JP2009219735A - 幕板 - Google Patents

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Abstract

【課題】扉から取っ手を省略することができ、部品点数を低減することができると共に、指先を挿入する開口部周辺の見栄えを担保することができ、更に使い勝手の良い幕板を提供する。
【解決手段】幕板10は、洗面化粧台1の側板6,6の間に固定される本体部11と、本体部11の下端から前方に突設され扉7の裏面と当接する戸当たり部12と、を有し、扉7を戸当たり部12に当接させた状態において当該扉7の上端部の上方に指先25を挿入可能な開口部20が形成されるように設置される。更に、幕板10は、本体部11の上端から前方に突設され、カウンター5を角材9の下面9aから支持すると共に当該下面9aを覆う前方延設部13と、前方延設部13の前縁から奥行き方向に向かって縦断面円弧状に形成された湾曲凹部14とを備える。幕板10は、ダボ受け11aに固定されたダボ16によって側板6と固定される。
【選択図】図1

Description

本発明は、主として洗面化粧台、流し台、調理台等のキャビネットに用いられる幕板に関する。
従来より、洗面化粧台、流し台、調理台等の収納庫として形成されているキャビネットは、前面に設けられた開口部を開閉するための扉を備えている。この扉は、片開き式や両開き式(観音扉)等があるが、いずれも上記キャビネットを構成する側板に蝶番を用いて開閉自在に固定されていることが多い。そして、この扉には、開閉の際に把持するための取っ手が設けられている。
しかしながら、扉に取っ手を設けると、部品点数が増加すると共に、キャビネットの外観を損ねる場合があり、扉から取っ手を省略する手段の提供が望まれていた。
そこで、従来より、扉から取っ手を省略することができる種々の技術が提供されている(例えば、特許文献1〜3参照)。
すなわち、上記特許文献1に係る技術は、扉等の上面を内方に向け傾斜形成して手掛面とし、この手掛面と調理台本体の前面壁との間に弾性帯体を貼着し、その手掛面の下側縁に接するようにしたものである。
この特許文献1に係る技術によれば、扉等を開ける際には、その手掛面に指先を掛けて前方に引いて開けられると共に、上記弾性帯体が設けられているので、これに指先が触れても指先を痛めることがなく、また、前面壁を爪等で傷付け、塗装を剥がす等の不都合が生じるのを抑制することができる。
また、上記特許文献2に係る技術は、表面に窪みを設けた柱体と、一端を枢着され、その回動可能な他端側裏面を、閉塞位置において、上記柱体の表面部に先端縁が上記窪みにかかるように当接させる扉体とを具備してなる扉装置である。
この特許文献2に係る技術によれば、上記扉体を開く際には、その各扉体の他端間の隙間に手を差し込み、柱体の窪みにかかっている部分を裏から前方に引くようにする。したがって、扉体から取っ手を省略することができ、扉体の構造を簡易化することができる。
また、上記特許文献3に係る技術は、本体部と、この本体部に突設された戸当たり部とを有する内幕板部材を、扉の上端部裏面側に、本体部の長手方向が水平方向となるように取り付けて、扉の上端部裏面側に指先の挿入空間を形成し、当該挿入空間に通ずる開口部を扉の上端面に臨ませて設けた扉の持ち手構造である。この技術を洗面化粧台に適用する場合、洗面化粧台内における洗面器の下面近くに上記内幕板部材を取り付けて、扉の開閉操作を行えるように構成している。
この特許文献3に係る技術によれば、上記開口部から指先を上記挿入空間へ挿入して、扉の一端縁を把持することができるので、取っ手を用いなくても扉の開閉操作が可能になる。したがって、扉から取っ手を省略することができ、部品点数を低減して製造コストを低減することができる。
実公昭48−29618号公報 実開昭54−45725号公報 特開2004−11200号公報
しかしながら、上記特許文献1に係る従来技術にあっては、扉等の上面を内方に向け傾斜形成して手掛面を設けているので、指先を掛け易くするために手掛面を大きく形成するためには、扉等自体を厚く形成しなければならず、自ずと限界があった。すなわち、材料コストが嵩むと共に、扉等も重くなり使い勝手が悪くなってしまうという課題があった。
また、上記特許文献3に係る従来技術にあっては、この技術を洗面化粧台に適用する場合、洗面化粧台内における洗面器の下面近くに上記内幕板部材を取り付けている。このような場合、上記内幕板部材の構造上、挿入空間に臨む上記洗面器の下面が露出することとなり、当該露出部分の見栄えが悪かった。
したがって、この見栄えを向上させるためには、別途、目隠しのための部材を取り付けたり、塗装を施す等、所定の目隠し処理が必要となってしまい、部品点数が増加し、キャビネットの組立工数も増加してしまうという課題があった。
更に、上記特許文献2に開示された窪みと、上記特許文献3に開示された挿入空間にあっては、指先を入れ易くするための具体的な手段が開示されておらず、またその示唆もされていない。
すなわち、指先を上記窪み又は上記挿入空間に入れ、更に扉の裏側に指先を掛ける場合、先ず、指先をその窪み等に向かって前進させ、次に扉の裏側に指先を掛けるために当該指先を水平方向又は下方に略直角に移動させる必要がある。
したがって、この指先の動作を、爪等が接触することなく円滑に行えるようにするためには、上記窪みや上記挿入空間が当該指先の動作範囲に合致した外形状に形成されていることが望ましいが、上記特許文献2,3には、そのような具体的な手段が開示されておらず、示唆もされていない。
特に、台所や洗面所等で活動する機会が多く、指先に長い爪を有した女性ユーザーにとっては、上記窪みや上記内幕板部材等に爪を引っ掛けて爪を傷つけてしまう虞があり、これを避けるためには、上記窪み等の形状に沿うような不自然な指先の動きを余儀なくされ、非常に使い勝手が悪かった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、扉から取っ手を省略することができ、部品点数を低減することができると共に、指先を挿入する開口部周辺の見栄えを担保することができ、更に使い勝手の良い幕板を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、(1)本発明は、キャビネットの側板の間に固定される本体部と、前記本体部の下端から前方に突設され扉の裏面と当接する戸当たり部と、を有し、前記扉を前記戸当たり部に当接させた状態において当該扉の上端部の上方に指先を挿入可能な開口部が形成されるように前記キャビネットに設置される幕板であって、前記本体部の上端から前方に突設され、支持対象物を当該支持対象物の下面から支持すると共に当該下面を覆う前方延設部と、当該前方延設部と前記戸当たり部との間に前方に拡開して形成され前記開口部に連通する凹部と、を更に備え、前記凹部は、前記前方延設部の前縁から奥行き方向に向かって縦断面円弧状に形成されていることを特徴とする。
(1)の発明によれば、開口部から指先を挿入して扉の上端部裏面に当該指先を掛け、手前に引くことによって扉を開けることができるので、扉から取っ手を省略することができ、部品点数を低減することができる。
また、前方延設部によって支持対象物の下面を覆うことができるので、指先を挿入する開口部周辺の見栄えを担保することができる。
更に、前方延設部の前縁から奥行き方向に向かって縦断面円弧状に形成された凹部を備えているので、当該凹部が扉を開ける際の指先の動作範囲に合致し、扉の裏面に指を自然に掛けることができる。
よって、従来技術のように、指先を掛け易くするために扉等自体を厚く形成して手掛面を大きく形成する必要がないと共に、指先に長い爪を有した女性ユーザーであっても、爪を引っ掛ける等の不都合を回避することができる。
以上のように、(1)の発明によれば、扉から取っ手を省略することができ、部品点数を低減することができると共に、指先を挿入する開口部周辺の見栄えを担保することができ、更に使い勝手の良い幕板を提供することができる。
また、扉から取っ手が不要になるので、キャビネットに両開き式の扉を取り付ける場合、取っ手の位置を考慮して取り付ける必要がなくなり、規格(デザインや寸法)が同一の扉であれば、左右の別なく製造でき、コストを低減できると共に、作業性を良くすることができる。
(2) (1)の発明においては、前記キャビネットは、洗面ボウルを有したカウンターを備えた洗面化粧台であり、前記本体部は、前記洗面ボウルとの干渉を避ける下向き傾斜部を備えることが好ましい。
(2)の発明によれば、幕板と洗面ボウルとを、奥行き寸法を短縮して配置できるので、奥行き寸法の小さい洗面化粧台に好適である。
(3) (1)又は(2)に記載の発明においては、前記本体部は、前記側板との固定手段であるダボを固定するダボ受けを備えることが好ましい。
(3)の発明によれば、ダボ受けに固定されたダボを、側板内面に予め設けられたダボ穴に対して嵌入することにより、当該接続固定部がキャビネット外部から見えないため、見栄えを担保することができると共に、幕板と側板との固定作業を容易且つ迅速に行うことができる。
本発明によれば、扉から取っ手を省略することができ、部品点数を低減することができると共に、指先を挿入する開口部周辺の見栄えを担保することができ、更に使い勝手の良い幕板を提供することができる。
以下に、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
この第1実施形態では、本発明を洗面化粧台に適用した例について図1〜図7に基づいて説明する。
ここで、図1は、本発明の第1実施形態に係る幕板を用いて構成した洗面化粧台を示す側断面図、図2は、幕板を示す斜視図、図3は、幕板を示す正面図である。
また、図4は、洗面化粧台を示す側面図、図5は、洗面化粧台を示す正面図、図6は、洗面化粧台を示す平面図である。図7は、図1におけるA−A断面を示す断面図であり、幕板10と側板6とをダボ16にて固定した状態を示したものである。
先ず、幕板10が適用される洗面化粧台(キャビネット)1について図4〜図6に基づいて説明する。
洗面化粧台1は、シングルレバー混合水栓4と、洗面ボウル5aを有するカウンター5と、これらを支持する幕板10、側板6,6並びに背板(図示せず)と、このカウンター5及び側板6,6等で囲まれる前面開口部(図示せず)を開閉するための両開き式の扉7,7とを備えて構成されている。
なお、洗面化粧台1の上方の壁面3には、ミラーキャビネット2が固定されている(図4参照)。
これらの扉7,7は、一端を蝶番8によって側板6に固定され、開閉自在に設けられている。なお、この蝶番8は、扉7をある程度閉めると、後は自然に閉まるダンパー機能を有している。
この扉7,7(図4及び図5参照)には、後述する理由により、開閉のための取っ手が設けられていない。すなわち、この扉7,7は、後述する開口部20から指先25(図1参照)を挿入して扉7の上端部裏面に指先25を掛け、手前に引くことによって開けられるように構成されている。
また、図1に示すように、扉7の上端部には木口材7aが固定されている。この木口材7aは、例えば樹脂等で厚さ2〜3mmに形成されており、扉7の上端部に接着等により容易に固定することができる。この木口材7aの後側角部には、指先25が掛け易くなるように予め面取り部7bが設けられている。
次に、幕板10について図1〜図3に基づいて詳細に説明する。
幕板10は、洗面化粧台1の側板6,6の間に固定される本体部11と、この本体部11の下端から前方に突設され扉7の裏面と衝撃緩衝ゴム18を介して当接する戸当たり部12と、を有し、扉7を戸当たり部12に当接させた状態において当該扉7の上端部の上方に指先25を挿入可能な開口部20が形成されるように洗面化粧台1に設置されるものである。
また、この幕板10は、本体部11の上端から前方に突設され、カウンター5の前部裏面に配された角材(支持対象物)9をその下面9aから支持すると共に、当該下面9aを覆う前方延設部13を備えている。
角材9は、通常、カウンター5の幅寸法と略同一長さ、すなわち、幕板10の長手方向の長さと略同一に形成されるのが一般的であるが、本実施形態1では、図6に示すように、洗面化粧台1の幅方向の両端部及び中央部といった要所のみ3箇所に分散配置されている。
また更に、幕板10は、前方延設部13と戸当たり部12との間に前方に拡開して形成され、開口部20に連通する湾曲凹部14とを備えている。この湾曲凹部14は、前方延設部13の前縁から奥行き方向に向かって縦断面円弧状に形成されている。
また、本体部11は、洗面ボウル5aとの干渉を避けるために、下向きに傾斜した下向き傾斜部15を備えている。
なお、この下向き傾斜部15は、設置位置の関係で、洗面ボウル5aと干渉しない場合、例えば、洗面化粧台1の奥行き寸法に余裕がある場合には、設けなくてもよい。
また、本体部11は、側板6との固定手段であるダボ16を固定する一対のダボ受け11a,11aを内方に向けて2組備えている。
これら本体部11、戸当たり部12、湾曲凹部14、前方延設部13及びダボ受け11aから一体的に形成されてなる幕板10は、例えばアルミニウム合金の押出成形により製作される。
以上のように構成された幕板10は、図7に示すように、側板6とダボ16にて固定され、略水平に設置される。すなわち、一対のダボ受け11a,11aに固定されたダボ16は、側板6の内面に設けられたダボ穴6aに嵌入されることにより、幕板10と側板6とが固定される。これにより、幕板10は、側板6,6を支え、洗面化粧台1の剛性を確保している。
なお、幕板10の湾曲凹部14及び戸当たり部12は、扉7との色彩の調和を考慮して、適宜、所定の色に着色されることが好ましい。
以上のように、この第1実施形態に係る幕板10によれば、開口部20から指先25を挿入して扉7の上端部裏面に当該指先25を掛け、手前に引くことによって扉7を開けることができるので、扉7から取っ手を省略することができ、部品点数を低減することができる。
また、扉7から取っ手が不要になるので、洗面化粧台1に両開き式の扉を取り付ける場合、取っ手の位置を考慮して取り付ける必要がなくなり、規格(デザインや寸法)が同一の扉であれば、左右の別なく製造でき、コストを低減できると共に、作業性を良くすることができる。
また、前方延設部13によって角材9の下面9aを覆うことができるので、指先25を挿入する開口部20周辺の見栄えを担保することができる。
更に、前方延設部13の前縁から奥行き方向に向かって縦断面円弧状に形成された湾曲凹部14を備えているので、当該湾曲凹部14が扉7を開ける際の指先25の動作範囲に合致し、扉7の裏面に指先25を自然に掛けることができる。
よって、従来技術のように、指先25を掛け易くするために扉等自体を厚く形成して手掛面を大きく形成する必要がないと共に、指先25に長い爪を有した女性ユーザーであっても、爪を引っ掛ける等の不都合を回避することができる。
特に、本発明に係る幕板10を、例えば、比較的背の高い家具等において目線よりも上に来るような箇所に設置する場合には、従来露出を余儀なくされていた部分であっても前方延設部13によって容易に隠すことができるので、見栄えを良くすることができる。このため、上述の従来技術では奏することのできない特有の効果を奏することができる。
また、本体部11は、洗面ボウル5aとの干渉を避ける下向き傾斜部15を備えているので、幕板10と洗面ボウル5aとを、奥行き寸法を短縮して配置できる。したがって、幕板10は、奥行き寸法の小さい洗面化粧台1に好適である。
また、幕板10の本体部11及び前方延設部13によってカウンター5の荷重の一部を受けることができるので、カウンター5を支持しその剛性を担保するための角材9を、幕板10と略同一長さにして設置する必要がない。
すなわち、図6に示すように、例えば、洗面化粧台1の幅方向の両端部及び中央部といった要所のみ3箇所に分散配置することができる。これにより、角材9が少量で済み、製造コストを低減することができる。
また、上記幕板10と側板6との固定構造によれば、ダボ受け11a,11aに固定されたダボ16を、側板6の内面に予め設けられたダボ穴6aに対して嵌入することにより、当該接続固定部が洗面化粧台1の外部から見えないため、見栄えを担保することができると共に、幕板10と側板6との固定作業を容易且つ迅速に行うことができる。
また、予め面取り部7bが形成された木口材7aを扉7の上端部に固定することで、扉7に対して面取り加工等の特殊な加工を施す必要がなくなり、作業工程を簡略化できると共に、製造コストを低減することができる。
本発明は、前述した実施形態に制限されることなく、適宜変更が可能である。
すなわち、上記第1実施形態においては、両開き式の扉7,7を例にして説明したが、これに限定されず、例えば、片開き式の単扉に本発明を適用してもよく、上記効果と同様の効果を期待できる。
また、幕板10は、アルミニウム合金の押出成形により製作されるものとして説明したが、これに限定されず、例えば、その他の合金や合成樹脂、人工大理石、木材等を材料にしてもよい。また、幕板10は、中空構造ではなく、中実構造であってもよい。
また、ダボ受け11a,11aの位置も上記図示例のものに限定されず、例えば、湾曲凹部14の裏面に形成してもよく、その他の位置に形成してもよい。これらの場合にも、上記効果と同様の効果を期待できる。
また、衝撃緩衝ゴム18を戸当たり部12に設けるものとして説明したが、これに限定されず、例えば、扉7の裏面であって戸当たり部12と対向する適宜箇所に、衝撃緩衝ゴム18又はその他の緩衝材を設けてもよい。
また、角材9は、洗面化粧台1の幅方向の両端部及び中央部の3箇所に分散配置されるものとして説明したが、これに限定されず、幕板10の長手方向の長さと略同一に形成し、1つ配置してもよい。
また、木口材7aの面取り部7bの形状は、図1に示すような直線的なものに限定されず、例えば、湾曲凹部14の形状に合わせて丸みを持った形状であってもよい。
また、扉7の上端部に、更に大きな面取り部を設けたい場合には、木口材7aの面取り部7bに加え、扉7の上端部裏面にも別途、面取り部を設けてもよい。
また、幕板10を側板6,6間に略水平に設置するものとして説明したが、縦方向に立設してもよい。例えば、片開きの扉に対して幕板10を縦方向に立設して適用する場合、一方の側板6の内側前縁部に沿って縦方向に立設することができる。
また、両開きの扉に対しても幕板10を縦方向に立設して適用することができる。この場合、例えば、2つの幕板10,10同士を前方延設部13,13同士が当接するように並設すればよい。
幕板10を上記のように立設する場合にも、当該幕板10に湾曲凹部14が形成されていることにより、開口部(開口部20に相当するもの)に対して指先25の爪を傷付けることなく円滑に挿入することができ、扉を開けることができる。
〔第2実施形態〕
この第2実施形態では、上記幕板10を流し台、調理台等のキャビネットの引き出しに適用する例について図8に基づいて説明する。
ここで、図8は、本発明の第2実施形態に係る幕板10を用いて構成した引き出し30を示す側断面図である。なお、以下の説明において、既に説明した部材と同一若しくは相当する部材には、同一の符号を付して重複説明を省略する。
図8に示すように、本実施形態2に係る引き出し30の引き出し前板32が、上記実施形態1に係る扉7(図1参照)に相当するものである。
引き出し前板32は、一般には「扉」とは称さない。しかしながら、引き出し30を開けるに際し、引き出し前板32の上端裏面に指先25を掛けて手前に引き出すという行為においては、上記扉7を開ける際の動作と類似の動作と考えることができるので、ここでは、引き出し前板32を「扉」と同義であると解釈することとする。
また、本実施形態2に係る天板(支持対象物)34は、上記実施形態1に係る角材9(図1参照)に相当するものである。
なお、引き出し30は、引き出し前板32、引き出し側板31、引き出し底板33及び引き出し後板(図示せず)から構成されている。
以上のように、この第2実施形態に係る幕板10によれば、引き出し前板32から取っ手を省略することができ、部品点数を低減することができると共に、指先25を挿入する開口部20周辺(天板34の前部裏面)の見栄えを担保することができ、使い勝手の良い引き出し30を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る幕板を用いて構成した洗面化粧台を示す側断面図である。 幕板を示す斜視図である。 幕板を示す正面図ある。 洗面化粧台を示す側面図である。 洗面化粧台を示す正面図である。 洗面化粧台を示す平面図である。 図1におけるA−A断面を示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係る幕板を用いて構成した引き出しを示す側断面図である。
符号の説明
1 洗面化粧台(キャビネット)
5 カウンター
5a 洗面ボウル
6 側板
6a ダボ穴
7 扉
9 角材(支持対象物)
9a 下面
10 幕板
11 本体部
11a ダボ受け部
12 戸当たり部
13 前方延設部
14 湾曲凹部(凹部)
15 下向き傾斜部
16 ダボ
20 開口部
25 指先
30 引き出し
32 引き出し前板
34 天板(支持対象物)

Claims (3)

  1. キャビネットの側板の間に固定される本体部と、
    前記本体部の下端から前方に突設され扉の裏面と当接する戸当たり部と、
    を有し、
    前記扉を前記戸当たり部に当接させた状態において当該扉の上端部の上方に指先を挿入可能な開口部が形成されるように前記キャビネットに設置される幕板であって、
    前記本体部の上端から前方に突設され、支持対象物を当該支持対象物の下面から支持すると共に当該下面を覆う前方延設部と、
    当該前方延設部と前記戸当たり部との間に前方に拡開して形成され前記開口部に連通する凹部と、
    を更に備え、
    前記凹部は、前記前方延設部の前縁から奥行き方向に向かって縦断面円弧状に形成されていることを特徴とする幕板。
  2. 前記キャビネットは、洗面ボウルを有したカウンターを備えた洗面化粧台であり、
    前記本体部は、前記洗面ボウルとの干渉を避ける下向き傾斜部を備えることを特徴とする請求項1に記載の幕板。
  3. 前記本体部は、前記側板との固定手段であるダボを固定するダボ受けを備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の幕板。
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