JP2009216730A - 露光装置、画像形成装置及び読取装置 - Google Patents

露光装置、画像形成装置及び読取装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009216730A
JP2009216730A JP2008057011A JP2008057011A JP2009216730A JP 2009216730 A JP2009216730 A JP 2009216730A JP 2008057011 A JP2008057011 A JP 2008057011A JP 2008057011 A JP2008057011 A JP 2008057011A JP 2009216730 A JP2009216730 A JP 2009216730A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
image
array substrate
light
led
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008057011A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiro Yamamura
明宏 山村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Data Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Data Corp filed Critical Oki Data Corp
Priority to JP2008057011A priority Critical patent/JP2009216730A/ja
Priority to US12/391,647 priority patent/US20090225147A1/en
Publication of JP2009216730A publication Critical patent/JP2009216730A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/435Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material
    • B41J2/447Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material using arrays of radiation sources
    • B41J2/45Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material using arrays of radiation sources using light-emitting diode [LED] or laser arrays
    • B41J2/451Special optical means therefor, e.g. lenses, mirrors, focusing means
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/22Apparatus for electrographic processes using a charge pattern involving the combination of more than one step according to groups G03G13/02 - G03G13/20
    • G03G15/32Apparatus for electrographic processes using a charge pattern involving the combination of more than one step according to groups G03G13/02 - G03G13/20 in which the charge pattern is formed dotwise, e.g. by a thermal head
    • G03G15/326Apparatus for electrographic processes using a charge pattern involving the combination of more than one step according to groups G03G13/02 - G03G13/20 in which the charge pattern is formed dotwise, e.g. by a thermal head by application of light, e.g. using a LED array
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/04Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for exposing, i.e. imagewise exposure by optically projecting the original image on a photoconductive recording material
    • G03G15/041Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for exposing, i.e. imagewise exposure by optically projecting the original image on a photoconductive recording material with variable magnification
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/04Arrangements for exposing and producing an image
    • G03G2215/0402Exposure devices
    • G03G2215/0407Light-emitting array or panel
    • G03G2215/0409Light-emitting diodes, i.e. LED-array

Abstract

【課題】印刷画像の高解像度化に十分対応でき、且つ、複雑なレンズの位置合わせを不要として簡単に作製可能な露光装置を提供する。
【解決手段】 複数の発光点が直線状に配列された発光点アレイ30を所定の間隔で複数直線状に配列させた発光点アレイ基板300と、各発光点アレイ30に対応して配置され、発光点アレイ30の拡大像を形成する複数のレンズ32を備えるレンズアレイ基板31とを有する。発光点アレイ基板300とレンズアレイ基板31とは、各発光点アレイ30と各レンズ32の光軸を合わせた状態で一体的に形成されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、画像形成装置における露光装置および読取装置に関するものである。
従来より、電子写真方式のプリンタに使用されるLED書込装置(露光装置)として、複数のLEDを1列に配置したLEDアレイの光を拡大投影するLEDヘッドが知られている。係るLEDヘッドにあっては、LEDアレイのLEDが配列されている領域はプリンタの印字領域より小さいため、LEDアレイの像を拡大して感光体ドラム上に結像することにより、印字領域と同じ大きさの結像像が形成されるようになっている。また、LEDアレイのLEDは、プリンタの印刷画像より高密度で配列される(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1のLED書込装置は、当特許文献1の図2に示されるように、LEDアレイが搭載される搭載基板と、LEDアレイの光を拡大投影する1枚の丸形凸レンズと、これら搭載基板とLEDアレイを固定するフレームとで構成されおり、丸形凸レンズの周縁部をフレームのレンズ保持部にストッパとレンズ固定リングの間に挟持させるようにして固定されている。
特開平07−314771号公報
しかしながら、上記特許文献1の書込装置は、一列状態の全LEDの光を1枚の丸形凸レンズで一括拡大投影する構造であるため、十分な解像度特性を得ることが難しく、よって、印刷画像の高解像度化に十分対応できないという問題を有していた。また、十分な解像度特性を得るには光学系が複雑化し、コスト高となると共に、装置も大型化するという問題があった。
加えて、丸形レンズがストッパとレンズ固定リングによりフレームに固定される構造であるため、装置組立時のLEDアレイと丸形凸レンズとの位置調整(光軸合わせ)も複雑であり、生産性に劣るという問題があった。
本発明は、上記問題に鑑み成されたもので、印刷画像の高解像度化に十分対応でき、且つ、複雑なレンズの位置合わせを不要として簡単に作製可能な露光装置と、この露光装置を備える画像形成装置、および、読取装置を提供することを目的としている。
本発明は、複数の発光点が直線状に配列された発光点アレイを所定の間隔で複数直線状に配列させた発光点アレイ基板と、上記各発光点アレイに対応して配置され、上記発光点アレイの拡大像を形成する複数のレンズを備えるレンズアレイ基板とを有し、上記発光点アレイ基板と上記レンズアレイ基板とは、上記各発光点アレイと上記各レンズの光軸を合わせた状態で略平行に配置され、上記発光点アレイ両端部の発光点間距離をSYとし、上記レンズの倍率の絶対値をmagとした時、SY≦12.0/magであることを特徴とする露光装置である。
また、上記露光装置は、画像形成装置に組み込んでもよい。
更に、他の発明は、複数の受光素子が直線状に配列された受光素子アレイを所定の間隔で複数直線状に配列させた撮像部と、上記各受光素子アレイに対応して配置され、原稿画像の縮小像を上記受光素子アレイ上に形成する複数のレンズを備えるレンズアレイ基板とを有し、上記撮像部と上記レンズアレイ基板とは、上記各受光素子アレイと上記各レンズの光軸を合わせた状態で略平行に配置され、上記受光素子アレイ両端部の受光素子間距離をRYとし、上記レンズの縮小率の絶対値をredとした時、RY≦12.0×redであることを特徴とする読取装置である。
本発明は、レンズアレイ基板に配列された複数のレンズの各々が発光点アレイ基板に配列された各発光点アレイの拡大像を形成するように構成したので、部品点数を削減した単純な構成で十分な解像度特性を得ることができる。
また、各発光点アレイと各レンズの光軸を合わせた状態で一体的に形成したので、複雑なレンズの位置合わせが不要となり、露光装置の生産性を向上できると共に、装置小形化に寄与できる。
また、上記露光装置を用いることにより、印刷画像の高解像度化に十分対応できる高精度な画像形成装置を実現できる。
また、他の発明によれば、レンズアレイ基板に配列された複数のレンズの各々が、撮像部に配列された複数の受光素子アレイ上に原稿画像の縮小像を形成するように構成したので、部品点数を削減した単純な構成で十分な解像度特性を得ることができる。
また、各受光素子アレイと各レンズの光軸を合わせた状態で一体的に配置されているので、複雑なレンズの位置合わせが不要となり、読取装置の生産性を向上できると共に、装置小形化に寄与できる。
以下、図1〜図12に基づいて本発明の実施例1に係る画像形成装置を説明する。
図1は実施例1に係る画像形成装置の概略構成図、図2はLEDヘッドの分解斜視図、図3はLEDヘッドの断面図、図4はLEDアレイの構成を示す図、図5はマイクロレンズの倍率を説明する図、図6はLED素子の出射光による感光体上の結像位置を示す図、図7はLED制御部の構成を示すブロック図、図8は結像に寄与しないLED素子の出射光が遮光されることを示す図、図9はLED素子の出射光による像が感光体ドラムに形成される動作を示す図、図10は評価画像を示す図、図11は実施例のLEDヘッドと比較例のLEDヘッドを示す図、図12はmag−SY曲線を示す図である。
本実施例による画像形成装置100は、カラー電子写真方式のプリンタ100であって、色材としての顔料を含む樹脂から成るトナーにより、外部より入力された画像データに基づいて印字媒体上に画像を形成するものである。
上記プリンタ100は、図1に示すように、印字媒体101が収容される給紙カセット60、印字媒体101を給紙カセット60から取り出す給紙ローラ61、取り出した印字媒体101を搬送する搬送ローラ62、63、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の画像を形成する静電潜像担持体としての感光体ドラム41、これら感光体ドラム41に形成された静電潜像をトナーにより現像し、トナー像を形成する現像装置5、現像装置5にトナーを供給するトナーカートリッジ51、所定の電源電圧により感光体ドラム41の表面に電荷を供給して帯電させる帯電ローラ42、帯電された感光体ドラム41の表面に画像データを基に選択的に光を出射して静電潜像を形成させるLEDヘッド3(露光装置)、感光体ドラム41に接触して配置され、感光体ドラム41の表面に残留したトナーを除去するクリーニングブレード43等を備えている。
尚、上記各色の感光体ドラム41と、現像装置5と、トナーカートリッジ51と、帯電ローラ42と、LEDヘッド3と、クリーニングブレード43にて画像形成部が構成される。
また、プリンタ100は、上記の他、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の転写ローラ80、転写ベルト81、クリーニングブレード43、定着装置9、搬送ローラ64、排出ローラ65、排出部7等を備えている。
転写ローラ80は転写部で転写ベルト81を挟むように感光体ドラム41に対向して配置され、所定の電源電圧を用いて、感光体ドラム41上に形成されたトナー像を印字媒体101上に転写する。転写ベルト81は、トナー像が転写された印字媒体101を搬送する。クリーニングブレード43は転写ベルト81の表面を清掃する。
定着装置9は、印字媒体101上に形成されたトナー像を熱と圧力で定着し、トナー像が定着した印字媒体101を搬送ローラ64に供給する。搬送ローラ64は定着装置9を通過した印字媒体101を排出ローラ65に供給する。排出ローラ65は搬送されてきた印字媒体101を排出部7に排出する。排出部7は印字された印字媒体101を収容する。
また、転写ベルト81、感光体ドラム41、および、給紙ローラ61、搬送ローラ62、63、帯電ローラ42、排出ローラ65等の各ローラは、図示しないモータと図示しないギヤにより回転駆動されるようになっている。現像装置5、LEDヘッド3、定着装置9および図示しない各モータには、それぞれ図示しない電源と、これらを駆動制御する制御装置が接続されている。
上記LEDヘッド3は、図2、図4に示すように、複数のLED素子301が直線状に配列されたLEDアレイ30を所定の間隔で複数直線状に配列させて成るLEDアレイ基板300と、各LEDアレイ30から出射された像形成に寄与しない光を遮光する開口部で成る絞り34が形成された絞り板33と、各LEDアレイ30から出射された光により形成された像を拡大する複数のマイクロレンズ32が設けられたレンズアレイ基板31とで構成されている。
これら、LEDアレイ基板300と絞り板33とレンズアレイ基板31は、それぞれLEDアレイ30、絞り34、マイクロレンズ32とが互いに対向した状態で積層され、一体形成されている。
上記LEDアレイ30は、図3に示すように、LED素子301の配列方向と同じ方向に所定の間隔Pをもって1列に配置されている。マイクロレンズ32と絞り34は、LEDアレイ30の配列方向と平行に、且つ、LEDアレイ30と同じ間隔をもって直線状に配列されている。LEDアレイ30のLED素子配列方向の中心と絞り34とマイクロレンズ32は、それぞれの光軸が一致するように配置されている。
ここで、LEDアレイ30とマイクロレンズ32との間の間隔はLIであり、マイクロレンズ32の入射面と出射面との間の間隔はTHである。マイクロレンズ32と感光体ドラム41との間隔はLOであり、LEDアレイ30と感光体ドラム41との間隔はLTである。マイクロレンズ32の半径はRLであり、倍率の絶対値はmagである。絞り34の開口半径はRAである。
LEDアレイ30は、図4に示すように、発光点としての複数のLED素子301が一定の間隔Pをもって直線状に配置され構成されている。LED素子301は、1辺の長さがEYの正方形を成す。また、LEDアレイ30のLED素子301が配列されている領域のLED素子301配列方向の長さはSYである。すなわち、LEDアレイ30の両端部に配置されているLED素子301間の長さがSYである。
尚、LEDアレイ30の解像度SRは、1インチ(25.4mm)当たりに配列されるLED素子301の個数で示され、単位はdpi(dot per inch)である。
上記レンズアレイ基板31の各マイクロレンズ32は1枚のレンズで構成されている。
本実施例のマイクロレンズ32の各面は非球面形状であり、下記の数式1で表される。
Figure 2009216730
数式1において、r(mm)はレンズ面の光軸を中心とした半径方向の座標、CY(mm)は曲率半径、ARおよびBRは非球面係数である。
複数のマイクロレンズ32が一体に形成されたレンズアレイ基板31は、シクロオレフィン系樹脂である光学樹脂(日本ゼオン社製、製品名;ZEONEX(ゼオネックス)E48R)を使用し、射出成形により形成されている。
ここで、上記マイクロレンズ32の倍率について図5に基づいて説明する。
図5において、マイクロレンズ32の光軸方向でマイクロレンズ32の入射面よりLO離れた面を面SO、マイクロレンズ32の光軸方向でマイクロレンズ32の出射面よりLI離れた面を面SIとする。また、面SOとマイクロレンズ32の光軸との交点を原点O、光源の位置をOYとし、マイクロレンズ32が倒立像を形成する時、光源により面SI上に形成される結像像の位置をIYとすると、マイクロレンズ32の倍率は−IY/OYとなる。よって、マイクロレンズ32の倍率の絶対値magはIY/OYとなる。
本実施例では、マイクロレンズ32の倍率の絶対値をmag、LED素子301の配列間隔をEP、LEDアレイ30の配列方向の長さをSY、LEDアレイ30の配列間隔をPとすると、P=mag×(SY+EP)の関係を満たすようにLEDヘッドが構成されている。
次に、LEDアレイ30の各LED素子301の出射光により形成される結像像の位置関係を図6に基づいて説明する。
図6は、LEDアレイ30上にLED素子301が188個配列されている例を示している。この時、LEDアレイ30の解像度SRは1200dpiであり、LED素子301の配列方向の長さSYは4.0mmである。
図6において、LED素子301の出射により感光体ドラム41上に形成される各ドット像を188個ずつ、A、B、Cに分け、図面上から下方向へ向かい、A−1、A−2、・・・A−187、A−188、B−1、B−2、・・・B−187、B−188、C−1、C−2、・・・C−187、C−188とする。この時、各マイクロレンズ32は倒立拡大像を形成するので、各ドット像に対応するLED素子301は図面上から下方向へ向かい、A−188、A187、・・・、B−188、B−187、・・・B−2、B−1、C−188、C−187、・・・、C−2、C−1のように配置される。
このように、本実施例のLEDヘッド3では、所定の間隔を設けて配置された各LEDアレイ30のLED素子301によるドット像を拡大して形成することで、感光体ドラム41上には1列の結像像が連続的に形成されることになる。
また、プリンタ100には、外部装置より画像データを受信し、当受信データに基づきLEDヘッド3の動作制御を行うLED制御部200を備えている。
上記LED制御部200は、図7に示すように、外部端末やネットワーク等の外部装置から画像データを受信する入出力装置201、受信した画像データを一時記憶する記憶装置203、記憶装置203から画像データを読み出し、印字媒体101に印字するシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各色のページデータに変換する画像処理装置202を備えている。また、LEDアレイ基板300には、上記画像処理装置202から送られる1ライン分のページデータを各色に対応したLEDヘッド3に出力するためのシフトレジスタ211、ラッチ回路212、駆動回路213が搭載されている。
次に、本実施例によるプリンタ100の動作を図1に基づいて説明する。
感光体ドラム41の表面は、図示しない電源装置により印加された帯電ローラ42により帯電される。感光体ドラム41が回転し、帯電された感光体ドラム41の表面がLEDヘッド3の付近に到達すると、LEDヘッド3により露光され、感光体ドラム41の表面に静電潜像が形成される。
感光体ドラム41上の静電潜像は、現像装置5により現像され、トナー像が形成される。
一方、給紙カセット60にセットされた印字媒体101は、給紙ローラ61により給紙カセット60から取り出され、さらに搬送ローラ62、63により転写ローラ80および転写ベルト81の付近に搬送される。
そして、印字媒体101が転写ローラ80と転写ベルト81の付近に到達すると、図示しない電源装置により電圧が印加された転写ローラ80と転写ベルト81によって、感光体ドラム41上のトナー像が印字媒体101上に転写される。次に、トナー像が転写された印字媒体101は、転写ベルト81によって定着装置9に搬送される。
印字媒体101上のトナー像は定着装置9により加圧、加熱されて溶融し、印字媒体101上に固定(定着)される。さらに、定着を終えた印字媒体101は、搬送ローラ64および排出ローラ65により排出部7に排出される。
次いで、上記構成のLEDヘッド3の動作を図7、図8に基づいて説明する。LED制御部200において、入出力装置201を介して外部装置(外部端末、ネットワーク)より入力された画像データは、記憶装置203に一時記憶された後、画像処理装置202においてLEDヘッド3の制御データとしてページデータに変換される。ブラック単色の画像データについては、ブラックのベージデータに変換されると共に、カラー画像データについては、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各色のベージデータに変換される。画像処理装置202により変換された各色のベージデータは、各色のLEDヘッド3に送られる。
画像処理装置202からのページデータ(例えば、ブラック)は、1ライン毎にシリアルな画像データとして順次シフトレジスタ211に転送され格納されると共に、1ライン分の画像データは、順次ラッチ回路212に保持される。そして、駆動回路213は、ラッチ回路212の保持データに基づいてLED素子を選択的に駆動(発光)させる。同様に、イエロー、マゼンタ、シアンの各色のページデータは各色のLEDヘッド3に送られ、LEDアレイ30のLED素子301を駆動させる。
駆動回路213の制御に従って発光した光は、マイクロレンズ32により、感光体ドラム41の表面に倒立拡大されて投影されることにより、LED素子301の配列方向と平行な直線状に間隔IPでドットが結像される。尚、LED素子301から発光された光の内、結像に寄与しない一部の光(迷光)は、図8に示すように、絞り板33の絞り34により遮光されるようになっている。
ドットの配列間隔IPは、LED素子301の配列間隔EPとマイクロレンズ32の倍率の絶対値magを用いて、IP=mag×EPで示される。
また、LEDヘッド3の解像度IRは、感光体ドラム41上に結像したドットの1インチ当たりの個数で示される。LEDヘッド3の解像度IRは、LEDアレイ30の解像度SR(dpi)とマイクロレンズ32の倍率の絶対値magを用いて、IR=SR/magで示される。
ここで、LEDヘッド3の各LEDアレイ30から出射した光線が、感光体ドラム41上にドットを結像する動作を図9に基づき説明する。
尚、各LEDアレイ30には、LED素子301が188個配列され、各マイクロレンズ32の倍率の絶対値magを2倍、マイクロレンズ32の配列ピッチPを8mmとした例を説明する。
この場合、LEDアレイ30の解像度SRは1200dpiであり、LED素子301配列方向の長さSYは4.0mmである。また、感光体ドラム41上に形成されるドットの解像度IRは600dpiで、ドットの配列ピッチIPは0.0424mmである。
図9に示すように、図面上側のマイクロレンズ32の光軸上にある符号EA94で示されるLED素子301が発光すると、その結像像であるドットIA94は図面上側のマイクロレンズ32の光軸上に形成される。符号EA188で示されるLED素子301が発光すると、その結像像であるドットIA188は、符号EB1で示されるLED素子301の結像像であるドットIB1の0.0424mm上側に形成される。図面中央のマイクロレンズ32の光軸上にある符号EB94で示されるLED素子301が発光すると、その結像像であるドットIB94は図面中央のマイクロレンズ32の光軸上に形成される。符号EB188で示されるLED素子301が発光すると、その結像像であるドットIB188は、符号EC1で示されるLED素子301の結像像であるドットIC1の0.0424mm上側に形成される。図面下側のマイクロレンズ32の光軸上にある符号EC94で示されるLED素子301が発光すると、その結像像であるドットIC94は図面下側のマイクロレンズ32の光軸上に形成される。
次に、本発明の実施例1の効果を確認するため、図11の実施例1〜6、および比較例1〜6に示す構成のLEDヘッド3(露光装置)を搭載したプリンタ100を用いてそれぞれの印字画像を評価した。
尚、図11において、開口数N.A.(Numerical Aperture)は、レンズに入射する光の最大円錐の頂角の半分の角度をθ°とした時、sin(θ)で表すことができる。開口数の最大値は1で、開口数が大きい程レンズが光線を取り込む領域が大きくなるため、明るい像を形成することができる。
また、MTF(Modulation Transfer Function)とは、露光装置の解像度を示し、露光装置中に発光しているLED素子による結像像の光量のコントラストを示す。100%が結像像のコントラストが最も大きく、露光装置としての解像度が高いことを示し、MTFが小さいほど光量のコントラストは小さく、露光装置としての解像度は低くなる。
結像像の光量の最大値をImax、隣り合う2つの結像像の間の光量の最小値をIminとしたとき、MTF(%)は、下記の数式2で表せる。
<MTF>=(Imax−Imin)/(Imax+Imin)×100%…式2
画像の評価は、図10に示すように、0.0846mm間隔でトナーの1ドットを形成する評価画像データ、すなわち、600dpiで形成することができる全ドットの内、1つ置きにドットを形成する評価画像データを用いて印字処理を行い、実施例1〜6および比較例1〜6の印字画像について、それぞれ画像濃度の均一性を評価することで行った。
その結果、実施例1〜6のLEDヘッド3を用いた場合は、濃度が均一な良好な画像が得られた。他方、比較例1〜6のLEDヘッド3を用いた場合は、評価画像の一部にLED素子301の配列方向と交差する方向に高濃度の筋とトナー像が形成されていない白い筋が見られた。
また、MTFについては、LEDヘッド3のレンズアレイ基板31の結像面側(感光体ドラム41側)端面から図11中の距離LI(mm)離れた位置の上記評価画像の結像像を顕微鏡デジタルカメラにより撮影し、その撮像画像よりLED素子301の結像像の光量分布を解析することで算出した。
その結果、上述した画像評価で良好な画像が得られた実施例1〜6の場合、MTFは、何れも85%以上であった。他方、評価画像の一部に筋が見られた比較例1〜6の場合は、MTFは何れも75%以下であった。
ここで、良好な画像が得られた実施例1〜6に示すLEDヘッド3について、マイクロレンズ32の倍率の絶対値magとLEDアレイ30の長さSYの関係をグラフに示すと図12が得られた。図中の黒丸は、実施例1〜6に該当するもので、曲線SY=12.0/mag上にある。また、SYの値が小さいほど光学系の解像度特性が向上することを考慮すると、下記の数式3を満たすLEDヘッド3を用いることで、良好な印刷画像が得られる高解像度のプリンタ100を構成することができることが確認された。
SY≦12.0/mag ・・・式3
因みに、比較例1〜6の場合は、図10より、SY>12.0/magとなっている。
また、図示しないが、LEDアレイ30の長さSYが異なるが、開口数N.Aと倍率の絶対値magが同じであるLEDヘッドを複数個作製し、それぞれのMTFを比較したところ、LEDアレイ30の長さSYが小さい程、LED素子301の結像像のMTFが高い結果が得られた。すなわち、開口数N.A.と倍率の絶対値magが同じである場合、LEDアレイ30の長さSYが小さい程、光学系の解像度が高くなることが判明した。
以上、本発明の実施例1によれば、レンズアレイ基板31に配列された複数のマイクロレンズ32の各々がLEDアレイ基板300に配列された各LEDアレイ30の拡大像を形成するように構成したので、部品点数を削減した単純な構成で十分な解像度特性を得ることができる。
また、各LEDアレイ30と各マイクロレンズ32の光軸を合わせた状態で一体的に形成したので、複雑なレンズの位置合わせが不要となり、露光装置の生産性を向上できると共に、装置の小形化に寄与できる。
また、LEDアレイ30両端部の発光点間距離をSYとし、マイクロレンズ32の倍率の絶対値をmagとした時、SY≦12.0/magとしたので、結像像の解像度が向上し、高解像度の露光装置を提供することができる。
この場合、発光点間距離SYを2.0〜6.0mmに、または、マイクロレンズ32の倍率の絶対値magを2.0〜4.0にするとより好ましい。
これは、SYが2.0mm未満であると、所定の露光範囲を確保するのに必要なLEDアレイ30とマイクロレンズ32の数が多くなって部品点数が増加すると共に、SYが4.0mmを越えると、LEDアレイ30から結像面までの距離が長くなって露光装置が大型化するためである。
また、magが2未満であると、所定の拡大像を得るためにLED素子301のサイズを大きくする必要があり、これにより、製造コストがアップすると共に、magが4を越えると、結像の際、直線状に配列されたLED素子301の位置的な乱れが強調され、印字品質が劣化するためである。
また、LEDアレイ基板300とレンズアレイ基板31との間に、各LEDアレイ30の出射光を絞る絞り34を設け、結像に寄与しない光を遮光するようにしたので、隣接するLEDアレイ30の光による影響を防止することができ、結像像の解像度をより一層向上することができる。
また、複数のマイクロレンズ32を一体成形にて形成したので、個々のマイクロレンズ32の位置精度や各レンズ面の中心位置の精度を高くすることができ、作製時の組立誤差を低減できると共に、部品点数を削減し、生産性を向上できる。
以上、本実施例1では、画像形成装置としてカラー電子写真方式のプリンタについて説明したが、本発明は電子写真方式のファクシミリ機、複写機、或いは、複数の機能を併せ持つ複合機にも勿論適用可能であり、カラー画像を形成するものでも、モノクロ画像を形成するものでも良い。
また、LEDアレイ30は、1つのチップで構成したが、複数のチップを隣接して配置した構成としても良い。
また、レンズアレイ基板31は、複数のマイクロレンズ32が一体に成形されているものを使用したが、個々のマイクロレンズ32を個別に成形して配置したものでも良い。また、マイクロレンズ32は、1枚のレンズで構成したが、複数のレンズを光軸方向に組み合わせて構成しても良い。
また、マイクロレンズ32の面は非球面形状に限るものではなく、一方の方向の面形状に対し他方の方向の面形状が異なる、光軸に対し非軸対照なアナモルフィック非球面やトロイダル面やシリンダ面を形成しても良く、公知の自由曲面を形成しても良い。これらにより、レンズの収差が低減され、解像度特性を向上できる。また、マイクロレンズ32は球面や放物面としても良い。これにより、比較的収差が大きく光学特性は低下するが、比較的容易に、且つ精度良く作製することができ、生産性を向上できる。
次に、図13〜図21に基づいて本発明の実施例2に係る読取装置を説明する。
図13は本発明の実施例2に係る読取装置の概略構成図、図14は読取ヘッドの構成図、図15は読取ヘッドの断面図、図16は受光素子アレイの構成を示す図、図17は原稿画像が入射される受光素子アレイの位置を示す図、図18はマイクロレンズの縮小率を説明する図、図19は読出取制御部の構成を示すブロック図、図20は実施例の読取りヘッドと比較例の読取りヘッドを示す図、図21はred−RY曲線を示す図である。
本実施例による読取装置としてのスキャナ500は、図13に示すように、原稿507が載置される原稿台502と、原稿を読み取る読取ヘッド400と、読取ヘッド400を支持するレール503と、読取ヘッド400を移動させる駆動ベルト505と、駆動ベルト505を張架する滑車504と、滑車504を回転させて駆動ベルト505を駆動させるモータ506とを備えている。駆動ベルト505は読取ヘッド400に連結されている。
上記読取りヘッド400は、原稿507の表面で反射した光の像を取り込んで電気信号に変換するもので、原稿507に光を照射するランプ501と、図14に示すように、原稿507から反射された光の光路を変更するミラー402と、ミラー402の反射光を入射し、原稿画像の結像像を形成するレンズアレイ基板431と、原稿画像の結像像を電気信号に変換する撮像部としてのラインセンサ410と、原稿画像の結像に寄与しない光を遮光する開口部で成る絞り434を複数形成した絞り板433とを備えている。
上記レンズアレイ基板431は、複数のマイクロレンズ432が直線状に配列された1枚のレンズで構成されており、レンズアレイ基板431と絞り板433とは、各マイクロレンズ432と絞り434とが互いに対向するように一体成形されている。尚、レンズアレイ基板431は、上述した実施例1のレンズアレイ基板31と同じ材料で形成されている。
また、ラインセンサ410は、複数の受光素子403が直線状に配列された受光素子アレイ401(図16参照)を一定の間隔で複数直線状に配列させて構成されている。
上記受光素子アレイ401は、図15に示すように、受光素子403の配列方向と同じ方向に所定の間隔Pをもって1列に配置されている。マイクロレンズ432と絞り434とは受光素子403の配列方向と平行に、且つ受光素子アレイ401と同じ間隔をもって直線状に配列されている。受光素子アレイ401の受光素子配列方向の中心と絞り434とマイクロレンズ432はそれぞれの光軸を一致させるように一体的に配置されている。
ここで、原稿507とマイクロレンズ432との間の間隔はLIであり、マイクロレンズ432の入射面と出射面との間の間隔はTHである。マイクロレンズ432と受光素子アレイ401との間隔はLOであり、受光素子アレイ401と原稿507との間隔はLTである。マイクロレンズ432の半径はRLであり、その縮小率の絶対値はredである。絞り434の開口半径はRAである。
上記受光素子アレイ401は、図16に示すように、複数の受光素子403が一定の間隔RPをもって直線状に配置されて構成されている。受光素子403は正方形を成す。また、受光素子アレイ401の受光素子403が配列されている領域の受光素子403の配列方向の長さはRYである。すなわち、受光素子403の両端部に配置されている受光素子403の間の長さがRYである。
尚、受光素子アレイ401の解像度SRは、1インチ当たりに配列される受光素子403の個数で示され、単位はdpiである。
ここで、上記マイクロレンズ432の縮小率について、図18に基づいて説明する。
図18において、マイクロレンズ432の光軸方向で、マイクロレンズ432の入射面よりLO離れた面を面SI、マイクロレンズ432の光軸方向で、マイクロレンズ432の出射面よりLI離れた面を面SOとする。また、面SOとマイクロレンズ432の光軸との交点を原点O、光源の位置をOYとし、マイクロレンズ432が倒立像を形成する時、光源により面SI上に形成される結像像の位置をIYとすると、マイクロレンズ432の縮小率は−IY/OYとなり、マイクロレンズ432の縮小率の絶対値redは、IY/OYとなる。
尚、本実施例2のレンズアレイ基板431、絞り板433、絞り434の構成や各面間隔等は、上述した実施例1のLEDヘッド3の場合と同じである。
本実施例では、マイクロレンズ432の縮小率の絶対値red、受光素子403の配列間隔をRP、受光素子アレイ401の配列方向の長さをRY、受光素子アレイ401の配列間隔をPとすると、P=(RY+RP)/redの関係を満たすようにラインセンサ410が構成されている。
次に、原稿画像に対応する受光素子アレイ401に配置されている受光素子403の位置関係を、図17に基づいて説明する。
図17では、受光素子アレイ401上に受光素子403が188個配列されている例を示している。この時、受光素子403の解像度RPは1200dpiであり、受光素子403の配列方向の長さRYは4.0mmである。
図17において、原稿画像の各ドットを188個ずつ、A、B、Cに分け、図面上から下方向へ向かい、A−1、A−2、・・・A−187、A−188、B−1、B−2、・・・B−187、B−188、C−1、C−2、・・・C−187、C−188とする。この時、レンズアレイ基板431の各マイクロレンズ432は倒立縮小像を形成するので、原稿画像の各ドットに対応する受光素子403は、図面上から下方向へ向かい、A−188、A−187、・・・、B−188、B−187、・・・B−2、B−1、C−188、C−187、・・・、C−2、C−1のように配置されることになる。
また、スキャナ500は、外部装置(外部端末やネットワーク)からの読出し要求に応じて画像電子データの送信制御を行う読出制御部520を備えている。
当読出制御部520は、図19に示すように、入出力装置514、制御装置513、記憶装置512、A/D変換器510、画像処理装置511で構成されている。
次に、本実施例によるスキャナ500の動作を、図13、図14、図19に基づいて説明する。
図19に示される入出力装置514により、外部装置からの画像電子データの読出し要求が受信されると、図13において、スキャナ500のランプ501が点灯し、その光により、原稿台502に載置された原稿507の表面が照射され、原稿507の表面で反射した光が読取ヘッド400内に取り込まれる。モータ506の回転動作により、駆動ベルト505が駆動され、読取ヘッド400とランプ501が一体的に水平方向に移動し、その間に読取ヘッド400は、原稿全面からの反射光を取り込む。
すなわち、図14において、原稿507からの反射光は、原稿台502を透過し、ミラー402により光路変更されてレンズアレイ基板431の各マイクロレンズ432に入射される。この際、レンズアレイ基板431に入射された光の内、原稿画像に寄与しない一部の光(迷光)は、絞り板433によって遮光される。各マイクロレンズ432により縮小率の絶対値redで倒立縮小された原稿画像の結像像は、ラインセンサ410の各受光素子アレイ401に形成され、受光素子アレイ401において、この結像像の輝度情報がアナログ信号に変換される。
受光素子アレイ401から出力されたアナログ信号は、図19において、A/D変換器510に入力され、このA/D変換器510において、デジタルデータに変換される。さらに、原稿画像のデジタルデータは、画像処理装置511において所定の補正処理がなされた後、制御装置513を介して記憶装置512に一時記憶される。そして、外部装置からの読出し要求に応じ、記憶装置512に記憶された原稿画像の電子データは、制御装置513と入出力装置514を介して外部装置に送信される。
次に、本発明の実施例2の効果を確認するため、図20の実施例1〜6、および比較例1〜6に示す構成の読取ヘッド400を搭載したスキャナ500を用いて原稿画像を評価した。
画像評価は、図10に示したように、0.0846mm間隔で1ドットを形成する評価画像、すなわち、600dpiで形成することができる全ドットの内、1つ置きにドットを形成する評価画像を用い、実施例1〜6および比較例1〜6の読取ヘッド400について、それぞれ評価画像の電子データ(画像データ)を作成し、この画像データを基にそれぞれの画像読み取り状態(画像データによる濃淡品質)を評価することで行った。
その結果、実施例1〜6の読取ヘッド400を用いた場合は、読み取り不良は発生せず、均一濃度の良好な画像データが得られた。他方、比較例1〜6の読取ヘッド400を用いた場合は、読み取り不良により、評価画像データの一部に受光素子403の配列方向と交差する方向の筋状の濃度差が認められた。
また、実施例1〜6および比較例1〜6の読取ヘッド400のレンズアレイ基板431は、上述した実施例1に示すLEDヘッド3のレンズアレイ基板31と同一構造であるから、結像像の解像度を示すMTFは、図11に示した通りである。
すなわち、良好な画像データが得られた実施例1〜6の場合、MTFは何れも85%以上である、読み取り不良が発生した比較例1〜6の場合は、MTFは何れも75%以下である。
ここで、良好な画像データが得られた実施例1〜6に示す読取りヘッド400について、マイクロレンズ432の縮小率の絶対値redと受光素子アレイ401の長さRYの関係をグラフに示すと、図21が得られた。図中の黒四角は、実施例1〜6に該当するもので、直線RY=12.0×red上にある。
また、開口数N.A.と縮小率の絶対値redが同じである場合は、受光素子アレイ401の長さRYが小さい程、マイクロレンズ432の解像度特性が向上することを考慮すると、下記の数式4を満たす読取ヘッド400を用いることで、読み取り不良の発生しない高解像度のスキャナ500を構成できることが確認された。
R≦12.0×red ・・・式4
因みに、図20によれば、比較例1〜6の場合、RY>12.0×redとなっている。また、同じ縮小率の時、実施例1〜6の場合の方が比較例1〜6の場合より、受光素子403を小さくすることができる。
以上、本発明の実施例1によれば、レンズアレイ基板431に配列された複数のマイクロレンズ432の各々が、ラインセンサ410に配列された複数の受光素子アレイ401上に原稿画像の縮小像を形成するように構成したので、部品点数を削減した単純な構成で十分な解像度特性を得ることができる。
また、各受光素子アレイ401と各マイクロレンズ432の光軸を合わせた状態で一体的に配置されているので、複雑なレンズの位置合わせが不要となり、読取装置の生産性を向上できると共に、装置小形化に寄与できる。
また、受光素子アレイ401両端部の受光素子間距離をRYとし、マイクロレンズ432の縮小率の絶対値をredとした時、RY≦12.0×redとしたので、結像像の解像度を向上することができ、高解像度の読取装置500を提供することができる。
また、ラインセンサ410とレンズアレイ基板431との間に、各レンズからの出射光を絞る絞り板433を設け、結像に寄与しない光線を遮光するようにしたので、隣接するレンズの出射光による影響を防止することができ、結像像の解像度をより一層向上することができる。
また、複数のマイクロレンズ432を一体成形にて形成したので、個々のレンズの位置精度や各レンズ面の中心位置の精度を高くすることができ、作製時の組立誤差を低減できると共に、部品点数の削減により、生産性を向上できる。
以上、本実施例2では、原稿画像を電子データに変換する読取装置として、スキャナについて説明したが、本発明は光学的信号を電気信号に変換するセンサやスイッチ、およびこれらを用いた入出力装置、生体認証装置、通信装置、寸法測定器等にも勿論適用可能である。
また、撮像部410としてラインセンサを用いたが、エリアセンサを用いることも勿論可能である。
本発明の実施例1に係る画像形成装置の概略構成図である。 LEDヘッドの分解斜視図である。 LEDヘッドの断面図である。 LEDアレイの構成を示す図である。 マイクロレンズの倍率を説明する図である。 LED素子の出射光による感光体上の結像位置を示す図である。 LED制御部の構成を示すブロック図である。 結像に寄与しないLED素子の出射光が遮光されるのを示す図である。 LED素子の出射光による像が感光体ドラムに形成される動作を示す図である。 評価画像を示す図である。 実施例1のLEDヘッドと比較例のLEDヘッドを示す図である。 mag−SY曲線を示す図である。 本発明の実施例2に係る読取装置の概略構成図である。 読取ヘッドの構成図である。 読取ヘッドの断面図である。 受光素子アレイの構成を示す図である。 原稿画像が入射される受光素子アレイの位置を示す図である。 マイクロレンズの縮小率を説明する図である。 読出取制御部の構成を示すブロック図である。 実施例2の読取りヘッドと比較例の読取りヘッドを示す図である。 red−RY曲線を示す図である。
符号の説明
3 露光装置(LEDヘッド)
30 発光点アレイ(LEDアレイ)
31 レンズアレイ基板
32 レンズ(マイクロレンズ)
33 絞り板
34 絞り
100 画像形成装置(プリンタ)
300 発光点アレイ基板(LEDアレイ基板)
301 発光点(LED素子)
401 受光素子アレイ
403 受光素子
410 撮像部(ラインセンサ)

Claims (11)

  1. 複数の発光点が直線状に配列された発光点アレイを所定の間隔で複数直線状に配列させた発光点アレイ基板と、
    前記各発光点アレイに対応して配置され、前記発光点アレイの拡大像を形成する複数のレンズを備えるレンズアレイ基板とを有し、
    前記発光点アレイ基板と前記レンズアレイ基板とは、前記各発光点アレイと前記各レンズの光軸を合わせた状態で略平行に配置され、
    前記発光点アレイ両端部の発光点間距離をSYとし、前記レンズの倍率の絶対値をmagとした時、
    SY≦12.0/magであることを特徴とする露光装置。
  2. 前記SYは2.0〜6.0mmであることを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  3. 前記magは2.0〜4.0であることを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  4. 前記発光点アレイ基板と前記レンズアレイ基板との間に、前記各発光点アレイからの出射光を絞る絞りを設けた絞り板が設けられ、これら発光点アレイ基板と絞り板とレンズアレイ基板とが、それぞれ前記発光点アレイと前記絞りと前記レンズの光軸を合わせた状態で一体的に配置されていることを特徴とする請求項1から請求項3までの何れかに記載の露光装置。
  5. 前記複数のレンズは一体成形にて形成されて成ることを特徴とする請求項1から請求項4までの何れかに記載の露光装置。
  6. 前記レンズは、光軸方向に1枚のレンズで構成されていることを特徴とする請求項1から請求項5までの何れかに記載の露光装置。
  7. 請求項1から請求項6までの何れかに記載の露光装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
  8. 複数の受光素子が直線状に配列された受光素子アレイを所定の間隔で複数直線状に配列させた撮像部と、
    前記各受光素子アレイに対応して配置され、原稿画像の縮小像を前記受光素子アレイ上に形成する複数のレンズを備えるレンズアレイ基板とを有し、
    前記撮像部と前記レンズアレイ基板とは、前記各受光素子アレイと前記各レンズの光軸を合わせた状態で略平行に配置され、
    前記受光素子アレイ両端部の受光素子間距離をRYとし、前記レンズの縮小率の絶対値をredとした時、
    RY≦12.0×redであることを特徴とする読取装置。
  9. 前記撮像部と前記レンズアレイ基板との間に、前記各レンズからの出射光を絞る絞りを設けた絞り板が設けられ、これら撮像部と絞り板とレンズアレイ基板とが、それぞれ前記受光素子アレイと前記絞りと前記レンズの光軸を合わせた状態で、前記レンズアレイ基板と前記絞り板とが一体的に形成されていることを特徴とする請求項8に記載の読取装置。
  10. 前記複数のレンズは一体成形にて形成されて成ることを特徴とする請求項8または請求項9に記載の読取装置。
  11. 前記レンズは、光軸方向に1枚のレンズで構成されていることを特徴とする請求項8から請求項10までの何れかに記載の読取装置。
JP2008057011A 2008-03-06 2008-03-06 露光装置、画像形成装置及び読取装置 Pending JP2009216730A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008057011A JP2009216730A (ja) 2008-03-06 2008-03-06 露光装置、画像形成装置及び読取装置
US12/391,647 US20090225147A1 (en) 2008-03-06 2009-02-24 Exposing Device, Image Forming Apparatus and Reading Apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008057011A JP2009216730A (ja) 2008-03-06 2008-03-06 露光装置、画像形成装置及び読取装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009216730A true JP2009216730A (ja) 2009-09-24

Family

ID=41053166

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008057011A Pending JP2009216730A (ja) 2008-03-06 2008-03-06 露光装置、画像形成装置及び読取装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20090225147A1 (ja)
JP (1) JP2009216730A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012063659A (ja) * 2010-09-17 2012-03-29 Oki Data Corp レンズアレイ、レンズユニット、ledヘッド、露光装置、画像形成装置、読取装置、レンズアレイの製造方法および成形型
JP2016097609A (ja) * 2014-11-25 2016-05-30 コニカミノルタ株式会社 光書込装置及び画像形成装置

Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6015622A (ja) * 1983-07-08 1985-01-26 Fuji Xerox Co Ltd 光情報の書込み装置
JPH08104030A (ja) * 1994-09-30 1996-04-23 Kyocera Corp 画像装置
JPH09234901A (ja) * 1996-02-29 1997-09-09 Kyocera Corp 画像装置
JPH10297020A (ja) * 1997-04-25 1998-11-10 Kyocera Corp 光プリンタヘッド
JPH1148526A (ja) * 1997-07-31 1999-02-23 Kyocera Corp 光プリンタヘッド
JPH11309903A (ja) * 1998-04-28 1999-11-09 Kyocera Corp 画像形成装置
JPH11334145A (ja) * 1998-05-29 1999-12-07 Kyocera Corp 光プリンタヘッド
JP2000025270A (ja) * 1998-03-31 2000-01-25 Kyocera Corp 光プリンタヘッド
JP2000218856A (ja) * 1999-01-29 2000-08-08 Kyocera Corp 光プリンタヘッド
JP2000309122A (ja) * 1999-04-28 2000-11-07 Kyocera Corp 光プリンタヘッド
JP2003276247A (ja) * 2002-03-26 2003-09-30 Oki Data Corp 光プリントヘッド及びその製造方法並びに画像形成装置
JP2004209703A (ja) * 2002-12-27 2004-07-29 Nippon Sheet Glass Co Ltd 光書き込みヘッド
JP2005047038A (ja) * 2003-07-30 2005-02-24 Ricoh Co Ltd 光書込ユニットと画像形成装置
JP2008036937A (ja) * 2006-08-04 2008-02-21 Seiko Epson Corp ラインヘッド及び該ラインヘッドを用いた画像形成装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5023442A (en) * 1988-06-21 1991-06-11 Rohm Co., Ltd. Apparatus for optically writing information
US5444520A (en) * 1993-05-17 1995-08-22 Kyocera Corporation Image devices
US5655189A (en) * 1994-05-27 1997-08-05 Kyocera Corporation Image device having thermally stable light emitting/receiving arrays and opposing lenses
US6330017B1 (en) * 1994-10-12 2001-12-11 Ricoh Co., Ltd. Light emitting diode array head including focusing lenses
JP3318171B2 (ja) * 1995-11-10 2002-08-26 株式会社リコー 発光ダイオードアレイおよび光書込装置
US7432947B2 (en) * 2005-05-25 2008-10-07 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Apparatus and method of electrophotographic printing employing diffusive light sources and apparatus and method of scanning a document
US20080030566A1 (en) * 2006-08-04 2008-02-07 Seiko Epson Corporation Line Head and Image Forming Apparatus Using the Same

Patent Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6015622A (ja) * 1983-07-08 1985-01-26 Fuji Xerox Co Ltd 光情報の書込み装置
JPH08104030A (ja) * 1994-09-30 1996-04-23 Kyocera Corp 画像装置
JPH09234901A (ja) * 1996-02-29 1997-09-09 Kyocera Corp 画像装置
JPH10297020A (ja) * 1997-04-25 1998-11-10 Kyocera Corp 光プリンタヘッド
JPH1148526A (ja) * 1997-07-31 1999-02-23 Kyocera Corp 光プリンタヘッド
JP2000025270A (ja) * 1998-03-31 2000-01-25 Kyocera Corp 光プリンタヘッド
JPH11309903A (ja) * 1998-04-28 1999-11-09 Kyocera Corp 画像形成装置
JPH11334145A (ja) * 1998-05-29 1999-12-07 Kyocera Corp 光プリンタヘッド
JP2000218856A (ja) * 1999-01-29 2000-08-08 Kyocera Corp 光プリンタヘッド
JP2000309122A (ja) * 1999-04-28 2000-11-07 Kyocera Corp 光プリンタヘッド
JP2003276247A (ja) * 2002-03-26 2003-09-30 Oki Data Corp 光プリントヘッド及びその製造方法並びに画像形成装置
JP2004209703A (ja) * 2002-12-27 2004-07-29 Nippon Sheet Glass Co Ltd 光書き込みヘッド
JP2005047038A (ja) * 2003-07-30 2005-02-24 Ricoh Co Ltd 光書込ユニットと画像形成装置
JP2008036937A (ja) * 2006-08-04 2008-02-21 Seiko Epson Corp ラインヘッド及び該ラインヘッドを用いた画像形成装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012063659A (ja) * 2010-09-17 2012-03-29 Oki Data Corp レンズアレイ、レンズユニット、ledヘッド、露光装置、画像形成装置、読取装置、レンズアレイの製造方法および成形型
JP2016097609A (ja) * 2014-11-25 2016-05-30 コニカミノルタ株式会社 光書込装置及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20090225147A1 (en) 2009-09-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7385169B2 (en) Contact image sensor and methods for aligning a light element array substrate thereof
JP5789499B2 (ja) レンズアレイ、レンズユニット、ledヘッド、露光装置、画像形成装置及び読取装置
JP4402674B2 (ja) レンズアレイ、ledヘッド、露光装置及び画像形成装置
JP5030828B2 (ja) レンズアレイ並びにそれを有するledヘッド、露光装置、画像形成装置及び読取装置
JP5584262B2 (ja) レンズユニット、ledヘッド、露光装置、画像形成装置および読取装置
US8023205B2 (en) Lens array, light emitting diode head, exposure device, image forming apparatus, and reading apparatus
JP2008083576A (ja) レンズアレイ、露光装置、画像形成装置及び読取装置
JP2010164658A (ja) レンズアレイ、レンズユニット、ledヘッド、露光装置、画像形成装置および読取装置
US6717606B2 (en) Optical print head and image forming apparatus using a rod lens with a predetermined conjugate length
JP4906798B2 (ja) レンズアレイ、ledヘッド、露光装置、画像形成装置及び読取装置
JP2014115411A (ja) レンズアレイ、画像形成装置及び画像読取装置
JP2013088660A (ja) 結像素子アレイ及び画像形成装置
JP2012230252A (ja) レンズアレイ、レンズユニット、露光装置、画像形成装置、及び読み取り装置
JP2011095627A (ja) レンズユニット、ledヘッド、露光装置、画像形成装置および読取装置
JP2004126192A (ja) 光走査装置及びそれを用いた画像形成装置
JP5222161B2 (ja) レンズユニット、ledヘッド、露光装置、画像形成装置および読取装置
JP4416581B2 (ja) 露光装置、ledプリントヘッド及びこれを備えた画像形成装置
JP2009216730A (ja) 露光装置、画像形成装置及び読取装置
JP5386790B2 (ja) 露光装置および画像形成装置
JP5797014B2 (ja) レンズユニット、ledヘッド、画像形成装置および読取装置
JP5775389B2 (ja) レンズアレイ、レンズユニット、ledヘッド、露光装置、画像形成装置および読取装置
JP5261220B2 (ja) レンズアレイ、ledヘッド、露光装置、画像形成装置および読取装置
JP2009151339A (ja) レンズアレイ、露光装置、画像形成装置及びledヘッド
JP2011095769A (ja) レンズアレイ並びにそれを有する露光装置、画像形成装置及び読取装置
JP5096091B2 (ja) 露光装置及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090825

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100629

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100825

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110913

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120124