JP2009218178A - 放電灯点灯装置及び照明器具 - Google Patents

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和吉 佃
Masayasu Shimoda
雅康 下田
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Abstract

【課題】巻線予熱方式を用いたインバータ式の放電灯点灯装置において、始動モードでランプが脱着されても異常な高電圧が発生しないようにすることで回路部品へのストレスを低減し、信頼性を高める。
【解決手段】ランプ電圧の検出出力Vkが所定の検出レベルVrを越えたときにインバータの出力を停止または低下させる保護回路3を備え、始動モードでは第1の検出レベルVr1で保護回路3が動作し、安定点灯モードでは第2の検出レベルVr2で保護回路3が動作し、第1の検出レベルVr1は、放電灯Laの始動に必要充分な始動電圧よりも高く、ランプ線の少なくとも1線が外れ、巻線予熱回路の予熱電流が流れなくなったときに発生するランプ印加電圧よりも低い電圧レベルに設定し、第2の検出レベルVr2は、正常点灯時のランプ電圧より高く、ランプ寿命末期時のランプ電圧よりも低い電圧レベルに設定する。
【選択図】図1

Description

本発明は熱陰極型の放電灯をインバータにより高周波点灯させるための放電灯点灯装置及びその照明器具に関するものである。
図7は一般的なインバータ式の放電灯点灯装置の回路図である。バラストチョークであるインダクタL1の1次巻線N1と共振コンデンサC1とによりLC共振回路が構成され、スイッチング素子Q1,Q2のスイッチング周波数を制御することにより放電灯Laを始動・点灯させる。放電灯Laのフィラメントを予熱する回路としては幾つもの回路方式があるが、本回路に示したように、バラストチョークであるインダクタL1の2次巻線N2,N3を用いた巻線予熱方式は低コストで実現できるため、多くの放電灯点灯装置に採用されている。
放電灯Laを確実に始動し、放電灯Laが短寿命にならないよう、インバータ式の放電灯点灯装置では、周知のように、次のシーケンスで放電灯Laが始動される。まず、先行予熱(予熱モード)では、放電灯Laのフィラメントのエミッション(熱電子放出)に必要な予熱電流を与える。次に、始動電圧印加(始動モード)では、ランプが始動するのに充分な高電圧を印加する。そして、点灯モードでは、放電灯Laを所定の出力にて点灯させる。
これら3つのモードはインバータの発振周波数、すなわち、スイッチング素子Q1,Q2のスイッチング周波数を可変制御することにより順次、モードを切り替える。また、各モードの移行時には回路部品へのストレス軽減のため、緩やかに動作周波数を変化させる(図8)。
特許文献1には、熱陰極型の放電灯を巻線予熱方式を用いたインバータ式の放電灯点灯装置により高周波点灯させる構成において、寿命末期を検出するための検出回路が提案されているが、始動モードにおいて、放電灯が脱着された場合の共振電圧による部品ストレスについては考慮されていない。
特開2003−168584号公報
上述の3つのモードにおけるインバータの発振周波数の変化の一例を図8に示す。予熱モードの発振周波数をfy、始動モードの発振周波数をfs、点灯モードの発振周波数をftと表したときの出力電圧を図9に示す。
各動作モードではバラストチョークであるインダクタL1の2次巻線N2,N3に電圧が発生し、各フィラメントに予熱電流が流れ、始動モードでは放電灯Laを始動するのに充分な電圧Vsが印加される。
図9において、放電灯Laが正常に装着されている場合のランプ点灯前でのインバータの共振周波数foは次式で表される。
fo=1/2π√(L1・C1)
ここで、L1はバラストチョークL1の1次巻線の実効インダクタンス、C1はコンデンサC1の静電容量である。
始動モードにおいて、ランプの1線が外れて、2次巻線側の電流が流れなくなると、インダクタL1の1次巻線と2次巻線の結合が無くなることで、1次巻線側の実効インダクタンスは減少する。このときのインダクタンスをL1’とすると、L1’<L1となるため、インバータの共振周波数は高周波側にシフトする。このときの共振周波数をfo’とする。始動モードの発振周波数がfsで固定の場合、インバータの共振周波数がfoからfo’に変化すると、図10のように出力電圧はVsからVs’へと上昇し、回路部品に過大なストレスがかかる。
一方、最近の放電灯点灯装置に求められている機能として、複数の放電灯が使用可能なこと、低温でも確実に点灯すること等が挙げられる。図11にランプの始動電圧の一例を示す。
最も条件の悪い状態(低温時)でも放電灯を確実に始動するため、インバータには非常に高い始動電圧を発生する能力が求められる。
このような中で前述のように始動モードでランプが脱着されるような場合を想定すると、電子部品に求められる定格電圧は益々高くなり、設計が複雑になるばかりでなく、コストアップの要因にもなる。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、巻線予熱方式を用いたインバータ式の放電灯点灯装置において、始動モードでランプが脱着されても異常な高電圧が発生しないようにすることで回路部品へのストレスを低減し、信頼性を高めることを課題とする。
請求項1の発明は、上記の課題を解決するために、図1に示すように、高周波でスイッチングされるスイッチング素子Q1,Q2と、スイッチングされた高周波により励振される共振用インダクタL1と共振用コンデンサC1よりなる共振回路とを備え、共振回路により生成された高周波電力により放電灯Laを始動・点灯させるインバータ式の放電灯点灯装置であって、共振用インダクタL1の2次巻線より予熱用コンデンサC3,C4を介して放電灯Laのフィラメントに予熱電流を供給する巻線予熱回路と、ランプ電圧を検出する回路2と、ランプ電圧の検出出力Vkが所定の検出レベルVrを越えたときにインバータの出力を停止または低下させる保護回路3と、放電灯Laの始動前に放電灯Laが点灯しないレベルでフィラメントに電流を流す予熱モードと、放電灯Laの始動に必要な高電圧を印加する始動モードを経て、安定点灯モードに移行するようにスイッチング素子Q1,Q2を制御する制御回路1とを有し、ランプ電圧の検出レベルVrは少なくとも2つの検出レベルVr1,Vr2を有し、図2に示すように、始動モードでは第1の検出レベルVr1で保護回路3が動作し、安定点灯モードでは第2の検出レベルVr2で保護回路3が動作し、第1の検出レベルVr1は、放電灯Laの始動に必要充分な始動電圧よりも高く、ランプ線の少なくとも1線が外れ、巻線予熱回路の予熱電流が流れなくなったときに発生するランプ印加電圧よりも低い電圧レベルに設定し、第2の検出レベルVr2は、正常点灯時のランプ電圧より高く、ランプ寿命末期時のランプ電圧よりも低い電圧レベルに設定することを特徴とするものである。
請求項2の発明は、同じ課題を解決するために、図3に示すように、高周波でスイッチングされるスイッチング素子Q1,Q2と、スイッチングされた高周波により励振される共振用インダクタL1と共振用コンデンサC1よりなる共振回路とを備え、共振回路により生成された高周波電力により放電灯Laを始動・点灯させるインバータ式の放電灯点灯装置であって、共振用インダクタL1の2次巻線より予熱用コンデンサC3,C4を介して放電灯Laのフィラメントに予熱電流を供給する巻線予熱回路と、ランプ電圧を検出する回路2と、ランプ電圧の変化率が所定の検出レベルVrを越えたときにインバータの出力を停止または低下させる保護回路3と、放電灯Laの始動前に放電灯が点灯しないレベルでフィラメントに電流を流す予熱モードと、放電灯Laの始動に必要な高電圧を印加する始動モードを経て、安定点灯モードに移行するようにスイッチング素子Q1,Q2を制御する制御回路1とを有し、ランプ電圧の変化率の検出レベルは、図4に示すように、始動モードでは第1の検出レベルで保護回路3が動作し、第1の検出レベルは、ランプ線の少なくとも1線が外れ、巻線予熱回路の予熱電流が流れなくなったときに発生するランプ印加電圧の上昇を検出できるように設定することを特徴とするものである。
請求項3の発明は、同じ課題を解決するために、図5に示すように、高周波でスイッチングされるスイッチング素子Q1,Q2と、スイッチングされた高周波により励振される共振用インダクタL1と共振用コンデンサC1よりなる共振回路とを備え、共振回路により生成された高周波電力により放電灯Laを始動・点灯させるインバータ式の放電灯点灯装置であって、共振用インダクタL1の2次巻線より予熱用コンデンサC3,C4を介して放電灯Laのフィラメントに予熱電流を供給する巻線予熱回路と、ランプ電圧を検出する回路2と、放電灯Laの始動前に放電灯Laが点灯しないレベルでフィラメントに電流を流す予熱モードと、放電灯Laの始動に必要な高電圧を印加する始動モードを経て、安定点灯モードに移行するようにスイッチング素子Q1,Q2を制御する制御回路1とを有し、前記制御回路1は、始動モードにおいて、ランプ線の少なくとも1線が外れ、巻線予熱回路の予熱電流が流れなくなったときに発生する高電圧を抑制するように、ランプ電圧の検出出力が所定の検出レベルを越えないようにスイッチング素子Q1,Q2の駆動周波数をフィードバック制御することを特徴とするものである。
請求項4の発明は、同じ課題を解決するために、図6、図7に示すように、高周波でスイッチングされるスイッチング素子Q1,Q2と、スイッチングされた高周波により励振される共振用インダクタL1と共振用コンデンサC1よりなる共振回路とを備え、共振回路により生成された高周波電力により放電灯Laを始動・点灯させるインバータ式の放電灯点灯装置であって、共振用インダクタL1の2次巻線より予熱用コンデンサC3,C4を介して放電灯Laのフィラメントに予熱電流を供給する巻線予熱回路と、放電灯Laの始動前に放電灯Laが点灯しないレベルでフィラメントに電流を流す予熱モードと、放電灯Laの始動に必要な高電圧を印加する始動モードを経て、安定点灯モードに移行するようにスイッチング素子Q1,Q2を制御する制御回路とを有し、放電灯Laを装着するランプソケット4は、放電灯Laが外された場合にはランプソケット4内の同極の2つの端子a−b間を短絡することを特徴とするものである。
請求項1,2の発明によれば、巻線予熱方式を用いたインバータ式の放電灯点灯装置において、始動モードにおける放電灯への印加電圧またはその変化率を監視し、その検出出力が所定の検出レベルを越えた場合にはインバータの出力を停止または低下させるようにしたので、始動モードでランプが脱着されても異常な高電圧が発生しないようにすることができ、回路部品へのストレスを低減し、信頼性を高めることができる。
請求項3の発明によれば、巻線予熱方式を用いたインバータ式の放電灯点灯装置において、ランプ電圧の検出出力が所定の検出レベルを越えないようにスイッチング素子の駆動周波数をフィードバック制御するようにしたから、始動モードにおいて、ランプ線の少なくとも1線が外れ、巻線予熱回路の予熱電流が流れなくなったときに発生する高電圧を抑制することができ、回路部品へのストレスを低減し、信頼性を高めることができる。
請求項4の発明によれば、放電灯を装着するランプソケットは、放電灯が外された場合にはランプソケット内の同極の2つの端子間を短絡するものであるから、始動モードでランプが脱着されても異常な高電圧が発生しないようにすることができる。
(実施形態1)
図1は本発明の実施形態1の回路図である。直流電源Vdcは、商用交流電源を整流して昇圧チョッパ回路で昇圧し、平滑コンデンサで平滑して直流電圧を得た電源であり、グランドGndに対して正の電位となっている。直流電源VdcとグランドGndの間には、2個のスイッチング素子Q1,Q2を直列に接続し、そのスイッチング素子Q1,Q2を制御回路1で交互にオン/オフさせる回路構成になっている。スイッチング素子Q2の両端には共振用インダクタL1、共振用コンデンサC1の直列回路が接続されている。共振用コンデンサC1の両端には、直流カット用コンデンサC2を介して放電灯Laが接続されている。共振用インダクタL1、共振用コンデンサC1並びに直流カット用コンデンサC2により共振回路が構成され、スイッチング素子Q1,Q2を高周波で交互にオン/オフすることにより高周波電力を放電灯Laに供給する。
共振用インダクタL1には2個の予熱用巻線を磁気結合して設け、各々の予熱用巻線を予熱用コンデンサC3,C4を介して放電灯Laのフィラメントに接続している。図中の端子a−b、端子c−dはランプソケットの端子であり、放電灯Laのランプピンに着脱自在に接続される。放電灯Laは熱陰極蛍光灯であり、端子a−b間に第1のフィラメントを有し、端子c−d間に第2のフィラメントを有している。
放電灯Laの両端には、ランプ電圧に応じたDC電圧Vkを出力できる検出回路2が接続されている。この検出回路2は端子b−d間に直列に接続された抵抗R1,R2、ダイオードD1、抵抗R3と、抵抗R3に並列接続されたコンデンサC5と、ダイオードD1と抵抗R3の直列回路に対して逆並列に接続されたダイオードD2とから構成されている。
検出回路2より出力されたDC電圧VkがコンパレータCP1の+入力端子に接続され、このDC電圧が所定の検出レベル(基準電圧Vr)以上になると、信号を制御回路1へ出力する。
コンパレータCP1の−入力端子には、制御回路1から供給される一定電圧Vcを抵抗R4,R5,R6により分圧した基準電圧Vrが印加されている。抵抗R6にはコンデンサC6とトランジスタTr1が並列に接続されている。トランジスタTr1は制御回路1からの制御信号Vbによりオン/オフを制御される。コンパレータCP1とその基準電圧生成用の抵抗R4,R5,R6、コンデンサC6、トランジスタTr1により保護回路3が構成されている。制御回路1は、保護回路3からの出力信号Vaを受けると発振停止もしくは出力低下させる動作を行う。
制御回路1はスイッチング素子Q1,Q2のオン/オフを制御して、予熱モード、始動モード、点灯モードを制御している。予熱モードは放電灯Laのフィラメントに必要な予熱電流を与えるモードである。始動モードは放電灯Laを始動・点灯させるために高電圧を発生させるモードである。点灯モードは放電灯Laを所定の出力にて点灯させるモードである。
放電灯Laが不活性な場合、始動モードは高電圧を発生させるため、共振用コンデンサC1、共振用インダクタL1とも高いストレスが印加されている。共振回路における部品のストレスを各部品の定格以内で動作させるため、図2に示すように、検出レベルVrを第1のレベルVr1に設定して保護回路3を動作させる。
また、点灯モードでは放電灯Laの寿命末期状態を検出するために、検出レベルVrを第2のレベルVr2に下げる。検出レベルVr2は、正常点灯状態でのランプ電圧に応じたDC電圧Vkよりも高く、ランプ寿命末期のランプ電圧に応じたDC電圧Vkよりも低く設定する。
検出レベルVrを第1のレベルVr1と第2のレベルVr2とに変化させるには、制御回路1からトランジスタTr1の制御端子(ベース電極)に出力される制御信号Vbを変化させることにより制御している。
本実施形態によれば、始動モードにおいても放電灯Laへの印加電圧を監視し、その検出出力Vkが所定の検出レベルVr1を越えた場合にはインバータの出力を停止または低下させるようにしたので、始動モードで放電灯Laが脱着されても異常な高電圧が発生しないようにすることができ、回路部品へのストレスを低減し、信頼性を高めることができる。また、検出回路2や保護回路3の構成は、点灯モードにおける放電灯の寿命末期検出回路の構成を流用することができるので、回路構成を簡単化できる。
(実施形態2)
図3は本発明の実施形態2の回路図である。本実施形態においては、図1の実施形態に比べると、検出回路2の構成が異なり、検出回路2の出力部に微分用のコンデンサC7を備えている。
図4は本実施形態の動作波形図である。始動モードにおいて、ランプの1線が外れた状態になると、始動時の出力電圧が急激に上昇し、検出回路2と保護回路3を結合するコンデンサC7の働きで、コンパレータCP1の+入力側に電圧Vkが生じる。この電圧Vkが基準値Vr以上になると、保護回路3から制御回路1へ制御信号Vaが出力され、インバータの発振を停止する。あるいは出力電圧を減ずる方向にインバータの発振周波数をシフトすることにより部品を保護する。
ただし、予熱モードから始動モードへの移行時の誤動作を防ぐために、始動モードに入るまでは電圧Vkを検出しないようにマスク時間を設けておく。制御回路1がマイクロコンピュータよりなる場合には、マスク時間はプログラムにより設定可能である。
(実施形態3)
図5は本発明の実施形態3の回路図である。本実施形態においては、図1の実施形態に比べると、コンパレータCP1に代えて、オペアンプOP1を備えており、始動モードにおいて、ランプの1線が外れた状態になると、始動時の出力電圧が上昇し、検出回路2の電圧が上昇してオペアンプOP1の出力電圧が低くなり、制御回路1による周波数制御用の基準電圧からの引き込み電流を増加させて、矩形波の発振周波数を高くし、それによってインバータの発振周波数を高くする。インバータの発振周波数を高くすることにより、共振回路の共振周波数から遠ざかる方向となることにより、始動モードの電圧を抑制する。
図5の回路では、制御回路1はインバータの発振周波数、すなわち、スイッチング素子Q1,Q2のオン・オフ駆動用の周波数を規定するための高周波発振器を内蔵しており、その発振周波数は制御回路1から供給される一定電圧Vcを抵抗R10,R11により分圧した基準電圧により規定される。検出回路2による検出電圧Vkが増大すると、基準電圧Vrとの差分がオペアンプOP1により反転増幅されて、オペアンプOP1の出力電圧が低下するから、ダイオードD3、抵抗R9を介して基準電圧からの引き込み電流が増加し、制御回路1に入力される基準電圧は低下する。これにより、インバータの発振周波数は高くなるから、インバータの出力は抑制される。
このように検出回路2の出力電圧を制御回路1の周波数制御用の基準電圧にフィードバック制御することにより、何らかの異常により出力電圧が異常上昇することを防止し、回路部品を保護することができる。
(実施形態4)
図6は本発明の実施形態4の要部構成を示す回路図である。主回路構成は従来例(図7)と同じで良い。本実施形態では、ランプソケット4内の端子aまたは端子bの少なくとも一方が外れた場合にランプ線が微小抵抗rを介して短絡されるソケット構造としたものである。図中、5はランプピン、6はランプフィラメントである。スイッチSWはランプピン5が端子a,bに接続されている間はオフされている。端子a,bの少なくとも一方が外れると、スイッチSWがオンされて、端子a−b間に微小抵抗rが接続される。微小抵抗rはフィラメント6の抵抗値に概ね等しい程度に設定しておく。本実施形態においては、ランプ線が1線外れた場合においても予熱電流Ifが流れ続けるため、共振用インダクタL1の実効インダクタンスが低下することがなく、したがって、出力電圧が急激に上昇することがない。
上述の各実施形態の放電灯点灯装置は、事務所用や家庭用の蛍光灯照明器具に内蔵して用いることができる。また、複数の照明器具を組み合わせて照明システムを構成しても構わない。
本発明の実施形態1の回路図である。 本発明の実施形態1の動作説明図である。 本発明の実施形態2の回路図である。 本発明の実施形態2の動作説明図である。 本発明の実施形態3の回路図である。 本発明の実施形態4の要部回路図である。 従来例の回路図である。 従来例の周波数制御の説明図である。 従来例の共振回路の特性図である。 従来例の問題点を示す説明図である。 放電灯の始動電圧の温度依存性を示す特性図である。
符号の説明
1 制御回路
2 検出回路
3 保護回路
Q1 スイッチング素子
Q2 スイッチング素子
L1 共振用インダクタ
C1 共振用コンデンサ
La 放電灯

Claims (4)

  1. 高周波でスイッチングされるスイッチング素子と、スイッチングされた高周波により励振される共振用インダクタと共振用コンデンサよりなる共振回路とを備え、共振回路により生成された高周波電力により放電灯を始動・点灯させるインバータ式の放電灯点灯装置であって、
    共振用インダクタの2次巻線より予熱用コンデンサを介して放電灯のフィラメントに予熱電流を供給する巻線予熱回路と、
    ランプ電圧を検出する回路と、
    ランプ電圧の検出出力が所定の検出レベルを越えたときにインバータの出力を停止または低下させる保護回路と、
    放電灯の始動前に放電灯が点灯しないレベルでフィラメントに電流を流す予熱モードと、放電灯の始動に必要な高電圧を印加する始動モードを経て、安定点灯モードに移行するようにスイッチング素子を制御する制御回路とを有し、
    ランプ電圧の検出レベルは少なくとも2つの検出レベルを有し、始動モードでは第1の検出レベルで保護回路が動作し、安定点灯モードでは第2の検出レベルで保護回路が動作し、
    第1の検出レベルは、放電灯の始動に必要充分な始動電圧よりも高く、ランプ線の少なくとも1線が外れ、巻線予熱回路の予熱電流が流れなくなったときに発生するランプ印加電圧よりも低い電圧レベルに設定し、
    第2の検出レベルは、正常点灯時のランプ電圧より高く、ランプ寿命末期時のランプ電圧よりも低い電圧レベルに設定することを特徴とする放電灯点灯装置。
  2. 高周波でスイッチングされるスイッチング素子と、スイッチングされた高周波により励振される共振用インダクタと共振用コンデンサよりなる共振回路とを備え、共振回路により生成された高周波電力により放電灯を始動・点灯させるインバータ式の放電灯点灯装置であって、
    共振用インダクタの2次巻線より予熱用コンデンサを介して放電灯のフィラメントに予熱電流を供給する巻線予熱回路と、
    ランプ電圧を検出する回路と、
    ランプ電圧の変化率が所定の検出レベルを越えたときにインバータの出力を停止または低下させる保護回路と、
    放電灯の始動前に放電灯が点灯しないレベルでフィラメントに電流を流す予熱モードと、放電灯の始動に必要な高電圧を印加する始動モードを経て、安定点灯モードに移行するようにスイッチング素子を制御する制御回路とを有し、
    ランプ電圧の変化率の検出レベルは、始動モードでは第1の検出レベルで保護回路が動作し、第1の検出レベルは、ランプ線の少なくとも1線が外れ、巻線予熱回路の予熱電流が流れなくなったときに発生するランプ印加電圧の上昇を検出できるように設定することを特徴とする放電灯点灯装置。
  3. 高周波でスイッチングされるスイッチング素子と、スイッチングされた高周波により励振される共振用インダクタと共振用コンデンサよりなる共振回路とを備え、共振回路により生成された高周波電力により放電灯を始動・点灯させるインバータ式の放電灯点灯装置であって、
    共振用インダクタの2次巻線より予熱用コンデンサを介して放電灯のフィラメントに予熱電流を供給する巻線予熱回路と、
    ランプ電圧を検出する回路と、
    放電灯の始動前に放電灯が点灯しないレベルでフィラメントに電流を流す予熱モードと、放電灯の始動に必要な高電圧を印加する始動モードを経て、安定点灯モードに移行するようにスイッチング素子を制御する制御回路とを有し、
    前記制御回路は、始動モードにおいて、ランプ線の少なくとも1線が外れ、巻線予熱回路の予熱電流が流れなくなったときに発生する高電圧を抑制するように、ランプ電圧の検出出力が所定の検出レベルを越えないようにスイッチング素子の駆動周波数をフィードバック制御することを特徴とする放電灯点灯装置。
  4. 高周波でスイッチングされるスイッチング素子と、スイッチングされた高周波により励振される共振用インダクタと共振用コンデンサよりなる共振回路とを備え、共振回路により生成された高周波電力により放電灯を始動・点灯させるインバータ式の放電灯点灯装置であって、
    共振用インダクタの2次巻線より予熱用コンデンサを介して放電灯のフィラメントに予熱電流を供給する巻線予熱回路と、
    放電灯の始動前に放電灯が点灯しないレベルでフィラメントに電流を流す予熱モードと、放電灯の始動に必要な高電圧を印加する始動モードを経て、安定点灯モードに移行するようにスイッチング素子を制御する制御回路とを有し、
    放電灯を装着するランプソケットは、放電灯が外された場合にはランプソケット内の同極の2つの端子間を短絡することを特徴とする照明器具。
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