JP2009219542A - 遊技機 - Google Patents

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JP2009219542A JP2008064494A JP2008064494A JP2009219542A JP 2009219542 A JP2009219542 A JP 2009219542A JP 2008064494 A JP2008064494 A JP 2008064494A JP 2008064494 A JP2008064494 A JP 2008064494A JP 2009219542 A JP2009219542 A JP 2009219542A
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治 村田
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Abstract

【課題】遊技領域に、始動入賞口と、遊技に関する画像を表示する表示面を有する表示装置を備えた変動表示装置とを備えた遊技機において、大型化する表示装置や装飾演出部材を最大限に有効活用することで、遊技球の転動態様も楽しめるようにする。
【解決手段】表示面52aの前方に第1区画部材(前方構成部材30)を備える。また、第1区画部材は、表示面52aの表示領域の一部を囲んで区画するとともに、区画した領域内への遊技球の流入を規制する第1区画壁32と、第1区画壁32で区画された領域の内側に形成された遊技球転動面41と、遊技球転動面41を転動した遊技球を、第1区画部材の下方の始動入賞口が設けられた遊技領域1aへ流出させる遊技球流下部(流下路43b、案内流路46)と、を備える。また、遊技球転動面41を、表示面52aの前方であって表示面52aの上端以下かつ表示面52aの下端以上となる位置に設ける。
【選択図】図12

Description

本発明は、遊技領域に、遊技球が入賞可能な始動入賞口と、遊技に関する画像を表示する表示面を有する表示装置を備えた変動表示装置とを備えた遊技機に関する。
従来、前面が開口した凹室形状をなす遊技機のセンターケースには、その底部にステージと呼ばれる遊技球転動面が形成され、ワープ入口を介して遊技領域を流下する遊技球を流入させ、当該遊技球転動面において遊技球を遊技者に見せ、遊技機本来の目的である、始動入賞等、遊技球の転動結果が決定するまでの転動を楽しませるようにしている。また、センターケースには、凹室の奥手側に開設された表示用開口部を介し、遊技の進行や当り/はずれ、様々な演出を行う表示面が視認可能なように表示装置が設けられたり、様々な装飾演出を行うための演出可動部材等が配設されたりしている。
そこで、例えば、ステージ部を主にワープ入口からの遊技球が転動可能な第1ステージ部と、第1ステージの前面側下方であって主に遊技領域から遊技釘に弾かれて凹室内に飛入した遊技球が転動可能な第2ステージ部と、に分けて構成し、さらに各々のステージ部に遊技球導入口を設け、各導入口からの遊技球を共通の案内路に合流させて一の導出口より流出させるようにした遊技機が考えられている(例えば、特許文献1参照)。また、このようなセンターケースにおいて、表示装置の表示面では、遊技の進行やその結果示唆の演出等が行われるため、遊技者が最も注目するため大型化が進み、さらにその表示内容に関連して動作する可動演出部材も大型化するとともに形状や動きを複雑にすることで、遊技者の興趣を向上させるようにしている。
特開2006−136501号公報
しかし、従来センターケースに形成されるステージ部は、ワープ入口から流入した遊技球をステージ部に誘導し、前面に形成される導出口から導出するという一連の転動を行うのみであり、上記特許文献1のように、そのステージ部を前後方向に段差を持って配設したとしても、結果的に後から前へ遊技球を移動するという従来からの遊技球の転動に何ら変わりはなく、広く確保したステージ部のスペースを有効に活用できているとは言えなかった。また、上記特許文献1の主要な構造である、前後方向に形成された各ステージ部に導入口を設け、導出する際には1つの案内路に合流させて導出することでステージ部の上面のみにとどまらずに転動させるようにしているが、その移動経路は上下方向に変化しただけであり、従来の遊技球の転動に対し、大きく変化したり、新たな遊技球の転動を楽しむことができるものではなかった。
さらに、上記したように、近年、表示装置や演出可動部材、動作はしないものの、センターケース、遊技機を装飾するための装飾演出部材は、大型化、複雑化が進み、双方の魅力を取り入れてセンターケースを形成するには、そのスペースや可動範囲、さらには発光や動作といった演出に関するコスト的な面でも、大きな問題となっている。例えば、表示装置を大型のものとすると、大型の表示面を遊技者から視認可能にするにはそれを取り付けるセンターケース自体をさらに大型にする必要があり、そういった大型のセンターケースを演出、装飾する可動部材や装飾演出部材の配置や形状、動作、コストに関してまで問題が広がり、結果的にセンターケースだけが大型となり、遊技機本来の目的である、遊技球の転動を楽しむということが不可能となってしまう。
本発明の目的は、遊技領域に、遊技球が入賞可能な始動入賞口と、遊技に関する画像を表示する表示面を有する表示装置を備えた変動表示装置とを備えた遊技機において、大型化する表示装置や装飾演出部材を最大限に有効活用することで、遊技球の転動態様も楽しめるようにすることである。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、遊技球が流下する遊技領域が形成される遊技盤を備え、前記遊技領域に、遊技球が入賞可能な始動入賞口と、遊技に関する画像を表示する表示面を有する表示装置を備えた変動表示装置とを備え、前記始動入賞口への遊技球の入賞に基づき前記変動表示装置に変動表示ゲームを表示し、該変動表示ゲームの結果が特別結果態様となった場合に遊技者に所定の遊技価値を付与する遊技機において、
前記変動表示装置は、前記表示面の前方に第1区画部材を備え、
前記第1区画部材は、
前記表示面の表示領域の一部を囲んで区画するとともに、区画した領域内への遊技球の流入を規制する第1区画壁と、
前記第1区画壁で区画された領域の内側に形成され、遊技球が転動する遊技球転動面と、
前記遊技球転動面を転動した遊技球を、当該第1区画部材の下方の前記始動入賞口が設けられた前記遊技領域へ流出させる遊技球流下部と、を備え、
前記遊技球転動面を、前記表示面の前方であって前記表示面の上端以下かつ前記表示面の下端以上となる位置に設けたことを特徴とする。
ここで、「遊技に関する画像」とは、例えば、変動表示ゲームの画像(数字や文字、記号などの識別情報)、演出のためのキャラクタや図柄、背景画像である。また、背景画像として特に装飾の演出ために、例えば、単に所定の色彩で点滅や点灯するような表示も含む。
また、「表示面の上端以下かつ表示面の下端以上となる位置」には、表示面の上端もしくは下端と、遊技球転動面とが一致する位置も含む。
請求項1に記載の発明によれば、遊技球転動面を表示面の前方であって表示面の上端以下かつ表示面の下端以上となる位置に設けたので、大型化する表示装置や装飾演出部材を最大限に有効活用するとともに、遊技球の転動態様も楽しむことができる。すなわち、表示面の表示により遊技球転動面を装飾できるので、転動する遊技球の装飾のために新たな装飾装置を設ける必要がなく、装飾のための部品を削減しても、非常に高い装飾、演出効果を得ることができ、コストを掛けずに従来にない演出装飾を行うことができる。また、遊技球転動面よりも下側に表示面が位置するような配置とすれば、遊技球転動面の上下で所定の画像を表示することができ、表示装置を有効活用して従来にない演出で転動する遊技球を装飾することができる。また、遊技球転動面を転動した遊技球を、第1区画部材の下方の始動入賞口が設けられた遊技領域へ流出させる遊技球流下部を備えるので、遊技者に遊技球転動面での遊技球の転動態様に対して興味を持たせることができ、この部分を上述したように効果的に装飾することで遊技機の興趣を向上させることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の遊技機であって、前記変動表示装置は、前記表示面の前方であって、前記第1区画壁により区画される領域の内側で、かつ、前記遊技球転動面の上側に遊技球の直径以上の距離が離れた位置に第2区画部材を備え、
前記第2区画部材は、
前記表示面の表示領域の一部を囲んで区画するとともに、区画した領域内への遊技球の流入を規制する第2区画壁を備え、
前記第2区画壁で区画された前記表示面の表示領域を、前記変動表示ゲームを表示する第1表示領域とし、
前記第2区画壁の外側となる前記表示面の表示領域を、所定の装飾表示を表示する第2表示領域とし、
当該第2区画部材と前記遊技球転動面の間を遊技球転動空間とし、該遊技球転動空間の後方に前記第2表示領域が位置するようにしたことを特徴とする。
ここで、「所定の装飾表示」とは、例えば、数字や文字、記号、キャラクタなどの図柄、背景画像である。また、背景画像として特に装飾の演出ために、例えば、単に所定の色彩で点滅や点灯するような表示も含む。
請求項2に記載の発明によれば、第2区画部材は第2区画壁を備え、第2区画壁で区画された表示面の表示領域を、変動表示ゲームを表示する第1表示領域とし、第2区画壁の外側となる表示面の表示領域を、所定の装飾表示を表示する第2表示領域とし、当該第2区画部材と遊技球転動面の間を遊技球転動空間とし、該遊技球転動空間の後方に第2表示領域が位置するようにしたので、大型化する表示装置や装飾演出部材を最大限に有効活用するとともに、遊技球の転動態様も楽しむことができる。すなわち、大型の表示装置を、変動表示ゲームに用いる部分と、遊技機の演出に用いる部分とに分けることができて有効に活用できる。また、従来は変動表示ゲームの表示に用いられずに余剰していた表示領域を、装飾に活用することができ、表示装置を有効に活用することができる。また、遊技球転動空間の後方に装飾表示を表示する第2表示領域が位置するので、遊技球の転動のための空間を演出のための空間としても利用できる。また、転動する遊技球の装飾のために新たな装飾装置を設ける必要がなく、装飾のための部品を削減しても、非常に高い装飾、演出効果を得ることができ、コストを掛けずに従来にない演出装飾を行うことができる。また、遊技球転動空間は、区画した表示領域内への遊技球の流入を規制する第1区画壁と第2区画壁の間に形成されているが、遊技球転動空間の後方に位置する第2表示領域に表示された装飾表示によって、遊技球転動空間内の明るさを確保できるので、遊技球転動面を転動する遊技球の視認性が妨げられるようなことがない。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の遊技機であって、前記第2表示領域の前面側にレンズ部材を配設することを特徴とする。
ここで、「レンズ部材」とは、透過する光を屈折または散乱させるものである。
請求項3に記載の発明によれば、第2表示領域の前面側にレンズ部材を配設したので、装飾効果をより高めることができる。また、遊技球転動空間は、区画した表示領域内への遊技球の流入を規制する第1区画壁と第2区画壁の間に形成されているが、遊技球転動空間の後方に位置する第2表示領域に表示された装飾表示とレンズ部材によって、遊技球転動空間内の明るさを確保できるので、遊技球転動面を転動する遊技球の視認性が妨げられるようなことがない。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の遊技機であって、前記第1区画壁で区画された領域の外側の前記遊技領域を流下する遊技球を、前記第1区画壁で区画された領域内へ誘導するワープ装置を備え、
前記遊技球転動面は、
左右方向に沿って延設された第1遊技球転動面と、
該第1遊技球転動面の奥手側に設けられ、左右方向に沿って延設された第2遊技球転動面と、を有し、
前記第1遊技球転動面は、左右方向の一側端に前記ワープ装置の流出口が位置し、他側端に前記第2遊技球転動面への連通部を備え、
前記ワープ装置を通って前記第1遊技球転動面の一側端から流入した遊技球が他側端へ向かって転動し、前記連通部に達した遊技球が当該連通部で折り返して前記第2遊技球転動面に流入するようにしたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、遊技球転動面は第1遊技球転動面と、該第1遊技球転動面の奥手側に設けられた第2遊技球転動面と、を有し、ワープ装置を通って第1遊技球転動面の一側端から流入した遊技球が他側端へ向かって転動し、連通部に達した遊技球が当該連通部で折り返して第2遊技球転動面に流入するので、従来にない立体的な遊技球の転動が可能となり、遊技の興趣を向上させることができる。すなわち、第1遊技球転動面を転動した遊技球が折り返して後方の第2遊技球転動面に流入するので、遊技球転動面における遊技球の転動経路が長くなり、遊技球の転動態様を長く遊技者に見せることができる。また、転動態様を長く見せることで、この部分の装飾による効果を有効に活用できる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の遊技機であって、前記遊技球転動面は、光を透過可能な材質からなる部材で構成され、
前記変動表示装置は、前記遊技球転動面の下方に、当該遊技球転動面を下方から照射する発光手段を備えることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、遊技球転動面は、光を透過可能な材質からなる部材で構成され、変動表示装置は、遊技球転動面の下方に、当該遊技球転動面を下方から照射する発光手段を備えるので、遊技球転動面の装飾効果をより高めることができ、遊技の興趣を向上させることができる。また、表示装置に表示した所定の装飾表示との相乗効果により、演出効果を高めることができる。また、遊技球が転動する遊技球転動空間は、区画した表示領域内への遊技球の流入を規制する第1区画壁と第2区画壁の間に形成されているが、光を透過可能な材質からなる遊技球転動面を発光手段が下方から照らすことで、該発光手段からの光と遊技球転動空間の後方に位置する第2表示領域に表示された装飾表示とによって、遊技球転動空間内の明るさを確保できるので、遊技球転動面を転動する遊技球の視認性が妨げられるようなことがない。
請求項6記載の発明は、請求項5に記載の遊技機であって、前記第2遊技球転動面は、
前記第1遊技球転動面の後方に位置し、左右方向に沿って延設される中央遊技球転動面と、
該中央遊技球転動面の後方に位置し、左右方向に沿って延設される後方遊技球転動面と、からなり、
前記中央遊技球転動面は、遊技球を前記始動入賞口に誘導されやすい位置に案内する第1案内流路への遊技球の流入口である第1流入口を有し、
前記後方遊技球転動面は、遊技球を前記第1流入口へ誘導する誘導路と、遊技球を前記始動入賞口に誘導され難い位置に案内する第2案内流路への遊技球の流入口である第2流入口と、を有し、
前記連通部に達した遊技球は、当該連通部で、前記第1遊技球転動面、前記中央遊技球転動面および前記後方遊技球転動面の何れかに振り分けられることを特徴とする。
請求項6に記載の発明によれば、第2遊技球転動面は、第1遊技球転動面の後方に位置する中央遊技球転動面と、該中央遊技球転動面の後方に位置する後方遊技球転動面と、からなり、連通部に達した遊技球は、当該連通部で、第1遊技球転動面、中央遊技球転動面および後方遊技球転動面の何れかに振り分けられるので、従来にない立体的な遊技球の転動が可能となり、遊技の興趣を向上させることができる。また、中央遊技球転動面は遊技球を始動入賞口に誘導されやすい位置に案内する第1案内流路への遊技球の流入口である第1流入口を有し、後方遊技球転動面は遊技球を第1流入口へ誘導する誘導路と、遊技球を始動入賞口に誘導され難い位置に案内する第2案内流路への遊技球の流入口である第2流入口と、を有するので、流入する転動面によって始動入賞口へ誘導される確率が異なり、遊技球転動面上での遊技球の転動態様に興味を持たせることができ、遊技の興趣を向上できる。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の遊技機であって、前記第2区画壁は内部に発光手段を備えることを特徴とする。
請求項7に記載の発明によれば、第2区画壁は内部に発光手段を備えるので、大型化する表示装置や装飾演出部材を最大限に有効活用し、遊技球の転動態様も楽しめるようにすることである。すなわち、第2区画壁は表示面の前方に配されて表示領域を区画するものであり、この第2区画壁に発光手段を備えることで、表示装置の表示とともに発光による装飾が可能となって、より装飾効果を高めることができる。また、発光手段により、第2区画壁と遊技球転動面との間に形成される遊技球転動空間を装飾することもでき、遊技球の転動態様も楽しめるようにすることができる。また、遊技球転動空間は、区画した表示領域内への遊技球の流入を規制する第1区画壁と第2区画壁の間に形成されているが、第2区画壁の内部の発光手段が遊技球転動空間を照らすようにすれば、該発光手段と遊技球転動空間の後方に位置する第2表示領域に表示された装飾表示によって、遊技球転動空間内の明るさを確保できるので、遊技球転動面を転動する遊技球の視認性が妨げられるようなことがない。
請求項8に記載の発明は、請求項1から7の何れか一項に記載の遊技機であって、前記第2区画壁を光を透過可能な材質で構成し、前記表示面の表示領域における前記第2区画壁で覆われる部分を、所定の装飾表示を表示する第3表示領域としたことを特徴とする。
請求項8に記載の発明によれば、第2区画壁を光を透過可能な材質で構成し、表示面の表示領域における第2区画壁で覆われる部分を、所定の装飾表示を表示する第3表示領域としたので、大型化する表示装置や装飾演出部材を最大限に有効活用し、遊技球の転動態様も楽しめるようにすることができる。すなわち、第2区画壁は表示面の前方に配されて表示領域を区画するものであり、この第2区画壁を光を透過可能な材質で構成したことで、後方の第3表示領域となる部分の表示により第2区画壁を装飾できるようになり、装飾のための部品を削減しても、非常に高い装飾、演出効果を得ることができ、コストを掛けずに従来にない演出装飾を行うことができる。
本発明によれば、遊技球転動面を表示面の前方であって表示面の上端以下かつ表示面の下端以上となる位置に設けたので、大型化する表示装置や装飾演出部材を最大限に有効活用するとともに、遊技球の転動態様も楽しむことができる。すなわち、表示面の表示により遊技球転動面を装飾できるので、転動する遊技球の装飾のために新たな装飾装置を設ける必要がなく、装飾のための部品を削減しても、非常に高い装飾、演出効果を得ることができ、コストを掛けずに従来にない演出装飾を行うことができる。また、遊技球転動面よりも下側に表示面が位置するような配置とすれば、遊技球転動面の上下で所定の画像を表示することができ、表示装置を有効活用して従来にない演出で転動する遊技球を装飾することができる。また、遊技球転動面を転動した遊技球を、第1区画部材の下方の始動入賞口が設けられた遊技領域へ流出させる遊技球流下部を備えるので、遊技者に遊技球転動面での遊技球の転動態様に対して興味を持たせることができ、この部分を上述したように効果的に装飾することで遊技機の興趣を向上させることができる。
以下、この発明の実施形態について図面を参照して説明する。ここでは、本発明にかかる遊技機の適例としてのパチンコ遊技機について説明を行う。図1には、ガイドレール2で囲まれ、遊技球を発射して遊技を行う遊技領域1aが前面側に形成された遊技盤1を示した。なお、遊技機の外枠であって島設備に固定される機枠や、遊技領域1aの前面を覆うクリア部材保持枠、遊技盤1を取り付ける前面枠、遊技領域1aの下側に設けられ遊技球を収容する上皿、下皿を有するとともに、遊技者が発射操作を行うための操作ハンドルを備えた操作パネルなどは図示を省略している。
遊技盤1は、各種部材の取付ベースとなる平板状の遊技盤本体1b(木製もしくは合成樹脂製)を備え、該遊技盤本体1bの前面に、ガイドレール2で囲まれた遊技領域1aを有している。このガイドレール2は略円形に形成されており、その一部は、矩形板状の遊技盤本体1bの前面における四隅に設けられた区画部材3,3,…の側面によって形成されている。そして、このガイドレール2で囲まれた遊技領域1a内に発射装置から遊技球(打球;遊技媒体)を発射して遊技を行うようになっている。
遊技領域1a内には、普図始動ゲート4と、普図変動表示ゲームの未処理回数を表示する普図記憶表示器、普図変動表示ゲームを表示する普図表示器が設けられている。また、遊技領域1a内には、第1始動入賞口13(入賞装置)と、第2始動入賞口をなす普通変動入賞装置7(入賞装置)と、補助遊技としての特図変動表示ゲームの未処理回数を点灯表示する特図記憶表示器、特図変動表示ゲームを表示する特図表示器9が設けられている。なお、普図記憶表示器、普図表示器、特図記憶表示器、特図表示器9は、遊技状態を表す遊技状態表示LEDと併せて、セグメントLEDとして一体に設けられており、このセグメントLEDが遊技機の状態を表示する状態表示器8をなす。
さらに遊技領域1aには、上端側が手前側に倒れる方向に回動して開放可能になっているアタッカ形式の開閉扉10aを有し、補助遊技としての特図変動表示ゲームの結果如何によって大入賞口を閉じた状態(遊技者にとって不利な状態)から開放状態(遊技者にとって有利な状態)に変換する特別変動入賞装置10、入賞口などに入賞しなかった遊技球を回収するアウト穴11が設けられている。この他、遊技領域1aには、一般入賞口(図示略)、打球方向変換部材としての風車(図示略)、多数の障害釘(図示略)などが配設されている。
普図始動ゲート4内には、該普図始動ゲート4を通過した遊技球を検出するためのゲートSWが設けられている。そして、遊技領域1a内に打ち込まれた遊技球が普図始動ゲート4内を通過すると、普図変動表示ゲームが行われる。また、普図変動表示ゲームを開始できない状態、例えば、既に普図変動表示ゲームが行われ、その普図変動表示ゲームが終了していない状態や、普図変動表示ゲームが当って普通変動入賞装置7が開状態に変換されている場合に、普図始動ゲート4を遊技球が通過すると、普図始動記憶数の上限数未満ならば、普図始動記憶数が1加算されて普図始動記憶が1つ記憶されることとなる。なお、普図変動表示ゲームの始動記憶は、LEDを備える普図記憶表示器にて表示されるようになっている。
普図(普通図柄)変動表示ゲームは、遊技領域1a内に設けられた普図表示器で実行されるようになっている。なお、表示装置52の表示面52aの一部で普図変動表示ゲームを表示するようにしても良く、この場合は識別図柄として、例えば、数字、記号、キャラクタ図柄などを用い、これを所定時間変動表示させた後、停止表示させることにより行うようにする。この普図変動表示ゲームの停止表示が特別の結果態様となれば、普図の当りとなって、普通変動入賞装置7の開閉部材7a,7aが所定時間(例えば、0.5秒間)開放される。これにより、普通変動入賞装置7に遊技球が入賞しやすくなり、特図変動表示ゲームの始動が容易となる。
普通変動入賞装置7は左右一対の開閉部材7a,7aを具備し、第1始動入賞口13の下部に配設され、この開閉部材7a,7aは、常時は遊技球の直径程度の間隔をおいて閉じた状態(遊技者にとって不利な状態)を保持しているが、普図変動表示ゲームの結果が所定の停止表示態様となった場合には、駆動装置としてのソレノイド(普電SOL)によって、逆「ハ」の字状に開いて普通変動入賞装置7に遊技球が流入し易い状態(遊技者にとって有利な状態)に変化させられるようになっている。
この普通変動入賞装置7と第1始動入賞口13は、特図変動表示ゲームの始動入賞口も兼ねている。すなわち、普通変動入賞装置7と第1始動入賞口13の内部(入賞領域)に備えられた始動口SWによって遊技球を検出することに基づき、補助遊技としての特図変動表示ゲームを開始する始動権利が発生するようになっている。
この特図変動表示ゲームを開始する始動権利は、所定の上限数(例えば4)の範囲内で始動記憶(特図始動記憶)として記憶される。従って、特図変動表示ゲームが開始可能な状態で、且つ、始動記憶数が0の状態で、普通変動入賞装置7もしくは第1始動入賞口13に遊技球が入賞すると、始動権利の発生に伴って始動記憶が記憶されて、始動記憶数が1加算されるととともに、直ちに始動記憶に基づいて、特図変動表示ゲームが開始され、この際に始動記憶数が1減算される。
一方、特図変動表示ゲームが直ちに開始できない状態、例えば、既に特図変動表示ゲームが行われ、その特図変動表示ゲームが終了していない状態や、特別遊技状態となっている場合に、普通変動入賞装置7もしくは第1始動入賞口13に遊技球が入賞すると、始動記憶数が上限数未満ならば、始動記憶数が1加算されて始動記憶が1つ記憶されることになる。そして、始動記憶数が1以上となった状態で、特図変動表示ゲームが開始可能な状態(前回の特図変動表示ゲームの終了もしくは特別遊技状態の終了)となると、始動記憶数が1減算されるとともに、記憶された始動記憶に基づいて特図変動表示ゲームが開始される。なお、特図変動表示ゲームの始動記憶は、LEDを備える特図記憶表示器にて表示されるようになっている。
補助遊技としての特図(特別図柄、識別情報)変動表示ゲームは、遊技領域1a内に設けられた特図表示器9で実行されるようになっており、複数の識別情報を変動表示したのち、所定の結果態様を停止表示することで行われる。また、表示装置52の表示面52aにおける第1表示領域21にて複数種類の識別情報(例えば、数字、記号、キャラクタ図柄など)を変動表示させる特図変動表示ゲームに対応した飾り特図変動表示ゲームが実行されるようになっている。そして、この特図変動表示ゲームの結果として、特図表示器9の表示態様が特別結果態様(たとえば「7」)となった場合には、大当たりとなって特別遊技状態(いわゆる、大当たり状態)となる。また、これに対応して表示装置52の表示態様も特別結果態様(例えば、「7,7,7」等のゾロ目数字の何れか)となる。なお、遊技機に特図表示器9を備えずに、表示装置52のみで特図変動表示ゲームを実行するようにしても良い。
変動入賞装置としての特別変動入賞装置10は、上端側が手前側に倒れる方向に回動して開放可能になっているアタッカ形式の開閉扉10aによって開閉される大入賞口を備えていて、特別遊技状態中は、大入賞口を閉じた状態から開いた状態に変換することにより大入賞口内への遊技球の流入を容易にさせ、遊技者に所定の遊技価値(賞球)を付与するようになっている。なお、開閉扉10aは、例えば、駆動装置としてのソレノイド(大入賞口SOL)により駆動される。また、大入賞口の内部(入賞領域)には、該大入賞口に入った遊技球を検出する検出手段としてのカウントSWが配設されている。
そして、遊技を開始することにより遊技領域1a内に打ち込まれた遊技球が、一般入賞口(図示略)、普通変動入賞装置7、第1始動入賞口13、特別変動入賞装置10等の入賞口の何れかに入賞すると、それぞれの入賞口に対応した所定数の賞球が排出装置によって排出される(払い出される)ようになっている。
また、遊技領域1aの略中央には、飾り特図変動表示ゲームを表示する表示装置52を備えた変動表示装置20が設けられている。この変動表示装置20は、図2に示すように、表示装置52の表示面52aの表示領域の一部を囲んで区画する第1区画壁32を有する前方構成部材30と、該第1区画壁32で囲まれた表示面52aの表示領域の一部をさらに囲んで、飾り特図変動表示ゲームを表示する第1表示領域21を区画する第2区画壁61を有する演出装飾ユニット60とを備えた後方構成部材50とを有する。
図3,4に示すように、前方構成部材30は、遊技盤本体1bに形成された前後に貫通する開口に対して前面側から嵌め込まれることで取り付けられるようになっており、枠状の前方ベース部材31を有し、この前方ベース部材31に各種の部材が取り付けられている。この枠状の前方ベース部材31は、周面を形成する第1区画壁32を有し、この第1区画壁32にねじ穴やねじ止め部、位置決めのためのボス、ボスを受け入れる凹部やリブを受け入れるスリットなどが形成され、各種部材を適切な位置に固定できるようになっている。また、第1区画壁32の外周には、該第1区画壁32に対して垂直に外側に向かって延出する鍔状の取付部33が形成されている。
取付部33は、遊技盤本体1bに形成された開口の周縁よりも外側に延出するように形成されており、開口に前方構成部材30を前面側から挿入した際に、遊技盤本体1bの前面にその裏面が当接するようになっている。これによって、遊技盤本体1bに対する前方構成部材30の前後位置が所定の前後位置に設定されるようになっている。また、この取付部33には、前後に貫通するねじ穴が複数形成されており、ねじによって前方構成部材30を遊技盤本体1bに固定できるようになっている。さらに、取付部33は遊技盤本体1bの前面側であって遊技者から視認可能な位置に配されるものであり、その前面には装飾が施されている。
また、後述するステージユニット40およびワープ流路構成部材34が配される部分を除く前方構成部材30の上部および側部の第1区画壁32は、取付部33よりも遊技領域1aの前後幅(遊技盤本体1bの前面から遊技盤1の前方を覆うクリア部材の裏面までの幅)の分だけ前方へ延出するようになっている。よって、前方構成部材30を遊技盤本体1bの所定位置に取り付けることで、取付部33よりも前側に位置する第1区画壁32が遊技領域1a内に延出し、遊技領域1aを流下する遊技球が第1区画壁32で囲まれた領域へ流入することを規制するようになっている。これにより、表示装置52の視認性を確保するとともに遊技球転動面41への遊技球の流入数を制限するようになっている。
また、前方ベース部材31の上部であって第1区画壁32で囲まれた領域の内側には、装飾のための上部装飾部材36が配設されている。この上部装飾部材36は、光を透過可能な材質からなり、後述する後方構成部材50に設けられた演出用LED基板55からの光による装飾も可能となっている。また、前方ベース部材31の前面側から見て右下部には、第1可動演出部材37が取り付けられている。この第1可動演出部材37は、遊技の進行に合わせてレバーを模した可動部材37aを回動させることで、遊技の演出を行うものである。
また、前方ベース部材31の前面側から見て左側の側部には、変動表示装置20の外側の遊技領域1aを流下する遊技球を受け入れ、遊技球転動面41へと誘導するワープ流路35を形成するワープ流路構成部材34が取り付けられている。このワープ流路構成部材34は、前方ベース部材31の前面に取り付けられる前方部材34aと、前方ベース部材31の後方に取り付けられる後方部材34bとを備える。
前方部材34aは、取付部33の前面に配され、取付部33よりも遊技領域1aの前後幅(遊技盤本体1bの前面から遊技盤1の前方を覆うクリア部材の裏面までの幅)の分だけ前方へ延出するようになっている。また、前方部材34aの上端は、前方ベース部材31の前面側から見て左側の側部において取付部33よりも前方へ延出するように形成された第1区画壁32の下端に連続するようになっている。よって、取付部33の前方へ延出する第1区画壁32と一体となって、遊技領域1aを流下する遊技球が第1区画壁32で囲まれた領域へ流入することを規制するようになっている。また、前方部材34aにおける下端部には、ワープ流路35の流入口35aをなす上流側端部が変動表示装置20の左側(遊技領域1a側)に向けて開口している。
後方部材34bは前方部材34aの後方に配され、流入口35aから流入した遊技球を第1区画壁32の内側に配されるステージユニット40の上面である遊技球転動面41へ誘導するワープ流路35を前方部材34aとともに形成するものである。ワープ流路35は、遊技球が一列で流下可能な内径を有する筒状の流路で、このワープ流路35の流出口35bとなる下流側端部は遊技球転動面41の左端部に開口するようになっている。すなわち、ワープ流路構成部材34が、第1区画壁32で区画された領域の外側の遊技領域1aを流下する遊技球を第1区画壁32で区画された領域内へ誘導するワープ装置をなす。
また、前方ベース部材31の下側の内周面にはステージユニット40が取り付けられている。このステージユニット40は透明な材質からなり、後述するように後方および下側から照射された光による装飾が可能となっている。また、ステージユニット40の上面は遊技球転動面41となっている。この遊技球転動面41は、図5から9に示すように、遊技球が転動可能な所定の前後幅を有する領域が前後に3列並ぶように転動面区画壁42によって区画されており、前側から順に、前方遊技球転動面43、中央遊技球転動面44、後方遊技球転動面45をなす。
前方遊技球転動面43は、中央部分が最も低くなるような略円弧状となっており、一側端となる前面側から見て左側の端部にワープ流路35の流出口35bが位置している。また、前方遊技球転動面43の前端には、前方への遊技球の落下を防止するように、垂直に上方へ延出する前端壁43aが形成されている。これにより、ワープ流路35を流下した遊技球は、前方遊技球転動面43の左端部から中央部分へ向かって流下するようになる。また、前方遊技球転動面43の最も低くなった中央部分には、前方へ向かって下るように傾斜した流下路43bが形成されており、この流下路43bが形成された部分は、前端壁43aが途切れて下方の遊技領域1aへ遊技球が流下可能とされている。また、前方遊技球転動面43の他側端となる前面側から見て右側の端部には、中央遊技球転動面44、後方遊技球転動面45と連通する連通部41aが形成されている。この連通部41aには転動面区画壁42がなく、また、わずかに後方に向かって下るように傾斜しており、この連通部41aに流入した遊技球は、前方遊技球転動面43、中央遊技球転動面44、後方遊技球転動面45の何れかに振り分けられるようになっている。
中央遊技球転動面44は、中央部分が最も低くなるような略円弧状となっており、最も低くなった中央部分には、遊技球転動面41の下方に形成された第1案内流路46aへの流入口である第1流入口44aが形成されている。また、後方遊技球転動面45は、左右両側が中央に向かって下る傾斜面となっているとともに、中央部が上向きに突出した略W字状に形成されている。この略W字状に形成された後方遊技球転動面45において、上向きに突出した中央部の頂点となる部分には、前方へ向かって下るように傾斜した誘導路45aが形成されている。この誘導路45aが形成された部分では転動面区画壁42が途切れており、誘導路45aの傾斜に沿って流下する遊技球は、前方の中央遊技球転動面44に形成された第1流入口44aへ誘導されるようになっている。また、後方遊技球転動面45における上向きに突出した中央部の両側に位置する最も低くなった部分には、遊技球転動面41の下方に形成された第2案内流路46bへの流入口である第2流入口45bが形成されている。
遊技球転動面41の下方には前方へ下るように傾斜した案内流路46が形成されている。この案内流路46の左右幅は、遊技球の直径の三倍以上となっており、中央には中央遊技球転動面44に形成された第1流入口44aに流入した遊技球が流下する第1案内流路46aが流路区画壁46cにより区画されることで形成されている。また、第1案内流路46aの左右の領域は、後方遊技球転動面45に形成された第2流入口45bに流入した遊技球が流下する第2案内流路46bとされている。
このような構成を有する遊技球転動面41には、図5に示すようにワープ流路35を流下した遊技球が前方遊技球転動面43の左端部に流入し、ここから中央部分へ向かって流下する。このとき、流下する遊技球の勢いが弱ければ、最も低くなった中央部分に形成された流下路43bの傾斜に沿って前方へ流下し、下方の遊技領域1aへ流下する。図1に示すように流下路43bの下方には、第1始動入賞口13および普通変動入賞装置7が位置しており、この流下路43bを流下した遊技球は、高い確率で第1始動入賞口13もしくは普通変動入賞装置7に入賞することとなる。また、図5に示すように、流下する遊技球の勢いが強ければ、最も低くなった中央部分に形成された流下路43bを通過し、他側端となる右端部へ向かうこととなる。前方遊技球転動面43は、中央部分を過ぎると右端部へ向かう遊技球にとっては上り傾斜となるので、傾斜を上りきれなかった遊技球は中央部分へ戻って流下路43bから下方の遊技領域1aへ流下する。また、傾斜を上りきった遊技球は前方遊技球転動面43の他側端となる右端部に形成された連通部41aに至る。
図6,7に示すように、連通部41aに至った遊技球は傾斜に沿って後方へ流下し、中央遊技球転動面44もしくは後方遊技球転動面45に流入する。なお、後方へ流下せずに再び前方遊技球転動面43に流入する場合もある。このとき、遊技球が連通部41aで後方へ折り返して、ワープ流路35から流入して前方遊技球転動面43を連通部41aに向かって転動する方向とは逆の方向に転動することとなるので、従来にない立体的な遊技球の転動となり、また、遊技球転動面41における遊技球の転動経路が長くなって遊技球の転動態様を長く遊技者に見せることができるので遊技の興趣が向上する。
図6に示すように、中央遊技球転動面44に流入した遊技球は、傾斜に沿って最も低くなった中央部分へ向かって流下して第1流入口44aに流入し、下方の第1案内流路46aに流入する。そして、第1案内流路46aを前方へ流下し、下方の遊技領域1aへ流下する。図1に示すように第1案内流路46aの下方には、第1始動入賞口13および普通変動入賞装置7が位置しており、この第1案内流路46aを流下した遊技球は、高い確率で第1始動入賞口13もしくは普通変動入賞装置7に入賞することとなる。なお、第1案内流路46aは、前方遊技球転動面43に形成された流下路43bよりも第1始動入賞口13および普通変動入賞装置7に近いため、より高い確率で第1始動入賞口13もしくは普通変動入賞装置7へ遊技球を誘導することが可能である。
また、図7に示すように、後方遊技球転動面45に流入した遊技球は傾斜に沿って中央部分に向かって流下する。後方遊技球転動面45は、中央部が上向きに突出した略W字状に形成されているので、流下の勢いが弱ければ上向きに突出した中央部を越えられず、該中央部の両側も最も低くなった部分に形成された第2流入口45bに流入することとなる。第2流入口45bに流入した遊技球は下方の第2案内流路46bに流入して前方に向かって流下し、下方の遊技領域1aへ流下する。この第2案内流路46bを流下した遊技球は、第1案内流路46aを流下した場合よりは低い確率であるが、遊技球転動面41に流入せずに変動表示装置20の外を流下する遊技球よりは高い確率で第1始動入賞口13もしくは普通変動入賞装置7に入賞する可能性がある。
また、流下の勢いがちょうど良ければ、上向きに突出した中央部の頂点に形成された誘導路45aの傾斜に沿って前方へ流下し、中央遊技球転動面44に形成された第1流入口44aに流入する。そして、第1案内流路46aを経て下方の遊技領域1aへ誘導される。また、流下の勢いが強すぎると、上向きに突出した中央部を越えて左端側へ流下する。後方遊技球転動面45は、上向きに突出した中央部を越えると左端部へ向かう遊技球にとっては上り傾斜となるので、傾斜を上りきれなかった遊技球は再び中央部分へ戻る。このとき、流下の勢いが弱ければ上向きに突出した中央部を越えられず、該中央部の両側も最も低くなった部分に形成された第2流入口45bに流入し、第2案内流路46bを経て下方の遊技領域1aへ誘導される。また、流下の勢いがちょうど良ければ、上向きに突出した中央部の頂点に形成された誘導路45aの傾斜に沿って前方へ流下し、中央遊技球転動面44に形成された第1流入口44aに流入し、第1案内流路46aを経て下方の遊技領域1aへ誘導される。
すなわち、前方構成部材30が第1区画部材をなし、流下路43bおよび案内流路46が、遊技球転動面41を転動した遊技球を前方構成部材30(第1区画部材)の下方の始動入賞口(普通変動入賞装置7、第1始動入賞口13)が設けられた遊技領域1aへ流出させる遊技球流下部をなす。また、前方遊技球転動面43が第1遊技球転動面をなし、中央遊技球転動面44および後方遊技球転動面45が第2遊技球転動面をなす。
また、遊技球流下部のうち、中央遊技球転動面44の第1流入口44aに流入して第1案内流路46aから流下した場合が、最も第1始動入賞口13もしくは普通変動入賞装置7に入賞する確率が高く遊技者に有利である。そして、前方遊技球転動面43の流下路43bから流下した場合、後方遊技球転動面45の第2流入口45bに流入して第2案内流路46bから流下した場合の順に、第1始動入賞口13もしくは普通変動入賞装置7に入賞する確率が低くなる。
このように、流入する転動面によって始動入賞口をなす第1始動入賞口13もしくは普通変動入賞装置7へ誘導される確率が異なるので、遊技球転動面41上での遊技球の転動態様に興味を持たせることができ、遊技の興趣を向上できる。なお、遊技球転動面41へは、ワープ流路35からだけでなく、遊技球転動面41の下方を流下する遊技球が遊技釘などに衝突して跳ねることで流入する場合もあり、この場合も流入した転動面に応じて上述のような転動態様を示すこととなる。
以上のことから、第1区画壁32で区画された領域の外側の遊技領域1aを流下する遊技球を、第1区画壁32で区画された領域内へ誘導するワープ装置(ワープ流路構成部材34)を備え、遊技球転動面41は、左右方向に沿って延設された第1遊技球転動面(前方遊技球転動面)と、該第1遊技球転動面の奥手側に設けられ、左右方向に沿って延設された第2遊技球転動面(中央遊技球転動面44、後方遊技球転動面45)と、を有し、第1遊技球転動面は、左右方向の一側端にワープ装置の流出口35aが位置し、他側端に第2遊技球転動面への連通部41aを備え、ワープ装置を通って第1遊技球転動面の一側端から流入した遊技球が他側端へ向かって転動し、連通部41aに達した遊技球が当該連通部41aで折り返して第2遊技球転動面に流入するようにしたこととなる。
また、第2遊技球転動面は、第1遊技球転動面(前方遊技球転動面43)の後方に位置し、左右方向に沿って延設される中央遊技球転動面44と、該中央遊技球転動面44の後方に位置し、左右方向に沿って延設される後方遊技球転動面45と、からなり、中央遊技球転動面44は、遊技球を始動入賞口(普通変動入賞装置7、第1始動入賞口13)に誘導されやすい位置に案内する第1案内流路46aへの遊技球の流入口である第1流入口44aを有し、後方遊技球転動面45は、遊技球を第1流入口44aへ誘導する誘導路45aと、遊技球を始動入賞口に誘導され難い位置に案内する第2案内流路46bへの遊技球の流入口である第2流入口45bと、を有し、連通部41aに達した遊技球は、当該連通部41aで、第1遊技球転動面、中央遊技球転動面44および後方遊技球転動面45の何れかに振り分けられることとなる。
後方構成部材50は、図3,8に示すように、遊技盤本体1bの裏面側から取り付けられて、遊技盤本体1bの裏面に配されるようになっている。この後方構成部材50は、前方に開口した凹部51aを有する略矩形箱状の後方ベース部材51を有しており、この後方ベース部材51には、ねじ穴やねじ止め部、位置決めのためのボス、ボスを受け入れる凹部やリブを受け入れるスリットなどが形成され、各種部材を適切な位置に固定できるようになっている。また、後方ベース部材51の前端には、側壁51bに対して垂直に外側に向かって延出する鍔状の固定部51eが形成されており、後方構成部材50を遊技盤本体1bの裏面の所定位置に固定できるようになっている。また、後方ベース部材51の後壁51cには、前後に貫通する貫通孔51dが形成されている。この貫通孔51dは、後方ベース部材51の後方に取り付けられる表示装置52の表示面52aを視認可能とするものである。なお、後方ベース部材51は透明な材質からなり、貫通孔51d以外の部分における表示も後方ベース部材51を透して視認可能である。
後方ベース部材51の後壁51cの裏面に取り付けられる表示装置52は、後方ベース部材51の後壁51cの略全体を覆うことのできる表示面52aを有する液晶表示装置を備えている。この表示装置52は、表示面52aが前側となるように取り付けられることで、後方ベース部材51に形成された貫通孔51dを介して表示面52aの画像が遊技盤1の前方から視認可能となるようにされている。また、表示面52aにおける貫通孔51dに臨む部分以外の領域にも画像が表示されるようになっており、この画像は透明な材質からなる後方ベース部材51の後壁51cを透して遊技盤1の前方から視認可能となる。なお、表示装置52は、液晶表示装置を備えるものに限られず、例えば、EL、CRT等のディスプレイを備えるものであってもよい。
後方ベース部材51の凹部51aの内部には、略中央に演出装飾ユニット60が配され、この演出装飾ユニット60の周囲に、第2可動演出部材53、隠蔽部材54、演出用LED基板55、レンズ部材56が配されている。
図8から12に示すように、演出装飾ユニット60は、楕円形の第2区画壁61によって中央部分に前後に貫通した楕円形の表示用開口部62が形成された楕円形枠状の部材である。この演出装飾ユニット60は、前後に貫通する表示用開口部62が、後方ベース部材51に形成された貫通孔51dの前方に重なるように配されるようになっている。これにより、表示面52aは、第2区画壁61で囲まれた第1表示領域21と、その外側の第2表示領域22とに区画される。また、演出装飾ユニット60は、それ自体に装飾が施されているとともに、第2区画壁61の内部には、後述するようにLED基板67やレンズ部材64,65などが配され、光による遊技の演出や装飾を行うようになっている。この演出装飾ユニット60は、楕円形のベース部材63に種々の部品が取り付けられることで構成されている。
図8,9に示すように、ベース部材63は、楕円形の内周壁63aと、該内周壁63aの外側に所定の間隔をおいて並行するように形成された楕円形の外周壁63bとを有している。また、楕円の径方向に沿った連結部63cが内周壁63aと外周壁63bの前端を連結するように、楕円の周方向に所定の間隔をおいて複数形成され、さらにこの連結部63cと直交するように、内周壁63aおよび外周壁63bと所定の間隔をおいて並行する区画壁63dが形成されている。これによりベース部材63には、内周壁63aと外周壁63bの間に装飾のための複数の部材を収納する楕円形の収納部63eが形成される。この収納部63eには、前側から順に、第1レンズ部材64、第2レンズ部材65、リフレクタ66、LED基板67、基板カバー68が収納されている。
第1レンズ部材64、第2レンズ部材65は、後方に配されるLED基板67に設けられたLED67aからの光を透過可能な材質からなるとともに透過する光を収束または発散させるものである。この第1レンズ部材64、第2レンズ部材65は、楕円の上下左右で分割された四つの部分からなり、これらを組み合わせることで、楕円形の収納部63eにちょうど収まるような楕円形をなすようになっている。このうち、第1レンズ部材64は内周壁63aと区画壁63dの間に配され、収納部63eの前方の開口を閉鎖するようになっている。また、第2レンズ部材65は外周壁63bと区画壁63dの間に配され、収納部63eの前方の開口を閉鎖するようになっている。すなわち、第1レンズ部材64と第2レンズ部材65は、収納部63eの最前部に収納される部材であって、これらにより収納部63eの前方の開口が閉鎖されるようになっている。
リフレクタ66は、第1レンズ部材64の後方に重なって配されるようになっており、第1レンズ部材64と同様に、楕円の上下左右で分割された四つの部分からなり、これらを組み合わせることで、楕円形の収納部63eに収まるような楕円形をなすようになっている。このリフレクタ66は、後方に配されるLED基板67に設けられたLED67aの位置に合わせて前後に貫通する貫通部を有するとともに、前面が光を反射する反射面とされており、LED67aの光を効率よく前方に照射できるようにされている。また、リフレクタ66の外周面には外側へ延出する固定部66aが形成されており、リフレクタ66を収納部63eに収納して固定することで、固定部66aがベース部材63の外周壁63bに形成された切欠き部63fから演出装飾ユニット60の外側へ延出するようになっている。この固定部66aにより、演出装飾ユニット60を後方ベース部材51の所定位置に取り付けられるようになるとともに、リフレクタ66の後方に配されるLED基板67を所定位置に保持可能となる。
LED基板67は発光手段をなすものであって、リフレクタ66の後方に重なって配されるようになっており、前面にはLED67aが第1レンズ部材64の後方および第2レンズ部材65の後方のそれぞれに位置するように複数備えられている。このLED基板67も第1レンズ部材64と同様に、楕円の上下左右で分割された四つの部分からなり、これらを組み合わせることで、楕円形の収納部63eに収まるような楕円形をなすようになっている。また、LED基板67の外周には、リフレクタ66の外周面に外側へ延出するように形成された固定部66aと対応する位置に、該固定部66aの後方に重なるように外側へ延出する延出部67bが形成されている。この延出部67bはリフレクタ66の固定部66aの裏面に形成された溝部に嵌るようになっており、これにより、LED基板67の位置決めがなされるようになっている。以上のことから、第2区画壁61は内部に発光手段(LED基板67)を備えたこととなる。
LED基板67の後方に配される基板カバー68は、楕円の左右で分割された二つの部分からなり、これらを組み合わせることで、楕円形の収納部63eに収まるような楕円形をなすようになっている。また、この基板カバー68の外周であってリフレクタ66の外周面に外側へ延出するように形成された固定部66aと対応する位置には、固定部66aの後方に重なって該固定部66aの裏面に形成されたLED基板67の延出部67bが嵌る溝部を閉鎖する延出部68aが外側へ延出するように形成されている。この基板カバー68は、収納部63eの最後部に収納される部材であり、この基板カバー68により収納部63eの後方の開口が閉鎖されるようになっている。
図8に示すように、第2可動演出部材53は、後方ベース部材51の凹部51aの内部における上端であって、演出装飾ユニット60よりも後方の位置に取り付けられている。この第2可動演出部材53は、半円形に形成された一対の可動部材53aと、この可動部材53aを表示面52aと平行に回動するように駆動する駆動装置53bとを備えている。そして、半円形の可動部材53aは、駆動装置53bにより駆動されることで、駆動装置53bの下方で一つの円を形成するように組み合わさった演出状態と、この状態からそれぞれ左右に回動して左右に分離した待機状態とに変換可能となっている。
このような第2可動演出部材53は、演出制御装置によって通常は待機状態となるように制御されている。この待機状態では、可動部材53aが演出装飾ユニット60の表示用開口部62の上方へ退避した状態となるようになっている。後方ベース部材51の凹部51aには、待機状態において可動部材53aが位置する部分となる、第2可動演出部材53の左右であって演出装飾ユニット60の上側における左右の位置に、待機状態にある可動部材53aを隠蔽するための隠蔽部材54が設けられており、待機状態では遊技盤1の前方から可動部材53aが見えない状態となるようにされている。そして、第2可動演出部材53は、演出制御装置によって遊技の進行に合わせて所定のタイミングで待機状態から演出状態に変換されるように制御される。この演出状態では、演出装飾ユニット60の表示用開口部62内に可動部材53aが出現し、可動部材53aが飾り特図変動表示ゲームを表示する第1表示領域21の前方に重なって、遊技盤1の前方から視認可能となる。またこのとき、半円形の可動部材53aが一つの円を形成するように組み合わさった状態となり、遊技の演出を行うようになっている。
演出用LED基板55は発光手段をなすものであって、後方ベース部材51の凹部51aの後壁51cのうち、前面側から見て演出装飾ユニット60の上側と右側に位置する部分に配されている。この演出用LED基板55は前面側にLED55aを複数備え、光による装飾が可能となっている。このうち演出装飾ユニット60の上側に配される演出用LED基板55は、第2可動演出部材53の駆動装置53bの前方に配されることで、該駆動装置53bを遊技盤1の前方から見えないように隠蔽するようになっている。また、この演出装飾ユニット60の上側に配される演出用LED基板55は、後方構成部材50の前方に配される前方構成部材30の上部装飾部材36と前後に重なる位置に配されるようになっており、LED55aの光によって上部装飾部材36を後方から照らして光による装飾を行うようになっている。また、演出装飾ユニット60の右側に配される演出用LED基板55の前方には、光を透過可能な材質からなるとともに透過する光を屈折、散乱させるレンズ部材56が取り付けられている。
また、後方ベース部材51の凹部51aの後壁51cのうち、前面側から見て演出装飾ユニット60の下側と左側に位置する部分には、光を透過可能な材質からなるとともに透過する光を屈折、散乱させるレンズ部材56が配されている。このレンズ部材56には、後方ベース部材51の後方に配された表示面52aからの光が、光を透過可能な材質からなる後方ベース部材51の後壁51cを透って後方から入射するようになっており、LEDなどの発光手段を用いることなく光による装飾が可能となっている。このレンズ部材56が配される領域は第2区画壁61の外側であり、この後方の表示面52aの表示領域は、所定の装飾表示がなされる第2表示領域22となる。以上のことから、第2表示領域22の前面側にレンズ部材56を配設したこととなる。
また、後方ベース部材51の凹部51aにおける下端には、後方構成部材50の前方に配される前方構成部材30に設けられた遊技球転動面41の下方に配される転動面用レンズ部材57が配されている。また、この転動面用レンズ部材57の下方には、上面にLED58aを複数備えた発光手段としての転動面用LED基板58が配されている。
以上のような構成を有する変動表示装置20は、前方構成部材30を遊技盤本体1bに形成された開口に対して前面側から嵌め込んで固定するともに、後方構成部材50を遊技盤本体1bの裏面の所定位置に固定することで遊技盤本体1bに取り付けられるようになっている。これにより、図1,2,11,12に示すように、第1区画壁32で囲まれた領域の後方に表示装置52が配され、第1区画壁32により該表示装置52の表示面52aの一部が区画されるようになる。また、第2区画壁61は第1区画壁32で囲まれた領域の内側に配され、第1区画壁32により区画された領域をさらに区画するようになる。このように第1区画壁32と第2区画壁61により囲まれて区画された領域のうち、第2区画壁61で囲まれた領域が第1表示領域21となり、第1区画壁32と第2区画壁61の間の領域が第2表示領域22となる。そして、表示装置52の表示を制御する演出制御装置は、第1表示領域21に飾り特図変動表示ゲームを表示し、第2表示領域22に所定の装飾表示を表示する制御を行うようになっている。これにより、従来は飾り特図変動表示ゲームの表示に用いられずに余剰していた表示領域を装飾に活用することができ、表示装置52を有効に活用することができる。
また、遊技球転動面41と第2区画壁61の下端との間には、遊技球の直径以上の間隔が形成され、遊技球が転動可能な遊技球転動空間23が形成される。この遊技球転動空間23では、上述したような興趣の高い転動態様で遊技球が転動することとなる。図12に示すようにこの遊技球転動面41は、表示面52aの前方であって表示面52aの上端より下側で、かつ、表示面52aの下端よりも上側の位置に配される。これにより、遊技球転動空間23の後方に、表示面52aが位置するとともに、遊技球転動面41の下側にも表示面52aが臨むようになる。
この遊技球転動空間23の後方および遊技球転動面41の下方の表示領域は、第2区画壁61よりも下方に位置し、所定の装飾表示を行う第2表示領域22である。よって、該第2表示領域22に表示される所定の装飾表示が、レンズ部材56や透明な材質からなるステージユニット40を介して、遊技球転動面41を転動する遊技球や遊技盤1を装飾することとなる。なお、第2表示領域22に表示される所定の装飾表示は、例えば、所定の色彩で点滅や点灯するような表示であって、レンズ部材56を透して遊技盤1の前方から見ることで、LEDなどの発光手段による装飾と同等の装飾を可能とするものである。また、レンズ部材56や透明な材質からなるステージユニット40を介することで、直接表示面52aの表示を視認可能とするよりも装飾効果をより高めることができる。さらに、前方構成部材30に設けられるステージユニット40の下方には、後方構成部材50に設けられた転動面用レンズ部材57および転動面用LED基板58が重なるように配設される。これにより上述した表示面52aにおける装飾表示に加えてLEDの光による装飾も可能となり、より効果的に遊技球転動面41を転動する遊技球を装飾することができる。また、遊技球転動空間23は、区画した表示領域内への遊技球の流入を規制する第1区画壁32と第2区画壁61の間に形成されているが、遊技球転動空間23の後方に位置する第2表示領域22に表示された装飾表示や転動面用LED基板58などによって、遊技球転動空間23内の明るさを確保できるので、遊技球転動面41を転動する遊技球の視認性が妨げられるようなことがない。
また、表示面52aの前方に配されて表示領域を区画する第2区画壁61は、発光手段としてのLED基板67を備えており、この発光手段によっても遊技球転動空間23の装飾や、第1表示領域21での飾り特図変動表示ゲームの装飾が可能である。なお、この発光手段としてのLED基板67によっても遊技球転動空間23を照らすようにすれば、より遊技球転動空間23内の明るさを確保できる。
以上のような構成により、大型化する表示装置52や装飾演出部材を最大限に有効活用するとともに、遊技球の転動態様も楽しむことができる。すなわち、遊技球転動面41の転動する遊技球の装飾のために新たな装飾装置を設ける必要がなく、装飾のための部品を削減しても、非常に高い装飾、演出効果を得ることができ、コストを掛けずに従来にない演出装飾を行うことができる。また、遊技球転動面41よりも下側に表示面52aが位置するので、遊技球転動面41の上下で所定の画像を表示することができ、表示装置52を有効活用して従来にない演出で転動する遊技球を装飾することができる。
以上のことから、遊技球が流下する遊技領域1aが形成される遊技盤1を備え、遊技領域1aに、遊技球が入賞可能な始動入賞口(普通変動入賞装置7、第1始動入賞口13)と、遊技に関する画像を表示する表示面52aを有する表示装置52を備えた変動表示装置20とを備え、始動入賞口への遊技球の入賞に基づき変動表示装置20に変動表示ゲームを表示し、該変動表示ゲームの結果が特別結果態様となった場合に遊技者に所定の遊技価値を付与する遊技機において、変動表示装置20は、表示面52aの前方に第1区画部材(前方構成部材30)を備え、第1区画部材は、表示面52aの表示領域の一部を囲んで区画するとともに、区画した領域内への遊技球の流入を規制する第1区画壁32と、第1区画壁32で区画された領域の内側に形成され、遊技球が転動する遊技球転動面41と、遊技球転動面41を転動した遊技球を、当該第1区画部材の下方の始動入賞口が設けられた遊技領域1aへ流出させる遊技球流下部(流下路43b、案内流路46)と、を備え、遊技球転動面41を、表示面52aの前方であって表示面52aの上端以下かつ表示面52aの下端以上となる位置に設けたこととなる。
また、変動表示装置20は、表示面52aの前方であって、第1区画壁32により区画される領域の内側で、かつ、遊技球転動面41の上側に遊技球の直径以上の距離が離れた位置に第2区画部材(演出装飾ユニット60)を備え、第2区画部材は、表示面52aの表示領域の一部を囲んで区画するとともに、区画した領域内への遊技球の流入を規制する第2区画壁61を備え、第2区画壁61で区画された表示面52aの表示領域を、変動表示ゲームを表示する第1表示領域21とし、第2区画壁61の外側となる表示面52aの表示領域を、所定の装飾表示を表示する第2表示領域22とし、当該第2区画部材と遊技球転動面41の間を遊技球転動空間23とし、該遊技球転動空間23の後方に第2表示領域22が位置するようにしたこととなる。
また、遊技球転動面41は、光を透過可能な材質からなる部材で構成され、変動表示装置20は、遊技球転動面41の下方に、当該遊技球転動面41を下方から照射する発光手段(転動面用LED基板58)を備えたこととなる。
なお、所定の装飾表示として、所定の色彩で点滅や点灯するような表示をするとしたが、例えば、数字や文字、記号、キャラクタなどの図柄、背景画像を表示するようにしてもよい。また、遊技球転動面41は、表示面52aの前方であって表示面52aの上端より下側で、かつ、表示面52aの下端よりも上側の位置に配されるとしたが、表示面52aが少なくとも遊技球転動空間23の後方に位置し、該遊技球転動空間23を装飾できるように、遊技球転動面41が表示面52aの前方であって表示面52aの上端以下かつ表示面52aの下端以上となる位置にあれば良い。
次に、上述した実施形態の遊技機の第1変形例である、変動表示装置の変形例について図13を参照して説明する。なお、基本的には、上述の実施形態の遊技機と同様の構成を有しており、以下、同様の構成を有する部分については同じ符号を付して説明を省略し、主に異なる部分について説明する。また、本変形例の変動表示装置80は正面から見て上述の実施形態の変動表示装置20と同様の構造を有しており、図13には、図12と同じ位置(図2に示すA−A線)での断面図を示した。
本変形例の変動表示装置80は、第2区画壁61に第1レンズ部材64、第2レンズ部材65のみを備え、第2区画壁61の後方に位置する表示面52aの表示を、第1レンズ部材64、第2レンズ部材65を透して視認可能とするようにしている。そして、表示面52aの表示を制御する演出制御装置が、第2区画壁61の後方に位置する表示面52aの表示領域を第3表示領域24として所定の装飾表示を表示するように制御することで、第2区画壁61において光による装飾を行うことができるようにしている。これにより、後方の第3表示領域24となる部分の表示により第2区画壁61を装飾できるようになり、装飾のための部品を削減しても、非常に高い装飾、演出効果を得ることができ、コストを掛けずに従来にない演出装飾を行うことができる。
以上のことから、第2区画壁61を光を透過可能な材質で構成し、表示面52aの表示領域における第2区画壁61で覆われる部分を、所定の装飾表示を表示する第3表示領域24としたこととなる。
次に、上述した実施形態の遊技機の第2変形例である、変動表示装置の変形例について図14を参照して説明する。なお、基本的には、上述の実施形態の遊技機と同様の構成を有しており、以下、同様の構成を有する部分については同じ符号を付して説明を省略し、主に異なる部分について説明する。また、本変形例の変動表示装置90は正面から見て上述の実施形態の変動表示装置20と同様の構造を有しており、図14には、図12と同じ位置(図2に示すA−A線)での断面図を示した。
本変形例の変動表示装置90は、遊技球転動空間23に臨む第2区画壁61の下面を、光を反射する反射面としている。これにより、遊技球転動空間23における光による装飾の効果をより高めることができるとともに遊技球転動空間23内の明るさを確保できる。なお、第2区画壁61の下面を、該第2区画壁61の内部からの光を透過可能であるとともに第2区画壁61の下側からの光を反射可能なハーフミラーとして、さらに光による装飾の効果や照明効果を高めるようにしても良い。
以上のような遊技機は、遊技球が流下する遊技領域1aが形成される遊技盤1を備え、遊技領域1aに、遊技球が入賞可能な始動入賞口(普通変動入賞装置7、第1始動入賞口13)と、遊技に関する画像を表示する表示面52aを有する表示装置52を備えた変動表示装置20とを備え、始動入賞口への遊技球の入賞に基づき変動表示装置20に変動表示ゲームを表示し、該変動表示ゲームの結果が特別結果態様となった場合に遊技者に所定の遊技価値を付与する遊技機であって、変動表示装置20は、表示面52aの前方に第1区画部材(前方構成部材30)を備え、第1区画部材は、表示面52aの表示領域の一部を囲んで区画するとともに、区画した領域内への遊技球の流入を規制する第1区画壁32と、第1区画壁32で区画された領域の内側に形成され、遊技球が転動する遊技球転動面41と、遊技球転動面41を転動した遊技球を、当該第1区画部材の下方の始動入賞口が設けられた遊技領域1aへ流出させる遊技球流下部(流下路43b、案内流路46)と、を備え、遊技球転動面41を、表示面52aの前方であって表示面52aの上端以下かつ表示面52aの下端以上となる位置に設けている。
したがって、遊技球転動面41を表示面52aの前方であって表示面52aの上端以下かつ表示面52aの下端以上となる位置に設けたので、大型化する表示装置52や装飾演出部材を最大限に有効活用するとともに、遊技球の転動態様も楽しむことができる。すなわち、表示面52aの表示により遊技球転動面41を装飾できるので、転動する遊技球の装飾のために新たな装飾装置を設ける必要がなく、装飾のための部品を削減しても、非常に高い装飾、演出効果を得ることができ、コストを掛けずに従来にない演出装飾を行うことができる。また、遊技球転動面41よりも下側に表示面が位置するような配置とすれば、遊技球転動面41の上下で所定の画像を表示することができ、表示装置52を有効活用して従来にない演出で転動する遊技球を装飾することができる。また、遊技球転動面41を転動した遊技球を、第1区画部材の下方の始動入賞口が設けられた遊技領域1aへ流出させる遊技球流下部を備えるので、遊技者に遊技球転動面41での遊技球の転動態様に対して興味を持たせることができ、この部分を上述したように効果的に装飾することで遊技機の興趣を向上させることができる。
また、変動表示装置20は、表示面52aの前方であって、第1区画壁32により区画される領域の内側で、かつ、遊技球転動面41の上側に遊技球の直径以上の距離が離れた位置に第2区画部材(演出装飾ユニット60)を備え、第2区画部材は、表示面52aの表示領域の一部を囲んで区画するとともに、区画した領域内への遊技球の流入を規制する第2区画壁61を備え、第2区画壁61で区画された表示面52aの表示領域を、変動表示ゲームを表示する第1表示領域21とし、第2区画壁61の外側となる表示面52aの表示領域を、所定の装飾表示を表示する第2表示領域22とし、当該第2区画部材と遊技球転動面41の間を遊技球転動空間23とし、該遊技球転動空間23の後方に第2表示領域22が位置するようにしている。
したがって、第2区画部材は第2区画壁61を備え、第2区画壁61で区画された表示面52aの表示領域を、変動表示ゲームを表示する第1表示領域21とし、第2区画壁61の外側となる表示面52aの表示領域を、所定の装飾表示を表示する第2表示領域22とし、当該第2区画部材と遊技球転動面41の間を遊技球転動空間23とし、該遊技球転動空間23の後方に第2表示領域22が位置するようにしたので、大型化する表示装置52や装飾演出部材を最大限に有効活用するとともに、遊技球の転動態様も楽しむことができる。すなわち、大型の表示装置52を、変動表示ゲームに用いる部分と、遊技機の演出に用いる部分とに分けることができて有効に活用できる。また、従来は変動表示ゲームの表示に用いられずに余剰していた表示領域を、装飾に活用することができ、表示装置52を有効に活用することができる。また、遊技球転動空間23の後方に装飾表示を表示する第2表示領域22が位置するので、遊技球の転動のための空間を演出のための空間としても利用できる。また、転動する遊技球の装飾のために新たな装飾装置を設ける必要がなく、装飾のための部品を削減しても、非常に高い装飾、演出効果を得ることができ、コストを掛けずに従来にない演出装飾を行うことができる。また、遊技球転動空間23は、区画した表示領域内への遊技球の流入を規制する第1区画壁32と第2区画壁61の間に形成されているが、遊技球転動空間23の後方に位置する第2表示領域22に表示された装飾表示によって、遊技球転動空間23内の明るさを確保できるので、遊技球転動面41を転動する遊技球の視認性が妨げられるようなことがない。
また、第2表示領域22の前面側にレンズ部材56を配設している。
したがって、第2表示領域22の前面側にレンズ部材56を配設したので、装飾効果をより高めることができる。また、遊技球転動空間23は、区画した表示領域内への遊技球の流入を規制する第1区画壁32と第2区画壁61の間に形成されているが、遊技球転動空間23の後方に位置する第2表示領域22に表示された装飾表示とレンズ部材56によって、遊技球転動空間23内の明るさを確保できるので、遊技球転動面41を転動する遊技球の視認性が妨げられるようなことがない。
また、第1区画壁32で区画された領域の外側の遊技領域1aを流下する遊技球を、第1区画壁32で区画された領域内へ誘導するワープ装置(ワープ流路構成部材34)を備え、遊技球転動面41は、左右方向に沿って延設された第1遊技球転動面(前方遊技球転動面43)と、該第1遊技球転動面の奥手側に設けられ、左右方向に沿って延設された第2遊技球転動面(中央遊技球転動面44、後方遊技球転動面45)と、を有し、第1遊技球転動面は、左右方向の一側端にワープ装置の流出口35aが位置し、他側端に第2遊技球転動面への連通部41aを備え、ワープ装置を通って第1遊技球転動面の一側端から流入した遊技球が他側端へ向かって転動し、連通部41aに達した遊技球が当該連通部41aで折り返して第2遊技球転動面に流入するようにしている。
したがって、遊技球転動面41は第1遊技球転動面と、該第1遊技球転動面の奥手側に設けられた第2遊技球転動面と、を有し、ワープ装置を通って第1遊技球転動面の一側端から流入した遊技球が他側端へ向かって転動し、連通部41aに達した遊技球が当該連通部41aで折り返して第2遊技球転動面に流入するので、従来にない立体的な遊技球の転動が可能となり、遊技の興趣を向上させることができる。すなわち、第1遊技球転動面を転動した遊技球が折り返して後方の第2遊技球転動面に流入するので、遊技球転動面41における遊技球の転動経路が長くなり、遊技球の転動態様を長く遊技者に見せることができる。また、転動態様を長く見せることで、この部分の装飾による効果を有効に活用できる。
また、遊技球転動面41は、光を透過可能な材質からなる部材で構成され、変動表示装置20は、遊技球転動面41の下方に、当該遊技球転動面41を下方から照射する発光手段(転動面用LED基板58)を備えている。
したがって、遊技球転動面41は、光を透過可能な材質からなる部材で構成され、変動表示装置20は、遊技球転動面41の下方に、当該遊技球転動面41を下方から照射する発光手段を備えるので、遊技球転動面41の装飾効果をより高めることができ、遊技の興趣を向上させることができる。また、表示装置52に表示した所定の装飾表示との相乗効果により、演出効果を高めることができる。また、遊技球が転動する遊技球転動空間23は、区画した表示領域内への遊技球の流入を規制する第1区画壁32と第2区画壁61の間に形成されているが、光を透過可能な材質からなる遊技球転動面41を発光手段が下方から照らすことで、該発光手段からの光と遊技球転動空間23の後方に位置する第2表示領域22に表示された装飾表示とによって、遊技球転動空間23内の明るさを確保できるので、遊技球転動面41を転動する遊技球の視認性が妨げられるようなことがない。
また、第2遊技球転動面は、第1遊技球転動面(前方遊技球転動面43)の後方に位置し、左右方向に沿って延設される中央遊技球転動面44と、該中央遊技球転動面44の後方に位置し、左右方向に沿って延設される後方遊技球転動面45と、からなり、中央遊技球転動面44は、遊技球を始動入賞口(普通変動入賞装置7、第1始動入賞口13)に誘導されやすい位置に案内する第1案内流路46aへの遊技球の流入口である第1流入口44aを有し、後方遊技球転動面45は、遊技球を第1流入口44aへ誘導する誘導路45aと、遊技球を始動入賞口に誘導され難い位置に案内する第2案内流路46bへの遊技球の流入口である第2流入口45bと、を有し、連通部41aに達した遊技球は、当該連通部41aで、第1遊技球転動面、中央遊技球転動面44および後方遊技球転動面45の何れかに振り分けられる。
したがって、第2遊技球転動面は、第1遊技球転動面の後方に位置する中央遊技球転動面44と、該中央遊技球転動面44の後方に位置する後方遊技球転動面45と、からなり、連通部41aに達した遊技球は、当該連通部41aで、第1遊技球転動面、中央遊技球転動面44および後方遊技球転動面45の何れかに振り分けられるので、従来にない立体的な遊技球の転動が可能となり、遊技の興趣を向上させることができる。また、中央遊技球転動面44は遊技球を始動入賞口に誘導されやすい位置に案内する第1案内流路46aへの遊技球の流入口である第1流入口44aを有し、後方遊技球転動面45は遊技球を第1流入口44aへ誘導する誘導路45aと、遊技球を始動入賞口に誘導され難い位置に案内する第2案内流路46bへの遊技球の流入口である第2流入口45bと、を有するので、流入する転動面によって始動入賞口へ誘導される確率が異なり、遊技球転動面41上での遊技球の転動態様に興味を持たせることができ、遊技の興趣を向上できる。
また、第2区画壁61は内部に発光手段(LED基板67)を備えている。
したがって、第2区画壁61は内部に発光手段を備えるので、大型化する表示装置52や装飾演出部材を最大限に有効活用し、遊技球の転動態様も楽しめるようにすることである。すなわち、第2区画壁61は表示面52aの前方に配されて表示領域を区画するものであり、この第2区画壁61に発光手段を備えることで、表示装置52の表示とともに発光による装飾が可能となって、より装飾効果を高めることができる。また、発光手段により、第2区画壁61と遊技球転動面41との間に形成される遊技球転動空間23を装飾することもでき、遊技球の転動態様も楽しめるようにすることができる。また、遊技球転動空間23は、区画した表示領域内への遊技球の流入を規制する第1区画壁32と第2区画壁61の間に形成されているが、第2区画壁61の内部の発光手段が遊技球転動空間23を照らすようにすれば、該発光手段と遊技球転動空間23の後方に位置する第2表示領域22に表示された装飾表示によって、遊技球転動空間23内の明るさを確保できるので、遊技球転動面41を転動する遊技球の視認性が妨げられるようなことがない。
また、第2区画壁61を光を透過可能な材質で構成し、表示面52aの表示領域における第2区画壁61で覆われる部分を、所定の装飾表示を表示する第3表示領域24としている。
したがって、第2区画壁61を光を透過可能な材質で構成し、表示面52aの表示領域における第2区画壁61で覆われる部分を、所定の装飾表示を表示する第3表示領域24としたので、大型化する表示装置52や装飾演出部材を最大限に有効活用し、遊技球の転動態様も楽しめるようにすることができる。すなわち、第2区画壁61は表示面52aの前方に配されて表示領域を区画するものであり、この第2区画壁61を光を透過可能な材質で構成したことで、後方の第3表示領域24となる部分の表示により第2区画壁61を装飾できるようになり、装飾のための部品を削減しても、非常に高い装飾、演出効果を得ることができ、コストを掛けずに従来にない演出装飾を行うことができる。
なお、本発明の遊技機は、遊技機として、前記実施の形態に示されるようなパチンコ遊技機に限られるものではなく、例えば、その他のパチンコ遊技機、アレンジボール遊技機、雀球遊技機などの遊技球を使用する全ての遊技機に適用可能である。
また、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明を適用した一実施の形態の構成を示す遊技盤の正面図である。 変動表示装置の正面図である。 変動表示装置の前面側から見た分解斜視図である。 前方構成部材の前面側から見た分解斜視図である。 前方構成部材の下部を示す斜視図であって、前方遊技球転動面を転動する遊技球の転動態様を示す図である。 前方構成部材の下部を示す斜視図であって、中央遊技球転動面を転動する遊技球の転動態様を示す図である。 前方構成部材の下部を示す斜視図であって、後方遊技球転動面を転動する遊技球の転動態様を示す図である。 後方構成部材の前面側から見た分解斜視図である。 演出装飾ユニットの前面側から見た分解斜視図である。 演出装飾ユニットの裏面側から見た分解斜視図である。 演出装飾ユニットと表示装置の前後の位置関係を示す図である。 図2に示すA−A線における断面の一部を示す断面図である。 第1変形例にかかる変動表示装置の図12と同じ位置における断面図である。 第2変形例にかかる変動表示装置の図12と同じ位置における断面図である。
符号の説明
1 遊技盤
1a 遊技領域
7 普通変動入賞装置(始動入賞口)
13 第1始動入賞口(始動入賞口)
20 変動表示装置
21 第1表示領域
22 第2表示領域
23 遊技球転動空間
24 第3表示領域
30 前方構成部材(第1区画部材)
32 第1区画壁
34 ワープ流路構成部材(ワープ装置)
41 遊技球転動面
41a 連通部
43 前方遊技球転動面(第1遊技球転動面)
43b 流下路(遊技球流下部)
44 中央遊技球転動面(第2遊技球転動面)
44a 第1流入口
45 後方遊技球転動面(第2遊技球転動面)
45a 誘導路
45b 第2流入口
46 案内流路(遊技球流下部)
46a 第1案内流路
46b 第2案内流路
52 表示装置
52a 表示面
53a 流出口
56 レンズ部材
58 転動面用LED基板(発光手段)
60 演出装飾ユニット(第2区画部材)
61 第2区画壁
67 LED基板(発光手段)

Claims (8)

  1. 遊技球が流下する遊技領域が形成される遊技盤を備え、前記遊技領域に、遊技球が入賞可能な始動入賞口と、遊技に関する画像を表示する表示面を有する表示装置を備えた変動表示装置とを備え、前記始動入賞口への遊技球の入賞に基づき前記変動表示装置に変動表示ゲームを表示し、該変動表示ゲームの結果が特別結果態様となった場合に遊技者に所定の遊技価値を付与する遊技機において、
    前記変動表示装置は、前記表示面の前方に第1区画部材を備え、
    前記第1区画部材は、
    前記表示面の表示領域の一部を囲んで区画するとともに、区画した領域内への遊技球の流入を規制する第1区画壁と、
    前記第1区画壁で区画された領域の内側に形成され、遊技球が転動する遊技球転動面と、
    前記遊技球転動面を転動した遊技球を、当該第1区画部材の下方の前記始動入賞口が設けられた前記遊技領域へ流出させる遊技球流下部と、を備え、
    前記遊技球転動面を、前記表示面の前方であって前記表示面の上端以下かつ前記表示面の下端以上となる位置に設けたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記変動表示装置は、前記表示面の前方であって、前記第1区画壁により区画される領域の内側で、かつ、前記遊技球転動面の上側に遊技球の直径以上の距離が離れた位置に第2区画部材を備え、
    前記第2区画部材は、
    前記表示面の表示領域の一部を囲んで区画するとともに、区画した領域内への遊技球の流入を規制する第2区画壁を備え、
    前記第2区画壁で区画された前記表示面の表示領域を、前記変動表示ゲームを表示する第1表示領域とし、
    前記第2区画壁の外側となる前記表示面の表示領域を、所定の装飾表示を表示する第2表示領域とし、
    当該第2区画部材と前記遊技球転動面の間を遊技球転動空間とし、該遊技球転動空間の後方に前記第2表示領域が位置するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記第2表示領域の前面側にレンズ部材を配設することを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記第1区画壁で区画された領域の外側の前記遊技領域を流下する遊技球を、前記第1区画壁で区画された領域内へ誘導するワープ装置を備え、
    前記遊技球転動面は、
    左右方向に沿って延設された第1遊技球転動面と、
    該第1遊技球転動面の奥手側に設けられ、左右方向に沿って延設された第2遊技球転動面と、を有し、
    前記第1遊技球転動面は、左右方向の一側端に前記ワープ装置の流出口が位置し、他側端に前記第2遊技球転動面への連通部を備え、
    前記ワープ装置を通って前記第1遊技球転動面の一側端から流入した遊技球が他側端へ向かって転動し、前記連通部に達した遊技球が当該連通部で折り返して前記第2遊技球転動面に流入するようにしたことを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
  5. 前記遊技球転動面は、光を透過可能な材質からなる部材で構成され、
    前記変動表示装置は、前記遊技球転動面の下方に、当該遊技球転動面を下方から照射する発光手段を備えることを特徴とする請求項4に記載の遊技機。
  6. 前記第2遊技球転動面は、
    前記第1遊技球転動面の後方に位置し、左右方向に沿って延設される中央遊技球転動面と、
    該中央遊技球転動面の後方に位置し、左右方向に沿って延設される後方遊技球転動面と、からなり、
    前記中央遊技球転動面は、遊技球を前記始動入賞口に誘導されやすい位置に案内する第1案内流路への遊技球の流入口である第1流入口を有し、
    前記後方遊技球転動面は、遊技球を前記第1流入口へ誘導する誘導路と、遊技球を前記始動入賞口に誘導され難い位置に案内する第2案内流路への遊技球の流入口である第2流入口と、を有し、
    前記連通部に達した遊技球は、当該連通部で、前記第1遊技球転動面、前記中央遊技球転動面および前記後方遊技球転動面の何れかに振り分けられることを特徴とする請求項5に記載の遊技機。
  7. 前記第2区画壁は内部に発光手段を備えることを特徴とする請求項6に記載の遊技機。
  8. 前記第2区画壁を、光を透過可能な材質で構成し、前記表示面の表示領域における前記第2区画壁で覆われる部分を、所定の装飾表示を表示する第3表示領域としたことを特徴とする請求項1から7の何れか一項に記載の遊技機。
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