JP2009216832A - 液晶パネル用の対向基板・マイクロレンズアレイ基板 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】マイクロレンズアレイ基板1Aに塗布層3を有し、マイクロレンズアレイ基板1Aは光学機能領域と位置合わせ領域とを有し、塗布層3はブラックマトリクスパターンBMとアライメントパターンALが形成され、光学機能領域におけるマイクロレンズのレンズ高さと、位置合わせ領域におけるマイクロレンズのレンズ高さを同じにし、光学機能領域の単位面積あたりに占めるマイクロレンズの体積と、位置合わせ領域の単位面積あたりに占めるマイクロレンズの体積とを略等しくすることにより、塗布形成される塗布層3の自由表面を実質的な単一平面とし、位置合わせ領域のマイクロレンズアレイにより分散された光がアライメントパターンを均一に照射するようにした。
【選択図】図2
Description
液晶パネルは「1対の電極で液晶層を挟持し、表示画像を構成する画素単位で電圧印加を制御できる構成」となっているが、液晶自体は発光しないため、液晶パネルを照明光で照射し、液晶パネルの画素ごとに光スイッチングを行うようになっている。
即ち、塗布形成された塗布層の単一な平面には前述のブラックマトリックスが形成されるのであるが、このブラックマトリックスとともに「アライメントパターン」も形成される。アライメントパターンは、対向基板と「TFT構造を形成された駆動側基板」とで液晶層を挟持して一体化する際に、対向基板と駆動側基板とを位置合わせするために用いられるパターンである。
図1において、符号1はマイクロレンズアレイ基板、符号3は塗布層を示す。
マイクロレンズアレイ基板1の「塗布層3が形成される側の面」にはマイクロレンズMLがアレイ配列されて「マイクロレンズアレイ」となっている。マイクロレンズアレイは「塗布層3が形成される面の全域」にわたって、同一形状のマイクロレンズMLをアレイ配列して構成されている。
「位置合わせ領域に対応する塗布層3の表面」にはアライメントパターンALが形成されている。
図1は「図示されない駆動側基板」と対向基板との位置合わせが行われている状態を示しており、図1における対向基板の上方には、図示されない液晶層を介して駆動側基板が載置され、図において対向基板の下側から「位置合わせ用の光」が照射されている。照射された光はマイクロレンズMLの屈折作用を受けて集束光束となる。
従来「マイクロレンズアレイ基板と塗布層とによる構成をもった対向基板」は知られていない。
「マイクロレンズアレイ基板」は、画像表示用のマイクロレンズアレイを形成されている。「画像表示用のマイクロレンズアレイ」は、画像表示が行われるとき、ブラックマトリックスパターンの個々の開口部へ、照明光束を絞り込むためのマイクロレンズのアレイ配列であり、各マイクロレンズは同一形状である。
「塗布層」は、マイクロレンズアレイ基板の、第1及び第2のアレイ形成領域の各マイクロレンズアレイが形成された面に、透明なコーティング材料の塗布により形成される。コーティング材料は液状でコーティングされ、固化されて塗布層となる。
「液晶パネル本体側」は前述の駆動側基板である。
これは、塗布層における第1、第2のアレイ形成領域の境界部に「段差」を発生させることなく「実質的な単一平面」を形成するための条件である。
仮に、第1のアレイ形成領域における面積:S(例えば1mm×1mm)あたりにN1個のマイクロレンズ(説明の具体性のため凸マイクロレンズであるとする。)がアレイ配列されているものとし、各マイクロレンズの体積をV1とする。一方、第2のアレイ形成領域における面積:SあたりにN2個のマイクロレンズ(凸マイクロレンズ)がアレイ配列されているものとし、各マイクロレンズの体積をV2とする。
(S×h)−(N1×V1)
となる。
(S×h)−(N2×V2)
となる。そこで、
(S×h)−(N1×V1)=(S×h)−(N2×V2)
が成り立つように、即ち、
N1×V1=N2×V2
となるように、第1、第2のアレイ配列におけるマイクロレンズアレイの形成条件を定めれば、第1のアレイ形成領域の単位面積あたりに塗布されるコーティング材料と、第2のアレイ形成領域に塗布されるコーティング材料とは「等量」となり、形成される塗布層の自由表面は「第1、第2のアレイ形成領域の境界部」に段差のない単一平面となる。
N1×V1≒N2×V2
としても、塗布層の自由表面を「実質的な単一平面」にできる。塗布層の厚さが「hより大きく」なっても、塗布層の自由表面が実質的な単一平面となることは明らかである。
第1のアレイ形成領域において凸のマイクロレンズを考え、その形状を「円錐(底面積:π・L12、高さ:h、体積:h・π・L12/3)」として単純化し、このような円錐が密接して正方行列状にアレイ配列しているものとする。
同様に、第2のアレイ形成領域において凸のマイクロレンズを考え、その形状を「円錐(底面積:π・L22、高さ:h、体積:h・π・L22/3)」として単純化し、このような円錐が密接して正方行列状にアレイ配列しているものとする。
第1、第2のアレイ形成領域に面積:Sの領域を考える。
第1のアレイ形成領域では、この面積領域にS/4L12個のマイクロレンズ(円錐)がアレイ配列し、これらのマイクロレンズの占める体積は、
S・h・π・L12/(3・4L12)=S・h・π/12
となる。
S・h・π・L22/(3・4L22)=S・h・π/12
となる。
図2は、この発明の対向基板の実施の1形態を説明図として示している。
図3は説明図であり、符号D1で示す光学機能領域が4個示されており、これら光学機能領域D1を囲繞する部分は位置合わせ領域D2となっている。このような領域配置に対して均一に紫外線硬化型樹脂をスピンコートして硬化し、厚さ:30μmの塗布層とした。塗布層の自由表面に形成されたアライメントパターンを符号AL0で示す。アライメントパターンAL0は長さ:20μm、幅:3μmの直線を「十字型に組合せ」たパターンでありクロム層により形成した。
3 塗布層
BM ブラックマトリックスパターン
AL アライメントパターン
ML1、ML2 マイクロレンズ
Claims (4)
- 液晶パネルにおける遮光用のブラックマトリックスパターンの開口部に照明光を集光させるための画像表示用のマイクロレンズアレイを有する対向基板であって、
画像表示用のマイクロレンズアレイを形成されたマイクロレンズアレイ基板と、
このマイクロレンズアレイ基板のマイクロレンズアレイが形成された面に、透明なコーティング材料の塗布により形成された塗布層とを有し、
上記マイクロレンズアレイ基板は、画像表示用のマイクロレンズアレイを形成された第1のアレイ形成領域と、この第1のアレイ形成領域に隣接して光を分散させる光分散用のマイクロレンズアレイを形成された第2のアレイ形成領域とを有し、
上記塗布層は、その自由表面側の上記第1のアレイ形成領域に対応する領域に、画像表示用のマイクロレンズアレイにおけるマイクロレンズのアレイ配列に対応する開口部の配列を有するブラックマトリクスパターンを形成されるとともに、上記第2のアレイ形成領域に対応する領域内に、液晶パネル本体側との位置合わせのためのアライメントパターンが形成され、
上記第1のアレイ形成領域におけるマイクロレンズの焦点距離:f1は、照明光が上記マイクロレンズに対応するブラックマトリックスの開口部近傍で集束して上記開口部を効率よく通過する大きさに設定され、上記第2のアレイ形成領域におけるマイクロレンズの焦点距離:f2(≠f1)は、第2のアレイ形成領域の各マイクロレンズを通過した照明光が、上記塗布層の自由表面において互いに重なり合い、上記アライメントパターンを目視により認識可能に照明するような大きさに設定され、
上記第1のアレイ形成領域におけるマイクロレンズアレイのマイクロレンズのレンズ高さと、第2のアレイ形成領域におけるマイクロレンズアレイのマイクロレンズのレンズ高さを同じにし、且つ、第1のアレイ形成領域の単位面積あたりに占めるマイクロレンズの体積と、第2のアレイ形成領域の単位面積あたりに占めるマイクロレンズの体積とを略等しくすることにより、塗布形成される塗布層の自由表面を実質的な単一平面としたことを特徴とする液晶パネル用の対向基板。 - 請求項1記載の液晶パネル用の対向基板において、
塗布層の自由表面側に、液晶に接する透明電極が形成されたことを特徴とする液晶パネル用の対向基板。 - 請求項1または2記載の液晶パネル用の対向基板において、
マイクロレンズアレイ基板に、第1のアレイ形成領域が複数個、配置形成され、各第1のアレイ形成領域を囲繞する領域が第2のアレイ形成領域とされ、アライメントパターンは、複数の第1のアレイ形成領域に共通化された所定の数のものが、所定位置に形成されていることを特徴とする液晶パネル用の対向基板。 - 請求項1または2または3記載の液晶パネル用の対向基板に用いられるマイクロレンズアレイ基板。
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