JP2009216998A - レンズ装置および撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】大型化することなく使い易いレンズ装置を提供すること。
【解決手段】ズームレンズ装置100は、広角端と望遠端との間において光軸方向に移動可能な複数のレンズをそれぞれ保持する複数のカム筒を、ズームリング103の回転にともなってズームリング103の回転方向と同一方向に回転させて光軸方向に移動させてズーム調整をおこなう。またズームレンズ装置100は、4群摺動枠119aに連結されたフォーカスカム筒123を、フォーカスリング104の回転にともなってフォーカスリング104の回転方向と同一方向に回転させることにより、第5レンズ群(フォーカスレンズ)127を光軸方向に移動させてフォーカス調整をおこなう。そして、ズーム調整に際しては、フォーカスレンズを移動させる回転駆動力をズームリング103の回転方向とは逆方向に回転させるようにした。
【選択図】図1

Description

この発明は、レンズ系の中間にある一部のレンズを光軸方向に前後移動させることによって焦点を合わせるインナーフォーカス方式のレンズ装置およびこのレンズ装置を備えた撮像装置に関する。
従来、カム機構を用いて、レンズを光軸方向に移動させるようにしたレンズ装置があった。カム機構は、レンズを保持する鏡筒に光軸を中心とする螺旋状のカム溝を設けるとともにこのカム溝に挿入されたコマをレンズに取り付け、カム溝に沿ってコマを移動させることによってレンズを光軸方向に前後移動可能とする。
カム機構において、カム溝が設けられた鏡筒の外周側には光軸方向を長手方向とする縦溝が設けられた別の鏡筒が設けられており、コマは縦溝およびカム溝に挿入された状態でレンズに取り付けられている。これによってコマの位置は光軸方向にのみ移動可能となり、レンズは回転することなく光軸方向にのみ移動可能とされる。
このようなレンズ装置には、たとえばレンズを光軸方向に移動させることによってズーム調整やフォーカス調整をおこなうズームレンズ装置がある。ズームレンズ装置は、ズーム調整をおこなう際に回転させるズームリングやフォーカス調整をおこなう際に回転させるフォーカスリングを備えている。
インナーフォーカス方式(内焦式、リアフォーカス方式)のズームレンズ装置には、ズーム成分とフォーカス成分とを併せ持つレンズ(以下、「フォーカスレンズ」という)を備えたものがあった。このようなズームレンズ装置においてフォーカスレンズを移動させるカム機構は、ズーム調整時に移動(ズーム作動)可能とするとともにフォーカス調整に際しても移動(フォーカス作動)可能とするカム溝を備えている。
このようなカム機構を備えたズームレンズ装置には、フォーカスレンズを同一方向(たとえば対物側)に移動させる際にフォーカスレンズを保持する鏡筒(以下、「フォーカスカム筒」という)が回転する回転方向が、ズーム作動時とフォーカス作動時とで逆方向とされているものがあった。このズームレンズ装置におけるフォーカスカム筒は、たとえば対物側を正面とした場合、ズーム作動時には光軸を中心として時計回りに回転し、フォーカス作動時には光軸を中心として反時計回りに回転する。
ズームリングおよびフォーカスリングの回転方向は、レンズ装置の使い易さや製造メーカーの理念などの理由から、慣例的に製造メーカーごとに定められている。このため従来、レンズの有効径より外側にアイドルギアを設け、併用レンズを保持する鏡筒の回転方向をフォーカスリングの回転方向とは逆方向に切り替えることによってズームリングおよびフォーカスリングの回転方向を揃えるようにした技術があった(たとえば、下記特許文献1および特許文献2を参照。)。
特開2004−233402号公報 特開平9−80294号公報
しかしながら、上述した特許文献1および特許文献2の技術では、レンズの有効径より外側にアイドルギアを設けるスペースを確保するためにレンズ装置の直径が大きくなり、レンズ装置の小型化が難しいという問題があった。
ズームリングおよびフォーカスリングの回転方向を揃えるか否かは、機種や製造メーカーなどによって定められ、ズームリングおよびフォーカスリングの回転方向を揃えたレンズ装置の後継機種はズームリングおよびフォーカスリングの回転方向が揃えられている。
ズームリングおよびフォーカスリングの回転方向は、たとえば製造メーカーが同じであれば一定であることが多い。すなわち、ズームリングおよびフォーカスリングの回転方向が揃っているレンズ装置の製造メーカーは、後継機種においてもズームリングおよびフォーカスリングの回転方向が揃っているレンズ装置を製造する傾向にある。
後継機種においてズームリングの回転方向とフォーカスリングの回転方向とを逆方向とした場合、回転方向が揃っている機種に馴染んだ利用者に違和感や使いづらさを与えることを避けるため、ズームリングおよびフォーカスリングの回転方向は機種あるいは製造メーカーごとに一律とされている背景があった。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、大型化することなく使い易いレンズ装置および撮像装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明にかかるレンズ装置は、広角端と望遠端との間において光軸方向に移動可能な複数のレンズを備えたズームレンズ装置であって、前記光軸を中心として回転可能なズームリングと、前記複数のレンズをそれぞれ保持する複数のカム筒を前記ズームリングの回転にともなって前記ズームリングの回転方向と同一方向に回転させることにより、前記複数のカム筒を前記光軸方向に移動させることによりズーム調整をおこなうズーム調整機構部と、前記ズームリングとは別部材であって前記光軸を中心として回転可能なフォーカスリングと、前記複数のカム筒のうちの任意のカム筒に連結されたフォーカスカム筒を前記フォーカスリングの回転にともなって前記フォーカスリングの回転方向と同一方向に回転させることにより、前記フォーカスカム筒が保持するフォーカスレンズを前記光軸方向に移動させることによりフォーカス調整をおこなうフォーカス調整機構部と、前記ズーム調整機構部によるズーム調整に際して、前記フォーカスレンズを移動させる回転駆動力を前記ズームリングの回転方向とは逆方向に回転させる逆回転機構部と、を備えたことを特徴とする。
この発明によれば、フォーカスリングの回転方向を反転させる機構を設けることなく、フォーカスカム筒をズームリングの回転方向に対して逆方向に回転させることができる。
また、この発明にかかるレンズ装置は、上記の発明において、前記複数のカム筒および前記フォーカスカム筒は、前記光軸に対して略同一方向に傾斜するカム溝を備え、前記逆回転機構部は、前記光軸に対して前記カム溝とは逆方向に傾斜する反転用カム溝を有し、当該反転用カム溝に挿入されたピンを介して前記フォーカスカム筒に連結された連動環を備え、前記フォーカスカム筒の前記光軸方向への移動にともなって前記反転用カム溝に沿って前記ピンをスライドさせることによって前記フォーカスカム筒を前記ズームリングとは逆方向に回転させることを特徴とする。
この発明によれば、広角端と望遠端との間におけるいずれの位置においてもフォーカスリングの回転量に対するフォーカスレンズの移動量を緩やかにすることができる。
また、この発明にかかる撮像装置は、撮像素子および当該撮像素子に外光を入射させるレンズ装置を備える撮像装置であって、前記レンズ装置は広角端と望遠端との間において光軸方向に移動可能な複数のレンズと、前記光軸を中心として回転可能なズームリングと、前記複数のレンズをそれぞれ保持する複数のカム筒を前記ズームリングの回転にともなって前記ズームリングの回転方向と同一方向に回転させることにより、前記複数のカム筒を前記光軸方向に移動させることによりズーム調整をおこなうズーム調整機構部と、前記ズームリングとは別部材であって前記光軸を中心として回転可能なフォーカスリングと、前記複数のカム筒のうちの任意のカム筒に連結されたフォーカスカム筒を前記フォーカスリングの回転にともなって前記フォーカスリングの回転方向と同一方向に回転させることにより、前記フォーカスカム筒が保持するフォーカスレンズを前記光軸方向に移動させることによりフォーカス調整をおこなうフォーカス調整機構部と、前記ズーム調整機構部によるズーム調整に際して、前記フォーカスレンズを移動させる回転駆動力を前記ズームリングの回転方向とは逆方向に回転させる逆回転機構部と、を備えたことを特徴とする。
この発明によれば、フォーカスリングの回転方向を反転させる機構を設けることなく、フォーカスカム筒をズームリングの回転方向に対して逆方向に回転させることができる。
本発明にかかるレンズ装置および撮像装置によれば、大型化することなく、複数のレンズおよびフォーカスレンズを同じ方向に移動させるためのズームリングおよびフォーカスリングの回転方向を同じ方向とすることができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかるズームレンズ装置および撮像装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(レンズ装置の概略構成)
まず、この発明にかかる実施の形態のズームレンズ装置の概略構成について説明する。この実施の形態は、広角端(wide)と望遠端(tele)との間において合焦(フォーカス調整、ピント調整)にかかるレンズ(フォーカスレンズ)を光軸方向に移動することによりフォーカス調整をおこなうズームレンズ装置について説明する。
図1および図2は、この発明にかかる実施の形態のレンズ装置の概略構成を示す断面図である。図1は広角端にあるズームレンズ装置の光軸を通る断面図であり、図2は望遠端にあるズームレンズ装置の光軸を通る断面図である。図3および図4は、この発明にかかる実施の形態のズームレンズ装置の一部を展開して示す平面図である。図3は広角端にあるズームレンズ装置の一部を展開した状態を示し、図4は望遠端にあるズームレンズ装置の一部を展開した状態を示している。
図1〜図4において、ズームレンズ装置100は、光軸を軸芯とする略円筒形状の鏡筒101を備えており、鏡筒101における光軸方向(図1〜図4における紙面左右方向)の一端側に設けられたマウント102を介して図示を省略する撮像装置の本体に取り付けられる。撮像装置の本体内には、撮像素子が配置されている。撮像素子は、ズームレンズ装置100を介して受光した外光を光電変換し、入射光量に応じた電気信号を出力する。撮像素子は、具体的には、たとえばCCDなどによって実現される。
鏡筒101は、ズームリング103とフォーカスリング104とを備えている。ズームリング103およびフォーカスリング104は光軸を軸芯とする環状形状を有しており、光軸を中心として鏡筒101に対して相対的に回転可能に設けられている。ズームリング103およびフォーカスリング104は、鏡筒101に対してそれぞれ独立して回転することが可能とされている。
ズームリング103の内周側には、縦溝筒105が設けられている。縦溝筒105は光軸を軸芯とする略円筒形状を有しており、鏡筒101に対して位置固定されている。縦溝筒105は、光軸方向を長手方向とする縦溝105aと縦溝105bと縦溝105cとを備えている。縦溝105a〜105cは、縦溝筒105の半径方向に縦溝筒105を貫通している。
縦溝筒105の外周側には、直進筒106が設けられている。直進筒106は、光軸を軸芯とする略円筒形状を有しており、カム溝106aと直進溝106bとキー溝106cとを備えている。カム溝106aおよび直進溝106bは、直進筒106の半径方向に直進筒106を貫通している。カム溝106aは、光軸方向に対して傾斜した方向を長手方向としており、傾斜方向は図3および図4において左下から右上方向とされている。
直進筒106は、縦溝105aとキー溝106cとの重複位置に設けられたピン107を介して縦溝筒105に連結されている。ピン107は、縦溝105aに挿入され、キー溝106cに係合した状態で設けられている。ピン107の位置は、縦溝105aとキー溝106cとの重複位置内をスライドする。これにより直進筒106は光軸を中心とする回転はせず光軸方向にのみ移動し、具体的には図1および図2における左側から右側方向あるいは右側から左側方向にのみ移動可能とされる。
直進筒106の外周側には、第2カム筒108が設けられている。第2カム筒108は、光軸を軸芯とする略円筒形状を有しており、光軸を中心として直進筒106に対して相対的に回転可能に設けられている。また、第2カム筒108は、カム溝108aと直進溝108bとを備えている。カム溝108aおよび直進溝108bは、直進筒106の半径方向に直進筒106を貫通している。カム溝108aは、光軸方向に対して傾斜した方向を長手方向としており、傾斜方向は図3および図4において左下から右上方向とされている。
縦溝筒105の内周側には、第1カム筒109が設けられている。第1カム筒109は、光軸を軸芯とする略円筒形状を有しており、光軸を中心として縦溝筒105に対して相対的に回転可能に設けられている。直進筒106と縦溝筒105と第2カム筒108とは、ピン110を介して連結されている。
ピン110の一端部は直進溝106bとカム溝108aとの交差位置に挿入されており他端部は縦溝筒105における対物側の端部近傍に設けられた溝111に挿入されている。溝111は縦溝筒105の外周面において光軸を中心とする円を形成している。このため、溝111に挿入されたピン110は、溝111内をスライドすることによって光軸を中心とする円周上を移動可能とされている。
縦溝筒105に対して第1カム筒109が回転すると、溝111に挿入されたピン110が第1カム筒109にともなって回転しようとするが、ピン110は直進溝106bに挿入されているため光軸に交差する方向には移動せず、直進溝106b内を光軸方向にのみ移動する。
ピン110の位置は、縦溝筒105に対する第1カム筒109の回転方向に応じて図1および図2における右側から左側あるいは左側から右側に移動する。ピン110はカム溝108aにも挿入されているため、ピン110が光軸方向に移動する際には直進溝106bとカム溝108aとの交差位置が光軸に沿って変化し、これにともなって第2カム筒108は光軸を中心として回転する。
第2カム筒108の外周側には、第2直進筒112が設けられている。第2直進筒112は、光軸を軸芯とする略円筒形状を有しており、光軸を中心として第2カム筒108に対して相対的に回転可能に設けられている。第2直進筒112の内周面にはキー溝112aが設けられている。キー溝112aには、直進筒106に設けられたカム溝106aと第2カム筒108に設けられた直進溝108bとの交差位置に挿入されたピン113の一端が係合している。
カム溝106aと直進溝108bとの交差位置すなわちピン113の位置は、直進筒106に対する第2カム筒108の回転方向に応じて図1および図2における右側から左側あるいは左側から右側に移動する。ピン113の位置は、第1カム筒109が時計回り方向に回転する場合に直進溝中を図1および図2における右側から左側方向に移動し、第1カム筒109が反時計回り方向に回転する場合に直進溝中を図1および図2における左側から右側方向に移動する。
第2直進筒112は、光軸方向におけるピン113の位置の移動にともなって第2カム筒108に対して光軸を中心として相対的に回転しながら、直進溝108bに対して光軸方向に相対的に移動する。すなわち直進筒106および第2直進筒112は、縦溝筒105に対して第1カム筒109が回転すると、縦溝筒105に対して回転することなく、縦溝筒105に対して光軸方向に相対的に移動する。
第2直進筒112の内周側には、第1レンズ群114が設けられている。第1レンズ群114は、複数のレンズとこれらのレンズを保持する1群摺動枠114aとを備えている。1群摺動枠114aは光軸を軸芯とする環形状を有しており、第1レンズ群114における複数のレンズの外周部分を支持している。第1レンズ群114は、第2直進筒112に対して固定されており、第2直進筒112とともに光軸方向に移動する。
また、第1カム筒109は、光軸方向におけるマウント102側において、バヨネット嵌合によってズームリング103に連結されている。これにより第1カム筒109は、ズームリング103の回転にともなってズームリング103の回転方向と同じ方向に回転する。すなわち、第1カム筒109は、ズームレンズ装置100をマウント102側からのぞき込んだ状態で、ズームリング103を時計回り方向に回転させた場合に時計回り方向に回転し、ズームリング103を反時計回り方向に回転させた場合に反時計回り方向に回転する。
また、第1カム筒109は、カム溝109aとカム溝109bとカム溝109cとを備えている。カム溝109a〜109cは、第1カム筒109の半径方向に第1カム筒109を貫通している。カム溝109aは、光軸方向に対して傾斜した方向を長手方向としており、光軸方向に対する傾斜方向および傾斜角度が途中で変化するように屈曲した形状を有している。
カム溝109aにおける傾斜方向は傾斜角度が変化する位置を挟んで異なっており、一方の傾斜方向は図3および図4において左下から右上方向に傾斜し、他方の傾斜方向は図3および図4において左上から右下方向に傾斜している。カム溝109b、109cは、光軸方向に対して傾斜した方向を長手方向としており、傾斜方向は図3および図4において左下から右上方向とされている。
第1カム筒109の内周側には、第2レンズ群115が設けられている。第2レンズ群115は、複数のレンズとこれらのレンズを保持する2群摺動枠115aとを備えている。2群摺動枠115aは光軸を軸芯とする環形状を有しており、第2レンズ群115における複数のレンズの外周部分を支持している。第2レンズ群115は、縦溝105bとカム溝109aとの交差位置に挿入されたピン116の一端部を2群摺動枠115aに固定することによって、縦溝筒105および第1カム筒109に連結されている。
縦溝筒105に対して第1カム筒109が回転すると、縦溝105bとカム溝109aとの交差位置すなわちピン116の位置が光軸に沿って変化する。ピン116の位置は、縦溝筒105に対する第1カム筒109の回転方向に応じて図1および図2における右側から左側あるいは左側から右側に移動する。
ピン116の位置は、第1カム筒109が時計回り方向に回転する場合に縦溝中を図3および図4における左側から右側方向に移動する。また、ピン116の位置は、第1カム筒109が反時計回り方向に回転する場合に縦溝中を図3および図4における右側から左側方向に移動する。
また、ピン116の位置は、第1カム筒109が時計回り方向に回転する場合にカム溝109a中を図3および図4における上側から下側方向に移動し、第1カム筒109が反時計回り方向に回転する場合にカム溝中を図3および図4における下側から上側方向に移動する。ピン116の位置が移動することにより、第2レンズ群115は第1カム筒109内を光軸方向に移動する。
また、第1カム筒109の内周側には、第3レンズ群117が設けられている。第3レンズ群117は、複数のレンズとこれらのレンズを保持する3群摺動枠117aとを備えている。3群摺動枠117aは光軸を軸芯とする環形状を有しており、第3レンズ群117における複数のレンズの外周部分を支持している。第3レンズ群117は、縦溝105cとカム溝109bとの交差位置に挿入されたピン118の一端部を3群摺動枠117aに固定することによって、縦溝筒105および第1カム筒109に連結されている。
縦溝筒105に対して第1カム筒109が回転すると縦溝105cとカム溝109bとの交差位置すなわちピン118の位置が光軸に沿って変化する。ピン118の位置は、縦溝筒105に対する第1カム筒109の回転方向に応じて図1および図2における右側から左側あるいは左側から右側に移動する。ピン118の位置は、第1カム筒109が時計回り方向に回転する場合に縦溝105c中を図3および図4における左側から右側方向に移動し、第1カム筒109が反時計回り方向に回転する場合に縦溝105c中を図3および図4における右側から左側方向に移動する。
また、ピン118の位置は、第1カム筒109が時計回り方向に回転する場合にカム溝109b中を図3および図4における上側から下側方向に移動し、第1カム筒109が反時計回り方向に回転する場合にカム溝109b中を図3および図4における下側から上側方向に移動する。ピン118の位置が移動することにより、第3レンズ群117は第1カム筒109内を光軸方向に移動する。
また、第1カム筒109の内周側には、第4レンズ群119を構成する4群摺動枠119aが設けられている。4群摺動枠119aは、光軸を軸芯とする環形状を有しており、光軸を中心として第1カム筒109に対して相対的に回転可能に設けられている。4群摺動枠119aは、縦溝119cを備えている。
縦溝119cは、光軸方向を長手方向とし、4群摺動枠119aの半径方向に4群摺動枠119aを貫通している。4群摺動枠119aは、縦溝105aとカム溝109cとの交差位置に挿入されたピン120の一端部を4群摺動枠119aに固定することによって、縦溝筒105および第1カム筒109に連結されている。
縦溝筒105に対して第1カム筒109が回転すると縦溝105aとカム溝109cとの交差位置すなわちピン120の位置が光軸に沿って変化する。ピン120の位置は、縦溝筒105に対する第1カム筒109の回転方向に応じて図1および図2における右側から左側あるいは左側から右側に移動する。
ピン120の位置は、第1カム筒109が時計回り方向に回転する場合に縦溝105a中を図3および図4における左側から右側方向に移動し、第1カム筒109が反時計回り方向に回転する場合に縦溝105a中を図3および図4における右側から左側方向に移動する。
また、ピン120の位置は、第1カム筒109が時計回り方向に回転する場合にカム溝109c中を図3および図4における上側から下側方向に移動し、第1カム筒109が反時計回り方向に回転する場合にカム溝109c中を図3および図4における下側から上側方向に移動する。このように4群摺動枠119aは、第1カム筒109とともに光軸周りに回転しながら第1カム筒109内を光軸方向に移動する。
4群摺動枠119aの内周側には、第4レンズ群119を構成する複数のレンズとこれらのレンズを保持する4群レンズ枠119bとを備えている。4群レンズ枠119bは第4レンズ群119における複数のレンズの外周部分を支持しており、4群摺動枠119aに対してバヨネット嵌合されている。ピン120の位置が移動することにより、第4レンズ群119は光軸を中心として回転しながら第1カム筒109内を光軸方向に移動する。
4群摺動枠119aの外周側には、第3カム筒121が設けられている。第3カム筒121は、光軸を軸芯とする環形状を有しており、光軸を中心として4群摺動枠119aに対して相対的に回転可能に設けられている。また、第3カム筒121はキー溝121aとカム溝121bとを備えている。
キー溝121aは光軸方向を長手方向としており、第3カム筒121の半径方向に第3カム筒121の外周面から光軸側に凹んだ形状を有している。キー溝121aには第1カム筒109に取り付けられたピン122が係合しており、これにより第3カム筒121は第1カム筒109の回転にともなって第1カム筒109と同じ方向に回転する。カム溝121bは光軸方向に対して傾斜した方向を長手方向としており、傾斜方向は図3および図4において左下から右上方向とされている。
4群摺動枠119aの内周側には、フォーカスカム筒123が設けられている。フォーカスカム筒123は、第3カム筒121に設けられたカム溝121bと4群摺動枠119aに設けられた縦溝119cとの交差位置に挿入されたピン124の一端部をフォーカスカム筒123に固定することによって、第3カム筒121および4群摺動枠119aに連結されている。
カム溝121bと縦溝119cとの交差位置すなわちピン124の位置は、4群摺動枠119aに対して第3カム筒121が回転すると光軸に沿って変化する。これによりフォーカスカム筒123は、4群摺動枠119aに対して第3カム筒121が回転すると、第3カム筒121の回転にともなって4群摺動枠119a内を光軸方向に移動する。
フォーカスカム筒123の内周側には、第5レンズ群(フォーカス群)127が設けられている。第5レンズ群127は、複数のレンズとこれらのレンズを保持する5群摺動枠127aとを備えている。5群摺動枠127aは光軸を軸芯とする環形状を有しており、第5レンズ群127における複数のレンズの外周部分を支持している。
第5レンズ群127は、第3カム筒121の回転にともなって回転するとともに、光軸方向に移動するフォーカスカム筒123とともに光軸方向に移動する。第5レンズ群127は、第3カム筒121の回転にともなって回転する場合は、フォーカスカム筒123における位置は変化しない。
フォーカスカム筒123は、フォーカスカム123aを備えている。フォーカスカム123aは、フォーカスカム筒123の半径方向にフォーカスカム筒123を貫通している。フォーカスカム123aは、光軸方向に対して傾斜した方向を長手方向としており、傾斜方向は図3および図4において左下から右上方向とされている。
4群摺動枠119aとフォーカスカム筒123との間には、第2F連動環125が設けられている。第2F連動環125は、バヨネット嵌合によって4群摺動枠119aに連結されている。これにより第2F連動環125は、4群摺動枠119aの光軸方向における移動にともなって第1カム筒109内を光軸方向に移動するとともに、4群摺動枠119aの回転にともなって光軸を中心として回転する。
第2F連動環125の内周面には、光軸方向を長手方向とするキー溝125aが設けられている。このキー溝125aには、フォーカスコマ126が挿入されている。フォーカスコマ126は、フォーカスカム123aに挿入された状態で、一端部が第5レンズ群127における5群摺動枠127aに連結されており、他端部がキー溝125aに挿入されている。この実施の形態においては、第5レンズ群127によってフォーカスレンズが実現されている。
第2F連動環125の外周側には、第1F連動環128が設けられている。第1F連動環128は環形状を有しており、光軸を中心として第2F連動環125に対して相対的に回転可能に設けられている。第1F連動環128の内周面には、反転用カム129が設けられている。反転用カム129は、光軸方向に対して傾斜した方向を長手方向としており、傾斜方向は図3および図4において左上から右下方向とされている。反転用カム129は、カム溝106a、108a、109b、109cおよびフォーカスカム123aの傾斜方向とは反対方向に傾斜している。
反転用カム129には、第2F連動環125に取り付けられた第1F連動ピン130が挿入されている。第1F連動ピン130は、反転用カム129内をスライド可能とされている。第1F連動ピン130は、4群摺動枠119aの回転にともなって第2F連動環125が回転すると、反転用カム129内をスライドしながら反転用カム129内に沿って移動する。このとき、第1F連動環128は回転しない。
第1F連動環128の外周側には環状部材131が設けられている。環状部材131は、一端側にフランジが設けられた環形状を有しており、フランジ部分をフォーカスリング104にバヨネット嵌合させることによってフォーカスリング104に連結されている。これにより環状部材131は、フォーカスリング104の回転にともなって光軸を中心としてフォーカスリング104と同じ方向に回転する。フォーカスリング104および環状部材131は、いずれも、光軸方向において固定筒に対して一定の位置で回転する。
第1F連動環128と環状部材131とは第1F連動環128の外周面に設けられた突起を環状部材131の内周面に当接させることによって連結されている。これにより第1F連動環128は、環状部材131の回転にともなって光軸を中心として環状部材131と同じ方向に回転する。すなわち第1F連動環128は、フォーカスリング104の回転にともなって光軸を中心としてフォーカスリング104と同じ方向に回転する。
フォーカスリング104が回転すると、環状部材131および第1F連動環128が回転する。そして第1F連動環128が回転すると、第1F連動ピン130が反転用カム129内をスライドしながら反転用カム129内に沿って移動する。第1F連動ピン130は第2F連動環125に取り付けられているため、第1F連動ピン130が反転用カム129内に沿って移動すると第2F連動環125が回転する。
第2F連動環125が回転するとキー溝125aも回転するため、キー溝125aに挿入されたフォーカスコマ126に光軸を中心とする回転力が加えられる。フォーカスコマ126はフォーカスカム123aに挿入されているため、回転力が加えられるとフォーカスカム123aに沿ってスライドする。これによって、5群摺動枠127aすなわち第5レンズ群127は光軸を中心として回転しながら光軸方向に移動する。
環状部材131の外周側には、リング型超音波モータ132が設けられている。リング型超音波モータ132は、環形状のステータとロータとを備えている。ステータは圧電素子と圧電素子の円周上にロータ側に突出するように設けられた複数の突起とを備えている。ロータは金属製フランジ状ばねを備えており、ステータの波面に沈み込むように変形する。フランジ状バネの代わりに樹脂材料を用いる超音波モータもある。
リング型超音波モータ132において、圧電素子に交流電圧を印加すると、圧電素子には複数次の曲げ進行波が励起され、円周方向に波打つように変形して厚み方向に変位する。圧電素子の変形(変位)は、突起により拡大されてロータに伝達される。たとえば、右向き方向の進行波をステータに励起すると、各突起の先端には左向き方向の楕円振動波が生じる。
ロータは、ステータにおいて波打つように変形する圧電素子の、波頭に位置する突起の先端と接触する。そして、ロータは、突起の先端と波頭で接触することによって、接触位置において左向きに移動する付勢力を突起から受ける。リング型超音波モータ132においては、圧電素子すなわちステータに印加する交流電圧の方向を変えることにより、ロータを光軸を中心として時計回りあるいは反時計回り方向に回転させることができる。
リング型超音波モータ132は、ロータの回転をAF連動環133に伝達する。AF連動環133は、光軸方向においてロータに接触しており、ロータの回転にともなってロータの回転方向と同じ方向に回転する。AF連動環133の回転は、軸受け134を介して軸受け134が支持する軸135に伝達される。軸135は、光軸を中心とする円の半径方向を軸芯方向として、先端を環状部材131の外周面に当接させている。軸受け134を介してAF連動環133から伝達された回転力を環状部材131に伝達する。
ズームレンズ装置100においては、ズームリング103を回転させ、ズームリング103の回転にともなって第1レンズ群114から第5レンズ群127を光軸方向に移動させることによってズーム調整をおこなう。ズーム調整に際して、光軸に沿って撮像装置側から対物側を見た状態でズームリング103を時計回りに回転させた場合、各レンズ群114、115、117、119、127は広角位置(図1および図3を参照)から望遠位置(図2および図4を参照)に移動する。また、ズーム調整に際して、光軸に沿って撮像装置側から対物側を見た状態でズームリング103を反時計回りに回転させた場合、ズームレンズ装置100における各レンズ群は、望遠位置(図2および図4を参照)から広角位置(図1および図3を参照)に移動する。
ここに、ズーム調整に際して、ズーム調整にかかわる各部によって、複数のレンズ群114、115、117、119、127をそれぞれ保持する複数のカム筒をズームリング103の回転にともなってズームリング103の回転方向と同一方向に回転させることにより、複数のカム筒を光軸方向に移動させるズーム調整機構部が実現されている。
ズーム調整に際し、第5レンズ群127に対しては第4レンズ群119とともに光軸方向に移動しようとする付勢力が作用する。第5レンズ群127は第2F連動環125および第1F連動ピン130を介して第1F連動環128に連結されているため、第5レンズ群127に対して光軸方向に移動しようとする付勢力が作用すると、第1F連動ピン130が反転用カム129内をスライドしながら移動する。
これにより、第5レンズ群127は、光軸方向に移動する際には反転用カム129に沿って回転しながら第4レンズ群119に連れられて光軸方向に移動する。第5レンズ群127は、ズーム調整に際して、フォーカスカム筒123に対する相対的な位置を変えることなく、光軸を中心として回転しながらフォーカスカム筒123とともに光軸方向に移動する。
また、ズームレンズ装置100においては、フォーカスリング104を回転させ、フォーカスリング104の回転にともなって第5レンズ群127を光軸方向に移動させることによってフォーカス調整をおこなう。フォーカス調整に際して、光軸に沿って撮像装置側から対物側を見た状態でフォーカスリング104を時計回りに回転させた場合、第5レンズ群127は光軸に沿ってマウント102側から第1レンズ群114側へ移動する。また、フォーカス調整に際して、光軸に沿って撮像装置側から対物側を見た状態でフォーカスリング104を反時計回りに回転させた場合、第5レンズ群127は光軸に沿って第1レンズ群114からマウント102側へ移動する。
ここに、フォーカス調整に際して、フォーカス調整にかかわる各部によって、複数のカム筒のうちの任意のカム筒に連結されたフォーカスカム筒をフォーカスリング104の回転にともなってフォーカスリング104の回転方向と同一方向に回転させることにより、フォーカスカム筒123が保持する第5レンズ群127を光軸方向に移動させるフォーカス調整機構部が実現されている。
フォーカス調整に際し、第5レンズ群127に対しては、フォーカスリング104の回転力が加えられる。第5レンズ群127は第2F連動環125および第1F連動ピン130を介して第1F連動環128に連結されているため、フォーカスリング104が回転するとその回転方向は第1F連動環128と第2F連動環125との間で逆方向に反転される。これにより、フォーカスリング104が回転すると、第2F連動環125はフォーカスリング104とは反対方向(逆方向)に回転する。
ここに、第2F連動環125をフォーカスリング104とは反対方向(逆方向)に回転させる一連の部材によって、ズーム調整に際して第5レンズ群127を移動させる回転駆動力をズームリング103の回転方向とは逆方向に回転させる逆回転機構部が実現されている。
第2F連動環125が回転すると、キー溝125aに係合しているフォーカスコマ126に対してフォーカスコマ126を第2F連動環125の回転方向と同方向に回転させる付勢力が作用する。この付勢力によりフォーカスコマ126はフォーカスカム123aに沿って移動し、この結果第5レンズ群127は光軸方向に移動する。
この実施の形態のズームレンズ装置100においては、ズームレンズ装置100の利用者がフォーカスリング104を手で回転させてフォーカス調整をおこなう他に、リング型超音波モータ132を用いて自動で(利用者がフォーカスリング104を手で回転させることなく)フォーカス調整をおこなうことも可能である。
すなわちフォーカスリング104が回転していない場合にも、リング型超音波モータ132を駆動してフォーカスカム筒123を回転させることによってフォーカス調整をおこなうことができる。いずれの方法でフォーカス調整をおこなう場合にも、フォーカス調整に際してフォーカスリング104が回転すると、第2F連動環125はフォーカスリング104とは反対方向に回転する。
上述したように、この実施の形態によれば、フォーカスリング104の回転方向を反転させる機構を設けることなく、フォーカスカム筒123をズームリング103の回転方向に対して逆方向に回転させることができる。これによってズームレンズ装置100を大型化することなく、複数のレンズおよびフォーカスレンズを同一方向に移動させるためのズームリング103およびフォーカスリング104の回転方向を同一方向とすることができる。
そして、複数のレンズおよびフォーカスレンズを同一方向に移動させるためのズームリング103およびフォーカスリング104の回転方向を同一方向とすることによって、フォーカスリング104を回転させることによるフォーカス調整の感度が過剰に高くなることを抑制することができ、安定したフォーカス調整をおこなうことができるフォーカス調整機構を構成することができる。
また、この実施の形態によれば、ズーム調整にかかるカムとフォーカス調整にかかるカムとをなめらかに繋ぎやすい方向に形成することができるので、広角端と望遠端との間におけるいずれの位置においてもフォーカスリング104の回転量に対するフォーカスレンズの移動量を緩やかにすることができる。これによって、広角端と望遠端との間の全域にわたって第5レンズ群127をなめらかに移動させることができ、変倍率にかかわらず良好なフォーカス調整をおこなうことができる。
また、この実施の形態のレンズ装置を備えた撮像装置によれば、フォーカスリング104の回転方向を反転させる機構を設けることなくフォーカスカム筒123をズームリング103の回転方向に対して逆方向に回転させることができるので、撮像装置を大型化することなく、レンズ装置における複数のレンズおよび第5レンズ群127を同じ方向に移動させるためのズームリング103およびフォーカスリング104の回転方向を同じ方向とすることができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、レンズ装置および撮像装置を大型化することなく、複数のレンズおよび第5レンズ群127を同じ方向に移動させるためのズームリング103およびフォーカスリング104の回転方向を同じ方向とすることができる。
以上のように、本発明にかかるレンズ装置および撮像装置は、レンズ装置およびレンズ装置を備えた撮像装置に有用であり、特に、レンズ系の中間にある一部のレンズを光軸方向に前後移動させることによって焦点を合わせるインナーフォーカス方式のレンズ装置およびこのレンズ装置を備えた撮像装置に適している。
この発明にかかる実施の形態のレンズ装置の概略構成を示す断面図(その1)である。 この発明にかかる実施の形態のレンズ装置の概略構成を示す断面図(その2)である。 この発明にかかる実施の形態のズームレンズ装置の一部を展開して示す平面図(その1)である。 この発明にかかる実施の形態のズームレンズ装置の一部を展開して示す平面図(その2)である。
符号の説明
100 ズームレンズ装置
103 ズームリング
104 フォーカスリング
123 フォーカスカム筒
123a フォーカスカム
127 第5レンズ群
128 第1F連動環
129 反転用カム
130 第1F連動ピン

Claims (3)

  1. 広角端と望遠端との間において光軸方向に移動可能な複数のレンズを備えたズームレンズ装置であって、
    前記光軸を中心として回転可能なズームリングと、
    前記複数のレンズをそれぞれ保持する複数のカム筒を前記ズームリングの回転にともなって前記ズームリングの回転方向と同一方向に回転させることにより、前記複数のカム筒を前記光軸方向に移動させることによりズーム調整をおこなうズーム調整機構部と、
    前記ズームリングとは別部材であって前記光軸を中心として回転可能なフォーカスリングと、
    前記複数のカム筒のうちの任意のカム筒に連結されたフォーカスカム筒を前記フォーカスリングの回転にともなって前記フォーカスリングの回転方向と同一方向に回転させることにより、前記フォーカスカム筒が保持するフォーカスレンズを前記光軸方向に移動させることによりフォーカス調整をおこなうフォーカス調整機構部と、
    前記ズーム調整機構部によるズーム調整に際して、前記フォーカスレンズを移動させる回転駆動力を前記ズームリングの回転方向とは逆方向に回転させる逆回転機構部と、
    を備えたことを特徴とするレンズ装置。
  2. 前記複数のカム筒および前記フォーカスカム筒は、前記光軸に対して略同一方向に傾斜するカム溝を備え、
    前記逆回転機構部は、前記光軸に対して前記カム溝とは逆方向に傾斜する反転用カム溝を有し、当該反転用カム溝に挿入されたピンを介して前記フォーカスカム筒に連結された連動環を備え、前記フォーカスカム筒の前記光軸方向への移動にともなって前記反転用カム溝に沿って前記ピンをスライドさせることによって前記フォーカスカム筒を前記ズームリングとは逆方向に回転させることを特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。
  3. 撮像素子および当該撮像素子に外光を入射させるレンズ装置を備える撮像装置であって、
    前記レンズ装置は
    広角端と望遠端との間において光軸方向に移動可能な複数のレンズと、
    前記光軸を中心として回転可能なズームリングと、
    前記複数のレンズをそれぞれ保持する複数のカム筒を前記ズームリングの回転にともなって前記ズームリングの回転方向と同一方向に回転させることにより、前記複数のカム筒を前記光軸方向に移動させることによりズーム調整をおこなうズーム調整機構部と、
    前記ズームリングとは別部材であって前記光軸を中心として回転可能なフォーカスリングと、
    前記複数のカム筒のうちの任意のカム筒に連結されたフォーカスカム筒を前記フォーカスリングの回転にともなって前記フォーカスリングの回転方向と同一方向に回転させることにより、前記フォーカスカム筒が保持するフォーカスレンズを前記光軸方向に移動させることによりフォーカス調整をおこなうフォーカス調整機構部と、
    前記ズーム調整機構部によるズーム調整に際して、前記フォーカスレンズを移動させる回転駆動力を前記ズームリングの回転方向とは逆方向に回転させる逆回転機構部と、
    を備えたことを特徴とする撮像装置。
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