JP2009217885A - 記録テープカートリッジ - Google Patents

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Abstract

【課題】メモリーボードを変形させることなく、安定して保持できる保持構造を有する記録テープカートリッジの提供を課題とする。
【解決手段】上ケース16と下ケース18とからなり、記録テープTが巻装されたリール14を収容するケース12と、各種情報が記憶され、ケース12内に所定の角度θで傾斜配置される非接触型のメモリーボードMと、を備えた記録テープカートリッジ10において、下ケース18に、メモリーボードMの位置を規制する平面視略「C」字状の位置規制部材72と、メモリーボードMの下面略中央部を支持する支持部材76を形成し、上ケース16に、メモリーボードMの長手方向両端部側の上面に対向する保持部材80を形成する。
【選択図】図2

Description

本発明は、主にコンピューター等の記録再生媒体として使用される記録テープ等の記録テープをケース内に収容してなる記録テープカートリッジに関する。
従来から、コンピューター等のデータ記録再生媒体(データバックアップ)として使用される磁気テープ等の記録テープを合成樹脂製のリールに巻装し、そのリールをケース内に単一で収容してなる記録テープカートリッジが知られている。このような記録テープカートリッジには、記録容量や記録形式等の各種情報を記憶した非接触型のメモリーボードが内蔵される場合がある。
このメモリーボードは、電磁波によりアクセス(読み取り・書き込み)可能に構成されており、メモリーボードに記憶されている各種情報を、ケースの後面側からアクセスするライブラリー装置や、ケースの下面側からアクセスするドライブ装置に対応可能なように、ケース内において、所定の角度(例えば45°)で傾斜配置されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−202745号公報
このように、メモリーボードは、ケース内において、所定の角度で傾斜配置される必要があるため、ケースには、メモリーボードを所定の傾斜角度で保持するための保持構造が形成されている。しかしながら、特許文献1に記載の保持構造では、メモリーボードを押圧して保持するため、メモリーボードを変形させてしまう(破損させてしまう)おそれがある。つまり、メモリーボードの保持構造には、未だ改善の余地がある。
そこで、本発明は、メモリーボードを変形させることなく、安定して保持できる保持構造を有する記録テープカートリッジを得ることを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る請求項1に記載の記録テープカートリッジは、上ケースと下ケースとからなり、記録テープが巻装されたリールを収容するケースと、各種情報が記憶され、前記ケース内に所定の角度で傾斜配置される非接触型のメモリーボードと、を備え、前記下ケースが、前記メモリーボードの位置を規制する平面視略「C」字状の位置規制部材を有し、前記上ケースが、前記メモリーボードの長手方向両端部側の上面に対向する保持部材を有することを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、上ケースに設けられる保持部材は、メモリーボードに対向する構成とされている。つまり、上ケースに設けられる保持部材は、メモリーボードに対して積極的に接触することのない構成とされている。したがって、メモリーボードを変形させるおそれがない。また、メモリーボードは、平面視略「C」字状の位置規制部材によって、その位置が規制されているので、安定して保持されるとともに、その位置規制部材は、平面視略「C」字状とされて一部が開口しているので、ケース内の他の部品との干渉を回避することができる。例えばドア等がスライドして来ても、その位置規制部材に干渉しないようにできる。
また、請求項2に記載の記録テープカートリッジは、請求項1に記載の記録テープカートリッジにおいて、前記下ケースに、前記メモリーボードの下面略中央部を支持する支持部材を設けたことを特徴としている。
請求項2に記載の発明によれば、下ケースに設けられる支持部材は、メモリーボードの下面略中央部を支持するので、例えばメモリーボードが、その長手方向略中央部よりも一端側に膨出部を有する形状とされている場合でも、その向き(表裏を含む)によらずに、メモリーボードを安定して保持することができる。
また、本発明に係る請求項3に記載の記録テープカートリッジは、上ケースと下ケースとからなり、記録テープが巻装されたリールを収容するケースと、各種情報が記憶され、前記ケース内に所定の角度で傾斜配置される非接触型のメモリーボードと、前記ケース内に設けられ、前記メモリーボードの上方近傍まで移動して来る移動部材と、を備え、前記下ケースが、前記メモリーボードの位置を規制する平面視略「C」字状の位置規制部材を有し、前記上ケースが、前記メモリーボードの長手方向両端部側の上面に対向する保持部材を有することを特徴としている。
請求項3に記載の発明によれば、上ケースに設けられる保持部材は、メモリーボードに対向する構成とされている。つまり、上ケースに設けられる保持部材は、メモリーボードに対して積極的に接触することのない構成とされている。したがって、メモリーボードを変形させるおそれがない。また、メモリーボードは、平面視略「C」字状の位置規制部材によって、その位置が規制されているので、安定して保持されるとともに、その位置規制部材は、平面視略「C」字状とされて一部が開口しているので、メモリーボードの上方近傍まで移動して来る移動部材(例えばドア等)との干渉を回避することができる。
また、請求項4に記載の記録テープカートリッジは、請求項3に記載の記録テープカートリッジにおいて、前記下ケースに、前記メモリーボードの下面略中央部を支持する支持部材を設けたことを特徴としている。
請求項4に記載の発明によれば、下ケースに設けられる支持部材は、メモリーボードの下面略中央部を支持するので、例えばメモリーボードが、その長手方向略中央部よりも一端側に膨出部を有する形状とされている場合でも、その向き(表裏を含む)によらずに、メモリーボードを安定して保持することができる。
以上のように、本発明によれば、メモリーボードを変形させることなく、安定して保持できる保持構造を有する記録テープカートリッジを提供することができる。
以下、本発明の最良な実施の形態について、図面に示す実施例を基に詳細に説明する。なお、説明の便宜上、図1において、記録テープカートリッジ10のドライブ装置(図示省略)への装填方向を矢印Aで示し、それを記録テープカートリッジ10の前方向(前側)とする。そして、矢印Aと直交する矢印B方向を右方向(右側)とする。また、矢印A方向及び矢印B方向と直交する方向を矢印Cで示し、それを記録テープカートリッジ10の上方向(上側)とする。
図1、図2で示すように、記録テープカートリッジ10は、平面視で略矩形状とされたケース12内に、情報記録再生媒体である磁気テープ等の記録テープTを巻装したリール14を回転可能に単一で収容して構成されている。ケース12は、ドライブ装置への装填方向先頭側の1つの角部である右前角部が平面視で斜めに切り欠かれた上ケース16と下ケース18とを互いの周壁16A、18Aを突き合せて接合することで構成されており、その内部にはリール14を収容する収容空間が形成されている。
また、上ケース16及び下ケース18の周壁16A、18Aの切り取られた角部が記録テープTの引き出し用の開口20とされ、この開口20から引き出される記録テープTの自由端には、ドライブ装置の引出手段によって係止(係合)されつつ引き出し操作されるリーダーピン22が接続されている。リーダーピン22の記録テープTの幅方向端部より突出した両端部には、環状溝22Aが形成されており、この環状溝22Aが引出手段のフック等に係止される。これにより、記録テープTを引き出す際に、フック等が記録テープTに接触して傷付けない構成である。
また、ケース12の開口20の内側には、ケース12内においてリーダーピン22を位置決め、保持する上下一対のピン保持部24が設けられている。ピン保持部24は、略半円筒形状をしており、その凹部24A内に、直立した状態のリーダーピン22の両端部が保持されるようになっている。なお、ピン保持部24の外周壁の記録テープT引き出し側は開放しており、リーダーピン22が出入する出入口となっている。
また、ピン保持部24の近傍には、板バネ25が、前壁12A(周壁16A、18Aのうち、外面が矢印A方向を向く部分)の内面に設けられたバネ保持部27と溝部23に、その基部が挿入されて固定配置されるようになっており、この板バネ25の二股状の先端部がリーダーピン22の上下端に係合してリーダーピン22をピン保持部24に保持するようになっている。なお、リーダーピン22がピン保持部24に出入する際には、板バネ25の先端部は適宜弾性変形してリーダーピン22の移動を許容するようになっている。
更に、下ケース18の中央部には、リール14のリールギア(図示省略)を外部に露出させるためのギア開口26が設けられており、リール14はリールギアがドライブ装置の駆動ギア(図示省略)に噛合されてケース12内で回転駆動されるようになっている。また、リール14は、上ケース16及び下ケース18の内面にそれぞれ部分的に突設されて、ギア開口26と同軸的な円形の軌跡上にある内壁としての遊動規制壁28の内側に収容され、ガタつかないように保持されている。
また、遊動規制壁28の開口20近傍の端部には、内部に位置規制用穴が形成された袋部28Aが連設されており、ケース12の左前角部の内側においては、長穴である位置規制用穴が形成された袋部29が遊動規制壁28とは離間して設けられている。袋部28A、29は、矢印B方向に沿った一直線上に配置されており、下面側における位置規制用穴の周囲(袋部28A、29の肉厚と同じか、それよりも少し広い部分)がドライブ装置に対する位置決め用の基準面となっている。そして、袋部28Aが連設された端部を除いて、各遊動規制壁28は、それぞれ端部がケース12の周壁16A又は周壁18Aと連設されることで、その外側とリール14の収容空間とを仕切っている。
また、袋部29が設けられている側の前壁12Aと遊動規制壁28との間の所定位置には、上下一対のビスボス60が設けられており、下ケース18における後部内壁18Bの左右両端部と、左壁12C及び右壁12Bとの間の両角部における所定位置にも、上下一対のビスボス62、64が設けられている。このような上下一対のビスボス60、62、64は、下ケース18側が貫通しており、上ケース16側が非貫通となっている。
また、ケース12の前壁12Aの右端部には、開口20の前縁部を規定する上下一対の短い傾斜壁部30が設けられている。この傾斜壁部30は、開口20の開放面に沿って屈曲形成され、開口20閉塞時に、後述する平面視略円弧状ドア50の先端がその内側に入り込むことによって、塵埃等が進入できる隙間が生じないようにする防塵壁となっている。そして、傾斜壁部30の左方近傍の前壁12A内側には、上下一対のビスボス32が連設されている。
また、ケース12の右壁12B(周壁16A、18Aのうち、外面が矢印B方向を向く部分)の前端部内側には、平面視で、後述するドア50の外周面に略沿った形状の上下一対の傾斜壁部34が設けられている。この傾斜壁部34の前端面が開口20の後縁を規定しており、その前端部には上下一対のビスボス36が設けられている。
また、ケース12の右壁12Bには、ケース12の内外を連通する窓部としての所定長さのスリット40が設けられており、後述するドア50の操作突起52の露出用とされている。このスリット40は、右壁12Bを構成する上ケース16の周壁16Aの前側下部を切り欠いて形成され、開口20側へも開放されている。このように、スリット40が周壁16Aの一部を上側に残して形成されると、ケース12の剛性を維持することができるので好ましい。特にスリット40を規定する上側の壁が傾斜壁部34から一体に連設されていると、更に好ましい。
また、下ケース18の後方側には、周壁18Aの上端を除く部分が断面視略「コ」字状にケース12の内方へ凹むとともに、ケース12の下面から上方へも凹んだ(底板が切り欠かれた)凹部48が形成されている。この凹部48は、例えばドライブ装置の引き込み手段が係合する係合部とされたり、その底面(下向きの面)がドライブ装置内での位置決め用の基準面とされる。
また、その凹部48の後方側にも周壁18Aの上端を除く部分が断面視略「コ」字状にケース12の内方へ凹むとともに、ケース12の下面から上方へも凹んだ(底板が切り欠かれた)凹部46が形成されている。この凹部46は、ライブラリー装置(図示省略)の把持手段が係合する係合部とされており、このような凹部46、48を設けることでケース12(下ケース18)の捩り強度が向上されるようになっている。
また、上ケース16の左壁の上面部分には、平面視略台形状の凹部44が形成されている。この凹部44は、開口20の開放時、ドア50の開放方向への移動に伴う回転モーメントをキャンセルするために、ドライブ装置に設けられた保持部材(図示省略)が係合する係合部とされている。
また、上ケース16及び下ケース18において、開口20近傍から遊動規制壁28が最も右壁12Bに接近する部位近傍まで(以下、前半という)と、スリット40の後端近傍から後壁の近傍まで(以下、後半という)、後述するドア50の凸部51を内面側及び外面側の両側方から挟み込むように支持する所定高さ(例えば、1.0mm〜1.5mm程度の高さ)のガイド壁部42が立設されている。
このガイド壁部42は、上ケース16と下ケース18とではその長さが異なっており、上ケース16側の方が下ケース18側よりも後半側が長く形成されている。これは、下ケース18の後部内壁18Bの右壁12B側に、後述するメモリーボードMを収容する平面視略「C」字状の位置規制リブ(位置規制部材)72が形成されているからである。また、後半のガイド壁部42は、その後端部が平面視略円弧状に閉塞されており、ドア50がそれ以上後方へ移動できないように、上下それぞれ最も後側の凸部51を規制するようになっている。
一方、前半のガイド壁部42は、その前端部が開放されており、リーダーピン22の出入時に、そのリーダーピン22の出入を妨げないような位置(図示のものはピン保持部24よりもケース12の後方側で、開口20の開口幅の約半分程度)まで延設されている。また、傾斜壁部30の近傍にも、ガイド壁部42の延長線上に位置するように、後端部が開放されたガイド壁部41が立設されている。このガイド壁部41は、その後端部がリーダーピン22の出入を妨げないように、ピン保持部24の前端よりも後方側には延設されないようになっており、ドア50は、その先端がガイド壁部41に入り込んだ状態で、開口20を閉塞するようになっている。
また、ガイド壁部41及び前半のガイド壁部42は、後半のガイド壁部42よりも若干低くなるように形成されている。すなわち、例えばガイド壁部41及び前半のガイド壁部42の高さは約1mmに形成され、後半のガイド壁部42の高さは約1.5mmに形成されている。これは、リーダーピン22をチャックして引き出すために、ドライブ装置に設けられた引出手段が、開口20に入り込めるスペースを確保するためである。したがって、後述するように、ガイド壁部41及び前半のガイド壁部42が低くなっている分、その前半部分(少なくとも開口20を閉塞する部分)におけるドア50の板幅(高さ)が、大きく(高く)なるように形成されている。
更に、上ケース16内面及び下ケース18内面には、その開口20から露出している外側のガイド壁部42と一体になって平面視略台形状をなすリブ38が、そのガイド壁部42と同等の高さになるように立設されており、このリブ38によって開口20部分における上ケース16及び下ケース18の強度が確保されるようになっている。なお、内側のガイド壁部42はピン保持部24と一体になるように連設されているが、ピン保持部24の高さは、一体に連設されたガイド壁部42の高さと略同等か、それよりも高く形成されていることが望ましい。
以上、説明した上ケース16と下ケース18とは、開口20の縁部の近傍に位置する各ビスボス32、36と、上記した各ビスボス60、62、64に下側から図示しないビスがねじ込まれて固定(接合)される構成である。これによって、特に傾斜壁部30(前壁12A)及び傾斜壁部34(右壁12B)の各自由端によって規定され、強度的に不利で落下によって地面等に衝突しやすい開口20両端のコーナー部は強固に接合され、ケース12を落しても、記録テープカートリッジ10全体の重量で変形したり、座屈して位置ずれしたりしない構成である。
また、その開口20は、遮蔽部材としてのドア50によって開閉されるようになっている。ドア50は、少なくとも開口20を閉塞する部分の板幅(高さ)が開口20の開口高さと略同一に形成され、それより後側が若干小さく(低く)形成されるとともに、その板長が開口20の開口幅よりも充分に大きく形成されている。そして、所定の円周に沿って移動できるように、板厚方向に湾曲した平面視略円弧状に形成されている。
このドア50は、その先端部がガイド壁部41に入り込んだ状態で開口20を閉塞し、上記した所定の円周に沿って略後方へスライド移動(回動)して開口20を開放し、その先端近傍の外周面がビスボス36近傍に達すると、開口20を完全に開放する構成になっている。そして、開口20を開放する際と反対方向にスライド移動(回動)することにより、開口20を閉塞する構成になっている。
このように、ドア50は、その移動軌跡である所定の円周に対応した円弧状に湾曲形成されており、その回動中心は、本実施形態では、左右方向の位置がケース12の左端近傍に、前後方向の位置がスリット40の後端近傍に設定されている。これにより、ドア50の移動軌跡は、スリット40の後端近傍において、ケース12の右壁12Bに最も近接する。なお、ドア50の回転中心及び半径は、ドライブ装置からの要求により決まる開口20前後の縁部(傾斜壁部30及びビスボス36)の位置やライブラリー装置からの要求により決まる開口20の開放面の角度等に応じて適宜決められればよい。
また、ドア50の湾曲した長手寸法は、その後端部が開口20の閉塞状態において、ケース12の凹部48よりも後方の(凹部46近傍の)右後角部内に位置するように決められており、ドア50の後下部は、後述する位置規制リブ72内に所定の角度θで傾斜配置されたメモリーボードMを回避するために、斜めに切り欠かれている。なお、ドア50の前端部内面及び外面の少なくとも一方は、ガイド壁部41間にスムーズに入り込めるようにテーパー面に形成されることが好ましい。
また、そのドア50の上面及び下面には、ガイド壁部42のガイド面(互いに対向している内面)と、ガイド壁部42間の上ケース16内面及び下ケース18内面にそれぞれ当接して、ドア50を開口20の開閉方向に案内する凸部51が突設されている。この凸部51は、ドア50の長手方向に沿って長い平面視略楕円形状に形成され、上面及び下面にそれぞれ4つずつ、最も後側の凸部51を除いて上下対称に、かつ、ガイド壁部42の高さと略同等の高さ(例えば、ドア50の板幅が異なる境界部分より前側は約0.5mm、後側は約1.5mm)になるように突設されている。なお、最後側の凸部51が上下対称でないのは、ドア50の後下部が斜めに切り欠かれていることによる。
このような凸部51を設けると、ガイド壁部41及びガイド壁部42間の上ケース16内面及び下ケース18内面並びにガイド壁部41及びガイド壁部42のガイド面との摺動抵抗(摩擦)を低減することができ、ドア50を抵抗少なく、スムーズに摺動させることが可能となる。更に、凸部51が平面視略楕円形状に形成されていると、例えば平面視略円形状に形成されているものよりも耐衝撃性に優れる。したがって、落下等の衝撃により、ドア50に開閉方向以外から力が加えられても、その凸部51が折れるおそれはない。
また、ドア50の長手方向中央部よりも若干前方(ドア50の板幅が異なる境界部分近傍)における外周面には、操作部としての操作突起52がドア50の径方向に沿って突設されている。操作突起52は、スリット40からケース12の外側に露出されるようになっており、開口20の閉塞状態ではビスボス36の後端から僅かに離間して位置するとともに、スリット40の前方へ開放された部分から操作可能とされている。
そして、開口20の開放状態では、操作突起52は、スリット40の後縁から僅かに離間して位置するようになっており、このとき、ガイド壁部42の閉塞された後端部に最後端側の凸部51が当接している。なお、操作突起52露出用のスリット40によってケース12の内外が連通されるが、このスリット40はビスボス36と、ケース12内の略全高に亘るドア50によって常時ほぼ閉塞され、かつ、そのケース12内には、内壁としての遊動規制壁28が設けられているので、リール14に巻装された記録テープTへの塵埃等の付着は防止される。
また、ドア50の前端部内面には、開口20閉塞時において、リーダーピン22の上端部側面及び下端部側面に当接するストッパー58が突設されており、落下衝撃等によってリーダーピン22がピン保持部24から脱落するのを、より一層防止できるようになっている。そして、ドア50を開口20閉塞方向へ付勢する付勢部材としてのコイルバネ56は、ドア50が開口20の閉塞状態でケース12の右後角部に至る長さであるため、その右後角部における遊動規制壁28と右壁12B(周壁16A、18A)との間の空間を有効利用して配設されている。
すなわち、ドア50の後端近傍の内周面には、板状の支持部53が一体に連設され、その支持部53の上面にバネ保持部54が上方に向かって一体的に突設されており、下ケース18の凹部48近傍の内面には、円柱状のバネ係止部55が上方に向かって突設されている。そして、コイルバネ56の両端にはリング状の取付部56A、56Bがそれぞれ形成されている。したがって、コイルバネ56は、その一方の取付部56Bをバネ係止部55に上方から挿入し、他方の取付部56Aをバネ保持部54に上方から挿入することにより、上記した空間内に簡単に取り付けることができる。
また、上ケース16内面には、ドア50の開閉時に、バネ保持部54の上端が摺接するリブ57が、平面視略円弧状に立設されている。このリブ57は、少なくともドア50が移動(開放)し始める際には、バネ保持部54の上端が摺接できるような位置及び長さに配設され、コイルバネ56の付勢力に抗して移動するバネ保持部54を好適にガイドすることにより、ドア50がより安定して開放されるように(開放時にドア50がコイルバネ56の付勢力によってブレないように)している。
また、このリブ57を設けることにより、上記のようにして取り付けられたコイルバネ56の取付部56Aが、落下等による衝撃がケース12に加えられてバネ保持部54を上昇してきても、そのバネ保持部54から外れないようにできる。なお、バネ係止部55側も、その上端が上ケース16の遊動規制壁28とガイド壁部42との間に挿入されることになるので、同様に、取付部56Bがバネ係止部55から外れるのを防止することができる。
また、図2、図5〜図7で示すように、ケース12の右後部には、記録容量、記録形式等の各種情報が記憶され、非接触でアクセス可能なICチップ(図示省略)を備えたメモリーボードMが所定の角度θ(例えばθ=45°)で傾斜配置される。このメモリーボードMは、略矩形平板状(平面視略長方形状)に形成され、その長手方向略中央部よりも一端側(例えば左半分側)の一方の面(上面)には、メモリーボードMの略半分の大きさを占める膨出部eが形成されている。
この膨出部eは、ICチップを保護材Pで保護したために形成され、これによって、メモリーボードMの長手方向一端側(この場合は左半分側)の板厚が、他端側(この場合は右半分側)の板厚よりも厚くなっている。そして、メモリーボードMは、その膨出部eが、例えば図示のように左側に来るように、長手方向を左右方向としてケース12内に設けられ、ケース12に形成された保持構造70によって保持されるようになっている。
図3、図5〜図7で示すように、下ケース18内面で、右後側のビスボス64の左方側には、そのメモリーボードMが所定の角度θに傾斜した姿勢を維持できるように(滑って倒れないように)内側に収容し、その前後方向及び左右方向の位置を規制する(位置ズレを抑制又は防止する)平面視略「C」字状の位置規制リブ(位置規制部材)72が所定厚さ及び所定高さで突設されている。
すなわち、保持構造70を構成する位置規制リブ72は、ケース12後方側の壁面72Bの左右方向略中央部が所定幅で開口しており、ケース12の右壁12Bを上側にして下ケース18を上から見たときに、略「C」字状となるように形成されている。そして、この位置規制リブ72は、ケース12前方側の壁面72Aの一部(左右方向略中央部から右方側)が所定高さHを残して所定幅で切り欠かれており、その切り欠かれた部位が切欠部74とされている。
このように、位置規制リブ72のケース12後方側の壁面72Bの左右方向略中央部が開口し、位置規制リブ72のケース12前方側の壁面72Aに切欠部74が形成されているのは、図6で示すように、開口20を開放させるために、ドア50がケース12後方に向かってスライド移動して来た際に、そのドア50の後端部、支持部53、バネ保持部54、コイルバネ56が干渉しない(当たらない)ようにするためであって、それらが干渉しない程度の幅に切欠部74が形成され、位置規制リブ72のケース12後方側の壁面72Bの左右方向略中央部が開口している。
なお、位置規制リブ72のケース12前方側の壁面72Aの高さが全体的に所定高さHとされていれば、図示のような切欠部74を形成しなくてもよい。つまり、位置規制リブ72は、ドア50の後端部、支持部53、バネ保持部54、コイルバネ56を回避するために、少なくともケース12後方側の壁面72Bの左右方向略中央部が開口されている必要があり、よって、平面視略「C」字状とされている。換言すれば、この位置規制リブ72は、ケース12内の他の部品との干渉を回避するために、平面視略「C」字状に形成されている。
また、その位置規制リブ72の内側における下ケース18内面の左右方向略中央部には、ケース12の前後方向に延在する板状の支持リブ(支持部材)76が所定厚さ及び所定高さで突設されている。位置規制リブ72と共に保持構造70を構成する支持リブ76の上面は、所定の角度θ(例えばθ=45°)に傾斜した支持面78とされており、この支持面78(支持リブ76)により、メモリーボードMの膨出部eが形成されていない他方の面(下面)の長手方向略中央部が支持されるようになっている。なお、支持面78の傾斜角度θは、メモリーボードMに対するケース12の下面側及び後面側からのアクセスを良好にするため、45°にすることが望ましい。
一方、図4、図7で示すように、上ケース16内面で、右後側のビスボス(図示省略)よりも左方側には、ケース12の前後方向に延在する板状の保持リブ(保持部材)80が、左右方向に所定間隔を隔てて(左右一対として)、所定厚さ及び所定高さで突設されている。位置規制リブ72及び支持リブ76と共に保持構造70を構成する保持リブ80は、側面視略「L」字状に形成され、その突出した先端部(下端部)82が、メモリーボードMの長手方向両端部近傍(メモリーボードMの長手方向両端部から1mm以内)の上面に非接触で対向するようになっている。
ここで、メモリーボードMの長手方向一端側には、膨出部eが形成されている。そのため、保持リブ80の突出した先端部82は、図7で示す側面視で、ケース12前方側の突出高さがケース12後方側の突出高さよりも高くなるように、略「へ」字状に切り欠かれている。つまり、側面視略「ヘ」字状に切り欠かれた先端部82のケース12前方側の下面84が、メモリーボードM及び膨出部eの傾斜角度θとほぼ同一となるような傾斜面(図7の側面視で右下がりの傾斜面)とされ、膨出部eが左右どちら側に来ても、その膨出部eの上面に対して、微少な間隙Sを隔てて対向できるようになっている(図5、図7参照)。
このように、保持リブ80は、メモリーボードMに対して積極的に接触しない状態で保持するように(メモリーボードMに反りなどがない通常時では非接触状態で保持するように)構成されており、保持リブ80の先端部82は、メモリーボードMの膨出部eを許容できるように(膨出部eの形状に沿うような下面84が形成されるように)、側面視略「へ」字状に切り欠かれている。
以上のような構成の記録テープカートリッジ10において、次にその作用について説明する。上記構成の記録テープカートリッジ10では、不使用時(保管時や運搬時等)には、開口20がドア50によって閉塞されている。具体的には、ドア50は、コイルバネ56の付勢力によって、常時開口20の閉塞方向へ付勢されており、その先端部(前端部)が傾斜壁部30近傍のガイド壁部41に入り込む状態で開口20を閉塞している。
記録テープカートリッジ10は、この状態でライブラリー装置に複数収納されている。そして、図示しないロボットハンドに設けられた読取装置が各記録テープカートリッジ10の後面(後壁)側からメモリーボードMにアクセスし、それに記憶されている記録容量等の各種情報を読み取るとともに、その情報を制御装置に伝達する。これにより、各記録テープカートリッジ10に最適な(各記録テープカートリッジ10を記録・再生可能な)ドライブ装置が予め制御装置に認識される。
さて、記録テープTを使用する際には、ロボットハンドにより、記録テープカートリッジ10の1つをライブラリー装置から取り出し、その記録テープカートリッジ10を矢印A方向に沿ってドライブ装置へ装填する。このドライブ装置は、メモリーボードMに記憶された情報を読み取った結果、選ばれたドライブ装置であり、記録テープカートリッジ10は、ロボットハンドによってスムーズに、かつ効率よく、そのドライブ装置に装填される。そして、この装填に伴って、ドライブ装置の開閉部材(図示省略)が、前方へ開放しているスリット40に進入し、ドア50の操作突起52に係合する。
この状態で、記録テープカートリッジ10(ケース12)を更に矢印A方向へ押し込むと、この押し込み力によってコイルバネ56の付勢力に抗しつつ、上記開閉部材が操作突起52を後方へ移動させる(矢印A方向へ装填されるケース12に対して後方へ相対移動させる)。すると、その操作突起52が突設されているドア50は、凸部51がガイド壁部42によって案内されつつ、その湾曲方向に沿って平面視時計方向に回動する。
すなわち、ドア50は、ガイド壁部42によって、その湾曲形状に沿った移動軌跡からはみ出すことなく、ピン保持部24及びリール14の外側を回り込むように略後方へ移動し、開口20を開放する。そして、ケース12(記録テープカートリッジ10)がドライブ装置に所定深さ装填されると、開口20が完全に開放されるとともに位置決めされ、ドライブ装置に設けられた読取書込装置が、記録テープカートリッジ10の下面側からメモリーボードMにアクセスし、それに記憶されている各種情報を読み取り、更には必要に応じて個別の情報を書き込む。
こうして開口20が開放された状態で記録テープカートリッジ10がドライブ装置内で位置決めされると、ドア50はそれ以上の回動(略後方への移動)が規制され、開放された開口20からはドライブ装置の引出部材(図示省略)がケース12内に進入し、ピン保持部24に位置決め保持されているリーダーピン22を抜き出して、図示しない巻取リールに収容する。そして、その巻取リールとリール14とを同期して回転駆動することにより、記録テープTは、巻取リールに巻き取られつつ順次ケース12から引き出され、所定のテープ経路に沿って配設された記録再生ヘッドによって情報の記録や再生が行われる。
一方、記録テープTがリール14に巻き戻されて、記録テープカートリッジ10をドライブ装置から排出する際には、記録テープカートリッジ10は、位置決め状態が解除され、コイルバネ56の付勢力又は図示しないイジェクト機構によって矢印A方向とは反対方向に移動される。すると、ドア50は、その凸部51がガイド壁部42に案内されつつ、コイルバネ56の付勢力によって開口20の閉塞方向へ回動する。そして、ドア50の先端部がガイド壁部41に入り込むことにより、開口20が完全に閉塞され、初期状態に復帰する。
次に、メモリーボードMを保持する保持構造70の作用について説明する。記録テープカートリッジ10の製造工程では、メモリーボードMは、下ケース18側へ供給される。下ケース18には、メモリーボードMを内側に収容し、その前後方向及び左右方向の位置を規制する平面視略「C」字状の位置規制リブ72と、メモリーボードMの下面略中央部を支持する支持リブ76が形成され、その支持リブ76には、所定の角度θ(θ=45°)に傾斜した支持面78が形成されているので、メモリーボードMは、下ケース18における所定の位置に、所定の角度θで、精度よく安定して傾斜配置される。
また、位置規制リブ72は、ケース12後方側の壁面72Bの左右方向略中央部が開口している平面視略「C」字状に形成されている。そして更に、位置規制リブ72のケース12前方側の壁面72Aには、所定幅の切欠部74が形成されている。したがって、ドア50が開口20を開放させるために、ケース12後方へスライド移動して来ても、そのドア50の後端部、支持部53、バネ保持部54、コイルバネ56が位置規制リブ72に干渉することはない(当たることはない)。つまり、これにより、記録テープカートリッジ10の品質を安定化することができる。
また、上ケース16には、所定高さの保持リブ80が左右一対で形成されている。したがって、メモリーボードMが下ケース18の位置規制リブ72内に収容され、所定の角度θで傾斜配置された後、所定のタイミングで上ケース16が下ケース18に被されるが、このとき、メモリーボードMの膨出部eの上面に、保持リブ80の一方が所定の間隙Sを隔てて対向し、メモリーボードMの膨出部eが形成されていない上面に、保持リブ80の他方が所定の間隙(間隙Sよりも膨出部eの厚さ分大きい間隙)を隔てて対向する。
つまり、保持リブ80は、メモリーボードMに対して積極的に接触することがない状態で(非接触状態で)対向し、そのメモリーボードMを保持する。そのため、メモリーボードMが保持リブ80に押圧されるような不具合はなく、よって、メモリーボードMが変形するおそれがない。また、逆に、メモリーボードMの長手方向両端部に斜め上方側に向かうような反りがあった場合には、その反りを保持リブ80で矯正することができる。
また、上記したように、メモリーボードMは、その長手方向略中央部よりも一端側(例えば左半分側)に、メモリーボードMの略半分の大きさを占める膨出部eが形成されている。しかし、支持リブ76はメモリーボードMの長手方向略中央部を支持するので、下ケース18に対して、メモリーボードMの向きが、図示のものと左右反対或いは表裏反対になって供給されても、その膨出部eを破損することなく(その膨出部eを避けて)、メモリーボードMを支持することができる。
つまり、このような形状とされた保持構造70によれば、長手方向略中央部よりも一端側に膨出部eを有する形状とされたメモリーボードMであっても、供給される向きを制限することなく、そのメモリーボードMを安定して保持することが可能となる(メモリーボードMの形状に依存されず、その位置及び角度を安定化することが可能となる)。したがって、記録テープカートリッジ10の製造ライン上のコストを低減することが可能となり、その生産性を向上させることができる。
以上、説明したように、本実施形態に係る保持構造70によれば、メモリーボードMを変形させることなく、安定して保持することができる。特に、そのメモリーボードMが、長手方向一端側に膨出部eを有する構成とされていても、その向き(表裏を含む)によらずに、位置(角度を含む)精度よく安定して保持することができる。
したがって、メモリーボードMに対してケース12後面側からアクセスするライブラリー装置の読取装置や、メモリーボードMに対してケース12下面側からアクセスするドライブ装置の読取書込装置との通信距離精度を向上させることができ、その読取装置や読取書込装置から送信される電磁波を、メモリーボードMのアンテナ全体で安定して受信することができる。よって、読み取り精度や書き込み精度を向上させることができ、読み取りエラーや書き込みエラーが発生しないようにできる。
また、位置規制リブ72は、平面視略「C」字状に形成されて、少なくともその一部が開口しているので、ケース12内の他の部品との干渉を回避することができる。すなわち、例えばケース12内に設けられた移動部材(例えばドア50等)がメモリーボードMの上方近傍までスライド移動して来る構成の記録テープカートリッジ10であっても、メモリーボードMを内側に収容する位置規制リブ72に、その移動部材(例えばドア50等)が干渉するのを防止することができる。よって、記録テープカートリッジ10の品質を確保することができる。
なお、本実施形態に係る記録テープカートリッジ10は、図示のものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、適宜設計変更可能なものである。例えば、上記実施例の記録テープカートリッジ10では、リーダー部材としてリーダーピン22を有する構成としたが、図示しないリーダーテープやリーダーブロックを有する構成としてもよい。
また、ドア50も、平面視略円弧状にスライドするものに限定されるものではなく、例えば直線状にスライドするドアとしてもよい。更に、記録テープTは、情報の記録及び記録した情報の再生が可能な長尺テープ状の情報記録再生媒体として把握されるものであれば足り、記録テープカートリッジ10が、如何なる記録再生方式の記録テープTにも適用可能であることは言うまでもない。
記録テープカートリッジの概略斜視図 記録テープカートリッジの概略分解斜視図 下ケース側におけるメモリーボードの保持構造を示す概略斜視図 上ケース側におけるメモリーボードの保持構造を示す概略斜視図 メモリーボードとその保持構造を上ケースの天板を省略して示す概略平面図 ドアをスライドさせたときのメモリーボードとその保持構造を上ケースの天板を省略して示す概略平面図 メモリーボードとその保持構造を上ケースの天板を省略して示す概略断面図
符号の説明
10 記録テープカートリッジ
12 ケース
14 リール
16 上ケース
18 下ケース
20 開口
22 リーダーピン
42 ガイド壁部
50 ドア(遮蔽部材/移動部材)
56 コイルバネ
70 保持構造
72 位置規制リブ(位置規制部材)
74 切欠部
76 支持リブ(支持部材)
78 支持面
80 保持リブ(保持部材)
82 先端部
84 下面
e 膨出部
M メモリーボード
T 記録テープ

Claims (4)

  1. 上ケースと下ケースとからなり、記録テープが巻装されたリールを収容するケースと、
    各種情報が記憶され、前記ケース内に所定の角度で傾斜配置される非接触型のメモリーボードと、
    を備え、
    前記下ケースが、前記メモリーボードの位置を規制する平面視略「C」字状の位置規制部材を有し、
    前記上ケースが、前記メモリーボードの長手方向両端部側の上面に対向する保持部材を有することを特徴とする記録テープカートリッジ。
  2. 前記下ケースに、前記メモリーボードの下面略中央部を支持する支持部材を設けたことを特徴とする請求項1に記載の記録テープカートリッジ。
  3. 上ケースと下ケースとからなり、記録テープが巻装されたリールを収容するケースと、
    各種情報が記憶され、前記ケース内に所定の角度で傾斜配置される非接触型のメモリーボードと、
    前記ケース内に設けられ、前記メモリーボードの上方近傍まで移動して来る移動部材と、
    を備え、
    前記下ケースが、前記メモリーボードの位置を規制する平面視略「C」字状の位置規制部材を有し、
    前記上ケースが、前記メモリーボードの長手方向両端部側の上面に対向する保持部材を有することを特徴とする記録テープカートリッジ。
  4. 前記下ケースに、前記メモリーボードの下面略中央部を支持する支持部材を設けたことを特徴とする請求項3に記載の記録テープカートリッジ。
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