JP2009217571A5 - - Google Patents

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硬貨処理機
本発明は、指定種類の硬貨を指定枚数毎に取り出すバッチ処理機能を有する硬貨処理機に関する。
従来、硬貨選別機は、一括投入された複数の硬貨を1枚ずつ繰り出して搬送しつつ識別し、識別結果に応じて硬貨を金種別に分類して金種別の収納部へ収納する機能を備えている。
このような硬貨選別機では、指定した1金種の硬貨を指定枚数計数する毎に指定枚数以降の硬貨を一旦停止させ、指定枚数の硬貨を取り出した後に再度計数を再開することにより、指定金種の硬貨を指定枚数毎に取り出すバッチ処理と呼ばれる機能を備えるものもある(例えば、特許文献1参照。)。
このようなバッチ処理は、レジスタの釣銭準備のために使用されることが多く、複数台のレジスタがある場合には、レジスタの台数分に対応した回数だけバッチ処理を繰り返すことになる。バッチ処理を所定の回数行う場合には、1回のバッチ処理が完了する毎にバッチ処理が停止するため、1回のバッチ処理が完了する毎にバッチ処理を再指定操作しており、また、バッチ処理をした回数を操作者が数えて覚えておき、所定回数に達したらバッチ処理完了としている。
特許第3405643号公報(第5−6頁、図3−6)
しかしながら、バッチ処理を所定の回数行う場合、1回のバッチ処理が完了する毎にバッチ処理が停止してしまうため、1回のバッチ処理が完了する毎にバッチ処理を再指定操作する必要があり、指定操作に手間がかかり、バッチ処理を効率的にできない問題がある。
また、バッチ処理をした回数を操作者が数えて覚えておく必要があり、それが操作者にとって負担となり、数え間違いも発生しやすい問題がある。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、指定種類の硬貨を指定枚数毎に取り出すバッチ処理をした回数を操作者が数える必要がなく、数え間違いもなく、バッチ処理を効率的にできる硬貨処理機を提供することを目的とする。
請求項1記載の硬貨処理機は、硬貨を1枚ずつ繰り出して搬送する繰出搬送手段と、この繰出搬送手段にて搬送する硬貨を識別する識別部と、この識別部で識別された硬貨を外部から取り出し可能に収納する収納部と、指定種類の硬貨を指定枚数毎に取り出すバッチ処理モードを指定するバッチ処理指定手段と、指定種類の硬貨を指定枚数毎に取り出す回数を指定するバッチ回数指定手段と、前記バッチ処理モード時に、前記指定種類の硬貨を指定枚数毎に前記収納部に収納させて取り出し可能とし、前記指定種類の硬貨を指定枚数毎に取り出す回数が指定回数に達したら、前記指定種類の硬貨を指定枚数毎に取り出す動作を停止させるバッチ処理制御部とを具備しているものである。
請求項2記載の硬貨処理機は、請求項1記載の硬貨処理機において、前記収納部の装着を検知する検知手段を具備し、前記バッチ処理制御部は、前記バッチ処理モード時に、前記収納部への硬貨の収納が指定枚数に達する毎に前記繰出搬送手段による硬貨の搬送を停止させ、前記検知手段の検知に基づいて前記収納部が取り出された後に再び装着されたことが検知されるとともに前記指定種類の硬貨を指定枚数毎に取り出す回数が指定回数に達していなければ、前記硬貨の搬送を再開させるものである。
請求項3記載の硬貨処理機は、請求項1または2記載の硬貨処理機において、前記バッチ処理制御部は、前記指定種類の硬貨を指定枚数毎に取り出す回数が指定回数に達した以降の硬貨については指定枚数毎に取り出すバッチ処理を解除して前記収納部へ満杯になるまで収納させるものである。
請求項4記載の硬貨処理機は、請求項1ないし3いずれか記載の硬貨処理機において、前記バッチ処理モードで処理した指定種類の硬貨を指定枚数毎に取り出す回数を含むバッチ処理結果を印刷出力する印刷手段を具備しているものである。
請求項5記載の硬貨処理機は、請求項1ないし4いずれか記載の硬貨処理機において、前記識別部で識別された異常硬貨を分類する異常硬貨分類部を有し、前記収納部は、前記異常硬貨分類部で分類される異常硬貨を収納するリジェクト箱であるものである。
請求項6記載の硬貨処理機は、請求項1ないし4いずれか記載の硬貨処理機において、前記識別部で識別された硬貨を種類別に分類する種類別分類部を有し、前記収納部は、前記種類別分類部で分類される硬貨を収納する返却箱であるものである。
請求項1記載の硬貨処理機によれば、バッチ処理モード時に、指定種類の硬貨を指定枚数毎に取り出す回数を指定することにより、指定種類の硬貨を指定枚数毎に収納部に収納させて取り出し可能とし、指定種類の硬貨を指定枚数毎に取り出す回数が指定回数に達したら、指定種類の硬貨を指定枚数毎に取り出す動作を自動的に停止させるため、硬貨を取り出した回数を操作者が数える必要がなく、数え間違いもなく、バッチ処理を効率的にできる。
請求項2記載の硬貨処理機によれば、請求項1記載の硬貨処理機の効果に加えて、バッチ処理モード時に、収納部への硬貨の収納が指定枚数に達する毎に繰出搬送手段による硬貨の搬送を停止させ、検知手段の検知に基づいて収納部が取り出された後に再び装着されたことが検知されるとともに指定種類の硬貨を指定枚数毎に取り出す回数が指定回数に達していなければ、硬貨の搬送を自動的に再開させるため、バッチ処理を効率的にできる。
請求項3記載の硬貨処理機によれば、請求項1または2記載の硬貨処理機の効果に加えて、指定種類の硬貨を指定枚数毎に取り出す回数が指定回数に達した以降の硬貨については指定枚数毎に取り出すバッチ処理を解除して収納部へ満杯になるまで収納させるため、指定回数に達した種類の硬貨の他に指定回数に達していない種類の硬貨がある場合にその種類の硬貨のバッチ処理を継続してできる。
請求項4記載の硬貨処理機によれば、請求項1ないし3いずれか記載の硬貨処理機の効果に加えて、バッチ処理モードで処理した指定種類の硬貨を指定枚数毎に取り出す回数を含むバッチ処理結果を印刷手段により印刷出力するため、硬貨を取り出した回数を確認できるとともに現物との照合ができ、厳正な管理ができる。
請求項5記載の硬貨処理機によれば、請求項1ないし4いずれか記載の硬貨処理機の効果に加えて、収納部として異常硬貨の返却に用いるリジェクト箱を利用できる。
請求項6記載の硬貨処理機によれば、請求項1ないし4いずれか記載の硬貨処理機の効果に加えて、収納部として硬貨の返却に用いる返却箱を利用できる。
以下、本発明の一実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1に硬貨選別機11の斜視図を示し、この硬貨選別機11は、硬貨を種類別に選別収納する選別処理モード、および指定種類の硬貨を指定枚数毎に取り出すバッチ処理モードでの運用が可能になっている。なお、種類別とは、金種別の他に、同じ金種でも新硬貨と旧硬貨の種類の違いが含まれる。
硬貨選別機11は、硬貨選別機本体12およびこの硬貨選別機本体12の上面に開閉可能に設けられた上面カバー13を備えている。
硬貨選別機本体12の下部には前面から見て左右方向に横長の収納部装填部15が前方に向けて開口形成され、この収納部装填部15には種類別に独立された複数の収納部16が左右方向に並んで前方から着脱可能に装填されている。
硬貨選別機本体12の収納部装填部15の上側には収納部装填部15と同幅の返却箱装填部17が前方に向かって開口形成され、この返却箱装填部17には種類別に独立された取出箱であって収納部としての複数の返却箱18が左右方向に並んで前方から着脱可能に装填されている。返却箱装填部17の上側には各返却箱18の位置に対応して、バッチ処理モード時に、硬貨の収納が指定枚数に達した種類の返却箱18の取り出しを促すための報知手段19を構成する点灯表示部20が配設されている。点灯表示部20は、ランプや発光ダイオードを内蔵し、点灯表示可能としている。
硬貨選別機本体12の前面左上にはリジェクト箱装填部21が前方に向かって開口形成され、このリジェクト箱装填部21に取出箱であって収納部としてのリジェクト箱22が前方から着脱可能に装填されている。硬貨選別機本体12の前面右上には電源スイッチ23が配設されている。
収納部16、返却箱18およびリジェクト箱22は、上面が開口する箱状に形成され、前面上部に指を引っ掛けて着脱操作するため取手16a,18a,22aが形成されている。
また、上面カバー13の上面右寄り位置には硬貨投入口25を形成するホッパ26が配設され、上面カバー13の前側には表示部27および操作部28を有する表示操作パネル29が配設されている。
また、図2に示すように、硬貨選別機本体12の上部にはベース板31が配設され、このベース板31の後部右寄り位置には、ホッパ26に投入された硬貨を受け入れる回転円盤32が配設され、この回転円盤32の周囲に周壁33が配設されている。そして、回転円盤32がモータMの駆動によって図2矢印方向に回転することにより、回転円盤32の回転による遠心力で、回転円盤32上の硬貨を周壁33に沿って移動させるとともに周壁33の一部に形成された図示しない繰出口から1枚ずつ繰り出す。そして、ホッパ26、回転円盤32および周壁33などによって硬貨を貯留するとともに1枚ずつ繰り出す貯留繰出手段34が構成されている。
ベース板31上には、回転円盤32から1枚ずつ繰り出される硬貨を受け入れて搬送する硬貨通路35が設けられている。この硬貨通路35は、ベース板31の後部左寄りに沿って配設される識別通路部36、ベース板31の左寄りに沿って配設される第1の分類通路部37、およびベース板31の前寄りに沿って配設される第2の分類通路部38を有し、これらから略コ字形に屈曲した通路形状に形成されている。硬貨通路35は、ベース板31の上面を通路底面とし、識別通路部36の両側に配設されるガイド板39,40、第1の分類通路部37の両側に配設されるガイド板41,42、第2の分類通路部38の両側に配設されるガイド板43,44の縁面をそれぞれ通路側面とする。通路一側のガイド板39,41,43の縁面は基準面としている。
硬貨通路35の入口部上方には回転円盤32から繰り出される硬貨を硬貨通路35内に取り込む取込ベルト45が複数のプーリ46によって回転可能に張設され、硬貨通路35の各通路部36,37,38の上方には硬貨通路35内の硬貨を搬送する搬送ベルト47,48,49が複数の各プーリ50によって回動可能に張設されている。そして、取込ベルト45、搬送ベルト47〜49がモータMの駆動によって回動されて硬貨通路35内の硬貨を通路底面に押し付けながら搬送する。なお、取込ベルト45の搬送速度より搬送ベルト47,48,49の搬送速度が速く、硬貨通路35内を搬送される硬貨の間隔が開けられる。また、搬送ベルト47,48,49と通路一側のガイド板39,41,43の基準面とは搬送方向下流側が相対的に接近するように配設され、硬貨を通路一側のガイド板39,41,43の基準面に押し付ける作用を有する。そして、各ベルト45,47〜49などによって硬貨を搬送する搬送手段51が構成されている。
そして、上述した貯留繰出手段34および搬送手段51によって、硬貨投入口25からホッパ26に一括して投入された硬貨を1枚ずつ繰り出して搬送する繰出搬送手段52が構成されている。
識別通路部36には、搬送する硬貨の真偽や種類などを識別する識別部53が配設され、識別部53の搬送方向下流位置に停止手段54が配設されている。停止手段54は、通路底面から出没可能に配設されたストッパ55を有し、このストッパ55がストッパ用ソレノイド56によって通路底面から突出することによって搬送する硬貨を停止し、通路底面に埋没することによって硬貨の通過を許容する。
第1の分類通路部37には、搬送方向上流側から硬貨を種類別に分類する分類手段57の一部を構成する種類別分類部としての5円硬貨分類部58、および異常硬貨分類部59が配設されている。5円硬貨分類部58においては、5円硬貨の直径と100円硬貨の直径が近似しているので、その5円硬貨と100円硬貨とを正確に分類するために5円硬貨のみを強制的に分類する。5円硬貨分類部58には、分類孔60が形成され、この分類孔60内にガイド板41の基準面側の縁部を構成する通路板61が通路内外方向に移動可能に配設され、この通路板61が5円硬貨分類用ソレノイド62によって通路内外方向に進退駆動される。異常硬貨分類部59には、分類孔63が形成され、この分類孔63内にはガイド板41の基準面側の縁部を構成する通路板64が通路内外方向に移動可能に配設され、この通路板64が異常硬貨分類用ソレノイド65によって通路内外方向に進退駆動される。各分類孔60,63の直前位置にはタイミングセンサ66,67がそれぞれ配設されている。そして、識別部53で5円硬貨または異常硬貨を識別した場合、該当硬貨をタイミングセンサ66,67で検知すると、該当ソレノイド62,65を駆動して通路板61,64を通路外に退避させ、該当硬貨を分類孔60,63に落下させて分類する。
第2の分類通路部38には、搬送方向上流側から1円、50円、100円、10円、500円用の分類手段57の一部を構成する種類別分類部としての分類孔68が形成されている。これら分類孔68は、ガイド板43の基準面を基準として形成され、該当種類硬貨についてはガイド板43の基準面側縁部とは反対側の縁部が分類孔68に落下して分類され、該当種類以外の硬貨についてはその周縁部が分類孔68の両側縁部に載ったまま通過する。各分類孔68の直前位置には、該当種類硬貨の分類を確認するタイミングセンサ69a〜69eがそれぞれ配設されている。
図3に示すように、ベース板31の下方には、5円硬貨分類部58の分類孔60および各分類孔68から種類別に分類された硬貨を種類別に一時保留する複数の一時保留部71が配置されているとともに、各分類孔60,68と各一時保留部71との間に各分類孔60,68で種類別に分類された硬貨を各一時保留部71に導く複数のシュート72が配設されている。異常硬貨分類部59の分類孔63の下方には、リジェクト箱装填部21に装填されたリジェクト箱22が配置されている。
一時保留部71は、底板73およびこの底板73の上側に配設された保留枠74によって構成されている。保留枠74は、上下面が開口し、かつ硬貨選別機本体12の左右方向に沿って横長で内部には左右方向に並んで種類別に硬貨を収納する一時保留部71の収納空間が区画形成されている。保留枠74の前面には、分類手段57で種類別に分類された硬貨を一時保留することなく複数の返却箱18へ種類別に収納させる複数のシュート75が一体的に設けられている。少なくとも保留枠74は、前後方向に移動するように図示しない一時保留部駆動機構によって駆動される。
一時保留部71の前寄り下方には返却箱装填部17に装填された複数の返却箱18が配置され、一時保留部71の後寄り下方には収納部装填部15に装填された複数の収納部16が配置されている。
そして、一時保留部71は、図3(b)に示すように、保留枠74の上面がシュート72の下方に位置するとともに保留枠74の底面が底板73で閉塞している状態を一時保留位置とし、分類手段57で種類別に分類された硬貨を一時保留可能とする。また、種類別に一時保留した硬貨を各収納部16に収納する場合には、保留枠74を後方(図3(b)右方向)へ移動させることにより、収納部16の上方で保留枠74の下面を開口させ、硬貨を種類別に対応する収納部16に放出させて収納させる。また、一時保留した硬貨を返却箱18に返却する場合には、保留枠74を前方(図3(b)左方向)へ移動させることにより、返却箱18の上方で保留枠74の下面を開口させ、硬貨を一括して返却箱18に放出させて収納させる。また、分類手段57で種類別に分類された硬貨を一時保留することなく通過させて複数の返却箱18へ収納させるバッチ処理モード時には、図3(a)に示すように、シュート75の上面開口がシュート72の下方に位置するとともにシュート75の下面開口が返却箱18の上方に位置する状態であるバッチ処理位置に一時保留部71を移動させる。
また、返却箱装填部17の装填方向奥側には、各返却箱18の装填を検知する複数の取出箱検知手段であって検知手段としてのマイクロスイッチ76が配設されている。さらに、収納部装填部15およびリジェクト箱装填部21についても、収納部16およびリジェクト箱22の装填を検知する図示しない収納部検知手段およびリジェクト箱検知手段を備えている。
また、返却箱装填部17に装填された各返却箱18を個別にロック、ロック解除可能とするソレノイドやモータなどの電気的駆動手段を用いたロック手段78(図4参照)を備えている。
また、図4は硬貨選別機11のブロック図を示す。硬貨選別機11を制御する制御部91は、操作部28、識別部53、表示部27、点灯表示部20、マイクロスイッチ76、モータM、ストッパ用ソレノイド56、5円硬貨分類用ソレノイド62、異常硬貨分類用ソレノイド65、タイミングセンサ66,67,69a〜69e、ロック手段78などが接続されている。さらに、制御部91には、バッチ処理モードで処理した指定種類の硬貨を指定枚数毎に取り出す回数を含むバッチ処理結果や計数結果を印刷したジャーナルを出力する印刷手段92が接続されている。
点灯表示部20は、バッチ処理モード時に、硬貨の収納が指定枚数に達した種類の返却箱18の取り出しを促すための報知手段19を構成する。
表示部27は、硬貨の計数枚数、計数金額、処理モード、バッチ処理する種類、回数などを表示可能とする。
操作部28は、選別処理やバッチ処理のスタートやストップを指示するスタート/ストップ釦、硬貨の一時保留が完了した後に収納を指示する収納釦、硬貨の一時保留が完了した後に返却を指示する返却釦、指定種類の硬貨を指定枚数毎に取り出すバッチ処理モードを指定するバッチ処理指定釦、バッチ処理をする硬貨の種類を指定する種類指定釦、バッチ処理をする硬貨の枚数(バッチ枚数)を指定するバッチ枚数設定釦、バッチ処理の回数を指定する回数指定釦などを備えている。そして、バッチ指定釦および種類指定釦などによって指定種類の硬貨を指定枚数毎に取り出すバッチ処理モードを指定するバッチ処理指定手段93が構成され、回数指定釦などで指定種類の硬貨を指定枚数毎に取り出す回数を指定するバッチ回数指定手段94が構成されている。
制御部91は、プログラムなどを記憶するROM96、処理過程のデータを随時書込読出可能とするRAM97などを備えている。RAM97は、各返却箱18に収納した硬貨の枚数を種類別に記憶する返却箱枚数記憶部として機能する。
そして、制御部91は、指定種類の硬貨を指定枚数毎に返却箱18に収納させて取り出し可能とし、指定種類の硬貨を指定枚数毎に取り出す回数が指定回数に達したら、指定種類の硬貨を指定枚数毎に取り出す動作を停止させるバッチ処理制御部99の機能を有している。
このバッチ処理制御部99は、返却箱18への硬貨の収納が指定枚数に達する毎に停止手段54により硬貨の搬送を停止させ、取出箱検知手段であるマイクロスイッチ76の検知に基づいて返却箱18が取り出された後に再び装着されたことが検知されるとともに指定種類の硬貨を指定枚数毎に取り出す回数が指定回数に達していなければ、硬貨の搬送を再開させる機能、指定種類の硬貨を指定枚数毎に取り出す回数が指定回数に達した以降の硬貨を収納部16へ収納させる機能を有し、また、指定種類の硬貨を指定枚数毎に取り出す回数が指定回数に達した以降の硬貨については指定枚数毎に取り出すバッチ処理を解除して返却箱18へ満杯になるまで収納させる機能を有している。
次に、本実施の形態の作用を説明する。
まず、硬貨の選別処理について説明する。
選別処理を行う硬貨を硬貨投入口25からホッパ26に一括投入し、操作部28で選別処理モードを選択してスタート操作する。この選別処理モードでは、図3(b)に示すように、一時保留部71は、保留枠74の上面がシュート72の下方に位置するとともに保留枠74の底面が底板73で閉塞している一時保留位置に位置し、分類手段57で種類別に分類された硬貨を一時保留可能とする。
選別処理を開始すると、回転円盤32の回転によって硬貨を1枚ずつ硬貨通路35に繰り出し、取込ベルト45および搬送ベルト47〜49の回動によって硬貨通路35内の硬貨を1枚ずつ5間隔を開けて搬送する。
硬貨通路35の識別通路部36において、識別部53により、搬送する硬貨の真偽や種類を識別する。
識別部53で5円硬貨が識別された場合には、硬貨通路35の第1の分類通路部37において、5円硬貨分類部58により該当する5円硬貨を分類し、一時保留部71に種類別に一時保留する。
識別部53で5円硬貨以外の硬貨が識別された場合には、その硬貨を硬貨通路35の第1の分類通路部37を通過させて第2の分類通路部38に搬送し、該当種類の分類孔68で分類し、一時保留部71に種類別に一時保留する。
識別部53で識別不能や偽貨などの異常硬貨が識別された場合には、硬貨通路35の第1の分類通路部37において、異常硬貨分類部59により該当する異常硬貨を分類してリジェクト箱22に収納する。
識別部53で硬貨を所定時間識別しなければ、識別部53で識別された全ての硬貨が一時保留部71またはリジェクト箱22に収納される時間経過後に、操作部28の収納釦または返却釦の操作を可能とする。
そして、識別部53で識別した種類別の計数枚数や計数金額は表示部27で表示する。硬貨選別機11の操作者は、表示部27の表示を確認し、一時保留された硬貨の収納を指示する場合には操作部28の収納釦を操作し、返却を指示する場合には操作部28の返却釦を操作する。
操作部28の収納釦の操作により、一時保留部71の保留枠74が後方(図3(b)右方向)へ移動し、硬貨を種類別に対応する収納部16に放出して収納させる。
操作部28の返却釦の操作により、一時保留部71の保留枠74が前方(図3(b)左方向)へ移動し、硬貨を種類別に対応する返却箱18に放出して収納させる。
そして、収納部16、返却箱18およびリジェクト箱22は各装填部15,17,21から引き出すことにより、収納部16に種類別に選別収納された硬貨、返却箱18に種類別に返却された返却硬貨、リジェクト箱22に返却された異常硬貨をそれぞれ取り出すことができる。これらの硬貨の取出後は、収納部16、返却箱18およびリジェクト箱22を各装填部15,17,21に装填する。
次に、投入した全ての硬貨を指定枚数毎に取り出すバッチ処理の例を図5のフローチャートを参照して説明する。
操作部28のバッチ処理指定手段93によりバッチ処理を開始し、操作部28でバッチ処理する硬貨の種類や枚数などを含むバッチ処理内容を指定する(ステップ1)。このとき、バッチ処理する指定種類、指定枚数は、予め設定されている固定値や前回の設定値を用いてもよいし、今回設定してもよい。例えば、指定種類は、硬貨の全種類でもよいし、任意の一部の種類でもよい。指定枚数は、予め設定された例えば500円以外の種類では50枚ずつ、500円では20枚といった固定値でもよいし、任意の指定枚数を設定してもよく、例えば、釣銭での使用を考慮して1のつく金種は比較的多く、5のつく金種は比較的少なくしてもよい。設定された指定種類、指定枚数などはRAM97に記憶する。
バッチ処理モードを指定することにより、図3(a)に示すように、一時保留部71は、シュート75の上面開口がシュート72の下方に位置するとともにシュート75の下面開口が返却箱18の上方に位置するバッチ処理位置に移動し、分類手段57(5円硬貨分類部58および分類孔68を含む)で種類別に分類された硬貨を一時保留することなく通過させて複数の返却箱18へ収納させる状態とする。
複数種類混合状態の硬貨を硬貨投入口25からホッパ26に一括投入し、操作部28でスタート/ストップ釦を押下することにより、ホッパ26に投入された硬貨の繰出搬送動作を開始する(ステップ2)。
繰出搬送動作の開始により、上述した選別処理と同様に、ホッパ26に投入された硬貨を回転円盤32から1枚ずつ繰り出して硬貨通路35内を搬送し、この硬貨通路35内を搬送する硬貨を識別部53で識別し、この識別結果に応じて分類手段57で種類別に分類する。
識別部53での硬貨の結果、正常硬貨は、第1の分類通路部37の5円硬貨分類部58、および第2の分類通路部38の各分類孔68で種類別に分類し、シュート72、および一時保留部71のシュート75を通じて、一時保留部71に一時保留することなく、複数の返却箱18へ種類別に収納する(ステップ3)。識別部53での識別結果に基づいて、各返却箱18に収納する種類別の硬貨の枚数をRAM97に種類別に更新記憶する。
識別部53での硬貨の結果、異常硬貨であれば、異常硬貨分類部59で該当する異常硬貨を分類してリジェクト箱22に収納する。
そして、RAM97に記憶された各返却箱18に収納した種類別の硬貨の枚数に基づいて、各返却箱18に収納されるいずれかの種類の硬貨が指定枚数に達する指定枚数目の硬貨が識別部53で識別されたら(ステップ4のYES)、停止手段54により指定枚数目の硬貨の後の硬貨を停止させるとともに、指定枚数目の硬貨を含む指定枚数目の硬貨から前の硬貨が分類手段57で分類されるのに必要な時間経過後にモータMを停止させ、硬貨の繰出搬送動作を停止する(ステップ5)。その後、モータMを逆転させて停止手段54で停止させている硬貨通路35内の硬貨を逆方向に搬送して回転円盤32上に戻す。
指定枚数に達した種類の硬貨を収納する返却箱18について、ロック手段78によるロックを解除し、点灯表示部20を点灯させて取り出しを促すように報知する(ステップ6)。
点灯表示部20の点灯を確認した操作者により、該当する返却箱18を返却箱装填部17から引き出し、返却箱18に収納された指定枚数の硬貨を取り出す。硬貨を取り出した返却箱18は返却箱装填部17に装填する。この返却箱18の取り出しおよび再装填はマイクロスイッチ76によって検知する。
返却箱18の再装填を検知したら(ステップ7のYES)、返却箱18をロック手段78でロックし、上述したバッチ処理動作を自動的に再開する。
そして、このようなバッチ処理動作をホッパ26に投入された硬貨が無くなるまで繰り返す。
識別部53で硬貨を検知しなくなり、ホッパ26に投入された硬貨が無くなれば(ステップ8のNO)、モータMを停止して、硬貨の繰出搬送動作を停止する(ステップ9)。
バッチ処理は、ホッパ26に硬貨が無くなったら終了するのではなく、何回も繰出搬送処理を行う場合がある。したがって、バッチ処理指定手段93の再操作などのバッチ処理を終了する操作があるか確認する(ステップ10)。バッチ処理を終了する操作がなく、ホッパ26に硬貨が投入されれば(ステップ10のNO)、バッチ処理を再開する。
バッチ処理を終了する操作があった場合には(ステップ10のYES)、印刷手段92でバッチ処理結果を印刷したジャーナルを出力する(ステップ11)。
また、返却箱18に指定枚数に満たない枚数の硬貨が収納されていれば、例えば、報知手段19の点灯表示部20により指定枚数の硬貨を収納した場合とは異なる表示形態(点滅や発光色を変えるといった表示形態)で報知する。それを確認した操作者により、該当する返却箱18を返却箱装填部17から引き出し、返却箱18に収納された硬貨を取り出す。
このように、バッチ処理モード時に、分類手段57で種類別に分類された硬貨を複数の返却箱18へ収納させるとともに、返却箱18への収納が指定枚数に達した種類の硬貨を返却箱18へ収納させないため、複数種類の硬貨を同時にバッチ処理することが可能となり、複数種類の硬貨を効率的にバッチ処理でき、しかも、バッチ処理モード時に、複数の一時保留部71を硬貨が通過する状態に切り換え、分類手段57で種類別に分類された硬貨を一時保留することなく複数の返却箱18へ収納させることができるため、バッチ処理を迅速にでき、したがって、複数種類の硬貨を効率的かつ迅速にバッチ処理できる。
また、複数の一時保留部71を硬貨が通過する状態に切り換えた状態で、複数の一時保留部71に設けた複数のシュート75により、硬貨を一時保留することなく複数の返却箱18へ確実に収納させることができる。
また、返却箱18への収納が指定枚数に達した種類の硬貨を返却箱18へ収納させないためには、複数の返却箱18に収納されるいずれかの種類の硬貨が指定枚数に達した時点で、停止手段54により硬貨の搬送を停止させれば、返却箱18への収納が指定枚数に達した種類の硬貨を返却箱18へ収納させないようにできる。
なお、返却箱18への収納が指定枚数に達した種類の硬貨を返却箱18へ収納させないためには、複数の返却箱18に収納されるいずれかの種類の硬貨が指定枚数に達した後、識別部53で指定枚数に達した種類の硬貨を識別した時点で、停止手段54により硬貨の搬送を停止させることでも、返却箱18への収納が指定枚数に達した種類の硬貨を返却箱18へ収納させないようにできる。この場合、複数の返却箱18に収納されるいずれかの種類の硬貨が指定枚数に達した後、識別部53で指定枚数に達した種類の硬貨を識別するまでは、指定枚数に達した種類以外の硬貨を継続して効率的にバッチ処理できる。
また、複数の返却箱18に収納されるいずれかの種類の硬貨が指定枚数に達した時点で、報知手段19の点灯表示部20の点灯により指定枚数に達した種類の返却箱18の取り出しを促すため、指定枚数に達した種類の返却箱18を把握できて容易に取り出すことができる。
また、複数の返却箱18の取り出しを個別に規制する複数のロック手段78により、硬貨の収納が指定枚数に達していない返却箱18が取り出されてしまうのを防止でき、硬貨の収納が指定枚数に達した種類の返却箱18についてはロック手段78による規制を解除して取り出すことができる。
また、取出箱検知手段であるマイクロスイッチ76の検知に基づいて指定枚数に達した種類の硬貨を収納する返却箱18が取り出された後に再び装着されたことを検知すれば、バッチ処理動作を自動的に再開させることができ、バッチ処理を効率的にできる。
次に、硬貨を指定枚数毎に取り出す回数を指定したバッチ処理の例を図6のフローチャートを参照して説明する。
操作部28のバッチ処理指定手段93によりバッチ処理を開始し、操作部28でバッチ処理する硬貨の種類や枚数、および指定種類の硬貨を指定枚数毎に取り出す回数(以下、バッチ回数という)などを含むバッチ処理内容を指定する(ステップ21)。設定された指定種類、指定枚数、バッチ回数などはRAM97に記憶する。
バッチ処理モードを指定することにより、図3(a)に示すように、一時保留部71は、シュート75の上面開口がシュート72の下方に位置するとともにシュート75の下面開口が返却箱18の上方に位置するバッチ処理位置に移動し、分類手段57で種類別に分類された硬貨を一時保留することなく通過させて複数の返却箱18へ収納させる状態とする。
バッチ処理する1種類の硬貨を硬貨投入口25からホッパ26に一括投入し、操作部28でスタート/ストップ釦を押下することにより、ホッパ26に投入された硬貨の繰出搬送動作を開始する(ステップ22)。
繰出搬送動作の開始により、上述した選別処理と同様に、ホッパ26に投入された硬貨を回転円盤32から1枚ずつ繰り出して硬貨通路35内を搬送し、この硬貨通路35内を搬送する硬貨を識別部53で識別し、この識別結果に応じて分類手段57で分類する。
識別部53での硬貨の結果、正常硬貨は、第1の分類通路部37の5円硬貨分類部58、あるいは第2の分類通路部38の各分類孔68で分類し、シュート72、および一時保留部71のシュート75を通じて、一時保留部71に一時保留することなく、返却箱18へ収納する(ステップ23)。識別部53での識別結果に基づいて、返却箱18に収納する硬貨の枚数をRAM97に更新記憶する。
識別部53での硬貨の結果、異常硬貨であれば、異常硬貨分類部59で該当する異常硬貨を分類してリジェクト箱22に収納する。
そして、RAM97に記憶された返却箱18に収納した硬貨の枚数に基づいて、返却箱18に収納される硬貨枚数が指定枚数に達する指定枚数目の硬貨が識別部53で識別されたら(ステップ24のYES)、停止手段54により指定枚数目の硬貨の後の硬貨を停止させるとともに、指定枚数の硬貨を含む指定枚数目の硬貨から前の硬貨が分類手段57で分類されるのに必要な時間経過後にモータMを停止させ、硬貨の繰出搬送動作を停止する(ステップ25)。その後、モータMを逆転させて停止手段54で停止させている硬貨通路35内の硬貨を逆方向に搬送して回転円盤32上に戻す。
指定枚数に達した種類の硬貨を収納する返却箱18について、ロック手段78によるロックを解除し、点灯表示部20を点灯させて取り出しを促すように報知する(ステップ26)。
点灯表示部20の点灯を確認した操作者により、該当する返却箱18を返却箱装填部17から引き出し、返却箱18に収納された指定枚数の硬貨を取り出す。硬貨を取り出した返却箱18は返却箱装填部17に装填する。この返却箱18の取り出しおよび再装填はマイクロスイッチ76によって検知する。
返却箱18の再装填を検知し(ステップ27のYES)、かつ、指定種類のバッチ処理が指定されたバッチ回数に達していなければ(ステップ28のNO)、返却箱18をロック手段78でロックし、上述したバッチ処理動作を自動的に再開する。
このようなバッチ処理動作を、ホッパ26に投入された硬貨が無くなるか(ステップ30のNO)、指定されたバッチ回数に達する(ステップ28のYES)まで繰り返す。
そして、このようなバッチ処理動作を繰り返すことにより、指定されたバッチ回数に達したら(ステップ28のYES)、他の指定種類の硬貨のバッチ処理を継続させるため、バッチ回数に達した該当種類についてのバッチ処理を解除し、以降に識別されて返却箱18に分類される硬貨を抜き取り分の硬貨とするとともに、該当種類の返却箱18の指定枚数を返却箱18の最大収容枚数に自動的に設定し(ステップ29)、バッチ処理の指定枚数を超えた枚数の硬貨を収納可能とする。この抜き取り分の硬貨は、バッチ処理とは別に管理する。
ここで、バッチ処理する硬貨がバッチ処理する種類の硬貨だけであれば、バッチ回数に達した後は、処理終了まで一時保留部71にその最大収容枚数分まで送り込んで収納部16に収納するのを繰り返してもよい。
そして、識別部53で硬貨を検知しなくなり、ホッパ26に投入された硬貨が無くなれば(ステップ30のNO)、モータMを停止して、硬貨の繰出搬送動作を停止する(ステップ31)。
バッチ処理指定手段93の再操作などのバッチ処理を終了する操作があるか確認する(ステップ32)。バッチ処理を終了する操作がなく、ホッパ26に硬貨が投入されれば(ステップ32のNO)、バッチ処理を再開する。例えば、複数種類の硬貨をバッチ処理する場合には、1金種の処理の完了後に次に処理する硬貨を投入して同様に処理する。
そして、バッチ処理を終了する操作があった場合には(ステップ32のYES)、印刷手段92でバッチ処理結果を印刷したジャーナルを出力する(ステップ33)。図7に示すように、ジャーナルには、計数合計、種類毎の計数枚数および金額、種類毎の指定枚数およびバッチ回数(個数)が印刷される。このバッチ処理結果を印刷したジャーナルをバッチ処理した硬貨に添付して管理できる。
このように、バッチ処理モード時に、指定種類の硬貨を指定枚数毎に取り出す回数を指定することにより、指定種類の硬貨を指定枚数毎に返却箱18に収納させて取り出し可能とし、指定種類の硬貨を指定枚数毎に取り出す回数が指定回数に達したら、指定種類の硬貨を指定枚数毎に取り出す動作を自動的に停止させるため、硬貨を取り出した回数を操作者が数える必要がなく、数え間違いもなく、バッチ処理を効率的にできる。
また、バッチ処理モード時に、返却箱18への硬貨の収納が指定枚数に達する毎に停止手段54により硬貨の搬送を停止させ、取出箱検知手段であるマイクロスイッチ76の検知に基づいて返却箱18が取り出された後に再び装着されたことが検知されるとともに指定種類の硬貨を指定枚数毎に取り出す回数が指定回数に達していなければ、硬貨の搬送を自動的に再開させるため、バッチ処理を効率的にできる。
また、指定種類の硬貨を指定枚数毎に取り出す回数が指定回数に達した以降の硬貨については指定枚数毎に取り出すバッチ処理を解除して返却箱18へ満杯になるまで収納させるため、指定回数に達した種類の硬貨の他に指定回数に達していない種類の硬貨がある場合にその種類の硬貨のバッチ処理を継続してできる。
また、バッチ処理モードで処理した指定種類の硬貨を指定枚数毎に取り出す回数を含むバッチ処理結果を印刷手段92により印刷したジャーナルを出力するため、ジャーナルによって硬貨を取り出した回数を確認できるとともに現物との照合ができ、厳正な管理ができる。
なお、このようなバッチ処理制御部99の制御によるバッチ処理動作は、複数の返却箱18を用いた硬貨選別機11に限らず、複数種類の硬貨を一括して収納する一体型の返却箱を用いた硬貨選別機にも適用することができる。
また、バッチ処理モード時に、シュート75により一時保留部71を硬貨が通過する状態に切り換え、分類手段57で種類別に分類された硬貨を一時保留することなく返却箱18へ収納させる硬貨選別機11では、複数種類の硬貨を効率的かつ迅速にバッチ処理できるが、この硬貨選別機11の構成に限られるものではない。例えば、分類手段57で分類した硬貨を一時保留部71に一時保留し、一時保留部71に指定枚数の硬貨が収納される都度、一時保留部に収納されている指定枚数の硬貨を返却箱18に収納させるようにしてもよい。この場合、シュート75は設けなくてもよい。
また、バッチ処理では、返却箱18に硬貨を収納して取り出すようにしたが、リジェクト箱22に指定種類の硬貨を収納して取り出すようにしてもよい。
本発明の一実施の形態を示す硬貨選別機の斜視図である。 同上硬貨選別機の内部機構を示す平面図である。 同上硬貨選別機の一時保留部を示し、(a)は一時保留部に硬貨を保留することなく通過させる状態の断面図、(b)は一時保留部に硬貨を一時保留する状態の断面図である。 同上硬貨選別機のブロック図である。 同上硬貨選別機の投入した全ての硬貨を指定枚数毎に取り出すバッチ処理の例を示すフローチャートである。 同上硬貨選別機の硬貨を指定枚数毎に取り出す回数を指定したバッチ処理の例を示すフローチャートである。 同上硬貨選別機のバッチ処理結果を印刷出力したジャーナルの正面図である。
11 硬貨処理機としての硬貨選別
18 収納部としての返却箱
22 収納部としてのリジェクト箱
52 繰出搬送手段
53 識別
58 種類別分類部としての5円硬貨分類部
59 異常硬貨分類部
68 種類別分類部としての分類孔
76 知手段としてのマイクロスイッチ
92 印刷手段
93 バッチ処理指定手段
94 バッチ回数指定手段
99 バッチ処理制御部

Claims (6)

  1. 硬貨を1枚ずつ繰り出して搬送する繰出搬送手段と、
    この繰出搬送手段にて搬送する硬貨を識別する識別部と、
    この識別部で識別された硬貨を外部から取り出し可能に収納する収納部と、
    定種類の硬貨を指定枚数毎に取り出すバッチ処理モードを指定するバッチ処理指定手段と、
    指定種類の硬貨を指定枚数毎に取り出す回数を指定するバッチ回数指定手段と、
    前記バッチ処理モード時に、前記指定種類の硬貨を指定枚数毎に前記収納部に収納させて取り出し可能とし、前記指定種類の硬貨を指定枚数毎に取り出す回数が指定回数に達したら、前記指定種類の硬貨を指定枚数毎に取り出す動作を停止させるバッチ処理制御部と
    を具備していることを特徴とする硬貨処理機。
  2. 前記収納部の装着を検知する検知手段を具備し、
    前記バッチ処理制御部は、前記バッチ処理モード時に、前記収納部への硬貨の収納が指定枚数に達する毎に前記繰出搬送手段による硬貨の搬送を停止させ、前記検知手段の検知に基づいて前記収納部が取り出された後に再び装着されたことが検知されるとともに前記指定種類の硬貨を指定枚数毎に取り出す回数が指定回数に達していなければ、前記硬貨の搬送を再開させる
    ことを特徴とする請求項1記載の硬貨処理機。
  3. 記バッチ処理制御部は、前記指定種類の硬貨を指定枚数毎に取り出す回数が指定回数に達した以降の硬貨については指定枚数毎に取り出すバッチ処理を解除して前記収納部へ満杯になるまで収納させる
    ことを特徴とする請求項1または2記載の硬貨処理機。
  4. 前記バッチ処理モードで処理した指定種類の硬貨を指定枚数毎に取り出す回数を含むバッチ処理結果を印刷出力する印刷手段を具備している
    ことを特徴とする請求項1ないし3いずれか記載の硬貨処理機。
  5. 前記識別部で識別された異常硬貨を分類する異常硬貨分類部を有し、
    前記収納部は、前記異常硬貨分類部で分類される異常硬貨を収納するリジェクト箱である
    ことを特徴とする請求項1ないし4いずれか記載の硬貨処理機。
  6. 前記識別部で識別された硬貨を種類別に分類する種類別分類部を有し、
    前記収納部は、前記種類別分類部で分類される硬貨を収納する返却箱である
    ことを特徴とする請求項1ないし4いずれか記載の硬貨処理機。
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