JP2009216542A - 流量計 - Google Patents
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Abstract
【課題】感震判定により遮断事象を判定するときに、地震による遮断事象と、流量計の横倒しによる遮断事象とを区別可能な別々の遮断事象として遮断履歴に記憶する。
【解決手段】流量計の一例であるガスメータ10は、振動を検知して検知信号を出力する感震器2と、感震器2から出力された検知信号に基づいてガス流路21を遮断すべき遮断事象が発生したか否かを判定する感震判定手段3と、感震判定手段3により遮断事象であることが判定されたとき、判定結果に応じてガス流路21を遮断する遮断弁5と、感震判定手段3による判定した遮断事象を遮断履歴として記憶する記憶部6とを備えている。そして記感震判定手段3は、感震器2から出力された検知信号に基づく遮断事象が、地震であるかまたはガスメータ10が横倒しとなったものであるかを判定する。記憶部6は、地震による遮断事象と、横倒しによる遮断事象とを別の情報として遮断履歴に記憶する。
【選択図】図1
【解決手段】流量計の一例であるガスメータ10は、振動を検知して検知信号を出力する感震器2と、感震器2から出力された検知信号に基づいてガス流路21を遮断すべき遮断事象が発生したか否かを判定する感震判定手段3と、感震判定手段3により遮断事象であることが判定されたとき、判定結果に応じてガス流路21を遮断する遮断弁5と、感震判定手段3による判定した遮断事象を遮断履歴として記憶する記憶部6とを備えている。そして記感震判定手段3は、感震器2から出力された検知信号に基づく遮断事象が、地震であるかまたはガスメータ10が横倒しとなったものであるかを判定する。記憶部6は、地震による遮断事象と、横倒しによる遮断事象とを別の情報として遮断履歴に記憶する。
【選択図】図1
Description
本発明は、流量計、より詳細には、感震判定結果に応じて流体流路を遮断したときの遮断履歴の記憶機能を備えた流量計に関する。
流体を計測対象として、その流量を計測する流量計には、例えばガスメータや水道メータなどがある。例えばガスメータの場合には、消費者による燃料用ガス(以下、単に「ガス」という。)の消費量を測定するために、消費者ごとにガスメータが設置されている。ガスメータとしては、ガス流量を測定する測定機能に加えて、ガス流路のガス圧力を監視する機能、外部と通信する機能、地震等の振動を監視する機能、及びガス利用に係る消費者の安全を確保する保安機能等を有するものも知られている。
これらのガスメータの各種機能は、例えば、ガスメータに搭載されたマイクロコンピュータにより実行される。一般的にガスメータは、地震などの振動を測定するために感震器を備えており、地震などの振動を検知するとガス流路を遮断したり警告したりするなどの保安機能が働く。
またガス流路を遮断したときの遮断事象の情報は、遮断履歴として記憶部に記憶され、通信により外部機器から読み出することができる。ガス流路が遮断される遮断事象としては、ガス流量の測定結果の異常による遮断、ガス圧力の監視結果の異常による遮断、及び振動を監視した結果の異常による遮断(感震遮断)などが一般的である。ガス流路を遮断すべき遮断事象が発生すると、その遮断事象が記憶部に記憶される。また、記憶部は、一般的に3回分の遮断事象を遮断履歴として記憶している。
感震信号に基づいて弁を遮断するようにした機能をもつ技術として、例えば特許文献1のガス遮断装置がある。特許文献1では、ガスメータの設置時の感震入力に伴う無駄な待ち時間をなくし、誤操作によるガス通路の閉栓を防止することを目的とした構成が開示されている。
特開2006−242442号公報
上記のように、従来のガスメータでは、遮断事象が発生したことを示す遮断履歴は、3回分の遮断事象のみが遮断履歴として記憶されるものであった。従って、4回前に発生した遮断事象は、後から記憶部を参照しても確認することができなかった。
また、ガスメータに異常が発生して交換のために取り外す際などに、作業者がガスメータを横倒しにして置くと、ガスメータでは、横倒しになったことで感震遮断と認識し、遮断履歴の更新を行ってしまっていた。このとき、さらにガスメータの位置などを動かして複数回にわたり感震遮断が発生すると、遮断履歴として記憶する3回分の遮断事象が、全て感震遮断になってしまっていた。これにより、ガスメータの実際の運用中に発生した遮断事象の履歴が消去され、必要な遮断事象を確認することができなくなる、という問題が発生していた。
また、ガスメータに異常が発生して交換のために取り外す際などに、作業者がガスメータを横倒しにして置くと、ガスメータでは、横倒しになったことで感震遮断と認識し、遮断履歴の更新を行ってしまっていた。このとき、さらにガスメータの位置などを動かして複数回にわたり感震遮断が発生すると、遮断履歴として記憶する3回分の遮断事象が、全て感震遮断になってしまっていた。これにより、ガスメータの実際の運用中に発生した遮断事象の履歴が消去され、必要な遮断事象を確認することができなくなる、という問題が発生していた。
図4は、従来の流量計における遮断履歴の生成処理の一例を説明するための図で、記憶部に記憶されている遮断履歴の状態を時系列で示すものである。本例では、記憶部には過去3回分の遮断事象が遮断履歴として記憶され、新たに発生した遮断事象を更新して記憶する際には、最も古い遮断事象から消去されていくものとする。
ガスメータの遮断履歴には、例えば図4(A)のような遮断事象が記憶される。ここでは図示する各遮断事象に対応付けられた所定形式の情報が記憶されているものとする。この例では、過去3回分の遮断履歴として記憶されている遮断事象は、「地震で遮断」、「流量異常で遮断」、「圧力異常で遮断」である。ここでは「圧力異常で遮断」した後に「流量異常で遮断」し、一番最近に「地震で遮断」していることがわかる。
ガスメータの遮断履歴には、例えば図4(A)のような遮断事象が記憶される。ここでは図示する各遮断事象に対応付けられた所定形式の情報が記憶されているものとする。この例では、過去3回分の遮断履歴として記憶されている遮断事象は、「地震で遮断」、「流量異常で遮断」、「圧力異常で遮断」である。ここでは「圧力異常で遮断」した後に「流量異常で遮断」し、一番最近に「地震で遮断」していることがわかる。
ここで、例えばガスメータを取り外した後にガスメータの横倒しが発生した場合には、図4(B)に示すように、一番最近の遮断事象として「地震で遮断」が記憶される。横倒しになった場合にもガスメータの感震器の動作により地震による遮断と同じ信号が発生するからである。つまり、従来では、地震による遮断であっても、ガスメータの取り外し時等における横倒し時であっても、遮断履歴として同じ「地震で遮断」が記憶されてしまい、後から遮断履歴を確認してもこれらを区別することができないため、保守管理上の問題が生じる。
また、この場合、図4(A)で最も古い遮断情報である「圧力異常で遮断」が消去されてしまう。そしてその後、横倒しにされたガスメータの移動等により、複数回の「地震で遮断」が発生すると、図4(C)〜図4(D)のように過去3回分の遮断事象の全てが「地震で遮断」として記憶され、実際の運用中で発生した「流量異常で遮断」や「地震で遮断」の情報が消去されてしまう。これにより運用中に発生した遮断事象を後から確認することができなくなってしまう。
また、特許文献1のガス遮断装置は、感震入力部から出力される感震信号の有無を感震表示部が表示するようにしたものであり、感震遮断の遮断履歴の記憶方法に関するものではない。
本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたもので、感震判定により遮断事象を判定するときに、地震による遮断事象と、流量計の横倒しによる遮断事象とを区別可能な別々の遮断事象として遮断履歴に記憶することで、保守管理上の信頼性を向上させるようにした流量計を提供することを目的とする。
請求項1の発明によると、振動を検知して検知信号を出力する感震器と、感震器から出力された検知信号に基づいて流体流路を遮断すべき遮断事象が発生したか否かを判定する感震判定手段と、感震判定手段により遮断事象であることが判定されたとき、判定結果に応じて流体流路を遮断する遮断弁と、感震判定手段による判定した遮断事象を遮断履歴として記憶する記憶部と、を備えた流量計において、感震判定手段は、感震器から出力された検知信号に基づく遮断事象が、地震であるかまたは流量計が横倒しとなったものであるかを、予め定められた条件に従って判定し、記憶部は、地震による遮断事象と、横倒しによる遮断事象とを別の情報として記憶することを特徴としたものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、記憶部は、感震判定手段により遮断事象が発生したことが判定された際に、発生した遮断事象が地震である場合には、遮断履歴を更新して発生した遮断事象を記憶し、発生した遮断事象が流量計の横倒しの場合には、横倒しの遮断事象が、流体流路を最初に遮断したときの遮断事象である場合にのみ、遮断履歴を更新し、横倒しの遮断事象が、最初に遮断した以後に連続して発生した遮断事象の場合には、遮断履歴の更新を行わないことを特徴としたものである。
請求項3の発明は、請求項1または2の発明において、記憶部は、遮断履歴として、遮断事象に加えて、遮断事象が発生したときの時刻情報を記憶することを特徴としたものである。
請求項4の発明は、請求項3の発明において、記憶部は、記憶すべき新たな遮断事象が発生した場合、新たな遮断事象と同一の遮断事象をすでに記憶している場合には、遮断事象に付加された時刻情報をのみを更新することを特徴としたものである。
請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれかの発明において、感震判定手段は、予め定められた条件として、感震器からの検知信号が所定時間以上感震判定手段に入力したときに、遮断事象が横倒しであることを判定し、検知信号が所定時間より少ない時間、感震判定手段に入力したときに、遮断事象が地震であることを判定することを特徴としたものである。
本発明によれば、地震による振動で流体流路を遮断した遮断事象と、流量計が横倒しになったときに流体流路を遮断した遮断事象とを区別可能な別々の遮断事象として記憶するようにしたので、実際の地震で発生した遮断か、流量計の交換時などに横倒しとなったときに遮断かを、記憶部に記憶した遮断履歴から確認することができ、保守管理上の信頼性を向上させることができる。
さらに本発明によれば、横倒しになったことを示す遮断事象については、流量を遮断したときの初回の遮断事象のみを記憶し、以後発生した横倒しによる遮断事象は記憶しないようにしたので、地震の振動による遮断事象、流量異常による遮断事象、及び圧力異常による遮断事象など、流量計の運用中に発生した遮断事象が全て消去されることはなく、後から確認することができる。
さらに本発明によれば、遮断履歴として、遮断事象に時刻情報を付加して記憶するようにしたので、いつ遮断事象が発生したかを、記憶部に記憶した遮断履歴から確認することができる。
さらに本発明によれば、遮断履歴を記憶する記憶手段は、初回の遮断事象を記憶した後は、以後同じ遮断事象が発生しても上記の時刻情報のみを更新させるようにしたので、記憶部に記憶させた遮断事象が消去されることなく、いつ遮断事象が発生したかを確認することができる。
さらに本発明によれば、遮断履歴を記憶する記憶手段は、初回の遮断事象を記憶した後は、以後同じ遮断事象が発生しても上記の時刻情報のみを更新させるようにしたので、記憶部に記憶させた遮断事象が消去されることなく、いつ遮断事象が発生したかを確認することができる。
以下に本発明による流量計の実施形態を添付された図面を参照しながら具体的に説明する。なお、以下の例では、流量計の一形態であるガスメータを例として説明するが、水道メータやその他流体を計測対象とする流量計に対しても以下の実施形態の適用が可能である。
図1は、本発明の流量計の一実施形態であるガスメータの概略構成を示すブロック図である。ガスメータ10は、ガス流路21のガス流量を計測するガス流量計測手段1と、振動を検知して検知信号を出力する感震器2と、感震器2からの検知信号に基づいて異常の有無を判定する感震判定手段3と、感震判定手段3による感震判定信号を送信する送信手段4と、感震判定信号に従ってガス流を遮断するガス遮断弁5と、ガス流路を遮断すべき遮断事象が発生したときの遮断履歴を記憶する記憶部6と、記憶した遮断履歴を外部通信機器20より読み出し可能とする通信部7とを備えている。感震判定手段3および送信手段4は、ガスメータの各部を制御する制御部8により実現される機能である。
感震判定手段3は、感震器2からの検知信号により震度5以上の地震振動を検知したときに地震であるものと判定するが、このときに感震器2からの検知信号の入力が所定時間以上あれば、地震ではなく、ガスメータ10が横倒しになっているものと判定する。この判定手法の詳細は後述する。
記憶部6は、感震判定手段3が判定した遮断事象を遮断履歴にして記憶する。また遮断履歴は、遮断事象にその時刻情報を付加したものとしてもよい。
記憶部6は、感震判定手段3が判定した遮断事象を遮断履歴にして記憶する。また遮断履歴は、遮断事象にその時刻情報を付加したものとしてもよい。
ガス流路が遮断される遮断事象としては、ガス流量の測定結果の異常による遮断、ガス圧力の監視結果の異常による遮断、及び振動を監視した結果の異常による遮断(感震遮断)などが一般的である。また感震遮断としては、実際の地震による遮断と、ガスメータ10が横倒しになったときの遮断とを、それぞれ別々の遮断事象として記憶部6に記憶する。
図2は、本発明における遮断履歴の生成処理の一例を説明するための図で、記憶部6に記憶されている遮断履歴の状態を時系列で示すものである。本例においても従来例と同様に、記憶部6には過去3回分の遮断事象が遮断履歴として記憶され、新たに発生した遮断事象を更新して記憶する際には、最も古い遮断事象から消去していくものとする。
ガスメータ10の記憶部6には、例えば図2(A)のような遮断事象が遮断履歴として記憶される。この例では、図示する各遮断事象に対応付けられた所定形式の情報が記憶されているものとする。この例では、過去3回分の遮断履歴として記憶されている遮断事象は、「地震で遮断」、「流量異常で遮断」、「圧力異常で遮断」である。ここでは「圧力異常で遮断」した後に「流量異常で遮断」し、一番最近に「地震で遮断」していることがわかる。
ここで、例えばガスメータ10を取り外した後にガスメータ10の横倒しが発生した場合には、図2(B)に示すように、一番最近の遮断事象として「横倒しで遮断」が記憶される。この場合、従来例と異なり、ガスメータ10が横倒しになったときには、「地震で遮断」ではなく、「横倒しで遮断」の遮断事象を記憶する。このように「地震で遮断」と「横倒しで遮断」を別々の遮断事象として記憶部6に記憶させるようにしたので、遮断事象の内容を確実に確認することができるようになる。
またこの場合、「圧力異常で遮断」が消去されてしまうが、その後、ガスメータ10の移動等により複数回の「横倒しで遮断」が発生したとしても記憶部6の遮断事象の更新は行なわないようにする。つまり、図2(B)で、ガス流路21を最初に遮断したときの「横倒しで遮断」が記憶された後は、図2(C)に示すように、以後連続して「横倒しで遮断」が発生した場合であっても、記憶部6の更新は行なわない。
これにより、ガスメータ10が横倒しになって移動されたときのように、最初にガス流路21を遮断した後連続して「横倒しで遮断」が発生しても、記憶部6の遮断事象を連続して更新してしまうことを防ぐことができる。そしてこれにより、ガスメータの実際の運用中で発生した「流量異常で遮断」や「地震で遮断」の情報が消去されることなく、これらの遮断事象の内容を後から確実に確認することができるようになる。
これにより、ガスメータ10が横倒しになって移動されたときのように、最初にガス流路21を遮断した後連続して「横倒しで遮断」が発生しても、記憶部6の遮断事象を連続して更新してしまうことを防ぐことができる。そしてこれにより、ガスメータの実際の運用中で発生した「流量異常で遮断」や「地震で遮断」の情報が消去されることなく、これらの遮断事象の内容を後から確実に確認することができるようになる。
また、本例の遮断履歴には、上記のような遮断事象に加えて、ガス流路21を遮断すべき遮断事象が発生したときの時刻情報が含まれている。このように、遮断事象に時刻情報を付加して遮断履歴として記憶させておくことにより、遮断事象がいつ発生したのかを容易に確認することができる。
次に「地震で遮断」と「横倒しで遮断」との判別手法について説明する。遮断事象が「地震で遮断」であるか「横倒しで遮断」であるかは、感震器2からの信号によって判別する。
ガスメータ10の感震器2としては、一般に剛球式の感震器が用いられる。この感震器は、地震による振動に対応して揺動するように設定された所定の重量を有する剛球が内蔵されていて、地震の発生時にその剛球が揺動すると、その機械的な揺動を電気的に検知して、地震の発生を検知するようになっている。この場合、地震による振動のみならず、ガスメータを取り外して横倒しにした場合でも、剛球が偏って電気的に検知され、地震時と同様の検知信号が発生する。
ガスメータ10の感震器2としては、一般に剛球式の感震器が用いられる。この感震器は、地震による振動に対応して揺動するように設定された所定の重量を有する剛球が内蔵されていて、地震の発生時にその剛球が揺動すると、その機械的な揺動を電気的に検知して、地震の発生を検知するようになっている。この場合、地震による振動のみならず、ガスメータを取り外して横倒しにした場合でも、剛球が偏って電気的に検知され、地震時と同様の検知信号が発生する。
また、上記特許文献1に記載された感震器のように、剛球を内蔵したケースがオイルなどによりフローティング状態で支持され、ガスメータの傾きがあっても剛球を内蔵するケースが垂直方向に直立するようになっているものもある。しかしながらこの場合にも、ガスメータが横倒しになってから、ケースが直立するまでに時間がかかり、それまでの間、剛球が偏ったままとなって地震時と同様の検知信号が発生し続ける。
これらのことから、本発明に係る実施形態では、制御部8の感震判定手段3は、感震器2による振動の検知信号が所定時間以上検出された場合に、ガスメータ10が横倒しになったものと判定し、所定時間より少ない時間、感震器2による振動の検知信号が検出された場合には、地震による振動が生じたものと判定する。所定時間としては、感震器2の構成に応じて、ガスメータ10の横倒しが確実に検知できる長さの時間を設定する。
図3は、本発明における遮断履歴の生成処理の他の例を説明するための図で、記憶部6に記憶されている遮断履歴の状態を時系列で示すものである。本例においては、記憶部6の記憶領域は、遮断事象の数に応じて設定されている。つまりこの例では、記憶すべき遮断事象として、「横倒しで遮断」、「地震で遮断」、「流量異常で遮断」、「圧力異常で遮断」の4種類が予め設定され、記憶部6の記憶領域にはこれらの遮断事象に応じた4つの記憶領域が設定され、それぞれの記憶領域に対して所定の遮断事象を記憶させるようにしている。そして、記憶すべき新たな遮断事象が発生した際に、その新たな遮断事象と同一の遮断事象をすでに記憶している場合には、遮断事象に付加されている時刻情報のみを更新する。同一の遮断事象が記憶されていない場合、つまり過去に発生していない初回の遮断事象の場合には、遮断事象とその時刻情報とを記憶部6に記憶させる。
例えば記憶部の遮断履歴が図3(A)のような状態で記憶されているものとする。ここでは、上記4種類の遮断事象のそれぞれについて、遮断事象とともにガス流路21を遮断すべき遮断事象が発生したときの時刻情報が記憶されている。例えば、ガスメータを取り外した後に横倒しになった場合には、図3(B)に示すように、「横倒しで遮断」の記憶領域の時刻情報が、遮断事象が発生したときの時刻情報に更新される。この例では、予め定めた遮断事象ごとに記憶領域を有しているため、「横倒しで遮断」が連続して発生した場合にも、その遮断事象の発生ごとに時刻情報を更新可能である。
このように、本例の記憶処理により、ガス流路を遮断したときの時刻情報のみが更新されるので、一番最近に発生した遮断事象の確認を容易に行うことができ、かつ、他の遮断情報の履歴が消去されることがない。また、「横倒しで遮断」が連続して発生したときに、最初にガス流路21を遮断したときの時刻情報を更新し、その後の「横倒しで遮断」が発生しても時刻情報を更新しないようにしてもよい。この場合には、ガスメータが取り外されて最初に横倒しにされたときの時刻を判別することができる。
1…ガス流量計測手段、2…感震器、3…感震判定手段、4…送信手段、5…ガス遮断弁、6…記憶部、7…通信部、8…制御部、10…ガスメータ、20…外部通信機器、21…ガス流路。
Claims (5)
- 振動を検知して検知信号を出力する感震器と、
該感震器から出力された検知信号に基づいて流体流路を遮断すべき遮断事象が発生したか否かを判定する感震判定手段と、
該感震判定手段により前記遮断事象であることが判定されたとき、判定結果に応じて流体流路を遮断する遮断弁と、
前記感震判定手段による判定した遮断事象を遮断履歴として記憶する記憶部と、を備えた流量計において、
前記感震判定手段は、前記感震器から出力された検知信号に基づく遮断事象が、地震であるかまたは前記流量計が横倒しとなったものであるかを、予め定められた条件に従って判定し、前記記憶部は、前記地震による遮断事象と、前記横倒しによる遮断事象とを別の情報として記憶することを特徴とする流量計。 - 前記記憶部は、前記感震判定手段により遮断事象が発生したことが判定された際に、前記発生した遮断事象が地震である場合には、前記遮断履歴を更新して前記発生した遮断事象を記憶し、
前記発生した遮断事象が流量計の横倒しの場合には、該横倒しの遮断事象が、流体流路を最初に遮断したときの遮断事象である場合にのみ、前記遮断履歴を更新し、前記横倒しの遮断事象が、前記最初に遮断した以後に連続して発生した遮断事象の場合には、前記遮断履歴の更新を行わないことを特徴とする請求項1に記載の流量計。 - 前記記憶部は、前記遮断履歴として、前記遮断事象に加えて、該遮断事象が発生したときの時刻情報を記憶することを特徴とする請求項1または2に記載の流量計。
- 前記記憶部は、記憶すべき新たな遮断事象が発生した場合、該新たな遮断事象と同一の遮断事象をすでに記憶している場合には、前記遮断事象に付加された時刻情報をのみを更新することを特徴とする請求項3に記載の流量計。
- 前記感震判定手段は、前記予め定められた条件として、前記感震器からの検知信号が所定時間以上該感震判定手段に入力したときに、前記遮断事象が横倒しであることを判定し、前記検知信号が前記所定時間より少ない時間、前記感震判定手段に入力したときに、前記遮断事象が地震であることを判定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1に記載の流量計。
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Citations (2)
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JPH09145444A (ja) * | 1995-11-20 | 1997-06-06 | Yazaki Corp | ガスメータ並びにその衝撃検出方法及びその制御方法 |
JPH09318763A (ja) * | 1996-05-31 | 1997-12-12 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 感震装置 |
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2008
- 2008-03-11 JP JP2008060585A patent/JP2009216542A/ja active Pending
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