JP2009219526A - 圧力調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】鍋内が安全な圧力に降下したことを迅速にユーザに知らせる。
【解決手段】圧力調理器において、鍋10内の圧力を検出する圧力検出手段(圧力センサ26)を設けるとともに、圧力検出手段26による検出圧力に基づいて鍋10内の圧力状態を表示する圧力表示部(圧力セグメント33)を設け、制御手段(マイコン40)は、圧力投入手段(リリーフ弁22)による鍋10内への圧力投入を解除したときの、圧力検出手段26による検出圧力と、予め設定した圧力下降勾配またはデータテーブルとに基づいて、鍋10内が予め設定した基準圧力以下に降下する時間を設定し、その設定時間の経過後に、圧力表示部33の表示状態を変更する。
【選択図】図1

Description

本発明は、圧力調理器に関するものである。
調理器の1つである炊飯器は、内鍋を収容する本体と、前記本体に開閉可能に取り付けられた蓋体とを備え、前記本体内部に配設した加熱手段によって前記内鍋を加熱することにより、内鍋内にセットした飯米を炊飯するものである。また、この種の炊飯器としては、前記蓋体に排気通路の通気孔を閉塞する密閉手段を配設し、内鍋内を大気圧より高い圧力に昇圧可能に構成した圧力炊飯方式のものがある。
この圧力炊飯器は、炊飯完了直後、または、ユーザが炊飯を中止した直後、または、停電により炊飯が終了(中断)された直後などに、内鍋の内圧が大気圧より高い状態になっていることがある。そして、この状態でユーザが蓋体を開放すると、蓋体が勢いよく開放したり、蒸気が噴出したりする可能性がある。
そこで、蓋体を開放させるための蓋開ボタンに、LEDなどの表示手段を設け、蓋体を開けても良い状態であるか、開けては駄目な状態かをユーザに知らせるようにした炊飯器が提供されている。また、この炊飯器では、操作パネルの切手段(スイッチ)を操作しなければ、蓋体を開放することができないようにしている。さらに、圧力解除手段を操作すると、圧力が常圧付近まで戻るまで蓋体を開放できないようにしている(特許文献1参照)。
または、液晶表示板に「圧力」という文字を表示するセグメントを設け、内鍋内が設定圧力(1.05atm)より高い場合には圧力セグメントを点灯させ、設定圧力未満の場合には圧力セグメントを消灯させる。また、炊飯中に停電が発生した場合、その停電直前に内鍋内を加圧していた場合には、確実に内鍋内が設定圧力未満に降下する待機時間が経過するまで圧力セグメントを点滅させ、待機時間が経過すると圧力セグメントを消灯するようにした圧力炊飯器が提供されている(特許文献2参照)。
特開2007−252620号公報 公開技報2008−501203号公報
しかしながら、内鍋内の圧力降下に要する時間は、加圧手段によって加圧可能な最大圧力や、炊飯を停止した際の実際の圧力によって異なるが、これらの特許文献では、予め設定された待機時間(1分)が経過するまで待機する必要がある。そのため、安全性を確保することは略可能であるが、不必要な待機時間も含まれるため、不自由な面も併せ持っている。
本発明は、従来の問題に鑑みてなされたもので、鍋内が安全な圧力に降下したことを迅速にユーザに知らせることが可能な圧力調理器を提供することを課題とするものである。
前記課題を解決するため、本発明の第1の圧力調理器は、被加熱物を収容する鍋を有する本体と、前記本体内に配設され、前記鍋を加熱する加熱手段と、前記本体に開閉可能に取り付けられ、前記鍋を閉塞する蓋体と、該蓋体に設けられ、前記鍋内と外部とを連通する排気通路と、前記蓋体に設けられ、前記排気通路を閉塞して前記鍋内を加圧するとともに、前記排気通路を開放して前記鍋内の圧力を外圧と平衡させる圧力投入手段と、予め設定されたプログラムに従って前記加熱手段および圧力投入手段を制御して調理を行う制御手段と、を備えた圧力調理器において、前記鍋内の圧力を検出する圧力検出手段を設けるとともに、該圧力検出手段による検出圧力に基づいて前記鍋内の圧力状態を表示する圧力表示部を設け、前記制御手段は、前記圧力投入手段による鍋内への圧力投入を解除したときの、前記圧力検出手段による検出圧力と、予め設定した圧力下降勾配またはデータテーブルとに基づいて、前記鍋内が予め設定した基準圧力以下に降下する時間を設定し、その設定時間の経過後に、前記圧力表示部の表示状態を変更する構成としている。
また、第2の圧力調理器では、前記鍋内または鍋の温度を検出する温度検出手段を設けるとともに、該温度検出手段による検出温度に対応する前記鍋内の推定圧力に基づいて前記鍋内の圧力状態を表示する圧力表示部を設け、前記制御手段は、前記圧力投入手段による鍋内への圧力投入を解除したときの、前記温度検出手段による検出温度と、予め設定した温度下降勾配またはデータテーブルとに基づいて、前記鍋内が予め設定した基準温度以下に降下する時間を設定し、その設定時間の経過後に、前記圧力表示部の表示状態を変更する構成としている。
さらに、第3の圧力調理器では、前記鍋内または鍋の温度を検出する温度検出手段を設けるとともに、該温度検出手段による検出温度に対応する前記鍋内の推定圧力に基づいて前記鍋内の圧力状態を表示する圧力表示部を設け、前記制御手段は、前記圧力投入手段による鍋内への圧力投入を解除したときの、前記温度検出手段による検出温度に対応する推定圧力と、予め設定した圧力下降勾配またはデータテーブルとに基づいて、前記鍋内が予め設定した基準圧力以下に降下する時間を設定し、その設定時間の経過後に、前記圧力表示部の表示状態を変更する構成としている。
なお、これらの圧力調理器において、「圧力投入を解除したとき」とは、圧力解除の直前および直後(±約1秒)を含む範囲のものである。また、「検出温度に対応する前記鍋内の推定圧力」とは、温度と圧力との相関関係に基づいた換算によるものである。
これらの圧力炊飯器によれば、予め設定した圧力または温度の下降勾配、または、データテーブルに基づいて、安全性を確保できる基準圧力、または、その基準圧力に相当する温度以下に降下する時間を設定し、その設定時間の経過後に圧力表示部の表示状態を変更するため、不必要な待機時間を含むことなく、迅速に安全な圧力に降下したことをユーザに知らせることができる。
これらの圧力炊飯器では、前記制御手段は、前記加熱手段による加熱時に検出した温度上昇勾配に基づいて被加熱物の容量を判定するもので、前記下降勾配またはデータテーブルを、判定した容量によって変更することが好ましい。このようにすれば、更に不必要な待機時間を無くすことができる。
また、停電時に前記制御手段および圧力表示部を動作させるバックアップ電源を設け、前記制御手段は、入力電圧により商用電源による動作かバックアップ電源による動作かを認識可能であり、停電により前記圧力投入手段による鍋内への圧力投入が解除されると、前記バックアップ電源による電力で前記設定時間を設定および計時するとともに、前記圧力表示部を表示させることが好ましい。このようにすれば、意図しない停電時でも、十分に安全性を確保することができる。
本発明の圧力調理器では、圧力投入を解除したときの検出圧力または検出温度と、予め設定した圧力または温度の下降勾配、または、データテーブルに基づいて、圧力表示部の表示状態を変更する設定時間を設定するため、不必要な待機時間を含むことなく、迅速に安全な圧力に降下したことをユーザに知らせることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る調理器である圧力炊飯器を示す。この圧力炊飯器は、内鍋10と、該内鍋10を着脱可能に収容する本体11と、該本体11に開閉可能に取り付けられる蓋体17とを備えている。
前記内鍋10は、被加熱物である飯米を水と一緒に収容するもので、熱伝導率が高いアルミ等からなる鍋母材の外面に、後述する誘導加熱コイル14への高周波電流の通電時に生じる渦電流によって電磁誘導加熱される強磁性材料をコーティングや接合等によって施したものである。
前記本体11は、有底筒形状をなす外装体12の内部に、前記内鍋10を収容する非導電性材料からなる保護枠13を備えている。この保護枠13には、底に第1加熱手段である誘導加熱コイル14が巻回して配設され、外周壁に第2加熱手段である胴ヒータ15が配設されている。また、保護枠13には、該保護枠13を貫通して内部の内鍋10の温度を検出するための温度検出手段である内鍋用温度センサ16が配設されている。
前記蓋体17は、本体11の開口部を覆うとともに内鍋10の開口部を閉塞(密閉)するもので、内鍋10の側に放熱板18、蓋ヒータ19および内蓋20が配設されている。また、この蓋体17には、内鍋10内と外部とを連通する排気通路21が設けられ、この排気通路21に圧力投入手段であるリリーフ弁22が介設されている。このリリーフ弁22は、内部の球体23がソレノイド24によって転動されるものである。具体的には、ソレノイド24が通電されることによりロッドが後退し、球体23で排気通路21を閉塞して内鍋10内を大気圧より高い圧力に加圧可能とする。また、ソレノイド24への通電が遮断されることによりロッドが進出し、球体23による排気通路21の閉塞を解除(開放)することにより内鍋10の内圧を大気圧に戻す(平衡)ものである。さらに、この蓋体17の内部には、内鍋10内の温度を検出する温度検出手段である蓋体用温度センサ25、および、内鍋10内の圧力を検出する圧力検出手段である圧力センサ26が配設されている。
そして、本実施形態の圧力炊飯器には、本体11の正面に図2に示す操作パネル27が設けられている。この操作パネル27は、中央に表示手段である液晶表示板28を備えている。この液晶表示板28の中段には、予約時刻や炊飯に要する残時間などを示す数値セグメント29が設けられている。そして、この数値セグメント29の上部には、無洗米の選択状態であるか否かを文字で示す無洗米セグメント30が設けられるとともに、その横に数値セグメント29の表示が炊飯に要する残時間(分)であることを文字で示すあとセグメント31が設けられている。また、数値セグメント29の下部には、2種の予約炊飯を「予約」、「1」および「2」という文字および数字で示す予約セグメント32が設けられている。さらに、この予約セグメント32の横には、内鍋10内を加圧しており内圧が予め設定した基準圧力より高いという圧力状態を文字で示す圧力表示部である圧力セグメント33が設けられている。さらにまた、この圧力セグメント33の横には、数値セグメント29の表示が炊飯に要する時間の単位を文字で示す分セグメント34が設けられている。そして、この液晶表示板28の周囲には、炊飯メニューの選択状態を示すために三角形状をなす複数の印セグメント35が設けられている。
また、操作パネル27には、液晶表示板28の周囲において、印セグメント35の横に位置するように、複数の炊飯メニューとして、白米の「ふつう」、「もちもち」および「しゃっきり」、そして、他の「熟成炊き」、「白米急速」、「炊きこみ」、「すしめし」、「おかゆ」、「おこわ」、「玄米」、「玄米活性」という文字表示36が設けられている。さらに、液晶表示板28の下側部には、2種の保温温度の選択状態を表示するために、「標準」および「高め」という文字で示す保温表示部37が設けられるとともに、それぞれに対応するLED38が設けられている。
さらに、操作パネル27は、入力手段である複数のスイッチ39a〜39hを備えている。液晶表示板の右側には、炊飯処理の実行スイッチである炊飯スイッチ39aと、予約炊飯の選択スイッチである予約スイッチ39bと、現在時刻や炊飯時刻などを変更するためのアップスイッチ39cおよびダウンスイッチ39dと、が設けられている。また、液晶表示板28の左側には、炊飯および保温処理や選択状態を解除(停止)するためのとりけしスイッチ39eと、炊飯メニューを選択するためのメニュースイッチ39fと、無洗米であるか否かを選択するための無洗米スイッチ39gと、保温処理の実行スイッチであるとともに保温処理のモードを選択するための保温選択スイッチ39hと、が設けられている。
このように構成した圧力炊飯器は、外装体12と保護枠13との間に制御基板(図示せず)が配設され、この制御基板に実装した制御手段であるマイコン40により、予め設定したプログラムに従って炊飯および保温処理が実行される。
具体的には、このマイコン40は、電源供給ポートに電圧判別部40aを備えている。この電源供給ポートに接続した電源供給ラインには、図示しない電源コードおよび電源回路を介して商用電源41が接続されるとともに、バックアップ電源である一次電池42が接続されている。なお、商用電源41は、電源回路を介してマイコン40に対して5Vの駆動電力を出力するとともに、誘導加熱コイル14やヒータ15,19、圧力投入手段の駆動手段であるソレノイド24、および、検出手段であるセンサ16,25,26などに駆動電力を供給する。また、一次電池42は、商用電源41からの電力が遮断されると、マイコン40に対して3Vの駆動電力を供給する。そして、マイコン40は、電圧判別部40aにより駆動電力が5Vか3Vかを判別することにより、商用電源41からの電力による動作か、一次電池42からの電力による動作かを認識できる。
また、マイコン40には、不揮発性の記憶手段であるROM43が接続されている。このROM43は、商用電源41や一次電池42等からの電力が遮断されても記憶情報を保持可能(消失しない)なもので、前記炊飯および保温処理を含む複数の実行プログラム、各実行プログラムで使用する設定データ(データテーブル)や演算式、などが記憶されている。なお、実行プログラムは、商用電源41からの電力供給状態(通常モード)で実行するものと、一次電池42からの電力供給状態(バックアップモード)で実行するものと、に大別される。通常モードでは、前記炊飯および保温処理など、本来の圧力炊飯器の実行プログラムが実行される。バックアップモードでは、前記電圧判別部40a、時刻(時間)を計時する計時手段であるタイマー40b、および、前記液晶表示板28を表示する最低限のバックアッププログラムのみが実行される。
さらに、マイコン40には、揮発性の記憶手段であるRAM44が接続されている。このRAM44は、商用電源41や一次電池42等からの電力が遮断されると記憶情報を消失するもので、ユーザによる炊飯処理を実行させるための選択状態や、炊飯および保温処理の実行中の情報が一時的に記憶されている。
さらにまた、マイコン40には、液晶駆動部45を介して液晶表示板28が接続されている。この液晶駆動部45は、液晶表示板28を構成する所定のセグメントを点灯、点滅および消灯させる周知のものである。
そして、本実施形態のマイコン40は、通常モードで炊飯スイッチ39aの操作を検出すると、液晶表示板28によって設定された炊飯条件に基づいて、ROM43に記憶された炊飯プログラムに従って、予熱、中ぱっぱ、沸騰維持、および、2度炊きを含むむらしの各工程からなる炊飯処理を実行する。その後、引き続いて、炊き上げたご飯を所定温度に保温する保温処理を実行する。また、炊飯処理では、中ぱっぱ工程で、内鍋用温度センサ16による検出温度の上昇勾配に基づいて、その時の炊飯容量を判断する。さらに、中ぱっぱ工程を開始すると同時に、または、中ぱっぱ工程で内鍋10内が所定温度まで昇温すると、ソレノイド24への通電を開始し、引き続いて実行する沸騰維持工程では、内鍋10内を大気圧より高い圧力に昇圧した状態とする。そして、むらし工程では、ソレノイド24への通電を遮断し、内鍋10内への圧力投入を解除する。
なお、この内鍋10内への圧力投入状態では、所定時間(1秒)毎に圧力センサ26によって内鍋10内の圧力を検出し、ROM43に記憶した基準(安全)圧力以上(5kPa(1.05atm))に昇圧した状態では、液晶表示板28の圧力セグメント33を点灯させる。また、圧力投入を解除すると、引き続いて圧力センサ26によって内鍋10内の圧力を検出し、前記基準圧力未満に降下すると、圧力セグメント33を消灯させる。
一方、バックアップモードでは、タイマー40bによって経過時間を計時し、現在時刻を液晶表示板28に表示する。また、通常モードでの炊飯処理の実行中に、商用電源41からの電力が遮断されてバックアップモードに遷移すると、炊飯処理は中断される。そして、この停電時間を計時し、10分未満で電力が復帰すると、引き続いて炊飯処理を実行する一方、10分以上経過すると、電力が復帰しても炊飯処理は停止される。また、このバックアップモードでは、前記計時処理と並行して、圧力セグメント33の表示処理を実行する。
このバックアップモードでの表示処理は、停電前に圧力セグメント33が表示されている場合、即ち、基準圧力以上に内鍋10内が昇圧している場合に実行される。そして、この表示処理では、停電直前に圧力センサ26によって検出した圧力、即ち、停電により圧力投入が解除された直前の検出圧力と、予め設定した圧力下降勾配に基づく演算式とで、内鍋10内が基準圧力未満に低下する時間を推定および設定する。そして、その設定時間が経過するまで圧力セグメント33を点滅表示させ、経過後に消灯するものである。なお、本実施形態では、炊飯処理の沸騰維持工程では、圧力センサ26によって1秒毎に内鍋10の内圧を検出するため、直前の検出圧力とは、1秒以内のものである。
ここで、内鍋10内を加圧可能な最大圧力(1.3atm)とした状態で、リリーフ弁22を開放した際の圧力降下勾配を図3に示す。この図3に示すように、内鍋10内の圧力下降勾配は、炊飯容量によって異なり、炊飯容量が多い場合には降下勾配は緩やかになり、炊飯容量が少なくなるにつれて降下勾配は急になる。
そのため、本実施形態では、判別した炊飯容量によって設定時間を演算するための演算式を変更するように構成している。以下に、10.0cup、5.5cup、1.0cupおよび0.5cupの場合の演算式を示す。
[数1]
10.0cup y = 0.005x + 1
5.5cup y = 0.010x + 1
1.0cup y = 0.020x + 1
0.5cup y = 0.040x + 1
なお、この演算式は、圧力投入を解除したときの圧力(y)が大気圧に平衡(降下)するまでの時間(x)である。そして、例えば安全とされる基準圧力は、この大気圧(1.00atm)より高い(1.05atm)ものである。そのため、この大気圧に降下するまでの時間で設定しても十分に安全性を確保できるが、更に若干の誤差分を含めて設定することにより、確実にユーザの安全性を確保できる。なお、上記した演算式は、排気通路21の構造等の要因で異なることは言うまでもない。
次に、マイコン40による制御について具体的に説明する。
まず、ユーザが圧力炊飯器を購入した状態では、マイコン40は、一次電池42による電力でバックアップモードで動作している。
そして、この状態では、マイコン40は、図4に示すように、まず、ステップS1で、商用電源に接続されているか否かを電圧判別部40aによって検出する。そして、商用電源41への接続を検出しない場合にはステップS2に進み、後で詳細に説明する停電処理(バックアップモード)を実行してステップS1に戻る。また、商用電源41への接続を検出した場合には、ステップS3に進む。
ステップS3では、停電前の状態と停電復帰時の状態とに基づいた停電復帰処理を実行してステップS4に進む。具体的には、この停電復帰処理では、停電前の状態が炊飯処理の実行中であった場合で、停電時間が10分未満である場合には、停電前の状態から炊飯処理を継続して実行する。また、停電前がそれ以外の状態では、予約炊飯を含む炊飯処理および保温処理のいずれも実行していない待機状態(ステップS4の状態)とするものである。
ステップS4では、いずれかのスイッチ39a〜39hが操作されたか否かを検出する。そして、いずれかのスイッチ39a〜39hの操作を検出すると、ステップS5に進み、その検出したスイッチ39a〜39hに対応するスイッチ受付処理を実行してステップS1に戻る。また、いずれのスイッチ39a〜39hの操作も検出しない場合には、そのままステップS1に戻る。
そして、炊飯スイッチ39aの操作を検出した場合には、図5に示す炊飯処理を実行する。なお、予約炊飯は、予約スイッチ39bの操作を検出した後に、炊飯スイッチ39aを操作することにより、確定される。そして、以下の炊飯処理との相違点は、炊飯開始時間、または、炊き上げ時刻から炊飯時間を除算した炊飯開始時刻になるまで、待機する点でのみ、相違するものである。また、前記ステップS1からステップS5の処理は、以下で説明する炊飯処理や保温処理の実行中においても、常に並行処理される。
炊飯処理では、マイコン40は、図5に示すように、まず、ステップS10で、炊飯処理の実行中であることを意味するフラグfaに1を入力する。
その後、ステップS11で、誘導加熱コイル14に通電を開始し、内鍋10の温度が約50℃程度となるように温度調節して加熱する予熱工程を実行する。
そして、予め設定した時間が経過することにより予熱工程が終了すると、ステップS12で、ソレノイド24への通電を開始してリリーフ弁22をオンすることにより、内鍋10内の加圧を開始する。その後、ステップS13で、圧力セグメント33を点灯(図9(A)参照。)させた後、ステップS14で、圧力セグメント33を点灯させたこと、即ち、圧力投入状態であることを意味するフラグfbに1を入力してステップS15,S16に進む。
ステップS15,S16では、昇温工程と容量判別工程とを並行処理する。ステップS15の昇温工程は、誘導加熱コイルに対して100%(フルパワー)の電力で通電し、内鍋10内の飯米を含む水を沸騰させるものである。また、ステップS16の容量判別工程は、加熱中の内鍋10の温度の上昇勾配により、内鍋10内に収容された炊飯容量を判別し、その判別した炊飯容量をRAM44に記憶するものである。なお、ステップS12の圧力投入開始と、ステップS15の昇温工程とは、実質的には略同時に実行される。
昇温工程が終了すると、ステップS17で、蓋体用温度センサ25および圧力センサ26の入力値に基づいて誘導加熱コイル14を制御して沸騰維持工程を実行する。予め設定した時間が経過することにより沸騰維持工程が終了すると、ステップS18で、誘導加熱コイル14に対する通電量を上げて炊き上げ工程を実行する。
炊き上げ工程で、検出温度に基づいて内鍋10内のドライアップを検出すると、ステップS19のむらし工程と、ステップS20の圧力セグメント第1表示変更処理とを並行処理する。むらし工程は、ソレノイド24への通電を遮断し、内鍋10内への圧力投入を解除する。そして、胴ヒータ15および蓋ヒータ19に通電を開始する一方、誘導加熱コイル14への通電は遮断する。圧力セグメント第1表示変更処理は、圧力セグメント33の表示を消灯するためのもので、後で詳細に説明する。
予め設定した時間が経過することにより、むらし工程が終了すると、ステップS21で、炊飯処理が終了したことを意味するようにfaに0を入力して、炊飯処理を終了し、続いて保温処理に移行する。
次に、ステップS20の圧力セグメント第1表示変更処理について説明する。なお、この第1表示変更処理は、商用電源41からの電力(通常モード)で動作している場合のものである。
この第1表示変更処理では、マイコン40は、図6に示すように、まず、ステップS20−1で、圧力センサ26によって内鍋10内の圧力を検出する。そして、ステップS20−2で、その検出圧力Pが、予めROM43に記憶された基準圧力P0未満であるか否かを判断する。そして、P≧P0の場合にはステップS20−3に進み、検出回数nを0としてステップS20−1に戻る。一方、P<P0の場合にはステップS20−4に進み、検出回数nに1を加算してステップS20−5に進む。
ステップS20−5では、検出回数nが3であるか否かを検出する。そして、n=3である場合にはステップS20−6に進み、n=3でない場合にはステップS20−1に戻る。
ステップS20−6では、圧力セグメント33を消灯させた後、圧力セグメント33を消灯させ、内鍋10内の圧力が基準圧力より低い状態であることを意味するようにフラグfbに0を入力してリターンする。即ち、本実施形態では、3回連続してP<P0を検出すると、圧力セグメント33を消灯させるように構成している。
次に、ステップS2の停電処理(バックアップモード)について説明する。なお、この停電処理は、商用電源41からの電力が遮断された場合で、かつ、一次電池42の残容量が基準値を満たしている場合に、この一次電池42の電力で動作する。そして、商用電源41からの電力の遮断は、天災などによる一般的な停電と、ユーザが電源コードを引き抜くことによる人為的行為によるものとがある。
この停電処理では、マイコン40は、図7に示すように、まず、ステップS30で、タイマーによって経過時間を計測し、液晶表示板28の現在時刻を更新する時刻計時工程を実行する。
ついで、ステップS31で、faに1が入力されているか否により、炊飯処理中に停電したのか否かを検出する。そして、faが1である場合、即ち、炊飯処理中に停電した場合には、ステップS32に進み、faが0である場合、即ち、停電前に炊飯処理を実行していない場合にはそのままリターンする。
ステップS32では、タイマーにより停電時間を計測しているか否かを意味するフラグfcが0であるか否かを検出する。そして、fcが0(非計測中)である場合にはステップS33に進み、fcが1(計測中)である場合にはステップS36に進む。
ステップS33では、停電時の炊飯工程、即ち、炊飯処理が終了した段階をRAM44に記憶する。その後、ステップS34で、停電時間計測タイマーをリセットしてスタートした後、ステップS35で、停電時間を計測中であることを記憶するためにfcに1を入力してステップS36に進む。
ステップS36では、停電前の内鍋10内が基準圧力より高い圧力になっていたか否かをfbに1が入力されているか否かにより検出する。そして、fbが1(基準圧力より高圧)である場合にはステップS37に進み、圧力セグメント第2表示変更処理を実行してリターンする。一方、fbが0(基準圧力より低圧)である場合には、そのままリターンする。
次に、ステップS37の圧力セグメント第2表示変更処理について説明する。なお、この第2表示変更処理は、一次電池42からの電力(バックアップモード)で動作している場合のものである。
この第2表示変更処理では、マイコン40は、図8に示すように、まず、ステップS37−1で、圧力セグメント33の表示時間を設定し、その設定時間の計測を行っているか否かを意味するフラグfdが0であるか否かを検出する。そして、fdが0(非計測中)である場合にはステップS37−2に進み、fdが1(計測中)である場合にはステップS37−7に進む。
ステップS37−2では、圧力セグメント33を点滅表示(図9(B)参照。)させた後、ステップS37−3で、炊飯処理時に判別した炊飯容量と、停電直前に検出した圧力とをRAM44から読み込む。その後、ステップS37−4で、検出圧力と停電時の炊飯処理での炊飯容量に対応する圧力下降勾配の演算式とに基づいて、圧力セグメント33の表示時間、即ち、内鍋10内が基準圧力未満に降下するまでの時間を演算(推定)して設定する。ついで、ステップS37−5で、設定時間の経過を計測する表示時間計測タイマーをスタートさせた後、ステップS37−6で、fdに1を入力して設定時間の計測を行っている状態を記憶する。
次に、ステップS37−7で、計測中の表示時間計測タイマーがカウントアップ(経過)したか否かを検出する。そして、カウントアップした場合にはステップS37−8に進み、カウントアップしていない場合にはリターンする。
ステップS37−8では、表示時間計測タイマーを停止した後、ステップS37−9で、圧力セグメント33を消灯させる。その後、ステップS37−10で、内鍋10内が基準圧力より低圧になっている状態を記憶するためにfbに0を入力するとともに、表示時間計測タイマーが非計測中であることを記憶するためにfdに0を入力してリターンする。
このように、本実施形態では、商用電源41からの電力で動作する通常モードでは、炊飯処理によって内鍋10内が基準圧力より高圧状態になっている場合に、圧力セグメント33を表示させ、圧力センサ26によって所定時間毎に圧力を検出し、基準圧力より低圧になると、圧力セグメント33を消灯させる。そのため、ユーザが蓋体17を開放する際の安全性を十分かつ確実に確保することができる。
また、本実施形態では、圧力センサ26によって内鍋10の内圧を検出できない停電時には、停電直前に検出した圧力と、予め設定した圧力下降勾配に基づいて、内鍋10の内圧が基準圧力より低圧になるまでの時間を設定する。しかも、その圧力下降勾配に基づく演算式は、炊飯時に判別した炊飯容量に基づいて変更するように構成している。そのため、不必要な待機時間を含むことなく、略正確に圧力セグメント33を消灯させ、迅速に安全な圧力に降下した状態をユーザに知らせることができる。
さらに、商用電源41からの電力が遮断された状態では、バックアップ電源である一次電池42からの電力で圧力セグメント33を表示するため、意図しない停電時でも、十分に安全性を確保することができる。
なお、本発明の圧力調理器は、前記実施形態の構成に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
例えば、前記実施形態では、圧力センサ26による検出圧力と予め設定した圧力下降勾配とに基づいて圧力セグメント33の表示状態を変更するように構成したが、圧力と温度とは互いに相関関係を有するものであるため、圧力投入を解除したときの蓋体用温度センサ25による内鍋10内の検出温度と、図3に示すように、圧力を温度に換算した温度下降勾配とに基づいて、基準圧力に対応する温度に低下する時間を設定し、その設定時間の経過後に圧力セグメント33の表示を変更するようにしてもよい。
または、蓋体用温度センサ25による検出温度を、相関関係により対応する推定圧力に換算し、その推定圧力と、前記実施形態に示す圧力下降勾配とに基づいて、基準圧力に低下する時間を設定し、その設定時間の経過後に圧力セグメント33の表示を変更するようにしてもよい。
これらのようにすれば、圧力センサ26を搭載しない圧力炊飯器であっても、確実に安全性を確保することができる。
さらに、前記実施形態では、圧力投入を解除したとき(直前)の検出圧力と、予め設定した圧力下降勾配に基づく演算式とで、圧力セグメント33の表示時間を設定したが、その演算式の代わりに、複数の検出圧力および炊飯容量と、それらに対応する複数の設定時間とを、予めデータテーブルとしてROM43に記憶してもよい。
さらにまた、前記実施形態では、通常モードでは、圧力センサ26によって所定時間毎に内鍋10の内圧を検出し、その検出圧力と基準圧力とを比較して圧力セグメント33の表示を変更(第1表示変更処理)するようにしたが、この状態でも検出圧力または検出温度と、下降勾配またはデータテーブルに基づいて表示を変更(第2表示変更処理)するようにしてもよい。この場合、検出圧力または検出温度は、圧力投入を解除した直後に、圧力センサ26または温度センサによって検出し、その検出値を使用することが好ましい。
しかも、前記実施形態では、停電時に第2表示変更処理を実行する構成としたが、炊飯処理の実行中に、ユーザがとりけしスイッチ39eを操作することにより、炊飯処理を停止させた際にも、その停止直前に内鍋10内が加圧された状態である場合には、同様に第2表示変更処理を実行することが好ましい。
勿論、前記実施形態では、むらし工程に移行するとリリーフ弁22による圧力投入を解除したが、この圧力投入解除時期は、ユーザに趣向に応じて変更されるものである。そのため、表示変更処理は、その圧力投入解除時をトリガーポイントとして実行し、圧力セグメント33の表示を変更する時間を設定することが好ましい。
また、前記実施形態では、内鍋10の内圧が基準圧力より高圧であるという状態を、液晶表示板28に設けた圧力セグメント33により表示するようにしたが、操作パネル27に圧力という文字を設け、その対応部分にLEDを配設して点灯、点滅および消灯させることにより、ユーザに知らせるようにしてもよい。
そして、本発明のように圧力表示部を設ける機器は圧力炊飯器に限られず、所定の調理材料を調理する調理器にも同様に適用可能であり、同様の作用および効果を得ることができる。
本発明の圧力調理器である炊飯器の構成を示す概略図である。 炊飯器の操作パネルを示す正面図である。 時間と減圧力と温度との関係を示すグラフである。 マイコンによる制御を示すフローチャートである。 マイコンによる炊飯処理を示すフローチャートである。 図5の第1表示変更工程を示すフローチャートである。 図4の停電処理を示すフローチャートである。 図7の第2表示変更工程を示すフローチャートである。 (A)は炊飯処理時の表示状態を示す正面図、(B)は停電時の表示状態を示す正面図である。
符号の説明
10…内鍋
11…本体
14…誘導加熱コイル(加熱手段)
16…内鍋用温度センサ(温度検出手段)
17…蓋体
21…排気通路
22…リリーフ弁(圧力投入手段)
25…蓋体用温度センサ(温度検出手段)
26…圧力センサ(圧力検出手段)
27…操作パネル
33…圧力セグメント(圧力表示部)
40…マイコン(制御手段)
40a…電圧判別部
40b…タイマー
41…商用電源
42…一次電池(バックアップ電源)

Claims (5)

  1. 被加熱物を収容する鍋を有する本体と、
    前記本体内に配設され、前記鍋を加熱する加熱手段と、
    前記本体に開閉可能に取り付けられ、前記鍋を閉塞する蓋体と、
    該蓋体に設けられ、前記鍋内と外部とを連通する排気通路と、
    前記蓋体に設けられ、前記排気通路を閉塞して前記鍋内を加圧するとともに、前記排気通路を開放して前記鍋内の圧力を外圧と平衡させる圧力投入手段と、
    予め設定されたプログラムに従って前記加熱手段および圧力投入手段を制御して調理を行う制御手段と、
    を備えた圧力調理器において、
    前記鍋内の圧力を検出する圧力検出手段を設けるとともに、該圧力検出手段による検出圧力に基づいて前記鍋内の圧力状態を表示する圧力表示部を設け、
    前記制御手段は、前記圧力投入手段による鍋内への圧力投入を解除したときの、前記圧力検出手段による検出圧力と、予め設定した圧力下降勾配またはデータテーブルとに基づいて、前記鍋内が予め設定した基準圧力以下に降下する時間を設定し、その設定時間の経過後に、前記圧力表示部の表示状態を変更するようにしたことを特徴とする圧力調理器。
  2. 被加熱物を収容する鍋を有する本体と、
    前記本体内に配設され、前記鍋を加熱する加熱手段と、
    前記本体に開閉可能に取り付けられ、前記鍋を閉塞する蓋体と、
    該蓋体に設けられ、前記鍋内と外部とを連通する排気通路と、
    前記蓋体に設けられ、前記排気通路を閉塞して前記鍋内を加圧するとともに、前記排気通路を開放して前記鍋内の圧力を外圧と平衡させる圧力投入手段と、
    予め設定されたプログラムに従って前記加熱手段および圧力投入手段を制御して調理を行う制御手段と、
    を備えた圧力調理器において、
    前記鍋内または鍋の温度を検出する温度検出手段を設けるとともに、該温度検出手段による検出温度に対応する前記鍋内の推定圧力に基づいて前記鍋内の圧力状態を表示する圧力表示部を設け、
    前記制御手段は、前記圧力投入手段による鍋内への圧力投入を解除したときの、前記温度検出手段による検出温度と、予め設定した温度下降勾配またはデータテーブルとに基づいて、前記鍋内が予め設定した基準温度以下に降下する時間を設定し、その設定時間の経過後に、前記圧力表示部の表示状態を変更するようにしたことを特徴とする圧力調理器。
  3. 被加熱物を収容する鍋を有する本体と、
    前記本体内に配設され、前記鍋を加熱する加熱手段と、
    前記本体に開閉可能に取り付けられ、前記鍋を閉塞する蓋体と、
    該蓋体に設けられ、前記鍋内と外部とを連通する排気通路と、
    前記蓋体に設けられ、前記排気通路を閉塞して前記鍋内を加圧するとともに、前記排気通路を開放して前記鍋内の圧力を外圧と平衡させる圧力投入手段と、
    予め設定されたプログラムに従って前記加熱手段および圧力投入手段を制御して調理を行う制御手段と、
    を備えた圧力調理器において、
    前記鍋内または鍋の温度を検出する温度検出手段を設けるとともに、該温度検出手段による検出温度に対応する前記鍋内の推定圧力に基づいて前記鍋内の圧力状態を表示する圧力表示部を設け、
    前記制御手段は、前記圧力投入手段による鍋内への圧力投入を解除したときの、前記温度検出手段による検出温度に対応する推定圧力と、予め設定した圧力下降勾配またはデータテーブルとに基づいて、前記鍋内が予め設定した基準圧力以下に降下する時間を設定し、その設定時間の経過後に、前記圧力表示部の表示状態を変更するようにしたことを特徴とする圧力調理器。
  4. 前記制御手段は、前記加熱手段による加熱時に検出した温度上昇勾配に基づいて被加熱物の容量を判定するもので、前記下降勾配またはデータテーブルを、判定した容量によって変更するようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の圧力調理器。
  5. 停電時に前記制御手段および圧力表示部を動作させるバックアップ電源を設け、
    前記制御手段は、入力電圧により商用電源による動作かバックアップ電源による動作かを認識可能であり、停電により前記圧力投入手段による鍋内への圧力投入が解除されると、前記バックアップ電源による電力で前記設定時間を設定および計時するとともに、前記圧力表示部を表示させるようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の圧力調理器。
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