JP2009221631A - 衛生用薄葉紙 - Google Patents

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Abstract

【課題】衛生用薄葉紙の柔らかさ及び滑らかさを向上させる。
【解決手段】
基材紙に対して薄葉紙処理剤を含有してなる衛生用薄葉紙であって、前記薄葉紙処理剤が、柔軟剤を含みかつ前記柔軟剤以下の質量比で柔軟剤定着補助剤を含み、前記柔軟剤が、アルキル基及び/ 又はアルケニル基を有する非イオン性界面活性剤(A 成分)とアルキル基及び/ 又はアルケニル基を有するカチオン性界面活性剤(B成分) とを含有し、かつ、前記柔軟剤定着補助剤が、ポリアミド・エピクロロヒドリン樹脂である衛生用薄葉紙により解決される。
【選択図】なし

Description

本発明は、柔軟性に加えて滑らかさを向上させた衛生用薄葉紙に関するものである。
ティシュペーパー等の衛生用薄葉紙は、安価な使い捨て物品として様々な用途に利用されている。特に、鼻かみや口ふき等、フェイシャル用途に代表さる清拭用途に使用されることが多い。
そして、この種の衛生用薄葉紙は、かかる用途に用いられるため、例えば、花粉症の時期等、頻繁に鼻をかむ際に皮脂が奪われて鼻を赤くしてしまうという問題や、口周りなどの皮膚の弱い部分を拭く際に摩擦によって皮膚を痛めるおそれがあるという問題を抱える。従って、この種の衛生用薄葉紙においては、摩擦による皮膚への影響を低減すべく、柔らかであることが重要とされており、その改善に努められてきた。
しかし、上記皮膚に対する問題点においては、柔軟性を高めるだけでは改善しきれず、滑らかな肌触りも重要なファクターであることが知見された。
そしてこのような滑らかさは、柔軟剤を基材紙に多量に含有させることで改善されるが、柔軟性を高めるべく柔軟剤を多量に用いると、余剰の柔軟剤の発泡等や余剰柔軟剤の凝集等によるカスの発生に起因する操業上のトラブルが生じたり、紙力の低下を招くおそれがあった。
特開2006−307403 特許3322735号
そこで、本発明の主たる課題は、柔らかさに加えて滑らかさ感がより向上され、しかも紙力の低下なく、生産上のトラブルも解消できる、衛生用薄葉紙を提供することにある。
上記課題を解決した本発明は次記のとおりである。
<請求項1記載の発明>
基材紙に対して薄葉紙処理剤を含有してなる衛生用薄葉紙であって、
前記薄葉紙処理剤が、柔軟剤を含みかつ前記柔軟剤以下の質量比で柔軟剤定着補助剤を含み、
前記柔軟剤が、アルキル基及び/ 又はアルケニル基を有する非イオン性界面活性剤(A 成分)とアルキル基及び/ 又はアルケニル基を有するカチオン性界面活性剤(B成分) とを含有し、
前記柔軟剤定着補助剤は、ポリアミド・エピクロロヒドリン樹脂である、
ことを特徴とする衛生用薄葉紙。
<請求項2記載の発明>
前記衛生用薄葉紙は、柔軟剤を0.1〜3.0kg/t含む、請求項1記載の衛生用薄葉紙。
<請求項3記載の発明>
前記衛生用薄葉紙は、柔軟剤定着補助剤を0.1〜3.0kg/t含む請求項1又は2記載の衛生用薄葉紙。
<請求項4記載の発明>
前記ポリアミド・エピクロロヒドリン樹脂は、分子量が10万以上100万以下である請求項1記載の衛生用薄葉紙。
<請求項5記載の発明>
前記薄葉紙処理剤は、柔軟剤と柔軟剤定着補助剤の質量比が1:1〜10:1である請求項1〜4の何れか1項に記載の薄葉紙。
以上の本発明によれば、トラブルなく製造可能であり、しかも柔らかさに加えて、滑らかさがより向上された薄葉紙が提供される。
以下、本発明の実施形態について詳説する。
本発明の衛生用薄葉紙は、基材紙に対して薄葉紙処理剤が含有されているものである。
〔基材紙〕
前記基材紙は、そのプライ数は限定されず、衛生用薄葉紙の用途等に応じて適宜選択することができる。
ただし、1プライ当たりの米坪(JIS P 8124)は10.0〜25.0g/m2が望ましい。米坪が10.0g/m2よりも小さいと、十分な強度を保つことができず製造時に破れ、断紙等の原因となる。また米坪が25.0g/m2よりも大きいと紙力を下げる事ができなくなるだけでなく、柔軟剤を添加した際の効果が分かりにくくなる。
他方、本発明の衛生用薄葉紙の基材紙は、上記坪量の範囲において、既知の抄紙原料を既知の抄紙技術によって抄造したものを用いることができるが、特に抄紙原料中のパルプ原料おけるNBKP配合率(JIS P 8120)が30.0〜80.0%、特に40.0〜70.0%であるものが好適である。
また、原紙の紙力調整は米坪以外にも抄紙用澱粉やフリーネスの調整によっても行うことができる。原料パルプ未叩解時のフリーネス(ろ水度)はJIS P 8121に準じたカナダ標準ろ水度試験法から500〜700CC程度である。これを未叩解又は叩解することでフリーネスダウン幅を0〜50CC程度とすることで、柔軟剤、滑らかさを維持すると共に、原紙の強度をもたせることができる。
〔薄葉紙処理剤〕
他方、前記薄葉紙処理剤は、柔軟剤と柔軟剤定着補助剤を含む。
(柔軟剤)
本発明にかかる柔軟剤は、アルキル基及び/ 又はアルケニル基を有する非イオン性界面活性剤(A 成分)とアルキル基及び/ 又はアルケニル基を有するカチオン性界面活性剤(B成分) とを含有する。
まず、前記非イオン性界面活性剤(A成分)について説明する。この非イオン性界面活性剤(A成分)は、アルキル基及び/ 又はアルケニル基を有し、炭素数6〜24のアルキル基及び/ 又は炭素数6〜24のアルケニル基を疎水部として有することが好ましい。
本発明において、A成分の炭素数が6未満であると柔軟効果が高まらない場合があり、炭素数が24を超えると抄紙系に添加した際の分散性が悪くなったりする場合がある。従って、本発明にかかるA成分の炭素数は6〜24の範囲であることが好ましい。
このような非イオン性界面活性剤としては、高級アルコール又は高級脂肪酸にオキシアルキレン基が付加した非イオン性界面活性剤、多価アルコールと脂肪酸とのエステル、および下記一般式(1)および(2)で表される化合物( 以下化合物Iとする) を挙げることができる。これらは単独で用いても良いし、二種以上を併用しても良い。
高級アルコール又は高級脂肪酸にオキシアルキレン基が付加した非イオン性界面活性剤としては、下記一般式(3)で表される化合物を挙げることができる。
R1−A1−(EO)m(PO )n−CO−R2 ・・・( 1 )
R1−O−(EO m(PO)n−R2 ・・・( 2 )
R1−A1−(EO)m(PO)nH ・・・( 3 )
( 但し、式中、−A1−は−O−又は−COO−を示し、R1とR2とは炭素数6〜24、好ましくは10〜22のアルキル基又は炭素数6〜24、好ましくは10〜22のアルケニル基を示し、かつR1とR2とは同一又は相異していてもよく、E はエチレン基を示し、Pはプロピレン基を示し、mとnとの合計は1〜60、好ましくは2〜40である。なお、m及びnは平均付加モル数である。)
一般式(1)〜(3)で示される非イオン性界面活性剤のうち、一般式(1)及び(2) で示される非イオン性界面活性剤が好ましく、更に好ましくは一般式(1)で示される非イオン性界面活性剤である。
上記一般式(1)で表される化合物は、例えば炭素数が6〜24、好ましくは10〜22のアルコール又は炭素数が7〜27、好ましくは11〜23の脂肪酸1モルにエチレンオキサイド、及び/ 又はプロピレンオキサイドを付加した後に、炭素数が7〜25、好ましくは11〜23の脂肪酸1モルでエステル化して得ることができる。エチレンオキサイド、及び/ 又はプロピレンオキサイドの付加形態はランダムでもブロックでも良く、炭素数が6〜24、好ましくは10〜22のアルコール又は炭素数7〜25、好ましくは11 〜23の脂肪酸1モルに対して1〜60モル、好ましくは2〜40モルの割合で付加される。60モルを超えると、柔軟効果が低くなることがある。
上記一般式(2)で表される化合物は、例えば炭素数が6〜24 、好ましくは10〜22のアルコール1モルにエチレンオキサイド、及び/ 又はプロピレンオキサイドを付加したのちに、炭素数が6〜24、好ましくは10〜22のアルコールまたは炭素数が6〜24、好ましくは1 0 〜 2 2 のハロゲン化アルキル1 モルでエーテル化して得ることができる。エチレンオキサイド、及び/ 又はプロピレンオキサイドの付加形態はランダムでもブロックでも良く、炭素数が6〜24、好ましくは10〜22のアルコール1モルに対して1〜60モル、好ましくは2〜40モルの割合で付加される。60モルを超えると、柔軟効果が低下させることがある。
上記一般式(3)で表される化合物は、例えば炭素数が6〜24、好ましくは10〜22のアルコール又は炭素数が7〜25、好ましくは11〜23の脂肪酸1モルにエチレンオキサイド、及び/ 又はプロピレンオキサイドを付加して得ることができる。エチレンオキサイド、及び/ 又はプロピレンオキサイドの付加形態はランダムでもブロックでも良く、炭素数が6〜24、好ましくは10〜22のアルコール又は炭素数7〜25、好ましくは11〜23の脂肪酸1モルに対して1〜60モル、好ましくは2〜40の割合で付加される。60モルを超えると、柔軟効果が低下させることがある。
炭素数が6〜24のアルコールとしては、直鎖アルコール、分岐鎖を有するアルコール、飽和アルコール、及び不飽和アルコールの何れでも良い。これら各種のアルコールの中でも炭素数が10〜22のアルコールが好ましく、特に、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、及びオレイルアルコールが好ましい。これらはその一種を単独で用いても良いし、二種以上を併用しても良い。
炭素数7〜25の脂肪酸としては、直鎖脂肪酸、分岐鎖を有する脂肪酸、飽和脂肪酸、及び不飽和脂肪酸の何れでも良い。これら各種の脂肪酸の中でも、炭素数が10〜22の脂肪酸が好ましく、特に、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、及びオレイン酸が好ましい。これらはその一種を単独で用いても良いし、二種以上を併用しても良い。
他方、前記カチオン性界面活性剤(B成分)としては、第1級アミン類、第2級アミン類、第3級アミン類、及び第4級アンモニウム塩などが挙げられる。これらはその一種を単独で用いても良いし、二種以上を併用しても良い。特に、第4級アンモニウム塩が好ましい。
第1級アミン類としては下記一般式で表される化合物
R8−NH2 ・・・( 6 )
( 但し、式中、R8は、炭素数6〜24のアルキル基、炭素数6〜24のアルケニル基から選ばれる1 種を示す。)具体例としてはオレイルアミン、ラウリルアミン、ステアリルアミンが挙げられる。
第2級アミン類としては下記一般式で表される化合物
R9R10−NH ・・・( 7 )
( 但し、式中、R9は、炭素数6〜24のアルキル基、炭素数6〜24のアルケニル基から選ばれる1種を示し、R10は(EO)m(PO)nH、炭素数1〜24のアルキル基、炭素数1〜24のアルケニル基から選ばれる1種を示し、前記Eはエチレン基を示し、前記Pはプロピレン基を示し、mとnとの合計は1〜60である。なお、m及びnは平均付加モル数である。)
具体例としてはジオレイルアミン、モノオレイルモノメチルアミンが挙げられる。
第3級アミン類としては下記一般式で表される化合物
R11R12R13N ・・・( 8 )
( 但し、式中、R11は、炭素数6〜24のアルキル基、炭素数6〜24のアルケニル基から選ばれる1種を示し、R12とR13とは(EO)m(PO)nH、炭素数1〜24のアルキル基、及び炭素数1〜24のアルケニル基から選ばれる1種を示し、かつR12とR13とは同一であっても相違していてもよく、前記E はエチレン基を示し、前記P はプロピレン基を示し、mとnとの合計は1〜60である。なお、m及びnは平均付加モル数である。)
この第3 級アミン類の具体例としてはポリオキシアルキレンジオレイルアミン、ポリオキシアルキレンエチレングリコールラウリルアミン、ジメチルモノオレイルアミン、モノメチルジオレイルアミンが挙げられる。
第4級アンモニウム塩としては、下記一般式(4)で表される化合物、及び下記一般式(5)のイミダゾリン環を有する4 級塩などが挙げられる。これらはその一種を単独で用いても良いし、二種以上を併用しても良い。
Figure 2009221631
( 但し、式中、R3は炭素数6〜24のアルキル基又は炭素数6〜24のアルケニル基を、R4とR5とは(EO)m(PO)nH、炭素数1〜24のアルキル基、及び炭素数1〜24のアルケニル基から選ばれる1種を示し、かつR4とR5とは同一又は相異していてもよく、X−は陰イオンであり、前記Eはエチレン基を示し、前記Pはプロピレン基を示し、mとnとの合計は1〜60である。エチレンオキサイド、及び/ 又はプロピレンオキサイドの付加形態はランダムでもブロックでも良い。なお、m及びnは平均付加モル数である。)
上記一般式(4)で表される第4 級アンモニウム塩としては、具体的にはトリメチルモノラウリルアンモニウムクロライド、トリメチルモノセチルアンモニウムクロライド、トリメチルモノパルミチルアンモニウムクロライド、トリメチルモノステアリルアンモニウムクロライド、トリメチルモノオレイルアンモニウムクロライド、トリメチルモノベヘニルアンモニウムクロライド、ジメチルジラウリルアンモニウムクロライド、ジメチルジセチルアンモニウムクロライド、ジメチルジパルミチルアンモニウムクロライド、ジメチルジステアリルアンモニウムクロライド、ジメチルジオレイルアンモニウムクロライド、ジメチルジベヘニルアンモニウムクロライド、ポリアルキレンオキシモノメチルジオレイルアンモニウムクロライド、ビス( ポリアルキレンオキシ) モノメチルモノオレイルアンモニウムクロライドが挙げられる。
このなかでもトリメチルモノステアリルアンモニウムクロライド、トリメチルモノオレイルアンモニウムクロライド、ジメチルジラウリルアンモニウムクロライド、ジメチルジオレイルアンモニウムクロライド、ポリアルキレンオキシモノメチルジオレイルアンモニウムクロライド、ビス( ポリアルキレンオキシ) モノメチルモノオレイルアンモニウムクロライドが好ましい。
イミダゾリン環を有する4級アンモニウム塩としては、下記一般式(5)で表される化合物を挙げることができる。これらを単独で用いても良いし、二種以上を併用しても良い。
Figure 2009221631
( 但し、式中、R6は炭素数6〜24のアルキル基又は炭素数6〜24のアルケニル基を、R7は炭素数1〜24のアルキル基又は炭素数1〜24のアルケニル基を示し、X− は陰イオンである。)
本発明において、B成分の疎水部がアルキル基及び/ 又はアルケニル基のときは炭素数が6未満であると十分な界面活性能が得られない場合があり、炭素数が24を超えると分散安定性が悪くなったりする場合がある。したがって、本発明のB成分の炭素数は6〜24の範囲であることが好ましい。
上記一般式(5)で表されるイミダゾリン環を有する4級アンモニウム塩としては、具体的な化合物としては1−ヒドロキシエチル−1−エチル−2−オレイルイミダゾリンエチル硫酸塩、1−ヒドロキシエチル−1−メチル−2−オレイルイミダゾリンクロライド、1−ヒドロキシエチル−1−エチル−2−ラウリルイミダゾリンエチル硫酸塩などが挙げられる。
上記以外のB成分としては、モノメチルエステル4級塩、ジメチルジエステル4級塩、トリメチルジエステル4級塩、エステルアミド型3級塩などが上げられる。
モノメチルエステル4級塩としては、トリエタノールアミンを炭素数7〜25 、好ましくは11〜23の脂肪酸、例えばステアリン酸でジエステル化し、ジメチル硫酸塩で4 級化したものが挙げられ、ジメチルジエステル4級塩としては、N−メチルジエタノールアミンを炭素数7 〜25、好ましくは11〜23の脂肪酸、例えばオレイン酸でジエステル化し、メチルクロライドで4級化したものが挙げられ、トリメチルジエステル4級塩としては、3−ジメチルアミノ−1,2−プロパンジオールを炭素数7〜25、好ましくは11 〜23の脂肪酸、例えばオレイン酸でジエステル化し、メチルクロライドで4級化したものが挙げられ、エステルアミド型3級塩としては、N−(2−ヒドロキシエチル)−N − メチル−1,3−プロパンジアミンを炭素数7〜25、好ましくは11〜23の脂肪酸、例えばオレイン酸でエステル化、アミド化し、塩酸で中和して3 級アンモニウム塩としたものなどが挙げられる。
本発明におけるA成分とB成分との質量比は、通常、A/B=100/0.5〜100/20であり、好ましくは、A/B=100/2〜100/10である。A成分100重量部に対してB成分が0.5重量部未満であると充分に紙料へ吸着することができない場合があり、またB成分が20 重量部を超えては、その経時安定性が悪くなる場合がある。
本発明の柔軟剤は、溶媒中又は無溶媒下に前記A成分及び前記B成分とを含有する。
前記溶媒としては例えば水、イソプロピルアルコール等のアルコール等を挙げることができる。
(柔軟剤定着補助剤)
他方、本発明にかかる柔軟剤定着補助剤は、柔軟剤の定着率を高めるものであり、添加によって基剤紙への柔軟剤の定着率が向上する物質全般を意味する。好適な例としては、ポリアミド・エピクロロヒドリン樹脂を有効成分とするものであり、特には、ポリアミド・エピクロロヒドリン樹脂である。
この柔軟剤定着補助剤は、有効成分を固形分で0.1〜3.0kg/t含むように調整するのが望ましい。また、柔軟剤定着補助剤は、イオン的に両性であるのが望ましく、カチオン性、アニオン性、ノニオン性であると十分な効果が得られないことがある。
柔軟剤定着補助剤の使用にあたっては、水等の水性溶媒を用い、粘度調整剤、pH調整剤等を適宜用い、適宜使用に適す粘度等に調整する。
前記ポリアミド・エピクロロヒドリン樹脂を用いるのであれば、好ましくその分子量が10万以上100万以下であり、特に60万以下が望ましい。分子量が10万以下であると添加した際の定着性が悪く、100万を超えると紙力を高める効果が強く発現し、抄造後の紙の風合い悪化を招く。
柔軟剤に加えてこの柔軟剤定着補助剤を併用することで、前記柔軟剤の基材紙への定着率が向上し、紙力の低下なく柔らかさが向上し、さらに滑らかさも向上する。
(配合割合)
他方、前記薄葉紙処理剤における柔軟剤と柔軟剤定着補助剤との配合割合は、少なくとも柔軟剤が質量割合で多く含み、好ましくは、質量比で、柔軟剤:柔軟剤定着補助剤=1:1から10:1である。柔軟剤に対して柔軟助剤の量が少ないと、基材紙への定着率が十分でなく、柔らかさと滑らかさが十分に発現しない。柔軟剤定着補助剤の量が多いと、紙力が高まりすぎて、風合い悪化を招く恐れがある。
(含有量等)
他方、本発明の衛生用薄葉紙においては、前記柔軟剤の含有量が、0.1〜3.0kg/tであることが望ましい。0.1kg/t未満であると、柔軟性、滑らかさ、紙力の発現が十分ではなく、3.0kg/tを超えると、拭き取りに必要な紙力を確保することが難しく、パルプの叩解や米坪を増やす等の処置が必要となる。その結果、風合いが硬くなる傾向にある。なお、この含有量は、上記柔軟剤定着補助剤の併用により確実に達成可能である。
他方、本発明の薄葉紙処理剤は、抄紙原料( パルプスラリー) に添加して使用してもよく、原紙の表面に塗工して( 即ち、表面塗工して) 使用しても良い。
上記本発明の薄葉紙処理剤は、その薄葉紙処理剤中の柔軟剤の基材紙への定着率が80質量%を超え、従来の60質量%程度と比較して、極めて高くすることができるから、これを考慮して、その添加量を定める。
更に、本発明の薄葉紙処理剤を抄紙原料に添加し、次いで抄紙し、乾燥して得られた原紙の表面に本発明の薄葉紙処理剤をさらに塗工するようにしてもよい。
本発明の薄葉紙処理剤を抄紙原料に添加して使用する場合、その使用方法は特に制限はなく、工業水などにより希釈して添加することもでき、そのまま添加することもできる。
いずれの場合も、一般的な紙の製造方法と同様の方法を採用できる。
他方、本発明の紙用柔軟剤を表面塗工に適用する好ましい方法としては、スプレー法による塗工、フレキソ法又はグラビア法による印刷機による塗工、サイズプレス、ゲートロールコーター、ビルブレードコーター又はカレンダーなどでの塗工などが挙げられるが、いずれの場合も、本発明の紙用柔軟剤を用いること以外は、一般的な紙の製造方法と同様の方法を採用できる。
〔衛生用薄葉紙の構造・物性等〕
他方、本発明の衛生用薄葉紙の構造は、基材紙に応じて1プライであっても、2プライ(2枚重ねで一組)、3プライ、4プライ又はそれ以上の複数プライであってもよい。複数プライとする場合、表面を構成する基材紙のみに薬液が含有されていても、全ての基材紙に薬液が含有されていてもよい。
また、本発明の衛生用薄葉紙は、特にトイレットペーパー、ティシュペーパーに適しており、この用途に用いるのがよい。本発明の効果を実感しやすい。
他方、本発明の衛生用薄葉紙は、その伸び率が7〜15%であるのが好ましい。特に好ましくは8〜13%である。伸び率が7%未満であると製造時に破れ、断紙等のトラブルが発生する。また、伸び率が15%を超える紙はクレープ率を高めるなど紙表面の凹凸の数を多くする必要があり、肌を擦った時にざらつきを感じるものとなるため好ましくない。
この伸び率は、JIS P 8113に準じて測定する。具体的には、紙の縦方向の乾燥引張強度を測定し、その破断直前の紙の長さと測定前の紙の長さとから、紙の伸び率を算出する。測定は最終製品、すなわち2プライの製品であれば2プライで、3プライの製品であれば3プライにて測定を行う。
なお伸び率は、クレープ率との相関が大きく、当該伸び率を好適に達成するために、基材紙の製造時のクレープ率を12.0〜20.0%にするのが望ましい。なお、クレープ率は、式(((製紙時のドライヤーの周速)−(リール周速))/(製紙時のドライヤーの周速)×100)により算出される値である。
他方、本発明の衛生用薄葉紙は、JIS P 8113に規定される乾燥引張強度(以下、乾燥紙力ともいう)が、縦方向200〜350cN/25mm、より好ましくは200〜300cN/25mm、横方向90〜140cN/25mmであるのが好ましい。乾燥紙力が低過ぎると、製造時に破れ、断紙等のトラブルが発生し易くなり、高過ぎると使用時にごわごわした肌触りとなる。
これらの乾燥紙力は、本発明においては、乾燥紙力剤の必要なく達成できる。従って、本発明の衛生用薄葉紙においては乾燥紙力剤を含有しないほうが好ましい。
用いないとされる乾燥紙力剤には、澱粉、カチオン性澱粉、カチオン性変成澱粉、CMC(カルボキシメチルセルロース)若しくはその塩であるカルボキシメチルセルロースナトリウム、カルボキシメチルセルロースカルシウム、カルボキシメチルセルロース亜鉛が含まれる。少なくとも、ここに掲げるものは含有されない。
他方、本発明の衛生用薄葉紙の紙厚(尾崎製作所製ピーコックにより測定)は、例えば2プライ(2枚重ね)で100〜300μm、特に110〜200μmであるのが好ましく、1プライの場合はその半分であるのが望ましい。
他方、本発明の衛生用薄葉紙は、MMDの値が7〜8.5であるのが望ましい。なお、ここでのMMDは、JIS P 8111に規定される条件下で測定した、摩擦係数の平均偏差MMDである。摩擦係数の平均偏差MMDは、カトーテック株式会社製「摩擦感テスター KES SE」を用いて測定することができる。MMD値が大きいほど滑らかさに劣ることを意味する。
他方、本発明の衛生用薄葉紙は、MMDに基づく肌触り試験の値が8.5〜10.0であるのが望ましい。この肌触り試験は、通常のMMD試験機、例えば、図1〜図3に示すように、カトーテック株式会社製の摩擦感テスター「KES SE」の基台上に人工皮革(サプラーレ:出光テクノファイン社製)を敷いて固定するとともに、測定端子を人工皮革(サプラーレ:出光テクノファイン社製)にて被覆し、その測定端子の測定面の人工皮革で被覆し、MMDの測定手順と同様にして行なう。この肌触り試験は、実際に肌に触れたときに感じる滑らかさに相関する。
測定の詳細を更に説明すると、人工皮革で構成される接触平面は、ほぼ10mm四方の測定面を有するシリコン製のMMD測定用端子を、前記人工皮革で被覆して形成する。
そして人工皮革による前記端子の被覆は、10mm四方の接触平面が形成されるように端子の測定面に対して人工皮革がぴったりと接触するように、あるいは若干の張力をもたせてぴったりと被覆することにより達成することができる。人工皮革を端子に固定するにあたっては、測定時、すなわち紙試料を移動させたときに人工皮革と内部の端子とがずれて人工皮革や接触平面に歪みなどが生じないようにしっかりと固定することが重要である。固定は、例えば、前記接触平面が構成されるように前記端子を被覆したのち、接触平面を構成しない部位を輪ゴム等で装置の測定に影響が出ない部位、例えば端子の支持材等にしっかり固定する。また、MMD試験機の基台上には人工皮革を敷いて接着テープ等で固定する。このとき、測定時に歪まないように基台に人工皮革をしっかりと固定することが重要である。また、基台上に敷く人工皮革は、前記接触平面を構成する人工皮革と同じものを用いる。なお、紙試料は、10cm四方に裁断して用い、人工皮革を敷いた基台に固定する。測定に際しては、紙試料の上に試料押さえ用錘(約100g)で押さえる。また、試験機の測定端子への荷重を15gとして行う。測定は、紙試料の縦方向について3回、横方向について3回の計6回を行い、測定値(KES肌触り指数)についてはその6回の平均値とする。また、紙試料は、2プライを原則として、1プライを想定する場合には試料を2枚重ねにして測定する。本試験においては6回の平均値を10倍したものを肌触り試験値として採用した。
以上詳述の本発明の衛生用薄葉紙は、紙力の低下なく、また、滑らかさと柔らかさが従来例と比較して十分に向上され、使用において優れた利点を有する。
次いで、その本発明の実施例と比較例との柔らかさなどについて試験した結果を実施例として以下に示す。
下記表1〜表4は、本願発明の実施例及び比較例にかかる衛生用薄葉紙の組成・物性を測定した結果及び各例について官能評価の結果を示したものである。
Figure 2009221631
Figure 2009221631
Figure 2009221631
Figure 2009221631
なお、官能評価については以下のように行った
「柔らかさ」
被験者30人の官能評価とした。評価は、試料となる薄葉紙を触る、顔にあてる、鼻をかむ等して柔らかさについて、どのように感じるかを基準例を基準として、点数付けすることで行った。点数は、1点:基準例と比べると明らかに風合いの劣ることがわかる、2点:基準例と比べると風合いが若干劣ることがわかる、3点:基準例比較例1と同等、4点:基準例と比べると若干風合いが勝ることがわかる、5点:基準例と比べると明らかに風合いの勝ることがわかる。表中の点数は30人の平均である。
「滑らかさ」
被験者30人の官能評価とした。評価は、試料となる薄葉紙を触る、顔にあてる、鼻をかむ等して滑らかさについて、どのように感じるかを基準例を基準として、点数付けすることで行った。点数は、1点:基準例と比べると明らかに風合いの劣ることがわかる、2点:基準例と比べると風合いが若干劣ることがわかる、3点:基準例と同等、4点:基準例と比べると若干風合いが勝ることがわかる、5点:基準例と比べると明らかに風合いの勝ることがわかる。表中の点数は30人の平均である。
「ふんわり感」
被験者30人の官能評価とした。評価は、試料となる薄葉紙を触る、顔にあてる、鼻をかむ等してふんわり感について、どのように感じるかを基準例を基準として、点数付けすることで行った。点数は、1点:基準例と比べると明らかに風合いの劣ることがわかる、2点:基準例と比べると風合いが若干劣ることがわかる、3点:基準例と同等、4点:基準例と比べると若干風合いが勝ることがわかる、5点:基準例と比べると明らかに風合いの勝ることがわかる。表中の点数は30人の平均である。
なお、各官能評価における基準例とは、表中においてすべての官能評価値が3.0となっているものである。
また、薄葉紙処理剤における、柔軟剤は、T−FS301(星光PMC株式会社製)及びこれの主成分分子量を調製したものを用いた。また、柔軟剤定着補助剤は、T−FS371(星光PMC株式会社製)を用い、抄紙原料に対して内添して用いた。また、澱粉はDD−4280(星光PMC株式会社製)を用いた。
また、各試験にかかる測定方法は、上記詳細な説明にて説明した測定方法に従い、ソフトネスは、JIS L1096 E法に準じたハンドルオメータ法に基づいて測定した。
表1は、本願発明の主に柔軟剤及び柔軟剤定着補助剤の効果を確認した試験の結果である。表1より、本願発明にかかる実施例11〜13より、滑らかさの指標となるMMDの値が7.7未満であり、同様に滑らかさ試験の数値も9.4、柔らかさの指標となるソフトネスは1.7未満であり、ふんわり感の指標となる紙厚は135μm以上である。使用において十分な値である。
なお、実施例11及び12は柔軟剤定着補助剤の添加量比率を変更している。また、実施例13は乾燥紙力増強剤として澱粉を添加している。
試験の結果、本発明の実施例は、柔軟剤のみの添加及び柔軟剤未添加である比較例11及び12よりも、官能評価及び滑らかさ、ソフトネスにおいて高い評価であることが確認できた。
なお、実施例11と12とでは、実施例11の方が柔軟剤定着補助剤の添加量がより望ましい値であることが確認できる。
また、実施例14及び15は実施例1からクレープ率の変更を行った例である。その結果、クレープ率を下げることにより滑らかさ、肌触りの良さは向上し、クレープ率を上げることで滑らかさ、肌触りの良さは低下することが確認できた。これはクレープ率を下げることで紙の表面の凹凸が少なくなるために起こったことと推測する。従って、当該クレープ率についても、適宜の範囲とするのが望ましい。
他方、実施例11〜15からは、柔軟剤定着補助剤を添加することにより柔軟剤の定着量が向上することが理解できる。本願発明にかかる柔軟剤及び柔軟剤定着補助剤を用いることで、柔軟剤の定着率が向上することが確認できた。
また、比較例13は、柔軟剤及び柔軟剤定着補助剤とを含有させたものであるが、柔軟剤よりも柔軟剤定着補助剤の量が多いものである。結果をみてみると、柔軟剤の定着量は向上しているものの、ソフトネス、紙厚の値が低下している。結果から、柔軟剤定着補助剤の添加量が柔軟剤よりも多くなると、柔軟剤の効果が柔軟剤定着補助剤自体の有する表面性を低下させる効果が勝り、良好な結果が発揮されないと推測される。
他方、表2は、主に柔軟剤定着補助剤の分子量の相違について検討を行った結果である。官能評価については比較例20を基準例として評価を実施した。表2から、実施例20〜22に関しては、滑らかさの指標となるMMDの値が7.9未満であり、同様に滑らかさ試験の数値も9.4柔らかさの指標となるソフトネスは1.65未満であり、ふんわり感の指標となる紙厚は137μm以上であり、良好な結果となっている。十分に良好な結果が得られた。
実施例23、24は数値的に大きな向上が見られなかった。
上記の結果より、23の場合は柔軟剤定着補助剤の分子量が少ないことから実施例20程の柔軟剤定着量が見られないため数値の改善が見られなかったと推測する。また実施例24については柔軟剤定着補助剤の分子量が多いことから柔軟剤の定着剤としての効果は見られるものの、接着性が発現したことから紙厚、ソフトネスの向上が見られなかったと推測する。
表3では、柔軟剤の添加量について検討を行った。実施例30、比較例31、32より、柔軟剤添加量を変化させることで品質が大きく変化していることがわかる。比較例32については比較例31よりも柔軟剤定着量が多く、MMD、滑らかさ試験、紙厚、ソフトネスの数値は若干改善の傾向にある。しかしその効果は柔軟剤の定着量の多い実施例30に及ばない。従って、本願発明の柔軟剤の定着により柔軟性が高まることが確認できた。
また、比較例33及び34は実施例31から柔軟剤を増添加した結果、紙力を維持できないため抄造することができなかった。澱粉の添加や叩解等での紙力調整は行えるが、柔らかさ、紙厚等の数値が好適な範囲を維持できないため実施しなかった。
表4は、操業性に関しての試験を行った。主に、対象となる薄葉紙(原紙シート)の米坪及びクレープ率についての検討である。表4から、過度に低い坪量、また高い坪量は本願発明の薄葉紙として適さないことが確認できた。具体的には、米坪に関しては少なくとも9g/m2以下、27g/m2以上であると操業が困難となることがあり、また、クレープ率が12であると同様に操業が困難になることがあることが確認できた。従って、当該範囲を考慮して、本願発明にかかる薄葉紙(原紙シート)を設計するのが望ましい。
以上の表1〜4に示される結果を総合すれば、本願発明にかかる衛生用薄葉紙は、柔らかさ及び滑らかさに優れており、しかも、操業上のトラブルなく製造でき、さらに紙力も十分であるといえる。
本発明は、ティシュペーパー、トイレットペーパー、キッチンペーパー、クレープ紙等の衛生用薄葉紙に適用可能なものである。
MMDに基づく肌触り試験を説明するための第1の図である。 MMDに基づく肌触り試験を説明するための第2の図である。 MMDに基づく肌触り試験を説明するための第3の図である。
符号の説明
X1…MMDに基づく肌触り試験を行うための試験機

Claims (5)

  1. 基材紙に対して薄葉紙処理剤を含有してなる衛生用薄葉紙であって、
    前記薄葉紙処理剤が、柔軟剤を含みかつ前記柔軟剤以下の質量比で柔軟剤定着補助剤を含み、
    前記柔軟剤が、アルキル基及び/ 又はアルケニル基を有する非イオン性界面活性剤(A 成分)とアルキル基及び/ 又はアルケニル基を有するカチオン性界面活性剤(B成分) とを含有し、
    前記柔軟剤定着補助剤は、ポリアミド・エピクロロヒドリン樹脂である、
    ことを特徴とする衛生用薄葉紙。
  2. 前記衛生用薄葉紙は、柔軟剤を0.1〜3.0kg/t含む、請求項1記載の衛生用薄葉紙。
  3. 前記衛生用薄葉紙は、柔軟剤定着補助剤を0.1〜3.0kg/t含む請求項1又は2記載の衛生用薄葉紙。
  4. 前記ポリアミド・エピクロロヒドリン樹脂は、分子量が10万以上100万以下である請求項1記載の衛生用薄葉紙。
  5. 前記薄葉紙処理剤は、柔軟剤と柔軟剤定着補助剤の質量比が1:1〜10:1である請求項1〜4の何れか1項に記載の薄葉紙。
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