾斜流路82、開口部としての油孔83、油路としての折り返し部84および環状流路85を流下して、ピニオンギヤシャフト34のピニオンギヤシャフト内油路34aを通じてピニオンギヤ軸受33を潤滑するようになっている。
ここで、図3から図6を参照して、キャッチタンクから複合遊星歯車装置を構成するピニオンギヤのピニオンギヤ軸受にオイルが供給されるまでの流路について説明する。
図3は、第1の遊星歯車装置のサンギヤ、第2の遊星歯車装置のサンギヤ、ピニオンギヤおよびキャリアを省略した複合遊星歯車装置の正面図である。図4は、図3の複合遊星歯車装置に複合遊星歯車装置を囲うケースの一部を追加したA−A断面の断面模式図である。図5は、図3の複合遊星歯車装置に複合遊星歯車装置を囲うケースの一部を追加したB−B断面の断面模式図である。図6は、ケースに形成された環状流路の模式図である。
図3および図5に示すように、ケース22の環状仕切部22aは、連通孔81の近傍からケース22の下部に向かって傾斜する傾斜面を有しており、この傾斜面には断面凹状の傾斜流路82が形成されている。そして、キャッチタンク79に貯留されたオイルは、この傾斜流路82を伝ってケース22下部の内周底面に向かって流下するようになっている。
傾斜流路82の途中部分には、複合遊星歯車装置3の収納部分に連通する油孔83が形成されており、この油孔83は、傾斜流路82の傾斜方向と直交する方向に開口している。すなわち、油孔83は、傾斜流路82を流下するオイルの流線方向に対して直交する方向に開口しており、傾斜流路82を流下するオイルのうち一部のオイルのみが油孔83に流れ込むようになっている。
また、環状仕切部22aの複合遊星歯車装置3側の壁面には、油孔83の開口縁部の流線方向上流側の縁部において傾斜流路82の傾斜方向に対して直交する方向に屈曲する折り返し部84が設けられており、この折り返し部84は、複合遊星歯車装置3側に延在している。
また、折り返し部84は、油孔83の延長上に設けられており、油孔83に流れ込んだオイルをガイドして環状流路85に送り込むようになっている。
図3および図6に示すように、ピニオンギヤP1は、周方向等間隔に配置されており、ケース22の環状仕切部22aの複合遊星歯車装置3側の壁面には、各ピニオンギヤP1のピニオンギヤシャフト34内のピニオンギヤシャフト内油路34aに連通する断面凹状の環状流路85が形成されている。なお、図6においてピニオンギヤシャフト34内のピニオンギヤシャフト内油路34aの位置は、2点鎖線で描かれた円で示す部分である。
環状流路85は、複合遊星歯車装置3の回転中心部分を中心とした環状をなしており、上流から下流に向けて流路の幅が狭く形成されている。また、環状流路85には、各ピニオンギヤシャフト34内のピニオンギヤシャフト内油路34aの位置に対応して油溜り85a、85b、85c、85d、85eが形成されている。
続いて、図3から図6を参照して、キャッチタンクから複合遊星歯車装置を構成するピニオンギヤシャフトのピニオンギヤ軸受までのオイルの流れについて説明する。
図5に示すように、キャッチタンク79に貯留されたオイルは、連通孔81から流出すると、傾斜流路82を流下して油孔83によって矢印F1に示す方向と矢印F2に示す方向に分岐される。矢印F1に示す方向である傾斜流路82に沿った流線方向に流下したオイルは、自然落下してケース22の内周底面に貯留される。
一方、矢印F2に示す方向である流線方向と直交する油孔83内に流れ込んだオイルは、折り返し部84を伝って環状流路85に流れ込む。このときの油孔83内に流れ込むオイル量は、オイルの粘度によって変化する。例えば、常温時等のオイルの粘度の低い場合には、傾斜流路82を流下する流速が増加して油孔83を飛び越すオイル量が多くなり、油孔83に流れ込むオイル量が低下する。また、低温時等のオイルの粘度の高い場合には、傾斜流路82を流下する流速が低下して油孔83を飛び越すオイル量が減り、油孔83に流れ込むオイル量が増加する。
図6に示すように、環状流路85に流れ込んだオイルは、最初に矢印F3に示す方向にオイルが流下し最上部の油溜り85a、85bにオイルが貯留される。次に、最上部の油溜り85a、85bを溢れたオイル、または最上部の油溜り85a、85bに捕捉されなかったオイルが矢印F4に示す方向に流下し中間部の油溜り85c、85dにオイルが貯留される。最後に、中間部の油溜り85c、85dを溢れたオイル、または最上部の油溜り85a、85b、中間部の油溜り85c、85dに補足されなかったオイルが矢印F5に示す方向に流下し最下部の油溜り85eにオイルが貯留される。
図4に示すように、各油溜り85eに貯留されたオイルは、矢印F6に示すようにピニオンギヤシャフト34内に形成されたピニオンギヤシャフト内油路34aを通じてピニオンギヤ軸受33に供給される。これにより、動力伝達装置において負荷や回転数の点で厳しい環境に配置されているピニオンギヤP1の焼き付き防止を防止し、耐久性を維持することができるようになっている。
以上のように、本実施の形態では、キャッチタンク79に貯留されたオイルをケース22の下部に向けて自然流下させる傾斜流路82と、傾斜流路82の途中部分に形成され、傾斜流路82を流下するオイルの流線方向と直交する方向に開口する油孔83を有し、油孔83を通じて流入されたオイルをピニオンギヤ軸受33に導く環状流路85およびピニオンギヤシャフト内油路34aとを有するものから構成されている。
したがって、傾斜流路82を流下するオイルが油孔83により分岐されて一部のオイルのみが油孔83、折り返し部84、環状流路85およびピニオンギヤシャフト34内に形成されたピニオンギヤシャフト内油路34aを通じてピニオンギヤ軸受33に供給される。このため、常用域においてもピニオンギヤ軸受33に必要以上にオイルが供給されることがなく、複合遊星歯車装置3がオイルの抵抗の影響を受けて攪拌損失が増加するのを防止し、燃費が悪化するのを防止することができる。
よって、油孔83の径を小さくすることなく、ピニオンギヤ軸受33に必要以上のオイルが供給されるのを防止するとともに、オイルが高粘度となる低温時においてもピニオンギヤ軸受33の焼き付きの防止および耐久性を維持するのに必要なオイル量をピニオンギヤ軸受33に供給することができる。
このように、走行条件に関らずピニオンギヤ軸受33に適量のオイルを供給することができる。
また、本実施の形態では、油孔83および折り返し部84が傾斜流路82に対して直交方向に設けられているため、常用域においてはピニオンギヤ軸受33に必要以上にオイルが供給されるのを防止し、オイルが高粘度となる低温時においては、傾斜部を流下するオイルの流速が低下し、油孔83に流れ込んでピニオンギヤ軸受33に供給されるオイル量を増加させることができる。
また、本実施の形態では、傾斜流路82が車両の左右方向に形成されており、車両の旋回時に傾斜流路82を流下するオイル量が増加するが、油孔83が傾斜流路82を流下するオイルの流線方向と直交する方向に開口しているため、必要以上にピニオンギヤ軸受33にオイルが供給されるのを防止することができる。
また例えば、傾斜流路82が車両の前後方向に形成されている場合には、登坂時等の車両が傾斜して傾斜流路82を流下するオイル量が増加しても、必要以上にピニオンギヤ軸受33にオイルが供給されるのを防止することができる。
なお、本実施の形態では、傾斜流路82を流下するオイルの流線方向と直交する方向に開口するように油孔83を形成したが、傾斜流路82を流下するオイルの流線方向と交差する方向であれば、いずれの方向に開口するように油孔83を形成してもよい。
また、本実施の形態では、傾斜流路82の途中部分に油孔83を形成して、オイルの流れを分岐したが、傾斜流路82の途中部分で二又に分岐する分岐路を形成し、一方の分岐路を流下するオイルの流線方向に油孔83を形成するようにしてもよい。
このような構成によっても、傾斜流路82を流下するオイルが分岐路により分流され、一部のオイルのみを油孔83を通じて複合遊星歯車装置3に供給させることができる。
また、本実施の形態では、傾斜流路82および環状流路85をケース22の壁面に形成した凹状の溝で構成したが、ケース22の壁面に突出形成した一対の並行なガイド部により構成してもよいし、ケース22の壁面に管状に形成した管路により構成してもよい。
また、今回開示された実施の形態は、全ての点で例示であってこの実施の形態に制限されるものではない。本発明の範囲は、上記した実施の形態のみの説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
以上説明したように、本発明は、走行条件に関らず動力伝達要素に適量の潤滑油を供給することができるものであり、特に貯留部に貯留した潤滑油を自然流下させて動力伝達要素に供給するのに好適な動力伝達装置の潤滑構造に有用である。
本発明に係る動力伝達装置の潤滑構造の実施の形態を示す図であり、動力伝達装置の断面図である。 本発明に係る動力伝達装置の潤滑構造の実施の形態を示す図であり、図1の部分拡大図である。 本発明に係る動力伝達装置の潤滑構造の実施の形態を示す図であり、第1の遊星歯車装置のサンギヤ、第2の遊星歯車装置のサンギヤ、ピニオンギヤおよびキャリアを省略した複合遊星歯車装置の正面図である。 本発明に係る動力伝達装置の潤滑構造の実施の形態を示す図であり、図3の複合遊星歯車装置に複合遊星歯車装置を囲うケースの一部を追加したA−A断面の断面模式図である。 本発明に係る動力伝達装置の潤滑構造の実施の形態を示す図であり、図3の複合遊星歯車装置に複合遊星歯車装置を囲うケースの一部を追加したB−B断面の断面模式図である。 本発明に係る動力伝達装置の潤滑構造の実施の形態を示す図であり、ケースに形成された環状流路の模式図である。 本発明に係る動力伝達装置の潤滑構造の従来技術を示す図であり、従来の動力伝達装置の潤滑構造におけるオイルの流れの説明図である。
符号の説明
1 動力伝達装置
2 トランスミッションケース(ケーシング)
3 複合遊星歯車装置(遊星歯車装置)
4 ディファレンシャル装置
5 駆動用モータ
6 モータジェネレータ
7 オイルポンプ
11 第1の遊星歯車装置
12 第2の遊星歯車装置
13 カウンタドライブギヤ
15 インプットシャフト
16 オイルポンプ駆動軸
22 ケース
22a 環状仕切部
22b 仕切部
31a、31b、35a、35b 環状プレート部
32、36 支柱部
33、38 ピニオンギヤ軸受(動力伝達要素)
34、39 ピニオンギヤシャフト
34a、39a ピニオンギヤシャフト内油路(油路)
79 キャッチタンク(貯留部)
81 連通孔
82 傾斜流路(傾斜部)
83 油孔(開口部、油路)
84 折り返し部(油路)
85 環状流路(油路)

Claims (3)

  1. 駆動源に連結される動力伝達要素と、前記動力伝達要素を収納するケーシングと、前記動力伝達要素の上方に位置するように前記ケーシングの上部に設けられ、潤滑油を一時的に貯留する貯留部と、前記貯留部から自然流下する潤滑油を前記動力伝達要素に供給する潤滑油供給路とを備えた動力伝達装置の潤滑構造において、
    前記潤滑油供給路が、
    前記貯留部に貯留された前記潤滑油を前記ケーシングの下部に向けて自然流下させる傾斜部と、
    前記傾斜部の途中部分に形成され、前記傾斜部を流下する前記潤滑油の流線方向と交差する方向に開口する開口部を有し、前記開口部を通じて導入された潤滑油を前記動力伝達要素に導く油路とを有することを特徴とする動力伝達装置の潤滑構造。
  2. 前記開口部が、前記傾斜部を流下する前記潤滑油の流線方向と略直交する方向に開口しており、
    前記油路は、少なくとも前記開口部に連通する部分が前記開口部と同方向に延在することを特徴とする請求項1に記載の動力伝達装置の潤滑構造。
  3. 前記動力伝達要素が、遊星歯車装置であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の動力伝達装置の潤滑構造。
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